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ヤング・ラジオさんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 1-100
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ヤング・ラジオさんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 1-100

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DEF LEPPARD - Songs From the Sparkle Lounge ★★ (2008-05-01 19:15:00)

久々の新作であるが、僕にはかなり違和感のある作品に仕上がっている。楽曲の無個性化の原因は、何処にあるのだろうか........。それは、恐らく作りこむという作業を敢えて徹底的にやっていない点にあるような気がする。
オリジナルの前作である「X」は、僕は結構高く評価している。アレンジこそ大人しくなったものの、楽曲の出来は良くセールス的にはイマイチだったが、完成度は結構高かった気がする。
カヴァー作品である「YEAH」で、実は嫌な予感はあった......。何故、もっと作りこまないのか......彼ららしさとは、楽曲を徹底的に磨き上げることではなかったのか......何かすごく寂しい感じがする新作である。
僕は敢えて言うけど、問題作と呼ばれる「スラング」よりも、らしくない作品である。あの、デフ・レパードは何処に行ったのだろうか.........。


IN FLAMES - A Sense of Purpose ★★ (2008-03-29 03:43:00)

コンパクトな楽曲による作風という意味合いでは前作の延長線上の作品とも言えるし、比較的ポップな作風という意味合いでは「リターン・トゥ~」に近いとも言えるかも知れない。
インパクトは前作の方が上だけど、だからと言って楽曲の出来は決して悪くない。一定基準は必ずクリアしているこの安定感は、さすがの一言である。楽曲に妙な計算も無く、奇をてらう事も無く、あくまで真面目な姿勢が僕は大好きである。
誰かのためにアルバムを作っているのではなく、あくまで自分達が一番という姿勢は案外大事なことである。
この作品で、もの足りないと感じる人がいるかも知れない........でも、敢えて目先を変えない彼らの頑固さは敬意に値する。自分達らしさが何なのかが、よく分かっているバンドである.........。


ARCH ENEMY - Rise of the Tyrant ★★ (2008-03-14 22:40:00)

僕がHR/HMを聞き始めた80年代中期から現在に至るまでの間の中で、一番どの時期が辛かったかと聞かれれば、間違いなく90年代の中期と僕は答えるだろう。
大物アーティストさえもが時流に流され、実績のあるアーティストでさえ契約を切られ、好きなバンドがどんどん方向性を見失っていく..........今では考えられないまさに暗黒の時代が、90年代中期であった。
その時代に唯一、僕の心を救ってくれていたのが、メロディック・デスであった。だから、という理由だけではないが、僕は初期の作品の方に圧倒的に思い入れがある。
確かに初期のブルータリティーさは、幾分戻ってきている。楽曲も悪くない。でも僕は、「バーニング~」の方が圧倒的に好きである。
あの時代の空気感を知っているかどうかでも、この作品の評価は変わってくるハズである。いつ彼らの作品を聞き始めたかでも、その感想は違ってくるのである。
僕は女性Vo.が、好きではない。でもVo.がアンジェラだからという屁理屈だけによるレヴューには、疑問を感じる。バンドに何故メンバーチェンジが起こるのか.........その理由を、少し加味していただきたい。今のアーク・エネミーのVo.は、アンジェラなのである。そこを完全否定していては、バンドとして成り立たない.......。


ROYAL HUNT - Collision Course: Paradox 2 ★★ (2008-03-11 13:59:00)

①のイントロが聞こえてきた時、僕は思わずオオッと唸った。こうきたか......。実は、僕は「FEAR」以降の作品があまり好きではない。
音楽性の拡散化は別に悪いことではないが、それに伴う焦点ボケの状態は何かすごく悔しかった。どこに向かおうとしてるのかが解かりにくい、消化不良の状態は、とても彼ららしいとは言えなかった。出口の無い迷宮に入り込んでいるように僕には感じた。
自分達らしさとは、何なのか......。ある意味原点回帰のための、作品である。彼らにとって.......。
肝心の楽曲は、悪くないと僕は思う。ただし、「パラドックス」程の緩急がないため、聞いてると何となく流れてしまうという欠点もある。もう少し、展開にメリハリがあればよかったけど、少なくとも僕は「FEAR」以降の作品では一番好きである。
マークのVo.も、違和感をあまり感じなかったし、統一性のある作風が戻ってきた事が、何といっても嬉しかった。ようやく、戻ってきた....。


WHITE LION - Return of the Pride ★★ (2008-03-07 21:02:00)

何故今更、WHITE LION名義の新作なのか.......これまでのマイクの言動に関しては、言いたい事もたくさんあるけど.......敢えて僕は触れないことにする。
久々のホワイト・ライオン名義の新作には、意味深なタイトルがつけられているが、名作である2ndとのサウンド面における共通点はほとんどない。どちらかと言えば、4thの延長線上で制作されたという後期の彼らの楽曲の形に近い。
また今作は、泣きの要素を持った楽曲が多く、それらの楽曲の出来が良い。(でも逆に言えば、それ以外の楽曲の出来には、不満があるのは事実である。)元々僕はマイクのソングライターとしての力量を高く評価してるけど、そのセンスはこの新作でも健在である。ただ欲を言えば、もっと踏み込んで徹底的に名作と呼べるレベルまで、楽曲を磨いて欲しかったけど........。
個人的な点数は、82点。徹底的に泣きの作品にするか、それとも、もっとハードなナンバーをいれるか、もう少しメリハリがあれば尚更良かった気がする......。


WHITE LION ★★ (2008-03-03 20:51:00)

久々の新作から2曲程聴いたけど、これはかなり手ごたえがあった。直感は、結構大事で、マイク・トランプの底力を僕は感じた。
言いたいことはいっぱいあるけど、音楽だけに限って言えば、僕の中では今年の期待度No.1であることは間違いない。ソングライターとしての力は、健在である。


BULLET FOR MY VALENTINE ★★ (2008-02-16 18:38:00)

新作が、ビルボード初登場4位だった。これはかなり、前作やライブによって固定ファンをガッチリ掴んでいることを証明した形になった。初動のセールスは、予想以上に多かった.....。
僕は新作が正直あまり好きではない。楽曲が弱いというより、なんか妙に大人しくなった点が一番気に入っていない。でも、次作まで待とうと思う。きっと、やってくれるハズ......だからである!


BULLET FOR MY VALENTINE - Scream Aim Fire ★★ (2008-02-13 19:51:00)

僕の周りのHR/HMファンの間で、この新作賛否が真っ二つに分かれている。思い返せば、前作は僕も最終的にはかなりお気に入りの作品になった。
絶妙なバランス感覚の上に成り立った作品......モダンでありながら、どこか懐かしさも感じるメロディ.....それが、次世代を担える若いバンドであった点.....彼らが前作で見せ付けた印象は、かなり強烈であったことは間違いない。
でも、前作はいわば過渡期の作品であり、スタイル自体がまだ確立していない時点での、作品だっただけに、今後の不安感があったのも事実である。
そして彼らが新作で見せた音楽性は、前作のインパクトに比べれば、かなり地味な印象を受ける。アレンジしかり、楽曲しかり、なんかしっくりこないのである。
平坦な作品..........いきなりの壁だったのかもしれない......。
でも「ポイズン」で見せ付けた可能性を、僕は信じている。これからも、応援は続けたい。


CIRCUS MAXIMUS - Isolate ★★ (2008-02-05 19:03:00)

このタイプのバンドは数こそ案外多いけど、あまり注目される事がないので、人気投票3位の結果には正直驚いた。恐らくこの手のファンの気持ちは、ガッチリ捉えたのであろう。
個人的にも結構聞いた作品であり、楽曲によってはマイナーになったクイーンズライク的な要素もあり、Vo.の説得力も手伝い不思議な魅力があるのは事実である。
こういったバンドは、時代に埋もれてしまいがちなので、ファンの方にはしっかり応援してもらいたいと、個人的には思う。


浜崎 あゆみ - A Song for ×× ★★ (2008-01-18 16:48:00)

もし1枚だけ選ぶとすれば、僕はこの作品である。歌詞をあまり重視しない自分にも、この歌詞の内容は強烈だった。わかりやすい詞というのは、実はなかなか書きづらいものである。
邦楽の良さは、ここにある。歴史に残る作品である。


QUEENSRYCHE - Take Cover ★★ (2008-01-04 17:32:00)

