8th。 とりあえず一足早く購入し、レビューします。 前作でおそらく落胆したEDGUYファンが多かったはずですが、今回はかなりの傑作だと思います。 やたら前作ではアメリカン色が強くこのままの路線でいくのか心配でしたが、今回の作品ではHELLFIRE CLUBのような正統な路線でありながらサビメロはジャーマン特有の明るいメロディが印象的でした。 曲のバラエティやメロディの質は今作でも健在。 さらに嬉しかったのが、ギターソロを盛り込んでいる曲が多くギターの二人が頑張っています。 オススメはEDGUYらしい典型的な疾走曲③THE PRIDE OF CREATIONや⑨SPEEDHOVEN、ヘヴィなミドルテンポの曲①MINISTRY OF SAINTSや⑥DRAGONFLYや⑧9-2-9、どことなく「DOWN TO THE DEVIL」と雰囲気が似てる⑤WAKE UP DREAMING BLACKなどバラエティに富んでいてけっこう飽きないアルバムだと思います。 前作ではあまり満足できなかった人でも今回の作品はかなり楽しめる内容だと思います☆
1st。 上の方々が仰っている通りIHSAHNがわずか10代の時に完成させた驚愕のアルバム。 2ndよりも邪悪でありそしてこのアルバムこそまさに純粋なBLACK METALともいえます。 このころはまだIHSAHNもクリーンボイスをほとんど使っていなく、まるで血管がブチ切れそうな叫び声をだしています。 また効果的にキーボードが使われているせいかアルバム全体がまるで冷気を帯びているような感じがします。 ドラマーはTrymではなく後に捕まってしまうFAUSTであまりプレイは安定してませんが、シンバルの使い方はTrymよりも好きですね。 冒頭の曲Into The Infinity~は9分もありますが決してダレることなくブラストの嵐が聞けます。 他にもI Am The Black Wizards、Inno A Satanaなどの超名曲もありオススメです。 音質は2nd同様あまり良くはありませんが、逆にこの音質がよりEMPERORの楽曲の良さを引き立てている感じがします。 このアルバムには2nd以降には感じられない狂気があり、そしてどのアルバムよりも邪悪さ、暴虐性は完全に上をいってます。 2ndが好きならこのアルバムも「買い」だと思います。
2nd。 以前からBLACKには興味を持っていたんですが、何から聴いていいかわからずまずはEMPERORの2ndが有名なので買ってみました。 とにかく印象的だったのが音質の悪さだったのですが、逆にこの悪さがBLACK特有の邪悪さをあらわしているなと思い次第に気にならなくなりました。 それにしても驚いたのがこのアルバムを聴いた瞬間鳥肌が立つくらい感動しました。 Ihsahnの威厳のある声、Samothのかきむしるようなギター、Trymの激速ブラスト、そして何より楽曲の世界観、整合性にはただただ圧巻されっぱなしでした。 冒頭のAlsvartr(The Oath)~Ye Entrancemperiumの流れは最強! 他にお気に入りの曲はThus Spake The Nightspirit、The Loss and Curse of Reverenceです。 EMPERORを聞くなら1stか2ndがオススメです。
ドイツの正統派ヘヴィ・メタルバンドの5th。 PRIMAL FEARのアルバムはどれも質が高くて最高傑作を選ぶのは非常に悩むが、私的にはこのアルバムがベスト。 まずこれでもかと言わんばかりにvoのラルフのハイトーンが冴えわたる「Metal Is Forever」ではじまり、非常にドラマティックな「Visions Of Fate」「The Healer」、イントロがJPのPAINKILLERを匂わせる疾走曲「Sea Of Flames」、そしてアルバムのハイライトをかざる「Heart Of Brave」などアルバムを聴いててもダレルことなく非常にバラエティに富んだアルバムだと思う。 あと上で絶叫者ヨハネさんが仰る通り、ホントに彼らは心からヘヴィ・メタルを愛しているんだなとアルバムを聴いていてそう思いました。 それだけこのPRIMAL FEARが今の正統派バンドになくてはならない存在だと改めて認識しました。 ラルフ以外にもDrのランディのパワフルでタイトなドラム、Gのトム・ナウマンのプレイ(特に泣きのギターソロ)もお気に入りです。