LED ZEPPELINは僕にとっての神様のような存在なので、全部が名盤で全部が名曲なんですが、どれが最高傑作か?と問われれば、なんだかんだで結局このアルバムになってしまうと思います。 コアなZEPPELINファンはアキレスやカシミールを名曲の筆頭に挙げる方が多いし、それは多いに同意できるんですが、僕はやっぱり天国への階段が一番の名曲になってしまいます。
LUNA SEAのアルバムの中でもMOTHERと並ぶかそれ以上のクオリティだと思っている。 RYUICHIのボーカルは当然として、TIME IS DEADのリフから感じ取れる狂気はこのアルバムでしか出せていないように思う。 IMAGEも歪なアルバムで引けを取っていないが、IMAGEには無い浮遊感をこのアルバムからは感じ取れる。 この薄っぺらい音質が、ツインギターの踊り狂うようなか細い音に一役買っているのではないだろうか。 しかしそれによってドラムとベースの音が軽くなってしまっているのは残念な所。 ギターの鋭さが目立って聞こえて良いのだが、リマスターされた音源も是非聞いてみたい。
SUGIZOとINORANのギターよりJのベースより真矢のドラムよりRYUICHIのボーカルが何より素晴らしい。彼のボーカルあってこそのアルバムだと思う。 このアルバムを一言で表せば「神秘」 一曲目のLOVELESS然り、ジャケット然り、当時のメンバーのビジュアル然り。全てが神秘性を表現している。 例を挙げるとROSIER、FACE TO FACE、GENESIS OF MINDは激しさ、重さ、悲しさを持つ異なるタイプの名曲でありながら、結局の所どの曲も「MOTHER」という名の神秘的世界に集約される。 究極の世界観、楽曲の完成度を持つ「ビジュアル系」の教科書、お手本であり(最もLUNA SEAというバンドをそんな言葉で片付けるのは不本意だが)後にも先のも打ち破られる事がないであろう傑作。