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MANOWAR - Kings of Metal - The Warrior's Prayer ★★★ (2010-05-21 22:56:53)

敢えて☆三つ。語りと効果音しか入ってませんが。
ライブ版での観客コラージュも笑ったが、更に上を行かれた。
こういうのが入るのがスタジオ版のいいところ。
乗り物はバイクじゃなくて馬なのね。


MANOWAR - Kings of Metal - Sting of the Bumblebee ★★ (2010-05-21 22:37:40)

タイプはネタです。
だって「熊蜂の飛行」だよ?
ライブ版ではネタとしての驚きだったが、
こちらでは本気で格好良い。
熊蜂というより蜜蜂の針みたく耳にぐりぐりくる。


EPHEL DUATH - Through My Dog's Eyes ★★ (2010-05-21 22:12:00)

本当に、ここでレビューされている作品を出したのと同じバンドなのか?
(レビューを見る限り、他のCDを褒めてる面々にウケるとも思いにくいし)
EARACHE発の'10年作らしい。
ちゃんと歌うvo.、スローテンポ中心ながらヘンテコなリフと拍子、中期VOIVODとか
MESHUGGAHとかSPIRAL ARCHITECTを思い出させる……つまりは「明らかに変態!」では
ないのにトリッキーな刻みが面白い、「インテリゲンチャっぽいメタル」の音。
重めでちょっと潰れたリフの音質や、時々エフェクトを使ったりデスっぽくなったりする
vo.の音作りはいかにも現代のバンドながら、これはよろしい。
次を期待できるともちょっと思えないが、とりあえずよくやった、細かいことは何も知らないバンドだが。


MR. BIG - Superfantastic ★★ (2010-05-17 20:10:00)

言うべきことが全て言われている……
いや、他の二曲も十分に良いのです。でも③が定価分の全てを食ってしまっている。
この曲のソロがこれほど待ち遠しく聞こえるカヴァーって。
こんなもん録音するようなバンドの状態って、アンサンブルとしてどんなだったのだろう?
今となっては考える意味の無い疑問だろうが、少なからず気になる。


MR. BIG - Get Over It ★★ (2010-05-17 20:02:00)

聞き手の好みの差なのか、メンバーの趣味が出すぎたのか……
ブルース・ロックとして聴けてしまう故に、エリックの歌にすら軽さ(パワーが無いとか
下手とかいうわけではない)が感じられなくなり、結果楽しめるようになった、という印象。
リズム隊の二人がアレだからだろう、やたらと重さを感じる。
歌詞・アートワーク含めてかなり好きな一枚。
自分としては、1stのみに存在していたバンドのカラーが瞬間風速的に戻ってきたアルバムだと思う。
だって、もともとのバンド名の由来がTHE WHOなんでしょ?
今の時代にこの路線でずっと続けられたらちょっと反応に困るが、一枚作ってくれる限りには良作。
ついでに。
上の方で少し書かれている「作りこみ」の要素が入った御陰なのか、真性ブルースの
とっつきにくさは漂っていないように思う。ぎりぎり「HR」のレールに乗って、
ブルースっぽいロックをやった、そういう位置づけじゃないだろうか。
そう考えると、本当のブルース親父世代向けでも新世代向けでもなく、バンドが散る頃の時代に
マッチした徒花だったのかもしれない。


ETHS ★★ (2010-05-17 18:02:00)

やっと『Soma』ゲット。注文してから長かった……
普通に流通しているらしい2枚目の方が、↑より評判悪い理由が気になる。
とりあえず、フランス語でこの曲調ってのが良いですね。


NEVERMORE ★★ (2010-05-16 13:11:00)

あれっ
よく見たら1stアルバムの項目が無いではないか!
……折角買ったし、聴いたら書くとしよう。


BELPHEGOR - Walpurgis Rites - Hexenwahn ★★ (2010-05-15 20:52:00)

実質全8曲の新作。
Amazonでは何故か『Bondage Goat Zombie』のCD情報が書いてあって謎。
いくら今作②「Veneratio Diaboli」のタイトルが前々作(だったっけ?)①のコーラスだからってそりゃぁないぜ。
セッションDrはまた人が変わってます。(Nefastusって人)
プロデュース~ミックスはアンディ・クラッセン。
どうやらセカンドG.が入った模様。
『BGZ』はサドの著作がネタ元だったそうだが、今回は「Anti-life, Anti-god」という本?が
ネタ元だそうだ。
(ついでに、ブックレット裏表紙の絵がMORBID ANGELの作品(『Laibach remix』だったか
『C』か『B』か……黒地に金色で悪魔と人々が描かれてる)と同じ)
そのせいなのか、いきなり女が喘ぐインストが入ったり、いきなり尼僧が剥かれてたりといった
エロ要素は(こいつらなりに)控えめなイメージ。
替わりに、短調ぽいリフを多用し、音を重ねた、寂寞とか荘厳とかいった雰囲気が目立つ。
音作りと曲調の面で、『BZG』とは少々感触が異なる。
曲のスピードは相変わらずと言うべきか、部分的にブラストはするが、終始走る曲は少なめ。
それでも、曲順の工夫かメロの工夫か、スロー曲の展開に関して、飽きが来る要素が
格段に減った印象。
そういう意味で、確実にクオリティは上げてきていると思う。この辺りはさすがベテラン?


BLACK SABBATH - Mob Rules ★★ (2010-05-02 00:01:00)

リマスター版で聞いたからなのか、ロニーの歌がエコーがかってる(これは良い)代償なのか
奥に引っ込んでしまっているように感じられる。
それはさておき。
前作『H&H』と比べて評価が低い理由は、なんとなく理解できる。
問題は、中世っぽさ全開の(声色が)ロニーが要るのに、曲が元のサバスらしさを
取り戻してしまったことだろう。
終始抑えられたようなトーン(夜の凪いだ海みたいな)が続いた前作(「Wishnig Well」をはじめ、
あのアルバムに余計な曲など無いと思う)と比べると、今回は全体に泥臭く、エネルギッシュで、
煮えるように熱い部分までも含んだ起伏がある。
これはどれも本来のサバスらしさ……だと思うのだが、逆にそれはロニーを喰ってしまう
リスクを持つ力だとも思えてくる。
クレジットによると歌詞はロニー作だが、Drよりもむしろvoをオリジナルのアノ人に戻して
「南十字星」をやってくれたらなー、と考えてしまう。
声はキモチ悪いしハッパのイメージは強いが、煤けたオーラという意味では、やはり
オジーは独特のフロントマンだったのだろう。
『Headless Cross』にしろ『Heaven and Hell』にしろ、サバスという名の下で、かつ
本来のサバスの個性をぐるりと回転させてしまったからこそ、名盤足りえてしまったのだと
考えてもいいのかもしれない。
……皮肉な話だ。でも、そんな芸当が可能なアイオミ師匠は凄い。


DEADLOCK ★★ (2010-04-28 23:07:00)

WITHIN TEMPTATIONとIN FLAMESとKILLSWITCH ENGAGEのいいとこどり、という印象。
ニコで「鹿メタル」としてネタになっていた「The Brave~」が気に入って
ザビーネ(EDENBRIDGEが出てきてしまう名前だなぁ)正式加入以降の
二枚を一気買い。
こういう女の子vo.がほしかったんですよ~と。


NILE - Those Whom the Gods Detest ★★ (2010-04-28 21:23:00)

↑で、らくがきアニソンでよく見るお名前が並んでいるのが謎。
日本盤は、収録曲2つのインスト版を追加でした。
うーむ……
歌詞のカール本人解説が戻ってきた(ただし今回は対訳なし)のは嬉しいのですが、
肝腎の音が、聞き込まないとどうにもすっきりしすぎている。やってることは相変わらずなのに。
ニール・カーノンのプロデュースが効いてるのか?
トリオ編成(g,b,dr)になった影響もあるのか、重層的な音作りも三人でグルグル言ってたvo.の重なりも薄くなり、
ソロなどのgメロが聞こえやすくはなったものの全体に(圧迫という意味での)迫力不足な印象。
こいつらにクリーンvo.(絶叫みたいな「いやぁぁぁぁ」なの)は不要だし、いつもなら
ブルデス部分に溶け込んで聞こえる民族要素が少なくなっているのも妙な印象。
↑でUsherさん(長い)がコメントしている変化が、3rd『In Their~』以降追っている自分にとっては少々生温かったのでした。
暗黒ぶりでも拷問にも似た曲のややこしさでも、3rdが頂点だったのかもしれません。
つまり、それ以降のNILEに求めるべきものは、少々変わってきたという……
そういえば、歌詞も今回はそんなに残酷じゃないですね。
アラーの他に神はいまさず
から始まるアルバムだもんなぁ……(とはいえ、本人解説で見る限り、あらゆる侵略や
宗教的圧迫に対してFxxkと言える人のための歌として歌った、というような記述が
あったりします。Extreme Metalを聞く人は、大抵そうなんじゃない?とも。
このあたりは「The Blessed Dead」に近いかもしれない)
一線級ブルデスとして聞く分には十分に安定株であると思います。
今回はもしかすると、カールのペダンティズムをすっきりと形にしたアルバムなのかもしれない。
……歌詞解説をちゃんと読んで聴くと、面白みが格段に増します。英和辞典片手にどうぞ。


HOLE ★★ (2010-01-29 23:27:00)

むかーし昔、とあるフリーペーパーがMALYRIN MANSONだのFAT BOY SLIMだのと
一緒に宣伝してましたとさ。
……どういう繫がりだったんだ?時代の若者の売れ線?


