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夢想家・Iさんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 101-200
CAN

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夢想家・Iさんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 101-200

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BATTLE BEAST - Bringer of pain - - Lost in Wars(feat. Tomi Joutsen) ★★★ (2017-09-08 22:39:15)

これまでの彼等にはあまり見られなかったゴシカルなナンバー、
一際ヘヴィなリフが、デモニッシュなムードを醸し出しています。
本曲にはAMORPHISのヴォーカリスト、トミ・ヨーツセンがゲスト参加しており、ノーラとの耽美なデュエットを聴かせていますが、その効果は絶大で、彼のディープな歌声によって退廃的な色彩がより濃厚に感じられます。


BATTLE BEAST - Bringer of pain - - Familiar Hell ★★★ (2017-09-07 22:37:22)

BATTLE BEASTは以前からキャッチーな曲を幾つも書いて来ましたが、この曲は更に一段上のレベルに突き抜けた感じがあります。
サビなんて普通にポップスとしても通用しそうな程メロディアスでありながらも、けっして甘くなり過ぎないのは、芯の強いノーラの歌唱と、その脇を固めるACCEPTばりに硬質なグルーヴの賜物。

間違い無く、本作のハイライト・チューンの一つと云えるでしょう。


BATTLE BEAST - Bringer of pain - - Beyond the Burning Skies ★★★ (2017-09-06 22:36:25)

ノーラの歌唱のソフトで女性的な側面に焦点が当てられた楽曲、
特に、曲中盤における艶やかな歌声は非常にセクシーで魅力的。
ピアノを用いたエレガントなアレンジもGood!


BATTLE BEAST - Bringer of pain - - King for a Day ★★★ (2017-09-05 22:10:36)

ノーラの力強い歌声が映えるミッド・テンポ・チューン、
メロディアスで聴き応え十分、KeyもサウンドのスケールUPに貢献しています。


BATTLE BEAST - Bringer of pain - - Bringer of Pain ★★ (2017-09-04 21:49:35)

アグレッシヴですが、彼等にしては珍しく勢い任せで突っ走る感じで、歌メロもフックに乏しい印象。
弾きまくりのギター・ソロは中々カッコいいです。


BATTLE BEAST - Bringer of pain - - Straight to the Heart ★★★ (2017-09-02 23:31:31)

アルバムの幕開けに相応しいアップ・テンポ・ナンバー、
拳を突き上げたくなる様なアツい曲調に思わずガッツ・ポーズ!
相変わらず楽曲をコンパクトにまとめるのが巧いです。
ストロングでありながら、キャッチーさと独特の清涼感を併せ持つサウンドは、もはやこのバンドのトレード・マークとして定着したスタイルでしょう。


BATTLE BEAST - Bringer of pain ★★★ (2017-09-01 22:36:32)

'17年発表の4thアルバムです。
バンド・ロゴを一新し、アートワークをこれまで用いていたライオン・ヘッドの獣人から、ウォー・ペイントを施したノーラ・ロウヒモに替えて来た所に、バンドの新体制に対する意気込みが感じられます。
重大なメンバー・チェンジがあった後の作品という事で、楽曲のクォリティーが保たれているか、どのような方向性を選択するか、という点に興味がありました。
アルバムを聴いてみての感想は、↑の方々がおっしゃっているコメントとかぶるので恐縮ですが、まず、楽曲のクォリティーに関してはこれまでと全く遜色無し!方向性については、1stのようなストロングなパワー・メタル路線に回帰するのか、それとも3rdで見せたメロディックなアプローチを強化していくのか、個人的にはどちらでも良かったんですが、結果的には3rd路線を継承~発展させた感じで、 ノーラ・ロウヒモのパワフルかつ柔軟な歌い回しを軸に据えたメロディック・メタルは従来以上にワールド・ワイド級のスケールとメジャー感を備えたものになっています。
Keyのアレンジは前作までよりも明らかに多彩かつ効果的になり、サウンド面の振り幅を拡げるような新たな試みも盛り込まれており、現在のバンド内の状況が良好なのがうかがえる充実した内容になっています。

ファンの不安を払しょくし、更なる信頼を得るには十分過ぎる一枚と云えるでしょう。


ももいろクローバーZ - シングル 『BLAST!』 - 境界のペンデュラム ★★ (2017-08-27 23:51:42)

シンフォニック・メタル風のアレンジが施された、シリアスなムードを持った曲、
ぐっとハードになった "D'の純情" という感じです。
ただ、ありがちと云えばありがちな曲調だし、ももクロの明るい歌声にもイマイチ合っていない感じ。
中途半端なメタルっぽさが個人的に印象を下げてしまいましたね。
そこそこカッコいいし、悪くは無いです。


ももいろクローバーZ - シングル 『BLAST!』 - 何時だって挑戦者 ★★★ (2017-08-26 23:55:33)

NYヤンキース田中将大投手の2017年度入場曲、
いかにもマー君が好みそうなキャッチーでポジティヴな響きを持ったメロディー・ラインに、ハード・ロック的なギターを組み合わせたギター・ポップ、これまでのマー君曲よりもハードになった印象を受けます。


ももいろクローバーZ - シングル 『BLAST!』 - BLAST! ★★★ (2017-08-20 00:06:51)

”Chai Maxx” あたりから培われて来た、ももクロ流闘魂注入曲の最新進化版「これぞ、ももクロの新必殺技!」といった感じ。
メンバー全員が個性を発揮していますが、特に玉井詩織のラップ・パートがカッコよくて強く印象に残ります。
肉厚で迫力あるバッキングもGood!
作詞/作曲/編曲はinvisible manners、情報量の多い歌詞と突き抜けるサビの高揚感はさすが名曲 "マホロバケーション" を送り出したコンポーザーといった所、ももクロとの相性もバッチリですね。

一流アスリートが多数出演したMVも非常にカッコいいですが、メンバーよりも何故か卓球コーチ役の織田信成氏の方がインパクト食い気味なのはご愛嬌(笑)


ももいろクローバーZ - シングル 『BLAST!』 - Survival of the Fittest -interlude- (2017-08-20 00:04:31)

タイトルが示すとおり、次の "BLAST!" の序曲、
試合前の緊張感を描写した百田夏菜子のモノローグが引き締まった雰囲気を醸し出しています。


ももいろクローバーZ - シングル 『BLAST!』 - Yum-Yum! ★★★ (2017-08-16 00:35:00)

ピアノと手拍子だけのシンプルなアレンジで聴かせるゴスペル調の楽曲、
食の大切さについて歌っていて、アスリートならずとも共感出来る内容です。
アレンジはシンプルながら、メンバーの個性を生かした会話調のパートをふんだんに散りばめたギミックが秀逸。


ももいろクローバーZ - シングル 『BLAST!』 ★★★ (2017-08-13 16:33:18)

'17年8月2日リリースの17thシングルです。
アスリートの日常から試合に臨むまでのプロセスを表現しています。
通常盤は5曲入りで、ほぼミニ・アルバム並みのヴォリューム。

"Yum-Yum!" はゴスペル調、
"Survival of the Fittest -interlude-" はポエトリー・リーディング、
"BLAST!" は超パワフルな闘魂注入歌、
"何時だって挑戦者" はキャッチーなHR、
"境界のペンデュラム" はシリアスなシンフォニック・メロディック・メタル調の曲、

