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ヤング・ラジオさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 201-300

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ヤング・ラジオさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 201-300
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DREAM THEATER - Train of Thought ★★ (2003-11-12 00:21:00)

ドリーム・シアターは、どこに向かおうとしているのだろうか?これが僕の掲げた、新作を聞く上でのテーマである。3回程は聞いてみたが、この作品非常に難解である。内容ではなく、捉え方においてである。難しい.....。集中して聞かないと、1曲1曲は案外さらっと流れてしまうし、楽曲のインパクトが薄いというわけではないけど、贅肉が多すぎて緊張感という意味において長続きしないのが欠点である。各楽曲を2/3ぐらいにまとめれば、結構良くなるのでは....というのが僕の意見である。確かに前作よりは、遥かにいいと思うし好きである。でも、ラブリエの声が個人的にはもっと聞きたかったし、明確なテーマが感じられる作品にして欲しかったというのが正直な意見である。統一感に欠けているのでは.....?僕は中盤の③④⑤なんかが、結構お気に入りである。


DREAM THEATER - Train of Thought ★★ (2003-11-13 23:09:00)

本当に難しいアルバムである.....。僕は彼らのファンではあるが、熱狂的とまではいかないファンである。この新作、楽曲の全てが好きというわけではないが、何故か繰り返し聴きたくなる不思議な魅力にあふれている。決してベテランという域には達していないが、円熟期を迎えたバンドの風格に満ち溢れている....。もう少し、ここをこうして欲しかったという希望は正直少なくないが、もしそんな風に直していたらこのような作品を作り出す事は不可能であっただろう....。非常にインテリジェンスな内容で、一聴しただけではその難しさについていけない....。そこで、改めて考えてみた....ドリーム・シアターはどこに向かおうとしているのか....?そして、明確ではないが一つの答えが見つかったのである。


DREAM THEATER - Train of Thought ★★ (2003-11-13 23:47:00)

前作「SIX DEGREES~」も、非常に難しい内容であった。でも本当の意味において、その難しさの質に気がついている人は少なかったはずである。それは、2枚組という特殊性や「METROPOLIS PT.2~」との単純比較から、誰もそこまで頭が回らなかったのである。実は「SIX DEGREES~」が、何故あのような内容になったのかの答えが、この新作「TRAIN OF THOUGHT」によって初めて明確になったのである。やはり、バンド側は「METROPOLIS PT.2~」で、一つの歴史に終止符を打ったのではないか?ファンやバンド、誰しもが理想としていた終着点が「METROPOLIS PT.2~」だったのである....。新作「TRAIN OF THOUGHT」は、新たな道を探すべく、暗中模索の最中に出来た作品だから、一曲一曲が非常に長い。そして、作品と作品のインターバルの短さは、早く新たな道を探したいという彼らのやる気の現れではないだろうか...?深い...........。僕は、彼らを甘く見ていたのかも知れない.....。恐らく、次作も作風は変わらないであろう。そして、「SIX~」「TRAIN~」と続いた、3部作の完結編となる作品が誕生されるであろう。それが、きっと彼らの見つけた新たな道のような気がする....。深い。深すぎる......。メタリカ...アイアン・メイデン....そしてドリーム・シアター......大物バンドは、やはり全てにおいて格が違う.....。この深さに、気がついて欲しい!


DREAM THEATER - Train of Thought ★★ (2003-11-14 23:59:00)

一流と二流のバンドの実力の違いをあらゆる角度から、まざまざと見せ付けたという意味においても、このアルバムの存在価値は非常に強力である。興奮は、まだまだ治まらないどころか、日に日にその大きさを増大している....。妥協無き精神性......。大物バンドは、何故ここまで精神を集中できるのであろうか.....?それが出来るから大物という逆説も成り立つが、底なし沼のごとく自らの才能を極限状態にまで持っていく手法は、古典的ではあるが逆に非常に新鮮である。これが出来ないバンドは、絶対に一流とは言えない....。このアルバムの評価すべき所はたくさんあるが、僕が何よりも好きなのは、ここには一切打算的なものが無い所である。変にコマーシャルにしようとか、ファンや市場に媚びようとしている部分が全く無い..。メタリカといい、ドリーム・シアターといい、己を貫いている....。これである。長く続いた出口の見えなかったHM/HR界の氷河期が、ついに大物バンド達によって切り開かれ、政則氏の言葉ではないが「極めれば戻る」という思想の下、新たな時代の扉がようやく開かれようとしている.........。


DREAM THEATER - Train of Thought ★★ (2003-11-28 22:02:00)

「己に限界を設定しない....」。何度も繰り返し聴いたが、本当に不思議な作品である。一聴しただけでは、ダークな路線の「アウェイク」に近いと思うかも知れないが、本質は全然違う。深さと重さの意味合いが、全く異なる。過去を踏まえた上での、更なる向上心とでも言おうか......。気づいた人もいるかも知れないが、この作品には過去の作品の全ての要素が詰め込まれている。まさに集大成である。ある意味、自分達らしさに徹しようと開き直った事がプラスに作用して、過去のどの作品よりもアーティスティックである。前作での迷いは完全に消え去り、王道が王道路線で勝負して結果を出した好例である。
それにしても、この作品で描かれている世界は何なんだろう.......。例えようのない世界.....。時代性を見据えながらも、「未来は決して暗くないんだ」と訴えかけているように、僕の目には映る。これは、予想以上に名作かも知れない.......。「己に限界を設定しない」という彼らの方法論に、ドリーム・シアターのアーティストとしての誇りと底力を感じる。これは歴史に残る名作である。


DREAM THEATER - Train of Thought ★★ (2003-12-31 07:54:00)

HR/HMバンドは、どのバンドもこだわりが強い。そして、それはファンも同様である。だから、僕は好きなのである。一番厄介なのは、生半可に実力があり本当はファンや市場に迎合しながらも、それを上手く隠しているバンドである。それを判断するのは難しい......。でもそういったバンドは絶対に長続きしない.....。ドリーム・シアターは、精神論から語りたくなるバンドである。精神論から語りたくなるバンドというのは、そのこだわりが半端ではない。だからある意味、変人が多い。「フォーリング~」が発売された頃、正直僕の好きなドリーム・シアターは終わった..と思った。しかし、そこから見事に復活しここまで進化を遂げていることに、僕は正直いって頭が下がる思いである。葛藤がそこに存在していたはずである..。その全ては語らないが、例えば、商業的な成功を目指すのか....何を目標に目指すのか..といった、さまざまな葛藤である....。この作品の凄さを一言で言えば、「HR/HMに限界は無い」事を、いとも簡単に証明した所にある。らしさに徹底的にこだわるだけで、彼らはとてつもない作品を誕生させたのである。聞いていて、涙が出ることがある.....。音楽に重要なのは、やはり魂である.......。


DREAM THEATER - Train of Thought ★★ (2004-02-16 22:51:00)

この作品で見せつけた、これでもかと言わんばかりの掟破りの怒涛の展開が大好きである。曲順はよく練られているが、そこにバランス感覚なんて全く無い。とりあえず曲間にブランクはあるが、これは全7曲で一つの曲にしか思えない....。この作品にシングル向きの楽曲なんて、勿論存在していない。既存の方法論なんてクソ食らえ、という冷静なる反骨精神剥き出しの作品である。それにしても、レコード会社も大したものである。セールスなんて気にしていませんよ、所詮枠が決まっていますからね........ある意味開き直った感覚で、口はできるだけ出しません、というバンドへの援護射撃??を貫いているのだろうか......。それにしても、最近の彼らの進化論には驚異的なものを感じる。コアにコアにと、作風はよりマニアックな方向に突き進んでいる。そこが今の若いファンにも、受けているのだとは思うが.....。この時代だからこそ強く感じるのかも知れないが、彼らは実績を引っさげ本当の意味で次世代を担える超大物バンドへと成長した気がする。この作品の良さが判らなければ、HR/HMファンは卒業した方がいい。これは非常に古典的な、純粋なロックである。


DREAM THEATER - Train of Thought ★★ (2005-01-24 20:54:00)

コアなファンは「イメージズ・アンド・ワーズ」のパート2を期待しているのかも知れないが、「一流バンドというのは、絶対に人の意見に耳を傾けない.....。」これが、僕が最近思う一流の定義である。大雑把に言えばインタビュー記事なんて、所詮そのときの感情に過ぎないので、あまり参考にしなくてもいい。大事なのは楽曲であり、解説内容ではない。
一流は、人の意見に耳を傾けるはずが無いのである。ファンが望んでいようがいまいが、そんな事は関係ないと、声を大に発言するアーティストがもっと存在してもいいはずである。
この作品には、ファンに対する市場に対する迎合や反発が全く無い。ここが、まぶしすぎる。予定調和の世界こそ、HR/HMバンドには必要ない。一流は、ファンの期待をいい意味で裏切り続けるのである。


