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ヤング・ラジオさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 301-400

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ヤング・ラジオさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 301-400
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HAREM SCAREM - Mood Swings ★★ (2003-08-28 22:31:00)

この手のハード・ポップな音楽を得意とするHRバンドの中でも、間違いなくトップ・クラスに存在するハーレム・スキャーレムの最高傑作である。作品に漲る初々しさは決して計算では作れないだろうし、サウンドにはとにかく一点の曇りもない快晴的作品である。実は次作「ヴォイス・オブ・リーズン」で一転ダークな姿を見せるのであるが、そこでもメロディーの質は全く衰えていない。個人的にはこの2作が気に入っているが、ポイズン・ウォレント・TNTあたりのハード・ポップ路線が好きな人には、必聴の作品である。


HAREM SCAREM - Weight of the World ★★ (2006-04-16 06:50:00)

アルバムの前半は、あの2ndを彷彿させる良質なナンバーが展開する。しかし後半には、散漫な印象を与える統一感の無さを感じさせるバラエティー豊かなナンバーが顔を出す。
でも全体的な出来は、決して悪くない。彼らの作品の中では、間違いなく上位に入る出来であることな間違いない。だから後半のバラツキがもったいないという結論に結びつく。
中期にバンド名の変更など一回もたついたバンドだが、ここまで蘇生した点は素直に評価したい。いいバンドである。


HEAVENS EDGE - Heaven's Edge ★★ (2003-10-27 22:40:00)

なんかすごく懐かしいヘヴンズ・エッジの1stである。ハードポップというか、80年代HRというか、この手のバンドは現在存在しないに等しいが、楽曲は今聴いても決して悪くない。当時僕は結構好きで、よくこの作品を聞いていた。ハード・ポップ・ロックはコアなファンからは無視をされるし、熱心なファンがつきにくく苦戦を強いられる事も多いが、興味のある方は聞いてみてもいいかも.....。懐かしいね......この手のバンドが当時はたくさん居たのになあ.....。


HEAVENS GATE - Hell for Sale! ★★ (2004-02-21 00:20:00)

せっかく、せっかく、せっかく「リヴィン・イン・ヒステリア」という超名盤を作ったのに、あまりにもアメリカナイズされた作風に、当時はファンからも総スカンを喰らった作品である。何故路線を変えたのか、当時も理解に苦しんだのを覚えている。でも、待てよ......。今になって思えば、この時代は誰しもがアメリカに市場を求めて、路線を変えた時期であった。当時は腹立たしくて繰り返し聴く気分になれなかったが、冷静に聞いてみるとこれが案外良かったりする。でも......やはり中だるみがかなりある....。というわけで僕は、①~③と⑪だけをよく聞いている。最近の作品よりは、はるかにいいと僕は思う。このコメントもファンの方なら分かってもらえるハズ.....?


HEAVENS GATE - Livin' in Hysteria ★★ (2002-09-01 12:54:00)

このアルバムを聞かずして、ジャーマン・メタルは語れない。アルバムから発散されるエネルギーは、半端ではない。結局この雰囲気は計算して作れないわけで、ジャーマン勢の底力を当時実感したのを今でも覚えている。多くを語りたくない。彼らの作品の中でも群を抜く完成度に、ひれ伏すがいい。この作品を聞かずして、ジャーマン・メタルは語れない。98点


HEAVENS GATE - Open the Gate and Watch! ★★ (2003-12-11 21:31:00)

ヘヴンズ・ゲイトといえば「リヴィン・イン・ヒステリア」であるが、その前に発売されたのがこのミニ・アルバムである。1stで見せた路線を更にパワー・アップし、劇的な変貌をとげる3rdまでの橋渡し的な作品で、ミニ・アルバムだからといって侮っててはいけない。お遊び的なアレンジがこの作品まではあった。「リヴィン・イン~」以降の作品を聞くくらいだったら、歴史を遡ったほうが良い。このアルバムで、次作で劇的な変貌を遂げるとは予想もしなかった。僕はジャーマンの、このB級くささがたまらなく好きである。


HEED - The Call ★★ (2006-11-08 17:10:00)

先入観を捨てて聞いてみると、これがよく出来たメタル・アルバムであることに気がつくはずである。僕はLOST HORIZONのサウンドより、こちらの方が好きである。
楽曲はミドルテンポを中心に、サウンドにも厚みがある。楽曲もなかなかの出来で、これはいい出来ではないだろうか。面白みや変化には乏しいが、真面目なサウンドには好感が持てる。


HELLOWEEN ★★ (2003-08-17 05:56:00)

正直に言わせてもらえれば、僕の中でのハロウィンは「タイム・オブ・ジ・オウス」で完全に終わっている。昔のように新作に過剰と思える期待も抱かなくなったし、予定調和の世界で繰り広げられるマンネリズムの世界に少々ガッカリしている。企画物ではあるが、「ベスト・レスト・レア」なんかを今でもよく聴いているのが現状である。新作がいいと思える人達というのは、やはり最近のファンが多いのではないか?彼らの実力がこんなものではないことは、過去の作品が証明している。僕が15年程前にキーパー~を初めて聴いたとき、腰が抜けるくらいの衝撃があった。毎日、何度も繰り返し聴いていた頃がすごく懐かしい。僕は彼らの大ファンである。ファンの正直な意見が聞きたい。ラビット~を聞いていて、本当に心が熱くなれるのでろうか?ファンがアーティストを育てる時代は、終わったのであろうか?


HELLOWEEN ★★ (2003-09-18 22:24:00)

やっぱりハロウィンの凄さは、これなんだよと「ベスト・レスト・レア」を聞きながら頭を何度も振っている自分がいる。熱くないハロウィンは、ハロウィンではない。「ラビット~」の何処がいいのか、やっぱり分からない。僕が納得できないのは、ファンが主観的でありながら客観的でなくてはならない事を忘れていることである。一番好きなアーティストが、ハロウィンという人なら少しは許せる。それは、冷静に判断できないくらい好きだからである。僕は15年間彼らのファンである。思い入れは半端でない。僕は絶対にこの作品を、認めない。結果が悪いのは仕方ない。でも、そこに変な妥協や計算があれば、話しは別である。一生懸命さは、必ず作品のどこかに表れる。必ず、である。この作品のどこに感動できるのか?僕には、手抜きにしか映らない。


HELLOWEEN ★★ (2005-10-16 23:29:00)

どういった過程を経て音源を確保したのか、なんて事に僕は全く興味が無い。発売前に意見を書くのは、確かに一般常識内でも止めておいた方が良いとは思うけど。
僕は今まで、誰かの意見によってアルバムを買うのをやめた事は無い。例え全ての音源が聞けたとしても、その内容に関わらずそのバンドのファンなら僕はそのアルバムを出来るだけ新譜で購入してきた。それは、自分なりのアーティストに対する敬意の表現方法であったのかも知れない。その為、お金をドブに捨てるような行為をいっぱいしてきた。だけど、そのおかげで自分なりの作品を見極める力は、身につける事が出来たと思う。
雑誌で名盤とされる作品だけが、自分にとって名盤であるはずがない。「前作よりは・・・・・・」といったレヴューで、そのアーティストの全作品を聞いている人の意見と、その2作品しか聞いていない人の意見の重みは全く違うハズである。
なんか、悲しいね.....。中古で購入しても、アーティストにはなんのご利益もないしね。ネットで違法におとすなら、せめて新譜も購入してもらいたい...というのが、個人的な意見かな。


HELLOWEEN ★★ (2005-10-24 20:27:00)

僕も何曲かスポットで聞いたけど、新作の出来はかなり不安かな。このタイトルにしないといけない意味がどこにあるのか、正直分からないね。1stシングルもイマイチだったし、かなり不安である。


HELLOWEEN ★★ (2005-10-25 23:34:00)

僕はアンディー加入後も好きだし、キスク在籍時も好きだし、カイがVo.の初期の頃も大好きである。
前作「ラビット~」が個人的に気に入らない理由の一つには、「ザ・ダーク・ライド」の作風を否定し、ロイをも否定したヴァイキーの考え方に大きな違和感を感じた事がある。僕は「ザ・ダーク・ライド」は、アンディ加入後では実は一番ハロウィンらしい作品であると感じている。楽曲の出来は良く、バラエティーさもあり、サウンドプロダクションもいい。バンドは、未来を見なければならないのである。
「ラビット~」はサウンドだけを見れば、「キーパー~」の作風に近い。しかし、肝心の楽曲が弱いのである。形から戻そうとする方法論には、個人的には賛成できない。
また新作から数曲をスポットで聞いただけだけど、何故このタイトルにしないといけないのか。その根拠が何処にあるのか......見つけにくい。
単に昔の頃に戻って欲しいとも思っていないし、アンディを否定しているわけでもない。妙なバランス感覚を保とうとすると、バンドというのは得てして失敗する事が多い。
「ザ・ダーク・ライド」に、らしさを上手く保ちながらハロウィンとしての新風を導入し、完成度の高い作品に仕上げたロイを否定しているようでは、先は明るくない.........。好きだから、心配なのである.....。


