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A.C.T - Last Epic ★★ (2003-02-01 16:19:00)

↑の定ちゃんの書き込み読んで買ってみました。
Voの声質も個性的だし、何より美しいメロディが盛りだくさん!
~的と表現するのが難しい音楽性ですが、優しいポップ味溢れるメロディと独特の曲展開が絶妙にマッチしてます。あえて近いのをあげるとROBBY VALENTINEの初期の頃のアルバムには似てるかも。コーラスワークやオーケストレーションはもしかしたらQUEENの影響を受けてるのかな?
耳に優しいメロディを求める方にはオススメ。


ABSTRAKT ALGEBRA - Abstrakt Algebra - Shadowplay ★★ (2001-08-06 23:07:14)

ダークな疾走曲にマッツ・レヴィンの男らしく熱いVoが乗ります。
元CANDLEMASSのライフ・エドリングのバンドなので、やはりダークな曲が多いです。でもあそこまでおどろおどろしくないし、かったるくないです。方向的にはCANDLEMASSの個人的超名曲「Dying Illusion」と同じような方向性の曲です。
マッツのVoはTREAT、SWEDISH EROTICA、YNGWIEのバンドで聴けますが、このバンドでの歌唱が個人的には一番好きです。インギーと組むと聞いた時は「おっ、ナイス選択」と思いましたが、思ったよりも熱くなくてちょっと残念でした。嫌いじゃないけどね。
音楽性と全く関係ないジャケットが今は笑えるっす。


ACCEPT ★★ (2001-09-03 23:48:00)

ACCEPTかー。このバンドでは思い入れのあるアルバムって実はないんですよね。ボクがHMを聴き始めた高校生時にはすでにこのバンドはなく、U.D.Oの「MEANMACHINE」を聴いて「なんじゃこのしゃがれまくりの声はぁぁぁ!でも曲がかっちょいいし、曲調にはぴったりだぁぁぁ!」と思ってました。だから実は大学入ってから後追いで聴いたバンドなんです。1枚挙げるとすれば、「STAYING A LIFE」じゃないでしょうか(反則かな?)長い活動の中で、それぞれの時代、アルバムに良い曲が散らばっているので、それらの曲を満遍なく聴いてやっとこのバンドの良さってわかってくると思うんですけど。
93年に復活しましたが、あまりいいアルバムは出せなかったですね。来日公演は行きました。すごいカッコ良かった!!それは過去の名曲をほぼやってくれたからですね。
ACCEPTはライブバンドです。ライブ見てなんぼだと思うので、アルバム何枚かだけを聴いて判断して欲しくないですね。U.D.Oもすごい好きなバンドだったので、マティアス・デイートを加入させて復活して欲しかったです。そしたらマジックは起きたかも!!


ADAGIO - Sanctus Ignis ★★ (2001-12-27 01:45:00)

バロック音楽ファンには堪らない至福の時間を与えてくれる一枚。ネオクラ オブ ネオクラ!!
VoはPC69のデヴィッド・リードマン、KeyはMAJESTICのリチャード・アンダーソン、DrはELEGYのダーク・ブルイネンバーグと、スーパープロジェクトの様相ですが、このメンツを取り仕切るのがステファン・フォルテなる無名G。だが、この彼のGセンス、クラシックセンスがズバ抜けてこの手のHMとの相性がいい!個人的な印象としては、クラシカルなアレンジをしたHMというよりは表現方法がHM的なクラシックといったイメージの方が近いです。
一番驚いたのはD・リードマンの歌唱。PC69での湿り気を帯びた哀愁漂う歌唱でなく、正にネオクラ然とした堂々としたその歌いっぷりは見事の一言に尽きます。それに拍車をかけるようにツボな音色で悶絶フレーズを要所で決めてくれるR・アンダーソン、そして流麗なソロや一音一音がはっきり聴こえる歯切れのよいリフを聴かせるS・フォルテのプレイも逃せません。
確かB!誌では大した点ついてなかった記憶がありますが、(でも調べたら82点ついてた)これは買いでしょう!同じくスーパーなメンツで制作されたM.ボールズやV・クープリのRING OF FIREと比較しても明らかにこちらの方がネオクラ心を満たしてくれます。


ADAGIO - Sanctus Ignis - In Nomine... ★★ (2001-07-09 13:56:22)

リードマン、やれば出来るじゃないか…。
プロジェクトで終わらずに存続していってほしいなあ、このバンド。
無理か。


ADAGIO - Sanctus Ignis - Panem et Circences ★★ (2002-06-25 02:15:15)

荘厳なイントロで幕を開け、クラシカルでありながらヘビーに刻まれるメタルリフ。これってどこかで聴いたことあるなーと思ったら、3rdの頃のSYMPHONY X(というよりはあの頃のマイケル・ロメオ)に似てる…。パクリではなく、表現法が似てるだけだと思うけど。
それにしてもデヴィッド・リードマンの歌唱は素晴らしい!見事にこの曲調にマッチしてる!


ADAGIO - Underworld ★★ (2003-09-23 08:31:00)

前作「SANCTUS IGNIS」はネオクラシカルHMとしての名盤でしたが、2ndとなる本作では若干の方向転換がされた感じ。
メンバー的にもネオクラ権化のリチャード・アンダーソンが抜け、無名のKey奏者が加入しており、彼の味が加わった結果なのかな?前作で顕著だったネオクラシカル・シンフォニックさよりも映画音楽的な壮大さや、ピアノを用いての純クラシカルさが目立つ作風になってます。中盤の荘厳なコーラスパートはいやでも大作映画のサントラを彷彿とさせます。
ここでもデヴィッド・リードマンは見事な歌唱を聴かせてくれますが、楽曲が大仰になり過ぎたのか、歌メロ自体があまり目立たないつくりに感じました。その要素もあってか、前作と比較するとHM的な昂揚感が少し弱まったかな。あくまでも比較論ですけど。
個人的には最も注目してるバンドの一つであるフランスのブラックメタルバンド、ANOREXIA NERVOSAのVoがゲスト参加してるということでかなり期待してたんですが、味付け以上の役割ではなかったみたいです。残念。
それにしてもこれだけの楽曲を作ったステファン・フォルテは凄いですね。ギタリストしてだけでなく、コンポーザーとしても評価されるべきでしょう。


ADAGIO - Underworld - From My Sleep... to Someone Else ★★ (2003-09-23 08:35:30)

ピアノの不気味な調べからSYMPHONY X風のギターリフへの展開、そしてブラストかましながらヒステリックなデス声が…。
このイントロを聴くだけで一聴の価値あり!


AFTER FOREVER - Decipher ★★ (2001-12-01 04:26:00)

新譜感想でも書きましたが、改めて書いてしまいます。
荘厳な曲が好きな方、女性ソプラノVoが好きな方、宗教的コーラスが好きな方、シンセが踊り舞うダークな曲が好きな方、そして何よりNIGHTWISHが好きな方、超オススメです。
個人的にはNIGHTWISHというバンドは、ここ何年かで出てきたバンドの中では最も個性的で最も心の琴線に触れてくる音を出すバンドだったので、ある意味孤高の存在だったんですが、こんなに早くフォロアーというか、似た感じのイメージの音を出すバンドに出会えたことに喜びを感じます。
音楽性が似ているだけでは単なるパクリになってしまいますが、メロディラインやKeyの使い方に個性を感じます。またそのシンフォアレンジの緻密さも評価していいと思います。とくに⑪の間奏部分などはマジで鳥肌立ちましたよ。
輸入盤なので専門の店とかに行かないと置いてないかもしれませんが、もし見つけたら是非レジに持っていってみてください。至福の55分があなたを待っています。


AFTER FOREVER - Decipher - Forlorn Hope ★★★ (2001-12-26 05:22:08)

年末も迫った時期に購入したCDに本年度のBest Tuneがかくれていました。
アルバムの最後の曲なんですが、イントロのシンフォニックな展開を聴いた瞬間にもう失禁寸前。そこに入ってくるダークな雰囲気を湛えつつも力強さと色っぽさを兼ね備えた見事なオペラティック・ソプラノVoが、物悲しくも大仰なメロディを歌い上げてくれます。
そして展開も目まぐるしく、息をもつかせぬ展開とは正にこれでしょう。6分ほどの曲ですが、あっという間に過ぎてしまいます。途中に入るデス・ヴォイスが若干蛇足な気もしますが、そんな些細なことなど気にならないほど、他の部分の出来がよい!特にラスト近くで最後のコーラスに行く手前の展開部分と、まさに曲の最後を締める彼女の叫びが堪らなくボクの心を揺さぶります。
こういう曲に出会えるとまた期待してCDを買う気にもなれるってもんです。このCD見かけた方は是非一度聴いてみてくださいな。


AFTER FOREVER - Prison of Desire ★★ (2002-01-28 01:13:00)

順番は逆になりましたが、彼らの1stを聴きました。
全体的な雰囲気は2nd「DECIPHER」と似ていますが、比べるとこちらの方が正統HM的な要素は少ないです。が、男声の引きずるようなデスVoの比率も高く、逆にデスメタル的な疾走パートもところどころあるため、オペラティックなゴシックメタルとデスメタルの中間といった趣です。ただし、その魅力の核であるはずのオペラティックな部分とHM的な部分が分離してしまっているというか、別々のモノを無理やり一緒にしてしまっている印象があります。展開や装飾がやや強引というか…。
とは言ってもNIGHTWISHタイプのクラシカルなゴシックなので、聴き所は多いです。とにかくこの雰囲気に弱いんだなー。このスタイルの音楽をやってくれているってだけで許せてしまう…。


ALCATRAZZ - No Parole From Rock'n'Roll - Hiroshima Mon Amour ★★ (2001-07-12 23:59:26)

いやー、かっこいいですねえ。基本的にグラハムのVoに対するボクの感想は「暑苦しいなぁ~」なんだけど、この曲はいい方に転んでますね。熱いけど苦しくない。そして何よりこの曲はイントロが好き。中間英明のソロってこんなじゃなかったっけ?


