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火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 3601-3700

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火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 3601-3700

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WOLF(SWEDEN) - Ravenous ★★★ (2012-12-02 22:17:46)

スウェーデン出身の5人組が'09年に発表した5thアルバム。勉強不足ゆえ、このバンドについては殆ど何も知らず、完全に「ロイ・Zがプロデュースしている」という部分に興味を惹かれての一点買いでした。
失礼ながら、当初は「何でこんなマイナーなバンドのプロデュースをロイ・Zが?」とか思っていたのですが、聴いて納得。JUDAS PRIESTとIRON MAIDENの遺伝子を受け継ぐ正統派HMサウンドは、耳にしただけでこめかみの血管がグワッと広がり、ドクドクと血流が増すような感覚を覚えるカッコ良さ。「バラード?無用!」とばかりに武骨且つソリッドに押し出してくる正統派HMサウンドは、楽器陣の逞しさに比べるとVoの線がやや細い気がしなくもないですが、弱点という程でもなし。正統派であることに胡坐をかくことを良しとせず、優れた演奏、優れた楽曲作りに傾注している点にも感心させられますね。
スピーディな①、エピカルな②、高圧的な④、Gリフがキャッチーな⑥、獣が地を駆けているような⑩・・・収録楽曲は何れもパワー/メロディ/ドラマ性が三位一体となった逸品揃いで、まるで《何も足さない、何も引かない》サントリーのウィスキーのごとし正統派HMサウンドが堪能できる1枚でした。


SALVAGE - Salvage - HOLD ON ★★★ (2012-12-02 00:08:14)

技術面、メロディ面、両サイドにおいて
冴えを発揮するツインGの妙技を堪能したいなら、
アルバムのラストを飾るこのバラードがお薦めです。


SALVAGE - Salvage - IN MY HEART ★★★ (2012-12-02 00:06:39)

ハードな楽曲を歌うとパワー不足が気になる
シンガーですが、この手の叙情ナンバーを
ソフトに歌い上げさせるとドン・ドッケン辺りに
通じる繊細な魅力を発揮します。
ドンさん的には「一緒にすんな」ってなもんでしょうが。


SALVAGE - Salvage - No Time to Lose ★★★ (2012-12-02 00:02:04)

ドイツのバンドらしい雄々しく疾走する曲調に、
テクニカルに、メロディアスに切り込んでくる
ツインGの旨みがギュギュッと詰まった
アルバムのハイライトを飾る名曲ですね。


SALVAGE - Salvage ★★ (2012-11-29 23:17:33)

日本でジャーマン・メロディック・パワー・メタルが盛り上がりを見せていた'91年にデビューを飾った、ドイツ中東部はハーゲン出身の5人組の唯一作。(日本盤リリースは'93年)
と言っても彼らは別にメロパワ系ではなく、Keyを適宜取り入れ、いかにもヨーロピアンな哀愁や泣きを湛えたツインGの威力も最大限に活かした、メロディアスでオーセンティックな正統派HRバンド。ハードに決めても透明感を失わないサウンドは、既に別の方が指摘されている通り、確かにアメリカのFIFITH ANGELに通じる魅力あり。(バンドも影響を受けたことを認めています)
溌剌としたDOKKENタイプの佳曲②や、転調を絡めたドラマティックな曲展開が光る④、2本のGがシャープに舞うアルバムのハイライト的疾走ナンバー⑤、繊細な哀メロにグッとくるバラード⑥⑩等、確かなテクニックとメロディ・センスを兼ね備えたツインGの巧者ぶりが光る収録楽曲は、いずれも秀逸な出来栄え。
「腹ペコなトニー・マーティン」といった趣きの、いなたいシンガーの歌唱が拭い難いB級テイストを醸成してしまっていますが、この頼りなさげな歌声が本編から漂って来る哀愁度をアップさせている側面もなくはなく、個人的には一概に否定できない愛着を覚えています。
殆ど10何年ぶりかで聴き直しましたが、良いアルバムでした。メンバーは今頃どこで何をやっているんでしょう。


PURGATORY - Tied to the Trax - Deep Into the Red ★★★ (2012-11-28 21:57:05)

「IRON MAIDEN+MOTORHEAD」と評しておられる方が
いましたが、まさしくそんな感じの疾走曲。
鋭角的なGリフが80年代前半のスピード・メタルしていて
非常にイカしています。


PURGATORY - Tied to the Trax - Purgatory (Shattered Vision) ★★★ (2012-11-28 21:54:20)

IRON MAIDENのカヴァーじゃありませんが、
6分に及ばんとする長尺を
「聴かせる姿勢」を貫いた名曲です。
Voの力量不足が露呈してしまっていますが
その分、2本のGが踏ん張ってドラマティックな
曲展開を熱く盛り上げてくれています。


PURGATORY - Tied to the Trax - Fear of the Night ★★★ (2012-11-28 21:48:56)

学生時代、バイトの先輩に聴かせて貰い、
「カッコイイ曲だなぁ」と思ってから幾年月。
久し振りに聴いてみてもやっぱり名曲でした。
シンガーのシアトリカルな笑い声が被さる
劇的なイントロ部分だけでハート鷲掴み、
「止まったら死ぬぜ」とばかりに、慌しく
せかせかと展開する前のめりで強引な曲展開も魅力的です。


PURGATORY - Tied to the Trax ★★★ (2012-11-27 22:41:58)

昔、バイトの先輩に聴かせて貰って以来、長らくもう一度聴いてみたいと念願していた作品だったので、先日、ふらっと立ち寄ったCD屋にて中古盤を発見した時は、「これってCD化されてたんだ」と思わず嬉しさに小躍りしそうになりましたよ。
バンド名からもお察しの通り、ポール・ディアノ時代のIRON MAIDENからの多大なる影響を根っこに据え、それを徹夜明けのテンションでハイパー化させたような破れかぶれサウンドがその持ち味。何となくスラッシュ・バンドと思い込んでいたのですが、今聴き直すと、結構パワー・メタル寄りです。
チープなプロダクションに、音程もリズム感も怪しいVo、荒っぽく接木された曲展開等、目指すべきお手本に今一歩(というか二歩も三歩も)手が届いていない内容なんですけど、とにかくガムシャラに叩きまくるDsを軸に「でも演るんだよ!」とばかりにアクセルべた踏みで突っ走る、前のめりな生き様が刻まれたサウンドはどうにも嫌いになれません。というか大好き。
かつて聴いた時はドラマティックな⑤の名曲ぶりに痺れましたが、スラッシーな①⑥、スピード・メタリックな②、ラスト・ナンバーに相応しい劇的さを提示してくれる⑧なんかも十分楽しい出来栄え。
声を大にして「このアルバムを聴け!」とは言えませんが、小声でこっそりと「良いアルバムですよ」とお薦めしておきたい1枚です。


PURGATORY (2012-11-27 22:41:16)

同名のバンドがちらほら存在しますが、彼らはオハイオ州はクリーブランド出身。結成は'84年で、'85年にセルフ・タイトルのEPを制作。ラインナップはジェフ・ハットリックス(Vo)にマーク・アレクサンダー(B)、グレッグ・ペリー(Ds)、それにケニー・イーストリー(Ds)の4人。
'86年にはサイドGを加えてAUBURN RECORDSから1stフル『TIDE TO THE TRAX』をリリース。こちらはBURRN!!の輸入盤レビューでも取り上げられ、「ブラッキー・ローレスを踏み潰したような顔」のジャケットのイラストとシンガーの下手さがいじられていました。(点数はあんまり良くなかったような)
バンドはその後間もなく解散。Voは自己のバンドHATRIXを結成、ケニー・イーストリーはMYSTIK(良いバンドでした)に参加して日本デビューも飾るなどそれぞれの道を進むが、'03年にリユニオン。ただ、その後も音源発表には至っていない様子。


CHASTAIN - The 7th of Never ★★★ (2012-11-26 22:40:21)