HELLOWEEN ★★ (2005-11-02 23:56:00)

彼らは今までたくさんの名盤と呼べる作品を発表してきた。確かに今度の新作は、1stシングルの不安感からすれば、思ってた以上にはよかった。
しかし、僕は「タイム・オブ・ジ・オウス」の全体を威圧する緊迫感や「ザ・ダーク・ライド」の充実した楽曲群の方が、どうしても上のように感じる。言い換えれば「らしい」と感じてしまう。単に好みの問題かもしれないけど.......。
聞き始めは新鮮さが上回りある意味興奮状態だから、100回くらい聞いた後での、ファンの方の意見が聞きたい。名盤とは、繰り返して何回聞いても全く飽きない作品のことである。


HELLOWEEN ★★ (2007-09-17 18:48:00)

思い返せば「~レガシー」は、曲数を絞り込んで1枚にして、1曲1曲をシンプルにしながらもっと作りこめば、かなりいい作品になった気がする。
「マスター~」は、復活作としては合格点だったし、「タイム~」は、アンディー加入後では一番の力作だった。また「ベター~」は楽曲の出来がイマイチだったが、「ザ・ダーク~」は、典型的な作風でなくても、ハロウィンらしさを上手く表現したという意味で、重要な作品であった。そして「ラビット~」でまた楽曲の出来に不安を感じさせ、「~レガシー」を発表し現在に至っている。
僕は新作に、いかに印象に残る良い楽曲を多く収録するかに力点をおいて注目している。ハロウィンらしさとは、一体何なのか・・・・・・。典型的な路線だけがハロウィンらしさなのか......。良い楽曲こそが、らしさではないのか.....。
最近の彼らを見ていると、典型的でない路線の方にこそ、良い楽曲が多いように僕には映る.....。新作、注目である。


HELLOWEEN ★★ (2007-09-22 19:01:00)

新作から2曲だけ視聴する事が出来たけど、「~レガシー」よりも個人的な感触は良かった。ただこの2曲がアルバムを代表する楽曲なのかは全く不明だけど....。
この2曲も、やっぱり典型的な路線ではなかった。最近の彼らを見てると、意識して力を入れて型に拘るよりも、幅をある程度広げて楽曲の面白さで勝負した時の方が、個人的には感触がいい。僕はアンディのソングライターとしての力をかなり買っているので、彼の力をもっと引き出すためにも、幅は広いが一本芯が通っている作品を期待したい。新作、楽しみである。


HELLOWEEN - Chameleon ★★ (2006-12-11 23:14:00)

当時を振り返ると、結局このアルバムは彼らの作品の中でも最も聞いた回数が少ない作品という事になる。①は確かにらしい楽曲ではあるが、逆に浮いて聞こえてしまう事がこの作品全体の印象を物語っている。
ハロウィンというバンドは、確かに名作・名曲が多いが、こういう煮え切らない作品を作ってしまう不安定なバンドでもある。
メンバーにソングライターが複数存在するので、それが逆にマイナスとなることも多い。人間くさいバンドで、いろいろな確執も生まれたが、まあそこが魅力でもある......。


HELLOWEEN - Gambling With the Devil ★★ (2007-10-25 14:49:00)

前作「~レガシー」は、僕にとっては中途半端の印象ばかり残った。このタイトルを使う限りは、少なくとも路線は「キーパー」の路線にして欲しかった。無理ならせめて、テンションの高さだけでも肉薄する作品を期待していた。
しかし、出来上がった作品は、確かに集大成と言えなくは無かったが、肝心の楽曲の出来が弱かったし、統一性という意味合いでも一本芯が通っていなかったように感じた。また、何故あのタイトルが必要だったのかが僕には理解できなかった。逆にあのタイトルを使用することによって、自分達のスタイルをかなり狭めてしまい、窮屈な印象を与えてしまっていたように感じた。
この新作、バンドとしてある意味吹っ切れたのか、印象としてはすごく新鮮に感じる。特に中盤の楽曲群には、あの名作「タイム・オブ・ジ・オウス」を彷彿とさせる緊張感を感じることが出来る。
僕は何度も言っているけど、やっぱり今のハロウィンは楽曲の幅を今作ぐらいに広げて、楽曲の面白さで勝負していった方が良いと思う。もはや過去の「キーパー」路線は、このバンドには全く必要が無い。
アンディ加入後の作品の中でも、かなり上位にくる完成度である。これだけ、メンバーチェンジを繰り返しながらも、今尚その存在感を大きく感じるバンドである。個人的には⑤~⑧の流れ、そして⑪⑫が好きである。サウンドからは、メンバーの一体感を素直に感じることが出来る。快作である!


HELLOWEEN - Gambling With the Devil ★★ (2007-10-28 04:11:00)

僕にとってハロウィンは、何度も死んでいる.......。しかし、同時に何度も蘇生している。こんなバンド、そうはいない。「タイム・オブ・ジ・オウス」で復活し、「ザ・ダーク・ライド」で復活し、そしてこの新作で、3度目の復活である。
それにしてもこの新作、楽曲の充実度が半端でない。メンバーの一体感を、サウンドからここまで感じたのは、ホントに久々かもしれない。超期待していた前作「~レガシー」で、ホントに僕は落胆した。ハロウィンもここまでか........と、僕はあきらめかけていた......。
しか~し、この新作で見事に復活した。それも、劇的に.....。ここまでテンションの高いアルバムが作れると、誰が予想できたであろうか.........。大げさでなく、ハロウィンの歴史上、トップ3に入る名作である。今年出た作品の中では、間違いなくNo.1の出来である。興奮は、治まらない......。


HELLOWEEN - Gambling With the Devil ★★ (2007-11-28 04:53:00)

ハロウィンはメンバーこそ変われど、いつの時代も優れたソングライターチームである。それを改めて証明した意味合いでも、この作品の存在価値は高い。
らしさとは、一体何なのか........。その答えが、わかりやすく表現されている。キスク時代に思い入れのあるファンでさえ、この楽曲の出来には納得できるのではないだろうか。
予想以上の出来で、僕の中では間違いなく今年のベスト・アルバムである。


HELLOWEEN - Gambling With the Devil - Heaven Tells No Lies ★★★ (2007-11-20 16:53:25)

現時点では、新作の中で一番好きなナンバー。ひねりのある、後期の彼らの得意パターンの一曲。


HELLOWEEN - Helloween ★★ (2004-01-07 22:26:00)

本当に懐かしい。やっぱり、これがハロウィンなのである。これこそが、ハロウィンなのである。何度聞いても、やっぱりいいね.....「名作は時代を超えるのである」。この作品は名作なのに、書き込みが少ないのは何故?なんだろう........。「ラビット~」から、彼らのファンになった方も多いと思うが、ハロウィンの原点はやっぱりこの作品にあるのである。泣きも存在するし、この時点で既に一つの完成型になっているのはやはり凄い!この作品を聞かずに、ファンを名乗っている方はまさか居ないよね?最新作である「ラビット~」に何が足りないのかが、この作品を聞いていると凄く判る気がする......。まさかこの作品を聞いていないファンの人は、居ないよね?最近の彼らの作品には無い、音楽に対する一途な想いがこの作品には詰まっている.....。


HELLOWEEN - Helloween ★★ (2004-01-13 22:13:00)

例えマイケル・キスクがいなくても、初期のハロウィンのサウンドには何か痛切に訴えかけるものがあった。最近この作品を聞く機会が多いが、それはいつも原点に帰りたい時に限るのである。彼らのファンは日本にもたくさん存在すると思うが、その思いはそんじゃそこらのファンには負けない自信がある。この作品はまだまだ荒削りだけど、若さゆえの勢いが全編にあって聞いていて本当に心が熱くなる。正直に言うと、当時はここまで大きな存在になるとは思えなかったけど、サウンドに漲る独特の緊張感は他のバンドと比較しても、当時から群を抜いていたのも事実である。


HELLOWEEN - Keeper of the Seven Keys, Part I ★★ (2005-10-27 23:55:00)

当時この作品を初めて聞いたときは、腰が抜けるくらいの衝撃があったのを今でもはっきり覚えている。もうホントにこのアルバムで、僕はジャーマンにどっぷりつかった。
当時は、フォロワーと呼ばれるバンドが次々にデビューしたが、このパート1・パート2を超える作品には結局出会えなかった........。
約10年近くは、こういったサウンドを求めてインディーなんかも探しまくったが、結局このアルバムを超える作品は無かった。
このサウンドは、今にして思えば奇跡に近いね。間違いなくこの手では最高峰である。このバランスはホントに絶妙である。僕の理想型のサウンドの一つである。


HELLOWEEN - Keeper of the Seven Keys, Part II ★★ (2003-10-20 23:06:00)

今更コメントする必要もないと思ったけど、一票投じる目的でコメントしました。僕はオン・タイムで1と2を聴いたけど、1を初めて聴いたときは腰が抜けるくらいの衝撃を感じたし、この2を初めて聴いたときは全身の力が抜けて頭がパニックになったのを今でもよく覚えている。今のハロウィンサウンドにはない要素がたくさんあって、何度聴いても熱くなれるこのアルバムは歴史に残る名盤というか数あるジャーマン・メタルの中でも圧倒的にNO.1でしょう。


