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ヤング・ラジオさんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 401-500

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ヤング・ラジオさんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 401-500

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HELLOWEEN - Pink Bubbles Go Ape ★★ (2004-01-13 22:37:00)

オンタイムで聞いた方は覚えていると思うが、この作品には裁判のゴタゴタばかりが印象に残っている。「発売中止」という文字に、当時は一体彼らに何が起こったのか本気で心配したものである。アルバムは完成しているのに、なかなか発売されない.....。必死で輸入盤をゲットし聞いたら、「なんじゃこれ....」である。サウンド・プロダクションがのっぺりしてて、奥行きや臨場感がほとんどなく楽曲うんぬんまで、とても語るレベルに到達しないのである。「なんだこれ.....」当時のショックはとてもじゃないけど語れない......。確かに数曲は好きだけど、どれも中途半端という感は否定できない。当時は本当に、いろいろな意味でショックを受けた作品である......。


HELLOWEEN - Helloween ★★ (2004-01-13 22:13:00)

例えマイケル・キスクがいなくても、初期のハロウィンのサウンドには何か痛切に訴えかけるものがあった。最近この作品を聞く機会が多いが、それはいつも原点に帰りたい時に限るのである。彼らのファンは日本にもたくさん存在すると思うが、その思いはそんじゃそこらのファンには負けない自信がある。この作品はまだまだ荒削りだけど、若さゆえの勢いが全編にあって聞いていて本当に心が熱くなる。正直に言うと、当時はここまで大きな存在になるとは思えなかったけど、サウンドに漲る独特の緊張感は他のバンドと比較しても、当時から群を抜いていたのも事実である。


SYSTEM OF A DOWN - Steal This Album! ★★ (2004-01-12 22:56:00)

2ndのアウトトラックを中心に構成されたアルバムではあるが、十分に一枚の作品として楽しめる程の完成度を誇っている。特にアルバム前半のたたみかけてくるマシンガン・サウンドの連発は、ハード・コアの格好良さを改めて思い知らされた気がする。このバンドは一見ごった煮サウンドに聞こえるが、構成が上手いのでメロディーがすごくキャッチーであるのが、最大の特徴かもしれない。モダン・ロックといえばそれまでだが、既にバンドの個性は確立している。新作では、一気にメジャーバンドに化けそうな気がする。


QUEENSRYCHE - Empire ★★ (2004-01-12 00:03:00)

結果的にアメリカで好セールスを記録したが、これは単なる偶然という色合いが強い。売れ線のサウンドではないし、これはあくまでも時代の後押しというフォローの風が吹いていた上での結果である。しかしこの作品も「オペレーション~」の度肝を抜く完成度に匹敵する、濃度の高い作品である。前作「オペレーション~」は判りやすいコンセプト・アルバムであったが、この作品もある意味僕はコンセプト・アルバムであるような気がする。前作で一度ゴールにたどり着いたバンドが、新たな道を探しているという意味では、ドリーム・シアターとも重なるが、この頃の彼らにはまだまだ野心があった。現在の彼らには一種の悟りも感じられるが、いかに評価される事がアーティストにとって大事なことかが、クイーンズライクを聴いてると思い知らされる気がする........。今聴いてもこの完成度は、圧巻である。全曲よく練られているという事実に、気がついてないファンが多すぎるのではないだろうか?


ALICE COOPER - Trash ★★ (2004-01-09 21:40:00)

ポップなHRを好むファンは必聴の作品である。なんせプロデュースは、あのデスモンド・チャイルドである。この手の楽曲・作品を作らせたら、やはり1・2位を争う豪腕である。全曲シングル・カット出来そうなポップなナンバーが目白押しで、ウォレントやポイズンとはまた違った良さがこの作品にはある。正直言って、このアルバムはアリスにとって異色な感じはするけれど、優れたスタッフとアーティストが揃えば、ここまで凄い作品が出来るのかと当時もかなり聞き込んだ作品である。とにかく曲がいい!優れたソングライターの実力が、どこまで凄いのかを一度は確かめて頂きたい。ここまで売れ線のソングライターの才能が、見事に発揮された作品も珍しい。


IRON MAIDEN - The Number of the Beast ★★ (2004-01-08 23:52:00)

相対的に評価すると、やはりこれが代表作でしょう。個人的には一番好きというわけではないけれども、楽曲に漲る若く熱い気迫はこれから彼らがよりビッグになることを、証明している気がする。彼らの作品の中では「ピース・オブ・マインド」同様、圧倒的に聞いた回数が多い思い出深い作品である。ブルースの歌の上手さは、既にここで開花しているから驚きである。アメリカのバンドには出したくても出せない、ブリティッシュならではの世界観が僕は大好きである。これこそが、大英帝国である。アイアン・メイデンは、やはり踏み絵である。ヘヴィ・メタルが好きでアイアン・メイデンが嫌いなんて奴を、僕は見たことがない。いつまで経っても、いつになっても、彼らのサウンドは絶対に踏み絵となる。ヘヴィ・メタルの全てが、この作品に詰め込まれている.....。アイアン・メイデンは、全てのヘヴィ・メタルバンドの鏡である。


GAMMA RAY - No World Order ★★ (2004-01-08 23:22:00)

ドラマティックなガンマ・レイは、この作品でも健在である。ハロウィンよりも硬派であり、あくまでも正統派路線を貫く彼らの姿勢が、たまらなく好きである。確かに過去の楽曲から持ってきたようなフレーズも多いが、楽曲の緊張感そして何より押しまくる彼らの攻撃性がそんなことを帳消しにしてくれている。最近のハロウィンよりも、僕は圧倒的に彼らを支持する。なんか聞いてると自然に体が熱くなるのである。男気あふれる作品である。こういう頑固なバンドがいるからこそ、僕はHR/HMから卒業できないのである。


IN FLAMES - Reroute to Remain: Fourteen Songs of Conscious Insanity ★★ (2003-12-25 23:05:00)

メロディック・デスという要素はだんだん希薄になってはいるが、その分スケールは大きくなっている。まさしくワールド・ワイドのマーケットを対象にしている、メジャーな作品である。やはり、この手の路線では一歩先を進んできたという、先駆者であるという自覚が作品全体に漲っていて、聴いていても思わず力が入る。確かにデビュー当時の典型的路線も悪くはないが、僕は今の路線も結構好きである。肝心なのは楽曲の出来であり、路線そのものではない.....。らしさは充分存在しているし、メジャー進出にふさわしい懐の深い作品である。ファンなら是非、応援してもらいたい。マイナーな存在だからより深く愛せるという心理も充分すぎるくらいに分かるが、大きな存在になっていく姿をファンなら大きな心で見守って欲しい。


CHILDREN OF BODOM - Hate Crew Deathroll ★★ (2003-12-25 20:56:00)

例えば、何でもないと思える⑤の配置といい各々の楽曲における押しと引きのバランスといい、全てが計算だとは思わないが本当に彼らは飛躍的な成長を見せている。僕は前作まで、何故彼らがここまで日本で人気があるのか、理解できなかった.....。楽曲は悪くないと思っていたが、イン・フレイムスなんかと比較すると、正直聴き劣りがしていたのも事実であった。しかし、この作品で彼らは、完全に別のバンドになった。サウンドは分厚くなり、個性という点でも他のバンドとの差別化が明確になった。確かに、良い。単純にかっこいい。過去のどの作品よりも音楽的な幅は広いが、芯が一本通っているため緊張感は最後まで持続する。それにしても捨て曲は一切ないし、どの曲もテンションが異常に高い!


FORBIDDEN - Twisted Into Form ★★ (2003-12-22 23:13:00)

彼らと言えば、このアルバムでしょ。確かに初期のメガデスが好きであれば、間違いなく気に入るであろうサウンドである。個人的にはベイエリア・クランチの中でも、トップクラスの出来であると思う。この転調が多い独特の展開が好きなんだな、たまらなく.....。それにしても、なつかしい.......。とにかくこの作品だけでもいいから、聞いてもらいたい。きっと、次も聞きたくなると思うよ。そして、ベイエリア・クランチのファンになる....。そして.......いっぱい聞きすぎると、飽きがくるかも知れない...........。


OUTRAGE - The Final Day ★★ (2003-12-22 22:53:00)

「マイ!ファイ!ナル!デイ!!マイ!ファイ!ナル!デイ!!~」地元のライブ・ハウスに来た時、観客の少なさに驚き、もう捨て身で狂ったように演奏していたアウトレイジの姿が忘れなれない....。とにかく1曲目で僕はノックアウトされた....。日本のバンドらしからぬ演奏力と楽曲で、当時は僕も大好きだったバンドである。とにかく曲作りは上手かった..。自分達のルーツが見事にサウンドに昇華され、彼らの音楽に対する情熱が伝わる力作である。確かにもっと評価されてもいいバンドである。


A PERFECT CIRCLE - Thirteenth Step ★★ (2003-12-22 22:16:00)

相変わらずアーティストの間でも人気の高いバンドの新作である。シングル・カットした「ウィーク・アンド~」も大ヒットし、簡単に言えば静かなる難解な作品である。例え方は良くないかも知れないが、U2の良さが理解できる人はチャレンジしてもいいかもしれない....。個人的には前作よりも好きだし、楽曲も聞きやすいと思う。しかし、全くアクティブなロックではないので、ヘヴィ・ロックファンは勘違いしないように。これは日本人には、なかなか伝わらないだろうね。相変わらず難しい音楽である。


PRETTY MAIDS - Jump the Gun ★★ (2003-12-20 22:17:00)