DREAM THEATER - Train of Thought - Endless Sacrifice ★★★ (2003-11-14 00:06:28)

僕も、新作の中では一番好きです。


DREAM THEATER - When Dream and Day Unite ★★ (2004-01-22 17:57:00)

発売当時は何気なく聞いた1枚だったが、嬉しい衝撃があった。ポップなHRが主流の時代に、このサウンドはやはり異質だった。クリムゾン・グローリー同様ドリーム・シアターも、ロックという音楽に新たな発見をする事ができた存在だった。チャーリーのVo.も荒さはあるけど、そんなことより当時はこのテクニカルなサウンドに文句の言葉なんて浮かばなかった。現在の彼らのサウンドと比較すると、確かに若いし荒削りな部分も多い。でも何度も言うが、この作品の登場は若いファンにHR/HMというジャンルの懐の深さを証明した意味でも、意義的に重いものがあると僕は思う。①はやっぱり名曲である。


DREAM THEATER - When Dream and Day Unite ★★ (2005-12-25 00:14:00)

ドリーム・シアターが次に進む道を考えた時、そろそろこの1st路線に発想を戻しても良いのかなあ~.....なんて希望的観測を含めて考えたりもするが、それは彼らが意識して作品を作らない限りはきっと実現しないであろう.......。
でも意識して、こういった路線で作ってほしいなあ~。このメンバーだから、この時代だから出来たサウンドではあると思うが、この路線でもう一度聞いてみたい。それが出来るバンドとしての力は、十分あるのだから.......。この1stも、もちろん名作である!


DRY KILL LOGIC - The Darker Side of Nonsense ★★ (2005-07-13 22:33:00)

このアルバムは、個人的には結構好きですね。リズムがやや複雑で展開もひとクセあり、イルニーニョあたりが好きな人は挑戦してもいいかも。数年前のアメリカで、猛威を振るっていたヘヴィ・ロックの典型的パターンの一つですね。


EDGUY - Hellfire Club ★★ (2004-03-25 22:41:00)

①~④を聞いたとき、いつものエドガイじゃないかと思った。(嫌いではないが、特別好きな存在でもないというのが、僕の彼らに対する感想だった。)さて問題は⑤~の展開だな、と思った。要するに作品の中に、中だるみを感じる事が彼らの弱点かなといつも感じていた。つまりは、似たような楽曲が多かったのである。
しかし、この新作かなりの完成度である。もはやジャーマンという域は脱出し、サウンドそして楽曲はメジャー級の仕上がりである。バリエーションも増し、いい意味でスケールアップしている。メロディーにはらしいと感じる臭さもあり、正統派ナンバーもありと、とにかく楽曲が格段に良い。ひと昔前には、この手のサウンドを信条とするバンドも多かったが、その中でもトップクラスの仕上がりである。僕は全作品聴いているが、間違いなく最高傑作であると断言する。


EDWIN DARE - Cantbreakme ★★ (2003-07-26 22:31:00)

変則なリズムで、尚且つポップでファンクなHRが好きな人は、一度は聴いてみて頂きたい。このバンド、どれくらいの人が知っているのか分からないが、この作品だけは間違いなくおすすめできる好盤である。タイケットやエクストリームが好きな人は、聞いてみてもいいかも。まあ、HR/HMのすごさは、無名でもインディーでもいいバンドがたくさんいる所である。懐が深いね。だからファンを止められないのであ~る。


ELEGY - Labyrinth of Dreams ★★ (2003-10-27 23:06:00)

1stにして彼らの最高傑作である。個々の楽曲の出来が良く最後まで緊張感を保てる力作である。ジャーマン・メタルが好きな人なら、間違いなく気に入るであろう作品である。4thあたりを推す人も多いが、個人的には絶対にこの1stである。最後の曲はもろハロウィン路線であるが、そんなことは気にしなくてもいい。当時は僕も結構ハマったアルバムである。


ELEGY - Manifestation of Fear ★★ (2004-07-12 22:57:00)

流れていくような疾走メロディーを得意とするバンドもいいけど、こうしたちょっとクセのある変則リズムが持ち味のエレジーも大好きである。こういう言い方はよくないかも知れないが、この手のサウンドを作らせたら軽く平均点はクリアするところはさすがである。1stが今でも一番好きだけど、この作品も結構好きである。3rdまで続いた路線から少しマイナーチェンジをしたために、これを良しとしないファンもいるだろうが、まあインディー系のバンドに触手を伸ばすぐらいだったら、先ずはこのバンドを聞いて頂きたい。案外個性のあるサウンドで、安定性もなかなかありますこのバンド。


EUROPE - Europe ★★ (2004-06-28 00:25:00)

ジョンがいた3rdまでが好きか、それ以降が好きかと問われれば、僕は迷わず3rdまでと答える。イモ臭かろうがチープであろうが、楽曲はやはり初期の方が好きである。ただ4th以降の作品も嫌いではない。僕は後追いでこの作品を聞いたが、インパクトは強かった。この湿った泣きがたまらない......。ポップでありながらも、楽曲は良いという彼らの魅力は、この作品で既に開花している。わかりやすさも手伝いヨーロッパの作品は、今でもよく聞いている。


EUROPE - Out of This World ★★ (2004-09-07 22:47:00)

オンタイムで聞いた自分にとって、この作品を初めて聞いたときはかなりひきましたね、正直言うと...。アレンジがね、ちょっと....。後追いで聞けば、ある意味前作からの流れは無視できるからいいけど、当時聞いたファンにはちょっとこれはきついなと思った人が少なくないはず。曲は悪くないし個人的には好きだけど、らしさから言えば少し複雑かなというのが、僕の意見です。


EUROPE - Out of This World ★★ (2007-11-16 20:34:00)

僕の記憶が間違いでなければ、確かBON JOVIの「ニュージャージー」と同じ頃に発売されたはずである。当時はHR/HMと一言で言っても、今ほどジャンルも細分化されていなかったし、バンドの絶対数もそんなには多くなかった。前作を気にいっていた僕にとって、この作風は正直微妙ではあったけど、楽曲の出来は悪くなかったので結構聞いた作品だった。
今でもヨーロッパの作品は聞く機会が多い。メロディーは、時にはメジャーでマイナーでもある。絶妙なバランス感覚で成り立っている楽曲が多く、これこそがこのバンドの魅力だと思うが、こういったバンドが今のシーンに存在しない事がすごく寂しい感じがする。最新作以外は、僕は総じて好きである。


EUROPE - Prisoners in Paradise ★★ (2006-11-20 21:19:00)

時代背景を思い返せば、この作品は前作「アウト・オヴ~」のセールス不振を挽回すべく、よりアメリカンな楽曲、そしてアレンジに仕上げている。でも、結果は失敗に終わったが....。でもこのアルバムの楽曲は、ポップでありすごくキャッチーである。ラットの「ディトネイター」と同じで、売れなかったけど出来は良いという典型的な作品でもある。
こんないいメロディーが書けるバンドなのである。ヨーロッパというバンドは・・・・・・・・。
再結成後の2作品と聞き比べて欲しい。このアルバムの楽曲がいかにキャッチーで、印象深いかを・・・・・・・・・・。
アメリカンではあるが、名作である。似たような楽曲が多いが、それは全曲が良いという証である。ヨーロッパというバンドは、こんなにいい曲が書けるから、ファンが再結成をず~~~~~と、待っていたのである。このバンドの実力を、甘く見てはいないだろうか........。
新作「シークレット・ソサエティ」の良さが、僕には全くわからない.........。


EUROPE - Rock the Night: The Very Best of Europe ★★ (2004-09-15 21:53:00)

ファンとしては、未発表のアウトトラックやレアなライブ音源が注目だろうが、アウトトラックに関してはまあまあといったところかなというのが僕の感想である。その点ライブ音源は、確かに貴重かなという気もするし、ジョーイの歌の上手さを感じる事もでき良いと思う。しかし過去の音源を持っているファンが改めて買う必要性は少ないかなという気がする。でもいい曲のオンパレードで初心者は買いである。


EUROPE - Secret Society ★★ (2006-11-10 15:06:00)

