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CANDLEMASS - Candlemass ★★ (2005-05-28 16:53:00)

知らぬ間に再結成していたCANDLEMASSの、何と最新スタジオ作。
Voはメサイア・マーコリン。店頭で見かけて、思わず購入してしまいました。
内容は紛れも無いCANDLEMASS。21世紀になったからと言って新たな要素や方向転換といったことは全く無く、様式かかった暗黒楽曲をメサイアの堂々とした劇唱が彩るスタイルは全盛期を踏襲しています。
再結成を感じさせず、普通にそのまま作を重ねたような順当な内容だけど、さすがの説得力を感じます。白地にバンドロゴだけのシンプルなアートワークにも意欲が感じられました。


ANOREXIA NERVOSA - Redemption Process ★★ (2004-10-26 22:02:00)

2年間待ちに待ったANOREXIA NERVOSAの新作。4thにしてついに本邦デビューと相成りました。
CDをトレイに乗せると、出だしの“The Shininng"からしてブチ切れモード全開!大波に飲まれるかの如き音像の渦に巻き込まれること請け合いです。2nd「DRUDENHAUS」、3rd「NEW OBSCURANTIS ORDER」の延長線上にあるこの作品、荘厳さや禍々しさ、そしてHM的な攻撃力が全て増しています。が、それと反比例して前作までにあった、“紙一重の狂気"みたいなモノは薄れてしまったように感じました。個人的にはその狂気の要素こそがこのバンドの魅力だったので、その点は少し残念です。より普遍的なシンフォニックブラック(そんな定義があるかどうかも疑わしいですが)に近づいて唯一無二の個性を失ってしまうのは惜しい!
とは言ってもシンフォニックな要素をここまで攻撃的に用いるバンドはそういないと思うので、独自の路線を貫いて欲しいです。よく引き合いに出されるCRADLE OF FILTHやDIMMU BORGIRなんかと一緒に来日してくれたら是非観に行きたいです。
日本盤ボーナストラックのXのカバー曲“I'll Kill You"ですが、元曲を聴いたことないので比較は出来ません。少なくとも違和感なくアルバムに収まってると思います。が、よく聴くとこの1曲だけメロディがメジャー進行してるのがちょっとだけ気になってきました。Xファンの方々はこの曲どう思うんだろう?


CHROMING ROSE - Pressure ★★ (2004-10-22 02:07:00)

「ルイ14世」「エデンの秘密」(あえて邦題)といったHELLOWEEN系のいわゆるジャーマン路線の1st、2ndの存在を無視するがごとく出された3rd。それまで“HELLOWEENフォロアーの1バンド"としての評価に甘んじてきたこのバンドはこの3rdで起死回生の方向転換を試み、そして歴史の狭間へと消えていく…。
当時は「METALLICA」アルバムの影響もあり、あまたのバンドが“速さより重さ"へ拘った作風へ転換して次々に魅力を失っていったが、このバンドもそのうちの一つと言えるかもしれない。
確かにこのアルバム、それまでの2枚と違って、やたらミディアムテンポの曲が多く、全体的にメリハリが足りない。でも聴き込むと、速さと重さが絶妙のバランスで融合した首都高系疾走曲“Skyline Of The World"、リフが特徴的な“The Snake"など聴き所があり、CHROMING ROSEとしての先入観無しに聴けばそんなに悪いアルバムじゃない。
中古屋で叩き売られてたら、試しに手にとってみて下さい。案外掘り出しモンですよ。


ANNIHILATOR - Set the World on Fire ★★ (2004-10-22 01:41:00)

発売当時、前作までの個性有りまくりのスラッシュ路線からのあまりの逸脱に、「軟弱化した!」と決め付けてました。が、後に名曲が多いアルバムと再評価するに至りましたー。
確かに一聴して耳に残るのは“Phenix Rising"“Sounds Good To Me"といったソフト路線の曲ですが、“No Zone"のような正統派の曲や最後にかましてくれた狂気の1曲“Brain Dande"といった佳曲もあり、聴き応えのある1枚。


W.A.S.P. - The Crimson Idol ★★ (2004-10-22 01:28:00)

個人的にはコンセプトアルバムってやつが苦手です。単純に耳だけで聴くのでなく、頭を使いながら聴くことを強要されているようで…。そういった意味で、音楽としての質が高くても「OPERATION:MINDCRIME」や「METROPOLIS2」でさえ聴きこむまでには至らなかった…。
しかしW.A.S.P.のこの1枚は、コンセプトアルバムであることを感じさせずに楽曲の質の高さだけで一気に聴かせてしまう凄さがあります。これはオジーにも通じるんだけど、狂気をもったアーチストが真摯な作品を作ると、その凄みが増すと感じました。それまでW.A.S.P.に持っていた“お馬鹿"なイメージを覆されたのと同時に、アーティストとしてのブラッキー・ローレスの才能を改めて感じさせられた1枚でした。
ドラマティックであり、非常に感情的な楽曲がこれでもかと並べられ、しかもそれぞれがHMとしての質も高いんだから、言うことがないです。ジャケットもいいなぁ…。
この1枚でW.A.S.P.を語ることは出来ないかもしれないけど、1stと一緒に聴き比べて欲しいですね。


AT VANCE - The Evil in You - Fallen Angel ★★ (2004-08-30 01:05:19)

オーラフ・レンクはなんて粒の際立ったギターを弾く人なんだろう。この曲のイントロを聴くとそう思わずにいられません。
Vo交代劇はスムースに進行し、違和感なく聴けました。
アルバムの1曲目としては理想の出来。


VAN HALEN - The Best of Both Worlds - It's About Time ★★ (2004-08-08 12:08:25)

まだラジオで流れたのを2~3度聴いただけですが、かなりのインパクトがありました。
ダークでモダンなイントロを聴いたときには一聴してVAN HALENとは気付かなかったけど、やはりサミーのVoが入ってきた瞬間に弾けました。エディのGソロもブランクを感じさせない弾けぶりで、復活作としては中々パンチのある曲だと思います。
フルアルバムが楽しみですね。


DEATH ANGEL - The Art of Dying ★★ (2004-07-04 11:29:00)

これは間違いなくDEATH ANGEL!
ちょっとひねくれたリフも独特の歌い回しも以前のままのDEATH ANGELそのものです。さすがに現代的な要素も入っていますが、先入観無しで聴いても一発でDEATH ANGELとわかる個性はそのままです。
13年前の前作「ACTⅢ」はそれこそ何十回も繰り返して聴いた思い入れのある作品だったので自分の中でかなり美化されてますが、その次にくるアルバムとして非常に納得のいく1枚です。
こういうまさに「スラッシュ」然した作品が現在どう評価されるのかはわかりませんが、かつてのスラッシュ全盛期にハマりまくったオールドスラッシャーとしては彼らのこの帰還はうれしい限りです。
これは9月のLiveが楽しみだ!


NIGHTWISH - Once ★★ (2004-06-24 19:31:00)

フランスのCDショップに山積みにされていました。ヨーロッパでのこのバンドへの注目度の高さを再認識させられました。
前作までの流れから、ますますMetalからは遠のいていってしまうかと思いきや、逆にアグレッシブになったかのような内容にホント圧倒されました。冒頭の"Dark Chest Of Wonders"のイントロのリフが流れてきた瞬間にもうガツンとやられました。
中にはデジタルビートを導入したような曲もあり、EVANESCENCEあたりを想起させられる曲調もありますが、どんな曲をやってもNIGHTWISH印になってしまうようなオリジナリティを確立させたと思います。
益々バンドとしての格があがってきたNIGHTWISH、来日公演はまだ実現しないんですかね…。


DEATH ANGEL ★★ (2004-06-15 21:44:00)

復活記念書き込み。
スラッシュメタル全盛時代にも異彩を放っていた孤高の存在だったDEATH ANGEL。新譜はまだ聴いてないけど、かなり高評価なようで、聴くのが楽しみです。
9月のTESTAMENT、OVERKILLとの来日も非常に楽しみです。まさかDEATH ANGELを観れる日が来るとは想像も出来ませんでした。


CHROMING ROSE - Louis XIV - Power And Glory ★★ (2004-06-15 21:39:02)

遊園地のようなSEから一転、わかりやすい疾走曲へ。
発表されてから約15年経ちますが、何とまっすぐな曲よ…。
HELLOWEENコピーバンドの筆頭のような扱いをされていましたが、キャッチーでいい曲ですよ。Voはちょっと弱いですけどね。


VICIOUS RUMORS - Vicious Rumors ★★ (2004-06-15 21:29:00)

楽曲の充実度、メロディとパワーのバランス等、次作の名盤『WELCOME TO THE BALL』と何ら遜色の無い内容ながら、この得票差は確かにおかしい!
“Don't Wait For Me"“Hellraiser"などはホント名曲です。
前作と比較してもパワーも増しているし、何よりもカール・アルバートの歌唱が強力!
個人的には4th『WELCOME TO THE BALL』を発売時にレンタルで借りたら中が間違ってこの3rd『VICIOUS RUMORS』が入っていて、「何じゃこりゃ、前作とほぼ一緒ジャン!」と憤慨したことが記憶に残ってマス。(もちろん文句を言ってちゃんと4thを借りました)


PAVLOV'S DOG - Pampered Menial ★★ (2004-06-15 21:20:00)

このバンドのアルバムはこれしか聴いたことないんですが、Voのデヴィッド・サーカンプの特徴的な声は一度聴いたら忘れることは出来ません。甲高く、細かく震えるような声質はホント個性的です。特にファルセットで叫ばれると鳥肌たちます。ホントに。
曲調は上で皆さんが書かれている通り、叙情的でややプログレッシヴです。泣きのメロディたっぷりで、深遠なイメージのジャケット共々非常に絵画的な1枚に感じました。


ORPHANED LAND - Mabool: The Story of the Three Sons of Seven ★★ (2004-06-15 18:32:00)

多様な民俗音楽的エッセンスを盛り込んだデス(ゴシック?)メタル。
これまでにあまり聴いたことの無いタイプの音楽性ですね。非常にエスニックな雰囲気を持っていますが、いわゆるアラビア音階ではなくどちらかというとインド風というか、東アジア的な香りがします。
上でkamikoさんも書いてますが、ピアノやアコギといった電気を通さない楽器が効果的に使われていて良い感じです。個人的には要所で差し込まれる女声がタマラナイっすね。特に④“A'salk"のようなアジア民謡っぽい歌い方なんか他のメタル系バンドでは味わえない気がします。
デスVoとクリーンVoが混在し、曲の作りも複雑なこのバンド、ジャンル分けは難しいですが、ある種のプログレとい言ってもいいのかも。