前作の流れを更にパワーアップしたサウンドである。このアルバムに、あの曲とあの曲とあの曲とあの曲が無ければ、かなりお気に入りの作品になるのになあ.......と当時はずっと思っていた。この頃は、全世界をターゲットにしていたためか、サウンドプロダクションも比較的ポップだし楽曲もいい意味でアメリカンな匂いがする。ポップな面と硬派な面を持つバンドらしく、それがバンドとしての個性に見事に繋がっている。疾走するナンバーには、ジャーマンな香りがするし、曲作りの上手さは天下一品かもしれない。ここ数作はイマイチだが、「スプークト」までの作品は、どれも完成度が高い。


ANTHRAX - We've Come for You All ★★ (2003-12-19 23:00:00)

何も同じ作品に何度も発言しなくても.....と思われようが、いい作品はプッシュしたくなるし、好きでない作品については発言さえもしたくない......というのが本音である。この作品本当に、かっちょいい!この作品自体はモダン・ロックなんだけど、バンドの本質はHR/HMだし.......一体どっちなの?まあ、そんなことはどうでもいいけど、僕の中のアンスラックスはこの作品で見事に復活した気がする。これぞ、アンスラックス!音楽の多国籍軍である。ごった煮サウンドの何が悪い!楽曲はいいよ、ホントに。


FREAK OF NATURE - Freak of Nature ★★ (2003-12-19 22:19:00)

僕はホワイト・ライオンも好きだが、フリーク・オブ・ネイチャー方が圧倒的に好きである。先ずこのアルバムを聞く場合、①~③はカットして④~から聞くことをお薦めする。仲間の裏切りについて歌った④から聞いた方が、このバンドの特質を理解しやすいと思う。とにかくこのアルバムというか、このバンドはかなり過小評価されている。楽曲は適度にポップであるが、サウンドの本質は意外に深い。哀愁を感じさせるナンバーが数多く収録されていて、これが日本で受けないはずが無い。時流に迎合はしているが、楽曲の質は相変わらず高く、ホワイト・ライオンが好きであれば、この良さは理解できるはずである。聞かなきゃ損よ、このバンドは...。


METALLICA - Metallica ★★ (2003-12-18 23:01:00)

この作品が発売された時、おそらく誰もセールス面でここまで成功するとは思わなかったであろう。時代性の要素は含んでいるが、この作品が発売された時は決してこのサウンドは、売れ線ではなかった。結果として、その後フォロワーがたくさん出てきたために誤解を受けているが、結局彼らが音楽シーンの流れを変えたのである。希望的観測も含んではいるが、「セイント・アンガー」はこれからのシーンの流れを占う重要な作品である。どう変わるのか予想は難しいが、若いバンドがメタリカを見て単純に格好良いと思ってくれれば、かなり劇的な変化も期待できる。実はアメリカでもアルバム全体のセールスは、下降線をたどっている。特にHR/HMバンドにとっては、逆風である。しかし、力のあるバンドは地味ながらも検討している。実力のないバンドは淘汰されているのが現状である。これからが、ある意味見ものである。若いバンド対ベテランバンドの、意地の対決である。


CREED - Human Clay ★★ (2003-12-17 22:30:00)

という訳で、約2年ぶりの書き込みである。この作品を99年に初めて聞いたとき、「ロード」「リロード」を経過したメタリカが今後、目指していくサウンドだと思った.....。その予想は見事にハズレたが、この作品はその後のアメリカのロック・シーンの流れを大きく変えたのである。イマイチだと思った新作の「WEATHERED」も、結局アメリカではなかなかのセールスを記録した。今のラウド・ロック勢のVo.は、もの凄くエモーショナルである。一種の流行りといってもおかしくない....。その流れを作ったのは、間違いなくこの作品であると個人的には思っている。重いし暗いが、これが現代型のロックだと僕は思う。だから、先入観なしで聞いてもらいたい。とてつもなく、エモーショナルな作品である。


SLAYER - Reign in Blood ★★ (2003-12-17 16:31:00)

作品の出来もさることながら、この作品に対する異常なまでの人気の高さは一体....。スラッシュの中でも硬派な部類に属するサウンドで、劇的な変調やブレイクのある作品ではない。確かに装飾がないところが逆に良いともいえるが、一気に駆け抜けていくマシンガンサウンドは一聴の価値はある。スレイヤーと言えば確かに僕もこの作品が思い浮かぶが、これ以外にも良い作品はたくさんあるので、ファンなら歴史を遡るのも面白いと思う。徹底的に、硬派である。彼らは、速くてヘヴィなサウンドの代名詞的なバンドであった。


NATION - Without Remorse ★★ (2003-12-16 23:59:00)

①を初めて聞いたとき、これは久々にヒットだなと思った。当時からマニアの間ではかなり高い評価を得ていたネイションの2ndである。典型的な展開でマニアの心をくすぐる①を始め、ツボをこれでもかと言わんばかりに刺激する③と、なかなかの佳曲が並ぶ。新作がなかなか発売されなかったので、忘れた人も多いかも知れないが、この2ndは隠れた名盤と呼ぶにふさわしい力作である。哀愁と泣きがメロディーに散りばめられていて、これを嫌いな日本人はいないと断言できるサウンドである。ミディアムナンバーが多いが、決して中ダルミなんかは感じさせない名曲がズラリと並ぶ。まあ①で勝負はついている気がする。


OZZY OSBOURNE - No Rest for the Wicked ★★ (2003-12-14 22:31:00)

かなり重症と聞いたが、大丈夫なのだろうか?今後は、あのライブパフォーマンスが全く見れなくなるのであろうか。もしそうなったら、非常に残念である....。僕はあくまでも楽曲重視なので、極論を言えばギターは誰でも構わない。逆にギタリストばかりが注目されていて、なんかいつも感じることではあるが、オジーがかわいそうである。こんな変人は、今のロック・シーンでは絶対に登場しない。この声質、アルバムに共通する闇の世界が僕は大好きである。しかしオジーの場合、楽曲に多少バラツキがあるのが難点である。このアルバムも分かりやすいナンバーが続く前半が好きで、後半は多少楽曲が弱い気がする。何度引退しても構わない。でも、闇の帝王であり続けて欲しい....。


SKID ROW ★★ (2003-12-13 22:51:00)

僕はメンバーチェンジを否定しているわけではない。例えば、もし自分がそのバンドに居たとする。限られた人数しかいないバンドの中で人間関係が崩壊した場合、自分はきっと耐えられず新しい道を選択するであろう。バンド活動の時だけ割り切るというプロ的な考え方もあるが、僕はきっと絶えられない気がする.....。だから、それだけ考えてもメンバーチェンジがあって当然なのである。
スキッド・ロウの場合、確かに権利関係の上でもバズ抜きのスキッド・ロウはありえる。しかし、それなら何故今更なのであろう...?バズを戻す為に時間が掛かったというなら、理解できる...。お互いの感情が収まるのには、時間がかかるためである。しかし.....。3rdから、新作までの空白の歴史を振り返って欲しい......。出来上がった新作のどこに、彼ららしさがあったであろう?言い方は悪いが、僕には過去の自分達の物真似にしか聞こえなかった。悪い意味での計算が、そこに見え隠れする。もし同じ楽曲でもバズが歌っていたら、全く迫力の違う新作になったという自信が僕にはある。バズの方がよっぽど、音楽に対して純粋である。今回の新作には、バズがいないと絶対にダメなのである。絶対に、である。僕は熱烈なバズのファンではない。僕はあくまでも、スキッド・ロウというバンドのファンである。前にも言ったが、この程度の出来なら発売してもらいたくなかった。


MR. BIG - Lean Into It ★★ (2003-12-12 22:13:00)

このアルバムの完成度は半端ではない。ポップで甘味な要素と玄人集団のテクニカルな面がさりげなく上手くミックスされた作品である。もう1曲目でノックアウトされ、3曲目でメロメロになり7曲目で癒され11曲目で幸せな気分になるという、展開もほぼ完璧な作品である。これだけのメンツが揃い、これだけの楽曲が揃えば文句のつけようが無いのではないか。全作品がお薦めとは言わないが、この2ndそして一般的にはベストあたりが無難かなという気がする。これだけのメンツはそうそう揃わないから、もう少し長く続けて欲しかったなあとも思うが、人間関係はすごく重要だからこれも仕方のない事ではある。


FREAK OF NATURE - Gathering of Freaks ★★ (2003-12-11 23:48:00)

個人的には大好きなバンドである。マイク・トランプの意地が炸裂したアルバムである。時代性に影響されていて、サウンドは重く暗い。しかし、この暗さがたまらない.....。このバンドにも、いろいろな事件があった。ホワイト・ライオンがメジャーからドロップされ、このバンドの結成につながったわけであるが、この作品は当時気に入っててかなり聞き込んだ作品であった。「マイク・トランプの意地」この言葉がよく似合う作品である。曲作りの上手さは、ホワイト・ライオンで証明済みではあるが、ライブで歌がボロボロだろうが、僕はマイクが関わった作品は全て好きである。


HEAVENS GATE - Open the Gate and Watch! ★★ (2003-12-11 21:31:00)

ヘヴンズ・ゲイトといえば「リヴィン・イン・ヒステリア」であるが、その前に発売されたのがこのミニ・アルバムである。1stで見せた路線を更にパワー・アップし、劇的な変貌をとげる3rdまでの橋渡し的な作品で、ミニ・アルバムだからといって侮っててはいけない。お遊び的なアレンジがこの作品まではあった。「リヴィン・イン~」以降の作品を聞くくらいだったら、歴史を遡ったほうが良い。このアルバムで、次作で劇的な変貌を遂げるとは予想もしなかった。僕はジャーマンの、このB級くささがたまらなく好きである。


