この曲を聴け!
ヤングラジオさんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 201-300

MyPage

ヤングラジオさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順
0 | 1 | 2 | 3
モバイル向きページ 
ヤングラジオさんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 201-300

0 | 1 | 2 | 3


DESTROPHY - Destrophy ★★ (2012-02-14 16:54:21)

一言で言えば、何でもありのサウンドである。
楽曲によっては、デスコア風味ありラスマス風味あり、またアメリカン・メタル風味ありと良い意味でも悪い意味でも、つかみどころがないバンドである。
まあ基本は今風のサウンドで、正統派とは程遠いエモっぽくポップなバンドである。

しかし、これがなかなか良いのである。
泣きの要素が隠し味的に散りばめられていて、ありきたりの楽曲にアクセントとなり、そこが強いセールスポイントとなっている。
特に⑥なんかは、涙腺をかなり刺激してくる。

でも、こういったアルバムは計算しては作れない。
結局はこのバランス感覚が絶妙なんだけど、これは偶然できたという感覚が強い。
だから、続けるのが難しい。
新作も出ているようだけど、どんな内容かは知らない。
どの部分を強調しているのかわからないけど、先ずこの延長線上ではないだろう。
一見同じように見えても、たぶん違っているだろうね。

発売当時は、比較的よく聞いていた作品である。


VAN HALEN - A Different Kind of Truth ★★ (2012-02-11 06:19:36)

先行シングルが、恐らくアルバムの中で一番キャッチーなんだろうなあ~と思っていたので、個人的には予想通りの作風だった。
「1984」~「BALANCE」までの、キャッチーな彼らを期待すると、物足りないという感想が聞かれそうだけど、なんせ長すぎるブランクがあった事を考えれば、僕にとっては合格点である。
サミーがVo.であれば、作風は多少違っていたのかな、と考えさせるほど楽曲はデイヴ寄りである。

もう少しシングル向けの楽曲があれば、誰しも納得という感じになったと思うけど、それは高望みかも知れない。
それにしても、新譜が聴けたという事だけで僕は単純に嬉しい。
彼らには、少しでも多く今後のHR/HMシーンを活性化してもらいたい。


HELLOWEEN - The Time of the Oath ★★★ (2012-01-28 21:07:52)

あの暗黒の時代、96年発売である。
90年代中期~後期にかけては、僕にとってはホントに辛い時代だった。
大物バンドまでもが、自分らしさを失っていくまさにどん底の時代である。

だからかも知れないけど、このアルバムを聴くと当時のシーンを思い出す。
何故だか、結構鮮明に覚えていたりするから、不思議である。

僕はこの年のベストアルバムに、この作品を選んでいる。
ハロウィンの復活という意味より、総崩れ状態にあるシーンの中でよくぞここまでの作品を作ってくれたという感覚が強く、この作品には何か人一倍の思い入れがある。
オンタイムで聞いた人には、この感覚が少しは分かってくれるハズ。

バラエティーには富んでいるし、サウンドプロダクションも最高とは言い難い。
だけど、今でも何回聞いても熱いものが込み上げてくる........。
緊張感のある作品である。


ANTHRAX - Worship Music ★★ (2012-01-23 16:07:37)

音楽面以外で、このバンドには言いたい事がいっぱいあるけど.......。
それは、やっぱり次回にしようかな。

オリジナルとしては、8年ぶりという長いブランクがあったけど、少なくとも前作よりは典型的ならしさは復活したように思う。
前作は、往年の彼らの姿を期待すれば、少々物足りなかったのかも知れない。
あの楽曲ではないし、比較的ポップすぎたきらいもある。
でも、アルバム後半の失速加減はひどかったけど、前半部分は楽曲的には面白くキャッチーな要素も結構あり、個人的には嫌いではなかった。

この新作、前作のようにアルバム後半にかけて失速するような事はない。
平均的に楽曲は、良くできているし、サウンドも分厚く統一感もある。
全盛期のような楽曲では勿論ないけど、モダンさばかりが目立った90年代のアルバムと比較すれば、僕はこの新作の方が好きである。
全盛期をオンタイムで知るファンよりも、比較的若いファンの方がウケがいいかもしれない。
先入観の無い方が、好印象に繋がりやすいかもしれない。
でもキャッチーさもあり、らしさも十分にあるので、ファンなら合格点のような気がする。
モダンなサウンドだけど、今居そうで居ないサウンドかもしれない。
まあ、それがバンドの個性なんだろうけどね。


IN FLAMES - A Sense of Purpose ★★★ (2012-01-21 15:08:40)

名作である前作と比較しても、楽曲の出来から言えば負けない程レベルが高い作品である。
異様な緊張感や鋭角的な要素こそ前作に劣るものの、トータルとしては相変わらず良い出来である。

このバンドは、遊びを決して入れない。
そこが僕には堪らない魅力となっている。
もっとリラックスすれば、と言いたくなるくらい、ハイテンションでいつも突っ走るのである。
僕は毎年、その年を振り返る目的で、その年のベストテンを選出してるけど、「REROUTE~」からこの作品まで、全ての作品がその中に入っている。
個人的には、好きなバンド程評価は厳しくなるけど、それでも当たり前のように上位にランクインしている。

それにしても、もっと評価してもらいたいバンドである。
この作品、ボーナストラックもいい出来である。


OPETH - Ghost Reveries ★★ (2012-01-16 19:50:12)

彼らが日本でどのくらい人気があるのか?正直、分からない。
音楽性は複雑であり、ジャンル分けでさえ難しい........。
聞き込みが必要なアーティストではあると思うけど、難解すぎて僕の場合は、その実体になかなかたどり着けないのが現状である。
何回聞いても、その凄さの核心に到達できないでいる。

個性は、何より大事である。
それは意図して仕掛けるというよりも、結果的にそうなったという方が実は好ましい。
本来、いろいろな意味で分かりやすいアーティストの人気が衰え、こういった難しいアーティストの方が人気があることに、僕は何か不安感を覚える。

このバンドは、確かに個性的である。
複雑だから、人気があるのかも知れない。
だけど、もっとわかりやすくて、キャッチーなバンドはたくさん居る。
そういったバンドが、もっと注目された方が、健全なシーンである気がする。
OPETH.......良いバンドだけど、やっぱり難しいバンドである。
このアルバム、聞きやすいとは言えないけど、実に深い作品である。


CATHEDRAL - Guessing Game ★★ (2012-01-15 14:45:41)

ポップなHRを聞いているからレベルが低いとか、プログレを聞いてるからレベルが高いなんて事は、全く無い。
このアルバム僕は好きだけど、万人に受け入れられるサウンドでない事は、誰が聞いても感じる事であろう。
こういったサウンドには、サイケデリックという言葉が昔から使われているが、一言で表現するならやはりそうなってしまう。

僕は彼らの大ファンという訳ではないけど、ある雑誌の記事で気になったので買ってみた。
これを毎日聞くのは正直辛いが、結構お気に入りの作品となった。
何がいい?どこがいい?と聞かれても、これは表現に困ってしまう。
こういった作品は、評論家の間では評価が高く、世間では今イチという結果が多いけど、新たなジャンルを開拓するぞといった好奇心旺盛なファンの方には、ぜひお勧めしたいバンドの一つである。


ROYAL HUNT (2012-01-08 21:49:14)

ホントに新作の出来は、素晴らしいですね。
アーティスト又はソングライターというのは、それぞれ得意分野があって、その分野に特化すれば、こういった作品が作れるワケですよ。
過去のいきさつを知っていると、D.C.の復帰はあり得ないと思っていたので、これは超嬉しい誤算ですね。
最高傑作という言葉が当てはまる、驚愕の完成度であると僕は思います。


ROYAL HUNT - Show Me How To Live ★★★ (2012-01-07 20:20:06)

1st~「FEAR」までの作品の出来は、正直凄かった。
個人的には、90年代というHR/HM界の冬の時代を埋めた貴重なバンドとしての認識が高く、だからこそ煮え切らない作品を出し続けても、ずっとアルバムを購入してきた。

「COLLISION COURSE」が、やはり分岐点だった気がする。
楽曲的には弱かったけど、何より統一性が戻った事が今後にプラスの効果を生むと僕は思っていた。
そして、前作である。
楽曲の出来やトータルバランスから言えば、「FEAR」以降の作品では僕は一番気に入っていた。
でも、これでも昔の作品と比較すれば、比較の対象ではなかった.......。


D.C.を迎えての原点回帰.......期待感はあったけど、誰がここまでの作品が作れると予想出来たであろうか。
個人的には、奇跡の復活という言葉で表現したい。
作風も楽曲も、黄金期に一番近い。
時代のブランクを感じさせない、あの「MOVING TARGET」「PARADOX」路線である。
全7曲という点に、物足りなさを僕は感じなかった。
それは、楽曲の出来が非常に良いからである。
平均点のような無駄な楽曲は、そもそもアルバムに必要は無いのである。

それにしても、これはいい。
D.C.のVo.も、以前より魅力的だし、マジックがここに存在している。
アンドレのソングライターとして実力は、やっぱり凄い。
昔の、あの黄金期を知るファンなら、買って損は無いと僕は断言する。


ALTER BRIDGE - AB III ★★★ (2011-12-23 04:51:07)

このバンドのアルバムを聞いていると、楽曲作りの上手さを先ず感じてしまう。
とにかく、ツボをつかむ感覚に長けているから、楽曲にはキャッチーさがあり、非常に聞きやすい。
こういった人たちというのは、無意識でもそういった楽曲が書けるから、いつの時代でも非常に大きな武器となる。

僕は3枚とも持ってるけど、この安定感は抜群である。
クリードといいこのバンドといい、やっぱり凄いソングライター陣である。
比較的地味な作りなんだけど、よく出来てますよ、この作品も。


RIOT V - Immortal Soul ★★★ (2011-11-08 21:50:03)

