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ヤング・ラジオさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 1-100

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ヤング・ラジオさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 1-100
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3 DOORS DOWN - Seventeen Days ★★ (2005-06-03 21:57:00)

アメリカでは安定した人気を誇る彼らの新作。HR/HMでは決してないが、今アメリカで流行っている典型的なラウドロックである。前作の流れを汲む落ち着いたナンバーが多く、出来もかなり良い。落ち着いたロックが好きな人なら要チェックのアーティストである。


38 SPECIAL ★★ (2005-10-29 20:07:00)

僕はHR/HMが今でも一番好きだしよく聞くが、それ以外の音楽も大好きである。このバンドの渋さがわかる人とは、話しが合いそうである。こういうアメリカンロックはアメリカの中西部あたりで、一度は聞いてみたい気がする。
なんでもないアメリカンロックが、僕は結構好きである。


A PERFECT CIRCLE - Thirteenth Step ★★ (2003-12-22 22:16:00)

相変わらずアーティストの間でも人気の高いバンドの新作である。シングル・カットした「ウィーク・アンド~」も大ヒットし、簡単に言えば静かなる難解な作品である。例え方は良くないかも知れないが、U2の良さが理解できる人はチャレンジしてもいいかもしれない....。個人的には前作よりも好きだし、楽曲も聞きやすいと思う。しかし、全くアクティブなロックではないので、ヘヴィ・ロックファンは勘違いしないように。これは日本人には、なかなか伝わらないだろうね。相変わらず難しい音楽である。


AC/DC - AC/DC Live ★★ (2003-12-11 00:33:00)

メロディー重視の日本市場での過小評価は、まあ仕方がない事かもしれない。全部同じであるという表現で、変化が無いという人もいるだろうが、彼らは昔とほとんど何も変わっていない。だから良いのであるが、ここまで頑固一徹だと好きな人はとことん好きだろうし、逆に若いファンの心を掴むのは何かきっかけがないと難しいかなという気がする。特別にこの作品がお薦めということでもないけど、演奏もいいし選曲もまあまあだし、踏み絵的な作品かもしれない。「バック・イン・ブラック」以外にもいい作品はたくさんあるので、もっといろいろな人に聞いていただきたいアーティストである。でも、日本ではむずかしいかな....?特に若いファンの方には。。。。


ACCEPT - Metal Heart ★★ (2004-07-06 20:56:00)

これぞメタル!といえるサウンドである。客観的に聞いても、この完成度は彼らの最高傑作であろう。でもAC/DCの良さがわからないと、この作品の良さもわからないかも....。1曲目からノリノリでキラーチューン連発の前半なんて、文句のつけようが無い。こういったサウンドもやはりメタルである。


AEROSMITH ★★ (2006-11-14 00:28:00)

ベスト盤収録の新曲2曲を聴いたけど、どう考えてもアウトトラックという出来で正直ガッカリである。ベスト盤は出しすぎだし、なんか今の彼らには何かスッキリしない感覚がある。
早く新作が聞きたいのに.......。


AEROSMITH - Honkin' on Bobo ★★ (2004-05-19 22:11:00)

いつかは出ると言われいた内容なので、免疫が出来ていたせいかすごく心地良かった。楽曲も悪くない。でも僕は、純粋な新作が聞きたい。こんな時代だからこそ、ガツン!とくる後期エアロワールド全開の新作が聞きたかった。今年はジューダス・プリーストによる純度100%HMの復活と、ヴァン・ヘイレンとエアロスミスによる王道アメリカン・ロックの復活を期待していただけに、純粋な新作でない点にちょっとガッカリしたのも事実である。


AEROSMITH - Just Push Play ★★ (2004-08-05 20:56:00)

なにかまとまりという点では、イマイチという感じがする。楽曲を個々に見ればいつものエアロ節なのだが、いろいろ詰め込み過ぎたためか焦点が絞りきれていない気がする。前作が徹頭徹尾らしさ満開の作品だっただけに、この方向性もある意味納得は出来る。完成度が異常に高かった次の作品というのは案外こうなるのである。でも相変わらずのクオリティーは維持している。③はキャッチーだが、個人的にはあまり好きではない。


AEROSMITH - Nine Lives ★★ (2003-10-26 22:29:00)

当然彼らの作品は全部聞いてるけど、個人的には一番好きな作品でありトータル・バランスから言っても最高傑作であると僕は思う。初期の彼らと、後期の彼らは確かに違う。それはサウンド面に限らず、環境を含めて全てに置いてである。成功を嫌という程経験しながら、ベテランらしくない挑戦し続けようとする姿勢、妥協無き精神性....その全てが尊敬に値する。この作品過小評価されている気がするが、この完成度は「パンプ」「ゲット・ア・グリップ」をも上回る驚異の完成度である。曲順もよく練られているし、質の高いアメリカン・ロックが好きなら絶対に聞くべきである。超おすすめ作品である。下手なコンセプト作品よりも、質は高い。


AEROSMITH - Nine Lives ★★ (2004-12-11 23:13:00)

メガデスの「ザ・システム・ハズ・フェイルド」は名作であった。異様な緊張感が、作品全体を支配していた・・・・・・・まてよ、確かこの「ナイン・ライブス」にも同じような感覚を感じたなあ~という事で、久々に聞いてみた。確かにニュアンスは違うが、この作品にも異様なテンションが存在する。思い起こせば、この作品はプロデューサーの変更やレコード会社の移籍等、紆余曲折の末、完成されている。危ないテンションは、時に名作を誕生させる.......皮肉な結果ではあるが、これは事実である。このなんとも言えない、異様な緊張感の原因は後に知る事になったが、計算では作れない世界がこの作品には存在する。バンドの苦悩は、サウンドに投影されている。聴いていて、すごく複雑な気持ちになる。


AEROSMITH - Pump ★★ (2004-02-21 00:05:00)

売れっ子ソングライター、売れっ子プロデューサーの大々的な起用によって、エアロスミスは見事に復活した。単なる復活に終わらなかった背景には、完璧なシナリオが存在していたのである。これを肯定しても否定しても構わないが、この作品なんかプロダクションや構成を見ても分かるようにほぼ完璧に近い完成度である。まさに、豪華なスタッフとアーティスト自身の徹底的なこだわりが生んだ傑作である。当時僕は、完璧すぎる完成度に面白みを感じられず、あまり好きになれなかった。まだ「パーマネント~」の方が、らしい作品だと思っていたくらいである。今改めて聞いてみても、やはり完璧という言葉が頭に浮かぶ。でも、この作品の後も彼らはある意味プライドを捨てて、作品の質に徹底的に拘ってきた。結局彼らは、90年代という空白の時代を埋めた貴重な存在になった。この事実からしても、橋渡し的な役割を果たした、この作品の意味するところは大きい。エアロスミスは初期と後期で全く別のバンドになったが、どちらも彼ららしいと僕には思える。


ALICE COOPER - Hey Stoopid ★★ (2003-09-25 23:58:00)

前作「トラッシュ」の大成功に比べ、何故この作品が当時アメリカでヒットしなかったのか不思議であった。冷静に分析すれば分かったが、今聴いても「トラッシュ」よりもアルバムとしての完成度は断然高いように思う。「トラッシュ」がシングルの寄せ集め的作品だったのに対し、この作品はサウンド面においては完全にコンセプト・アルバムである。プロデュースがクイーンズライクでおなじみのピーター・コリンズということもあり、サウンド・プロダクションは最高に近く良い。豪華なゲスト陣で楽曲も悪くないのに、何故かヒットしなかった。アリスの作品は出来にバラツキがあり全作品はおすすめ出来ないが、ポップなHRが好きな人ならこの作品は聴いて損はないと思う。楽曲はコマーシャルだし流れもいいし、歴史に埋もれるのはもったいない作品である。


ALICE COOPER - Trash ★★ (2004-01-09 21:40:00)

ポップなHRを好むファンは必聴の作品である。なんせプロデュースは、あのデスモンド・チャイルドである。この手の楽曲・作品を作らせたら、やはり1・2位を争う豪腕である。全曲シングル・カット出来そうなポップなナンバーが目白押しで、ウォレントやポイズンとはまた違った良さがこの作品にはある。正直言って、このアルバムはアリスにとって異色な感じはするけれど、優れたスタッフとアーティストが揃えば、ここまで凄い作品が出来るのかと当時もかなり聞き込んだ作品である。とにかく曲がいい!優れたソングライターの実力が、どこまで凄いのかを一度は確かめて頂きたい。ここまで売れ線のソングライターの才能が、見事に発揮された作品も珍しい。


ALIEN - Alien ★★ (2004-09-26 18:38:00)