こういう昭和のスポ根漫画みたいなテーマは、まさにももクロの十八番!
特に、表題曲の "BLAST!" は彼女達の「新必殺技」となりうる名曲だと思います。


ももいろクローバーZ - MCZ WINTER SONG COLLECTION ★★★ (2017-02-17 22:39:37)

'16年12月23日リリース、タイトルどおり、ももクロの冬曲BESTアルバムです。
Zが付く前の時代の楽曲である "きみゆき" は、新たに5人のヴァージョンで録り直されています。
他に、前山田氏作曲の "真冬のサンサンサマータイム" という新曲と、氣志團のカヴァー "Secret Love Story" も収録されています。
時系列順に並んでいるので、聴き進めていくと曲調や歌声が徐々に大人びていく様子が判ります。
ももクロの冬曲は入手機会が限られるものが多かったので、こうして一枚のCDにまとめて収録されるのはCD派の私にはありがたいですね。
ただ、個人的にはNARASAKI氏が "サンタさん" をSLAYER風スラッシュ・メタルに改変した怪作 "サンタさん ?Bloody Christmas Version-" が入っていればもっと良かった。そこが少し残念。

まぁ、入っていたら間違い無く雰囲気ぶち壊しのシロモノではありますが(笑)


KING CRIMSON (2017-02-02 22:35:12)

ジョン・ウェットン氏死去、
享年67
グレッグ・レイクの死去から間を置かずの事で、ちょっとショックでした。
"Epitaph" と "Starless"
どちらも、両名のあの歌声あってこその名曲であると思います。

故人の冥福をお祈りいたします。


EMERSON, LAKE & PALMER (2016-12-09 00:34:43)

グレッグ・レイク氏 永眠
キース・エマーソンに続いてこの人も…。
英国プログレの声のイメージを形作ったという点では、ジョン・ウェットンと並び双璧ではないでしょうか。

故人のご冥福をお祈りいたします。


BLACK SABBATH - Mob Rules - The Mob Rules ★★★ (2016-12-04 23:08:45)

"Turn Up The Night" 同様、R&R的なノリの良さが特徴、
↑のムッチーさんと同じく、一拍置いての「The Mob Rules!」のシャウトはメロイック・サインを掲げながら一緒に歌いたくなりますね(笑)


BLACK SABBATH - Mob Rules - E5150 ★★ (2016-12-04 22:46:18)

禍々しくも妖艶な響き、
「Live Evil」やHEAVEN & HELLの「Live From Radio City Music Hall」ではショウの導入部として効果的に使用されています。


HEAVEN & HELL - Live From Radio City Music Hall ★★★ (2016-12-04 18:52:00)

'07年発表のライヴ・アルバムです。
HEAVEN & HELL名義な事もあって、セット・リストは全編ロニー・J・ディオ時代のSABBATH曲で占められています。個人的には十分名盤である「DEHUMANIZER」からもしっかり選曲されていて満足!
音質はすこぶる良好で、重くふくよかなトーンで色気たっぷりなアイオミ御大のGにコンクリートを打ちつけるような硬質なギーザーのB、楽曲に重い楔を打ち込んでいくヴィニーのDsという鉄壁のアンサンブルの素晴らしさは言わずもがな、やはり圧巻なのがロニーのVoでしょう。声量はさすがに若い頃には及びませんが、豊かな表現力はいささかの衰えもありません。彼の場合、全盛期の歌唱は力みっぱなしで暑苦し過ぎる程なので、個人的にはむしろこれ位の方が適度に肩の力も抜けて通しで聴くには丁度良い塩梅だと感じます。
音だけでも十分凄いですが、DVDだとロニーがそのカリスマ的なステージングで、魔法をかけるように観客を虜にしていくさまを画面越しに体感する事が出来ます。
特に本作ハイライトとなる "Heaven And Hell" は、照明の演出の素晴らしさもあって圧倒的な存在感!

HR/HMの歴史において、後世に残すべき大いなる遺産といっても過言では無い作品だと思います。


THE BEE GEES - Saturday Night Fever (original Soundtrack) - Stayin' Alive ★★★ (2016-11-06 00:04:55)

昔、このLPが家にあったのを憶えています。
ジャケ写にあるジョン・トラボルタのミョーなキメポーズは、子供心も抜群のインパクトでしたね(笑)
そして、特に印象に残ったのがこの曲。

素晴らしい超高音ファルセットとピッタリ息の合ったコーラス・ワークで時代を超越したソウルフルな名曲。


ももいろクローバーZ - シングル 『ザ・ゴールデン・ヒストリー』 - 伸ルカ反ルカ ★★★ (2016-09-16 00:02:27)

福岡ソフトバンク・ホークス - 柳田悠岐選手の入場曲、
柳田選手も大好きだという "CONTRADICTION" 直系のユーロ・ビート・ナンバー。
テンポが速く畳み掛けるような曲で、これは問答無用でアガりますね!
歌メロに何となく '90年代っぽい哀愁が感じられるのもGood!


ももいろクローバーZ - シングル 『ザ・ゴールデン・ヒストリー』 - Hanabi ★★★ (2016-09-15 00:31:50)

NHK・BS時代劇「伝七捕物帳」主題歌、
ももクロが担当する主題歌は、これまでは作品の世界観とももクロらしさを上手く擦り合わせ出来ていたんですが、この曲ではややももクロの個性が勝ち過ぎている気がします。
正直、時代劇のエンディング・テーマとしてはミスマッチだった感は否めません。
まぁでも、時代劇とアイドルという難しい組み合わせ(上手くいったのは思いつく限りではTOKIOの "鏡花水月" 位か)ながら、そこそこ健闘しているのではないでしょうか?
曲単体としては文句無しに素晴らしい!
ドラマチックかつ感傷的な雰囲気を持ったバラードで、讃美歌あるいは鎮魂歌のように崇高なメロディー・ラインと捻りの効いたコード進行はさすが前山田氏といった所。


ももいろクローバーZ - シングル 『ザ・ゴールデン・ヒストリー』 - DECORATION ★★ (2016-09-14 00:21:08)

"マホロバケーション" と同じ作曲者のペンによるナンバー、
ファンキーなリズムと詰め込み気味な歌詞、という構成は共通していますが、こちらの方はジャジーで大人びたアレンジが施されています。
ただ、個人的にはやはり "マホロバケーション" に似過ぎなのが気になった事と、裏を取ったようなマイナー調の歌メロがあまり好みでは無く、 "マホロバケーション" 程のお気に入りとはなりませんでした。
ライヴで演るのは大変そうですが、観てみたいですね。


ももいろクローバーZ - シングル 『ザ・ゴールデン・ヒストリー』 - ザ・ゴールデン・ヒストリー ★★★ (2016-09-13 01:10:30)

最初は「えらく分かり易い曲で来たなー」と。
ひねくれ者なので、これは飽きるのも早いかも知れないと思ったんですが、なかなかどうして、シンプルではあってもけっして底が浅い訳では無い! ノリやすいオーディエンス参加型の曲ですが、各メンバーのソロ・パートも聴き所満載です(高城れにの最後に長く伸ばす部分が好き)