今回のケースを、全盛期のメンバーでの再結成と考えると、いろいろなヒントが隠されている気がする。
再結成する意味や意義、何故黄金期のメンバーでないといけないのか......そう、マジックは簡単に起こらないのである。

せっかく再結成や再活動したのに、当時のサウンドを軽視するバンドが、実は多い。
僕は、音楽性を変える事に関しては、別に反対ではない。
モダンさを取り入れる事にも、無論反対ではない。

しかし、その意味や意義を真剣に考える事無く、今の自分たちを単に表現しているバンドが多く、ファンを2重に裏切るケースも珍しくない。
真剣に考えた結果なら、いかなる内容でも納得できるが、大概の場合何かを勘違いしている事が多いのが現状である。

今回の新作を聞いて感じるのは、バンドの考えの純粋さからくる爽快感である。
例えこれが、彼らが真剣に考えた結果でなくても、それはいい。
この作品には、妙な計算が無い。
だから、全く濁りが無いのである。

ファンの方なら、一聴の価値は十分にあると僕は思う。
何か、心が熱くなる作品である。


MEGADETH - Th1rt3en ★★ (2011-10-29 21:59:14)

個人的には、これを簡単に駄作という一言で片づけてもらいたくない。

確かに、メロディが少ないしキャッチーさも足りないかも知れない。
似たような楽曲が多く、変化にも乏しく、ヘヴィさばかりが目立つのも事実ではある。
極端に言ってしまえば、他のバンドにデイヴが入って歌っているという印象さえある。

この数日、僕はこの作品が、過去のどの作品に近いのかを考えていた・・・・・・・。
また、もしメンバーが違っていたならば、どのような作品に仕上がっていたのだろうかとも考えていた。

僕は前作は「ラスト・イン・ピース」に近く、新作は「カウントダウン~」に近いと結論づけた。
僕が考える全盛期のメンバーは、マーティーとメンザがいた頃で、作品で言えば「ラスト~」「カウントダウン~」「ユースアネイジア」である。
実は、この3作品は作風が全く違う。
が、出来はそれぞれすこぶる良かったりする。
僕がこのメンツを好きなのは、いかような楽曲でも、楽曲に変化をつけるのが上手いと感じるからである。
もし、新作がこのメンツであったならば、全然違う感触になったのではないか、と僕は分析する。
つまり、これは楽曲とメンバーの相性もかなり関係していて、このメンツにこの作風は適していないのではないかというのが、僕の結論である。

また繰り返して聞いていると、意外に楽曲は悪くないというのも僕が感じた事である。
テンポを少し変えれば、リズムを少し変えれば、アレンジを少し変えれば、いつもの感じになった気がする。
敢えての作風だと思うけど、もう少しキャッチーさはあった方が良かった気はする。

だけど、僕はこのキャリアで守りに入らない、デイヴの姿勢は凄いと思う。

やっぱり、あのメンツは素敵だったなあ~。
と思いながら、3作品を今聞いてます。


STAIND (2011-10-08 19:26:07)

最新作である「STAIND」の出来が半端でない。
僕は前作「THE ILLUSION OF PROGRESS」があまり好きではなかった。
バンドがソフト路線に走っているとか、そういう理由ではなく、メロディーが彼らにしてはいまいち弱いかなあ~と感じたからである。

最新作は、タイトル通り純度100%の内容である。
メロディはダークであるが、実に彼ららしい曲ばかりで構成されている。
僕は現時点では、一番彼らしく一番好きな作品である。
ファンなら要チェックです。
全曲いい。


SEBASTIAN BACH - Kicking & Screaming (2011-10-02 06:31:28)

個人的には、かなり楽しみにしていた新作。
結論から言えば、厳しいけど78点である。

前作でも感じた楽曲の弱さは、この新作で一層目立つ形となった。
誰でも感じると思うけど、何故力のあるソングライターと組まないのか.......。
せめて、プロデューサーだけでも、曲が書ける人にして欲しかったなあ~というのが、本音である。
楽曲にツボが無い。
方向性的にはシンプルになって、僕は嫌いではない。
でもこれでは、何かもったいない。

ROY Zは、やっぱり優秀だったのである。
バズがVo.でなければ73点である。
こうなると、やっぱりバズありきのスキッド・ロウがいかに魅力的だったのかが、逆説的に証明された結果となった。


DREAM THEATER - A Dramatic Turn of Events (2011-09-27 19:18:27)

まだ2回しか聞いていないから、感想が変わるかもしれないけど.....。

結局、音楽性自体は何にも変わらなかった。
これでは、マイキー脱退の影響など、そんなに感じなかった人も多かったに違いない。
雑誌等で書かれているように、逆に一体感が生まれて良かったと感じている人も多いであろう。

だけど、僕にはポートノイの脱退がかなりマイナスと出た感じがする。
ポートノイは、先ずコンポーザーである。
彼が不在で、アルバムの出来に影響が出ないハズがない。
一番の問題は、メロディが弱くなっていることである。
それは、楽曲のキャッチーさに関わってくる事でもある。
彼らの楽曲は、複雑だけど、ある意味キャッチーで、心に残りやすいというのが魅力の一つであった。
その部分に、僕は今までとは何か違う違和感を感じた。
他のバンドの追随を許さない彼らの良さとは、楽曲の面白さであり、マンネリと言われようが、それでも全くレベルが違うというのが、僕の認識だった。

決して、新加入のマンジーニが悪いわけではない。
メンバーの怒りも十分に分かるけど、ポートノイは早めに復帰させた方がいいように思う。
時間が経てば、問題は複雑になる。

雑誌では、いたって好評価だけど、僕は納得できない........。
たった一作品で判断するのもアレだけど、僕には今後が不安である。


DREAM THEATER - Black Clouds & Silver Linings ★★ (2011-09-20 15:22:54)

曲数が少なかろうが、楽曲の出来が良ければ何の問題も無い。
新作が出たことで聞き直してみたが、やっぱり完成度は高い。
己を貫くアーティストらしい、純度100%の内容である。

彼らに近いバンドは、探せば存在するが、そういったバンドの追随を許さない所が先ず凄い。
音楽性を全く変えないというのは、実は飽きの感覚を生みやすい。
それらの不満要素をふり払う為には、楽曲のレベルを常に高く保つ必要性がある。
全く変わらなければ、ファンは必ず不満を抱くものである。
だから、彼らのようなバンドというのは、変わらないようでいて、実は進化しているのである。

楽曲のレベルが落ちないから、彼らは一流なのである。
ソングライターとしての才能があっても、良い曲を書き続けるのは、決して簡単な事ではない。


STRATOVARIUS - Elysium ★★★ (2011-09-15 18:37:43)

メインソングライターを失った前作が、決してネガティブな内容でなかった事を、僕は高く評価した。
楽曲の出来そのものよりも、これが一番重要だと思っていたので、前作は合格点どころかその遥か上の出来であったように思う。

この新作、うがった見方をすれば、自分たちの過去へのオマージュとも言えなくもない。
でも、それは違う気がする。

ここに表現されているのは、前作の流れを汲んだあくまで新生のSTRATOVARIUSである。
ファンの為だけでもなく、逆に自分達だけの為でもないという考えの基に制作された、実に優しさを感じる作風である。

お金の為だけに活動しているバンドも最近数多いが、そんな考えでは決して出来ない爽快感がここにある。
一時期の低迷が嘘のような、完全復活である。
是非、再評価して頂きたいバンドである。


YNGWIE MALMSTEEN - Perpetual Flame (2010-12-13 18:41:39)

もう新作が出ても、想像できる範囲内での作風にはなっているし、発売日が待ち遠しくてたまらないアーティストではなくなってはいるけれど、何故か新作が出ると買ってしまっているという、僕にとっては不思議な立ち位置にいるイングヴェイ。
でも絶対に、ある一定基準はクリアしているというその実力の高さに、僕は今でも魅力を感じているのであろう。
視聴なんかしないし、必要がないアーティストなんて、今のシーンでもそう多くは居ない。
やっぱり、彼は偉大だな~と、単純に思う。

肝心の内容は、まあいつもの感じかなあ~。
ただ前作の反省なのか、収録曲数の減少と、前作より陽の部分が多いという点は、前作に対する揺り戻し現象なのかも。
ただリッパーの声は、やっぱり合ってはいない気がする。
彼の特徴を押さえなければ、楽曲に合わない時点で、相性は良くない気がする。
それでも、全体で捉えれば、この手では他のバンドの追随は許さない所はサスガである。


IRON MAIDEN - The Final Frontier ★★ (2010-09-21 18:17:00)

ブルースが復帰して出した3枚のアルバムの出来は、すごく良かった。
あの快進撃には、ある意味文句のつけようがなかった......。
だからこそ出来た、この新作というのが僕の見方である。
BURRN!の10月号における広瀬氏の見方と重なる部分も多いが、この新作やけに攻撃的なのである。
ベテランなのに、守りにはいらない姿勢も凄いが、守りにはいらなくてもいい今のポジションを利用しての更なる攻撃性とでも言おうか.........。
とにかく、このバンドやっぱり凄いのである。
この新作、好き嫌いで言うと個人的にはブルース復帰後の作品の中でも、一番下ではある......皆さんの意見とは、少し違うけど......。
でも、だからと言って、アイデアが枯渇したとか、ソングライティングのレベルが落ちたとかは、全く思わない。
むしろ、懐の深さを逆に感じる。
バンド側が意図しての、この内容である事を前提に考えなければ、話はおかしくなる。
もし、典型的なアイアン・メイデンを望むなら、スティーブ・ハリスのパーセンテージを上げればいいのである。
ただ、それだけの事である。
それを自由に操れるバンドがアイアン・メイデンである。
だからこそ、凄いのである。


STONE SOUR - Audio Secrecy ★★ (2010-09-21 16:19:00)

