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ヤング・ラジオさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 501-600

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ヤング・ラジオさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 501-600
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NEVERMORE - This Godless Endeavor ★★ (2006-04-23 06:27:00)

変則的かつグルーヴ感を見せつける彼らの代表作である。過小評価というより、このバンドなんかはこのジャンルのファンか余程幅広くHR/HMを聞くファンにしかお披露目の機会が無いからタチが悪い。
正真正銘これもHR/HMである。聞きやすさから言っても、初心者にはやはりこの作品をおすすめする。いい出来である。


NICKELBACK - All the Right Reasons ★★ (2005-12-23 23:25:00)

音を聞かなくても想像できるという良い意味での安心感や安定感から、同じ路線を続ける事はよほど楽曲のレベルを上げなければ飽きを生みやすいという現象をどう乗り越えるかをテーマに作ったわけではないと思うが、さすがバンドとしてのソングライティングのレベルは高い。
一回聞いたくらいでは分かりにくいが、楽曲はよく出来ているしバランスも良い。ここ2作が気に入った人なら、買って損はないだろう。それにしてもこのバンドは、アメリカでよく売れている。ポップファンにも十分アピールできる完成度である。さすが!


NICKELBACK - All the Right Reasons ★★ (2006-05-27 04:19:00)

このバンドの存在感は、ひと昔前のヴァン・ヘイレンとそっくりである(アメリカでの)。だれもが聞くし、メディアでよくかっかている。アメリカでは、絶好調である。もうすごいね、アーティストパワーが.......。これは、名盤。


NICKELBACK - The Long Road ★★ (2003-09-30 23:15:00)

これを産業ロックと解釈してもいい。僕は産業ロックが大好きである。1stシングルである「サムデイ」に関しては、前作の「ハウ・ユー・リマインド・ミー」の流れをくむパワー・バラード調で特にいいとも悪いとも思わなかったが、全体の印象としては個々の楽曲がよりコンパクトになり、ポップになった感じがする。前作よりも聴きやすいし、楽曲の平均点はアップしている気がする。そしてなによりアレンジが、クリアでドライブで聴くのに向いている作品である。産業ロックという言葉は、卓越したソングライティングの才能を持ったバンドにしか似合わない。そういう意味でも、立派な産業ロックである。


NIGHT RANGER - 7 Wishes ★★ (2004-01-25 11:09:00)

こんな名盤の評価が低いとは、個人的には信じられない。彼らの作品の中で最も売れたし、全曲メロディーがキャッチーでお薦めできる作品である。確かに後期は、ミディアム路線の楽曲が多くなり、ポップなアレンジ同様何か釈然としない感覚はあった。「ポップなHR/HMは、HR/HMと認めない」という何か勘違いしているファンが90年代以降多いが、これもHR/HMというフィールドの中でも充分名盤である。こういうポップなHR/HMを認めない人ほど視野が狭く、狭い視野の中で評価を下しがちである。自分の好きなジャンルのHR/HMしか聞かないという人の評価ほど、信頼できないものはない。


NIGHT RANGER - Big Life ★★ (2007-06-13 12:29:00)

楽曲を個別に見ていけば、そんなに悪くないと当時も思っていた。しかし、ポップすぎるオーバー的なプロデュースには、昔も今も納得できない。確かに時代背景を考えると、このような作風になったのは、致し方ない事なのかも知れない。でも、これではそこら辺のハードポップバンドと大差がないわけで、バンドの強みの一つを犠牲にしたように僕には感じる。
東海岸から西海岸に移ったサウンドには、今でも違和感がある。でも、曲作りは抜群に上手い。


NIGHT RANGER - Dawn Patrol ★★ (2004-01-16 18:02:00)

デビュー当時の彼らの人気は、ここ日本では凄いものがあった。僕は先輩からナイト・レンジャーを薦められたくらいである。もう1曲目だけでも、心は熱くなる。本当に曲作りが上手い。僕は約20年HR/HMバンドの作品を聞いてきたが、こういったポップなナンバーを作れるバンドは、案外数が少なかった。そういった意味でも、最近のバンドでは聞く事ができないポップなHRを堪能できる彼らのサウンドは、すごく貴重である。後期の彼らはバラード・バンドみたいな扱いをされていたが、初期の姿こそバンドの本質であると僕は思う。人間的にも、彼らはいい奴だった。


NIGHT RANGER - Man in Motion ★★ (2003-10-15 00:04:00)

「ビッグ・ライフ」のセールス不振を挽回すべく起死回生を図った力作だったにも関わらず、この作品もセールス不振で結局バンドが窮地に追い込まれたという、個人的には思い出深い作品である。何が問題かというと、サウンドにおけるバランスの悪さである。楽曲そのものは決して悪くない。むしろ平均的なクオリティーは高いほうである。洗練されすぎたというか、産業ロックにしてはポップさに欠けるというか、セールス的な成功を目指すならこのサウンドでこのバランスは失敗である。でもプロダクションは、一般的には決して悪くないのである。ソングライティングも悪くないし、結局全てにおいて戦略ミスとしか言いようがない。ナイト・レンジャーはライブが似合うバンドであった。このソフトすぎるサウンドは、やっぱりバンドの本質に合っていない気がする。彼らはバラード・バンドではない!


NIRVANA - Nevermind ★★ (2004-01-16 18:24:00)

アメリカを軸としたロック・シーンの流れを変えた歴史的作品である。HR/HMファンの立場から言えば、複雑な心境の作品である。80年代中期から続いた一大ハード・ロックムーブメントの最後通告を告げる形で、この作品は登場した。現在もその流れが続いていると言えるが、そういった意味では来るべくして登場した作品でもある。ブームというのは、本来なかなか長続きはしない。それをある意味否定する形で、新しいブームが誕生するのが通例である。客観的に聞いても、この作品は僕も大好きである。HR/HMファンの立場から言えば複雑な作品ではあるが、ロックシーン全体に及ぼした影響は計り知れないものがある.....。


NOCTURNAL RITES - Grand Illusion ★★ (2005-10-24 20:10:00)

個人的には最高傑作だと思っている3rdのような面影は、もうほとんど無い。しかし、楽曲の出来は良く、これはこれでいいと納得させる完成度に先ず驚かされる。前作で僕はなんとなく、昔の輝きを取り戻しつつあるなと感じてたけど、この新作の出来でその考えは間違っていなかった事を確信することが出来た気がする。
単純に言えば、より正統派に近づいたという表現になるが、メロディーにはタメとフックが有効的に決まり、よりドラマティックなサウンドに変貌を遂げている。これはいい。
1曲目を聞いたときはイマイチかなと思ったけど、これはなかなかいいよ!この手では間違いなくトップクラスの完成度である。


NOCTURNAL RITES - New World Messiah ★★ (2004-07-01 22:27:00)

確かに頭の3曲のB級くさい展開は、名作「SACRED TARISMAN」とはまた違った良さがある。②なんかは、これイングヴェイ?と思ったし、④はこれシンフォニー・X?と思ったぐらいである。しかし③から④への流れは唐突だし、なんかどこかで聞いたことがあるような展開の曲も多く、手放しには喜べないのも事実である。僕は個性を重要視するので3rdのようなインパクトが欲しかった気もするが、全体的な出来は悪くない。少なくとも、4thや5thよりは好きである。楽曲にもう少し磨きをかければ、大化けしそうな可能性も十分にある。


NOCTURNAL RITES - The 8th Sin ★★ (2007-06-25 18:23:00)

前作の特に前半の楽曲の充実度が、実に素晴らしかった。アレンジからして、楽曲はかなりドラマティックであった。
バンドとしての方向性が定まってきたからなのか、最近の彼らには安心感がある。ミドルテンポに比重を置く構成も、個人的には大賛成である。ドラマティックさで言えば、前作に軍配が上がるが、それは同じでは進化がないと考えるアーティスト精神から来るものなので、悪いことではない。
この手の路線では、貴重な存在である。前作の方がいいと思うファンも多いかもしれないが、バンドとしてのモチベーションはかなり高い方だと僕は思う。今後も応援していきたいバンドである。


