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HIGHLORD - Breath of Eternity - Pegasus Fantasy (2002-09-03 04:22:20)

だはははは……大笑い!(失礼!)
聖闘士星矢の主題歌やんけ!サビの「セイントセイヤッッ!!」もそのまま。いやー懐かしい気分にさせてもらいました。Drがやたらパタパタしてアルバム中突出して音質が悪いのも笑って許せるくらい楽しませてもらいました。


TANKARD - B-Day ★★ (2002-08-28 23:11:00)

ドイツ産、“大ジョッキ"というバンド名を持つ純スラッシュバンドの最新作。20th Anniversaryって書いてあるからもう20年選手なんですね。
大学生の頃、友人に何曲か聴かされて気にはなっていたものの、ほぼ10年手を出さずにいたんですが、店でかかったのを聴いて結局購入。いやーいいですねー、音こそ良くなっていますが、これは間違いなく80年代のスラッシュですよ。ザクザクゴリゴリしたGリフに絶叫Vo、スタスタDrとどこを切っても懐かしいスラッシュメタルの香りに満ちています。
まだこういう音を出してくれるバンドがいるってだけで嬉しくなってきます。頑張ってこれからもこの音楽性で続けていって欲しい!
個人的には⑧“Zero Dude"のリフまわしが最高に気に入りました。


SHY - Excess All Areas ★★ (2002-08-28 03:34:00)

SHYと聞くとこのアルバムの1曲目“Emergency"のイメージが強烈に残っています。トニー・ミルズの透明感に溢れたハイトーンVo、そして粒揃いの楽曲。英国ハードポップロックといってもブリティッシュぽい湿った感じは無く、どちらかと言うと北欧的な透明感に溢れています。定ちゃんの言う通り、TNTに似た感じはします。
87年当時、まだHMがシーンを賑わしており派手なLAメタルや新興勢力のスラッシュメタルに押されてあまり注目を浴びなかったアルバムかもしれませんが、15年経った今でもその優れたメロディは色褪せてません。F木氏じゃないけど、「良質のメロディが好き」ならば聴いて損はしません。復活アルバム「UNFINISHED BUISINESS」共々比べながら聴いてみるのもいいかもしれませんね。


DEATH ANGEL - The Ultra-Violence - The Ultra-Violence ★★ (2002-08-25 03:54:52)

10分を超えるスラッシュ・インスト。このハイテンションをこの時間維持出来てるのがすごい!このまま歴史に埋もれて消えていってしまうには惜しい曲だと思うのでここに残しておきます。


DEATH ANGEL - The Ultra-Violence ★★ (2002-08-25 03:50:00)

87年発表の彼らの1st。
なんつっても1曲目が“Thrashers"ですからねー。非常にテクニカルでスリリングな演奏を聴かせてくれますが、今改めてきくとやっぱり音質がかなりキツいかな…。当時いっぱいいたB級スラッシュとは音質は同レベルでも曲展開の巧みさ・演奏技術の確かさで一歩抜き出ていたように思います。(初めて聴いたのは3rd「ACTⅢ」より後でしたが)
圧巻は10分を超えるタイトル曲⑤“The Ultra-Violence"。この長さでインストですからね。でも途中でダレずに長さを感じさせずに聴かせてしまうから大したものです。


ANTHRAX - Among the Living ★★ (2002-08-25 03:39:00)

前作の正統派HMとスラッシュのいいトコを凝縮したような作風から一転、ハードコア色をぐっと強めていわゆるクロスオーバー的な要素でスラッシュの進む新たな方向性を示した1枚だと思います。メロディの質が前作が良く練られたものだとすると、今作に収められているのは非常にぶっきらぼうです。その突き放したような雰囲気を上手く消化して自らの個性としているのがスゴイ!スラッシュメタルの四天王と呼ばれたり、スラッシュメタルの一つのオリジネイターたる存在になるきっかけになった1枚です。とにかく音のボトムが個性ありすぎ。ここまでザクザク歯切れのいいリフを連発するバンドはそうはいなかったはずです。
“Caught In The Mosh"“Indians"は名曲でしょう!個人的には“N.F.L."も思い入れがありますが…。


ANTHRAX - State of Euphoria ★★ (2002-08-25 03:30:00)

正にスラッシュ/ハードコアがクロスオーバーした1枚。
クロスオーバーとは言ってもあくまでもHMの範疇で、根底にあるのはザクザクしたリフをメインしたスラッシュ寄りのアグレッシブなHMです。前作「AMONG THE LIVING」から感じられたHM以外の音楽の要素を濃くしてます。が、意外にこれが上手く融合している。KOZYさんも書いてらっしゃるように、メロディがかなりひねくれてますね。全体的にシニカルな印象があるのはそのひねくれた展開や人を小馬鹿にしたような曲の内容によるのかもしれません。
“Now It's Dark"や“Schism"のようにハードコアとHMの混ざり合った曲を魅力的に聴かせるあたり、このバンドの持つ音楽性の懐の広さを感じます。
ぐだぐだと能書きたれましたが、このアルバムは体で感じる要素が多いので文字ではその魅力が伝わりづらいです。機会があれば是非聴いてみて下さい。


ANTHRAX - Persistence of Time ★★ (2002-08-25 03:27:00)

ANTHRAXは4thの「STATE OF EUPHORIA」の頃までは、何を言われても「おいおい、オレらはANTHRAXだぜ!!」と半ば冗談っぽくいなしてきたイメージがありましたが、このアルバムでの彼らは本気の「怒り」の表現をしてきたように思いました。発表された90年という時代もあってか、全体が怒りに満ちた雰囲気を持っています。
冒頭から6~7分の曲を連発し、そのどれもが怒気をはらんだアグレッシブな曲で、聴き手に息をつかせる暇を与えません。それまでにあったおふざけ的な要素を排除して本気のアグレッションを叩きつけた1枚です。
ただしその攻撃的なテンションが高すぎるのと、一切の妥協無しに怒りの表現をしている点から、それまでの彼らにあった「スラッシュなのにとっつきやすい」というANTHRAXならではの個性を消してしまった1枚だと思います。名盤とは思いますが、ANTHRAX初心者の方は他のアルバムから先に聴いた方が無難かもしれません。


URIAH HEEP - Look at Yourself - July Morning ★★ (2002-08-16 02:18:50)

本日仕事中に有線でかかって妙に聴きたくなりました。
長い曲ですけどかなり色々展開していくので全く飽きないですよね。特に後半のデビッド・バイロンによる「ラララー」が転調しながら雄たけびに変わっていくところとかケン・ヘンズレーの気が狂ったようなオルガンのソロとか、テンションの高い興奮を味わえます。
この曲はカラオケで歌ったら盛り上がるかも!今度探してみよーっと。


MANIGANCE ★★ (2002-08-11 03:22:00)

もうじき日本盤出ますね。個人的には「ANGE OU DEMON」は去年のKAMELOT「KARMA」に匹敵する衝撃がありました。恐るべく完成度の高い1枚だと思います。
やはりフランス語の歌詞に多少の違和感はありますが、そこがこのバンドの一つの個性に昇華しています。言語の違いなのか曲展開の不思議さなのかはわかりませんが、メロディの展開の仕方がかなり独特で、聴き手の予想をかなり裏切る展開するのがミソです。そういった意味でかなり新鮮でした。
楽曲はあくまでもテクニカルでメロディックな質の高いHMで、各パートの演奏技術もかなりしっかりしています。そして個人的にはこのVoのDidier Delsaux氏がかなり気に入りました。表現力・声域・声質と文句なしです。世の中まだまだ隠れた実力者はいるんだなーと思い知らされました。
最近はこのMANIGANCEも含め、ANOREXIA NERVOSA(超ド派手シンフォブラック)、PENUMBRA(男女混声ゴシック)等、フランスのバンドが熱いです。近年のメタル新興国イタリア・スペインに続けといわんばかりに高品質なバンドが続々現れてきます。個人的にはこれからフレンチ・メタルに注目していってみようっと。


MANIGANCE - Ange ou démon - Dernier Hommage ★★ (2002-08-11 03:09:11)

疾走曲だけでなく、こういったミドルテンポ気味に展開していく曲も魅力的。Gの構築するメロディ・リフがしっかりと印象付けられている感じがします。
それにしてもこのバンドの歌メロは本当に不思議な展開をしますわ。


MANIGANCE - Ange ou démon - MESSENGER ★★ (2002-08-11 03:06:09)

原曲は聴いたことありませんので比較は出来ないですけど、全く違和感無くアルバムに溶け込んでいます。
サビのメロディが非常にキャッチーで耳残りがいい曲です。疾走感も十分で、アルバムを締める曲としての役割もきっちりこなしてますね。


MANIGANCE - Ange ou démon - En mon nom ★★ (2002-08-11 03:02:22)

アルバムの冒頭を飾る曲。
ドラマを期待させるイントロのシンセに続いて聴こえるのは…フランス語。違和感は無いと思っていたけど、よく聴くとやはり英語とは違いますね。「トァ」とか最後が上がり気味に抜ける発音なんですよね。でも違和感といっても不快な類のものでなく、逆に新鮮に聴こえます。
曲調は特に疾走!というわけではないけど、適度なドライヴ感とボトムのしっかりした音作りとテクニックに満ちた演奏、何よりも表現力たっぷりのVoと聴き所満載。


NOCTURNAL RITES - Afterlife ★★ (2002-07-31 15:34:00)