あえてSLIPKNOTとの比較はしないけど、この作品僕はオマケで買った様な感じなんだけど(全く視聴もせず)、これは嬉しい誤算かもしれない。
1stは持ってるけど、あまり印象に残っていないし、そんなに聴いていない。
今アメリカのチャートで主流のロックをラウドロックとするなら、勿論ど真ん中に近い。
適度にロックで適度にポップであり、メロディーはキャッチーである。
また甘味になり過ぎず、一般のロックファンにもアピールできる質の高い楽曲がズラリと並ぶ。
特に前半はシングル向きの楽曲が並び、このバンドのソングライターとしての実力が見事に発揮されている。
うん、これはいい。
楽曲の出来が、いい。
現代の王道アメリカン・ロックアルバムである。


BLIND GUARDIAN - At the Edge of Time ★★ (2010-09-18 20:11:00)

僕は、前作を高く評価した。
でも、点数を付ければ正直70点ぐらいであった。
それは、どういう事かと言うと、分かりやすい彼らが戻ってきたという点のプラス評価と楽曲自体はバラツキもあり、今ひとつというマイナス評価があったからである。
でも、今後の事を考えると、これは絶対に良い方向に向かうと思ったので、この路線は間違いではないという点を考慮しての高評価と、僕の場合そうなった。
アーティストだって迷う........完璧である必要性なんて無い......どの方向性が正解なんて答えも無いし、ファンがアーティストに振り回されるのは、運命なのである。
この新作、確かにわかりにくいブラガに戻っている。
せっかく、前作で戻ってきたのに......と、感じたファンもいるだろう。
でも、6thや7thにあった消化不良的な感覚を僕は感じなかった。
むしろ、統一性もあり楽曲もよく出来ていると僕は感じる。
やっぱり、前作があったからこの完成度に結びついた感じがする。
正直に言えば、3rd~5thの方向性を期待したいけど、あれは若いから出来た作風でもあるし、時流的な要素も多分に含むので、ちょっと難しい気がする。
今、出来る事......この視点から考えると、この新作は実に彼ららしいし、完成度も高いと僕は思う。
点数つければ、86点かな。
僕は、好きですよ。


DISTURBED - Asylum ★★ (2010-09-13 21:49:00)

予想通り、ビルボードでは初登場No.1である。
CDが売れない時代においても、固定ファンの多さ、コアなファンの多さを証明する結果である。
それにしても、このバンド、作品を出すごとにパワーアップしている。
僕は1stを初めて聞いたとき、これは凄いバンドが出てきたなと思った。
音楽性は、当時の流行りの要素を含んでいた為に、ニューメタルだのなんだの言われ、それらのバンドと同じ扱いだったけど、アルバムの完成度の高さは、それらのバンドの中では群を抜いていたし、何より根本となる部分が全く違っていた気がする。
実は前作とこの新作、アルバムの構成や楽曲の質は全く同じである。
メタリック感やソリッド感は増しているが、全く同じなのである。
外部のプロデューサーが必要無い理由は、やりたい事が明確である事と下手に邪魔されたくないという強い意志と無関係ではないハズである。
この新作、彼らの中では頂点を極めたアルバムのような気がする。
僕は毎日、この作品を聞いている。
アルバムのセールスを抜きにしても、大物バンドへの仲間入りを完全に果たした、大傑作である。


AVENGED SEVENFOLD - Nightmare ★★ (2010-08-07 20:21:00)

先行シングルである①を聞いたとき、正直新作の出来が不安だった。
何か煮え切らないというか、最大公約数的雰囲気を持つナンバーに、ホントに大丈夫かと心配になった。
最初の視聴の感想は、決して良くなかったが、繰り返し聴いているうちに、これは凄い作品ではないか..............という感想になってきた。
最初は、メタリカやアイアン・メイデン、そしてドリーム・シアター的な要素を強く出しているナンバーがある為、そこが妙に引っかかる。
しかし、逆に言えばそれこそが、この新作の中心であり、メンバーが変化を求めた結果であるように思う。
全体的にはダークであり、雰囲気も重苦しい。
またバラエティーには富んでいるし、作りっぱなし的な作風でもあるけど、散漫さは何故かあまり感じさせない。
それよりも、隠れたメロディーが絶妙であったり、彼らの懐の深さが強烈に印象に残るのである。
定番的な①~③、そして④~の展開が妙に心地良かったりする。
これは、いい。
最高傑作と僕は断言したい。
バンドの特徴の一つであったザ・レブのドラムが聞けないのはさみしいが、このバンドのポテンシャルの高さを逆に証明した意味でも、この作品オリジナルでありながら、やはり異質ではある。


OZZY OSBOURNE - Scream ★★ (2010-07-19 06:16:00)

ガス・Gの加入により新鮮味はあるけれど、基本としては前作の延長戦上にある新作である。
それにしても、楽曲がいい。
ミドルテンポに比重を置きながら、楽曲にはツボがあり、キャッチーであるという最近の作風に変化はない。
でも、細部に渡ってアレンジにしろ丁寧に作られていて、プロデューサーでもあるケヴィンとの相性の良さが前作以上に強く出ている内容である。
これは、いいね。
とにかく、一枚の作品としても、出来はすごくいい。
アルバムの構成や流れも完璧に近い、オジー恐るべし!


SOILWORK - The Panic Broadcast ★★ (2010-07-18 05:18:00)

簡単に言ってしまえば、良い意味で元に戻った新作である。
ソングライターが元に戻れば、そうなることは予想できる訳で、そういう意味では想像できる範囲内でのギャップが少ない内容である。
確かに前作は、ソングライターの変更により、ミドルテンポが中心で、アグレッシブなサウンドを求めるファンには物足りなかったかのも知れない。
でも僕は、前作が意外に好きだった。
らしさは多少減ったが、楽曲の出来自体は悪くなかった気がする。
バリエーションの増加と変化のある作風には、新鮮味があったのも事実である。
この新作、ファンが「これだよね、ソイルワークは」と言えるらしさが復活している。
前作に比べ、キャッチーさが減ったのは残念だけど、コアでヘヴィな要素は増大している。

聴き込みが、多少必要かもしれない。
僕は、繰り返し聞く事によって、評価が上がってきた。
ファンの期待は裏切らない、彼ららしさ満載の作品である。


SHINEDOWN - The Sound of Madness ★★ (2010-06-14 15:19:00)

2年前に発売されながら、未だにシングルカットされた曲がヒットしている彼らの最高傑作である。
同系統のバンドで言えば、ニックルバックやドートリー辺りになると思うが、この作品はそれらのバンドと比較しても、決して負けない強力な楽曲がズラリと並ぶ驚異の完成度である。
メロディーにもツボがあり、適度にキャッチーで適度にロックという、ラウドロックバンドとしてはある意味、理想形でもある。
③は大ヒットを記録し、今ミディアムナンバーの曲を書かせたら、ニッケルバックをも上回る勢いがある。
それにしても、この完成度はすごいよ。
80年代のHR/HMサウンドが好きな人や、ニッケルバックあたりが好きな人にもお薦め。


BULLET FOR MY VALENTINE - Bullet for My Valentine ★★ (2010-06-09 07:03:00)

彼らの楽曲の中でも、ベスト10に入るほど好きな「ノー・コントロール」「ジャスト・アナザー・スター」を収録。
ミニ・アルバムという位置づけだが、この作品だけでもバンドとしてのポテンシャルが半端でない事を証明している点は、凄い。
恐らくこの時点で既に、メタルコア・デスコア・エモコアファンの心をしっかり捉えていたと思うが、それらのバンドと比較して突出しているのは、根底にメロディーがしっかりしている80年代バンドのサウンドがあるため、楽曲が面白いし、HR/HMバンドとしての普遍的な魅力が豊富にある所である。
作り込まなくて、この完成度........バンドとしての潜在能力の高さを証明する、名盤である。


BULLET FOR MY VALENTINE - Scream Aim Fire - End of Days ★★★ (2010-04-26 18:38:30)

個人的には、彼らの中でもトップ3に入るぐらい好きな曲。
ライブで聞いた方が、断然いい。


BULLET FOR MY VALENTINE - Fever ★★ (2010-04-26 18:25:00)

自分の中では、現在トップ5に入る程好きなバンドの新作である。
実は、前作の楽曲自体の出来は、決して悪くなかった。と、言うより良かった。
それを前提にしなければ、この新作の評価は難しくなる。
「ポイズン」のアグレッションさやタメを復活させながら、楽曲そのものは前作に近い。
メンバーの発言通りの、前作と前々作の中間をいく作風である。
その先にあるものとは、一体何なのか......を、考えながらこの数日、僕は繰り返し聞いてきた。
この新作で、彼らは今後の方向性を明確にしている。
「ポイズン」は、名作である。が、それは、もう過去なのである。
やっぱり彼らの根底にあるのは、今アメリカで流行りのエモコアやメタルコア路線ではなく、80年代を基点としたHR/HMである事が十分に分かった気がする。
どうしても、「ポイズン」のイメージが強いから、その印象が邪魔をするのである。
純粋に気持ちをリセットして聞かないと、正当な評価が難しい作品である。
あのスタイルには、戻らないし、戻れない。その答えが、どうであれ構わない。
彼らは、前進しようとしている。だからこそ、この作風なのである。
一見では見えにくいけど、サウンドに込められた「真剣さ」や「真面目さ」が伝わる熱い作品だと、僕は思います。
彼らの作品に、ハズレなしです。


BULLET FOR MY VALENTINE - Scream Aim Fire ★★ (2010-04-09 18:01:00)