BURRN!!誌のレビューで90点台の高得点を獲得したことで知られる'87年発表の3rdアルバム。
ドスを効かせたレザー・レオーネの男前な歌いっぷり、益々精度を高めたデヴィッド・T・チャステインのテクニカルなGワーク、ダイナミックに暴れ回る手練のリズム隊をフィーチュアした本作は、ダークでアグレッシブ・・・まぁ要するにド直球の「SHRAPNELメタル」としか表現のしようのないパワー・サウンドを、相変わらず迷いなく突き進んでいて頼もしい限り。
ただ、前2作と比較した時(特にアップテンポの楽曲において)平板な歌メロのフックの弱さが気にならなくもないかな?
それでも、そうした弱点は聴き進めるに従って徐々に改善されていき、ミスティックなヘヴィネスが渦を巻く⑤、音数多めのケン・メリーのドラミングが冴える⑥、レザー姐さんのパワフルな歌唱が聴きモノの⑦、各楽器の見せ場が盛り込まれた⑧、そしてラストをドラマティックに盛り上げてアルバムの幕を引く⑨・・・といった具合に、本編中盤以降は力瘤る名曲の連発にテンションうなぎ上り。このアルバムに関して言えば、疾走曲よりもタメの効いたヘヴィ・ナンバーの方がカッコイイ印象がありますね。
音作りも旧作と比べて幾らか進歩の跡が伺えますので、次作『THE VOICE OF THE CULT』と併せてCHASTAIN入門編にお薦めする1枚です。


ANTHEM - Burning Oath - Dance Alone ★★★ (2012-11-25 22:28:01)

ハードネスとキャッチネスが絶妙な融合をみた
軽快に駆け抜けていくHRナンバー。
作曲は清水なんですね。Gプレイのみならず
作曲面でも素晴しい仕事をしてくれました。


ANTHEM - Burning Oath - Get Away ★★★ (2012-11-25 22:25:32)

これまた高浜祐輔のKeyがスケール感と
フックを構築する重厚且つ劇的なヘヴィ・ソング。
楽曲のドラマ性を効果的に高める清水のGソロも◎。
『NO SMOKE WITHOUT FIRE』収録の
“BLINDED PAIN”の系譜に連なる楽曲ですかね。


ANTHEM - Burning Oath - On and On ★★★ (2012-11-25 22:20:35)

序曲から繋がっていく華のある疾走曲。
ゲスト参加の高浜祐輔のKeyプレイが
絶妙なフックを作り出していて、
聴いていて何となく『NO SMOKE WITHOUT FIRE』の頃を
思い出したりも。


ANTHEM - Burning Oath - Unbroken Sign ★★★ (2012-11-25 22:17:18)

泣かせに来る清水のGソロといい、
アルバム中、最もクサいメロディが
聴かれる哀愁のHRナンバー。
この手のメロディを歌わせると
坂本英三は絶品ですよ。


ANTHEM - Burning Oath - Evil One ★★★ (2012-11-25 22:14:37)

強靭に刻まれるGリフに表れている通り
ストロングでキャッチー。
再結成ANTHEMの得意パターンというべき楽曲で、
これが先行シングル&OPナンバーに
選ばれたのも大いに納得です。


ANTHEM - Burning Oath ★★★ (2012-11-25 00:11:33)

不動のメンバー(再結成以降)の一角にヒビが入ってしまったものの、それをモノともせずにハイクオリティな作品を提示してみせたANTHEMの胆力にまず感服。
UNIVERSAL RECORDSへの移籍や、プロデューサーにロイ・Zを招聘する等、よりワールドワイドな活動を見据えてアルバム作りが進められた・・・と小耳に挟んだので、「じゃあ、日本的な(歌謡曲的な)メロディの減少傾向が更に加速してんだろうなぁ」と、残念に思いながら本作を聴いてみてビックリ。まるで何かが吹っ切れたようにその手のメロディがそこかしこで噴出しているじゃありませんか。坂本英三(Vo)はこのタイプのメロディを歌ってこそ輝くと信じて疑わない身としては嬉しい限りですよ。
特に、ゲスト参加の高浜裕輔(!)のKeyプレイが華を添える、昭和の特撮ヒーローばりの哀愁を背負った“UNBROKEN SIGN”、“OVERTURE”から劇的に展開する“ON AND ON”、力強く重厚に盛り上がっていく“GET AWAY”といった逸曲が連続する本編前半の充実っぷりは、過去の名作群にも比肩し得るレベル。
無論、メロディアスだからといってANTHEMならではのパワー感は微塵も損なわれておらず、ロイ・Z謹製の密度の濃い音作りの下、屈強なGリフが刻まれる先行シングル曲“EVIL ONE”や、ラストをタイトに締め括る“DANCE ALONE”は、坂本の熱い歌声、清水昭夫のシャープでメロディックなGワーク、柴田直人とヘルプ参加の田丸勇の屈強なるリズム隊とが火の玉となって突っ走る、アグレッシブ且つキャッチーなANTHEM印の名曲。
長々と書いてしまいましたが、まぁ要するに全編捨て曲なしの名盤っつーことですね。本作を聴きながら、本間さんの一日も早いご復帰をご祈念申し上げます。


LILLIAN AXE - Love + War - Ghost of Winter ★★★ (2012-11-23 12:01:35)

言い知れぬ物悲しさを伝える
侘びサビの効いた曲調と泣きのメロディが
冬の情景に「これでもか!」というぐらい
マッチするLILLIAN AXE史に残る名バラード。
イマジネーションを刺激される
タイトルからして最高ですよね。


LILLIAN AXE - Love + War ★★ (2012-11-23 11:57:51)

アーティスティックな美しささえ感じさせる女性ヌードを戴くモノクロ調のアートワークも評判を呼んだ、'89年発表の2ndアルバム。当時、LILLIAN AXEの音は全く聴いたことがなかったのですが、雑誌等でも取り上げられたこのアルバム・ジャケットのことは妙に印象残っています。いや、単にスケベ心だけでなく。いやいや。
随所でこのバンドならではのリリカルなメロディ・センスを閃かせつつも、全体的に溌剌としたLAメタル・テイストが強く漂って来ていたセルフ・タイトルのデビュー作に比べ、より叙情性と構築美の底上げが図られた本作は、個人的に「LILLIAN AXEサウンド」と認識しているスタイルにぐっと近付いた感がある一方、まだまだ楽曲の完成度にバラつきは見られるのは、やはり過渡期の作品だからでしょうか。
殊にスティーヴ・ブレイズの劇的なGプレイは、冒頭の①②やダーク&ウェットな⑤、美麗なハーモニーが沁みる⑨など益々冴え渡っており、そのセンスの結晶と言えるのが、侘びサビの効いた泣きのバラード⑥。1st収録の“WAITING IN THE DARK”、3rd収録の“THE PROMISED LAND”と並ぶ「LILLIAN AXE三大名曲」の1つに数えられるこの名バラードを聴くためだけにでも、本作は購入する価値が大いに有りですよ。


LILLIAN AXE - Lillian Axe - Waiting in the Dark ★★★ (2012-11-21 22:47:36)

どちらかと言えば明るいノリが支配的だった
デビュー作の中において、ダークな光沢を帯びた
歌詞と曲調が一際異彩を放つ超名曲。
猛烈な泣きとドラマティックな構築美を兼ね備えた
スティーヴ・ブレイズのGプレイは、既にこの時点で
只者じゃないオーラを纏っていますよ。


LILLIAN AXE - Lillian Axe ★★ (2012-11-21 22:38:08)

『POETIC JUSTICE』で初めてLILLIAN AXEサウンドに触れ、その後、遡って'88年リリースのこのデビュー作を聴いた時は、叙情性や繊細さよりもLAメタル然としたノリの良さが勝りがちな作風に「あれれ?」ってな感想を抱いたことを思い出します。何せ、本編の幕が上がってのロン・テイラー(Vo)の第一声が「OH! YEAH!」ですからね。そりゃRATTのロビン・クロスビーがプロデュースするよね、と。
尤も、こうしたアメリカンでグルーヴィな要素もLILLIAN AXEの重要な個性の1つ。それに何より、既にスティーヴ・ブレイズのギタリストとしての、メロディ・メイカーとしての才能の煌きは③等を手始めに随所で確認することも出来ます。中でも、じんわりとした温もりを感じさせるバラード⑦、憂いと緊迫感を帯びた⑧、そしてアルバムのハイライトにして、LILLIAN AXE史に残るドラマティックな泣きの名曲⑨が連続する終盤の盛り上がりには素晴しいものがあります。
過ぎたるは及ばざるが如しで、若さに任せた大味な楽曲もチラホラ見受けられたりもするのですが、それもまたデビュー作ならではの魅力と言えるのではないでしょうか。


STRIDE - Imagine - Time ★★★ (2012-11-20 22:53:36)

STRIDEの静の魅力が如何なく発揮された逸品。
主役は勿論ゲイリー・べリンのVo。
AOR/産業ロックばりのメロウネス全開の
甘やかな曲調に絡む、淡い美しさを纏った
ボーカルハーモニーにはうっとり聴き惚れてしまいます。