NOCTURNAL RITES - The 8th Sin ★★ (2007-11-28 06:12:00)

実は..........よく出来ている作品である。こういった作品こそ、もっと評価されるべきである。僕は、今年の第5位にこの作品を選ぶ。


NOCTURNAL RITES - The Sacred Talisman ★★ (2001-09-27 20:54:00)

90年代最後に登場したメロディック・メタル史上トップ10に入る名作。正直言って他のアルバムなんて聴かなくていいから、このアルバムだけは聴いてもらいたい。とにかく捨て曲が全くない。ヴォーカルの線の細さを指摘する人もいるけど、そんなことは全く気にする必要がない。
90年代では、ブラインド・ガーディアンやヘヴンズ・ゲイトがこの手の路線では有名であるがこの作品に関してはそれらと比較しても全く引けをとらない。とにかくドラマティックで、精神は高揚しっぱなしである。この作品に肩を並べるアルバムにここ数年出会っていない。


NUCLEAR ASSAULT - Handle With Care ★★ (2005-03-29 21:56:00)

いわゆる典型的な昔のスラッシュメタルと言えばよいだろうか......。彼らの作品の中では、まあ最高傑作になるであろう力作である。ベイエリア風に近いし、展開も少しひねってあるので、昔のスラッシュメタルが好きなマニアなら聞いて損はないであろう。僕は①が好きでよく聞いていた。比較的アンダーグランドに近い存在だが、HR/HMバンドの層の厚さをこのバンドなんかも証明している気がする。


OUTRAGE - The Final Day ★★ (2003-12-22 22:53:00)

「マイ!ファイ!ナル!デイ!!マイ!ファイ!ナル!デイ!!~」地元のライブ・ハウスに来た時、観客の少なさに驚き、もう捨て身で狂ったように演奏していたアウトレイジの姿が忘れなれない....。とにかく1曲目で僕はノックアウトされた....。日本のバンドらしからぬ演奏力と楽曲で、当時は僕も大好きだったバンドである。とにかく曲作りは上手かった..。自分達のルーツが見事にサウンドに昇華され、彼らの音楽に対する情熱が伝わる力作である。確かにもっと評価されてもいいバンドである。


OVERKILL - ReliXIV ★★ (2005-03-13 21:08:00)

いつもとあまり印象は変わらないけど、全体の質感としては結構いいような気がする。結局このバンドなんかも、ファンはあまり劇的な変化を期待しているわけではないので、楽曲よければそれで良しである。特に今作はアルバム中盤あたりから、いい意味でのしつこさが感じられて僕は結構好きである。もうベテランの貫禄で、バンドとしての実力と安定感をまざまざと証明してくれている。


OZZY OSBOURNE ★★ (2007-05-22 14:59:00)

僕はまだ先行シングル1曲しか聴いてないけど、新作は間違いなくハイレベルな楽曲で構成されているという自信がある。
オジー自身がどれくらい自覚してるのか分からないけど、取り囲むスタッフはかなり優秀である。良い意味で、らしさを計算しながら、メロディーはキャッチーであるという最近の作風を継承していると、僕は断言する。
最近のオジーを聴く度に、周りの環境の大切さを強く感じる。


OZZY OSBOURNE - Black Rain ★★ (2007-05-27 07:15:00)

僕も単純に、新作を出してくれた事が先ず嬉しかった。年齢的にもまだ若い比較的大物バンドでありながら、新作を出さないアーティストも多い中、やっぱり凄いなとホントに思う。
内容は、まあ想像通りであった。ここ2作の延長線上であり、メロディーはキャッチーである。楽曲単体に見ても、よく出来ていると思う。この声、なんだよねぇ~........やっぱり、いいねオジーは....。
この存在感は、やっぱり凄い!個人的ベストトラックは、⑤。オジーなんかを聴いてると、個性がいかに重要かが分かるハズである........。


OZZY OSBOURNE - Black Rain ★★ (2007-08-11 20:09:00)

オジーを擁護するわけではないけど、単純に初期の作品と比較するのはアーティストにとっては酷である。僕はこの新作、正直に言って良い出来だと思う。確かに「オズモシス」以降の作品は、同一路線でミッドテンポが中心で衝撃は少ないかもしれない。
でもこれは、オジーの年齢や彼の音楽シーンにおける立場から考えれば、かなり計算されていて、戦略も明確で個人的には周りのスタッフの優秀さも同時に評価したい。
無理をして初期のような作品を目指すと、失敗する。そこには戦略が見え隠れするが、僕はプラスに評価したい。個々の楽曲の完成度は高いですよ。


OZZY OSBOURNE - Down to Earth ★★ (2004-08-20 22:50:00)

この作品もそうだが、90年代以降のオジーワールドが好きであれば○であろうし、初期のサウンドが好きであれば×の作品である。オジーには有能なソングライターが必要であると思っている僕にとっては、外注の楽曲であろうがなんであろうが、オジーが歌えばそれでいい。だから出来もそんなに悪くない気がする。この声、この独特な世界がある限り、オジーは健在である。前作とどこが変わったの?と聞きたくなるくらい前作の路線を引き継いでいる。楽曲はいい!


OZZY OSBOURNE - No Rest for the Wicked ★★ (2003-12-14 22:31:00)

かなり重症と聞いたが、大丈夫なのだろうか?今後は、あのライブパフォーマンスが全く見れなくなるのであろうか。もしそうなったら、非常に残念である....。僕はあくまでも楽曲重視なので、極論を言えばギターは誰でも構わない。逆にギタリストばかりが注目されていて、なんかいつも感じることではあるが、オジーがかわいそうである。こんな変人は、今のロック・シーンでは絶対に登場しない。この声質、アルバムに共通する闇の世界が僕は大好きである。しかしオジーの場合、楽曲に多少バラツキがあるのが難点である。このアルバムも分かりやすいナンバーが続く前半が好きで、後半は多少楽曲が弱い気がする。何度引退しても構わない。でも、闇の帝王であり続けて欲しい....。


OZZY OSBOURNE - The Ultimate Sin ★★ (2003-09-08 22:31:00)

オジー・オズボーンも、HR/HMファンなら避けては通れない位置に存在するアーティストである。個人的には各アルバムに思い入れがあるから、これが最高傑作だとは感じないが、いい意味でポップなHRナンバーが、次から次へと展開するこの作品はある意味初心者向けの作品ともいえる。正直アメリカンすぎると当時は思ったが、楽曲の出来は完璧に近いくらい良い。オジーの場合は作品毎に色があるから、出来れば全作品聞いてもらいたい。ポップで何が悪い!というオジーからの挑戦状的作品である。


OZZY OSBOURNE - Under Cover ★★ (2006-01-18 23:27:00)

個人的にはやっと出たという感覚だけど、オリジナルを知っていようがいまいが楽しめるいい作品である。とにかくオジーワールド全開に仕上がっている点には、ただただ感心する。元々の楽曲がいい曲なので、これはこれでいいんじゃないとファンの方以外も納得できる仕上がりではないだろうか。とにかく最近のオジーの作品はあまり好きでなかったという人にこそ、聞いていただきたい作品である。この人、やはりただ者ではないね。オジーは、やっぱり凄い!