AC/DC - AC/DC Live ★★ (2003-12-11 00:33:00)

メロディー重視の日本市場での過小評価は、まあ仕方がない事かもしれない。全部同じであるという表現で、変化が無いという人もいるだろうが、彼らは昔とほとんど何も変わっていない。だから良いのであるが、ここまで頑固一徹だと好きな人はとことん好きだろうし、逆に若いファンの心を掴むのは何かきっかけがないと難しいかなという気がする。特別にこの作品がお薦めということでもないけど、演奏もいいし選曲もまあまあだし、踏み絵的な作品かもしれない。「バック・イン・ブラック」以外にもいい作品はたくさんあるので、もっといろいろな人に聞いていただきたいアーティストである。でも、日本ではむずかしいかな....?特に若いファンの方には。。。。


HELLOWEEN - The Dark Ride ★★ (2003-12-10 16:30:00)

「タイム・オブ・ジ・オウス」がアンディー加入後の作品の中では、圧倒的に好きである。そしてこの作品も、結構好きである。人間関係が既に崩壊していたとはいえ、アルバムには一触即発のいい意味での緊張感がある。プロデューサーの変更は決して間違いではなかった事が、サウンド・プロダクションの良さに証明されている。ダークであり、どちらかというと難解なナンバーが多い。しかし、バンドは常に先を見ていかなければならない。後ろを振り返って欲しいというファンの気持ちは、痛いほど分かる。僕は、「キーパー・オブ~」時代のハロウィンに、人一倍の思い入れがある。でも、そっくりそのまま昔のサウンドに戻って欲しいとは、少しも思わない。今だから出来ることも、たくさんあるはずである。この作品には、らしさが充分つまっている。表面だけでなく、中身を聞いて欲しい。熱いアルバムである。


WHITESNAKE - Whitesnake ★★ (2003-12-09 22:09:00)

サビのメロディーは比較的キャッチーではあるが、安易に聞ける程ポップな内容ではない。シングルの大ヒットがアルバムのセ-ルスに結びつくという、典型的な80年代型ヒットの形でアメリカでもこの作品は大ヒットを記録した。HR/HMファンだけでなく、なんといっても一般のロック・ファンのハートをも掴んだ所に、この作品の凄さがある。内容には、文句のつけようが無い。戦略があっての成功ではあるが、そんなことを忘れさせる壮快な内容である。80年代中期~90年代初めまで続いたアメリカにおけるHR/HMの一大ムーブメントは、数々の名作を誕生させた。その好例が、この作品かもしれない....。歴史的名盤である。


DREAM THEATER - Falling Into Infinity ★★ (2003-12-08 22:43:00)

もうストレートに言えば、「アウェイク」そしてこの「フォーリング~」と続いた時、これでドリーム・シアターも終わったかな?と少し思った。らしさが全く無いとは言わないが、やはり楽曲がイマイチというか弱いのである。緊張感が持続しないドリーム・シアターなんて.....、正直に言って過去のどのオリジナル・アルバムよりも圧倒的に聞いていない。今でも通して聴くのは少し辛い....。本当にこの出来には、ファンの立場としては当時かなりショックであった。しかし、彼らは次作で見事によみがえるのである。しかも、想像を絶する完成度で!圧巻の出来で!


BON JOVI - Bon Jovi ★★ (2003-12-07 21:49:00)

当時「RUNAWAY」を政則氏が、AMラジオの番組で大プッシュしていたのを思い出す。確か、TOKYOベストヒットという番組だった気がする。そんなことはどうでもいいが、この作品には、今の彼らには無い欧州的な泣きが多数存在する。アメリカンではなく、哀愁の泣きである。個人的には、かなりの名盤であると思う。洗練されていない分、音楽に対する情熱がストレートに伝わり、当時から僕は大物になるだろうと予想はしていた。当時からジョンは、ルックスもいいしカリスマ性があった。そしてなにより、楽曲の出来が将来ブレイクする事を約束していたように思う。今聞いても、やっぱり心が熱くなる。等身大のボン・ジョヴィの原点が、ここにある。


RATT - Collage ★★ (2003-12-07 21:23:00)

いわゆる企画物で発売は97年である。ラットは、すごく好きなバンドであった。このアルバムは過去の作品のアウトトラックや過去のアイディアを元に新たに録音した楽曲を中心に構成されているが、これがなかなかいい。再結成後の「RATT」なんかよりは、はるかにいい。ポップではあったが、ラットは他のバンドにはない個性があった。それが、この作品を聞いて改めて思った感想である。やっぱり、RATTはいいバンドである。僕が知っているアルバム未収録のナンバーは、この他にもたくさんある。いつの日か、まとめて発売してもらいたい....。


SYMPHONY X - V: The New Mythology Suite ★★ (2003-12-07 17:48:00)

昔の作品に比べると、随分展開が複雑になった気がする。それにしても彼らの頑固さは、敬意に値する。ここまで作風が変わらないバンドも珍しい。徹頭徹尾己を貫く姿勢だけでも、僕は彼らを尊敬する。音楽が本当に好きなんだなあ....と、いつも彼らの音楽を聴くと純粋な気持ちになれる。出来に関しては、賛否分かれるであろう....。よりマニアックな方向に進んでいる為、わかりやすさを期待しているファンにはイマイチだろうし、プログレ路線を期待しているファンには、納得の出来であるように思う。とにかく個人的には、この手の路線では一番好きなバンドである。


GODSMACK - Faceless ★★ (2003-12-07 16:54:00)

2ndアルバム「アウェイク」で進めたヘヴィ路線を、更にスケール・アップした3rdである。楽曲によるバラツキを改善し、万人受けするキャッチーなメロディー展開のヘヴィナンバーがこれでもかと連続する。個人的には1st収録のシングル「キープ・アウェイ」路線が好きだが、ソングライターとしての実力の高さがこの作品で開花している。アメリカではシングルも順調にヒットしている。日本での人気はイマイチだが、楽曲のレベルの高さは半端ではない。これが何故日本で売れないのだろう?でも、そんなことはどうでもいい.....。


PUDDLE OF MUDD ★★ (2003-12-07 13:55:00)

ビルボード最新チャートでは、「ライフ・オン・ディスプレイ」は初登場20位である。昨年の実績から考えれば、1位を取ってもおかしくないのに、この出だしの鈍さは何を物語っているのだろう?発売時期はレコード会社がタイミングを図っているわけだから、何かおかしい....。来週付けで上位にくる予想は出来るが、それにしても作風といいこのチャート・アクションの鈍さといい、一体何があったのだろう?ニッケルバックの新作は良かった....シリアス路線は嫌いではないが、楽曲命のファンにっとてはやっぱりもの足りない出来である。


SONATA ARCTICA - Ecliptica ★★ (2003-12-06 23:56:00)

メロディックなスピード・メタルが好きな人は、大絶賛の1stである。僕も、個人的には一番好きなアルバムである。確かに安定したハイレベルの作品を彼らは作り続けてはいるが、衝撃度・完成度から言ってもこの作品が最高傑作ではないだろうか?とにかく、くさいメロディーがこれでもかと言わんばかりに連続する展開は、圧巻!の一言に尽きる。哀愁が漂いながらも、疾走するメロディー.....この手の路線が好きな人には、たまらない一枚である。日本でここまで人気が出たのも、充分納得できる。しかし最近の作品には、なにか物足りなさを感じているのも事実である。この作品は、彼らの作品の中でやっぱり別格の存在である。


DREAM THEATER - Awake ★★ (2003-12-05 23:01:00)

究極的なことを言わせてもらえれば、一流バンドには数多くの傑作が存在する。だから、一番好きなアルバムの票も割れて当然なのである。彼らの最高傑作を「イメージズ~」だという人もいれば、最新作だという人もいるであろう。また「メトロポリス~」だという人もいるであろう。いずれにせよ、オンタイムで聞いたファンとそうでないファンの作品に対する温度差は、それだけでかなり開きがあるはずである。僕もこの作品を聞いた時、正直「イメージズ~」よりは少し劣るなと思ったけど、結果的に結構よく聞いた作品になった。僕は、自分自身の歴史を否定しないバンドが好きである。だから、例え結果的に駄作になったとしても、一生懸命努力している姿勢が感じられれば、僕は微力ではあるがそのアーティストを応援し続ける。失敗してもいい。音楽性を意識して全く変えないバンドより、努力したけど失敗してしまったバンドの方が僕は好きである。一番の理想は、結果的にいつもと変わらないバンドではあるが...。そういった意味でも、彼らは昔とほとんど変わっていない....。一流である以上そうそう音楽性は、変わるわけがないのである。


MOTLEY CRUE - Dr. Feelgood ★★ (2003-12-05 00:09:00)

僕はこの作品を発売日の一日前に買ったが、もう一発で好きになった作品である。「ガールズ~」もなかなかの出来だったが、それをはるかに上回る完成度に当時は軽く100回以上は聞いた記憶はある。とにかくこの作品で、ボブ・ロックは有名になった....。そして彼らも、一回り大きな存在になった....。当時が懐かしい...。この作品までの彼らの作品は、とにかく全部大好きである。最高のサウンド・プロダクションである。コメントは必要がない、超名盤である。


