Into the Fire The Mule Black Night Rat But Blue Bloodsucker Strange Kind of Woman Living Wreck Super Trooper Never Before Maybe I'm a Leo Mary Long Anyone's Daughter Smooth Dancer No One Came
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Flight of the Rat Lazy Fools No, No, No Our Lady Smoke on the Water Hard Loving Man Highway Star Fireball Child in Time Pictures of Home Place in Line Space Truckin'
-------------------- 厳密に1枚が70分台に収まるかどうかは計算していません。 Demon's Eye,Woman from Tokyoが抜けるという選曲ですが, Mk. 2をほぼ完全シャッフルしてみました。
30秒程度の赤ちゃんの泣き声のイントロに続く 「Weight」をメインテーマとしたコンセプト アルバムのようだ。 事実「The view from here is frightining...」と いうフレーズで幕を開けたアルバムは,同じフレーズを 疑問系にして幕を閉じる。 人生を航海に喩えるというより,個人の漠然とした 人生の見通しを航法に喩えるという姿勢に思える。
g.とvo.だけで構築しきる『Power Windows』辺りの RUSHの遺伝子の進化系だろうか。 方向性そのものに不満を抱くリスナーはあるだろうが, 一つの頂点であることに異議が出ることは少ないように 思う。耳と心に優しいProg.Metal。 「Stigmata」の構築美,「To The Ones Who Have Failed」 の歌心は見事。
メタル有名フレーズの折込はかなり少ない(明確な ものはブックレット内の曲タイトルに書いてある)が、 Fast as a Shark(ひゅーま)のリフやイカロスの リフがちゃんと曲に組み込まれていて素敵。 がっちゃめんにイカロスが合体というのはネタ的にも 良いし。 (●マゾンのレビューではひゅーまについて「交互に フレーズをくっつけただけ」なんて書いてあったり したけれど、元祖のシャイダーとかを知らないのかな? もしくはリフの骨格だけでも曲の性格を表せることを 聞き取らないタイプのリスナーなのか)
結構叩かれていたりしたようですが、これはツアーの名前が 「Dreamy Maple Crown」⇒当時「Detroit Metal City」が 流行っていたというネタから派生しているので、あまり深く 突っ込むのも野暮というもの。 そういえば、東京公演がX-JAPANの復活3Daysと重なったことも あったんだったかゆかりん。
頭サビで声の甘さが直撃する「あなただけに ~It's only my Love」「Baby's Breath」から始まり、 ゆかりんの声を活かした「interlude」を複数挟んでアルバムにメリハリをつけ、 切ないけれど可愛らしい「つぼみのままで」「さよならを おしえて」「うたかた」、 幻想的な「上海夜曲」「les larmes de la lune」、 元気でストレートな「Fortune of Love」 歩くようなテンポとカップルな女の子視点の歌詞がしっとりとくるラスト曲「Eternity」 ……と、褒める点に事欠かないアルバム。
まずはアルバムの詳細について。 外版デジパックだと、アタマに「What she means to me」が追加されます。 そして、「No way」と「Road salt」が伸張バージョンだそうです。 自分はこっちを中古で入手。 今般出た日本版だと、アタマのボートラは同じですが、ラストに「Tip toe two」が付くそうです。 裏ジャケのクレジットでは、伸張バージョン曲はない模様。