P.O.D. - Payable on Death ★★ (2003-11-06 21:01:00)

このアーティストが、ここ日本においては全く人気が無いことは知っている。恐らく誰もがマトリックス・リローテッドのメインテーマ「スリーピング・アウェイク」は知っていると思うが、この新作は前作と比較すると、より普遍的なノーマルなハードロックに近づいたとの印象を受ける。でも、しっかりサウンドにはらしさが残っている。今まで特徴的だったサウンドの装飾部分は少なくなり、ポップな要素も同時に後退している。これを、どれも同じと捕らえるか、統一感があると捕らえるかは個人の自由であるが、僕はこちらの新作の方が好きである。今アメリカで主流のモダン・ロックが好きでない人は、手を出さないほうが無難である....。


PANTERA - The Great Southern Trendkill ★★ (2004-12-08 23:01:00)

一時代を築いた彼らの96年度発売の作品である。この作品が決して最高傑作ではないが、パンテラというバンドは僕にとって一種の精神安定剤である。前作の路線から従来の路線に戻したばかりでなく、何故かタイトになった様に僕の目には映る。パンテラにジャンルなどというカテゴライズは全くもって、不必要である。個人的には「オフィシャル・ライブ~」あたりがお勧めだが、この作品だって注目度は低いがかなりの力作である。メタル側から見たハード・コアそのものである。


PAPA ROACH ★★ (2005-02-13 22:13:00)

新作「GETTING~」の出来は、半端でない。ここ2ヶ月では一番聞いている作品になった。前作「LOVE~」が発売されたときは、オイオイどうしたんだと思って心配になった。中途半端な楽曲に歯切れが悪いサウンド、なにもかもに違和感を覚えた。この先バンドは続くのか......と思うくらいの違和感だった。
新作は全く期待していなかった.....が、この出来がすんごくいいのである。メロディーには磨きがかかり、中だるみも全く無く、しかもシングル候補が半数くらいある驚愕の出来なのである。パパローチ?という方に、是非聞いていただきたい。楽曲命のロックファンは、必聴の作品である。


PAPA ROACH - Getting Away With Murder ★★ (2004-12-07 08:46:00)

基本的な路線は、前作に近い。1stで見せたミクスチャー的な要素は更に薄れ、普通のロックバンドになった気がする。しかし、出来は前作より遥かに良い。前作は完全に期待はずれだった。煮え切らない楽曲が多く、印象に残る楽曲も少なかった。この新作、楽曲が格段に良くなっている。後半にかけてダレル要素もなく、これは日本でもウケるかも知れない。楽曲志向のHRファンには、聴いていただきたい。


PAPA ROACH - Getting Away With Murder ★★ (2004-12-15 21:01:00)

僕が選んだ今年のベストアルバム、第4位です。いい!


PAPA ROACH - Infest ★★ (2003-11-16 00:10:00)

数年前のアメリカでは、この手のサウンドがトレンドであった...。時の流れは予想以上に速く、今ではなんか懐かしさを感じさせるサウンドである。ミクスチャー・ロックが好きかどうかで、このアルバムの評価は決まる....。でも、リンキン・パークとは路線が全く違う..。僕はこのアルバムの特に前半が好きだが、日本では全くヒットしていないどころか、無視されている存在である。実は次作で正統派ハード・ロック路線に近づくのだが、結局はこの手のサウンドの方がバンドには合っている気がする。畳み掛けてくる構成は、ラウド・ロックファンにはたまらないであろう...。HRファンにも十分通用する完成度の高さを誇っているので、聞かず嫌いのHRファンにも、機会があったら聞いてもらいたい。


PERSUADER - Evolution Purgatory ★★ (2007-07-07 19:11:00)

とにかくブラガに似ている。~的という表現は、決してマイナスだけではない。僕はブラガに似ている点が、このバンドの良さだと思っている。
楽曲の出来にはバラツキがあるが、オオッとうなるフレーズも楽曲によっては出てきたりする。では、ブラガと比較してどこがマイナスかと言えば、楽曲の面白さである。
疾走するナンバーも多いが、得てして印象に残りにくい。楽曲の出来が、本家には及ばないのである。こういったバンドは、とにかくサビだけでも大胆にキャッチーにすべきである。
僕は全ての作品を持っているが、それはこのバンドに賭ける期待感が大きいからである。
もしかしたら.........という期待感は、抱かせるバンドではある。


PETER CETERA - One More Story ★★ (2005-11-11 22:57:00)

これは隠れた名盤です。あまり知られていませんが、この作品は名盤!です。


PINK CREAM 69 - One Size Fits All ★★ (2005-07-20 23:07:00)

発売当時から大絶賛されていた2ndである。アンディには、やっぱりこういった路線が似合う。決してハロウィンに合っていないわけではないけど、こういったポップ路線の方が魅力的に僕には映る。まあアルバム全体としての完成度の高さから言えば、一般的には最高傑作と呼べる力作である。
特に中盤の展開は圧巻である。突出した楽曲はなくても、整合感で圧倒する作品である。


PINK CREAM 69 - Pink Cream 69 ★★ (2003-10-25 21:42:00)

ファンの方の意見は、やっぱり鋭いね。すごく好きなんだけど、ある程度客観的にバンドを観てるファンの方の意見はさすがに鋭いね。確かにこの作品2,3曲、捨て曲のような曲が存在するけど、全体的に見ればかなりの力作である。一般的に名作と呼ばれている2ndよりも、個人的にはこの1stの方が好きだったりする。結局、居場所が無くなったアンディはハロウィンに加入するんだけど、この路線だねやっぱりアンディは。絶妙な湿り気のあるポップなナンバーの方が、絶対に合ってるね。意外にこの作品、ノーマークだったりするんだけど、本当にアンディらしい作品だと僕は思う。


PLACE VENDOME - Place Vendome ★★ (2006-01-11 23:20:00)

Vo.の説得力によってここまで楽曲が魅力的に聞こえるということは、いかにキスクの力量が並大抵ではないことを証明している気がする。
たしかにソロ作品でもその実力を発揮はしていたが、これこそがファンが求めるスタイルではないだろうか.....。つまりは、何を歌っても上手い人は上手いのである。特に④あたりは、彼の才能を改めて感じる事が出来るのではないか。
やっぱりキスクでしょ。まだまだ健在ですね。


POISON ★★ (2007-07-11 16:10:00)

カヴァーアルバムである新作を思い切って購入したけど、これがなかなか良かった。選曲の良さも手伝い、これはパート2も聞いてみたい気がした。オリジナルに比較的忠実ながら、ポイズンらしさもあり、2枚組でも良かったのではないかという感じがした。
確かに国内未発が多いけど、実はいいアルバム作ってますよ彼らは。この軽いノリが、なんとも魅力かな。


POISON - Flesh & Blood ★★ (2004-12-14 00:05:00)

1st、2ndで見せたサウンド・プロダクションの悪さを改善すべく、だからブルース・フェアバーンを起用した3rdである。勢いもあるし、曲作りは元々上手いし、ポイズンここにありの最高傑作である。曲順も文句無く、さすがブルースといえる名作である。①~③の流れなんて80年代HRの典型的パターンである。


POISON - Look What the Cat Dragged In ★★ (2005-11-15 20:48:00)

当時僕は、ミュージックテープによってこの作品を購入した。丁度アメリカでブレイクし始めた頃で、聞いて納得したのを覚えている。パーティーソングだろうが、プログレだろうが、いい楽曲であれば何の問題もないのである。この1stで既に、楽曲作りの上手さが出ている所はやはり凄い。聞いた回数では、一番多い作品である。とにかく曲はいい。


PRAYING MANTIS - A Cry for the New World ★★ (2003-11-29 20:53:00)

元々才能のあるバンドだったが、この泣きのレベルは半端ではない。一般のHR/HMファンなら、こぶしを突き上げて「これだよこれ!」と叫びたくなる哀愁なナンバーが目白押しである。思い入れのあるバンドだけに今でも彼らの作品はよく聞くが、このアルバムはわかりやすさから言っても、最高傑作であることは間違いない。本当に突然変異としか言いようがない、すごい作品である。当時も勿論好きだったが、今聴いても全く色あせてない名盤である。他にもいい作品はあるが、この作品だけは別格にいい!