WHITESNAKE - Slip of the Tongue ★★ (2003-12-03 23:00:00)

この作品をオンタイムで聞いたファンは、「サーペンス~」の続編を期待したわけであるから、少々辛かったはずである。多くのファンがそうであったようにサウンド、とにかく音そのものに僕も凄く違和感を覚えた。楽曲は、はっきり言って悪くない。メロディーもキャッチーだし、泣きの要素も充分ある。しかし楽曲にはバラツキがあり、少し落ちついた無難なナンバーが多すぎる為に、そこにどうしてもレコード会社等の戦略が見え隠れするのが、大きなマイナス要素である。もしジョンがいたならこのような作品にならなかったのは明らかであるが、もしセールス面での戦略がなかったら、もう少しアーティスティックな良い作品に仕上がっていた気がする。それでも質は高いし、そこらへんのバンドには努力しても書けない楽曲も多数存在するから、やっぱりホワイトスネイクは凄いバンドである。


HOOBASTANK - The Reason ★★ (2003-12-03 22:37:00)

前作はアメリカでスマッシュ・ヒットを放った。というのも、①~③のシングル3曲が圧倒的に支持され、年間のロック・チャートにも顔をだすぐらいのヒットになり、それがアルバムのセールスに反映された形になった。正直に言うと個人的には、アルバム前半の充実に比べると、後半少し聞き劣りがした。楽曲によるバラツキが、このバンドの課題かな?と思った。新作で何処までテンションが持続できるのか.....僕はここだけに注目していた。パドル・オブ・マッドの新作が、渋すぎる路線で個人的には物足りなさを感じた後だっただけに、かなり期待はしていた....。結果は......先ず、方向性は全く変わっていない。音楽的な幅も広がった。しかし、その分ストレートなガツンとくるナンバーが減り、結果的にイマイチかな?という印象である。前作の方がわかりやすさもあったし、何度も繰り返し聴きたくなるナンバーが単純に多かった。これを、どう捉えるかかは個人の自由だが、前作のような衝撃ははっきり言って無い。個性という点でも、前作の路線で更にスケール・アップして欲しかった...というのが、僕の感想である。


AT THE GATES - Slaughter of the Soul ★★ (2003-12-01 22:40:00)

メロディック・デスそのものは嫌いではないが、個人的にはマイナーなバンドに手を出すほど熱を入れたことは無い。この作品は、僕も確かに当時は一目置いていた。サウンドもクリアだし、間違いなくこの作品は一般のHM/HRファンにもお薦めできる好盤である。起伏に富む展開やとにかくアグレッションな所がメロデスの魅力だと思うが、この作品は甘味になりすぎず、それでいて十分メロディーもしっかりしている点で、客観的に聞いても確かにいい作品である。一時期に比べると、メロデスそのものが熱が冷めた気がするが、それでも初めてメロデスに接する人にはかなりのインパクトがあるはずである。


WINGER - In the Heart of the Young ★★ (2003-11-29 21:22:00)

確かに「ネバー」と「オール・アイ・エヴァー・ウォンテッド」が削られ、「キャント・ゲット・イナフ」と「イージー・カム・イージー・ゴー」が加えられたのであるが、確かにこれは大失敗である。セールス的には、成功だったかもしれないけど....。でもこれ以外にもこのバンドの場合、大きな誤解を生んでいたのも事実である。本質は、決してアイドル・バンドなんかではない.....。職人が集まった、実に玄人受けするバンドと言うのが、ウィンガーの本質である。デモ段階のアレンジの方が良いものが多く、オーバープロデュースという言葉が、この作品を聞く度に思い出す。ウィンガーは、とにかく曲作りが上手い。キップがAOR路線に走った時、頭を殴ってやろうかと正直思った...。


PRAYING MANTIS - A Cry for the New World ★★ (2003-11-29 20:53:00)

元々才能のあるバンドだったが、この泣きのレベルは半端ではない。一般のHR/HMファンなら、こぶしを突き上げて「これだよこれ!」と叫びたくなる哀愁なナンバーが目白押しである。思い入れのあるバンドだけに今でも彼らの作品はよく聞くが、このアルバムはわかりやすさから言っても、最高傑作であることは間違いない。本当に突然変異としか言いようがない、すごい作品である。当時も勿論好きだったが、今聴いても全く色あせてない名盤である。他にもいい作品はあるが、この作品だけは別格にいい!


CHROMING ROSE - Garden of Eden ★★ (2003-11-29 20:22:00)

ジャーマン・メロディック・パワーメタルを好きな人なら、知らない人はいないと思うが、僕は①②④が好きで当時はよく聞いていた。典型的なハロウィン路線を期待するなら、やはり1stの方がお薦めである。結局1stをピークに、徐々に作品の質は落ちていった様に思う。ファン以外の方は1stで充分かも知れない。しかし、僕はこのアルバム結構好きである。ポストハロウィンと呼ばれたバンドは当時から多かったが、このクローミング・ローズも全ての面で本家には追いついてはいない。


HELLOWEEN - The Best, The Rest, The Rare ★★ (2003-11-27 23:17:00)

企画物は好きでないし、ベスト盤も好きでない。でも、この作品だけは、結構好きでよく聞いている。全盛期の頃に企画されたベスト盤であるからして、カイやキスク時代の曲ばかりである。これだけでも今となっては貴重であるが、とにかくマイケル・キスクは別格に歌が上手い事がこのアルバムを聞けば、否応なしにわかるはずである。僕は⑧~⑫を聴く為にこのアルバムを引っ張り出すが、何度も言うがもしキスクが居たらなぁ~......と、いつも思ってしまう。とにかく、キスクのVo.は別格に上手い!これこそ、ハロウィンだと思うのは自分だけだろうか...。当時、キスクが脱退したのを聞いたときは、ショックで倒れそうになったのを、今でもはっきり覚えている....。


TALISMAN - Humanimal ★★ (2003-11-26 07:26:00)

時流に流されたのか、作風はダークである。しかし、曲はいい。本当に曲作りが上手い、このバンド。一聴しただけでは単なる時代への迎合に感じられるが、らしさがそこには立派に存在しているし、なんせ上手いんだな曲作りが。ファンク・ポップなHRが好きなファンは、必聴である。僕は結構好きで全作品聴いているが、1,2位を争う位好きな作品である。この手のサウンドが好きな人には、たまらないサウンドである。もっと評価されてもいいと思うけど、個人的には...。


WESTWORLD - Skin ★★ (2003-11-26 07:04:00)

あえて、問題作への発言である。「これはダークである」。このバンドの作品に対しての発言者が少ないところを見ても、ウエストワールドというバンドへの期待感の無さが感じられるが、TNTファンの僕としては全作品聴いている。確かにTNTの姿を期待すると、完全に肩透かしを食らう。でも僕は相変わらず、曲作りの上手さの方に興味がいってしまう...。個人的な嗜好にも寄るが、僕はたまにではあるがこの作品聞いている...。捨て曲も多数存在するし、統一感にも欠けるのでお薦めはしないが、よほどのTNTファンなら一聴してみてもいいかも?!この作品持っている人がいたら、よほどのファンだろうね...。


TNT - Intuition ★★ (2003-11-26 06:37:00)

絶対にアメリカのバンドには、この透明感は作れないと断言できるサウンドである。楽曲も良いが、とにかくサウンドプロダクションが最高である。流れも最高だし、はっきり言って文句のつけようがない。10曲で構成されているが、本来一枚のアルバムはこれくらいで十分であることを、この作品は証明している。今更内容には触れないが、とにかくHR/HMファンなら聞いて損は無い傑作である。一枚のアルバムとしては、完璧である。


TNT - Realized Fantasies ★★ (2003-11-26 06:21:00)

確かに名作「インテュイション」の後だっただけに、同じ路線を期待したファンにとってこの内容に、このサウンドに違和感があったかも知れない....。でも僕は、この作品の特に①②が好きで当時もよく聴いていた。アメリカナイズされてはいるが、ソングライターとしての実力があるバンドだけに、1曲1曲は非常によく出来ている。完璧といえる完成度を誇った「インテュイション」と簡単に比較すると、聞き劣りするかもしれない...。しかし、そこらへんのバンドとは比較にならないくらいの、楽曲作りにおけるセンスはこの作品でも十分健在である。バンドは、常に進化しなければならない。一流バンドの、ある意味鉄則である。ファンの方なら、ある程度聞き込んでから、評価していただきたい...。


LAST AUTUMN'S DREAM ★★ (2003-11-23 23:23:00)

元フェア・ウォーニングのギタリスト、アンディー・マレツェクによるプロジェクト・バンドのデビュー作である。「これは、良い!」。時代性を感じさせない壮快なロック・ナンバーが数多く収録され、フックのある良質なメロディーの楽曲がアルバムの中で躍動している...。音楽に対する純粋な気持ちが上手く作品に反映されていて、聞いてるとすごく心が癒される...。ソウル・ドクターやドリームタイドよりも、個人的にはこちらの方が好きである。ミカエルもいい仕事してるし、バックを努める人達もさすがに上手いし、本格的にバンドとして活動して欲しいな...とすごく思う。それにしても、このバランス感覚が絶妙でいいんだよね。聞いたら分かると思うけど....。


PUDDLE OF MUDD - Life on Display ★★ (2003-11-23 22:56:00)