所謂企画物ではあるが、選曲のセンスが先入観を上手く消し去ってくれている。
超マイナーとは言わないが、選曲はカヴァーとしては比較的マイナーな楽曲が並んでいる。
こういったアルバムは、バンドの力量が逆に表れやすい。演奏能力やアレンジに、バンドのセンスが表れやすい。このバンドのファンしか手を出しづらいかもしれないが、ファンなら買って損はしないだろう。
HR/HMソングばかりではない所を新鮮に感じるか、物足りないと感じるかに評価は分かれるかも知れない.......。


WHITE WOLF - Victim of the Spotlight ★★ (2008-01-03 21:53:00)

昨年購入した作品の中で、これは買って得したと思ったのがこの作品だった。期待感ゼロというよりも、ついでに買った作品だったし、何気に聞いたが案外お気に入りの作品になった。
このバンドのバイオなんて気にする必要はない。この作品に存在する泣きは、あの80年代前半の欧州的泣きの世界である。古臭い展開と独特の世界観は、逆にすごく新鮮である。
楽曲に物足りなさは多少あるけれど、でもこの作品僕は好きである。


THREE DAYS GRACE ★★ (2007-12-08 18:26:00)

昨年発売された「ONE-X」を、今年もかなりの回数を聞き込んだ。タイプは少し異なるが、ニッケルバック等の質の高いコマーシャル性を多分に含んだ楽曲を作らせたら、このバンド本当に上手い。どこかメロディーは切なく、この時期にピッタリである。


SARGANT FURY - Still Want More ★★ (2007-11-28 07:23:00)

この手の路線が好きな人なら、名盤の1stである。発売当時のメディアでは、プッシュされていた作品である。
とにかくハードポップファンなら、聞いて損はないと断言できる熱い作品である。彼らの中でも一番の出来で、作品に統一感があり適度なウェット感もある力作である。
まあ雑誌等でも、隠れた名盤として紹介されていたりするから、この手のファンの方は要チェックです!ジャーマンに勢いがあった頃の作品です。


EXODUS - The Atrocity Exhibition: Exhibit A ★★ (2007-11-28 07:07:00)

個人的に言えば、ここ数年マイナーなバンドのCD購入はめっきり減っている。メジャーなアーティストでさえ、昔なら無条件で買っていたアーティストでさえ、購入に至らないケースもある。
EXODUS.....どうしようかなあ~正直迷った。けど、前々作良かったしなあ~。でも前作イマイチだったし......。結局、期待感を込めて購入。
前作よりは、前々作に近い。評価も、その中間といった感じである。らしさは、健在である。このいかにものB級臭さが、たまらなく好きである。


SEBASTIAN BACH ★★ (2007-11-28 06:35:00)

やっぱり自分はバズが好きなんだなあ~........何かわからないけど、最近この作品よく聞いている。こういうロックした音楽こそ、やっぱりバズにはよく似合う。僕は昔のスキッド・ロウのライブの印象が、今でも強く残っている。フロントマンとしての存在感は、圧倒的であった。
何故もっと早く新作、出さなかったのだろう......。Vo.としての実力は、今でも半端でないよ。


HELLOWEEN - Gambling With the Devil ★★ (2007-11-28 04:53:00)

ハロウィンはメンバーこそ変われど、いつの時代も優れたソングライターチームである。それを改めて証明した意味合いでも、この作品の存在価値は高い。
らしさとは、一体何なのか........。その答えが、わかりやすく表現されている。キスク時代に思い入れのあるファンでさえ、この楽曲の出来には納得できるのではないだろうか。
予想以上の出来で、僕の中では間違いなく今年のベスト・アルバムである。


GAMMA RAY ★★ (2007-11-24 16:32:00)

大神隊長さんの言いたい事は、よく分かりましたよ。確かにアーティストは、作品にかなり情熱を込めて作っているので、それを悪く言うのは僕も心情は痛いです。ファンの方の好きなアーティストを非難された時の気持ちも、十分にわかってはいます。
でも、ファンだからこそ評価が厳しくなるわけで、前にも書きましたが、どうでもいいバンドや作品に関しては、僕は発言する気さえ起こりません。
こんな考え方の奴もいるんだと、気楽に考えてもらえればありがたいです。
ドクトル・メタルさん、フォローありがとうございます。


SEBASTIAN BACH - Angel Down ★★ (2007-11-23 21:49:00)

多くのファンの方が望むスキッド・ロウの1stや2ndの路線で無いことは、ある意味予想できたので、なるほどねというのが僕の最初の感想だった。
ファンの心理を鋭く射抜くROY Zのプロデュースである。ROYもかなり苦労したのではないだろうか.....。もしプロデューサーが違っていたならば、もっとロック色の薄い作品になった可能性は正直高い。ファンが何を望んでいるのか、その感覚に長けたROYらしい仕上げ方である。
アクセル参加等、話題性はかなり高いが、ファンの方がどう評価するのか、その評価が分かれやすい作品である。僕は、バズのフロントマンとしての存在感やVo.としての力量に、改めて感心させられた。楽曲はスキッド・ロウと比較すると正直弱いけど、決して酷評されるような駄作でもないというのが、僕の感想である。個人的には、①②⑧⑨⑭あたりがお気に入りである。
もっと早く出ても良かったのではないか........バズの声は、やはり魅力的である。


GAMMA RAY - Land of the Free II ★★ (2007-11-23 21:21:00)

彼らの作品の中で、一番好きな「ランド・オブ・ザ・フリー」の続編である。しかし、視聴前からの不安は的中してしまう。端的に言えば、総じて楽曲が面白くないのである。
何故、続編なのかもコンセプトが不明確で、「ランド・オブ・ザ・フリー」のどこをどう取っての続編なのか、僕には答えが見つからない.......。
前作「MAJESTIC」で、僕はもう一歩踏み出す勇気がそろそろ必要だと感じた。それは、楽曲に新鮮味が薄く、悪い意味でのマンネリ感を強く感じたからである。
この作品は先ずメロディーが弱い。そして変化に乏しい。楽曲の印象が、全く残らないのである。
この作品に限らず、パート2や続編には、少なくとも1にあたる作品の良さをできるだけ多く残してもらいたい。僕には、この新作の良さがわからない.....ファンの方には申し訳ないけど....。


HELLOWEEN - Gambling With the Devil - Heaven Tells No Lies ★★★ (2007-11-20 16:53:25)

現時点では、新作の中で一番好きなナンバー。ひねりのある、後期の彼らの得意パターンの一曲。


SEETHER ★★ (2007-11-06 18:34:00)

個人的にはかなり好きなモダン・ロックバンドである。アメリカでの安定した人気は、楽曲の充実度が保証している。新作を買ったが、これがまたいい。相変わらず楽曲の出来は良く、Vo.の声質は自分のストライクど真ん中である。
ロックチャートだけでなく、ナショナルチャートでも健闘する楽曲は、すこぶる出来が良い。


AVENGED SEVENFOLD ★★ (2007-11-02 16:03:00)

まだ2曲の視聴の段階だけど、かなりサウンドは重くなっていますね。大衆指向に走るのか、それともコア路線に走るのか、バンドには選択権があるわけだけど、そこらへんの意識はこの2曲を聴く限りは、あまり感じないですね。前々作よりも前作の作風に近くて、ファンの方は発売が待ち遠しいのでは.....。
ヘヴィという要素が吉とでるのか、注目です。


SOILWORK - Sworn to a Great Divide ★★ (2007-10-28 03:40:00)

メロディック・デスとかモダン・デスとか、そういう枠組みの中で語るのがもったいないと感じてきた時、逆説的にはバンドが成長した証になる。
この新作、僕は高く評価したい。楽曲はコンパクトになり、バリエーションも豊富になっている。
特色という点ではイン・フレイムスの「COME CLARITY」と実はよく似ていて、楽曲の面白さという点では、過去最高かもしれない。失った要素もあるが、全体で捉えればマイナスには至っていない。メディアに騙されてはいけない。


SOILWORK ★★ (2007-10-16 17:26:00)

このバンドの作品を評価する時、僕は楽曲一曲一曲を個別に見るのではなく、全体的な印象として捉えて評価している。確かにバリエーションは多いタイプのバンドではない。だけど、そこが逆に散漫な印象を与えないというプラス効果を生み出しているのも事実である。
新作僕も全曲聞いたけど、評価は実際にCDを購入してからしたいと思う。けど、嬉しい誤算かもしれない......。3曲の視聴時よりも、はるかに良い感触であることは間違いない.......。


PUDDLE OF MUDD - Famous ★★ (2007-10-14 17:33:00)

前作から久々となったが、路線的には1stのポップさが復活している。2ndの渋い作風から考えれば、個人的には嬉しい路線変更である。全体的な印象も悪くない。ただ楽曲にもう少しキャッチーさがあれば尚良かったが、それは贅沢な注文かもしれない。
どうしても1st収録の強力な楽曲を期待してしまうが、それさえ意識しなければ、まあまあの出来かなという気がする。2ndよりは、はるかにいい!