ALL ABOUT EVE - All About Eve ★★ (2002-05-07 02:29:00)

ツボにはまりました。どうやら私は女性Vo&メロディ愛好家のようです(笑)
この可憐で美しい女性Voはかなりいいですね。HMとは距離のある作品だと思いますが、BLACKMORE'S NIGHT、3RD AND THE MOTAL、WITHIN TEMPTATIONなんかと近い音楽性だと思いますが、左記のバンドよりも個人的には琴線にふれる部分が多かったです。


ANGRA ★★ (2001-09-04 08:45:00)

ANGRAを最初に聴いた時の感動は今でも覚えてます。大学時のHM友達と「ANGELS CRY」を買って、友人宅のいいステレオで大音量で“Carry On"が流れてきた時の衝撃は極大で、二人でガッツポーズの連続でした。
VIPERでアンドレ・マトスが示したクラシックとHMの理想的な融合に感銘を覚えていただけに、ここまでその方法ロンを高いレベルで実現してくれたのがうれしい誤算でした。“嵐が丘"のカバーがこんなにハマるHMバンドは他にないでしょう。よく言われるアンドレの高音で裏返る唄い方も、個性の一つと考えれば気にならないし。
この1stのインパクトがあまりに強かったためか、その後「HOLYLAND」「FIREWORKS」とブラジルならではの民族性を強調したエキゾチックなHMを提示しましたが、1st程の支持は得られなかったようです。個人的には3rdは非常に質の高いHMアルバムの名盤だと思います。“Lisbon"なんか名曲ですよ。決してクラシックっぽさだけが特徴のバンドじゃなかったです。
残念ながら分裂してしまいましたが、それぞれに頑張って欲しいですね。
蛇足ですが、ギタリストが例えばイングウェイのフレーズ借用すると「パクリ」と言われるのに、クラシックから引用しても「パクリ」じゃなくて融合とかって言われるのはどうしてなんでしょうね?


ANGRA - Angels Cry ★★ (2002-03-16 03:30:00)

アンドレ・マトスがVIPER時代から暖めていたクラシック音楽とHMの融合を恐るべき完成度で具現化した奇跡的な1枚。イントロに続く悶絶モノのキラーチューン“Carry On"に誰もがノックアウトされたでしょう。
ネオクラシカルではなく、あくまでも古典的クラシック音楽と現代的HMを結びつけた点が画期的でした。モチーフとしてかなり有名な曲(パガニーニの「「24のカプリース」だったり、ヴィバルディの四季「冬」だったり)の有名なフレーズを大胆にアレンジして取り込んでいるあたり、確信犯的ではあるけど、それがHM的なカタルシスに昇華出来ている点が賞賛に値すると思います。t
祖国ブラジルの民族的なリズムを取り入れたり、ケイト・ブッシュのカバーをしたりと楽曲のバラエティも豊富ですが、不思議と散漫な印象は無く、アルバム1枚しっかりと芯が通っているように感じますね。
アンドレの裏返る歌唱法が気になる人多いようですが、個人的には全然気になりません。ありきたりな一本調子のハイトーンでなく、線は細いながら女性的で繊細なその歌唱はバンドの個性の一つであり、好感持てました。
歴史的な名盤。一家に1枚は必ず!!


ANGRA - Fireworks ★★ (2001-11-24 18:55:00)

非常に質の高いアルバムだと思います。確かに第2の「ANGELS CRY」、第2の“Carry On"を求めつづける人たちからはあまり支持を得られなかったと思いますが、楽曲の質はまるで落ちていないです。
音楽性は確かに拡散してるというか、あまりに色んな要素を詰め込み過ぎてアルバムとしての統一感に欠けたという感は否めないですが、それぞれの曲が良質のメロディを持っていたので逆にボクにはマンネリに感じられずに素直にいい音楽として聴きこめました。
「REBIRTH」で再評価されているANGRAですが、この成功に味をしめて次も同じようなアルバムを出してくるようならちょっと考え物ですね。「REBIRTH」は間違いなく名盤だと思いますが、ある意味過去の遺産を少し使った作品だと思うので、次は是非以前のANGRAがそうだったように新しい要素を取り入れて言って欲しいです。


ANGRA - Holy Land ★★ (2002-03-17 07:16:00)

衝撃の1stの興奮冷めやらないうちにリリースされた2nd。
“クラシック風味"は残しつつ、自らのルーツであるブラジルの民族色(特にリズム)を大胆に取り入れたことにより、オリジナリティとアイデンティティを前面に押し出してきました。基本的な路線は踏襲しつつも、個人的には疾走曲の魅力がイマイチなのも確か。前述の民族色が濃く、HMアルバムとしては異色な仕上がりだと思います。1stのような噎せ返るようなクサさのメロディはちょっと影を潜め、ある意味プログレ的ともいえる不思議な曲展開に違和感を覚えた人も多かったのでは?とにかく「リズム」に重きをおいた作品だと思います。個人的には④“CarolonaⅣ"などは1stに無かった新たな魅力が詰め込まれた名曲だと思います。
まあ初めての人は「ANGELS CRY」か「REBIRTH」を先に聴いた方がいいのかも。


ANGRA - Holy Land - Nothing to Say ★★ (2002-06-25 01:57:00)

この曲、今までは大した曲じゃない、なんて思ってました(汗)
先日ライブでエドゥがこの曲を熱唱する様を目の当たりにして、
そして次第にノリノリになってくる自分に驚き、
「あ~、こんなにかっこいい曲だったんだ~」と実感。
ライブ映えしますよ、この曲。


ANGRA - Hunters and Prey ★★ (2002-05-22 11:19:00)

未発表曲が多いので単なる企画盤で終わる内容ではありません。
①“Live And Learn"は個人的には“Nova Era"よりも全然魅力的な疾走曲です。“Nova Era"はちょっと“Carry On"を意識しすぎた曲だと思うので…。
他の曲もANGRAらしいリズムとメロディの心地よい融合が楽しめます。来日公演直前の発表なんだから、どうせなら“Number Of The Beast"のカバーも入れてくれればよかったのに…と思いましたが。
いやーライブが楽しみになってきた!


ANGRA - Hunters and Prey - Live and Learn ★★ (2002-05-23 12:21:34)

“Carry On"・“Nova Era"とは一味違うタイプ疾走曲。
クラシカルな要素はあまりなく、より正統派なHMです。Gリフにハネるようなリズムがあり、「これぞ新世紀のANGRA!」って感じの曲に仕上がってます。
エドゥ・ファラスキのVoも、アンドレ・マトスとは違う感情表現をしていて、ここにきて彼本来の魅力がやっと開花してきたように思いました。やっぱり歌上手いっすわ。
個人的には新生ANGRAにふさわしい曲だと思いますが、復活を印象付けるにはやはり1曲目は“Nova Era"で良かったのかな。


ANGRA - Rebirth ★★ (2001-10-28 03:20:00)

REBIRTH(再生)のタイトルに偽りなし。ANGRAは見事に再生した。
バンドの音楽的支柱と思っていたアンドレ・マトスがリズム隊と共に脱退、残ったキコとラファエルの2人のGがバンドの名を継ぎ、新Voに元SYMBOLSのエドゥ・ファラスキを迎えての4th。
音楽的には「ANGELS CRY」に最も近い作風でありつつ、1st~3rdまでの音楽性をほどよくブレンドした感じ。2nd,3rdでの音楽性の拡散(悪い意味ではなく)を、1stにあった、クラシカルでありつつあくまで正統なHMバンドとしての整合性に収束させたっていうイメージですね。でもやや消化不良気味に感じてたブラジルの民族音楽っぽさも、これまでよりスムーズに溶け込んでる感じがします。まあ露骨にリズム取り入れるのはSEPULTURAにお任せってことで。
驚いたのが、Vo・リズム隊がチェンジしてるに関わらず、一聴してANGRAとわかる楽曲を見事にそろえてきたこと。2人のGの少しパーカッシヴに疾走するGリフや、流麗なリードプレイは、まさしくボクらの知る“あの"ANGRAそのもの!先入観無しに聴いても絶対ANGRAってわかったハズ!
エドゥのVoも、表現力・声域とも申し分なし!アンドレの声をひっくり返す歌唱法が気になる人多かったみたいですが、個人的にはあの女性っぽい繊細な表現力が好きだったので、エドゥのSYMBOLSでのやや硬質なハイトーンVo、実は不安でした。がその不安も杞憂に終わりました。あえてアンドレっぽく歌ったそうですが、その歌唱力の柔軟さはアンドレ以上かもしれません。これだけバラエティに富んだ楽曲を見事に消化して歌いこなしてます。これはライブが楽しみかも!
あえて難癖をつけるとすると、必要以上に「ANGELS CRY」の影を感じさせることくらいかな。Voのアンドレっぽさもさることながら、アルバムの中の曲構成とかも似てますよね。“VISIONS PRELUDE"なんてモロ“MOONLIGHT"~“LASTING CHILD"路線の曲ですよね。でもこの質の高さの前にははっきり言って大して気にならないです。
最高のバンドが最高のアルバムをひっさげて帰って来た!ANGRAバンザーイ!!


