この曲を聴け!
ハルディンさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 1001-1100

MyPage

ハルディンさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 1001-1100
0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18
モバイル向きページ 


MERCENARY - The Hours That Remain - My Secret Window ★★ (2012-09-06 20:08:39)

コーラスが爽やか!それでもテンポ落として重低音をグルーヴィーに聴かせたりとモダンさを主張。


MERCENARY - The Hours That Remain - My World Is Ending ★★ (2012-09-06 19:44:43)

バックで物哀しげなKeyが彩るメランコリックなミドルチューン。いい曲ですが歌メロにもうちょっと暗いトーンがあれば良かったかなと思います。


MERCENARY - The Hours That Remain - Redefine Me ★★★ (2012-08-31 21:55:59)

これはカッコいい!デスVoの咆哮と一体化する壮絶な悲壮感を醸すコーラスパートは強烈の一言。SOILWORKのビヨーンがゲスト参加しています。


MERCENARY - The Hours That Remain - Year of the Plague ★★ (2012-08-31 22:01:06)

2ビートの歯切れのいいDsで攻める本作で最もエクストリームなメロデス色が強い曲。焦燥感を煽るような攻撃性と悲しげなメロディとの対比がいい。


METALLICA - Kill 'em All - Seek & Destroy ★★ (2012-10-25 22:26:07)

思わず一緒に「Seek and destroy!」と叫びたくなるキャッチーなミドルチューンで、独特のフレージングが光るリフがクセになる。後半のGソロ展開もテンションが上がる。


METALLICA - Master of Puppets - Battery ★★★ (2012-11-13 00:40:30)

もはや言うこと無しの名曲。独自の様式美をも湛えた抒情スラッシュメタルは今になってもその輝きは失われない。


METALLICA - Master of Puppets - Master of Puppets ★★★ (2012-11-13 00:43:33)

多彩な展開で目まぐるしく聴かせるプログレッシヴ・スラッシュ。後のドリーム・シアターにも間違いなく影響を与えていそうですね。「マスター!マスター!」って叫びたい!


METALLICA - Metallica - Enter Sandman ★★★ (2012-10-25 22:35:24)

初期のような変化に富んだ展開は抑えてシンプルでヘヴィなリズムを骨格にしたグルーヴィな曲調だが、これが何ともカッコいい。歌メロもキャッチーでいい。


METALLICA - …and Justice for All - Blackened ★★★ (2012-10-25 22:19:56)

たとえ音がスカスカで迫力不足でも、この構築美とアグレッションはMETALLICAそのもの!勢いや激しさだけでなく変拍子を挟むヒネリの利いたリフワークにも注目。


MICHAEL KISKE - Instant Clarity (2015-10-19 21:31:43)

HELLOWEENを離脱した名ヴォーカリスト、マイケル・キスクのソロ作第一弾。アコースティカルで穏やかな雰囲気のポップ・ロック~バラード曲がメインで、全体としてはマッタリ目な雰囲気なのでコテコテのメタルを期待すると肩透かしを食らうことになる。しかし盟友カイ・ハンセンやMAIDEN復帰前のエイドリアン・スミスのゲスト参加や彼らのペンによる2や5といったハードな良曲の点は見逃せないポイント。

楽曲の出来にムラがあり散漫な印象も拭えないが、キスクファンであれば十分楽しめる仕上がりかと思われる。


MICHAEL KISKE - Instant Clarity - New Horizons ★★★ (2015-10-19 21:36:41)

カイ&エイドリアン両氏が作曲に携わっているだけあり、ハードでキャッチーな良質メタル。やっぱりこういう曲のほうが好きだな。


MICHAEL KISKE - Instant Clarity - The Calling ★★ (2015-10-19 21:34:24)

アルバムの中では間違いなく一番メタリックな感触で、メタルファンにも訴えかけるものがある。HELLOWEEN時代から変わらない伸びやかなヴォイスが映えるメロディがナイス。


MICHAEL SCHENKER GROUP - MSG - Looking for Love ★★★ (2012-09-29 22:12:46)

マイケルとコージーの鬩ぎあいの如きバトルが熱い。紡ぎだされる官能的なGメロディの殺傷力も尋常じゃない。


MICHAEL SCHENKER GROUP - MSG - On and On ★★ (2012-09-29 22:06:02)

ゲイリーのヘタウマなVoも一種の味になっているので嫌いではない。パワフルなドラミングが心地よい。


MICHAEL SCHENKER GROUP - The Michael Schenker Group - Armed and Ready ★★ (2012-09-29 22:01:48)

きわめてオーソドックスなハードロックだが、閃光のような煌きを放つGソロに悶絶。


MICHAEL SCHENKER GROUP - The Michael Schenker Group - Into the Arena ★★★ (2012-09-29 21:55:17)

ラストの泣きまくるGソロはマイケルの真髄!