個人的には待ちに待った新作の登場である。前作には「drift&die」や「blurry」等の名曲が収録され、かなり聞き込んだアルバムだった。初めて1stシングル「away from me」を聞いたとき、新作からの先行シングルにしてはメロディーが弱いなと、正直思った。その不安は見事に適中した...。もう既に何度か聴いてみたが、やはりメロディーが弱く印象に残りにくい楽曲が多すぎるのである。これがバンド側の意図的なマイナー・チェンジの為なのか、元々こういう路線を目指していたのか不明であるが、間違いなく前作のフックのある良質なメロディーを期待したファンの期待は見事に裏切ってくれている...。実はこの新作は、結構前に完成されていた。ミックスをやり直したとか、新作の発売のタイミングを計っていた等の要因はあるが、それにしても期待が大きかっただけに残念で仕方ない。楽曲がキャッチーでないアメリカン・ロックが好きな日本人は少ないと思うから、本国でも日本でもセールス面ではかなりの苦戦を強いられそうである...。ある意味、問題作かもしれない...。


GUNS N' ROSES - Use Your Illusion I ★★ (2003-11-20 23:32:00)

一枚の作品として考えれば、「アペタイト~」の方が圧倒的に質は高いと思う。しかし、この「ユーズ・ユア・イリュージョン1・2」は、曲数を絞らなかった事と作りこみという作業をあえて完全にしなかった事によって、バンドのありのままの姿が見えて僕は結構好きである。当時は一枚にまとめるべきだったとか、いろいろな意見があったが、今になって思えばこれもガンズらしいという結論に結びつくから不思議である。何時になったら発売になるかわからない新作に、ファンもとうとう愛想をつかした感があるが、再評価という意味で聞き込んでみるとこの2作品結構いいアルバムだなあと、思ったりする...から自分自身驚きである。当時は2が好きだったが、らしいといえばやっぱり1の方かなという気がする。この2作品もやっぱり、名盤である。


EXODUS - Pleasures of the Flesh ★★ (2003-11-17 23:40:00)

悪く言えば、イモくさい...B級...一辺倒...のような言葉が浮かんでくるが、この手のスラッシュ系が好きな人にとっては、間違いなく名盤といわれる内容である。当時、ポップなハード・ロックが好きだった自分にとって、アンスラックスやこのEXODUSはかなりの衝撃があった。そして、完全にノック・アウトされた自分は超マイナーなバンドにまで触手を伸ばして、スラッシャー狂となったのである....。久々に聞いてみても、やはりいい!!これが洗練され過ぎては駄目だし、結局はこのB級くささが良いという結論に結びつくのである。意外と短命に終わったベイエリア・スラッシュブームだったけど、個人的にはすごく思い出深いし、今となってはこのサウンドすごく新鮮である....。ちなみにこの作品、彼らの作品の中でも1,2位を争うくらい好きな作品である。


PAPA ROACH - Infest ★★ (2003-11-16 00:10:00)

数年前のアメリカでは、この手のサウンドがトレンドであった...。時の流れは予想以上に速く、今ではなんか懐かしさを感じさせるサウンドである。ミクスチャー・ロックが好きかどうかで、このアルバムの評価は決まる....。でも、リンキン・パークとは路線が全く違う..。僕はこのアルバムの特に前半が好きだが、日本では全くヒットしていないどころか、無視されている存在である。実は次作で正統派ハード・ロック路線に近づくのだが、結局はこの手のサウンドの方がバンドには合っている気がする。畳み掛けてくる構成は、ラウド・ロックファンにはたまらないであろう...。HRファンにも十分通用する完成度の高さを誇っているので、聞かず嫌いのHRファンにも、機会があったら聞いてもらいたい。


DREAM THEATER - Train of Thought - Endless Sacrifice ★★★ (2003-11-14 00:06:28)

僕も、新作の中では一番好きです。


DREAM THEATER - Train of Thought ★★ (2003-11-12 00:21:00)

ドリーム・シアターは、どこに向かおうとしているのだろうか?これが僕の掲げた、新作を聞く上でのテーマである。3回程は聞いてみたが、この作品非常に難解である。内容ではなく、捉え方においてである。難しい.....。集中して聞かないと、1曲1曲は案外さらっと流れてしまうし、楽曲のインパクトが薄いというわけではないけど、贅肉が多すぎて緊張感という意味において長続きしないのが欠点である。各楽曲を2/3ぐらいにまとめれば、結構良くなるのでは....というのが僕の意見である。確かに前作よりは、遥かにいいと思うし好きである。でも、ラブリエの声が個人的にはもっと聞きたかったし、明確なテーマが感じられる作品にして欲しかったというのが正直な意見である。統一感に欠けているのでは.....?僕は中盤の③④⑤なんかが、結構お気に入りである。


MIND ODDYSEY - KEEP IT ALL TURNING ★★ (2003-11-09 08:01:00)

当時マニアの間ではポストハロウィンにも成りえるぐらい期待感の高かった、グレシャス・バイオレンスが母体となっているバンドのデビュー盤である。デモの段階では、かなり僕も期待していた。しかし何時まで経ってもアルバムが発売されず、忘れた頃にバンド名が変わりこの作品が発売されたのを覚えている。正直、ガッカリした。ギターは後退しプロダクションもポップな感じになり、彼らの良さが半減していたのである。デモ段階の曲も収録されているが、それ以外の曲の質が悪すぎる。ジャーマン系は先が読めない......。突然変異のように名作を作ったかと思えば、こういうガッカリ感を感じる事があまりにも多すぎる。マニアの方は覚えていると思うが、本当に期待感が大きかっただけに残念で仕方がない....。⑤に関しても、デモの方がはるかにいい....。


IRON MAIDEN - Dance of Death ★★ (2003-11-08 01:20:00)

アーティストの成長と共に、ファンも成長しなければならない。いつまでも昔の姿を追っかけていては、必ずどこかに無理が生じる。この作品を聞いて単純に、昔の作品と比較するのは少しおかしい。この作品に存在するのは、円熟期に入ったバンドの更なる挑戦である。それを単純に、昔と比べて楽曲のインパクトが....といわれても、それはある意味酷である。20代のバンドと40代のバンドが同じサウンドを表現しても、それは明らかに意味合いが全く異なる。今、出来る事に対してどれくらいの力を入れているかが、重要なのである。ファンは時に勝手である。その勝手さが、時にアーティストを苦しめる事を忘れてはならない。


METALLICA - Ride the Lightning ★★ (2003-11-08 00:08:00)

楽曲の充実度から言えば、彼らの作品の中でもトップクラスであることは間違いない。僕はこのアルバムで初めてメタリカに出会ったが、僕は当時ポップなHRが好きであったのでこの頃は大して好きではなかった。彼らの凄さは、後の4thアルバム「...アンド・ジャスティス~」が発売された後、あらためて彼らの歴史を振り返った時に初めて気がついたのである。2ndにして、この完成度は並ではない.....。確かに3rdも大好きではあるが、衝撃度はこちらの方が上だと、個人的には思う。内容は今更触れないが、2ndにしてこの完成度は....何度も言うが並ではない....。


METALLICA - Live Shit: Binge & Purge ★★ (2003-11-07 23:24:00)

メタリカが何故アンダーグランドの帝王と呼ばれていたのかが、これを見れば一発でわかるはずである。とにかく鳥肌を超えて、全身がどうにかなりそうである。再発記念でコメントしようと思ったが、彼らの凄さはライブにありである。ブート物もたくさん出ているが、一般のファンならこれ一枚で十分すぎるぐらいに凄さは認識できるはずである。とにかく彼らのライブは、学校や会社を休んでもいいから、一回は生で見るべきである。昔見たときは、とにかくライブ会場が一種異様な雰囲気で、こう言ったら他のバンドには失礼であるが、全然迫力が違っていた。その違いを確認するためにも、一度は足を運んでもらいたい。勢いが最もあった頃のライブである。想像して頂きたい......凄すぎて内容はコメントできない.....。


DEF LEPPARD - Slang ★★ (2003-11-06 08:45:00)

このアルバムを機に、彼らは多くのファンを失ったはずである。結果として、完成した作品の出来が少々悪くたっていい。ファンは応援を続けるはずである.....。しかし、この作品は今まで自分達のしてきた事の良い点を、ことごとく否定する形で作られている。つまりは、安易な発想によるらしさの否定なのである。簡単に言えば、単なる時代への迎合なのである。次作で方向性を完璧にまで修正した点にも、当時僕は彼らにかなりの不信感を感じたことを今でもはっきり覚えている。まさか.....デフ・レパードまでもが時流に歩みよるとは....当時は、かなりショックだった....。最近の彼らの作品には、なにか訴えかけるものがない。アバウトな感覚ではあるが、これがすごく大事なのである。そういう意味では最近の作品よりはいいのかも知れないが、ファンとしてはこの作品はお薦めできない....。


FIREHOUSE - Hold Your Fire ★★ (2003-11-04 21:35:00)

1stで見せた路線を更に進めた2ndである。サウンドは更にビッグ・プロダクションになり、楽曲のメリハリも更にはっきりしている。1stにも負けない名盤であることは、作品の出来の高さから言っても事実である。僕は中でも「ホールド・ザ・ドリーム」が大好きで、よくこの曲を集中的に聴いていた。ソングライターとしての実力もかなり高く、だから逆に今のバンドの状況が歯がゆく感じたりする事も多い。バラード路線は特に秀逸で、耳に残る名曲が多いのがファイアーハウスの特徴でもある。本当にいいアルバムである。


CINDERELLA - Night Songs ★★ (2003-11-03 23:20:00)