MOONSORROW - Voimasta ja kunniasta - KYLAN PAASSA ★★ (2004-06-13 10:09:10)

ダークで物悲しい民謡チックなメロディが撒き散らされながら疾走していきます。
哀愁を帯びながら、その実スゴい勇壮という、不思議な雰囲気です。北欧、フィンランドということで醸し出せるこの独特の雰囲気、かなりハマります。
ちなみに曲名のaの部分には全てウムラウト(?)がつきますが、表記出来ませんでした。念のため。


SHIVA - Desert Dreams ★★ (2004-05-17 02:01:00)

最近とんと新規CDを購入しなくなっていたんですが、久々に買って久々に聴きこんでいるアルバム。
B!のレビューに半信半疑ながら買ったんですが、これはかなりの掘り出し物。
まず1曲目のイントロの攻撃的でエッジの利いたハードなギターリフに度肝を抜かれます。そしてパワフルな女性Vo。ドラムが打ち込みだったり、そこかしこにデジタルなエフェクトが施されてるんですが、そんな些細なことが気にならないくらい勢いでグイグイ引っ張られます。
メロデスにしてもメロパワにしても、どれを聴いても違いがよくわからなくなってきていた昨今、こんな個性的な音に出会えると嬉しいですね。似た音を出すバンドがパッと思いつきません。リフやリズムはRAMMSTEINなんかにひょっとしたら似てるかも。
個人的には3曲目“Unjustify The Truth"がかなりツボにはまりました。


ICED EARTH ★★ (2003-10-18 03:48:00)

>5150さん
なぜかはわかんないけど、MILLENIUM、EYEWITNESS等で活動してた彼その人です。
とは言ってもWeb上でしか確認してなかったので、公式ページを覗いたところ、特に記述が見当たらないんですよねー。(見つけられないだけか?)
色々探してみたところ、間違いない情報だとは思うんですが。
参照↓
http://www.tartareandesire.com/bands/icedearth.html


NEMESIS ★★ (2003-10-04 23:53:00)

うーん、比較に出しちゃうと失礼かもしれないけど、大人気(?)のDRAGONFORCEよりも断然こっちの方が好きなんですよね。
具体的にどこが?って言われると難しいんですけど、こちらの方がアレンジが凝ってたり、Voが特徴的だったりするところなんです。後は疾走とパワーのバランスがいいところかな。
マニアックなバンドですが、DRAGONFORCE、DRAGONLAND、HEAVENLY等が気に入った人なら聴いてみて比べてみるのも面白いですよ。
よく見たらバンドのロゴの端に“CZ"(チェコ)の表記が…。愛国心があってなんかいいですね。


STORMLORD - At the Gates of Utopia ★★ (2003-10-04 23:21:00)

あれー確かこのアルバム書き込んだと思ってたんですが。と調べたら、発売当時の新譜感想にのみ書いてました。最近また聴いてたので改めて…。
音楽的にはシンフォニックなデスメタル(ブラック?)ですが、上でKUZUさんも書いてらっしゃるように、リフの刻み方や音のベースがスラッシュメタルに聴こえるんですよね。シンフォスラッシュ+デス声って感じです。
とにかく楽曲を盛り上げるKeyの使い方やシンフォニックなアレンジが上手いです。このあたりの大仰さはRHAPSODYに通じるものもありますね。
そして破壊的な美しさはフランスのANOREXIA NERVOSAにも近いです。


QUEEN - A Night at the Opera - The Prophet's Song ★★★ (2003-10-04 23:01:42)

QUEENの曲ってあまりに色々なタイプの曲があって一言で言い表すのが難しいけど、ドラマティックさで言ったらこの曲はかなりなもんです。
“Bohemian Rhapsody"とはまた一味違う感動があります。


LILLIX - Falling Uphill ★★ (2003-10-04 22:46:00)

確かにHMとは縁の無い音楽ですね(笑)
そんな些細なことはさておき、女声POPとしての質は高いですね。
メロディの良さもさることながら、コーラスワークがすごい好きですねー。このコーラス、誰かに似てるんだけどそれが誰か思い出せない…。
アヴリルは真剣にアルバム通して聴いた事は無いので比較は出来ないけど、質として段違いの差があるとは思えません。要は売り方の問題だと思いますよ。
質の高さがそのまま売上枚数に比例したらいいんですけどね…。


THE 3RD AND THE MORTAL - Tears Laid in Earth ★★ (2003-10-04 16:25:00)

最近になってやっと中古で買い直しました。テープでしか持ってなかったんで…。
とにかく陰鬱で物悲しく、荒涼としたところにポツンと取り残されたかのような雰囲気に支配されます。そこに流れ込んでくるKARIの歌声のなんと美しいことよ…。
この当時はまだ女声を取り入れたゴシックメタルどころかゴシックというジャンル自体がまだ確立され始めた頃で、この音楽性はかなり衝撃的でした。
↑ロージーさん
このバンド登録したの自分なんですが、この1stと次作(ミニアルバム)のアルバムの表記を見る限り、バンド名は「The 3rd and the Mortal」ですよ。


NEMESIS - Goddess of Revenge - Heaven's Fall ★★ (2003-10-04 15:09:57)

アルバムのハイライトとともいうべき疾走曲。
イントロからとにかく全パートが豪華に疾走していくんですが、それがサビで弾けるように明るいメロディに展開していくところが素晴らしい。
この明快な感じはHEAVENLYの“Still Believe"に通じるモノがありますね。


NEMESIS - Goddess of Revenge - Queen of Fate ★★ (2003-10-04 15:04:41)

とにかくAメロでGとKeyが裏で強烈に疾走して行くところがかっこいいですね。
サビが弱い(っていうかどこがサビかわかりづらい)のちょっと残念。


NEMESIS - Goddess of Revenge ★★ (2003-10-04 15:00:00)

珍しくチェコ出身のメロディックスピードメタルバンド。
夏前にHeavenの宣伝文句とジャケットにつられて購入したんですが、どうやらHot Rockin'から日本盤が出るようなので、オススメしておきます。
音楽的にはDRAGONLANDやDRAGONFORCEなんかと同じような感じの、いわゆる“疾走クサメタル"ってヤツですね。玉石混合のこの手のバンドの中で玉と石の境界って非常にわかりづらいんですが、このバンドは“買い"じゃないかな、と思います。
音質は正にB級でショボいけど、メロディの質やアレンジの仕方なんかはA級と言っても過言ではないでしょう。何よりKeyの使い方が上手くて、ピアノの音の入れ方とかが絶妙です。Voも線は細いながら音域は広いし、哀愁がかった声質も個性的でいいと思います。絶賛は出来ないですけどね。
プロダクションさえ良ければ次作で大化けしそうです。上記バンドの好きな方なら聴いて損はしないですよ。


陰陽座 - 陰陽珠玉 - 悪路王 (2003-10-04 09:49:08)

陰陽座がこんなスラッシュ然とした曲をやるとは意外でした。
声も昔のシュミーアみたいで懐かしい感じがしました。
「ふざけんな!」って言われるかもしれないけど、筋少の“スラッシュ禅問答"を思い出してしまった(笑)


ROUGH CUTT - Rough Cutt ★★ (2003-10-01 17:31:00)

とにかくポール・ショーティノのVoに尽きる。
当時HM/HRというジャンルでここまでソウルフルな歌唱は類を見なかったんじゃないでしょうか。定ちゃんさんの書いてる通り、特に楽曲が派手なわけでもなく特にテクニシャンが在籍してるわけでもないのに、ここまで印象に残ってるのは凄い。
改めて聴き直そうとしたんだけど、LPしか持ってなかったので現在の環境では聴けません。根気よくCD探してみようかな…。


SAVATAGE ★★ (2003-10-01 16:49:00)

上の連さんと同じく、「GUTTER BALLET」「STREETS A ROCK OPERA」「EDGE OF THORNS」の3枚が好きです。「HANDFUL OF RAIN」以降の作品も悪くはないんだけど、決定的な魅力に欠けるのは否定できないなぁ…。
クリス・オリヴァはギタリストとしてもメロディメイカーとしても傑出した才能を持っていたと思います。それが最も魅力を発していたのがこの3枚じゃないかな。
全編を通して、クリスの素晴らしいGプレイが散りばめられてます。これほど感情の込められた音色は他には知らないです。個人的には世界一好きなギタリストですね。
現在はジョン・オリヴァがKey、Vocalsとして復帰してます。スタジオ最近作では彼が歌ってますが現在のVoはDamond Jiniyaという人みたいです。
個人的にはJUDASを脱退したティム・オーウェンズが加入したら面白いかな、と思ってました。


URIAH HEEP - Firefly - Sympathy ★★ (2003-10-01 16:30:45)

ジョン・ロートンのVoはホント上手いです。
この曲はその上手さが凝縮されたような名曲ですね。


PHANTOM - Cyberchrist ★★ (2003-09-27 01:18:00)

PHANTOM、懐かしー!と思って何故か今聴いてます。
最近こういう音出すバンドいないですよね。正に正統派パワーメタル。
重厚なリフに金属的なハイトーンスクリームが乗るといういわばお約束のスタイルながら、楽曲はどれも高品質でした。突き抜けた1曲が欲しかったなぁ。
ジャケットがJUDASを意識したとしか思えない奇妙な半機械獣人でちょっと笑える。


ARTCH ★★ (2003-09-27 00:57:00)

今さらこのバンドについて語る人もいなそうだから書いちゃおうっと(笑)
90年代初頭に2枚のアルバムのみ残して消えたARTCH。雑誌等で隠れた名盤を探すみたいな企画をやっても挙がってきそうにないのでプッシュ!
北欧出身ですが、北欧臭はそんなに無く、今では貴重な存在の正統派パワーメタルバンドです。
今のメロスピ・クサメタルバンドのスピード感に慣れてしまった若い人達にはタルいくらいの速さですが、このバンドは速さに頼らなくてもカッコよさを表現できる稀有な存在でした。ミドルテンポ中心な楽曲ながら、1曲の中に盛り込めるドラマ性の高さったらなかったですよ。
そして何より注目して欲しいのがエリック・ホークのVo。上手い!上手過ぎる!
レンジの広い説得力のあるその歌唱は、まさにHMを歌うために存在するといっても過言ではないでしょう。ミドルテンポの楽曲でここまで感動できるバンドはこのARTCHの他にはDIOくらいしか思い浮かびません。
しかも中古屋に行くとビッグマックセットよりも安く叩き売られてるのを良く見かけます。見かけたら救ってあげて下さい。