待望の新作が、もうすぐ発売である。
この作品、僕はあまり良い評価をしていないけど、実はその年のベスト・アルバム10枚の中には選んでいたりする。
当時のアルバム制作時の事を考えた場合、実はよく頑張ったなあ~と褒める事は出来たんだけど、彼らに対する期待感から考えた場合、どうしても「何かの型」にはまろうとしている姿勢が、僕にはどうしても納得できなかった。
楽曲を客観的に聞いた場合、実は平均レベルは名作である前作に劣ってはいない気がする。
しかし、違和感は確かにある。
それは単純にサウンドやVo.の質感の変化という事ではなく、小さくまとまるというか、自分達の個性......言い換えれば、自分達らしさからの脱却の様に、僕の目には映った。
自分らしさ......を、どう考えるのかは自由だけど、何かを犠牲にしてまで、若いバンドが意識して変化を必要とするのか......僕は、納得できなかった。
「POISON」は、決して完成型の名作ではない。
だから、どこかで変化は必ず来る。それが、早すぎたし、大きすぎたというのが僕の考え方である。
新作は、誰の意見も気にしなかったらしい.........これが、大きなポイントである。
新作をまだ聞いてないけど、間違いなく良い方向に向かっているハズである。
この作品、メンバーがどう思おうが、実は楽曲自体はよく出来ている。
だから、再評価して頂きたいと思う。


HEATHEN - The Evolution of Chaos ★★ (2010-03-25 14:41:00)

ベイエリアと言えば、僕の中ではある意味B級的な雰囲気と、しつこい展開力が魅力的だったりするんだけど、この作品にはその要素がありながら、安っぽく仕上がっていない点が良いと思う。
ARTILLERYとの類似点もあるし、それは言いかえれば典型的なベイエリアサウンドだとも言えると思うけど、なんか昔を感じさせながら、サウンドは現代風の重さがありと、楽曲の良さも含めなかなかの出来だと僕も思う。
個人的には③がベストトラックで、こういうお決まりの展開がもう2曲ぐらいあれば最高だったけど、硬派な要素が多い分、多くのHR/HMファンにアピール出来る魅力はあると思う。
それにしても、久々でこの完成度は、ホントにすごいバンドである。


KALMAH - 12 Gauge ★★ (2010-03-09 18:49:00)

自分よりも熱いHR/HMファンの友人の一人が、強烈に薦めてきた作品である。
まず、音の圧力がすごい。
楽曲もアグレッシブで、ブラック的な雰囲気とゴシック的な雰囲気を程良く含みつつ、徹底的にブルータリティーで突っ走る、一聴しただけでわかりやすい格好良さがある作品である。
それにしても、楽曲がいい。
海外では既にコアなファンが多いバンドだけど、日本でもこれは大ブレイクしそうな気がする。
これは、いいよ。


OUTRAGE - Outrage(2009) ★★ (2010-03-06 21:12:00)

日本発という感覚を意識しないで済むから、日本のバンドをあまり好んで聞かない自分でさえ、彼らのアルバムは結構持っていたりする。
彼らもワールドワイドで活躍するバンド同様、一時期はモダンさを感じさせる音楽性であったが、これも他のバンド同様、音楽シーンの復活と共に見事に蘇生していった。
楽曲の充実度から言えば、僕は最高傑作と断言したい。
自然に身を任せるという方法論からは誕生しない、芯を据える事から生まれるタイプの名作である。
バンド自身であってもいいし、周りのスタッフの助言であってもいいけど、やっぱり何か明確な芯を持つことの重要性を強く感じる作風である。
ある意味、海外のバンドを追いつけ追い越せで追っかけていた彼らが、ここにきて一歩前に出た感覚である。
①そして⑩と、最初と最後が特に強烈である。


CHILDREN OF BODOM - Blooddrunk ★★ (2010-03-01 17:29:00)

正直に言うと、僕はこのアルバム発売日に買ってからそんなに聞いてない。
音楽性としては、揺り戻し現象はあるし、確かに前作と前々作の中間という表現も当たっている感じではある。
僕の場合は、楽曲にキャッチーさを求める割合が高いので、そのキャッチーさという点では、少々足りない気がする。
でも例えば、ネタ切れとかソングライターとしての力量が減ったなんて僕は思わない。
これは、ある意味バンド側がどこに力点を置くかによって変わる範囲内だと思うので、そういう心配は全く無い。
元々、力のあるバンドである。
バンドへの期待度が高いから、評価が厳しくなるわけで、厳しい意見が目立つというのは、裏を返せば認めている証拠なのである。
60点だろうが、100点だろうが、僕の場合は自分の評価に全く影響しない。


ROYAL HUNT - X ★★ (2010-02-26 17:30:00)

僕は前作で、ようやく本来の姿に戻ってきたという感じがした。
楽曲的に見れば、もうひとつというか、正直に言えば弱いと思ったけど、方向性としては良い方向に向かっていると感じた。
この新作は、恐らくそんな悪くはないだろう...という予想のもと購入した。
まあ、オリジナルは全部持ってるし......。
70年代的という言葉は、特に気にする必要はない。
これをわかりやすく解釈すれば、初期のような雰囲気に戻すという事で、前々作まで続いた近代的アレンジからの脱却という言葉に表現できる。
楽曲的には、最近の彼らに最も近く、個人的に好きな初期2枚や「FEAR」みたいではない。
しかし、集大成的な要素も多分に含むので、彼ららしい良さが所々に感じる事ができる。
個人的には、前作、前々作、前々々作よりも好きである。
もう少し、メロディに泣きがあっても良かったが、それは贅沢な注文かもしれない。
ファンの方なら、合格点の出来であると思う。


PRETTY MAIDS - Sin-Decade ★★ (2010-02-25 16:06:00)

僕も客観的に言えば、この作品が最高傑作という気がする。
主観的に言えば変わってくるけど、楽曲の出来はよく、日本での人気のピークもこの頃である。
とにかく、楽曲作りの上手いバンドであるため、メロディはキャッチーだし、適度にポップであり適度に硬派である所がいい。
この2面性のバランス感覚が、とにかく絶妙である。サウンドにも個性があり、過小評価されていたバンドの代表格でもある。
この作品なんて、個人的には何回聞いたことか......。
こういったバンドは、他にいそうでいないんだよね......。


CREED - Full Circle ★★ (2010-02-16 17:56:00)

アルター・ブリッジとの比較論で言えば、もう両者にそんな大差はない。
再結成作とは思えない程の、完璧に近い完成度である。
コンテンポラリー色が強く、ドートリーやニッケルバック等と肩を並べるキャッチーさが楽曲にある。
特徴の一つであったダークな要素は減ったが、その分楽曲に躍動感が増大し、結果的にアメリカン・ラウド・ロック作品としては、すごい完成度に仕上がった。
シングル向きの楽曲をバランス良く配置し、構成にも抜け目はない。
それにしても、これはいい。
再結成作品なら、これぐらいの完成度で作ってみろよ、と他のバンドに言いたくなるくらい楽曲の出来はいい。
やはり、このバンドのソングライター陣は強力である。


FATES WARNING - Parallels ★★ (2010-02-15 15:19:00)

クイーズライクを好きになって、~みたいなバンドを探そうとしたとき、真っ先に挙がってきそうなバンドである。
だけど、やっぱり良い意味でもそうでない意味でも、地味という言葉がピッタリはまってしまい、案外HR/HMファンからは正当な評価がされていない気もする。
楽曲は総じて渋く、曲にツボはきちんとあるが、ポップさキャッチーさには欠けるきらいはある。でも、クイーンズライクのようなバンドが好きであれば、十分この良さはわかるハズである。
個人的に今持っている音源は、これを含めて3作品だけど、そのなかでも一番お気に入りである。
もう少し、何か決定打があればいいんだけど...。


AC/DC - The Razors Edge ★★ (2010-02-12 15:32:00)

彼らの作品の中でも、比較的キャッチーな要素を多く含むので、僕は3番目に好きな作品である。
客観的に聴いても、5枚選ぶとすれば、必ず入ってくる作品だと思うので、お勧めである。
でも、このバンドの凄さはライブにあるので、一度は映像で確かめてもらいたい。
贅肉を極限まで削ぎ落したロックで、僕は苦手なタイプなんだけど、AC/DCの場合は別格かなという気がする。
楽曲もツブ揃いで、僕は定期的によく聴きますね。


TESTAMENT - The Best of Testament ★★ (2010-02-11 17:40:00)

彼らもベスト盤が何種類も発売されてるけど、その中でも自分はこれが好きですね。
選曲が良いとか悪いとかは、個人によってかなり変わってくると思うけど、これを聴いて何も感じないなら、その人はテスタメントとは縁が無かったと考えるべきであろう。
そういう意味では、入門的には良い作品である。
A級なんだけど、B級の匂いもあるというか、その曖昧なポジションが逆に好きというファンが多いバンドでもある。
どこか歌謡曲的というか、哀愁のメロディというか日本人の琴線をかなり刺激してくるスラッシュメタルという点では、貴重な存在である。


OZZY OSBOURNE - Ozzmosis ★★ (2010-02-11 17:05:00)

例え本人が嫌いだろうが、ベイホーンプロデュースの加工されたサウンドが、強烈に印象の残る作品である。
90年代以降の作品をあまり好きでないファンも多いと思うけど、楽曲はどの作品も実は練られていて、安定感という点では抜群という気が僕はする。
ミドルテンポのうねるナンバーが中心だけど、一枚の作品としてもかなり出来は良い気がする。
確かにメンバーは豪華だし、楽曲はきっちりまとまっているし、僕はリピート回数が結構多い作品です。


SCORPIONS - Crazy World ★★ (2010-02-07 13:47:00)

この作品に関しては、当時の売れっ子の力を大胆に取り入れた為、よりアメリカナイズされた乾いたポップな楽曲によって構成されている。
それでも、らしさを失わず、一枚の作品としても完成度は高い。
1曲1曲を単体として聴いても、キャッチーさがあるので、印象に残りやすいナンバーばかりである。
線で捉えれば、歴史上浮いた作品ではあるけど、楽曲の力強さはトップクラスである。
2曲のバラードも出来が良く、いい意味で80年代の香りがする作品である。