知る人ぞ知る北欧ハードポップ路線の傑作である。この甘味過ぎる世界観は、ゴリゴリメタルファンには少し敬遠されそうだが、演奏している楽曲は結構よかったりする。AORに近い安らぎを得られるサウンドで、大人のロックである。なんかかなり、懐かしいサウンドである。


ALL THAT REMAINS - The Fall of Ideals ★★ (2007-02-18 20:02:00)

僕は前々から気になっている事がある。それは、この手のバンドは今のアメリカのメタルシーンには腐る程いるが、プッシュされるバンドと全く相手にされないバンドの境界線が何処にあるのかという疑問である。それは雑誌にも感じるし、こういったサイトでも感じる事である。
僕は絶対に楽曲ありきなので、楽曲に面白みがなければ、そのバンドに魅力は感じない。確かにこの手のサウンドには、個人的には飽きの感覚が生まれつつあるが、このアルバムは比較的良い完成度であると思う。まあ次作が勝負作という気はするが、尖がった感覚だけは今後も大事にしてもらいたい。


ALTER BRIDGE - One Day Remains ★★ (2004-10-07 23:01:00)

解散した元クリード組による1stである。クリードはやはりスコットのVo.あってのものという印象が強かったが、このアルター・ブリッジはもろ今アメリカで売れ線タイプのビッグ・プロダクションによる典型的なモダン・ロックである。ビルボードの出だしはいまいちだったが、この作品はロング・セラーになること間違いなしである。普通のロックになったといえばそれまでだが、元々ソングライターとしての力のあるメンバーが健在であるため、安心して聞いていられる今アメリカで主流のアクティブ・ロックである。


AMORPHIS - Silent Waters ★★ (2007-09-14 15:39:00)

結局は、個性が大事なのである。間違いなくこのバンドは、他のバンドとの差別化を念頭に活動してきたハズである。前作同様、全体に統一感のある仕上がりになっている。
それにしてもソフト過ぎず硬派過ぎないという最近の彼ららしい、実にいいバランス感覚の上に成り立っている作品である。楽曲の出来もよく、決してダレルという感覚は生まれない。
また聞き手を、グイグイ作品に引き込むという魅力にあふれた作品でもある。
これは、いいね。彼らのファン以外の方にも、お勧めの一枚である。


ANDI DERIS - Come in From the Rain ★★ (2007-01-15 18:22:00)

アンディには、こういったポップな路線の方が圧倒的に似合っている。でも当時の彼の環境を考えれば、バンド(ハロウィン)として活動できる事こそがかなりの救いであった気もする。
2ndは路線も大きく変わり、あまり価値の無い作品だが、この1stは必聴である。元々ソロとしてやっていける程のソングライターとしての実力もあり、彼は実は凄い人であることを再発見できる良作である。アンディはソロでも十分にやっていける.......のに、あくまでもバンドとして活動する彼が僕は好きだ......。


ANDRE MATOS - Time to Be Free ★★ (2007-09-04 17:23:00)

個人的にはどうでもいいと思えるバンドの方が、実は圧倒的に多い。好きなバンドだからこそ、僕は評価が厳しくなる........。
思い返せばSHAMANの2ndを初めて聞いた時、かなりの違和感があった。1stは名作であった。一見地味な作風の中にも、熱いモノが存在していた。なのに2ndで何故路線を変更したのか、僕は戸惑いを隠せなかった。
ソロ名義第一弾であるこの新作、完成度としてSHAMANの1stをいかに越すのかに僕は注目していた......。アンドレがいた頃のVIPER、そしてANGRA僕は大好きである。
サウンドの質感は、アングラの1stに近い。ファンが最も望む、あの路線である。楽曲の出来も悪くない。ただメロディーにキャッチーさがもっとあると、インパクトは強かったかも知れない。
でも、これで文句は言えないだろうね.......。確かに、ドラマティックである。やっぱり、本家は本家の方向性が最もよく似合う.....。90点ぐらいは、付けたいね。


ANGRA - Aurora Consurgens ★★ (2006-11-13 13:58:00)

アンドレがいた頃はかなりのファンであったが、最近は作品の出来の高さは認めるものの新譜を購入するくらいのファンになっていた。新作は前作の出来が良かったが為に、こうなったという結果がかなり見てとれる作風に仕上がっている。
メンバーも語っているように、急いで作った感は正直否めない。アレンジそのものがシンプルだし、煮つめるという作業にあまり時間をかけなかったという感じがかなりする。
でも、アングラというバンドの精神性の高さは大いに評価したい。僕はこれまで何度か言ってきたが、バンドとしてのモチベーションが高ければ高いほど、こういう結果に逆になりやすいのである。
印象に残るナンバーは少ないが、落胆する程の出来でもない。今後もファンの方には、応援してもらいたい。突き詰めた作品の次の作品は、いろいろな意味で難しい........。


ANGRA - Rebirth ★★ (2004-09-20 00:19:00)

新作も視聴したが、僕はこの作品の方が好きである。アンドレ・マトスという中心選手を失いながらも、同等レベルの作品を提示してきた彼らのやる気をまず評価したい。やはり1stが個人的には一番好きだが、この作品の出来はまったくそれに引けを取らない。なんといっても、メンバーチェンジのダウンイメージを、感じさせないバンドとしての力量に拍手である。楽曲もまとまりがあるし、最高傑作とするファンも多いはずである。


ANGRA - Temple of Shadows ★★ (2004-09-26 18:23:00)

多様性極める音楽性・サウンドを、上手く一つにまとめた作品である。確かに1曲1曲は丁寧に作られている。これは、大幅な進歩と捕らえて間違いない。しかし、である。わかり易い「エンジェルズ・クライ」路線を期待していたファンは、本当に皆無だったのであろうか?僕はアンドレ・マトスが大好きである。彼より上手いヴォーカリストなら、巷にいくらでもいる。肝心なのは歌の上手さだけではない......。
確かにいい作品である。しかし僕は、もっとわかり易い典型的な従来のアングラ路線を期待していたので、この絶賛の嵐には少々疑問を感じる。賛否あっていいはずである....。


ANNIHILATOR - Never, Neverland ★★ (2005-03-16 17:46:00)

当時はかなり聞き込んだ作品で、テクニカルで変則的なリズムはこの手のファンならガッツポーズの作品であろう。確かにメガデスとの比較もうなずけるが、変則スラッシュバンドはこの当時はかなり存在していたから、その中でも質の高いスラッシュメタルが好きで、リフリフの展開が好きな人なら先ず買っても損は無いだろう。なんか懐かしい.....。


ANTHRAX - Alive 2 ★★ (2005-12-21 19:35:00)

気持ちは複雑である。リユニオンという背景の影に一体何が隠れているのかを考えたとき、正直気分は重くなる........。
黄金期のメンバーで、まずは集金ツアー.......そして1,2枚アルバム作って自然消滅.........言い方はよく無いが、正解はこんな所だろう.....。収録曲は定番曲であり予想できたサウンドだが、ジョンの気持ちを考えると応援したくない作品ということになる........。なんで、こういう事をするのだろう.......それだけ、苦戦しているのかもしれないけど.......。僕はどちらかといえばジョーイのVo.方が好きだが、それでもなんか納得できない作品である.....。


ANTHRAX - Among the Living ★★ (2003-09-05 22:49:00)

「SPREADIHG THE DISEASE」同様、アンスラックスといえば先ずこの2枚が頭に浮かぶが、個人的にはこちらの「AMONG THE LIVING」が一番好きである。当時スラッシュ・メタルをあまり知らなかった自分にとって、この作品は格好良くて仕方がなかった。テスタメントよりも当時のメタリカよりも、カルチャーショックを受けたのを今でもよく覚えている。新作「WE'VE COME FOR YOU ALL」も結構好きだが、やはり比較にならないくらいこのアルバムの完成度は高い。スラッシュ・メタルのお手本的作品であり、HR/HMファンならこのアルバムは絶対に押さえておくべき作品である。今聴いても、全く色あせてない歴史的名盤でもある。


ANTHRAX - Sound of White Noise ★★ (2004-07-18 22:26:00)

最初に聞いたとき、これ本当にアンスラックスかと思った。個人的には他人にはお薦めしたくないが、このモダンでもない不思議なサウンドは今聞いても摩訶不思議なサウンドである。ジョン・ブッシュの声は当時聞いた時、確かにインパクトがあった。しかし今でも通して聞くのは少々きつい..。楽曲も勿論わかりにくいナンバーが多い。


ANTHRAX - The Greater of Two Evils ★★ (2004-11-24 21:34:00)