STRIDE - Imagine - Role Model ★★★ (2012-11-20 22:45:06)

親しみ易い哀メロを甘い歌声で歌い上げるVoに、
ヘヴィなリフの刻みからネオクラシカルな速弾きまで
こなすGと、そのGとスリリングに絡み合うKey、
それから緩急自在のリズム隊に至るまで
7分半の長尺の間、無駄に遊んでいるメンバーが
1人もいないという、プログレ・メタル・チューンの
お手本のような名曲。


STRIDE - Imagine - Alive ★★★ (2012-11-19 21:55:53)

プログレ・メタルらしい技巧を凝らした
劇的な曲展開と、AOR/産業ロックに通じる
透明感を湛えた哀愁のメロディとが
巧みな融合をみた、STRIDEというバンドの
強みが良く表現されているアルバムのハイライト。


STRIDE - Imagine ★★★ (2012-11-19 00:16:49)

プログレ・メタルには余り入れ込んでいない我が身ですが、機会があればしょっちゅう聴き直してしまう作品というのは幾つかあって、その内の1枚が、テキサス州はヒューストン出身の5人組が'06年に発表したこの2ndアルバム。
テクニカルに弾きまくりつつも歌心を失わないギターを筆頭に、高いプレイ・アビリティを有するメンバーによって織り成されるのは、複雑且つ起伏に富むアレンジ&曲展開に彩られたドラマティックなプログレ・メタル・サウンド。
独り善がりにならないよう十二分に気の払われたキャッチーな楽曲構築術等はDREAM THEATERからの多大なる影響が伺える一方、このバンドならではの個性を主張するのが、時に柔和なポップ風味も垣間見せる独特の哀メロ・センス。
泣きを含んだ甘い声質のシンガーによって歌われる、AOR/産業ロックに通じる透明感を湛えた叙情メロディや、美しく壮麗に編まれたボーカル・ハーモニーの数々が、重量感と緊迫感に満ちたインスト・パートと静/動、剛/柔のコントラストを劇的に描き出す様はかなりのインパクト。収録曲はいずれもハイレベルな仕上がりで、楽器陣が高いテンションを保ってぶつかり合うプログレ・メタル然とした①⑧なんかも良いですが、何と言ってもこのバンドの独自性を余す所なく伝える②、クラシカルなGソロもフィーチュアされた7分越えの大作⑤、気泡のように弾けては消えていく淡いボーカル・ハーモニーの美しさが絶品な⑨の出来栄えが白眉。
本作は中古盤が捨て値で叩き売られていますので(嬉しいような、悲しいような)、機会があれば是非ご一聴下さい。


STRIDE (2012-11-19 00:15:38)

80年代末、ジョエル・グレゴアー(G)とマット・カンズラー(Ds)が出会ったことを切っ掛けに誕生。
当初はLAで活動していたものの、どちらも音楽学校卒のインテリゆえ彼の地の狂騒的なノリが肌に合わなかったのか、後にテキサス州ヒューストンに拠点を移している。
才能は豊かだったがシンガーには恵まれないバンドで、'01年に発表したデビュー作はシンガー不在のまま制作されたインスト・アルバム。ようやく正式メンバーとしてゲイリー・べリン(Vo)が加入するも、この人、確かな実力を有しながらも個人的事情から脱退したり再加入したりを繰り返す問題児だったというオチ。
それでも、彼が歌い'06年に発表された2nd『IMAGINE』は素晴しい完成度を誇り、各方面で高評価を獲得。バンドはこの作品をもって日本デビューも飾った・・・のですが、その後彼らの活動は停滞。現在バンドがどうなっているのかは不明。多分、シンガーは脱退してるんじゃないでしょうか。


JIMI JAMISON - Never Too Late - Bullet in the Gun ★★★ (2012-11-17 23:10:42)

エリック・マーテンソンの趣味なのか、
アルバム『NEVER TOO LATE』はピアノのイントロから
始まる楽曲が結構収録されているのですが、
その何れも「名曲」と評価するに十分なくクオリティを
備えているのだから、ピアノ好きとしては嬉しい限りです。
特にこの曲は、一際ハードでメリハリの効いた曲展開が
印象に残る逸品。


JIMI JAMISON - Never Too Late - Street Survivor ★★★ (2012-11-17 06:01:10)

タイトルからして良いですね。
シャープなハードロック・ナンバーで
SURVIVORと北欧メタルの幸せな結婚
とでも言うべき名曲に仕上がっております。


JIMI JAMISON - Never Too Late ★★★ (2012-11-14 22:09:14)

VOICE OF ROCK、ジミ・ジェイミソンが'12年に発表した3rdソロ・アルバム。
今回、彼の相棒を務めているのはエリック・マーテンソン。W.E.T.やECLIPSE、それにトビー・ヒッチコックとの仕事等で既にメロディアスHRファンから篤い信頼を獲得している彼氏ですが、ここでもメロハー職人として期待に違わぬ仕事振りを披露してくれています。
経年劣化とは無縁の、パワフル且つ雄弁なジミ・ジェイミソンの歌声を、透明感と叙情味を湛えた北欧ミュージシャン勢の的確な演奏がバックアップするサウンドは、もろSURVIVORを思わせる爽快さとポップな高揚感が溢れ出す①②③の畳み掛けを挨拶代わりに、ジミが歌うに相応しい洗練されたアメリカン・メロディアスHRのシルエットを、アルバム全編に亘って美しく描き出しています。
SURVIVOR時代の盟友ジム・ピートリックがブレイン役を務めた前作『CROSSROAD MOMENT』(これまた捨て曲なしの傑作)に比べると、幾分ハードな味わいも堪能させてくれる本作ですが、取り分け、タイトルからしてニヤリとさせられるアップテンポ⑤と、ポロポロと奏でられるピアノのイントロから劇的に盛り上がっていくメリハリの効いたHRナンバー⑧⑨は、そうしたアルバムの方向性が理想的な形で表現された名曲と言えるのではないでしょうか。


JIMI JAMISON - Crossroads Moment - Battersea ★★★ (2012-11-13 23:12:00)

エキゾチックなイントロから一転、
軽やかに、爽快に疾走を開始する
OPナンバーに相応しいパワフルなロック・ソング。
涼やかなKeyの音色も良いアクセントとなっていますね。


JIMI JAMISON - Crossroads Moment - As Is ★★★ (2012-11-13 23:09:20)

こんな素晴しくエモーショナルな歌を目の前で
聴いたら、そりゃミッキー・トーマス(STARSHIP)
でなくとも泣くわ、と思わせられる
感動的な名バラード。
泣きのGも良い感じに雰囲気を盛り上げてくれています。


JIMI JAMISON - Crossroads Moment - Behind the Music ★★★ (2012-11-13 22:26:10)

ジミ・ジェイミソンとジム・ピートリックの
組み合わせにはやっぱりマジックが働くのだなぁ、と
しみじみと納得する名曲。
心躍る爽快な曲調と、滲み出す哀愁に
胸締め付けられるサビメロ、
それにジミのジムに対するリスペクトが
綴られた歌詞にもグッと来ますね。


JIMI JAMISON - Crossroads Moment ★★★ (2012-11-13 22:14:14)

ジミ・ジェイミソンが、盟友ジム・ピートリックの全面的な協力を仰いで制作、'08年に発表した2ndソロ・アルバム。
この2人の組み合わせにはSURVIVORマジックを期待せずにはいられないわけですが、実際本作には、鮮やかにアルバムの幕開けを飾る名曲①を手始めに、心憎いまでにフックの効いたメロディ、胸のすく爽快感、それに心踊らせられるポップ・フィーリングまで、天才メロディ・メイカー、ジム・ピートリックの匠の業が冴えまくるメロディアスHRサウンドがスシ詰め。
フランキー・サリヴァンを中心に再編されたSURVIVORの復活作『REACH』を聴いて物足りなく思った要素が、ここには漏れなく網羅されています。
ジミ・ジェイミソンも自身のソロ・アルバムということで全身全霊を込めた歌唱を全編に亘って披露。特にバラード⑩における声域/声量/表現力、いずれもパーフェクトな情熱迸る歌声には心震わされずにはいられません。そして本編のハイライト・ナンバー、両者の才能が余すところなく引き出された(ジムに対するジミのリスペクトが感じられる歌詞も秀逸な)⑥は、もう名曲中の名曲ですよ。
全15曲、70分オーバーの収録時間はいくらなんでもトゥーマッチですが、「じゃあお前、どの曲を外せばいいんだよ?」と聞かれたら「うーん・・・」と考え込まざるを得ないぐらい、優れた楽曲がズラリ揃った力作。ある意味、本家SURVIVOR以上にSURVIVORらしい1枚です。