SKILLET - Awake ★★ (2010-01-30 22:37:00)

クリスチャン・ロックバンドとしては、圧倒的な人気を誇る彼らの新作。
また、コアな熱狂的ファンが多いバンドとしても有名である。
楽曲はあくまでもドラマティックで、ツボを押しまくるタイプのバンドである。
僕は前作を、その年のベストアルバムに選んだけど、今でもかなり聴いていたりする。
その前作に、どこまで迫れるのか.....に、個人的には注目していたけど、やはりこのバンドは抜け目が無い。
楽曲を個別に見ていけば、前作の楽曲を超える楽曲も多数収録されていたりする。
個人的なお気に入りは、①④⑥等。
それにしても、ここまでドラマティックな楽曲を書ける才能は、圧巻である。
楽曲の出来が、とにかくいい。
僕は前作の方が好きだけど、この新作もかなりの出来である。


DISARMONIA MUNDI - Fragments of D-Generation - Red Clouds ★★★ (2010-01-16 21:33:27)

このアルバムの冒頭3曲は、バラエティーに富んでるけど、とにかく強力。
ある意味、理想的な流れであり、ドラマティック。
この3曲で僕は、彼らの大ファンになった。


9MM PARABELLUM BULLET ★★ (2010-01-10 17:44:00)

日本のバンドにはあまり興味が無いけど、このバンドは友人から勧められて、たまに聴いてきた。
新曲は、このバンドの魅力が出ていて、マイナー調の変則リズムは、なかなか魅力的である。
うーん、いいかも。


QUEENSRYCHE - American Soldier - At 30,000 ft. ★★ (2010-01-09 20:30:13)

ホント、このアルバム、僕は好きですね。
この曲も、ドラマティック。
とにかく、渋い。何もかもが渋い!
クイーンズライクに漂う哀愁は、他のバンドとは全く異質かな。


TESLA - Into the Now ★★ (2009-12-13 07:43:00)

2nd「グレイト~」は、名作であった。
でも彼らの場合、曲作りが上手いので、時代性を含もうが、どの作品にもらしさは楽曲に組み込まれている。
この作品、僕は結構好きで、今でもよく聴いている。
カヴァーアルバムといい、この作品といい、音楽に対する純粋さが作品に滲み出ている所が好きである。
この作品なんか、時代に埋もれた名作といっても過言ではない気がする。
曲作りのセンスは、ピカイチのバンドである。


SLAYER - World Painted Blood ★★ (2009-12-09 06:44:00)

彼らの場合、モダンさを取り入れたりすることはあるけれど、基本的には芯がぶれないバンドであるために、常に安心感がある。
どの作品を聞いても、それなりに説得力があり、ハズレ的な作品もない。
僕の場合、彼らに変化を期待していないので、この作品も期待通りの内容である。
細分化が進みながらも、複雑になりつつあるHR/HMシーンにおいても、一聴すれば彼らだと分かる、このわかりやすい個性こそがスレイヤーの強みである。
楽曲もいいし、皆さんの高い評価も納得である。


EUROPE - The Final Countdown ★★ (2009-12-05 21:56:00)

捨て曲無しというレベルではなく、全ての楽曲が名曲というレベルである。
メロディはキャッチーであり、印象的なナンバーばかりである。
これぞ、このバンドの最高傑作である。
売れたからとか、「ファイナル~」が収録されているからとか、そんな事は全く関係ない。
ギターソロが適材適所で決まる、楽曲に無駄が無い完璧に近い作品である。
こんな作品を作れるアーティストなんか、そうは登場しないよ。
個人的には②⑤⑥⑧⑩が好きだけど、当時は鬼のように聞いていた気がする。
このバンドの魅力が、一番出ている作品である。


EUROPE - Last Look at Eden ★★ (2009-12-05 21:16:00)

再結成後の作品に僕はあまり良い評価をしていないけど、長いブランクがあったにも関わらず、毎回それなりの作品を作ってくるその実力は、一方で凄いと思っていたりする。
この新作も、ある意味前作の流れをくんでいて、あの昔の彼らでは無い。
だからという理由ではなく、せっかく彼らはポップでキャッチーな楽曲を書けるソングライターとしての実力があるのだから、時流とか考えずにもっとメロディを大切にして欲しいと思うのである。
所々に彼ららしい泣きやフレーズが出てくる。
それは、再結成後の作品に共通している事である。
でも、楽曲の個性化に乏しく、なんとなく流れてしまう作風には正直物足りなさを覚えてしまうも事実である。
例えば、②みたいなヘヴィな楽曲でアルバム全体を統一してくれてもいい。
そうすれば、作品に統一性が生まれ、印象もまた変わってくる。
ここ2作品に共通するのは、メロディの弱さと統一感の無さである。
僕は、ヨーロッパというバンドが大好きである。
楽曲の所々で出てくる「らしさ」を、昔のように全体で表現してもらいたい。


DISARMONIA MUNDI - The Isolation Game ★★ (2009-12-04 13:59:00)

このアーティストの良い点は、迷いが全く無い所にある。
やりたい音楽性が明確であり、またそこに妙な計算が無いため、何か爽快感さえ感じてしまう潔さがある。
バランス感覚を意識するあまり、アルバムに浮いた楽曲を収録するバンドも結構多かったりするが、彼らはそんな事は全くなく、いつもの統一感は健在である。
バリエーション豊富でありながら、楽曲も充実していた2ndと単純に比較すると、イマイチと評価されそうな気もするが、2nd、3rd、そしてこの新作と、安定した楽曲のレベルは、さすがの一言である。
個人的には、85点ぐらいは付けたいね。
僕は、結構聞いてます。


METALLICA - Reload ★★ (2009-11-17 19:17:00)

守るべきものが無かった(意識する必要が無かった)80年代とは、全く違う環境で「ロード」と共に制作された作品。
バンドの巨大化と通称「ブラックアルバム」がモンスターヒットを記録した事により、彼らには守るべきものを真剣に考えなければならなくなったのである。
僕は楽曲的にも好きな作品であったりするけど、この頃の音楽シーンやバンドの背景を考えると、この頃が彼らにとって一番考えるという作業を真剣にしなければならない時期であったのかもしれない。
メタリカというバンドは、意外に計算が無いバンドであることに比較的最近気がついたが、だからこそ貴重であり、この作風なのである。
時流のエッセンスは、自然にサウンドに投影されてはいるけれど、それはいつもの事だし、今冷静に聞けば、実に彼ららしい方法論で出来た作品であると僕は思う。
前進し続けるというよりも、逆に言えばその場で留まれないバンドの代表格かもしれない。
点数で言えば、87点ぐらいかな。


IRON MAIDEN - A Matter of Life and Death - Brighter Than a Thousand Suns ★★★ (2009-11-09 14:21:46)

アイアン・メイデンというバンドの底力とセンスを、この1曲だけでも十分に感じる事ができるハズである。
この曲は3曲目に登場するが、1曲の中にもドラマがあり、その前後の楽曲との流れにもドラマがあり、もう完璧である。
こういった楽曲を、ベテランである彼らが、あっさり発表できる才能には、限界がないのかもしれない。
僕は、彼らがHR/HMシーンの歴史上、No.1のバンドであると断言する。


ROYAL HUNT - Moving Target ★★ (2009-10-26 17:37:00)

北欧のバンドというと、突然変異のように名作を作ったかと思えば、突然音楽性を変えてファンを裏切るという行為も少なくない。
安定性という点では、なんとも不安定というのが、昔からの僕の印象ではある。
だからこそ、こういったバンドは貴重でもあるし、頼りがいがあるのである。
僕は「FEAR」までの作品は、どれも好きである。
作品にみなぎる緊張感と透明感は、他のバンドを圧倒している。
当時から、こういったサウンドのバンドは、いそうであまりいなかった。
現に、今似たようなバンドを探しても見つからない。
こういう奇をてらわないで、個性のあるバンドが、僕は好きである。
メロディック・デスやデスラッシュ系、エクストリームメタル系には80点ぐらいの作品は腐るほど存在する。
似たようなサウンドがやたら多い事に、そのジャンルが好きな自分でさえ気がつく。
ある意味、ごまかしが効く。
しかし、ロイヤル・ハントのようなサウンドで80~90点の作品を探すのは、困難極まりないのが現状である......。
そういった意味でも、この個性は凄く貴重である。


JOURNEY - Arrival ★★ (2009-10-15 17:28:00)

どの時代に彼らの作品を聞き始めたのかによって、評価というのは変わってくるとは思うけど、単純に何の先入観もなしで聴けば、爽快なアメリカン・ロック作品であると僕は思う。
楽曲の質としては、決して新人バンドには書けない円熟味があるし、アメリカン産業ロックが好きであれば、合格点はつけられる完成度であると思う。
やっぱりソングライティングに力のあるバンドらしく、楽曲にはちゃんとツボがある。
全盛期の楽曲と単純に比較すれば、それは正直物足りないけど、よくガンバっている方だと僕は思うけど.....妙なモダンさが無い点は、ファンなら評価できるハズ。


BREAKING BENJAMIN - Dear Agony ★★ (2009-10-11 07:43:00)

アメリカでは、安定した人気がある彼らの新作。
路線的には従来と全く変わらず、ファンに期待に答える充実の出来である。
楽曲の出来も良く、個人的は結構お気に入りである。
それにしても、楽曲の出来がいいね。
こういう適度にメロディアスで、適度にロックしているバンドが、今アメリカでは人気があるけど、楽曲志向のファンの方には一聴していただきたい作品である。
それにしても変わらないね、このバンド。そこがいいんだけど。


EUROPE - Out of This World ★★ (2009-10-05 17:54:00)

