これは3rdアルバム「FRONTAL ASSAULT」に収録されている "Rendezvous With The Blade" を改題してリ・レコーディングした曲だそうでオリジナルは未聴ですがリフがとてもカッコ良い、ヘロヘロのヴォーカルで♪ギロチィ~ンと歌うサビも面白いしツインリードもイイと思います。 ヤバい、3rd聴きたくなってきた再発希望!
イントロが仰々しい感じで始まるのは多分アナログのB面一曲目を意識していると思われます、ギャロップするリズムに乗るケヴィン・ヘイボーンの歌う独特な節回しの妖しいメロディがいかにもという感じで変な例えを承知で言うとIRON MAIDENの "The Trooper" が日の当たらない部屋の隅っこで三角座りしているようなイメージの曲です(笑)、でもカッコ良い!
冒頭2曲のアップ・テンポでキャッチーな "Woman Of The Night" ~ "Falling In Love" が良くて、そのまま良い流れが続くのでアルバム全体の印象も大幅アップ、加えてアートワークも素晴らしく文句無しに名盤であると言えるでしょう。 POPな曲でもメロディーの完成度は抜群で、従来のHEEPらしさや英国的な雰囲気は希薄なのにもかかわらず、自分でも意外なほど気に入った作品です。ジョン・ロートン時代では一番好きかも知れません。
「EPITAPH」ツアーの来日公演を観てから度々聴き返していますが、いやぁいいんだな~これが。 '05~'08年の世界各地で行われたライヴ・テイクを収録した内容で、 "Between The Hammer And The Anvil" 、 "Riding On The Wind" 、 "Dissident Aggressor" 等普段あまりプレイされない埋もれた名曲群が採用されているのはファンにとっては嬉しい点です。 そしてK.Kダウニングのプレイが聴ける現時点で最終のカタログでもあります。 ベテランらしい威厳と貫禄に満ちた演奏は実にへヴィかつタイトでロブのヴォーカルも中音域は現在の方が太くてパワフルだと思いますし、ここぞという所ではまさに鼓膜に突き刺さるようなトゲトゲしいシャウトを繰り出しています。