U.D.O. ★★ (2003-09-27 00:42:00)

何かとACCEPTと比較されがちだったこのU.D.O.。
自分がHMを聴き始めた頃、ACCEPTは既に解散(もしくはウド脱退)していたので、ウドの強烈な声との出会いはこのU.D.O.の方が先でした。後追いで聴いたACCEPTがパンチなく聴こえるくらいHMとしてのインパクトが強いバンドでした。
特に4thの「TIMEBOMB」は確か当時“JUDASの「PAINKILLER」に対してのドイツからの返答"とか言われてて強烈な印象が残ってますね。
かたやJUDASにはロブが戻って世間を賑わしてます。がこのU.D.O.もACCEPT崩壊後また活動しているのに、アルバムは日本盤出たり出なかったり、初期の名作たちは廃盤…と正に正反対を行ってますね。悲しい限りです。
当時はメロディがいいのにウドの声が苦手って人多かったけど、今ならメロデス等で免疫が出来て受け入れられやすい土壌があると思うんだけど…ダメですかね?(笑)


U.D.O. - Timebomb - Timebomb ★★★ (2003-09-27 00:28:50)

ACCEPT再結成前に残されたアグレッションに満ち溢れた1曲。
JUDAS PRIESTの“Painkiller"に近い戦慄を覚えました。
こんな名曲なのにあまり知られてないようで残念。
当時は何故この曲がアルバムの1曲目じゃないのか不思議でたまらなかった。(今でもそうかな?)


CRIMSON GLORY - Transcendence ★★ (2003-09-25 11:39:00)

当時はメンバー全員が仮面を被っていたこともあり、ちょっと色モノ的な扱いもありましたが実力派のバンドでした。
正統派の楽曲に、超人的ともいえるミッドナイトのハイトーンVo。
同時期に出てたJUDASの「RAM IT DOWN」よりもこっちの方をよく聴いてましたね。
中でも⑦“Lonely"はドラマティックな名曲!


SADUS - A Vision of Misery ★★ (2003-09-25 11:16:00)

まさに聴き所はスティーヴ・ディジョルジオのウネリまくるベースにありますね。
DEATHの「INDIVIDUALTHROUGH PATTERNS」で彼のベースに衝撃を受けて、このアルバム探し出しました。
曲調とかは特に個性がある感じではないけど、スラッシューデス端境期の隠れた秀盤。とにかく「速い!」ってのが当時の感想でした。
確かスティーヴ氏は現在ICED EARTHにも籍を置いてるはず。


KRUX - Krux ★★ (2003-09-25 10:54:00)

ライフ・エドリングのバンド、Voがマッツ・レヴィンという、個人的に名盤アルバム1枚のみ残して消えたABSTRAKT ALGEBRAをいやでも思い出させます。Gがコレ方面での猛者、マイク・ウィードか元(?)ENTOMBEDの人に代わってますが…。
音的にもCANDLEMASS、ABSTRAKT ALGEBRA直系のダークで重く引きずるようなサウンドです。まあライフ・エドリングのバンドだったら当然か。個人的には「ドゥーム」というと初期SABBATHやCATHEDRALを思い浮かべるので、あまりこの手の音楽をドゥームと思ったことはないんですけど、世間的には「ドゥーム」とカテゴライズされるような音楽性です。
アルバム的には同じようなテンポの曲ばかりなのでちょっとダレます。このバンドなりの速い曲が1曲でもあれば印象違うんですけどね。CANDLEMASSの“Dying Illusion"やABSTRAKT ALGEBRAの“Shadowplay"みたいな曲が…。
相変わらずマッツのVoは情熱的で素晴らしいので、様式がかった暗く重い曲が好きな方ならば一聴くの価値あり。


ICED EARTH - Night of the Stormrider ★★ (2003-09-23 09:38:00)

出だしの“Carmina Burana"を彷彿させる荘厳なイントロで悶絶。
ただ、個人的には冒頭のインパクトが強すぎてアルバム全体の印象は案外淡白なんですよね。
これは当時のVoがメリハリの無い歌唱をしていたのが原因かな。
ジョン・シェイファーの作る個性的なリフは既にこの頃から聴ける。完全な個性を確立する前段階の発展途上な1枚の印象が強いです。


ICED EARTH - Burnt Offerings - Diary ★★ (2003-09-23 09:32:00)

前半の語りの部分と後半の重く激しく展開していくパートの対比が美しい。
特に後半の疾走パートでのザクザク刻まれるスラッシーなリフが堪らない~。


ICED EARTH - Burnt Offerings ★★ (2003-09-23 09:29:00)

個人的にはICED EARTHでは一番好きなアルバム。マシュー・バーロウ加入1枚目、バンドとしては3rdになります。
前作は一本調子なVoがどうにも馴染めなかったので、ダーティだけど魅力的な声質を持つ彼の加入は願ったりでした。激しい咆哮から歌い上げるスタイルまで幅広い表現力を持つ彼の加入は間違いなくバンドにとってプラスになったと思います。
クリーントーンのアルペジオ→細かく刻まれる重いリフというジョン・シェイファー得意の楽曲スタイルはこの頃から健在で、1曲の中に緩急を付けるのが上手いですね。この1枚で、ICED EARTHは他に類似バンドが思い浮かばせない稀有の個性を完成させたと思います。
出だし3曲のドラマティックさとラストの16分におよぶ大作“Dante's Inferno"は圧巻。


JAVAN - SOMEWHERE IN THE NIGHT - DREAMS ★★ (2003-09-23 09:10:52)

静かなアルペジオで始まり、哀愁を帯びたVoが切々と歌い上げるバラード。
サビにかけての盛り上がり方が凄まじいです。
そしてサビの絶唱!
正に埋もれてしまったバンドの埋もれた名曲。


JAVAN - SOMEWHERE IN THE NIGHT ★★ (2003-09-23 09:08:00)

以前実家に帰った時に、10年以上前に作ったお気に入りテープを発掘。そこに入ってた“Dreams"なる曲が誰の曲かわからず悶々としていたんですが、ついに発覚!
91年に輸入盤でのみ出てたこのJAVANでした。
当時高田馬場には、B!誌の輸入盤レビューに載ったモノをすぐに入荷するという、メタラーには重宝されるレンタルCD屋があり、これもそこで見つけた1枚でした。
この1枚しか情報も音源もないけど、これはいいですよ!
声域も声質も北欧的な上手いVoが歌い、適度にテクニカルなGが弾きまくり、煌びやかなキーボードが彩りを加える。これほど高品質なバンドが日本盤出なかったのが今でも不思議です。メロディに妙にメジャー感があり、感涙モノのバラードからハードドライヴな曲まで曲調も豊かで、埋もれてしまうには惜しい逸材でした。
今でも中古屋でたまに見かけます。80年代のゴージャスな音が好きな方は是非!


OMEN - Warning of Danger ★★ (2003-09-23 08:53:00)

いつの間にか渋いアルバムが登録されてる!
ANNIHILATORの2ndで歌っていたコバーン・ファーに惹かれて、彼が以前歌っていたというOMENを探しまくり、確か当時全世界的に廃盤・未CD化だったはずなのに中古屋で見つけて、エラい値段出して買った記憶があります。
Voのスタイルが期待していたモノじゃなかったので落胆した記憶がありますが、改めて聴くと男クサく、渋いメタルですねー。今の時代には古臭いかもしれないけど、80年代の良かった部分を感じられる1枚。


ANOREXIA NERVOSA ★★ (2003-09-23 08:45:00)

個人的には次作が最も気になるバンドの一つです。
捉え方は人それぞれだと思いますが、これはデス・ブラック系においての完成形の一つじゃないかと錯覚してしまうほど凄いバンドです。
VoがADAGIOにゲスト参加したり、次作での日本盤発売の噂があったりと、やっとこのバンドに日の目があたり始めたかな、というところでしょうか。
輸入盤しか出てないし、一般のお店では扱いも無いと思うのでそう目にかけることもないと思いますが、是非聴いてもらいたいバンドです。
言葉は悪いですけど、B級のショボいメロスピ聴いて「最強!」とか連発してる人たちに聴かせてあげたいです。目からウロコの1枚だと思いますヨ。


ADAGIO - Underworld - From My Sleep... to Someone Else ★★ (2003-09-23 08:35:30)

ピアノの不気味な調べからSYMPHONY X風のギターリフへの展開、そしてブラストかましながらヒステリックなデス声が…。
このイントロを聴くだけで一聴の価値あり!


ADAGIO - Underworld ★★ (2003-09-23 08:31:00)

前作「SANCTUS IGNIS」はネオクラシカルHMとしての名盤でしたが、2ndとなる本作では若干の方向転換がされた感じ。
メンバー的にもネオクラ権化のリチャード・アンダーソンが抜け、無名のKey奏者が加入しており、彼の味が加わった結果なのかな?前作で顕著だったネオクラシカル・シンフォニックさよりも映画音楽的な壮大さや、ピアノを用いての純クラシカルさが目立つ作風になってます。中盤の荘厳なコーラスパートはいやでも大作映画のサントラを彷彿とさせます。
ここでもデヴィッド・リードマンは見事な歌唱を聴かせてくれますが、楽曲が大仰になり過ぎたのか、歌メロ自体があまり目立たないつくりに感じました。その要素もあってか、前作と比較するとHM的な昂揚感が少し弱まったかな。あくまでも比較論ですけど。
個人的には最も注目してるバンドの一つであるフランスのブラックメタルバンド、ANOREXIA NERVOSAのVoがゲスト参加してるということでかなり期待してたんですが、味付け以上の役割ではなかったみたいです。残念。
それにしてもこれだけの楽曲を作ったステファン・フォルテは凄いですね。ギタリストしてだけでなく、コンポーザーとしても評価されるべきでしょう。


ROYAL HUNT - Eyewitness ★★ (2003-05-29 13:02:00)