SURVIVOR - Reach ★★ (2012-11-12 22:38:41)

泥沼の裁判劇を経て、正式にバンド名を背負ったフランキー・サリヴァン(G)がSUVIVORを再建。恩讐を越えてフロントマンにジミ・ジェイミソン(Vo)を迎え入れると(再結成当初はデイヴィッド・ビックラーも在籍)、スタジオ盤としては『TOO HOT TOO SLEEP』以来、実に18年ぶりに発表した8thアルバム。
ジム・ピートリック不在で制作された初めてのSURVIVORのアルバムとは言え、フランキー・サリヴァンとて、ギタリストとして、ソングライターとして長きに渡ってバンドを支え続けてきたオリジナル・メンバーの1人。名シンガー、ジミ・ジェイミソンの伸びやかな歌声を活かした、アルバム・カバーの世界をそのまま音に移し変えたようなOPナンバー①や、暖かみに溢れたバラード④、小粋でメロディアスな⑥(フランキーがリードVoを担当)は、そうした彼の矜持が強く感じられるナイスな逸品。
そんなわけで、1枚のメロディアスHRアルバムとしては非常に良く出来た作品なのですが、ただSURVIVORのアルバムとしては・・・フランキーのGをこれまで以上に前面に押し出し、ミッドテンポの楽曲中心に組み立てられた本編は、ハードな反面「高揚感を誘われる劇的なメロディ展開」や「胸躍るポップ・フィーリング」に乏しく、地味な印象は拭い切れない部分もあり。少しばかり物足りなさが残るかなぁ。
でも、折角ジミ・ジェイミソンがフロントマンの座に再就任したのだから(ロビン・マッコーリーがシンガーを務めるSURVIVORのアルバムってのも聴いてみたかったですけど)、一日も早く次の新作を宜しく。


STEFFANIE - Pink Noise - Burnin' Up The Night ★★★ (2012-11-11 22:22:48)

何となく「スクールウォーズ」の主題歌を
彷彿とさせるものがある、
ハードでキャッチーな名曲。
1作目に比べて硬さが取れて
ぐっと魅力を増したステファニー嬢の
エネルギッシュな歌唱も良いですね。


STEFFANIE - Pink Noise ★★ (2012-11-11 22:15:02)

タイトルはアレですが、ワイルドでセクシーなビジュアルは結構良い感じの'87年発表の2ndアルバム。
大映ドラマの主題歌として麻倉未稀あたりが歌いそうな(?)ハード&キャッチーな名曲①(実際、ドラマとのタイアップ・ソングだったそうな)で幕が上がる本編は、ステファニー嬢のパンチの効いた歌声と、バックの達者な演奏を活かしたハードロックという前作のノリを継承する一方、表現力を増した彼女の歌声をこれまで以上に前面に押し出し、またALICE COOPERの代表曲“SCHOOL'S OUT”のカヴァーを収録する等、サウンドのバリエーションが一層の広がりを見せているのもその特徴と言えるかも。
前作に比べると収録楽曲のクオリティにバラつきが感じられなくもないのですが、元FASTWAYのリー・ハートが提供した②④は哀愁味とキャッチネス、適度なハードさが調和を見た名曲ですし(リー自身も気に入っていたのか後に別プロジェクトでセルフ・カヴァーしてる)、何より前述のOPナンバー①は女性シンガーをフィーチュアした歌モノHRの理想型が垣間見える名曲ゆえ、これらの楽曲目当てでも買う価値は十二分にある1枚かと。
尚、本作リリース後にソロ路線に区切りを付けたステファニー嬢は、脱退した寺田恵子の後任としてSHOW-YAに加入、'95年にはアルバム『TOUCH THE SUN』も発表しています。


STEFFANIE - Hideway - Survival In The Streets ★★★ (2012-11-10 10:08:06)

これが聴けただけでもアルバムを購入して良かった!
と思わせてくれる類の名曲。
(勿論、他にも優れた楽曲は収録されていますが)
ハードに弾きまくるGが生み出す疾走感と
痒い所に手の届く哀愁のメロディとが
ベストマッチしています。


STEFFANIE - Hideway ★★ (2012-11-10 09:47:36)

70年代から歌手として活動していたステファニー・レイコ・ボージェスが、HM路線に転身を図って'85年に発表した1stアルバム(?)が遂にリマスター再発。'92年にCD化された際に買い逃してしまっていたので、今回の再発は嬉しい限りですよ。
時代を感じさせるジャケット・アートワークを見ただけで「勘弁して」となる方もいるかもしれませんが、その判断は一度中身を聴いてからでも遅くはありません。プリプリのメタル・アイドル路線ではなく、ロッカー然としたワイルドなルックスのステファニー嬢の歌声は、アメリカのライブハウスで鍛えていたというだけあって、しなやかな中にも一本芯の通ったパワフルさを誇っています。その彼女の歌声をフィーチュアした正統派HMサウンドは、優れた楽器陣やソングライター勢のバックアップもあって、確かな手応えの感じられるクオリティ。
特にシャープなOPナンバー①や、デビュー・シングルにしてアニメ『うる星やつら』とのタイアップ・ソングでもある⑥(作曲はゴダイゴのタケカワユキヒデ)、リッチー・ズィトー謹製の哀愁のメロハー⑧辺りは出色の出来栄えです。
心機一転のデビュー作ということで力み過ぎたのか、本編にはハードな疾走ナンバーから、Keyを取り入れた軽快なポップ・ソングまでバラエティ豊かに取り揃えられているのですが、それらを歌うステファニー嬢の歌声にちょっとばかり余裕が欠けるため、全体的に生硬い仕上がりなのが玉に瑕かな。でも良いアルバムですよ。


LIV MOON - The End of the Beginning ★★★ (2012-11-08 22:32:56)

北欧神話をテーマに据えて制作されたコンセプト作で、そのためか(?)フィンランド在住のキコ・ルーレイロや、マグナス・ローゼン、EUROPEのキー・マルセロら北欧のミュージシャン達が多数参加している'12年発表の4thアルバム。
J-POPアルバムと見紛う飾り気のないジャケット・アートワークに意表を突かれる本作(通常盤の方ね)は、中身に関しても、ハードな方向に振られていた前作『SYMPHONIC MOON』とは若干異なる味わい。壮大なスケール感やシンフォニックなドラマ性は十二分に保持されていますが、ゴシック・メタル的なダークネスが抑制されたサウンドは、妖艶さを控えめにしたアカネ・リヴ嬢の歌声から、ポピュラリティ重視のメロディの組み立てに至るまで、全体的に神話世界を綴るに相応しい清廉な空気が色濃く漂ってきます。前作を愛する向きにはやや物足りなく思える部分もあるのですが、まぁこっちの方が幅広いリスナーにアピール出来る作風ではあるのかな。
特にキー・マルセロが楽曲提供し、一緒にデュエットまで披露するモダンなメロハー・ソング④と、ファンタジックに躍動するハードポップ・ナンバー⑧は、LIV MOONの新境地を切り開く名曲。勿論「掴み」に相応しい劇的さを有する①から②への流れ、ミュージカル・テイストの入った(ちょっと笑っちゃうぐらい)大仰な⑤、映画で主人公の旅立ちのシーンに流れそうな勇壮さを備えた⑭といった、従来のLIV MOON節が堪能できる楽曲の素晴しさは言うに及ばず。
前3作同様、ファンの皆様におかれましては安心してお買い求め下さい。


LIV MOON - The End of the Beginning - Voyage ★★★ (2012-11-08 22:31:23)

映画のサントラの如き壮大さとドラマ性を
感じさせる曲調は、まさしく「旅立ち」に
相応しい力強さに満ち溢れています。
それをアルバムのラストに置くという構成もニクイね。
バイオリンの導入も非常に効果を上げています。


LIV MOON - The End of the Beginning - Midsummer Eve ★★★ (2012-11-08 22:23:25)

北欧の草原を吹き抜けて行く
微風のように爽やかなハードポップ・ナンバー。
ファンタジックに躍動する曲調の
あまりの心地良さに、「シングル・カットしたら
ヒット間違いなし!」と思わず主張したくなるほど
魅力的な名曲です。


LIV MOON - The End of the Beginning - The End of the Beginning ★★★ (2012-11-08 22:16:48)

