名作RAZOR'S EDGEリリース後のツアー中に イギリスで開催されたMONSTERS OF ROCK FESTIVAL の大トリを務めたステージの模様を収録した作品です。 久々の大ヒットアルバムの勢いとこれまでの円熟のライブパフォーマンスが 融合した、とても良質なライブアルバムです。 彼らの真骨頂はライブであり、しかもギミックなしのパフォーマンスと 演奏だけで観客を魅了するステージであり、その全てを網羅した傑作です。 彼らの名曲全てを網羅しているので、彼らの歴史を1枚で知ろうという方に もお勧め。
高傑作「ロックス」の次作であり、「闇夜のヘヴィロック」とともに、エアロ作品中マスト度高し!1曲目Draw In The Lineから、彼らならではのクリエイティヴなリフ・ロック・ナンバーでイケイケにさせてくれる。ブリティッシュ勢に負けないほどヘヴィなKings And Queensもイイ。実質このアルバムでエアロ前期は幕を閉じた、と解釈してもいいかも。
デビュー作も良かったが、エアロサウンドという意味においては2作目の本作品のほうが、ルーツと呼ぶにふさわしい音だと思う。 特に「SAME OLD SONG AND DANCE」「LORD OF THE THIGHT」「S.O.S」、YARDBIRADSのカバー「TRAIN KEPT A ROLLIN'」ではエアロ節が炸裂しまくっている。最近のエアロファンにも是非本作を聞いて欲しい。とにかくカッコイイ作品です。
72年発表の7作目。彼らの代表作であると共にハード・ロックの金字塔でもある定番中の定番。洋楽に興味がない人であってもSmoke on the waterのリフは絶対に聞いたことがある。ロックにおけるソロ・プレイの教科書としても有名であり、あらゆる音楽系の雑誌、理論書に引用されまくりの楽曲が多数収録されているのも特筆される。Highway Star,Smoke on the waterがすごいが全曲が代表曲。そして演奏も最高。70年代というオーラそのものを含んだ感動的な作品である。
最近ではメロディックヘヴィメタルというものが一つのジャンルとして確立されつつあるが、その原点はこのハロウィンであろうと思われるそしてこの「keeper of the seventh keys」こと「守護神伝第II章」こそがその確立を大きく躍進させた一枚であることに疑いはない。 特に一曲目の「Invitation」から「Eagle fly free」への流れは圧巻である。 現ガンマレイのヴォーカル兼ギタリストであるカイ・ハンセンのスピード感あふれる演奏に加え、今ではソロで活動しているマイケル・キスクの伸びやかなヴォーカルが心地よく、このCDの発売から既に13年以上の歳月を経てもなお古さを感じさせない。 そして、軽快なリズムで思わず口ずさみたくなってしまうような「Rise and Fallや「Dr.Stein」、迫力ある演奏が楽しめる名曲「March of time」やソナタアークティカもカヴァーした「I want out」を経て、10分以上もの超大作「Keeper of the seventh keys」で物語は幕を閉じる。 この重厚なストーリーは一度聞いたらやみつきになるだろう。 洋楽初心者の方にもオススメだが、このジャンルのファンだがまだ聞いたことのないという人がいたらぜひ聞いて欲しい一枚だ。
いつまでもキーパー、キーパー言ってる連中に対する答えとして、Keeper of the Seven Keys という タイトルをつけてきた、キーパーの頃のハロウィンとは全く別物の、アンディ・デリス加入後の ハロウィンです。アンディ加入後のハロウィンが好きなら文句なく最高傑作ですが、2枚組の大作と 言うこともあり、一部、だれぎみな曲もあります。 アルバム1枚で、曲を厳選した方がよかったかも。
人気の「POWER」、様式美メタル「KINGS WILL BE KINGS」、疾走チューン「BEFORE THE WAR」、A.デリスらしいバラード「FOREVER AND ONE」など80年代の名盤「守護神伝I&II」に勝るとも劣らない充実した内容。ドラマーのU.カッシュを含むメンバー全員がソングライターとしての能力を発揮している。捨て曲はいっさい無し。
アコースティック・ギターの音色で始まるイントロを持つWHEN THE SUN BURNS RED から幕を開ける5枚目。 ギターソロも前作に比べて充実、一本調子な退屈さも解消され、曲も良く練られているように感じる。 リフの力強さも幾分戻って来ているし、曲中でのメリハリの付け方が巧くなっている。 更に所々で初期の暴力性が垣間見えたりするのも面白い。 初期3枚が強烈だっただけに、ここ2作は大人しい印象を抱くが依然スラッシュ・メタル以外の何物でもないサウンド。
スラッシュの超名盤。メロディアスかつ複雑なソロはマーティの加入が大きい。そして 大佐も作曲、リフ、ソロともにパワーアップしてるし、ジュニアも相変わらず。新しく加入したドラムもなかなか。 Holy Wars、hangar 18、Take No Prisoners 、TORNADO OF SOULSなど名曲がずらり。
ScorpionsでVirgin Killerにならんで最高傑作と名高い。このアルバムでついに全米制覇をなしえた。 Black Outの強烈なリフで「おーっ! か、かっこえー!!」 No One Like Youはまさに官能的なギターから始まる日本人好みの歌メロ。 Now!は自然と頭を振ってしまう。 そしてラストのWhen The Smoke Is Going Downは濃密なバラード。 たまりません。ラストのバラードでクールダウンするどころか、鳥肌で余計に気持ちが高ぶります
「Blackout」と並ぶ中期SCORPIONSの傑作であり、米国でも大いに売れた作品です。良い意味でとても聴きやすいHARD ROCKだと思います。クラウスの歌うバラードは何れも涙モノですが、このアルバムにはとっておきの「Still Loving You」が含まれています。もちろんROCK YOU LIKE A HURRICANEも最高です。