MISANTHROPE - Visionnaire ★★★ (2013-03-15 20:15:35)

ゴシック系レーベル「HOLY Records」の看板的存在でもあるフランスの古株メロディック・デスバンドの4th。これでも以前よりはだいぶ聴きやすくなったのだが、メロデスやゴシック、テクニカル・プログレHR等の要素が混在した一筋縄では行かない個性派サウンドを聴かせる独特の音楽性はここでも健在。アンダーグラウンド臭を纏いながら予想外の転調で引っ掻き回す奇抜な展開は聴き手を選びそうなアクの強さを良くも悪くも感じさせるが、前衛的なアート性が垣間見える。

嘆くような普通声の歌唱や絞り出すようなグロウルのシアトリカルな使い分けを駆使するVo(好き嫌いが分かれるかも)を始めテクニシャン揃いだが中でもベースの存在感は凄まじく、リードするようなプレイは勿論のこといたるところでフラッシーな高速ソロを決めてくるバカテクぶりは驚愕もの。


MISANTHROPE - Visionnaire - 2666... ★★ (2013-03-15 20:22:21)

ミドルテンポで淡々と進行していくだけかと思うと、終盤あたりで急にGとBの両者が激突するソロバトルと性急な展開に。それにしてもこのベースソロ、速さも音数も異常すぎだろうw。


MISANTHROPE - Visionnaire - Futile Future ★★ (2013-03-15 20:25:25)

抒情メロデスらしい雰囲気のミドルチューンで、自己主張の強いベースが引っ張っていく感覚がいい。Keyのセンスも上品。


MISANTHROPE - Visionnaire - Hypochondrium Forces ★★★ (2013-03-15 21:09:34)

ねちっこく迫る妖艶な雰囲気と凶暴さが激しく入り乱れる展開がちょっと異様ながらも惹きつけられる。ヒートアップする後半の展開のスリルがたまらない。


MISANTHROPE - Visionnaire - La Dandy ★★ (2013-03-15 22:36:29)

地を這うようなダークさが支配的なゴシック・ドゥーム。怒りや苦悶を込めて情念豊かに咆哮するVoもドンヨリとした曲調に合う。


MOONSPELL - Night Eternal - Hers Is the Twilight ★★ (2015-08-13 19:42:19)

やや地味目のミドルだが、ダークで妖しげなバッキングにWolfheartの頃のヴァイブを大いに感じ取れるのが美味しい。


MY DYING BRIDE - 34.788%... Complete ★★ (2016-02-22 17:04:53)

5th。ヴァイオリン&鍵盤奏者のマーティンが離脱した影響なのかクラシカルな壮麗さが大幅に減衰し、その代わりに随所に音声サンプリングやサイケデリック調の歪みエフェクト等を張り巡らせ当時のPARADISE LOSTらと似たアプローチというか実験的な要素が見受けられ、アルバムを通じて変化の少ないMDBとしては異色のモダン寄りの作風。以前のような絶望感やメランコリーといったニュアンスは控えめな分、聴いているうちに意識が段々遠ざかって脳内がじわじわと蝕まれていくような、ある種の酩酊感と突き放すような冷たさに支配されたムードが貫かれているのも特徴。

4に到っては脱メタル路線のTIAMATやTHE GATHERINGにも通ずる曲調といくらか戸惑いを覚える場面もあるが、それ以外の曲は若干モダンなタッチがプラスされたぐらいで根幹を成すドゥームサウンドから大きく離れていないので案外そこまでイメージが変わるほどの変化でもなかったりする。


MY DYING BRIDE - 34.788%... Complete - Heroin Chic (2016-02-22 17:22:53)

まるで脱メタル&エレクトロ路線まっしぐらなTIAMATやTHE GATHERINGのような、打ち込み主体のオルタナ・トリップホップ曲。アーロンのVoは殆ど語りのような感じで鬱々と呟き、所々にセンサー音が挿入されるダーティな表現多めな歌詞も含めMDBとは思えないほどの異様なムード。


MY DYING BRIDE - 34.788%... Complete - The Whore, the Cook and the Mother ★★ (2016-02-22 17:12:05)

重厚で威厳のある曲調はMDBらしいが、常にエフェクトで曇らせたVoがサイバーチックな冷徹さを醸す。静寂空間の中を彷徨う中盤のパートは若干冗長な印象もあるが、そのトリップ感覚に意識が朦朧しそうになる。


MY DYING BRIDE - A Line of Deathless Kings ★★★ (2015-05-06 01:05:30)

9th。暗く退廃的な世界を描くドゥームサウンドは、4th以降のヴァイオリンレスの作品になってからも不変。デスメタリックな激しさは最小限程度に抑え、その代わり嘆かわしく直に突き刺さるような感触の沈痛なメロウさが雰囲気やヴォーカル面において特に強調されており、重苦しいながらも時にはロマンチックな甘美さで心地よく落ち込ませてくれる。以前よりも洗練されて聴きやすさが上がっているにもかかわらず、その徹底した絶望的な暗鬱さは色あせることなく健在なのが素晴らしい。