THE DILLINGER ESCAPE PLAN ★★ (2010-01-29 23:23:00)

新作?のあまぞんレビューで、
NINE INCH NAILS、TOMAHAWK、APHEX TWIN、とくると、どうも購買意欲が湧かない。
歌詞もアレだしなぁ……
そしてこのバンドに近い話題でよく思うが、メタルとハードコアのファンを
一括りにするのは、良くも悪くも問題があると思う。
まぁ、MESHUGGAHだのAHTEISTだののタタキにこのバンドの名を出すRELAPSEが
悪いだけかもしれないが……


COCOBAT - Return of Grasshopper ★★ (2010-01-16 01:06:00)

1st『Cocobat Crunch』に比べて、ザキザキ鳴るリフにメロディが加えられ、
『I Vs. I』路線でもうちょっと激しいのが良い、という人には向くように思う。
メロディの分だけリフが少々陰鬱に聞こえ、それでもドライな質感をまだ保っているので、
聞く人によってはいい位置に置かれるアルバムか?
ギターの引きは、これはこれで味かと思う。g.リフが弱いわけではないので、完全にメタルの美学を求めない限りは問題なかろう。
だたし、「Grasshopper」は無愛想な「I vs I」といった趣で、メロが少し似てますが。


埼玉最終兵器 - Exceed3rd -jade Penetrate- Original Sound Track ★★ (2009-12-25 22:44:00)

何やら、登録されるCDごとに悪いことばっかり書かれていて可哀想なので、率先レビュー。
もともと「ハードな音を使って、時に有名なメタル曲のフレーズを混ぜたゲームBGM」に対して、
なんでそう変な期待をするかなぁ皆さん。
本題。
同人縦スクロール弾幕シューティング(らしい。東方が有名だからちょっと痛いかもしれない)のBGM集、全13曲にアレンジを2曲追加。
楽曲の傾向としては、いつもの埼玉。
ただ、往年のRPGのBGMのメロとSTGのBGMの雰囲気に、一応vo.曲っぽい展開を付加した音楽になっていて、
やたらヘヴィで高品質になったオマージュの色も濃い。
STGというジャンルがこの人の楽曲の傾向に合ったのか、適度な疾走感と浮遊感を持った
メロディの連続で、「メタル」に分類されていることを意識しないで聞けるリスナーには
美味しい作品になったように思える。
王道かつ哀愁系の1面、明るさと無駄なスピードの2面、ヘヴィ系(同作者の「Into the Noise Ocean」に近い)の3面、
冷たさ重視の4面、シリアスなSFシュー空戦場のイメージばりばり(ボスになると、
当然ハープシコードがメインメロ⇒雰囲気系疾走曲の連続)の5面と、
どこまで王道を狙いましたかという展開も素敵。
時たま「ツインビー」を思わせるメロ(5面道中とか)が出るのがミスマッチで面白い。各曲の出来を比較すると、どうも1面の曲が道中ボスともに豪華すぎるように思えなくもないが。
しかし、オフィシャルのキャラ紹介を見ても、イメージが合うのは主人公姉妹だけ。
1~2面の曲なんて、女の子が弾飛ばしあうゲームじゃなくてサイボーグ戦闘機とか
そういう世界にしか聞こえてくれない。
声優豪華みたいだけど……。


SLAYER ★★ (2009-12-20 19:01:00)

何だか最近は久しぶりにSLAYERを集め出しているが
……よく作られている非凡な曲なのは判るけど、「Angel of Death」に
大して魅力を感じない自分はいい加減おかしいんだろうか?と思ったり。
アルバムとしても、3曲目あたりで飽きが来て止めたくなるし。
音楽として凄いのと、リスナーに嵌るのとは別問題のファクターなんだなぁと
思うバンドのトップが現状SLAYER。
というわけで、よく聞いているのは疾走が気持ちよい『CI』と邪悪さ(だけ?)が際立つ『DiM』。


SLAYER - Diabolus in Musica - Perversions of Pain ★★ (2009-12-20 18:29:48)

緩急がついているせいか、それほど速くは感じられない。
けれど、実際には大した速さだと思う(SLAYERとしてはともかく)
最後の「Higher level of pain!」の早口連呼は忘れられない。


埼玉最終兵器 ★★ (2009-12-19 23:01:00)

Jill's Proj.と比べるとか可哀想なことはやめてあげましょうよ……
所詮個人製作の同人なんですから。
さて。
eXceed3rd-JADE PENETRATE-のサントラが、業者のミスで全く違うデータを書き込まれるというバグを起こしていたんだそうな。
……えぇ、自分で買ってびっくりしましたよ。
埼玉が全曲ラテンとかありえねぇ。やっぱりこの人は金太郎飴でなくちゃ。
公式で交換してくれるので、当たった悲しい人はメールしましょう。


RAGE ★★ (2009-12-05 21:03:00)

しかし、ヴィクターってあまりにもライナーとかで持ち上げられすぎじゃないだろうか……
隠し味的に数曲作らせるのはいいけれど(いつも収録曲数多いし)、ピーヴィーの
作曲が肝なバンドなんだから、そっちに依存してはまずいと思う。
初期作(『Black in Mind』以前)がリマスターされたようだから、
最近しか知らない人はそっちに手を出してほしいところ。
改めて聞くと「Supersonic Hydromatic」がロックマンのBGMみたいだ……。


筋肉少女帯 - エリーゼのために - 生きてあげようかな (2009-11-23 02:21:15)

まぁ 本気で死に掛かってる人間の精神状態って
そう単純でポップではないと思いはしますがね
とりあえず羽田の近くに住んでなくてよかったね
いや地球の為にはよくなかったのか


筋肉少女帯 - レティクル座妄想 - 香菜、頭をよくしてあげよう。 ★★ (2009-11-23 02:05:56)


解釈色々あるんですね そこで喧嘩するのもどうかと思いますが
……いいじゃん 和んでおこうよ そういう曲調なんだし
というか こういう(歌詞の)状況で和んでくらいおかないと
人生殺伐とし過ぎて生きてらんないと思う
サビの歌い方は切実ですね


筋肉少女帯 - レティクル座妄想 - ノゾミ・カナエ・タマエ ★★ (2009-11-23 01:48:02)

あれ 票少ないですね
三部作(要は歌詞違い)を全部揃えると凡曲に聞こえなくもないが、これ単体だとドラマティックで良いと思うのに
少年自殺(この歌詞では違うが)は20年くらい昔からあるテーマだし、世間は変わってないなーとも思いますね
相変わらずくだらない世界で


SHAKRA - Power Ride ★★ (2009-10-18 03:00:00)

言うべきことが既に言い尽くされている(笑
今のところ、このバンドにしては一番熱くて硬い一枚かもしれない。
vo.も今作ではPretty MaidsっぽさよりもFair Warningっぽさが強いために
過度に哀愁に寄らない曲が展開されていてよろしい。


SHAKRA ★★ (2009-10-18 02:55:00)

あれ、『Fall』からはvo.が変わったのか。
Pretty Maidsみたいな声で悪くはないが、以前のhard drivin'な威力が
減ってしまったなぁ……。
今聞くと『Power Ride』が一つの頂点だったように思う。
でも流通してないのが困り物。


SEX MACHINEGUNS - 45°↗ - チャーリーママ ★★ (2009-10-18 02:25:03)

渋めの声でANCHANGが歌うママチャリの歌。
跳ね気味のリフが楽しい。
『MADE IN USA』に入っていても違和感はなさそうな曲調。
サビ最後の「こっから駅まで三分半だぜー!」の高音が気持ちいい。
g.ソロはもろにANCHANGのノリ。
音作りにしろ勢いにしろ少々地味な印象はあるが、カラオケで
叫ぶと気分が良さそうだ。


SEX MACHINEGUNS - 45°↗ ★★ (2009-10-10 14:24:00)

矢印マークだタイトルに書けませんよ。
本当に新型METALLICA大好き~な内容になりましたね。
リーダートラック「ANACONDA」はどうということもない、速さより重さのリフワークが要。歌い方はもろに「JUNK FOOD」。
シングルの「プライド」(ミックス違い)は様式美SMの久々の曲ですが、それなら
シングル買えばいいだけだしな……。
イントロが美メロなバラード「CHE」もMETALLICA。
「DEATH GAME」は初期METALLICAっぽいが、ハイトーンvo.が何故か苦しそう。
普通のとか電動とかの自転車を歌った「チャーリーママ」が比較的ナイス。
ラムちゃん(トレイ大喜び?羊肉ちゃいまんがな)「TIGER BIKINI」も最近のMETALLICA。
全体的に、『LOAD』~『DEATH MAGNETIC』期のMETALLICAが合わない向きにはまずいアルバム。
前作『キャメロン』より方向性は統一されたが、この音で今のメタル、というのはどうなのだろう……。
「青春時代」もそうだが、世代が本当に体育会系ですねANCHANG。その歳のせいなのか、シャウトで楽しめる曲が
ほとんどないのが寂しい。本当に『~USA』で燃え尽きたか?


