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ヤング・ラジオさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 701-798

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ヤング・ラジオさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 701-798
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TESTAMENT - First Strike Still Deadly ★★ (2004-08-31 07:36:00)

はい、はい、はい。これはいいね。こういう企画物は、歴史をバンドと共に歩んできたものにすれば、オリジナルより劣ることが多いが、これはいい。音質が良くなったこともあるが、躍動感が生まれオリジナルを超える楽曲も存在する。アレンジもあまり変わっていないし、これは名盤。初期ナンバーはやっぱりいい!


TESTAMENT - First Strike Still Deadly ★★ (2005-04-26 21:37:00)

スラッシュメタルの理想型である。サウンドは甘味になりすぎず、マニアックにもなりすぎていない。あくまでも楽曲は硬派であり、演奏はタイトである。彼らは、やはり初期の方が圧倒的に良いことを、改めて証明した力作である。セルフカバーという手法もあまり好きではないが、この作品ぐらい完成度が高ければ、文句のつけようがない。スラッシュとはなんぞやという問いに対する、一つの模範回答のような作品である。いい。


TESTAMENT - Souls of Black ★★ (2003-11-29 20:36:00)

勿論全ての作品を聞いてはいるが、このアルバムを一番好きというファンは以外に少ない。3rdにあたる「プラスティック~」か、1st及び2ndを推すファンが多いが、個人的には彼らの作品の中で一番聞いたアルバムである。時代性を横目で見ながらも、決してらしさを失わない所はさすがである。ミックスがいまいちでもったいない気もするが、このバンド独特のねちっこさが上手く楽曲に反映されている。全体的にはポップであるし、3rdにも負けない完成度であると、僕は思う。


TESTAMENT - The Legacy ★★ (2004-01-20 21:54:00)

結局、今日まで彼らは大ブレイクを果たしているとは言えないが、4thあたりまでの作品は結構好きだった。日本での人気のピークも3rd~4thあたりだと思うが、彼らのマイナー臭さが抜けないB級っぽい所とマイナーコード連発の楽曲が、非常に心地良かった。決してストレートには展開しないが、逆に複雑でもないという楽曲の魅力に惹きつけられたファンも少なくないはずである。後期のゴリゴリ感剥き出しのサウンドよりも、やはり初期の方が聞きやすいし、単純に楽曲もいい。テスタメントは今、中途半端な位置に存在している。それは全てにおいてである。でもそれも彼ららしいと、僕は思う。この作品は、ファンなら必聴の作品である。


THE CALLING - Two ★★ (2004-06-10 21:36:00)

これは少し渋い普通のアメリカン・ロックであり、HR/HMと呼ぶには少し苦しい。まあ広義的にロックという音楽が好きであれば、かなりの力作だろうし、ハードさやヘヴィさを求めるファンにはおとなしすぎるロックと、一言で片付けられそうなサウンドである。確かに洗練されすぎかも知れないが、1stを気に入ったファンなら買っても損はしないだろう。しかし、前作の①や③にあった泣きの要素が後退している分、それに納得できないファンも多数存在するであろう。平均的クオリティーは新作の方が上だが、泣きの要素は残しておいて欲しかった。


THE CROWN - Crowned in Terror ★★ (2005-04-26 22:09:00)

もう最初からテンションは最高潮である。一般的な人気度はイマイチであるが、この手のファンの中ではトップクラスの人気を誇るバンドの、個人的には最高傑作である。もろデスラッシュ路線ではあるが、楽曲が良いため全く飽きることはない。HR/HMという音楽は、一見狭い世界と感じるかもしれないが、その深さはどのジャンルよりも深い......こういったいい意味での発見には、事欠かない優れたジャンルである..........。


THE HAUNTED - One Kill Wonder ★★ (2004-07-11 08:51:00)

バンドの特徴的なものには欠けるけど、出来は結構いいのではないだろうか。特別に思い入れのあるバンドではないけど、こういったバンドの中ではトップ・クラスの仕上がりである。日本での認知度はまだまだ低く、一部のファンに支持されているバンドという感じだが、探せばこういうめっけものアルバムに出くわすという典型的な例ではないだろうか。


THE HAUNTED - rEVOLVEr ★★ (2004-12-06 21:33:00)

これは嬉しい誤算である。Vo.チェンジもなんのその、①から爆走サウンド全開である。サウンドがクリアにタイトになった事によりデス色は減ったが、逆に一体感と緊張感が生まれその結果、バンド史上最高傑作の仕上がりとなった。それにしても、期待以上の出来である。これをメロディック・デスというのか、モダンなデスラッシュと言えばよいのか判らないが、何故かグイグイ作品に引き込まれる魅力がここにある。一部のマニア向けのバンドから卒業し、とうとうメジャー行きのチケットを受け取った感じである。これはいい。


THE MARS VOLTA - Frances the Mute ★★ (2006-04-11 21:39:00)

これは、HR/HMではない気がする。でも俗に言われる程は、プログレっぽくもない気がする。要素は多分に含んではいるが.......。システム・オブ・ア・ダウンの変拍子が好きな人で、ロックなら幅広く聞くぞというファンなら挑戦してもいいかも....。この作品アメリカでは結構売れたが、ここ日本ではさっぱりという典型的な作品でもある。僕はたまに聞いてるが、なんともいえない魅力はたしかにある....。


THE MOB ★★ (2005-12-24 23:43:00)

これでキップがVo.であればなあ~........これぞまさしく80年代ポップ・メタルサウンドど真ん中である。
ただウインガーと比べるとイマイチ楽曲は弱い。というよりサビがキャッチーでない。でも1曲目はいい。これはもしかしてウィンガー時代のアウトトラック?
このサウンドは貴重ですよ。1曲目のテンションを持続してほしかったなあ~......。まだスポットでしか聞いてないから、早くフルタイムで聞きたい。


THE MOB - The Mob ★★ (2006-01-24 20:46:00)

期待感の高かった作品だけど、まあまあかなといった感想である。ウインガーの再現にしたかったのかそれとも全く新しいバンドのサウンドにしたかったのかが、不明確なサウンドである。僕は詳しいバイオ等を読んでいないので、このバンドがどういう過程を経て誕生したのかよく分からないが、もっとハッキリとした主張のあるサウンドにして欲しかった気がする。
貴重なサウンドではあるが、ウインガーの楽曲と比較しても正直聞き劣りがするのは事実である。ただのセッション的な匂いも感じられウィンガーのファンである僕には、少々複雑である。これだと言える楽曲が無いのが、大きなマイナスかもしれない......。


THE POODLES - Metal Will Stand Tall ★★ (2007-01-08 18:56:00)

例えば、このバンドが巷で言うところのどのタイプのバンドかといえば、たぶん北欧系のハード・ポップバンドで間違いないと思うが、僕の評価は少々複雑である。
このタイプのバンドは北欧には昔から、そこそこ存在している。インターネット等の普及で誰もが音源を確保しやすくなったが、世界的に通用するバンドを求めている僕にとっては、何か物足りない。確かにメロディーは比較的キャッチーだし、曲作りもツボは抑えている。でも昔のポイズンやウォレントやウインガーにあった、突き抜ける何かが足りない。
こういった曲を書けるソングライターは今のアメリカにもたくさんいる。ただそういった曲が主流でないため、書かないだけである。
いいバンドだとは思うが、僕の評価はあと一歩である。


THE RASMUS - Dead Letters ★★ (2005-02-04 21:53:00)

この辺りからは、ビルボードのポップチャートでも爆発的に大ヒットを記録するアーティストがたまに出てくるが、このバンドもどちらかと言えばポップ・アーティストに近い印象を受ける。ポップな楽曲が好きな人はOK!だろうし、HR/HMに限らず幅広く洋楽が好きな人にもウケはいいだろう。物悲しいメロディーが炸裂し、日本人にも十分理解できるいい曲のオンパレードである。いいね、こういったバンドも。


THE RASMUS - Hide From the Sun ★★ (2005-11-10 21:06:00)

