この曲は、New Jersey以来Bon Joviから遠ざかってた私にCDを買わせてくれました。歌詞のほうももう若くはないですね(そりゃJonも今年(2002年)で40。You Give Love A Bad Nameで初めて全米No1になったときは25かそこいらのはず)。若くない分、音にも歌詞にも曲にも深みが増してて、聴いて嬉しくなった。 相変わらずコーラスというよりツインボーカル状態のリッチー・サンボラの声も、Jonの声と一緒だとよく映える。
"Pink Framingos"から怒涛のスケール感でなだれ込んでくる様は中学生のときはじめて聴いてからというもの、何度聴いても鳥肌ものです。 アリーナ意識の同様のイントロダクションは"New Jersey"にも引き継がれ、そういう意味も含めてBon Jovi中期の向かうところ敵なしの黄金時代の幕開けを高らかに歌い上げた素晴らしい曲。Bon Joviをベストアルバムから聴いた後聴きの人には、是非聴いてもらいたいオープニング曲です。ある意味"Livin' On A Prayer"よりBon Joviを体現している曲です。
私はこのアルバムを当地オーストラリアで買いました。CDケースを見て「ブートかなぁ」と思いながらレジに持って行くと、店員が裏の棚から、まるでレンタルCDのように2枚の銀盤をひょいと取り出し、ケースをぱかっと開けてポンポンッとセットしてくれました。 内容といえば"Abandon"発表後ということもあり、Steveが大分バンドに馴染んでいる風に感じられ伸びやかにプレイする姿が印象的。特に同内容のDVDを見ても分かりますが、ステージ上の自然なインタープレイが伝わってきます。オリジナルに勝るとも劣らない叙情たっぷりのギターが鳴りひびく"Sometimes I feel like Screamin'"、このために買っても惜しくないアルバムかと思います。