DIRTY SWEET - Myspaceで試聴 - Marionette ★★ (2009-10-03 16:47:18)

もろに西部劇を意識したPVのついた、ヘヴィでスローなブルーズロック。
バックに入るオルガン(?)ちっくなkeyも良いアクセント、
この時代にリアルタイムでこんな曲を発信とは大したもの、かもしれない。
唯一(?)のアルバム収録の曲より、未収録のこれや「You've been Warned」の方が良いのはどうなのか……


CONCERTO MOON - Rise from Ashes ★★ (2009-09-27 19:41:00)

CONCERTO MOONが帰ってきた、という印象。
別に近年の作にそう不満があったわけではないが、ポップな曲とヘヴィな曲の落差が
少々強かったように思う。
その点今回は、「Almighty Wings」などのように歌メロも追い易くなったし(上の
評価を見るとそうでもないようだが)、井上の骨太さを売りにしているような(これは
島の意向なのだろう)歌唱も、硬質すぎて単調になる寸前で、ちゃんと歌として機能している。
g.ソロの目立ち方が(島にしては)控えめな気もするが、そちらはソロ作を聞けという
ことなのだろう。
全体のバランスとして、今の編成で『Rain Forest』のような「バラエティとHR風味の融合」を
目指した結果がうまく出ているように思う。
楽曲そのものが大概コンパクトで、しつこくなりすぎていないのも良い(初期作での
長編曲も好きだが)。
……2ndからずっと追っているが、活動が順調でもないのに飽きのこないバンドだなぁ。


SEX MACHINEGUNS - 『マシンガンズの集い』ザ・ベスト ★★ (2009-09-23 14:04:00)

「さよなら。まぼろし。」と「みかんのうた(ライブ)」が入っているので、
これはこれで美味しいフルアルバムかと思う。選曲も、通常アルバムを買わない
前提で見るなら文句はない。
音質的にも他の曲との取り合わせの面でも疑問の残る2nd「~JAPAN」から、
「illusion city」「TEKKEN Ⅱ」「American Z」「ONIGUNSOW」がリマスターで入ってしまい、
様式美派にとってはあのアルバムの立ち位置が微妙になりましたが……。


MAHAVISHNU ORCHESTRA ★★ (2009-07-30 23:04:00)

『Birds of Fire』リマスター版を購入。
……「You got it!」とステレオグラムで書いてあるソロ・アルバムを
聞いた時からそうですが、凄いギタリストなことも作曲センスも非常に
ハイレベルなことも判るのだが。
埃っぽい楽器の音色といい、不協に感じられる和音がひたすら繋がる曲と
いい、聞いていてどのトラックでも例外なく気持ちが悪くなってくる。
ある意味、ここまでしっかりと「凄い音楽なのに生理的に消化器にくる
ストレスの塊」な音を作れるレベルに完成された能力が(リスナーの立場から)恨めしい。
TOOLとは別口の危険さがあるが、どちらも「感性が合わないリスナーには
ただの神経毒」というのは共通だったか。


PORCUPINE TREE ★★ (2009-07-23 21:38:00)

まぁ、影響を受けた、とかプロデュースした、とかの繋がりを追っても
そうそう当たらないのはいつものことで。
『The Sky Moves Sideways』購入しました。多分4th、『Signify』の前作。
一曲目の大作から、デジタルっぽいリズムに土着音楽ちっくはPrac.が乗り、
なんとも分類の難しそうな音楽。
『Rayforce』のオリジナルBGM(ZUNTATAの)が、今まで聞いた音楽では
一番近いかもしれない……。
当人は、このアルバム以降「プログレ」(特にP.フロイド)扱いされるように
なったことが随分気に食わないんだそうな(ライナーより)。
特に似てはいないように思うが。
更に以前はサイケデリック・ロックだったというが、ううむ。


毒殺テロリスト - 頭が悪くなるCD - ウルトラマ○ンコメドレー (2009-07-19 00:06:54)

演奏(歌以外)が加速しててかっこいいのが問題だ……


毒殺テロリスト - 不明 - 農村ヴィジュアル系 (2009-07-18 23:49:15)

村一番の働き者のビジュアル青年が農作をがんばる歌。
サビがDir en greyの脈の再現。無駄に上手い。
なんで男をバラして食う女の歌で「田植えだ 田植えだ
うなるぞトラクター」て歌ってんだアンタら……
笑いましたよ。下ネタ苦手ユーザにこんな曲を聞かせてくれるとは、芸人根性旺盛ですね。


SPIRAL ARCHITECT - A Sceptic's Universe ★★ (2009-07-08 19:19:00)

リフそれぞれは初期DREAM THEATER的だが、展開や歌メロは初期FATES WARNING似。
それで、曲展開の各部品がばらばらにならずに、歌もの楽曲としての形を保っているのが凄い。
プログレメタルを聞き易くするには、パーツそのものを分かり易くする必要はないのですよ、
と言われている気がする。
でも、こんな方向性で二枚目を出すのは大変だろうなぁ。


水樹奈々 - ULTIMATE DIAMOND - Dancing in the velvet moon ★★★ (2009-06-12 22:48:29)

そこまで音質が悪いとは思いませんが……
(まぁ、確かに音が割れかけてるとか、ミックスのバランスが
微妙とかは、気をつければ気がつきますが)
アルバム版はただ音量抑えただけにも聞こえるし。
こいつが「TRANSMIGRATION 2007」の対曲に聞こえたのは私だけ?


水樹奈々 ★★ (2009-06-07 23:59:00)

>一つ上
どうも今晩は。アニソンスレ住人です。とりあえずアルバムの項目作りました。
今回のシングルからの選曲は私は美味しいと思いますよ(「DISCOTHEQUE」は
好きだけれど、「MARIA & JOKER」や「Gimmick game」と被るので)。
トリクロは志倉っぽくて蛇足感があったので外れて正解な印象……。
ほわちゃんな路線のアルバムなら必須ですが、今更それをやってもねぇ。
「空時計」は奈々ちゃんぽいけれど、アルバムに入れたら浮くだろうし。


水樹奈々 - ULTIMATE DIAMOND ★★ (2009-06-07 23:51:00)

アルバムはまだ登録されていなかったので。
現時点での最新作、何故か発売日が微妙に延びたアルバム。ベストを除いて7th?
少々アダルティというのか、ホーン・セクションから始まる「MARIA & JOKER」
(ゆかりんの最新作もこうだったな)、陰陽座を意識したとしか思えない微疾走系
「悦楽カメリア」、可愛らしいとまではいかないが若干小娘ちっくな「PERFECT SMILE」、
と続きます。
全体に少々薄暗いトーンはありますが、これはこれで狙ったものなのでしょう。
曲調はダンサブルと言えそうな方向性を煮詰めた感覚。
ついでに、一枚通して聞いていて、それぞれの曲に適度にフックがあって飽きない印象。
EP『STARCAMP』でやられた「Dancing in the vilvet moon」がひっそりと埋もれています(笑
『HYBRID UNIVERSE』を今の感覚で作ったらこうなるかもしれません。
あぁでも、慣れない人にはやはり、冒頭でびっくりさせてくれるGAかAKを推したいなぁ。


水樹奈々 - HYBRID UNIVERSE ★★ (2009-06-07 23:40:00)

うーん、失恋(というより別れ話)バラードでサビメロが綺麗な「星空と月と花火の下」と、
最後に別れる瞬間を歌う「ひとつだけ誓えるなら」がよろしい。
……という意見は少ないようですね(笑
あんまりこういう歌詞は好きでないのですが。
少々ドラマチックに寄りすぎたというか、力の入りすぎたアルバムに感じられる部分も
あります。その故か、バラードやシャッフル調(というのかしら)の曲がいまいち色が
薄く、安定したアルバムかと言われると困ってしまう。

どうも、単曲を切り取って聴くのが良いアルバムに思えてしまいます。
目当ての派手曲が入っているならどうぞ。
そうでないなら、『GREAT ACTIVITY』と『ALIVE & KICKING』が先だと思う。