ANNIHILATOR - Never, Neverland ★★ (2001-07-13 00:20:00)

このアルバム聴いて、すごい興味をもちました。結構複雑なことやってるな~って。でもスラッシュとは思わなかったなぁ。コバーン・ファーのVoがすごいハマっててそこが気に入ったので、遡ってOMENのアルバム(確か海賊盤でめちゃ高かった!!)を聴いてみたものの、なんかあまりピンと来なかったなあ。そして次の「SET THE WORLD FIRE」も全く違うバンドになってしまっていてこれまた悲しかったなあ。


ANNIHILATOR - Set the World on Fire ★★ (2004-10-22 01:41:00)

発売当時、前作までの個性有りまくりのスラッシュ路線からのあまりの逸脱に、「軟弱化した!」と決め付けてました。が、後に名曲が多いアルバムと再評価するに至りましたー。
確かに一聴して耳に残るのは“Phenix Rising"“Sounds Good To Me"といったソフト路線の曲ですが、“No Zone"のような正統派の曲や最後にかましてくれた狂気の1曲“Brain Dande"といった佳曲もあり、聴き応えのある1枚。


ANOREXIA NERVOSA ★★ (2003-09-23 08:45:00)

個人的には次作が最も気になるバンドの一つです。
捉え方は人それぞれだと思いますが、これはデス・ブラック系においての完成形の一つじゃないかと錯覚してしまうほど凄いバンドです。
VoがADAGIOにゲスト参加したり、次作での日本盤発売の噂があったりと、やっとこのバンドに日の目があたり始めたかな、というところでしょうか。
輸入盤しか出てないし、一般のお店では扱いも無いと思うのでそう目にかけることもないと思いますが、是非聴いてもらいたいバンドです。
言葉は悪いですけど、B級のショボいメロスピ聴いて「最強!」とか連発してる人たちに聴かせてあげたいです。目からウロコの1枚だと思いますヨ。


ANOREXIA NERVOSA - Drudenhaus ★★ (2002-05-28 22:45:00)

どうやら2000年リリースの彼らの2ndらしいです。
3rdとほぼ同じ方向性の凄まじいシンフォ・ブラックです。
厳かに楽曲を盛り立てる劇走シンセは、もはや装飾などという陳腐な表現では言い表せない怒涛の勢いで突っ走ってます。こんなに攻撃的にシンセを使うバンドは他に知りません。
そして相変わらずヒステリックに喚き散らすVoもまたこの凄まじいテンションを持続させることに貢献してます。そう、彼らの魅力の一つはアルバム1枚通してのテンションの高さなんですよ。アグレッシブでありつつ、ここまでのハイテンションをアルバム単位で持続させてるのはSLIPKNOTとSTRAPPING YOUNG RATくらいかな。
傑作!(個人的には)


ANOREXIA NERVOSA - New Obscurantis Order ★★ (2002-01-24 02:16:00)

最近購入して、実はすごいヘビーローテしている一枚。フランスのブラックメタルバンドの3rdです。
これまでにもデスメタルなのに非常にシンフォニックで美しいアレンジをしているバンドはいくつかありました。効果的なシンセサイザーでドラマティックさを演出したEMPEROR、生の弦楽カルテットを上手く活用して独自の空気を作り上げたDARK LUNACY、シンフォアレンジがとにかく大仰に展開を煽るDIMMU BORGURなど…。しかしこの“神経性拒食症"という意味の変わった名前のバンドはそのどの方法論にも当てはまらない画期的な方向性を提示してきました。
大仰で超派手派手なKey/シンセが導入されてますが、驚いたのはこれらのKeyが味付けに終わらずに、凄まじい速さで突っ走る他の楽器と一緒にユニゾンで凄まじい勢いでドラマティックに疾走していくスタイルです。これはかなり衝撃的!
とは言っても、実はどんな人にもオススメできる代物でもないんです。まずVoが凄まじいデスVo!いやー、最近はメロデスとかゴシック寄りのデスメタルばかり聴いていたので、久しぶりにガツンとやられました。とにかく苦痛とか憎悪とかそういう全ての感情を吐き出すかのような咆哮は凄まじいの一言。
音質が若干篭り気味なのと、アルバム1枚を通して聴くとイマイチ起伏に欠けている点が残念。あえて例えるなら、CRADLE OF FILTHとBAL-SAGOTHとAPOCALYPTICAを足して3で割ったバンドで、今さら変声期を迎えてギャアギャア声が出なくなったダニ・フィルスがVoとるといった感じです。(我ながら強引すぎるなぁ)
かなり強烈な1枚でした。とてもじゃないけどデス初心者にはススメられません。


ANOREXIA NERVOSA - New Obscurantis Order - Châtiment de la Rose ★★

凄まじい勢いで突っ走るシンフォ・ブラックの名曲。
確かにVoはヒステリックに喚いてるし、凄まじいブラスト・ビートも正直耳が痛いこともありますが、それと一緒に突っ走りまくってるシンフォKeyが凄過ぎ!!
聴き終わった時には、凄まじい>大波に飲まれてそのままぐちゃぐちゃにひっかきまわされたけど無事に生還した時のような気分が味わえます。


ANOREXIA NERVOSA - Redemption Process ★★ (2004-10-26 22:02:00)

2年間待ちに待ったANOREXIA NERVOSAの新作。4thにしてついに本邦デビューと相成りました。
CDをトレイに乗せると、出だしの“The Shininng"からしてブチ切れモード全開!大波に飲まれるかの如き音像の渦に巻き込まれること請け合いです。2nd「DRUDENHAUS」、3rd「NEW OBSCURANTIS ORDER」の延長線上にあるこの作品、荘厳さや禍々しさ、そしてHM的な攻撃力が全て増しています。が、それと反比例して前作までにあった、“紙一重の狂気"みたいなモノは薄れてしまったように感じました。個人的にはその狂気の要素こそがこのバンドの魅力だったので、その点は少し残念です。より普遍的なシンフォニックブラック(そんな定義があるかどうかも疑わしいですが)に近づいて唯一無二の個性を失ってしまうのは惜しい!
とは言ってもシンフォニックな要素をここまで攻撃的に用いるバンドはそういないと思うので、独自の路線を貫いて欲しいです。よく引き合いに出されるCRADLE OF FILTHやDIMMU BORGIRなんかと一緒に来日してくれたら是非観に行きたいです。
日本盤ボーナストラックのXのカバー曲“I'll Kill You"ですが、元曲を聴いたことないので比較は出来ません。少なくとも違和感なくアルバムに収まってると思います。が、よく聴くとこの1曲だけメロディがメジャー進行してるのがちょっとだけ気になってきました。Xファンの方々はこの曲どう思うんだろう?


ANTHRAX - Among the Living ★★ (2002-08-25 03:39:00)

前作の正統派HMとスラッシュのいいトコを凝縮したような作風から一転、ハードコア色をぐっと強めていわゆるクロスオーバー的な要素でスラッシュの進む新たな方向性を示した1枚だと思います。メロディの質が前作が良く練られたものだとすると、今作に収められているのは非常にぶっきらぼうです。その突き放したような雰囲気を上手く消化して自らの個性としているのがスゴイ!スラッシュメタルの四天王と呼ばれたり、スラッシュメタルの一つのオリジネイターたる存在になるきっかけになった1枚です。とにかく音のボトムが個性ありすぎ。ここまでザクザク歯切れのいいリフを連発するバンドはそうはいなかったはずです。
“Caught In The Mosh"“Indians"は名曲でしょう!個人的には“N.F.L."も思い入れがありますが…。


ANTHRAX - Persistence of Time ★★ (2002-08-25 03:27:00)

ANTHRAXは4thの「STATE OF EUPHORIA」の頃までは、何を言われても「おいおい、オレらはANTHRAXだぜ!!」と半ば冗談っぽくいなしてきたイメージがありましたが、このアルバムでの彼らは本気の「怒り」の表現をしてきたように思いました。発表された90年という時代もあってか、全体が怒りに満ちた雰囲気を持っています。
冒頭から6~7分の曲を連発し、そのどれもが怒気をはらんだアグレッシブな曲で、聴き手に息をつかせる暇を与えません。それまでにあったおふざけ的な要素を排除して本気のアグレッションを叩きつけた1枚です。
ただしその攻撃的なテンションが高すぎるのと、一切の妥協無しに怒りの表現をしている点から、それまでの彼らにあった「スラッシュなのにとっつきやすい」というANTHRAXならではの個性を消してしまった1枚だと思います。名盤とは思いますが、ANTHRAX初心者の方は他のアルバムから先に聴いた方が無難かもしれません。


ANTHRAX - Spreading the Disease ★★ (2001-11-24 18:46:00)

ANTHRAXの最高傑作!というと語弊があるかもしれませんが、個人的には一番好きです。単なるスラッシュメタルではなく、ジョーイの上手いVoもあって、正統HMとしても名盤だと思います。あまりに特徴的なスコット・イアンのザクザクゴリゴリしたリフは耳に心地いいです。`ジャッジャカッジャカ'っていうリズムが耳残りがめっちゃいいんですよね。この一枚がボクのHM観に与えた影響はかなり大きいです。
③“Madhouse"、⑧“Medusa"はHMとしての名曲、⑨“Gung-Ho"はスラッシュメタルの超名曲です。最近のANTHRAXを聴いてミクスチャーっぽくて敬遠してる人がいたら騙されたと思って聴いてみてください。⑦“Armed And Dangerous"なんてかなり正統派な曲だと思いますよ。


ANTHRAX - Spreading the Disease - Armed and Dangerous ★★ (2002-05-07 02:00:12)

シングルCDを購入したので改めて聴きましたがいい曲だな~と再確認。
クリーントーンのアルペジオ、そしてジョーイの憂いを帯びた美しい歌唱から始まり、一転激しいリフ展開の曲へ変貌する。その静と動の対比が見事である。
そして何よりもスラッシュメタルと呼ぶにはあまりに正統派な楽曲、曲展開、歌メロ。スラッシュ四天王の中でも異彩を放っていたANTHRAXならではの魅力を放ってる名曲だと思います。それもこれも歌えるボーカリスト、ジョーイ・ベラドナがいたおかげだと思います。


ANTHRAX - Spreading the Disease - Gung-Ho ★★ (2001-08-24 02:51:28)

この曲はとにかく速い!チャーリーの凄まじく疾走するドラム、スコットの主張しまくりのリフ、そしてそれを支えるフランクのベースと、それを鮮やかに彩るダンの流麗なギターソロ…それらが劇的に組み合わさって、こんな首の振り甲斐のある曲になりました。速いだけでなく特徴的なメロディが印象に残ります。


ANTHRAX - Spreading the Disease - Madhouse ★★ (2002-09-14 01:16:10)

Oh! So They Claim~♪ジャーンラジャラジャララ~
って続きますよね。
基本的に私はアルバム単位でオススメをしています。アルバムを購入すれば聴いてもらえると思うので。
そんなことはさておき、初期ANTHRAXのアンセムともいえるこの1曲。オススメじゃないわけがありません!
この切れ味鋭いリフを存分に味わってください!