確かに違和感はある......。昔からのファンにとっては少々複雑な気分になるが、これを一つの企画物として考えれば、ファンにとっては嬉しい内容である。セルフカバーのベストではあるが、元々の楽曲が良いので現代風にアレンジされた感じがしてなかなか新鮮ではある。
しかし、やはり僕は昔の楽曲はオリジナルの方が圧倒的に好きである。ジョンのVo.も好きだけど、やっぱりオリジナルには到底勝てない.....。当たり前ではあるが......。やっぱり企画物である。でも興味深い試みであるし、この意気込みは買いたい......。


ANTHRAX - We've Come for You All ★★ (2003-08-23 20:07:00)

聞いた作品の全てについて、語るつもりはない。こういっては失礼かも知れないが、どうでもいいバンドについては、作品の出来がどうであろうと語る気にはなれない。アンスラックスと言えば、個人的には元祖スラッシュ・メタルバンドというイメージで同時にモダンさを追求しているバンドという印象である。久々のこの新作は、モダンさを上手く作品に取り入れながら、昔のらしさを取り戻した力作であると思う。曲がなによりキャッチーだし、バランスがすごくいい。ここ数作の中でも、間違いなく楽曲の出来は良い。決して過去のバンドではない。もっと注目されてもいい。単純にかっこいいアルバムである。


ANTHRAX - We've Come for You All ★★ (2003-12-19 23:00:00)

何も同じ作品に何度も発言しなくても.....と思われようが、いい作品はプッシュしたくなるし、好きでない作品については発言さえもしたくない......というのが本音である。この作品本当に、かっちょいい!この作品自体はモダン・ロックなんだけど、バンドの本質はHR/HMだし.......一体どっちなの?まあ、そんなことはどうでもいいけど、僕の中のアンスラックスはこの作品で見事に復活した気がする。これぞ、アンスラックス!音楽の多国籍軍である。ごった煮サウンドの何が悪い!楽曲はいいよ、ホントに。


ARCH ENEMY - Burning Bridges ★★ (2003-10-17 23:29:00)

彼らの作品は一応全て聴いているが、個人的にはこの作品が一番好きである。ここ2作品は自分の感性とあまり合わなかったが、この作品までの彼らのサウンドはすごく好きであった。メロディックデスという枠にとらわれず、オーセンティックなヘヴィ・メタルとして聴いていただきたい。泣きのレベル、楽曲の完成度から言っても彼らの最高傑作である気がする。HR/HMにもいろいろなジャンルが存在するが、HR/HMファンならこの作品は聞いて損は無いと思う。名盤!


ARCH ENEMY - Doomsday Machine ★★ (2005-08-11 22:48:00)

僕は女性Vo.があまり好きではない。ただし真っ向否定しているのではなく、これはあくまでも個人的な嗜好の問題である。前評判も高く評価も高かったので、かなり期待して聞いてみたが、率直に言うと「バーニング・ブリッジス」あたりと比較すると、まだまだである。
あのサウンドを求めているわけでは無いが、何か訴えかけるモノが無いというか印象に残りにくい楽曲が多い。ブルータリティーさもあまり感じられないし、最近の彼らには何か物足りなさを感じてしまう。う~ん.......前作よりは好きだけど、やっぱりイマイチという感じがする......。


ARCH ENEMY - Rise of the Tyrant ★★ (2008-03-14 22:40:00)

僕がHR/HMを聞き始めた80年代中期から現在に至るまでの間の中で、一番どの時期が辛かったかと聞かれれば、間違いなく90年代の中期と僕は答えるだろう。
大物アーティストさえもが時流に流され、実績のあるアーティストでさえ契約を切られ、好きなバンドがどんどん方向性を見失っていく..........今では考えられないまさに暗黒の時代が、90年代中期であった。
その時代に唯一、僕の心を救ってくれていたのが、メロディック・デスであった。だから、という理由だけではないが、僕は初期の作品の方に圧倒的に思い入れがある。
確かに初期のブルータリティーさは、幾分戻ってきている。楽曲も悪くない。でも僕は、「バーニング~」の方が圧倒的に好きである。
あの時代の空気感を知っているかどうかでも、この作品の評価は変わってくるハズである。いつ彼らの作品を聞き始めたかでも、その感想は違ってくるのである。
僕は女性Vo.が、好きではない。でもVo.がアンジェラだからという屁理屈だけによるレヴューには、疑問を感じる。バンドに何故メンバーチェンジが起こるのか.........その理由を、少し加味していただきたい。今のアーク・エネミーのVo.は、アンジェラなのである。そこを完全否定していては、バンドとして成り立たない.......。


ARCH ENEMY - Stigmata ★★ (2007-11-17 19:47:00)

空洞化の時代を埋めた貴重な存在だった初期の方が、僕はこのバンドの場合圧倒的に好きである。この作品も当時は結構聞いたと思う。
デスであろうがなかろうがそんな事は抜きにしても、聞き手をグイグイ作品に引きずり込む魅力に溢れた内容である。時代の空洞を見事に埋めたメロディック・デスであったが、その中でも一番好きだったバンドである。やっぱり、初期の方がいい!


ARTENSION - Into the Eye of the Storm ★★ (2004-11-24 21:15:00)

個性という点でも僕は彼らの作品の中では、一番好きである。サウンドはシンフォニーX辺りに近いが、より正統派に近いせいかその分、少々とっつきにくい作風に感じるかも知れない。テクニカルだし楽曲もいいし、彼らの作品で何から聞こうかという人にはお勧めの作品である。よーく聞き込めば、十分サウンドがドラマティックである事に気がつくはずである。


ARTHEMIS - The Damned Ship ★★ (2004-07-11 10:19:00)

この手のメロディック・スピードメタルバンドの中では、僕は結構好きである。楽曲にはフックがあり、押しと引きもある。でもこれだ!といえる楽曲が無い分、一般のファンの心を掴むほどの決定打が無い。こういうバンドは、キャッチーな楽曲を書けるソングライターと組むのも一つの方法論ではある。楽曲に磨きがかかれば、化ける可能性はかなり高い。安定感はある。


ARTILLERY - By Inheritance ★★ (2004-06-04 22:09:00)

隠れた名盤ではないだろうか。僕はこの作品結構好きである。高いお金を出してまで聞いたほうがいいとは言わないけど、スラッシュメタルが好きで好きでたまらないという人は、一聴の価値がある作品である。一般的に知名度は高くはないが、知る人ぞ知る隠れた名盤....かもしれない...。


AS I LAY DYING ★★ (2006-11-11 13:14:00)

アメリカのメタルチャートでよく見かけるタイプのバンドで、まあメロデスでありメタルコアでもあると思うけど、僕は好きなバンドですね。他のバンドと比較して特長的なものは無いけど、楽曲にみなぎるパワーにはかなり良質なものを感じるし、統一感がありますね。
質は高い。日本では、イマイチだけど......。


AS I LAY DYING - An Ocean Between Us ★★ (2007-10-08 21:03:00)

楽曲に整合感が生まれ、今までの一辺倒な路線から楽曲の充実度で、一歩前に進んだ存在になった。今までは悪く言えば、そこら辺のアメリカン・メタルバンドと比較しても、そんなに抜きん出たところが無いと個人的には感じていたが、この新作でかなり個人的には好きなバンドになった。
とにかく劇的という言葉も当てはまるぐらいの、変貌である。とにかく楽曲の出来がいい。元々アメリカでは結構固定ファンを掴んではいたが、これで日本での人気もかなり出そうである。
アメリカでのメタルとは、こういった音楽を指すのである。


AT THE GATES - Slaughter of the Soul ★★ (2003-12-01 22:40:00)

メロディック・デスそのものは嫌いではないが、個人的にはマイナーなバンドに手を出すほど熱を入れたことは無い。この作品は、僕も確かに当時は一目置いていた。サウンドもクリアだし、間違いなくこの作品は一般のHM/HRファンにもお薦めできる好盤である。起伏に富む展開やとにかくアグレッションな所がメロデスの魅力だと思うが、この作品は甘味になりすぎず、それでいて十分メロディーもしっかりしている点で、客観的に聞いても確かにいい作品である。一時期に比べると、メロデスそのものが熱が冷めた気がするが、それでも初めてメロデスに接する人にはかなりのインパクトがあるはずである。


AT VANCE - Chained ★★ (2005-07-07 00:06:00)

確かにパワーメタル色が強くなった気がします。ただやはり、バンドとしての個性というかインパクトが少し弱い所が、このバンドの弱点のような気がします。でも楽曲の芯は太くなったので、マッツの加入も正解だったような気がします。バラエティーさも加わり、彼らの作品の中では結構好きな方ですね。