実は2ndが一番好きではあるが、代表作となるとやはりこの1stになるからこの作品を選んでみた。とにかく熱い!このサウンドを例えるのは、すごく難しい。これはこのバンド独特のサウンドであると思うから、是非一度は聞いていただきたい。AC/DCよりはポップだし緩急もあるから、結構聞きやすい作品であると思う。ブリティッシュとまでいかないものの、この泣きの種類はLAメタル的ではなく、アメリカは東海岸のバンドの泣きである。シングル・カットされた③や⑦よりも④⑥⑨が個人的には好きである。若さがあったからこそ作れた作品ではあるが、これからバンドを始めようとしている人達には、是非サウンドにおける勢いのつけ方に注目していただきたい。


SUPREME MAJESTY - Danger ★★ (2003-11-01 23:54:00)

う~ん......。この手のサウンドの場合は、楽曲の出来に全てが懸かっている。ヨーロッパに近いというより、典型的なスウェデニッシュ・メタルという表現の方が合っている気がする。前作はマニアの間で評判になっていたが、今作はなんか中途半端という気がする。それは方向性の曖昧さが、アルバムに緊張感を無くしている為である。この楽曲では他のバンドとの差別化がしにくいし、ポップなメタルファンからもメロディック・メタルファンからも支持を得ない気がする......。また個人的には前作の方が好きだし、よくまとまっていた気がする。あまりこの手のサウンドを聞いたことがないファンには受けが良いのかも知れないが、マニアの心を揺さぶる程の説得力は残念ながら無い。


HELLOWEEN - The Best, The Rest, The Rare - Don't Run for Cover ★★ (2003-10-29 07:06:13)

個人的には、結構好きな曲。不思議な展開が逆にいい。このメンバーでずっとやって欲しかったなあ~。


HELLOWEEN - The Best, The Rest, The Rare - Savage ★★★ (2003-10-29 07:00:30)

意外と人気が高くてビックリ!この方向性を進めても良かったのでは、今になって思ったりする。勢いのある時期に書かれた楽曲は、やっぱすごいね!


LILLIAN AXE - Poetic Justice ★★ (2003-10-28 22:55:00)

リリアン・アクスを語る時の自分は熱い。ファンの方ならご存知だとは思うが、このアルバムはインディ・レーベルのグランド・スラムから発売されている。メジャーをドロップされた彼らは、この「ポエティック・ジャスティス」で見事によみがえるのである。メジャーをドロップされると、正直言って腐っていくバンドが多い。というより、ほとんどのバンドがそうなってしまうのが現状である。これだけでも十分ドラマであるが、またこの作品がすごく良いのである。メジャーをドロップされたバンドとは、とても思えない爽快感に満ちた楽曲に、当時僕は何度も涙したのを覚えている.........。それにしても⑨といい⑩といい、なんでここまでせつない曲が書けるのだろうと、当時僕はバンドに応援の手紙を書いたのを今でも覚えている..。そして、返事もちゃんと返ってきたのである。だから、僕にとっては特別なバンドである。


ELEGY - Labyrinth of Dreams ★★ (2003-10-27 23:06:00)

1stにして彼らの最高傑作である。個々の楽曲の出来が良く最後まで緊張感を保てる力作である。ジャーマン・メタルが好きな人なら、間違いなく気に入るであろう作品である。4thあたりを推す人も多いが、個人的には絶対にこの1stである。最後の曲はもろハロウィン路線であるが、そんなことは気にしなくてもいい。当時は僕も結構ハマったアルバムである。


WOLFCRY ★★ (2003-10-27 22:52:00)

このバンドが特別好きというわけではないが、メロディック・パワー・メタルというジャンルに属するバンドの層の厚さを証明する意味でも紹介しておこうと思った。残念ながら、この作品特別いい作品だとは思わない。だからメロディック・パワー・メタルが好きで好きでたまらないという人だけチェックすればいいと僕は思う。B級パワー・メタルだけどハロウィンとは似ていないので、注意してください。


HEAVENS EDGE - Heaven's Edge ★★ (2003-10-27 22:40:00)

なんかすごく懐かしいヘヴンズ・エッジの1stである。ハードポップというか、80年代HRというか、この手のバンドは現在存在しないに等しいが、楽曲は今聴いても決して悪くない。当時僕は結構好きで、よくこの作品を聞いていた。ハード・ポップ・ロックはコアなファンからは無視をされるし、熱心なファンがつきにくく苦戦を強いられる事も多いが、興味のある方は聞いてみてもいいかも.....。懐かしいね......この手のバンドが当時はたくさん居たのになあ.....。


AEROSMITH - Nine Lives ★★ (2003-10-26 22:29:00)

当然彼らの作品は全部聞いてるけど、個人的には一番好きな作品でありトータル・バランスから言っても最高傑作であると僕は思う。初期の彼らと、後期の彼らは確かに違う。それはサウンド面に限らず、環境を含めて全てに置いてである。成功を嫌という程経験しながら、ベテランらしくない挑戦し続けようとする姿勢、妥協無き精神性....その全てが尊敬に値する。この作品過小評価されている気がするが、この完成度は「パンプ」「ゲット・ア・グリップ」をも上回る驚異の完成度である。曲順もよく練られているし、質の高いアメリカン・ロックが好きなら絶対に聞くべきである。超おすすめ作品である。下手なコンセプト作品よりも、質は高い。


VIPER - Theatre of Fate ★★ (2003-10-26 21:21:00)

アングラの「エンジェルズ・クライ」と比較すると、多少音質がチープであったり楽曲の組み立てが唐突だったりするが、オンタイムで聞いた僕にとっては、あの時代(発売時期)にこのサウンドは救世主にしか見えなかった。当時、総崩れしていくHR/HMバンドが多い中、探せばいいバンドがまだまだいるんだと再認識させてくれた意味でも、このアルバムの存在価値は高い。インディーシーンにはこの手のサウンドを信条とするのバンドは昔も今も数こそ多いが、やっぱり出来は頭ひとつは抜き出てると当時も感じた。B級的な匂いがプンプンしているが、そこが逆に良いのである。


PINK CREAM 69 - Pink Cream 69 ★★ (2003-10-25 21:42:00)

ファンの方の意見は、やっぱり鋭いね。すごく好きなんだけど、ある程度客観的にバンドを観てるファンの方の意見はさすがに鋭いね。確かにこの作品2,3曲、捨て曲のような曲が存在するけど、全体的に見ればかなりの力作である。一般的に名作と呼ばれている2ndよりも、個人的にはこの1stの方が好きだったりする。結局、居場所が無くなったアンディはハロウィンに加入するんだけど、この路線だねやっぱりアンディは。絶妙な湿り気のあるポップなナンバーの方が、絶対に合ってるね。意外にこの作品、ノーマークだったりするんだけど、本当にアンディらしい作品だと僕は思う。


FUEL - Natural Selection ★★ (2003-10-24 22:46:00)

2度目の書き込みである。ここ数年アメリカで流行っているロックをモダン・ロックと表現するなら、このサウンドは典型的なモダン・ロックである。お金に関するゴタゴタで一時期活動を制限させられていた影響が、いい意味で作品に化学反応を起こしている。音楽に対する純粋さは、見事に作品に表われている。また一見地味に感じる作風も、実は非常に彼ららしいと、ファンの方なら感じるはずである。最近のマンネリ化した予定調和のHR/HMバンドの作品を聞くくらいだったら、この作品を聞いていた方がよっぽど精神的にも良い。深い........。この深さは尋常ではない。特に前半の流れは圧巻の一言に尽きる......。


BLIND GUARDIAN - Imaginations From the Other Side ★★ (2003-10-23 00:55:00)

3rd・4thそしてこの5th「イマジネイション~」を僕は、ブラインド・ガーディアンの3部作と勝手に呼んでるけど、ある意味この作品は完成度から言えば最高傑作かもしれない。今までの自分達のやってきた事の集大成的な作品で、楽曲もいいし曲順もよく練られているし、個人的にもすごく好きな作品である。最近の彼らは確かに方向性を見失ってて、いまいちの作品が多いけど、個人的にはすごく頑張って欲しい。原点に返るのも、一つの方法論かも.....。⑤のイントロも聞く度に、今でも背筋がゾクゾクっとする。決して⑤から聞かないように..。流れで聞くからいいのだから......。


VINCE NEIL - Exposed ★★ (2003-10-23 00:33:00)

他の音楽ジャンルのファンよりもHR/HMファンは、ドラマを求めている。逆に言えばドラマがあるから、好きな人が多いとも言える。。。。。このアルバムには、ヴィンスの魂がこもっている。それは、自分を解雇した全ての人に向けられている。なにくそという心意気が、アルバム全体に緊張感と熱さをもたらしている。つまりは、計算では作れない空気がそこに存在しているのである........。結局ヴィンスが戻っても、モトリーは蘇生しなかった。あたりまえである。発想が安易だし、攻めの気持ちが皆無のバンドに、エールを送る程ファンはバカではない。結局、やっぱり精神性が大事なのである。心意気は必ず作品に表われる。しかし、2ndにはすごーく、がっかりさせられた事も事実である........。


RATT - Detonator ★★ (2003-10-21 22:09:00)

本当にセールス面の成功を目指したのなら、音作りの面で鋭角的な要素を残しておくべきだったと個人的には思う。鋭角的な要素が、このバンドには絶対必要である。つまり作りこみすぎたサウンドが、単なる良く出来たポップなHR作品という評価に結びついた気がしてならない。結果的にこのサウンドはラットでなくても......という結論にどうしても結びつく。分厚いサウンド・プロダクションは悪くは無いが、同時に良さも殺しているというのが僕の意見である。ラットは曲作りは上手いのだから、大々的に売れっ子の手を借りなくても良かったのでは..という気もするが、曲の出来は確かに悪くない。