水樹奈々 - GREAT ACTIVITY ★★ (2009-06-07 23:28:00)

えらくヘヴィーなリフにエフェクトを掛けたvo.が乗って驚かせてくれる「Bring it on!」から始まります。
(このHPのらくがきのアニソンスレッドに書いたな)
歌がリスナーの心にいつでも残って、な歌詞は結構よくありますが、
「伝えたいことならいつでも ここに用意してあるから 迷った時はこの歌 心で叫んで」
って声優アイドル且つこの曲調でやるかしら(褒め言葉)。
続いて来るのはアコギっぽい刻みから、お馴染みのストリングスがんばる系の流れが被さる
ドラマチック曲「Orchestral Fantasia」。こういうラブソングはこの人の定番ですね。
「SEVEN」もそれに近いが、透明感を出した声でちょっと儚げな歌をやってくれます。
曲は何か和の音色を使った、スパロボや少し前のRPG系の音楽。
新書『龍の七部族』辺りをこういう曲バックに映像化してくれたらそりゃー燃える。
ここ数枚のカラーはこの路線ですが、敢えて特徴を挙げるなら……
なんだろう、ゲーム音楽っぽい音質や盛り上げ方をする楽曲が多いことだろうか?
シングルの寄せ集めとは違う色をしっかりアルバムが持つようになったこと、かもしれない?


水樹奈々 - ALIVE & KICKING ★★ (2009-06-07 23:10:00)

言いたいことは言われてしまった(笑
ハイパワー楽曲で押す『HYBRID~』よりは全体に爽やかな印象。
ロックともパンクとも言いにくいが、カラッとした風に吹かれる感覚が好きな
向きには今のところベストなアルバムかと。
売りとしては、ストリングスと重い音色のG.リフで押すドラマチックな
クリスマス・ソング「Tear's Night」があります。
この辺りのアルバムになると、どれから買っても(多少の印象の違いはあれど)
特に問題の無い作品になるとは思う。


水樹奈々 - DREAM SKIPPER ★★ (2009-06-07 23:07:00)

まだジャケットは明るい色調だが、今(2009)に続く「奈々ちゃん名義の曲」の色が
固まったのはこの3rdからだろう。
シングルのc/wでは(タイアップもあって)作風が揺れていたが、CD一枚での安定感が
出てきた印象もある。
『ALIVE & KICKING』に続く2枚目として買うと良いかと。


水樹奈々 - supersonic girl ★★ (2009-06-07 23:04:00)

ハイパワー楽曲(エタブレとか)ばかりを礼賛するのもまずいよなー、というわけで1st。
とはいえ、TRANSMIGRATIONの押しの強さがアクセントになって耳を引くのは事実か。
ポップがメインだがしっとりな曲が美味しいのは同感。
初めて聞く作品としては評価が分かれそうだが、だからといってスルーは勿体無い。
J-POPでいいですよ、というリスナーは是非これを。


水樹奈々 - MAGIC ATTRACTION ★★ (2009-06-07 23:01:00)

2ndアルバムのはず。
音質が見事にデジタルで、それが歴代最大の違和感を生んでいる感覚がある。
いかにも奥井雅美なPROTECTIONと可愛らしい(を狙ったと思いたい)Julietの同居など、
方向性模索中の雑食アルバムの印象が強い。
遊園地をモチーフにしたらしい構成など、それはそれで悪くないが、手始めに聞くには
少々不向きだと思う。


水樹奈々 - The Museum ★★ (2009-06-07 22:57:00)

「Justice to Believe」の正規アルバム収録、TRANSMIGRATIONのリミックス(私は
こちらの版の方が好き。より奥井雅美寄りのアレンジになったが、原曲クレジットから
想像するにこちらが本来の姿のはず)、新曲の存在、あたりが売りだろう。
(あとは一応付属DVDか)
ETERNAL BLAZEより残光のガイア、BRAVE PHENIXの方が上な私としても収録曲に
文句がなくはないが、シングル中心の構成はベストアルバムとして仕方がないし、
一つ上の意見に賛成。


水樹奈々 - Noel 〜la Neige〜 Depart Chisato×nana ★★ (2009-06-07 22:41:00)

これのリアル・タイマーが居たらびっくりですが。
『デパール』と読みます。
パイオニアの音声ギャルゲー『NOeL』シリーズの2作目のヒロイン名義でのミニ・アルバム。
タイトル通り、キャラと奈々さんのリバーシブル・ジャケットのような作りになっている。
しっとりした「Merry Xmas」の印象が強いが、「テルミドール」は今でも相当な人気が
あるそうな(後に購入特典でリミックス版配布があったとは……権利あったのに情報が
なくて逃したので惜しい)。
活動'98年ということは、この作品が実質デビュー・アルバムか。
そしてこれの元のゲーム収録時は本人も女子高生と。
……時が流れるのは早いですね。


KISSING THE MIRROR ★★ (2009-05-17 04:55:00)

有志がデス声入れてメロデス版を放流したりしてますね。
まだ成熟はしてないんだなぁ、東方アレンジってジャンルは。


IRON ATTACK! ★★ (2009-05-17 04:53:00)

屍忌蛇さんの弟子がやってるらしいのでOKかもしれませんが、
こういうバンドがこのHPのメインコーナーに入っていいのかな?
まぁ、「Sparking!」を大人しく聞けば普通にメタルなんですが……
ABSOLUTE AREAまでくるとメタルとは言いにくい(vo.の声がでなく曲の方が)し、
一応「非」に入れて、LIGHTNINGからリンクするとかした方が良いような。


ELVENKING - Two Tragedy Poets ...and a Caravan of Weird Figures ★★ (2009-03-14 21:41:00)

...and a Caravan of Weird Figures という副題つき。
現時点での最新作らしい。
『The Scythe』でメタル色を強めた反動か、アコースティック・アルバムとなっている。
だが、それでまったりフォークになるかというとそうでもなく、実質一曲目の、
四葉のクローバーを探す「Another Awful Hobs Tale」では気持ちよく疾走してくれるし、
「Heaven is a Place on Earth」(カヴァー?)ではエレキG.もしっかり味付けしている。
ついでに歌詞の方は、ダークに染まった大鎌に比べると、随分と牧歌的になっている。
ここまでくるとメタル・バンドの作品ではないが、そこに拘らないのなら良作。
こうして聴くと、「Moonchariot」のような『Wyrd』期のフィーリングを全く失っていない
印象が強くてありがたい。
「The Wanderer」「The Winter Wake」のアコースティック・バージョンも収録、
ヨーロッパ版の限定仕様では「My Little Moon」が追加収録。


ROCKET SCIENTISTS - Brutal Architecture ★★ (2009-03-14 20:30:00)

地味、というかジャケット通りの灰色の薄い霞がかかったような味気なさは否定できない。
が、タイトル曲や、ラスト3曲(ボーナス除く)連続する歌ものの浮遊感はイギリス系の
音として楽しめると思うが……(カリフォルニアの人でしたっけ、本人は)。
とはいえ、やはりインスト・バンドから始まったからか、サウンドメイキングを楽しめないと、
アルバム全体を通して聴くのは辛いかもしれない。
タイトル曲の歌詞に出てくるような、昔の小道具的な概念SF(数学者が作った異次元な家が
ネタ。原作は知りませんが……書いてくれよタイトル)にあるような人工的なのに湿った、
コンクリ建物ばっかりの区画の朝霧の匂いのような空気感は、後の作品では薄れてくる。


ROCKET SCIENTISTS - Revolution Road ★★ (2009-03-14 20:24:00)

前作『Oblivion~』と同様の相変わらずのジャケットな(褒め言葉)、2枚組の作品。4thか?
このバンドの「らしさ」は何にも変わっていません。
天文学者の名前シリーズや、本国アメリカのTVシリーズのカヴァーといったインスト曲も毎度の如く収録、
『Brutal~』の頃の無機質な浮遊感のある楽曲もしっかり収録。
全体では、より「ロック」した曲が増えた感触があり、気持ち良くノレるアルバムでもあります。
今回もタイトル曲が判り易くて良いので、とりあえずそこから聞くのをお勧め。
オルガンちっくな音色と、重いのにどこか甘やかなリフを使いこなすこの人、マニア向けに
しておくのはもったいな……いや、そんなものか。


ERIK NOLANDER - INTO THE SUNSET ★★ (2009-03-14 20:14:00)

何枚目なのか判らないが、LANA LANEとROCKET SCIENTISTSの頭脳、Ericのソロ作。
ゲストvo.にグレン・ヒューズを迎えた疾走曲(メロスピというよりRAINBOW「Kill the King」系列)「Rome is Burning」、
序曲「Fanfare for the Dragon Isle」に導かれる、LANAがvo.をとる「Fly」、
10分もある「On the Wings of Ghosts」、
ゆっくりと雰囲気のあるボーナス(日本だけだったりするのか?)「Archemy and Astronomy」、
が売り。というより、レギュラーサイズの曲は7曲で、他は小品。