そこまで出番は多くないがヴァイオリン不在の穴を埋めるような鍵盤ワーク、澱んでいながらも叙情性をたっぷり湛えながら奏でるウェットなGフレーズ、そしてアクが薄れて温かくエモーショナルな歌声を聴かせるようになったアーロンのVoとアレンジの円熟味は以前よりも格段に上がっており、その完成度は決して初期の名作群に劣らない。


MY DYING BRIDE - A Line of Deathless Kings - Deeper Down ★★ (2016-01-19 23:36:45)

のっけから2バス連打のヘヴィさと鬱々としたVoでとことん沈ませてくる。曲名の通り深みへと落ちていくような感覚。


MY DYING BRIDE - A Line of Deathless Kings - I Cannot Be Loved ★★ (2015-09-04 23:20:11)

退廃と官能的なロマンティシズムが交じり合うドゥーム曲。静けさが訪れる中盤での、悲痛な感情を剥き出すアーロンの儚げなVoに胸が張り裂けそうになる。


MY DYING BRIDE - A Line of Deathless Kings - L'Amour détruit ★★★ (2015-05-04 00:51:32)

最も長い9分台のメランコリック大曲。冒頭からかき鳴らされるリフのフレーズも重苦しすぎず軽妙すぎずのサジ加減がいいし、そして何といっても中盤からのワルツパートがシアトリカルな暗さに満ちていてたまらない。退廃的なロマンスを歌う歌詞もポエティックで想像を掻き立てる。


MY DYING BRIDE - A Line of Deathless Kings - The Blood, the Wine, the Roses ★★ (2015-05-04 00:44:28)

薄気味悪さを感じさせる妖しげなリフやアーロンの幽霊ヴォイスが何ともねちっこい、感情を抑えながら淡々と進行していくラス曲。最後はフェードアウト気味に幕引きかと思いきや突如狂ったように憎悪を撒き散らす爆走パートが炸裂し、何度聴いてもビビるw。


MY DYING BRIDE - A Line of Deathless Kings - Thy Raven Wings ★★★ (2015-05-04 00:34:00)

暗黒耽美なピアノ旋律のイントロが印象的な、起伏やヘヴィさは抑え目でひたすら物憂げに綴る哀歌。嘆きに満ちた喪失感が胸を締め付ける。


MY DYING BRIDE - A Map of All Our Failures ★★ (2015-09-02 22:29:42)

11th。鍵盤兼ヴァイオリン奏者が交代したが、それでも根幹を成す音楽性に聊かのブレはない。本作での特徴を上げるならば初期の特にドゥーム/デス色が濃厚な1stや2ndあたりの時期を想起させる重く澱んだドゥーミィーな側面が強調されているところで、深い歪みの利いたGリフの質感や牙を剥き出すデスメタリックな攻撃性がより配されており、全体としてはかなりヘヴィな仕上がり。とは言っても演劇を思わせるアーロンのジェントルなクリーンVoのまろやかな響き、ここぞという時に登場する艶のあるヴァイオリンなどがある程度メロウな色彩を添えている。

中盤以降が何となく印象が薄いのでダレるといえばダレるのだが、MDBならではのダークで鬱な世界観が遺憾なく発揮されているのは何だかんだすばらしいと思うところ。ジャケのように一人暗がりの中で塞ぎこみながらそのどん底の悲壮感に浸りきりたくなる作品。


MY DYING BRIDE - A Map of All Our Failures - Kneel Till Doomsday ★★★ (2015-09-04 23:05:05)

鐘の音が鳴り響き、ドロドロと澱んだ歪みリフが唸りを上げる陰鬱なOP曲。ヴァイオリンやVoメロディにしてもとにかく不穏の一言で、中盤のデスメタリックなセクションがそんな印象に追い討ちをかけるかのよう。


MY DYING BRIDE - A Map of All Our Failures - The Poorest Waltz ★★ (2015-07-04 22:57:41)

曲名こそはワルツだが実際は4拍子。イントロこそは垂れ込むようなヘヴィさだが、叙情的でゆるやかなGやヴァイオリンの旋律が次々に登場し、モノトーンの背景に色彩を添えていくようにメロディアスさを加えていく。


MY DYING BRIDE - Bring Me Victory - Scarborough Fair ★★★ (2016-04-23 23:14:59)

サイモン&ガーファンクルのバージョンでも有名な、英国の民謡曲「スカボロー・フェア」のカバー。深い悲しみを湛えたアーロンの気品溢れるジェントルな朗唱、ドゥーミィーなGサウンドや優雅に鳴り響くヴァイオリンなどMDBならではの個性が貫かれていてGOOD。


MY DYING BRIDE - Feel the Misery ★★★ (2015-12-09 21:06:05)

およそ3年ぶりとなるバンド結成25周年を迎えての12th。前作の後にGの片割れが離脱し、初期~中期にかけて在籍していたオリジナルメンバーのカルヴィン・ロバートショウが復帰している。