世間では「THE SACRED TALISMAN」が最高傑作とされ、本作「AFTERLIFE」は路線変更した駄作との批評が多い(そんなことないかな?)NOCTURNAL RITES。個人的にはこの路線大歓迎。
3rdまでのクサいメロディが乱舞する疾走スタイルの楽曲から一転、攻撃性と重さが増した作りになってます。この楽曲に前任のVoじゃ合わなかったと思うけど、力強く少しハスキーな声質の新Voはこの方向性にはぴったりでバンドとしては着実に進歩した作品じゃないかなー。
「モダン」で「重さ」が付加されると拒絶反応を起こされるバンドって多いけど、この場合って結構理想的な路線変更だと思う。そのバンドの持っていた良さを損なうことなく、新しい魅力を加味出来たと言うことで。個人的にはJUDAS PRIESTが復活後2作で失敗している要素に関して上手くいけた一例じゃないかなーと思ってます。
「SHADOWLAND」は発売延期されたので輸入盤で買っちゃおうかなー。


BLIND GUARDIAN - Tales From the Twilight World - Tommyknockers ★★ (2002-07-30 12:41:07)

S・キングの小説「トミーノッカーズ」からインスパイアされたヘビーな曲。特徴的なサビは彼らの曲の中でもかなり異質なタイプの押し殺したようなメロディですが、小説のようにダークでミステリアスな雰囲気を撒き散らしながら展開していく名曲です。このアルバムの中ではマイナーであまり目立たない曲だと思いますが(実際ライブでもほとんどやってない)結構好きなんですよ、この曲。


BLIND GUARDIAN - Tales From the Twilight World - Goodbye My Friend ★★ (2002-07-30 12:34:24)

最近のライブではやらないみたいですが、「TOKYO TALES」の頃のライブではやってました。サビでの大合唱がかなり印象的な曲です。シンプルながら曲の持つ勢いはかなりなものがあります。


DARK TRANQUILLITY - Damage Done ★★ (2002-07-26 04:03:00)

初期の頃のアグレッションやスピード感が戻ってきた傑作。
①“Final Resistance"のメインリフを聴いただけでゾクゾクさせられました。近2作はちょっと退屈なゴシック化してて試聴するにとどまっていただけにこの原点回帰は嬉しいですねー。
ミカエル・スタンネのデスVoも以前に増して切れ味が鋭くなっているし、初期の疾走感に近作で培った耽美的で陰鬱な美しいメロディを加味したような楽曲の攻撃性の高さも◎!
今年聴いたデス系のアルバムの中ではトップレベルです。メロディの質の高さと楽曲の切れの良さだけでここまで聴かせるあたり、最近のやたらKey等でキラキラの装飾系メロデスも見習って欲しいです。(まあそれはそれで悪くないんだけど)


ATHENA - A New Religion? ★★ (2002-07-21 01:11:00)

彼らの2ndにあたります。このバンドは3枚のアルバム全てVoが違うし、やってる内容も毎回異なるので、一つのバンドとして捕らえるのが難しいんですが…。
新作では疾走クサメタルをやってますが、ここではテクニカルで複雑なHMをやってます。しかもVoはファビオ・リオーネ!個人的に彼の声は苦手なんですが、RHAPSODY、LABYLINTH、VISION DIVINEと聴き比べても、ここでの歌唱が最も素晴らしいと思います。RHAPSODYはタダでさえ密度の濃い楽曲にファビオの暑苦しいVoが乗ると聴き疲れしちゃうんですが、このアルバムのようにテクニカルで目まぐるしく展開していく楽曲に様々なトーンで変化をつけた歌唱を乗っけると非常にバランスがよく聞こえます。
1stははっきり言って中途半端なDREAM THEATERもどきって感じであまり好きではないんですが、この2ndはなかなかいいです。例えるのは難しいけど、“薄味のRHAPSODY"“複雑に展開するANGRA"って感じかな?余計わかりづらかったりして(笑)


RITUAL CARNAGE - The Birth of Tragedy ★★ (2002-07-18 00:21:00)

日本のバンドと知らずに買って聴いていました。某地獄でかかっていて即GETしてしまったのです。
懐かしい感じすらする突撃スラッシュ。この攻撃性の高さ・テンションの高さは尋常じゃないです。Voもデス声というよりは良き時代(やな言い方だな~)のスラッシュ声でいいですねー。ちょっと歌い方のバリエーションが少なくてどの曲でも似たように聴こえてしまう点はありますが…。飾り気の無いストレートなスラッシュメタルを久しぶりに楽しみました。
インナーを読んでたらMIX&録音が八王子…。すんごく身近に感じられて親近感沸きました(笑)


PRETTY MAIDS - Spooked ★★ (2002-07-17 01:34:00)

実はPRETTY MAIDSのアルバム中最も好きなのはこれだったりします。位置的には結構地味なアルバムですが、余計な装飾の無いストレートでソリッドなパワーメタルが多彩な表現でまとめられた1枚です。
このアルバムの特徴はGリフが多彩で、1曲毎の表情付けが見事な点ですね。疾走曲(といってもあくまでPM的ですが)からバラードまで、アルバムとしての流れを断ち切ることなく、それぞれの曲に個性を与えています。
彼らの代表作である“Fortuna~Back To Back"は確かに名曲ですが、彼らの魅力はあの1曲で表現し切れません。明快な歌メロと、主張しまくりのメロディッックなリフにこそ彼らの真の魅力があると思います。「正統派のメロディックなパワーメタル」が好きであればこの1枚はかなりアピールすると思います。是非聴いてみてください。


TAD MOROSE - A Mended Rhyme ★★ (2002-07-13 02:53:00)

ダークでひたすらマイナー調の様式がかった楽曲、そして熱く情感溢れるパワフルで上手いVo。これが個人的に「北欧暗黒様式系」と分類しているジャンルです(かなり限定的/笑)そのジャンルの王道をいくようなバンドです。
これは3rdにあたり、Voがクリスチャン・アンドレンからアーバン・ブリードに変わっています。クリスのVoはかなり技術的にも声質的にもレベルが高いと思っていたのですが、それを上回るような素晴らしい歌唱を聴かせてくれます。
このジャンルに共通するのは曲調が似たような感じで、イメージ的にはツボなんですけど、キャッチーさにかけ、楽曲単位で長く楽しめないんですよね。逆に1枚のアルバムの中に1曲でも「これだ!」って思える曲があれば儲けもの、くらいに思っています。その意味では今作には①“Circuit Vision"、⑥The Dragon Tide"といった佳曲もあり、楽しめました。
でもやはり何回も繰り返して聴くには少し退屈かも。ただしVoの上手さは折り紙つきなので、それだけで聴いてみる価値はありかも…です。マニア向けかもしれないけど、一度ハマるとクセになりますよ(笑)


IRON SAVIOR - Condition Red ★★ (2002-07-07 03:42:00)

このバンドって基本的には新人バンドというよりは、すでに名の知れた人たちが作ったバンドとして登場しましたよね。そのことはクオリティや楽曲の方向性を予測しやすいという利点はあるものの、逆にあまりに音が想像出来てしまうという諸刃の剣でもあると思います。
ピート・シルークやカイ・ハンセンという初期HELLOWEENに関わりのある人脈や、JUDAS PRIESTに影響されたという記述やカバー曲の選択などから音が想像出来すぎたんで、これまではこのバンドは素通りしてました。で、C3さんの大プッシュもありついに手を出した次第です。
率直な感想を言えば、「想像通り」のスタイルでしたが、楽曲の質や内容は「想像以上」でした。HELLOWEEN直系のタイプではないものの、疾走感、溢れんばかりに情感に満ちたメロディ、そして男くさくガナり気味にシャウトするピートのVoと、ジャーマンメタル的な要素はたっぷりで、特に驚くような新しい要素があるわけではないもののそれらのトータルでの質の高さには驚きました。メロディが印象的な曲が多いですよね。さらっと聴き流しちゃうのではなく、「あれ、これ何曲目だ?」と確認する回数が多かったし。
タイプ的にはSINNER+初期GAMMA RAYな感じ…ってそれじゃあPRIMAL FEARじゃねえかよっ!とツッコミが入りそうですが、そんな感じです。あとは「SPOOKED」の頃のPRETTY MAIDSっぽいかも!
“ジャーマンメタル"と聞いてすぐに思いうかぶHELLOWEENタイプではなく、“ドイツ出身の正統派メタル"って考えた方が音のイメージ沸きやすいですかね?高品質な正統メロディックHMの好盤です。
C3さん、誉め足りないですか?こんなんで許してやって下さい(笑)


IRON SAVIOR - Condition Red - Ironbound ★★ (2002-07-04 22:46:59)

そーですねー、飾り気の無いストレートで力強い曲ですね。
全てのパートが聴き手をぐいぐい前に前にと引っ張っていくパワーがあります。そしてパワー一辺倒でなく、ちょい哀愁漂う綺麗なGソロも耳を引きますねー。


DREAM EVIL - DragonSlayer ★★ (2002-07-04 07:36:00)

7/3に日本盤発売されました。なんと、買い直してしまいました!
目当てだっらのは③“Dragonheart"。期待していただけあって中々の名曲。どうもこの曲にはIN FLAMESのイエスパーが作曲で関わっているそうな。恐るべしフレデリック・ノルドストローム人脈。
その他にも輸入盤とは曲順もかなりというかほとんど入れ替わっているので、アルバム聴いた印象は若干変わりましたね。輸入盤の方がちょっと勢いがある流れになってるかな?それと“Losing You"のカラオケはいらないなぁ…。
派手な装飾とか凝ったアレンジはそんなに無いけど、純粋に楽曲の良さとシンプルながらメリハリのある楽曲、そして魂のこもった渾身の歌唱が聴ける名盤です。


MICHAEL SCHENKER GROUP - The Michael Schenker Group - Lost Horizons ★★ (2002-07-02 00:05:42)

この曲は初期MSGの中では一番好きです。後期は…聴いてない(笑)
この曲を聴いて「泣きのギター」ってのがどういったものか知った気がします。メロディの持つ哀愁具合も最高。
ちなみにMEMENTO MORIというマニアックな北欧のダークメタルバンドがカバーしてますが、そっちも中々です。メサイア・マーコリンが歌ってマイク・ウェッドがG弾いてるので…(わかり難くて申し訳ない)


TAROT - To Live Forever ★★ (2002-06-30 13:58:00)

ダークな曲調でありながら、メロディアスな正統HMを聴かせてくれたTAROT。
このバンドの売りはロニー・J・ディオを彷彿させる抜群の歌唱力を誇るマルコ・ヒエタラのVoだったと思います。
日本デビュー盤にして彼らの3rdにあたる本作は、北欧ならではの美しいメロディをパワフルなVoで聴けるかなりの好盤。曲ごとに表情を変えて歌い分けるマルコの歌唱はほんとかっこいいです。NIGHTWISH、DREAMTALE等のバンドが彼にVoを持たせようとするのもうなずけます。ただし、最近の彼の歌唱と、この頃の彼の歌唱はちょっと違います。以前の方が男クサく力強い歌唱法でしたね。今はやや粘着質というか、絡みつくような歌い方に変わってます。個人的には昔のディオっぽい方が好きなんだけどな~。
恐らく中古店で安く手に入ると思うので是非!