AS I LAY DYING - An Ocean Between Us ★★ (2007-10-08 21:03:00)

楽曲に整合感が生まれ、今までの一辺倒な路線から楽曲の充実度で、一歩前に進んだ存在になった。今までは悪く言えば、そこら辺のアメリカン・メタルバンドと比較しても、そんなに抜きん出たところが無いと個人的には感じていたが、この新作でかなり個人的には好きなバンドになった。
とにかく劇的という言葉も当てはまるぐらいの、変貌である。とにかく楽曲の出来がいい。元々アメリカでは結構固定ファンを掴んではいたが、これで日本での人気もかなり出そうである。
アメリカでのメタルとは、こういった音楽を指すのである。


DOWN ★★ (2007-10-08 20:37:00)

ポップなバンドもいいけど、こういった重厚なHR/HMバンドも必要である。新作を聞いたけど、なかなか良かった。こういった良い意味でむさ苦しいバンドもいて、正解である。パンテラとは違った良さがここにある。
コア過ぎない楽曲の出来も、個人的には好きである。HR/HMは、やっぱり懐が深いね。


BON JOVI - New Jersey ★★ (2007-10-08 10:58:00)

僕が若かった頃、夢や希望に満ちあふれていた頃、世の中に全くスレていなかった頃、に聞いたこのアルバムで、僕はこのバンドに特別な感情を抱くようになった。
オンタイムで時代と並走して聞いてきたバンドだけに、人一倍思い入れがある貴重な存在でもある。若さというものがどれほど貴重なものであるかなんて、実際に年を取らなければわからない。BON JOVIというバンドが、どれほど偉大であるかなんて、きっと世の中にはまだ伝わっていないハズである........。
サウンドに漲る勢い、テンションの高さは、彼らの作品の中でも間違いなくNo.1である。若さがあったから、この作品は生まれたのである。サウンドに隠されたとんがった感覚、今こそ彼らにもう一度取り戻してもらいたい感覚である........贅沢かもしれないけど。


SOILWORK - Steelbath Suicide ★★ (2007-10-04 15:06:00)

最近の彼らとは違いメロディーにはひねりが少ないが、逆にそこがスラッシュ好きにはたまらない要素かもしれない。メガデスの初期には劣るものの、変則的なリズムワークがある意味特徴の作品である。1曲1曲も短くコンパクトで、この作品こそベストと言うファンの方の気持ちもよくわかる。
典型的なスラッシュメタルファンは、聞いて損は無いであろう。ソイルワーク恐るべしである。才能のあるバンドであればあるほど、結局は変化・進化していくのである。それは、大物バンドの宿命でもある......。


BRUCE DICKINSON - Scream for Me Brazil ★★ (2007-09-24 15:52:00)

収録曲数や収録曲には少々不満は感じるが、ソロ作品でのライブ音源という意味では貴重な作品である。僕が思うHR/HMバンドのNo.1ヴォーカリストらしく、堂々とその存在感を示した内容である。
とにかく本気モード時のブルースの説得力は群を抜いているので、メイデンでもいいので一度はライブで体感すべきである。あんなに動き回って、あんなに歌えるヴォーカリストなんて、そういないよ。


Y & T - Earthshaker ★★ (2007-09-24 15:33:00)

この時代ならではのサウンドで、この作品なんかもかなりの名作である。80年代後期は、ビッグ・プロダクションのサウンドが流行ったが、まだ前半はこういった装飾の少ないサウンドが主流だった。楽曲そのものの出来がしっかりしている為、今聞いても全く色あせていない所は流石である。
前期の楽曲を集めたベストかこの作品あたりが、個人的にはお勧めである。


SOILWORK - Natural Born Chaos ★★ (2007-09-20 18:41:00)

新作ももうすぐ発売されると思うが、ソイルワークというバンドは僕にとって他のバンドと違う点が一点ある。それは作品を発売する度に、どんどん好きになっていっているという事実である。今や、この手では一番好きなバンドである。
実は彼らは、作品を発売する度にマイナーチェンジを繰り返している。それは微妙な変化であったりもするが、そこが僕の心を見事に捉える。初期もいいが、今もいい。時流に流されるという変化ではなく、それはある意味自然な変化でもあり成長でもある。
この作品は、デヴィンのプロデュースが冴えに冴えまくっている。バンドにとって、大きく一歩進んだ作品である。ソイルワーク恐るべし、作品を聞いて落胆した事が、まだ無い所が僕にとっては貴重な存在でもある。


LETTER X - Born into Darkness ★★ (2007-09-15 18:59:00)

この作品は、知る人ぞ知る隠れた名盤である。世間ではノーマークに近いが、自分だけの名盤、僕の場合は数多く存在する。この作品も、そんな一枚である。
僕はマイケル・ボーマンが好きで、彼の参加している作品は結構聞いているが、その中でもこの作品は1、2位を争う位好きである。確かに楽曲はミドルテンポが中心で変化には乏しいが、逆にそこがセールスポイントになる。この作品はコンセプトアルバムであり、統一感が一番の魅力である。適度に泣きもあり、湿った感覚がなんともいい。
でも正直この作品以外は、彼らの場合お勧めできないので、その点は注意である。


SALIVA - Blood Stained Love Story ★★ (2007-09-15 18:32:00)

アメリカでは安定した人気を誇る彼ら。何故か、日本のHR/HMファンからの支持は得られないが、僕は好きなバンドである。
メロディはキャッチーだし、アルバム単体でみても常にクオリティーが高いバンドである。ポップなHR/HMが好きな人や産業ロック的アメリカン・ロックが好きな人には、この良さがわかるハズである。
日本のメディアのプッシュは皆無に等しいが、楽曲は確かにポップで良い。


ROB ROCK - Garden of Chaos ★★ (2007-09-15 18:13:00)

僕は前作を高く評価した。正直楽曲の練りという点では少々物足りなかったが、ハイテンションで突っ走るサウンドにはかなり好感が持てた。
個人的にはかなり期待はしていたが、今作は前作以上に楽曲の出来が良い。テンションだけで言えば前作の方が上だが、楽曲の面白さという点では、ソロ作品の中では最高傑作といえる出来である。頭3曲はインペリテリらしい楽曲であり、中盤の3曲も実験的ではあるが良い出来である。こういったアルバムこそ、ファンの方のプッシュが必要である。時代に埋もれるには、もったいない出来である。ロブ・ロックここにあり、である。


AMORPHIS - Silent Waters ★★ (2007-09-14 15:39:00)

結局は、個性が大事なのである。間違いなくこのバンドは、他のバンドとの差別化を念頭に活動してきたハズである。前作同様、全体に統一感のある仕上がりになっている。
それにしてもソフト過ぎず硬派過ぎないという最近の彼ららしい、実にいいバランス感覚の上に成り立っている作品である。楽曲の出来もよく、決してダレルという感覚は生まれない。
また聞き手を、グイグイ作品に引き込むという魅力にあふれた作品でもある。
これは、いいね。彼らのファン以外の方にも、お勧めの一枚である。


ANDRE MATOS - Time to Be Free ★★ (2007-09-04 17:23:00)

個人的にはどうでもいいと思えるバンドの方が、実は圧倒的に多い。好きなバンドだからこそ、僕は評価が厳しくなる........。
思い返せばSHAMANの2ndを初めて聞いた時、かなりの違和感があった。1stは名作であった。一見地味な作風の中にも、熱いモノが存在していた。なのに2ndで何故路線を変更したのか、僕は戸惑いを隠せなかった。
ソロ名義第一弾であるこの新作、完成度としてSHAMANの1stをいかに越すのかに僕は注目していた......。アンドレがいた頃のVIPER、そしてANGRA僕は大好きである。
サウンドの質感は、アングラの1stに近い。ファンが最も望む、あの路線である。楽曲の出来も悪くない。ただメロディーにキャッチーさがもっとあると、インパクトは強かったかも知れない。
でも、これで文句は言えないだろうね.......。確かに、ドラマティックである。やっぱり、本家は本家の方向性が最もよく似合う.....。90点ぐらいは、付けたいね。


MR. BIG - Get Over It ★★ (2007-08-23 16:53:00)

