ドイツの正統派ヘヴィ・メタルバンドの5th。 PRIMAL FEARのアルバムはどれも質が高くて最高傑作を選ぶのは非常に悩むが、私的にはこのアルバムがベスト。 まずこれでもかと言わんばかりにvoのラルフのハイトーンが冴えわたる「Metal Is Forever」ではじまり、非常にドラマティックな「Visions Of Fate」「The Healer」、イントロがJPのPAINKILLERを匂わせる疾走曲「Sea Of Flames」、そしてアルバムのハイライトをかざる「Heart Of Brave」などアルバムを聴いててもダレルことなく非常にバラエティに富んだアルバムだと思う。 あと上で絶叫者ヨハネさんが仰る通り、ホントに彼らは心からヘヴィ・メタルを愛しているんだなとアルバムを聴いていてそう思いました。 それだけこのPRIMAL FEARが今の正統派バンドになくてはならない存在だと改めて認識しました。 ラルフ以外にもDrのランディのパワフルでタイトなドラム、Gのトム・ナウマンのプレイ(特に泣きのギターソロ)もお気に入りです。
2nd。 このアルバムによってVADERの人気があがりましたね。 ジャンル的にはデスというよりもスラッシュに近い感じがして、どことなくSLAYERの影響を受けているのがよくわかります。 BLACK TO THE BLIND以降のアルバムに比べるとこのアルバムはそこまで疾走はしていないけど、曲の完成度が高くこのころはかなり正統なデスメタルをやっています。 Silent Empire、Sothis、Reborn In Flamesはかなりかっこいい曲なのでオススメです。 あとプロダクションのせいか後のアルバムと比べると迫力がないかもしれないけど、ドラムの音作りやギターの音質はこのアルバムのほうが好きです。 特にDOCの安定したドラムはヤバイっすね.... それだけに惜しい人を亡くした感じがします。
8th。 自分はリアルタイムでこのアルバムは聴いていなかったんですが、なんかちょっと急いで作ったって感じの印象です。 実際この時点でマイクとイングヴェイがどのくらい不仲だったかはわからないんですけどアルバム全体のマイクのテンションが低い感じがしますね。 もちろんVengeanceとFire in the skyの疾走曲はみなさんがおっしゃる通りかっこいいです。 個人的には二曲目なんかけっこう好きなんですけどキーがマイクに合ってない感じがする。 イングヴェイのギターソロは前作よりもかなり「泣き」が増してる感じでいいんだけど、ヘッドフォンで聴くとなぜかリズムギターが左よりに....... だけどそこまで駄作って感じはないかな.....ただ前作の印象が強いと今作はちょっとインパクトに欠けるかも。 前作が好きなら今作も買って損はないです。 疾走曲2曲はもちろんThe Only Oneやインストも悪くないです。
2nd。 前作に引き続きVoはジェフ・スコット・ソートで今回はイングヴェイがバンドとして意識して作ったアルバム。 イングヴェイのギターもすばらしいし楽曲もいいんだけど....いかんせん音が悪い。 特に初期の三部作はあまり音が良くないので是非リマスターを願いたい! このアルバムは後のミュージシャンに影響を与えたことは確かだと思う。 I`ll See~はライブでも定番だし、I Am A Viking、Anguish And Againはオススメです☆ Voのジェフも歴代のボーカルでは少々印象が薄い?かもしれないけど、当時あの若さでの歌いっぷりはすごいです。
1st。 アルバムの大半がインストなのでこれが苦手な人はちょっとオススメできないかも。 このころの王者は割と控えめ?な感じで弾いてる印象でした。 とはいえ彼のクラシカルなフレーズはかっこいいよね。 Black Star、For Beyond The Sunは超有名曲だし、このころのイングヴェイのギタープレイは神がかり的な感じで当時は誰も真似できなかったと思う。 イングヴェイのギターを堪能したいならこれがオススメ!