HALFORD - Crucible ★★ (2002-06-30 01:55:00)

「HALFORD」というアーティストに対してのアティテュードによって、まったく捉え方の変わってくるアルバムだと思う。
個人的にはJUDAS PRIESTというバンド、そしてロブ・ハルフォードというボーカリストに対して特に大きな思い入れがあるわけではないので、純粋に1アーティストの新作として捉えています。もちろんJPもロブもこれまでに発表してきた作品には敬意を持ってますし、偉大な人達だと思ってますよ。
上は否定的な意見の人が多いですけど、個人的にはかなり楽しめました。実は「RESSURECTION」はそんなに入り込めなかったんですよ。ロブが正統HMに帰ってきた!ということは嬉しかったし評価出来たけど。楽曲があまりに過去の方向を向いていたので。
そして本家JPはといえば、現代風のモダンなHMに歩みよってメタリックで攻撃的な作品を出してくるものの、個人的には曲調・メロディに魅力を感じられないでいました。
そこで出たこのHALFORDとしての2ndは、ある意味前作「RESSURECTION」と今のJPを足して2で割ったような音楽性だと思います。十分にメタリックでありながら適度にモダンでもあり、中々のメロディがある。そのバランスが絶妙さが個人的にはツボですね。
まあ確かに駄曲無しのアルバムとは言えないし、音質も思ったより良くないけど…。個人的には往年の名曲“Painkiller"を彷彿させる④“Betrayal"がかなりツボです。
上手いVoでソリッドなHMが聴けるアルバムということでオススメ!


IN FLAMES - Subterranean - Stand Ablaze ★★ (2002-06-29 11:59:10)

これはメロデス必聴曲!
と思ってたのはこれが発表された当時。さすがに今聴くと音質はペラペラだし、前半と後半であまりに曲調違うしで、かなりちぐはぐな印象は否定できません。
でもこの曲をあの時点で作っていたことは評価できるし、この曲が与えた影響はかなり強いと思う。
まあ少なくとも聴いて損する曲ではないので、試しにどうですか?


NOCTURNAL RITES - The Sacred Talisman - Ride On ★★ (2002-06-29 01:44:15)

イマイチ煮え切らない声質ながら、その疾走感とメロディのクサクサ加減が堪らないNOCTURNAL RITES。彼らの作品で最もクサメタル度が高い3rdの中で、個人的には最もクサ疾走タイプなのがこの曲。
この哀愁漂いながら疾走していく様はまさに悶絶。


FIREWIND - Between Heaven and Hell - Destination Forever ★★★ (2002-06-29 01:43:16)

この曲凄い!
何がってGの弾きまくり具合と、何よりも80年代スラッシュメタルのようなザクザクした疾走リフが堪らなくかっこよくて悶絶!
ホントこのガス・Gってギタリスト上手いですわ。
とにかく個人的には0′20″から始まるリフが組み込まれてるだけでノックアウトです。歌メロもよいし、曲調にぴったりなVoも適度にガナりつつよく伸びる歌声を聞かせてくれてます。
曲が短くてあっという間に聴かせる勢いが凄い!まさに超名曲!


U.D.O. - Man and Machine - Network Nightmare ★★ (2002-06-29 01:42:37)

やっぱりウドはこうでなきゃ!
疾走というよりは、メロディが勢いを持って流れていく感じですね。
そういえばU.D.O.の名曲ってこういうタイプの曲が多かった!
ACCEPTとは違う、純度の高い正統派のHMです。
こういう曲を待っていた!男の哀愁漂うメロディがまた最高!


DREAMTALE - Beyond Reality ★★ (2002-06-26 22:43:00)

鳴り物入りで本邦デビューとあいなったこのバンド、中々の逸材です。
新譜感想でひょうすべさんも書いていらっしゃいますが、SONATAなんかよりもHEAVENLYを連想させられました。
クサいメロディを伴って疾走する楽曲スタイルは新人としてはかなりの出来だと思います。でも…全体的に垢抜けないイメージが払拭出来ません。おっこれから…ってところでメロディが盛り上がり切らない。それと野暮ったくてちょい音程の不安定なVoにもよるかな…。ミニアルバムは聴いたことないから比較は出来ないけど、Voだけを比べるなら2曲でリードVoをとってるマルコ・ヒエタラの方が遥かに安定感もあり魅力的。女性Voはこの手の躁タイプの正統HMをアルバム一枚で歌うには実力不足な感じかな。個人的には1曲目のインストが長すぎて焦らされ過ぎるのもHEAVENLYと一緒(笑)オカズやアレンジは結構魅力的なんだけどね。
と若干否定気味に書いてしまいましたが、十分に魅力的なバンドです。将来を期待して一票って感じっす。


SINERGY - Suicide by My Side - Passage to the Fourth World ★★ (2002-06-25 02:24:01)

このアルバムでは最も疾走してると思います。
キンバリーのVoが上手くなってるせいもあり、聴き応え十分!


SINERGY - To Hell and Back - Gallowmere ★★ (2002-06-25 02:19:55)

この曲はサビ部分のメロ進行がかなり耳を引きます。
言葉を叩きつけるようにテンポよく配置していく歌い方も見事。
そしてアレキシ&ローペのツインリードが気持ちいい!
アルバム中盤の隠れた名曲って感じかな…ってライブでもやってたから隠れてないか(笑)


ADAGIO - Sanctus Ignis - Panem et Circences ★★ (2002-06-25 02:15:15)

荘厳なイントロで幕を開け、クラシカルでありながらヘビーに刻まれるメタルリフ。これってどこかで聴いたことあるなーと思ったら、3rdの頃のSYMPHONY X(というよりはあの頃のマイケル・ロメオ)に似てる…。パクリではなく、表現法が似てるだけだと思うけど。
それにしてもデヴィッド・リードマンの歌唱は素晴らしい!見事にこの曲調にマッチしてる!


ANGRA - Holy Land - Nothing to Say ★★ (2002-06-25 01:57:00)

この曲、今までは大した曲じゃない、なんて思ってました(汗)
先日ライブでエドゥがこの曲を熱唱する様を目の当たりにして、
そして次第にノリノリになってくる自分に驚き、
「あ~、こんなにかっこいい曲だったんだ~」と実感。
ライブ映えしますよ、この曲。


SHAMAN - Ritual ★★ (2002-06-21 01:47:00)

ANGRA脱退組によるNEWバンドの1st。
新生ANGRAが原点回帰して「REBIRTH」を送り出したのに対して、アンドレ・マトスは「HOLY LAND」「FIREWORKS」の後を継ぐであろう方向性で勝負してきました。ズバリ!民族性です。ブラジル特有のパーカッシブなところを強調しながら、あくまでHMバンドであることにこだわった感じがします。実際、このアルバムのHM的なテンションは曲にもよりますが結構高いです。その点はちょっと意外でしたね。
アンドレのVoは高音部では以前のような若干辛そうなところもありますが(それも味として楽しめるんだけど)、全体としては歌唱に幅が出てきました。
以前のANGRAのテイストも残しつつ、現在のANGRAとは違う独自の方向性は保てていると思います。いい意味でお互い切磋琢磨していければいいんじゃないかと…。
さすがにキコ&ラファエルのようなテクニカルGはありませんが、なかなか味のあるプレイを聴かせてくれます。個人的には⑩“Pride"がオススメ!


GARY MOORE - After the War - After the War ★★ (2002-06-20 14:24:09)

この曲、その昔PURE ROCK(日曜深夜にやってた、セーソク氏がVJをつとめたHM番組)でビデオクリップを見て、「かっこいい!でも顔が怖い!」と思った記憶があります。
でも確かにいい曲ですね。


JOSHUA - The Hand Is Quicker Than the Eye - November Is Going Away ★★ (2002-06-20 00:50:38)

その昔大量にもらったLPの中にあった心に残る1曲。
物悲しいバラードです。落ち葉舞い散る晩秋とかにタイミング良く失恋とかしたらその時にぴったりな曲です。
でもこのアルバム、ジャケトットがあまりにバカバカしくて、この曲とあわせて考えるとちょっと興醒め…。


TANK - Honour & Blood - The War Drags Ever On ★★ (2002-06-19 23:59:14)

んー確かにかっこいい!そして男クサイ!!
この曲の良さってなんか文字にしづらいんだけど…。
男クサイっていってもMANOWARとはタイプが違います。
MANOWAR:軍歌
TANK:挽歌
ってイメージ(笑)


TANK - Honour & Blood ★★ (2002-06-19 23:55:00)

おっ、再発されたんだ!ちなみに持ってるのは今は亡きアポロンのやつです。
男の哀愁漂う曲調が疾走…というよりは突進してくるタイプですね。
アルジー・ワードのしゃがれ声も曲にはあってますな。
なんか不器用な人たちが(実際にはそんなことないんだけど)一生懸命やってるイメージがあって、聴く度に心が揺り動かされます。
①“The War Drags Ever On"は名曲ですよ~。


