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FASTKILL - Nuclear Thrashing Attack - Kill and Possess
★★
(2007-11-29 21:58:27)
弾丸のようなスピード・チューンだが、リフと歌メロは
非常にキャッチーで(ポップという意味ではない)えらいカッコイイ。
更にそこから、炸裂するように疾走する高速スラッシュ・ナンバー
“ANNIHILATION BETRAYER"へと繋がっていく流れも良い。
FASTKILL - Nuclear Thrashing Attack
★★
(2007-11-29 21:48:00)
'04年リリースの1st『INFERNAL THRASHING HOLOCAUST』で披露した、まるで80年代からタイムスリップして来たかのような、
ピュアなスラッシュ・サウンドが、マニアの間で好評を博した東京出身の5人組スラッシャーが、3年ぶりに発表した2ndアルバム。
血管がブチ切れそうなハイテンションVo、鋭利な剃刀リフを矢継ぎ早に繰り出すG、猛烈な勢いで畳み掛けて来るリズム隊から
成る楽曲の数々は、相変わらず初期KREATORを彷彿とさせる尖がった暴走っぷりを誇り、トータル・ランニング・タイムも
全10曲収録で僅か30分。一時もテンションを緩める事無く、頭から尻まで一気呵成に駆け抜けていく。
思わずニヤリとするアルバム・タイトルも含めて、従来の路線を何の迷いもなく突き進んでいるが、
サウンド・プロダクションが向上して音に厚みが出た分、迫力においては前作を上回る印象。特に、キャッチーなリフと
歌メロを備えた④(ポップという意味ではない)から、激烈に炸裂する⑤への流れはムチャクチャかっこいい。
但し、音が良くなったことで、逆に裏声ハイトーン(?)Voのアクの強さがより一層目立ってしまっていて、
この声を受け入れられるかどうかで、本作の評価がハッキリと分かれるような気がしなくもない。
BLUES CREATION - Carmen Maki - Blues Creation
★★
(2007-11-27 19:52:00)
アングラ・フォーク・シンガーのカルメン・マキが、天才G奏者・竹田和夫率いるBLUES CREATIONと組んで作り上げた、'71年発表の作品。
「ジャパニーズ・ロックの黎明期が記録された貴重なドキュメント」(帯より抜粋)としての記録的価値のみならず、
クオリティ的にも全く文句の付けようのない本作。ここで聴く事が出来るのは、「ブルーズに光と影を付けて
ドラマティックに演奏した」LED ZEPPELINからの多大な影響が感じ取れる、ダイナミックなハード・ロック・サウンドで、
「日本のバンドにしては」等という注釈を必要としない、問答無用のカッコ良さを誇る。
マキ姐さんのVoも、声の表現力や深みにおいては、後のカルメン・マキ&OZ時代には及ばないものの、
若々しい歌声は聴いていて単純に心地良いし、何より、歌の巧さにかけては、既にこの頃から一級品。
ジミー・ペイジばりのGプレイが豪快に繰り出される①を筆頭とするハードロッキンな楽曲や、
ZEPの名曲“SINCE I'VE BEEN LOVING YOU"を思わせる猛烈な「泣き」を発散する③、ラストを締め括る
サッチモの名演で知られる“セント・ジェームズ病院"のカヴァー⑧のような、感動的なスロー・チューンも良いけど、
個人的に本作のハイライトは、その両者の美味しい部分を兼ね備えた⑤。トラッド/フォークの名曲を、
ハードロック・バージョンにアレンジし直した楽曲は、熱く、激しく、劇的極まりない仕上がりなのでロック・ファンは必聴のこと。
捨て曲なしの全8曲収録。全編、これぞ70年代ロック!という魅力に満ち溢れた、洋楽志向のリスナーにもアピールする名盤。
BLUES CREATION - Carmen Maki - Blues Creation - Motherless Child
★★★
(2007-11-26 22:58:08)
トラッド/フォークの名曲を、劇的なハードロック・バージョンにアレンジ。
「押し」と「引き」を自在に操るマキ姐さんのVoも素晴しいが、
本曲のハイライトは、火傷しそうな勢いで引きまくる
竹田和夫の絶品のGプレイ。特に後半部分の鬼気迫る迫力は
半端じゃありません。
BLUES CREATION - Carmen Maki - Blues Creation - Lord, I Can't Be Goin' No More
★★★
(2007-11-26 22:37:08)
LED ZEPPELINの“あなたを愛し続けて"を彷彿とさせる、
猛烈な「泣き」を発散するブルーズ・ナンバー。
情感豊かな竹田和夫のGとマキ姐さんのVoが
素晴しいったらありゃしない!
PESTILENCE - Testimony of the Ancients - Land of Tears
★★
(2007-11-25 21:13:06)
楽曲自体はストレートに疾走する
高速スラッシュ・チューンなのだが、
ブルータルな曲調とは正反対の繊細な「泣き」を発散して、
聴き手の胸を締め付けるGソロの威力が
とにかく半端じゃない。
PESTILENCE - Testimony of the Ancients - Twisted Truth
★★
(2007-11-25 21:08:56)
ヘヴィでアグレッシブな曲調と好対照を描き出す、
美しい広がりを感じさせるインスト・パートの
ドラマティシズムが印象的なミドル・チューン。
PESTILENCE - Testimony of the Ancients - Presence of the Dead
★★★
(2007-11-25 20:59:21)
ストレートなデス/スラッシュ・メタル・バンドだった
PESTILENCEが大化けしたことを伝える名曲。
サビでGが奏でる勇壮なテーマ・メロディと、
幻想的な美しさを演出するKeyをフィーチュアした
インスト・パートの、何とドラマティックなことよ。
EXHORDER - Slaughter in the Vatican - Death in Vain
★★
(2007-11-25 17:05:57)
不気味なSEを引き裂いて、耳から血が出そうな鑢状のリフが
シュレッドされる1stアルバムのOPナンバー。
楽曲の持つ疾走感を倍化させる、勢いに満ち溢れたなGソロも素敵。
EXHORDER - Slaughter in the Vatican - Desecrator
★★
(2007-11-25 16:57:43)
のたうつようなヘヴィネスの効いた前半~中盤から一転、
後半で爆発的な疾走へと転じるダイナミックな仕上がりの1曲。
昔、タモリ倶楽部の空耳アワーで、ラストの畳み掛ける歌詞の部分が
「どすこい、どすこい、どすこい、どすこい、だぁ!」
と聞こえると取り上げられ、爆笑を誘っていた。(Tシャツ獲得)
DEMOLITION HAMMER - Epidemic of Violence - Skull Fracturing Nightmare
★★
(2007-11-25 16:43:59)
スラッシュ・メタル・アルバムのOPナンバーはこうでないと!