僕はポールがいてこその、ミスター・ビッグだと思っている。その考え方はずっと変わらない。楽曲うんぬんよりも違和感がありすぎる内容で、客観的に聞いても楽曲の魅力はあまり感じない。
ポール抜きのミスター・ビッグ........個人的には、認めたくない....。


DEF LEPPARD - Euphoria ★★ (2007-08-23 16:40:00)

彼らの言動をオンタイムで見てきた自分にとって、彼らは質の高い楽曲・アルバムを制作することによって、ファンをひきつけてきたように思う。
元々作品と作品のインターバルが長いバンドであるが、結局良質の作品を発表することによって、それらの不満要素を上手く排除してきた。でも、オリジナルの新作をなかなか作らない姿勢には、僕は大いに疑問を感じている。ファンへの感謝があるのなら、新作はもっと早めに登場してもいいはずである。
安易に企画モノという発想は、大物だから出来る技だが、あえてそれをしないバンドが僕は好きである。いい意味でも悪い意味でも、彼らはアメリカンなバンドになってしまった.....。


GUNS N' ROSES - Greatest Hits ★★ (2007-08-17 14:49:00)

基本的に、HR/HMバンドにベストアルバムは必要ない。この考え方に変更はない。ベストアルバムで語りつくせるバンドなんかに、僕は興味が無い。
所詮ベストなんて、レコード会社の金儲けや契約消化のために発売されるケースがほとんどである。ガンズ・アンド・ローゼスというバンドの偉大さを理解するのにも、この作品は邪魔である。数枚しかリリースされていないオリジナル・アルバムでさえも聞くのが面倒というなら、いっその事全く聞かなくてもいいのではないだろうか.......。
選曲の基準は何?水面下で、何かしらの力が働くベスト・アルバム.....。何のポリシーも感じない、選曲・構成である。


TNT - The New Territory ★★ (2007-08-15 16:23:00)

これは問題作というレベルを超えてしまっている。過去のTNTに思い入れが全く無い、最近のファンの方には問題が無いかもしれないが、少なくとも過去の彼らをちょっとでも知っている方にはかなりの違和感がある作品である。
Vo.も代わり心機一転という考えだろうが、肝心の楽曲が弱すぎる。僕は何度も言っているけど、バンドが路線変更するのは別に悪い事ではない。しかし大概の場合、こういった消化不良的な作品に仕上がって、マイナスに終わることが多い。
何をしたいのか、何処に向かっているのかが分かりにくい、悪い意味で難解な作品である。バンドの方向性が全く見えない内容である......。


LILLIAN AXE - Waters Rising ★★ (2007-08-12 12:06:00)

昔このバンドが、CDは出したがレコード会社からはほとんどプロモーションされず、ある意味飼い殺し状態の中、苦悩していたのをふと思い出した。
実はこんな例は、世の中にはたくさんあって、その不条理さに僕は憤りを感じていた。アルバムは完成していても、諸事情により発売されなかった例もたくさんある。実は、その諸事情の中身は理不尽な事が多かったりする。
メディアでプッシュされるバンドは、底々の内容でも売れる可能性はある。では、逆はどうなのか.......ここが、重要である。
彼らの音楽を聴いてると、いろいろな思いがシンクロしてくる......。たった1枚のCDでも、購入するという行為がそのバンドを立派に応援することになる........大切なことである。


RIDE THE SKY - New Protection ★★ (2007-08-11 19:40:00)

個人的な点数で言えば、83点といった所である。密かに楽しみにしていた作品だけど、感触としては全然悪くない。この手の正統派路線は、楽曲がつまらないとホントにCD棚で眠ってしまう感じになるが、楽曲に面白みがあり良い意味でヒトクセあるので、そんな事にはならないだろう。
ただ、後一歩という感じに聞こえる楽曲もある。それは、サビの展開力が弱いのと、メリハリの付け方が弱いという点にある。もしこういった点を改善していくと、マスタープランよりもはるかに魅力のある存在になる。
この手の路線が好きなら、間違いなく合格点の出来である。ウリのやる気が伝わる力作である。


GUNS N' ROSES ★★ (2007-08-10 20:29:00)

僕は80年代~90年代にかけて結構ライブを見たけど、ガンズの場合何か貫禄があって、とても新人とは思えなかったですね。当時、新人なのに演奏の上手いバンドは結構いましたが、全く他の新人とは何か違っていましたね。楽曲うんぬんよりも、バンドの持つ危なっかしい雰囲気が、今でも鮮明に記憶に残っています。逆に全く印象に残っていないバンドの方が、圧倒的に多いですから、やっぱりあのメンツのあのオーラは凄かったですよ。
その他では、メタリカを初めて生で見たときも、かなりのインパクトがありましたね。


HAREM SCAREM ★★ (2007-07-26 18:03:00)

こういった情報を聞くたびに、複雑な気持ちになる。一時期確かにオヤッと思う感じもあったけど、せっかく蘇生してもイマイチここ日本では、盛り上がらなかった事が何か悔やまれる。
最高傑作と比較しての作品の評価は、バンドにとっては酷である。活動が長くなると、どうしてもそういう評価になりがちだけど、日本で応援すべきバンドだっただけに、凄く残念である.....。


HURRICANE - Over the Edge ★★ (2007-07-17 14:55:00)

僕はたまたまこのCD持ってるけど、それは偶然という感じがする。当時買ってから、そんなには聞いていない気がする。当時の評価も、そんなには高くなかったし、セールスも良くなかったハズである。確かに当時の流行りとは少し方向性が違っていたから、印象には残っているが、そんなに凄い作品だとは僕は思わない。
入手困難という文字は、興味をそそられるが、逆に言えば当時あまり人気が無かった事を証明しているのである。マニア向けかな...。


HUMAN CLAY - Human Clay ★★ (2007-07-17 14:43:00)

サウンドやメンツから言っても、もろタリスマンだが、楽曲の出来は本家には及ばない気がする。こういったアルバムは、聞く人によっては隠れた名盤となりうるが、そうでない人にとっては大して意味の無い作品となってしまうのが現状である。
タリスマンよりはポップではあるが、メロディーの起伏は少ない。結局は楽曲が弱いので、魅力には少々乏しい。
この手のマニア以外には、お勧めは出来ない。


VELVET REVOLVER ★★ (2007-07-14 16:26:00)

ビルボード初登場5位は、なんかやっぱり寂しい感じがする。前作があれだけ売れたのに、この出だしの鈍さは何を物語っているのだろうか。
イチガイには言えないが、やはり作風と楽曲の魅力が薄い点に問題があるような気がする。僕は同時に、HELLYEAHの作品を購入したが、HELLYEAHの方が圧倒的良いと感じた。作風はちょっと違うけど.......。
せっかく前作で夢が見れたのに、何故あのような作品になってしまったのだろうか。もったいない........。


CHEVELLE - Vena Sera ★★ (2007-07-13 20:41:00)

まあこういったバンドは、この手のファンの中でしか語られる機会が無いと思うけど、この新作僕は結構お気に入りである。
数年前までは、アメリカのロックシーンのど真ん中のサウンドだったけど、今では他のバンドが少し路線を変えてきているので、今後は案外貴重になってくるかも。
楽曲的には前作よりも好きである。確かにサウンドは、勢いがあり多少明るくなったかもしれない。


AUTOGRAPH - That's the Stuff ★★ (2007-07-12 15:22:00)

楽曲の雰囲気や路線から言えば、デフ・レパードに似ている気がするが、たまにオークション等でこのアーティストの作品が数千円で取引され、デフ・レパードの作品が数百円で取引されているのを見たりすると、個人的には本末転倒のような気がする。
確かに入手が困難かも知れない.........。でも、高いお金を出してまで、購入する程の価値があるのかには、少々疑問を感じる。
この作品なんかは、ある意味隠れた名盤とも言えるかもしれないが、いい作品は世の中にもっとたくさんある........。商売感覚に走りすぎた高額すぎるオークションには、少し苦言を呈したい。


CYCLONE TEMPLE - I Hate Therefore I Am ★★ (2007-07-11 17:10:00)

ホントに久々に聞いた。隠れた名盤と呼ばれる事も多い作品である。変則的な展開力が魅力のバンドであるが、この手のスラッシュメタルが好きな人なら、聞いて損はしないであろう。
先が読みにくい展開が持ち味のバンドは、この頃結構存在したが、整合感があって楽曲が面白いバンドは案外数が少なかった気がする。
この手のファンなら知らない人は、恐らくあまりいないであろう。久々に聞いたけど、やっぱりなかなか良かった。不思議な世界観がある作品である。