アルバム表題曲にして、大仰なアカネ・リヴ嬢の
歌声や曲展開といい、アルバム中、
最もシアトリカルな仕上がりの1曲。
ミュージカル的な雰囲気も感じられ、
あまりに芝居掛かった彼女の歌声に
ちょっと笑ってしまいましたよ。


LIV MOON - The End of the Beginning - And Forever More ★★ (2012-11-08 22:12:16)

EUROPEのキー・マルセロが
楽曲提供のみならずアカネ嬢と
デュエットまで披露する
モダンなメロハー・ソング。
特別上手いわけではないものの
淡い歌声は楽曲の雰囲気にマッチしています。


LIV MOON - The End of the Beginning - Free Your Soul ★★★ (2012-11-08 22:08:32)

神秘的な“PROLOGUE”からドラマティックに
繋がっていく曲展開に、
アカネ・リヴ嬢の神々しい歌唱から
荘厳なオーケストラ・アレンジ、
オペラティックなコーラスまで
「LIV MOONここに在り」な1曲。


GALNERYUS - Angel of Salvation ★★ (2012-11-07 22:45:20)

小野正利(Vo)加入以降も順調にアルバム・リリースを重ねて本作で早くも8枚目に到達。
テクニック的にも表現者としてもハイレベルな実力派が集まったバンドゆえ、今更アルバムの質がガクッと下がることは考え難く、今回も小野の唯一無二のハイトーンVoと、鮮烈な速弾きからクラシカル/泣きのフレージングまでエモーショナルにこなすSYUのGプレイを両翼に、そこへテクニカルなYUHKIのKeyも加えて、スピーディに、メロディアスに、ドラマティックに羽ばたくシンフォニックなHMサウンドの飛翔感には一点の曇りもありません。
前作収録の名曲“NO MORE TEARS”のような聴き手から涙を搾り取るバラードが見当たらない本編は、代わりに楽曲が一層壮麗且つシンフォニックに、メロディック・パワー・メタル風味の強化が図られている印象。劇的極まりないイントロだけで満腹感が味わえる①②、朗々としたサビメロがもろメロパワ・メタル風味の⑤、勇壮な曲調がアニメの主題歌っぽいなーと思ったら本当にアニメの主題歌だった⑥等、そうしたアレンジは概ねプラスに作用しているのですが、あまりにキラキラし過ぎていて、いい年したオッサンが聴くには少々気恥ずかしく感じられる部分も無きにしも非ず・・・。これはバンドの問題というよりも、こっちの趣味嗜好の問題なんですけどね。
個人的にはオーソドックスなHMテイストと、脇腹に差し込んでくるような泣きのGソロにグッと来る④、本編中最もメロディアスな仕上がりの⑦なんかの方が好みです。


SABER TIGER - Messiah Complex - Hate Crime ★★★ (2012-11-05 22:57:44)

小気味良くアルバムを締め括る名曲。
重厚な存在感とキャッチーなメロディが
無理なく同居した、先行シングルに
選出されたのも納得の逸品ですね。


SABER TIGER - Messiah Complex - Bad Visions ★★★ (2012-11-05 22:54:37)

下っ腹にズンズン響くヘヴィネスと
憂いを含んだメロディアスなサビメロが
描き出すコントラストも秀逸なラスト・ナンバー。
振れ幅の大きな下山の歌声が素晴しい。


SABER TIGER - Messiah Complex - Casualties ★★★ (2012-11-05 22:49:10)

各楽器のテクニカルな見せ場を設けつつも
テクニックのみに耽溺することなく、
メロディも強力なフックを有する
SABER TIGER印の名曲。
シャープに、メロディアスに踊るGが印象的です。


SABER TIGER - Messiah Complex - Reminiscence: Path Of Light ★★★ (2012-11-05 22:37:35)

“SPIRAL LIFE”の系譜に連なる
激しくも哀しい劇的な名曲です。
この手の激情迸る楽曲を歌わせると
下山のパフォーマンスには「最高」以外の
形容詞が思い浮かびませんね。
前菜的な小曲“THE MOMENT OR OUR LOVE”と
2曲続けてお楽しみ下さい。


SABER TIGER - Messiah Complex - Engrave ★★★ (2012-11-05 22:34:31)

OPナンバーらしい疾走感を湛えつつ
リフもリズムも徹底的に捻くれまくっているという
久保田陽子時代のサウンドを一層ビルドアップしたかのような名曲。
勿論焼き直しなどではなく、
テクニカルでありながら挑みかかるような
アグレッションをも備えているのは
現編成のSABER TIGERならではです。


SABER TIGER - Messiah Complex ★★★ (2012-11-04 22:20:15)

前作『DECISIVE』の感想で「次はもっと早く出して欲しい」と書いたら、本当に1年間隔でのリリースが実現したニュー・アルバム。最初、本作をCD屋で見かけた時は企画盤か何かだと思いましたよ。
勿論、SABER TIGER作品に限って粗製濫造なんてことはある筈もなく、感情剥き出しの下山のVoに、高度な技術力とエモーショナルな表現力を両立させた楽器隊とが一糸乱れずに畳み掛ける、テクニカルなパワー・メタル・サウンドには微塵の曇りもありません。テクニカルと言っても、下手なプログレ・メタル・バンドのごとき些末な辻褄合わせに汲々とするような閉塞感はまるでなく、むしろ豪快さ全開。隙あらば相手の喉笛を食いちぎらんとするアグレッションが全編に亘って渦を巻いているのも、このバンドならではの味。
前作では歌メロのフックに物足りなさを感じたのですが、今回は短いインスト曲を経てスタートする②を聴いただけで、バンドがきっちりとその弱点を克服したことが伝わってきます。パワー/メロディ/構築美と三拍子揃った②、哀愁に満ちたメロディ・センスと「静」の表現力が堪能できるメドレー仕立ての⑥⑦、重厚な(でもキャッチーでもある)存在感でラストを〆る先行シングル⑫と、ポイントポイントに要石のように置かれた名曲の存在が本編をキリリと引き締めてくれています。
ただ一点、別の方が指摘されているのを読んで「あ、そう言えばそうかも」と思ったのですが、確かに他のパートに比べてDsのトルク不足は気にならないこともないような・・・。贅沢な話ですが。


YNGWIE MALMSTEEN - Perpetual Flame - Magic City ★★ (2012-11-04 00:26:48)

これまでブルージーな楽曲で気持ち良さげに歌声を
披露してきたイングヴェイが遂にバラードに挑戦。
しかもこれが楽曲の良さにも助けられて案外様になってます。
よくぞここまで成長した、と生暖かい気持ちになれますよ。
まぁ、「リッパー押し退けて歌うほどかよ」と言われれば
「ぐう」と言葉に詰まるのも確かなんですけどね(笑)


YNGWIE MALMSTEEN - Perpetual Flame - Be Careful What You Wish for ★★★ (2012-11-04 00:22:06)

個人的にはアルバムで一番お気に入りの1曲。
「こういう曲を演りたいなら、なるほど、
リッパー加入は必然だな」と思わせられる
劇的に疾走する名曲で、青筋立てながら(想像)
パワー全開で歌う彼の歌唱はどことなく
グラハム・ボネットを思わせます。
Gソロも◎。


YNGWIE MALMSTEEN - Perpetual Flame - Death Dealer ★★★ (2012-11-04 00:16:55)

歌と演奏が水と油状態で、最初聴いた時は「勘弁してよ」と
思わされましたが、慣れてしまえばどうということはない。
イングヴェイのお約束が詰まった疾走ナンバーですが
Voがリッパーということで、いつになく新鮮に響きますね。


PRETTY MAIDS ★★★ (2012-11-02 22:54:25)

今年はLOUD PARKを蹴ってPRETTY MAIDSの久々の来日公演に足を運びました。
「何で日程被せ気味にするかなー。客入り悪いに決まってるじゃん」
とかぶちぶち文句タレながら会場に入って吃驚。ほぼ満員の盛況ぶりじゃないですか。
PRETTY MAIDSファンの忠誠心を舐めていて申し訳ない。
 
ライブの内容に関してはもう文句なし。ロニーは流石に高音がキツそうでしたし、
ケン・ハマーは「?!」と思うぐらい体型が丸くなってましたが、
客を乗せるパフォーマンスの上手さ、それに何より次から次へと繰り出される
名曲の数々の威力は抜群。ファンも終始ノリまくり歌いまくりで
今年見た中で最も楽しめたライブでした。
・・・ってよく考えたら今年はROYAL HUNTぐらいしかライブ行けてねえや。


