音楽的な方向性を変えるのは、別に悪いことではない。重要なのは楽曲であり、アーティストがファンに媚びる必要は無いし、他人から見る自分にとらわれる必要も無い。個人的には大好きなバンドであるために、この作品に対するコメントは逆に控えてきた.........。アルバムの評価は聞いた本人がすべきであって、他人の意見に惑わされる必要は無い。この作品を聞いた人が、実際にはどれくらいいるだろうか?最近の傾向として、誰かが褒めてれば興味があり聞くが、評価が悪いと例えファンであっても聞かないという傾向が強い。レヴューを見ていても、似たような意見ばかりである。このアルバム、個人的にはやっぱりきつい。でも、自分と違う意見があっても全然構わない。逆にそれの方が、自然である。このアルバム、サウンドの違和感は勿論なこと、印象に残りにくい楽曲が多すぎる。でも⑪なんかは、いい曲だなあと正直思う。でもそれは、「HEAR IN THE~」までの彼らの姿に、近いからなのかもしれない........。
本当に「WAR OF WORDS」を聞いてると、胸が苦しくなる。当時のロブがどんな思いで、この作品を創っていったのかを考えただけでも、今でも胸が苦しくなる。僕にとってはジューダス・プリーストの新作こそが、2004年の最大の楽しみである。それにしても、前半の展開は圧巻である。ある意味「ペインキラー」よりも、はるかにヘヴィな作品である。何故ロブはジューダス・プリーストを脱退しなければならなかったのか?この作品は、怒りと悲しみに満ち溢れている。その度合いが、半端でない。
ベスト盤支持者ではないけど、このベストは「POUR SOME SUGAR ON ME」から始まる流れが良いのでお薦めである。やっぱりデフ・レパードは、ビッグ・プロダクションがよく似合うね。収録曲数には限界があるし、ヒット曲の多いバンドであるから、あれもこれも入れて欲しかったという希望はそれぞれあるだろうが、さすが完璧主義者らしく一枚のアルバムとしてもバランスがすごくいい。それにしても、いい曲多いね。こんな楽曲書けるバンド、他にはいないよホントに。今だからこそ聴いて欲しい一枚!この時期にピッタリだね。