AT VANCE - The Evil in You ★★ (2003-07-26 22:57:00)

個人的には、結構好きなバンドである。でもこの新作も、あと一歩かなという印象を拭えない。サウンド・プロダクションの向上やVoチェンジによって、さまざまな点でスケール・アップをしているが、70点ぐらいの楽曲が多すぎて、相変わらず楽曲がいまいち弱いのが欠点である。こうなったら外部のソングライターを大々的に起用するとか、なんらかの変化が必要な気がする。あと一歩良くなれば、一流になれる存在能力はあるのだから、徹底的に楽曲に磨きをかけるべきである。底々の楽曲では、ファンは納得しない。


AUDIOSLAVE - Out of Exile ★★ (2005-07-19 23:15:00)

ジョン・クーガーとかブラック・クロウズ辺りにも通じる土着的なアメリカン・ロックである。70年代的というよりも、これは普遍のアメリカン・ロックという表現の方がいいかも知れない。前作よりも落ち着きはあるし、渋みもある。ただこういった装飾のあまり無いアメリカン・ロックが好きでない人には、この作品渋すぎるかも知れない......。
出来は悪くないし、まあ幅広く音楽を聴く人にはこの良さが理解できるはずである。


AUTOGRAPH - That's the Stuff ★★ (2007-07-12 15:22:00)

楽曲の雰囲気や路線から言えば、デフ・レパードに似ている気がするが、たまにオークション等でこのアーティストの作品が数千円で取引され、デフ・レパードの作品が数百円で取引されているのを見たりすると、個人的には本末転倒のような気がする。
確かに入手が困難かも知れない.........。でも、高いお金を出してまで、購入する程の価値があるのかには、少々疑問を感じる。
この作品なんかは、ある意味隠れた名盤とも言えるかもしれないが、いい作品は世の中にもっとたくさんある........。商売感覚に走りすぎた高額すぎるオークションには、少し苦言を呈したい。


AVANTASIA - The Metal Opera ★★ (2005-07-31 17:17:00)

とにかく楽曲がいいですね。こういった作品にありがちな、2~3曲良くて後は捨て曲というような散漫さが無い所がいいですね。


AVENGED SEVENFOLD ★★ (2007-11-02 16:03:00)

まだ2曲の視聴の段階だけど、かなりサウンドは重くなっていますね。大衆指向に走るのか、それともコア路線に走るのか、バンドには選択権があるわけだけど、そこらへんの意識はこの2曲を聴く限りは、あまり感じないですね。前々作よりも前作の作風に近くて、ファンの方は発売が待ち遠しいのでは.....。
ヘヴィという要素が吉とでるのか、注目です。


AVENGED SEVENFOLD ★★ (2007-11-12 15:19:00)

なるほど....。ウシオさんの意見も、よく解かります。僕は彼らの熱狂的ファンではないので、だから逆に客観的にこの新作も聞いてます。この新作は確かに今までのアメリカ主流のメタルコア的路線から、比較的ノーマルなHR/HMに変貌を遂げているように僕には感じます。アレンジ的には、あまり変わっていないので分かりにくいですが....。
これを良しとするのか、悪しとするのかは、個人の自由であり、CDを購入するしないの判断も個人の自由です。ただ僕個人の感覚では、この新作の方が圧倒的に楽曲の出来は良いように感じます。
前作にあった良い意味でのくどい展開力そのものが、彼らの魅力の一つではありましたが、それを残しつつ楽曲の幅を縦にも深く横にも広げつつ、らしさを失なっていない点を、僕は高く評価したいです。
だから僕はこの新作で、初めて彼らを評価するようになりました。熱狂的ファンの方がどう感じたのか、僕はすごく興味深いです。


AVENGED SEVENFOLD - Avenged Sevenfold ★★ (2007-11-06 18:20:00)

変則的な曲展開が、魅力の彼らの新作。メロコア的でもありパンク的な要素も同時に併せ持つ音楽性自体には、あまり変化は無い。あくまで前作までの下地があっての内容に、仕上がっている。
肝心の楽曲は、今までのくどいぐらいのしつこさが減り、展開はスマートになっている。前作までのある意味無理に曲を長くしていたような不思議な展開は減ったが、スマートになった分曲は聞きやすくなり、耳に残るメロディーラインは逆に増大している。楽曲のバラエティーさから言っても、面白さはこの新作の方が上である。
ファンとしては納得の一枚ではないだろうか。幾分サウンドはヘヴィにはなっているが、HR/HMファンとしての立場からは嬉しい変化でもある.......。


AVENGED SEVENFOLD - City of Evil ★★ (2006-07-07 22:35:00)

一部雑誌等では、HR/HM界の救世主的な存在として扱われていたりするが、これは所謂今アメリカで流行のメタルコア路線ではないだろうか。
何故この作品がHR/HMシーンにおいて猛プッシュされているのか、個人的には不思議である。出来は悪くはないと思うが、この作品がHR/HMと見なすなら、何故あのバンドやあのバンドはプッシュされないんだろうと、個人的には少し不快におもったりする。
僕は前作の方が圧倒的に好きである。この作品はジャーマン的ではない気がする。簡単に言えばアメリカ主流のモダンロックであると思う。クーカイさんの意見に賛成である。


AVENGED SEVENFOLD - Waking the Fallen ★★ (2006-11-29 22:44:00)

僕は、この作品から彼らの作品を聞きはじめた。新作「シティ・オブ・イーブル」では、さまざまな点でスケール・アップし楽曲の完成度も増したとは思うが、僕はこちらの作品の方が好きであったりする。この作品を聞く限り、まだ特徴的な部分はあまり出ていないが、新作より少しマニアック的な部分が多い。
まさか新作でこのバンドがHR/HMシーンの救世主的な立場で語られるとは、この時点では予想は全くできなかった。しつこいメロディー進行が、何かクセになる。そこがいい。


AXEL RUDI PELL - Oceans of Time ★★ (2006-03-27 20:01:00)

どことなく、何かに似てるなあ~と考えていたら、MSGの「セイブ・ユア・セルフ」の世界観と似ている事に気がついた。適度にウェット感もあり、楽曲の平均点も高いこの作品は、アクセルの作品の中でもかなり好きな方である。
こういった名作は、実は探せば見つかるものである。いい作品である。


B'Z - THE CIRCLE ★★ (2006-11-23 08:16:00)

実はバンドには、いろいろな選択肢が存在する。思い切って方向性を変えることも、勿論可能である。バンドの「らしさ」とは、一体何だろう?と考えた時、その「らしさ」の考え方に彼らは、全くブレが無い。多くのバンドの場合、進化や成長といえば聞こえはいいが、単なる路線変更という事が実は多い。
彼らはマイナーチェンジはするが、フルモデルチェンジはしない。これが彼らの強みである。
こういったバンドには、優秀なスタッフが必ず付いている。ビッグになっても、ブレないバンドである。


BAD ENGLISH - Backlash ★★ (2004-01-19 20:35:00)

僕は個人的にジョン・ウェイトの大ファンなので、この作品も当時は聞き込んだ作品である。1stの延長線上の作品ではあるが、個々の楽曲はシングル向きではないので、どちらかと言わないまでも大人しい作品である。ハードロックというより、産業ロック的な普通のアメリカン・ロックである。でもこのメンバーを見れば判るように、楽曲はよく出来ている。ロン・ネビソンのプロデュースが鋭角的な要素を消してしまっていてもったいない気がするが、楽曲は平均的にクオリティーが高い。新人バンドには出せない渋さと、ツボを押さえまくった楽曲にひれ伏すがいい。このバンドに刺激的なサウンドは似合わない。いい意味でよく出来たアメリカン・産業ロックである。


BLACK LABEL SOCIETY - Mafia ★★ (2005-12-11 17:22:00)

もう最近では、ファンしか聞いていないんだろうなあ~......。いい意味でもそうでない意味でも、想像できるいつものサウンドである。数曲に印象的なフレーズもあるが、まあ平均的な出来ではないだろうか。アメリカでの注目度の方が高いのは、日本ではある特定の一部のファンしか聞いていない事を恐らく物語っているのだろう.......。なんか寂しいね。


BLACK LABEL SOCIETY - Shot to Hell ★★ (2006-11-23 21:48:00)