HELLOWEEN - Keeper of the Seven Keys, Part II ★★ (2005-03-11 21:44:00)

メイデンのブルースが僕が思うNo.1ヴォーカリストだけど、もしキスクがずっとハロウィンに居てくれたら、もしかしたらキスクをNo.1にしていたのかもしれない。未だに未だに、僕は未練アリアリである。
この作品なんか聞いてると、この手を歌わせるとホントにキスクは別格だなあと思ってしまう。当時からずっと思っていたが、結局ジャーマン・メタルでこの作品を超える作品に僕は未だに出会っていない..。作品の数も恐らく、マニアと呼ばれる人にも負けないくらいは聞いているはずである。でも、この作品を超える作品に僕は未だに出会っていない.......。


HELLOWEEN - Keeper of the Seven Keys: The Legacy ★★ (2005-10-29 23:52:00)

前作「ラビット~」よりは好きだけど........う~ん、複雑である。僕が一番好きなのは、DISC 2の「マイ・ライフ・フォー~」だけど、この空気感で全体を貫いていたならば、アルバム全体の感触は違っていたのかも知れない.......。
僕は、どちらかと言えば典型的な楽曲が多いDISC 1よりもDISC 2の方が気に入った。実はこれが全てを表していて、典型的であろうがなかろうが、つまりは楽曲のクオリティーが一番大事であって、言い換えれば聞いたときの新鮮さも重要な要素であると個人的には感じた。彼らも歴史が長くなり、この部分を真剣に考えるべき時期が来たのではないか.....。
バンドが自分達の型というものに囚われすぎていると、僕の耳には感じた。このタイトルでなければ、案外いい作品だねという感想に終わっていたのかも知れない.....。


HELLOWEEN - Keeper of the Seven Keys: The Legacy ★★ (2005-11-15 22:37:00)

バンドが何故「LEGACY」を作ろうと思ったのか......に、実は本当の答えが隠されている気がする。このタイトルを使う限りは、徹底的に「キーパー~1・2」に匹敵するテンションの高さで「あの路線・・・・・の楽曲」にして欲しかった.....と思ったファンはもっと存在しているハズである........。
賛否の意見で、比較的否の意見を述べている人は、恐らく昔からのファンではないだろうか......。僕は「キーパー・オブ・ザ・セヴン・キーズ」の1を初めて聞いたとき、本当に腰が抜ける思いがした。なんなんだ.....この作品はと.....。そして2を初めて聞いたときも、この作品は異次元の世界に存在する作品だと最初の視聴でそう感じた.....。
この新作「~LEGACY」は、そんなに「凄い作品」なんだろうか.......。僕は疑問に感じる....。
もう一度、1と2を聞いていただきたい........。僕は、あえて問題提起したい.....。「~LEGACY」は、そんなに「凄い作品」なんだろうかと......。


HELLOWEEN - Keeper of the Seven Keys: The Legacy ★★ (2005-11-21 23:16:00)

この新作「~LEGACY」は、良く言えば最近の彼らの集大成的作品、悪く言えば自分達が考える自分達らしさの演出のように僕の目には映った......どちらかというと後者の部分が強いから、僕は納得できなかったのである......。僕が、前に敢えてこの新作が凄い作品なのか......と問題提起したのは、本当に彼らの過去の作品を全て聞き終えて、この新作を聞いたとき本当にそう感じたのかを知りたかったからである。勿論、誰の意見も参考にせず......という条件の下である。
「ザ・ダーク・ライド」の充実した楽曲群に気づいているのだろうか........「タイム・オブ・ジ・オウス」の作品全体に漲る緊張感は、はるかにこの新作より上ではないのか........。
アンディ加入後も、彼らは素晴らしい作品を残しているのである......。昔はファンが、アーティストを育てていた感覚があった......。ファンの評価は、重要である。この程度の出来では、僕は納得しない.....。彼らなら、もっと凄い作品が作れるはずである.....。何度も言うが、僕は「ザ・ダーク・ライド」こそが、アンディ加入後では一番彼ららしい作品だと思う......。


HELLOWEEN - Keeper of the Seven Keys: The Legacy - My Life for One More Day ★★★ (2005-11-02 00:27:49)

前作「ラビット~」の楽曲を絶賛していた人達は、新作の楽曲を聞いてどう感じたのであろうか.....。僕はこの曲が好きというより、この曲にある勢いや一体感が好きである。
一番「らしい楽曲」という事で、僕はこの曲が一番好きである。最後を締めくくるにはいい曲だと思う。確かに「ザ・ダーク・ライド」路線の楽曲である。


HELLOWEEN - Keepers Live ★★ (2003-10-20 22:51:00)

もうこのアルバムを聞く度に、やっぱりキスクなんだよな~と思ってしまう。確かにアンディも好きなヴォーカリストだし、人間的にはキスクよりも好きである。しかし、である。「ハウ・メニー・ティアーズ」なんかを聞いてると、やっぱりハロウィンにはキスクなんだよな~と思ってしまう。それはアルバムの「キーパー・オブ・ザ・セヴン・キーズ」の1・2なんかを聴いてても感じるが、人間関係なんてどうでもいいからハロウィンに残っててくれればなぁ....といつも思ってしまうのは、ファンの勝手な心理かもしれない。アーティストにとって音楽は大事であるが、それ以上に大事なものもあると本当の意味で分かったのは、つい最近かもしれない。大物は理屈抜きで、全盛期のメンバーで再結成して欲しい。ファンの勝手な心理である。


HELLOWEEN - Metal Jukebox ★★ (2004-04-01 22:32:00)

まあ単なる企画物として捉えれば、楽しめる内容だったかな?と思ったけど、やはり楽しめなかった。買って以来ほとんど聞く事がなかったのは、選曲のバランスとセンスによる結果ではないだろうか。ハロウィンに合うジャーマンらしいバンドは他にもたくさん居ただろうに....。個人的に気に入ったのは⑨かな....。繰り返し聴くには、辛い内容かな.....。


HELLOWEEN - Pink Bubbles Go Ape ★★ (2004-01-13 22:37:00)

オンタイムで聞いた方は覚えていると思うが、この作品には裁判のゴタゴタばかりが印象に残っている。「発売中止」という文字に、当時は一体彼らに何が起こったのか本気で心配したものである。アルバムは完成しているのに、なかなか発売されない.....。必死で輸入盤をゲットし聞いたら、「なんじゃこれ....」である。サウンド・プロダクションがのっぺりしてて、奥行きや臨場感がほとんどなく楽曲うんぬんまで、とても語るレベルに到達しないのである。「なんだこれ.....」当時のショックはとてもじゃないけど語れない......。確かに数曲は好きだけど、どれも中途半端という感は否定できない。当時は本当に、いろいろな意味でショックを受けた作品である......。


HELLOWEEN - Rabbit Don't Come Easy ★★ (2003-07-17 22:51:00)

僕は幸運にも彼らをデビュー当時からオン・タイムで聴いてきたファンの一人である。ジャーマン・メタルという一つのジャンルを確立し、ここ日本で彼らの残した功績は大きい。しかし、である。ヴァイキー色が薄かろうがどうであろうが、そんな事はどうでもいい。この作品のどこがいいのか、僕にはさっぱりわからない。はっきり言って、買ってから一度しか聴いていないし、今後聞くことは無いのかも知れない。とにかく中途半端の一言に尽きる。民主主義は重要である。しかし、その意味を履き違えると焦点ボケという現象を生み出す。どこが、いいの?本当にいいと思ってるの?昔の路線を期待している訳ではない。なにも伝わらない。何も感じない。こんなバンドではないはずである。どう聞いても、良さがわからない。


HELLOWEEN - Rabbit Don't Come Easy ★★ (2003-09-11 21:26:00)

熱さが伝われば、特に問題とは感じなかったであろう。2度目の書き込みではあるが、僕にはどうしてもこの作品からはメンバーの一体感が感じられない。それが、あと一歩という完成度に表れているのだと思う。ハロウィンは、有能なソングライターチームでもある。これを絶対に忘れてはならない。有能なソングライターが、ソコソコの楽曲を作るのはそう難しいことではない。彼らの実力を、過小評価していないだろうか?「タイム・オブ・ジ・オウス」以降の作品には、なにか釈然としない印象ばかりが残っているが、これはメンバー間の一体感の無さが原因であると個人的には思っている。表面だけ昔に戻しても、芯が無いから薄っぺらいのである。蘇生して欲しい。熱さが伝わらないハロウィンは、ハロウィンではない。


HELLOWEEN - Rabbit Don't Come Easy ★★ (2004-05-26 22:46:00)