確信犯で新たな自分達に路線変更を図った前作以上に、問題作である。前作「START FROM THE DARK」の楽曲は、実はそんなに悪くはなかった。ただ問題なのは、時代性を考え妙なバランス感覚によって作風だけをモダンにしたことだけであった。一体何がしたいのか、正直理解できなかった。
この新作が、こういう作風になることは大方予想できた。だから、僕は前作を否定していたのである。モダンな要素を取り入れる事は悪いことではないが、そのやり方や方法論には慎重さが必要である。過去があり、その過去が素晴らしいバンドであれば、あるほど・・・・・・・・。
前作を絶賛していたファンは、この新作も絶賛するのであろうか.......。別にファンの意見に耳を傾ける必要はないが、このサウンドの何処に感動すればいいのだろう・・・・・・。
過去のどの作品よりも、僕は嫌いである。再結成して、以前よりもいい作品を作ったアーティストは、皆無である..........。


EUROPE - Start From the Dark ★★ (2004-09-29 00:53:00)

はっきり言えば、もうここに昔の面影はほとんどない。言葉をオブラートに包めば、言い方は何通りにも表現が可能だが、誰もが期待するあのサウンド....では残念ながら無い。ファンが待ちに待った再結成ではあるが、それだけに個人的には落胆の色が正直隠せない。「アウト・オブ~」では、ソフトすぎるサウンドに期待を裏切られ、起死回生のはずだった「プリズナーズ~」ではあまりにもアメリカナイズされたサウンドに完全に拍子抜けを喰らったが、それよりもはるかに衝撃は大きかった.....。これをどうプラスに解釈すればいいのだろう....。やっと実現した再結成ではあるが、ブランクが長すぎたという事だろうか....?


EUROPE - Start From the Dark ★★ (2005-03-15 00:33:00)

少々サウンドがダークであろうと、楽曲が良ければそんなことはどうでもいい。この作品のどこがいいのか、僕には分からない。「プリズナーズ~」はサウンドがアメリカンだったが、曲の出来が良かったし意気込みも十分伝わる内容だった........。「アウト・オブ~」に関しても、サウンドのソフトさにかなり落胆はしたが、楽曲は良かった.......。
この新作は、ズバリ楽曲が弱いのである。らしさが所々に顔を出すが、なにか妙なバランス感覚を意識して保っている為か何がやりたいのか全くわからないのである。世間の評価はまずまずらしいが、彼らの実力からすれば全く物足りない内容である。


EUROPE - Start From the Dark - Got to Have Faith ★★ (2007-01-20 22:54:23)

この作品の楽曲には、昔のらしさとモダンな今の彼らの姿が同居している。モダンではあるが、昔のらしさは十分残っている。特別ではないが、僕はこの曲結構好きである。このアルバムの楽曲は、実は絶妙なバランス感覚の上で成り立っているものが多い。絶妙という言葉が、ピッタリである。


EUROPE - The Final Countdown ★★ (2003-07-17 22:24:00)

なんか今聞いても、元気がでるアルバムである。タイトルナンバーである①が、逆に浮いた存在に僕には映る。またヨーロッパは再結成が期待されながら、諸問題によりなかなか再結成されないバンドでもある。個人的には、とにかく何度聞いたかわからないくらい聞きまくった作品でもある。ギターソロを上手くさりげなく楽曲に組み込んでいるために、楽曲はいい意味でキャッチーである。とにかく曲作りが上手い。ほんといい曲が多いので、この作品以外も全部お薦めである。


EUROPE - Wings of Tomorrow ★★ (2004-06-29 22:20:00)

「アウト・オブ・ジス・ワールド」は僕も結構好きだけど........、この作品の評価は低すぎはしないだろうか?これは名盤である。誰がなんと言おうが、名盤である。例えば最近のありふれた北欧サウンドの新人バンドなんかを聞くぐらいだったら、この作品を繰り返し聴いてた方がよっぽど精神的にも良い。この作品は名盤である。くどいが、この作品を聞かずにヨーロッパは語れない。何故評価が低いのか、不思議である。名曲のオンパレードである。


EVANESCENCE - Fallen ★★ (2004-01-15 21:59:00)

②の「ブリング・ミー・トゥ・ライフ」1曲のみでアルバム購入を決意したファンは多いと思う。勿論僕も例外ではない。初めて聞いたのは、アメリカでヒットの兆しを見せ始めた頃で、確かプロモーション・ビデオを見た時だった。すごくかっこいいPVだった。PVのドラマ性が加わり、楽曲はよりドラマティックになっていた。女性版リンキン・パークという言葉も、②のような曲が多ければ的を得ているかも知れない。しかし、アルバム全体を通して聞くと、その言葉は少しピントがずれていることに気がつくはずである。でもこういった新しいジャンルを確立したことは評価できるし、先駆者は何においても評価すべきである。でも......これはロックなの?ポップスなの?一体何がオルタナティブで、何が正統派なの?音楽ジャンルのミクスチャー化は、相変わらず進んでいる気がする.....。


EVANESCENCE - The Open Door ★★ (2006-11-20 20:47:00)

前作がモンスターヒットを記録したので心配はしていたが、出来は正直悪くないと思う。しかし集中力が必要で、ただなんとなく聞いてると地味な作品に聞こえてしまうかもしれない。ヘッドホンで集中して聞いたほうが、説得力を増すかもしれない......。
また大方予想できたサウンドではあるが、1stよりも楽曲はハードに仕上がっていた点は嬉しい誤算である。でも、これだ!といえるインパクトには乏しい。劇的さを求めていた僕には、その点はマイナスポイントになったが、安易な路線に走らなかった点は評価できるし、意気込みも伝わる力作ではある。
評価は分かれるかもしれないが、楽曲はわるくない。


EVIL MASQUERADE - Welcome to the Show ★★ (2004-12-08 21:55:00)

ヘンリックのVo.が聞けるだけでも、個人的は大満足である。ロイヤルハントとの比較で言えば、オカケンさんの言うとおりあの哀愁溢れるロイヤルハント・サウンドの方が、ヘンリックには合っている気がする。この作品を聞いて、ありがちだなと思う人は、この手のサウンドが好きで結構作品数を聞いている人ではないだろうか?特筆すべき点は見つけにくいが、トータル・バランスは悪くないし、クラシカルなヨーロピアン・メタルが好きな人は、聞いてみてもいいと思う。


EXODUS - Pleasures of the Flesh ★★ (2003-11-17 23:40:00)

悪く言えば、イモくさい...B級...一辺倒...のような言葉が浮かんでくるが、この手のスラッシュ系が好きな人にとっては、間違いなく名盤といわれる内容である。当時、ポップなハード・ロックが好きだった自分にとって、アンスラックスやこのEXODUSはかなりの衝撃があった。そして、完全にノック・アウトされた自分は超マイナーなバンドにまで触手を伸ばして、スラッシャー狂となったのである....。久々に聞いてみても、やはりいい!!これが洗練され過ぎては駄目だし、結局はこのB級くささが良いという結論に結びつくのである。意外と短命に終わったベイエリア・スラッシュブームだったけど、個人的にはすごく思い出深いし、今となってはこのサウンドすごく新鮮である....。ちなみにこの作品、彼らの作品の中でも1,2位を争うくらい好きな作品である。


EXODUS - Tempo of the Damned ★★ (2004-03-23 21:56:00)

1stシングルである②をラジオかなんかで初めて聞いたとき、昔のエクソダスっぽいな~と思いながら聞いていた。その時はタイトルもアーティスト名もわからず、なんとなく聞いていた。やがて、それがエクソダスの楽曲だったと知り、尚も新作からの1stシングルであることを知りかなり驚いた。何が驚いたのかと言えば、まさかそれが最近の曲とは思わなかったのである...。この新作、徹頭徹尾昔のエクソダスのままである。サウンドはクリアでプロダクションも良いが、まんま昔のままである。これは、タイムスリップしたとしか言いようがない。典型的なスラッシュメタルが、炸裂している。昨年のアンスラックスといい、このエクソダスといいなんか嬉しい誤算?である。これはいい。単純にいい!


