「SPREADIHG THE DISEASE」同様、アンスラックスといえば先ずこの2枚が頭に浮かぶが、個人的にはこちらの「AMONG THE LIVING」が一番好きである。当時スラッシュ・メタルをあまり知らなかった自分にとって、この作品は格好良くて仕方がなかった。テスタメントよりも当時のメタリカよりも、カルチャーショックを受けたのを今でもよく覚えている。新作「WE'VE COME FOR YOU ALL」も結構好きだが、やはり比較にならないくらいこのアルバムの完成度は高い。スラッシュ・メタルのお手本的作品であり、HR/HMファンならこのアルバムは絶対に押さえておくべき作品である。今聴いても、全く色あせてない歴史的名盤でもある。
「Have A Nice Day」は、最近お決まりのファンサービス的な楽曲ですね。僕はちょうど彼らがデビューした頃にHR/HMを聞き始めたので、オンタイムでずっと聞いてますが、彼らは実に正直ですね。どう考えても今の彼らのサウンドでロック・チャートで健闘するのは難しいので、もう最近は開き直っているように僕には感じます。もう変に肩に力も入っていないし、最近の彼らも僕は非常に好きです。 新作はポップ・ロックアルバムなら、嬉しいですね。
ボン・ジョヴィは、この作品で一流になったのである。確かに「SLIPPERY WHEN WET」で彼らはブレイクを果したが、彼らを語る時絶対にこの作品が一つのターニング・ポイントになる。①~畳み掛けてくる楽曲は、異常にテンションが高い。シングル・カットできる楽曲が、次から次へと展開する構成は圧巻である。それにしても当時初めて聞いた時から、このテンションの高さは半端でなかった。アルバムタイトルも土着的で良く、聞いた回数も僕の中ではベスト10には入るだろう。この危ないともいえる作品の緊張感が、後に燃え尽きてしまうという状態を生み出すが、この生き方そのものが非常に彼ららしい。ポップだからといって敬遠しているファンも多いが、彼らは渋いバンドである。ここまで作品に感情移入できるバンドは、そう多くない.....。