YNGWIE MALMSTEEN - Unleash the Fury - Russian Roulette ★★★ (2012-11-02 22:30:16)

勝手に体が動く独特のリズムと、
哀愁を帯びたメロディに酔いしれる
キャッチーなロック・ナンバー。
こりゃ確かにアルバム後半の
ハイライト・ナンバーですね。


YNGWIE MALMSTEEN - Unleash the Fury - Beauty and a Beast ★★★ (2012-11-02 22:27:01)

「俺は曲作りでは歌詞に最も時間をかける!」と
豪語するイングヴェイが、この曲で歌い上げるのは
己の愛車のフェラーリのカッコ良さについて・・・
それでこそイングヴェイ。
あ、楽曲もカッコイイですよ。


YNGWIE MALMSTEEN - Unleash the Fury - Crown of Thorns ★★★ (2012-11-02 22:23:48)

伸びやかなドゥギーの歌声が活きる
イングヴェイ印の様式美ナンバー。
堪んないですよ、この歌メロ。
全体的な完成度は前作とどっこいな印象の
『UNLEASH THE FURY』ですが、
早い段階でこの名曲が登場して本編を
引き締めてくれるので、受ける印象は
前作よりもかなり良好です。


YNGWIE MALMSTEEN - Unleash the Fury ★★ (2012-11-02 22:20:06)

「これからも一緒にアルバムを作っていくつもりだ!」というイングヴェイの力強い発言とは裏腹に、(案の定)ドゥギー最後のご奉公となってしまった'05年発表の13thアルバム。
CDをトレイにセットすると表示される《18曲:74分》という超ボリュームにいきなり辟易とさせられるのは前作同様(苦笑)。だから選別作業をしなさいっての。
しかし解説文を読むと、イングヴェイが「ここ数作は慌てて作った荒い内容だったけど、今回はじっくり腰を据えて作った」と、正に我が意を得たりな発言をしてくれていたので、本作には大いなる期待を込めて挑んだのですが・・・うーん、正直あんまり変わってないような・・・。
いやいや、でも収録曲のクオリティは確実に前作『ATTACK!!』を上回っています。'03年に行われたG3ツアーに端を発する再評価の機運の高まりを追風に、イングヴェイがノリノリで曲作りとGプレイに興じたことは、のっけの①からしかと伝わってきます。ドゥギーも伸び伸びと魅力的なメロディを歌い上げていて、遅まきながら本領を発揮。彼が歌い上げる劇的なメロディに心筋が震えるスピーディな⑤⑦と、キャッチーなGリフが刻まれるミッドテンポの⑯は会心の名曲ですよ。
18曲も詰め込まれているせいで全体的に寝惚けた印象は拭えませんが、それでも最後まで聴かせ切る手腕からはイングヴェイの天賦の才が感じられます。


YNGWIE MALMSTEEN - Attack!! - Valley of Kings ★★★ (2012-11-02 00:13:59)

パッとしない曲が並ぶアルバム前半にあって
イングヴェイ流の“GATES OF BABYLON”に対する
アンサー・ソングみたいな(イントロだけですが)
この曲の存在感は際立っています。


YNGWIE MALMSTEEN - Attack!! - Valhalla ★★ (2012-11-02 00:12:37)

勇壮でキャッチー。中間部のクラシカルなアレンジも
ドラマティックな、ライブ映えしそうな名曲です。
ただ、6分は長過ぎる。
もうちょいコンパクトにまとめて欲しかった。


YNGWIE MALMSTEEN - Attack!! - Iron Clad ★★★ (2012-11-02 00:11:03)

アルバム全体では不完全燃焼感を
漂わせていたドゥギー・ホワイトですが、
この疾走ナンバーでは持てる実力を
フルに発揮してくれています。
ぎゅんぎゅんコブシ回りまくりなサビメロの
カッコイイこと!


YNGWIE MALMSTEEN - War to End All Wars ★★ (2012-10-31 20:51:12)

音の悪さにかけては2nd『MARCHING OUT』と双璧を為す1枚。『MARCHING~』が時代を考慮すれば仕方ないと思える部分もあるのに比べ、本作は既に好きなようにレコーディングできる環境にありながらこの体たらくなのだから弁護のしようがありません。まぁポジティブに評価すれば「生々しい音で迫力がある」と言えなくもないですが、スラッシュ・メタルならともかく、イングヴェイのアルバムのプロダクションが生々しくてもなぁ、と。
そんなわけで初めてこの作品を聴いた時はかなり衝撃を受けました。音の悪さもそうですが、何より一聴して印象に残る楽曲が殆どなかった事実に対して。これまでのイングヴェイのアルバムには、必ず一発で虜にされるキメ曲が複数存在していたのですが、本作にはそうした楽曲が見当たりません。
まぁ、それもこれも全てはテレコ録音みたいな劣悪な音質のせいで楽曲の輪郭が不明瞭になってしまっていたからで(折角のマーク・ボールズの歌唱もバックの演奏に埋もれてしまっている)、数度聴き込めば、コテコテなネオクラ・ソング“PROPHET OF DOOM”あり、エスニックなヘヴィ・チューン“CRUCIFY”あり、キャッチーなサビメロが印象的な“MASQUERADE”や劇的なメロディ・センスが光るバラード“MIRACLE OF LIFE”あり・・・と、じわじわとボディブローのように収録曲の良さは浸透して来るのですが。
とは言え、イングヴェイ作品で「聴き込みを要する」ということ自体、自分にしてみりゃ奇跡体験アンビリーバボー(良くない意味で)。しかもまさか、本作以降はそれが常態化することになろうとは・・・。


YNGWIE MALMSTEEN - War to End All Wars - Miracle of Life ★★★ (2012-10-31 20:50:40)

既発曲の美味しい部分を切り貼りして
マーク・ボールズに歌わせたようなバラードですが
逆にそれだけでここまで美しく劇的な
楽曲が完成してしまうのだから凄い。
イングヴェイはGのみならず良いBも弾いています。


YNGWIE MALMSTEEN - War to End All Wars - Crucify ★★★ (2012-10-31 20:44:10)

シタールがエスニックを空気を演出するヘヴィ・チューン。
クラシカルなGソロからBプレイまで
イングヴェイがハジケまくっています。
緩急の効いたドラマティックな曲展開も素晴しい。
返す返すも音質の悪さが(以下略)


YNGWIE MALMSTEEN - War to End All Wars - Prophet of Doom ★★★ (2012-10-31 20:40:33)

今更イングヴェイがここまで
コテコテのネオクラ・チューンを
やるとは思いませんでしたね。
押しの強いサビメロも◎。
音質の悪さでVoが埋もれてしまい
せっかくのカッコ良さが十分に
伝わってこないのが勿体ない。


YNGWIE MALMSTEEN - Alchemy ★★★ (2012-10-30 23:32:33)

「歴代最高シンガー」との評価を得ていたマーク・ボールズが出戻って、'99年に発表された10thアルバム。
久々に「ライジング・フォース」名義を使用している本作ですが、それで何かが大きく変わったということは特になく、ここで聴かれるのは毎度お馴染みのイングヴェイ流HMサウンド。
ただ、今回彼がかなり気合を入れて派手に弾きまくっているのは確かで、「電撃戦」のタイトルに相応しいアグレッシブなOPナンバー“BRITZKREIG”、一転、ブルージーな泣きと哀愁を炸裂させる“BLUE”、そして三部構成からなる大作組曲“ASYLUM”等、攻めの姿勢と気迫が漲るインスト・ナンバーの数々を収録。またロックンロール系やポップなノリの楽曲が姿を消した本編も、ダークでクラシカルなHMナンバーで統一が図られており、こうした初期作を彷彿とさせる要素を端々で確認できる本作は、なるほど、「ライジング・フォース」の名を冠するに相応しいと言えるのかもしれません。
重厚壮大な“LEONARDO”、スピーディな様式美ナンバーのお手本のような“WIELD MY SWORD”や“HANGER 18, AREA 51”は、マークのコブシの効いた歌い回しと、目の覚めるようなハイトーンが琴線にビンビンと響きまくる名曲です。
70分オーバーの長丁場が全く苦に感じられない力作。個人的に、手放しで絶賛できるイングヴェイのアルバムはここら辺りまでかなぁ。


YNGWIE MALMSTEEN - Alchemy - Hangar 18, Area 51 ★★★ (2012-10-30 23:28:59)

