以前からよく話題にはなるバンドだったので、輸入盤のくせに(しかもコピー・コントロールCD)高いのを我慢して、ようやく購入しました(GUNからの再発版です)。Timoのソロ・アルバム『Hymn to Life』にシャロンがゲスト参加していたので、そこで声を知ったのもきっかけですが。 KING DIAMOND女性版。……じゃないですか?曲はあちらは暗黒様式美、こちらはシンフォニック歌物で、全く毛色の異なるものですが。 ハイトーンで様々な色を見せ、かつ一種おどろおどろしい怖さを発散するvo.のせいで、そう思えてなりません。買ってみて後悔はしないですね。 曲調に関しては、NIGHTWISHよりも、初期THEATRE OF TRAGEDYに似た感じを受けます。誰にでもウケる音ではないから日本盤が出ない、のかもしれません。 余談:四曲のボーナストラックについて。 元祖(?)の方とは二曲異なるようですが、「Restless」の別バージョンと「World of Make Believe」はどんな曲なのでしょうか? こちらの2nd『Mother Earth』以前の曲のライブ版は、vo.パートの半分近くを占める潰れたデス声が邪魔な印象ですが。
Dr.ワイリーStg.1とか白銀の堕天使(ちょっと鋼鉄の孤狼入り)とか DAWN OF THE Ys(という名のTHE EVIL THAT MAN DO)とか良いと思うんですがねぇ。 あれだ、ゲーム音楽だと割り切って聴けばいいんだ。 オリジナルだと「INTO NOISE OCEAN」(何をトチ狂ったかエロゲのサントラに 入っていたりする。こんなスローでノイジーな曲使ったのか?)とか「L.L.」とか……。
結構叩かれていたりしたようですが、これはツアーの名前が 「Dreamy Maple Crown」⇒当時「Detroit Metal City」が 流行っていたというネタから派生しているので、あまり深く 突っ込むのも野暮というもの。 そういえば、東京公演がX-JAPANの復活3Daysと重なったことも あったんだったかゆかりん。
頭サビで声の甘さが直撃する「あなただけに ~It's only my Love」「Baby's Breath」から始まり、 ゆかりんの声を活かした「interlude」を複数挟んでアルバムにメリハリをつけ、 切ないけれど可愛らしい「つぼみのままで」「さよならを おしえて」「うたかた」、 幻想的な「上海夜曲」「les larmes de la lune」、 元気でストレートな「Fortune of Love」 歩くようなテンポとカップルな女の子視点の歌詞がしっとりとくるラスト曲「Eternity」 ……と、褒める点に事欠かないアルバム。