不気味なジャケ、いかにも、なタイトル、あとはこれがメタルじゃい!という楽曲群があれば完璧であったのだが。肝心のそれが伴わなかった89年の彼らのアルバム。決して失敗作ではナイヨーと言っておきます。ただ、初期作品のメタメタしさとは打って変わってメジャー志向の、ロックンロールをベースにした楽曲が中心になっています。傾向としてそれは徐々に表れて来てはいたのですが。とうとうメタルではなくなってしまいました。なにやらスレイドのmama,we're all crazy nowのスペイン語カヴァーもやっちゃってます。もうノリノリ路線。初期のマイナー臭ぷんぷんの正統派メタルな彼らに惚れた自分にはちょっと残念でしたが、楽曲もそんな悪くないし、おっ!ってなる曲もありました。まだまだメタルにも未練がありそうな曲もあります。全体としてみるとマイナー中のマイナーです。この作品から聴き始めるのはお勧めしませんが、なんか、ときどき聴きたくなる独特の味のある作品です。
2009年リリース、5thアルバム。彼らの代表曲のUp In The Skyのセルフカヴァーなどが入ってます。イモです。ごめんなさい。でもなかなかいいんだわなー、そういうところが。うーん。メタルといえばメタル。以下インターネット上で見つけた情報を引用↓ Return Of The King 01. われわれが大韓民国だ 02. ためぐちするな(Radio Edit) 03. Up In The Sky 04. 生きる価値の世の中 05. In My Life 06. 主演俳優 07. 子供たちよ 08. ためぐちするな(Original Version) 09. 生きる価値の世の中 (Original Version)
スペイン出身の正統派メタルバンド。結成は1978、つまりかのBaron Rojoなんかと同世代です。90年代に解散したものの、再結成して今も活動中です。初期はバリバリのメタルをこなしていましたが、次第にR&R色が強くなっていきます(といってもしっかりメタルに軸足を据えた感じはあります)。音楽性は初期作品はNWOBHM的で、Jaguarとかディアノ時代のメイデン、さらにはHail to Englandくらいのマノウォーにも似た雰囲気があります。特にファーストは、スパニッシュメタル屈指の名盤の一つです。アマゾンでめちゃ安くで輸入盤が買えます。