・・・といった感じで疾走しまくる高速スラッシュ・チューン。
猛烈に畳み掛けて来る分厚いリフ&タイトなリズムと、
意外なくらいメロディアスなツインGが良い味出してます。
(叙情的というわけではないが)
DEMOLITION HAMMER - Epidemic of Violence - Epidemic of Violence
★★
(2007-11-25 16:31:54)
デビュー作のタイトル・トラック。
都会派らしい、硬質で断固とした疾走感と、
アグレッシブ極まりない曲調に反して、
結構メロディアスなGソロのコントラストが印象に残る名曲。
個人的にはアルバムのハイライト・チューン。
EPIDEMIC - Decameron - Territories
★★
(2007-11-25 16:03:56)
山あり谷ありの曲展開と、
雪崩を打つようなド迫力の突進力が強いインパクトを放つ。
緩急自在・・・というか、「物凄い速い」と「普通に速い」リズムを
ガンガン叩き出すDsの凄まじさが際立つ1曲。
リフのカッコ良さと、短いながらハイテンションなGソロもイカス。
EPIDEMIC - Decameron - Circle of Fools
★★
(2007-11-25 15:54:10)
デス声寸前で喚き立てるVoに手数の多さで圧倒するDsと
笑っちゃうぐらい速いデビュー作のOPチューン。
但し、Gソロはハイテンションでカッコイイし、
曲展開もダイナミズムに溢れ、勢い任せではない
「練り」の感じられる仕上がりなのが素晴しい。
HEXENHAUS - Awakening - The Eternal Nightmare-act Ⅱ
★★
(2007-11-25 13:33:06)
前作に収められた“THE ETERNAL NIGHTMARE-ACT ONE"の続編に当たる楽曲。
アコギやKeyを積極的に導入し、プログレッシブ・ロック的な味わいを醸し出す。
歌メロがイマイチな点のみ惜しまれる。
HEXENHAUS - Awakening - Necronomicon Ex Mortis
★★
(2007-11-25 13:27:37)
3rdアルバムのハイライト・チューン。
歌えるVoの存在と、隠し味として使用されているKey、
そしてインスト・パートにおけるアコギ・ソロが
非常に効果を上げているドラマティカルな名曲。
こういう曲は、このアルバムじゃないと出来ないわな。
HEXENHAUS - Awakening - Awakening
★★
(2007-11-25 13:17:07)
歌えるVoの加入で、よりメロディを重視した仕上がりとなった
3rdアルバムだけど、ちゃんとこうした疾走感タップリの楽曲も
収録されているので侮れない。
とは言え、やはり以前よりはずっとメロディアスで聴き易い印象。
HEXENHAUS - The Edge of Eternity - The Eternal Nightmare - Act One
★★
(2007-11-25 13:12:13)
エキゾチックなインスト曲“A TEMPLE FOR THE SOUL"を経て、
爆発的に疾走を開始するスラッシュ・チューン。
寒々とした疾走感を基本としつつも、異国情緒を漂わせた
サビメロとGソロの組み込まれたドラマティックな曲展開が
非常に印象に残る名曲。ちなみ“ACT TWO"は次作に収録。
HEXENHAUS - The Edge of Eternity - Toxic Threat
★★
(2007-11-25 13:00:42)
ベートーベンの“月光"をモチーフにしたプレリュードから、
タイトに疾走を開始するOPナンバー。
インスト・パートで、如何にも北欧のバンド的な
寒々としたメロディを紡ぎ出すツインGが
良い仕事をしています。
SAVAGE GRACE - After the Fall from Grace - Trial by Fire
★★
(2007-11-25 12:42:48)
スラッシュ・メタル・バンドとしてのSAVAGE GRACEの色が
強く出た1曲。それでも十分メロディアスで劇的な仕上がりだが。
作曲はアジア系のメンバー、B.EASTが担当。
ステージ・ネームと日章旗のハチマキから、
てっきり日系人かと思ったけど、実は中国系の人らしい。
SAVAGE GRACE - After the Fall from Grace - We came, We saw, We conquered
★★★
(2007-11-25 12:37:48)
序曲風の“A CALL TO ARMS"に導かれてスタートする
スピード・ナンバーにして、アルバムのハイライト・チューン。
起承転結を盛り込んだドラマティックな曲展開は、
それだけでアルバム1枚を聴き通したかのような満足感を与えてくれる。
Voのピッチの甘さが惜しまれます。
カルメンマキ&OZ
★★
(2007-11-25 01:55:00)
自分もカルメン・マキ&5Xの音源が一度で良いから聴いてみたい。
出来れば、5Xの旧譜と併せて再発して貰えないものかなぁ。
カルメンマキ&OZ - Ⅲ - 空へ
★★★
(2007-11-24 21:26:14)
3rdアルバム『Ⅲ』収録で、同作の(個人的に)ハイライト・チューン。
タメを効かせて、ドラマティックに盛り上がっていく曲展開と、
全編を貫くポジティブな力強さが感動を呼ぶ名曲。
カルメンマキ&OZ - Ⅲ - 昔
★★★
(2007-11-24 21:22:08)
全体的にアコースティカルでコンパクトにまとめられた
3rd『Ⅲ』の中でも、前2作の路線を踏襲した10分を超える
大作の本曲は、一際強いインパクトを放つ。
様々な表情を見せる曲調と、郷愁を誘うメロトロンの音色が
プログレッシブ・ロック的な雰囲気を演出していて素敵。
カルメンマキ&OZ - Ⅲ
★★★
(2007-11-24 21:03:00)
落ち着いた感じのジャケット・アートワークが、バンドの音楽性の変化を物語る、'76年発表の3rdアルバムにしてラスト作。・・・というか、本作がリリースされた時点で、既にバンドは解散していたらしい。
アコースティック・ギターを活用した、爽やかに駆け抜けていく①に代表されるように、今回は全体的にポップというかアコースティカルな作風で、大作主義が影を潜めた楽曲は、いずれもコンパクト且つシンプルにまとめられている。
とは言え、抜群の表現力を誇るマキ姐さんの歌唱と、春日博文(G)が作り出す、キャッチーでフックに富んだ叙情メロディの数々、そして6人目のメンバーと言うべき、ダディ竹千代こと加治木剛が手掛けた、70年代の情景がリアルに蘇ってくるかのような、詩情豊かに心象風景を綴った絶品の歌詞とが揃えば、それだけでアルバムの完成度の高さは約束されたようなもの。
また、後半に用意された、ポジティブな力強さと劇的な曲展開が感動を呼ぶ⑤や、感傷的な雰囲気を纏った前半から、中盤のメルヘンチックなパートへの転調を経て、再びドラマティックに盛り上がっていく、前2作の路線を踏襲した大作⑦は、郷愁を誘うメロトロンの音色がプログレッシブ・ロック的な味わいも感じさせる、素晴しき名曲。
偉大なるロック・バンドの、有終の美を飾るに相応しいクオリティを備えた1枚。
EXCITER - Heavy Metal Maniac - Heavy Metal Maniac
★★★
(2007-11-24 18:35:26)
カミソリ・リフにハイテンションな疾走感、
そして喧しいVoが一丸となって突っ走る、
EXCITERの何たるかがギュギュっと凝縮された、
スラッシュ/パワー・メタル好きなら避けて通れない名曲。
SAVATAGE - Streets: A Rock Opera - Somewhere in Time / Believe
★★★
(2007-11-24 17:48:41)
名作のラストを締めるに相応しい超名曲。
ただドラマティックなだけでなく、安息を得た主人公の心情を
代弁するかのような、優しさの滲む曲調も素晴しい。
SAVATAGE - Streets: A Rock Opera - St.patrick´s
★★★
(2007-11-24 17:45:12)
息苦しくなるほどエモーショナルなジョン・オリヴァのVo、
よく「歌う」クリス・オリヴァのG、
気品を漂わすピアノの美しい調べ、そして劇的極まりない曲展開と、
SAVATAGEの美味しい部分が全て詰まった超名曲。
SAVATAGE - Streets: A Rock Opera - Tonight He Grins Again / Strange Reality
★★★
(2007-11-24 17:40:30)
二部構成から成る楽曲だが、お薦めは悲哀に満ち、
且つドラマティックな前半部分。
サビにおける、ジョン・オリヴァのエモーショナルは歌唱には
涙がちょちょ切れます。
SAVATAGE - Gutter Ballet - Summer's Rain
★★★
(2007-11-24 17:37:17)
SAVATAGEのバラードではこの曲が一番好きだ。
ヒステリックで好き嫌いがかなりハッキリと分かれる
ジョン・オリヴァの歌唱だが、個人的には、この感情移入過多で
息苦しくなる程の彼の歌声があってこそ、このバラードは
ここまでの完成度を得たと信じて疑わない次第。
そしてクリス・オリヴァ入魂の泣きのGプレイ!
もう涙で溺死するかと思いましたよ。
SAVATAGE - Gutter Ballet - When the Crowds Are Gone
★★★
(2007-11-24 17:32:36)
インストの名曲“TEMPTATION REVELATION"の余韻を引き継ぎ、
静かに始まり、後半へ進むほど息苦しい程にドラマティックに
盛り上がっていく、“GUTTER BALLET"にも匹敵する超名曲。
感情移入過多とも言える、ジョンのボーカリぜーションが
とにかく圧巻。
SAVATAGE - Gutter Ballet - Temptation Revelation
★★★
(2007-11-24 17:28:27)
悲しみに彩られたクラシカルなメロディといい、
曲中を華麗に舞うクリスの「歌う」Gといい、
オーケストレーションを伴って、
劇的に盛り上がっていくクライマックスの曲展開といい、
完全無欠のインスト・ナンバー。
SAVATAGE - Fight for the Rock - Hyde
★★
(2007-11-24 17:24:04)
レコード会社の横槍で、迷いを感じさせる作風となってしまった
2ndアルバムだが、この曲のような初期の重々しくダークで、
アグレッシブな雰囲気を宿した楽曲もちゃんと収録されているので、
個人的にはそんなに嫌いじゃない。ファンなら1度はちゃんと聴いてみよう。
SAVATAGE - Power of the Night - Power of the Night
★★
(2007-11-24 17:18:44)
シンセサイザーによるイントロをGリフが切り裂いて
疾走を開始する2ndアルバム(メジャー・デビュー作)の
OPナンバーにしてアルバム・タイトル・トラック。
現在のSAVATAGEとはかなりノリが異なる正統派のメタル・チューンだが、
これはこれで非常にカッコイイ。
SAVATAGE - Sirens / The Dungeons Are Calling - The Dungeons Are Calling
★★
(2007-11-24 17:15:08)