ANTHRAX - Spreading the Disease - Medusa ★★ (2001-07-09 13:37:43)

このころのANTHRAXって、確かにスラッシュだったけど、ジョーイ・ベラドナがメロディを歌えるVoだったから、スラッシーなだけじゃない名曲が結構ありますよね。これなんか代表だと思う。スコットのほんとザクザクしたリフがメチャ気持ちいい!!
一緒に叫ぼう!めでゅっさーーーーー!!


ANTHRAX - State of Euphoria ★★ (2002-08-25 03:30:00)

正にスラッシュ/ハードコアがクロスオーバーした1枚。
クロスオーバーとは言ってもあくまでもHMの範疇で、根底にあるのはザクザクしたリフをメインしたスラッシュ寄りのアグレッシブなHMです。前作「AMONG THE LIVING」から感じられたHM以外の音楽の要素を濃くしてます。が、意外にこれが上手く融合している。KOZYさんも書いてらっしゃるように、メロディがかなりひねくれてますね。全体的にシニカルな印象があるのはそのひねくれた展開や人を小馬鹿にしたような曲の内容によるのかもしれません。
“Now It's Dark"や“Schism"のようにハードコアとHMの混ざり合った曲を魅力的に聴かせるあたり、このバンドの持つ音楽性の懐の広さを感じます。
ぐだぐだと能書きたれましたが、このアルバムは体で感じる要素が多いので文字ではその魅力が伝わりづらいです。機会があれば是非聴いてみて下さい。


ANTHRAX - We've Come for You All ★★ (2003-03-01 02:54:00)

慣例に従い(笑)、最初に断っておくと、私はANTHRAXの元ファンです。
というのも、ジョーイが抜けた後のANTHRAXはあまり思い入れが持てなくなったからなんですけどね。
今回も軽い気持ちで試聴機のこのアルバムをまさに“試聴"するつもりが1曲目の勢いにつられて購入しました。
Voがジョン・ブッシュに交替して早10年、やっと今作で彼の魅力に気付けました。歌唱の幅が広いですね。ジョーイ在籍時代の後期の彼に近い歌い方も有れば、ジェイムス・ヘットフィールドを彷彿させる歌唱(④など)もあり、今風のニューメタルっぽい歌い方も出来る。ANTHRAXの、というよりはジョン・ブッシュに対する評価が一変したアルバムでした。
内容的には昔の彼らを思い起こさせるような曲もあり、そんなに期待していなかった(失礼!)だけに結構楽しめました。ただ残念ながら「これだ!!!」っていう突出した曲は見当たりませんでした。以前と同じ音楽性は望むべくもありませんが、もう少し曲にフックがあればこの路線でも対応できそうな気配があるだけに、ちょっと惜しいです。
ANTHRAXは10代後半の頃にもっとも熱狂したバンドの一つであるだけに、これからも頑張っていって欲しいもんです。


ARCH ENEMY ★★ (2002-03-19 01:08:00)

行ってきました、本日のライブ。
まずは一言言いたい。

「あんなちっちゃいライブハウスでやるなーーーー!!!!!」

原宿のア○トロホールってとこだったんだけど、あまりの狭さと人の密度の濃さに幻滅。これまであまり小さな会場でのライブって行ったことなかったから、そうじ感じてしまっただけなのかなぁ…。だって赤坂BLITZで演った後でしょ?本人達はどう思ったんだろう。とにかく音の分離が悪く、よく聴き取れませんでした。1曲目の“Enemy Within"なんて冒頭のピアノ以外ほとんど轟音にしか聴こえなかったし。もっといい会場で見たかったなぁ…。(関係者の方いたらスミマセン。でも率直な感想なので)
ここからは内容について。
とにかく興味はアンジェラねーさんがどんなパフォーマンスを見せてくれるのか。いやースゴかったっすよ、あの絶叫ぶりは。MCは麗しい普通声なのに、曲名は必ずデス声で絶叫するため、始まるまで何の曲だかわかんない(笑)とにかく、実力はアルバム通り…というか、凄まじい咆哮を目前で見ると、迫力でアルバム以上に聴こえます。実際、ヨハン・リーヴァ時代の曲も彼のアルバムver.に劣らない良い出来でした。(“Silverwing"なんて最高!!)
そして生で聴くアモットBros.の奏でるGの美しいこと!!Gの音は結構しっかり聴き取れたので、慟哭とも言える二人のGプレイは圧巻でした。そして凄まじい存在感を発していたのがBのシャーリー・ダンジェロ。残念ながらBの音あまり聞こえなかったんだけど、そのたたずまいというか、発散している禍々しいオーラが凄かった(笑)そして見事なスティックさばき・パワフルな足さばきとプリティな顔のアンバランスが妙のダニエル・アーランドソンもいい仕事してました。
ちょっと気になったのがアンジェラねーさんの形相。歌ってる時やMCで微笑んでいるお顔は非常に美しいのですが、煽る時の大きく口を開けたり歯を剥き出しにしてる形相は、かのGREAT KAT(知ってる!?)のアルバムカバーを彷彿させるメタル・ビッチ顔(笑)でした。ちょっとイメージダウン…(笑)


ARCH ENEMY - Burning Bridges ★★ (2002-02-10 02:50:00)

このアルバムはメロデスの必聴アルバムですね!
泣きのギターは本当に最高!ここまで泣くのはアモット兄弟かマイケル・シェンカーかヘルゲ・エンゲルゲぐらいじゃないでしょうか。この泣きの美しいメロディと激烈アグレッションの融合はホント見事の一言に尽きる!
それにしてもヨハン・リーヴァ…いいVoだったなぁ。彼のデスVoは個人的には大好きだったので、またデス・ブラックシーンに返り咲いて欲しいです。ETERNAL TEARS OF SORROWに入るなんてどう?


ARCH ENEMY - Wages of Sin ★★ (2001-07-28 15:40:00)

↑やっぱりそう思う人いたんですね。ちょっと同感です。
アンジェラ嬢の容姿(笑)、実力に関しては何の文句もありません。
楽曲も過去最高作だと思っていた「BURNING BRIDGES」よりも好みです。
ジャケットも今回の方がカッコイイ(笑)
ただヨハン・リーヴァのVo、実はすごい好きだったのね。
今回のVo交代劇で、これまではヨハンのVoが足引っ張ってた、というような評価(メンバー自信も含めて)が多いと思います。が、個人的には、ヨハンのデス声にしてはカッコイイVoがARCH ENEMYの魅力の一つだったので。
でもやっぱりライヴで見るんならアンジェラ嬢でしょうか(笑)赤坂BRITZは会社から徒歩3分なので絶対行きます!


ARISE - The Godly Work of Art ★★ (2002-03-20 03:41:00)

ありゃ!もうすでに書いてる人がいたとは驚き!
かなり攻撃性の高いデスラッシュですね。
リフの歯切れのよさ、メロディの心地よさは確かにARCH ENEMY、SOILWORKと同じ路線といえるでしょう。
破壊的ではあるけど、どこか退廃的な美しさもあって、一言で言い表せない不思議な雰囲気をもったアルバムですねー。
METALLICAの“Motorbreath"はほぼ原曲に忠実ながら、デスVoもあってかなりブルータルな1曲に仕上がってます。というよりも、当時のMETALLICAの持っていた禍々しい雰囲気がそのまま伝わってきます。元々これほどの攻撃性をもった曲だったんだ~と再認識。


ARK - Burn the Sun ★★ (2001-07-28 15:57:00)

何かと話題のヨルン・ランデがVoです。
やっぱスゴイわ、この人。MILLENIUMとはまた違うVoスタイルなので、知らずに聴いたらわからなかったかも。
Gのトゥーレ・オストビーが作る楽曲はやはりCONCEPTIONと似た雰囲気のダークな正統派メタルですが、これがまたヨルンのVoと相性がいい!っていうかどんな楽曲にも合せられる幅の広さがたまんないっすね。他のメンバーも某Y氏のバンドゆかりの人ばかりですが、どうしてこう上手くいかないんでしょうか。Y氏がギタリストとしてトゥーレより劣るなんて思わないですが、×××に問題があるのでは…。


ARTCH ★★ (2003-09-27 00:57:00)

今さらこのバンドについて語る人もいなそうだから書いちゃおうっと(笑)
90年代初頭に2枚のアルバムのみ残して消えたARTCH。雑誌等で隠れた名盤を探すみたいな企画をやっても挙がってきそうにないのでプッシュ!
北欧出身ですが、北欧臭はそんなに無く、今では貴重な存在の正統派パワーメタルバンドです。
今のメロスピ・クサメタルバンドのスピード感に慣れてしまった若い人達にはタルいくらいの速さですが、このバンドは速さに頼らなくてもカッコよさを表現できる稀有な存在でした。ミドルテンポ中心な楽曲ながら、1曲の中に盛り込めるドラマ性の高さったらなかったですよ。
そして何より注目して欲しいのがエリック・ホークのVo。上手い!上手過ぎる!
レンジの広い説得力のあるその歌唱は、まさにHMを歌うために存在するといっても過言ではないでしょう。ミドルテンポの楽曲でここまで感動できるバンドはこのARTCHの他にはDIOくらいしか思い浮かびません。
しかも中古屋に行くとビッグマックセットよりも安く叩き売られてるのを良く見かけます。見かけたら救ってあげて下さい。


ARTCH - Another Return ★★ (2002-09-22 23:59:00)