作品毎の毛色は違えど、デヴュー作から5枚目の作品までの楽曲は、実は1曲1曲を単体で聞いてもかなりのインパクトがあった。
例えばTVのBGMなんかで流れても、自然に耳に残るナンバーばかりであった。
ヨーロッパというバンドの最大の強みは、1曲1曲個々の楽曲の完成度の高さにあったと思う。
新作がもうすぐ発売されるが、もうこの頃のような楽曲のインパクトは無いであろう。
この作品、ポップでありアレンジはHR/HM的ではないが、ヨーロッパというバンドのソングライティング力を確かめるには、いい作品である。
印象深い、良い曲を単純に多く残している。
その実績は、もっと評価されるべきである。


MEGADETH - Endgame ★★ (2009-09-14 15:46:00)

今現在、勢いがあるどんなバンドのサウンドと比較しても、負ける気がしない格好良さである。
まさか、ここまでの作品を作ってくるとは、誰が予想できたであろうか。
これは、素直に凄い作品である。
また、聴き手をグイグイ引っ張り込む力に満ちた作品である。
これは、きっと他のアーティストからも高い評価を受けるであろう。
来たねメガデス.......頂点が完全に見えた.......。


BON JOVI - Crush ★★ (2009-09-08 14:27:00)

この作品に多少なりの違和感を感じているファンは、時代性という要素を意識的に取り入れた作風になってる所に原因があるように思う。
大物バンドでさえ、方向性を見失った90年代中期~の音楽シーンを経て、一体どこへ行けばいいのか.......ジョンは悩んだはずである。
その一つの答えが、時代性を取り入れるという事ではなかったのだろうか。
今時の人を起用し、制作されたアルバム。
1曲1曲は独立し、単体の楽曲の寄せ集め的な作品。
でも、よく考えてもらいたい。
開き直った最近の状態がいいのか、新たな道を探し続ける挑戦的な姿勢の方がいいのか...........。
僕は、この作品嫌いではない。
それは、ボン・ジョヴィらしさがそこに立派に存在するからである.....。
時代順に聞いていけばわかるが、彼らの作品の流れには突然変異は存在しない。
いつも、等身大なのである。
だから、僕は好きである。


PRAYING MANTIS - Sanctuary ★★ (2009-08-13 14:54:00)

結果的に、あらゆる事柄が良い意味で化学反応を起こしたのか、作品には一本筋が通っている。
また前作をあまり好きでなかった人にも、わかりやすい良さが復活している。
楽曲にはファンの期待する臭さが存在し、単なる回顧主義でないために新鮮さがそこに立派に存在する。
これは嬉しい誤算である。
単純に楽曲がいい。
ツボを押さえた曲作り.......なんかクセになる良さがある。
ベテランバンドの意地というか、やる気が見事に作品に集約されている。
これは、確かにいい。


CAIN'S OFFERING - Gather the Faithful ★★ (2009-08-09 06:05:00)

突出した楽曲はあまりないけど、だからといって出来は悪くないと思う。
これまであまり強く語られる事はなかったけど、実はコティペルトの声というか歌というかは、かなり魅力的であり、この声が作品の魅力をアップしているという事実を忘れてはならないと思う。
楽曲に個性は乏しいが、この手のファンの方には十分アピールできる完成度である。
僕の予想よりは、かなり良かった。
ヤニのやる気が伝わる、良盤である。


DAUGHTRY - Leave This Town ★★ (2009-07-31 16:49:00)

CDが売れなくなっているこの時代、前作はアメリカで大ヒットを記録した。
コンテンポラリー色が強く、良く出来た楽曲、まあ当然の結果であった気もする。
この新作も、楽曲は実によく練られている。
前作よりも元気がよく、ロック色を強くした作風、僕は新作の方が好きである。
1曲目に敢えてロック・チャートを意識した楽曲を持ってきたり、サウンドの質感を少し変えてみたり、この新作も全くスキは無い。
前作を気に入った人は勿論の事、アメリカン・ラウド・ロック好きな人も十分気に入る完成度である。
それにしても、安定感があるね。クリス恐るべしである


LILLIAN AXE - Psychoschizophrenia ★★ (2009-07-15 15:35:00)

彼らは再始動後、3枚のオリジナル作品を発表している。
再始動しながら、新作を全く出さないバンドよりはよっぽどマシではあるが、このアルバムまでの完成度と比較すると、聴き劣りしてしまうというのが正直な感想である。
しかも、その出来は段々と下降線をたどっている様な気がする。
ソングライティングにおける才能は、まだまだ健在だと思うから、何か釈然としない感覚が残ってしまうのである。
時流の要素を含みながら、この完成度は圧巻でもある。
2ndもいいし、3rdもいいけど、この4thも案外いいのである。


LILLIAN AXE ★★ (2009-07-13 14:31:00)

昔、「ポエティック・ジャスティス」を買って初めて聞いた時、感動したのを思い出した。
CDショップに何度も電話し、入荷したら是非取り置きしておいてくださいと念を押し、電話があったその日急いで買いに行ったことを思い出した。
あの頃の自分は、今にして思えば、何かにとりつかれていたのかと思うぐらい、音楽に熱中していた。
最新作を買って何度か聞いたけど、イマイチだった。
あの感動できたリリアン・アクスは、やっぱり4thまでだったのかもしれない。
あの昔の空気感は、ここには全く存在しなかった......。


FAIR WARNING - Aura ★★ (2009-07-07 21:36:00)

音楽的にはトミーが語っているように、2ndや3rdに近いと僕は思う。
それは、2ndの拡散性と3rdの落ち着いた作風の要素を多分に含むからである。
また、全体的に見れば、ガツンとくる定番的な楽曲が無いので、地味な印象には映る。
しかし、今回の新作の楽曲はバラツキが少なく、平均点を取れば、その値に近い楽曲が多いのが特徴かも知れない。
アレンジ等に、今までとは違う変化があるために、それを良しとしないファンには物足りなく感じるかも知れないけど、基本的には芯は全くブレてはいない。
いつもの、彼らそのものである。
個人的には、最後の2曲をもっと強力なナンバーにすれば、印象はかなり変わったと思う。
絶賛はしたくはないが、悲嘆する要素もないといった評価が僕の感想である。
でも⑥~の中盤は、かなりいい出来である。
86点かな。


QUEENSRYCHE - Operation: Mindcrime - The Mission ★★★ (2009-07-04 21:29:36)

アルバムを最初から聴いてくると、このあたりで僕は胸が苦しくなる。
しかも、いつ聞いても。何回聞いても.....毎回である。
恐ろしいまでの求心力がある、この作品の怒涛の展開力は驚異である。
今聞いてるけど、やっぱり胸が苦しい。


SAIDIAN - For Those Who Walk the Path Forlorn ★★ (2009-06-30 17:09:00)

このバンドが、今後の時代を切り開くとか、期待の新星であるとか、そういう表現は的ハズレでアレだけど、無視をするには何かもったいない良さがあったりする。
こういったポップでちょっと湿っぽいメロディがあって、良い意味でB級くささがあるバンドというのが、僕は好きである。
新作も発売されたけど、僕が一番好きなのがこれである。
音楽性はロイヤル・ハントに近くネイションのクサさも同時に併せ持つ。
こう表現すると、知らない人はオイオイ凄いバンドではないかと思うかも知れないけど、決してそれらのバンドを上回ってはいないので、あくまでB級レベルである。
でも、日本ではもっと人気があってもいい気はする......。
作風に変化は乏しく、似たような楽曲が多いが、そこが逆にマニアにはたまらないかも知れない.....。


IRON MAIDEN - A Matter of Life and Death ★★ (2009-06-25 19:32:00)

発売されて何年も経っているけど、未だに僕はこの作品をよく聴いている。
新作も出さずに、昔の遺産だけで適当に演奏し、特定の狭い狭いファンのためだけに活動しているバンドなんて、クソ喰らえである。
時代が細分化しようが、ジャンルが細分化しようが、アイアン・メイデンは、ジャンルを超えて、今でも基本になりうるバンドである。


PAPA ROACH - Metamorphosis ★★ (2009-06-20 15:02:00)

結論的に言えば、前々作と前作を足して2で割った作風に仕上がっている。
前々作でコンテポラリー色を前面に打ち出し、前作でアメリカン王道ロック路線を強めた結果が、この新作に見事につながっている。
楽曲は良い意味でキャッチーだし、バンドとしての勢いも感じる熱い作品である。
このバンドはファン層がかなり広く、どの層にもアピール出来る貴重なバンドでもある。
僕は3rdが一番好きだが、その次はこの作品になる。


WHITE LION - Return of the Pride ★★ (2009-06-06 17:36:00)

僕はまず、この作品をサンプル盤で視聴した。
でも、このサンプル盤とかプロモ盤というのは、実はくせもので正規品でなかったりすることもある。また、最終の音源でない場合もある。
僕の場合、知人からもらったものが多いが、それでも気にいれば音源はあっても、購入する場合がほとんどである。
ファンなら、内容がどうであれ、先ずは購入する。購入したのなら、批判的意見もあり、というのが僕のスタンスである。
この作品、僕は今でも定期的に聞いている。楽曲も平均的によくできている。
マイクには、やっぱりセンスがある。


STRATOVARIUS - Polaris ★★ (2009-05-28 13:20:00)

僕は、コティペルトのファンでもなく、トルキのファンでもなく、バンドのファンである。
今回の新作を褒めているからと言って、それは、トルキの事を否定しているわけではない。(恐らく、他の人も同じだと思う)
逆に言えば、トルキがいたからこそ、今STRATOVARIUSというバンドが存在しているわけで、それはトルキ抜きでは絶対に考えられない事でもある。
どちらが正しいとか、間違っているということではなく、僕の場合、トルキ抜きでよくぞここまで頑張ったなあという、楽曲よりもその過程の方を強く褒めていたりする。
どのバンドにも言える事だけど、できれば、オリジナルメンバーで頑張ってもらいたい............メンバーの脱退の話など、聞きたくはない。
だけど、それは不可能に近い。メンバーの仲が同等に良いというバンドなど、滅多に存在しない。大きなバンドになれば、さまざまな問題が起きてくるのが通常である。
今回の新作の楽曲が、これまで彼らがこれまで残してきた名曲と比較して、勝っているとは思えない。だけど、中心人物を失いながら、いろいろな問題を抱えながら、残ったメンバーで、ここまでらしい作品を作ったきた事は、単純にすごいと僕は思う。
(特に新作に流れる空気感が、決してネガティブでない点が良かった)
中心選手を失って駄目になったバンドは、腐るほど存在する。
トルキはトルキで頑張ってもらいたい。残ったメンバーは、残ったメンバーで頑張ればいい。お互いにとって、今回の事がプラスに働いて欲しい。大方のファンが、そう思っていると思いますよ。