近くの専門店の人が言っていた。最近は若いファンがめっきり減ったと.....。また、探求心のあるファンも減ったと.....。バック・ナンバーが売れない、ある特定アーティストの作品しか売れない.....。これはCD店にとって、深刻な問題である。この限られた狭いHR/HMの中にも細分化が進み、ファンは自分の好きなスタイルの音楽しか聞かなくなった。この作品は、ある意味リトマス試験紙のような気がする。楽曲の所々にはゾクゾクっとするフレーズが出てくる。しかし、その興奮は長くは続かない.....。②なんかは結構好きであるが、これを今のハロウィンがやるべきなのかと考えれば、少々疑問である。一度目の視聴から気になっていたが、平たく言えば中身が無いのである。だから、感動しない。こんなタイプの曲を作るバンドは、今の世の中探せばいくらでもいる。⑨のイントロも一見格好良いが、何も感じられない....。


HELLOWEEN - The Best, The Rest, The Rare ★★ (2003-11-27 23:17:00)

企画物は好きでないし、ベスト盤も好きでない。でも、この作品だけは、結構好きでよく聞いている。全盛期の頃に企画されたベスト盤であるからして、カイやキスク時代の曲ばかりである。これだけでも今となっては貴重であるが、とにかくマイケル・キスクは別格に歌が上手い事がこのアルバムを聞けば、否応なしにわかるはずである。僕は⑧~⑫を聴く為にこのアルバムを引っ張り出すが、何度も言うがもしキスクが居たらなぁ~......と、いつも思ってしまう。とにかく、キスクのVo.は別格に上手い!これこそ、ハロウィンだと思うのは自分だけだろうか...。当時、キスクが脱退したのを聞いたときは、ショックで倒れそうになったのを、今でもはっきり覚えている....。


HELLOWEEN - The Best, The Rest, The Rare - Don't Run for Cover ★★ (2003-10-29 07:06:13)

個人的には、結構好きな曲。不思議な展開が逆にいい。このメンバーでずっとやって欲しかったなあ~。


HELLOWEEN - The Best, The Rest, The Rare - Savage ★★★ (2003-10-29 07:00:30)

意外と人気が高くてビックリ!この方向性を進めても良かったのでは、今になって思ったりする。勢いのある時期に書かれた楽曲は、やっぱすごいね!


HELLOWEEN - The Dark Ride ★★ (2003-12-10 16:30:00)

「タイム・オブ・ジ・オウス」がアンディー加入後の作品の中では、圧倒的に好きである。そしてこの作品も、結構好きである。人間関係が既に崩壊していたとはいえ、アルバムには一触即発のいい意味での緊張感がある。プロデューサーの変更は決して間違いではなかった事が、サウンド・プロダクションの良さに証明されている。ダークであり、どちらかというと難解なナンバーが多い。しかし、バンドは常に先を見ていかなければならない。後ろを振り返って欲しいというファンの気持ちは、痛いほど分かる。僕は、「キーパー・オブ~」時代のハロウィンに、人一倍の思い入れがある。でも、そっくりそのまま昔のサウンドに戻って欲しいとは、少しも思わない。今だから出来ることも、たくさんあるはずである。この作品には、らしさが充分つまっている。表面だけでなく、中身を聞いて欲しい。熱いアルバムである。


HELLOWEEN - The Dark Ride ★★ (2005-12-17 23:34:00)

結局このアルバムに関しては、ロイに選曲(プロデュース)を任せた事がすごくプラスに働いているように思う。
ハロウィンらしさとは、一体何なのか......。プロデューサーが必要な理由は一体何なのか.......。
この作品を聞いていると、いかにプロデューサーが大事な存在かが凄くよく分かる。的確な意見を持つ第三者的な人物は、絶対必要だと思う.......。


HELLOWEEN - The Dark Ride - Salvation ★★★ (2006-01-24 22:03:25)

いい!とにかくいい!


HELLOWEEN - The Time of the Oath ★★ (2004-01-07 22:50:00)

「ピンク・バブルス~」に関する裁判のゴタゴタや「カメレオン」のあまりにも期待を裏切る出来に、ハロウィンに対する情熱も当時は少し冷めていた.......。アンディを迎えた「マスター・オブ~」も悪い出来ではなかったが、それでも正直いま一歩という感じがしていた。しかしそれらのもやもやを、一気に壮快に吹き飛ばしたのがこの「タイム・オブ・ジ・オウス」であった。思わずガッツポーズしてしまうくらいのインパクトが、この作品にはあった。彼らのファンで本当に良かった.....と、当時は感無量で言葉が出なかった。隙間の無いサウンドと一気呵成に攻めてくる攻撃的な作風に、僕は単純にノックアウトされた。それにしても、この気迫は一体何なんだろうか.......。特に④~の流れは、完璧である。


HELLOWEEN - The Time of the Oath ★★ (2004-06-15 23:01:00)

楽曲うんぬんよりも、居場所がなくなってピンククリーム69を脱退したアンディ・デリスの反骨精神と、方向性を見失いもう一度バンドを立て直そうとしたメンバーの気迫が上手くミックスし、それが楽曲の躍動感に表われている。ミックスダウンの関係もあるだろうが、隙間の無い間髪いれずの怒涛の展開に先ず圧倒される。これでもかと言わんばかりの力強いナンバーの数々は、まさに気合のたまものである。彼らの歴史上、最も力の入ったアルバムであり、メンバーが認めようが認めまいが、最もやる気がストレートに表現された作品である.....。


HIBRIA - Defying the Rules ★★ (2005-03-13 21:34:00)

Vo.の力量に結構助けられてる気もするが、新人バンドの作品としてはまあ良い出来ではないだろうか。1曲1曲を細かく見ていけば、詰めの甘さや唐突な曲展開に少々無理な部分も感じない訳ではないが、活きがいいのでそれらを勢いでカバーしている様に感じる。他のバンドとの差別化はあまり感じられないし、楽曲を練り上げるという今後の課題もあるにせよ、可能性は確かに感じる注目のバンドである。今後方向性を変えずに、どのように楽曲に色をつけていけれるかが鍵かなと、個人的には感じる。


HOOBASTANK ★★ (2004-06-04 22:00:00)

なんと3rdシングルが最も彼ららしい「セイム・ディレクション」ということで、アルバムのセールスは結構このまま好調をキープしそうです。「ザ・リーズン」の予想以上の大ヒットによりアルバム・セールスも絶好調だし、一体何がきっかけになるかわからないですね。つまりは、こういったことは他のバンドにも言えることで、アメリカではシングルがやっぱり重要ですね。でも僕は1stの方が好きだけど....。


HOOBASTANK - Every Man for Himself ★★ (2006-05-21 05:24:00)

一聴しただけでコンセプトアルバムだとは判るが、何故このような作品にしたのかインタビュー記事を全く読んでいないので、個人的には分からない。意図はあるのだろうが、いかんせん楽曲がとっつきにくい。このような路線変更はよくあることではあるが、ほとんどの場合賛否で言えば否の意見が多くなることが多い。
僕は絶対に楽曲ありきの姿勢なので、このとっつきにくさはマイナスポイントではある。やる気は認めるが、問題作のような気がする。


HOOBASTANK - Hoobastank ★★ (2004-04-11 03:33:00)

もう1曲目を聞いたときから、僕は彼らのファンになった。とにかく①~③の3曲の為にアルバムを買っても、損はないであろう。とにかくサビが強力で、一度聞いたらハマルこと間違いない。元気になったハーレム・スキャーレムとでも言おうか.....。とにかく楽曲がいい。④、⑤なんかもいいし、これは結構名盤である。この手のサウンドが苦手な人でも、メロディーの良さとサウンドの適度なドライブ感に、納得の1枚になるはずである。僕は2ndよりもこの1stの方が、圧倒的に好きである。


HOOBASTANK - The Reason ★★ (2003-12-03 22:37:00)

前作はアメリカでスマッシュ・ヒットを放った。というのも、①~③のシングル3曲が圧倒的に支持され、年間のロック・チャートにも顔をだすぐらいのヒットになり、それがアルバムのセールスに反映された形になった。正直に言うと個人的には、アルバム前半の充実に比べると、後半少し聞き劣りがした。楽曲によるバラツキが、このバンドの課題かな?と思った。新作で何処までテンションが持続できるのか.....僕はここだけに注目していた。パドル・オブ・マッドの新作が、渋すぎる路線で個人的には物足りなさを感じた後だっただけに、かなり期待はしていた....。結果は......先ず、方向性は全く変わっていない。音楽的な幅も広がった。しかし、その分ストレートなガツンとくるナンバーが減り、結果的にイマイチかな?という印象である。前作の方がわかりやすさもあったし、何度も繰り返し聴きたくなるナンバーが単純に多かった。これを、どう捉えるかかは個人の自由だが、前作のような衝撃ははっきり言って無い。個性という点でも、前作の路線で更にスケール・アップして欲しかった...というのが、僕の感想である。


HUMAN CLAY - Human Clay ★★ (2007-07-17 14:43:00)

サウンドやメンツから言っても、もろタリスマンだが、楽曲の出来は本家には及ばない気がする。こういったアルバムは、聞く人によっては隠れた名盤となりうるが、そうでない人にとっては大して意味の無い作品となってしまうのが現状である。
タリスマンよりはポップではあるが、メロディーの起伏は少ない。結局は楽曲が弱いので、魅力には少々乏しい。
この手のマニア以外には、お勧めは出来ない。