HELLOWEEN - Keeper of the Seven Keys, Part II ★★ (2003-10-20 23:06:00)

今更コメントする必要もないと思ったけど、一票投じる目的でコメントしました。僕はオン・タイムで1と2を聴いたけど、1を初めて聴いたときは腰が抜けるくらいの衝撃を感じたし、この2を初めて聴いたときは全身の力が抜けて頭がパニックになったのを今でもよく覚えている。今のハロウィンサウンドにはない要素がたくさんあって、何度聴いても熱くなれるこのアルバムは歴史に残る名盤というか数あるジャーマン・メタルの中でも圧倒的にNO.1でしょう。


SKID ROW - Thickskin ★★ (2003-10-18 22:52:00)

なんか聴き終えて、複雑な気持ちになった。単にVo.がチェンジしたという事ではなく、これをスキッド・ロウと認めてもいいのかという、なんともスッキリしない感覚である。あまり期待していなかったから、思ってたよりは良かった。しかしこの手のサウンドでこの出来なら、今更スキッド・ロウと名乗らなくても.......というのが個人的な感想である。先行シングルの⑤なんかは悪くない。しかし、サビのメロディーが弱かったり、なんとも煮え切らないのである。バズの声があってこそ、スキッド・ロウなのではないか??僕は、単純にそう思った。悪くない......程度の出来なら、今更新作を出す必要がないと僕は思う。アルバムからはオーラが出ていない........。


JON BON JOVI - Blaze of Glory ★★ (2003-10-17 23:54:00)

確かに、このアルバムは過小評価されている。ジョンらしいスタンダードなアメリカン・ロック満載のこの作品、装飾部分が極端に少ないけどその分逆に楽曲の良さが際立っている気がする。特筆すべき曲は少ないけど、凡人には書けない良い曲がたくさん収録されていたりする。サントラをかねているから純粋なソロ作品とは言い難いけど、個人的にはジョンという男の音楽に対する純粋さが覗けてたまに聴きたくなる作品である。


ARCH ENEMY - Burning Bridges ★★ (2003-10-17 23:29:00)

彼らの作品は一応全て聴いているが、個人的にはこの作品が一番好きである。ここ2作品は自分の感性とあまり合わなかったが、この作品までの彼らのサウンドはすごく好きであった。メロディックデスという枠にとらわれず、オーセンティックなヘヴィ・メタルとして聴いていただきたい。泣きのレベル、楽曲の完成度から言っても彼らの最高傑作である気がする。HR/HMにもいろいろなジャンルが存在するが、HR/HMファンならこの作品は聞いて損は無いと思う。名盤!


ILL NINO - Confession ★★ (2003-10-16 23:16:00)

ヘヴィ・ロックの代名詞といえるサウンドである。正直にいうと、前作はあまりピンとこなかった。楽曲の練りという点で、消化不良という感じがして、あまり繰り返し聴く事は無かった。この新作は1stシングルである「ハウ・キャン・アイ・リブ」の1曲のみで買う事を決意したが、全体の印象は前作よりは遥かに良いと思う。曲の骨格がしっかりしていて、メロディーもより良くなった。しかし、欠点がないわけではない。他のバンドと比較した場合、やはりいまいち楽曲は弱い。つまりは、②のような強力な楽曲があと2・3曲は欲しい。そうなれば、間違いなくトップ・バンドの仲間入りを果たすであろう。ライブがいいね、このバンド。


NIGHT RANGER - Man in Motion ★★ (2003-10-15 00:04:00)

「ビッグ・ライフ」のセールス不振を挽回すべく起死回生を図った力作だったにも関わらず、この作品もセールス不振で結局バンドが窮地に追い込まれたという、個人的には思い出深い作品である。何が問題かというと、サウンドにおけるバランスの悪さである。楽曲そのものは決して悪くない。むしろ平均的なクオリティーは高いほうである。洗練されすぎたというか、産業ロックにしてはポップさに欠けるというか、セールス的な成功を目指すならこのサウンドでこのバランスは失敗である。でもプロダクションは、一般的には決して悪くないのである。ソングライティングも悪くないし、結局全てにおいて戦略ミスとしか言いようがない。ナイト・レンジャーはライブが似合うバンドであった。このソフトすぎるサウンドは、やっぱりバンドの本質に合っていない気がする。彼らはバラード・バンドではない!


METALLICA - St. Anger ★★ (2003-10-01 00:16:00)

メタリカには、さまざまな選択肢があったはずである。つまりは、ファンの間で人気が高い「マスター・オブ・パペッツ」の頃のサウンドに戻すとか、よりハード・コア路線に突き進むとか、いっぱい選択肢があったはずである。僕はメタリカは、ある意味ひねくれたバンドだと思っている。新作の方向性をいつも予想しているが、「リロード」以外は当たった事がない。勿論、この新作も大ハズレである。でも予想を裏切り続けるメタリカに、何故かいつも納得させらている。実はここが、彼らの最大の強みでもある。この作品を初めて聴いたとき、過去のどの作品とも違うなと思った.......。でも、これはいつも新作を聞く度に感じたことでもある。彼らは常に進化し続ける姿勢を忘れてはいない。だから、同じ路線が2度続くことがない。妥協なき精神性........。彼らは、常に自分達の我を貫いている。決してファンや市場に媚びるバンドではない。やっぱり、今年のベスト・アルバムである。


FALCONER - Falconer ★★ (2003-09-30 23:31:00)

鋭い!!次作の2ndが雑誌等で高い評価を得ているのを見て、オヤッ?と思った。このバンドはこの作品でしょ、絶対に。ノクターナル・ライツの「セイクリッド・タリスマン」以来、この手のサウンドでは衝撃を受けた気がする。疾走するパワー・メタルナンバーが次々に展開する前半から、テンションは最後まで確かに落ちない。あまり多くは語らないけど、騙された思って一度は聴いてみてもいいかも。くさいよ、メロディーが。


NICKELBACK - The Long Road ★★ (2003-09-30 23:15:00)

これを産業ロックと解釈してもいい。僕は産業ロックが大好きである。1stシングルである「サムデイ」に関しては、前作の「ハウ・ユー・リマインド・ミー」の流れをくむパワー・バラード調で特にいいとも悪いとも思わなかったが、全体の印象としては個々の楽曲がよりコンパクトになり、ポップになった感じがする。前作よりも聴きやすいし、楽曲の平均点はアップしている気がする。そしてなによりアレンジが、クリアでドライブで聴くのに向いている作品である。産業ロックという言葉は、卓越したソングライティングの才能を持ったバンドにしか似合わない。そういう意味でも、立派な産業ロックである。


DOKKEN - Back for the Attack ★★ (2003-09-27 22:58:00)

バンド内の仲が悪くたっていい..........。よく考えてみると、バンド内の全ての人間が同等に仲がいいということは、まずありえない。この作品に漲る緊張感は、いい作品を生み出そうとして協力して出来たものではなく、ドンとジョージがお互いに負けまいとして対立して出来た結果である。例えば、ドリーム・シアターの作品にみなぎる緊張感とは質が全く違う。まさに水と油の関係である。「ある意味これがプロである。」結果的に、すごい作品を生み出した所に、僕はプロとしての誇りを感じる。お互いが歩みよるという方法論も勿論あるが、こういうお互いが対立しあうという方法論も存在する。本当のことは分からないが、この作品を作った時、すでに人間関係は崩壊していた気がする。ヴォーカルとギターが、ここまで真っ向に対立している作品もめずらしい。


FAIR WARNING - Rainmaker ★★ (2003-09-26 00:39:00)

オリジナル作品で言えば1stが一番好きで、順番にいえば4th、3rd、そしてこの2ndということになる。何故この2ndを選んだとかと言えば、楽曲を個別にみていけば結構好きな楽曲が多数収録されていたりするからである。例えば①③⑦⑪⑫なんかが結構好きだったりする。フェア・ウォーニングは結構人気があったが、今では中古屋さんで結構お目になる機会が多い。もったいない............。彼らの残したオリジナル作品の4枚は、どれもが名盤である。ここまで楽曲のバラツキが少ないバンドも珍しい。楽曲にこだわるバンドらしく、何度聴いても熱くなれる。ここが彼らの最大の強みかな。言い忘れてたけど、サウンド・プロダクションはどの作品よりもいい。


ALICE COOPER - Hey Stoopid ★★ (2003-09-25 23:58:00)

前作「トラッシュ」の大成功に比べ、何故この作品が当時アメリカでヒットしなかったのか不思議であった。冷静に分析すれば分かったが、今聴いても「トラッシュ」よりもアルバムとしての完成度は断然高いように思う。「トラッシュ」がシングルの寄せ集め的作品だったのに対し、この作品はサウンド面においては完全にコンセプト・アルバムである。プロデュースがクイーンズライクでおなじみのピーター・コリンズということもあり、サウンド・プロダクションは最高に近く良い。豪華なゲスト陣で楽曲も悪くないのに、何故かヒットしなかった。アリスの作品は出来にバラツキがあり全作品はおすすめ出来ないが、ポップなHRが好きな人ならこの作品は聴いて損はないと思う。楽曲はコマーシャルだし流れもいいし、歴史に埋もれるのはもったいない作品である。


VAN HALEN - OU812 ★★ (2003-09-24 23:07:00)