FIREWIND - Between Heaven and Hell ★★ (2002-06-17 23:30:00)

ガス・Gっていうギタリスト、凄い才能があるひとかも…。先日書き込んだDREAM EVILと同じGが在籍するバンドの1stです。
このFIREWINDってバンド、音楽性はテクニカルGがいる正統派HMなんだけど、フレーズやメロディの組み立て方に非常にセンスを感じます。
音を濁らさずに1音1音をハッキリ聴こえさせるその奏法は、数多の先輩ネオクラGと比較しても遜色ない才能じゃないかな?
この上手さは最近ではAT VANCEのオーラフ・レンクに匹敵すると思います。
そして特筆すべきはVo。ガナると確かにグラハム・ボネットぽいけど、クリーントーンもよく伸びるし、HMを歌うには理想的な声質だと思います。
非常にバランスの取れた好盤。


U.D.O. - Timebomb ★★ (2002-06-12 02:14:00)

ある意味HMの王道を極めた1枚と言える。
メロディアスでアグレッシブな楽曲やウドの特徴的な声が十分にフューチャーされていて、完成度は高い。
ACCEPTを脱退してまでウドが表現したかった音楽がこれなら、このバンドを解散させてまでACCEPT再結成しなくても…とまで思わせてくれた1枚。
何よりも実は隠れた名手マティアス・ディードの作曲・Gセンスが見事に開花してる。
今の彼らにマティアスが参加していないのが惜しい…。
タイトル曲の出来は秀逸ですよん。


DREAM EVIL - DragonSlayer - In Flames You Burn ★★ (2002-06-12 02:07:31)

メロディの使い方が絶妙。
疾走しまくりの曲ではないけど、味わい深い1曲です。
最近2曲目がいい曲のアルバムが多いのは気のせいかな。


DREAM EVIL - DragonSlayer - The Prophecy ★★ (2002-06-12 02:05:32)

憂いを湛えたメロディが美しく疾走する名曲!
確かな演奏と上手いVo、そして良質なプロダクションの結晶ですな。
サビのメロディがもう一息!ってとこで盛り上がり切らないのが唯一惜しい。


U.D.O. - Man and Machine ★★ (2002-06-05 12:47:00)

「TIME BOMB」を最後にU.D.O.とは離れてました。再結成ACCEPTもイマイチだったなーということで、ウドが再びU.D.O.を始動させていたこともなんとなく知ってはいたけど特にチェックしてなかったんですが…。
現時点での最新作のこのアルバムはいいですよ!もうかなりのオッサンのはずなのに、ウドの超ガナリHMヴォイスは不滅です!そして楽曲もこれでもかとばかりに正統派な、飾り気のないストレートなHMです。ステファン・カウフマンによる音作りはボトムがしっかりして各パートの分離が良いので、全体の印象が非常に高品質です。彼はDrが叩けなくなってGとして参加してますが、そのGパートが充実してます。(もしかしたらもう一人のGかもしれないけど)各所で聴けるソロパートのメロディの美しさはかなりなもんです。⑤“Dancing With An Angel"ではドロ・ペッシュとウドの美しいデュエットも聴けます。
JUDAS PRIESTにおけるロブ・ハルフォード、IRON MAIDENにおけるブルース・ディッキンソンと同列で語られて然るべきミスターHMのウドを応援していこうと思います!


V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS - The Keepers of Jericho ★★ (2002-05-30 02:23:00)

そうなんですよ、この頃のHELLOWEENに多大な思い入れのある私としては、このアルバムはかなり楽しめました。
もう10年以上前の曲ばかりなので、まず音質が良くなっているのが○。
それから、カイ・ハンセンがVoをとっていた時代の曲は「カイより上手いじゃん!」、キスク時代の曲は「やっぱりキスクには遠く及ばないな」というのが正直なところです。
かわちさんも書かれていますが、SECRET SPHEREの“How Many Tears"は、カイver.よりはいいけど、Liveのキスクver.には遠く及ばないって感じです。確かにこの頃はまだまだな感じでしたね、このバンド。
思い入れのある人ならかなり楽しめる1枚だと思います。


HELLOWEEN - Pink Bubbles Go Ape ★★ (2002-05-28 22:57:00)

確かに人気無いですねぇ。
個人的には「CHAMELEON」は許容範囲外ですが、このアルバムまではOKです。
とは言っても発売当時はかなり期待外れというか、裏切られたイメージ強かったですね。
「KEEPERS Ⅰ・Ⅱ」とは全く別路線のポップ・メタルですが、キスクのよく伸びるメタルVoがまだ十分堪能出来るので、HELLOWEENのポップサイドを強調したものと考えれば中々の作品だと思います。
個人的には大仰な“Mankind"などは十分に魅力的な曲だと思います。
(でも“Mankind"いい曲だよね、と聞いてもあまりいい返事をもらえたことないなぁ…)


ANOREXIA NERVOSA - Drudenhaus ★★ (2002-05-28 22:45:00)

どうやら2000年リリースの彼らの2ndらしいです。
3rdとほぼ同じ方向性の凄まじいシンフォ・ブラックです。
厳かに楽曲を盛り立てる劇走シンセは、もはや装飾などという陳腐な表現では言い表せない怒涛の勢いで突っ走ってます。こんなに攻撃的にシンセを使うバンドは他に知りません。
そして相変わらずヒステリックに喚き散らすVoもまたこの凄まじいテンションを持続させることに貢献してます。そう、彼らの魅力の一つはアルバム1枚通してのテンションの高さなんですよ。アグレッシブでありつつ、ここまでのハイテンションをアルバム単位で持続させてるのはSLIPKNOTとSTRAPPING YOUNG RATくらいかな。
傑作!(個人的には)


ATHENA - Twilight of Days ★★ (2002-05-23 14:23:00)

3rdにしてついに日本盤見送られたか?のATHENA。
毎回Voが違うので単純な比較は出来ませんが、前作はファビオ・リオーネが歌っていたため完成度は相当高かったけど、Voの線が細くなりちょっと質が下がった感はあります。それよりもプログレメタル風の作風から一転、疾走クサメタルバンドへと変貌を遂げてることの方が驚き。音質が悪くなったため、必ずしもステップアップした感じはしないけど、これはこれでアリかな。
特に①“TWILIGHT OF DAYS"はメロディもかなりなクサクサな疾走曲で、とても以前と同じバンドとは思えません。


MANIGANCE - Ange ou démon ★★ (2002-05-23 13:02:00)

ここしばらくかなりの頻度で聴いてマス。
はっきり言ってスゴいです、このバンド。楽曲の質・演奏の上手さ・Voの上手さが凄いレベルです。そして音質のよさも特筆です。こりゃ日本盤出るな、間違いなく。それだけ完成度の高いアルバムですよ、これ。
プログレッシブというほど複雑ではないと思うけど、かなり展開が激しく各楽器の技術が高いためにプログレメタル風の印象はありますね。Gのソロ、リフのところどころに聴けるフレーズにはかなりの才能を感じました。要所で差し込んでくるKeyの使われ方もかなり効いてます。
そして一番の収穫はこのVo!めちゃ上手い!!歌唱の上手さと、歌メロのかっこよさはロブ・タイラントに通ずるものがあります。高音の伸びもこれまた素晴らしい。歌詞は全てフランス語ですが、違和感は全くありません。逆にそのソフトな発音がこれまた一つの個性になってると思います。
⑤“Ange Ou Demon"は悶絶必至のスピードチューン。名曲!


ANGRA - Hunters and Prey - Live and Learn ★★ (2002-05-23 12:21:34)

“Carry On"・“Nova Era"とは一味違うタイプ疾走曲。
クラシカルな要素はあまりなく、より正統派なHMです。Gリフにハネるようなリズムがあり、「これぞ新世紀のANGRA!」って感じの曲に仕上がってます。
エドゥ・ファラスキのVoも、アンドレ・マトスとは違う感情表現をしていて、ここにきて彼本来の魅力がやっと開花してきたように思いました。やっぱり歌上手いっすわ。
個人的には新生ANGRAにふさわしい曲だと思いますが、復活を印象付けるにはやはり1曲目は“Nova Era"で良かったのかな。


ANGRA - Hunters and Prey ★★ (2002-05-22 11:19:00)

未発表曲が多いので単なる企画盤で終わる内容ではありません。
①“Live And Learn"は個人的には“Nova Era"よりも全然魅力的な疾走曲です。“Nova Era"はちょっと“Carry On"を意識しすぎた曲だと思うので…。
他の曲もANGRAらしいリズムとメロディの心地よい融合が楽しめます。来日公演直前の発表なんだから、どうせなら“Number Of The Beast"のカバーも入れてくれればよかったのに…と思いましたが。
いやーライブが楽しみになってきた!


AT VANCE - Heart of Steel - Don't You Believe a Stranger ★★ (2002-05-19 00:35:23)

この曲のサビメロはかなりかっこいいです。
アルバム全体はちょっとまったりした印象なんですが、そこここに、はっとさせられるメロディが隠されてます。


NORTHER - Dreams of Endless War - Victorious One ★★ (2002-05-17 23:59:58)

個人的にはアルバムで一番好きな曲です。
勇壮に疾走する楽曲と反比例するかのように哀愁たっぷりの歌メロが乗ってきます。その哀愁が吐き捨て型のデスVoで表現されてるのが美醜の対比となっていい感じっす。
それとメインリフの裏で泣いてるGのフレーズがたまらなくカッコイイです。デス名曲にエントリー!!