そして「ザ・ゴールデン・ヒストリー=黄金の国ジパング、瑞穂の国日本の歴史をこれからも紡いでいこう」というポジティヴな歌詞のメッセージ性もGood!
最高! 最強! 最上! 最大! なんて掛け声も実にももクロらしいです。

何度か聴いていたら、サビの部分が涙腺に来るようになってしまった…。
モノノフの多くが同じように感じるらしいのですが、なぜももクロの明るくて前向きな曲が泣けてくるのか。
私もファンになって結構経ちますが、未だに謎です(笑)


ももいろクローバーZ - シングル 『ザ・ゴールデン・ヒストリー』 ★★★ (2016-09-13 00:16:52)

'16年9月7日リリースの16thシングルです。
本シングルは、前回のシングルから二枚のアルバムを挟んで、次のステップへ向けて音楽的に新しいフェーズに入ったような印象を受けます。
表題曲に王道POPソングを持って来るのは彼女達にしては珍しく、また、他の収録曲には複雑なコーラス・パートが要求される楽曲も含まれています。サウンドも凝っていて、丁寧で手の込んだアレンジとなっています。

"ザ・ゴールデン・ヒストリー" は「秋」の季節感を織り込んだ王道POPソング、
"DECORATION" は「裏 "マホロバケーション" 」といった感じのジャズ/ファンクなナンバー、
"Hanabi" は讃美歌のようなバラード、
"伸ルカ反ルカ" はハイ・テンポなユーロ・ビート、

だんだんとパフォーマンスにも安定感が出て来ています。
"DECORATION" なんてライヴでの再現はかなり大変そうですが、今の彼女達であれば大丈夫でしょう。
こうなってくると初期のハラハラする感じがちょっと懐かしい気も…といったら贅沢か(笑)


CAN - Monster Movie - Yoo Doo Right ★★★ (2016-09-06 00:02:35)

12時間ものセッションの末、生み出されたという20分の大作、
大作と言っても英プログレのような大仰なドラマ性とかとは違い、無機質な反復を繰り返しながら、音の強弱でダイナミズムを作り出していく作風。
ドンドコ、ドンドコと呪術的なリズムと、「オレたちひょうきん族」のアダモちゃんを彷彿をさせる(笑)怪しさ爆発のマルコム・ムーニーのヴォーカルがインパクト大!


CAN - Monster Movie - Outside My Door ★★ (2016-09-05 22:59:00)

この曲はブルース・ハープが主役、
自由奔放なヴォーカルも聴き所です。


CAN - Monster Movie - Mary, Mary So Contrary ★★★ (2016-09-05 22:48:12)

ギターがストリングスのような儚げな音色を奏でています。
別段メロディアスという訳では無いけれど、淡々とした哀愁に心惹かれます。


CAN - Monster Movie - Father Cannot Yell ★★★ (2016-09-05 00:11:16)

アルバム・オープニング・チューン、
いわゆる「パンク成立以前のパンク」な楽曲ですが、同時代のそれ系統の多くがサイケ/ガレージ的なのに対し、この曲は電子音やミニマルなフレーズを用いた現代音楽的アプローチなのが他と一線を画しています。
ロックらしい初期衝動を解放しつつも、ある意味で無機質でインテレクチュアルなサウンドは、パンクだけでなくテクノ方面にも多大な影響を与えたそうですが、そんな中、熱にうかされたうわ言のように繰り出されるマルコム・ムーニーのアナーキーなヴォーカリゼーションが一際異彩を放っています。


CAN ★★★ (2016-08-06 00:12:12)

ジャーマン・プログレ/クラウト・ロックというのは個人的にはあまり深入りしたくないジャンルなのですが(どう考えても底無し沼な匂いがぷんぷんする 笑)、このCANの「Monster Movie」はジャケ買いの誘惑に勝てませんでした(笑)
カタログをコンプリートする気は全くありませんが、心情的にはダモ鈴木時代の物も幾つか聴いてみたい感はあって悩ましいところ…。


CAN - Monster Movie ★★★ (2016-08-05 23:55:21)

ジャーマン・プログレ/クラウト・ロックの代表格バンドの一つ、CANの '69年発表のデビュー・アルバムです。
まず、アートワークが素晴らしいですね。天を突く巨大な大魔神のようなロボット?がインパクト抜群! まさに名盤の面構えといった所。
一般的に取っ付きづらいジャンルとされていますが、ロックの初期衝動が生々しい形で真空パックされた本作は今もって全く古臭さを感じさせず、分かり易いカッコ良さがあります。熱にうかされたようなヴォーカル、ノイジーに唸りを上げるギター、ひたすら一定のリズムを反復し続けるリズム隊が、叙情性を排して音そのものに没入していく感覚がとてもスリリング。
プリミティヴな衝動を解放しつつも、投げっ放しにならずに最後までバンドとしての統制が保たれている所に、ドイツ人らしいインテリジェンスと几帳面さが表れていると思います。
それ故に、均衡を破るアメリカ人の黒人ヴォーカリスト、マルコム・ムーニーの存在が大きい。
'69年デビュー同期はLED ZEPPELINにKING CRIMSONとなると、さすがに知名度では劣りますが、音楽的インパクトでは引けを取りません。

そして、本作が当時の日本のニュー・ロックに与えた影響がけっして小さいもので無かったという事も重要でしょう。SPEED, GLUE & SHINKIやFLOWER TRAVELLIN' BANDのアルバムに、その影響を顕著に感じる事が出来ます。


ももいろクローバーZ - シングル 『ニュームーンに恋して』 - ニュームーンに恋して ★★★ (2016-07-20 00:22:18)

アニメ「美少女戦士セーラームーンCrystal」第3期オープニング・テーマ曲、
"MOON PRIDE" をやくしまるえつこ風に仕立て直したという感じで楽曲の構成は似ていますが受ける印象は異なり、力強くヒロイックな "MOON PRIDE" に対して、こちらは柔和でエレガント。
ストリングスを大々的にフィーチャーした華麗なアレンジは「AMARANTHUS」以降のももクロのサウンドの流れを踏襲しています。
西川進氏のヴァイオリンの響きを模した流麗なギター・ソロもGood!

やくしまるえつこ、堀江美都子、ももクロと3ヴァージョンある中で、ももクロならではの聴き所と云えば、やはり転調の多いパート毎にメンバーが歌い分けるのと、サビでの5人のコーラスでしょう。
カラフルな彩りを添え、5人で歌う事の強みが上手く活かされています。


JUDAS PRIEST - Battle Cry ★★★ (2016-07-03 23:06:45)

2015年の「WACKEN OPEN AIR」でのヘッドライナーを務めた鋼鉄神の貫禄のパフォーマンスが収められたライヴ・アルバムです。
↑の方々がおっしゃっているように、たしかにロブのハイト-ンは全盛期に及ばないし、グレンも速いピッキングはしんどそうです。「ANGEL OF RETRIBUTION」の頃から、ライヴでは演奏のテンポを落とすのが定例となっています。しかし!その音から発せられる圧倒的な存在感の重みは、キャリアを積み重ねたベテラン・バンドならではの凄味を放っています。それを存分に体感出来るのはやはり、何と言っても初期の名曲 "Victim Of Changes" でしょう。まさに圧巻といえる迫力とドラマ性は、全く衰えを感じさせないどころか、驚く事に「IN THE EAST」のヴァージョンをはるかに凌駕しています。スピードを捨ててヘヴィネスに徹すれば、まだこれ程のパフォーマンスが出来るのです!