ダークなリフのカッコ良さが際立つ、
'84年発表のEPのタイトル・トラック。
未だにライブでもプレイされている名曲だが、
インスト・パートにおけるドラマティックな曲展開を聴けば、
それも大いに納得が行くというもの。
SAVATAGE - Sirens - Sirens
★★
(2007-11-24 17:10:44)
ダーク且つアグレッシブで、劇的な展開を聴かせる
1stアルバムのOPナンバー。
未だにライブでプレイされているのも納得のカッコ良さ。
重々しく不気味なインスト・パートが最高。
カルメンマキ&OZ - 閉ざされた街 - 崩壊の前日
★★★
(2007-11-23 18:51:20)
2nd『閉ざされた町』のOPナンバー。
全体的に、ゆったりとしたメロディ重視の楽曲が
多く並んでいた2ndの中にあって、
この曲のパワフルさは際立っています。
イントロダクションで雰囲気を盛り上げ、
最高潮に達したところで曲がスタートする
ドラマティックな展開もたまらない。
カルメンマキ&OZ - カルメンマキ&OZ - 午前1時のスケッチ
★★
(2007-11-23 00:58:37)
曲自体の素晴しさも然ることながら、個人的には、
70年代の歌舞伎町ゴールデン街やションベン横丁の、
アルコールやゲロのすえた匂いが漂ってきそうな
加治木剛の手掛けた歌詞が最高にお気に入り。
カルメンマキ&OZ - 閉ざされた街 - 閉ざされた町
★★★
(2007-11-23 00:52:05)
重々しく刻まれる破壊力抜群のリフ&リズム、
よく歌うG、ヴィヴラートかけまくりで雄々しい歌声を響かせるVo、
曇天を突いて差し込む日の光を思わせる中盤の美しい叙情パート・・・と、
2ndアルバムのタイトル・トラックにして、ハイライト・チューン的存在の名曲。
1stにあった歌謡曲テイストが薄まり、洋楽リスナーにもアピールする仕上がりだ。
カルメンマキ&OZ - カルメンマキ&OZ - 私は風
★★★
(2007-11-23 00:45:38)
カルメン・マキ&OZを代表する、名曲中の名曲。
12分近くに及ぶ長尺を、全くダレることなく聴かせきる、
起伏の激しいドラマティックな曲展開、
緩急自在のテクニックを備えたメンバーの力量、
分けても、圧倒的声量と表現力で聴く者を打ちのめす
マキ姐さんの歌唱は感動的ですらある。
いかにも70年代的な「チュッチュッチュチュー」コーラスも含めて
愛して止まない1曲。
カルメンマキ&OZ - 閉ざされた街
★★★
(2007-11-23 00:32:00)
デビュー作『カルメン・マキ&OZ』が、当時のハードロック・バンドとしては異例の10万枚以上を売り上げる好セールスを記録した勢いに乗り、ロサンゼルスで4ヶ月かけてレコーディングされた、'76年発表の2ndアルバム。
わざわざ海外まで出掛けて行った成果は、確実に作品のクオリティに反映されていて、サウンド・プロダクションの向上はもとより、プロローグに始まりエピローグに終わる、起承転結を意識したドラマティックな全体の構成、そして何より、楽曲から歌謡曲的な「臭み」が抜け、メロディがスッキリと洗練された事で、メジャー・アクトとしての凄みすら感じさせる作風に仕上がっている。(あの歌謡曲テイストを愛していた身には、ドロッとした暗い雰囲気が薄まってしまった点は残念だけど・・・)
今回は前作に比べると、ゆったりとしたテンポの楽曲が多く並び、Voの圧倒的歌唱能力を前面に押し出したメロディ重視の作りとなっていて、これは更にポップ化が推し進められる次作への伏線と取れなくもないが、少なくとも本作の時点では、ハードロック然としたエッジも、ドラマティカルな大作主義も健在。
徐々に盛り上がっていくイントロダクション①を経て、パワフルにスタートする勢いに溢れた②、“火の鳥"のタイトル通り、飛翔感と雄大さを漂わす④、泣きのへヴィ・ブルーズ・ナンバー⑤といった楽曲も強力なれど、やはりトドメはアルバム・タイトル・トラックの⑥。破壊的に刻まれるリフ&リズムに乗せて、Voが(女性だけど)雄々しい歌唱を響かせるタメの効いた重厚なヘヴィ・チューンで、中盤に用意された叙情パートが、まるで曇天から差し込む日の光の如き美しさを演出する、このバンドを代表する名曲の1つ。
舶来志向のメタル・ファンにも、十分アピールし得る魅力を備えた名作です。
カルメンマキ&OZ - カルメンマキ&OZ
★★★
(2007-11-21 22:10:00)
アングラ劇団「天井桟敷」出身で、ヒット曲“時には母のない子のように"(作詞は寺山修司が担当)で知られたフォーク・シンガー カルメン・マキが、自身の理想とする音楽を追求するために、春日博文(G)らと結成したハード・ロック・バンド、カルメン・マキ&OZの'75年発表のデビュー作。
和製ジャニス・ジョプリンと評された、圧倒的声量と表現力を備えたVo、豪快さと繊細さを併せ持つG、強烈なウネリを生み出すリズム・セクション、ハモンド・オルガンの音色で、叙情性とスケール感を演出するプログレ感覚溢れるKeyとが一体となって奏でるサウンドは、非常にパワフル且つダイナミック。
ブリティッシュ・ハード・ロックからの影響を消化吸収して血肉へと変え、更にそこに、日本人の琴線に訴えかける歌謡曲的なメロディと、ドロッとした暗いヘヴィネス(別の方の発言を借りるなら「情念」という表現がピッタリ)を加えた感じの楽曲の数々は、まさに唯一無二のカッコ良さを誇る。
タメを効かせて重々しく劇的に盛り上がっていく①に始まり、軽快なハードロック・チューン②、Voの包容力に満ちた歌声が感動を呼ぶ③、一際ヘヴィでアグレッシブな④、小粋なブルーズの小曲⑤・・・と、各楽曲のクオリティの高さも然ることながら、メリハリの効いた曲順構成も見事な本作。だが、やはり最大の聴き所は、ラストを締め括る12分にも及ぼうかという大作⑥。ヘヴィ・メタリックな攻撃性と叙情的な美しさを兼ね備えた起伏の激しい曲展開、そして圧巻の歌唱を響かせるVoと、このバンドの魅力が判り易く詰まった劇的極まる超名曲だ。(椎名林檎もお気に入りと聞く)
この曲に代表されるように、本作はカルメン・マキ&OZが発表した作品の中でも、最もアグレッシブな作風を誇る1枚なので、メタル・ファンにも強力にお薦めさせて頂きます。
TROJAN
★★
(2007-11-18 19:42:00)
'82年に、英国はウィガンにて、ピート・ウェイドソン(G)が中心となって結成。
'85年にROADRUNNER RECORDSより『CHASING THE STORM』でデビュー。
(確か当時、日本盤も発売されたはず)
新たにスラッシュ・メタルが盛り上がりを見せ始めていた欧州圏では、
パワフルでスピーディなサウンドが好評を博したが、
NWOBHMが終焉を迎え、意気下がる一方だったイギリス本国では
その存在は完璧に無視され、結局、そうした状況に業を煮やしたメンバーが
他の活動へと興味を移してしまったため、解散へと至った。
TROJAN - Chasing the Storm - Aggressor
★★★
(2007-11-18 19:31:26)
叙情的なイントロを経て、けたたましいリフ&リズム&Voが
ハイテンションで疾走を開始する
まさに「タイトルに偽りなし」のカミソリ・チューン。
これを聴くと、彼らがよくEXCITERと比較されていた
という話も大いに納得がいきます。
TROJAN - Chasing the Storm - Icehouse
★★★
(2007-11-18 19:27:33)
ファンの間でも特に高い人気を誇ると言う、ドラマティックな名曲。
アップテンポの前半を経て、後半は疾走パートへと移行するのだが、
ここでピート・ウェイドソンが披露するGプレイは、
本編のハイライトと言うべき凄まじいクオリティ。
丁寧にフレーズを積み重ねて、劇的なドラマを演出するGソロには、
「んかーっ!これよ、これ!」と思わず悶絶&涙。
TROJAN - Chasing the Storm - Chasing the Storm
★★★
(2007-11-18 19:22:32)
1stの幕開けを飾る、アルバム・タイトル・トラック。
RIOTの“THUNDERSTEEL"を彷彿とさせるリフが
炸裂した瞬間、全身の血中メタル成分が燃焼を開始する超名曲。
メロディアス且つドラマティックなGソロも最高です。
DEICIDE - Deicide - Crucifixation
★★★
(2007-11-18 18:44:12)
1stアルバムを締め括る猛烈な高速ナンバー。
禍々しいグレン・ベントンのVo、間断なくシュレッドされる
マシンガン・リフ、畳み掛けるように疾走するリズム、
ドリルの如く頭に突き刺さってくるGソロが、
一丸となって雪崩を打って突進する様は、
一種、荘厳でドラマティックな雰囲気すら漂わす。
DEICIDE - The Stench of Redemption - Never to Be Seen Again
★★
(2007-11-18 18:36:36)
曲自体も良いが、まるで“巨人の星"のような
コブシの効いたメロディを奏でるGソロのインパクトが凄い。
しかもこれを弾いているのが、ラルフ・サントーラではなく、
元CANNIBAL CORPSEの肩書きを持つ、
ジャック・オーウェンの方だと知って、2度びっくり。
THREAD WORM - PARASITISM - BEYOND THE FUTURE
★★
(2007-11-18 18:29:34)
デビュー作の中でも一際メロディアスな8分以上に及ぶ大作曲。
メロディアスに歌い上げるVoや、
じっくりと聴かせるGソロなんかを駆使して、
長尺を飽きさせずに最後まで聴かせきる手腕は立派なもの。
この曲のみ、Voに機械的なエフェクト処理が施されていない点も良い。
THREAD WORM - DEATHSIDE DESTROY - PLAY ONLY NIGHT SONG
★★
(2007-11-18 18:23:52)
イントロで溜めてから、猛烈な疾走へと転じるという、
スラッシュ・メタル・アルバムのOPチューンとして
教科書通りの展開を聴かせてくれる1曲。
リフのカッコ良さはなかなかのモノ。
THERION - Symphony Masses: Ho Drakon Ho Megas - The Eye of Eclipse
★★
(2007-11-18 18:20:12)
メロディック・デス・メタル・バンドとしての
THERIONの魅力を判り易く伝える名曲。
暗黒版“FINAL COUNTDOWN"といった趣きのファンファーレを伴って、
ヘヴィなミドル・パートから高速ブラスト・パートまで、
振幅の激しい曲展開は、非常にダイナミック且つドラマチック。
THERION - Symphony Masses: Ho Drakon Ho Megas - Dawn of Perishness
★★
(2007-11-18 18:12:38)
THERIONがデス・メタル・バンドから大きく変貌を遂げた事を
端的に物語る、3rdアルバムのハイライト・チューン。
正統派へヴィ・メタリックなリフのカッコ良さが際立っています。
あと、何度聴いても最後の歌詞の部分が
「童貞」「辛いです」というコール&レスポンスに聞こえて仕方がない。
TROJAN - Chasing the Storm
★★
(2007-11-18 11:03:00)
イギリスはウィガン出身の4人組スピード・メタル・バンドが、'85年に発表した1stアルバムが遂に初CD化!
