マシンガンズで一番疾走感があると思われるアルバム。(一番聴いたアルバムかもしれない。) バラードどころか、遅い曲すらほぼなしで、54分間一気に駆け抜けてゆく。 「狼とキリギリス」のようなヘヴィなスラッシュ、前からおなじみの「Fire」、テレビに出ちゃった「S.H.R.」「愛こそすべて」を始め全体的にヘヴィ。 それだけでなく、「みどりのおばちゃん」や「パンチ De Love Attack」といった哀愁感のある曲もしっかり入っていて、全体の粒ぞろいは流石。 サウンドプロダクションもこのアルバムが一番好み、迫力と重さがかなりあるが、曲の良さで疲れはあまり感じない。 オススメは①、②、③、⑥、⑩、そしてこのアルバムを最後に失速した感が否めない。
2002年発表の3rd Live Album。 M-16 Asia Tour 2002、バンコクのHollywood Crubでのライヴ音源。 「OBSESSED~」以外の全てのアルバムからのベストな選曲かと思うが、個人的にはPERSECUTION MANIAやTAPPING THE VEINあたりから突撃ナンバー用意してほしかった、Disc.2の選曲がやや地味だから、どっかにぶち込んでもらいたい。 Disc.1の前半が特に良い、「Wachturm」と「The Saw Is the Law」「Blasphemer」の3連発はかなりいい出来。毎回このテイクは取り出して聴いてしまう。 例によって全体的にかなり加速したアレンジだが、TOMのベースの安定感は頼れる大黒柱って感じで、実に存在感がある。 因みに邦盤の帯には<猪突猛進型>と書かれてる(笑)