そして、本作のプロデュースに、あのトム・アロム氏が参加しているというのも、見逃せない点でしょう。
PRIESTのメタル・サウンドをバンドと共に作り上げてきた名匠は、ここでもズシリと腹に響くヘヴィで臨場感たっぷりなライヴ・サウンドに仕上げており、見事な仕事ぶりを発揮しています。

それにしても…もし、これから制作に取り掛かるというNEW ALBUMにも彼がプロデューサーとして参加するとしたら…なんて想像すると、また色々と期待値が上がってしまいますわぁ(笑)


BATTLE BEAST - Unholy Savior - Wild Child ★★★ (2016-06-18 23:51:03)

国内盤ボーナス・トラックその2
W.A.S.P.のカヴァーで、これも基本的にはオリジナルに忠実ながら、女性のノーラが歌う事によって猥雑な匂いのするブラッキー・ローレスのVoよりも曲のメロディアスさが強調されている気がします。


BATTLE BEAST - Unholy Savior - Push It to the Limit ★★ (2016-06-18 23:44:23)

国内盤ボーナス・トラックその1
モロに '80年代のサウンドで、なんだか古臭い感じだなと思ったらそれもそのはず、これはポール・エンゲマンという人が '83年にリリースした楽曲のカヴァー。オリジナルと聴き比べると、メロディー・ラインやテンポは忠実ながら、音的にはスッキリと洗練されています。
でもイマイチぱっとしない曲だ…。もし次に何かカヴァー曲を演るなら、ノーラのハスキーな声質を生かしてボニー・タイラーの "Holding Out for a Hero" あたりをやってくれませんかねぇ。


BATTLE BEAST - Unholy Savior - Angel Cry ★★★ (2016-06-12 21:32:27)

温かみのあるメロディーが魅力の雄大なバラード、
ノーラの包容力を感じさせる大らかな歌唱が、楽曲のスケール感に更なる広がりを加えています。


BATTLE BEAST - Unholy Savior - Far Far Away ★★★ (2016-06-12 21:09:13)

まさしく王道HM!
ここまでストレートにカッコよく決められたら、ぐぅの音も出ません。


BATTLE BEAST - Unholy Savior - Hero’s Quest ★★★ (2016-06-10 23:10:36)

前の曲 "The Black Swordsman" からつながるインスト・ナンバー、
ヒロイックなムード満点で、勇ましく突き進む感じが実にカッコいい!
Hey! Hey! とコールを促すパートもあってテンションUP、ライヴでも盛り上がりそうです。


BATTLE BEAST - Unholy Savior - The Black Swordsman ★★ (2016-06-10 22:58:28)

次の "Hero's Quest" との組曲形式になるバラードの小曲、
寂しげなアルペジオで始まり、哀感を込めて歌い上げるノーラの歌唱も切ない雰囲気を醸し出しています。


BATTLE BEAST - Unholy Savior - Touch in the Night ★★★ (2016-06-07 22:32:14)

ダンサブルなアレンジが施されたコンテンポラリーなナンバー、
ノーラの歌唱も、男勝りのパワー・ヴォイスを封印しハスキーで色っぽい女性的な歌い回しを披露しています。
ジャンルが違っても優れた曲を生み出す、このバンドの卓越したソング・ライティング能力を証明した一曲として、個人的にはこの曲を本作のハイライト・ナンバーに強く推したい所存です。


BATTLE BEAST - Unholy Savior - Speed and Danger ★★★ (2016-06-05 22:41:41)

まさにタイトルどおりのアグレッシヴなファスト・チューン、
ヒステリックなトーンで弾きまくるギター・ソロが強烈!
歌詞の中に「Louder than Hell」というフレーズもあって、何となくMANOWARからの影響を感じさせる部分もあります。


BATTLE BEAST - Unholy Savior - Sea of Dreams ★★★ (2016-06-05 22:31:18)

ドラマチックでスケールの大きさを感じさせるバラード、
広がりのあるサウンドで楽曲の雰囲気作りに貢献するKeyと、堂々たる歌いっぷりでしっとりと聴かせるノーラの歌声、両方とも素晴らしい!


BATTLE BEAST - Unholy Savior - Madness ★★★ (2016-06-04 00:14:45)

アグレッシヴなマシンガン・リフに載る強力なフックの効いた歌メロがGood!
PVでのノーラのブル中野ばりにいかついメイクと怒髪衝天ヘアーも要注目(笑)


BATTLE BEAST - Unholy Savior - I Want the World… and Everything in It ★★★ (2016-06-03 23:59:32)

ノリが良くてキャッチー、
メロディーと攻撃性のバランスのとれた一曲。


BATTLE BEAST - Unholy Savior - Unholy Savior ★★★ (2016-06-01 00:02:33)

聴いていると思わず Unholy Savior! とコーラスを口ずさみながら拳を突き上げたくなるパワフルなミドル・ナンバー、
BATTLE BEASTはこういう曲を上手くやれる所が好きです。


BATTLE BEAST - Unholy Savior - Lionheart ★★★ (2016-05-31 23:32:32)

このバンドには珍しいメロスピっぽい爽やかな疾走感が特徴、
サビのツーバスドコドコが心地良い。
ソフトな歌い出しから、徐々に熱を帯びていくノーラの表現力豊かなVoが魅力的な一曲です。


BATTLE BEAST - Unholy Savior ★★★ (2016-05-29 23:16:32)

'15年発表の3rdアルバムです。
これまでどおり、パワフルかつメロディアスな正統派HM路線にブレはありませんが、↑の方々のおっしゃるとおり、バラードやコンテンポラリーなナンバーの比重が増えた本作は、人によってはエピック/ヒロイックなムードが若干薄まったように感じられるかも知れません。
とはいえ、このバンドの生命線であるソング・ライティング能力は依然高いレベルで保たれており、個人的には違和感なく受け入れられました。
特に、硬派なHMリスナーには好き嫌いが別れるかも知れない "Touch in the Night" は、ジャンルを越えて広くアピールしうる魅力を備えており、あえて本作のハイライト・ナンバーとして強く推薦したい!
そして、看板シンガーのノーラ・ロウヒモの存在感も更に増しています。
BATTLE BEAST加入以前はメタルを歌った経験は無かったものの「メタルを歌う事は宿命だった」と語る彼女、この頃から堂々とした歌声に伴って容姿の方もブル中野ばりのビースト・モードにトランスフォーム(笑)、YouTubeのライヴ映像を観ると、力強く拳を突き上げ獅子舞のように髪を振り乱すキレキレのパフォーマンスで、もはや紅一点と呼ぶのが憚られるほどの男らしさカッコ良さ! 惚れ惚れします。

尚、本作発表直後にメイン・ソングライターでリーダー的存在だったアントン・カバネン(G)が解雇されるという形で脱退、バンドとアントン双方の今後の動向が気になる所です。


BATTLE BEAST - Battle Beast - Rain Man ★★★ (2016-05-20 22:07:46)

ACCEPTっぽいリフ~広がりのあるサビの流れがスムーズで、曲作りの巧さがここでも光ります。
GとKeyのソロもカッコよくてGood!