BURRN!のインタヴューでザックは、ガキの頃レヴューを読んで「よし、これを買おう」って思った事は一度もない。またファンだったら発売と同時に買いに行く、と発言している。
これは、すごく重要である。僕はこのサイトでも何度か言ってきたけど、ろくに音源も聞いていないのに、スポットで30秒くらいしか聞いていないのに、レヴューをしている人が多いのではないかという不信感を持っている。
僕はこのバンドのサウンド(楽曲)が大好きというわけではないが、ザックという男の人間性にひかれCDをずっと購入している。
ファンがアーティストを応援する手段は、実は限られている。CDを買うか、コンサートに足を運ぶ。もし金銭的にそれが無理なら、こういったサイトで応援するか、アーティストに手紙やメールを送るぐらいしかない。
たまに見かけるが、たった一行で良いとか悪いとかその理由を全く書かないレヴューは、僕にとっては不愉快極まりない。CDを無条件で発売日、もしくはその1日前に購入するといったファンとしての基本的精神を忘れてしまった人が多いのではないだろうか..........。
違法的なダウンロードで音源を確保しても、そこには何もないのである。
僕はこの作品好きである。楽曲も良い。それに何よりもザックという男は、魅力的である。


BLIND GUARDIAN - A Night at the Opera ★★ (2006-07-17 14:58:00)

新作がもうすぐだと思うが、最近の彼らには個人的には興味が無くなってきている。デヴュー以来、音楽的な方向性に極端な変化はないと思うが、いかんせんここ2作の楽曲には決定的に何かが足りない気がする。3rdから5thまでの充実度が凄かっただけに、その落胆ぶりには逆に力が抜ける思いだが、昔のあの緊張感は戻ってはこないんだろうなと考えると新作に賭ける期待感は無いに等しい。
別に守りに入っているわけではないと思うが........この作品にも全く熱くなれなかった自分がいる。新作にもあのブラガはきっと戻っては来ないんだろうな..........。


BLIND GUARDIAN - A Twist in the Myth ★★ (2006-11-01 23:56:00)

作品と作品のインターバルが長いバンドだが、ようやく路線を昔に戻してくれたのが、なんといってもこの作品の最大の良さではないだろうか。特に①である。そして②。これである。この路線なのである。彼らは、やはりこの路線しかないのである。
最近の彼らにあまり興味が無くなっていたファンも、注目である。完全では勿論ないが、昔の彼らが戻っている........。やれば、できるじゃないか.....。


BLIND GUARDIAN - A Twist in the Myth ★★ (2006-11-08 22:29:00)

個人的には全く期待していなかった。少なくとも、僕の中では終わったバンドになっていたのは紛れも無い事実である.........。ここ数作の楽曲の分かりにくさやメロディーの弱さは、過去に大好きなバンドであったために、逆に僕には大きなダメージを与えていた...。
メンバーがどう語ろうが、僕以外のファンがどう感じようが関係ない。僕には嬉しい誤算である。この路線転換は大正解である。熱いブラガが戻ってきた.......。
これだよ、これ!もう何年待ったことか...........。
勿論100点でも90点でもないが、この作品で満足できないなら、一体バンドはどんな作品を作ればいいのだろう........。熱いブラガの帰還である。大満足である。


BLIND GUARDIAN - A Twist in the Myth ★★ (2006-11-27 22:26:00)

モダンや進化、そして成長........といった言葉は、ファンもアーティストも口にすることが多い。でも、これらの言葉は非常に危険な要素を、同時に含んでいる事を忘れてはならない。
昔は昔と、成長といった言葉を使いながら、単なるモダン化によってダメになったバンドは数多い。
今回間違いなく、彼らは原点に戻ろうとした。僕はこのCDを買うつもりは無かった。でも、ひょっとしたら...........という2~3%ぐらいの期待感で、このCDを思い切って購入した。
単に路線を昔のそれに戻しただけなら、僕は評価しない。今回彼らの楽曲には、あの熱気が戻っている。90年代初期~中期にあった熱い熱い魂である。
僕は素直に評価したい。こういった作品を作ってくれたのだから、僕は何度でもプッシュしたい。ここ数作のモヤモヤは、一気に吹き飛ばされた.............いい!


BLIND GUARDIAN - A Twist in the Myth ★★ (2007-01-20 22:41:00)

僕は、ある意味原点回帰であるこの作品の評価は、すごく重要だと思う。僕は前作、前々作であった「ナイトフォール~」と「ナイト・アット~」が好きではなかった。
作風もさることながら、大事なものを置き去りにしている感じがなんとも歯がゆかった。前作、前々作を気に入っているファンの方も大勢いるとは思うが、この2作品によって彼らの元を去ったファンも多かったのではないか、と僕は分析する。
僕は何度も、この作品を推している。それは今、この作品(この作風)で失ったファンも取り戻さないと、彼らの日本における地位が完全に低下してしまうと危惧したからで、ある意味必要以上にプッシュしている。
進化は見えにくくてもいいのである。「必要のない変化は、全くもって無意味である。」この原点回帰の作品で評価されないなら、バンドは何処に向かっていけばいいのだろう......。
彼らにとって、日本のマーケット(ファンの意見)は市場という意味合い以外にも重要である事を、もっと考えてもらいたい。僕は、わかりやすい彼らが戻ってきて、単純に嬉しかった。


BLIND GUARDIAN - Battalions of Fear ★★ (2004-02-16 23:21:00)

確かに1stや2ndには荒削りな部分も多いけど、少なくとも最近の「ナイトフォール~」や「ア・ナイト~」よりは、遥かに聞き応えのある楽曲が多いと思う。黄金期でもある中期の頃のメロディー程楽曲はクサクなく、どちらかと言えば疾走するサウンドこそが魅力である。特にこの1stはVo.抜きだと、ブラガと答えれる人は少ないかも知れない。僕は初期~中期の彼らが好きなので、この作品も何回聞いたかわからないが、一般のファンの方には敢えてお薦めしない。それはやはり3rd~5thの出来が、圧倒的に良いからである。少なくとも最近の作品よりは、いいと思うけど....。


BLIND GUARDIAN - Imaginations From the Other Side ★★ (2003-10-23 00:55:00)

3rd・4thそしてこの5th「イマジネイション~」を僕は、ブラインド・ガーディアンの3部作と勝手に呼んでるけど、ある意味この作品は完成度から言えば最高傑作かもしれない。今までの自分達のやってきた事の集大成的な作品で、楽曲もいいし曲順もよく練られているし、個人的にもすごく好きな作品である。最近の彼らは確かに方向性を見失ってて、いまいちの作品が多いけど、個人的にはすごく頑張って欲しい。原点に返るのも、一つの方法論かも.....。⑤のイントロも聞く度に、今でも背筋がゾクゾクっとする。決して⑤から聞かないように..。流れで聞くからいいのだから......。


BLIND GUARDIAN - Nightfall in Middle-Earth ★★ (2007-01-20 22:14:00)

先ず楽曲を個別に見ていけば、そんなに悪い出来ではないと思う。確かに曲間のインストが効果的に決まっていないのも事実だけど、不自然さはそんなには感じない。
また、バンドが新たな一面を確立しようとする意気込みも伝わり、意欲作ではあると思う。しかし、大きなマイナスポイントも同時にある。僕はこのバンドの最大の強みは、アルバムに張り巡らされた緊張感にあると思っているので、このだらだら流れていく構成と一曲一曲における妙に長い歯切れが悪い展開は好きにはなれない。
次作よりははるかに良いとは思うが、この作品と次作には彼らの良さが死んでしまっているように僕には映る。聞いた回数も、そんなに多くない..........。


BLIND GUARDIAN - Somewhere Far Beyond ★★ (2005-06-20 23:02:00)

一番好きなのは前作だけど、3rdから5thまではどれもが名作と呼べる傑作揃いである。ハロウィンよりもハロウィンらしく......この時代の勢いは明らかに、ハロウィンをも軽く上回っていたように思う。疾走するメロディー、あくまでもドラマティックな展開に、僕は当時聞きまくった作品である。とにかく流れがいい。捨て曲が全く無いとは言わないが、特に前半は圧巻の出来である。これで文句のある人は、例え何を聞いても満足しない人だろうね。とにかくドラマティック........90年代のジャーマンと言えば、間違いなくこのバンドである。


BLIND GUARDIAN - Tales From the Twilight World ★★ (2001-12-22 22:28:00)

ハロウィンの「キーパー・オブ・ザ・セヴン・キーズ」を初めて聴いたとき、腰が抜けるくらいの衝撃があった。それ以降、典型的なジャーマン・メタルと呼ばれるアルバムはインディーズであろうが、何であろうが片っ端から聴きまくった。当時唯一この「テイルズ・フロム~」だけが肩を並べる作品だと感じていた。あれから11年が経過したが、結局このアルバムだけであった。何がすごいかなんて語りたくない。誰がなんと言おうがこの作品は100点満点である。このアルバムを超えるメロディック・パワー・メタルアルバムは、もう出ないかも知れない。