PRETTY MAIDS ★★ (2002-05-22 23:37:00)

精神性から語りたくなるバンドは、意外に少ない。アメリカでの成功やアルバムのセールスが、バンドのステータスを決める訳では決してない。勿論、評論家やメディアの評価を鵜呑みにするのも、はっきり言っておかしい。最新作「プラネット・パニック」を聴きながら、彼らの過小評価に再度苦言を呈したくなった。隠れた名盤である「スプークト」に匹敵するダークな正統派メタルに思わず僕は目頭が熱くなった。彼らは、時に凄いアルバムを作り出す。デビュー以来、彼らはほとんど音楽的方向性を変えていない。不器用ではあるが、男としての美学がそこにはある。昔の作品ばかりが注目されがちだが、各アルバムの平均的クオリティーはすこぶる高い。最近の作品も結構いいものが多い。


PRETTY MAIDS - Future World ★★ (2005-08-18 20:30:00)

彼らの作品の中では地味な位置に存在しているが、これはこれでいい作品である。彼らはコンスタントにいい作品を発表しているが、なかなか報われない。そもそもこういった正統派HR/HMが正当な評価を得られないから、シーンは衰退していったのである。サウンドには彼らだと一発でわかる個性もあり、楽曲も悪くない。
今だからこそ、こういったバンドを再評価すべきである。


PRETTY MAIDS - Jump the Gun ★★ (2003-12-20 22:17:00)

前作の流れを更にパワーアップしたサウンドである。このアルバムに、あの曲とあの曲とあの曲とあの曲が無ければ、かなりお気に入りの作品になるのになあ.......と当時はずっと思っていた。この頃は、全世界をターゲットにしていたためか、サウンドプロダクションも比較的ポップだし楽曲もいい意味でアメリカンな匂いがする。ポップな面と硬派な面を持つバンドらしく、それがバンドとしての個性に見事に繋がっている。疾走するナンバーには、ジャーマンな香りがするし、曲作りの上手さは天下一品かもしれない。ここ数作はイマイチだが、「スプークト」までの作品は、どれも完成度が高い。


PRETTY MAIDS - Planet Panic ★★ (2005-02-10 22:35:00)

このアルバムなんかは彼らの作品の中でも地味な位置に存在してると思うけど、僕は結構お気に入りである。このプリティーメイズは、曲作りがすごく上手いんだけど、悪く言えばみんな同じで変化には乏しいから、好き嫌いが結構分かれそうなバンドではある。もっと評価されていいバンドだし、こういうポップな要素を持っているバンドが活躍しないとシーンが盛り上がらないんだけどなあ~、と最近強く思ったりする。個人的にベストトラックは⑧かな。結構いいバンドなんだけど......。


PRETTY MAIDS - Spooked ★★ (2003-02-08 01:24:00)

個人的には、29さんと同じく彼らの最高傑作である。確かに過小評価されている気はするが、正統派HMナンバーがてんこ盛りで、彼らの最大の弱点である楽曲のバラツキがほとんど無い力作である。しかし、この作品が何故ここまでの完成度を誇るのかには理由がある。興味のある人は過去を遡っていただきたい。彼らは、デビュー以来ほとんど音楽性を変えていない。にも関わらず、日本ではまだまだ人気がある。それは何故か?彼らの強みは、そこに集約されている。


PRETTY MAIDS - Wake Up to the Real World ★★ (2007-02-10 19:04:00)

こういった作品の評価は難しいというか、複雑な気持ちになる。彼らはデヴューから、かなり長く良質な作品をずっと生み出してきた。日本における彼らの人気のピークは、「SIN-DECADE」か「JUMP THE GUN」辺りだと思うが、それ以降にも彼らは数々の力作を発表してきた.........にも関わらず、世間での評価はイマイチだった。
実はここが重要なポイントである。例えいい作品を作っても、世間では評価されない。だとしたら、ミュージシャンやアーティストは何処に向かって行けばいいのだろう.......。彼らの努力を、僕は高く評価したい。
「世間ではあまり評価されないが、俺はプリティ・メイズが大好きだぜ」といったファンが、こういったバンドにはもっといても良いのではないだろうか.........僕の、単純な疑問である。
僕の評価は、どちらかというと不可である。でも、こういった作品を作らせたのは、ファンの責任でもある.......と、僕は思う。


PRIMAL FEAR - Devil's Ground ★★ (2004-12-11 00:38:00)

あまり期待をせずに聞いた為か、初めはかなりの好印象であった。最近でもたまに聞くので、出来は悪くないと思う。ラルフの本気モード全開のVo.に、圧倒されたファンも多いであろう。しかし、あえて苦言を呈するなら、楽曲をもっとレベルアップした方がいい。個人的には③と⑤が好きだが、捨て曲なしというレベルではなく、一枚のアルバムとしてレベルをあげる工夫が必要である。1曲にもっとドラマがあってもいいと思う。ひねりのあるフックのある楽曲を、増やすべきである。正統派がウリでも......である。


PUDDLE OF MUDD ★★ (2003-09-01 22:45:00)

昨年アメリカで最もブレイクを果たしたロック・アーティストである。確かに「blurry」は名曲だし「control」「drift&die」「she hates me」なんかも超名曲である。しかし、なんといってもシングル・カットした全曲が大ヒットを記録しているのはすごい。もうすぐ発売になる新作も、相当強力な作品らしいからファンは期待してて裏切られることは無いはずである。ルックスもいいし、アレンジも上手いし、演奏も上手いし、これで人気が出ない日本こそおかしいのかも!


PUDDLE OF MUDD ★★ (2003-12-07 13:55:00)

ビルボード最新チャートでは、「ライフ・オン・ディスプレイ」は初登場20位である。昨年の実績から考えれば、1位を取ってもおかしくないのに、この出だしの鈍さは何を物語っているのだろう?発売時期はレコード会社がタイミングを図っているわけだから、何かおかしい....。来週付けで上位にくる予想は出来るが、それにしても作風といいこのチャート・アクションの鈍さといい、一体何があったのだろう?ニッケルバックの新作は良かった....シリアス路線は嫌いではないが、楽曲命のファンにっとてはやっぱりもの足りない出来である。


PUDDLE OF MUDD ★★ (2007-06-14 18:20:00)

新作からのリーダートラックは、エアプレイが始まっている。前作の1stシングルも、実は出来は悪くなかった。しかし、作品全体で言えば楽曲が弱く、地味すぎた感じがした。
この「FAMOUS」も、悪くはないが、イマイチ過去の焼き直しで、インパクトには欠ける。もう「BLURRY」みたいな楽曲は、期待できないのであろうか。
実に長かった.......この新作で、コケると未来は無い。新作、個人的には楽しみである。


PUDDLE OF MUDD - Famous ★★ (2007-10-14 17:33:00)

前作から久々となったが、路線的には1stのポップさが復活している。2ndの渋い作風から考えれば、個人的には嬉しい路線変更である。全体的な印象も悪くない。ただ楽曲にもう少しキャッチーさがあれば尚良かったが、それは贅沢な注文かもしれない。
どうしても1st収録の強力な楽曲を期待してしまうが、それさえ意識しなければ、まあまあの出来かなという気がする。2ndよりは、はるかにいい!


PUDDLE OF MUDD - Life on Display ★★ (2003-11-23 22:56:00)

個人的には待ちに待った新作の登場である。前作には「drift&die」や「blurry」等の名曲が収録され、かなり聞き込んだアルバムだった。初めて1stシングル「away from me」を聞いたとき、新作からの先行シングルにしてはメロディーが弱いなと、正直思った。その不安は見事に適中した...。もう既に何度か聴いてみたが、やはりメロディーが弱く印象に残りにくい楽曲が多すぎるのである。これがバンド側の意図的なマイナー・チェンジの為なのか、元々こういう路線を目指していたのか不明であるが、間違いなく前作のフックのある良質なメロディーを期待したファンの期待は見事に裏切ってくれている...。実はこの新作は、結構前に完成されていた。ミックスをやり直したとか、新作の発売のタイミングを計っていた等の要因はあるが、それにしても期待が大きかっただけに残念で仕方ない。楽曲がキャッチーでないアメリカン・ロックが好きな日本人は少ないと思うから、本国でも日本でもセールス面ではかなりの苦戦を強いられそうである...。ある意味、問題作かもしれない...。


PUDDLE OF MUDD - Life on Display ★★ (2004-02-05 22:49:00)