さて、肝心なのかどうかは読む人任せな、内容の紹介。 私としては、『Be』『Scarsick』の「エフェクト・SEでの構成路線」から、「ヘヴィかつ 人肌の温もりを持つ悲痛な歌もの作品」に回帰してくれて、ようやく真面目にバンド作を 作る気を取り戻したかダニエル……といった感じの評価。 ただし、音は確かに、ガレージバンド風味。もしくはその昔のパブ・バンドだろうか? ブックレットの中が、キャンプに来ている夫婦のような写真で構成されているので、 その中にあるキャンプファイヤーで奏されている音楽なのかもしれない。 とはいえ、弦楽器の響きを聴くと、アコースティックかつ埃の空気感のある屋外演奏ではなく、 スタジオで真面目に作ったんだろうなー、と思う感触もある。 変な例えだが、OPETHでいうところの『Damnation』のような作品かもしれない。 ALICE IN CHAINSとか、FREAK KITCHENとかが好きな人が半分洒落で買ってあげると 良い感じなんじゃないかと思うが……どうなんだろう? 歌詞も、どうやら「これまでの人生で常に刻んできた、個人間関係での軋轢」を綴ったような、 中期(『PE1』『RL』)路線に戻ってきたようで、いつもの日常感&暗さで一安心。
SIEGES EVEN(『Paramount』『Playgrouds(ライブ)』の後で再解散したとか)の再結成6th 『The Art of Navigating by the Stars』で加入したvo.とg.による新バンドのアルバム…らしい。 例えるなら4th『Falling~』直前のDREAM THEATERが,変な色気やテクニカル志向を出さずに 静謐なプログレ・メタルをやったらこうなっていただろう作品。 FATES WARNINGの薄明な色でもないし,QUEENSRYCHE系の思索色でもない,不思議な独自色のある雰囲気が良い。 曲そのものも「そういう王道プログレ・メタル」だが,このカラーは『Test for Echo』あたりの RUSHを継いでいるのだろうか。 ジャケットの周辺部が黒いバージョンは,「Rain is the Most Beautiful Color」を 追加収録しているので,どうせ買うならそちらを。
久しぶりにIowaを聞いてみたが、やはり②以外は飽きてくる。 このバンドの場合「The Blister Exists」や「Pulse of the Maggots」のよな パーカッシブな曲に良さを感じるが、2nd収録曲はどうにも「重さ」に 「だけ」拘った出来になっている印象が強い。 ……あとはあれか、タイトルトラックの歌詞が非常につまんない……
スタジオ版「Sign of the Hammer」初体験。 ……なるほど、これはライヴ版(WheelsかStageかは忘れた)が懐かしくなるなぁ。 なんだろう、ああいう熱気はやはり特別なものなのか、音質問題なのか。 スタジオ版Guyanaのラスト、ぶちっ!と曲が切れるんですね。ちょっと違和感。 あれか、事件に沿ってみんな死んじゃったってことか?
とうとう小池(key)まで抜けてしまったか…… 四人編成での新作、初回はDVD付(見てないが)。 今回は(なんとなくだが)各楽器の音の輪郭が、それなりにはっきり聞こえるように思える。 インストの①「The Earth Dies Screaming」からイントロ長めの②タイトル・トラックに 繋がる中では、欧州バンドのような音の作りに驚く。 とはいえ、早弾きが入れば、それはいつもの島の音。 (②のサビメロが「Almighty Wings」に似ているように聞こえるが。この辺りは ワンマン・バンドとしての弊害?) 日本語詞になったこと、メロディアスなソロをしっかり聴かせてくれることから (このバンドに求めるものとしての)懐かしさを覚える展開はあれど、やはり 井上の重い声が入ると、いつもの最近のこのバンド。 それでも⑥「Dance with the Ghosts」は本気で懐かしい曲調。カムバック尾崎!とも思うが……。 というより、ああいう甘めハイトーンの使い手で声量のあるvoどっかに落ちてないのか? 印象としては、原点回帰まではできていないのものの、日本のバンドらしいメロを 取り戻した『Life on the Wire』か。 確かにこの音では小池は不要かもしれない……。 買ったばかりの時期だと贔屓目が入りやすいので困るが、歌メロはなかなかにキャッチー (尾崎時代くらいの比率での日本語詞の導入は吉と出た。③「Lost in the Dark」など)だし、 過去曲の再現はともなく小池不在の痛さは感じられないし、島の作るリフが好きで井上の 歌い方に抵抗がないリスナーには良作かと思う。