OZZY OSBOURNE - No More Tears ★★ (2009-05-17 16:33:00)

オジーの場合、メンバーの入れ替わりはあるものの、それなりの作品を作ってくる所が何とも凄い。
この作品、ポップであり、楽曲はキャッチーなナンバーが多い。セールス的にも健闘した作品でもある。
バランスも良く、トータルの完成度は彼の作品のなかでも、上位に位置している。
安定感........オジーの作品には、ハズレが無い。


CATHEDRAL - The Garden of Unearthly Delights ★★ (2009-05-14 17:20:00)

彼らの作品のなかで、これが一番好きな作品ではないし、最高傑作とも呼びたくはないけど、らしさという点では全くブレてはいないですね。
HR初心者にいきなり、このバンドを勧めたりはできないけど、この存在感というかバンドの持つオーラは個性際立つし、一度は体験してもいいバンドである。
楽曲の出来も良く、彼らのなかでは聞きやすい作品なので、カテドラル入門盤としては、案外いいかもしれない。
僕は、たまにしか彼らの作品は聞かないけど、でも何故か定期的に聴いている気がする。


SKID ROW - 40 Seasons: The Best of Skid Row ★★ (2009-05-04 17:39:00)

どちらかと言わないまでも、この選曲には不満がある。
でも、⑩~の楽曲を聴くために、たまに引っぱり出す作品である。
僕がベストを持っているアーティストは案外少ないし、デモ音源等のブート物を持っているアーティストもそんなには多くない。
でも、スキッド・ロウは、何でも欲しいアーティストの一つであった。
3rdの楽曲は、時流に迎合はしているが、ライブで聴くとかなりカッコイイのである。
バズがいない作品、バズがいないライブに、僕は全く興味がない。
それは、バズがいたときのライブを見た人にしかわからないのかも知れない。
バズのライブにおける存在感は、一流である。
⑩~は、音源としても貴重かもしれない。


CHIMAIRA - The Infection ★★ (2009-05-04 16:31:00)

個人的な感覚で言えば、前作のアグレッションさが僕は好きだった。
怒涛の展開力と威圧感に圧倒された、力作だった。
この新作、出来そのものは悪くないし、らしさも健在である。
しかし、ミドルテンポのうねるナンバーが中心の為、そこにどうしても物足りなさを感じるのも事実である。
アメリカでは固定ファンも多く、安定した人気もあるが、前作にあった危機迫る緊迫感の後退は、やはり少しさみしい感じがする。
でも点数つければ、80点ぐらいは十分にある。


DARK LUNACY - The Diarist ★★ (2009-04-22 17:02:00)

僕は、ゴシック聞くと身構えてしまう癖がある。
HR/HMというジャンルの中でも、どちらかというと苦手な方に入ってしまう。
しかし、好きなバンドも数は少ないが存在する。
このバンドも多分にその要素を含んではいるけど、それらを無視してもメロディック・デスの一枚としては、この作品非常に出来がいい。
哀愁の旋律たっぷりで、かなり琴線を刺激してくる充実の内容である。
この手が苦手な人にも、十分理解できるドラマティックなサウンドは、一聴の価値はある。
これは、いい。メロデスが好きな人は、必聴である。


IRON MAIDEN ★★ (2009-04-19 09:33:00)

これだけ多くの歴史的な名曲、名作を残すHR/HMバンドはいない。
HR/HMの歴史上、NO.1のバンドである。
ブルースが復帰してからの、オリジナル3作品のレベルの高さが半端ではない。
活動を停止しない、新作を作り続ける姿勢、そして決して驕らない精神性、そのどれもがまぶしすぎる。
これがバンドの価値を、2倍にも3倍にもした要因である。
大作志向の楽曲を書かせたら、右に出るものはいない。
優れたソングライター集団という点も、マニアの心を惹きつける。
英国の誇りである。


HANOI ROCKS - Another Hostile Takeover ★★ (2009-04-06 17:28:00)

BURRN!のインタビュー内容は、強烈だった。
マイケルは人間的な部分で興味はあったが、やっぱり深かった......。
ハノイ・ロックスがここ日本において、どれだけ人気があったのかが、僕は感覚としてずっとつかめなかった。
個人的には、再始動後の作品の方が断然聴いている。
この作品も、結果として案外よく聴いている。楽曲も、ポップでありいい出来である。
お金のためだけの再始動、それもある意味仕方ない。
でも、そこはプロとして、割り切って活動して欲しい。
ファンの心理を逆手にとって、適当に演奏しているバンドが圧倒的に多い。
それを、マイケルはズバッと射抜いている。
実に彼らしい発言で、僕は再評価すべきバンドだと強く思った。
なんか、すごくもったいない.......感じがする。
やっぱり、人間性は重要である。


DOKKEN - Back for the Attack ★★ (2009-03-31 17:30:00)

もし、僕が今まで聞いたHR/HM作品の中で10枚を選ぶとすれば、この作品はその中に入ってくるかもしれない。
それは、この作品と似たような作品に全く出会っていない事に、起因する。
似たようなサウンド、似たような楽曲に巡り合えない........。
もう何度聞いたか分からないけど、今でも心が熱くなる作品である。
ドッケン、この作品までの彼らはやっぱり凄かった。


OZZY OSBOURNE - Blizzard of Ozz ★★ (2009-03-30 16:01:00)

そりゃね、やっぱり初期のオジーの作品はいいよ。
僕はこの作品、先輩から借りて後追いで聞いたけど、その時はあんまり実感として名作という感じはしなかった。
だけどその後、たくさんのアーティストの作品を聞き、改めてオジーの全作品を聞いた時、これはやっぱりすごい作品という事に気がついた。
ランディがいかに凄いかなんて今更語る気がしないけど、オジーの曲で10曲選ぶとすれば、この作品から一体何曲が選ばれるのだろうか。
90年代以降のオジーは認めないというファンも多いけど、僕はどの時代も好きである。
楽曲がいい。


YNGWIE MALMSTEEN - I Can't Wait ★★ (2009-03-28 14:45:00)

このCDの楽曲で特筆すべきものはあまりないけど、当時このCDを買ったインギーファンは意外に多かったのではないだろうか。
ファンとしては、ミニ・アルバムだろうが、一応チェックはしておきたい............例え、どんな音源だろうが.........。
アルバム未収録のたった1曲のためだけに、高価な輸入盤CDシングルを買い、例え内容が悪くても、それはファンとしては当たり前の行為だった気がする。
もし今の時代、このCDが発売されたとしても、ほとんど売れない気がする。
それは、アーティストに対する愛情の深さに比例するのである。
雑誌やネットで評価が高いから購入するというのも悪くはないが、ファンならどんな内容でも無条件で購入するという頑固なファンがもっといてもいい気がする。
あの作品は、評価が低いから見向きもしない..........では、悲しすぎるのではないか。
このCD、久々に聞いたけど、あの時代は近くて遠い気がする.......。


BLIND GUARDIAN - Tokyo Tales ★★ (2009-03-26 15:14:00)

彼らの良さは、この手のサウンドを信条とするバンドの追随を許さない所にある。
アルバムとアルバムのインターバルが長い所に不満は感じるものの、サウンドの芯には全くブレがないのが最大の良さである。
初期のナンバーで固められたこのライブなんて、僕にとっては感動極まりない。
90年代の初期~中期の彼らの人気は、ここ日本ですさまじいものがあった。
その熱気や勢いを、当時を知らないファンの方に、このライブを聞いて感じていただきたい。
熱いですよ。


JON BON JOVI - Destination Anywhere ★★ (2009-03-20 12:27:00)

中古店でよく見かけるけど、今改めて聞くとなかなかの作品だと僕は思います。
ただ、当時聞いた時は、時代背景の問題もあり、ボン・ジョヴィの今後がちょっと心配だという人が多かった気がする。
キャッチーなメロディーを期待すると少々肩透かしではあるが、楽曲にはツボがあり、やはりソングライターとしての実力の高さを証明する内容である。
若いファンよりも、彼らをオンタイムで見てきたファンの方にこそ、今聞いていただきたい作品である。
今こそ、評価される作品である。


BRING ME THE HORIZON - Suicide Season ★★ (2009-03-15 13:24:00)

前作は購入していないが、サウンドはかなり分厚くなったハズである。
HR/HMファンに、どの程度支持されるのか注目していたが、やはりこの手のジャンルのファンという枠内に留まっているようである。
若くて将来性もあるバンドというのが、最大の注目ポイントである。
この手とあえて言うけど、楽曲にはフックと押し引きがあり、ひとクセある所がいい。
コアがコアでなくなった今のシーンにおいては、表のど真ん中なのかもしれない。
80年代HR/HMサウンドのファンの自分ではあるけど、確かになんか魅力を感じるバンドである。
このジャンルのファンの方なら、必聴ですよ。


BON JOVI - One Wild Night: Live 1985-2001 ★★ (2009-03-13 16:00:00)