誰も書き込みが無いというのは、やはりファンとしてはかなり寂しい。何度も繰り返し聴いているうちに印象が変わった訳ではないが、少し彼らを擁護しようと思う。もし彼らがこの作品をコマーシャルにしようとする意識がなかったならば、アーティストとしてはかなり評価が出来る様に思う。本人達が希望して前作のようなシングル・ヒットは要らないとして作ったものならば、これはこれで味がある渋い作品である。しかし何の計算もなく、ソングライターとして全てを出し切った結果がこれならば、先は明るくない気がする。前作の「BLURRY」のような楽曲がないと、やはり作品にメリハリが生まれてこない。でも次作も必ず買おうと思っている。結論は、次作までお預けである。


QUEENSRYCHE ★★ (2004-08-06 20:41:00)

よほどの完成度でない限り、発売してもらいたくないというのが正直な意見ではあるが、こうでもしない限り「先は無い」とバンド自身が考えたのだろうか?複雑である。僕は今まで何枚のHR/HMアルバムを聞いてきたか判らないが、その中でも「オペレーション・マインドクライム」は間違いなくNo.1である。コンセプトアルバムだからといった事ではなく、聞いていてこんなに集中できる作品に出会ったことが無い.....。あの時代だからこそ「オペレーション・マインドクライム」は、あそこまでの完成度に仕上がったのである。突然変異では、歴史に残る名作は生まれない。だから非常に危険な賭けなのである。もしバンドに直接意見が言えるのなら、やめといた方がいいと僕は言う...........。


QUEENSRYCHE ★★ (2004-10-05 00:57:00)

名作が突然変異で生まれる確率は、限りなく0に近い......。クイーンズライクが何故こういう発想に向かったのか?ここに、答えは隠れている気がする。これ以上のセールス的な失敗は、今後のバンドとしての存在理由をも消してしまうと判断したのだろうか.....?思いは複雑である。一度ピークを迎えたバンドがもう一回復活するのは簡単な事ではない。バンド自身の努力も必要だが、それ以上にそれを取り囲む優秀なプレーンを揃えなければ、はっきり言って未来はない。どう考えても、今の状態では難しい気がする。ハードルを高くすることで自分達を鼓舞しているのかも知れないが、危険すぎる賭けのような気がしてならない....。開き直れるか、この一点が非常に重要である。


QUEENSRYCHE ★★ (2005-08-28 21:31:00)

僕も2曲聴きました。率直に言うと、あまり良いとは思いませんでした。何故「オペレーション・マインドクライム」のパート2なのか........ここに大きなポイントが隠れています。「オペレーション・マインドクライム」は、結果的にセールス的な成功は収めていません。しかし、この作品がHR/HMシーンに与えた影響は、計り知れないものがあります。
「エンパイア」のセールス的な成功も、偶然という意味合いが実は強いのです。彼らがやる気なのは十分理解できますが、この2曲を聴く限りやはり危険な賭けという感じがします。「オペレーション・マインドクライム」は特殊な内容上、完結していないと考えた場合、続きが聞きたいという気持ちはずっとありましたが、アルバムタイトルはやはり変更した方が僕はいいと思います。変な先入観やファンの勝手な思い込みは、時にアーティストのクビを絞めることになるからです。
頑張って欲しいけど、個人的には少し不安です........。


QUEENSRYCHE ★★ (2006-01-24 21:09:00)

先に発表している2曲は正直イマイチかなと思ったけど、1stシングルの予定曲でもある「THE HANDS」は、彼ららしい楽曲で一安心した。
最低でもこの楽曲レベルは確保して欲しい。発売が遅れても全然構わない。内容も一部変更があったようだし、とことん突き詰めて欲しいですね。「THE HANDS」は、いい曲ですよ。


QUEENSRYCHE ★★ (2006-01-31 20:58:00)

>まーしゃるさん
返事がかなり遅れましたが、偶然見つけたサイトで2,3回程視聴したのですがそれがオフィシャルなものなのかも分かりませんが、出来は先の2曲よりは良かったと思います。どこのサイトかも覚えてないし、返事になっていなくてごめんなさい。


QUEENSRYCHE - Empire ★★ (2004-01-12 00:03:00)

結果的にアメリカで好セールスを記録したが、これは単なる偶然という色合いが強い。売れ線のサウンドではないし、これはあくまでも時代の後押しというフォローの風が吹いていた上での結果である。しかしこの作品も「オペレーション~」の度肝を抜く完成度に匹敵する、濃度の高い作品である。前作「オペレーション~」は判りやすいコンセプト・アルバムであったが、この作品もある意味僕はコンセプト・アルバムであるような気がする。前作で一度ゴールにたどり着いたバンドが、新たな道を探しているという意味では、ドリーム・シアターとも重なるが、この頃の彼らにはまだまだ野心があった。現在の彼らには一種の悟りも感じられるが、いかに評価される事がアーティストにとって大事なことかが、クイーンズライクを聴いてると思い知らされる気がする........。今聴いてもこの完成度は、圧巻である。全曲よく練られているという事実に、気がついてないファンが多すぎるのではないだろうか?


QUEENSRYCHE - Operation: Mindcrime ★★ (2003-07-14 03:10:00)

コンセプト・アルバムというカテゴリーではなく、一つのHR/HM作品としても完璧である。この作品が80年代に発売されたという事実は、ある意味驚異でもある。流れも完璧だし、バンドとしてのポテンシャルも、半端ではない。またこの作品は、決して突然変異で出来たものではなく、バンドとしての精神性の高さから生まれた彼らの集大成的作品でもある。何度聞いても色あせないこの作品は、いいアルバムというのは決してシングルの寄せ集めでは作れないと言うことと、バンドとしての意気込みがどれだけ大切かという事を物語っている。今聞いても、身震いがする。何千枚のHR/HM作品を聞いたか覚えていないが、その中でもトップ5には間違いなく入るHR/HMというジャンルを超えた歴史的名作である。


QUEENSRYCHE - Operation: Mindcrime ★★ (2004-01-29 23:22:00)

オンタイムで聞いた僕は、当時この異様とも思える緊張感に金縛り状態になった。今でもこの作品は、楽な気持ちで聞くことができない。見えない威圧感に、息苦しくなるのである。このアルバムの凄さを理解したければ、当時の雑誌を探して解説等を読んでみるのも面白い。ストーリーも、予想以上に深いのである。もう何度となく聞き込んでいるので、展開なんかは自然に頭に入ってしまっている。なんといっても1曲目を聞くと最後まで聞きたくなる作品で、ランダムで聞いたこともないし、途中から聞いた記憶も無い。徹頭徹尾、コンセプト・アルバムである。


QUEENSRYCHE - Operation: Mindcrime ★★ (2004-07-22 23:36:00)

個人的に思い出深いバンドはたくさんいる。例えばガンズの1stやハロウィンのキーパーも、衝撃度は高かったし凄い作品であった。でも僕が聴いたHR/HMアルバムの中では、この作品が間違いなくNo.1!である。聞いた回数もNo.1である。絶対にヘッドフォンで集中して聞くべし!