BATTLE BEAST - Battle Beast - Black Ninja ★★★ (2016-05-20 21:52:41)

  黒
危 忍
  者


BATTLE BEAST - Battle Beast - Fight, Kill, Die ★★★ (2016-05-18 23:17:35)

ノーラの強烈なシャウトが冴え渡るスラッシーな疾走チューン。


BATTLE BEAST - Battle Beast - Over the Top ★★★ (2016-05-18 23:10:28)

剛直リフと男前コーラスの組み合わせがACCEPTを彷彿とさせます。


BATTLE BEAST - Battle Beast - Kingdom ★★★ (2016-05-14 22:50:14)

勇壮なメロディを高らかに歌い上げるノーラの女傑Voと、火を噴く様なマシンガン・リフが一体となって突き進むエピック・パワー・メタル、
MANOWARばりの応援団コーラスもアツい!
聴く時は是非、前述の "Golden Age" とセットで。


BATTLE BEAST - Battle Beast - Golden Age ★★★ (2016-05-14 22:38:52)

牧歌的なイントロから、壮大なスケールで展開されるエピックなインスト・ナンバー、
次の "Kingdom" への序曲的な位置付けであり、セットで聴く事によりカッコ良さが倍増!


BATTLE BEAST - Battle Beast - Machine Revolution ★★★ (2016-05-14 22:25:20)

シンセを大胆にフィーチャーしたマシーナリーなサウンドが特徴的。


BATTLE BEAST - Battle Beast - Into the Heart of Danger ★★★ (2016-05-13 00:08:30)

このバンドは基本的にはストロング・スタイルの正統派HMを志向しつつも、所々で '80年代産業ロックを思わせるメジャー感のあるサウンドが顔を覗かせます。
この曲も然りで、どことなくSURVIVORっぽいアレンジが特徴的なドラマチックなミッド・テンポ曲。


BATTLE BEAST - Battle Beast - Raven ★★★ (2016-05-12 23:58:37)

低重心のサウンドで疾走するパワー・メタル、
すごく良い曲ですが、アントン・カバネンがサビを歌うのは個人的にはやっぱり違和感があります。


BATTLE BEAST - Battle Beast - Neuromancer ★★★ (2016-05-12 00:13:34)

彼等がリスペクトする '80年代メタルの様式に忠実なサウンド、
抑制の効いたサビのメロディーに色気を感じます。


BATTLE BEAST - Battle Beast - Out on the Streets ★★★ (2016-05-12 00:05:45)

ミッド・テンポでもしっかりと聴かせる曲作りが出来るのがこのバンドの強み!


BATTLE BEAST - Battle Beast - Out of Control ★★★ (2016-05-09 00:10:07)

ノーラのメロディアスな歌唱が光るナンバー、
安定したソング・ライティングと卒の無いアレンジにバンドのポテンシャルの高さが存分に発揮されています。


BATTLE BEAST - Battle Beast - Let It Roar ★★★ (2016-05-08 23:53:00)

"Let It Go" では無い(笑)
アニメのオープニングのようなキラキラKeyが印象的、
これぞ正統派! 正々堂々の直球勝負でストライクを取りに行く感じがたまりません!
ただ、難を言えばサビはノーラのシャウトで決めて欲しかった。
アントン・カバネンのダミ声も嫌いじゃないんですけどね。


BATTLE BEAST - Battle Beast ★★★ (2016-05-07 00:40:50)

'13年発表の2ndアルバムです。
二枚目にしてセルフ・タイトルの本作、本来ならもっと早く入手しているはずだったんですが、ネット注文で「これはセルフ・タイトルだから1st? だったらこっちか」と適当な感じで見事に1st「STEEL」の方を購入、で荷物を開けたら「これ持ってるやん…」 みたいな流れで一気に脱力。歳を取る毎に、忘れっぽくなるのと行動が雑になっていくのがヤバい…。
2nd以降にセルフ・タイトル付けるのは私みたいなマヌケが間違って買うのを期待してなんでしょうか (いや、ちゃんと確認してなかっただけです 笑)
しばらくは購入意欲もテンションダダ下がりだったんですが、最近になってやっとこさ購入、
で、聴けばそんなモヤモヤも一気に吹き飛ばしてくれるような正統派HMの傑作アルバムでした。

前作からVoが替わっていますが、新Voのノーラ・ロウヒモがこれまたすごい!
実力もさることながら、声のトーン的にもニッテ・ヴァロと似た感じで、Vo交代の違和感がほとんど無いのが良かったです。厳密には声の張りやハイ・ノートの伸びはニッテの方に軍配が上がりますが、ノーラはハスキーでよりしなやかな歌い回しが出来る印象です。
しかし、こんな女傑Voを二人続けて引き当てるバンドが幸運なのか、それともメタル大国フィンランドがすごいのか。

楽曲の質もこの手の若手バンドとしては圧倒的、例えばDIOやACCEPTを引き合いに出しても、もはやフォロワーとしてではなく同列で比肩しうるレヴェルだと言ってもけっして過言では無いでしょう。
他とは完全に格の違いを見せつける内容です。


地球を護る者 Challenge Of The Psionics Fighters ★★★ (2016-04-30 00:00:59)

思い起こせば、この曲がキース・エマーソンとの出会いでした。
きっかけは映画「幻魔大戦」のTV放映で、当時の私はEL&Pなぞ知らぬ小学生でしたが、映画のクライマックスでファンファーレのように高らかに鳴り響くイントロは強烈なインパクトで一瞬にして脳裏に焼き付きました。
流石にEL&Pの圧倒的迫力には及びませんが、メロディーは紛れも無くキース・エマーソン節。
今、改めて聴き直しても名曲だと思います。

故人のご冥福をお祈りいたします。


ももいろクローバーZ - 白金の夜明け - 桃色空 ★★★ (2016-04-19 00:26:51)

アルバムのラストを締めくくるソウル・バラード、
これはまた一つライヴのクライマックス曲が誕生しましたね!
Kinki Kidsの堂本剛氏が「野外のライヴで、夕焼け空をバックに歌うももクロをイメージして作曲した」というだけあって、確かにそんなシチュエーションが似合う落ち着いたムーディーな楽曲。
各メンバー共、それなりにソウルフル "っぽい" 歌唱で健闘していますが、その中でも有安杏果はただ一人 "ガチ" な感じで頭一つ飛び抜けています。

そして、夢の世界が終わって再び深い眠りに落ちていくようなエンディングを迎えると、後に訪れる静寂が心地良い余韻に…。


ももいろクローバーZ - 白金の夜明け - もっ黒ニナル果て ★★ (2016-04-18 23:30:23)

曲名を見て、まず「ひょっとして松崎しげると関係ある?」と思ったけどそんな事は無かった(笑)
それはともかく、確かに過去の同系統の曲よりも大人びた雰囲気ですね。
R&B調のサビに特にそれを感じます。


ももいろクローバーZ - 白金の夜明け - 愛を継ぐもの ★★★ (2016-04-18 23:12:52)

過去を振り返って絆を取り戻すような曲だった "武陵桃源なかよし物語" と比べて、おふざけ要素を排し成長した現在のももクロがしっかり反映されている印象、三段階にわたって盛り上がっていくサビのメロディーはまさに前山田節炸裂! といった感じです。

あと、佐々木彩夏のソロ・パートの歌唱が、ちょっと浜崎あゆみを意識している感じに思えたのは私だけ?(笑)


ももいろクローバーZ - 白金の夜明け - イマジネーション ★★★ (2016-04-13 00:17:29)

すさまじいキラキラ感、
一言で言うと「少女まんがチックな曲」で、乙女の妄想(イマジネーション)が爆発(エクスプロージョン)しています(笑)
ハッピーな上昇メロディーが加速していく曲調は、「AMARANTHUS」の "デモンストレーション" とは似て非なる印象で、打ち込みサウンドとイコライジングを効かせたヴォーカルとが相まって一塊のように突き進んでいく感じ。
歌詞に出てくるカップルは、セーラームーンのエンディミオンとセレニティーをイメージさせる部分もあり、次の "MOON PRIDE" へ自然に繋がる流れが完璧!