発表当時はEXCITERの『HEAVY METAL MNIAC』や、JAGUARの『POWER GAMES』といったアルバムとよく比較されていたらしいが、
実際のところ、本作に託されたサウンドは、EXCITERよりも劇的(メロディアス)で、JAGUARよりもグッとアグレシッブ。
例えるなら、『THUNDERSTEEL』を発表した頃のRIOTを、ちょいとスラッシュ・メタル寄りにした感じ・・・かな?
実際、全身の血中メタル分が沸騰するOPチューン①は、“THUNDERSTEEL"を彷彿とさせる
リフがブチかまされる超名曲(勿論、発表はこっちの方が先なわけだが)
NWOBHMが終焉を迎え意気下がる英国よりも、寧ろ、新たにスラッシュ・メタルが盛り上がりを見せ始めていた
他のヨーロッパ地域で高く評価されたという本作は、EXCITERばりのハイテンションなカミソリ・チューン②④⑧⑩を
要所に配してゴリゴリと押しまくりつつ、“STAND UP AND SHOUT"風のリフが疾走する③や、
勇ましく力強い⑤といった、叙情味も効かせた楽曲で、アルバム全体の流れに緩急を演出する手腕が心憎い。
何より、ザリザリのリフが刻まれるアップテンポの前半から、猛烈な疾走へと転じる⑥は、リーダーのピート・ウェイドソンによる
ドラマティック極まりないGプレイと併せて、「パワー・メタル・ソング、斯くあるべし!」と思わずガッツポーズ取りたくなる
(これまた)超名曲なので、全メタル・ファンは必聴のこと。この曲に限らず、Gは全編で非常に良い仕事してますなぁ。
・・・と、これだけ捨て曲皆無のハイクオリティな内容のアルバムを作り上げながらも、
これ1枚きりでアッサリとバンドは解散してしまったというのだから、何とも勿体無い限り。
EDGE OF SANITY - Infernal
★★
(2007-11-15 22:09:00)
40分以上に及ぶ超大作“CRIMSON"1曲のみで構成された問題作、5th『CRIMSON』(国内盤にはボーナス・トラックが
収録されてたけど)がファンから総スカン食らった事に懲りたのか、再び軌道修正を図って'97年に発表した6thアルバム。
前作のやり過ぎ大作主義から一転、今回の収録曲は、何れもコンパクト且つストレートにまとめられていて、
Keyやアコギ等の凝った装飾を排したアレンジも、至ってシンプル。破壊的な音色で刻まれる図太いリフ&リズムが
強調された作風は、まるで3rd『THE SPECTRAL SORROWS』以前のそれに立ち返ったかのよう。
疾走チューンのテンポが、ブラスト・ビートから2ビート主体へと落ちている事と、ツインGの絡みがより整合性を
増したこと、そして北欧的な悲壮感や耽美性が薄まり、スッキリと垢抜けたメロディの質の変化とが相俟って、
メロディック・デス・メタルというよりも、正統派のスラッシュ・メタル化が進んだような印象もあり。
とは言え、ダン・スウァノの曲作りの巧さは相変わらず冴えまくっているし、何より、他の誰にも真似できない
特異なリフ・ワークも健在。クリーンVoを活かしたドラマチックな①③、激烈なスピード・チューン②⑥⑨、
小気味良く疾走するリズムの上に、ニューウェーブ風味のVoが乗っかった⑦、ラストを厳粛に締め括る
メロウでモダンなバラード⑪といった楽曲で炸裂する、クールなリフの数々は最高です。
・・・と、なかなか優れた内容でありながら、良い曲とそうでない曲のクオリティのバラつきが大きいため、全体としては
地味な印象が否めず、失墜したEDGE OF SANITYの人気を回復するには、ややパワー不足な作品なのであった。残念。
THERION - Symphony Masses: Ho Drakon Ho Megas
★★
(2007-11-14 20:30:00)
'93年にリリースされ、日本の輸入盤市場でもかなり話題となった、初期メロディック・デス・メタル・シーン
屈指の名作の1つにして、初期THERION(デス・メタル路線)の集大成的作品でもある3rdアルバム。
'90年発表の前作『BEYOND SANCTUM』において、早くもメロディへの拘りを発揮していたTHERIONだが、本作では
そのセンスがいよいよ全面展開。大々的にフィーチュアされ、クラシカルなフレーズや大仰なファンファーレを
奏でるKey、寒々しく悲哀に満ちたメロディを紡ぎ出すG、起伏に富んだダイナミズム溢れる曲展開によって演出される、
宗教的荘厳さやオペラティックなドラマティシズムは、前2作とは比較にならないレベルの高さ。
とは言え、重く、暗く、引き摺るように刻まれるGリフ、ディープなグロウルを響かせるVo、自己主張の激しいB、
要所で炸裂するブラスト・ビートといった要素は、未だ完全にデス・メタルのそれ。華麗且つ優雅なシンフォニック・メタル道を
突き進む現在ほどの劇的さはないものの、その分、荒々しく凶暴な「メロディック・デス・メタル・バンド
としてのTHERION」の魅力が、彼らの全カタログ中、最も堪能できる内容に仕上がっている。
アルバム前半こそ、比較的コンパクトにまとめられたストレートな楽曲が並ぶが、正統派へヴィ・メタリックな
リフのカッコ良さが際立つ⑤以降は、「これぞTHERION!」という怒涛の盛り上がりを聴かせる、ドラマティカルな楽曲が続く。
また、本作はアートワークから歌詞世界まで(若気の至りと言うべきか)アンチ・クライスト思想が強く打ち出されていて、
そのため、アルバム発表後に対立する悪魔崇拝の他セクト(悪名高きインナー・サークル)から襲撃を受け、
スタジオに放火されるという騒動を引き起こした、曰く付きの1枚でもある。
THREAD WORM - PARASITISM
★★
(2007-11-12 22:36:00)
同じSKULL CRUSHER RECORDSに所属するビジュアル系スラッシュ・メタル・バンドで、バンド名の語感も
似ているせいか、時々、北海道出身のGURADGE/CURSE(良いバンドでした)とゴッチャになってしまう事が
あるのだが、本作は大阪出身の4人組THRED WORMが'95年に発表した1stアルバム。
元ROSENFELDのVo、HISAYOSHIがバンドと共同でプロデュースを手掛けているという事で、サウンド的にもROSENFELDと
共通点の多いパワー/スラッシュ・メタルを演っているが(機械的なエフェクトで歪められたVoの歌唱はもろHISAYOSHI風)、
畳み掛けるように疾駆するOPナンバー①から、尋常ならざるアグレッションを発散するラスト・ナンバー⑧に至るまで、
重厚に刻まれるリフ、硬質なビートを叩き出すリズム隊、なかなかに聴かせるメロディを紡ぐG、
きっちりとメロディを追いかけて歌うVoといった要素から構成される楽曲は、ROSENFELDほどの際立った個性やドラマ性は
感じられないまでも、その分、ストレート且つ正統派へヴィ・メタル色の濃い仕上がりで、かなり取っ付き易い。
中でも、前述の高速スラッシュ・チューン①⑧、一際メロディックに展開する8分以上の大作③、パワー・メタリックな
リフのカッコ良さにグッと掴まれる④、華麗に疾走するGソロにガッツポーズものの⑤といった楽曲は出色の出来。
クオリティが高い割りに、一定のテンションで本編が進行していくため、山場に乏しい構成が惜しまれるが、とりあえず、
ビジュアル系云々という偏見から聴き逃すのは勿体無さ過ぎる、パワー/スラッシュ・メタル・アルバムの力作。
EDGE OF SANITY - Purgatory Afterglow - Silent
★★★
(2007-11-10 18:43:15)
EDGE OF SANITY屈指の名曲。
猛烈なブラストから、アコギによる「静」パートへと
目まぐるしく移り変わっていくダイナミックな曲展開が秀逸。
全体を貫くキビキビとした疾走感、
中間部で炸裂するツインGのハモリっぷりも良し。
EDGE OF SANITY - Purgatory Afterglow - Twilight
★★
(2007-11-10 18:37:17)
ノーマルVoとKeyによる幻想的なイントロから、
破壊的なリフ&リズムが刻まれるヘヴィ・パートへと移行する
重量級のミドル・チューン。
後半に向けてどんどん濃度を高めていく、
胸を締め付ける悲哀に満ちたメロディが素晴しい。
I.N.C. - RAZORBACK - RAZORBACK
★★★
(2007-11-08 21:52:55)
1stのアルバム・タイトル・トラック。
劇的なイントロで掴みはOK。乾いた音像のもと、
歯切れ良く刻まれるカリカリのGリフ、派手に動き回って曲に
アクセントを加えるB、ダイナミックな曲展開を支えるDs、
メロディアス且つスリリングなソロを聴かせるG、
ややフラット気味だがキャッチーなメロディを歌うVo・・・と、
バンドの持ち味が上手く活かされた、
7分以上の長尺を飽きさせる事なく聴かせきる名曲。
I.N.C. - RAZORBACK
★★
(2007-11-08 21:35:00)