EXODUS - The Atrocity Exhibition: Exhibit A ★★ (2007-11-28 07:07:00)

個人的に言えば、ここ数年マイナーなバンドのCD購入はめっきり減っている。メジャーなアーティストでさえ、昔なら無条件で買っていたアーティストでさえ、購入に至らないケースもある。
EXODUS.....どうしようかなあ~正直迷った。けど、前々作良かったしなあ~。でも前作イマイチだったし......。結局、期待感を込めて購入。
前作よりは、前々作に近い。評価も、その中間といった感じである。らしさは、健在である。このいかにものB級臭さが、たまらなく好きである。


E・Z・O - Fire Fire ★★ (2003-08-18 21:29:00)

このアルバム発売当時、この手のサウンドを信条とするバンドがアメリカにはたくさんいた。しかし、それらのバンドと比較しても全くひけをとらない完成度である。アメリカの市場をターゲットに作られているため、1stとは路線が少し違う。ポップであり、グルーヴィーな楽曲が数多く収録されている。この手のサウンドは、最近のバンドではまずいないから、ある意味時代を感じさせる貴重な作品である。個人的には、タイトル・ナンバーが一番好きで、たまに聞く作品である。


FAIR WARNING ★★ (2004-05-28 22:38:00)

彼らは4枚のスタジオアルバムを発売しているが、どの作品もすこぶる完成度が高い。中古屋で安く売られているなら、買うべきである。最近の主流のタイプのサウンドではないけど、メロディーをここまで大事にしているバンドは数少ない。4枚とも名作と呼べる完成度である。それにしても当時はもの凄い人気だったけど、確かに中古屋でよく見かける....。日本のファンの質も落ちたなあ~。こんなバンド、めったに出現しないよ。売るのはもったいない....。


FAIR WARNING ★★ (2006-04-26 04:00:00)

一時期あんなに人気があったのに、一時期中古店では在庫過多になる程商品があまっていた。フェア・ウォーニングなんて、時代遅れさと言っていた人を僕は何人も知っている。
それから数年が経過した。このバンドが残した4枚の作品は、驚異の完成度である。僕は何度も言ってきたが、こういうバンドが評価されない(忘れ去られる)日本の市場も、実は健全ではなかったのである。表が裏になり、裏が表になった日本のHR/HMシーンも、僕はどことなくおかしさを感じていた。
久々に聞いても、このバンドのメロディーセンスは抜群である。どのバンドも真似できない世界は、見事である。こういうバンドこそ、再評価されるべきである。


FAIR WARNING ★★ (2006-07-12 16:53:00)

彼らのオリジナル4作品の出来は、半端ではない。もしその平均点をとったならば、数あるHR/HMバンドの中でも平均点は、間違いなく5本の指に入るであろう。それくらい彼らの残した作品の出来は、驚異的なのである。
僕はラジオ等で数曲視聴したが、間違いなく名作の香りを感じさせる内容であった。ミディアムナンバーが多そうだが、曲作りの上手さは天下一品なので楽曲の出来には全く心配はしていない。これは今のところ、今年No.1の作品になることは間違いなさそうである。このバンドのサウンドはホントに貴重である.....。


FAIR WARNING - 4 (Four) ★★ (2004-09-05 22:59:00)

このバンドの作品の出来は、4枚とも驚異の域にある。特にこの4thは個人的には、1stと肩を並べる名盤中の名盤である。曲の出来や構成も文句は無く、とにかく一度は聞いて頂きたい。分裂してそれぞれバンドを結成し作品を出しているが、出来はやはり本家には及ばない。「マジック」・・・・・がここに存在している。爽快感はあるが、どこか悲しげでもあり同時に勇気も沸いてくるという、何とも言えない不思議な世界が彼らにはあった.......。


FAIR WARNING - Brother's Keeper ★★ (2006-07-27 18:00:00)

ソングライティングにおける才能というのは、実は磨けば光るというものではない。ある程度までは可能かもしれないが.........。バンドが一度解散し、オリジナルメンバーで復活する理由の一つがそこにある。あのメンバーでなければ.........マジックは生まれない.......。
彼らのサウンドに、よく似たバンドに僕は出会ったことが無い。どこか切なくそれでいて勇気づけられるメロディー......それは見事によみがえっている。良質な空気に満ち溢れ、爽快感さえ感じるサウンドである。1曲1曲も非常によく出来ている。これぞ、フェア・ウォーニングといえるサウンドである。
これはいい!このサウンドは..........彼らにしか作り出せない.....。


FAIR WARNING - Brother's Keeper ★★ (2006-07-27 18:08:00)

それにしても、このバンドの楽曲はレベルが高い。若いバンドに、この楽曲は書けないだろうね。ツボを押すというレベルではない。ツボを押し続けるというレベルである。サウンド・プロダクションもいい。間違いなく、名盤である。


FAIR WARNING - Brother's Keeper ★★ (2006-08-02 16:13:00)

良質なアルバムを作りながら、解散せざるを得なかったのは何故なんだろう........。
再結成されたバンドが、黄金期に匹敵するアルバムを作ることがどれだけ難しいかは、過去の歴史が証明している。それにしても、この爽快感は素晴らしい。楽曲にみなぎるパワーは、後期の彼らよりはるかに上回っている......。
再結成しながら新作を作らないアーティストも多い。それは下手に新作を出して失敗するより........といった計算がそこには存在している。
これほどの楽曲を書けるバンドが今のHR/HMシーンにどれだけ存在するだろうか.....考えてみて欲しい。
それにしても、恐るべき完成度である。ホントに勇気が沸いてくる。涙も出てくる....。今、自信を失いかけている人達に是非聞いていただきたい。何かしらの力をもらえるハズである。この楽曲で文句の言葉なんて、僕には絶対浮かばない............。満点の完成度である。


FAIR WARNING - Brother's Keeper ★★ (2006-08-21 16:28:00)

こんなに良い楽曲、良いメロディーを書けるバンドが今のHR/HMシーンにどれだけ存在するだろうか。僕は今のHR/HMシーンで、ベスト5に入るぐらいの実力であると断言したい。ブランクを全く感じさせないどころか、パワーアップしているのは驚異である。
こういったバンドが長く活動を続けられるよう、日本のHR/HMファンには是非応援してもらいたい。僕も聞いていて、久々に心が熱くなった。今年のNo.1アルバムである。


FAIR WARNING - Fair Warning ★★ (2004-10-18 23:26:00)

メロディアスロックの最高峰であると、僕は断言する。1stにして、フェア・ウォーニングの最高傑作である。とにかく熱い。サウンドには躍動感があり、これでもかと名曲が立て続けに展開する構成は、まさに圧巻の一言に尽きる。もはや僕はこの1stで、彼らの虜になった。とにかく楽曲、メロディーが良いのである。泣きを要しながらも、ソフト過ぎないのが彼らの最大の魅力である。この作品に文句のある人は、まず居ないであろう....。


FAIR WARNING - Rainmaker ★★ (2003-09-26 00:39:00)

オリジナル作品で言えば1stが一番好きで、順番にいえば4th、3rd、そしてこの2ndということになる。何故この2ndを選んだとかと言えば、楽曲を個別にみていけば結構好きな楽曲が多数収録されていたりするからである。例えば①③⑦⑪⑫なんかが結構好きだったりする。フェア・ウォーニングは結構人気があったが、今では中古屋さんで結構お目になる機会が多い。もったいない............。彼らの残したオリジナル作品の4枚は、どれもが名盤である。ここまで楽曲のバラツキが少ないバンドも珍しい。楽曲にこだわるバンドらしく、何度聴いても熱くなれる。ここが彼らの最大の強みかな。言い忘れてたけど、サウンド・プロダクションはどの作品よりもいい。


FALCONER - Falconer ★★ (2003-09-30 23:31:00)

鋭い!!次作の2ndが雑誌等で高い評価を得ているのを見て、オヤッ?と思った。このバンドはこの作品でしょ、絶対に。ノクターナル・ライツの「セイクリッド・タリスマン」以来、この手のサウンドでは衝撃を受けた気がする。疾走するパワー・メタルナンバーが次々に展開する前半から、テンションは最後まで確かに落ちない。あまり多くは語らないけど、騙された思って一度は聴いてみてもいいかも。くさいよ、メロディーが。


FEAR FACTORY - Demanufacture ★★ (2005-04-04 22:08:00)

近未来的という言葉を使えば、一歩引いてしまうファンもいると思うが、この作品は単純にモダンなHMアルバムと言ってしまっても良い作品である。これ以上、機械的な要素が増えると普通のHR/HMファンからは距離を置かれそうだが、そのギリギリの境界線にあるこの作品は、僕の中では名盤である。トータル的に言っても、先ずはこの作品から聞いていただきたい。


FIGHT ★★ (2004-01-27 22:55:00)