MANIGANCE - Ange ou démon - Ange ou démon ★★ (2002-05-17 23:20:21)

こいつはたまらん!!
高い緊張感を保ちながら美しく複雑なメロディが疾走しまくります。
手数の多いDr、流麗なソロとしっかりしたリフを見事に構築しているG、めちゃ気持ちいいツボを突きまくってくるテクニカルなKey,そしてありきたりなハイトーンではなく艶もあり感情移入たっぷりの美声Voが歌い上げるメロディが加わって、HM的テンションの高い名曲に仕上がっています。
とにかくサビのメロディとそれを歌い上げるVoが見事で聴き惚れますわ~。こりゃかなりなキラーチューーンです。


Y & T - Black Tiger - Forever ★★★ (2002-05-16 22:39:33)

この曲を聴かずしてY&Tは語れず!
冒頭の泣きまくりGに始まり、感情過多気味に絶唱するデイヴ・メニケッティのVoに終わる。ホントに熱いゼ…。


TIME MACHINE - Evil ★★ (2002-05-16 22:31:00)

KUZUさんのオススメで購入しました。
これはいいですね!シンフォニックなアレンジと緻密なメロディ展開、そこに乗るややソフトながら艶やかなVo。このVo、声質がロイ・S・カーンに似てますね。あそこまでの色気にはちょっと足りませんが。
楽曲も静と動の対比がハッキリしており、メリハリが利いてて良いです。同じイタリアということもあり、ATHENAやDGMを連想させる音作りです。
ただ一つ難点を挙げるとすれば、規格外のCDケース。デカ過ぎ!CDラックに入りましぇ~ん。この1枚だけが飛び出してしまってます。こーゆーの気になるな~。


DIO - Holy Diver - Rainbow in the Dark ★★ (2002-05-16 22:13:43)

冒頭のシンセの入りもよし、キャッチーで分かりやすいメロディもよし。ディオが歌いさえすればそこには名曲が生まれたんです。この頃は…(泣)


JOHANSSON - The Last Viking - Forest Song ★★ (2002-05-16 22:09:30)

これはかなりの名曲!
イントロのチェンバロフレーズ聴いただけで失禁しそうです(笑)
この曲をありきたりなネオクラシカル曲に留めなかったのは、ヨラン・エドマンのVoによるところが大きいのでは?ソウルフルでややハスキー声で、情感たっぷりに歌い上げていて、ただ高い声が出るだけのハイトーンVoとは深みが違いますよ。
マイケル・ロメオも、自分のバンドではないからか、SYMPHONY Xほど自己主張しまくりでなく、程好いクラシカルテイストを加えてくれています。


SINERGY - Beware the Heavens ★★ (2002-05-16 22:01:00)

このアルバムは衝撃的でしたね!
何がって、IN FLAMESのイエスパーとCHILDREN OF BODOMのアレキシが、デスメタルじゃない正統派のバンドでプレイする!という点が。メロデスを聴いて「これでVoがデス声じゃなければなぁ~」という葛藤を見事に粉砕してくれました。しかも超メロディ派デスメタルバンドのGである2人が!
正直言ってキンバリーのVoの印象は「まあまあ」でした。デス声じゃなくて曲の世界観を損なってないからいいや、くらいにしか思ってなかったんですよね~。(今ではそんなことないけど)
それよりもやはり楽曲の充実度が凄いですよ。これでもかというくらいの扇情的なメロディの洪水です。これは必聴盤です!!


RIOT V - The Privilege of Power ★★ (2002-05-16 21:47:00)

最近なぜかこのHPをにぎわしているRIOTですが、このアルバムもいいですよね。
名盤「THUNDERSTEEL」の次のアルバムということもあり、楽曲の系統は似ていると思います。が、ホーンセクションを入れたり、曲間をSEでつないだり(これがまた長くて不評だと思うけど)と、アレンジ部分で実験的な要素を持ち込んでいます。
そんなアレンジ面での変化が取り沙汰されてましたが、楽曲の質でいうと、前作に引けを取らない出来だと思います。特に“Dance Of Death"のような疾走曲での緊張感・テンションの高さは筆舌に尽くしがたいです。その他の曲も確かにテクニックに裏打ちされた名曲揃いです。
RIOTの歴代Voではトニー・ムーアが一番好きなので、この路線のままいって欲しかったなぁ…。(マイク・ディメオは最初Keyとしてバンドに加入したんじゃなかったっけ?)


HELLOWEEN - 1989-05-30: Pumpkin Fly Free Tour '89: Tokyo, Japan ★★ (2002-05-13 02:29:00)

同じくこのブート持ってます。
何よりも選曲が素晴らしいの一言に尽きます。この際、音質なんて多少のことは目をつぶります。客席録音ってことで、臨場感はやっぱりスゴいですね。
Liveでの“Halloween"、“Keeper Of The Seven Keys"を聴けるだけでかなりの価値があると思います。現ラインナップでは絶対にヤラないでしょうからね。
Liveでもアルバムと同じ歌唱が出来るキスクはホントにいいVoですね。
やはりHELLOWEENはこの頃が最高だったなーという懐古趣味に走ってしまう1枚。(2枚組だけど)


TO/DIE/FOR - All Eternity - Together Complete ★★ (2002-05-12 05:12:07)

1st収録のこの曲、めっちゃいいですね!
ゴシック特有の重く耽美的な趣の楽曲で、PARADISE LOST風のVoスタイルなんですけど、そこに乗ってくるメロディがモロに日本人のツボをつくような哀愁漂う慟哭なんですよ!この奇妙なアンバランスさが心地よい、稀有な名曲です。
心の奥底にある悲しみを力強く搾り出しているような…なんともいえないメロディだなぁ。


RIOT - Thundersteel - Thundersteel ★★★ (2002-05-12 05:04:57)

HMには本当に心から素晴らしいと思える曲が何曲も存在しますが、これまで15年くらいHMを聴いてきて、この曲を聴いた時ほど衝撃を受けたことは未だにありません。これよりも良いと思える曲はありますが、あまりにインパクトのあるイントロ、そしてトニー・ムーアの驚異的なハイトーンVoを聴いた瞬間に、全身の血が沸騰するかと思いました。マジで!
RIOTを聴いたことがない方、そしてこの曲を聴いたことがない方、あなたは人生で一つ損をしていますよ。RHAPSODY?SONATA ARCTICA?若くて勢いのあるバンドもいいですが、この曲を88年に出してた彼らを凄いと思いませんか?
まさに必聴の超名曲!!


SOILWORK - Natural Born Chaos ★★ (2002-05-12 04:56:00)

SOILWORKっていうバンドは、2nd、3rdを聴く限りでは「ARCH ENEMYタイプのデスメタルバンド」と思っていました。メロディの組み立て方、リズム隊のしっかりとした疾走スタイルのボトム、そしてそこに乗るかっこいいデス声が似てると感じたんで。
でもこの4thで一気に差別化というか、個性を押し出してきたように感じました。デス声と普通声の使い分けも意図がハッキリしていていいと思うし、リフが特徴的でスラッシーにザクザク刻んでくれるのが心地良いです。そして楽曲の多様化、大胆な美メロの導入など、バンドとしての格を一段上に上げるキッカケとなりうる名盤だと思います。これはすでにデスメタルという括りでは語りえない、“アグレッシブ・メタル"と言えます。まあ、個人的に期待していた元EMBRACED~EVERGREYのKey、スヴェン・カールソンにもっと前面に出てきて活躍してもらいたかった気もしますが。
個人的には⑦“Black Star Deciever"がお気に入り。
こういうメインリフが重く歯切れが良いバンドは大好きです。


NATION - Without Remorse - DON'T NEED COME ★★ (2002-05-10 01:35:41)

うんうん、この曲もいいですよね!
“See Them Fall"が本格的様式美疾走曲だとしたら、この曲は北欧叙情疾走曲って感じですかね?(書いてて自分でもよくわかんなくなってきた)
とにかく明快でわかりやすいメロディが気持ちよく疾走していく曲ってことで◎!


DREAM THEATER - When Dream and Day Unite - A Fortune in Lies ★★ (2002-05-10 01:25:51)

なんだかん言ってもDREAM THEATERの歴史はこの曲から始まったのです。
LIVE盤のジェイムズの歌唱が素晴らしいのは当然として、チャーリー・ドミニシが歌っても素晴らしいのは曲自体の出来が良いから!ハッキリ言ってこの曲の派手なKeyで始まるイントロ、そしてそこから矢継ぎ早に展開していく様は凄まじいインパクトがありました。
確かに改めて聴くと高音が特に苦しく聞こえるけど、曲の魅力を損ねるまでにひどい歌唱じゃないと思いますよ。


WIZARDS ★★ (2002-05-10 01:09:00)

今月のB!誌でレビューが載ってました。
彼らの1st、2ndも好評だったので購入したんですが、正直言って「騙された!!」って思ってました。看板に偽りアリというか…。
4thにあたる新作はどうやら化けた!ってことらしいんですが、2回やられてるのでちょっと信用できないんですよね~。どなたかもうすでに聴いた方いらっしゃったら感想聞かせてください。


DREAM THEATER - Images and Words - Learning to Live ★★ (2002-05-10 01:01:43)

冒頭から複雑な変拍子の連続ですが、メインメロディが非常に優しく、複雑な曲展開を全く複雑に感じさせません。ジェイムズのVoだけを追っていると非常にソフトでマイルドな曲ですが、その裏で鳴っている音を耳で追っていくと「君たちは何故そんな大変なことをそこでやってんの!?」と突っ込みを入れたくなるような曲です。構成も複雑で、起承転結がまるでわかりません。転転転傑!って感じです(笑)
でも実は全DREAM THEATERの楽曲の中で最も好きなジェイムズのVoはこの曲だったりします。叙情的な曲だけに感情の込め方が素晴らし過ぎます!