アメリカはコネチカット州出身で、BがVoも兼任するツインG編成の4人組スラッシュ・メタル・バンド、
I.N.C.ことINDESTRUCTION NOISE COMMANDが、'88年に発表した1stアルバム。
いきなり8分以上もある①(バンド名を冠したテーマ曲でもある)で幕を開けるという、デビュー作にしては
かなり大胆な構成を取ってる本作。①以降も5~8分台の楽曲が並び、全8曲でトータル・ランニング・タイムが50分を
超える大作主義に、このバンドの旺盛なチャレンジ精神が伺える・・・というよりも、単にMETALLICAの名作
『MASTER OF PUPPETS』に影響を受けただけなんだろうなぁ、多分。
とは言え、『MASTER~』に比べると、欧州風味の流麗なメロディや、様式的な構築美といった要素はそれ程でもなく、
むしろ、暗さや湿り気を排した音作りや、スピーディな疾走パートを基本としつつ、快活に刻まれるカリカリのGリフ、
ドラマ性よりも「ノリの良さ」や「勢い」が先立つカラッとした曲展開は、どこかベイエリア・スラッシュを思わせる。
Bが兼任するVoの音程がフラット気味なため、テンションが上がり切らない点がもどかしいが、そのVoが歌う歌メロは
結構キャッチーだし、メロディアス且つスリリングに切り込んで来るツインG、景気良く弾けるB、起伏に富んだ曲展開といった、
このバンドの持ち味が存分に活かされた①③⑤は聴き応え十分。(特にアルバム・タイトル・トラックの⑤は名曲)
また、技巧を凝らした長尺曲を揃える一方で、⑧のようなストレートに疾走する高速スラッシュ・ナンバーで
ラストを締める構成も○。これで曲の出来/不出来の差がもう少し少なければ文句なしの名盤だったのだけど・・・。
SIGH - Infidel Art - The Zombie Terror
★★★
(2007-11-05 22:42:01)
音程無視の喚き型Voの迫力不足と、ノーマルVoの音痴さは
如何ともし難いものの、楽曲自体の完成度の高さは流石。
重々しい疾走感を基本としつつも、そこにドラマチックな曲展開や、
荘厳で格調高いシンセサイザーやピアノ・サウンドを巧みに織り込む手腕は、
時にXを思い出したりも。初めて聴いた時はかなり衝撃を受けました。
SIGH - Infidel Art
★★★
(2007-11-05 22:19:00)
浮世絵師・歌川国芳の作品「平相國清盛入道」を用いたジャケット・アートワークが異彩を放つ、'95年発表の2ndアルバム。
現在ではカテゴライズ無用の個性的なメタルを演ってるSIGHなれど、この頃の彼らは、メンバーの顔に施されたコープス・ペイントや、ダークでイーブルな楽曲の数々、そしてブックレットの「この作品を'93年に刺殺されたMYHEMのユーロニモスに捧げる」とのクレジットが物語る通り、バリバリのブラック・メタル・バンド。
それも、大半の収録曲が7分を超える大作主義に、メロディアスに歌い上げるクリーンVO、クラシカルなメロディ、ドラマチックな曲展開といった要素を大胆に取り入れたメロブラ・サウンドを披露。丁度、その手の音楽が大きな盛り上がりを見せていた時期だったが、ブームの中にあっても埋没することのない、確固たる個性を備えた本作は、当時、かなり愛聴させて頂いた覚えがある。(勿論、今も)
肝は、単なる彩り以上に大フィーチュアされ、サタニックな雰囲気の醸成から、壮大なスケール感、「静」と「動」のドラマ演出まで、大車輪の活躍を聴かせるKeyの存在。特に、禍々しい曲調の中で閃光の如く閃くピアノ・サウンドは絶品で(生ピアノなら尚良かった)、ある種の気品すら漂わせる事に成功している。
個人的には、OPナンバーに相応しい疾走感と、混沌としたインスト・パートが印象に残る①、荘厳なオーケストレーションを伴って疾走する様が、時にXを思わせなくもない(?)アルバムのハイライト候補②、ノーマルVoによるメロウな冒頭を経て、歪み切ったGリフがシュレッドされるストレートなブラック・メタル・ソング⑤、そして劇的さにかけては本編随一と言える、10分に迫る大作⑥辺りがお薦め。その他の楽曲も総じて出来は良く、捨て曲レベルのモノは見当たらない。
息も絶え絶えといった感じの喚き型Voの迫力不足と、素人っぽいノーマルVoの歌唱のせいで、チープさが漂う点が惜しまれるが、ともあれ、このバンド独特の美意識が際立つ内容に仕上がっているのは、間違いない。
DANCER - IN THE BEGINNING - BLUE FIRE
★★★
(2007-11-04 20:24:19)
シャープに疾走する曲調と、哀愁を帯びたメロディ、
やや不安定だが「泣き」を感じさせる前田敏仁のVo、
そしてメロディアス且つスリリングな藤本のGと、
個人的に、DANCERというバンドに興味を持つ
切っ掛けとなった名曲。Keyも地味に良い仕事をしています。
DANCER - BEST OF TAIJI FUJIMOTO
★★
(2007-11-04 20:12:00)
足立裕二と共に「日本のマイケル・シェンカー」の異名を取る(?)ギタリスト、藤本泰司率いる
ハードロック・バンドDANCERのベスト・アルバム。元々は『DANCER MEMORIAL』のタイトルで、
1万枚限定/2枚組仕様で'92年に発表された物だったが、そこから更に藤本自らの選曲により12曲を抜き出し、
タイトルも変更して再リリースされたのが本作。(2枚組の方は、最早、入手困難の様子)
'86年発表のデビュー・ミニ『IN THE BEGINING』から5曲、'88年発表の1stフル『VIOLENT EMOTION』から6曲、
そして7インチ・シングルとしてリリースされた“GRAVE DIGGER"の全12曲からなる構成。
代表曲の1つ“NEVER SURRENDER"に象徴されるように、初期の頃はLAメタル的なポップ色も強かったらしいが、
本作で聴かれるサウンドは、哀愁を帯びたシャープな正統派ハード・ロック路線で統一されていて、
藤本のテクニカル且つメロディアスなGソロと併せ、聴き応え十分。
特に、ジャパニーズ・ヘヴィ・メタル・シーンを代表する名曲“BLUE FIRE"は必聴かと。
Voは、ANTHEMの初代フロントマンとして知られる前田敏仁で、その高域に余裕のないハイトーンは好き嫌いが
分かれるところなれど、楽曲の良さを損なうほどではないので、まぁ良いかなと。それと個人的には、
単純にANTHEMの初代Voという事で興味津々だったトニーの歌声が聴けるというだけも嬉しかったり。
今となっては、DANCERの作品で気軽に入手できるのはコレぐらいの物なので、まずは入門編としてどうぞ。
MEGADETH
★★
(2007-11-04 10:50:00)
最近はメタル系のライブじゃ使用されることが少なくなった
(個人的に足を運ぶのはLIONSHEARTの来日公演以来の)サンプラですが
昔から音が良い会場として知られてますよ。
AT THE GATES - Slaughter of the Soul - Unto Others
★★★
(2007-11-02 23:48:22)
ブルータルな曲調の中で閃くアコギの美しさに
ハッとさせられる名曲。
押せ押せの作風の中に、ちゃんとこういう曲を配置して
全体の構成に緩急を演出する辺り、上手いなぁ。
AT THE GATES - Slaughter of the Soul - Blinded by Fear
★★★
(2007-11-02 23:44:23)
鋭さの中に哀感が潜むGリフ、炸裂するような疾走感、
トマス・リンドベルグの激情漲るVo、
そして緩急を演出するドラマチックなインスト・パートと、
AT THE GATESを代表する・・・というよりも、
北欧メロディック・デス・メタルを代表する
完全無欠の名曲の1つ。
AT THE GATES - Slaughter of the Soul
★★
(2007-11-02 23:37:00)
ヨナス(B)とアンダース(G)のビョーラー兄弟が中心となって、スウェーデンのゴッセンバーグにて結成された
5人組デスラッシャーが、'95年に発表した最終作にして最高傑作の4thアルバム。
トータル・ランニング・タイムは35分とタイト極まりなく(国内盤はボーナストラック1曲を追加収録)、
デス声シンガーの中でも指折りの表現力を誇る、トーマス・リンドベルグの激情Voを乗せて、炸裂するように疾走する
楽曲の数々は、1曲平均3分と無駄な贅肉が削ぎ落とされ、前作より徹底的にビルドアップが図られている。
それでいてザクザクと刻まれる分厚いリフには、殺傷力だけでなく、北欧のバンドならでは冷気と哀感が宿り、Gソロも
最小限のメロディで最大の効果が得られるよう、しっかりと練り込まれていてドラマ性も十分と、全く隙のない構成。
それにしても、このGリフのカッコ良さは驚異的だ。捨てリフなしとは正にこの事で、特に、美醜/哀怒/緩急といった要素が
一丸となって突進するAT THE GATES屈指の名曲①、「GO!」のシャウトと共に、鋭利且つキャッチーなリフが疾走する様が