今作も特にこれといって大きい変化は見られないものの、前作では少々陰に隠れがちだったヴァイオリンやピアノをふんだんにフィーチャーして悲哀ゴシック色を強めており、耽美ゴスと陰鬱ドゥームのバランスが上手く取れているのがポイント。さらにはアーロンの両刀Voがいつにも増して感情表現の激しい振り方をしていて、打ちひしがれるような悲しみと鬱屈とした憤怒、失意の果てに行き着くような諦めといったネガティヴ・フィーリングが交じり合い結果として前作以上に情感豊かな作風になっている。

1や2、4等で顕著な、極端な曲調変化は使わずとも重厚な低速テンポの中で明確な起伏やダイナミズムを盛り込んだ曲作りは前作以上に求心力の高さを感じさせる。一方で5や7のようなゴスの耽美さと退廃的なロマンティシズムが息づくメロウな曲もあり、喪失感とやるせなさで落ち込ませる側面にも抜かりなし。まさにゴシック・ドゥームの真骨頂を堪能できる一枚。


MY DYING BRIDE - Feel the Misery - A Thorn of Wisdom ★★ (2016-02-08 23:21:49)

前作にはなかったメランコリックなKeyをふんだんに使ったミドル曲。劇的な盛り上がりはなくヘヴィさは控えめだが、冷たく突き放すような淡々としたムードが精神的に重く圧し掛かってくる。


MY DYING BRIDE - Feel the Misery - And My Father Left Forever ★★★ (2015-12-08 22:04:32)

アルバムリリース前に先行公開されていたOP曲で、随分エネルギッシュなアップテンポ調なのが意外な驚き。ピンポイントで鳴らされる悲哀のヴァイオリン、蹂躙するようなGリフで引き摺るパートとMDBの真骨頂ともいえる鬱屈としたドゥーム色がしっかりと刻印され、さすがの一言。


MY DYING BRIDE - Feel the Misery - Feel the Misery ★★ (2015-12-08 22:19:06)

深い悲しみを湛えて歌い上げるアーロンのVoを聴いていると、まさにタイトルの通り惨めさを味わうかのような感覚になる。


MY DYING BRIDE - Feel the Misery - I Almost Loved You ★★ (2015-12-08 22:27:40)

ヴァイオリンとピアノのみで構成された教会音楽のような曲で、ゴシック色が強かった3rd~4thの頃を思い起こさせる。荘厳かつ耽美な雰囲気をバックに力が尽き果てそうな声で鬱々と語りかけるVoが底なしの悲しみへいざなう。


MY DYING BRIDE - Feel the Misery - To Shiver in Empty Halls ★★★ (2015-12-08 22:15:28)

初っ端からデスヴォイスが炸裂し、怨念を撒き散らす様子が強烈。ヘヴィでゆるやかな流れの中でリリカルなGがゆったり泳ぎ、冷やかなピアノが鳴り響く静けさが訪れたりと情感豊か。特に7分あたりでの諦観気味に呟いた後の、絶望に嘆くようなアーロンの咆哮は凄まじい迫力。


MY DYING BRIDE - For Lies I Sire ★★★ (2015-01-12 22:44:08)

メンバーが数名交代したものの、ひたすら陰鬱なゴシック・ドゥーム暗黒道を行く英国のヴェテランによる10th。基本的な音楽性にブレはなくいつもどおりなのだが、今作における最大のトピックは実に4th以来となるヴァイオリン(女性Key奏者が兼任している模様)が導入されたところ。重厚なドゥームサウンドと共に今にも力が尽き果てそうなVoが沈痛な感情をこめて嘆き、ヴァイオリンの芳醇な響きがシアトリカルな彩を添える様子は初期を大いに彷彿させる作風ですばらしい。

平均で5~6分、短いものだと4分台と全体的に尺度が短めなのと全体を覆うグルーミーな浮遊感から3rdや4thを思い起こさせるもそれらをいくぶん洗練させたような印象。中でも激しく怨念を撒き散らすデスメタル曲の8、死の大団円を迎えるかの如き後半部の展開が印象的なラス曲9の流れが強烈。


MY DYING BRIDE - For Lies I Sire - A Chapter in Loathing ★★ (2014-10-07 20:10:02)

轟音の如きドゥーミーなヘヴィネスと凄まじい怨念を吐き出すようなデスヴォイスが炸裂する、アルバムで唯一デス一色で攻め立てる曲。ヴァイオリンが紡ぎだすやや歪んだ不協和音も相まって不穏で淀みきった重苦しさがずっしりくる。


MY DYING BRIDE - For Lies I Sire - Bring Me Victory ★★ (2016-01-17 23:30:59)

シングルカットされた本作のリードトラックで、4分台とMDBにしてはコンパクトに纏まっている部類。割とストレートでヘヴィなミドル調だが、ヴァイオリンがエピックな高揚感を添えていて効果的。ちなみにPVは若干グロな映像あり。


MY DYING BRIDE - For Lies I Sire - My Body, a Funeral ★★ (2015-01-12 23:01:15)