確かにゴシック的な要素もあるし、哀愁ポップ路線でもある。これが彼らの最大の魅力であるが、この新作も前作同様なかなかの出来である。アルバム全編に流れる空気が湿っていて、でも明るさもあるという独特の雰囲気は、この新作でも健在である。
何も考えずに聞ける、良質な哀愁ポップ・アルバムである。


THREE DAYS GRACE ★★ (2007-12-08 18:26:00)

昨年発売された「ONE-X」を、今年もかなりの回数を聞き込んだ。タイプは少し異なるが、ニッケルバック等の質の高いコマーシャル性を多分に含んだ楽曲を作らせたら、このバンド本当に上手い。どこかメロディーは切なく、この時期にピッタリである。


THREE DAYS GRACE - One-X ★★ (2006-07-07 22:51:00)

僕は前作が、かなりお気に入りであった。その為、その1stにどこまで迫れるのかに注目していたが、名盤である前作には少し劣るものの、この新作も期待通りの力作に仕上がっている。
アメリカでは1stシングルもエアプレイ絶好調だし、まあファンなら買って損をしたと感じることはないであろう。このバンドのサウンドが、僕はホントに好きである。


THREE DAYS GRACE - One-X ★★ (2006-12-16 22:07:00)

北米中心に人気のある彼ら。確かに、典型的なHR/HMではない。僕はモダン・ロックだからという理由で好きになったりしないし、HR/HMだったら何でもOK!というタイプでもない。
このバンドは、曲作りが上手い。こういうバンドは、何故か日本ではノーマークであったりする。アメリカではオンエアは絶好調である。アメリカン・ロックという枠組みでは、いい作品である。でも、ブライアン・アダムスみたいではない。


THUNDERSTONE - Evolution 4.0 ★★ (2007-05-05 19:09:00)

こういったバンドは、ホントは大事にしていきたい。こういったバンドとは........日本での人気や知名度はイマイチかもしれないけど、密かに良い作品を作っている目立たないバンドの事である。
でもこの新作、このバンドにしてはヘヴィ過ぎて、サウンドが先ず合っていない気がする。このバンドの最大の良さは、メロディーの中にある哀愁加減にあるのであって、この路線に僕は大きな違和感を感じざるを得ない。
またミディアムテンポのナンバーも無くなり、良さは無くなってしまったと言わざるを得ない。厳しい言い方かも知れないけど、楽曲における良い意味でのしつこさも無くなり、この作品を繰り返し聞く気に僕はならない........。


THUNDERSTONE - The Burning ★★ (2005-07-18 22:55:00)

この手のメロディックメタルが好きな人なら83点であり、そうでもない人なら76点ぐらいかなといった内容である。個人的には、パワーとメロディーのバランスも心地良くお気に入りのバンドなんだけど、これだ!といえる決定打には欠けるのでなかなか手を出しづらいかも。
でもこれがなかなかいいんだな、意外にも。この手のサウンドならお決まりのフレーズも多いけど、適度に疾走するメロディーが好きな人は、挑戦してみてもいいかも。世間では、ノーマークに近いしね。


THUNDERSTONE - Tools of Destruction ★★ (2006-04-22 05:25:00)

あまり楽曲単体で語るのは好きではないけれど、例えば①⑤⑩あたりのミディアム調のバラード路線を強化した方が、このバンドの場合は特徴も出ていいと思う。
疾走曲にはあまり特徴を感じないバンドだが、バラード調には結構センスを感じるバンドである。この路線をもっと深く追求していって欲しい。この手のバンドは、磨けば光る。絶対に。


TIME REQUIEM - The Inner Circle of Reality ★★ (2004-08-21 00:00:00)

確かにイングヴェイっぽいし、シンフォニーXっぽい。でも残念であるが、どちらにも及ばない。スタイルは似ててもいいが、肝心の楽曲の輪郭がはっきりしない。焦点ボケと言えば言葉が適切ではないかも知れないが、このバンドのこれが聞きたくて......のこれが見つけにくいのである。この手のバンドもたくさん聞いてきたが、どのバンドにもこういった課題があるが、サビのメロディーをもっと強力にするとか展開にひねりを加える等の、工夫が不可欠である。悪くない程度の出来なら、輸入盤市場にはこの手のバンドは腐るほどいる.....。


TNT - Intuition ★★ (2003-11-26 06:37:00)

絶対にアメリカのバンドには、この透明感は作れないと断言できるサウンドである。楽曲も良いが、とにかくサウンドプロダクションが最高である。流れも最高だし、はっきり言って文句のつけようがない。10曲で構成されているが、本来一枚のアルバムはこれくらいで十分であることを、この作品は証明している。今更内容には触れないが、とにかくHR/HMファンなら聞いて損は無い傑作である。一枚のアルバムとしては、完璧である。


TNT - My Religion ★★ (2004-02-22 07:19:00)

ミニ・アルバムをはさんで、ファン待望の新作の登場である。どこまで黄金時代のサウンドに戻すのか、又は戻せるのかがポイントだと思っていたが、出来上がった新作は正直に言えば名作「インテュイション」には及ばないものの、フェア・ウォーニングの世界とも共通する爽快な空気に満ちた作品になった。楽曲にはひねりがあまり無く非常にシンプルなので、そこがファンにとっては評価の分かれるポイントになると思うが、個人的にはこれで良いと思う。少なくともミニ・アルバムよりは、作品全体に統一感がある。
しかし「テイスト」でも少し言ったが、ファンが求めている最低の条件は「ヘイ・ラブ」のようなメリハリの効いた楽曲もしくは、「リアライズト~」の頃のコンパクトな勢いの良さであり、一般のファンの方にこの良さが伝わるかと言えば、少々疑問である。サビのメロディーをもっとダイナミックにキャッチーにすれば、印象はかなり変わるとは思うが......。作品に勢いは大事である。テンションの高さがあまり感じられない大人なサウンドに、ファンの方はどう評価するのだろうか.....注目である。でも作品に流れる空気は、かなり良質である。


TNT - Realized Fantasies ★★ (2003-11-26 06:21:00)

確かに名作「インテュイション」の後だっただけに、同じ路線を期待したファンにとってこの内容に、このサウンドに違和感があったかも知れない....。でも僕は、この作品の特に①②が好きで当時もよく聴いていた。アメリカナイズされてはいるが、ソングライターとしての実力があるバンドだけに、1曲1曲は非常によく出来ている。完璧といえる完成度を誇った「インテュイション」と簡単に比較すると、聞き劣りするかもしれない...。しかし、そこらへんのバンドとは比較にならないくらいの、楽曲作りにおけるセンスはこの作品でも十分健在である。バンドは、常に進化しなければならない。一流バンドの、ある意味鉄則である。ファンの方なら、ある程度聞き込んでから、評価していただきたい...。


TNT - Taste ★★ (2004-02-21 23:38:00)

新作が発売されたので、先ずはこの作品から.....。確かに、雰囲気は昔のあの頃に近い。しかし、サウンドそのものは少し違う。ボーナストラックである⑥は昔の曲なので例外として、全体的に見れば最近の彼らと昔の彼らを足して2で割ったような作風である。新作までのブランクを埋めるのにはこれで良いのかもしれないが、例えば②のような壮快な楽曲がもう少しあっても良かったような気がする。これこそが、ファンの求めるTNTの姿ではないか......。サウンドの質から言っても、ウエストワールドとダブる部分が多いが、点数で言えば79点くらいかなという気がする。でもTNTと聞いただけで僕の心は熱くなる.....。最近の2作品よりは、はるかに良い。②が一番好きである。


TNT - Tell No Tales ★★ (2004-02-07 00:50:00)

この作品も結構いい作品である。この作品があったから、名盤「INTUITION」が生まれたのである。ファンならチェックすべき作品である。待ちに待った新作はもうすぐである。衰えを知らないトニーのハイトーンVo.で、今までの経験を踏まえたサウンドでどこまで昔に戻すのかが、非常に楽しみである。まあ実力のあるバンドなんだから、平均点はあたりまえとして、プラスαがどれくらいあるのかで、個人的には新作を評価したいと思う。なんか久々に、わくわくしている。


