"Vitalogy"を発表しアメリカを代表するライブバンドとして絶頂期に差し掛かったパール・ジャムが、信奉するニール・ヤングとコラボレーションしたという話題が先行したアルバム。 レコーディングがコラボレーション特有の高揚する雰囲気の中で進んだということが音からバシバシ伝わる、超強力なロックアルバムになった。 パール・ジャムがバックを務めているとはいえ、例のニールのぼへーんというギターの音とあのしゃがれ声がアルバム全体をバリッと締めている。全曲名演・名曲目白押しだが、ただひたすら突き進んでいく潔さが漲る3"I'm The Ocean"が最高。
Boogie的にHM/HRアーティストとして初めて購入したアルバム。 でも、とてもポップになった酷評されたアルバムらしい。 しかし全体に良いメロディに溢れていると思うし、ブラッドの名演「Sentimental Street」や「I Need a Woman」、Jeffの名演「Goodbye」「4 in the Morning」を聴くことができる。 アルバム全体を眺めた、ヒットポテンシャルという意味で完成度が非常に高いので、お勧めしたい。 曲にあっていて、コンパクトなよいギターソロの研究をしたい人にもお勧めできる。
自由な宇宙空間を漂うようなイントロから立ち上がってくる、"Shine On You Crazy Diamond"。 暴力衝動を全て振り去った時、このメロディが頭に響くようになれば、解脱へはもう一歩。 全ての曲に明確なメッセージとコンセプトがある。 サウンドバリエーションの豊富さにもぜひ注目してほしい。
HIV感染を知ってて、ツアーにも出れないことになって、この歌ですからね。勿論、発表当時は当然フレディがHIVキャリアというのは伏せられていたわけですが、それにしても張り詰めるような緊迫感と、バンドが一丸となったパワーの凄さに圧倒されました。そんな状態でI can fly,my friends!だから、涙なしでは聴けない。
気分が落ち込んだ状態が続いていた頃に、久しぶりにヘヴィ系のアルバムでも、と思って買ってみたアルバムだったんですね。毎日毎日Pink Floydの"Dark Side Of The Moon"とアヴァンギャルド系ばっかり聴いてて。今から思うと相当ヤバイ時期だったなぁ。で、こんなんじゃいかんと、ひとまず近くのダイエーの中のCD屋へ。 で、その店は珍しくHM&HRコーナーが独立していて、大御所から新進バンドまでズラッと並んでる中で、ほんとたまたまのジャケ買いでした。SOULFLYもSEPULTURAのことも雑誌で名前を見たくらいで音は全然知らなかったので。 が、聴いてみてビックリ。 トライバルなリズムの躍動感が、殺伐さとは正反対のヴァイタルでポジティブなエネルギーを発散しまくり、ひたすら押し押し押し。正直とても癒された。 その日以来、このアルバムは僕にとって究極のヒーリングアルバムの一つです。