しかしこのサイトだと人気がないんだな……


ROCKET SCIENTISTS - Oblivion Days ★★ (2009-03-14 20:03:00)

『Brutal Architecture』の次なので、バンドとしては3rd(のはず。1stが『Earthbound』)。
前作よりも、グランジ寄り?なダルな感覚を減らし、「Brutal Architecture」(イントロの1分くらいを除く)での
挑戦的な(ライト・プログレとでも言うのか?)アプローチと、「Mariner」での叙情性を強化したような作風。
LANA LANE『Red Plabet Bouleverd』との差別化が少々難しいが、タイトル曲や「Escape」での
大仰かつメロウな歌メロは良品だと思う。
ラナの方の日本版ライナーでよく書かれる「ハードロック」の音像を求めると少々つらいが、
かっちりと組まれつつ意外性のある曲構成は、幕間の多い舞台劇を見るような楽しみ方が
できるかもしれない。
Ericのソロ作での「Rome is Burning」のような疾走曲はないので、そういうのがお好みの向きは
そちら(『Into the Sunset』)を推奨。


ALI PROJECT - 桂冠詩人 ★★ (2009-03-12 21:42:00)

シングル・コレクション・プラスの第二弾。
「鬼帝の剣」の通常版が入っていない替わりに、そのオーケストラ風アレンジがあります。
……意外と誰も買ってないのか?


志方あきこ - RAKA ★★ (2009-02-21 23:17:00)

このHPにおけるHEELOWEENの如く、妙に賞賛されているので初購入。
歌唱力において多少劣るWITHIN TEMPTATIONが日本語詞でADIEMUSを演った、という印象。
まぁ珍しい音楽性ではあるのだろう。
可愛らしい声を使える分ゲーム音楽寄りで、トライバルなバックの音楽とのマッチングが
良い方向に相互作用しているとは思う。逆に、ひきつれたような、もしくは深みを狙った
ような声色の部分では、どうにもパワー不足を感じて仕方が無い。
プロジェクトXの「地上の星」に人気が出る国だし、凝った作りの癒し系歌手として売り出せば、
案外ふつーのJ-POPとして人気が出るのではないだろうか?
質は低くない、しかし。
もしタイアップものを超えた地位を望むなら、日本人離れしたハイパワーを身に着けるか、
ゲーム音楽ちっくな旋律のベタさの払拭か、どちらかを果たしてからの再登場を願う。


MESHUGGAH - Contradictions Collapse / None ★★ (2009-01-27 21:17:00)

歌声のインパクトを少し減らし、ちらっとだけFEAR FACTORYとNEVERMOREをふりかけ、
電子音とジャズの合間を行くG.ソロを挟んだ、螺子を巻きすぎた『Ride~』『And~』の
METALLICA。そういう印象です。
確かに、この音をベースにしてきたバンドがデスメタル扱いされたら困惑でしょうね。
所々に2nd『Destroy~』以降のMESHUGGAHの顔が覗きます、が……2ndでは相当過激になったんですねぇ。


ASRIEL - 悪夢奏でる涙の旋律 - 赫い涙の旋律は流れ ★★ (2008-11-09 04:18:19)

疾走メロスピ。隠し味のエレピが綺麗。
アルバム三曲目、正統なファンタジー戦記ものっぽい
前曲「黒の童話」の次に来るのが、この魔性のおねーちゃんの歌。
X以上にV系ぽいG.の鳴らし方は硬派なリスナーには少々辛いかも
知れないが、サビ後半の
♪黒い羽広げ 堕ちるだけ堕ちて 魔女になるのも悪くない
の風を切る感覚が素敵。
曲末に↑のサビをもう一回繰り返して欲しいのは
奇しくもDISSECTIONの「Soulreaper」につけたいと同じ苦情。


Asriel ★★ (2008-11-09 04:06:00)

初期二枚(『白い闇に沈む永遠の夜』『ガーネットの波紋に染まる空』)は
『回顧録 黒盤 REQUIEM』『回顧録 白盤 REINCARNET』として、曲順だけ
変えて再発されているようですよ。(『黒』に新曲2曲とか、「冷たい月」だけ
は別アルバムに収録とかありますが)
私は最近になってから、『月光蝶~』~『メルヴ~』の全部をまとめてメ●ン
の通販であっさり買えましたが。

RHAPSODYと少女病辺りを聞くと、こういう音楽(ファンタジー系嗜好のメロスピ)は
日本人の方が巧い、というか感性が合うのかと思ってしまいますね。
まぁ、どうも走り切れないメロのサビがあったり、枯れた音質と初期の歌詞の
感覚がもろにV系(オフィシャルで好きって書いてあるか……)なのはいまいち
つまらなくはありますが、もともとこんな黒い音楽性選ぶ面子がそうそう明るかったり
爽快だったりする世界観を描いてくれるとも思えないし、仕方がない。
たまにはもーちょっと冷涼なアルバムも作ってくれると良いのだが。


NEVERMORE - Enemies of Reality ★★ (2008-10-09 22:03:00)

やはり、今作の音は評判が悪いようですね……私は、「肉を詰めた袋でぶん殴られてるような音(でしたっけ?)」の今作の方が好きなのですが。
バンド自体は3rd『Dreaming Neon Black』から知っていましたが、入手は5(これ)、4、3、SANCTUARY2の順です。そういう聴き手の意見ということで。ブルータルな印象の他に、口ずさめる歌メロが増えたのも特長ではないでしょうか(「Seed Awakening」などでは私には無理ですが)。ギターの目立ち方といい、アルバムの流れといい、起伏が増えたために彩りが増した感があります。
そして最大の疑問。どうしてこんなに書き込みが少ないんでしょうか……私はスーパー内のCD店がしっかり試聴に入れていたのまで見たというのに……。サッチモリーさんの意見そのものの良作なのに。あーあ。
追記:A. Sneapリミックスを聴きました(公式HPでは、原版購入者は5ドルで買えたそうですが、海外決済とか英語とか面倒なのでアマゾンで3300円くらい)
マスターテープの影響か、バックングの篭った音感は残留。
上に乗るG.は全般にクリアな印象の音になっている。
印象としては、「普通の格好良いメタル」の音になった、といったところ。
原版にあった、灰色の濃霧に視界を奪われたまま終末予言を突きつけられるような
緊張感が消えてしまい、バンドの音楽の神秘性を台無しにした感覚。
これが悪いとは言わないけれど、流石にミスマッチでは?


EXODUS - Tempo of the Damned - Tempo of the Damned ★★ (2008-10-06 21:06:51)

スローに始まり、約30秒で爆走。で、1分くらいからリズミカル。
いつもの「スラッシュ賛美チューン」だが、ゼトロは掠れる寸前まで
吼えてるし、リフの音色は重いし、ソロは懐かしのH-Team印。
で、サビの最後を繰り返して終わる「Bow, bow, bow to the
Tempo of the Damned!」のシャウトまで完璧。
4:21は(ソロ後の刻みが)ちょっと長過ぎる気もするが、これで
ライヴが始まったら燃えるだろうなぁ…編成面でもう無理か。


EXODUS - Impact Is Imminent ★★ (2008-10-06 20:54:00)

硬い。でも米産ビールが似合う(とB!誌に書かれた)カラッとした音。
中盤(音も歌詞も)ヘヴィな曲もあり、決して疾走感一辺倒ではないのに爽快。
そういう意味では本当にツッタカツッタカな「Objection Overruled」(裁判官ネタ)、
スピード命な「Changing of the Guard」(ルーマニアの革命←史実?ネタ)もあり、
意外とバラエティに富んだアルバムかもしれない。
ちなみに、時たま中古で出ていたので私はさっくりと買えました(7年くらい前)。
初聴きは実は図書館という素敵さ。
ギャリンギャリン鳴るG.の音色とゼトロの爬虫類vo.、それに一巻き加わった捻くれリフ、
これが揃うという意味ではクランチ系の頂点の一つ、だと言っても問題ないような。


EXODUS - Fabulous Disaster ★★ (2008-10-06 20:46:00)

アルバム全体の雰囲気が暗い。G.の音は重いけど、ゼトロのVo.がいまいちキレてない。
走ってないし、かといって次作『Impact~』や一発屋な復活作『Tempo~』ほど
「小洒落たクランチ・リフ」をブチかましてくれるわけでもない。
……かなり中途半端な印象の3rd。
上では絶賛のタイトル曲も、次作の「Changing of the Guard」が似てるし上だと思う……。
うーむ、実は問題作では?