本当に「WAR OF WORDS」を聞いてると、胸が苦しくなる。当時のロブがどんな思いで、この作品を創っていったのかを考えただけでも、今でも胸が苦しくなる。僕にとってはジューダス・プリーストの新作こそが、2004年の最大の楽しみである。それにしても、前半の展開は圧巻である。ある意味「ペインキラー」よりも、はるかにヘヴィな作品である。何故ロブはジューダス・プリーストを脱退しなければならなかったのか?この作品は、怒りと悲しみに満ち溢れている。その度合いが、半端でない。


FINGER ELEVEN - Finger Eleven ★★ (2004-04-19 23:01:00)

これをヌーメタルと言うんだろうなあ~.....。確かに、サウンドは地味かもしれない。でも所々にカットインしてくる泣きの要素が、結構魅力的である。今風のモダン・ロックで特徴も少ないが、微妙なこのバランス感覚は結構好きである。日本では名前を知っている人も少ないだろうなあ~....。


FINGER ELEVEN - Finger Eleven ★★ (2004-06-06 22:10:00)

結局はジャンルなど、どうでもいいのである。比較的地味なバンドである彼らを応援するのは、未だにジャンルに捉われて過ぎていて、自分の好きなバンドしか聞かない又は応援しない人達への挑戦状である。例えばHR/HMしか聞かない人の言葉なんて、信用できない。それもごく一部のバンドしか知らないくせに......。ラウド・ロックはHM/HRファンからは敬遠されているが、ロック・ファンには賞賛されていたりする....。このギャップは、一体何を意味しているのだろうか.....。この作品は、個人的感情を抜きにして地味だがいい...。


FIREHOUSE - Firehouse ★★ (2002-11-17 22:00:00)

この1stの出来は半端ではない。とにかく聴いて絶対に損はしないと断言する。タイプは少し違うが、ハーレム・スキャーレムが好きな人は必聴である。サウンド・プロダクションもよく、正直今まで何度聞いたか分からない。今のHR/HMシーンにこの手の質の高いポップなHRをやっているバンドはいない。捨て曲なんてない。名盤。


FIREHOUSE - Firehouse 3 ★★ (2005-09-03 23:02:00)

時代性の影響を受け、サウンドは1st・2ndと少し違っている。しかし、彼らの有能なソングライターとしての実力は、お得意のバラード路線の⑤や⑩で確認する事が出来る。
敢えて少し路線を変えた事は明確で、この後の作品からはらしさが加速度を増して失われていくのである......。僕は意外に②が一番好きで、この曲を中心に当時は聞いていた。結局彼らは、この路線に近い形に修正を試みるが、残念ながら初期のレベルまでは完成度として到達していない。けどバラードを作らせたら、このバンド天下一品である....。


FIREHOUSE - Good Acoustics ★★ (2003-09-17 18:56:00)

このアルバムはHRをあまり聞かない友人が大好きだった作品でもあり、この頃のバンドの雰囲気が伝わる優しい作品だと思う。最近の彼らの作品には少し苦言を呈したいが、この作品頃までの彼らが個人的にはすごく好きだった。アメリカの市場が変わり始めた頃に、王道の路線でデビューを果たした彼らの存在は当時すごく頼もしく見えた。本当に心が癒される。嘘だと思うなら、一度聞いてみて欲しい。


FIREHOUSE - Hold Your Fire ★★ (2003-11-04 21:35:00)

1stで見せた路線を更に進めた2ndである。サウンドは更にビッグ・プロダクションになり、楽曲のメリハリも更にはっきりしている。1stにも負けない名盤であることは、作品の出来の高さから言っても事実である。僕は中でも「ホールド・ザ・ドリーム」が大好きで、よくこの曲を集中的に聴いていた。ソングライターとしての実力もかなり高く、だから逆に今のバンドの状況が歯がゆく感じたりする事も多い。バラード路線は特に秀逸で、耳に残る名曲が多いのがファイアーハウスの特徴でもある。本当にいいアルバムである。


FIREWIND - Allegiance ★★ (2007-01-19 22:30:00)

これまでの作品と比較しても、結構完成度の高いHMアルバムに仕上がっている。楽曲には適度にフックがあり、いい意味で耳に残る工夫がなされている。
特長的な部分には物足りなさを感じるものの、やる気は伝わる力作である。欲を言えば、もう少し楽曲にキャッチーさが欲しい。サウンドの芯はしっかりしているので、後は楽曲のレベルアップだけである。


FIREWIND - Burning Earth ★★ (2005-02-13 21:20:00)

サウンドの質感から言えばメジャークラスだと思うが、個人的にはイマイチ楽曲が弱い気がする。オオッとうなるメロディーも存在するが、これだと言える決定打がなかなか見つからない。この手の音楽ファンならこれでよいのだろうが、何か他のバンドとの差別化が欲しい。まとまりはあるしレベルも高いとは思うが、僕は最近この手のバンドはあまり聞かないので、正直今一歩という気がした。


FLOTSAM AND JETSAM - Drift ★★ (2005-02-05 22:20:00)

彼らの作品の中ではあまり目立たないが、①なんかは結構好きかも知れない。どれくらいの人がこのバンドに興味があるのか判らないが、出来は悪くない。モダンさも顔を出し、確かに今までとは肌触りが少し違うが、らしさは健在である。地味なバンドかも知れないが、案外いい曲も多いので、正統派スラッシュメタルが好きな人は、聴いてみてもいいバンドではある。書き込み少ないね.....。


FOO FIGHTERS - One by One ★★ (2004-07-16 23:29:00)

オルタナティブはHR/HMではないの?という、あやふやな境界線に属するバンドは予想以上に多い。ニルヴァーナはオルタナでしょ、ならフー・ファイターズもオルタナでしょ、でも.......この線引きは今ではあまり意味が無い。あまりにもクロスオーヴァーするバンドが多すぎるのである。しかもロック・チャートにもオルタナ・チャートにも登場するバンドが、ほとんとである。サビは比較的キャッチーだし、楽曲も悪くないし、僕はこの作品結構好きである。シングル・ヒットも数多く生まれたし、ある意味VELVET REVOLVERとサウンド的に共通する部分が多いこの作品は、結構お薦めである。


FORBIDDEN - Twisted Into Form ★★ (2003-12-22 23:13:00)

彼らと言えば、このアルバムでしょ。確かに初期のメガデスが好きであれば、間違いなく気に入るであろうサウンドである。個人的にはベイエリア・クランチの中でも、トップクラスの出来であると思う。この転調が多い独特の展開が好きなんだな、たまらなく.....。それにしても、なつかしい.......。とにかくこの作品だけでもいいから、聞いてもらいたい。きっと、次も聞きたくなると思うよ。そして、ベイエリア・クランチのファンになる....。そして.......いっぱい聞きすぎると、飽きがくるかも知れない...........。


FORTY DEUCE - Nothing to Lose ★★ (2006-04-13 21:08:00)

このサウンドをどう例えるのか難しい。友人から借りて視聴したが、なかなか出来は良い。フックも適度にあり、それでいて泥臭くも無く、楽曲もコンパクトにまとまっている。モダンでもあり、懐かしさも感じるし、リッチーのファンなら聞いて損はないだろう。
それにしてもこれは嬉しい誤算である。楽曲が結構キャッチーである点は、プラスポイントである。


FRAMESHIFT - An Absence of Empathy ★★ (2005-05-08 22:44:00)

Vo.にセバスチャン・バックを起用した、フレイムシフトの2ndである。1stではジェイムス・ラブリエを起用していたので、今回も前作に劣らず豪華な顔ぶれとなった。音楽性は何とも言えない摩訶不思議サウンドなので、単純にスキッド・ロウ路線を期待しては肩透かしを喰らうであろう........。
結局自分なんかは、バズのVo.が聞きたかっただけなので、改めてバズのヴォーカリストとしての才能に魅せられた気がした。これがもっと単純なロック・サウンドであればお勧めできるが、バズのファンでなければこの楽曲ではちと魅力が薄い気がする。でも部分部分では、魅力的なバズのVo.が何とも存在感を誇っているので、ファンならチェックすべきであろう。改めて言えば、バズのVo.のスキッド・ロウの新作が聞きたい。ロックしているサウンドで、バズのVo.が聞きたい.....。きっと誰もが思う感想ではないだろうか........。


FREAK OF NATURE ★★ (2004-03-06 22:12:00)