アーロンの語り調Voと共に流れる静かな導入部を経て、ヴァイオリンが優雅に鳴り響く壮大な葬式会場へ招待といったOP曲。粘着質のドロドロと淀んだGの歪みサウンドは重苦しく、精神をかき乱す響き。


MY DYING BRIDE - Like Gods of the Sun ★★★ (2015-01-07 23:18:02)

4th。基本的には前作の路線を引き継ぐ内容だが、マーティンのヴァイオリンが大幅に取り入れられてコントラストがハッキリつき、全体的に楽曲の尺度が短くなったのが特徴。さらに纏わりつくような粘着質のヘヴィネスが復活しており、さすがにあの息が詰まるほどの鬱屈とした重苦しさとまではいかないものの総合的に前作と前々作の折衷といった具合の仕上がりになっている。

気品と艶のあるヴァイオリンが鳴らす儚げなメロディと、ドロドロした負の感情垂れ流しのドゥームサウンドを重々しくかき鳴らすのはいつも通りながらもやはり強烈の一言。アーロンの嘆きヴォイスは一層妖しさを纏い、端正なルックスからは想像つかぬすすり泣くような声で弱弱しく、時には怨念じみた感情を込めてねちっこく歌い上げる様子に自ずとこちらの感情も揺り動かされ、気づけば体中から生気が抜けきってしまう。

OPの1や4、PVにもなった6などピックアップ曲も多く、個人的にはこれも前2作に並ぶ傑作だと思う。


MY DYING BRIDE - Like Gods of the Sun - A Kiss to Remember ★★★ (2015-01-22 22:34:47)

相変わらず暗く陰鬱な空気に包まれるも、暗雲を突き抜けるかのごときエピックなメロディが印象的。ピアノ中心の静寂パートを経てからの流れは不思議と高揚を煽られる。

またライブ版でのアーロンのパフォーマンスは必見。体を張ってのシアトリカルな演技を交えた様子は、ルックスのよさも相まって釘付けになる。


MY DYING BRIDE - Like Gods of the Sun - For My Fallen Angel ★★★ (2015-05-09 23:33:35)

バンドサウンドを一切排除し、ほぼ全編ヴァイオリンとシンセサイザーで鳴らされるアンビエントな趣の幕引き曲。異色ではあるが、その優雅さと耽美の極致を追求したような荘厳極まる音像は吸い込まれてしまいそうな美しさ。


MY DYING BRIDE - Like Gods of the Sun - For You ★★ (2015-01-22 22:20:29)

以前にも増してわかりやすく静と動のコントラストで展開していく曲。静パートにおけるゆったりと漂う繊細なメロウさが心に染み入る。


MY DYING BRIDE - Like Gods of the Sun - Grace Unhearing ★★ (2016-01-17 23:24:51)

不穏さ一色に染まるダラダラした重苦しいテンポ、そして聴いているだけで呪われそうなアーロンのネチっこい怨念Voが強烈。アクの強い歌い方を上手く活かしている。


MY DYING BRIDE - Like Gods of the Sun - Like Gods of the Sun ★★★ (2015-01-12 23:11:27)

重々しく引きずるグルーミーなGリフのインパクトが強烈にくるOPトラック。チャーチオルガンをバックに2バス連打と澱んだリフがどす黒く渦巻くコーラスパートが凄まじく、呪詛のごときVoと相まって闇へと引きずり込まれるような感覚に陥る。


MY DYING BRIDE - Songs of Darkness, Words of Light - My Wine in Silence ★★★ (2016-02-10 21:04:10)

孤独で虚しい空間の中を宛てもなく彷徨っているような、独特の浮遊感に支配されたメランコリックゴシック曲。穏やかな雰囲気だが、不穏なアルペジオと共に悲痛な叫びが木霊するパートが強烈。


MY DYING BRIDE - Songs of Darkness, Words of Light - The Scarlet Garden ★★ (2016-02-10 21:11:58)

押しつぶされそうなほどに重苦しく陰鬱なリフが圧し掛かるイントロを聴いただけで一気にダウナーな気分にさせてくれる。4th以来久々にフィーチャーされたヴァイオリン(クレジットがないのでサンプリングかも)の音色に初期の壮麗さを少し覗かせるところがいい。


MY DYING BRIDE - The Angel and the Dark River ★★ (2014-01-12 23:29:26)

3rd。前作の徹底した陰鬱ムードを引き継ぎつつ、デスヴォイスを封印して嘆くような普通声(ただしかなりクセが強め)が主体になったこと、そしてヴァイオリンのフィーチャー度が上がった結果ストレートな絶望感は若干和らぎ、その代わりどこか虚しい妖しさが漂うような感触になった。ひたすら出口のない迷路をさまよい続ける感覚に陥るような濃ゆい虚無感に浸りつつ、そのムードを台無しにすることなくそれでいて絶妙な起伏のつけ方も単なる雰囲気モノに留めない工夫となっていて効果的。