上手いんだけどミスマッチ、D.C.に比べると色気が無い…とあまり思い入れが持てなかったジョン・ウェスト加入後のROYAL HUNT。
今回の新作も事前情報に一切触れず、何枚かCD買う時に“何となく"一緒に買った1枚でした。
すいません、「ROYAL HUNTはもう終わったバンド」なんて思ってたことを心から反省します!
上のオカケンさん同様、いい意味でかなり裏切られました。まず、ジョンのVo、これまでで最高です。感情の込め方や声のハリが、過去2作やARTENSION、自身のソロ作と比較にならないほど素晴らしいと思いました。JKのギターもこれまでになく弾きまくりで、そこが今作のポイントになってると思います。それと楽曲も、初期の頃の雰囲気とギターオリエンテッドのHRの融合みたいな方向性で、これがまたいいんです。個人的には前作?「MISSION」では“Surrender"くらいしかいい曲無いなーなんて思ってましたが、今作はフック満載!な印象です。
世間では「PARACDOX」が最高傑作って言われてるのかな?個人的には「MOVING TARGET」が最高作と思ってます。聴きこみの絶対量がこの3rdには追っついて無いけど、それに比肩し得る名盤ではないかと。


DIONYSUS ★★ (2003-05-19 17:23:00)

ジョニー絡みのバンド(NATION、DIONYSUS)になるとDUSTY-TRAILさんが登場しますね。それとSTORMWINDのところでも発言されていらっしゃるようなので、ちょっと書いてみます。
このDIONYSUSとSTORMWIND、北欧のバンドという以外に関係は無いのかもしれませんが、個人的には非常に繋がる2バンドなのです。それは、
「世界一好きなヴォーカリスト(トマス・ヴィクストロム)、世界一好きなギタリスト(ジョニー・ウリーン)がそれぞれ在籍するバンドなのに、それぞれが別の要素(G、Vo)において決め手に欠けるため、最高!とは言えない」
という悲しい点です。
正直な気持ちを言えば、どちらのバンドも評価は出来るんですが、どうしても絶賛に致りません。このまま両バンドとも中途半端で終わるなら、いっそ合併してお互いの弱点を補完し合って欲しい!と切に願ってしまうのです。でもやはり音楽的イニシアティヴはジョニーが持ってて欲しいので、トマスがDIONYSUSに加入する方がなお可(笑)
と、単なるバカなファンの1願望でしかないのですが、実現したらそれはそれは素晴らしい曲が出来上がりそうなのに…。
最近DIONYSUSのHP覗いてなかったので(っていうか一時閉鎖されてませんでた?)その“Paradise Land"なる曲、未聴です。それを聴いて次作に夢を馳せることにします。


OBTAINED ENSLAVEMENT - Soulblight ★★ (2003-05-08 18:05:00)

以前某店内で掛かっていて、アルバム名だけメモっといてアーティスト名がわからなかったんですが、つい先日同じ某店にて発見。ロゴだけ見てもバンド名読めないっちゅーの。
内容は一言で言うならシンフォブラックです。Keyが作り出す宗教がかった荘厳な雰囲気はかなり好き。メロディも哀愁漂いまくりで、このジャンルにしては聴きやすい部類の音だと思います。シンフォニックなだけでなく、しっかりブラストもキメてくれてます。
音質はお世辞にも良いとは言えないけど、作品の根本を壊すまでには酷くないので、まあ耐えられます。
CRADLE OF FILTHよりはDIMMU BORGIR、DIMMU BORGIRよりはCOVENANTやARCTURUS等に近い音楽性です。
ある程度聴き手を選ぶような音楽性ですが、興味のある方は見かけたら手にとってみて下さい。まあ、めったに見かけないと思いますけど(笑)


DRAGONFORCE - Valley of the Damned ★★ (2003-05-08 17:49:00)

個人的な感想でしかないんですが、久々にB!誌のF木氏と意見が正反対になりました。
元を正せば兄弟バンドであるDRAGONFORCEとPOWERQUEST、比べるなら個人的には圧倒的にPOWERQUESTに軍配が挙がります。
あえて「買え!」のコーナーでけなすこともないんですが、皆さんの前評判があまりに高かったので期待しすぎたのかも。
とにかく第一印象は、「ショボい典型的なB級メロスピだな~」でした。
まず音の分離がわるい。疾走パートとか速いのはわかるけど、体の奥まで響くような速さじゃないんですよね。さら~って流れちゃう。Voもショボいし、他の色んなメロスピと比較して突出してるのはがむしゃらな疾走力だけか。
HEAVENLY、DRAGONLANDを聴くと感じる「好きなんだけど気付かざるを得ないショボさ」、こればかりが耳についてしまいました。
方々のサイトで盲目的に崇められてるアルバムをけなしてしまいましたが、こう意見もあるということで。
フォローじゃないけど、いい素質持ってるので次に期待。


DEATH ANGEL - Act III - Veil of Deception ★★ (2003-05-08 17:32:12)

DEATH ANGELの新機軸となるはずだった「ACTⅢ」収録のこの曲、90年当時かなり聴きまくりの1曲でした。
アコギの調べと朴訥とした語り調のVo、そして後半の転調と、それまでのスラッシュ路線とは一線を画す曲でした。
いや~今聴いてもいいな、これ。


DEEP PURPLE ★★ (2003-04-25 16:17:00)

横レスですが、CM業界に携わる者としてちょい補足を。
TV-CMであるアーティストの楽曲を使用する際には様々なコストが発生します。
カバー曲であればその曲を使用するためには楽曲使用料を支払う義務が生じます。
従って、使用側(今回はグ○コ)がこの使用料を支払わずに(つまりはアーティストサイドに無断で)“Smoke On The Water"を使用している場合は法律違反ということになります。
きちんとした手続きを踏んでいる場合は、アーティストサイド(これはアーティストサイドだったり所属事務所だったり様々ですが)にCMの企画内容なり使用意図なりを説明するはずです。
今回の場合も「アーティストを冒涜している!」という批判をよく聞きますが、ちゃんと手続きを踏んでいると仮定するならDEEP PURPLE側の了承を得ている、ということです。そうなるとこの曲を使用した企業(この場合はCMを担当した代理店も含む)だけを責めるのは筋違いだと思いますよ。理由がジャパンマネー(笑)だったかどうかは別にして、あの企画での楽曲使用にGOサインを出したバンド側にも責任があるハズです。
ちなみにカバーでなく原曲を使用する場合は、上記の楽曲使用料の他に莫大な原版使用料がかかり、有名曲であればあるほど、原曲を使うにはお金がかかります。(某自動車メーカーの“愛しのレイラ"なんていくらかかっていることやら…)
まあ個人的にはあのフレーズを聞いたことによって、少しでもDEEP PURPLEの音に触れる人が増えるんならそれでいい気がしますが。音楽の入り方なんて人それぞれだし、それに良いも悪いもないと思いますが。
とは言っても、あの「♪プップップー」じゃそれも望むべくも無いかも…。


POWER QUEST - Wings of Forever ★★ (2003-04-13 00:12:00)

追記
DRAGONFORCEって元DRAGONHEARTのことか。
半年ほど前、mp3.comで正にタイトル曲“Valley Of The Damned"DLして既聴でした。
アルバムを聴くことがあったらDRAGONFORCEのとこに書きます。
場違いな発言失礼しました。


ZONATA - Buried Alive ★★ (2003-04-09 23:05:00)

ZONATA解散しちゃったんだ…。残念。
実はこのアルバム1枚しか聴いたことないんだけど、ありきたりなメロディックスピードメタルでなく、個性があるところが気に入りました。Voの声質はそんなに好きなタイプではないものの、歌唱法のアグレッシブさや、やや強引ながら耳をひく曲展開に他バンドとは違う個性を感じていました。
とくに②“Visions Of Sorrow"なんかは2002年度のBest Tuneでかなり上位にきますよ。
最近は「~に似ている」ってことがパッと思い浮かばないバンドに出会うと「このバンドいい!」って思えるようになってきました。そういった意味では結構貴重なバンドだっただけに解散は残念。


EXODUS - Fabulous Disaster ★★ (2003-04-09 00:38:00)

個人的に“ゼトロ"のVoはあまり好きではないけど、リフの歯切れの良さで言えばこのアルバムが一番好きかな。
確かに後半はちょいダレますね。そんなに曲もバラエティに富んでいるわけでもないし…。
とは言っても、ベイエリアを代表するこの音、埋もれて欲しくないなぁ。最近再発されたみたいだし。


DIONYSUS - Sign of Truth ★★ (2003-04-08 23:32:00)

DIONYSUS…このバンドのアルバム、新譜感想に書いただけで満足しちゃってたな…。
北欧メタルの権化、NATIONの元Gであり、個人的には最も神に近いネオクラシカルの体現者(笑)であるジョニー・ウリーンの新バンドです。「WITHOUT REMORSE」以来、約8年振りの音源、発売の1年以上前から期待して待っていました。
メンツ的にも豪勢ですよね。元SINERGYのDr、STORMWINDのKey、同じく元NATIONのB、それにVoがルカ・トゥルッリのソロでも歌っているオラフ・ヘイヤー。ある意味スーパーバンドと言っても良いかも。
ジョニーのバンドと聞いて真っ先に期待したのは、やはりNATIONのような北欧的透明感とネオクラシカル・スピードメタルの融合したスタイルの音楽。その期待は当たらずも遠からず、ってとこでしょうか。ところどころで煌くジョニーらしいGフレーズも聴けるし、KeyとGのさりげないバトルもあるし、楽曲の方向性もほぼ期待通りです。でも何故か手放しで喜べないもどかしさが残るんですよね。
まずは「WITHOUT REMORSE」の“See Them Fall"のような必殺のキラーチューンが見当たらなかったこと。あんな名曲を簡単に作れと言っても難しいでしょうが、8年もあったんだから、もうちょ
っと瞬殺されちゃうようなインパクトが欲しかったっす。
それと、オラフ・ヘイヤーの歌唱。個人的には苦手なタイプのVoです。決して下手とかじゃないんだけど、NATIONのアイザッックと比較すると、色気というか艶に欠ける気がします。何ていうか…直線的なハイトーンVoですよね。彼がドイツ人ということもあり、歌メロがジャーマン系の雰囲気を持っているんですよ。思いっきり北欧なバックの演奏+ジャーマンな歌唱という一見凄そうな組合せが、実は中途半端で全体像の焦点をボヤけさせているような気がします。
期待していたがために若干厳しくなってしまいましたが、彼らのポテンシャルを考えると、もっと凄いのが作れる気がしてならないのです。
何にせよ、次作を楽しみに待っています。期待してるよ!