TNT - The New Territory ★★ (2007-08-15 16:23:00)

これは問題作というレベルを超えてしまっている。過去のTNTに思い入れが全く無い、最近のファンの方には問題が無いかもしれないが、少なくとも過去の彼らをちょっとでも知っている方にはかなりの違和感がある作品である。
Vo.も代わり心機一転という考えだろうが、肝心の楽曲が弱すぎる。僕は何度も言っているけど、バンドが路線変更するのは別に悪い事ではない。しかし大概の場合、こういった消化不良的な作品に仕上がって、マイナスに終わることが多い。
何をしたいのか、何処に向かっているのかが分かりにくい、悪い意味で難解な作品である。バンドの方向性が全く見えない内容である......。


TO/DIE/FOR - Jaded ★★ (2005-02-10 22:08:00)

個人的には、どちらかというと苦手なタイプのサウンドだけど、曲はゴシック系の中でもポップなので、こういったタイプのサウンドが好きな人にはOK!の作品だろう。メロディーもキャッチーだし、もう少しメリハリがつけばいいバンドになりそうな気がする。このバンドならこの作品がお薦めだと思うが、こういう目立たないバンドの中にもいい作品が確かに存在する事を証明したような内容である。ただゴシックが駄目な人は、ちょっと難しいかも.......。


TREAT - Organized Crime ★★ (2006-11-26 22:39:00)

このアルバムなんかも、発売当時はあまり評価は高くなかった気がする。今の時代、特にここ10年ぐらいはこういったサウンドを演奏するバンドがほとんどいないから、逆に評価が高くなってきているのかもしれないけど。
こういったサウンドのバンドは今の時代にも探せば存在するけど、楽曲の質が微妙に違っていたりする。やはりこの時代ならではのサウンドという結論に結びつく。
楽曲はヨーロッパのバンドがアメリカンな楽曲を作るとこうなるといった感じで、適度にウェット感があり聞きやすい。ポップであり、メロディーはキャッチーである。
この時代はこういった感じのバンドは腐る程いたけど、今でも聞きたくなる作品は実は限られていたりするというのが、僕の本音である。この作品は、彼らの中では一番楽曲はキャッチーである。


TRIVIUM - Ascendancy ★★ (2005-03-28 22:36:00)

このアーティストを聞くきっかけになったのは、アメリカのメタルチャートで大健闘していたからであるが、確かにこの手の中では整合感もあり聞きやすい。Vo.のスタイルがエモコアで、時に正統派HR/HMのリフやメロディーがカットインしてくる展開は、ここ数年アメリカで流行っている典型的なエモコア・スタイルでもある。
このバンドだけが突出しているかといえば、僕の答えはノーである。この手のバンドはインディーにもたくさんいるので、個人的にはまあまあかなといった完成度である。でもエモコアをあまり聞きなれていない人には、入門盤としておすすめかも知れない.....。


TWILIGHTNING - Delirium Veil ★★ (2007-01-19 22:58:00)

個人的には最近はこの手のバンドが少し苦手になってきているが、この作品は俗に言うメロスピ嫌いの方にも十分お薦めできる力作である。とにかく楽曲がいい。転調を小技に使いながら、楽曲にはフックがあり単純に先が読めない展開力がなんとも魅力のバンドである。
この手のメロスピ系バンドの中には、楽曲がイマイチというバンドも多いけど、これは結構いいですよ。聞いてない方がいたら、一聴の価値はありますよ。


UNEARTH - III: In the Eyes of Fire ★★ (2006-08-21 16:07:00)

前作でブレイクした彼らの新作は、期待以上の力作に仕上がっっている。前作の楽曲の出来も非常に良かったが、今作の楽曲にはタメと余裕が生まれ、何より面白みが加わった事が一番のアピールポイントかもしれない。
王道を外れることなく、それでいて変化が加わった事で、一回り大きくなった印象である。聞きやすくなったという意見にも賛成である。うん、いいね。


UNEARTH - The Oncoming Storm ★★ (2004-10-28 00:03:00)

もう1曲目から、かなりのハイテンションである。サウンド・プロダクションの向上と押し引きのバランスの巧妙さは、僕にはかなり劇的な変貌に見える。ゴリゴリ感むき出しのサウンドではあるが、北欧系の典型的なメロデス路線でもあるから、この作品で彼らも一気にメジャー化しそうである。たしかにメロディック・デスファンは、一聴の価値は十分にある。これは予想以上に良かった。チョット前に日本で流行ったメロディック・デスサウンドそのものである。


VAN HALEN ★★ (2004-05-23 23:15:00)

ベスト盤をまず先にというのは、マネージメントの戦略ですね。それでツアーして華麗に復活をアピールして、オリジナルで完全復活といシナリオですね。大いに乗ります。やっと復活ですね。


VAN HALEN ★★ (2004-06-20 22:52:00)

どんな大物バンドも90年代という一種独特な時代の中で、自分達らしさを見失った。勿論ヴァン・ヘイレンも例外ではない。バンドには2つの選択肢しか残っていない。それは思い切って時流に合わせるか、自分達らしさに立ち戻るかである。ベスト盤に収録される新曲は、らしいナンバーではあるが超名曲ではない。でもらしいナンバーというのがミソで、新作は思いっきってデイヴ時代の1984の頃に戻すのではないかというのが、僕の読みである。サミーも年をとったが、やはりこの手のロックにはよく似合う。早く新作が聞きたい。大物バンドの復活である......。


VAN HALEN ★★ (2006-03-07 21:37:00)

まだBURRN!の記事は読んでいないけど、これは個人的にはかなりショックですね。確かに休業状態が続いていたのでオヤッ?とは思っていたけど、正式にこう聞くとやっぱり残念ですね。
ヴァン・ヘイレンのようなバンドは、出てきそうでなかなか出てこないバンドなのでホントにショックです。まだまだがんばってもらいたかったなあ~...。


VAN HALEN ★★ (2006-03-07 22:51:00)

という事で、BURRN!の記事を見てからの感想.......マイケル・アンソニーの性格を考えても、かなりストレートな内容だったと思う。ファンが望んでいるのに何故か実現しない再結成や再活動........その背景にはこういった「現実」が存在することは、過去の歴史が証明しているが、なんとも悲しい実情ではある。他人が考える以上に、こういった問題は根が深い事が多いからタチが悪い......。やる気や一体感が感じられないライブパフォマーンス等でファンの夢を壊すぐらいなら、このまま自然消滅であってもいいのかも知れない。第三者の重要性を、この記事を読んでまた更に強く感じた.....。まとめ役の第三者が、こういったバンドには必要不可欠である。


VAN HALEN - 5150 ★★ (2004-05-23 22:51:00)

当時実力はあったけど、知名度は全国区でなかったサミー・ヘイガーを大抜擢した新生ヴァン・ヘイレンの第一弾。「1984」の大ヒットのプレッシャーもなんのその、なかなかの力作に仕上がっている。ただ当時、サミーがヴァン・ヘイレンにここまで合うと思っていた人は、ほとんどいなかったと記憶している。つまり大抜擢という言葉が、当時はピッタリだった。産業ロックっぽいツボを刺激するナンバーが多く、楽曲はいい意味でコマーシャルである。この堂々としたサミーのVo.は、セールス面の今後の大成功をこの時点で約束していたような気が、今になってする...。個人的にはデイヴのVo.も大好きである。


VAN HALEN - Best Of – Volume I ★★ (2004-06-06 08:19:00)

今この作品を聞いてるけど、ベスト盤はシングル中心だからポップなものが多いですね。VAN HALENはポップなものとロックなものがアルバムには入っているから、ハードなナンバーだけの裏ベストなんかが作れそうですね。新ベスト収録の「イッツ~」もこの間聞いたけど、楽曲はいまいちかなと思ったけど、らしい曲であの独特なサウンドはなんか嬉しかったですね。それにしても、この作品はどこで聞いてもいい気分になれます。


VAN HALEN - For Unlawful Carnal Knowledge ★★ (2004-01-25 18:02:00)