この泣きはいい。誰も認めなくても、僕は推薦する。ホワイト・ライオンよりもダークで、泥臭いロックが炸裂している。ホワイト・ライオンにあった甘味なポップさは後退し、より力強い怒りのサウンドへ転化している。特に2ndは時流への迎合ともとれるが、楽曲はすこぶる良い。1st、2nd共に名盤であると、僕は断言する。メジャーなアーティストもいいが、自分だけの名盤を探すのも面白い。このフリーク・オブ・ネイチャー、僕は大好きである。


FREAK OF NATURE - Freak of Nature ★★ (2003-12-19 22:19:00)

僕はホワイト・ライオンも好きだが、フリーク・オブ・ネイチャー方が圧倒的に好きである。先ずこのアルバムを聞く場合、①~③はカットして④~から聞くことをお薦めする。仲間の裏切りについて歌った④から聞いた方が、このバンドの特質を理解しやすいと思う。とにかくこのアルバムというか、このバンドはかなり過小評価されている。楽曲は適度にポップであるが、サウンドの本質は意外に深い。哀愁を感じさせるナンバーが数多く収録されていて、これが日本で受けないはずが無い。時流に迎合はしているが、楽曲の質は相変わらず高く、ホワイト・ライオンが好きであれば、この良さは理解できるはずである。聞かなきゃ損よ、このバンドは...。


FREAK OF NATURE - Gathering of Freaks ★★ (2003-12-11 23:48:00)

個人的には大好きなバンドである。マイク・トランプの意地が炸裂したアルバムである。時代性に影響されていて、サウンドは重く暗い。しかし、この暗さがたまらない.....。このバンドにも、いろいろな事件があった。ホワイト・ライオンがメジャーからドロップされ、このバンドの結成につながったわけであるが、この作品は当時気に入っててかなり聞き込んだ作品であった。「マイク・トランプの意地」この言葉がよく似合う作品である。曲作りの上手さは、ホワイト・ライオンで証明済みではあるが、ライブで歌がボロボロだろうが、僕はマイクが関わった作品は全て好きである。


FREAK OF NATURE - Outcasts ★★ (2006-04-04 23:20:00)

タイトル通り、未発表ナンバーや既発ナンバーのバージョン違いが中心の内容ではあるが、これもいい。僕は何度もこのバンドを推しているが、この作品もいい!やっぱり、曲がいい。特に②④⑦なんかは最高である。このけだるさが、妙に格好良い。


FUEL - Natural Selection ★★ (2003-10-14 21:26:00)

個人的には結構好きなバンドである、フューエルの久々の新作である。前作には「ハマレイジ」という超名曲があったが、結果的には新作の方が圧倒的にいい作品に仕上がっている。少しタイプは違うがステインド辺りが好きな人には、何か訴えかけるものを感じるはずである。決して明るくもなく、どちらかと言わなくても作品の質はダークである。しかしメロディーは泣いてるし、最近のアメリカで主流のモダン・ロック路線が好きな人には満足できる完成度の高い作品である。地味かも知れないが、本当にいい作品である。思ったよりも味わい深い作品である。バンドとしての意気込みも、すごくいい。


FUEL - Natural Selection ★★ (2003-10-24 22:46:00)

2度目の書き込みである。ここ数年アメリカで流行っているロックをモダン・ロックと表現するなら、このサウンドは典型的なモダン・ロックである。お金に関するゴタゴタで一時期活動を制限させられていた影響が、いい意味で作品に化学反応を起こしている。音楽に対する純粋さは、見事に作品に表われている。また一見地味に感じる作風も、実は非常に彼ららしいと、ファンの方なら感じるはずである。最近のマンネリ化した予定調和のHR/HMバンドの作品を聞くくらいだったら、この作品を聞いていた方がよっぽど精神的にも良い。深い........。この深さは尋常ではない。特に前半の流れは圧巻の一言に尽きる......。


GALNERYUS - Beyond the End of Despair… ★★ (2007-06-16 19:06:00)

日本発という言葉だけで拒否反応をしてしまう、HR/HMファンは意外に多いかも知れない。僕は友人から借りて聞いてみたけど、なかなかいい出来だと思う。確かにVo.には、多少は違和感を感じるけど、日本という言葉は感覚としては強くは感じない。
肝心の楽曲もなかなか粒揃いで、この手の路線のファンには聞いてみる価値が十分にある力作である。日本発だからこそ、日本のHR/HMファンに応援してもらいたいバンドである。
タメを意識的に作って、展開にもっとメリハリがつけば、本場のバンドにも負けない存在になる可能性はあると思う。


GAMMA RAY ★★ (2004-04-19 23:17:00)

ガンマ・レイはいい!ライブで聞くカイのVo.はあまり好きではないけど、楽曲は全く昔と変わってなくて最高!昨日から彼らのアルバムをずっと聞いてるけど、本当に心が熱くなるね。これぞHR/HMという気がする。最近はヘヴィ・ロックやモダン・ロックを聴く時間が多いけど、捨てたもんでもないねやっぱりHR/HMは....。


GAMMA RAY ★★ (2007-11-23 22:24:00)

確かに僕は、新作に対していい評価をしてませんが、ホントのファンの方なら他人の意見に関係なく、CDは購入すると僕は思います。少なくとも自分は、そうです。
今でも僕は、このバンド好きですし、カイも好きです。でも、作品の評価に関しては、僕は嘘をつきたくないので、できるだけ感じたままを書くようにしています。
このサイトの良い所は、賛否の意見があるところではないでしょうか。酷評していようが、そこに作品に対する気持ちが伝われば、僕はその意見もアリだと思っています。
酷評に反論するのなら、ここがこう良いといった具体的な意見の反論が聞きたいです。


GAMMA RAY ★★ (2007-11-24 16:32:00)

大神隊長さんの言いたい事は、よく分かりましたよ。確かにアーティストは、作品にかなり情熱を込めて作っているので、それを悪く言うのは僕も心情は痛いです。ファンの方の好きなアーティストを非難された時の気持ちも、十分にわかってはいます。
でも、ファンだからこそ評価が厳しくなるわけで、前にも書きましたが、どうでもいいバンドや作品に関しては、僕は発言する気さえ起こりません。
こんな考え方の奴もいるんだと、気楽に考えてもらえればありがたいです。
ドクトル・メタルさん、フォローありがとうございます。


GAMMA RAY - Heading for Tomorrow ★★ (2005-08-22 20:57:00)

ハロウィンにとって、いかにカイが必要だったのかを逆説的な意味で感じることが出来る傑作である。何故カイがハロウィンを脱退せざるを得なかったのか........マイケル・キスクはヴォーカリストとしては素晴らしいが、結果的にはハロウィンにあわなかった事は、彼の脱退後ハロウィンが見事に蘇生した事実で再確認することが出来る。
この作品を初めて聞いたとき、僕は思わず涙がでそうになった。カイありきのハロウィンが、カイなしでハロウィンを名乗ってもいいのか........かなり複雑であった。
今聞いても、心が熱くなる作品である。また、唯一ハロウィンらしさが残る作品でもある。名曲も多い。


GAMMA RAY - Insanity and Genius ★★ (2004-12-11 22:51:00)

彼らの作品の中で、もっとも好きでないアルバムである。最初1曲目聞いたとき、これはイケル!と感じたものの、④~はなんじゃこれという展開が待ち構えていた。トータルとして、一体何がやりたいのか全くわからない作品である。しかし、その後彼らは見事に復活して、名作をたくさん誕生させたので、それを高く評価したい。好きな①や③の方が逆に浮いて聞こえるの事が、すべてを表わしている。


GAMMA RAY - Land of the Free ★★ (2003-09-18 22:52:00)

ファンの方はやっぱり鋭いね。僕もこの作品が、一番好きである。居場所が無くなって出した1stにもかなりの思い入れがあるけど、内容的にはこの作品が群を抜いて好きである。このサイトの良いところは、ファンの方が素直に自分の意見で発言している所である。だから、世間一般では評価の高くない作品が、結構人気があったりして個人的にはニンマリすることも少なくない。この作品は緩急を巧みに使い、曲間をつなげることで完全にコンセプト・アルバムに仕上げている。作品に聞き所がたくさんあって全く飽きないし、むしろ最初から最後まで聞きたくなるような構成力は凄い。ガンマ・レイ恐るべしと言える傑作である。


GAMMA RAY - Land of the Free II ★★ (2007-11-23 21:21:00)