BLIND GUARDIAN - Tales From the Twilight World ★★ (2003-08-15 01:03:00)

今まで聴いたHR/HMの作品の中でも、5本の指に入る歴史的名盤。熱い、とにかく熱い。説明は必要ないね。


BLUE MURDER - Blue Murder ★★ (2003-07-21 22:21:00)

この作品は、ジョン・サイクスという男が意地で作ったような作品である。発売当時も時流に反したような内容にコアなファンが喜んだが、アルバムにはりめぐらされた緊張感は、楽な気持ちでこのアルバムに接する事を頑なに拒絶している。それにしても、この緊張感は只者ではない。個人的には⑤~⑥の流れが好きだが、特に⑥のパワーバラードなんか聴いていると自然に涙が出てくる。泣きの要素が随所に散りばめられ、アメリカンではなくあくまでもブリティッシュ的な泣きの要素が、楽曲をドラマティックに盛り上げている。意地の一発!商業主義に真っ向から対抗する、ジョンらしい挑戦的な作品である。


BON JOVI ★★ (2003-12-10 13:52:00)

BON JOVIは、常に等身大である。その時の感情が、ストレートに作品に反映される。だからギミックなしで、作品は生きかたそのもののドキュメンタリーである。今一番好きなアーティストといえば僕の場合は、やはりボン・ジョヴィである。例え、らしくない新作「ディス・レフト~」を出しても、それも非常にジョンらしいと一方では理解できる。常に彼らは今を生きているのである。計算もあるようで実は無いというのが、僕の分析である。彼らは非常に不器用なのである。


BON JOVI ★★ (2005-07-19 23:35:00)

個人的には「クラッシュ」よりも「バウンス」の方が好きだけど、それは楽曲の充実度と作品としての完成度の高さによるもので、「クラッシュ」の方が圧倒的に彼ららしい作品だったと僕は思います。「バウンス」はホントによく聞いたけど、同じような作品は全く期待していないので、らしい作品なら何でもいいですね。
ただ彼らは、昔のようにセールスはあまり気にしていないハズですよ。何故ならセールス的にはあまり期待のできない「バウンス」や「ディス・レフト~」を発売しましたしね.....。
「クラッシュ」は1曲1曲が独立しすぎていたので、まとまり感のある作品ならば嬉しいですね。ソングライティングに関しては、何の問題も無いバンドなので、とにかく期待大ですね。


BON JOVI ★★ (2005-07-23 22:46:00)

よくジョンはセールスについての発言をするけど、だからといって時流に迎合してまで売れようとは考えてないし、自分達らしさを絶対に失わないように深く考えていると僕は思います。
アルバムのアウトトラックを聞けばよくわかると思うけど、実はデモ段階の曲の中には、ある意味らしくない楽曲もあったりするけど、そういった楽曲はアルバムにはあまり収録されないですからね。あくまでもボン・ジョヴィの作品という立場から選曲してるのがよくわかると思いますよ、アウトトラックを聞けば...。
もしセールス重視という観点からアルバムを作れば、「バウンス」や「ジーズ・デイズ」みたいな作品は作らないハズですよ。どう考えたって、売れ線ではないですし....。ボン・ジョヴィ(特にジョン)は、インタビューなんかでアメリカでのセールスがどうのこうのとか言ってるけど、何かに迎合してまで売りたいという考えは全く無いと思います。そこまで器用じゃないし....。
あと初登場1位と言うのは、単に固定ファンが多いとかプロモーションが上手くいったいうだけであまり意味はなく、実はチャートに長くランクインすることの方が、圧倒的に重要だと僕は思います。


BON JOVI ★★ (2005-08-28 21:55:00)

「Have A Nice Day」は、最近お決まりのファンサービス的な楽曲ですね。僕はちょうど彼らがデビューした頃にHR/HMを聞き始めたので、オンタイムでずっと聞いてますが、彼らは実に正直ですね。どう考えても今の彼らのサウンドでロック・チャートで健闘するのは難しいので、もう最近は開き直っているように僕には感じます。もう変に肩に力も入っていないし、最近の彼らも僕は非常に好きです。
新作はポップ・ロックアルバムなら、嬉しいですね。


BON JOVI ★★ (2006-03-20 05:08:00)

やっぱりBON JOVIは偉大である。僕はアルバム「HAVE A NICE DAY」に関してはあまり良い評価をしていないけど、それは彼らならもっといいものが出来たのではないかという、やや過剰ぎみの期待感がそこに隠れていたりするのである。期待できないバンドに、人は期待しないのである...。
落ち込んでいる時に、僕は何故か彼らの作品を聞きたくなる。無性に.....。僕は、彼らの作品に流れる空気感がホントに好きである。例え大人しくなっても、僕は今でも一番好きなバンドはボン・ジョヴィである。


BON JOVI ★★ (2007-09-22 18:43:00)

新作「ロスト・ハイウェイ」は、アメリカでは派手なチャートアクションこそないが、順調に売れている。カントリー風味を取り入れたポップ・ロックは、アメリカではある意味定番と言えるし、短いスパンで考えても売れ線である。ジョンがどれくらい計算していたかは分からないが、もし少しでも狙っていたならば戦略的には正解である。
でも僕は、単純に言えばもっとロックして欲しい。楽曲の質が悪ければもっと強い口調で言えるが、「ロスト・ハイウェイ」「ハヴ・ア・ナイス・デイ」と大人すぎるサウンドが続いているが、楽曲の質は結構良かったりするからタチが悪い。
老け込む年齢でもないし、今更セールスを気にする必要なんて無いんだから、世間が驚くような時代錯誤も甚だしいロック・アルバムの登場を個人的には期待したい。最近の路線は、ジョンにとっては得意な路線で実力は誰しも認めているわけであるから、コアなファン向けのロック・アルバムを是非是非期待したい。


BON JOVI - 7800° Fahrenheit ★★ (2004-01-23 20:38:00)

1st、そしてこの2ndはマイナーな楽曲が多い。でもマイナー=楽曲が悪いという意味では決してない。1stから最新作まで順番に聞いていけば、彼らが成長と共に音楽性が変化している事実に気がつくはずである。一般的には彼らの歴史の中で最もマイナーな作品かも知れないが、この時代だからこその勢いや良い意味での若さが全編に漲っている。勿論捨て曲等ないし、
楽曲も1stよりはかなり練られている。僕は結構好きな作品である。ヒット曲は無いしセールスもイマイチだったが、1stよりは着実に成長している。


BON JOVI - Bon Jovi ★★ (2003-12-07 21:49:00)

当時「RUNAWAY」を政則氏が、AMラジオの番組で大プッシュしていたのを思い出す。確か、TOKYOベストヒットという番組だった気がする。そんなことはどうでもいいが、この作品には、今の彼らには無い欧州的な泣きが多数存在する。アメリカンではなく、哀愁の泣きである。個人的には、かなりの名盤であると思う。洗練されていない分、音楽に対する情熱がストレートに伝わり、当時から僕は大物になるだろうと予想はしていた。当時からジョンは、ルックスもいいしカリスマ性があった。そしてなにより、楽曲の出来が将来ブレイクする事を約束していたように思う。今聞いても、やっぱり心が熱くなる。等身大のボン・ジョヴィの原点が、ここにある。


BON JOVI - Bounce ★★ (2002-09-12 00:27:00)

一度目よりは二度目、二度目よりは三度目と味が増してくるのは、単純に楽曲がよいからである。今更、3rdや4thの路線を期待していないファンにとっては、渋いながらも満足できる完成度であるように思う。今時の売れっ子ソングライターを起用したのは大正解で、楽曲に今風の空気を送り込む事に成功している。「クラッシュ」と同等の路線ではあるが、それにしても楽曲の充実度は驚異の域にある。この作品で文句がある人は、一体彼らに何を期待しているのと聞きたくなる。曲順もよく練られていて、ランダムに聞くことをお勧めしない。大満足である。


BON JOVI - Bounce ★★ (2003-08-17 22:58:00)

彼らは非常に不器用である。メタリカのように市場を横目に見ながら、自分達のスタイルを時流に合わす事も出来ないし、逆に言えば適当に手も抜くことも出来ない。ここが彼らの最大の魅力でもあるが、この作品は特にそれがストレートに表現されている。収録曲の①や②が特別扱いされているが、個人的には③~の流れが好きである。この作品を聞いて、彼ららしくないと感じるなら、一体彼らに何を期待しているのであろうか?約1年が経過した今でも、僕はよくこのアルバムを聴いている。あったかいし、やさしいし、このアルバムを聞いてると、本当に心が癒される。「不器用さの美学」彼らは本当にいい意味で不器用である。