楽曲的には、結構好きである。のっぺりしたサウンド・プロダクションが奥行きを無くし、それがかなりマイナスイメージではあるが、収録されているナンバーは1曲1曲がきちんとまとまっていてシングル向きな楽曲も多い。僕の中では、アメリカンロックといえば、ずっとVAN HALENだった。今でもよく聞くし、彼らの音楽は聴いていて全く時代を感じさせない良さがある。王者という言葉がよく似合うバンドである。サミーの声は、やっぱりこの手のスケールのでかいサウンドに良く似合う。


VAN HALEN - OU812 ★★ (2003-09-24 23:07:00)

今でもヴァン・ヘイレンは、アメリカでは超ビッグなバンドである。ここ日本でも、彼らのファンは非常に多い。また、いろいろな場所で彼らの曲はよくオンエアされている事実からして、アメリカにおいては今でもかなり愛されているバンドである。個人的には、この作品がお気に入りである。よくサミー時代とかデイブ時代とかという表現を目にするが、僕はどちらも味があって好きだし実力があるヴォーカリストであるから、そんな区別は必要ない気がする。つまりは、Vo.がチェンジしても全く人気が衰えなかった事実に、2人の凄さは表れている気がする。早く復活して欲しい。あの王道アメリカン・ロックは、彼らにしか作れないしね。


VAN HALEN - The Best of Both Worlds ★★ (2004-08-31 08:32:00)

ライブは好調である。このベストもビルボードのアルバムチャート現在26位である。まあまあといった所である。新曲3曲の出来は、それほどでもない。しかしどういう形であれ、シーンに復帰してくれたのは単純に嬉しい。今でもアメリカの媒体で彼らの曲はかかる回数が多い。ベストだけ作ってツアーと言えば、集金ツアーという嫌な言葉が思い浮かぶが、ファンの後押しがあれば新作も早めに登場する可能性もある。いつまでも大御所に期待せざるを得ない現状は何か歯がゆいが、彼らの影響力は日本で思うより大きい。


VAN HALEN - Van Halen III ★★ (2004-05-23 23:07:00)

ゲイリーのVo.うんぬんよりバンド自身が方向性を見失っていた事が、完全に裏目に出た作品である。ゲイリーは決して下手でもなく、バンドに合っていないわけでもない。この楽曲では例え誰が歌っていたとしても、セールス面では駄目だったと僕は分析する。まさかの大物バンドの音楽的方向性のマイナーチェンジに、誰もが納得いかなかった。でもそれは楽曲が弱いからで、結局は路線なんて関係なかったのである。ゲイリーは一生懸命に頑張っていた.....。ゲイリーを責めるのは、少しおかしい....気がする。今聞くと、まあまあの作品かなあと正直思う。


VELVET REVOLVER ★★ (2004-05-15 22:52:00)

新作、僕もかなり期待しています。メンバーがメンバーだから、自然と期待も膨らみます。アメリカでの出だしもなかなかいいようです。ここまで来るのにちょっと時間がかかりすぎたかなと思うけど、奴らはきっとやってくれるはずです。リーダートラックも、格好いいです。


VELVET REVOLVER ★★ (2004-06-25 20:42:00)

レコード会社の戦略がものの見事にはまった。ビルボード初登場1位は、かなりの好発進である。時代性も視野に入れながら、魂はあくまでもピュアなロックである所がこのバンドの最大の良さである。このメンツに期待しているのは、なにも日本だけではない。アメリカを始め、出だしは絶好調である。しかし比較的日本人にはうけないタイプのロックである所が賛否わかれそうだが、バンドとしての意気込みは充分伝わるし、なんせこのサウンドに対するアクセルの回答、すなわちガンズの新作を早く聞いてみたい。VRの好発進をアクセルはどう捉えているのだろうか。


VELVET REVOLVER ★★ (2004-06-30 22:53:00)

僕がこの間言ったレコード会社の戦略というのは、結果的に上手くいったという逆説的な意味が、そこにはかなり含まれている。例えばアルバム発売までには、諸事情により予想以上に時間がかかった。しかしガンズのベスト・アルバムの発売により、いろいろな意味で注目度は高くなったと思うし、リーダートラック「SLITHER」の予想以上の大ヒット(アクティブロックやオルタナ・チャートでは軒並No.1であり、ラジオではかかりまくっている。)そして時代性(昨年よりは今年の方が良かった)や、アルバムのリリースタイミング等、偶然が良い方向へと導いたという効果もかなりある。しかもレコード会社は大手のRCAである。細かなマーケティング戦略もプラスに働き、プロモーションも比較的スムーズに行われ、このメンツだし注目度は日本で思うより高かったはずである。またガンズを愛するオールドなHRファンとガンズにあまり思い入れの無い新しいファンの獲得が、見事に行われたのも偶然という色合いもあるが、かなりのプラスポイントである。新しいファン層の獲得は、非常に重要なポイントである。時代はこういったロックを、求めていたのである....。ガンズともストテンとも違うという所も、今の段階ではプラスに働いている....。でもホントの勝負は、次作である...。


VELVET REVOLVER ★★ (2007-07-14 16:26:00)

ビルボード初登場5位は、なんかやっぱり寂しい感じがする。前作があれだけ売れたのに、この出だしの鈍さは何を物語っているのだろうか。
イチガイには言えないが、やはり作風と楽曲の魅力が薄い点に問題があるような気がする。僕は同時に、HELLYEAHの作品を購入したが、HELLYEAHの方が圧倒的良いと感じた。作風はちょっと違うけど.......。
せっかく前作で夢が見れたのに、何故あのような作品になってしまったのだろうか。もったいない........。


VELVET REVOLVER - Contraband ★★ (2004-06-07 22:17:00)

待ちに待った新作である。たぶん、このメンツで期待しない人はいないであろう。正直路線は決して悪くないのだが、もう少しメロディーにメリハリをつけた方が良かったのではないか?かっこいいのだが、もう後一歩なのである。これはプロデュースの問題かも知れないが、サビをもう少し工夫すれば、かなりの作品になったと個人的には思う。バンド自身には、なにかオーラをすごく感じるので、このまま是非続けてもらいたい。ガンズともストテンとも違う、比較的古くて新しいロックである。


VELVET REVOLVER - Contraband ★★ (2004-10-27 23:14:00)

それにしても、シングル「フォール・トゥ・ピーセズ」の予想以上の大ヒットと快進撃はまだまだ続きそうである。このバンド、日本以上にアメリカでのウケが良い。アルバムも順調に売れている。じわじわ売れている.....これが良いのである。僕は最近、このアルバムばかりを聞いている。よーく聞いてみると、まだまだシングル・カットできるナンバーが多く、このアルバム予想以上に大ヒットしそうである。実力のあるメンバーがちょっと本気モードになれば、ある程度のバックアップ体制があれば、必ず売れることを証明したような作品である。アメリカという国はロックのムーブメントが意外に速い......。このサウンドは、今アメリカで一番ホットなロックである。


VELVET REVOLVER - Contraband ★★ (2004-12-08 21:09:00)

次のシングルは、アルバムの中でも個人的にはかなり気に入っている「ダーティー・リトル・シング」という事で、彼ら(プレーン)のしたたかな戦略が見え隠れしている。「フォール・トゥ・ピーセズ」がミディアム調のスローなナンバーだったので、僕だったら次は「ダーティー~」だなと思っていたので、もう完璧に近いシングルの出し方である。実はまだまだシングル候補があるのが、この作品の強みである。①や③、⑦と少なくとも3曲は計算出来る。彼らのシングルはエアプレイ絶好調なので、アルバムもひょっとするとアメリカだけで結果的には400万枚近く、いくのではないだろうか?何度も言うけど、戦略なくしてここまで上手くはいかない。これは、やっぱり凄いね。凄い!


