リック・エメットがクラシック・ギターに挑んだ(と言うにはリラックスした作風だが)オール・インスト・アルバム。 ロケンロール!的エネルギーや激しさは皆無の音楽性なれど、リック・エメットのアーバンな雰囲気漂わせた絶品のギター・プレイと、叙情メロディに彩られた楽曲の数々は、TRIUMPH時代の“LITTLE BOY BLUES"、ソロになってからの“OUT OF THE BLUE"といったスロー・ナンバーにグッと来た経験の持ち主なら、時が経つのも忘れてドップリと浸れる事をお約束する一枚。 長い夜のお供にお薦めです。
(皆さんが仰るとおり)ブンブン唸りながら刻まれるキャッチーなベース・ラインが◎ 「SET THE WORLD ON FIRE」のポップサイドの代表曲が“SOUNDS GOOD TO ME"なら、へヴィ・サイドの代表曲はこれだ! 疾走曲、複雑な展開を持つ曲は言うに及ばず、こういうシンプルなミッドテンポの名曲も書けちゃう辺り、ジェフ・ウォーターズの懐の深さが感じられます。