隠れた名盤、2ndの「FOR THE SAKE OF MANKIND」と比較するとまだ荒削りな点が見受けられますが、彼らの魅力である“疾走しなくてもパワフルでドラマティック"という点では遜色無い出来栄えだと思います。
楽曲の粒が揃っていることもそうですが、このバンドの魅力は何と言ってもエリック・ホークの正にHM然としたVoでしょう!声量、表現力とも群を抜いた実力の持ち主だと思います。系統としてはブルース・ディッキンソン、ロニー・J・ディオ、カール・アルバートあたりと肩を並べるボーカリストだと個人的には思ってます。
10数年前の作品なのですが、昨年Metal Bladeから93年のLiveCDとの2枚組で再発されました(2ndも一緒に)。それと再結成して昨年のWacken Open Airにも出演したはずなのに、とんと噂を聞きません。新作でないのかなぁ…。


ARTCH - Another Return - Power to the Man (2001-10-06 02:59:02)

Voにエリック・ホークを擁するARTCHの1stの曲。
まさに正統HMの王道のさらにド真ん中をいくような曲です。Voの上手さが際立っていて、楽曲の詰めの甘さが全く気にならない(笑)偉大なり、エリック・ホーク。
最近再結成したらしいのですが、とんと噂を聞かなくなってしまいました。


ARTCH - For The Sake Of Mankind ★★ (2001-07-10 03:42:00)

6曲目の『TITANIC』をこの曲を聴け!に書くために聴き返しましたが、これはアルバム自体がめちゃくちゃかっこいいです。そんなに疾走系の曲はないのですが、ドラマティックな楽曲にめちゃくちゃ熱いVoが乗ってきます。ネオクラ系に食傷気味でも感動的な曲に出会いたいあなた、超オススメです。…とは書いたものの、このCD、まだ売ってるんだとうか。


ARTCH - For The Sake Of Mankind - Titanic ★★★ (2001-07-10 03:24:31)

とにかくカッコいい!!マイナーなバンドですが日本盤ちゃんと出てました(92年くらい)。感情を煽るような曲展開と、何よりもすばらしいのがエリック・ホークのすばらしいVo。なんか文字で表現するの難しいんですけど、この人は声を聴いただけでも感動できます。嗚呼、今は何処…。


ARTILLERY - By Inheritance - Beneath the Clay (R.I.P.) ★★ (2001-08-24 02:58:14)

昨年劇的な復活を遂げましたが、そんな彼らの押しも押されぬ超代表曲。イントロのドラムを聴いただけで血が騒ぎ出します。そこに絡んでくる予想外のアラビア風のギターのフレーズがまたたまんないッス。ザクザクしたリフもいかにもって感じでいい!こーゆー曲があるからスラッシュってやめられまへん。


AT VANCE - Heart of Steel - Don't You Believe a Stranger ★★ (2002-05-19 00:35:23)

この曲のサビメロはかなりかっこいいです。
アルバム全体はちょっとまったりした印象なんですが、そこここに、はっとさせられるメロディが隠されてます。


AT VANCE - Only Human ★★ (2002-04-04 07:25:00)

これはスゴい!
高品質なメロディックHMを提供し続けてくれるものの、若干のマンネリ感を感じていただけに起死回生の1枚と言えよう。
これまでのどのアルバムよりもHM的なテンションが高いのが高ポイント。
1曲1曲が丁寧に作りこまれていて、安易に装飾に逃げずに真っ向勝負できたところが評価できますネ。
これでもかと弾きまくり、ソロでは官能的なフレーズを連発するオーラフ・レンクのGおよび作曲能力には頭がさがります。そしてオリバー・ハートマンの歌唱がまた素晴らしい。上手いけどどこか没個性的なイメージだったけど、ハリのある声と音域の広さをを武器に、HM的攻撃性の高さに貢献しています。
日本盤を待つのも手ですが、美メロメタルファンは即GETすべし!悶絶間違いなし!


AT VANCE - Only Human - Only Human ★★★ (2002-04-21 04:34:28)

冒頭から名曲が目白押しの本作ですが、2曲目のこれは本当にカッコイイ!メインリフの歯切れのよさ、そして疾走するメロディの狂おしいまでの煽情度、そしてオリバー・ハートマンの見事なHM的な歌唱が合わさり、稀に聴く超名曲に仕上がっています。そしてオーラフ・レンクのGソロが何故かところどころで亡きNATIONを思い起こさせるフレーズを奏でてくれるんです。そこがまた最高!
2002年度Best Tuneの候補かも。


AT VANCE - Only Human - The Time Has Come ★★ (2002-04-21 04:37:53)

このサビの歌メロのカッコよさはなんだぁーーー!!!!
これを聴いて感動しない人がいるのかな?HMに対して「かっこいい」と思える要素が濃縮されたかのような曲です。少しだけイントロのインパクトが弱いかなー。
でもとりあえず最高!


AT VANCE - The Evil in You ★★ (2004-08-30 01:03:00)

ベストな組み合わせだと思っていたオーラフのGとオリバーのVo。オリバー脱退の時はかなり意気消沈したけど実際にマッツの歌声を聴いたら納得。彼の歌唱は色々なバンドで聴けるけど、個人的に最高だと思っていたABSTRAKT ALGEBRAと同等の高揚感を覚えました。
楽曲的にはマンネリ気味な感は否めないけど、これだけ高品質な楽曲をそろえられるバンドはそういません。安易なメロスピでなく、あくまでも硬質なHMにメロディとスピードを要素として加えているスタイルに好感が持てます。
これだけコンスタントに高品質なアルバムを送り出しているのだからそろそろ来日公演があってもいいのではないかと…。Live観てみたい!


AT VANCE - The Evil in You - Fallen Angel ★★ (2004-08-30 01:05:19)

オーラフ・レンクはなんて粒の際立ったギターを弾く人なんだろう。この曲のイントロを聴くとそう思わずにいられません。
Vo交代劇はスムースに進行し、違和感なく聴けました。
アルバムの1曲目としては理想の出来。


ATHENA - A New Religion? ★★ (2002-07-21 01:11:00)

彼らの2ndにあたります。このバンドは3枚のアルバム全てVoが違うし、やってる内容も毎回異なるので、一つのバンドとして捕らえるのが難しいんですが…。
新作では疾走クサメタルをやってますが、ここではテクニカルで複雑なHMをやってます。しかもVoはファビオ・リオーネ!個人的に彼の声は苦手なんですが、RHAPSODY、LABYLINTH、VISION DIVINEと聴き比べても、ここでの歌唱が最も素晴らしいと思います。RHAPSODYはタダでさえ密度の濃い楽曲にファビオの暑苦しいVoが乗ると聴き疲れしちゃうんですが、このアルバムのようにテクニカルで目まぐるしく展開していく楽曲に様々なトーンで変化をつけた歌唱を乗っけると非常にバランスがよく聞こえます。
1stははっきり言って中途半端なDREAM THEATERもどきって感じであまり好きではないんですが、この2ndはなかなかいいです。例えるのは難しいけど、“薄味のRHAPSODY"“複雑に展開するANGRA"って感じかな?余計わかりづらかったりして(笑)


ATHENA - Twilight of Days ★★ (2002-05-23 14:23:00)

3rdにしてついに日本盤見送られたか?のATHENA。
毎回Voが違うので単純な比較は出来ませんが、前作はファビオ・リオーネが歌っていたため完成度は相当高かったけど、Voの線が細くなりちょっと質が下がった感はあります。それよりもプログレメタル風の作風から一転、疾走クサメタルバンドへと変貌を遂げてることの方が驚き。音質が悪くなったため、必ずしもステップアップした感じはしないけど、これはこれでアリかな。
特に①“TWILIGHT OF DAYS"はメロディもかなりなクサクサな疾走曲で、とても以前と同じバンドとは思えません。


AVANTASIA - The Metal Opera ★★ (2001-10-16 01:48:00)

確かにいいアルバムです。でも、KUZUさんと同意見で、EDGUYと同じ酔うな音楽性だなーと思います。すでにボクの中ではEDGUYは「どのアルバムも同じような感じだなー」という思いが強くなってきているので、そういった意味では“色んなVoやプレイヤーの音が聴けるEDGUY"と考えると美味しいアルバムかも。
若干否定気味に書いてしまいましたが、このクオリティの高さは評価してます。間違いなく名盤とされていい一枚だと思いますよ!


BETO VAZQUEZ INFINITY - Beto Vazquez Infinity ★★ (2002-03-10 05:25:00)

こりゃスゴい!何がスゴいってゲストがスゴい!!!
ゲストVoにNIGHTWISHのターヤ、EDENBRIDGEのサビーネ、NLACKMORE'S NIGHTのキャンディス・ナイト、そしてRHAPSODYのファビオ・リオーネ!!さらにゲストDrにSTRATOVARIUSのヨルグ・マイケル!!ここに並んだ名前をみただけで失禁モノ!!
それぞれのゲストが、自らの所属するバンドのテイストを持ち寄ってアルバム作ったらこうなりました、的な作風ではあります。HMとしてのアグレッションにはやや欠けるきらいがあるけど、適度なシンフォアレンジと、個性豊かなゲストがそれぞれに持ち込んだ要素が見事に溶け合って、朴訥とした印象はあるものの全体としては統一感のある作りです。中盤のいかにもBLACKMORE'S NIGHT的なキャンディスの歌唱が実はこの世界観に一番あっている気もする…。ファビオはここでは元バンドのような大仰な歌唱はなりを潜め、やや控えめながらいい仕事してマス。
圧巻は3人の歌姫が共演した⑪“Promises Under The Rain"。非常に牧歌的な曲ですが、めっちゃなごみますね。さとう珠緒、井川遥、優香が共演したのと同じくらいの癒し具合(笑)で。
唯一の疑問は、このベト・ヴァスケスさん、あまり存在感を見出せない…(苦笑)


BISCAYA - Biscaya - Howl in the Sky ★★ (2001-07-09 14:01:14)

10年前、この曲聴きたさに何軒の中古レコード屋をまわったことか…。先輩のお兄さんから処分するからといってもらった大量のLPの中にこのレコードを見つけた時、そして針を落として夢にまで見たこの曲を聴いた時の感動、(音は悪かったけど…)、そしてあっさりとCDで再発された時の虚無感…、全てがいい思い出ッス。


BLACK SABBATH - Cross Purposes ★★ (2002-02-18 00:54:00)

個人的にSABBATHはオジーもロニーもイアン・ギラン(笑)も後追いで、リアルタイムで聴いたのはトニー・マーティンだったので彼の違和感全くありません。ま、確かにロニーのコピーと言われるのもわかるけど、ロニーほどのクセはなくて逆に聴きやすいんじゃないかな?トニーの方が器用で色々な歌い方が出来るタイプのシンガーだと思います。
特にこのアルバムはロニー復帰しての「DEHUMANIZER」の直後だったため、SABBATHらしいヘヴィネスと様式の融合が復活喜んだことを記憶してます。オジーやロニーのSABBATHにこだわりが無ければかなり楽しめる1枚です。うん、名盤!