ガッツポーズ物の②、「押し」と「引き」を心得た曲展開がドラマを演出する③という、頭3曲の猛烈な畳み掛けは圧巻。
中盤とエンディングに配された叙情的なインスト曲⑤⑪や、ブルータルな曲調の中で閃くアコギの美しさに
ハッとさせられる⑧といった楽曲も、アルバム全体の流れに起伏を生み出す点で非常に効果的に機能している。
・・・と、デス・メタル史に残るような傑作を作り上げながらも、本作発表に伴うツアー中にバンド内で内紛が勃発。
殴り合いの大喧嘩をやらかした挙句にAT THE GATESはアッサリと解散してしまうのであった・・・。合掌。
THERION - Sirius B - The Khlysti Evangelist
★★
(2007-11-01 23:19:45)
怪僧ラスプーチンをテーマにした歌詞に相応しく、
聴いているとロシアの凍土が思い浮かぶ、
寒々しく、荘厳で怪しげな雰囲気が素晴しい。
THERION - Sirius B - The Voyage of Gurdjieff(the Fourth Way)
★★★
(2007-11-01 23:09:44)
“THE WILD HUNT"以来、久々の直球パワー・メタル・チューン。
ただし、オーケストラ・サウンドの使い方が、より洗練されたせいか、
“THE WILD~"よりも遥かにドラマチック。
THERION - Lemuria / Sirius B
★★
(2007-11-01 19:50:00)
欧州圏における高い人気とは裏腹に、フェードアウト気味だった日本での人気低下に歯止めを掛け、メタル・ファンに
「THERION健在なり」との認識を新たにさせた'04年発表の会心の一作。尚、クリストフェル・ユルソンが
己の創作能力をブーストさせた結果、2枚組仕様にて8th『LEMURIA』と9th『SIRIUS B』の同時リリースと相成った。
DISC-1の①で、いきなり4th『LEPACA KLIFFOTH』以降は封印されていたデス声が炸裂する事からも分かるように、
これまで作品の中核を成していたオーケストラ・サウンドが脇へと引き、代わりに、重厚なリフを刻むG、
パワフルなリズムを叩き出すDs&B、ゲスト参加のマッツ・レヴィンのVoといったバンド・サウンドが
前面に押し出され、メタリックなエッジとヘヴィネスが強調された楽曲が、本編の半数以上を占める。
勿論、壮麗なオーケストラ・サウンドは健在なれど、今回は「彩り」に徹している印象。また、コーラス・パートに
オペラの合唱隊ではなくソリストを起用した事で、楽曲の輪郭がより明瞭になった感あり。
まぁ、それはそれとして『LEMURIA』を聴いた時は、②⑨等、素晴しい曲もあるが、全体としては
少々地味かなとも思ったのだが、続く『SIRIUS B』のクオリティの高さはなかなかのモノ。
OPナンバーに相応しい荒々しさと勇壮さを誇る①、寒々しく怪しげな雰囲気が漂う③、ダイナミックに
展開していく組曲⑤⑥、そして名曲“THE WILD HUNT"を彷彿とさせるパワー・メタル・チューンながら、
オーケストラ・パートを巧みに織り込んだアレンジが秀逸な⑪・・・と、基本的に捨て曲なし。
この方向性は次作にも受け継がれ、より練り上げられた傑作10th『GOTHIC KABBALAH』を生み出すこととなる。
PARIAH - Blaze of Obscurity - Blaze of Obscurity
★★★
(2007-10-31 21:04:35)
1stからメロディの魅力を大幅にアップさせた2ndの中でも、
屈指のクオリティを誇る、ドラマチックなセミ・バラード。
メロディアスに歌い上げるマイケル・ジャクソンのVoと、
胸にグッとくるフレーズを積み重ねるGコンビの働きっぷりが素晴しい。
PARIAH - The Kindred - Scapegoat
★★★
(2007-10-31 05:52:09)
スラッシーな疾走感を基調としつつも、
そこにドラマチックな曲展開とツインG(ハモリっぷりが良い)を
フィーチュアして、6分以上をダレることなく聴かせ切る名曲。
個人的には1stアルバムのハイライト・チューン。
PARIAH - The Kindred
★★
(2007-10-30 20:12:00)
英国にて70年代末から、SATAN~BLIND FURY、そしてまたSATANと、メンバー・チェンジに泣かされつつも、改名を繰り返しながら
活動を続けてきたスティーヴ・ラムゼイ(G)が、心機一転を図るべくバンド名をPARIAHと改め、'88年に発表した1stアルバム。
後期SATANは、ポップ路線にも目配せの感じられる作風だったが、本作ではそうしたポップ色は一掃され、
スピーディに疾走するリズムに乗って、如何にもイギリス的な暗い湿り気を帯びたリフが荒々しく刻まれ、
マイケル・ジャクソン(Vo)が鋭角的なシャウトを響かせる・・・といった具合に、NWOBHM期のSATANを、
更にアグレッシブにしたかのような、スラッシュ・メタル・サウンドが展開されている。
楽曲の構築美やメロディの魅力に関しては、'89年発表の2nd『BLAZE OF OBSCURITY』に一歩譲るものの、
曲中を縦横無尽に動き回るスティーヴ・ラムゼイと、彼と学生時代から行動を共にする盟友ラス・ティッピンズが
華麗に織り成すツイン・リードGは既に健在だし、何より、スラッシーなカッコ良さにかけては、こちらの方が上。
特に、急かされる様に疾走する②、緩急の効いた劇的な構成が光る③、インスト曲⑤を経て、
印象的なツインGをフィーチュアして突っ走る⑥、ドラマチックな導入部を備えた⑨といった楽曲は、
スラッシュ・メタルの攻撃力と、ベテランらしい巧みなメロディ使いが組み合わさった、技ありの名曲群。
これだけ優れた作品を作りながらも、メタル衰退の著しい英国では活動も思うようにならず、結局、3rd発表後に
バンドを解散させたスティーヴは、今度はSABBATを脱退したマーティン・ウォルキーアと組んで
SKYCLADを始動させる事になる・・・のだが、それはまた別のお話。
THERION - Deggial - Deggial
★★
(2007-10-29 22:49:13)
「サウンドトラック」と揶揄される事の多い
中期THERIONのアルバムだが、実際に聴いてみると、
ちゃんとアグレッシブな楽曲も収録されていることに気付く。
この曲は、『DEGGIAL』の中でも、一際ハードに
疾走するアルバム・タイトル・トラック。
速いだけでなく、ドラマチックなのも良い。
THERION - Deggial - Eternal Return
★★
(2007-10-29 22:45:57)
優雅に始まり、6人編成時代のIRON MAIDENを思わせる
リフをフィーチュアしながら、
徐々に速度を上げてドラマチックに盛り上がっていく名曲。
THERION - Deggial
★★
(2007-10-29 22:08:00)
ファンの評価が分かれる中期THERIONの作品の中でも、取り分け不人気らしい'00年発表の
この7thアルバムだが、個人的には結構お気に入りの1枚だったりする。
その理由はハッキリしていて、アルバム全編が、壮大且つ優雅なオーケストラ・サウンドに埋め尽くされた分、緊張感や
攻撃性に鈍りの感じられた『VOVIN』や『SECRET OF THE RUNES』に比べ、今回はクリスティアン・ニエマン(G)の
加入効果か、全体的にGサウンドが前に出て来ていて、楽曲にヘヴィ・メタル然としたエッジが戻って来ているから。
5th『THELI』以前の作風が復活したわけじゃないが、要所に配された、IRON MAIDEN風のリフをフィーチュアした
ドラマチックな②、本編随一のアグレッションを発散するタイトル・トラック⑥、BLIND GUARADIANのハンズィ・キアシュが
リードVoを執る⑨のようなヘヴィ・メタリックな楽曲が、アルバムの流れに起伏を生み出すと同時に
全体のテンションを高める働きをしていて、聴き進めてもダレることが殆どない。
勿論、生楽器の使用により、一層、音色に深みを増したオーケストラ・サウンドや、格調高いオペラVoといった要素を
有効活用した、美しくも物悲しいバラード④や、ラストを劇的に締め括るクラシックの名曲
⑪(OZZY OSBURNEやPRETTY MAIDSで有名)を収録するなど、従来のクラシカル路線の追求にも余念はない。
“WILD HUNT"のような分かり易い決め曲に欠けるため、一聴した印象は地味かもしれないが、この完成度の高さは流石だ。
BLIND ILLUSION - The Sane Asylum - Kamakazi
★★★
(2007-10-28 03:00:52)
タイトルからして最高だが、それだけでなく、
メロディをなぞって歌うVo、沁みるフレーズを積み重ねるG、
メロウなラインを奏でるB、緩急を巧みに使い分けるDsと、
このバンドの叙情サイドの魅力が強く打ち出された名曲。