VELVET REVOLVER - Libertad ★★ (2007-07-04 15:18:00)

1stと比較すると、個人的には随分魅力が薄らいだ気がする。メロディーからはキャッチーさが消え、その分ストテンらしさがアップした形となっている。
まあ予想できたサウンドだけど、メロディーにキャッチーさは残して欲しかった気がする。1stが何故売れたのかを考えた場合、あのメンツだから当然ガンズ路線を期待したファンは多かったハズである。結果的にガンズとは違っていたが、楽曲の出来が予想以上に良かったので、これはいいと思ったファンが多かったのではないか。古くて新しいサウンドというのが、僕の1stの感想であった。
この新作、確かに意欲作ではある。1stと同じ路線という選択肢もあったハズである。
でもいかんせん、楽曲がハッキリ言って弱い。スーパーユニットは、長くは続かない........。この言葉が、現実味を帯びてきたのかもしれない.........。


VICIOUS RUMORS - Welcome to the Ball ★★ (2004-01-31 23:57:00)

彼らは歴史の中で考えればマイナーな存在ではあるが、正統派HM/HRの代名詞的なサウンドを信条としていたバンドであった。この作品なんか①~から、怒涛の展開が続く。ポップでもなくゴリゴリでもないこういった正統派バンドは、どちらかと言えば軽視されがちであるが、この真面目さが僕は大好きである。当時も結構評価の高い作品だっただけに、今聞いても古さはあまり感じない。とにかく正統派である。シーンの空洞化を埋める、貴重な存在だった.....。


VICTORY - Culture Killed the Native ★★ (2004-01-19 22:42:00)

ヴィクトリーと言えば、この作品でしょ。次作あたりからアメリカンな要素をかなり含んでくるけど、この作品までは欧州的な泣きや哀愁のあるナンバーが中心で、聞いてると心が熱くなるね。ホント、この作品当時はかなり聞き込んだなあ~。ポップ、あくまでもポップだけど、最近この手の音楽を演奏するバンドは居ないから、なんか寂しいね。騙されたと思って、聞いてみてもいいかもよ。結構テンション高いし、案外名盤だと思うけど.....。この頃はジャーマンに、いいバンドが多かったなあ~。


VINCE NEIL - Exposed ★★ (2003-10-23 00:33:00)

他の音楽ジャンルのファンよりもHR/HMファンは、ドラマを求めている。逆に言えばドラマがあるから、好きな人が多いとも言える。。。。。このアルバムには、ヴィンスの魂がこもっている。それは、自分を解雇した全ての人に向けられている。なにくそという心意気が、アルバム全体に緊張感と熱さをもたらしている。つまりは、計算では作れない空気がそこに存在しているのである........。結局ヴィンスが戻っても、モトリーは蘇生しなかった。あたりまえである。発想が安易だし、攻めの気持ちが皆無のバンドに、エールを送る程ファンはバカではない。結局、やっぱり精神性が大事なのである。心意気は必ず作品に表われる。しかし、2ndにはすごーく、がっかりさせられた事も事実である........。


VIPER - Theatre of Fate ★★ (2003-10-26 21:21:00)

アングラの「エンジェルズ・クライ」と比較すると、多少音質がチープであったり楽曲の組み立てが唐突だったりするが、オンタイムで聞いた僕にとっては、あの時代(発売時期)にこのサウンドは救世主にしか見えなかった。当時、総崩れしていくHR/HMバンドが多い中、探せばいいバンドがまだまだいるんだと再認識させてくれた意味でも、このアルバムの存在価値は高い。インディーシーンにはこの手のサウンドを信条とするのバンドは昔も今も数こそ多いが、やっぱり出来は頭ひとつは抜き出てると当時も感じた。B級的な匂いがプンプンしているが、そこが逆に良いのである。


WARRANT - Born Again ★★ (2006-04-13 21:22:00)

はっきり言うと、あのWARRANTではない。あのサウンドではない。感想がバズ抜きのスキッド・ロウとなんか似ている気もするが、こちらの方は楽曲は悪くないし、バンドとしてのポテンシャルもモチベーションも悪くない。
ただあのサウンドを期待すると、少々違うというだけかもしれない。サウンドをもっとビッグ・プロダクションにすれば、良かったのかもしれない。楽曲は決して悪くない。


WARRANT - Cherry Pie ★★ (2006-01-18 23:11:00)

ポップであろうがビッグ・プロダクションであろうが、楽曲が良ければそれでいい。こんなにいい曲が書けるバンドの顔でありメインのソングライターだったジェイニー抜きで新作は発売されるみたいだが、大いに心配である。
まあこのアルバムに関しては、ボー・ヒルのわりにはサウンドプロダクションも良くおすすめである。良い曲多いね、このバンドも。


WARRANT - Dog Eat Dog ★★ (2004-01-20 23:04:00)

当時聞いたときは、はっきり言ってウォレントも終わったなと思った。あまりにも変わっていたために、ついていけなかった。でもあまり知れていないが、彼らのライブを見ればわかる事だが、彼らはアルバムとは違い結構ハードなバンドなのである。楽曲もライブで聞いた方が、エッジがあって良かったりする。1stで見せたポップなイメージばかりが先行して、それを払拭するように彼らは2nd、そしてこの3rdとハードに変身していった。時代の流れもあって、このダークな変貌にガッカリしたファンも多いと思うが、結構メロディーはキャッチーだったりする。代表作とは言いたくないが、味がある作品でファンなら再評価してもいいかも。


WESTWORLD - Skin ★★ (2003-11-26 07:04:00)

あえて、問題作への発言である。「これはダークである」。このバンドの作品に対しての発言者が少ないところを見ても、ウエストワールドというバンドへの期待感の無さが感じられるが、TNTファンの僕としては全作品聴いている。確かにTNTの姿を期待すると、完全に肩透かしを食らう。でも僕は相変わらず、曲作りの上手さの方に興味がいってしまう...。個人的な嗜好にも寄るが、僕はたまにではあるがこの作品聞いている...。捨て曲も多数存在するし、統一感にも欠けるのでお薦めはしないが、よほどのTNTファンなら一聴してみてもいいかも?!この作品持っている人がいたら、よほどのファンだろうね...。


WHITE LION ★★ (2004-06-29 21:44:00)

もう少しファンの方の応援があれば、彼らの活動は続いていたのかも知れない。ホワイト・ライオンは「プライド」の大ヒットによりブレイクを果たしたが、何もこの作品だけが凄いのではない。ソングライティングにおけるセンスは、相当なものがあったと僕は今でも思っている。ライブでのマイクのVo.は正直いまいちだったが、こんなにいい曲を残しながら過小評価されている彼らは本当にかわいそうである。マイクがソロ名義で出している作品にも、そのセンスが十分に発揮されている。僕にとって彼らは、やはり別格の存在である....。


WHITE LION ★★ (2008-03-03 20:51:00)

久々の新作から2曲程聴いたけど、これはかなり手ごたえがあった。直感は、結構大事で、マイク・トランプの底力を僕は感じた。
言いたいことはいっぱいあるけど、音楽だけに限って言えば、僕の中では今年の期待度No.1であることは間違いない。ソングライターとしての力は、健在である。


WHITE LION - Best of White Lion ★★ (2005-07-15 22:25:00)

最近こういった80年代のHRをよく聞いてますが、何故か全くといっていい程93年以降は耳にしなくなったサウンドなので、やっぱり80年代はいいですね。個人的にはベスト盤は好きではないですが、選曲のバランスはまあまあですね。
ホワイト・ライオンはやっぱりいい。どこか湿ったナンバーも多く、サビがとにかくいい。曲作りのレベルはかなり高いですね。


WHITE LION - Big Game ★★ (2003-09-14 22:43:00)

この作品の発売当時、裏切られたという気がしたのを今でもはっきり覚えている。それは期待していた内容と出来あがった作品に、かなりズレがあったためである。今でも彼らの最高傑作だとは思わないが、一番印象に残っている作品ではある。あまりにポップな要素を強調しすぎたために、ファンからも敬遠され結局セールス的にも失敗しその後解散に追い込まれてしまうわけであるが、一番バンドとしての力量が表れた傑作という一面を持つ皮肉な作品でもある。とにかくこのバンドは、曲作りが抜群に上手い。その事実に気がついていないファンが多いが、嘘だと思うなら問題作と言われているこの作品を聞いてもらいたい。そこらへんのバンドでは作れないよ、このアルバムは。。。。。絶対に過小評価されている。