BLACK SABBATH - Cross Purposes - Cardinal Sin ★★ (2002-02-18 00:58:48)

このアルバムでは一番のお気に入り。もの悲しいメロディを重厚なアレンジの中情感たっぷりに歌い上げるトニー・マーティンのVoが光ってます。まあ確かにこれがSABBATHっぽいか?と聞かれると…(笑)


BLACK SABBATH - Cross Purposes - Cross of Thorns ★★ (2002-02-18 01:03:12)

静かなイントロでのトニーの囁くような歌唱から始まり、徐々に盛り上がっていって後半にはこれでもかというくらいの慟哭にも似たカタルシスを与えてくれます。こういう曲を名曲と言わずになんと呼ぶ!?


BLACK SABBATH - Tyr ★★ (2001-07-30 23:03:00)

ワタクシも声を大にして言ってしまいます!
BLACK SABBATHのアルバムの中で1番かっこいいと思います!
トニー・マーティンってやっぱり歌上手いですよねー。最近何やってるんでしょう。さっぱり名前聞かなくなりましたね。
個人的には⑤~⑥~⑦の流れがすごい好きです。これがオープニングでも良かった。ロニーもいいけどSABBATH内限定であればトニーに軍配があがります。


BLIND GUARDIAN - A Night at the Opera ★★ (2002-03-06 22:36:00)

第一印象では結構好印象でした。個人的には4th「SOMEWHERE FAR BEYOND」に近い印象でした。でも聴き込んでいくにつれ、なんかやはりここ数作に通ずるもどかしさが気になり出しました。そしてやっとそれが何だかわかりました。
ハンズィのVoパートのほとんどがクワイヤになってるから、聴いてて暑苦しい!!!!
ってことなんですよ。本来BGの魅力の一つであったはずの勇壮なクワイヤは各所で効果的に使われてきました。ハンズィのVoは決して上手くはないけど、この音楽性には味として非常に合っていると思います。そこにゲストVoでカイ・ハンセンが絡んできたり、クワイヤを導入して効果的な演出をしてきていたのに、その演出効果に本家のVoが乗っ取られたイメージです。いや、決して悪くはないんですよ。ただメリハリがなくなってクワイヤ・コーラスの垂れ流しに聴こえてしまうんです。それがこれまた過剰なプロデュースの楽曲との相乗効果で、本来豪華で荘厳な楽曲の数々が、アルバム1枚を通して聴き終わるころにはクドく感じてしまうんですよ。その結果、個々の楽曲の輪郭がボヤけて、1曲1曲が際立ってきません。これが最近のBGに対する不満の原因だったと思うと複雑な思いです。だって彼らのそこが魅力だったのに…。
と否定的に書いてしまいましたが、決して楽曲の質は悪くないですよ。勇壮なメロディが分厚いコーラスを伴って展開していく様は「A NIGHT AT THE OPERA」の名に恥じない出来です。それだけにもどかしい…もどかしい!!!


BLIND GUARDIAN - Follow the Blind ★★ (2002-03-06 22:43:00)

最近の非常によく作りこまれたアルバム\の後に聴くと、音質もアレンジもチープです。
でも当時の彼らには若さがあった!!現在の彼らのトレードとも言えるコーラスワークも随所で聴くことが出来ます。若さにまかせた疾走感とメロディがいい具合に結びついて、当時は掃いて捨てるほどいたHELLOWEENのコピーとは明らかに異なる彼らならではの個性が光っていました。
個人的にはこの頃の方がハンズィのVoは歯切れが良くて良かったと思います。歌は…今よりヘタだけど。


BLIND GUARDIAN - Tales From the Twilight World - Goodbye My Friend ★★ (2002-07-30 12:34:24)

最近のライブではやらないみたいですが、「TOKYO TALES」の頃のライブではやってました。サビでの大合唱がかなり印象的な曲です。シンプルながら曲の持つ勢いはかなりなものがあります。


BLIND GUARDIAN - Tales From the Twilight World - Lost in the Twilight Hail ★★★ (2001-07-21 01:30:04)

BLIND GUARDIANは個人的には初期の3枚がすごい好きです。「SOMEWHERE~」以降の作品はちょっと懲りすぎかな…。かっこ良くていいアルバムばっかりだけど。
その中でも特に名盤だと思う3rdの中で特にすばらしいのがこの曲。イントロからアウトロまで一瞬たりとも気を抜くスキがありません。とにかくかっこいいメロディが息もつかずに疾走し続けます。けして上手いとは言えないハンズィのVoですがこの音楽性にはこれくらいダーティでラフな声が合います。カイのVoもここではいい味付けになっています。Gソロもかっこいいよな~。ちなみにこのカイのVo、ライブでは観客全員が歌ってそれはそれでかっこよかったです(VALHALLAも同様)


BLIND GUARDIAN - Tales From the Twilight World - Tommyknockers ★★ (2002-07-30 12:41:07)

S・キングの小説「トミーノッカーズ」からインスパイアされたヘビーな曲。特徴的なサビは彼らの曲の中でもかなり異質なタイプの押し殺したようなメロディですが、小説のようにダークでミステリアスな雰囲気を撒き散らしながら展開していく名曲です。このアルバムの中ではマイナーであまり目立たない曲だと思いますが(実際ライブでもほとんどやってない)結構好きなんですよ、この曲。


BLIND GUARDIAN - Tokyo Tales ★★ (2001-11-15 04:13:00)

1992年の「SOMEWHERE FAR BEYOND」に伴うツアーの日本公演を収録したライブ盤。
ライブ盤だけど結構修正というか加工されているところが多く、臨場感にはやや欠ける気もするけど、かれらのライブの持つパワーというか魅力が伝わってくる1枚。“Valhalla"や“Lost In The Twilight Hall"ではカイのパートを観客が見事に再現してます。その他も全編みんなで歌える部分が多く、その勢いはハンズィがいなくても成り立ってしまいそうなほど(笑)
そして何よりもこの時のライブ見に行っていたので、この歓声とかコーラスの一部に自分がいるかと思うとニンマリしてしまうのです。そんな個人的思い入れの強い1枚。


BOB CATLEY - The Tower ★★ (2002-01-14 14:43:00)

このCDは後回しにしてたら、ゴッズフェスティバルのライブと2枚組になって出たのでそっちを購入しました。ブリティッシュの湿り気のある渋いVoでTENの楽曲が楽しめます。全曲作曲がゲイリー・ヒューズでGもヴィニー・バーンズですからね。まあTENほどのHM的ダイナミズムはありませんが、逆に心にしっとりと染み入る優しいメロディと歌が聴けるアルバムです。
ブリティッシュロックのファンと、TENのようなメロディックなHRのファンの両方が楽しめる1枚。


BON JOVI ★★ (2001-09-05 01:58:00)

↑定ちゃんさんの言う通り、BON JOVIと言えば「SLIPPERY WHEN WET」です!!このアルバムはボクがHM/HR聴き始めるきっかけになった1枚であり、HR界と言わず全音楽の中でも永遠に語り継がれるべき超名盤です(ちょっと言い過ぎ)
今のBON JOVIは大人過ぎるというか年齢相応の落ち着いたアダルトなバンドになってしまいましたが、いかにも80年代のアメリカっぽい派手でメジャー感のある音作りは今では望むべくもないでしょう。逆に今の時代にこのアルバムが出てもここまで売れなかったかも。時代のニーズと彼らの表現する音楽がぴったり一致したからこその1枚です。
年寄りクサくなってしまいますが、声を大にしていいたいです。
「この頃のバンドは良かったなぁ~!!」
“Livin' On A Prayer"は高校生時のボクらの学園祭バンドのメインテーマ曲でした。


BORKNAGAR - Empiricism ★★ (2002-01-15 23:41:00)

おっ、これは掘り出しモノ!
B!誌の小澤氏が82点付けてましたが、個人的にはもう少しあげてもいいかも。
ゴシックメタルでは男性のデスorアグレッシブVo+女性のクリーンなソプラノVoっていう手法は珍しくないですが、このバンドは男性アグレッシブVo+男性クリーンVoという組み合わせで、しかもクレジットを見る限りではそれをVo一人でこなしているらしいです。このヴィンターソーグって人、かなりスゴイかも。その一人二役ぶりはキング・ダイヤモンドも真っ青って感じです。
曲調はひたすらダークですが、あくまでもその根底には悲しげで冷たいけどどこか透き通った感じのメロディがあります。そしてそのメロディにさりげなく華を添える美しいシンセ/ピアノのサウンドの絶妙さがたまんないです。ブラックメタル然としたアグレッシブな側面と、シンフォ・プログレともいうべく複雑にして美しい側面の両方が高い次元で表現されてます。空気としては初期DARK TRANQUILLITYとCRADLE OF FILTHを合わせて2で割った感じです。
かなり完成度の高い1枚だと思います。