WATCHTOWER - Control and Resistance ★★ (2008-10-03 21:45:00)

「ユニゾン、変拍子、決め、の連続」というのは言い得てますが、この音の感触に
近いのは中期VOIVOD、初期寄りのSAVATAGE、そして何より2nd『The Spectre Within』と
3rd『Awaken the Guardian』の時期のFATES WARNING(←ジョン・アーチの歌メロの方が
聴き難い気がしますが)。
プログレ・スラッシュとでも言うのか、'85年作だそうなFATES WARNINGの2ndをもっと
メロディアス(『I&W』までのD.THEATERぽく)かつキャッチーにした作かと。
曲の長さにしても、WATCHTOWERの方がコンパクトだし……ソロ作の方を知りませんが、
このバンドそのものはそこまで変態音楽かな?
疾走感と耳を引く決めが続くので聴き易いです。


MESHUGGAH ★★ (2008-09-14 23:04:00)

『Caosphere』に『True Human Design』を足した「Reloaded」がUSで、
『Nothing』リミックス盤が国内で、月末発売だそうな。
どうもこういう売り方をされると買う気が失せるなぁ…
NEVERMOREの『Enemies of Reality』もそうだが。
追記:NEVERMOREの方はバンドの歴史の中でのアルバムの独自性を潰して
しまったような変化で、個人的には頂けなかった(5ドルで買う手法は
海外決済でしか無理な気がするし……)が、『Re-Nothing』(青)は良かった。
そうかこれが完成形か……って。オレンジ版はあれでデモ・レベルだと?

そういえば、何故かいきなりMORBID ANGEL(の特に『F』のvo.)でメタルに
入門した知人が、このバンドの最新作(『obZen』)を買ってきて、
「Dancers to a Discordant System」の妖しさが最高と言い出した。
今までゲーム音楽ばっかりだった人間がはまれる曲なのか?あれは。


TESTAMENT - The Formation of Damnation ★★ (2008-06-18 21:08:00)

細かいことは後で修正書き込みするとして……
1st、2nd、『First~』しか知らない身からすると、TESTAMENTというよりRAGE+METALLICAという印象。(出自で見ると当たり前か)
タイトルトラック④は微妙に「普通リフを弾くMESHUGGAH」という気がする部分もあったが。
とりあえず、ブランド名を忘れてヘヴィ・スラッシュの新作として聴くには十分な出来かと。
こういう声でもっとぶっ飛んだのが聴きたければDEW SCENTEDを買えばいい、とか……。
まぁ、おじさん達にブレーキ壊れた速度を期待するのはやめて、ヘヴィメタルの教科書になってもらう路線で楽しめるかと。
こうして考えると、もともと個性そのものが中途半端なバンドだったのかもしれない、とは思う。四天王には入れなかったバンドだし、仕方無いと言えば仕方無いのか。


LANA LANE - Love is an Illusion ★★ (2008-06-01 22:03:00)

こちらは98年版の方を。
奇しくも……というより狙ってなのでしょう、日本公演とそのライブ・アルバムである『LIVE in JAPAN』と同年のリリース。
ライナーでは「神秘的な空気を取り去って骨太に仕上げた」と書いてありますが、むしろこのリリース以降(つまり4th『Queen~』もしくはミニ『Echoes from the Garden』以降)の作品に通じる、key.が乗せる優雅さとリズム・セクションが組み立てる逞しさを同居させたタフなサウンドになった、という印象。
追加曲である「Into the Ether」「A Night in the Garden」は、確かに骨太なリフ基盤の曲ですが。構成として、この2曲の追加と「LIAA interlude」の追加、というこだわりは大したものかと。
ふんわりした音を求める向きには厳しいミックスかもしれませんが、『Queen~』以降のラナ好きにはオリジナル版より良いんじゃないでしょうか。
まぁ、ミニにオリジナルの「Through the Fire」を収録したり、最新作『Red Planet Boulevard』でLIAI(ところで、何故インスト曲の名が「LIAA」なのだろう?)のオリジナル版の話題が出たりと、エリク・ノーランダー本人もオリジナル版にこだわっている印象ですが。
しかし良いバンドだよなぁ……。


ANIMETAL LADY - Animetal Lady Marathon - ムーンライト伝説 ★★ (2008-05-22 22:39:51)

さすがにこの曲は英三ver.(ライブの)より似合うか。
ラストのリフがいまいち似合っていないが。
これはフル・バージョン作ってほしかった……2分しか無い
(英三氏談)だけにg.ソロ付けて4分半とか。


ANIMETAL LADY - Animetal Lady Marathon - ラムのラブソング ★★ (2008-05-22 22:33:11)

ロリっぽいというかエロっぽいというか、微妙な歌い方と
ギュルギュルいってるバックの取り合わせが面白い。
原曲がネタだけにこのネタっぷりは素敵。
繫がる先が(とりあえずは)まともにメタルっぽい
ムーンライト伝説だし。(更に先はインギーの
FAR BEYOND THE SUN)


ANIMETAL LADY - Animetal Lady Marathon - キューティーハニー ★★ (2008-05-22 22:30:00)

シングルで慣れていたために衝撃度は大して無かったが。
この無駄な熱さはメタルだと思ふ……vo.除いて。
(でも非HMなのはベル薔薇の方が上(下?)かと)


ANIMETAL LADY - Animetal Lady Marathon - 魔法使いサリー (2008-05-22 22:24:09)

シングルと同じくバックコーラスがヤンキーぽい。
これは個性なんだ。きっと。
……で、なんでg.ソロがトルコ行進曲(モーツァルトの
Pソナタの3楽章)なんですか……; 噴いたよ屍忌蛇さん。


ANIMETAL LADY - Animetal Lady Marathon ★★ (2008-05-22 21:22:00)

アニソンは男子向けの方がキレた曲が多いのでしょーか?
マイナーキーの曲が結構多いからなのか(元曲の時代性?)、パクりまくりのリフやイントロが
いまいち曲に馴染んでいないためなのか、聞いていてテンションが上がらないのが痛い。
シングルの段階(『アニメタルのベスト』に収録)ではかなりキレた音になっていたのに……。
せめて(本家の)「ジーグ」状態になっていたら、まだしも楽しめたかもしれない。
繋ぎに関しても、42分の中でせいぜい二回くらいしか切れのない本家に比べてブツ切りの
構成が多いので(曲毎に歴代三人のDr.が入れ替わるし)、いっそシングルズにした方が
平和だったような気がする。
頑張って聞き所を上げるとすると22~25か(アッコちゃん~ミンキーモモ~ラム~ムーンライト伝説)。
ベル薔薇は本家の方でフル・バージョン出しただけに、あちらで十分かと。
ついでに。なんでイントロがこんなSEみたいなのなんだ……血塗られたロマンスまでは
期待してなかったけどさー準備期間なかったのかこのアルバムには……。


ANIMETAL - Animetal Marathon Ⅱ - The 十本刀 (2008-05-17 14:11:33)

原作知りませんが……
このCDの3曲中では一番良いかも
「おで、最強」
な人が浮いてる以外はありかと(アニソンだし
曲タイトルの無いキャラは台詞だけ入ってますが
さすがに10曲作る気は無かったのかしら


ALI PROJECT - Grand Finale ★★ (2008-01-06 19:33:00)

全然絶賛ではありませんが。信者以外のレビューです。
『Romance』まで揃えた目で見ると、今回は「まぁいつものアリプロ・ストリングス」。
オリジナル曲は「Nocturnal」だけか?「恋せよ乙女」「オフェリア遺文」は中々良い。
しかし「人生美味礼賛」よりも「跪いて~」にした方が面白いだろうと思うのは偏見
だろうか?
アレンジとしては着実に腕を上げてきているようには思う。全体に柔らかめの歌い方も
雰囲気に合ってはいる。
ただ、打楽器(若しくはそれに替わるリズム音)に頼って激しさを演出しているユニット
であることを自ら暴露してしまったような印象は拭えない。また、個人的に改善要求事項
である「曲末の処理」(いつもぶった切ったような終わり方なので)も、特に直った訳では
ないようだ。
結局は、今までのストリングス・アレンジ作が好きなリスナーにはお勧め、信者がとりあえず
コレクションに加えるだけの質はある、新たなリスナーに勧めるのはクラシック系の楽器
の音が好きだが声がないと寂しいタイプに限定、といったところか。
蛇足だが、この帯とタイトルで新作を出して、これでユニットが解散しなかったら激しく
興が冷めるなぁ。


ANIMETAL LADY - ANIMETAL LADY MARATHON II ★★ (2007-11-25 02:00:00)