彼らの作品の中で、一番好きな「ランド・オブ・ザ・フリー」の続編である。しかし、視聴前からの不安は的中してしまう。端的に言えば、総じて楽曲が面白くないのである。
何故、続編なのかもコンセプトが不明確で、「ランド・オブ・ザ・フリー」のどこをどう取っての続編なのか、僕には答えが見つからない.......。
前作「MAJESTIC」で、僕はもう一歩踏み出す勇気がそろそろ必要だと感じた。それは、楽曲に新鮮味が薄く、悪い意味でのマンネリ感を強く感じたからである。
この作品は先ずメロディーが弱い。そして変化に乏しい。楽曲の印象が、全く残らないのである。
この作品に限らず、パート2や続編には、少なくとも1にあたる作品の良さをできるだけ多く残してもらいたい。僕には、この新作の良さがわからない.....ファンの方には申し訳ないけど....。


GAMMA RAY - Majestic ★★ (2005-09-22 23:24:00)

結果的に久々の新作となったが、良くも悪くもいつものGAMMA RAYワールドが展開している。確かに、どこかのバンドから借りてきたようなフレーズによる楽曲もあるにはあるが、これが彼らの持ち味だと言ってしまえば、それはそれで納得できる。
悪くはないが、中盤あたりでお腹いっぱいという感覚も否定は出来ない。もう、一つの世界観が出来てしまっているわけであるから、驚きや落胆するといった感覚もほとんど無い。
僕は、まあ平均的な出来という感じがする。個人的には1stのような路線を期待したいが、もう一歩踏み出す勇気もそろそろ必要かなという気もする。


GAMMA RAY - No World Order ★★ (2004-01-08 23:22:00)

ドラマティックなガンマ・レイは、この作品でも健在である。ハロウィンよりも硬派であり、あくまでも正統派路線を貫く彼らの姿勢が、たまらなく好きである。確かに過去の楽曲から持ってきたようなフレーズも多いが、楽曲の緊張感そして何より押しまくる彼らの攻撃性がそんなことを帳消しにしてくれている。最近のハロウィンよりも、僕は圧倒的に彼らを支持する。なんか聞いてると自然に体が熱くなるのである。男気あふれる作品である。こういう頑固なバンドがいるからこそ、僕はHR/HMから卒業できないのである。


GAMMA RAY - Sigh No More ★★ (2001-09-26 23:12:00)

捨て曲がないと言えば嘘になるが、問題作といわれるのはおかしい。僕は断言するが、これは名作である。彼らの歴史を振り返った場合、確かに浮いたアルバムではある。しかし、個々の楽曲の出来は決して悪くない。典型的なジャーマン・メタルを期待すると肩透かしを食らうが、冷静に聴いてみると、正統派なHRナンバーがてんこ盛りで決して買って損はしない名盤である。いい意味でのアメリカナイズ。このキーワードを頭に入れながら聴くと、このアルバムは決して問題作ではない事が分かるはずである。特にお薦めは④と⑥。


GLENMORE - Materialized ★★ (2006-07-15 21:59:00)

この時代のジャーマンメタルシーンには、期待できるバンドがたくさんいた。何よりバンドのサウンドには、個性があった。このグレンモアも、デモ時代から期待が高かったバンドである。
発売が決まり購入し、僕は「テル・ミー」ばかりリピートして聞いていた。この1曲の為に、アルバムを買った。この1曲は、今でもお気に入りである。
たった1曲の為にアルバムを購入するという行為も、年をとるにつれ少なくなっていった。お金をドブに捨てる行為..........でも、少なくなってはいるが、全く止めたわけではない。自分だけの名盤は、数多く存在する。それを世間が評価しようがしまいが僕は構わない。
数少ないテリトリーの中で満足するのもいいが、冒険はある程度必要ではないか。
デモテープで熱狂していた時代が、懐かしい.......。


GODSMACK ★★ (2006-03-08 16:59:00)

新曲「スピーク」は、らしいナンバーですね。前作の延長線上の楽曲で、いい曲です。それにしても、もう少しこのバンドなんかは人気が出てもいいんですけどね。メロディーはキャッチーだし....。


GODSMACK - Ⅳ ★★ (2007-02-05 18:34:00)

大まかに言えば、今までの延長線上でありサウンドにも大きな変化は無い。ただ前作よりは幾分ダークになり、本来の重く激しい路線に方向性は戻っている。
北米では安定した人気があるが、それもうなずける結果である。まあ楽曲の作り方の上手さは相変わらずだし、こういったバンドの中でも間違いなくトップクラスの仕上がりである。
キャッチーなメロディーは、この作品でも健在である。


GODSMACK - Ⅳ ★★ (2007-03-07 23:10:00)

最近僕は、敢えて歌詞については注目しないようにしている。というか、昔の自分がそうであったように、サウンドそのものに重きを置くようにしている。インタビューの発言も、時には作品に対する純粋な評価を曲げてしまうことがあるので、それもあまり注目していない。他人の評価も、勿論気にしない...........。
この作品、僕は前作よりも好きである。集大成的な内容で、客観的に見れば最高傑作という言葉が浮かんでくる充実度である。これはいい!後半は一見地味だが、楽曲のレベルは全く落ちないどころか、その深みは尋常ではない.........。


GODSMACK - Faceless ★★ (2003-12-07 16:54:00)

2ndアルバム「アウェイク」で進めたヘヴィ路線を、更にスケール・アップした3rdである。楽曲によるバラツキを改善し、万人受けするキャッチーなメロディー展開のヘヴィナンバーがこれでもかと連続する。個人的には1st収録のシングル「キープ・アウェイ」路線が好きだが、ソングライターとしての実力の高さがこの作品で開花している。アメリカではシングルも順調にヒットしている。日本での人気はイマイチだが、楽曲のレベルの高さは半端ではない。これが何故日本で売れないのだろう?でも、そんなことはどうでもいい.....。


GODSMACK - Godsmack ★★ (2003-10-26 21:51:00)

ゴッドスマックといえば、やはりこの作品がお薦めである。ヘヴィさを増した「フェイスレス」も好きだけど、楽曲の完成度からいってもこの作品が最高傑作だという気がする。特に前半の展開は、これでもかというナンバーが目白押しで圧巻の出来である。日本では全く駄目だが、アメリカでの人気はすこぶる高い。これをHRといわずに、何をハードロックというのであろう。今でもよく聞いている好盤である。


GODSMACK - Godsmack ★★ (2005-02-07 20:54:00)

「キープ・アウェイ」収録。僕をラウドロックに引きずり込んだのが、この曲である。今でもよく聞く作品で、恐ろしいまでの求心力がある。やはり「キープ・アウェイ」だけは別格の存在である。ラウドロックは認めないHR/HMファンも多いが、いいバンドもたくさん存在する。


GODSMACK - The Other Side ★★ (2004-03-12 23:55:00)

新曲3曲を含む、全編アコースティックなアルバムである。誤解されてもいいが、ファン以外の方はわざわざ購入する必要は無いかもしれない。まあ新曲3曲も、アルバムのアウトトラックの匂いがプンプンである。もともとこういったアレンジが似合っている楽曲なので、こういう形でファンの人に披露するのが妥当かも知れない....。新曲がメインだと思うが、その出来はあまり良いとは言えない。極端に悪いというわけでもないが、よほどのファンの方でない限りこの作品の価値は高くないかも知れない。「フェイスレス」は、今でもアメリカではセールスが好調である。それで発売のタイミングが遅れたと思うが、ファンにとっては貴重な作品かもしれない...。


GUNS N' ROSES ★★ (2004-04-07 22:32:00)

ベスト盤がビルボードで初登場3位であった。それにしても、この3位には驚いた。オリジナルの新作がもし発売されていたら、こんなに上位に初登場しただろうか....複雑である。楽曲のバランスも正直?である。まあ新作がいつまで経っても出ないから、レコード会社も苦肉の策だろうが、個人的にはもう愛想をつかしてしまっている。僕はこのベスト盤を購入しないだろう。でも今でも、昔の作品はよく聞いている。いつ出るの?新作は....。


GUNS N' ROSES ★★ (2007-08-06 16:16:00)

お金と時間に余裕があれば観たかったなあ~、という気はするけど、僕は80年代に観たライブが今でも強烈に印象に残っている。
オーラが出まくりで、とにかくとんでもない新人が出てきたというのが、僕の印象だった。楽曲も素晴らしいが、とにかくバンドの持つ雰囲気は、超大物という感じで、このバンドが今後どうなっていくのかとても楽しみだった。あのメンツであの貫禄である。正直、他の新人とは何もかも全く違っていた。
当時が懐かしい........。


GUNS N' ROSES ★★ (2007-08-10 20:29:00)