BRAZEN ABBOT - Live and Learn - When November Reigns (2001-07-14 04:33:10)

ニコロ・コツェフのプロジェクトバンドの1st収録の。このサビの部分のトマス・ヴィクスストロムの歌唱を聴くためだけにこのCDを買ったとしても損は無い!!と個人的には思いますが、客観的に見るとそれは言いすぎなので、興味のある方は聴いてみてください(笑)。サビ以外は結構ずっこける曲でもあります。このコーナーが「このサビを聴け!」だったら間違いなくオススメ。このアルバムで彼は6曲歌ってますが、バラエティあふれる楽曲をどれもソツなく見事に歌い上げてます。パワーがあって音域が異様に広く、かつソウルフルなVoはホント一聴の価値有りです。どんな曲でも歌えるVoって貴重な存在だよな~。


CANDLEMASS - Candlemass ★★ (2005-05-28 16:53:00)

知らぬ間に再結成していたCANDLEMASSの、何と最新スタジオ作。
Voはメサイア・マーコリン。店頭で見かけて、思わず購入してしまいました。
内容は紛れも無いCANDLEMASS。21世紀になったからと言って新たな要素や方向転換といったことは全く無く、様式かかった暗黒楽曲をメサイアの堂々とした劇唱が彩るスタイルは全盛期を踏襲しています。
再結成を感じさせず、普通にそのまま作を重ねたような順当な内容だけど、さすがの説得力を感じます。白地にバンドロゴだけのシンプルなアートワークにも意欲が感じられました。


CANDLEMASS - Chapter VI ★★ (2002-02-03 01:09:00)

Voがメサイア・マーコリンからトマス・ヴィクストロムに交替した最初で、彼らのラストアルバムにあたる1枚。このバンドの看板はドラマティックで雄雄しくそして非常に美しい歌唱を聴かせたメサイアのVoだったと思いますが、その前任者を凌駕するようなトマスの凄まじい歌唱が聴けます。
なんと言っても①“The Dying Illusion"につきます!はっきり言ってこの1曲を聴くためだけにこのアルバムを購入しても損はしないでしょう。とてもCANDLEMASSとは思えないほどドラマティックに疾走していくこの名曲は、超無名だがHM史に輝く超名曲だと思います。
その他はひたすらダークでスローな曲が続きます。それにしてもやはりトマス・ヴィクストロムの歌唱は素晴らしい…。


CANDLEMASS - Chapter VI - The Dying Illusion ★★★ (2001-07-09 13:10:54)

皆さん、CANDLEMASSと聞くと、「あっ、あのかったるいヤツね」と思うかもしれません。でもこのラストアルバム(だっけ?)の冒頭を飾るこの曲、ボクの15年のHM人生の中でBest10に入る超名曲です!!BRAZON ABOT等で活躍し、今はSTORMWINDに在籍するトマス・ヴィクスストロムが、メサイア・マーコリンを凌駕する熱く雄雄しいスクリームを聴かせてくれます!!バンド名を聞いて疑うほどのカッコイイ疾走曲です。ただしアルバムはこの一曲だけが抜けてて、あとはいつものタルイCANDLEMASSでした。


CANDLEMASS - Nightfall - At the Gallows End (2002-02-03 01:18:38)

ひたすらダークだけど美しいメロディと素晴らしいボーカルが聴ける曲。トニー・マーティン在籍時のBLACK SABBATHが1stの頃の音楽性に戻ってそこに大仰さを足したような曲…というと誉めすぎかもしれませんが、そんなイメージです。


CARCASS - Heartwork ★★ (2001-07-28 16:38:00)

実は相当後になってから聴きました。
CARCASSは「屍体愛好癖」で拒絶反応が出てしまいましたので、中々手が出せなかったんです。
確かに「HEARTWORK」以降と以前でデスメタルの勢力分布図も大きく変わりましたが、最初の一歩を踏み出したということで偉大な1枚でしょう。音がちょっと悪いのが難点かな。


CHILDREN OF BODOM - Follow the Reaper ★★ (2002-10-06 02:59:00)

このアルバムで初めてCOBの音に触れました。その後、1st、2ndの感想を見聞きする限りでは「攻撃性が減った」「勢いが無くなった」アルバムのようなので、後追いでその2枚も聴きました。
…この3rdが一番いいやんけ!というのが感想ですね。
個人的には世間で好評価な「HATEBREEDER」がイマイチなんですよね。デス/ブラック系にしては薄っぺらな音作りを、シンフォニックなアレンジで誤魔化してるというか…。アレキシのちょっとショボいデスVoも相まってどうも入り込めませんでした。
そう考えると、攻撃性は減ったかもしれませんが、より普遍的なHMに歩み寄ったことにより、音楽としての魅力は上がったと思います。⑤“Mask Of Sanity"なんてかなりな名曲だと思いますし。
こうなったら、IN FLAMESやSOILWORKが普通声を大胆に取り入れていっているのに対抗して、次作ではより強力なデスVoを加入させるってのはどう?(笑)


CHROMING ROSE - Louis XIV ★★ (2001-07-12 01:25:00)

このアルバム、昨日300円で買いました(笑)
5年ぶりくらいに聴きましたけど、いいですよね。この頃に出たジャーマン系のパワーメタル・メロディックメタルのバンドはすべからくHELLOWEENと比較されたわけで、そういった意味ではちょっと不幸だったかも。音楽に対するアプローチは似てるものがあると思うけど、けしてパクリではないと思います。いいメロディが多いなぁ。


CHROMING ROSE - Louis XIV - Power And Glory ★★ (2004-06-15 21:39:02)

遊園地のようなSEから一転、わかりやすい疾走曲へ。
発表されてから約15年経ちますが、何とまっすぐな曲よ…。
HELLOWEENコピーバンドの筆頭のような扱いをされていましたが、キャッチーでいい曲ですよ。Voはちょっと弱いですけどね。


CHROMING ROSE - Pressure ★★ (2004-10-22 02:07:00)

「ルイ14世」「エデンの秘密」(あえて邦題)といったHELLOWEEN系のいわゆるジャーマン路線の1st、2ndの存在を無視するがごとく出された3rd。それまで“HELLOWEENフォロアーの1バンド"としての評価に甘んじてきたこのバンドはこの3rdで起死回生の方向転換を試み、そして歴史の狭間へと消えていく…。
当時は「METALLICA」アルバムの影響もあり、あまたのバンドが“速さより重さ"へ拘った作風へ転換して次々に魅力を失っていったが、このバンドもそのうちの一つと言えるかもしれない。
確かにこのアルバム、それまでの2枚と違って、やたらミディアムテンポの曲が多く、全体的にメリハリが足りない。でも聴き込むと、速さと重さが絶妙のバランスで融合した首都高系疾走曲“Skyline Of The World"、リフが特徴的な“The Snake"など聴き所があり、CHROMING ROSEとしての先入観無しに聴けばそんなに悪いアルバムじゃない。
中古屋で叩き売られてたら、試しに手にとってみて下さい。案外掘り出しモンですよ。


CLOCKWISE - Nostalgia - Run the Race ★★ (2001-07-11 01:45:32)

たしかこのバンド、元FORTUNEの人のバンドですよね。この曲は当時のお気に入りMDに入れて聴きまくった記憶があります。スゴイわかりやすいいかにもな北欧メタル(こーゆう言い方あまり好きでないけど)です。キャッチーでいいメロディのある曲です。


COVENANT - NEXUS POLARIS ★★ (2002-09-30 11:24:00)

CRADLE OF FILTH、DIMMU BORGIR、MEYHEM(いずれも当時)というブラックメタルの大御所バンドの面々による、ある意味スーパーなバンド(プロジェクト?)による1枚。
音楽的には、DIMMU BORGIRのナガッシュ(Vo)の吐き捨てるデスVoこそあれ、シンフォニックで荘厳なアレンジが施された楽曲はブラックメタルというよりはより正統HMに近いものです。当時ブラックメタルと言ってもCRADLE OF FILTHの「DUSK AND HER EMBRACE」しか聴いてなかったので、この2枚でいきなり「間違ったブラックメタル像」を植えつけられました。北欧の寒々しさやドロドロした悪魔的な雰囲気は残っているものの、クオリティの低さやアンダーグラウンドぽさは全く無く、非常に整合性のある音楽だと思います。
要所で使われる女性コーラスも効果的だし各パートの演奏技術の高さも特筆するものがあります。(DrはHELLHAMMER!)ジャケットの雰囲気も手伝ってかなりクオリティの高いHMアルバムに仕上がってます。
その後の活動状況はよく知りませんが(確かKOVENANTって改名してたような…)シンフォ・ブラックの走りだったこのバンド、後進に与えた影響は以外に大きい気がします。


CRADLE OF FILTH - Dusk and Her Embrace ★★ (2002-09-30 11:38:00)

初めて聴いたブラックメタルです。
第一印象は「なんじゃこのダダをこねたガキの断末魔のような金切声は~!?」ってとこですかね。とにかくダニの声のインパクトは凄かった!かと思うと低く呟くようなデス声もあり、そのあたりの声のジェットコースター具合はキング・ダイアモンド御大といい勝負か。
楽曲はとにかくホラーがかった雰囲気をシンセで盛り上げつつ撒き散らしながら、地を這うようなブラストビートで突っ走ったりメロディアスに聴かせたりと、中々緩急自在に展開してくれます。
上で定ちゃんさんの言うとおり、Voさえ大丈夫であれば十分に楽しめると思います。ち
なみにこの1枚でシンフォブラックにはまりました。


CRIMSON GLORY - Transcendence ★★ (2003-09-25 11:39:00)

当時はメンバー全員が仮面を被っていたこともあり、ちょっと色モノ的な扱いもありましたが実力派のバンドでした。
正統派の楽曲に、超人的ともいえるミッドナイトのハイトーンVo。
同時期に出てたJUDASの「RAM IT DOWN」よりもこっちの方をよく聴いてましたね。
中でも⑦“Lonely"はドラマティックな名曲!