POISON ★★ (2007-07-11 16:10:00)

カヴァーアルバムである新作を思い切って購入したけど、これがなかなか良かった。選曲の良さも手伝い、これはパート2も聞いてみたい気がした。オリジナルに比較的忠実ながら、ポイズンらしさもあり、2枚組でも良かったのではないかという感じがした。
確かに国内未発が多いけど、実はいいアルバム作ってますよ彼らは。この軽いノリが、なんとも魅力かな。


PERSUADER - Evolution Purgatory ★★ (2007-07-07 19:11:00)

とにかくブラガに似ている。~的という表現は、決してマイナスだけではない。僕はブラガに似ている点が、このバンドの良さだと思っている。
楽曲の出来にはバラツキがあるが、オオッとうなるフレーズも楽曲によっては出てきたりする。では、ブラガと比較してどこがマイナスかと言えば、楽曲の面白さである。
疾走するナンバーも多いが、得てして印象に残りにくい。楽曲の出来が、本家には及ばないのである。こういったバンドは、とにかくサビだけでも大胆にキャッチーにすべきである。
僕は全ての作品を持っているが、それはこのバンドに賭ける期待感が大きいからである。
もしかしたら.........という期待感は、抱かせるバンドではある。


ROYAL HUNT - Paradox ★★ (2007-07-06 17:21:00)

例えば最近の作品と比較すると分かりやすいが、この頃の彼らの作品に漲る緊張感が僕は大好きだった。徹頭徹尾コンセプト・アルバムであるが、楽曲の出来が凄くいい。DCのVo.に合わせたかのような展開は、この頃のこのバンドの勢いがアルバムの出来に見事に反映されている。
北欧のバンドの意地というか、そこら辺のバンドとは違うぞという意気込みが、この頃のロイヤル・ハントにはあった。僕はそこが大好きだった。名作である。
だから今の状態が、なんか悔しい........。


LILLIAN AXE ★★ (2007-06-25 18:35:00)

新作がもうすぐ発売されるが、少し複雑である。前作も過去の音源集によるものだったが、新作も楽曲のタイトルを見る限り、そのようである。タイトルトラックもイマイチだし、ウーン複雑である。
Vo.もロンに似ているが、それなら..........と考えてしまう。新曲もっと書けばいいのになあ~........。


NOCTURNAL RITES - The 8th Sin ★★ (2007-06-25 18:23:00)

前作の特に前半の楽曲の充実度が、実に素晴らしかった。アレンジからして、楽曲はかなりドラマティックであった。
バンドとしての方向性が定まってきたからなのか、最近の彼らには安心感がある。ミドルテンポに比重を置く構成も、個人的には大賛成である。ドラマティックさで言えば、前作に軍配が上がるが、それは同じでは進化がないと考えるアーティスト精神から来るものなので、悪いことではない。
この手の路線では、貴重な存在である。前作の方がいいと思うファンも多いかもしれないが、バンドとしてのモチベーションはかなり高い方だと僕は思う。今後も応援していきたいバンドである。


MIKE TRAMP - Capricorn ★★ (2007-06-16 18:40:00)

ソロ作を何枚か出しているけど、その中では一番ポップでありお勧めである。アレンジもシンプルだし、ホワイト・ライオンのように、メロディーがキャッチーではないが、そのセンスは健在である。優秀なメロディーメイカーである彼の実力は、かなり高い。さわやかですよ。


SCORPIONS - Humanity: Hour I ★★ (2007-06-15 15:58:00)

最近大物のリリースが相次いで、久々にCDを結構買ったと思うが、その中でもこの新作は結構リピート率が高かったりする。
アルバムの前半は、比較的キャッチーな楽曲が多いという構成は従来とあまり変わり無いが、楽曲の平均的なレベルが高いのが、この新作の最大の特徴であるかもしれない....。
ベテランバンドになると、実は新規のファンの開拓が難しかったりする。固定観念が、ジャマをすることが多い。このバンドが今の時流に合っているとは思えないが、逆にそこがセールスポイントとなる。いい作品に、流行りなんて関係ない。
往年のファンを満足させる楽曲の充実度である。こういった作品が評価されにくい今のシーンこそが、おかしいのである......。


NIGHT RANGER - Big Life ★★ (2007-06-13 12:29:00)

楽曲を個別に見ていけば、そんなに悪くないと当時も思っていた。しかし、ポップすぎるオーバー的なプロデュースには、昔も今も納得できない。確かに時代背景を考えると、このような作風になったのは、致し方ない事なのかも知れない。でも、これではそこら辺のハードポップバンドと大差がないわけで、バンドの強みの一つを犠牲にしたように僕には感じる。
東海岸から西海岸に移ったサウンドには、今でも違和感がある。でも、曲作りは抜群に上手い。


TESLA - Five Man Acoustical Jam ★★ (2007-06-08 12:38:00)

こういうラフなスタイルこそが、ホントは一番彼ららしいのかもしれない。ジョン・クーガーやトム・ペティ辺りにも通じる素朴なアメリカン・ロックである。
「グレイト・レイディオ~」も名盤なら、このアルバムも名盤である。復活してコンスタントに活動してるし、案外今でもアメリカでは固定ファンが多いバンドである。
肩に全く力が入っていないし、この雰囲気もかなり良い感じである。


TESLA - Psychotic Supper ★★ (2007-06-07 17:54:00)

このアルバムが発売された頃が、このバンドの日本における人気のピークであったと思うが、僕は当時からあまり好きな作品ではない。
多すぎる曲数も出来が良ければ何の問題も無いが、結局出来にバラツキがあるためマイナスポイントとなる。2ndの大ヒットの後だっただけに、この出来は残念で仕方なかった....。
聴いた回数は案外多いが、彼らの作品の中では、やはり一番好きではない。攻撃的な作風は評価できるが、大ヒット作の次作は、実は失敗は許されないのである。大ヒット作の次は、すごく重要なのである......。


DREAM THEATER - Systematic Chaos ★★ (2007-06-07 14:02:00)

僕はドリーム・シアターが好きだけど、だからと言って、何でも肯定的に受け入れる事が出来る程の熱狂的ファンではない。
最近の彼らの音楽を聴くたびに感じるのは、完全に開き直っているというか、もうセールスや新たなファンの獲得等、彼らはあまり深く考えていないように僕は感じる。例えメンバーが、そう語ろうが.........。何故なら、もしセールスを優先に考えるのなら、この作風は時流に全く迎合していないし......勿論、売れっ子プロデューサーを起用しての方向転換もない...。戦略なんて、どこにもない....。
また、もしホントに新たなファンを獲得したいのなら、何かしらのチェンジがあってもいいハズなのに、全くその気配すら感じない..........。いつもの、彼らの音楽そのものである....。
僕はこの新作は、前作と前々作を足して2で割ったように感じる。1曲1曲にコントラストを多様しながら、作品全体にもコントラストを散りばめる、最近の彼らのサウンドそのものである。
良い意味で、ファンの事など知りません。自分達が作りたいものを作りましたという感覚が、非常に強い作品である。
他人の意見に耳を傾けないバンドこそ、僕は一流であると思う。悟りを開いたバンド、ドリーム・シアター色が強い作品である......。ファンよりも先に、自分達という考え方は、決して間違いではない....絶対に。


OZZY OSBOURNE - Black Rain ★★ (2007-05-27 07:15:00)

僕も単純に、新作を出してくれた事が先ず嬉しかった。年齢的にもまだ若い比較的大物バンドでありながら、新作を出さないアーティストも多い中、やっぱり凄いなとホントに思う。
内容は、まあ想像通りであった。ここ2作の延長線上であり、メロディーはキャッチーである。楽曲単体に見ても、よく出来ていると思う。この声、なんだよねぇ~........やっぱり、いいねオジーは....。
この存在感は、やっぱり凄い!個人的ベストトラックは、⑤。オジーなんかを聴いてると、個性がいかに重要かが分かるハズである........。


OZZY OSBOURNE ★★ (2007-05-22 14:59:00)

僕はまだ先行シングル1曲しか聴いてないけど、新作は間違いなくハイレベルな楽曲で構成されているという自信がある。
オジー自身がどれくらい自覚してるのか分からないけど、取り囲むスタッフはかなり優秀である。良い意味で、らしさを計算しながら、メロディーはキャッチーであるという最近の作風を継承していると、僕は断言する。
最近のオジーを聴く度に、周りの環境の大切さを強く感じる。


LINKIN PARK - Minutes To Midnight ★★ (2007-05-21 22:23:00)