「マーク・ボールズ・イズ・バック!」を
実感させてくれる疾走ナンバーの名曲。
こちらのサイトでは“WIELD MY SWORD”の方が
人気が高いようですが、個人的にはコブシ回りまくりの
歌メロ(特にサビ)が炸裂するこっちの方が
マークの実力がフルに発揮されているように
感じられて高ポイントです。


YNGWIE MALMSTEEN - Alchemy - Blue ★★★ (2012-10-30 23:23:49)

これまで、ありそうでなかった(よね?)
ブルージーなインスト・ナンバー。
もしかして本作のハイライトじゃないでしょうか、
つーぐらい、楽曲全体が濃厚な泣きと哀愁を発散しています。


YNGWIE MALMSTEEN - Alchemy - Leonardo ★★★ (2012-10-30 23:20:19)

レオナルド熊・・・ではなく、
レオナルド・ダ・ヴィンチについて歌った
壮大にうねるドラマティックな大作ナンバー。
荘厳なイントロで「何かやってくれる」と
期待させられますが、勿論、それが裏切られることは
ありません。この曲の主役は(皆さんが指摘されている通り)
マーク・ボールズの壮絶な歌いっぷり。
特に4分前のシャウトにはゾクゾクさせられます。


YNGWIE MALMSTEEN - Facing the Animal - My Resurrection ★★★ (2012-10-29 21:54:18)

キャッチー且つ劇的なメロディ展開と
これぞコージー!なドラミングに
痺れっ放しな、アルバムでも1、2を
争う名曲ですが、今となっては
「来日してこの曲をコージーに叩いて欲しかったなぁ」
(そうすれば事故死せずに済んだかも知れなかったのに)
と、聴く度にセンチな気分にもなってしまいます。


YNGWIE MALMSTEEN - Facing the Animal - Only the Strong ★★★ (2012-10-29 21:49:46)

ガッツィーな曲調をコージーの重たいドラミングが
後押しする、イングヴェイ流“EYE OF THE TIGER”。(?)
聴いていると沸々と闘志が湧き上がって来るような
気がしますね。


YNGWIE MALMSTEEN - Facing the Animal - Like an Angel (For April) ★★★ (2012-10-29 21:47:21)

イングヴェイのGソロが80年代の輝きを
取り戻している名バラード。
「フォー・エイプリル」なんてクレジットして
また離婚しても知らんぞ、とか当時は思いましたが
現在でも上手くいってるようですね。


YNGWIE MALMSTEEN - Facing the Animal - Another Time ★★★ (2012-10-29 21:43:43)

アルバムのハイライト・ナンバーですよね。
とにかく心憎いばかりにフックの効きまくった
歌メロに終始ニコニコさせられます。
煌びやかなKeyの活躍もお見事で、
ポップなのにドラマティックという
アクロバティックな名曲に仕上がっています。
ヘヴィな楽曲のみならず、こういうタイプの
楽曲を味わい深く叩けるのがコージーの強みですね。


YNGWIE MALMSTEEN - Facing the Animal - Braveheart ★★★ (2012-10-29 21:39:16)

疾走曲ではなく、コージーのドラミングが映える
力強く勇壮な楽曲で幕が上がる構成に、イングヴェイの
コージーを尊重する姿勢が感じられて好感度が上がります。
ケルティックなメロディが新生面を感じさせてくれる名曲で、
エンディングのブレイク前でピアノが閃く
ドラマティックなアレンジには、「やられた!」
と額をピシャリと叩いてしまいました。


YNGWIE MALMSTEEN - Magnum Opus ★★★ (2012-10-28 22:49:32)

『MAGNUM OPUS(超大作)』というタイトルの語感と、ジャケットにフィーチュアされたイングヴェイのドヤ顔とが相俟って絶妙にイラッとさせられる(笑)、'95年発表の8thアルバム。
前作『THE SEVENTH SIGN』の作風を継承し、バラエティ豊かに取り揃えられた楽曲1つ1つは良く出来ているのに、通して聴くとどうにもピリッと締まらない印象が強いのは、マイク・ヴェセーラのVoから今ひとつ覇気が感じられないせいか、はたまた生煮えなサウンド・プロダクションのせいか。「イングヴェイは同じシンガーと2枚続けてアルバム作るとテンションが落ちる」なんて囁かれ始めたのはこの頃からでしたっけ?(本作発表後、マイクはイングヴェイの悪妻アンバーとの浮気疑惑も掛けられクビになってしまった)
爪弾かれるアコギから疾走へと転じる華麗なる様式美に満ちた“VENGIANCE”、ヘヴィな“TOMORROW'S GONE”、数あるイングヴェイの名曲の中でもトップクラスのカッコ良さを備えた劇的な疾走ナンバー“FIRE IN THE SKY”etc・・・と、個々の楽曲は本当に良く出来ているのですが。特に“FIRE~”なんて、様式美HM好きならこれ1曲目当てで本作を購入しても損はないぞ!と、未聴の人の肩を叩いて回りたくなる名曲ですよ。


YNGWIE MALMSTEEN - Magnum Opus - Fire in the Sky ★★★ (2012-10-28 22:48:52)

「アルカトラスっぽい」という意見を読んで
ああ、そういえば確かに、と膝を打ちました。
ヘヴィ・メタリックでタイトに締まった“NEVER DIE”や
“VENGIANE”とは異なる、優雅で劇的な疾走感が
堪能できる名曲です。
アルバム自体はやや地味な『MAGNUM OPUS』ですが、
この名曲が終盤にあるお陰で、聴き終えたあとは
何だか凄い名盤を体験したような気分になれますよ。


YNGWIE MALMSTEEN - Magnum Opus - Vengeance ★★★ (2012-10-28 22:42:49)

クラシカルなフレーズから
アコギのイントロから疾走へと転じる
曲展開など、非常に判り易い形で
イングヴェイの魅力が凝縮された
スピード・ナンバーの名曲です。


YNGWIE MALMSTEEN - The Seventh Sign - Seventh Sign ★★★ (2012-10-28 00:13:29)

冗長だった『FIRE & ICE』と異なり
『THE SEVENTH SIGN』が構成的に
引き締まって聴こえるのは、この名曲が
アルバムのクライマックス役をきっちりと
果たしてくれているから。
ドラマティックなだけでなく、ライブ映えする
キャッチーさも兼ね備えた正しく
アルバムのハイライト・ソングです。


YNGWIE MALMSTEEN - The Seventh Sign - Crash and Burn ★★★ (2012-10-28 00:08:36)

“NEVER DIE”と双璧を為す疾走ナンバーですが、
こちらはよりクラシカルで優美な雰囲気も漂ってきます。
チェンバロを用いた劇的なアレンジ・センスに
思わず唸らされましたね。


YNGWIE MALMSTEEN - The Seventh Sign - Never Die ★★★ (2012-10-28 00:07:09)

クラシカルな優美さも漂っていた
前作収録の疾走ナンバーと比較すると、
こちらはストレート且つヘヴィ・メタリック。
(&キャッチー)
熱く歪んだマイク・ヴェセーラの
パンチの効いた歌声も楽曲のカッコ良さを
効果的に引き立ててくれています。


YNGWIE MALMSTEEN - Fire and Ice - Final Curtain ★★★ (2012-10-26 23:18:09)

これまた生オケが非常に効果的な
荘厳、重厚、クラシカルと
三拍子揃ったドラマティックなヘヴィ・ナンバー。
悲壮美を帯びたサビメロの素晴しいこと!