BON JOVI - Cross Road ★★ (2005-11-23 21:45:00)

基本的には、HR/HMバンドにベスト盤は必要ないと思う。ベスト盤には、背後の風景が全く無いからである。HR/HMバンドを理解するのに、ベスト盤は返って邪魔することもある。
この作品は、「オールウェイズ」を聞くために引っ張り出すが、それ以外の目的ではあまり聞く事は無い。彼らは名曲を数多く残しているから、オリジナル作品は全てチェックすべきであろう。この作品はあくまでシングル曲が中心である。


BON JOVI - Have a Nice Day ★★ (2005-09-20 22:48:00)

楽曲は悪くないものの、全体的に見ればイマイチもの足りなさを感じる新作である。この時代に、この作風は確かに爽快感をすごく感じるが、バンドとしてのソングライティング能力から考えれば、もうちょっとなんとかなったのでは?という感じがする。
上でanthemさんが言っているように、バリエーションの少なさはマイナスポイントである。また⑬や⑭が何故ボーナストラックになるのかに、少し疑問点を個人的には感じる。⑮も良い出来なのに、何故ボーナスなのだろう.......。
ボン・ジョヴィらしさは、楽曲の出来の高さにあると感じている僕にとっては、何かもの足りなさを感じる新作である.....。僕は「バウンス」が好きである。「バウンス」が94点なら、この新作は86点くらいである。似たような楽曲が多すぎるし、これだ!と言える楽曲が少なすぎる.....。


BON JOVI - Have a Nice Day ★★ (2006-07-13 23:13:00)

「クラッシュ」「バウンス」と続いて、実はハードなBON JOVIの復活に僕は期待していた。80年代に登場した彼らにも当然、年齢という現実的な問題が差し迫ってくる。いつまでもパーティーロックンロールはやってられないという事は十分理解しているし、今さら「NEW JERSEY」のような作品を作る必要はないとわかってはいるけれど、タイミングという視点から捉えれば、僕は今回しかなかったのではないかと考える。
確か「クラッシュ」の時だったと思うが、ブルース・フェアバーンを起用してジョンはどんな作品を作りたかったのだろうか........残念ながら、これは実現しなかった。もしブルースが健在で、アルバムが制作されていたならば.........。
この「ハブ・ア・ナイス・デイ」は今のアメリカの市場でロングセラーを続けている。楽曲の出来も決して悪くない。しかし、もう一度ハードなボン・ジョヴィを期待するには、最後のタイミングだったのではないかと考えた時、何か寂しさと何ともいえない気持ちがこみ上げてくる。
こういうのは贅沢なのだろうか........。


BON JOVI - Have a Nice Day ★★ (2006-07-31 04:22:00)

④がこの前カントリーチャートで大ヒットを記録したが、それはもはや彼らはアメリカではロックというジャンルでは存在できなくなってきている事を逆説的に証明した結果となった。
そんな事どうでもいいかもしれないが、僕は嬉しいというより少し寂しい感じがした。カントリー........僕は嫌いではないが、なんかやっぱり........彼らにはまだまだロックという部分に力を入れて欲しい気がする。


BON JOVI - Keep the Faith ★★ (2004-01-19 22:23:00)

正直、この作品に対しての感想は複雑である。当時の彼らの苦悩や葛藤を加味すれば名作と表現できるだろうし、単純に楽曲のみで判断すれば好き嫌いがはっきり分かれるバラツキが多い作品という事になる。個人的には④⑤⑥⑦⑩あたりが好きだが、もしこの5曲のみで構成されていたら最高傑作に挙げてもいい。彼らの歴史の中でこの作品は異質である。最も実験的であるという事実より、方向性が全く定まっていないのはオリジナル作品で言えば、後にも先にもこの作品だけのような気がする。彼らの音楽は、生き方そのものである。だからこの作品には、当時の感情がストレートに反映されている。彼らは............不器用なのである。だから、彼らは今のアメリカの市場で売れないのである。彼らは、自分自身をごまかせないはずである。だから、ボン・ジョヴィ..........なのである。


BON JOVI - Lost Highway ★★ (2007-06-15 15:39:00)

前々から、次作はカントリー調のアルバムになると言われていたが、正直思っていたよりはその要素は強くなく、最近のボン・ジョヴィらしい作品で、カントリー的なのは雰囲気だけで身構えて聞く必要はない。別に普通の新作と言っても何の不思議もない、最近の彼ららしい作品である。
ただ、物足りなさもある。こういった作風になるのは、まあ年齢的な要素もあるし、悪いことではない.....。でも、僕は彼らに目指して欲しい一つの路線に、昔のジョン・クーガー・メレンキャンプ等の土着的なアメリカン・ロック路線がある。
もしこだわるなら、カントリーよりも、ジョンのソロ作「ブレイズ・オブ・グローリー」に近い80年代前半のアメリカン・ロックにこだわってもらいたい。
この新作は、らしい作品だけど、ある意味マンネリ感も感じずにはいられない.....。楽曲はいいよ、確かに.....でも、マイナーチェンジというか、何か変化が欲しい気がする.....。


BON JOVI - New Jersey ★★ (2004-02-22 08:02:00)

ボン・ジョヴィは、この作品で一流になったのである。確かに「SLIPPERY WHEN WET」で彼らはブレイクを果したが、彼らを語る時絶対にこの作品が一つのターニング・ポイントになる。①~畳み掛けてくる楽曲は、異常にテンションが高い。シングル・カットできる楽曲が、次から次へと展開する構成は圧巻である。それにしても当時初めて聞いた時から、このテンションの高さは半端でなかった。アルバムタイトルも土着的で良く、聞いた回数も僕の中ではベスト10には入るだろう。この危ないともいえる作品の緊張感が、後に燃え尽きてしまうという状態を生み出すが、この生き方そのものが非常に彼ららしい。ポップだからといって敬遠しているファンも多いが、彼らは渋いバンドである。ここまで作品に感情移入できるバンドは、そう多くない.....。


BON JOVI - New Jersey ★★ (2007-10-08 10:58:00)

僕が若かった頃、夢や希望に満ちあふれていた頃、世の中に全くスレていなかった頃、に聞いたこのアルバムで、僕はこのバンドに特別な感情を抱くようになった。
オンタイムで時代と並走して聞いてきたバンドだけに、人一倍思い入れがある貴重な存在でもある。若さというものがどれほど貴重なものであるかなんて、実際に年を取らなければわからない。BON JOVIというバンドが、どれほど偉大であるかなんて、きっと世の中にはまだ伝わっていないハズである........。
サウンドに漲る勢い、テンションの高さは、彼らの作品の中でも間違いなくNo.1である。若さがあったから、この作品は生まれたのである。サウンドに隠されたとんがった感覚、今こそ彼らにもう一度取り戻してもらいたい感覚である........贅沢かもしれないけど。


BON JOVI - These Days ★★ (2003-09-19 21:02:00)

雑誌等でもあまり評価の高くないこの作品だけど、僕も結構好きなアルバムだったりする。恐らく、この年のベスト・アルバムに選んだ気がする。ボン・ジョヴィと言えば.......僕の場合先ず伊藤政則氏が頭に浮かぶが、今よりも若い頃未来を見つめる時必ず彼らの音楽を聴いていたのを思い出す。ボン・ジョヴィは、いつの時代も等身大である。だから、親しみやすいし感情移入がしやすい。もし3作品選ぶとすれば、僕の場合は「ニュージャージー」「バウンス」そしてこの「ジーズ・デイズ」である。土着的だし地味だけど、彼らの持ってる優しさがよく伝わる温かい作品である。せつない......。今からの時期に、ピッタリの作品である。


BON JOVI - These Days ★★ (2004-10-18 00:06:00)

せつない時に、特に聞きたくなる作品である。全体的に地味な作品ではあるが、ボン・ジョヴィの懐の深さを知りたければ、この作品を聞くといい。彼らはインタヴュー等でアメリカにおけるセールスの話をたまにするが、そんなことは気にしなくてよい。彼らは不器用である。セールスの為に作品を作れる程、器用なバンドではない。この作品が売れようが売れまいが、個人的にはどうでもいい。ソングライターとしての実力の高さを証明した内容で、僕は大好きな作品である。


BONFIRE - Point Blank ★★ (2004-06-25 22:38:00)

個人的に言えば、これはハード・ポップ・ロックの名盤である。BONFIREは、こういった路線が得意でこれ以外にも名盤はあるが、聞きやすさから言えばこの作品が一番であろう。一時期、勘違いして乾いたアメリカン・ロックに走ったこともあったが、このバンドの持ち味はこういった湿ったポップなロックにこそある。ベスト盤から聞くのも良いが、この作品は是非アルバム単位で聞いて頂きたい....。


