SENTENCEDがメロデス時代に遺した名曲。 北欧の「Fear of the Dark」ですかね。 長尺な曲ながら流れに全く無理も無駄もなく、ミドルテンポというテンポ設定もドラマ性をしみじみと感じる。 スケール感という意味ならメロディックデスメタル史上最高レヴェルでしょう。 この曲だけ見ても、他のバンドが到達できない作曲センスが彼らには備わっているのが分かる。 こんな曲を生み出してしまっては、そりゃ路線を変更するのも無理はない。 それくらい凄まじい完成度を誇っている。
マシンガンズで一番疾走感があると思われるアルバム。(一番聴いたアルバムかもしれない。) バラードどころか、遅い曲すらほぼなしで、54分間一気に駆け抜けてゆく。 「狼とキリギリス」のようなヘヴィなスラッシュ、前からおなじみの「Fire」、テレビに出ちゃった「S.H.R.」「愛こそすべて」を始め全体的にヘヴィ。 それだけでなく、「みどりのおばちゃん」や「パンチ De Love Attack」といった哀愁感のある曲もしっかり入っていて、全体の粒ぞろいは流石。 サウンドプロダクションもこのアルバムが一番好み、迫力と重さがかなりあるが、曲の良さで疲れはあまり感じない。 オススメは①、②、③、⑥、⑩、そしてこのアルバムを最後に失速した感が否めない。