HURRICANE - Over the Edge ★★ (2007-07-17 14:55:00)

僕はたまたまこのCD持ってるけど、それは偶然という感じがする。当時買ってから、そんなには聞いていない気がする。当時の評価も、そんなには高くなかったし、セールスも良くなかったハズである。確かに当時の流行りとは少し方向性が違っていたから、印象には残っているが、そんなに凄い作品だとは僕は思わない。
入手困難という文字は、興味をそそられるが、逆に言えば当時あまり人気が無かった事を証明しているのである。マニア向けかな...。


ILL NINO - Confession ★★ (2003-10-16 23:16:00)

ヘヴィ・ロックの代名詞といえるサウンドである。正直にいうと、前作はあまりピンとこなかった。楽曲の練りという点で、消化不良という感じがして、あまり繰り返し聴く事は無かった。この新作は1stシングルである「ハウ・キャン・アイ・リブ」の1曲のみで買う事を決意したが、全体の印象は前作よりは遥かに良いと思う。曲の骨格がしっかりしていて、メロディーもより良くなった。しかし、欠点がないわけではない。他のバンドと比較した場合、やはりいまいち楽曲は弱い。つまりは、②のような強力な楽曲があと2・3曲は欲しい。そうなれば、間違いなくトップ・バンドの仲間入りを果たすであろう。ライブがいいね、このバンド。


ILL NINO - One Nation Underground ★★ (2005-11-11 22:21:00)

今までの作品にあった良い意味でのB級臭さは無くなった.......しかし、それを補って余りある程の整合感や一体感は、逆に生まれた気がする。突出した楽曲は無いが、それは平均的なレベルが上がったからで、間違いなく彼らの自信作であろう.....。
今アメリカで流行っているヘヴィ・ロックやメタルコアとは、一味違う世界観も見事である。確かに別のバンドと思える程の成長度である事は間違いない。
でもメロディーのキャッチーさは、幾分後退しているかも知れない....。


IMPELLITTERI - Screaming Symphony ★★ (2003-12-01 23:14:00)

やっぱりロブ・ロックだよね、インペリテリは....。僕もこの作品が一番好きで、今でもよく聞く愛聴盤である。とにかく①から硬派なナンバーが立て続けの展開で、しかも最後までそのテンションは全く落ちない。確かにグラハムは上手いヴォーカリストだし、相性も悪いとは思わないが、それでもぜ~~~ったいに、ロブだね、個人的には。最近の作品とは比べ物にならないテンションの高さに、ただただ圧巻の一言である。この内容で文句のある人は、いないはずである。それにしても、このテンション半端でないね。当時は、毎日聞いていたぐらい大好きなアルバムである。


IN FLAMES ★★ (2004-03-27 00:42:00)

新作「サウンドトラック・トゥ・ユア・エスケイプ」の出来は、最高ですね。とにかく楽曲がいいし、バランス感覚に対する考え方がこれまたいい。こういう頑固なバンドが存在する限り、HR/HMシーンは安泰だなといつも思ってしまう。自分達らしさが何処にあるのかを冷静に分析しながらも、サウンドはすこぶる熱い!という一種の理想型がここに展開されている。それにしても、いい。もう毎日、何回も聞いている.....。


IN FLAMES ★★ (2005-12-13 21:44:00)

新作から1曲だけ聴いたけど、う~ん.....そうきたかという感じでしたね。同じ路線は続けないという、バンドのポテンシャルの高さを感じましたね。実験的な匂いがプンプンで、新作が楽しみです。それにしても、このバンドも着実に成長してますね。


IN FLAMES - A Sense of Purpose ★★ (2008-03-29 03:43:00)

コンパクトな楽曲による作風という意味合いでは前作の延長線上の作品とも言えるし、比較的ポップな作風という意味合いでは「リターン・トゥ~」に近いとも言えるかも知れない。
インパクトは前作の方が上だけど、だからと言って楽曲の出来は決して悪くない。一定基準は必ずクリアしているこの安定感は、さすがの一言である。楽曲に妙な計算も無く、奇をてらう事も無く、あくまで真面目な姿勢が僕は大好きである。
誰かのためにアルバムを作っているのではなく、あくまで自分達が一番という姿勢は案外大事なことである。
この作品で、もの足りないと感じる人がいるかも知れない........でも、敢えて目先を変えない彼らの頑固さは敬意に値する。自分達らしさが何なのかが、よく分かっているバンドである.........。


IN FLAMES - Colony ★★ (2003-02-13 00:27:00)

イン・フレイムスの凄さは、メロディック・デスというジャンルだけでは語りたくない懐の広さにある。とにかくドラマティックなHR/HMが好きな人は、是非聞いてみるべきである。初めて聞いた人には、なにかしらの衝撃があるはずである。彼らの作品の中でもトップ・クラスの楽曲の充実度を誇るこの作品は、聞いて損する事は絶対に無いと断言できる。メロディーがとにかくいいから、デス???という人にも絶対にお勧めできる好盤である。


IN FLAMES - Colony ★★ (2007-01-18 23:03:00)

作品にみなぎるパワーというか説得力というか、モチベーションを常に高く維持している彼ら。結果的にもオヤッと思うような駄作もなく、基本的スタイルは今日まであまり変化は無い。難しい時代にデヴューを飾りながら、頑固一徹らしさを失わない彼らは、今の時代でも十分貴重な存在である。
僕はこの作品で、彼らの大ファンになった。こういうバンドが、もっともっといれば良いんだけどなあ~。彼らの最大の良さは、アルバムに遊びを入れない所。言い換えれば、真面目すぎるぐらい真剣なところである。彼らの作品にハズレなしである。


IN FLAMES - Come Clarity ★★ (2006-03-12 19:10:00)

彼らがアメリカでも人気があるのは、もう既にバンドとしてのスタイルが確立しているからである。いい意味での安定感というか、ある一定基準は絶対にクリアしているという安心感がこの新作にも存在している。それにしても、コンスタントにいい作品を生み出すバンドである。初期の頃というよりも、ここ最近の彼らのスタンスの上であくまでも制作されたアルバムである。
楽曲はコンパクトでありながらも、らしい楽曲ばかりである。
それにしても、ビッグになったなあ~というのが率直な感想である。いいバンドである。


IN FLAMES - Reroute to Remain: Fourteen Songs of Conscious Insanity ★★ (2003-12-25 23:05:00)

メロディック・デスという要素はだんだん希薄になってはいるが、その分スケールは大きくなっている。まさしくワールド・ワイドのマーケットを対象にしている、メジャーな作品である。やはり、この手の路線では一歩先を進んできたという、先駆者であるという自覚が作品全体に漲っていて、聴いていても思わず力が入る。確かにデビュー当時の典型的路線も悪くはないが、僕は今の路線も結構好きである。肝心なのは楽曲の出来であり、路線そのものではない.....。らしさは充分存在しているし、メジャー進出にふさわしい懐の深い作品である。ファンなら是非、応援してもらいたい。マイナーな存在だからより深く愛せるという心理も充分すぎるくらいに分かるが、大きな存在になっていく姿をファンなら大きな心で見守って欲しい。


IN FLAMES - Reroute to Remain: Fourteen Songs of Conscious Insanity ★★ (2004-03-14 06:47:00)

僕は1stからずっとオンタイムで聞いてきたファンの一人である。先駆者だから凄いというわけではないが、やはり僕の中ではこの手では別格の存在である。この作品が、過渡期の作品であることは新作の作風が証明してくれると思うが、日本の一般のHR/HMファンをメロディック・デスというジャンルに引きずり込んだのは、間違いなくこのバンドの功績である。初期の路線も悪くないが、僕は常に進化を忘れない彼らの姿勢そのものが特に好きである。メジャー化という言葉をよく見かけるが、本質は昔と何も変わっていないと僕は思う。マスコミに影響されすぎではないだろうか?このサウンドの何処がメジャー化なの?僕には次へ次へと挑戦する姿勢は、逆にコアな方向に突き進んでいるように思える....。


IN FLAMES - Soundtrack to Your Escape ★★ (2004-03-16 23:27:00)

雑誌のレヴューでも書かれていたが、確かに初期のブルータリティー溢れるサウンドが復活している。3rdから進めてきたメジャー路線から一歩敢えて退いたのは、このままメジャー路線を突き進んでもいいのか?というバンド自身の判断の結果のような気がする。僕は、前作が好きだった。確かに初期の典型的なメロデス路線も悪くないが、らしさを失わず進化していくサウンドこそが彼らの最大の魅力のような気がする。楽曲そのものは正直言えば、少々弱いかなという気もするが、バンドとしての高い次元での意気込みはすごく感じる。前作とこの新作はある意味、対極に位置するアルバムではないだろうか。ゴシック的な要素が、想像以上に多かった。


IN FLAMES - Soundtrack to Your Escape ★★ (2004-03-22 22:38:00)