QUEENSRYCHE - Operation: Mindcrime ★★ (2005-08-15 23:22:00)

このアルバムは、是非ジェフ・テイトの解説を読んでから聞いてもらいたい。ジェフが痛切に訴えかけているものが分かれば、この作品は一層その深みを増すハズである。
サウンドだけでも十分完璧に近いが、その中身も非常に完成度が高い。テーマもテーマだし、ホントに聞いてると今でも心が苦しくなる。
今後、この作品を超える作品に出会う機会が、果たしてあるだろうか........。


QUEENSRYCHE - Operation: Mindcrime ★★ (2006-01-13 22:05:00)

この作品でジェフが語りたかったことを簡単に言えば、「他人を利用し、人を操ることによって自分だけが利益を得ようとしている人間に対する、激しい怒りである。」「怒り」なのである。
この問題は、さまざまな場面で今でも立派?に存在する。正直者は得てしてバカをみる。これが社会の常識である。若い時には見えなかったもの(社会の矛盾)が見えてきたとき、もう一度この作品を聞いてもらいたい。そうすると、この作品はその深さを一層増すハズである....。
さまざまな矛盾を、この作品は問題提起している。現在の音楽シーンは、何を言いたいのかがわからない作品ばかりである。当時の彼らは、音楽シーンや他のバンドの動向なんて眼中に全くなかった。この作品のように、聞き手をねじ伏せるアルバムに出会いたい....。


QUEENSRYCHE - Operation: Mindcrime II ★★ (2006-04-01 23:52:00)

僕は「オペレーション・マインドクライム」を、今まで聞いた作品の中で第1位に選んでいる。その作品を超える事は、先ず不可能である。それは、僕が最も音楽にのめりこんでいた若かりし頃に聞いたという事実と、その後に何枚のアルバムを聞いたか分からないが、全くこの作品は異質であったという事実と無関係ではない。
この前提条件を考慮した上で聞くと、この続編はここ数作の不出来から考えれば劇的な変貌であり傑作と呼べる完成度であると思う。ハロウィンが「~レガシー」で見せた方法論とは全く異なるが、これなら続編を作った甲斐は十分にあると思う。
しかし、先行で発表された2曲を初めて聴いたときは、正直不安でいっぱいであった。オイオイ、危険すぎる賭けではないのか.......と、ホントに心配したものである。
この新作を、「オペレーション・マインドクライム」と単純比較するのはおかしい。あれから18年という月日が、経過しているのである...................。彼らの歴史を踏まえるという作業も、彼らがベテランである以上必要不可欠である。
最近の若いHR/HMファンは、そのアーティストの最高傑作との比較論を持ち出す事が多いが、それは危険である。偉大なアーティストというものは、全く同じ作品は作らないのである。
確かに、大人しくはなっている。サウンドプロダクションを変えれば、もう少しドラマティックになったのかもしれないが、これはこれで今の彼らの力は十分に出し切っていると僕は思う。名作である。


QUEENSRYCHE - Operation: Mindcrime II ★★ (2006-04-26 04:57:00)

書き込み少ないなあ~、.....でもこのアルバムは、やはり凄い!ただなんとなく、BGMとして聞き流しているようでは、この深さには到底たどりつけない。1との単純比較からは、この作品の正当な評価は、決して得られないのである.......。
この作品はある程度の年齢を経過した者しか、その深さに到達できないのかもしれない。年の功とは言わないが、18才と36歳の人が同じ作品を聞いても、同じ感想にならないのはあたりまえなのである。
音楽に何を求めるのか........HR/HMに、何を求めるのか......根本的な命題を突きつけられた気がしてならない。そんな事どうでもいいだろという意見もあるだろが、考える音楽である以上、それを放棄したのでは意味合いが全く異なってしまうのである。
まさにクイーンズライクからの、挑戦状である。音楽とは.......その答えを、各々で見つけて欲しい......。


QUEENSRYCHE - Operation: Mindcrime II ★★ (2006-12-11 23:40:00)

この完成度で絶賛されないとしたら、クイーンズライクというバンドはかわいそうである.........。
デヴュー作から「PROMISED LAND」までは、誰にもわかるぐらいの完璧に近い成長であったと思うが、時流という悪魔の手によってまさかのクイーンズライクも、自分らしさを見失っていった........。
話は少しそれるが、再結成や再始動のバンドで、全盛期に匹敵するアルバムを作ったバンドは皆無であるが、それは当たり前のことで、だから解散や活動を休止したわけで、逆から考えれば納得がいく..........。
彼らが何故この作品を作ろうとしたのか.......ここに注目しなければ、彼らの凄さは理解できない。彼らがこれを本当の意味で口にするのかわからないが、きっと単純に昔に戻りたかったハズである。
その一つの方法論として、パート2という方法論を取ったと僕は分析する。
実にらしい作品である。緻密に計算されながら、物語はあくまでドラマティックに進行する.........。
こんな作品を作れるバンドが、他にいるだろうか..........。彼らの偉大さが、ホントにわかっているのだろうか..........。HR/HMファンなら、聞いて損なしである。


QUEENSRYCHE - Promised Land ★★ (2004-08-06 21:10:00)

音楽的な方向性はほとんど変わらないが、その質感は作品によって微妙に異なるというのが、僕が考える一流の定義である。つまり、より良い作品を創ろうとすれば前作と全く同じになるはずが無いのである。しかし、だからといって前作を100%否定するような作品にも、なるはずが無いのである。だから結果として、前に述べたような作品に仕上がるのである。この作品は確かに地味ではあるが、楽曲には実に彼ららしいきめ細やかさが多数存在している。当時は大人しくなった彼らのサウンドに物足りなさを訴えるファンも多かったが、僕は結構いい出来だと当時も思っていた。自分の歴史を否定しないのも一流の条件であるが、最近の彼らはなんとなくらしくないと僕には感じてしまう。


QUEENSRYCHE - Q2K ★★ (2004-01-28 22:39:00)

音楽的な方向性を変えるのは、別に悪いことではない。重要なのは楽曲であり、アーティストがファンに媚びる必要は無いし、他人から見る自分にとらわれる必要も無い。個人的には大好きなバンドであるために、この作品に対するコメントは逆に控えてきた.........。アルバムの評価は聞いた本人がすべきであって、他人の意見に惑わされる必要は無い。この作品を聞いた人が、実際にはどれくらいいるだろうか?最近の傾向として、誰かが褒めてれば興味があり聞くが、評価が悪いと例えファンであっても聞かないという傾向が強い。レヴューを見ていても、似たような意見ばかりである。このアルバム、個人的にはやっぱりきつい。でも、自分と違う意見があっても全然構わない。逆にそれの方が、自然である。このアルバム、サウンドの違和感は勿論なこと、印象に残りにくい楽曲が多すぎる。でも⑪なんかは、いい曲だなあと正直思う。でもそれは、「HEAR IN THE~」までの彼らの姿に、近いからなのかもしれない........。


QUEENSRYCHE - Rage for Order ★★ (2004-01-15 23:18:00)

「オペレーション~」がエモーショナルな緊張感がある作品であったのに対し、この作品はそれと対をなす機械的な冷たさが支配する緊張感に満ちた作品に仕上がっている。この作品を初めて聞いたとき、かなりの違和感があった。それは他のバンドの動向なんかに見向きもしない姿勢が先ず異質であり、サウンドに対するコンセプトの仕方も当時から他のバンドと全く違っていたからである。この湿った圧迫感のある世界が僕は大好きであるが、まだ完璧でないからこの作品は味があると僕は分析する。この作品があったから、「オペレーション~」はあそこまでの完成度に仕上がったのである。結局「オペレーション~」もこの作品もセールス的に大成功は収めていないが、一流バンドのテンションは逆風にこそ強い事を彼らは証明している。HR/HMバンドは、精神性が何より重要である。


QUEENSRYCHE - Take Cover ★★ (2008-01-04 17:32:00)

所謂企画物ではあるが、選曲のセンスが先入観を上手く消し去ってくれている。
超マイナーとは言わないが、選曲はカヴァーとしては比較的マイナーな楽曲が並んでいる。
こういったアルバムは、バンドの力量が逆に表れやすい。演奏能力やアレンジに、バンドのセンスが表れやすい。このバンドのファンしか手を出しづらいかもしれないが、ファンなら買って損はしないだろう。
HR/HMソングばかりではない所を新鮮に感じるか、物足りないと感じるかに評価は分かれるかも知れない.......。


QUEENSRYCHE - Tribe ★★ (2004-05-28 08:39:00)

物事の背景を考えてみると、わかりやすい事がある。今のアメリカのロック・シーンで売れているものは、本来彼らが得意とするタイプの音楽ではない。80年代とは全く違った意味合いでのコアか売れ線かの選択をバンドとしては決断をしなければ、セールス的に未来は無い。その時半々の割り合いでと考えると、結構焦点ボケの作品に仕上がってしまう。アメリカの市場を無視しろよと言いたいけど、それは傍から見るほど簡単な事ではない。売れないとさまざまな問題が生じてくるのが、通例である。彼らは一度成功を掴んでいる。そういったバンドがもう一度、復活するのは簡単なことではない。内容についてはあまり触れないが、80年代のあのサウンドを期待するのは酷である.....。