ポップな疾走感が心地良く、ANNIHILATORの“SOUND GOOD TO ME"に通じる魅力あり。
勿論、こっちの方が先なわけだが。
BLIND ILLUSION - The Sane Asylum
★★★
(2007-10-28 01:32:00)
後にPRIMUSを結成するレス・クレイプール(B)とラリー・ラロンデ(G)が在籍していた事で知られる、ベイエリアの古株テクニカル・スラッシュ・メタル・バンドが、'88年に発表した唯一のフル・アルバム。
結成は'79年と、その活動歴はかなり長く(初期にはHEATHENのデヴィッド・ゴドフレイも在籍)、本作に収められた楽曲には、その頃からコツコツと作り溜められたマテリアルが使用されている。そのせいか、一筋縄で行かない作風の割りに難解さは控えめで、結構取っ付き易い。ベイエリア・クランチ的な明快さとは無縁ながら、暗い湿り気を帯びたメタリックなリフは単純にカッコイイし、③のような(彼らにしては)ストレートに疾走する高速スラッシュ・チューンも収録。
だが何より特筆すべきは、リーダーのマーク・ビーダーマン(G)とラリーによる流麗なツインGで、時に正統派ヘヴィ・メタル然としたハーモニー・プレイを披露しつつ、複雑に絡まり合いながら、楽曲のテンションを高めていくそれは、単にテクニックに優れているというだけでなく、メロディも独り善がりとは無縁の強力なフックを備えていて、間違いなくこのアルバム最大の聴き所となっている。
特に、スリリングなインストの前半と歌入りの後半の二部構成からなる大作④と、“KAMIKAZE"というタイトルからして食指をそそる劇的な⑤は、「緩」と「急」を自在に操るリズム隊の良い仕事っぷりも含めて、本編中でも1、2を争う名曲じゃないかと。
PRIMUS的な変態性は殆ど感じられないので、MEGADETH辺りがイケル口のメタル・ファンは是非ともレッツ・トライ。
THERION - Theli - To Mega Therion
★★
(2007-10-27 14:05:40)
彼らのテーマ曲であり、ライブの定番曲でもある。
「THE WORLD WILL BURN BY SORATHS FLAME」
「AND THROUGH THE SOLAR SIGN PROCLAM」
の部分の掛け合いは、THRIONのライブのお約束。
THERION - Theli - Invocation of Naamah
★★★
(2007-10-27 14:01:15)
THERION・・・というか、クリストフェル・ユルソンの美意識の結晶と言うべき
美しくも激しく、そして堪らなくドラマチックな超名曲。
『THELI』のハイライト・チューンであるだけでなく、
THERIONの全楽曲の中でも屈指の完成度の高さでしょう。
THERION - Lepaca Kliffoth - Evocation of Vovin
★★
(2007-10-27 13:55:22)
疾走するイントロのGとKeyのリフで掴みはOK。
あまり上手くはないが、「聴かせる」メロディを丁寧に紡ぐ
クリストフェルのGも美味しい。
オーケストレーションとオペラティックなコーラスを効果的に使って
アルバムのラストを締めるべく怒涛の盛り上がりを見せる様は、
殆ど「ファンファーレ・メタル」といった趣き。
THERION - Lepaca Kliffoth - Black
★★
(2007-10-27 13:49:52)
引き摺るようなヘヴィ・リフに怒号と美しいソプラノVoの
対比も鮮やかな序盤から徐々にスピードを上げて行き、
疾走するリズムの上に、ゆったりとした勇壮なメロディが乗るインスト・パートは、
どことなくジャーマン・メロディック・パワー・メタルを思わせるドラマティックな名曲。
THERION - Lepaca Crifoth
★★
(2007-10-25 23:04:00)
北欧メロディック・デス・メタル黎明期の'93年に発表された3rd『SYMPHONY MASSES:HO DRAKON HO MEGACE』は、
その後のシーンの隆盛を予感させる作品の1つだったが、'95年発表のこの4thアルバムに至っては、
そこから更に一足飛びの音楽的進化を遂げ、ファンの度肝を抜いた。
重く禍々しいリフ・ワークと、クリストフェル・ユルソンのアグレッシブなVoスタイルにこそデス・メタルの面影が
残るものの、スピードを控えめにしてジックリとドラマを醸成する曲調や、気品と優雅さを演出するオペラVo、
リフにソロにと大活躍して、楽曲のスケール感を高めるKey、そして何より大幅増量されたクラシカルなメロディの
数々から構成される楽曲は、最早、デス・メタルと言うよりも、シンフォニックなヘヴィ・メタルといった趣き。
勿論、デス・メタリックなブルータリティを撒き散らす④⑦の如きナンバーも収録されてはいるが、そうした曲にしても、
インスト・パートは非常にメロディアスでドラマチック。中でも厳粛な⑤は、その後のTHERIONの方向性を決定付けた異色曲だ。
クリストフェル的には、もっと大掛かりにそうした要素の導入を考えていたらしいが、レコード会社から予算が下りずに断念。
ところがそのお陰で、ダイナミックな曲展開がOPを飾るに相応しい①や、メロディック・パワーメタル風味の⑥、
ファンファーレ・メタルとでも言うべき大仰さでエンディングを締め括る⑨のような、デス・メタルのエッジとシンフォニックな
荘厳さを兼ね備えた、このアルバムならではの強力な名曲が誕生したのだから、結果オーライ。(ちなみに⑧はCELTIC FROSTのカヴァー)
同時期に登場したメロデス群とは全く異なる方向へと進化を遂げた、THERIONの特異な個性が光る1枚。
THERION - Theli
★★
(2007-10-24 23:35:00)
LOUD PARK 07での初来日公演を体験して以来、すっかりTHERION熱が高まってしまった為、最近は彼らの
作品ばかり聴いているのだが、その中でも一番のお気に入りは、やはり、この'96年発表の5thアルバム。
ブルータルなデス・メタル・バンドとしてスタートを切ったTHERIONが、メロデス・シーン初期の名作の1つとして名高い
3rd『SYMPHONY MASSES:HO DRAKON HO MEGACE』と、音楽的に大化けを果たした衝撃の4th『LEPACA CRIFOTH』を経て、
遂にTHERION流メタルの基本形を確立するに至った本作は、レーベル移籍によりアルバムの制作環境が整った事で、
サウンド・プロダクションが飛躍的な向上を遂げただけでなく、これまでよりも更に大胆に投入されたKey、ストリングス、オペラVo等の
効果を得て、ドラマ性やスケール感を増大させた楽曲のクオリティといい、冒頭に序曲、中盤に間奏曲、ラストに終曲を配した
クラシカルで様式美を感じさせるアルバム全体の構成といい、過去の作品を大きく上回る内容に仕上がっている。
デス・メタル色はほぼ一掃されてしまったものの、必要にして十分なアグレッションを保っているのが、音楽性を拡散させた
後の数作と異なる点で、特に、チリチリしたGリフが激しくシュレッドされ、怒涛の如く突進するリズムに、
美醜の対比を為すドスの効いたシャウトとオペラティックなコーラス、劇的で華麗なインスト・パートといった要素を
兼ね備えた、クリストフェル・ユルソンの美意識の結晶と言うべき⑧は、THERION屈指の超名曲。
その他にも、バンドのテーマ・ソングであり、ライブの定番曲でもある②や、悲壮感タップリに泣きまくる
バラード風の⑨を筆頭に、全編これ捨て曲なし。本作を聴かずしてTHERIONファンは名乗れません。
WARFARE - Metal Anarchy
★★
(2007-10-23 23:38:00)
元々はパンク畑で活動していたメンバーが、MOTORHEADやTANK、VENOMを始めとする新世代のへヴィ・メタル・バンドに
触発され、自分達でもパンクの疾走感とメタルのエッジを併せ持った音楽を演るべく'84年に結成した
英国出身のパワー・トリオWARFARE、その'86年発表の2ndアルバムがコレ。
1st『PURE FILTH』のプロデュースはTANKのアルジー・ワードが担当していたが、今回はその座にMOTORHEADの
レミーを迎え入れ(因みに3rdを手掛けたのはVENOMのクロノス)、僅か三日間で突貫レコーディング。
そのためサウンド・プロダクションはお粗末極まりないものの、映画『サウンド・オブ・ミュージック』の
優雅なイントロを引き裂いてヤケクソ気味に突っ走るOPチューン②から、本編最速のスピードで
ラストを締め括る名曲⑩まで、荒々しく粗暴な攻撃性に満ち溢れた1枚に仕上がっている。
レコードで言うところのA面が「SIDE METAL」、B面が「SIDE ANARCHY」と分けられていて、その名が示す通りA面には、
緩急を効かせた③や、そこはかとなく叙情的な前半から疾走へと転じ、インスト・パートでは葬送曲のフレーズが