MY DYING BRIDE - The Angel and the Dark River - From Darkest Skies ★★ (2015-05-09 23:27:30)

艶やかなヴァイオリンの美旋律を大々的にフィーチャーしたメランコリック・ドゥーム曲で、時折ヘヴィな展開になったりもするが基本は静けさ中心の雰囲気重視。泣き濡れながら歌っているようなアーロンの苦悩Voが虚無感を振り撒く様子もなかなか壮絶。


MY DYING BRIDE - The Angel and the Dark River - The Cry of Mankind ★★★ (2014-08-20 22:19:02)

ゆったりと、しかし執拗なまでに同じフレーズを繰り返す冒頭のアルペジオだけで精神が病みそうになるOP曲。確かに冗長でだらだらした展開なのだが、だんだん慣れてくると鬱気と共に何とも心地いい感じに思えてくるのだから恐ろしい。


MY DYING BRIDE - The Angel and the Dark River - Two Winters Only ★★ (2015-01-15 20:27:16)

静かな雰囲気やアコGが多めに使われている為か、他の曲と比べソフトでメロウな感触強め。とはいえ油断しているとヘヴィなパートで叩き落される。


MY DYING BRIDE - The Angel and the Dark River - Your Shameful Heaven ★★★ (2015-01-15 20:16:05)

ヴァイオリンの悲痛な音色が胸を掻き毟る、アルバムを〆る陰鬱大曲。珍しく疾走する場面があるが、もちろんそこにポジティヴさなどなく破滅へと一直線に向かっていくようなイメージ。


MY DYING BRIDE - The Dreadful Hours - The Raven and the Rose ★★ (2016-04-23 23:21:24)

ずっしりと響く澱んだリフが粘っこくウネり、怨念のごとく執念深く纏わりついてくる。ひたすら陰鬱極まるグルーヴを作り出すヘヴィなミドル曲だが、途中からブラストビートまで飛び出す展開も。


MY DYING BRIDE - The Light at the End of the World - Christliar ★★ (2016-04-23 23:02:00)

徹底してダークな色合いに染め上げ、そしてゆっくり沈み込むような雰囲気がいかにもMDBらしさ満点。静けさが訪れる中盤における幽霊の囁きのような「Go...」の掛け声が印象的で、生気のなさや冷たさに背筋がゾッとする。


MY DYING BRIDE - Turn Loose the Swans ★★★ (2014-01-12 23:53:59)

これぞ究極の絶望・鬱の世界といえる2nd。いきなり葬式かと錯覚してしまいそうなOPトラックの1から沈み具合はすさまじく全編ドゥーミーで重厚な大作スローナンバーという統一感のある流れで、じっくりとこの上ない悲哀と虚しさに満ちた深い淵へと引きずり込んでいく。失意に嘆くような普通声とあらゆる負の感情を吐き出す醜悪グロウルの二刀流をこなすVoの存在も深い絶望へ誘っているかのようで、これらと相まってますます希望の欠片など見えない閉塞的な圧迫感に打ちのめされる。死にたくなるような鬱気分に浸るには最高の一枚。


MY DYING BRIDE - Turn Loose the Swans - Black God ★★ (2016-02-22 20:55:50)

アルバム最後まで容赦なく絶望をもたらす幕引き曲。聴き終った後は魂のない抜け殻になってしまいそうだ。


MY DYING BRIDE - Turn Loose the Swans - Sear Me McmxcⅢ ★★★ (2013-12-07 21:53:45)

虚しいヴァイオリンとピアノをバックに生気の欠片もなく呟くようなVoが織り成す、まさに葬式ムード一色に染まったOPナンバー。救いのない絶望感に魂を持っていかれそうになる。


MY DYING BRIDE - Turn Loose the Swans - The Crown of Sympathy ★★★ (2014-08-06 22:57:27)

初っ端から響き渡るアーロンの嘆きヴォイスを聴くだけで気が滅入る超絶鬱ドゥーム曲。一際重苦しい空気を纏う中盤からの雰囲気は、色々な意味で危険な領域に踏み込んだかのような物々しさがある。


MY DYING BRIDE - Turn Loose the Swans - The Songless Bird ★★★ (2014-12-03 20:18:34)

怪しげに漂う不協和音、そして耳を劈くようなチョーキングが神経を逆撫でする。2バス連打のヘヴィなアグレッシヴさで突き進み、突如切なさMAXのメランコリックなアルペジオで静まったと思いきやデスVoの咆哮が炸裂したりと起伏の落差がいちいち凄い。


MY DYING BRIDE - Turn Loose the Swans - Your River ★★★ (2014-12-03 20:12:45)

穏やかなクリーンGの導入部だが、この時点で何か不吉な予兆めいたものを感じさせるところがMDBらしい。基本的には重くゆっくりと、だが時には焦燥感を煽る激しさをも剥き出しに常に目まぐるしく変化する曲調に翻弄される。


MYRATH - Legacy - Believer ★★★ (2016-02-22 17:56:17)