なんとなく聞いてしまえば案外さらっと流れてしまうが、集中して聞くとこれが凄い作品である事に気がついた..........。という意味では、ドリーム・シアターの「トレイン・オブ・ソート」とダブる部分が多い作品である。自分の感性の衰えかも知れないが、何故か一度目の視聴では気がつかなかった。この懐の深さに.....。1曲目のイントロに始まり、2曲目への流れなんかは、もう鳥肌ものである。重く激しいイン・フレイムスの復活である。それにしても1曲1曲は派手ではないけど、一気呵成に攻めてくる楽曲群には、かなりの重みと説得力がある。地味に思えた作風も、今ではかなりお気に入りである。これでアメリカ制覇は難しいと思ったけど、案外これはこれでイケるかも知れない.......。凄い作品である。今年一番の作品である。彼らは凄かった......。


IN FLAMES - Soundtrack to Your Escape ★★ (2004-09-18 00:13:00)

名作には、聞き手をねじ伏せるという力がある。彼らは自分たちの歴史を否定していない。前作からの流れや成長が、さりげなく楽曲に組み込まれたこの作品なんか、僕の中では間違いなく名作である。地味という言葉は一見否定的な意見にも思えるが、それだけアルバムに統一感があるのである。妙に売れ線に走ることもなく、逆にコアに走ることもなく、彼らは見事に成長を続けている.....。かなりのお勧め作品である。でも聞き手には、集中力が必要である。


IN FLAMES - Soundtrack to Your Escape - In Search for I ★★★ (2004-03-27 00:25:40)

新作の中では、現在一番好き。途中のリズムチェンジなんかは、もう背筋がゾクゾクっとする。1分以降の展開は、完璧!


IN FLAMES - The Jester Race ★★ (2005-07-18 23:15:00)

初期の名盤!メロディックデスは、普通のHR/HMがあまりにも衰退した90年代中期に、シーンの空洞を埋める形で登場した音楽だった.....救世主と呼べる存在だった....少なくとも自分にとっては......。もうこの時代は、ホントに自分の心を埋めれるのはこのメロデスしかなかったなあ~。
最近の彼らとは全く違う良さが、ここにある。最近の彼らもいいけど、この時代の彼らもいい!イン・フレイムスの懐の深さを堪能すればいい。完成度高いよ、このアルバム。


IRON MAIDEN ★★ (2004-02-06 22:04:00)

B!誌で興味深い特集をしていたが、彼らの場合は歴史が長いし、例えば1作品2作品聞いたぐらいではなかなか本当の凄さは理解できない。歴史の長さが返って、若いファンにはリアリティーさを感じさせないのかも知れない。でも元々彼らの音楽は、素人向けではない。僕は前にも言ったが、HR/HMを聞き始めて間もないファンがアイアン・メイデン最高!と言っている姿には疑問を感じる。いろいろ聞いてみて、初めて彼らの凄さは理解できるのではないか?
若いファンの獲得は、ある意味バンド自身の生命線にも繋がる大事なことではあるが、だからといってファンに媚びない彼らの姿勢が、僕なんかはたまらなく好きである。彼らは音楽スタイルをデヴュー以来ほとんど変えていない。アメリカで何が売れようが、時代が何を求めようが、彼らは徹頭徹尾らしさを貫いてきた。らしさを貫くことが、ミュージシャンにとってどれだけ難しく困難なことであるかは、歴史が証明している。「アメリカを捨てる」簡単そうで、想像以上に難しいことである。でもこれは、ある意味キーワードかもしれない.....。セールスが、全てではない....。


IRON MAIDEN ★★ (2006-07-31 04:05:00)

ラジオで新作からのリーダートラックを聴いた。これが素晴らしかった。ここ2作も良い出来であったが、今度の新作は全く違うような予感がする。わかりやすい楽曲も悪く無いが、いい意味でわかりにくい複雑なメイデンが帰ってきそうである。
それをプログレッシブと表現しても、いいかもしれない。大作の楽曲がてんこ盛りの今度の新作は、久々に発売まで待ち遠しい作品である。
ブルース・ディッキンソンの衰えをしらないVo.の説得力は、他の追随を全く許さない。


IRON MAIDEN - A Matter of Life and Death ★★ (2006-11-01 23:18:00)

待ちに待った新作ではあるが、なんてことはない期待通りの出来である。80年代の彼らのサウンドを期待しても、それはもう無理である。良い意味での開き直りというべきか.....ブルースが復帰してからの、彼らのサウンドそのものである。
それにしてもベテランのやる気には、ただただ脱帽である。全てのバンドがこれくらいの自分自身の「こだわり」を持っていれば、HR/HMシーンの地盤沈下は起こらなかったのではないだろか....。
単純に昔の作品と比較して.......という評価の方法は危険である。彼ららしさは、100%発揮されている.....。


IRON MAIDEN - A Matter of Life and Death ★★ (2006-11-19 12:51:00)

先ずベテランでありながら、このテンションの高さを評価したい。ファンに媚びるわけでもなく、時代性を無視しながら、この楽曲のレベルの高さである。
ブルースが復帰してからの3作目は、ある意味バランス感覚を無視した超大作指向の楽曲がズラリと並ぶ力作となった。ファンがメイデンに期待するものが、見事に楽曲に表現されている。軸が全く「ぶれない」バンドの強みが、最大限に緊張感としてアルバムに集約されている。
それにしても、楽曲が良い。良い作品であったにも関わらずここ2作のメイデンにちょっと・・・・・・・・・と思っていたファンに対する、彼らからの挑戦状である。商業性を無視した英国バンドの意地が炸裂している・・・・・・・・・・。「アメリカ・・・・・・」の市場をを無視しろよ・・・・・・・・・・と投げかけている彼らのメッセージは、今のHR/HMバンドに届くのだろうか・・・・・・・・・。


IRON MAIDEN - A Matter of Life and Death ★★ (2007-03-08 19:07:00)

いつまでこういったバンドに頼らないといけないのだろうか........。アイアン・メイデンというバンドはベテランでありながら、元来HR/HMバンドの基本である「攻撃は最大の防御である」という精神を決して忘れない.....。
ここ数年、僕は今のバンドにずっと苦言を呈している。それは、予定調和の狭すぎる世界観の中で自己満足してしまっているバンドがあまりにも多すぎるからである。アーティスト自らが、マーケティングして分析したような内容の作品を作ったり、単なる金もうけの為だけの再結成や再始動に僕は正直うんざりしている。そのバンドのファンにとっては嬉しいのかも知れない.......が、出来た作品にガッカリする事の方が、ショックは2倍大きい。それなら、記憶の中でずっと輝いていてくれた方がよっぽど良かったのに............。
挑戦的な姿勢が、単純にカッコイイ!アイアン・メイデンというバンドの音楽に対する考え方が、僕にとってはまぶしすぎる.............。彼らは、偉大である。


IRON MAIDEN - A Matter of Life and Death ★★ (2008-02-27 08:04:00)

ベテランでありながら、彼らは現役なのである........。活動を停止することなく、変化を否定せず、それでも変わらない彼らの姿勢はまぶしすぎる。
アイアン・メイデンによって、僕は何度も救われてきた.......。軸が全くブレない..事の、凄さをもっと理解してもらいたい。偉大すぎるバンドである。


IRON MAIDEN - Best of the Beast ★★ (2005-12-02 23:01:00)

90年代という時代は、アイアン・メイデンにとっては一番良い時代ではなかったかもしれない。でも僕は、90年代という10年間では圧倒的に彼らの作品を一番多く聞いている。だから、本当意味で彼らの凄さを理解したのは90年代という事になる。
実は、このアルバムはある意味貴重な時代に企画され発売されている。ブレイズ時代からブルース、そしてポールと時代を遡っていくという構成は、当時から圧巻の構成であった。どれもがアイアン・メイデン........当たり前であるが、このバンドの凄さは単純に此処に表現されている。変化を求めたブルースも、スタイルを守ろうとしたスティーヴも、実は正解なのである。いつ聞いても熱くなれる.......このバンドの凄さは、簡単に言えばそんな所なのかもしれない........。アイアン・メイデンというバンドは、別格なのである.....。


IRON MAIDEN - Brave New World ★★ (2003-09-23 22:05:00)

初めてこの作品を聞いたとき、鳥肌が立ったのを今でもよく覚えている。前作「バーチャル・イレブン」が、最悪の出来だったのであまり期待はしていなかった。というより、全く期待はしていなかった。。。。。。。。この作品を一通り聴いてみて、ブレイズがいた2作品は一体何だったんだろうと考えさせられた。何事も無かったかのように、「フィア・オブ・ザ・ダーク」の頃に戻っているのである。2作品にあった歯切れの悪さはどこかに消え、非常にタイトに若返っているのである。これは正直に言って、奇跡に近い復活である。なんというバンドなんだ!アイアン・メイデン恐るべしである。これが単なる2人の復活でなかった事は、新作「ダンス・オブ・デス」の充実が物語るのである。


IRON MAIDEN - Dance of Death ★★ (2003-11-08 01:20:00)