YNGWIE MALMSTEEN - Fire and Ice - No Mercy ★★★ (2012-10-26 23:15:06)

“FOREVER IS A LONG TIME”の兄弟みたいな
ドラマティックな疾走曲。
生オケが非常に効果を上げていて、
今にして思うと、後のコンチェルト・アルバムの
布石となった1曲かもしれませんね。


YNGWIE MALMSTEEN - Fire and Ice - Forever Is a Long Time ★★★ (2012-10-26 23:12:57)

皆様の意見に付け加えることは殆どありません。
劇的に疾走するイングヴェイ印の様式美ナンバーにして
アルバムのハイライト・ソングで御座います。


YNGWIE MALMSTEEN - Eclipse - Motherless Child ★★★ (2012-10-25 22:30:59)

高音域で哀愁が滲み出すヨラン・エドマンの
歌声が映える劇的な疾走ナンバーの名曲。
アルバム自体は前作に比べると地味な印象ですが、
この曲におけるGソロを筆頭に、イングヴェイの
Gプレイは完全に事故の後遺症から脱していることが
良く分かります。


YNGWIE MALMSTEEN - Eclipse - Save Our Love ★★★ (2012-10-25 22:25:16)

多くの方が指摘されている通り
溢れんばかりの感情が込められた
泣きのGソロが壮絶なまでに心を打つ
名バラード。まさしく珠玉。


YNGWIE MALMSTEEN - Eclipse - Judas ★★★ (2012-10-25 22:22:29)

水晶細工の如き気品と美しさを放つ
「ザ・北欧メタル」な名曲。
ヨラン・エドマンの泣きを帯びた
歌声が絶品ですね。
透明感を増幅するKeyも◎。


YNGWIE MALMSTEEN - Odyssey - Hold On ★★★ (2012-10-24 22:24:50)

イングヴェイとジョーの組み合わせの
最良の部分が表れたメロディアスな逸品。
こういう曲を熱唱させるとやはり彼は上手い。
バラードか否かが取り沙汰されていますが、
個人的には、これはバラードではなく
哀愁のメロハーソング、という意見に一票。


YNGWIE MALMSTEEN - Odyssey - Dreaming (Tell Me) ★★★ (2012-10-24 22:18:36)

イングヴェイが手掛けた数あるバラードの
名曲の中でも、個人的にはこれがベスト。
演歌レベルの泣きを湛えたジョーの歌唱と
メロディ、それにGプレイには
号泣せずにはいられませんよ。
ライブ・バージョンも素晴しい出来栄えです。


YNGWIE MALMSTEEN - Odyssey - Faster Than the Speed of Light ★★★ (2012-10-24 22:15:36)

無理矢理詰め込んでるのに
それがキャッチーな味にもなってるサビメロが印象的。
歌詞はレーシング・カーについてですが
明らかに自分に対してのダブル・ミーニングにも
なっていますよね(笑)


YNGWIE MALMSTEEN - Odyssey - Rising Force ★★★ (2012-10-24 22:09:49)

イントロのドラムの連打を聴く度に
血が滾りますね。
ゴリゴリの様式美HMナンバーですが、
適度な遊び心も感じさせるジョーの
歌声がこの曲に独特の個性を付与しています。


YNGWIE MALMSTEEN - Odyssey ★★★ (2012-10-24 20:36:47)

イングヴェイが、ソウルメイト(笑)のジョー・リン・ターナーと組んで作り上げ、'88年に発表した4thアルバム。
いくら彼がワンマンでも、御大リッチー・ブラックモアとアルバムを作ってきたジョーからすりゃ単なる青二才に過ぎなかったことは想像に難くなく、結果、本作はジョーが自分の「色」を明確に打ち出すことに成功した、イングヴェイのアルバムとしては異色の作風に仕上がっています。ポップな“HEAVEN TONIGHT”とか、初めて聴いた時は「勘弁してよ」ってなもんでしたが、その後はライブに足を運ぶ度に「ヘ~ヴン、トゥナイッ!」と大口開けて合唱しましたからね。
イングヴェイ的には、1枚も2枚も上手だったジョーにしてやられてしまったことや、交通事故の後遺症でブクブク太り始めた・・・じゃない満足いくGプレイが出来なかったことが傷となって本作をあまり気に入っていないようですが、内容の素晴しさに関しては、当サイトでの得票数の多さが雄弁に証明する通り。
OPナンバーにして必殺の名曲“RISING FORCE”に始まり、ジョーの熱唱が映える“HOLD ON”から、号泣バラード“DREAMING”、タイトルからして奮ってる攻撃的な疾走ナンバー“FASTER THAN THE SPEED OF LIGHT”で締められる本編後半まで、イングヴェイの「らしさ」とジョーの持ち込んだポップ・センスが(ありがちな表現ですが)絶妙な化学反応を起こした眩い名曲がゴロゴロ。
彼の最高傑作かと言うと作風的にちょっと異論があるのですが、捨て曲なしの名盤であることについては全く異論ないです。


YNGWIE MALMSTEEN - Trilogy - Magic Mirror ★★★ (2012-10-23 19:40:04)

個人的には、スピード・ナンバーよりも
この手の楽曲に、より「イングヴェイらしさ」を
感じてしまいます。
歌謡曲ばりにコブシの効いたマーク・ボールズの
歌メロに星三つ。


YNGWIE MALMSTEEN - Trilogy - Liar ★★★ (2012-10-23 19:35:47)

故マルセル・ヤコブへの恨み節が綴られた歌詞は
正直くだらないが、曲のカッコ良さは文句なし。
マーク・ボールズの絡み付くような歌い回しと
目の覚めるようなハイトーンを聴くと
「ネオクラシカルってのはこういうことだ!」
と人知れずガッツポーズを決めたくなりますよ。


YNGWIE MALMSTEEN - Trilogy - Fire ★★★ (2012-10-23 19:32:06)

この起承転結が完璧に決まったGソロは
イングヴェイ屈指の名演。
メジャーキーを効果的に用いたメロディ使いや
ポップで洗練された曲調など
ある意味、『TRILOGY』の作風を
象徴する1曲と言えるのではないでしょうか。


YNGWIE MALMSTEEN - Trilogy ★★★ (2012-10-23 19:22:21)

'86年発表の3rdアルバム。珍妙なアートワークを見る度に、学校の美術の課題でこのイラストを描いていたメタル好きのクラスメイトのことを思い出さずにはいられないのですが、それはともかく、内容的には珍妙どころか文句の付けようがないクオリティ。
音質の向上といった基礎部分の改善はもとより、キャッチーさを増した楽曲から、ギリギリ限界まで精度を追求し、(劇中歌ならぬ)曲中歌と言うべき高いドラマ性を有するまでに磨き上げられたイングヴェイのGソロ、それに張りよし/伸び良しのマーク・ボールズの歌声に至るまで、本作をマエストロの最高傑作に推す人が多いのにも合点が行くというもの。
Gに対するカウンター・パートのみならず、バッキングでも良い仕事をしているイェンス・ヨハンソンのKeyプレイや、メジャー・キーをアクセントに用いた“FIRE”(Gソロが感動モノ)のような楽曲が物語る通り、前作を分厚く覆っていたダークネスやササクレ具合が緩和され、すっきりと垢抜けたサウンドは、より幅広いHR/HMリスナーにアピールし得る魅力を獲得。
そして何より、個人的に本作を評価するポイントはその歌メロの良さ。前任者に比べると線は細いものの、伸びのある高音域を武器に、納豆のように絡み付くマークのコブシ回りまくりのVoが映える疾走曲②⑤や、緊迫感を湛えた⑥を聴いていると、思わず「これぞネオクラシカル!」と万歳三唱したくなりますよ。
前作『MARCHING OUT』が北欧様式美HMの最高峰なら、本作はイングヴェイ流HMの完成形。彼の入門編としてもお薦めできる名盤です。


YNGWIE MALMSTEEN - Marching Out - Don’t Let It End ★★★ (2012-10-22 22:58:42)

ジェフ・スコット・ソートの
歌唱がドはまりしている、
物悲しいけどバラードとは異なり、
センチメンタルだけどなんだけど
線の細さをまるで感じさせない
熱く激しく物悲しい名曲。


YNGWIE MALMSTEEN - Marching Out - Anguish and Fear ★★★ (2012-10-22 22:52:17)

イングヴェイのGとイェンスのKeyが真っ向ぶつかり合う
ど直球の様式美HMナンバー。
“序曲1383”とセットでお楽しみ下さい。
次作以降、KeyのGのカウンター・パートとしての役割は
どんどん減っていくことになるので、余計にこの曲の
カッコ良さが際立ちます。


YNGWIE MALMSTEEN - Marching Out - I Am a Viking ★★★ (2012-10-22 22:47:06)

イングヴェイも、所謂「ヴァイキング・メタル」の
ルーツの1つに挙げられるよね、とか思わされる名曲。
ジェフ・スコット・ソートが歌うためにあるような
熱く激しく、それでいて悲しくもあるサビメロを
聴く度に血沸き肉踊ります。
ジェフ&マルセル・ヤコブはTALISMANの来日公演でも
この曲をちらっと披露していましたっけね。


YNGWIE MALMSTEEN - Marching Out - Disciples of Hell ★★★ (2012-10-22 22:37:13)

イングヴェイの全ての名曲の中でも
トップ集団に余裕でランクイン可能な名曲。
サタニックな歌詞といい、作品全体を覆う
禍々しくオーラに、ヴァイキング・メタルに
通じる勇壮且つ劇的な曲調・・・
初期様式美HM路線の最高到達点の
1つではないでしょうか。