SONATA ARCTICA - Winterheart's Guild ★★ (2003-04-07 13:45:00)

以前「SILENCE」に、“次は疾走曲に頼らないドラマティックな曲を~"なんて書き込んでいたんですが、それに近い作風のアルバムを出してくれたと思います。が…
前言撤回。
疾走しまくりのところが彼らのアイデンティティだったとすると、彼ららしさに欠けた作品と言うことになっちゃうのかな。疾走しまくりの若さに溢れたところが魅力の一つだったので、この落ち着き方は微妙。相変わらずの高品質作品なんだけど、前2作と比較するとちょっともどかしさが残る作りかも。
…と思っていましたが、先日のライブを見てまた評価が一変。
イマイチ乗り切れなかった楽曲が、1st・2ndの中に織り交ぜられると、俄然輝き始めるんですよ。
以前の若さに任せた力づくの疾走ではなく、無理の無い範囲でのマイルドな疾走というか…。
改めて3rdを聴き返すと、Voも自らのレンジ内で無理なくハイトーンを伸びやかに歌っているし、Gのフレーズの組み立て方も以前より丁寧になっているろ思います。
ただし、印象に残るメロディは作を重ねるごとに少しずつ減っているような気がします。(ライブでも1stの曲が最も印象深かった)
次作もメロディに磨きをかけて帰ってきて欲しいですね。


DEPARTURE - DEPARTURE - THE WAY YOU SHOW YOUR LOVE ★★ (2003-04-05 01:59:35)

いやー美しいメロディです。
それをこの哀愁に満ち溢れた歌声で歌われた日には、もう涙だだ漏れです。
特にサビのメロディの悶絶度はかなり高いです。
名バラードに認定!


ILLNATH - Cast Into Fields of Evil Pleasure ★★ (2003-04-05 01:55:00)

クレジットを見るに恐らくデンマーク出身のシンフォ・ブラックバンドです。
実は先日出張先のシドニーのCDショップでかかっていて、CRADLE OF FILTHの新作だと確信して店の人に聞いたら、このILLNATHという聞いたこともないバンドでした。「これは掘り出し物に違いない!」と思って買ってきたんですが、本日B!誌を買いに行ったdisc UNIONに山積みされてました。MCDと2枚組なところまで一緒じゃないかっ!(笑)
内容は、ホラー調を薄めにしたCRADLE OF FILTHってところでしょうか。アルバム全体を通して聴くと、Voの表現力の多彩さに気付くんですが、ところどころでの声質、歌いまわしがダニ・フィルスにそっくりなんですよ。あの個性溢れる喚き声が聴こえた瞬間、「あっ、CRADLE OF FILTH!」って思いましたもん。(ちなみに店内でかかっていたのは⑤“The Creators Biggest Pride")
演奏もタイトだし、音質もなかなかです。国内盤出るのも夢じゃない!?
⑥“Gloom Gathering"の様なシンフォニックで美しいインストを聴くと、このバンドのアレンジ力の高さがうかがい知れると思います。
そういえばこのILLNATHで満足しちゃってCRADLE OF FILTHの新作買ってないや…。


KAMELOT ★★ (2003-03-05 01:22:00)

B!誌によると、カップリングはなんとDREAM EVIL!
昨年10月の来日公演も記憶に新しいですが、これはまた楽しみな組合せだ!


ANTHRAX - We've Come for You All ★★ (2003-03-01 02:54:00)

慣例に従い(笑)、最初に断っておくと、私はANTHRAXの元ファンです。
というのも、ジョーイが抜けた後のANTHRAXはあまり思い入れが持てなくなったからなんですけどね。
今回も軽い気持ちで試聴機のこのアルバムをまさに“試聴"するつもりが1曲目の勢いにつられて購入しました。
Voがジョン・ブッシュに交替して早10年、やっと今作で彼の魅力に気付けました。歌唱の幅が広いですね。ジョーイ在籍時代の後期の彼に近い歌い方も有れば、ジェイムス・ヘットフィールドを彷彿させる歌唱(④など)もあり、今風のニューメタルっぽい歌い方も出来る。ANTHRAXの、というよりはジョン・ブッシュに対する評価が一変したアルバムでした。
内容的には昔の彼らを思い起こさせるような曲もあり、そんなに期待していなかった(失礼!)だけに結構楽しめました。ただ残念ながら「これだ!!!」っていう突出した曲は見当たりませんでした。以前と同じ音楽性は望むべくもありませんが、もう少し曲にフックがあればこの路線でも対応できそうな気配があるだけに、ちょっと惜しいです。
ANTHRAXは10代後半の頃にもっとも熱狂したバンドの一つであるだけに、これからも頑張っていって欲しいもんです。


MANIGANCE - Signe De Vie ★★ (2003-03-01 02:38:00)

昨年1stを聴いた直後からずっと探してたMANIGANCEデビューミニ、何と“REMASTER 2003"として再発される運びとなり、無事に聴くことが出来ました。そしてこれがまた期待以上の出来!
「5年も前だし、意外にショボかったりして…」なんて思ってましたが、そんな思いは杞憂におわりました。名盤「ANGE OU DEMON」と同路線のテクニカルでメロディックな正統HMです。Voの印象が違うけど、①“Sans Fard"のリフの組み立て方なんかは往年のPRETTY MAIDSの疾走曲のようです。1stフルよりも、HMとしての純度は高いと思います。
楽曲はそれほど複雑でもなく、その分Voの実力が突出しているような印象があります。その結果、「ANGE OU DEMON」と比較すると歌詞がフランス語であることがより顕著にわかりますね。それによって幾分アクの強い作りになってるかもしれません。洗練度なら1stフルの方が上かも。それよりも5年も前からこれだけ個性的な音を出していてくれたことが嬉しいです。
これで益々、次の音源聴きたくなってきた!


KAMELOT - Epica - Lost & Damned ★★ (2003-03-01 02:25:20)

「EPICA」の中では1番のお気に入り。
期待感を煽るイントロ、そこに切り込んでくるGメロディのかっこいいこと!そして何よりも歌メロが始まるとその裏で奏でられているのはバンドネオン!新たなジャンル、“タンゴ・メタル"の誕生か!?と思わせますが、いざ聴き通してみるとよく出来たKAMELOT印の疾走曲になってるのが凄い!
このあたりの一筋縄ではいかない展開にこそ、このバンドの魅力をかんじますね。


SERAPHIM - The Equal Spirit ★★ (2003-03-01 02:11:00)

ここのサイトでは一人だけで盛り上がっていたSERAPHIM、やっと書き込んでくれた方がいらっしゃいましたか!(喜)
ちなみに持っているのは恐らく台湾盤で、英語表記はほとんどありません。バンド名は六翼天使だし、アルバム名も「平等精霊」です。歌詞も全て漢字表記ですが、歌われているのが何語なのかは判別出来ません…。
内容は1stから同路線でリリース間隔が狭かったけど、着実に進歩が伺えます。ショボいデス声の割合が減っていい方に転んでます。そして何よりも女性Vo、Payの歌唱力がダントツにいいですねー。基本はNIGHTWISHのターヤ嬢を彷彿させる透明感のあるソプラノですが、それを時には浮遊させるように、時にはアグレッシブにと変幻自在な歌唱力を披露してくれてます。個人的には陰陽座の黒猫さんと並ぶアジアの女性メタルボーカル2トップって感じですね。
音質が軽い(特にリズム隊)のは前作同様ですが、まあ許容範囲でしょうか。
女声をメインに据えたHMとしてはかなり上質な作りのアルバムですが、リズムパターンに乏しいのが難点かな。とにかく疾走、疾走、また疾走!はっきり言って疾走過多です。疾走命のファンには堪らないかもしれないけど単調過ぎますね、ちょいと。歌メロとリズムが乖離してます。Drが楽曲の流れとか雰囲気を無視するかのようにこれでもかとばかりに2バスドコドコしてるのはちょっと…って感じっすよ。
以前新譜感想にも書きましたが、昨年のANGRAの台湾公演で前座を務めたり精力的にライブ活動してるようだし、地理的にも近いので日本にも来て欲しいですね。


KAMELOT - Epica ★★ (2003-03-01 02:06:00)

どうやら6月に初来日公演が決まったようです。こりゃ見逃せない!
前作「KARMA」はあまりの完成度の高さに驚かされましたが同路線ながら引き続き高品質なアルバムを世に送り出してくれました。
「KARMA」は1曲1曲は独立していながらもアルバムトータルでの流れを非常に感じさせてくれるアルバムでした。対して今作はゲーテの「ファウスト」を題材にしたコンセプトアルバムでありながら、逆に1曲1曲の個性がが前作よりも際立っているように感じました。「FOURTH LAGACY」以降の路線は踏襲しつつ、色々な新しい要素を盛り込み、それが楽曲に際立った個性を与えているあたりが凡百のバンドとの違いを感じさせてくれます。
同時期に発売されたSONATA ARCTICAのアルバムが色彩にあふれたフレスコ画だとすると、このアルバムの印象は水墨画って感じでしょうか。一聴すると単調に聴こえるんだけど、微妙に隠された濃淡のつけ具合が堪らなくツボなんですよね。ロイ・S・カーンの“大人の夜"を想起させるセクシーな歌唱がその濃淡を演出するのにかなりの役割を負っているのは間違い有りません。が、疾走曲だと若干パワー不足なのは否めないかもしれません。ま、些細で重箱の隅をつつくようなことですけどね。
連続して名盤を送り出してくれていますが、同路線の作風が続いているので、次作あたりで新機軸を打ち出して欲しい…ってのは贅沢過ぎますかね。個人的にはどんなに素晴らしくても何作も同じ方向性だと飽きてしまうので…。なんてことも書いてしまいましたが、今年になってからのアルバムではダントツに気に入っています。間違いなく“買い"です!
HIGASHIさんのいう「ドラえもんでいうと出来杉くん」説、確かに!(笑)いかにのび太が愛されるキャラであろうと、出来杉くんが評価されない社会はおかしい!!