BOSTON - Don't Look Back ★★ (2004-08-02 20:31:00)

まあ1st~3rdぐらいまでは、作風はほどんど変わらない。ポップでありロックである高品質な楽曲がずらりと並ぶ。HR/HMファンにとってはある意味もの足りないかも知れないが、ポップな完成度が高い楽曲が好きであればボストンは外せない存在である。徹底的に楽曲に磨きをかけるタイプのバンドらしく、いい曲のオンパレードである。1st、2nd、3rdとどれも名盤である。


BRAINSTORM - Metus Mortis ★★ (2004-08-20 22:21:00)

正直に言えば、決め手に欠けるこういったジャーマン系サウンドは、一枚通して聞くのが少々辛い。所々にいいフレーズもあるし演奏は安定しているが、印象に残るナンバーが無いのは大きなマイナスポイントである。僕はこの手のサウンドが大好きであるが、このバンドには楽曲のレベルアップが絶対に必要である。平均的すぎるバンドというのは、ある意味一番やっかいである。


BREAKING BENJAMIN - We Are Not Alone ★★ (2004-12-02 07:37:00)

①曲目収録の「So Cold」が、アメリカのロック・チャートで大ヒットしている彼らの新作。基本的な路線は従来とあまり変化はないが、今回の新作はなかなか深い。ここ数年アメリカでウケがいいタイプのモダン・ロックであるが、これも十分ハード・ロックである。バランスもいいし、ステインドやクリードやア・パーフェクト・サークルあたりの良さが判る人は挑戦してもいいかも.....。いい出来ですよ、これがなかなか。メロディーもいいし。


BRIDES OF DESTRUCTION - Here Come the Brides ★★ (2004-08-25 21:32:00)

VELVET REVOLVERとの比較で言えば、個人的にはこちらに軍配が上がる。それは楽曲のキャッチー感と、サウンドに漲るアグレッションが、個人的には上と感じるからである。モトリークルー路線ではないけど、なんか勢いもあるし僕は結構今でも聴いている作品である。期待以上の出来だし、ずっと続けていけば、ブレイクも決して遠くないはずである。楽曲にツボがあるし、もう少し磨けば、絶対に上手くいくと思うけど、、、、、。


BRUCE DICKINSON ★★ (2005-05-18 23:26:00)

密かに楽しみにしていた新作から数曲聞いたけど、ちょっと心配である。「アクシデント~」「ケミカル~」と傑作が続いていただけに少し心配はしていたが、楽曲が少し弱い気がした....。後の曲が全て良ければ問題ないけど、こういう場合得てして良い結果が出ることは少ない。早く聞きたい....。期待度からいえば今年No.1であるから、いい意味で裏切られると良いけど......。


BRUCE DICKINSON - Accident of Birth ★★ (2004-07-06 22:14:00)

この作品が発売された時は、HR/HMバンドが総崩れ状態で、時代に迎合するものや中身の薄い作品を発表するアーティストばかりであった。何故ブルースはメイデンに変化を求めたのか?の答えのヒントがここにある。メイデンとは違う角度から攻め込んだブルースは、見事な作品を作りあげた。そもそもこの発言数の少なさは何なのか?メイデンのファンであり、ブルースのファンである人は、絶対にこの作品と「ケミカル~」は聞くべきである。熱い!とにかく熱い!身震いさえするこの作品を聞かずして、HR/HMは語れない....。名盤中の名盤である。


BRUCE DICKINSON - Accident of Birth ★★ (2006-05-02 03:31:00)

たまにオークション等で、当時から大した評価を得られなかった作品が、全世界的に廃盤扱いとのうたい文句で驚くような価格が設定されていたりする。そもそもプレスが少ないのは、結果的に売れなかった為で、裏を返せば大した作品ではなかった事を証明している。
オークションを否定するつもりはないが、作品にはやはり適正価格というものが存在するハズである。こういう言い方は悪いかもしれないが、希少でも所詮ゴミはゴミである。こちらが何も知らないと思っているのか、~的という表現が説明に必ずついていたりする。商売も度を越えれば、タチが悪い。全くこの作品とは関係ないけど、気になったから発言してみた。
さて前置きが長くなったけど、この作品は名盤である。説明は必要ない。だいたい名盤に、説明なんて必要がないのである。


BRUCE DICKINSON - Scream for Me Brazil ★★ (2007-09-24 15:52:00)

収録曲数や収録曲には少々不満は感じるが、ソロ作品でのライブ音源という意味では貴重な作品である。僕が思うHR/HMバンドのNo.1ヴォーカリストらしく、堂々とその存在感を示した内容である。
とにかく本気モード時のブルースの説得力は群を抜いているので、メイデンでもいいので一度はライブで体感すべきである。あんなに動き回って、あんなに歌えるヴォーカリストなんて、そういないよ。


BRUCE DICKINSON - The Best of Bruce Dickinson ★★ (2001-09-30 22:03:00)

90年代のHR/HMシーンを裏で支えていたのは、80年代の数少ない生き残り組みであった。90年代はとっくに過ぎ去ったが、なかなか次世代を担う有望な新人が出現しない。個人的にベスト・アルバムは好きではない。なぜかと言うと、そこにリアリティーさが全く感じられないからである。その時代だからこそ、感動できたというアルバムが存在する。だからこそ、個人個人に名盤といえる作品が存在するのである。例えば、新曲①、⑧の為だけに僕はこのアルバムを買った。この2曲が特別いい曲だとは思わない。しかし、予定調和の中で生まれた作品とか、単なる時流に迎合した作品を聴くぐらいだったら、このベスト盤を聴いていたほうがよっぽど精神的には心地よい。今HR/HMシーンは大きな転換期を迎えている。それは、HR/HMシーンが誕生してから最大の規模である。コアがコアでない今のシーンは、あまりにもバランスが悪すぎる。このアルバムを聴きながら、HR/HMとは何かを自問自答している。これこそが僕の愛するヘヴィ・メタルである。


BRUCE DICKINSON - The Chemical Wedding ★★ (2004-01-23 20:59:00)

当時この作品を聞いた時、ブルースはもうメイデンに戻る必要は無いと思った。発売当時はメイデンよりも明らかに、この作品の方に勢いがあった。前作「アクシデント~」を更にパワーアップし、メイデンとはまた違った世界を見せ付けたブルースが、完全勝利したと感じた。僕はこの年のベスト・アルバムに、この作品を選んでいる。それくらい気に入っている。メイデンに戻ると聞いた時、正直複雑だった。「バーチャル・イレヴン」のような作品を作ったメイデンに、戻る必要はあるのか?でも同時にメイデンを救えるのは、ブルースしかいないと思ったのも事実である。歌が上手いからといった単純な問題ではなく、説得力が全く違うのである。ブルースの意地が炸裂している。歴史的名盤だと僕は思う。


BRUCE DICKINSON - The Chemical Wedding ★★ (2005-01-21 22:15:00)

この作品が発売された年、僕はこの作品ばかり聞いていた.......。友人にも薦めたが、友人も気に入り翌日にはお金がないといいながらも、購入していた.......。音楽で人に感動を与える要素は、一体何なのか.....。それを見つけるには、いい作品である。どの雑誌でも、この作品の評価はあまり高くは無かった。悪くもないが、良くもない....。こんな感じだった......。
所詮人の評価なんて、人のものなんだから、気にする必要なんてない。時代背景も、もちろん重要である。ブルースは、なんて奥が深いんだ.......。実はブルースのソロ作品を、密かに楽しみにしている。そろそろでは、ないだろうか?


BRUCE DICKINSON - Tyranny of Souls ★★ (2005-06-22 02:13:00)

客観的に言えば悪くは無いと思うけど、「アクシデント~」「ケミカル~」と力作が続いた後なので、それらを足して2で割ったような作風には少し物足りなさを感じます。
②や③とアルバム前半はオオッと唸る瞬間もあるけど、期待感がかなり高かったのでやっぱりちょっと物足りないです。楽曲はレベル高いし演奏も悪くは無いんだけど、訴えかける部分が無いというか緊張感がもっと欲しかった気がします。今年最も期待感が高かった作品だから、こういう感想になるのかも知れないけど、差し迫る何かがもっと欲しかった気がします。でも、結構聴いてます。


BRYAN ADAMS - Waking Up the Neighbours ★★ (2006-03-20 16:27:00)

ロバート・ジョン・マット・ランジがプロデュース。という事は、デフ・レパードのあのサウンドに似ています。いい曲多いから、おすすめ!