炸裂する⑤等、より曲展開に凝った(・・・というほど大層なもんじゃないが)メタリックな楽曲が並ぶ。
でもまぁ、全体的に見ると、両サイドとも大した違いはない、というのがぶっちゃけた感想なわけだが。
VENOMやTANKの暴走っぷりを愛する向きにお薦めの作品。
THERION
★★
(2007-10-21 21:37:00)
自分も見てきました。お昼からの登場ってのはバンドのイメージにそぐわないなぁ~、とか不満に思っていたのですが、
会場が室内だった事と、何よりバンドの素晴しいパフォーマンスに、そんな不満はあっという間に忘却の彼方へ。
曲の素晴しさは今更言うに及ばず、G、B、DSと共にステージに立つ、ルックスも歌声も対照的な、男性コーラス隊2人と
女性コーラス隊2人の存在が非常的に効果的で、ライブをより華やかに、ドラマチックに彩ってくれていました。
特に、活発に動き回りながら、気品漂う歌声と麗しいルックスで目と耳を楽しませてくれた
女性コーラス隊のカタリナ・リルヤ&ハナ・ホルゲンソン嬢の魅力は強力極まりない。
ライブが始まった時、会場には3分の1程度しか客がいなかったのですが、終わった時にはかなりの人数が
スタンディング・ゾーンを埋めていてたので、初来日公演としては大成功だったんじゃないかな、と。
個人的にも、直前のOUTRAGEのライブでクタクタだったにも関わらず、グイグイと惹き込まれて、最後まで楽しませて頂きました。
THERION - Gothic Kabbalah
★★
(2007-10-21 21:06:00)
LOUD PARK 07で待望の初来日を果たし、期待通りのドラマチックなショウを展開してくれたスウェーデンの
個性派シンフォニック・メタル・バンドが、'07年に発表した10thアルバム。
壮大なオーケストラ・サウンドが、より自然に楽曲の中に織り込まれた事で、従来の優雅さと劇的さを保ちつつも、
ヘヴィ・メタリックな攻撃性を取り戻した本作は、リーダーのクリストフェル・ユルソンが尋常ならざる創作意欲を
発揮した結果、前作『LEMURIA/SIRIUS B』に続いて2枚組仕様と相成ったわけだが、ボーナス・トラックを含めて
全17曲収録、トータル・ランニング・タイムが90分を超えるボリュームにも関わらず、捨て曲なし、
埋め曲なし、ダレ場なしと、相変わらずそのクオリティの高さには微塵の揺るぎもない。
オペラVoに対抗するマッツ・レヴィンのメタルな歌声、リフにソロにとアグレッシブに動き回るG、
スピーディに疾走するリズム隊等、バンド・サウンドが楽曲の主導権を握った事で、一層強化された
ヘヴィ・メタル・テイストが、冗長さを排して作品全体をガッチリと引き締めているのが重要なポイント。
またメロディも、前作より更にドラマ性と煽情力を高めていて、それも如何にも北欧風の寒々としたモノではなく、
中東や南米の古代遺跡が目に浮かぶような、呪術的な神秘性と怪しげな味わいが非常に素晴しい。
クリスティアン・ニエマンのウリ・ロートばりのGソロが胸に染みるDISC-1③、フルートが大活躍するDISC-1⑦、
ハードな疾走チューンDISC-2④⑥、URAIAH HEEPのケン・ヘンズレーによるKeyも良い仕事をしている、DISC-2のラストを
ドラマチックに締める大作⑦といった楽曲には、そうした両者の魅力が判り易く表れているんじゃなかろうか。
THERIONのアルバムをここまで聴き込んだのは(正直な話)結構久し振り。5th『THELI』以来の傑作だ。
NUCLEAR ASSAULT - Handle With Care - Mother's Day
★
(2007-10-08 19:19:37)
別に特に好きな曲というわけではないのだが、
この曲のサビの部分は、何度聴いても
「一斉に食べてみ、一斉に食べてみ、おばちゃん!おばちゃん!おばちゃん!」
に聞こえるので困る。思わずタモリ倶楽部の空耳アワーに投稿してしまったではないか。
NUCLEAR ASSAULT - Handle With Care - Inherited Hell
★★★
(2007-10-08 19:17:29)
劇的なイントロ・パートで「勝負あった!」となる1曲。
ハイテンションな疾走感と、(ジョン・コネリーの得意なスタイルでもある)
「オラオラ状態」で畳み掛けて来る歌メロの
カッコ良さとが相俟って、アルバムの
ハイライト・チューン級の存在感を放つ。
NUCLEAR ASSAULT - Handle With Care - New Song
★★★
(2007-10-08 19:09:23)
ドカドカと豪快なグレン・エヴァンスのDsに先導される形で
猛烈に疾走するOPナンバー。一瞬のブレイク後、
まさに「炸裂」するアンソニー・ブラマンテの
Gソロのカッコ良さも特筆モノ。
この曲を聴けば、本作の出来の良さが分かろうと言うもの。
NUCLEAR ASSAULT - Out of Order - Save the Planet
★★
(2007-10-08 19:06:06)
実験色の色濃いインスト・ナンバー。
美しいアコギに、ドラマチックな曲展開、オマケにKeyソロまで
フィーチュアして、個人的には大好きな曲だが、
と同時に、コアなNUCLEAR ASSAULTファンが口をあんぐりと
開けている様が思い浮かび、居た堪れない気持ちになる曲でもある。
NUCLEAR ASSAULT - Something Wicked - No Time
★★★
(2007-10-08 18:57:48)
『SOMETHING WICKED』の中でも一際ドラマチックで
メロディアスな名曲。このバンドなりのバラードと言えるかも。
凝ったアレンジで聴かせきる楽曲で、
特に、美しさすら演出するエレアコの存在がポイント。
NUCLEAR ASSAULT - Something Wicked - The Forge
★★
(2007-10-08 18:53:20)
ヘヴィで物憂げなミドル・パートを経て、
後半では猛烈な疾走へと転じるダイナミックなスラッシュ・チューン。
ジョン・コネリーとデイヴィッド・ディピエトロによる
劇的なツインGが、楽曲を盛り上げている。
NUCLEAR ASSAULT - Survive - Great Depression
★★★
(2007-10-08 18:46:51)
歌メロの魅力にかけては、本編随一というべき1曲。
曲自体も非常にカッコイイ高速スラッシュ・チューンながら、
やはりこの曲は、緊迫感を漂わせて切り込んで来る歌メロの
ハイテンションなカッコ良さがトドメを刺す。
NUCLEAR ASSAULT - Survive - Survive
★★★
(2007-10-08 18:42:18)
オラオラ状態で畳み掛けて来る、暴力的なまでのカッコ良さを
誇る、アルバムのタイトル・トラック。
単なる彩り以上の存在感を発揮し始めた
アンソニー・ブラマンテのGソロが楽曲を更に盛り上げている。
NUCLEAR ASSAULT - Survive - Fight to Be Free
★★★
(2007-10-08 18:41:13)
劇的な導入部を持ち、相変わらずスラッシーな攻撃性が
前面に押し出されてはいるものの、きっちりと起承転結を
備えた曲展開が、NUCLEAR ASSAULTが益々「メタル分」を
強めたことを物語る、ドラマチックな名曲。
NUCLEAR ASSAULT - Game Over / The Plague - Cross of Iron
★★★
(2007-10-08 18:31:51)
EP『THE PLAGUE』のラストを締める高速スラッシュ・チューン。
曲自体のハイテンションなカッコ良さはもとより、
バラード調の“THE PLAGUE"から、アクセルを一気に
踏み込んだようにこの曲へと展開していく本編の流れも最高。
アンソニー・ブラマンテの正統派テイスト漂うGソロのイカス。
NUCLEAR ASSAULT - Game Over / The Plague - The Plague
★★★
(2007-10-08 18:28:03)
多彩な曲調が揃ったEP『THE PLAGUE』の中でも
一際異彩を放つ、メロディアスな表題曲。
途中でスピードUPするのかな?と思って聴いていると、
最後までそのままで行ってしまうという、
NUCLEAR ASSAULT流バラード。良い曲です。
NUCLEAR ASSAULT - Game Over - Brain Death
★★★
(2007-10-08 18:23:53)
物憂げでメロディアスなイントロから一転、
激烈な疾走を開始するアルバムのラスト・ナンバー。
とにかくリフのカッコ良さが特筆もので、
中盤の反復パートでエネルギーを溜め込み、
ラストで爆発させる緩急の効いた曲展開といい、
7分に及ぶ大作だが全くダレを感じさせない名曲。
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