A.C.T - Last Epic ★★ (2003-02-01 16:19:00)

↑の定ちゃんの書き込み読んで買ってみました。
Voの声質も個性的だし、何より美しいメロディが盛りだくさん!
~的と表現するのが難しい音楽性ですが、優しいポップ味溢れるメロディと独特の曲展開が絶妙にマッチしてます。あえて近いのをあげるとROBBY VALENTINEの初期の頃のアルバムには似てるかも。コーラスワークやオーケストレーションはもしかしたらQUEENの影響を受けてるのかな?
耳に優しいメロディを求める方にはオススメ。


MASTERPLAN ★★ (2003-01-26 12:20:00)

扱いはパーマネントメンバーです。
一度はマイケル・キスクが「全曲レコーディングで歌ってもいい」と言ったのに、パーマネントなメンバーを望んだバンドが、それが可能なVoを探してヨルンに行き着いたようです。実際ARK、MILLENIUMは脱退してますし…(残念!!)BEYOND TWILIGHTはあれこそプロジェクト的な匂いがしますけど、パーマネント扱いなんですか?
Vo候補がラッセル・アレン、マイケル・キスク、ヨルン・ランデだったなんて、何て贅沢な…。


陰陽座 - 鳳翼麟瞳 - 星の宿り ★★★ (2003-01-26 12:08:45)

言葉が出ません…。
はっきりこれを陰陽座の曲と言ってしまうのは反則な感じもするけど…。個人的にはイェンス・ヨハンソンに次いで好きな鍵盤弾きである三柴理のピアノの旋律がそれこそ戦慄を覚えるほど凄い!
どちらかというと「三柴feat.黒猫」の様相。
アルバム的にはこの曲で終わってほしかった。


MASTERPLAN - Masterplan ★★ (2003-01-25 22:15:00)

ズバリ!名盤でしょう!
このアルバムがその他大勢のメロディックスピードメタルと大きく差別化を図れているのは、
ヨルン・ランデがVoをとっている
という1点に尽きると思います。
これまでにも彼自身のソロアルバム、ARK、MILLENIUM、BEYOND TWILIGHT等でも聴けましたが、ここまで正統派のパワーメタル曲は歌っていませんでした。やはり凄い!っていうかヤバいっすね、この歌唱力は。
ローランド/ウリの作る曲も、かなり高品質であるものの、凡百のボーカリストがこれを歌っていたら、これほどまでの作品には仕上がらなかったハズです。それだけ、ヨルンの歌唱がこのアルバムを1ランク上に引っ張り上げてると思います。
HELLOWEENの「KEEPERS~」の2枚が素晴らしいのは、キスクのその後のHM界に多大な影響を与える結果となるほどインパクトのある素晴らしい歌唱と、キャッチーでスリリングな楽曲が奇跡的に出会ったことで生まれました。楽曲があれでもカイが歌ったらあんなに化けなかったろうし、逆にキスクが歌っても生きてくる楽曲じゃなければあれほどの作品にはならなかったはずです。
このMASTERPLANのデビュー作は、あの奇跡に限りなく近いポテンシャルを持つ1枚だと思います。このアルバムをキスクが丸々1枚全て歌う可能性もあったと思うと聴いてみたかった気もしますが、新たなカリスマVoヨルンをメインに据えてのこの布陣で聴けたことを良しとします。
キスクとヨルンのデュエット曲④“Heroes"は中々の曲ですけど、なんか中途半端な印象。あえてキスクを意識させる曲は必要無かったと思いますが…。


WARCRY - El sello de los tiempos ★★ (2003-01-17 00:04:00)

巻き舌バリバリのスペインのクサメタルバンド。
いやーこれいいっスわ。クッサクサのメロディがこれでもかと疾走しまくるんですが、演奏もVoも安心して聴けるレベルです。あえていうなら音質が軽いかな?リズムパートがちょっと淋しいかも。
このバンドの個性はVoでしょう!若干ハスキーでボトムのしっかりした声質でスペイン語の歌詞を歌いまくってます。ヘナチョコハイトーンに辟易しているので、こういった個性的なVo、大歓迎です。
楽曲も疾走曲を中心に据えながら、バラードなどもなかなかいい出来なんでアルバムを通して聴いてもダレません。
フランス語のMANIGANCE同様、英語でなく母国語で歌っていることがいい方に出てると思います。英語だとこのクサみは出ないだろうなぁ…。


HELLOWEEN - Helloween - Victim of Fate ★★ (2002-11-24 01:38:19)

カイ・ハンセンのVoが大嫌いになった元凶の曲(笑)
何せキスクver.を先に聴いていたので、demmyさんも書いてらっしゃるサビの部分が、カイのはお経にしか聴こえなかった(笑)
どう贔屓目に見ても、カイが歌い続けていたらHELLOWEENの今の地位はなかったでしょう。
そのキスクの方を聴いて、改めてかっこいい曲だと思いました。
ちなみにこのキスクver.、「THE BEST、THE REST、THE RARE」に入ってます。
(守護神伝・完全版にも入ってるんでしたっけ?持ってないのでわかりませんが)


SECRECY - RAGING ROMANCE ★★ (2002-11-23 18:57:00)

確か昔のB!誌のQUEENSRYCHE特集で取り上げられてましたね。
やたらテクニカルというかひねくれたメロディ展開をしていく、一筋縄にいかないバンドです。
QUEENSRYCHE特集で取り上げられてはいたけど、特に共通性は感じられません。曲調は複雑で、激しいリズムチェンジを繰り返しながら不思議な音空間を作っていきます。Voもハイトーンというかなんというか…微妙な声ですね。浮遊感のある捉えどころのない声で、線が細いと思わせたり、かと思うと堂々としたハリのある声を披露したり、表情が曲によって微妙に異なります。近いのは、PAVROV'S DOGのデヴィッド・サーカンプかRUSHのゲディ・リーかといったところでしょうか。
そしてもう一つの特徴がこれまた捉えどころのない不思議な歌メロ。これは最近ではMANIGANCEが近いものがありますね。MANIGANCEは聴き手の予想を裏切る展開をするけど、このSECRECYは予想というか、理解不能なメロディ展開をしていきます。ここまで不可思議な要素に満ち溢れながら、それらが合わさると、何とも言えない不思議なカッコよさになってるんですよねぇ~。あくまでもHMであるし。ある意味、DREAM THEATERの「WHEN DREAM AND DAY UNITE」に近い音楽性かもしれません。


HEATHEN - Victims of Deception ★★ (2002-11-23 17:23:00)

クランチーでザクザクしたリフが気持ちよく疾走していき、そこにパワフルで表現力のあるVoが乗るというスタイル。当時(90年頃)ベイエリア・クランチと評されていたスタイルですが、その末期に出されたこのアルバム、ムーブメントの最後を締めくくるに相応しい1枚でした。
曲調はスラッシュとパワーメタルのちょうど真ん中をいくようなスタイル。刻まれるリフやリズムは明らかにスラッシュのそれだけど、ボトムの音像を厚くして力強さを強調しているため、分厚く重厚感のあるつくりになっています。Gもなかなかテクニカルでした。
いやー最近こういうバンドあまりいないですねー。


人間椅子 - 人間失格 - 針の山 ★★ (2002-11-19 02:31:43)

この曲を「イカ天」で演奏してるのを見たとき、
「METALLICAの“Breadfun"のパクリやんけ!」
と思いました。あの曲自体がBUDGIEのカバーだとも知らずに…。
ちゃんとした音源で聴いたことは無いんですが、世界観とかの表現が上手いですよね。元曲のおどろおどろしいとこに独自の解釈で“和"のテイストを加えてるのが凄いと思いました。


TIME REQUIEM - Time Requiem ★★ (2002-11-19 02:22:00)

聴いた瞬間にびっくりしましたよ!
…あまりに「THE DIVINE WINGS OF TRAGEDY」の頃のSYMPHONY Xにそっくりで。
速弾きのG&Keyがネオクラシカルフレーズを高速ユニゾンで縦横無尽に弾きまくり、若干ひねくれたようなテクニカルでダークな曲調、これまたテクニカルなリズム隊、パワフルな上手いVo、と言葉で羅列するとすごい魅力的ですが、ほとんどSYMPHONY Xそのものに聴こえちゃいます。彼らの新作といって聴かされたら間違いなく信じてましたね。
でもそれってつまり質としては限りなく高いってことなんですよ。
ネオクラ+プログレ風味ってことはSYMPHONY Xっぽくなるのは仕方ないとはいえ、オカズの入れ方とかまでがそっくりに聴こえるんですよね。
MAJESTICでは表現できなかったことをやっているとのことですが、これがオリジナリティのある音楽とも思えません。辛口に書きましたが、音楽としての質は素晴らしいんだから次はもっと「聴いたことの無いような音楽」をお願いしたいところです。


ZONATA - Buried Alive - Visions of Sorrow ★★ (2002-11-19 02:10:22)

遊園地風のイントロに導かれるのはクッサクサの疾走激メロ。この疾走し始める瞬間が堪らなくカッコイイ!サビはイマイチだし、Voの歌唱(というか声)もあんまり好きなタイプではないけど、強引な展開と聴き手を勢いでねじ伏せるような疾走感が◎。
疾走開始の瞬間だけでもこの曲聴く価値ありまっせ!


THRONE OF CHAOS - Pervertigo - Pervertigo ★★ (2002-10-18 15:24:34)

いやーアルバム通して聴いたときは散漫な感じがして楽しめなかったんですが、楽曲単位ではなかなかいい曲ありますね。
特にこのタイトルトラックはほぼクリーンボイスで歌われており、メロデスですらないです。CoBとか聴いて「デス声じゃなかったら…」と思った人が聴いたら、これで逆にメロデスの魅力に気付けるかも。


SILENT FORCE - Infatuator - Promised Land ★★ (2002-10-12 01:37:48)

いやーこの曲いいですね!
楽曲も練られていて良いし、何よりD.C.の歌唱がいい!!ROYAL HUNT時代の自身の歌唱法と、ロブ・ハルフォードの歌唱を上手くミックスしたような感じです。
それがこの展開美・劇メロを持った曲と合わさってかなりの曲に仕上がってます。


SHY - Unfinished Business ★★ (2002-10-07 03:05:00)

いやーホント上でHIGASHIさんもおっしゃってるように、快心の復活作です。多くのバンドが「全盛期のメンバーで大復活!」を謳って当時の魅力に遥かに及ばない駄作を送り出し、またひっそりと消えていく中、SHYのトニー・ミルズを再び迎えての今作はまさに“あの当時"のままの魅力に満ち溢れたアルバムでした。トミーのSIAMも悪くなかったけど、やはりこのSHYの方がメロディの組み立て方が絶妙です。甘美な歌唱とキャッチーで耳残りのいいメロディが最高にいい!
TNT、FAIR WARNINGといったこの手のバンドが次々とシーンから姿を消していく中、忘れかけていたこのバンドのこの復活劇は大歓迎です。
聴いたらこういっちゃうよ~「Qoooooooo、最高!」


SILENT FORCE - Infatuator ★★ (2002-10-07 02:57:00)

D.C.クーパーは稀有の個性を持つボーカリストだと思う。その彼がROYAL HUNTを脱退(クビ?)して参加したこのSILENT FORCEではいかにそれまでのイメージから脱却できるかが勝負だと思ってましたが、彼は見事にそれを成し遂げたと思います。
1stは実はリリースされたことを知らずに聴き逃していました(いまだに未聴)。SILENT FORCEとしては2ndにあたる本作ですが、いい意味で期待を裏切ってくれたと感じましたね。
まずD.C.の歌唱が、明らかにROYAL HUNT時とは違う!ロブ・ハルフォードを彷彿させる金属スクリームを交えたかなり硬質な歌唱法になっています。しかも元々持っている声の艶はそのままに!その説得力のある歌唱と相まって、哀愁を伴った高品質なメロディックな楽曲がヘビーメタリックに展開していく、かなり聴き応えのある1枚です。特に④“Promised Land"⑥“We Must Use The Power"という2曲のキラーチューンの存在が際立っています。元SINNERのG、アレックス・バイロットはSINNER時代はマット・シナーの影に隠れがちでしたが、本作では魅力的なフレーズをこれでもかとばかりに炸裂させていて良い感じです。
購入後1年を経て、何故か今ごろヘビーローテーションに…。おまけでMPEGでライブ映像も見れます。是非実際にライブが見たいぞ!祈・来日!