WHITE LION - Mane Attraction ★★ (2004-05-18 01:48:00)

当時この作品で、彼らはセールス面においての復活を願っていた。プロデューサーもリッチー・ジトーに変更し、かなりの力の入れようであった。しかし時代背景の悪さも手伝い、結果的に撃沈した。でも待てよ....。いい作品が必ず売れる訳ではない。その逆もまた然りである。曲作りのセンスに関しては、このバンド個人的には完璧に近いと思う。①も大好きだし、⑥もまた名曲である。売れようが売れまいが、評論家の評価なんて気にしない。この作品もまた名作である、と僕は思う....。


WHITE LION - Pride ★★ (2003-12-12 22:37:00)

来日コンサートにも行った。正直マイクのVo.は下手だった。そしてサウンドも会場の問題だろうが、最悪だった。よってコンサートの印象は何も残っていない....。しかし、である。アルバムで聞く限りはマイクのVo.も味があって良いし、なんせ楽曲が良いから僕は彼らの作品は大好きである。欧州的な湿った泣きとアメリカン的な乾いた泣きがブレンドして絶妙なアンサンブルである。この作品は大ヒットしたが、マイク・トランプという男は本当についてない男である。いい作品をたくさん残しながらも、優れたソングライターでありながらも、なかなか評価されないという、かわいそうな男である。僕はHR/HM以外のロック・アルバムもたくさん聞いてきたが、アーティストとしての力量も相当なものがある。彼の才能は、相当過小評価されている。誰も認めなくても、僕はマイク・トランプという男が大好きである。


WHITE LION - Pride ★★ (2004-02-02 20:53:00)

客観的に聞いても彼らの最高傑作だろう。サウンドには何故か、悲壮感さえ感じる熱い作品である。プロデューサーのマイケル・ワグナーが作るサウンドが、僕は大好きである。①から哀愁の泣きのナンバーが続き前半のハイライトである⑤に繋がる展開等は、心憎い演出としか言いようが無い。個人的には⑤⑨等のポップ・バンドらしからぬ、玄人受けするナンバーが好きである。⑩の大ヒットにより、アルバムも好セールスを記録したが、今のシーンではとても考えられない現象である。名曲の宝庫であり、聞いて損は無い作品だと僕は思う。


WHITE LION - Return of the Pride ★★ (2008-03-07 21:02:00)

何故今更、WHITE LION名義の新作なのか.......これまでのマイクの言動に関しては、言いたい事もたくさんあるけど.......敢えて僕は触れないことにする。
久々のホワイト・ライオン名義の新作には、意味深なタイトルがつけられているが、名作である2ndとのサウンド面における共通点はほとんどない。どちらかと言えば、4thの延長線上で制作されたという後期の彼らの楽曲の形に近い。
また今作は、泣きの要素を持った楽曲が多く、それらの楽曲の出来が良い。(でも逆に言えば、それ以外の楽曲の出来には、不満があるのは事実である。)元々僕はマイクのソングライターとしての力量を高く評価してるけど、そのセンスはこの新作でも健在である。ただ欲を言えば、もっと踏み込んで徹底的に名作と呼べるレベルまで、楽曲を磨いて欲しかったけど........。
個人的な点数は、82点。徹底的に泣きの作品にするか、それとも、もっとハードなナンバーをいれるか、もう少しメリハリがあれば尚更良かった気がする......。


WHITE LION - Return of the Pride ★★ (2008-03-24 18:45:00)

この、なんでもないポップでキャッチーなナンバーを書けるバンドというのは、案外数が少ない。僕は①②が特に好きだけど、例えば②なんか別のバンドが演奏したとしても、なんの違和感も無い楽曲である。
ポップでキャッチーなメロディー.......甘味になり過ぎないこのバンドのバランス感覚が、僕は大好きである。この作品の半分は、僕にとっては名曲である。


WHITE WOLF - Victim of the Spotlight ★★ (2008-01-03 21:53:00)

昨年購入した作品の中で、これは買って得したと思ったのがこの作品だった。期待感ゼロというよりも、ついでに買った作品だったし、何気に聞いたが案外お気に入りの作品になった。
このバンドのバイオなんて気にする必要はない。この作品に存在する泣きは、あの80年代前半の欧州的泣きの世界である。古臭い展開と独特の世界観は、逆にすごく新鮮である。
楽曲に物足りなさは多少あるけれど、でもこの作品僕は好きである。


WHITESNAKE - Slip of the Tongue ★★ (2003-12-03 23:00:00)

この作品をオンタイムで聞いたファンは、「サーペンス~」の続編を期待したわけであるから、少々辛かったはずである。多くのファンがそうであったようにサウンド、とにかく音そのものに僕も凄く違和感を覚えた。楽曲は、はっきり言って悪くない。メロディーもキャッチーだし、泣きの要素も充分ある。しかし楽曲にはバラツキがあり、少し落ちついた無難なナンバーが多すぎる為に、そこにどうしてもレコード会社等の戦略が見え隠れするのが、大きなマイナス要素である。もしジョンがいたならこのような作品にならなかったのは明らかであるが、もしセールス面での戦略がなかったら、もう少しアーティスティックな良い作品に仕上がっていた気がする。それでも質は高いし、そこらへんのバンドには努力しても書けない楽曲も多数存在するから、やっぱりホワイトスネイクは凄いバンドである。


WHITESNAKE - Whitesnake ★★ (2003-12-09 22:09:00)

サビのメロディーは比較的キャッチーではあるが、安易に聞ける程ポップな内容ではない。シングルの大ヒットがアルバムのセ-ルスに結びつくという、典型的な80年代型ヒットの形でアメリカでもこの作品は大ヒットを記録した。HR/HMファンだけでなく、なんといっても一般のロック・ファンのハートをも掴んだ所に、この作品の凄さがある。内容には、文句のつけようが無い。戦略があっての成功ではあるが、そんなことを忘れさせる壮快な内容である。80年代中期~90年代初めまで続いたアメリカにおけるHR/HMの一大ムーブメントは、数々の名作を誕生させた。その好例が、この作品かもしれない....。歴史的名盤である。


WIG WAM - Wig Wamania ★★ (2006-08-09 08:48:00)

このバンドが世界を征するとは思えないけど、やってる音楽はもろボン・ジョヴィだし、これは80年代のポップなHR/HMが好きなファンは要チェックだと思う。楽曲もいいし、これはなかなかいい。ただこういったバンドは楽曲命なので、今後もこのテンションを維持してもらいたい。
それにしても、確信犯的80年代サウンドはクオリティーが高い。


WINGER ★★ (2006-06-12 09:05:00)

再始動おめでとう!今度こそ、ホントの意味での復活を期待する。昔ベストが発売された時、捨て曲のような楽曲を収録したり、キップがAOR路線に走ったり、その行動に疑問符だらけではあったが、今度こそホントの復活を心から期待している。頑張れ、ウィンガー!