CRIMSON GLORY - Transcendence - Lonely ★★ (2001-08-02 20:54:29)

確かに隠れた名曲ですね。この静から動への展開はすばらしいの一言に尽きます。それにしてもすげーハイトーンVoだなぁ。ちょっと機械っぽいけど。


CRYPTOPSY - Whisper Supremacy - Cold Hate, Warm Blood ★★ (2001-07-11 22:20:00)

メロデスなら聴くんだけど…と思っていた耳と脳みそを完膚なきまでに破壊してくれた曲。デスというより、上質なスラッシュに聴こえます。これは耳が慣れてきているってことなのか…?


DA VINCI - Back in Business ★★ (2002-09-22 12:29:00)

久しぶりに聴き返しましたが、なかなかいいアルバムですね。
曲調はどちらかと言うと全盛期のLAメタルのようなアップテンポのポップでキャッチーがおおいんですが、そこに足されているアレンジが正に北欧テイストに満ち溢れまくってます!
「北欧」「ハードポップ」と聴いてすぐ頭に浮かぶTNTとは少し趣向のちがう、もう少しアメリカンな香りのする1枚です。
ゼロコーポレーションものなので、中古で見つけたら是非!


DANTE FOX - Under Suspicion ★★ (2002-01-28 01:32:00)

たしか96年頃の作品。ボクが持っているのは輸入盤なので、あまり詳しいプロフィールは良くわかりません。ただ、バックVoで(元?)SHYのトニー・ミルズが参加してます。
少しハスキーで高音の良く伸びる女性Voをメインにしたさわやかなハードロック/ポップ。真っ先に連想するのはやはりHEARTやLANA LANEのような、G等にHM的なエッジを残しつつ、歌メロや楽曲が非常にわかりやすい、ある意味聴きやすい音楽です。といってもBGMで聞き流してしまうようなものではなく、美しく絡み付いてくるように粘着質な歌唱です。
個人的には同時期にSCARLET ROSEというツイン女性Voのハモリがめちゃ気持ちいいバンドを買っていて、よく聴き比べていました。そのときはSCARLET ROSEばかり聴いていましたが、改めて聴き直して、このアルバムも良いメロディがいっぱいあったと再確認。


DARK MOOR - Between Light and Darkness ★★ (2003-05-02 02:49:00)

先日偶然見つけたこのアルバム。「新曲と未発表曲」とのことです。慌てて曲名とか一切見ずに買ったんですが、①~④が純粋な新曲、⑤~⑧は既発曲のver.違いとか過去のボーナストラックでした。
歌っているのは勿論既に脱退が報じられているエリサ嬢。でも①~③まではアコースティックでフォーク調の曲ですな。BLACKMORE'S KNIGHTの世界観に近いかも。ということで特にこれまでの路線から期待できるDARK MOORのイメージからは遠いかもしれません。
ただ、④“Echoes Of The Tears"はDARK MOORの曲…というよりは弦楽によるミニアンサンブル(?)な曲です。もうこの際DARK MOORという名前を忘れてしまえば、これはこれで聴き応えはありますね。
個人的に大好きな曲“Dies Irae"のオーケストラver.は期待以上のモノではありませんでした…。
恐らくこれがエリサ嬢在籍最後の音源と思われますが、もうちょっとDARK MOOR印の新曲が聴きたかった、ってのが本音でしょうか。
興味と懐に余裕がある方はどうぞ。


DARK MOOR - The Hall of the Olden Dreams ★★ (2001-07-28 16:05:00)

ほんっとにクサいメロディ満載ですね。百科事典で「様式美」引いたら出てきそう。
Voは知らないで聴いたらハスキーだなーと思う程度で女性とは気付かなそう。ジャケ写みても良くわからんし。
この疾走感はたまんないッスね。
3ヶ月行方不明でしたが車のシートの下から出てきました。いやー無事発見されてよかった。


DARK MOOR - The Hall of the Olden Dreams ★★ (2001-12-26 06:30:00)

2回目の書き込みです。
1曲目のイントロからして、期待せずにいられない展開。昂揚感がふつふつと湧き上がってきます。とにかく全編にクサいメロディが満載で、ここまで様式美に徹底したアルバムも珍しいのでは?とにかくGとKeyによって次々に紡ぎ出される流麗なメロディと、いかにもといった展開が心をくすぐります。
女性Voなんですが、かなりパワフルな歌唱を聴かせてくれているので、一聴しただけでは女性とは気付かないかもしれませんね。これだったらWITHOUT WARNINGの方が女性っぽく聴こえる(笑)そして逆にその中性的な声がこのバンドの個性の一つの個性になっている。Voの力量としては大絶賛するにはもう一歩って感じですが、このバンドが表現する世界観にはピッタリだと思います。
スペインのバンドですが、そのイメージはまったくありません。(スペイン語で巻き舌まくりとか)トゥーレ・オストビーが悶絶スパニッシュGを聴かせるARKの方がよほどスペインっぽいんじゃないかな?演奏技術も高そうなので、来日するなら是非見に行ってみたいですね。


DARK MOOR - The Hall of the Olden Dreams - Beyond the Fire ★★ (2001-12-26 06:34:46)

イントロですでにノックアウト。あのバロック調の入りは悶絶モノです。ほんとコテコテの様式美の権化のような曲。


DARK MOOR - The Hall of the Olden Dreams - Silver Lake ★★ (2001-08-02 20:58:11)

いやークサいメロディ満載のかっこいい疾走曲ですな。
このバンド名のいかにも、って感じやジャケットのB級ぽさから敬遠してる人いたらホント騙されたと思って聴いてみてください。


DARK TRANQUILLITY - Damage Done ★★ (2002-07-26 04:03:00)

初期の頃のアグレッションやスピード感が戻ってきた傑作。
①“Final Resistance"のメインリフを聴いただけでゾクゾクさせられました。近2作はちょっと退屈なゴシック化してて試聴するにとどまっていただけにこの原点回帰は嬉しいですねー。
ミカエル・スタンネのデスVoも以前に増して切れ味が鋭くなっているし、初期の疾走感に近作で培った耽美的で陰鬱な美しいメロディを加味したような楽曲の攻撃性の高さも◎!
今年聴いたデス系のアルバムの中ではトップレベルです。メロディの質の高さと楽曲の切れの良さだけでここまで聴かせるあたり、最近のやたらKey等でキラキラの装飾系メロデスも見習って欲しいです。(まあそれはそれで悪くないんだけど)


DARK TRANQUILLITY - Damage Done - The Treason Wall ★★ (2002-09-22 12:27:44)

冒頭のイントロの疾走パートから緊張感漲るかなり殺傷力の高いキラーチューン。
憂いのあるGのメロディと裏のさりげなピアノの音が非常に美しく、アグレッシブであるもののどこか切なげなミカエル・スタンネのデスVoとの対比もキマッていると思います。


DARK TRANQUILLITY - Skydancer ★★ (2001-07-11 21:46:00)

DARK TRANQUILLITYの最高傑作は?と聞かれればボクは間違いなく「Punish my heaven」が入ってるThe Galleryを挙げます。が、思い入れはこちらのアルバムが上です。
貧乏な学生だった頃、CDはホントに吟味して買えるものを厳選して購入してました。そんなある日、某CD店でこのアルバムがかかってたのです。当時デス声に拒絶反応のあったボクは「げ、またデスメタルがかかってる」とだけ思ったのですが、その内3曲目の「A BOLT OF BLAZING GOLD」が流れ出しました。なんと、デス声とキレイな女声が絡んでる!今となっては使い古された感も否めないこの手法も、93年当時はメチャ新鮮でした。しかしお金のなかったボクは「Now Playing」にあるジャケットをよーく見て覚えたのでした。が、勘違いしてバンド名を「SKYDANCER」だと思ってしまったのです。その後どこに行っても“SKYDANCERっていうかっこ良かったバンド"に出会うことはありませんでした。
1年後くらいにB!誌に載ってるのを見つけ、無事に購入した時は涙出ました(マジ)
で、内容は(ここまでひっぱりすぎ)トラッドの影響も感じさせる色んな要素のつまったアルバムでした。疾走曲あり、デスじゃない声もありで、すごい新鮮でした。久しぶりに聴いたらプロダクションそんなに良くないし、デス声と女声の絡みもちょっと唐突だな~とは思うけど、21世紀の今でも楽曲の魅力ではそんなに色褪せてないと思う。


DARK TRANQUILLITY - The Gallery ★★ (2001-07-11 21:33:00)

定ちゃんさんと全く(出だし3行はほぼ一字の違いも無く)同意見です。このメロディと激しさの見事なまでの融合は他に類を見ない存在でした。CARCASSとか聴いて無かったボクはこのバンドこそがこの手のメロデスの筆頭バンドだと信じてました。


DEATH - Individual Thought Patterns ★★ (2002-02-16 01:29:00)

チャック・シュルディナー(Vo、G)、アンディ・ラ・ロック(G)、スティーブ・ディジョルジオ(B)、そしてジーン・ホグラン(Dr)というかなりスーパーなメンツで作られたアルバム。内容もそのメンツの凄さがさらに相乗効果をもたらしたみたいで、とにかく素晴らしいの一言。アグレッシブでありつつ劇的で美しい展開の曲を、一分の隙も無く緊張感を持続させながらすごいテクニックで演奏していく様は、ジャンルは違えどDREAM THEATERに通じるものがあります。デス/スラッシュというジャンルにおける、完成形の一つがこのアルバムではないでしょうか。壮絶なテクニックに裏づけされた高度な展開美を持つ楽曲は、この頃は唯一無二の存在でした。聴き返して思ったけど、チャックのデスラッシュVoはかなりかっこいい部類に入りますね。惜しい人を亡くしました…。DEATHのアルバムではこれが一番オススメなんだけどこれって反則でしょうか?