アーティストの成長と共に、ファンも成長しなければならない。いつまでも昔の姿を追っかけていては、必ずどこかに無理が生じる。この作品を聞いて単純に、昔の作品と比較するのは少しおかしい。この作品に存在するのは、円熟期に入ったバンドの更なる挑戦である。それを単純に、昔と比べて楽曲のインパクトが....といわれても、それはある意味酷である。20代のバンドと40代のバンドが同じサウンドを表現しても、それは明らかに意味合いが全く異なる。今、出来る事に対してどれくらいの力を入れているかが、重要なのである。ファンは時に勝手である。その勝手さが、時にアーティストを苦しめる事を忘れてはならない。


IRON MAIDEN - Ed Hunter ★★ (2004-12-25 22:02:00)

あの曲もあの曲も、あの曲も入っていない......が、これがなかなか良いのである。個人的にはベストな選曲ではないが、構成というか曲順が微妙に良かったりする。ブレイズ時代の曲も入っているし、新旧入れ乱れではあるが、これがなかなか良いのである。僕がベストを作ったのであれば、内容もかなり変わってくると思うが、意外な構成は新鮮である。ファン投票の結果もうなずける内容ではある。


IRON MAIDEN - Killers ★★ (2005-01-03 15:42:00)

よくポール・ディアノ時代こそ、メイデンだという人がいる。1st、2ndで見せつけたサウンドに漲るおどろおどろしい怪しさは、確かに初期2枚限定の世界である。だけどもしポールがずっとメイデンに居たとしても、サウンドは変わったはずである。あの時代だからこそ作れたサウンドであり、初期のアルバムだからこそ、この世界が作れたのである。
僕も初期の2枚は大好きであるが、アイアン・メイデンはやはりブルースの貢献があったからこそ今があると、個人的には思う。ポールも好きだしブルースも好きだし、ブレイズだって嫌いではない。確かにこの作品だって名作である。でも一流アーティストには、数多くの名作があり、だからこそ一流なのである。


IRON MAIDEN - Live After Death ★★ (2004-05-14 22:53:00)

メイデンのライブ・アルバムといえば、僕は間違いなくこの作品である。マイナーというか、あまりライブ盤に入っていない貴重な楽曲も数多く収録され、演奏や迫力も申し分ない。個人的には今でもよく聞く作品である。勢いが最もあった頃の作品であり、メタリカの絶頂期のライブ同様、オリジナルよりも楽曲は輝きを増している。


IRON MAIDEN - Piece of Mind ★★ (2003-04-07 22:24:00)

僕はHR/HMファン歴17年になる。例えば今の若いHR/HMファンが、HR/HMは好きだけどアイアン・メイデンは聞いたことがないなんて言ってたら、そいつは完璧にもぐりである。そんなやつ信じなくていい。しかし、、、、である。10代のHR/HMファンがアイアン・メイデン最高!と言っているのにも、正直苦言を呈する。避けては通れない道にアイアン・メイデンは存在するが、彼らの凄さを理解するにはある程度いろいろなアーティストの作品を聴き込む必要がある。その結果・・・・(その中でも最高)だから、凄いのである。個人的にはこの作品が、一番好きである。名曲のオンパレードである。


IRON MAIDEN - Seventh Son of a Seventh Son ★★ (2005-01-21 22:35:00)

サウンドの質感から言えば、多少違和感はあるものの、楽曲はいつものメイデンそのものである。僕が96年頃ホントにHR/HMを聞くのを止めようと思ったとき、僕の心を必死で止めてくれたのがアイアン・メイデンであった。デビュー作から、「フィア・オブ・ザ・ダーク」までの作品を、鬼のように聞きまくった結果、やっぱり卒業はできないなと正直感じた。僕の場合メタリカでもなく、プリーストでもなく、アイアン・メイデンだった........。やっぱり、何か感じるものの質が他のバンドとは全く違うのである。モダンになろうが、メイデンはメイデンである。メイデンが存在する限り、僕はHR/HMを聞き続けるだろう....。


IRON MAIDEN - Somewhere in Time ★★ (2004-02-07 00:25:00)

確かに当時は高い評価はされていなかったが、特別悪い評価もなかったという時代に埋もれた作品ではある。比較的地味な位置に存在するが、まとまりもよく楽曲もコンパクトでこれが好きという人の気持ちもよくわかる。個人的には前半の展開が好きである。彼らの場合、なんだかんだ言っても名盤が多いから、どれを聞いても何らかの説得力がある。モダンさは感じられるが、それは表面のサウンドの質感だけで、根本はいつもの彼らそのものである。どの作品を聞いても安心して聞けるという、彼らの強さをこの作品でも感じることが出来る。最高傑作の票が分かれるのは、各作品のレベルが高いから仕方のないことである。


IRON MAIDEN - The Number of the Beast ★★ (2004-01-08 23:52:00)

相対的に評価すると、やはりこれが代表作でしょう。個人的には一番好きというわけではないけれども、楽曲に漲る若く熱い気迫はこれから彼らがよりビッグになることを、証明している気がする。彼らの作品の中では「ピース・オブ・マインド」同様、圧倒的に聞いた回数が多い思い出深い作品である。ブルースの歌の上手さは、既にここで開花しているから驚きである。アメリカのバンドには出したくても出せない、ブリティッシュならではの世界観が僕は大好きである。これこそが、大英帝国である。アイアン・メイデンは、やはり踏み絵である。ヘヴィ・メタルが好きでアイアン・メイデンが嫌いなんて奴を、僕は見たことがない。いつまで経っても、いつになっても、彼らのサウンドは絶対に踏み絵となる。ヘヴィ・メタルの全てが、この作品に詰め込まれている.....。アイアン・メイデンは、全てのヘヴィ・メタルバンドの鏡である。


IRON MAIDEN - Virtual XI ★★ (2003-09-23 21:46:00)

アイアン・メイデンのアルバムの中で、最も聴いた回数が少ないアルバムである。これが全てを物語っているが、前作「ジ・Xファクター」が作品の出来とは別の部分のみで(つまりはVo.の比較論)注目となり、正当な評価を得られなかった影響が、作品の中途半端に見事に表れている。何がしたいのかが不明確で、楽曲の歯切れも極端に悪い。バンドとしての方向性を完全に見失っていて、サウンド・プロダクションの悪さと比例して、正直今でも通して聴くのはつらい。メイデンは終わった..............と、正直この時は思った。しかし、である。彼らは、次作「ブレイヴ・ニュー・ワールド」で見事によみがえるのである。


JAMES LABRIE - Elements of Persuasion ★★ (2005-07-20 23:53:00)

1曲目はイントロからして、かなりドリーム・シアターに近い。というより、ドリーム・シアターそのものである。これを全編通してくれたらなあ~と、一瞬思ったけどソロ作品だし結果的にはバラエティーに富んでだし、これでOK!という気がする。
ドリーム・シアターにかなり近いんだけど、やっぱり違うかな.....。個人的にはラブリエが好きなので、81点ぐらいは付けたい。とにかく①には驚いた。


JOHN NORUM - Total Control ★★ (2006-05-07 08:05:00)

ヨーロッパとは路線は違うものの、作品の質の高さで当時は納得させられた一枚だった。ジョンがいた時のヨーロッパが好きだった自分にとって、いかにヨーロッパにとって彼の存在が大きかったのかを感じることができる良作である。
泣きが随所にちりばめられ、楽曲は意外に明るいが、適度にポップでいい出来である。やはりポイントは泣きである。


JON BON JOVI - Blaze of Glory ★★ (2003-10-17 23:54:00)

確かに、このアルバムは過小評価されている。ジョンらしいスタンダードなアメリカン・ロック満載のこの作品、装飾部分が極端に少ないけどその分逆に楽曲の良さが際立っている気がする。特筆すべき曲は少ないけど、凡人には書けない良い曲がたくさん収録されていたりする。サントラをかねているから純粋なソロ作品とは言い難いけど、個人的にはジョンという男の音楽に対する純粋さが覗けてたまに聴きたくなる作品である。


JUDAS PRIEST ★★ (2005-03-02 21:44:00)

新作には、自分達らしさを真剣に考えた結果が集約されている。バンドが前へ進もうとした時一番悩むポイントが、自分達らしさをどう捉えてどう残し、どう先に進むべきかといった全体としての方向性の決定である。
一度成功をつかんだアーティストが、復活するのは容易な事ではない。誰がイニシアティブを取りどうまとめるのかだけでも、決定するのは容易な事ではないだろう.....。だから第三者の力が重要なのである。
この新作を聞きながら、その「まとまりの強さ」に僕はすごく感動した。エゴを捨てある意味プライドを捨てた結果が、新作の作風につながっていると僕は思う。ロブが抜けた後、悩みに悩んでも見つからなかったその答えが、新作では明確にそして見事に表現されている。今だから作れたという側面もあわせ持つが、新作はスタッフを含めたバンドとしての結束力の強さを、あらためて証明したという意味においても実に興味深かった.......。
それにしても予想以上の出来で今年のベスト・アルバムは、ほぼ確実である。ベテランのやる気に、脱帽である。


JUDAS PRIEST ★★ (2005-03-10 23:21:00)

今回の新作は、話題性もあったし前評判も高かったんで、13位は妥当な結果だと思います。アメリカでもかなり話題性はあったハズですし....。どちらかと言えば肝心なのは、どれくらいランクインしているかなので、できるだけ踏ん張って欲しいですね。でも1stシングルは③ではなく、②の方が良かったのでは...と、個人的には思います。