今でもヴァン・ヘイレンは、アメリカでは超ビッグなバンドである。ここ日本でも、彼らのファンは非常に多い。また、いろいろな場所で彼らの曲はよくオンエアされている事実からして、アメリカにおいては今でもかなり愛されているバンドである。個人的には、この作品がお気に入りである。よくサミー時代とかデイブ時代とかという表現を目にするが、僕はどちらも味があって好きだし実力があるヴォーカリストであるから、そんな区別は必要ない気がする。つまりは、Vo.がチェンジしても全く人気が衰えなかった事実に、2人の凄さは表れている気がする。早く復活して欲しい。あの王道アメリカン・ロックは、彼らにしか作れないしね。


IRON MAIDEN - Brave New World ★★ (2003-09-23 22:05:00)

初めてこの作品を聞いたとき、鳥肌が立ったのを今でもよく覚えている。前作「バーチャル・イレブン」が、最悪の出来だったのであまり期待はしていなかった。というより、全く期待はしていなかった。。。。。。。。この作品を一通り聴いてみて、ブレイズがいた2作品は一体何だったんだろうと考えさせられた。何事も無かったかのように、「フィア・オブ・ザ・ダーク」の頃に戻っているのである。2作品にあった歯切れの悪さはどこかに消え、非常にタイトに若返っているのである。これは正直に言って、奇跡に近い復活である。なんというバンドなんだ!アイアン・メイデン恐るべしである。これが単なる2人の復活でなかった事は、新作「ダンス・オブ・デス」の充実が物語るのである。


IRON MAIDEN - Virtual XI ★★ (2003-09-23 21:46:00)

アイアン・メイデンのアルバムの中で、最も聴いた回数が少ないアルバムである。これが全てを物語っているが、前作「ジ・Xファクター」が作品の出来とは別の部分のみで(つまりはVo.の比較論)注目となり、正当な評価を得られなかった影響が、作品の中途半端に見事に表れている。何がしたいのかが不明確で、楽曲の歯切れも極端に悪い。バンドとしての方向性を完全に見失っていて、サウンド・プロダクションの悪さと比例して、正直今でも通して聴くのはつらい。メイデンは終わった..............と、正直この時は思った。しかし、である。彼らは、次作「ブレイヴ・ニュー・ワールド」で見事によみがえるのである。


GAMMA RAY - Land of the Free ★★ (2003-09-18 22:52:00)

ファンの方はやっぱり鋭いね。僕もこの作品が、一番好きである。居場所が無くなって出した1stにもかなりの思い入れがあるけど、内容的にはこの作品が群を抜いて好きである。このサイトの良いところは、ファンの方が素直に自分の意見で発言している所である。だから、世間一般では評価の高くない作品が、結構人気があったりして個人的にはニンマリすることも少なくない。この作品は緩急を巧みに使い、曲間をつなげることで完全にコンセプト・アルバムに仕上げている。作品に聞き所がたくさんあって全く飽きないし、むしろ最初から最後まで聞きたくなるような構成力は凄い。ガンマ・レイ恐るべしと言える傑作である。


WINGER - Winger ★★ (2003-09-17 22:00:00)

80年代末期~90年代初頭、最も好きなアーティストであったのがこのウインガーである。ちょっと前、捨て曲のような新曲を収録したベスト・アルバムを出したり、再結成したのは良いがやる気の無いライブ・パフォーマンスを披露してガッカリさせてくれたが、このアルバムはお世辞抜きでお薦めの一枚である。シングル・カットしたがアメリカでは全くヒットしなかった②も名曲だし、⑥⑦なんかも目立たないが、いい曲である。それにしても、なつかしい。。。。オリジナル3作品は、どれも味があっていい作品である。


FIREHOUSE - Good Acoustics ★★ (2003-09-17 18:56:00)

このアルバムはHRをあまり聞かない友人が大好きだった作品でもあり、この頃のバンドの雰囲気が伝わる優しい作品だと思う。最近の彼らの作品には少し苦言を呈したいが、この作品頃までの彼らが個人的にはすごく好きだった。アメリカの市場が変わり始めた頃に、王道の路線でデビューを果たした彼らの存在は当時すごく頼もしく見えた。本当に心が癒される。嘘だと思うなら、一度聞いてみて欲しい。


WHITE LION - Big Game ★★ (2003-09-14 22:43:00)

この作品の発売当時、裏切られたという気がしたのを今でもはっきり覚えている。それは期待していた内容と出来あがった作品に、かなりズレがあったためである。今でも彼らの最高傑作だとは思わないが、一番印象に残っている作品ではある。あまりにポップな要素を強調しすぎたために、ファンからも敬遠され結局セールス的にも失敗しその後解散に追い込まれてしまうわけであるが、一番バンドとしての力量が表れた傑作という一面を持つ皮肉な作品でもある。とにかくこのバンドは、曲作りが抜群に上手い。その事実に気がついていないファンが多いが、嘘だと思うなら問題作と言われているこの作品を聞いてもらいたい。そこらへんのバンドでは作れないよ、このアルバムは。。。。。絶対に過小評価されている。


RATT - Invasion of Your Privacy ★★ (2003-09-11 22:04:00)

LAメタルと言えば、絶対RATTである。個人的には、一番好きな作品である。モトリー・クルーよりも当時は好きだった記憶がある。わかりやすいけど、良質なメロディーが満載で今でもよく聞く作品である。「アウト・オブ・クリアー」同様、RATTを聞かずにLAメタルは語れない。名盤!


HELLOWEEN - Rabbit Don't Come Easy ★★ (2003-09-11 21:26:00)

熱さが伝われば、特に問題とは感じなかったであろう。2度目の書き込みではあるが、僕にはどうしてもこの作品からはメンバーの一体感が感じられない。それが、あと一歩という完成度に表れているのだと思う。ハロウィンは、有能なソングライターチームでもある。これを絶対に忘れてはならない。有能なソングライターが、ソコソコの楽曲を作るのはそう難しいことではない。彼らの実力を、過小評価していないだろうか?「タイム・オブ・ジ・オウス」以降の作品には、なにか釈然としない印象ばかりが残っているが、これはメンバー間の一体感の無さが原因であると個人的には思っている。表面だけ昔に戻しても、芯が無いから薄っぺらいのである。蘇生して欲しい。熱さが伝わらないハロウィンは、ハロウィンではない。


YNGWIE MALMSTEEN - Odyssey ★★ (2003-09-11 21:05:00)

もし....③が無かったら、100点に近い大傑作である。僕の中のイングウェイは、やはりこの作品までだろうか.....。アメリカを軸にした世界市場をターゲットにしていた時期に作られた作品だけに、ポップでありメロディーの質もよりアメリカンである。最近のイングウェイの作品には無い、スケールの大きさを個人的にはすごく感じる。イングウェイの作品の中では確かに浮いた印象ではあるが、もしこの方向性を突き進めていたとしたら.....世界のイングウェイになっていたのかもしれない.....。そう考えたら、少し複雑な気持ちになる。しかし、今でもこの手の路線では他の追随を許さない所は、さすがと言わざるを得ない。僕は頑固な人が好きである。例え、変人と言われようが彼の頑固さは敬意に値する。


LINKIN PARK - Hybrid Theory ★★ (2003-09-08 23:10:00)

リンキン・パークと言えば、絶対にこの1stがお薦めである。はっきり言うが、俗にいうミクスチャー・ロックとは一線を画す。音楽理論を学んだ連中が、パズルを組み立てていくように作りあげた作品だけに、ただのミクスチャー・ロック的作品ではない。装飾部分をただの装飾ではなく、楽曲のメインにトータル的に組み込んでいくという方法論は、ある意味プログレ的でもある。初めて聞いた時から、これ以上の作品を作るのは難しいなと思うくらい1stにして完成した作品である。2ndは、守りに入ったような安定路線で少しガッカリしたが、この1stは歴史的名作と断言できる程の完璧な仕上がりである。(彼らがこれ以上の作品を作るのは、おそらく無理であろう。それくらいこの作品の完成度は、ケタ違いにすごい!)


OZZY OSBOURNE - The Ultimate Sin ★★ (2003-09-08 22:31:00)

オジー・オズボーンも、HR/HMファンなら避けては通れない位置に存在するアーティストである。個人的には各アルバムに思い入れがあるから、これが最高傑作だとは感じないが、いい意味でポップなHRナンバーが、次から次へと展開するこの作品はある意味初心者向けの作品ともいえる。正直アメリカンすぎると当時は思ったが、楽曲の出来は完璧に近いくらい良い。オジーの場合は作品毎に色があるから、出来れば全作品聞いてもらいたい。ポップで何が悪い!というオジーからの挑戦状的作品である。


ANTHRAX - Among the Living ★★ (2003-09-05 22:49:00)

「SPREADIHG THE DISEASE」同様、アンスラックスといえば先ずこの2枚が頭に浮かぶが、個人的にはこちらの「AMONG THE LIVING」が一番好きである。当時スラッシュ・メタルをあまり知らなかった自分にとって、この作品は格好良くて仕方がなかった。テスタメントよりも当時のメタリカよりも、カルチャーショックを受けたのを今でもよく覚えている。新作「WE'VE COME FOR YOU ALL」も結構好きだが、やはり比較にならないくらいこのアルバムの完成度は高い。スラッシュ・メタルのお手本的作品であり、HR/HMファンならこのアルバムは絶対に押さえておくべき作品である。今聴いても、全く色あせてない歴史的名盤でもある。