良いアルバムではあると思う。ネタとして。
格好良いのか激しいのか脱力していいのか、さっぱり判らないが。繋ぎも無理やり
どころかシームありまくりだし。
最高のクオリティを誇る同人CDとして聴くなら問題は無い。筈。
2曲目(実質上の冒頭)のリフがI.MAIDENだし。
誰か詳しい人が、ANIMETALの元ネタのデータベースを作ってくれないだろうか。
「どろろんえん魔くん」や「ジャングル黒べえ」の怪しいリフが気になる……。
イントロはMASAKI作曲だそうだが、頑張り過ぎの域。
ドスの効いたコーラスがほとんど無いのが文句の付け所。
関係無いが、「ぼくはブンブー」「シンドバットの冒険」とかやってくれないだろうか。


ELVENKING - The Scythe ★★ (2007-11-25 01:05:00)

血塗られた大鎌伝説 という正気とは思えない邦題が付記された4thアルバム。
帯にはメタル分50%増量と書いてあるが、確かに硬い音作りになった感はある。
ダマゴラスの歌が時たま音程が怪しいのは相変わらずだが、流石にというかパワー感が
増しているので、3rd『Winter~』よりは安心して聴ける。
民謡メロもノリも別に消えているわけではない(「Moonchariot」のようなノリを
期待すると少々厳しいが、前作とは大差が無い。むしろミドル・テンポの曲の歌
メロが練られてきた様子)ので、とりあえず安心して良いかと。
コンセプト・アルバムらしく、各曲の冒頭に短い語りが入る。
前作ではなかなかにホラーな題材を扱っていたが、その要素が濃厚になり、前編に
敷衍したと思えば良いかと思う。こういう暗さはメタルの重要な要素なことだし、
これはこれで個性かと。なんとなくブラック・メタルと共通した印象を受けるが、
このバンドはイタリア出身なんだよなぁ……
ちなみに、欧州版はボートラが違うらしく、ブックレットのアートワークはそちらに
合わせたものになっている。どうせならイラストまで差し替えてほしいところだが、
あまり望んでは権利問題になるだろうか。


MESHUGGAH - Nothing ★★ (2007-11-23 02:58:00)

このバンドがおかしいのはいつものことなので。
アートワークが綺麗ですねぇ。始めから買うことは決めていたのですが、ジャケ買いの色彩まで加わってしまいました。ただ、歌詞が書いてない(日本盤だと、ライナーがある付属ブックレットに刷られている)のは、難と言えば難。
重い。遅い。複雑。
3rd『Chaosphere』の曲では「Neurotica」「The Exquisite Machinery of Torture」に近いでしょうか。
楽器をやっているから巧ければ聴く、という人以外にどう薦めていいのか、とうとう分からない作品を作ってしまいました。あーあ。

それにしても、ライナーの中で、曲名はおろか曲の長さまでも間違って書かれているのはどうなのか。対訳が見事に間違っている場合(多いですよね)と同じく、こうした付属の文が価格に計上されているなら、是非とも返してもらいたいものです。

追記:青(『Re-Nothing』とdiskには書いてある)買いました。
大分音が変わりました。ゾリゾリとした、もう見事に巨大な機械の印象。
vo.にもザラザラとしたエフェクトがかかり、MESHUGGAH史上最も無機的になったアルバム、
というべきか。
テンポが遅くなった(体感では「Stengah」からして顕著)効果もあり、リフの切れ目一発一発が
殺傷力のあるボディブローに変化。
これは重いメタルを好む人にも薦められる出来になりましたね。「有機的・内省的」な
原版(オレンジの)と、機械的・叙述的な青版。両方を聴く価値だって生まれた、と思う。
それから、オフィシャルで歌詞が載ったのも有難い。


BLIND GUARDIAN ★★ (2007-10-26 19:19:00)

最近聴きなおして、実はつくづく美旋律なバンドだったか、と認識。『Somewhere~』の
頃の曲はリフリフリフでいまいち歌メロに魅力が無い、と思っていたのだが。
上で話題のリマスターは金が無いので無視(というかわざわざ一万近くかけて
買う程には前の版が悪くないと思うので)


LANA LANE - Echoes from the Garden ★★ (2007-09-14 02:06:00)

ミニアルバム『Echoes』シリーズ第一弾。
目玉は牧歌的な「Leaving Stardust」、ハモンドだかのイントロとソロを追加・少々中身も
いじった「Evolution Revolution」の完全版。
他はリミックスで、後に再発版のアルバムに反映されることになる変化や、少々プログレ・
ロック寄りにアレンジした、既発曲の改造試作品です。


ICED EARTH - Something Wicked This Way Comes ★★ (2007-09-14 02:04:00)

色々言い尽くされてしまいました(笑)
『Grolious~』(この声では怖くないぞ)、『Night~』(スピードよりもじわじわ効く方が
こいつららしい気がする)がいまいちヒットしなかった後に、タイトル(誰の小説だったか)を
覚えていたこのアルバムを買ってヒット。
ダークなスラッシュってこういうものですかね。


LANA LANE - Echos from the Ocean ★★ (2007-09-14 01:55:00)

ミニアルバム『Echoes』シリーズ第二弾(現在までに二枚しか出ていませんが)。
タイトル通り、4thアルバム『Queen of the Ocean』からのアウトテイクやリミックスで
構成されています。
が。侮るなかれ、「Rhapsody」はヘヴィなHR曲、倍近い長さになり歌詞も追加された
「Frankenstein Unbound」の完全版、の2曲は中古で回収して聴く価値は十分にあります。
他のリミックスは、『Curious Goods 2002ver.』の前身なので、アルバムを買って
しまえばどうということはなし。


LANA LANE - Curious Goods ★★ (2007-09-14 01:41:00)

これだけが抜けているとは……ファンとして書き込み。
1st『Love~』と同じくマーキー・ベル・アンティークから発売され、後に再録され、AVALONレーベルから
発売された2ndアルバム。私の所持は再発(2002)ver.。
「エッシャーの階段」「天使のシンフォニー」といった有名曲の他、しっとりとした
「Brahms' Lullaby」「Satyr's Moon」「Voices」など名曲満載で、バランスとしては、
ベスト発売まで(1st~4th)の中で最高かと。
女声メタル好きは、HRになったなったと言って喚くセイソク氏に騙されずに、これも聴いてみるべきでしょう。
もっとも、ERIC NORLANDER名義やROCKET SCIENTISTSでの音に近い、ある種プログレ寄りという
特色が強いアルバムでもあるので、柔らかな感触を望まないリスナーにとっては心地よくないかも
しれませんが。


影山ヒロノブ - Hironobu Kageyama 20th Anniversary Eternity - イカスミダ、タコスミダ ★★ (2007-09-01 11:45:24)

どうぶつQ(むしまるQとかのシリーズ)の曲ですね。「はてなのはね」
もこの人だったような。
迷曲が多いシリーズなので他の曲もどうぞ。


DEEP PURPLE - Fireball - Fireball ★★ (2007-08-31 19:48:01)

あれエアコンだったのか……重機かと思ってたのですよ
ポップでメロディアス。何がかというと、歌メロが。
HR/HMの世界では、歌謡曲的な魅力が時に減退する(だからといって
J-POPで満足できるほどヤワな耳じゃ……おっと)ものだと思うが、
この曲は一緒に歌える(喉がついていくかは別問題)。
「Ma~!gic woman wrecked on my soul」って部分をエンディング
に入る前にもう一度やってほしかったなぁ……


DEEP PURPLE - Burn - Burn ★★ (2007-08-31 19:23:55)

人生変えられたのは事実(ただしブラスバンドのメドレーで←上に2人
居たのが嬉しい)。
ついでに、今聴いてもやはり楽しめるのも事実。
やはり、あのイントロ(リフ・パターン+ドラムの入り)が初心者向け
の秘密だろうか。
売れたから名曲なのか、パクったものをここまで作ったから名曲と
勘違いされているのか、といった議論を呼ぶ曲でもあるらしいが……
発売当時ならともかく、十数年経ってから耳にして実際に大きく影響
を受けてみると、そういう議論が屁理屈に思えるのも、やはり事実。


B'Z ★★ (2007-08-31 17:12:00)

さて、今聴いてもいまいち良さが判らないが……
ところで、このグループ(いくらレスポールの特製モデル持ちでもアイドルにしか
思えないという……)のファンの年齢層はどれくらいなのだろう?
純粋に疑問。


AMORPHIS - Eclipse ★★ (2007-08-30 10:50:00)

普通の歌ものヘヴィロック。このサイトの新譜感想コーナーにそんな書き込みがあったように
思うが、私としてはその通りだと思う。
確かに北欧系(というか、凍土とツンドラの国)風味の薄暗さはあるし、②「House of Sleep」
のソロ部で披露されるようなピアノやフルートも良い味を出してはいる。
が。
AMORPHISにSENTENSEDは求めていない(歌詞の色合いはともかく、歌の慟哭っぷりはあちらの
方が上だし)。ついでに言えば、NHKの北国紹介番組のサントラを期待しているわけでもない
のだ、少なくとも私は。
ついでに⑥「Perkele」の系統はOPETHで間に合っている、というかM.オッカーフェルトの冥土
っぷりの方が痺れる。
というわけで、質は高いけれど、メタルとしての私の趣向からするとどうにも煮え切らない
アルバムなのでした。せめて歌メロと曲展開にもう少し捻りが効いていればな……。