ももいろクローバーZ - 白金の夜明け - カントリーローズ -時の旅人- ★★★ (2016-04-12 23:51:32)

曲の構成が迷路のように入り組んでいて複雑、
何やら不穏な雰囲気のイントロから、合わせ鏡を覗き込んだ様な気分にさせる奇妙なループ&転調に次ぐ転調を経て大サビのカタルシスに至る道のりは、まさに -時の旅人- という副題が相応しい感じ。
カッコよくてストレンジ、といった部分では実にももクロらしい曲といえます。
こういったパッチワーク的な楽曲は、5人の声質の違いが特に映えますね。


ももいろクローバーZ - 白金の夜明け - 希望の向こうへ ★★★ (2016-04-10 23:35:58)

普遍的な魅力を持ったバラード、
けっして派手さはありませんが、じんわり心に沁みる良さがあります。
まるで子守唄のような曲調に、高城れにの優しい歌声が合っていますね。
玉井に食べ物を絡めるあたりはさすが。


ももいろクローバーZ - 白金の夜明け - ROCK THE BOAT ★★★ (2016-04-10 22:47:21)

元々はブリトニー・スピアーズに提供されるはずの曲だったみたいですね、
実際デモ音源がYouTubeで聴く事が出来ます(どういう経緯でかは判りませんが)

Britney Spears - Dangerous

https://www.youtube.com/watch?v=jZcG_st7N40


ももいろクローバーZ - 白金の夜明け - マホロバケーション ★★★ (2016-04-08 00:42:00)

・ バカテク・リズム隊と派手なブラスが生み出すファンキーでキレのあるグルーヴ
・ まるでスピード・ラーニング教材のごとく(笑)ぎゅうぎゅうに詰め込まれた歌
・ 即効性抜群! 全編これサビと言いたくなる超キャッチーなメロディー

KOされたモノノフが続出、勿論私もその1人ですが(笑)
ももクロが最も得意とするタイプの楽曲で、やはりこういう曲をやらせたらももクロの右に出る者無し! という感じです。
情報量の多さの割りに、すっきりまとまっていて、とても聴き易いのも何気にすごいポイント。


ももいろクローバーZ - 白金の夜明け - 白金の夜明け ★★ (2016-04-07 23:43:21)

静かな出だしから徐々に盛り上がっていく展開を、あくまでヴォーカル主体で演出出来るようになったももクロの成長が顕著に表れた楽曲、特にサビのコーラスは雲の切れ間からパッっと光が差し込んで来るような希望を感じさせる明るさがあります。

ただ、とてもドラマチックで良い曲ではあるものの、個人的には少し長いかな? という気も。
"マホロバケーション" が待ち遠しい(笑)


ももいろクローバーZ - 白金の夜明け - 桃源郷 ★★★ (2016-04-05 00:03:05)

曲調は "LOST CHILD" で、サウンドは '80年代ニュー・ウェイヴといった感じでしょうか。
メンバーの自然体の歌唱と浮遊感がマッチして、とても聴き心地の良い曲です。


ももいろクローバーZ - 白金の夜明け - 個のA、始まりのZ -prologue- ★★★ (2016-04-04 23:26:20)

まるでプログレのオープニングみたいなアンビエント・ナンバー、
前作ラストからのつながりも自然で、光のもやに包まれたように柔かなサウンドが、聴き手を夢の世界にいざないます。


ももいろクローバーZ - AMARANTHUS - HAPPY Re:BIRTHDAY ★★★ (2016-04-01 00:25:39)

アルバムを締めくくるアート・ロック/プログレ風のナンバー、
個人的に今回の2枚のアルバムの中で最も好きな曲。
アレンジが素晴らしく、特にフルートとブレイク後のハモンドの用い方には、なんとなく「クリムゾン・キングの宮殿」を彷彿とさせる感じがあって、琴線に触れる部分です。
まばゆい光の世界に誘われるかのような澄みわたったサウンドと、ももクロのウィスパーな歌声が溶け合って、まさに天上のハーモニー。サビのコーラスに心が洗われるようです。

そして、ここでも夏菜子
「またねっ」

本当に何度聴いても涙腺に来ますね…。


ももいろクローバーZ - AMARANTHUS - バイバイでさようなら ★★★ (2016-03-31 23:26:07)

「死」を前にして様々に去来する思いを、それでもポジティヴに受け止めようとする歌詞のメッセージが深くて、色々と考えさせられますね。けっして湿っぽく、悲しいだけの出来事として描かれてはいません。
"お迎え" をイメージした男声コーラスは最初はビックリしますが、慣れると♪ら~ら~らら~ら~ら~
と一緒に口ずさんでしまいます(笑)
↑でオリンピアさんもおっしゃられているとおり、最後は祝祭的なムードで締めくくられます。


ももいろクローバーZ - AMARANTHUS - Guns N' Diamond ★★ (2016-03-30 23:07:02)

テーマは「チャレンジ、前進する覚悟」
随分とシリアスでハード・ボイルドな攻めのナンバー、
ただ、非常にカッコ良い曲ではあるんですが、なにぶん「遊び」の無い曲なので、現在のメンバーの歌唱スキル、というよりは声質にまだ子供っぽさが残るゆえに曲の世界観に追いついていない感があり、まだ完成形には達していないという印象を受けました。
まぁ、玉井詩織パートの絶妙な哀切さ表現とか、所々健闘はしています。
もう何年かすれば、声のトーンも落ち着きが出てくると思うので、その時にきっと完成形を聴かせてくれるでしょう。

これからライヴで磨かれていく期待を込めて、★は2つ!