WINGER - Demo Anthology ★★ (2007-03-26 18:53:00)

僕は「Ⅳ」のレヴューでも書いたけど、まさかこういった形でデモ音源+未発表曲が発売されるとは、「Ⅳ」が発売された時には思っていなかった。希望は強くあったが、こういったものが発売される背景を考えた時、実は複雑な心情になるのである.........。
こういったものがオフィシャルな形で、ここまでのヴォリュームで発売されるケースは珍しい。裏を返せば、根強いファンがいるという証でもあり、商売として成り立つという計算がそこには存在している。僕は彼らの熱狂的ファンでもあるから、初めて耳にする未発表曲は数曲であり、あまり新鮮味は無かったが、ファンにとっては嬉しい企画物ではないだろうか。
聞き比べて欲しい。正規なものとデモ音源のどちらが、彼ららしいか........。特に1stや2ndは、オーバープロデュース気味だったので、僕は改めてデモ音源の方が好きと実感することが出来た。曲をキャッチーにする工程には、バンドらしさを失うというリスクを伴うのである........。
実は大物と呼ばれるバンドは、こういった作品は決して発売しない。それは、何故か?
端的に言えば、今回の再始動も先が長くないということなのだろうか...........。


WINGER - IV ★★ (2006-11-01 23:33:00)

僕は彼らの熱狂的ファンであるが、正直この出来にはがっかりした。「らしさ」の力点をどこに置くか......によって、印象は随分変わるハズである。13年ぶりという時間の経過をあまり感じさせない点はある意味凄い........が、作風は3rdの延長線上でありキップのソロ路線でもある。
僕は1stや2ndの路線に戻して欲しかった。楽曲は暗く、印象に残りにくいナンバーも多い。これなら、今さら再始動する必要がホントにあるのだろうか.....。楽曲が弱い。


WINGER - IV ★★ (2006-12-12 00:05:00)

細かく言えば現在が何度目の再始動になるのかわからないが、僕は何度かそのライブパフォーマンスを目撃している。正直、その中にはやる気が全く感じられないパフォーマンスもあった........。
今度の新作、僕がどれだけ待ちわびたか、キップに言ってやりたい........。また裏切ってくれたな...........というのが、僕の本音である。比較的最近のライブも見たが、またがっかりである.........。
こんな新作出すぐらいだったら、過去の未発表ナンバーやシングルB面曲で一枚のアルバムを作ってくれた方が、ファンにとってはよっぽどありがたい.......。うんざりである。


WINGER - In the Heart of the Young ★★ (2003-11-29 21:22:00)

確かに「ネバー」と「オール・アイ・エヴァー・ウォンテッド」が削られ、「キャント・ゲット・イナフ」と「イージー・カム・イージー・ゴー」が加えられたのであるが、確かにこれは大失敗である。セールス的には、成功だったかもしれないけど....。でもこれ以外にもこのバンドの場合、大きな誤解を生んでいたのも事実である。本質は、決してアイドル・バンドなんかではない.....。職人が集まった、実に玄人受けするバンドと言うのが、ウィンガーの本質である。デモ段階のアレンジの方が良いものが多く、オーバープロデュースという言葉が、この作品を聞く度に思い出す。ウィンガーは、とにかく曲作りが上手い。キップがAOR路線に走った時、頭を殴ってやろうかと正直思った...。


WINGER - In the Heart of the Young ★★ (2004-06-29 22:01:00)

一部曲の差し替えと曲順変更があり、本当にもったいないなと当時思っていた。僕は何度もコンサートに足を運んでいるが、本当に彼らの演奏は上手かった。まあ地味と言えば地味かもしれないが、演奏は上手かったと記憶している。こういったポップなHRが盛り上がりを見せた80年代だったが、結局コンスタントにいい作品を残せたバンドというのは案外数が少なかった気がする。この2ndなんて、名曲のオンパレードである。本当の彼ららしさは、5曲目からスタートする。名盤なんて一言では語れない、思い出深い作品である。


WINGER - Pull ★★ (2003-12-17 13:48:00)

時代性の影響を受け、中身は内省的である。先ずマイク・シップリーのプロデュースが、今までにあったサウンドの詰めの甘さを消し去り、楽曲の輪郭をよりクリアにしている。ソングライティングにおける素質の高さは既に証明済みなので、楽曲は今まで通りいい出来である。バンドが新たな次元に突き進もうと努力している姿が感じられ、今までにあった甘味な部分はほとんど無くなっている。僕は当時から、WINGERはこういったエモーショナルな方向性にいずれは進むだろうと思っていたので、出来た作品にガッカリすることはなかった。逆になるほど....と納得できた。玄人向けの渋い出来だが、これはバンドが当初目指していたものに合致する。


WINGER - Pull ★★ (2007-01-08 21:13:00)

ポール・テイラーの脱退に関しては、僕は前作「イン・ザ・ハート~」の来日コンサートを見た時、一歩引いた感じで演奏している姿を見ていたので、予感はあった。また彼のこのバンドにおけるポジションや性格、そして音楽に対する考え方を知っていれば、いずれは.......と僕は思っていた。
彼がいようがいまいが、僕はこうなったと考える。時流に対し完全無視できるバンドなんて、あまりに小粒のバンドか余程信念が強くなければ無理である。外部の圧力は、想像以上に厳しいのが現実である。
僕はこの作品は、らしい作品だと思う。ポップさを排除したのは意図的である。実力はかなり高いバンドである。だから、新作「Ⅳ」には納得がいかない........。


WINGER - Winger ★★ (2003-09-17 22:00:00)

80年代末期~90年代初頭、最も好きなアーティストであったのがこのウインガーである。ちょっと前、捨て曲のような新曲を収録したベスト・アルバムを出したり、再結成したのは良いがやる気の無いライブ・パフォーマンスを披露してガッカリさせてくれたが、このアルバムはお世辞抜きでお薦めの一枚である。シングル・カットしたがアメリカでは全くヒットしなかった②も名曲だし、⑥⑦なんかも目立たないが、いい曲である。それにしても、なつかしい。。。。オリジナル3作品は、どれも味があっていい作品である。


WINGER - Winger - Time to Surrender ★★★ (2005-07-13 23:43:56)

彼らの曲の中では、ベスト3に入るほど好きな曲です。


WOLFCRY ★★ (2003-10-27 22:52:00)

このバンドが特別好きというわけではないが、メロディック・パワー・メタルというジャンルに属するバンドの層の厚さを証明する意味でも紹介しておこうと思った。残念ながら、この作品特別いい作品だとは思わない。だからメロディック・パワー・メタルが好きで好きでたまらないという人だけチェックすればいいと僕は思う。B級パワー・メタルだけどハロウィンとは似ていないので、注意してください。


Y & T - Earthshaker ★★ (2007-09-24 15:33:00)

この時代ならではのサウンドで、この作品なんかもかなりの名作である。80年代後期は、ビッグ・プロダクションのサウンドが流行ったが、まだ前半はこういった装飾の少ないサウンドが主流だった。楽曲そのものの出来がしっかりしている為、今聞いても全く色あせていない所は流石である。
前期の楽曲を集めたベストかこの作品あたりが、個人的にはお勧めである。


YNGWIE MALMSTEEN ★★ (2004-07-01 22:50:00)

僕にとっては、イングヴェイはある意味精神安定剤である。とにかくある時、突然聞きたくなるアーティストである。周囲の意見に全く耳を傾けない彼の姿勢も、音楽性にも増して徹底してて大好きである。やはり彼は、記録?にも記憶にも残るアーティストである。全部同じで、何が悪い!!孤独なところも好きです。


YNGWIE MALMSTEEN - Alchemy ★★ (2004-01-20 22:29:00)

ここまで変人と呼ぶにふさわしいミュージシャンが、現在の音楽シーンで他に存在しているだろうか。世界を夢見ていた初期~中期のインギーの作品も良いが、完全に自分の殻に閉じこもって逆に開き直った後期のインギーもまた良しと、個人的には思っている。僕は他の人と見方が少し違うかも知れないが、いつまで経っても変わらないイングヴェイこそが好きである。変わらないから、好きなのである。確かに作風に変化は無いし、新作を聞いて驚くようなこともほとんど無くなった。でも、絶対にらしさを失っていないという信頼感が、そこにはある。変に売れ線に走ることもない、自分の信念は誰がなんと言おうが変えないという、信頼感という絆がそこにはある。でなければ、とっくにファンは離れてしまっているはずである。変わらないこそ、イングヴェイなのである。ファンが何を望もうが、彼にはあまり関係がない。かっこよすぎるではないか.....その姿勢が。こんな頑固者、そうはいないよ。


YNGWIE MALMSTEEN - Attack!! ★★ (2003-09-17 21:37:00)

クラシカルなHR/HMといえば、僕の中ではずっとこのイングウェイだった。それは今も変わらない。インディーシーンを覗けば、このタイプのサウンドを信条とするバンドは、今も昔も数は少なくない。でもメジャーシーンを含めて、ここまで徹底したクラシカルなサウンドで常に平均点をクリアしているバンドは存在しないに等しい。ファンは音質がどうのこうのとかギターがどうのこうのとか言うが、もっと単純に彼の凄さを実感すべきである。こういったアーティストは、その時代(現役)にもっと評価されるべきである。正直思うが、今後こういったいい意味での変人は、現れないかもしれない。貴重な存在である。かっこいい。