僕は80年代~90年代にかけて結構ライブを見たけど、ガンズの場合何か貫禄があって、とても新人とは思えなかったですね。当時、新人なのに演奏の上手いバンドは結構いましたが、全く他の新人とは何か違っていましたね。楽曲うんぬんよりも、バンドの持つ危なっかしい雰囲気が、今でも鮮明に記憶に残っています。逆に全く印象に残っていないバンドの方が、圧倒的に多いですから、やっぱりあのメンツのあのオーラは凄かったですよ。
その他では、メタリカを初めて生で見たときも、かなりのインパクトがありましたね。


GUNS N' ROSES - Appetite for Destruction ★★ (2003-02-08 21:26:00)

この作品を初めて聞いたのは、確かLPレコードであったように思う。この作品は発売からブレイクするまでに、かなりの時間を費やしていたのを覚えている。当時から、この作品を超える作品を作るのは難しいだろうなと思っていたが、案の定結果的に彼らの最高傑作になった。捨て曲が無いというレベルではなく、なんでここまでいい曲がそろえられたの?と聞きたくなるくらい完璧な作品である。もしこの作品に匹敵する作品を作りたければ、オリジナルメンバーでの再始動しかない。バランス・・・・決してアクセルだけがすごいのではない。


GUNS N' ROSES - Greatest Hits ★★ (2007-08-17 14:49:00)

基本的に、HR/HMバンドにベストアルバムは必要ない。この考え方に変更はない。ベストアルバムで語りつくせるバンドなんかに、僕は興味が無い。
所詮ベストなんて、レコード会社の金儲けや契約消化のために発売されるケースがほとんどである。ガンズ・アンド・ローゼスというバンドの偉大さを理解するのにも、この作品は邪魔である。数枚しかリリースされていないオリジナル・アルバムでさえも聞くのが面倒というなら、いっその事全く聞かなくてもいいのではないだろうか.......。
選曲の基準は何?水面下で、何かしらの力が働くベスト・アルバム.....。何のポリシーも感じない、選曲・構成である。


GUNS N' ROSES - Live Era '87-'93 ★★ (2004-05-13 23:15:00)

この作品が出たことで、本当にガンズの第一章は幕を閉じた。今のガンズのメンバーを見て、アクセルがこのバンド名を使用する事に僕は怒りすら覚える。VELVET REVOLVERの快進撃は始まっている。真っ向勝負で新作を出す勇気が、アクセルに残っているだろうか。この作品、音質もいいし数あるブートものよりもバランスがいい。よほどのファンはブートものも聞いてみた方がいいと思うが、一般のファンはこれで十分といった内容である。ガンズは何故完成している新作を、出さないのだろうか。


GUNS N' ROSES - Use Your Illusion I ★★ (2003-11-20 23:32:00)

一枚の作品として考えれば、「アペタイト~」の方が圧倒的に質は高いと思う。しかし、この「ユーズ・ユア・イリュージョン1・2」は、曲数を絞らなかった事と作りこみという作業をあえて完全にしなかった事によって、バンドのありのままの姿が見えて僕は結構好きである。当時は一枚にまとめるべきだったとか、いろいろな意見があったが、今になって思えばこれもガンズらしいという結論に結びつくから不思議である。何時になったら発売になるかわからない新作に、ファンもとうとう愛想をつかした感があるが、再評価という意味で聞き込んでみるとこの2作品結構いいアルバムだなあと、思ったりする...から自分自身驚きである。当時は2が好きだったが、らしいといえばやっぱり1の方かなという気がする。この2作品もやっぱり、名盤である。


GUNS N' ROSES - Use Your Illusion II ★★ (2004-06-30 23:12:00)

Ⅰとの比較で言えば、好きな曲の数はこちらの方が圧倒的に多い。一時期、ⅠとⅡの好きな曲だけを集めてMDで聞いていたが、いつの間にかやっぱりCDをひっぱりだして聞いていた。嫌いな曲もあるにはあるが、それを削るとこの作品はこの作品でなくなる.......。僕はアルバムをランダムで聞く事が少ないし、飛ばして好きな曲だけを聞くというのもまず無い。だから、好きな曲も嫌いな曲も全てまとめて、この作品という気がする。中盤が特に好きである。


GUNS N' ROSES - Use Your Illusion II ★★ (2004-12-04 22:42:00)

今になって客観的に振り返れば、この出来で文句を言うのは贅沢だったという気がする。時代は変わり、今ではほとんど聞かれなくなった比較的普通のR&Rである。ガンズがいかに凄いバンドであったかなんて今更説明したく無いが、今聞いてもいつ聞いてもこの作品までの彼らはとにかく凄かった......。問題行動も、名作さえ作ってくれればなんの問題にもならない。破天荒であり掟破りであったが、アクセルは輝いていた......。オリジナルの再結成なんて望まないが、この出来はやはり只者ではない.....。


HALFORD - Crucible ★★ (2002-06-23 11:28:00)

正直言うと、前作の延長線上のサウンドの方が良かった。しかし、モダンになったからと言って作品の質が落ちたわけではない。1曲1曲にもう少しメリハリを付け、もっとダイナミックなサウンド・プロダクションにすれば、恐らく前作に勝る作品に仕上がったに違いない。成長し続ける姿勢は大いに評価できるし、なんといっても本家は迫力が違う。そこら辺のB級メタルを聴くぐらいだったら、この作品を聴くべし!86点かな。


HALFORD - Resurrection ★★ (2004-03-07 07:33:00)

このアルバムによって、ロブは本当に帰ってきたと感じた。サウンドがもろに「ペインキラー」路線であるこの作品に、感動できない人はいないであろう。これを聞いたとき、やっぱりジューダスにはロブしかいないと痛感した。そして、ロブはとうとうジューダス・プリーストに復帰したのである。人間関係は、意外なところから崩壊することがある。お互いが憎みあっていたわけではない。一流になれば、当然エゴも出てくる。でもこの10年で感じたことは、代わりは居ないということである。それはどのバンドにも言えるが、例えどんなに上手いVo.が入ったとしても、バンドの顔が変わればそのバンドはある意味別のバンドになってしまうのである。メンバーチェンジを否定しているわけではないが、マジックはそう簡単に生まれるものではない。


HARDCORE SUPERSTAR - Hardcore Superstar ★★ (2005-12-13 22:05:00)

友人から借りて聞いたけど、なかなかいい出来ですね。サウンドプロダクションと作風から、モトリークルーを連想するのはあたりまえで、あとは楽曲をもう一歩上のレベルまであげれば、大ブレイクを期待させますね。楽曲もなかなかで、結構お勧めですね。アリーナ・ロックが好きな方は必聴ですよ。


HAREM SCAREM ★★ (2007-07-26 18:03:00)

こういった情報を聞くたびに、複雑な気持ちになる。一時期確かにオヤッと思う感じもあったけど、せっかく蘇生してもイマイチここ日本では、盛り上がらなかった事が何か悔やまれる。
最高傑作と比較しての作品の評価は、バンドにとっては酷である。活動が長くなると、どうしてもそういう評価になりがちだけど、日本で応援すべきバンドだっただけに、凄く残念である.....。


HAREM SCAREM - Higher ★★ (2004-05-19 21:59:00)

厳しい言い方をすれば、アルバムのなかで印象に残るのは比較的メロディーに起伏がある⑦や⑧だったりする。つまりは、どうしても「ムード・スウィングス」の影を追ってしまうのである。前作同様、確かに初期の頃のサウンドに戻っている。しかし、これだと言える楽曲が数曲ないと正直辛い。軽く平均点はクリアしているし、すくなくともRUBBERのような消化不良的な要素もない。でも、繰り返し聴きたくなる何かが足りない.....。ファンならこれで満足できると思うが、一般のHRファンの心を捉えるのは難しい気がする。このままでは、なにかもったいないような.....感じがする....。


HAREM SCAREM - Human Nature ★★ (2007-02-03 19:50:00)

ファンの方の意見は鋭い!僕は、この作品結構良い出来だと思いますよ。確かにあの名作2ndには及ばないけど、ここ2作よりは遥かに自分達らしさに磨きがかかっていると僕は思います。
「ウェイト~」の前半には及ばないけど、全体としての完成度は久々にかなり高い作品であることは間違いないと思います。
実力のあるバンドはこういった作品を、作れるんですよ。だからこういうファンの期待するレベルの高い楽曲を提示してくれた時には、もっとファンの方には応援してもらいたいですね。
日本のファンが期待する、あの路線ですよ。要チェックです。