1stは僕にとって、かなり衝撃的な作品だった。そして2ndは、1stをよりメロディアスにしたような内容であった。客観的に見れば、2ndもなかなかであったように思う。
ただ僕は、2ndは守りに入ったような作品に感じられて、個人的には少々物足りなかった......。
そして、この3rdである。僕の予想をはるかに上回るフルモデルチェンジの内容である。この変化をどう考えるのか........。確かに、この変化の大きさについていけないファンの気持ちもよく分かる.......。ただ僕は、このバンドの本質を考えた場合、こうならざるを得なかったのではないかと考えてしまうのである。
個人的な考えだけど、1stはねらってあの作風になったのではなかったハズである。完成型というより、結果的にああなったと考えた方がいいと思う。そして2ndは、メロディックにはなったが、あまり作風は変えなかった.....。これは、ある意味意図的でもあるが、この路線でもまだ良い楽曲が書けたのではないか........。
そして3rdは、確信犯的に作風を大幅に変えたのである。膨大なデモの中には、恐らく多くのファンが望んでいる1stや2nd路線の楽曲もかなりあったハズである。でも恐らく、楽曲的には、1stや2ndを超えるモノがあまり出来なかったのではないか.......。
だから、収録しなかった........。また、多少あっても意図的にハズしたのではないか。
だから結果的に残ったのは、今までとは違うタイプの楽曲であった........。
これはあくまで仮定だけど、どちらにせよ、モデルチェンジは避けて通れないタイプの音楽だから、彼らの努力をファンの方には理解して欲しい気がする。彼らがアーティストである以上、逆にこうなるのである。変化し続けるというのが、このバンドの本質かなと、僕は思う。


MEGADETH - United Abominations ★★ (2007-05-10 17:10:00)

僕はHR/HMを聞く前に、ポップス等のいわゆるトップ40モノをよく聞いていた時期があった。それらを聴き始めて3~4年が経過すると、新作を聞く場合は前作をいかに上回るかという視点で聴くようになっていった。
80年代の後期から実は、トップ40モノの作品は、クオリティーが落ちていった.....。音楽的な方向性はあまり変わっていないにも関わらず、楽曲の出来が落ちていったのである。
HR/HMシーンの停滞は90年代の初期~中期なので、それよりも先にその現象は起きていた。好きなアーティストが総崩れ状態になっていく中で、僕は自然にHR/HMに流れていったのである.....。
この新作、楽曲的には前作と大して変わりはないように思う。前作も集大成的な内容であったが、今作も集大成的な内容になっている。まあ最大の違いは、鋭角的な要素が減ったという部分だけである。言い換えれば、前作は作りっぱなし的な感覚が強かったが、新作は作りこんだという印象が強いという事である。
メガデスというバンドは、不器用なバンドである。そこがファンにはたまらない。例えば、やりたくない事をしてまで売ろうという感覚が、このバンドには無い。時流への迎合等、皆無である..........。
僕は今さら、彼らに劇的な変化を求めていない。確かに、どこかで聞いたようなフレーズもあるにはある。しかし、彼らも歴史が長いのである。どんなに有能なソングライターでも、過去の楽曲と全く違う楽曲を書くのは、不可能に近い......。それを意識しすぎると、らしさを失うというリスクを伴うのである。
僕は正直、良い出来だと思う。音楽的方向性を変えずに、こんなにコンスタントにいい作品を作り続ける彼らを僕は評価したい。楽曲のレベルの高さは、さすが!の一言である。


THUNDERSTONE - Evolution 4.0 ★★ (2007-05-05 19:09:00)

こういったバンドは、ホントは大事にしていきたい。こういったバンドとは........日本での人気や知名度はイマイチかもしれないけど、密かに良い作品を作っている目立たないバンドの事である。
でもこの新作、このバンドにしてはヘヴィ過ぎて、サウンドが先ず合っていない気がする。このバンドの最大の良さは、メロディーの中にある哀愁加減にあるのであって、この路線に僕は大きな違和感を感じざるを得ない。
またミディアムテンポのナンバーも無くなり、良さは無くなってしまったと言わざるを得ない。厳しい言い方かも知れないけど、楽曲における良い意味でのしつこさも無くなり、この作品を繰り返し聞く気に僕はならない........。


DARK TRANQUILLITY - Fiction ★★ (2007-05-05 13:17:00)

先に断っておくけど間違いなく悪い出来ではない。ファンとは時にわがままで、幾ら質が高くても同じ路線を続けると、こういった物足りなさを感じるものなのである.........。
同じ路線を続けて欲しい..........と言いながら、ファンとは変化を嫌う傾向が強い。多くのアーティストが、そこで一度は迷うのである.........。
この新作、僕は80点は付けたい。ここ数作同様、作品には良質な空気が流れている。ただ、インパクトという点では、やや変化に乏しいかも知れない。
でも、この路線で今後も頑張ってもらいたい。ファンの方の評価が、すごく気になる....。


WINGER - Demo Anthology ★★ (2007-03-26 18:53:00)

僕は「Ⅳ」のレヴューでも書いたけど、まさかこういった形でデモ音源+未発表曲が発売されるとは、「Ⅳ」が発売された時には思っていなかった。希望は強くあったが、こういったものが発売される背景を考えた時、実は複雑な心情になるのである.........。
こういったものがオフィシャルな形で、ここまでのヴォリュームで発売されるケースは珍しい。裏を返せば、根強いファンがいるという証でもあり、商売として成り立つという計算がそこには存在している。僕は彼らの熱狂的ファンでもあるから、初めて耳にする未発表曲は数曲であり、あまり新鮮味は無かったが、ファンにとっては嬉しい企画物ではないだろうか。
聞き比べて欲しい。正規なものとデモ音源のどちらが、彼ららしいか........。特に1stや2ndは、オーバープロデュース気味だったので、僕は改めてデモ音源の方が好きと実感することが出来た。曲をキャッチーにする工程には、バンドらしさを失うというリスクを伴うのである........。
実は大物と呼ばれるバンドは、こういった作品は決して発売しない。それは、何故か?
端的に言えば、今回の再始動も先が長くないということなのだろうか...........。


LINKIN PARK ★★ (2007-03-15 21:29:00)

待望の新作からの新曲を2曲程聴いたけど、正直新作の出来が少々不安かなという気がする。でも、2ndと違って攻めてきた感じがするので、その点はかなり楽しみである。
1stや2ndと同じ路線はないと僕は予想はしてたけど、かなりロック的なアプローチになっている所は、個人的には大きなプラスポイントかも。勝負作の3rdアルバム、非常に楽しみである。


ALL THAT REMAINS - The Fall of Ideals ★★ (2007-02-18 20:02:00)

僕は前々から気になっている事がある。それは、この手のバンドは今のアメリカのメタルシーンには腐る程いるが、プッシュされるバンドと全く相手にされないバンドの境界線が何処にあるのかという疑問である。それは雑誌にも感じるし、こういったサイトでも感じる事である。
僕は絶対に楽曲ありきなので、楽曲に面白みがなければ、そのバンドに魅力は感じない。確かにこの手のサウンドには、個人的には飽きの感覚が生まれつつあるが、このアルバムは比較的良い完成度であると思う。まあ次作が勝負作という気はするが、尖がった感覚だけは今後も大事にしてもらいたい。


MEGADETH ★★ (2007-02-14 18:26:00)

演奏技術が凄いとか好きな楽曲が多いとか..........そんな理由抜きで、彼らのライブには何か惹きつけられるモノがある。
ニックやマーティーがいた頃のラインナップは確かに魅力的で、当時のライブ映像は今でもよく観たりするが、HR/HMバンドの何処でその器の大きさを図るかといえば、やっぱりライブである。少々音がずれていても、そんなことは大したことではない。大物と呼ばれるバンドは、ライブでその魅力をいかんなく発揮する。
僕がHR/HMを聴きはじめた80年代のバンドと今のバンドとの最大の違いは、やはりライブにおけるその魅力なのかもしれない。
テクニックだけでは図れないのが、ライブである。全く関係無いが、バズ抜きのスキッド・ロウなんて僕には何の魅力もない。僕は昔のライブを観てるから.....。


PRETTY MAIDS - Wake Up to the Real World ★★ (2007-02-10 19:04:00)