RING OF FIRE - The Oracle ★★ (2002-05-10 00:45:00)

バンド形態になってのマーク・ボールズの2作目。RING OF FIRE名義えでは1作目になります。
ソロ1枚目はGがトニー・マカパインで、Keyがヴィタリ・クープリというスーパーバンドの様相でしたが、Gがジョージ・ベラスという知名度では地味目な人に代わり、ちょっとインパクトが弱まったかな。
実は発売当初、新譜感想で褒めちぎったことがあったんですが、今では大分印象が変わってます。ネオクラシカルらしさは満点なんだけど、ちょっとメロディが弱いように感じますね。十分に及第点ではあるんだけど、このメンツならもっと凄い曲が作れそうって感じが否めない…。
改めてこのアルバムを薦めようと思ったのは、LIVEを見てこのアルバムの曲が非常に生き生きと輝いていたから。LIVE映えするんですよね。それはGがトニーだったからか、マークの生Voが素晴らしかったからか…。


DREAM THEATER - Falling Into Infinity ★★ (2002-05-10 00:40:00)

う~ん…実はこのアルバムの位置付けには困ってるんですよね~。
音楽としては間違いなく素晴らしいんですけど、DREAM THEATERのアルバムとして考えると、どうしてもHMとしての緊張感に欠けるというか…。ハッキリ言ってボーカルオリエンテッドな作品じゃないですか?でも個人的にはこのメロディはジェイムズの持ち味を生かしきっていない気がするんですよ。これは感覚的でしかないので上手く説明できないんですけど。
でもDTには定石が存在しないんですよね。個人的には「IMAGES AND WORDS」で完成された曲展開とメロディの融合が理想なんだけど、毎回アルバムで提示してくる内容が違うのがこのバンドの特徴だと気付きました。
そう考えるとこのアルバムの位置付けも自ずと見えてきそうなんだけど、どうにもつかみどころがないなぁ、というのが正直な意見です。恐らくこれはC3さんの言うように、「肩肘張ってない」のであって、「緊張感に欠ける」のではない、と思えるようになってきました。ん…でもどこかで無理やりそう思い込ませようとしている自分もいるなぁ…(笑)


中間英明 - Point of No Return ★★ (2002-05-10 00:36:00)

テープでしか持っていません。
HURRY SCUARRYは聴いたことありません。
この中間英明って人がどんなギタリストかも良く知りません。
でも…でも~~!!!!
音楽的にはかなりかっこいいです。インスト曲が多いですけど、メロディがいいのと、ツボを押さえた楽曲作りが効いてて、かなり楽しめるアルバムでした。
廃盤なので、何年も中古CD探してるんですけど偶然には見つからないですね~。


ALL ABOUT EVE - All About Eve ★★ (2002-05-07 02:29:00)

ツボにはまりました。どうやら私は女性Vo&メロディ愛好家のようです(笑)
この可憐で美しい女性Voはかなりいいですね。HMとは距離のある作品だと思いますが、BLACKMORE'S NIGHT、3RD AND THE MOTAL、WITHIN TEMPTATIONなんかと近い音楽性だと思いますが、左記のバンドよりも個人的には琴線にふれる部分が多かったです。


ENSIFERUM - Ensiferum ★★ (2002-05-07 02:22:00)

3月にようやく手に入れました。
第一印象は、「デスメタル化したBLIND GUARDIAN」です(笑)。曲展開がフォークというかトラッドというか、ファンタジックというか、どこか物悲しさを漂わせながら、その実すごい勇壮で男らしい(いわゆるバイキングメタルのフィーリングですな)ものなので、そこにBGとの共通項を見出せるんですよね。デスVoもそんなに聞き苦しい類のタイプではないし、クリアVoパートもあるしコーラスもあるしで、かなり聴きやすいです。メロディがしっかりしているのでその点もプラス。
かなり個性的で強烈な音を出してますね~。


RHAPSODY OF FIRE - Power of the Dragonflame ★★ (2002-05-07 02:14:00)

正直言ってテンションの高さとあまりの濃密さに少々辟易していたRHAPSODY。「RAIN OF~」を聴いた時、次のアルバムを買うかどうか悩んだんですよね~。1stからの格段の進歩を感じられなかったので。
と・こ・ろ・が、今作で完全にぶちのめされました。御託を並べる隙も無いほど楽曲が緻密であり劇的であり大仰であり、あまりにドラマティックだからだ!自ら「HOLLYWOOD METAL」を名乗るだけある、素晴らしい内容だ。はっきり言ってこれまでのRHAPSODY観を180°変えられました。凄いバンドですよ。相変わらずファビオのVoは苦手だけど。好き嫌いは別にして、この音楽性には彼の声じゃなきゃダメなんでしょうね。
でもこのアルバム中、何が一番好きかというと①“In Tenebris"(つまり導入のイントロ部分)なんですよ。こんな私はRHAPSODYファン失格でしょうか…。


ANTHRAX - Spreading the Disease - Armed and Dangerous ★★ (2002-05-07 02:00:12)

シングルCDを購入したので改めて聴きましたがいい曲だな~と再確認。
クリーントーンのアルペジオ、そしてジョーイの憂いを帯びた美しい歌唱から始まり、一転激しいリフ展開の曲へ変貌する。その静と動の対比が見事である。
そして何よりもスラッシュメタルと呼ぶにはあまりに正統派な楽曲、曲展開、歌メロ。スラッシュ四天王の中でも異彩を放っていたANTHRAXならではの魅力を放ってる名曲だと思います。それもこれも歌えるボーカリスト、ジョーイ・ベラドナがいたおかげだと思います。


DREAM THEATER ★★ (2002-05-07 01:46:00)

C3さん、DT気に入って頂けたようで何よりです。
でも29はC3さんやYOSIさんにとってのJUDASのように、DTを信奉しているかというと実はそうでもないんですよ。
確かに「IMAGES AND WORDS」は恐らく世界一好きで最も多く聴いたアルバムです。でも特定のアーティストにのめりこむタイプでないのか、気に入った作品をリリースしてくれなければ、結構アッサリ切り捨てちゃいます。だって聴きたいのは「そのアーティストの作品」ではなくて、「優れた素晴らしいアルバム」なんですもん。
だからといってDTは「I&W」だけが素晴らしくて後はクズです、なんてさらさら思っていません。彼らもJPのように、常に進化しながら新しい方向性を提示してくれていると思います。発表当時は否定的だった「AWAKE」も今では素晴らしい作品だと思ってます。
実はプログレっていうジャンルはあまり得意ではなく、DTが“RUSH meets METALLICA"と評されていてもいまいちピンときません。でも彼らの提示している音楽の複雑さ、表現しているテーマの深遠さ(これは個人的には実はあまり興味ないんですが)、そして何よりもそこに乗るメロディの明快さが、各アルバム、そしてライブに行く度にビンビン伝わってくるので、言葉だけでは説明のできない凄さがDTの魅力だと思います。
つい最近来日したばかりなので、次はいつかわかりませんが、是非一度ライブに行くことをオススメします。座って黙って聴こうが騒ぎながら聴こうがどうでもいいんです。彼らの創造する音楽に身を委ねることの快絶さを知ることが出来ると思いますよ。


RIOT V ★★ (2002-05-07 01:18:00)

初RIOTは「THUNDERSTEEL」、次は「THE PRIVILEGE~」でした。つまり、歴史的にはどうかと思いますが、個人的にはRIOT=トニー・ムーアなのです。彼の歌唱は一本調子だとか機械的だとかライブでヘタとか色々言われましたが、当時のバンドが持っていた攻撃性、有無を言わせぬ突撃性を表現するにはもってこいでした。だから彼の脱退は非常に残念でしたね。その後、イングウェイのバンドのオーディションを受けただの、ジョーイ・タフォーラとバンドを組んだだのという噂を聞きましたが、一向に表舞台には上がってきません。今は何してるんだろーなー。
したがってゴマ時代(ガイ・スペランザ、レット・フォリスター)は全て後追いですが、一度の解散前・後で音楽性が一変してますよね。再始動後は明らかにHM度が高くなっています。これはトニーの驚異的な声があったからこそだと思います。
マイク・ディメオのソウルフルな歌唱も悪くないですけど、ちょっとソフト過ぎるんですよね。だから「NIGHTBREAKER」の“Nightbreaker"のように“Thundersteel"的な曲を必ずアルバムに何曲か入れてますが、トニー在籍時程の緊張感に欠けていると思います。マイクのVoスタイルではトニー在籍時の2枚のような音楽性は続けられなかったのでは?と思います。それで、近作のようにややレイドバックしたHR風の音楽性に変わっていったんじゃないかと…。
今の方向を否定する気は全く無いのですが、心では「トニーが辞めずに続けていたら…」と思います。少なくともボクは聴いた瞬間の衝撃度では“Thundesteel"を超える曲に出会ったことはありません。それだけガツンと心に残っています。
彼らの不遇時代に関してはあまりよく知りませんでした。ちょっとこれまでと違う聴き方で初期の作品を聴き直してみようかな、と思います。


AT VANCE - Only Human - The Time Has Come ★★ (2002-04-21 04:37:53)

このサビの歌メロのカッコよさはなんだぁーーー!!!!
これを聴いて感動しない人がいるのかな?HMに対して「かっこいい」と思える要素が濃縮されたかのような曲です。少しだけイントロのインパクトが弱いかなー。
でもとりあえず最高!