YNGWIE MALMSTEEN - Eclipse ★★ (2004-01-24 22:58:00)

前作「オデッセイ」から、方向性を180度変えたような内容である。でもそれは、細かく見ればアレンジやミックスだけの問題かもしれないが......。とにかく、イングヴェイには常識なんて通用しない。次作「ファイアー・アンド・アイス」も、当然のようにこの作品の流れを汲んでいない。前作「オデッセイ」には無かったヨーロピアンな香りが、この作品で復活している。今になって思えばこの作品は、数ある作品の中でも少し浮いている気がする。泣きの割合が妙に多いのである。欧州的な泣きとかそういう表現よりも、イングヴェイ自信が闇の中から光を求めている様に僕の目には映るのである。特に中盤の流れは圧巻である。息もつけない緊張感に言葉が出ないはずである。


YNGWIE MALMSTEEN - Eclipse ★★ (2006-07-11 23:41:00)

久々に聴きたくなった..........。インギーの作品の中でも、この作品は泣きの要素が圧倒的に多いのが特徴である。当時も今も、この作品を聞くと僕は涙が出そうになる。
感情移入がしやすく、なんとなく悲壮感さえ漂うサウンドに自然にグイグイ引き込まれてしまう。こんな作品を作れるアーティストが、他にいるだろうか..............。彼に限った事ではないが、こんなに感情移入できる作品に僕はもう何年も出会っていない気がする...............。
やはり彼は、偉大である。


YNGWIE MALMSTEEN - Fire and Ice ★★ (2004-01-26 23:13:00)

個人的には、結構好きな作品である。僕の記憶が間違っていなければ、この作品頃が日本での人気のピークではなかったであろうか?来日公演にも行った記憶がある。確かに長すぎるインスト①から始まる3曲目ぐらいまでの構成は、前作の悪い流れを引き継いでいるが、前作同様④からの巻き返しは半端ではない。これこそイングヴェイである。一般のアーティストには、アルバムに構成やバランスが必要である。とにかく、いろいろなことを考えなければならない。しかーし....彼ぐらいに自我を貫くアーティストには、そんなものは全く必要が無いのである。彼が売りたいが為に、売れ線の楽曲を書くとは思えない。だからイングヴェイなのである。こうしたらもっと売れるのに,,,,,,と真剣に思った時期もあったが、そんな意見に耳を貸さないからこそ偉大であることに気づくのに、あまり時間は掛からなかった。


YNGWIE MALMSTEEN - Magnum Opus ★★ (2004-01-27 22:28:00)

音楽を聴いていて、思わず時間を忘れてしまう事がある。最近は歳を取ったせいか、それとも音楽に対する情熱が薄らいだせいかめっきり少なくなったが、インギーの作品を聞いてると本当に自然に音楽に集中してしまっている自分がいる。僕はアーティストのインタビュー記事の内容や他人のレヴューをあまり参考にしない。よって一度気に入れば、よほどの理由で裏切られない限り、そのアーティストを応援し続けることになる。僕にとってインギーの作品は、極端に言えばどれも同じである。でも新作が出れば、楽しみで楽しみで仕方ない.....。確かに出来はイマイチかなという気がするが、ファンなら絶対に聞くべきである。全作品聞かないと、相対的な評価はできないはずである。


YNGWIE MALMSTEEN - Marching Out ★★ (2003-02-13 00:58:00)

この頃のイングヴェイには、なにか言葉では言い表せないぐらいの驚異的なものがあった。無限の可能性とでも言おうか、確かにいい意味で彼は異端児であった。音質は確かに悪い、正直醜い。しかし、そんなことはどうでもいい。とにかくメロディーが泣いている。このアルバムでの「泣き」のレベルは半端では無い。己の未来を見据えた楽曲には、魂が込められていて、寝ながら聴くことは決して出来ない。最近の彼には絶対表現できない男の背中の美学、陰の世界のみでアルバムは構成されている。この頃のバンドには、なにか危機迫るサウンドを信条とするバンドが多かったが、その中でも彼は頭二つ抜きんでていた。イングヴェイファン以外にも一度は聴いて頂きたい、隠れた名盤である。サウンドはすごく人間的である。


YNGWIE MALMSTEEN - Odyssey ★★ (2003-09-11 21:05:00)

もし....③が無かったら、100点に近い大傑作である。僕の中のイングウェイは、やはりこの作品までだろうか.....。アメリカを軸にした世界市場をターゲットにしていた時期に作られた作品だけに、ポップでありメロディーの質もよりアメリカンである。最近のイングウェイの作品には無い、スケールの大きさを個人的にはすごく感じる。イングウェイの作品の中では確かに浮いた印象ではあるが、もしこの方向性を突き進めていたとしたら.....世界のイングウェイになっていたのかもしれない.....。そう考えたら、少し複雑な気持ちになる。しかし、今でもこの手の路線では他の追随を許さない所は、さすがと言わざるを得ない。僕は頑固な人が好きである。例え、変人と言われようが彼の頑固さは敬意に値する。


YNGWIE MALMSTEEN - The Seventh Sign ★★ (2004-01-26 22:35:00)

①も結構好きだが、なんといっても③のイントロだけで完全にノックアウトである。個々の楽曲はコンパクトにまとまっており、1曲1曲がそれぞれ独立した輝きをもった作品である。ここまでくれば、ファンの一人としては文句のつけようが無い。速い曲をバランスよく配列し、イングヴェイらしからぬトータル的に言ってもバランスがいい作品である。判りにくいが、まちがいなく前作からの流れを引き継いでいる作品だと思う。ファンがインギーに期待する作品のお手本のような内容である。1枚のアルバムとしては、客観的に聞いても完成度が高い。ある意味、らしくないかも知れない。


YNGWIE MALMSTEEN - Trilogy ★★ (2005-03-21 22:08:00)

①のイントロから鳥肌ものである。最近初めてこの作品を聞いた人なら音質がどうのこうのとか、ポップすぎるとか、ギターがどうのこうのとか言えるのかも知れないが、オンタイムで聞いた僕には強烈すぎるインパクトがあった。文句の言葉なんて全く浮かばなかった。
クラシックとHMの融合をわかりやすく、HR/HMファンにとっていいバランス感覚で楽曲に封じ込めたという意味合いだけでも、彼の功績というか存在そのものがHR/HMシーンにとって大きな意味を要していると思う。客観的に言えば、この作品は初期の泣きをポップな楽曲に見事に反映させている点でも最高傑作と呼ぶにふさわしい力作である。もう何回聞いたかわからない.......。この完成度で文句をつけるのは酷である.....。


YNGWIE MALMSTEEN - Unleash the Fury ★★ (2005-03-25 20:46:00)

う~ん、正直に言えば楽曲が弱いかなあという印象である。確かに僕は変わらないインギーが好きだけど、だらだら流れていく構成や似たようなフレーズが多いのはすごく気になるマイナスポイントである。ここ数作は結構好きだったけど、今回の新作は明らかに練り不足という感じがする。今更新しい試みに挑戦してもらいとも思わないが、楽曲は作りこむという作業を真剣に考えてもいい時期が来たのかもしれない.......。らしさは健在だし、個性も十分であるが、印象に残りにくい楽曲には明らかに足りないモノがある。これを合格点とは、言えない...。もっといい曲が書けるハズである....。


YNGWIE MALMSTEEN - Unleash the Fury ★★ (2005-04-11 19:21:00)

やはり何度聞いても印象は変わらなかった。前半の出来がやっぱり良くないし、後半の数曲しか印象に残らなかった......。がんばれ!イングヴェイ!


浜崎 あゆみ - A Song for ×× ★★ (2008-01-18 16:48:00)

もし1枚だけ選ぶとすれば、僕はこの作品である。歌詞をあまり重視しない自分にも、この歌詞の内容は強烈だった。わかりやすい詞というのは、実はなかなか書きづらいものである。
邦楽の良さは、ここにある。歴史に残る作品である。