アルバムのOPを飾る、豪華絢爛なストリングスに彩られたエキゾチック・アラビアンメタルナンバー。一層増したスケール感と郷土愛に満ちたサウンドはORPHANED LANDの「All is One」ばりの絶大なインパクトで迫る。


MYRATH - Tales of the Sands ★★★ (2012-07-16 21:25:12)

北アフリカはチュニジア出身の新鋭による日本デビューとなる3rdです。アラビアンな旋律を奏でるヴァイオリンやパーカッションをフィーチャーしたややプログレがかったメロディック・メタルサウンドで、ORPHANED LANDに近い雰囲気を感じさせます。
全体的に4~5分台とコンパクトに纏めたせいか前作「Desert Call」と比べてプログレメタル度は後退した印象ですが、その分ストレートにエキゾチックな民俗要素の魅力が伝わってきます。
重厚なサウンドプロダクションも申し分なしの、おすすめの1枚。


MYRATH - Tales of the Sands - Beyond the Stars ★★★ (2012-07-16 21:46:32)

ソリッドに攻めるメタル・チューンが基本だが、中間部における妖艶なヴァイオリン・ソロは実に美しいです。このバンドらしい個性が光っていると感じました。


MYRATH - Tales of the Sands - Braving The Seas ★★★ (2012-10-12 21:22:34)

勇壮さを湛えたドラマティックなメロディが美しく力強い。所々入るパーカッションもいい味出している。


MYRATH - Tales of the Sands - Fate in Motion ★★ (2012-10-12 21:09:53)

日本盤のボーナストラックで、いかにもアラビアンな旋律を奏でるストリングスを大々的にフィーチャーしたアップテンポチューン。本編の曲と比べるとややストレートな印象。


MYRATH - Tales of the Sands - Merciless Times ★★★ (2012-07-16 21:37:57)

パーカッションがカンカン鳴るイントロから引き込まれる土着民謡とメタルのクロスオーヴァーのような曲。3分台と最も短くコンパクトながらもスケールの大きいコーラスパートがインパクト大。


MYRATH - Tales of the Sands - Tales of the Sands ★★ (2012-10-12 21:01:54)

異国情緒溢れるムードで綴るヘヴィなタイトルトラック。どことなくKAMELOTを思い浮かべるようなダークで妖しいメロディも魅力的。


MYRATH - Tales of the Sands - Under Siege ★★ (2012-07-16 21:32:01)

アルバムのOPを飾る曲。強靭で分厚いバンドサウンドとシンフォニックなストリングスが畳み掛けてくる。どこかメランコリックな空気を湛えたコーラスにもノックアウト。


NEGATIVE - Sweet & Deceitful - Frozen to Lose It All ★★ (2014-10-17 23:13:14)

思わずキュンとなる切ないKeyが北欧らしさ満点の哀愁ゴシック・ロック曲。ヨンネ君のVoもやや一本調子気味ではあるが、悪くはない。


NEGATIVE - Sweet & Deceitful - Until You Are Mine ★★ (2015-12-31 00:31:16)

アルバム屈指のメランコリックさ爆発のコーラスがグッと来るミドル曲。あくまでゲスト参加とはいえ、ヴィレの哀愁男ヴォイスの強烈さは主役を食ってしまうほどの存在感。


NEVERMORE - Dead Heart in a Dead World ★★★ (2013-03-26 22:08:59)

4th。冷たくブルータルな攻撃性の中に秘めた無尽蔵に広がる暗黒の空気をまとう独特のプログレッシヴな知性の滲むスラッシュ/パワーメタルサウンドはそのままに、よりストレートで叙情的な側面を押し出して聴きやすさが増した。閃光の如きジェフ・ルーミスのネオクラシカルなリードGは一際メロディアスで素晴らしく、音楽性こそは異なれどもARCH ENEMYにも通ずるGワークの数々はひと時たりとも聞き逃せない。

あらゆる物を薙ぎ倒すブルドーザーのイメージが思い浮かぶ7弦Gから繰り出されるヘヴィネスの破壊力を活かした1や3の極悪なグルーヴ、流麗な叙情性との対比でダイナミクスを生む6や10、そして原曲のカケラもなく丸々NEVERMOREオリジナルな仕上がりになったサイモン&ガーファンクルのカヴァーの8などモノクロの風景に彩を添えるような聴き所が増しており、これまでと比較して敷居を低めにしつつも質をさらに向上させた好盤。アンディ・スニープによる硬質でモダンな厚みに富んだ音作りはNEVERMOREの楽曲には特にマッチング。


NEVERMORE - Dead Heart in a Dead World - Inside Four Walls ★★ (2014-03-12 21:35:11)

7弦から繰り出される極悪ヘヴィネスとグルーヴが一体化したリフが巨大な壁のように迫ってくるミドルナンバー。破壊力満点。


NEVERMORE - Dead Heart in a Dead World - Narcosynthesis ★★★ (2013-03-03 20:30:31)