AT VANCE - Only Human - Only Human ★★★ (2002-04-21 04:34:28)

冒頭から名曲が目白押しの本作ですが、2曲目のこれは本当にカッコイイ!メインリフの歯切れのよさ、そして疾走するメロディの狂おしいまでの煽情度、そしてオリバー・ハートマンの見事なHM的な歌唱が合わさり、稀に聴く超名曲に仕上がっています。そしてオーラフ・レンクのGソロが何故かところどころで亡きNATIONを思い起こさせるフレーズを奏でてくれるんです。そこがまた最高!
2002年度Best Tuneの候補かも。


SERAPHIM - The Soul That Never Dies ★★ (2002-04-21 04:23:00)

全国30万人(推定)のNIGHTWISHファンの皆さん、お待たせしました!(笑)
DARK MOORを擁するスペインのArise Recordsから、恐るべき刺客が放たれました。(勝手な想像)
Heavenの「NIGHTWISHからゴシックの要素を少なくしてより正統HM的な云々」という言葉に半信半疑ながら購入しました。
そして、まずは1曲目のクラシカルなイントロで悶絶、のっけのデスVoで狂乱、そしてターヤを彷彿させる麗しのソプラノボイスで昇天、って感じデス。
そしてこの美声の主のご尊顔を拝見しようとインナースリーブを見てさらにビツクリ!スペインにしちゃー彫りの浅い顔だなー、へーPayさんっていうのかー、ん?よく見りゃ横に李佩頴って書いてあるじゃーないかー!他のメンバーも皆アジア系だし…。もっとよく見るとスタジオやMIXは台北!?ってことは台湾のバンドってことではないか!いや別にアジアに偏見を持っているわけじゃないですけど、こんな北欧然とした内容のアルバムが沖縄のすぐ先の国から現れるとは思いませんでした。
内容は確かにゴシック要素の少ないNIGHTWISHといった感じです。メロスピ寄りのNIGTWISHといった方が近いかな。演奏もクラシカルなアレンジも良いし、そして何よりもPayのソプラノVoが声域、表現力ともかなりの実力の持ち主なんですよ(ただしところどころで音程の不安を感じるところも…)。これは掘り出しモノだ!
ただし、よく聴き込んで行くと、実は曲と歌メロが実はあまりマッチしてないんじゃないか…と思わせるところも多いですね。ターヤのような突き抜けるようなソプラノVoは、逆にあれくらいゴシック要素のある楽曲でこそ生きてくる気がします。楽曲も歌唱も悪くないのに、合わさるとどうも若干の違和感を感じるなぁ。
NIGHTWISH、そして29的には同タイプでかなりストライクなAFTER FOREVERと比較すると、ちょっと全体的にメジャー感が足りないかなー。それはトータルでの整合感に欠けるところなんだけど。でもこの方向性は大好きだし、同じアジア人として、彼らのことは応援したいですね。
1stでここまで質の高いアルバムを作れたんだから、次作はかなり期待できます。レーベルのくっさい雰囲気を取り込んで化けてきたらかなりの大物になる可能性アリ!
興味のある方は是非々々聴いてみてください!


MEGADETH ★★ (2002-04-06 00:21:00)

demise of Megadeth is sad“MEGADETHの消滅は悲しいが…"というくだりがあるので、ムスティンが解散(=脱退?)について明確に言及している点は否めません。
正直言って最近のMEGADETHの音楽性にはあまり賛同できないんだけど、これまでの作品には敬意を表します。それに最新ライブ作の「RUDE AWAKENING」は視聴したかぎり、相当クオリティの高いライブアルバムだと思ったので、残念な限りです。
でも彼の文章を読む限り、前向きな印象をもったので、復活してくれることを信じて待ちましょう!


AT VANCE - Only Human ★★ (2002-04-04 07:25:00)

これはスゴい!
高品質なメロディックHMを提供し続けてくれるものの、若干のマンネリ感を感じていただけに起死回生の1枚と言えよう。
これまでのどのアルバムよりもHM的なテンションが高いのが高ポイント。
1曲1曲が丁寧に作りこまれていて、安易に装飾に逃げずに真っ向勝負できたところが評価できますネ。
これでもかと弾きまくり、ソロでは官能的なフレーズを連発するオーラフ・レンクのGおよび作曲能力には頭がさがります。そしてオリバー・ハートマンの歌唱がまた素晴らしい。上手いけどどこか没個性的なイメージだったけど、ハリのある声と音域の広さをを武器に、HM的攻撃性の高さに貢献しています。
日本盤を待つのも手ですが、美メロメタルファンは即GETすべし!悶絶間違いなし!


ARISE - The Godly Work of Art ★★ (2002-03-20 03:41:00)

ありゃ!もうすでに書いてる人がいたとは驚き!
かなり攻撃性の高いデスラッシュですね。
リフの歯切れのよさ、メロディの心地よさは確かにARCH ENEMY、SOILWORKと同じ路線といえるでしょう。
破壊的ではあるけど、どこか退廃的な美しさもあって、一言で言い表せない不思議な雰囲気をもったアルバムですねー。
METALLICAの“Motorbreath"はほぼ原曲に忠実ながら、デスVoもあってかなりブルータルな1曲に仕上がってます。というよりも、当時のMETALLICAの持っていた禍々しい雰囲気がそのまま伝わってきます。元々これほどの攻撃性をもった曲だったんだ~と再認識。


FALCONER - Chapters From a Vale Forlorn ★★ (2002-03-20 03:33:00)

一発で気に入りました。
前身バンドであるバイキング・メタルの雄MITHOTYNは実は聴いたことが無かったのでイマイチ音の想像つかなかったんですが、いいじゃないっすか、これ!時に物悲しいフレーズを交えながら勇ましく展開する楽曲。なるほど、こういう展開をバイキングと形容するのは理解できますね。この特徴的なメロディは聴き様によっては結構クセのある気もしますが、魅力的であるのは確か。
そして何よりもこの個性的なVoはかなりいいですね!無理にハイトーンを搾り出すでもなく、中低音をベースにしながら、かなり男くさく力強い歌唱を聴かせてくれます。元SANCTUARYのワレル・デインをマイルドにして感情表現を過多にした感じです。なんか妙に説得力のある歌い方・声だな~。
後半になるにつれてHM度が低くなってくるのがちょい残念。でもこういう個性的なバンドは大事にしていきたいですね。


VALHALLA - ONCE UPON A TIME... - HUMANS ★★ (2002-03-19 04:11:47)

中間部のGソロの疾走感がたまらない!
アルバムのラストを飾る曲ですが、とにかく勇壮に疾走してくれる曲です。非常にライブ映えしそうです。サビで合唱が起こりそうな爽快な曲ですね。Voも高音部までよく伸びて気持ちいいです。ここがHEAVENLYと違うところかな(コーラスワークに逃げないでも済む)。


VALHALLA - ONCE UPON A TIME... - THE OUTLAW ★★ (2002-03-19 04:04:20)

静かなフォーク調のやさしいイントロから始まり、勇ましく疾走するわかりやすいメロスピ。Voの歌い回しが妙にコブシがきいていて、そこがキスクを連想させるのかも。とにかくメロディのクサさは最近聴いた曲の中でも群を抜いてます。途中のソロパートでは若干ポップな一面も見せ、懐の深さ(?)も窺い知れます。
ありがちなHELLOWEENコピーと思うなかれ、良質な1曲。


VALHALLA - ONCE UPON A TIME... - METALOPOLIS ★★ (2002-03-19 03:58:25)

明快なメロディが疾走し、男クサイ勇壮なコーラスが重厚さを加味する。ありがちとはいえ、この聴いた後の爽快感はかなりのものです。


VALHALLA - ONCE UPON A TIME... ★★ (2002-03-19 03:51:00)

店内でかかっていたのを聴いて何気なく購入した1枚でした。ちょっと待て…これはすごい1枚じゃないか!?
どうもスペインのバンドで、自主制作アルバムに続く1stになるらしい。タイプとしては、この際言い切ってしまおう!『君たちをはKEEPERS~」時のHELLOWEENの正統な後継者である!!』と!!!!(笑)この一言でわかって頂けるでしょうか。煽情力のあるメロディが臭く疾走を重ね、そこによく通るハイトーンVoが乗り、勇壮なコーラスやが彩りを加える…ここまで誉めるととんでもない名盤のように聞こえるかもしれないけど、いや、かなり高水準で良質のメロディック・スピード・メタルですよ。
確かに方法論としては新しい要素が少なく、「~タイプ」と括るのは簡単でしょう。EDGUY、HEAVENLYのいいところだけ抽出した感じです。特にVoのPatxa(何と読むのだろう?)はマイケル・キスクの生まれ変わりである!(笑) そしてこれが重要なんだけど、スペインのB級バンドといった雰囲気はなくメジャー感に溢れているんですね。もしかしたらこれってとんでもない掘り出し物なんじゃ!?
個人的には③“Metalopolis"(苦笑)、⑥“The Outlaw"、⑪“Humans"の3曲がかなり気に入ってます。メロディが非常に明快で、軽快に疾走していくところがホントキスク在籍時のHELLOWEENを彷彿させます。当時の彼らをこころから愛している人、そしてHEAVENLYを許容できる心の広い人は必携の1枚であることは間違いないです。
ただね…このどうしようもないジャケットだけはいただけないなぁ…。特撮モノの怪獣のような一つ目のサル(?)のイラストなんだけどこれはかなりダサい。もしこのアルバムが凄い売れて日本盤も出てビッグバンドになったら、絶対このジャケットだけは後悔すると思う(笑)
超オススメ!!