いつか、もっと質の高いライブ盤を出して欲しい。
購入してから随分経つが、そんなに聞いてないからCDは新品に近い。
そんなことより、僕はいろいろなアーティストのライブを観てるけど、その中でもボン・ジョヴィのライブは、印象に残るものが多い。
ヒット曲の多さは勿論、いい曲が多い事に、いつも改めて思い知らされる。
やっぱり生で一度は見る価値がある、アーティストである。
全盛期は過ぎたが、でもその存在感は未だに大きい。
最近の作品は落ち着いた物が多いけど、彼らはやっぱりHRバンドである。


DOKKEN - Beast From the East ★★ (2009-03-10 18:20:00)

再結成後の作品が、それ以前の全盛期と比較して、悪い意味でいかにケタが違うのかが、一発でわかるライブ盤である。
音質や選曲なんて関係ない。
聞いてるだけで、熱くなれる........これぞ、HR/HMの醍醐味である。
似たようなバンドを探しても、見つからない........ドッケンもその代表格である。
ライブ盤の中でも、よく聞いた作品である。
理屈抜きで、いい。


LAMB OF GOD - Wrath ★★ (2009-03-10 17:45:00)

音楽的な方向性はあまり変わっていないと思うけど、なんか質感というか感触としては、全く別のバンドという気がする。
コア路線まっしぐらで、サウンドから感じる威圧感は過去最高である。
アメリカでの人気はこの手では既にトップクラスであるが、新たなコアなファンの獲得にも成功しそうである。
迫力が凄い。
特に、アルバム前半から中盤への流れが、好きである。


THE ALMIGHTY - Crank ★★ (2009-03-09 16:17:00)

ありそうであまりない、バランス感覚で成り立つ作品である。
彼らの場合、作品毎に多少色が違うけど、客観的に言えば恐らく最高傑作であろう。
サウンドは今聞いても、あまり古さは感じない。モダン・ロックとしても成り立つような、作風である。
楽曲にはひとクセあり、この手が苦手な人でも、聞きやすい作品ではないだろうか。
僕は当時、結構好きなバンドだった。
でも、こういうアメリカンではないR&Rものは、イマイチ日本ではウケが弱いんだよなあ~。


IMPELLITTERI - Answer to the Master ★★ (2009-03-06 17:54:00)

一枚の作品としては、「スクリーミング~」の方が圧倒的に、完成度は高い。
しかし、楽曲を個別に見ていけば、あの名作の楽曲を上回る楽曲が多数収録されていたりするから、ファンなら侮れない作品である。
特に前半のテンションの高さは、圧巻である。
この作品もバラエティーには富んでいるが、芯はしっかりしているので、散漫さは全く感じさせない。
もしかしたら、新作もこういうバラエティーさだったら、良かったのかも知れない。
意外にコメント数が少ないが、僕は2番目に好きな作品である。
ある意味、この狭いフィールドこそが、彼らの最大の武器ではないのか......。


IMPELLITTERI - Wicked Maiden ★★ (2009-03-06 17:21:00)

クリスのインタビュー記事を読めば、このサウンドの鍵がわかるハズである。
ロブが復帰し、僕もかなり期待していたが、残念ながらあの「スクリーミング~」路線ではなかった。
クリスは、ある意味正直すぎる人である。
雰囲気的には、ファンの期待する昔のあの音楽性を軸に置きながら、音楽性は拡散化の傾向という最近の姿に、変更はない.........。
もし、あの「スクリーミング~」路線でいいんだと、完全に開き直っていたならば、名作が誕生した可能性は正直高い。
意欲作であるというのは、サウンドの躍動感に十分感じる事ができる。
だから、もったいない.........。
5分5分という良いとこどり.........という考え方は、結果的に煮え切らない作品になるという、典型的な例なのかも知れない。厳しい言い方だけど。
でも、ロブのVo.やクリスのギターは決して悪くはない。
恐らく変に意識しなければ、クリスの場合「スクリーミング~」路線の楽曲は、簡単に書けそうな気がするのは、僕だけだろうか.........。


MESHUGGAH - obZen ★★ (2009-03-02 16:50:00)

僕は、彼らの音源を3枚しか持っていないし、たまに聴く程度なんだけど、こんなサウンドだったっけ.......というのが、最初の感想だった。
いい意味で聴きやすくなったというか、整合感はかなり増した気がする。
この手が苦手という人にも、入門盤として案外いいかも知れない。
エクストリーム・メタルという言葉がよく使われるけど、この独特な世界観はやっぱりいい。
音楽は、幅広く聞いた方がいい。


CHIMAIRA - Resurrection ★★ (2009-02-19 18:15:00)

ここ数年の、アメリカン・ニューメタルど真中のサウンドだと思うが、これがなかなか良い。
このバンドは装飾が少なく、この手のサウンドの標準となると思うが、あくまで真面目なサウンドが妙に心地良かったりする。
客観的に見て彼らの作品の中でも、トップクラスの仕上がりである。
やる気というのは、一見だけでは見えにくいものだけど、実はアルバムの緊張感や威圧感に自然と現れるという好例の作品かも知れない。
新作がもうすぐだけど、楽しみである。


METAL CHURCH - This Present Wasteland ★★ (2009-02-15 16:22:00)

あの昔のMETAL CHURCHを期待すると、違和感を感じるかも知れないけど、単なる一枚の作品として向き合えば、全然悪くないというのが僕の感想である。
確かにVo.の声質と質感がブルース・ディッキンソンに似ているから、アイアン・メイデン的に聞こえる部分もある。でもアイアン・メイデンよりも、ブルースのソロ作品が好きな人の方にこそ、訴えかける要素が多い感じがする。
個人的には、男臭いサウンドを未だに演奏してくれている所が、なんか嬉しかった。
今このバンドのファンは少ないだろうけど、金銭的に余裕がある方は挑戦してもいいかも知れない。
うん、悪くはない。


MR. BIG - Bump Ahead ★★ (2009-02-10 22:08:00)

彼らの作品で、どれが一番好きかと問われれば、2ndと僕は答えるが、順番をつければ2nd、1st、3rdそして4thとなる。
スーパーユニットは長くは続かない......という嫌な言葉が、当時も浮かんでいたが、このメンツは客観的に言っても豪華なメンバーである。
楽曲もコア過ぎず、ポップ過ぎないという、玄人集団ならではのバランス感覚によって成り立っている楽曲が多い。
1st、2nd以外でお勧めは、やはりこの作品かなという気がする。
再結成は、すごく嬉しいが、早く新作が聞きたいというのが、本音である。
マジック・・・・・・・やっぱり、4人が揃うと華がある。


HOOBASTANK - For(n)ever ★★ (2009-02-08 17:55:00)

振り返れば、前作はとっつきにくい作品であった。
作風の大幅な変更に、キャッチーでない楽曲、繰り返し聴くことはなかった。
正直あまり期待はしていなかったが、この新作なかなか良いのである。
2ndに一番近いと思うが、勢いのあるキャッチーな楽曲に、らしさは完全に復活している。
楽曲そのものの出来も良く、かなり苦労の跡はうかがえる内容である。
セールス的に失敗した後の新作........順調にきたバンドの、真の実力が試されるのが、この瞬間である。
どういった、作品を作るのか.........。
実は、作風はあまり関係がないのである。肝心なのは、楽曲そのものなのである。
バンドの真剣さが、ストレートに伝わる熱い作品である。
少なくとも、1st、2ndが好きな人は、必聴である。
こういった良い意味での予想外は、実に気持ちいい......。


IMPELLITTERI ★★ (2009-02-06 18:59:00)

最近は予約してCDを購入するなんて、年間でも数枚しかない。でも、久々に予約した。
僕はまだ、新作からの音源は1曲も聞いてない。楽しみに、待っておこうと思う。
やっぱり、ロブでしょ。インペリテリは。
やってくれるでしょ。


PYRACANDA - Two Sides Of A Coin ★★ (2009-02-01 12:46:00)

もう、この手のファン以外の方には、全く知られていないバンドである。
古き良きB級スラッシュの香りが満載で、僕はこの作品結構気に入っていた。
メロディがそこそこあって、変則的な展開もありと、この手のファンならチェックしてもいいかもしれない。
それにしても、なつかしいね。


NICKELBACK - Dark Horse ★★ (2009-01-21 07:18:00)

基本的には、これまでの路線の延長線上にある作品である。マット・ランジを起用したのは、恐らく多少の変化を求めただけなので、軸は結果としても全くブレてはいない。
個人的にはサウンド・プロダクションの質感以外は、特に何にも変わっていない気がする。
音楽的方向性を全く変えずにこの安定感は、バンドがすでに大物バンドに成長した証しでもある。
比較的あっさりした感じがあるのも、多少の変化を求めた結果からくるものだと思うので、心配は全く無用である。
この安定感こそ、圧巻である。


BON JOVI - Slippery When Wet ★★ (2008-12-02 17:19:00)

当時も今も、BON JOVIみたいな音楽を演奏しているバンドは数多く存在するが、彼らと肩を並べるバンドに僕は未だに出会っていない。
彼らの良さは、数限りなくある。
このアルバムは、初動こそ鈍かったがシングル・ヒットとの相乗効果で、結果的にモンスター・ヒットを記録した。
ブルース・フェアバーンと言えば、僕はボン・ジョヴィの名前が先ず思い浮かぶ。
サウンド・プロダクションの良さとブルース・フェアバーンの印象が、個人的には強烈に残る作品である。
全体のバランスも良く、完成度も文句のつけようが無い。


EXTREME - Saudades De Rock ★★ (2008-11-28 14:29:00)

例えば2ndまでの路線である、②や③みたいな元気のいいナンバーが、もう2曲ぐらいあればファンの誰もが納得という感想になったのかもしれないけど、僕は結構良い出来だと思います。
ベストではなく新作で復活というスタイルも好感もてるし、作品自体の出来がここまで良いと、個人的には文句の言葉はありません。
非常にバランスも良く、オヤッと思うナンバーが無いのが充実度に表れています。
マジックここにあり、ですね。ドラマーとの相性もいいですね。