CHILDREN OF BODOM - Follow the Reaper ★★ (2002-10-06 02:59:00)

このアルバムで初めてCOBの音に触れました。その後、1st、2ndの感想を見聞きする限りでは「攻撃性が減った」「勢いが無くなった」アルバムのようなので、後追いでその2枚も聴きました。
…この3rdが一番いいやんけ!というのが感想ですね。
個人的には世間で好評価な「HATEBREEDER」がイマイチなんですよね。デス/ブラック系にしては薄っぺらな音作りを、シンフォニックなアレンジで誤魔化してるというか…。アレキシのちょっとショボいデスVoも相まってどうも入り込めませんでした。
そう考えると、攻撃性は減ったかもしれませんが、より普遍的なHMに歩み寄ったことにより、音楽としての魅力は上がったと思います。⑤“Mask Of Sanity"なんてかなりな名曲だと思いますし。
こうなったら、IN FLAMESやSOILWORKが普通声を大胆に取り入れていっているのに対抗して、次作ではより強力なデスVoを加入させるってのはどう?(笑)


IN FLAMES - Reroute to Remain: Fourteen Songs of Conscious Insanity - Drifter ★★ (2002-10-05 03:22:59)

新世紀のIN FLAMESの代表曲になりうる1曲と思う。
とは言っても比較対照たり得るのは“Stand Ablaze"“Jotun"ではなく、SLIPKNOTの“People=Shit"あたりのような気もするが…。
とにかく殺傷力のある突撃リフと、かつての面影を感じさせる慟哭のメロディが秀逸。


IRON MAIDEN - Somewhere in Time - Alexander the Great ★★ (2002-10-05 03:19:01)

ん?この曲が抜けてるとは!?
静かな始まりから徐々に盛り上がっていく様はかなりドラマティックで、個人的にはこのアルバム中、というよりI.MAIDENの全曲の中でもかなり好きな曲です。この曲はI.MAIDENにとっての“Achilles Last Stand"だと思うんだけどな~。
特にサビはかなり印象的で忘れられません。ま、ちょっと曲が長くて全くダレないとは言えないけど…。


ULI JON ROTH - Prologue to the Symphonic Legends ★★ (2002-10-05 03:03:00)

確かにあれからすでに6年。まだプロローグのままなのはどーゆーこと?(笑)
仙人の神がかった泣きのプレイは当然として、個人的にはオペラ調に堂々と歌い上げるトミー・ハートに驚きを隠せなかったものです。
とにかく本篇を出して欲しいもんです。(ってゆーか出す気はあるんでしょーか?)
「未完成xxx」として世に残り、弟子のヘルゲあたりが完成させたりしないだろーな?(笑)


PRIME TIME - The Unknown ★★ (2002-10-05 02:52:00)

元NARITAのヘンリク・ポールセンが中心に結成されたバンドの1st。VoがELEGYの初代Vo、エドワード・ホーヴィンガ、KeyがROYAL HUNTのアンドレ・アンダーセンということで注目を集めましたね。
アンドレ参加ということでネオクラ調バリバリなのを想像しましたが、参加メンバーがそれぞれのバンドの個性を少しずつ持ち寄って作りました、的な音作りになっとります。
まずエドワードのVoがELEGY時代のような硬質なハイトーン一本槍でなく、どこかトニー・ハーネルを彷彿させるちょっとハスキーかかった声でポップ・キャッチーな歌メロを歌っています。でも③“The Unknown"みたいな直球勝負の疾走曲でこそ彼らしさが生かされている気もするけど…。アンドレはそんなに弾きまくらずにバンドの一員に徹してるって印象っすかね。ヘンリクのGは…NARITAで特に意識してなかったから…こんな感じじゃなかったっけ?
プロジェクト的な色合いが強いグループだと思ってたけど、3枚もアルバム出していたとは驚き。なんせこの1枚しか聴いてないもので。こんなThat's北欧なタイプのアルバムが97年当時は結構新鮮だったかも。


CRADLE OF FILTH - Dusk and Her Embrace ★★ (2002-09-30 11:38:00)

初めて聴いたブラックメタルです。
第一印象は「なんじゃこのダダをこねたガキの断末魔のような金切声は~!?」ってとこですかね。とにかくダニの声のインパクトは凄かった!かと思うと低く呟くようなデス声もあり、そのあたりの声のジェットコースター具合はキング・ダイアモンド御大といい勝負か。
楽曲はとにかくホラーがかった雰囲気をシンセで盛り上げつつ撒き散らしながら、地を這うようなブラストビートで突っ走ったりメロディアスに聴かせたりと、中々緩急自在に展開してくれます。
上で定ちゃんさんの言うとおり、Voさえ大丈夫であれば十分に楽しめると思います。ち
なみにこの1枚でシンフォブラックにはまりました。


COVENANT - NEXUS POLARIS ★★ (2002-09-30 11:24:00)

CRADLE OF FILTH、DIMMU BORGIR、MEYHEM(いずれも当時)というブラックメタルの大御所バンドの面々による、ある意味スーパーなバンド(プロジェクト?)による1枚。
音楽的には、DIMMU BORGIRのナガッシュ(Vo)の吐き捨てるデスVoこそあれ、シンフォニックで荘厳なアレンジが施された楽曲はブラックメタルというよりはより正統HMに近いものです。当時ブラックメタルと言ってもCRADLE OF FILTHの「DUSK AND HER EMBRACE」しか聴いてなかったので、この2枚でいきなり「間違ったブラックメタル像」を植えつけられました。北欧の寒々しさやドロドロした悪魔的な雰囲気は残っているものの、クオリティの低さやアンダーグラウンドぽさは全く無く、非常に整合性のある音楽だと思います。
要所で使われる女性コーラスも効果的だし各パートの演奏技術の高さも特筆するものがあります。(DrはHELLHAMMER!)ジャケットの雰囲気も手伝ってかなりクオリティの高いHMアルバムに仕上がってます。
その後の活動状況はよく知りませんが(確かKOVENANTって改名してたような…)シンフォ・ブラックの走りだったこのバンド、後進に与えた影響は以外に大きい気がします。


PINK CREAM 69 ★★ (2002-09-26 16:51:00)

個人的には未だに「アンディ・デリスのバンド」としてのイメージの強いPC69。
すでにデヴィッド・リードマンで出したアルバム数の方が多くなっているのに。
これも個人的意見の域を出ないが、歌唱力だけで比べれば明らかにアンディよりデヴィッドの方が上である。声域、表現力、文句なしだ。
なのに未だに残るアンディの印象。それはアンディ・デリスというボーカリストの唯一無二の声の個性ゆえである。それだけに、彼がHELLOWEENに加入してそれまでに無かったようなメタリックな歌唱を披露しようと、それは「アグレッシブなPC69」に聴こえてしまうのだ。
こんな話はするだけ無駄とは思うけど、HELLOWEENがPC69から旧友のアンディを引き抜くようなことをせずに、当時無名の名Vo、デヴィッド・リードマンを発掘していたとしたら…HM史は変わっていたかもしれない。そんなことを“Gone Again"を聴きながら考えてしまう秋の一日でした…。


PINK CREAM 69 - Electrified - Gone Again ★★ (2002-09-26 16:40:15)

心温まるピアノの旋律をバックに歌われるバラード。
H・Wさんも書いているようにデヴィッド・リードマンは本当に上手い。恥ずかしながらそのことに気付いたのはADAGIOの「SANCTUS IGNIS」を聴いた時だったけど。
安易にマイナーキーに逃げず、ポップで耳残りのいいメロディがとても心地よい。心が洗われるような1曲。


DESTRUCTION - The Antichrist - Thrash 'til Death ★★ (2002-09-25 12:00:36)

「死ぬまでスラッシュ」!!
まさにタイトル通り!もはや何も語るまい…。頭がもげるまで振ってください。


ARTCH - Another Return ★★ (2002-09-22 23:59:00)

隠れた名盤、2ndの「FOR THE SAKE OF MANKIND」と比較するとまだ荒削りな点が見受けられますが、彼らの魅力である“疾走しなくてもパワフルでドラマティック"という点では遜色無い出来栄えだと思います。
楽曲の粒が揃っていることもそうですが、このバンドの魅力は何と言ってもエリック・ホークの正にHM然としたVoでしょう!声量、表現力とも群を抜いた実力の持ち主だと思います。系統としてはブルース・ディッキンソン、ロニー・J・ディオ、カール・アルバートあたりと肩を並べるボーカリストだと個人的には思ってます。
10数年前の作品なのですが、昨年Metal Bladeから93年のLiveCDとの2枚組で再発されました(2ndも一緒に)。それと再結成して昨年のWacken Open Airにも出演したはずなのに、とんと噂を聞きません。新作でないのかなぁ…。


ONSLAUGHT - The Force ★★ (2002-09-22 12:30:00)

次作「IN SEARCH OF SANITY」でVoにスティーブ・グリメットが参加したことで注目されたこのバンドですが、実はこちらもなかなかの内容でした。Voはサイ・キーラーですが、この吐き捨て型のVoがスラッシュ然としていていい
発表された86年といえば、「MASTER OF PUPPETS」と同じ年であり、まさにスラッシュの王道のようなサウンドが聴けます。さすがに今聴くと音質は厳しいものがありますが、ザクザクゴリゴリしたリフは、スラッシュ好きにはかなり響くと思います。当時としては珍しく、英国のスラッシュバンドというのが一つの売りだったと思います。ま、ブリティッシュの薫りは全くありませんが(笑)


DA VINCI - Back in Business ★★ (2002-09-22 12:29:00)

久しぶりに聴き返しましたが、なかなかいいアルバムですね。
曲調はどちらかと言うと全盛期のLAメタルのようなアップテンポのポップでキャッチーがおおいんですが、そこに足されているアレンジが正に北欧テイストに満ち溢れまくってます!
「北欧」「ハードポップ」と聴いてすぐ頭に浮かぶTNTとは少し趣向のちがう、もう少しアメリカンな香りのする1枚です。
ゼロコーポレーションものなので、中古で見つけたら是非!