ももいろクローバーZ - AMARANTHUS - 仏桑花 ★★ (2016-03-30 22:24:31)

さだまさし作詞/作曲による「ももクロ版 "秋桜" 」といった趣のバラード、
スタンダードな感じで、あっと驚くようなサプライズ要素は見当たりませんが、仏桑花(ぶっそうげ)=ハイビスカスの和名 が示すように、南国の温暖な空気を思わせる穏やかなメロディーをももクロは丁寧に歌っています。

さて、中島みゆき、さだまさしと続いた昭和の重鎮シリーズ(?)ですが、次があるとすれば、やはり "サライ" のあのお方でしょうか(笑)


ももいろクローバーZ - AMARANTHUS - デモンストレーション ★★★ (2016-03-24 23:52:40)

テーマは「嘘と真実、誠実さ、自分らしさ等について」
この曲もミュージカル調で、ひたすら上昇していくメロディーと、花吹雪の乱舞を思わせる狂騒的なストリングスの音色が合わさって春の嵐のように駆け抜けていく様は圧巻の一言!
そして夏菜子の「飛び立つんだっ!」
ドラマチックでスケールが大きく、かつキャッチーという、アルバム中でもハイライトといっても良い曲だと思います。

…それにしても、この曲のコンポーザーである清竜人という人はすごいですね! タイプは違いますが、前山田健一氏の曲を初めて聴いた時と同じ位、強烈なインパクトを受けました。
見事にももクロに新たな輝きを持ち込んでいます。


ももいろクローバーZ - AMARANTHUS - サボテンとリボン ★★ (2016-03-24 23:23:46)

「恋愛」をテーマとしたミュージカル調の楽曲、
恋愛と言っても、ヘンな例えになりますが、ドラクエⅤで子供時代の主人公がビアンカと一緒に幽霊城探検に行った時のような(笑)幼い恋愛観。
いや、この曲聴いて何故かあの場面が思い浮かんだもので(笑)
全体的に甘ったるい感じですが曲中盤は中々ドラマチック。

ちなみに曲とは全然関係ないですが、キラーパンサーの名前、私はチロル派でした(笑)


ももいろクローバーZ - AMARANTHUS - 勝手に君に ★★ (2016-03-19 23:34:52)

NYヤンキース田中将大投手の2015年度入場曲として使用されていた楽曲で、その為かイントロはガツン! と力強く押し出す感じでインパクト充分。イントロだけでなく、バック・トラックも全体的に分厚いサウンドになっています。曲そのものは "オレンジノート" のような王道POPソングで恐らくアルバム中ほぼ唯一の「普通」の曲(笑)


ももいろクローバーZ - AMARANTHUS - 武陵桃源なかよし物語 ★★★ (2016-03-19 23:11:19)

twitterでの失言が元で絶縁状態となったヒャダイン氏と、ももクロの名物マネージャー川上氏が何故か「因縁はリングの上でカタを付ける」という流れになり、7/31エコパスタジアムでの電流爆破マッチによって遺恨を清算、劇的和解するというプロレス的アングルとして見事に昇華、晴れてアルバムに楽曲提供という経緯だけを見ても面白過ぎますが、曲のテーマもズバリ「喧嘩と謝罪~仲直りについて」(笑)
ここまで鮮やかにまとめられると、あまりに出来過ぎていて初手のtwitter騒動からして狂言だったんじゃ…と穿った見方もしてみたくなるというものですが、それはさておき、楽曲の方はせわしない展開の前山田節全開でももクロとの相性の良さも健在。
ある意味「バトル アンド ロマンス」の頃まで遡ったような作風、個人的には "ワニとシャンプー" あたりを想い起こす感じで、昔のももクロっぽさの再現も多分意図的に狙ったんじゃないかという気がします。


ももいろクローバーZ - AMARANTHUS - ゴリラパンチ ★★★ (2016-03-17 23:42:08)

曲自体はAKIRASTAR氏お得意の爽快なパワー・ポップですが、思わず「コンセプトはどこへ…」とつぶやきたくなる歌詞のインパクトに全部持って行かれますね(笑)。
テーマは一応ゴリラを力強さ(怒り)、パンダを優しさの象徴として描いているようですが、無茶苦茶こじつけ感が(笑)。
まぁ、ももクロが人生を語るなら「こういうのもアリか」って感じですが、これは完全に作詞者ANCHANG氏の悪ノリという気がしないでもないです(苦笑)。

ANCHANG氏はギター・ソロも弾いていて、そちらはドライヴ感のあるカッコいいソロでGood!


ももいろクローバーZ - AMARANTHUS - モノクロデッサン ★★★ (2016-03-17 23:18:08)

ゆったりとした曲調に温もりのあるサウンド、
メンバーも、しっとりとした歌声を聴かせてくれます。
メンバーカラーと喜怒哀楽を絡めた歌詞はポジティブなメッセージ性が心に沁みます。
"涙の色=青" を連想させるあたりは中々に心憎い。そんな中、

♪夢はデッサン
♪書き上げたモノクロの世界の中に
♪混ぜてできた違う色を落としてゆくんだね

と歌われる一方で、一人だけ「混ぜるな危険」オーラを発しているピンクの存在感(圧)が強烈(笑)。


ももいろクローバーZ - AMARANTHUS - WE ARE BORN ★★★ (2016-03-13 22:02:56)

「輪廻転生」を描いたシングル曲 "GOUNN" と世界観を同じくする、いわば姉妹曲と言っても良い内容だと思います。
「おぎゃー!」以外は至ってシリアスで普通にカッコ良く決めています(笑)。曲調は "GOUNN" + "PUSH" という印象で、一曲で完結している "GOUNN" よりもパンチが効いてオープニングにふさわしい感じになっています。
歌割りもメンバーの特長が生かされていて良いですね。


ももいろクローバーZ - AMARANTHUS - embryo -prologue- (2016-03-13 21:30:03)

アルバムの導入部となるインスト、というよりはSE的な心音と重々しい鍵盤の響きが、神秘的な幕開けを演出しています。


ももいろクローバーZ - 白金の夜明け ★★★ (2016-02-28 23:02:20)

3rd「AMARANTHUS」と同時リリースとなった4thアルバムです。
「AMARANTHUS」が「起きて見る夢」なのに対し、こちらは「寝て見る夢」がテーマ、全体的にファンタジー要素が強く、これまでのももクロには無かった落ち着いたタイプの曲が印象的です。
まどろみの中から、夢の世界がおぼろげに輪郭を現して来るようなアルバムの流れが秀逸。
個人的に興味深いと思うのは、 "夢の浮世に咲いてみな" "MOON PRIDE" "『Z』の誓い" の三曲が同じアルバムに入っている事ですね。
作品の枠を超えてももクロワールドに集結するこれらの楽曲は、アメコミ・ヒーローのクロスオーバーや東映まんが祭り(笑)みたいなスペシャル感満載!
「ももクロ、KISS、セーラームーン、ドラゴンボール、ヒーロー・ヒロイン夢の豪華共演!」といった感じで、言ってみればこれは「ももクロ版アベンジャーズ」ですよ(笑)。

二枚ともカラフルなイメージのアルバムですが、例えるなら
「AMARANTHUS」キャンバスに絵の具を塗っていく感じ、コントラストがくっきりとしていて力強い。
「白金の夜明け」光をスクリーンに映し出す感じ、柔らかくて透明感がある。
といった感じでしょうか。

双方とも独立したアルバムであり普通にPOPソングの集合体として聴けますが、互いに緩くリンクしていて、聴き手それぞれが散りばめられたメッセージをパズルのように組み合わせて、自分なりの解釈が出来る多面的な楽しみ方が出来るような構成になっており、とにかくよく考えて制作されているという印象です。

圧倒的な内容と完成度のアルバムですが、二枚とも聴いて感じたのはももクロのメンバーの "未完成" 感。
これは勿論悪い意味では無くて、小さくまとまっていない、まだまだ伸びしろが感じられるという事。
これでまた "次" が楽しみになりましたよ(笑)。


ももいろクローバーZ - AMARANTHUS ★★★ (2016-02-28 00:31:42)