ARCH ENEMY ★★ (2002-03-19 01:08:00)

行ってきました、本日のライブ。
まずは一言言いたい。

「あんなちっちゃいライブハウスでやるなーーーー!!!!!」

原宿のア○トロホールってとこだったんだけど、あまりの狭さと人の密度の濃さに幻滅。これまであまり小さな会場でのライブって行ったことなかったから、そうじ感じてしまっただけなのかなぁ…。だって赤坂BLITZで演った後でしょ?本人達はどう思ったんだろう。とにかく音の分離が悪く、よく聴き取れませんでした。1曲目の“Enemy Within"なんて冒頭のピアノ以外ほとんど轟音にしか聴こえなかったし。もっといい会場で見たかったなぁ…。(関係者の方いたらスミマセン。でも率直な感想なので)
ここからは内容について。
とにかく興味はアンジェラねーさんがどんなパフォーマンスを見せてくれるのか。いやースゴかったっすよ、あの絶叫ぶりは。MCは麗しい普通声なのに、曲名は必ずデス声で絶叫するため、始まるまで何の曲だかわかんない(笑)とにかく、実力はアルバム通り…というか、凄まじい咆哮を目前で見ると、迫力でアルバム以上に聴こえます。実際、ヨハン・リーヴァ時代の曲も彼のアルバムver.に劣らない良い出来でした。(“Silverwing"なんて最高!!)
そして生で聴くアモットBros.の奏でるGの美しいこと!!Gの音は結構しっかり聴き取れたので、慟哭とも言える二人のGプレイは圧巻でした。そして凄まじい存在感を発していたのがBのシャーリー・ダンジェロ。残念ながらBの音あまり聞こえなかったんだけど、そのたたずまいというか、発散している禍々しいオーラが凄かった(笑)そして見事なスティックさばき・パワフルな足さばきとプリティな顔のアンバランスが妙のダニエル・アーランドソンもいい仕事してました。
ちょっと気になったのがアンジェラねーさんの形相。歌ってる時やMCで微笑んでいるお顔は非常に美しいのですが、煽る時の大きく口を開けたり歯を剥き出しにしてる形相は、かのGREAT KAT(知ってる!?)のアルバムカバーを彷彿させるメタル・ビッチ顔(笑)でした。ちょっとイメージダウン…(笑)


ANGRA - Holy Land ★★ (2002-03-17 07:16:00)

衝撃の1stの興奮冷めやらないうちにリリースされた2nd。
“クラシック風味"は残しつつ、自らのルーツであるブラジルの民族色(特にリズム)を大胆に取り入れたことにより、オリジナリティとアイデンティティを前面に押し出してきました。基本的な路線は踏襲しつつも、個人的には疾走曲の魅力がイマイチなのも確か。前述の民族色が濃く、HMアルバムとしては異色な仕上がりだと思います。1stのような噎せ返るようなクサさのメロディはちょっと影を潜め、ある意味プログレ的ともいえる不思議な曲展開に違和感を覚えた人も多かったのでは?とにかく「リズム」に重きをおいた作品だと思います。個人的には④“CarolonaⅣ"などは1stに無かった新たな魅力が詰め込まれた名曲だと思います。
まあ初めての人は「ANGELS CRY」か「REBIRTH」を先に聴いた方がいいのかも。


REPTILIAN - Castle of Yesterday ★★ (2002-03-15 04:25:00)

基本はMAJESTIC脱退組によるバンド。ある意味RISING FORCEの脱退組が結成したTALISMAN的な存在かも(笑)
Voがヨナス・ブルームとあって、MAJESTICの1stに近い印象かな。音楽性はほぼ同路線ながら、ネオクラ観の微妙な違いからかややマイルドな印象。攻撃的なHMというよりは、ややレイドバックした印象はあるかも。本来あまりイメージ的に結びつかないはずのネオクラシカルとハスキー声の絶妙な絡みつきがなんとも心地よい。
なんか「これだ!」っていうインパクトには若干欠けるかも。突き抜けた感は無いけど、ネオクラ優等生なイメージ。個人的には④“Skeleton Scales"的な儚く美しいインストは◎。押し付けがましくなくてやや控えめな和服美人な感じがして。


MAJESTIC - Trinity Overture ★★ (2002-03-15 04:11:00)

ほ~ら、やっちゃった。イングウェイばりにメンバーを一新してのセカンド。イングウェイさえいれば基本的な路線は変化しないのと同じく、このバンドはリチャード・アンダーソンさえいれば普遍なのだ!逆に考えるとハイレベルなネオクラ曲を様々なVoやGで楽しめるプロジェクト(失笑)ってことで…。事実、楽曲の質はまるで落ちてないし、そのパクリ具合もまるで後退する気配無し!けなしてるんではなくて、個人的にはフレーズの拝借等には寛大なので、良いものは良いとして非常に楽しめます。さすがに①“Entering The Arena"のあまりに露骨な“Rising Force"ぶりはちょっと閉口しますが。
新Voも上手いけど、前任のヨナス・ブルームのハスキー声は好きだったので(というかこのバンドの個性の一つだったのに…)、ちょっと残念。まあ脱退組みのREPTILIANがいるからいいか。


MAJESTIC - Abstract Symphony ★★ (2002-03-15 04:04:00)

脅威のネオクラ鍵盤奏者リチャード・アンダーソンの(と言い切ってしまおう!)バンドのデビュー作。何が凄いって徹底したネオクラシカルな楽曲群と、それを高度なレベルで再現してくれるプレーヤー達の凄さ。特にこれが初お目見えだったリチャード・アンダーソンは「世界にはまだこんな人が隠れてたのね…」と思わせてくれた逸材。
音楽性、楽曲のタイプは確かにイングウェイによって確立されたいわゆる「ネオクラシカル様式メロディックメタル」です。旋律、ソロのあちこちに先人の影響が見え隠れするのも事実。でもその楽曲・メロディの質が高いのもこれまた事実。これを「パクリだ!」と切り捨ててしまうのは簡単だけど、それでは高品質な音楽の1つを聴き逃してしまうことになります。正直、最近の弾き癖まみれの本家よりも新鮮で楽しめましたしね。
だからってバンド内でのワンマン振りや言動の過激さ(ビッグマウス?)までパクる必要はないと思いますヨ…。


IMPELLITTERI - Stand in Line ★★ (2002-03-10 05:33:00)

なんだかんだ言って結局聴いてるIMPELLITTERI(いまだにスペルがわからん!!)ですが、高校生の頃最初に聴いたこのアルバムが最もインパクトがあってそして最もお気に入りです。何しろこのアルバムがグラハムのVoを聴いた最初のアルバムですからね。
クリスのGは確かに速いんだけど、リフのよさにこそ魅力があると思います。タイトル曲はかなりな名曲ですよ。
今改めて聴き直すと、確かにALCATRAZZっぽい感じもしますね。メロディの骨の部分がしっかりしてるからじゃないかと思いますが。


BETO VAZQUEZ INFINITY - Beto Vazquez Infinity ★★ (2002-03-10 05:25:00)

こりゃスゴい!何がスゴいってゲストがスゴい!!!
ゲストVoにNIGHTWISHのターヤ、EDENBRIDGEのサビーネ、NLACKMORE'S NIGHTのキャンディス・ナイト、そしてRHAPSODYのファビオ・リオーネ!!さらにゲストDrにSTRATOVARIUSのヨルグ・マイケル!!ここに並んだ名前をみただけで失禁モノ!!
それぞれのゲストが、自らの所属するバンドのテイストを持ち寄ってアルバム作ったらこうなりました、的な作風ではあります。HMとしてのアグレッションにはやや欠けるきらいがあるけど、適度なシンフォアレンジと、個性豊かなゲストがそれぞれに持ち込んだ要素が見事に溶け合って、朴訥とした印象はあるものの全体としては統一感のある作りです。中盤のいかにもBLACKMORE'S NIGHT的なキャンディスの歌唱が実はこの世界観に一番あっている気もする…。ファビオはここでは元バンドのような大仰な歌唱はなりを潜め、やや控えめながらいい仕事してマス。
圧巻は3人の歌姫が共演した⑪“Promises Under The Rain"。非常に牧歌的な曲ですが、めっちゃなごみますね。さとう珠緒、井川遥、優香が共演したのと同じくらいの癒し具合(笑)で。
唯一の疑問は、このベト・ヴァスケスさん、あまり存在感を見出せない…(苦笑)


LILLIAN AXE - Poetic Justice - The Promised Land ★★★ (2002-03-06 22:51:53)

彼らのアルバムは本作しか持っていないのですが、とにかくこのバラードの美しさには感動しました。いわゆるマイナーキーで切々と歌われるもの悲しい曲なんですが、サビでの転調とそこに続く泣きのGソロ…。個人的には“She's Gone"“Long Gone"と並ぶバラードBest3に入る曲なのです…。


BLIND GUARDIAN - Follow the Blind ★★ (2002-03-06 22:43:00)

最近の非常によく作りこまれたアルバム\の後に聴くと、音質もアレンジもチープです。
でも当時の彼らには若さがあった!!現在の彼らのトレードとも言えるコーラスワークも随所で聴くことが出来ます。若さにまかせた疾走感とメロディがいい具合に結びついて、当時は掃いて捨てるほどいたHELLOWEENのコピーとは明らかに異なる彼らならではの個性が光っていました。
個人的にはこの頃の方がハンズィのVoは歯切れが良くて良かったと思います。歌は…今よりヘタだけど。


BLIND GUARDIAN - A Night at the Opera ★★ (2002-03-06 22:36:00)

第一印象では結構好印象でした。個人的には4th「SOMEWHERE FAR BEYOND」に近い印象でした。でも聴き込んでいくにつれ、なんかやはりここ数作に通ずるもどかしさが気になり出しました。そしてやっとそれが何だかわかりました。
ハンズィのVoパートのほとんどがクワイヤになってるから、聴いてて暑苦しい!!!!
ってことなんですよ。本来BGの魅力の一つであったはずの勇壮なクワイヤは各所で効果的に使われてきました。ハンズィのVoは決して上手くはないけど、この音楽性には味として非常に合っていると思います。そこにゲストVoでカイ・ハンセンが絡んできたり、クワイヤを導入して効果的な演出をしてきていたのに、その演出効果に本家のVoが乗っ取られたイメージです。いや、決して悪くはないんですよ。ただメリハリがなくなってクワイヤ・コーラスの垂れ流しに聴こえてしまうんです。それがこれまた過剰なプロデュースの楽曲との相乗効果で、本来豪華で荘厳な楽曲の数々が、アルバム1枚を通して聴き終わるころにはクドく感じてしまうんですよ。その結果、個々の楽曲の輪郭がボヤけて、1曲1曲が際立ってきません。これが最近のBGに対する不満の原因だったと思うと複雑な思いです。だって彼らのそこが魅力だったのに…。
と否定的に書いてしまいましたが、決して楽曲の質は悪くないですよ。勇壮なメロディが分厚いコーラスを伴って展開していく様は「A NIGHT AT THE OPERA」の名に恥じない出来です。それだけにもどかしい…もどかしい!!!