DARK TRANQUILLITY - Damage Done - The Treason Wall ★★ (2002-09-22 12:27:44)

冒頭のイントロの疾走パートから緊張感漲るかなり殺傷力の高いキラーチューン。
憂いのあるGのメロディと裏のさりげなピアノの音が非常に美しく、アグレッシブであるもののどこか切なげなミカエル・スタンネのデスVoとの対比もキマッていると思います。


ANTHRAX - Spreading the Disease - Madhouse ★★ (2002-09-14 01:16:10)

Oh! So They Claim~♪ジャーンラジャラジャララ~
って続きますよね。
基本的に私はアルバム単位でオススメをしています。アルバムを購入すれば聴いてもらえると思うので。
そんなことはさておき、初期ANTHRAXのアンセムともいえるこの1曲。オススメじゃないわけがありません!
この切れ味鋭いリフを存分に味わってください!


NOCTURNAL RITES - Shadowland ★★ (2002-09-13 19:55:00)

Voが交代して2作目、トータルでは5枚目のアルバム。
3rd「SACRED TALISMAN」の評価が高いですが、個人的なあのアルバムの評価は、言葉は悪いけど「限りなく質の高いB級メタル」です。クサいメロディが乱舞していますが、どーにもこーにも煮え切らないメロディが多くて、垢抜けきらなかったんですよ。それが前作「AFTERLIFE」から、煮え切らなかったメロディをギュッと煮詰めて濃度を濃くした結果、ついに本作でこれまで越えられなかった一線を越えた気がします。
前作の①“Afterlife"のように即効性の高い曲が前半になかったため、実は最初拍子抜けしていましたが、聴き込むにつれ後半の疾走曲の充実度にKOされました。やはりVoのジョニー・リンクドヴィスト(読み方自信無し)のハスキーで力強い歌声は魅力的!
ただ「クサメロ満載のNOCTURNAL RITES」としての個性は失われてしまったかもしれない…。高品質なメロディック・パワーメタルではあるけれど、より普遍的な音楽性になっちゃいましたね。バンドとしての格、アルバムのクオリティを上げるために個性が犠牲になってしまったのは仕方の無いことなのか…。
⑦“Vengence"はメジャー感・疾走感に溢れる名曲です。もっと前半に持ってくればよかったのに…。


特撮 - 爆誕 - アベルカイン ★★ (2002-09-12 18:01:46)

「ネコネコネコネコ!」
「イヌイヌイヌイヌ!」
なぜかこの連呼に哀愁を感じてしまいました。


RAGE - Unity ★★ (2002-09-09 21:10:00)

RAGEも何枚か聴いて作風に変化が感じられなかったので、「新作が出てもあまり気にしないバンド」の一つでした。でも何故か本作は非常に「気になった」ので購入。これはスゴいアルバムじゃないか!?
ピーヴィーが歌えばそれは間違いなくRAGEであり、本作もその例から漏れることはない。しかし、前作から参加のヴィクター・スモールスキのテクニカルなGフレーズが彩りを加え、「一筋縄でいかない」HMが展開されています。同じ頃に同系統(?)のIRON SAVIORの新作を購入してよく聴き比べてましたが、個人的にはこちらに軍配が上がるか。ピーヴィーのVoは唯一無二の個性を放ち、ダミの入った力強いその声は目まぐるしく時にネチっこいバックの演奏に埋没することなく「RAGEとしての個性」を主張します。こういう個性的な声は他バンドとの差別化を図る際の強い武器になりますね。そして前述したヴィクターのGプレイが素晴らしい!MIND ODYSSEY時代から彼のテクニカルで個性的なプレイには一目置いてましたが、RAGEに加入することでバンドにここまで華を加味することになるとは想像出来ませんでした。このピーヴィーの声、ヴィクターのGプレイという2枚看板を掲げることで、RAGEは他のパワーメタルバンドと一線を画す存在になったと思います。
オススメ曲は②“Insanity"。歌メロの粘着質な部分と演奏の複雑な部分の妙な組合せが気持ちいいです。これはほとんどの曲に当てはまるけど、歌メロがメジャー感に溢れているのがいいですね。⑪“Unity"はタイトル曲のインストですが、DREAM THEATERの“Under The Glass Moon"の前半部分を彷彿させるテクニカルで隙の無い展開はかなりツボにはまりました。これもヴィクター主導と思われるシンフォアレンジも心地よく、なかなかの名曲ですよ。
まさに本年度の“隠れた名盤"です。これは隠したままにしてはいけない!


IN FLAMES - Reroute to Remain: Fourteen Songs of Conscious Insanity ★★ (2002-09-09 01:29:00)

通算6作目、ここにはすでに「北欧メロディックデスメタルの黎明期を代表するバンド」としてのIN FLAMESはもういない。SLIPKNOTらとツアーを重ね、いわゆる“ニューメタル"風の雰囲気をまとったエクストリーム・メタルとも呼べそうな1枚。
リフやメロディ重ね方、キャッチーで時にはポップですらある歌メロなどは間違いなくIN FLAMESのそれである。だが楽曲の根幹にあるのは、これまでの“叙情的な正統HM風の楽曲の上にデスVoが乗る"いわゆるメロデス的な代物ではない。よりコアで無機質な香りすらする新世紀のアグレッシブ・メタルである。“らしさ"こそ残されてはいるものの、今作に込められたアグレッションは、これまでとは比較にならないほど容赦がない。
本作は確かにこれまでに築きあげてきた彼等の魅力をあえてリセットしてしまったような印象もある。メロデスではないし、もはやデスメタルでもないかもしれない。しかし聴きこんでいけば、ここにあるのは紛れも無く「21世紀のHM」として高品質な作品であることを否応なしに自覚させられる。この変化を「バンドが世界的にメジャーになるため」のものとして否定的に捉えることは簡単である。でもそんな細かいジャンル分けや保守的な意見など吹き飛ばすくらい、本作のHMアルバムとしての完成度は高いと思う。アンダースのVoはこれまで以上にテンションの高い咆哮をあげているし、そういった意味ではデスVo嫌いの人は生理的に受け付けないかもしれない。でもあえて言いたい。「HMという音楽が好きであれば本作を聴くべきだ」と。こういった作品をジャンルでくくって通り過ぎてしまうのは勿体無い。
オマケで付いてくるポストカードはやはり不要だ。それに初回限定の特別パッケージもCDを収納する際に余計に場所を取って邪魔なだけ。


YNGWIE MALMSTEEN - Attack!! ★★ (2002-09-09 01:25:00)

色んなサイトのレビューを読む限り、賛否両論(どちらかといえば“否"の方が多い)な1枚。個人的には“賛"である。
「楽曲がマンネリ」「Gプレイが使いまわし」「抜きん出た曲が無い」大方の否定的な意見はこんなところだろうか。むむ…確かにその通り。じゃあ皆はイングウェイに何を期待しているのだろう?どんなアルバムを出せば満足するのだろう?
個人的に彼に求めるのは「様式美に満ち溢れた“歌モノ"HM」である。そういった意味では「ODYSSEY」「TRILOGY」「ECLIPSE」は、それぞれVoは異なるものの、非常に魅力的で理想的なアルバムである。「SEVENTH SIGN」(これは楽曲は素晴らしいものの、個人的にはマイク・ヴェセーラのVoが生理的にダメなので評価は少し下がる)以降の作品はどんどん一人よがりになり、せっかく素晴らしいメンバーがいても飼い殺し状態で全く生かせてなかった。前作に至ってはあまりにお粗末なプロダクションで聴く気にもなれなかったほどだ。マッツ・レヴィン、マーク・ボールズら素晴らしいVoがいたのに、彼らに相応しい歌メロを提供出来なかったことが原因であろう。だが今作参加のドゥギー・ホワイトは非常に器用なVoで、そんなイングウェイの歌メロに見事に対応して楽曲を生かしているのである。個人的に一番評価しているのは、楽曲の質、Gプレイはさておき、イングウェイが「歌モノHM」として評価することの出来る作品を出してくれたことである。ここ何年かの作品では最も歌が残るし、そしてドゥギーのVoも予想より遥かに良かった。それだけで個人的にはこの作品は“賛"なのである。
もちろん全面的に好評価なわけではない。デレク・シェレニアンは相変わらず全くの飼い殺しだし、確かに傑出した曲もない。①はアルバムの冒頭に持ってくるくらいなら収録しなくても良かったような曲だし、大体16曲なんて多すぎる。そんなありあまる不満を抑えきるほど、ドゥギーのVoを評価します。
上のかわちさん同様、イングウェイはこの路線を続けてくれる限りは買い続けるつもりだけど、さすがに前作みたいな作品を続けて出されたらサヨナラするしかないかな、と思っていた。本作はそんな気持ちを吹き飛ばし、次をまた期待させる意味では十分に評価出来る作品である。
弱点やアラを探すばかりでなく、いいところを見つけてあげるとそこから成長するパターンもあります。暖かい目で見守りましょう。


HIGHLORD - Breath of Eternity ★★ (2002-09-03 04:39:00)

このバンドは初めて聴きましたが、彼等の3rdらしいです。
今作からVoが変わったらしいですが、中々魅力的な歌唱を聴かせてくれますね。HMバンドで歌う声としては十分に魅力的であり、実力も兼ね備えていると思います。
音楽的には特に目新しいわけではありませんが、シンフォニックでメロディックなHMをやってくれています。「~に似ている」といったことを言い出したらいくつか名前が挙がってしまいそうですが、個人的には最近聴いたこの手のバンドの中では完成度も高く、魅力的なメロディを多く持っていると思います。Voの上手さが個性の一つになっていると思うけど、なんかもう一つ足せると突き抜けられると思います。
⑪“Pegasus Fantasy"はアニメ「聖闘士星矢」の主題歌。こういうのもアリかと…(笑)