中古屋ではよく束になっていますね。その割に高いけど。 速い曲は「To the Victor the Spoils」「God of the Forsaken」だけですが、あのモコモコしたGの音で速くされると何を弾いているのかわからなくなるので、むしろこの位のバランスで良いのかもしれません。 ただ、ピートのDrはクリアに響いているので、この点は大きく評価できます。 全体に遅い分、瘴気めいた雰囲気がアルバム全体に漂い、聴いてきて気持ち悪くなってきました。善からぬ呪(まじな)いをかけられているような気分になれます。 ……これでいいのか。M.ANGELの作品だし。 始めの2トラックの間、延々と続く蛙の声(なのかよ本当に)だけでも、それは実感できるかと。 歌詞やメンバー・ショットに異教(クトゥルフ?)な雰囲気が出ているのも、神秘的で良いですね。露骨な悪魔崇拝をするより、彼等に似合うと思います。