'16年発表の3rdアルバムです。
前作から約3年ぶりのフル・アルバムである本作は、「起きて見る夢」「人間が生まれてから死ぬまで」を描いたコンセプト・アルバムとなっています。
個人的に今回のアルバムには期待しかありませんでした。とはいえ、正直「バトル アンド ロマンス」~「5TH DIMENSION」で見せた様な驚異的な飛躍は流石にもう無いだろうと予想していたんですが…結果的には私の予想はかなり控え目だったようです。まさか「5TH DIMENSION」のクォリティーが "通過点" になるとは思ってもみませんでしたね。
当代きっての腕利きミュージシャンを惜しみなく投入した楽曲/アレンジ、深みを増した歌詞、前作から続くコンセプチュアルなストーリー性、それらが有機的に組み合わさって壮大な世界観を生み出しています。
勿論、ももクロの存在そのものがインスピレーション源として求心力を発揮しているからこそであるのは言うまでもありません。

本作の特長として、曲の個性を強調するソロ・パートや台詞調の歌詞が多い事が挙げられます。課題とされる歌唱スキルも着実に上積みされていますが、それよりも映画や舞台等の経験で得たであろう、曲の持つ世界観を "演じる" 表現力が格段に上がっています。
アルバム前半は割とわちゃわちゃしていますが、アルバム後半 "青春賦" からの、まるでミュージカルを思わせるドラマチックな展開は圧巻!
ラストの "HAPPY Re:BIRTHDAY" に至っては魂が浄化されていくような気分を味わえます(笑)。

間違い無く傑作! 本作単体でも十分に楽しめますが、同時発表の4th「白金の夜明け」と合わせて聴くとより重層的な世界観の広がりを感じる事が出来てオススメです。


KING CRIMSON - THRAK - People ★★★ (2016-02-03 23:00:16)

'80年代CRIMSONの流れを汲むニュー・ウェイヴ・ナンバー、
メインの聴き所は洗練された哀愁の歌メロで、エイドリアン・ブリューの歌声はやはりこういった曲に良く合っています。


KING CRIMSON - THRAK - THRAK ★★★ (2016-02-02 22:54:03)

彼等のレパートリーの中でも聴き手の不安を煽る不気味さはトップクラスのナンバー、
異なったフレーズやリズムが同時多発的に進行していく先の読めない展開はダブル・トリオならではといえ、編成はとん挫しましたが成果はこの曲に表れているのではないでしょうか。


KING CRIMSON - THRAK - Dinosaur ★★★ (2016-01-20 22:11:36)

KING CRIMSON= "プログレ大量絶滅時代" を生き延びた恐竜。
だとしたら、この曲のユーモラスな響きは、そんな彼等の自信と余裕の表れなのかも知れません。


KING CRIMSON - THRAK - VROOOM ★★ (2016-01-20 21:30:42)

"Red" の重さと "Fracture" のダイナミズムを併せ持った曲、
悪くは無いんですが、先述の二曲に比べると切迫感に欠ける感じで、個人的にはインパクトは今一つ。

まぁ、あの二曲と比べる事自体が贅沢な話だと言われれば、そうなんですが(笑)。


KING CRIMSON - THRAK ★★★ (2015-12-28 22:23:17)

'95年発表作品。
結果的に '90年代唯一のCRIMSONのフル・アルバムとなった本作は、内容的にも '80年代と2000年以降の橋渡し役の様な感じになっています。
エイドリアン・ブリューの得意とするニュー・ウェイヴ的な歌メロと、後のヘヴィ・ロック~ヌーヴォー・メタル路線に通じる、冷たく鋭利なギター・サウンドが丁度良いバランスで共存している印象です。
所々に挿入されている、金属を擦り合わせた様なホラーチックなシンセ・サウンドも効果的。
一方、本作限りの編成であるダブル・トリオについては、↑の方々もおっしゃっているように、真価を発揮しきれなかったように思いますが、表題曲で聴けるような各々が少しづつ違ったリズムを重ねていく手法は可能性を感じさせます。


GENOCIDE NIPPON ★★★ (2015-12-17 22:58:44)



BOSTON - Boston - Hitch a Ride ★★★ (2015-11-03 23:39:10)

ソフトな歌メロと、派手なソロ・パートのコントラストがGood!


URIAH HEEP ★★★ (2015-10-27 23:26:58)

>ルックスに関してはフレディ・マーキュリーですね

私の中では、あまり似ているという感覚が無かった(フレディというと、オールバックにマリオヒゲ、胸毛ボーボー&もっこりタイツ(爆)みたいなイメージしか無かった 笑)ので、一瞬「ん?」となりましたが、見比べてみると、確かにちょっと似ているかも知れません。
長髪時代のフレディにヒゲを生やしたら近いかも。
どちらもほっそり体型で、シルエットも似ています。


BOSTON - Boston - Smokin' ★★★ (2015-10-25 23:07:48)

一聴、何の変哲も無いブギー・ナンバー?
いやいや、さには非ず。
唯一無二の音作りは勿論の事、ブラッド・デルプの艶やかな歌声と、厳かな空気を運び込むプログレチックなオルガンによって、格段にクォリティーが向上している感じです。


BOSTON - Boston - Rock & Roll Band ★★★ (2015-10-20 23:15:27)

基本はオーソドックスなアメリカン・ロックなんですが、能天気な感じにはならないのが流石はBOSTONといった所でしょう。
SCORPIONSなんかは米国進出の際に、この雰囲気を参考にしたんじゃないでしょうか?


BOSTON - Boston - Foreplay / Long Time ★★★ (2015-10-17 22:45:40)

"Foreplay" は、キース・エマーソンもかくやと言わんばかりの嵐のようなオルガンが響き渡るプログレッシヴな曲で、荘厳にして宇宙的な広がりを持ったサウンドは、まさにアート・ワークの光景をイメージさせます。
続く "Long Time" はうって変わって爽やかで開放的な雰囲気の曲、シンプルですが分厚いコーラスと端正な音作りもあって軽薄な感じは微塵もありません。


BOSTON - Boston - Peace of Mind ★★★ (2015-10-16 00:09:14)

この曲は、ずっと昔CMでサビだけ聴いて子供心に「良いな」と思いつつも長い間誰の曲かは判らぬまま、後年BOSTONのアルバムを聴いた時にようやく彼等の曲と知り、そんな経緯もあって思い入れがありますね。
ギターも良いですが、何といってもキャッチーな歌メロを朗々と歌い上げるブラッド・デルプの歌声が絶品!
以前BURRN!誌でのグラハム・ボネットのインタビュー(だったと思う)の中で、ブラッド・デルプのハイトーンが、実はファルセットだったと知った時は驚きましたね、とてもファルセットには聴こえません。


BOSTON - Boston - More Than a Feeling ★★★ (2015-10-13 23:13:36)

邦題「宇宙の彼方へ」
アルバム・オープニング・チューン、
全体的には、優しいメロディーの柔和な曲という印象ですが、クリーンながら肉厚なギター・サウンドや意外にヘヴィなリフがロックらしさを主張しています。
(余談ですが、なんでもNIRVANAの "Smells Like Teen Spirit " はこのリフにインスパイアされて出来たらしいですね)
白昼夢を見ているかのようなフェード・イン、フェード・アウトも効果的。

♪More Than a Feeling
♪それは知覚を超えたもの
♪彼らのあの懐かしい曲を聞くと…
♪More Than a Feeling
♪そして僕は夢見はじめる