JUDAS PRIEST - Angel of Retribution ★★ (2005-02-24 01:36:00)

待ちに待った彼らの新作は、モダンでありクラシックであるという表現がピッタリの名作に仕上がっている。しかし、これが彼らの最高傑作かと聞かれれば答えはノーであるし、100%満足かと聞かれても答えはノーである。でも、さすがである。自分達らしさの表現方法に、僕は完全に度肝を抜かれた.......。
それにしてもファンが望む彼ららしさに満ちた、純度100%の内容である。恐らく厳選に厳選を重ねた10曲なのだろう。捨て曲は存在しないし、やる気もサウンドにみなぎっている。緊張感に満ちた空間に、僕は久々にジューダス・プリーストの音楽に陶酔した。
大幅に完成が遅れたのも、納得である。突き詰めていけば、やはり大物バンドはとてつもなく強大な力を発揮する。音楽が全てを語る.......。そこらへんのバンドとは、レベルが違う。プロデューサーであるロイ・Zの力も、大いに評価したい。


JUDAS PRIEST - Angel of Retribution ★★ (2005-02-24 22:47:00)

正直言えば「ジャギュレイター」そして「デモリッション」は、あまり好きではなかった。楽曲うんぬんよりも、これをプリーストとは認めたくはないという気持ちが先に働き、聞くのが少々辛かった。でもリッパーはバンドに多大な貢献を果たしたし、彼によってバンドは先に進めたのも事実である。
いつまでベテラン(ある特定アーティスト)に頼らざるを得ないのか.........この現象はもう10年以上続いている.......。でもアイアン・メイデンしかり、メタリカしかり、メガデスしかり........、的確な表現ではないかもしれないが、彼らは見事に蘇生した。彼らは、期待を裏切らない.........。
それにしても、すごい作品である。テンションの高さは勿論、楽曲も磨きに磨かれている。⑩なんか聞いてると、なんか涙も出てきそうになる。これはいい。


JUDAS PRIEST - Angel of Retribution - Lochness ★★★ (2005-02-26 00:19:05)

この曲なんか聞けば、なんで彼らがいまだにHR/HMシーンにとって重要な存在であるか判ると思う。シーンそのものを活性化できるアーティストはホントに少ないけど、彼らは見事に復活した。大物は、存在感が他のアーティストとは全く違う。アングラ、エドガイ、ドラゴンフォースもいいけど........、スケールは比較にならないね。ファンの方には申し訳ないけど.....。


JUDAS PRIEST - Metal Works '73-'93 ★★ (2004-01-21 23:19:00)

本当は過去を遡って、古い作品から順番に聞いて頂きたい。「ペインキラー」が発売された時は、間違いなくアイアン・メイデンよりジューダス・プリーストの方に勢いがあった。まさかあの段階でロブが脱退するなんて、1%も予想していなかった.....。「ペインキラー」はポップなアメリカン・ハードロックに対する、彼らの怒りの一撃だったのだと個人的には解釈している。実は僕はロブが抜けてから真剣に全作品聞いてみた、比較的後追いファンなのである。この作品については、うにぶさんが鋭い解説をしているのであまり触れないが、選曲についてはまあまあだと思う。ヘヴィ・メタルファンを名乗るなら、彼らも避けては通れないアーティストである。入門者には、お得な一枚かもしれない。ロブが復帰したジューダス・プリーストが、どんな新作を出すのか本当に待ち遠しい。


JUDAS PRIEST - Painkiller ★★ (2003-07-13 06:27:00)

このアルバム発売当時、僕はポップなHR/HMを好んで聞いていた。もちろんジューダスが嫌いではなかったが、彼らの凄さに気づくのは実はもう少し後なのである。時代時代に救世主となるアルバムが存在するが、まさしくこのアルバムなんかそれに見事に当てはまる。アメリカンHRが流行していた80年代後期~90年代初頭に、HR/HMとは元来こういう音楽なんだと突如現れた、ブリティッシュHMにノック・アウトされたファンは多いはずである。とにかくアルバムにはりめぐらされた緊張感は半端ではない。特に中盤~後半の流れは、圧巻の一言に尽きる。ジューダスの作品を聞く度に、なんかいつも身が引き締まる思いがするのは何故なんだろうか。


JUDAS PRIEST - Painkiller ★★ (2004-06-20 22:35:00)

いつ何処で聞いても、緊張感で胸が苦しくなるアルバムである。例えば、寝ころがりながら又は本を読みながらこの作品を聞くのは難しい....。理屈抜きで聞き手を圧倒する作品の代表格である。このアルバムが発売された年、僕は死ぬほどこの作品を聞きまくった....。他のアーティストの作品にはない、なんともいえない湿った闇の世界観の中に、鋼鉄のごとく太く真っ直ぐで重いサウンド.....本当にはじめて聴いたときはショックで言葉が出なかった.......。90年代という10年の歴史の中でもトップ5に入る、ブリテュッシュ・ヘヴィメタルの傑作である。これを聞かずに、HMは語れない....。


JUDAS PRIEST - Painkiller ★★ (2005-02-21 22:05:00)

当時を振り返れば、こんな名作を作りながら結果的にロブは脱退してしまったのである。1曲目から徹頭徹尾ヘヴィメタルが貫かれているこの作品に、文句のつけようがあるだろうか?ポップなHRが流行っていた90年、時代錯誤も甚だしくこのアルバムは登場した。当時も違和感はかなりあった。アメリカン・ハードロックに対するブリティッシュ・ヘヴィメタルの反撃と、僕の目には映った。とにかくテンションの高さが半端でなく、何度聞いても身震いがする程である。
昔のアナログで言うA面に当たる①~⑤、そしてB面にあたる⑥~⑩で実は作風を少し変えている。構成まで完璧である。個人的には後半が好きだが、全曲に魂を感じる名盤中の名盤である。サウンド・プロダクションも完璧で、文句のつけようが無い。


JUDAS PRIEST - Screaming for Vengeance ★★ (2005-08-23 21:14:00)

今頃のバンドのサウンドから言えば、音は決して重くないが、80年代という時代に彼らの存在意義が大きかった事を、僕は後から知った形になった。
「ペインキラー」は名作であった。あの時代に、ポップに走らなかった彼らは、徹頭徹尾HMを貫いて見事に蘇生したと感じた。その後に、改めて全作品聞き返して、僕は彼らの凄さに初めて気づいたのである。
確かにオープニングのインパクトは凄い!しかし僕は中盤辺りの構成も凄く好きである。今でもよく聞く作品である。


KILLSWITCH ENGAGE - As Daylight Dies ★★ (2006-11-20 20:35:00)

前作とどちらがお気に入りかと聞かれれば、前作と答えるかもしれないが、楽曲は悪くないしこのバンドの世界観は見事に健在である。ファンなら間違いなく合格点ではないだろうか。
個人的にはクリーンVo.が巧みにカットインする展開が好きなので、もう少し増やしてもらえれば嬉しかったが、でもこのバンド独特のグルーブ感はかなり気持ちがいい。
アメリカでも出だしは好調である。メディアのプッシュもあり、もっとビッグになりそうである。注目である。


KILLSWITCH ENGAGE - The End of Heartache ★★ (2004-12-06 21:57:00)

エモコア的な要素も含む、最新版のミクスチャーロックである。メロディーも十分あるし、楽曲にフックもあるし、この手のサウンドの中ではトップクラスの仕上がりである。実はインディーシーンにはこの手のバンドがゴロゴロ存在するが、そんなバンドとは比較にならない位の整合感が作品にはある。メロディックデスファンやハードコアファン、モダンロックファンとクロスオーバーしてファンを掴む魅力が存在するのが、最大の武器かも。これはいいね。聞きやすいし、適度にマニアック的な所は日本でもウケそうである。


KING KOBRA - Ready to Strike ★★ (2006-04-11 21:52:00)

雑誌等で、たまに隠れた名盤的な扱いをうける彼らの1stである。後にメンバーは違うバンドで活躍するが、この作品は彼らのファンでなくても一聴の価値は十分にある名作である。当時から結構人気があった作品だし、楽曲は予想以上に完成度が高い。ポップでキャッチーな楽曲が好きだというファンには、おすすめである。久しぶりに聞いたけど、やっぱりいいね。


KISS - Smashes, Thrashes & Hits ★★ (2004-01-22 01:54:00)

KISSにはヒット曲も多いし、例えどのアルバムを選んでも楽しめる内容になっている。個人的には、楽曲の平均的クオリティーが高いバンドだと思う。僕の周りにもKISSの熱烈なファンが多い。ちょっと上の世代だけど。確かに新曲は大した出来ではないし、1枚に詰め込むには代表曲が多すぎて所詮無理な話しである。でもKISSを聴いてると、本当に気分が楽しくなる。うんちくなしで理屈抜きで楽しめるバンドは、HR/HMシーンにもあまり存在しない。ホントにいいね。KISSは名曲が多いから、代表作はチェックした方がいいね。こんなものじゃないよ、代表曲はもっとたくさんあるから.....。