RAGE AGAINST THE MACHINE - The Battle of Los Angeles ★★ (2005-03-23 21:07:00)

この手のバンドの中では、先ず最初に紹介される程の大物バンドである事は間違いない。ミクスチャーという次元ではなく、時代を切り開いたバンドとしての風格に満ち溢れた作品である。当時はHR/HMにとって敵対視の向きが強いバンドであったが、今冷静に聞いてみるとHR/HMファンにも共感できる要素が多く、先入観抜きで聞くと案外いい作品と感じる人もきっと多いはずである。
ロックという大きなジャンルの中では、これも名盤であることは間違いない。


RAMMSTEIN - Reise, Reise ★★ (2005-03-09 22:23:00)

僕はゴシックがあまり好きではないが、このバンドは個性もあるし楽曲も変わっていて、なんとなく好きである。この新作も基本的には前作とあまり変わっていないし、あのおどろおどろしい独特な世界観は今作でも十分健在である。
ヨーロッパでの人気はすこぶる高い。が、ここ日本ではさっぱりの感は否めないが、なんでも来いという幅の広いHR/HMファンは挑戦してもいいかも.....。


RATT - Collage ★★ (2003-12-07 21:23:00)

いわゆる企画物で発売は97年である。ラットは、すごく好きなバンドであった。このアルバムは過去の作品のアウトトラックや過去のアイディアを元に新たに録音した楽曲を中心に構成されているが、これがなかなかいい。再結成後の「RATT」なんかよりは、はるかにいい。ポップではあったが、ラットは他のバンドにはない個性があった。それが、この作品を聞いて改めて思った感想である。やっぱり、RATTはいいバンドである。僕が知っているアルバム未収録のナンバーは、この他にもたくさんある。いつの日か、まとめて発売してもらいたい....。


RATT - Detonator ★★ (2003-10-21 22:09:00)

本当にセールス面の成功を目指したのなら、音作りの面で鋭角的な要素を残しておくべきだったと個人的には思う。鋭角的な要素が、このバンドには絶対必要である。つまり作りこみすぎたサウンドが、単なる良く出来たポップなHR作品という評価に結びついた気がしてならない。結果的にこのサウンドはラットでなくても......という結論にどうしても結びつく。分厚いサウンド・プロダクションは悪くは無いが、同時に良さも殺しているというのが僕の意見である。ラットは曲作りは上手いのだから、大々的に売れっ子の手を借りなくても良かったのでは..という気もするが、曲の出来は確かに悪くない。


RATT - Invasion of Your Privacy ★★ (2003-09-11 22:04:00)

LAメタルと言えば、絶対RATTである。個人的には、一番好きな作品である。モトリー・クルーよりも当時は好きだった記憶がある。わかりやすいけど、良質なメロディーが満載で今でもよく聞く作品である。「アウト・オブ・クリアー」同様、RATTを聞かずにLAメタルは語れない。名盤!


RATT - Ratt (EP) ★★ (2006-05-27 03:57:00)

何故オリジナルのラインナップで再始動できなかったのか?当時は、そのことばかり考えていた.......。ファンの求める何かが、絶対的に足りない.........。
あの5人でなければ.........マジックは存在しなかった事を、証明した作品である。
でも、昔の作品は絶品である。どれもが名作なのである。この作品は、お勧めできない......。
それと、再始動なら新作でやはり勝負すべきだったと僕は思う。


RATT - Reach for the Sky ★★ (2005-09-11 22:18:00)

RATTは作品を重ねる毎に、サウンドがポップ化していった.....。しかし楽曲はよりキャッチーになり、らしさも同時に確立していった。悪い面を、見すぎてはいないだろうか?ポップすぎるラットを受け入れられるかによって、この作品の評価は分かれるだろう。この作品なんて、かなり力を入れて作っただけあって、実はホントによく出来ている。
僕は密かに好きな作品だったりする.......。


RED HOT CHILI PEPPERS - Blood Sugar Sex Magik ★★ (2005-03-23 21:22:00)

HR/HMファンには、このバンドも当時から異端児扱いを受けていた。しかしまだこの頃は、HR/HMというフィールドで語られていたバンドである。まさかこの手のサウンドがアメリカの後のシーンの中核を担うとは、当時誰が予想しただろうか。
楽曲はファンクであり、正統派という言葉からは程遠い.......サウンドである。駄目な人は全く駄目なタイプではあるが、ラウドロックが好きな人はチェックすべきであろう....。


RICHARD MARX - Repeat Offender - Children of the Night ★★★ (2005-11-11 22:49:17)

昔コンサートにも行ったけど、歌は上手かったと記憶している。この曲がこのアルバムで一番好きかな。


RIDE THE SKY - New Protection ★★ (2007-08-11 19:40:00)

個人的な点数で言えば、83点といった所である。密かに楽しみにしていた作品だけど、感触としては全然悪くない。この手の正統派路線は、楽曲がつまらないとホントにCD棚で眠ってしまう感じになるが、楽曲に面白みがあり良い意味でヒトクセあるので、そんな事にはならないだろう。
ただ、後一歩という感じに聞こえる楽曲もある。それは、サビの展開力が弱いのと、メリハリの付け方が弱いという点にある。もしこういった点を改善していくと、マスタープランよりもはるかに魅力のある存在になる。
この手の路線が好きなら、間違いなく合格点の出来である。ウリのやる気が伝わる力作である。


RIOT - Thundersteel - Fight or Fall ★★★ (2004-10-18 23:40:44)

この曲が2曲目に位置している事が、このアルバムの印象を決定的なものにしている。B級で何が悪い!彼らのこの気合にひれ伏すがいい!


RIOT - Thundersteel - Thundersteel ★★★ (2004-10-18 23:34:17)

これぞまさに、疾走するライオットの本領発揮の必殺ソングである。何回聞いても心が熱くなる、これぞ名曲である。


RIOT - Thundersteel - Thundersteel ★★★ (2006-06-26 22:14:33)

この1曲のために、このアルバムを聴くことも多い。2曲目と並んで畳み掛けてくるこの攻撃性は、まさに圧巻の世界である。このバンドはホントについてなくて、かわいそうである。そこら辺の事情は雑誌等で確認して欲しいが、このバンドの生い立ちを確認しながら楽曲を聴いていると、涙が出てくる事もある。魂からの叫びを、確認してもらいたい。


RIOT V ★★ (2004-06-15 21:39:00)

アルバムの出来には、確かにバラツキがある。またいい曲と、そうでない曲のレベルもかなり違う。しかし.....。RIOTは、本当についていないバンドである。B級といえば聞こえは悪いかもしれないが、彼らのB級度は超一流?である。日本人受けする泣きを伴なったナンバーも数多く、名曲と呼べる楽曲も多い。疾走するナンバーに泣きの要素が加わると、その魅力は悶絶ものである。再評価してもいいバンドである。


RIOT V - The Privilege of Power ★★ (2004-12-15 23:09:00)

確かにSEは無駄だし、ホーンも必要ない。しかも、捨て曲に近いものもある。だけど、このアルバム僕は好きである。計算しつくされた人工的なアルバムも完璧ならいいが、そうじゃないなら人間的なサウンドの方がいい。詰めが甘いライオットらしさが、僕は好きである。全く無意味なSEやホーンも、実はライオットらしいのである。楽曲のバラツキも極端に多いバンドだが、中には歴史に残る程の楽曲も存在する。それがライオットなのである。昔僕の先輩が、ライオットをしきりに推していた。その時は他にもいいバンドがたくさんいるのに........と僕は思っていたが、その意味が最近はよく分かる。


RIOT V - Thundersteel ★★ (2003-08-27 22:47:00)

騙されたと思って、とにかく1曲目と2曲目だけでもいいから聞いてもらいたい。ジャーマン・メタルに通じる湿った泣きをもった疾走するナンバーに、ノック・アウトされるはずである。個人的にもこの作品が一番好きである。ノクターナル・ライツが好きな人なら、間違いなく気に入るはずである。それにしても、B級の匂いがプンプンでそこがまたいいんだよね。


RIOT V - Thundersteel - Fight or Fall ★★★ (2004-10-18 23:40:44)

この曲が2曲目に位置している事が、このアルバムの印象を決定的なものにしている。B級で何が悪い!彼らのこの気合にひれ伏すがいい!