こういった作品の評価は難しいというか、複雑な気持ちになる。彼らはデヴューから、かなり長く良質な作品をずっと生み出してきた。日本における彼らの人気のピークは、「SIN-DECADE」か「JUMP THE GUN」辺りだと思うが、それ以降にも彼らは数々の力作を発表してきた.........にも関わらず、世間での評価はイマイチだった。
実はここが重要なポイントである。例えいい作品を作っても、世間では評価されない。だとしたら、ミュージシャンやアーティストは何処に向かって行けばいいのだろう.......。彼らの努力を、僕は高く評価したい。
「世間ではあまり評価されないが、俺はプリティ・メイズが大好きだぜ」といったファンが、こういったバンドにはもっといても良いのではないだろうか.........僕の、単純な疑問である。
僕の評価は、どちらかというと不可である。でも、こういった作品を作らせたのは、ファンの責任でもある.......と、僕は思う。


DEATH - Symbolic ★★ (2007-02-05 19:00:00)

この良い意味でのマイナー臭さがたまらない........。この作品以外にも名作はあるけど、楽曲の面白さやサウンドプロダクションの良さから、この作品をお薦めしたい。
まあ一昔前のデスメタルというか、スラッシュメタルというかテクニカルスラッシュというか、とにかくこの手の音楽が好きな人には鳥肌もののサウンドだろうね。このバンドは、この手の中でもなんか異質で、なんとも言えない存在感がかなり魅力。個人的には、結構聞いた作品。


GODSMACK - Ⅳ ★★ (2007-02-05 18:34:00)

大まかに言えば、今までの延長線上でありサウンドにも大きな変化は無い。ただ前作よりは幾分ダークになり、本来の重く激しい路線に方向性は戻っている。
北米では安定した人気があるが、それもうなずける結果である。まあ楽曲の作り方の上手さは相変わらずだし、こういったバンドの中でも間違いなくトップクラスの仕上がりである。
キャッチーなメロディーは、この作品でも健在である。


DAUGHTRY - Daughtry ★★ (2007-02-04 15:14:00)

このバンドのCDを買う人が、一体どの層に当たるのかを考えた場合、恐らくHR/HMファンでは無いであろう。ロック的なアレンジはなされているが、楽曲はどちらかというとポップアーティストが唄う路線である。
産業ロックが好きな人ならOK!だし、AOR路線が好きな人にもOK!であろう。僕は好きな作品である。でも、決してHR/HMではない。完成度の高い楽曲群には好感が持てるし、清涼感がたまらない....。


HAREM SCAREM - Human Nature ★★ (2007-02-03 19:50:00)

ファンの方の意見は鋭い!僕は、この作品結構良い出来だと思いますよ。確かにあの名作2ndには及ばないけど、ここ2作よりは遥かに自分達らしさに磨きがかかっていると僕は思います。
「ウェイト~」の前半には及ばないけど、全体としての完成度は久々にかなり高い作品であることは間違いないと思います。
実力のあるバンドはこういった作品を、作れるんですよ。だからこういうファンの期待するレベルの高い楽曲を提示してくれた時には、もっとファンの方には応援してもらいたいですね。
日本のファンが期待する、あの路線ですよ。要チェックです。


EUROPE - Start From the Dark - Got to Have Faith ★★ (2007-01-20 22:54:23)

この作品の楽曲には、昔のらしさとモダンな今の彼らの姿が同居している。モダンではあるが、昔のらしさは十分残っている。特別ではないが、僕はこの曲結構好きである。このアルバムの楽曲は、実は絶妙なバランス感覚の上で成り立っているものが多い。絶妙という言葉が、ピッタリである。


TWILIGHTNING - Delirium Veil ★★ (2007-01-19 22:58:00)

個人的には最近はこの手のバンドが少し苦手になってきているが、この作品は俗に言うメロスピ嫌いの方にも十分お薦めできる力作である。とにかく楽曲がいい。転調を小技に使いながら、楽曲にはフックがあり単純に先が読めない展開力がなんとも魅力のバンドである。
この手のメロスピ系バンドの中には、楽曲がイマイチというバンドも多いけど、これは結構いいですよ。聞いてない方がいたら、一聴の価値はありますよ。


FIREWIND - Allegiance ★★ (2007-01-19 22:30:00)

これまでの作品と比較しても、結構完成度の高いHMアルバムに仕上がっている。楽曲には適度にフックがあり、いい意味で耳に残る工夫がなされている。
特長的な部分には物足りなさを感じるものの、やる気は伝わる力作である。欲を言えば、もう少し楽曲にキャッチーさが欲しい。サウンドの芯はしっかりしているので、後は楽曲のレベルアップだけである。


ANDI DERIS - Come in From the Rain ★★ (2007-01-15 18:22:00)

アンディには、こういったポップな路線の方が圧倒的に似合っている。でも当時の彼の環境を考えれば、バンド(ハロウィン)として活動できる事こそがかなりの救いであった気もする。
2ndは路線も大きく変わり、あまり価値の無い作品だが、この1stは必聴である。元々ソロとしてやっていける程のソングライターとしての実力もあり、彼は実は凄い人であることを再発見できる良作である。アンディはソロでも十分にやっていける.......のに、あくまでもバンドとして活動する彼が僕は好きだ......。


WINGER - Pull ★★ (2007-01-08 21:13:00)

ポール・テイラーの脱退に関しては、僕は前作「イン・ザ・ハート~」の来日コンサートを見た時、一歩引いた感じで演奏している姿を見ていたので、予感はあった。また彼のこのバンドにおけるポジションや性格、そして音楽に対する考え方を知っていれば、いずれは.......と僕は思っていた。
彼がいようがいまいが、僕はこうなったと考える。時流に対し完全無視できるバンドなんて、あまりに小粒のバンドか余程信念が強くなければ無理である。外部の圧力は、想像以上に厳しいのが現実である。
僕はこの作品は、らしい作品だと思う。ポップさを排除したのは意図的である。実力はかなり高いバンドである。だから、新作「Ⅳ」には納得がいかない........。


THE POODLES - Metal Will Stand Tall ★★ (2007-01-08 18:56:00)

例えば、このバンドが巷で言うところのどのタイプのバンドかといえば、たぶん北欧系のハード・ポップバンドで間違いないと思うが、僕の評価は少々複雑である。
このタイプのバンドは北欧には昔から、そこそこ存在している。インターネット等の普及で誰もが音源を確保しやすくなったが、世界的に通用するバンドを求めている僕にとっては、何か物足りない。確かにメロディーは比較的キャッチーだし、曲作りもツボは抑えている。でも昔のポイズンやウォレントやウインガーにあった、突き抜ける何かが足りない。
こういった曲を書けるソングライターは今のアメリカにもたくさんいる。ただそういった曲が主流でないため、書かないだけである。
いいバンドだとは思うが、僕の評価はあと一歩である。


WINGER - IV ★★ (2006-12-12 00:05:00)

細かく言えば現在が何度目の再始動になるのかわからないが、僕は何度かそのライブパフォーマンスを目撃している。正直、その中にはやる気が全く感じられないパフォーマンスもあった........。
今度の新作、僕がどれだけ待ちわびたか、キップに言ってやりたい........。また裏切ってくれたな...........というのが、僕の本音である。比較的最近のライブも見たが、またがっかりである.........。
こんな新作出すぐらいだったら、過去の未発表ナンバーやシングルB面曲で一枚のアルバムを作ってくれた方が、ファンにとってはよっぽどありがたい.......。うんざりである。


HELLOWEEN - Chameleon ★★ (2006-12-11 23:14:00)

当時を振り返ると、結局このアルバムは彼らの作品の中でも最も聞いた回数が少ない作品という事になる。①は確かにらしい楽曲ではあるが、逆に浮いて聞こえてしまう事がこの作品全体の印象を物語っている。
ハロウィンというバンドは、確かに名作・名曲が多いが、こういう煮え切らない作品を作ってしまう不安定なバンドでもある。
メンバーにソングライターが複数存在するので、それが逆にマイナスとなることも多い。人間くさいバンドで、いろいろな確執も生まれたが、まあそこが魅力でもある......。


AVENGED SEVENFOLD - Waking the Fallen ★★ (2006-11-29 22:44:00)

僕は、この作品から彼らの作品を聞きはじめた。新作「シティ・オブ・イーブル」では、さまざまな点でスケール・アップし楽曲の完成度も増したとは思うが、僕はこちらの作品の方が好きであったりする。この作品を聞く限り、まだ特徴的な部分はあまり出ていないが、新作より少しマニアック的な部分が多い。
まさか新作でこのバンドがHR/HMシーンの救世主的な立場で語られるとは、この時点では予想は全くできなかった。しつこいメロディー進行が、何かクセになる。そこがいい。


TREAT - Organized Crime ★★ (2006-11-26 22:39:00)