KAMELOT - Ghost Opera ★★ (2007-08-30 10:14:00)

お前等「メロスピ」バンドだったよな?少なくとも三作前(『Karma』のこと)までは。
と、初聴で少し困った作品。ここまで来ると、柔らかい声がクラシックちっくな楽器の上で
重なったゴシック・メタルと呼んでも問題が無いかもしれない。

別にそれはいいのだが、
弦楽器(Vlnとかの方)っぽい刻みやバックのメロに、スカイギターとまではいかないものの
澄んだ高音系のg.を重ねる手法が、どうも未熟に感じられる(下手なg.じゃないんだから、
いっそバンドの音だけで表現できないのか?)
だとか、
カーンの歌がしんみりしている分、いまいち突き抜けて聴こえてこない。替わりにジェイムズ・
ラブリエみたいに囁かれても嬉しくないぞ(おいしいところを女声に取られてるし)
だとか、細かい部分で不満がいくつかある。⑨「Silence of the Darkness」みたいな、以前
の路線を明確に見せる曲が前半にもっと入っていれば印象も違ったろうか?(タイトル・トラック
は一応それらしいが)

この路線でこれからも進むつもりなら、THERION『Vovin』とか中期SENTENCEDのようなセンス
があった方が望ましいかもしれない。もともと美メロ(どういうのを形容するかはひとまず置く)
を売りにするバンドがダークやヘヴィに染まるのは、持ち味を殺しかねない賭けだと思うので。
意外と現状はナイフ・エッジですよ?トーマスさん。


KAMELOT - Epica - Center of the Universe ★★ (2007-08-30 09:59:01)

「メロスピ」も良いなぁと思った曲。
多分、あの物柔らかなサビの歌メロと、結構頻繁にリズム(というか
定拍の)チェンジしている(と思われる)全体の展開のせいだろう。
チェック項目が謎な組み合わせな気もする。自分のせいですが。


OPETH ★★ (2007-08-24 01:54:00)

↑ARCH ENEMYやPAIN OF SALVATIONみたいな変身はしないでほしい……
ところで、関連付けでPORCUPINE TREEが無いのも変な話では。私は権限ないですが。グフ。


ANIMETAL - アニメタル・サマー - アパッチ野球軍 ★★ (2007-08-20 16:52:45)

「COMPLETE LAST LIVE」でもこのままやっております。
イントロは名電に聞こえるが……「Aces High」?


ANIMETAL - Complete Last Live ★★ (2007-08-20 16:43:00)

いや「俺達が作ったアニメソング」か?ジーグとか……(笑)まぁいいや。
曲目は『マラソン』『マラソンⅡ』に、サマーとセンチを少々加えた構成。
『マラソンⅢ』『マラソンⅣ』は出ていなかったのか気になるところ。
フルで演奏している(と思う。2番以降の歌詞が怪しいが、ブックレットに記載はある)曲は
「ゲッター」「テッカマン」「コンバトラー」「キャシャーン」「岸和田」「999」
「マジンガー(掛け合いは『Re-birth Heroes』ほど鬱陶しくない)」「ジーグ(ソロが
「Death Alley Driver~Burn」)」「ゴレンジャー(途中にMCあり)」「勇気の証」
「デビルマン」「ガッチャマン」。
gソロがばりばり入るのが聞きものか。


ANIMETAL ★★ (2007-08-20 16:36:00)

>10
それは致し方がないのでは……元ネタが判る上に、いまだにこの辺りの曲を
聴く人間となると、どうしても……
で、その秋葉原で最近、マラソンⅡをやたら中古で見かけた。それだけ人気が
あったのか、たまたまなのか。


VOW WOW - Legacy ★★ (2007-08-18 21:58:00)

それなりに格安でした。音楽性の面で、これ以上集める気にはならないので、お得感はある。
音としては、歌→ロック→HR、と進んできたジャンルとしてのHRに属するもの、という印象。
日本という特徴は感じられない(歌詞も英語だし。バッキングコーラスだけはドメスティック
ぽい場面があって少しだけ醒める)ということは、その分「アメリカ産(原産かはともかく)
のHRバンドのどれか」と同系列、ということでもあると思う。そのあたり(中期RAINBOWとか)
の時代のロックの色々の中から好きなものを聴いておく、という選択肢の一つでしかない、と
いう可能性は強いのではなかろうか。
勿論、下山時代のSABER TIGERに通じるような泣きのある曲もあり、高めの音で鳴くg.や、
しっかりアピールしてくるkeyといった特色があることまで踏まえてではあるのだが。
同時代的な思い入れと、時たま(しかしNIGHT RANGERやRATTあたりでは不可能だったレベル
なのだろうか?詳しくないとレビューしづらい)出てくる叙情的なメロ(もしかしたら歌い
上げる歌謡曲風、なのかもしれない)にかなりな重きを置くわけではない身としては、この
くらいのインパクトだった。
……主流な音楽性にしろ市場の状況にしろ、今は80年代ではないからなぁ。


EDENBRIDGE - Aphelion ★★ (2007-08-16 13:30:00)

女性voのメロスピ。
妙に明るくなっていないので、そういう風情が欲しい向きには物足りないだろう。
スピードに拘るより、①や⑥(曲名は上参照)のような曲でファンタジックに冷涼に攻めるのが
このバンドの王道かと。


THUNDERHEAD - Behind the Eight-Ball ★★ (2007-08-16 13:25:00)

4th『Killing~』の汗臭さに比べると、まだしも爽やか、というか勢い一発のロックンロール。
(とか言うとThe BeatlesとかOASISとかG'N'Rとかモトリーの信者が五月蝿そうだが)
しかし、タイトル曲の歌メロは、拍子のせいか存外乗りにくい。意外と芸が細かい、のか?


THUNDERHEAD - Killing With Style ★★ (2007-08-16 13:21:00)

上で まんだむ さんが全て語っているので、票追加のみで。
「まともに歌メロのあるMOTORHEAD」という認識で良い作だと思う。
②「8-Bald」は歌というより喋り。
日本版ボートラ「Payback Time」はスピード感や暑苦しさの点で本編より多少劣る。前作あたりのアウトテイクだろうか?


GERARD ★★ (2007-08-15 15:48:00)

『Infinity』と『Irony of Fate』について書こうかと思ったが、余裕がないので
次回。
今の時代にプログレと呼ぶのは語弊がありそうだが、曲が長め(インスト重視)で
歌メロはキャッチーなkeyロック、と言っておけば問題はないかと。
つまるところ、ROCKET SCIENTISTSに似たテイストを感じる。英詩と日本詩は、
voの交代によって変わるようだ。


陰陽座 ★★ (2007-08-10 00:47:00)

ベスト版として、妖怪の名を関した曲だけを集める、民話系・人物系のストーリー
曲を集める、といった編集してくれたりしないかな……求めているものが狭い、と
言われればその通りだが、和風の怖さ一辺倒の味わい方がしたい。
『百鬼繚乱』『煌神羅刹』しか、そういう聴き方が出来るCDが無いし、シングル
cwに妖怪ものが押しやられている現状では金を回しきれないので。
「舞首」「飛頭蛮」「塗り壁」「輪入道」「悪路王」なんて並べられたら楽しいと
思うのだが。


陰陽座 - 臥龍點睛 - 蛟龍の巫女 ★★★ (2007-08-10 00:30:59)

「陰陽師」以来のメロスピ。さすがに←は恥ずかしい曲だったが、
今回はいわゆるゲーム風で見事にまとめたと思う。この手の曲で
飽きがこないのはたいしたもの。サビメロの伸び具合が思い切っ
てて良いし。
黒猫のパワーはここまで、というものでもあるが、邦人女性だし
仕方あるまい。不足はないし。
ただ、次は無いだろうなぁ……まぁ、音楽なんてそんなものか。


S.O.D.(STORMTROOPERS OF DEATH) - Speak English or Die ★★ (2007-08-10 00:18:00)

上の評価はどれも正解だと思う。
ただし、BRUT TRUTHの1stのように熱く暴れる印象よりも、何処か気分が憂鬱になる印象が強い。
SEX PISTOLSやGRENN DAYでもそうなので、もしかしたら、このアルバムこそが「ハードコアなパンク」なのかもしれない。


NEVERMORE - Enemies of Reality - Enemies of Reality ★★★ (2007-08-09 01:27:55)

文句無い。ヘヴィってこういうことだ。
ギターがメロディアスで弾きまくるっていうのも、こういうことだ。
スピード感があってイーヴルで。モダン・スラッシュというジャンル
の規範になることを希望。