SUGIZOとINORANのギターよりJのベースより真矢のドラムよりRYUICHIのボーカルが何より素晴らしい。彼のボーカルあってこそのアルバムだと思う。 このアルバムを一言で表せば「神秘」 一曲目のLOVELESS然り、ジャケット然り、当時のメンバーのビジュアル然り。全てが神秘性を表現している。 例を挙げるとROSIER、FACE TO FACE、GENESIS OF MINDは激しさ、重さ、悲しさを持つ異なるタイプの名曲でありながら、結局の所どの曲も「MOTHER」という名の神秘的世界に集約される。 究極の世界観、楽曲の完成度を持つ「ビジュアル系」の教科書、お手本であり(最もLUNA SEAというバンドをそんな言葉で片付けるのは不本意だが)後にも先のも打ち破られる事がないであろう傑作。