このアルバムなんかも、発売当時はあまり評価は高くなかった気がする。今の時代、特にここ10年ぐらいはこういったサウンドを演奏するバンドがほとんどいないから、逆に評価が高くなってきているのかもしれないけど。
こういったサウンドのバンドは今の時代にも探せば存在するけど、楽曲の質が微妙に違っていたりする。やはりこの時代ならではのサウンドという結論に結びつく。
楽曲はヨーロッパのバンドがアメリカンな楽曲を作るとこうなるといった感じで、適度にウェット感があり聞きやすい。ポップであり、メロディーはキャッチーである。
この時代はこういった感じのバンドは腐る程いたけど、今でも聞きたくなる作品は実は限られていたりするというのが、僕の本音である。この作品は、彼らの中では一番楽曲はキャッチーである。


DEVIN TOWNSEND (STRAPPING YOUNG LAD) - The New Black ★★ (2006-11-25 22:51:00)

僕もこのバンドのサウンドは結構好きです。日本でこのバンドが、どのくらいの位置づけになるのかわからないけど、この迫力が僕には結構ツボです。
アメリカでは結構人気があるんだけど、日本では苦戦してますね。僕は好きです。


BLACK LABEL SOCIETY - Shot to Hell ★★ (2006-11-23 21:48:00)

BURRN!のインタヴューでザックは、ガキの頃レヴューを読んで「よし、これを買おう」って思った事は一度もない。またファンだったら発売と同時に買いに行く、と発言している。
これは、すごく重要である。僕はこのサイトでも何度か言ってきたけど、ろくに音源も聞いていないのに、スポットで30秒くらいしか聞いていないのに、レヴューをしている人が多いのではないかという不信感を持っている。
僕はこのバンドのサウンド(楽曲)が大好きというわけではないが、ザックという男の人間性にひかれCDをずっと購入している。
ファンがアーティストを応援する手段は、実は限られている。CDを買うか、コンサートに足を運ぶ。もし金銭的にそれが無理なら、こういったサイトで応援するか、アーティストに手紙やメールを送るぐらいしかない。
たまに見かけるが、たった一行で良いとか悪いとかその理由を全く書かないレヴューは、僕にとっては不愉快極まりない。CDを無条件で発売日、もしくはその1日前に購入するといったファンとしての基本的精神を忘れてしまった人が多いのではないだろうか..........。
違法的なダウンロードで音源を確保しても、そこには何もないのである。
僕はこの作品好きである。楽曲も良い。それに何よりもザックという男は、魅力的である。


CLOSURE - Closure ★★ (2006-11-20 21:43:00)

というわけで、2年半振りの書き込みである。わかりやすく言えば、ニッケルバックあたりの楽曲が好きであれば、この良さはわかるハズ。
このアルバム、ほんとに楽曲がいい。アメリカの真っ直ぐのハイウェイを走る時に聞きたい作品である。サウンド・プロダクションが分厚いアメリカン・ロックの名作である。


EUROPE - Prisoners in Paradise ★★ (2006-11-20 21:19:00)

時代背景を思い返せば、この作品は前作「アウト・オヴ~」のセールス不振を挽回すべく、よりアメリカンな楽曲、そしてアレンジに仕上げている。でも、結果は失敗に終わったが....。でもこのアルバムの楽曲は、ポップでありすごくキャッチーである。ラットの「ディトネイター」と同じで、売れなかったけど出来は良いという典型的な作品でもある。
こんないいメロディーが書けるバンドなのである。ヨーロッパというバンドは・・・・・・・・。
再結成後の2作品と聞き比べて欲しい。このアルバムの楽曲がいかにキャッチーで、印象深いかを・・・・・・・・・・。
アメリカンではあるが、名作である。似たような楽曲が多いが、それは全曲が良いという証である。ヨーロッパというバンドは、こんなにいい曲が書けるから、ファンが再結成をず~~~~~と、待っていたのである。このバンドの実力を、甘く見てはいないだろうか........。
新作「シークレット・ソサエティ」の良さが、僕には全くわからない.........。


EVANESCENCE - The Open Door ★★ (2006-11-20 20:47:00)

前作がモンスターヒットを記録したので心配はしていたが、出来は正直悪くないと思う。しかし集中力が必要で、ただなんとなく聞いてると地味な作品に聞こえてしまうかもしれない。ヘッドホンで集中して聞いたほうが、説得力を増すかもしれない......。
また大方予想できたサウンドではあるが、1stよりも楽曲はハードに仕上がっていた点は嬉しい誤算である。でも、これだ!といえるインパクトには乏しい。劇的さを求めていた僕には、その点はマイナスポイントになったが、安易な路線に走らなかった点は評価できるし、意気込みも伝わる力作ではある。
評価は分かれるかもしれないが、楽曲はわるくない。


MOTLEY CRUE - Carnival of Sins ★★ (2006-11-20 18:25:00)

特に「ドクター~」までのモトリークルーの楽曲は、格段に良い。だから何度聞いても飽きない。4人の個性がここまで均等に強いバンドというのは、なかなか存在しないが、やっぱりこの4人だよなと、このDVDなんか見てるとそう思う。
早く新作が聞きたい。外部のソングライターと組むのも良しだし、とにかく良い新曲が聞きたい。ほんとに盛り上がるいい曲が多いのが、最大の強みかも。


AEROSMITH ★★ (2006-11-14 00:28:00)

ベスト盤収録の新曲2曲を聴いたけど、どう考えてもアウトトラックという出来で正直ガッカリである。ベスト盤は出しすぎだし、なんか今の彼らには何かスッキリしない感覚がある。
早く新作が聞きたいのに.......。


AS I LAY DYING ★★ (2006-11-11 13:14:00)

アメリカのメタルチャートでよく見かけるタイプのバンドで、まあメロデスでありメタルコアでもあると思うけど、僕は好きなバンドですね。他のバンドと比較して特長的なものは無いけど、楽曲にみなぎるパワーにはかなり良質なものを感じるし、統一感がありますね。
質は高い。日本では、イマイチだけど......。


EUROPE - Secret Society ★★ (2006-11-10 15:06:00)

確信犯で新たな自分達に路線変更を図った前作以上に、問題作である。前作「START FROM THE DARK」の楽曲は、実はそんなに悪くはなかった。ただ問題なのは、時代性を考え妙なバランス感覚によって作風だけをモダンにしたことだけであった。一体何がしたいのか、正直理解できなかった。
この新作が、こういう作風になることは大方予想できた。だから、僕は前作を否定していたのである。モダンな要素を取り入れる事は悪いことではないが、そのやり方や方法論には慎重さが必要である。過去があり、その過去が素晴らしいバンドであれば、あるほど・・・・・・・・。
前作を絶賛していたファンは、この新作も絶賛するのであろうか.......。別にファンの意見に耳を傾ける必要はないが、このサウンドの何処に感動すればいいのだろう・・・・・・。
過去のどの作品よりも、僕は嫌いである。再結成して、以前よりもいい作品を作ったアーティストは、皆無である..........。


HEED - The Call ★★ (2006-11-08 17:10:00)

先入観を捨てて聞いてみると、これがよく出来たメタル・アルバムであることに気がつくはずである。僕はLOST HORIZONのサウンドより、こちらの方が好きである。
楽曲はミドルテンポを中心に、サウンドにも厚みがある。楽曲もなかなかの出来で、これはいい出来ではないだろうか。面白みや変化には乏しいが、真面目なサウンドには好感が持てる。


WIG WAM - Wig Wamania ★★ (2006-08-09 08:48:00)

このバンドが世界を征するとは思えないけど、やってる音楽はもろボン・ジョヴィだし、これは80年代のポップなHR/HMが好きなファンは要チェックだと思う。楽曲もいいし、これはなかなかいい。ただこういったバンドは楽曲命なので、今後もこのテンションを維持してもらいたい。
それにしても、確信犯的80年代サウンドはクオリティーが高い。


IRON MAIDEN ★★ (2006-07-31 04:05:00)

ラジオで新作からのリーダートラックを聴いた。これが素晴らしかった。ここ2作も良い出来であったが、今度の新作は全く違うような予感がする。わかりやすい楽曲も悪く無いが、いい意味でわかりにくい複雑なメイデンが帰ってきそうである。
それをプログレッシブと表現しても、いいかもしれない。大作の楽曲がてんこ盛りの今度の新作は、久々に発売まで待ち遠しい作品である。
ブルース・ディッキンソンの衰えをしらないVo.の説得力は、他の追随を全く許さない。