RIOT V - Thundersteel - Thundersteel ★★★ (2004-10-18 23:34:17)

これぞまさに、疾走するライオットの本領発揮の必殺ソングである。何回聞いても心が熱くなる、これぞ名曲である。


RIOT V - Thundersteel - Thundersteel ★★★ (2006-06-26 22:14:33)

この1曲のために、このアルバムを聴くことも多い。2曲目と並んで畳み掛けてくるこの攻撃性は、まさに圧巻の世界である。このバンドはホントについてなくて、かわいそうである。そこら辺の事情は雑誌等で確認して欲しいが、このバンドの生い立ちを確認しながら楽曲を聴いていると、涙が出てくる事もある。魂からの叫びを、確認してもらいたい。


ROB ROCK - Garden of Chaos ★★ (2007-09-15 18:13:00)

僕は前作を高く評価した。正直楽曲の練りという点では少々物足りなかったが、ハイテンションで突っ走るサウンドにはかなり好感が持てた。
個人的にはかなり期待はしていたが、今作は前作以上に楽曲の出来が良い。テンションだけで言えば前作の方が上だが、楽曲の面白さという点では、ソロ作品の中では最高傑作といえる出来である。頭3曲はインペリテリらしい楽曲であり、中盤の3曲も実験的ではあるが良い出来である。こういったアルバムこそ、ファンの方のプッシュが必要である。時代に埋もれるには、もったいない出来である。ロブ・ロックここにあり、である。


ROB ROCK - Holy Hell ★★ (2006-03-02 23:10:00)

皮肉な言い方をすれば、今のインペリテリよりもインペリテリらしいのかもしれない。それは聞きなれたこのVo.が、あまりにもインペリテリを想像させるからでもあるけど.....。
サウンドプロダクションのダイナミックさと比較的ノーマルな正統派路線の作風は正解で、ホントに心が熱くなる躍動感がここにある。楽曲の出来も悪くないし、この方向性で今後も進んでもらいたい。なかなかの出来である。


ROOSTER - Circles and Satellites ★★ (2006-07-11 18:27:00)

新人らしからぬ楽曲の構成力が魅力だった彼らの2ndである。こういう普通のロックは人によって評価は分かれると思うが、僕は結構好きだったりする。
でもこれがHR/HMかと問われると、僕はNo!と答える。こういうタイプのロックバンドが最近やたら多いが、その中では楽曲のレベルは高い。ただ、もう少しインパクトや楽曲におけるフックが欲しい。産業ロックと呼べるぐらいのキャッチーさが加われば、HR/HMファンにもブレイクするかも知れないが......。僕の評価は、80点かな。


ROYAL HUNT - Clown in the Mirror ★★ (2003-07-21 22:44:00)

やっぱりロイヤル・ハントは初期の方が好きである。それは単純に楽曲が好きだから....である。DCやジョンはもちろん歌も上手いけど、ヘンリックだからこそこの作品は良い気がする。それは相性かも知れないが....。完成度から言えば、DC時代の作品の方が上の気がするけど、欧州的な泣きが多いこの作品なんか、個人的には文句のつけようが無い名盤だと思う。とにかくこの世界は彼らしか作れないから、泣きが好きなHR/HMファンは一度は聴いてみる作品だと思う。いいね、やっぱり。久しぶりに聞いたけど....。


ROYAL HUNT - Collision Course: Paradox 2 ★★ (2008-03-11 13:59:00)

①のイントロが聞こえてきた時、僕は思わずオオッと唸った。こうきたか......。実は、僕は「FEAR」以降の作品があまり好きではない。
音楽性の拡散化は別に悪いことではないが、それに伴う焦点ボケの状態は何かすごく悔しかった。どこに向かおうとしてるのかが解かりにくい、消化不良の状態は、とても彼ららしいとは言えなかった。出口の無い迷宮に入り込んでいるように僕には感じた。
自分達らしさとは、何なのか......。ある意味原点回帰のための、作品である。彼らにとって.......。
肝心の楽曲は、悪くないと僕は思う。ただし、「パラドックス」程の緩急がないため、聞いてると何となく流れてしまうという欠点もある。もう少し、展開にメリハリがあればよかったけど、少なくとも僕は「FEAR」以降の作品では一番好きである。
マークのVo.も、違和感をあまり感じなかったし、統一性のある作風が戻ってきた事が、何といっても嬉しかった。ようやく、戻ってきた....。


ROYAL HUNT - Eyewitness ★★ (2004-05-20 22:52:00)

僕にとってロイヤル・ハントの最大の魅力は、アルバム全体を通しての緊張感の持続であった。このアルバムの違和感は、ずばりそこにある。デビュー以来守り続けたその鉄則が、前作あたりから後退し始めたが、この作品個人的には楽曲もいまいちなような気がする。これを成長と捉えるのは、ちょっと難しい。実はこの作品まだ3回しか聞いていない。でも僕個人の評価は、変わりそうにない。


ROYAL HUNT - Fear ★★ (2005-01-10 23:32:00)

この作品を彼らの最高傑作だという人は、なかなか鋭いと僕は思う。歴史に埋もれた名作は案外数多く存在するが、この作品も例外ではない。ロイヤルハントと言えば、まず「パラドックス」辺りを最高傑作だとする人が多いが、その作品に肩を並べる作品がこれである。作風は違うが、この作品も立派なコンセプト・アルバムである。何故この作品の評価が低いのか、僕には理解できない。雑誌の評価を参考にするのもいいが、自分の耳で確かめてもらいたい。どの雑誌でもあまり評価は高くないが、この作品は名作である。


ROYAL HUNT - Land of Broken Hearts ★★ (2004-01-14 22:34:00)

僕にとっては、この1stと2ndこそが名盤である。ヘンリックの切ないVo.が冴える泣きが満載の作品である。最近の彼らの作品はあまり好きではない。それは明らかに、作品から熱さが伝わらないからである。結局は楽曲の出来が重要ではあるが、Vo.に必要なのは歌の上手さだけではない事を過去の歴史が証明しているが、この作品も同様である。ロイヤル・ハントには後に上手いVo.ばかりが加入したが、僕はダントツにヘンリックが好きである。この甘く透明な泣きは、数多くの北欧のバンドの作品を聞いたが、ロイヤル・ハントぐらいである。絶対に名盤、最近の作品より遥かにいい。


ROYAL HUNT - Paper Blood ★★ (2005-06-26 22:00:00)

正直に言うと前作よりかは良いけど、過去の作品に比べると聞きおとりがするというのが本音です。アレンジに拘りすぎているというか、肝心の楽曲が弱い気がします。個人的には、初期のもの悲しい雰囲気が好きなので、そういう感想になるのかも知れないけど、アルバムに統一感が無いのは少し寂しい感じがします。
もっと、良い作品が作れるバンドだと個人的には思います。


ROYAL HUNT - Paradox ★★ (2007-07-06 17:21:00)

例えば最近の作品と比較すると分かりやすいが、この頃の彼らの作品に漲る緊張感が僕は大好きだった。徹頭徹尾コンセプト・アルバムであるが、楽曲の出来が凄くいい。DCのVo.に合わせたかのような展開は、この頃のこのバンドの勢いがアルバムの出来に見事に反映されている。
北欧のバンドの意地というか、そこら辺のバンドとは違うぞという意気込みが、この頃のロイヤル・ハントにはあった。僕はそこが大好きだった。名作である。
だから今の状態が、なんか悔しい........。