アルバムのOPを飾るダークなミドルチューン。重厚でヘヴィなリフとグルーヴが一体化した強力な破壊力で薙ぎ倒していく勢いとメロウな色彩のGでしっかりコントラストをつける両者のバランスの良さが◎。


NEVERMORE - Dead Heart in a Dead World - The River Dragon Has Come ★★★ (2014-03-12 21:46:40)

流麗なクリーントーンのイントロから一転獰猛なリフが現れどこまでも蹂躙していく様はまるでダムの決壊を思わせる威圧的な恐ろしさ。アルバムの中でも屈指のスリリングな展開で迫る強力ナンバー。


NEVERMORE - Dead Heart in a Dead World - The Sound of Silence ★★ (2013-03-03 20:23:54)

一応あのサイモン&ガーファンクルの名曲のカバー・・・なのだがイントロに面影らしきものを残すのみで全編ゴリゴリにブルータル&ヘヴィ化。もはや言われようが言われまいがカバーというのがわからなくなるぐらいにNEVERMOREオリジナルな仕上がりに驚愕。今まで聴いたメタルバンドによるカバー曲の中でも原曲どこいった度はぶっち切りクラスw。


NEVERMORE - Dead Heart in a Dead World - We Disintegrate ★★ (2013-03-10 17:46:34)

珍しくSANCTUARY時代のようなウォーレルの金属質ハイトーンが聴ける曲。不気味な雰囲気を漂わせる締め方が何とも異様だ。


NEVERMORE - Enemies of Reality ★★★ (2012-08-03 21:16:52)

あのトラヴィス・スミスによるグロテスクなジャケも強烈な5th。時に激しくのたうつようなウネリを伴うブルータルなカオスの渦巻く極悪なグルーヴや卓越したテクが交差するインタープレイが入り乱れる様は何とも形容し難い異様な迫力があり、初めて聴いた時はその凄まじさにブッ飛んだ。ウォーレル・デインが妖しく歌い上げる個性的なVoラインや7弦Gを自在に使いこなすジェフ・ルーミスによるネオクラシカルで叙情的なGソロやスラッシーにシュレッドする鋭くテクニカルなGリフは一際印象深いファクターとなり、このサウンドと相まって一度ハマれば容易に抜け出せなくなるような驚異的な中毒性を生み出す。抒情的なパワーバラード曲を挟んで絶妙な緩急を交えたアルバムの流れも、人によっては短く感じるかもしれないが非常にスムーズで弛みを感じさせない。

元のドロドロと濁った音をメンバーが気に入らなかったということもあり、2005年にはアンディ・スニープによるリミックス&リマスター仕様で再リリース。全体的にクリアで抜けの良い音になったのでこちらの方がオススメ。


NEVERMORE - Enemies of Reality - Create the Infinite ★★ (2012-11-05 00:17:54)

重く太いリフでゴリゴリ唸らせるアップテンポチューン。他曲と比べて(あくまで彼らの曲にしてはの話だが)割と普通っぽく聴こえるものの、カオティックなウネリのブレイクダウンや一筋縄ではいかない妖しいVoがNEVERMOREらしい個性を発揮。


NEVERMORE - Enemies of Reality - Enemies of Reality ★★★ (2012-08-03 21:22:28)

Dsのフィルから雪崩れ込むようにどっと押し寄せるGリフの凄まじさに呆気にとられ、蠢くようなエグい混沌の坩堝に叩き落される。開放的ではあるがやはり妖しいムード満点のコーラスも印象的。ジェフのシュレッドしまくるGソロとブルータルなリフが合わさるパートはまさに壮絶の一言!


NEVERMORE - Enemies of Reality - I, Voyager ★★★ (2012-08-03 21:33:45)

比較的ストレートな疾走感のあるスラッシュメタル・チューン。ズンズン響く重低音リフのブルータリティを始めウォーレルの歌う不気味なメロディライン、Gソロの華麗なスウィープ連打と耳を惹く要素が満載。ソロ前後のGリフのダークで妖しい感触もたまらない。


NEVERMORE - Enemies of Reality - Never Purify ★★ (2012-08-03 21:25:28)

ぐねぐねと捻じ曲がったグルーヴや叩きつけるようなGリフが強烈。プログレッシヴ・メタルばりに変拍子も交えた緊迫感のあるインストパートもカッコいい。


NEVERMORE - Enemies of Reality - Noumenon ★★ (2013-02-28 22:53:46)

まるで異世界に迷い込んだような感覚に陥る、終始陰鬱な空気の支配するスローチューン。そんな実験的な雰囲気でもジェフのGは泣きまくり&弾きまくり。


NEVERMORE - Enemies of Reality - Seed Awakening ★★ (2012-08-03 21:29:07)

この曲の凄さはデスメタルも顔負けな2バスの超高速連打でしょう。リフも相まって一際攻撃的に響きます。


NEVERMORE - Enemies of Reality - Who Decides ★★ (2012-08-03 21:36:20)

泣きを湛えた叙情メロディが広がる、穏やかさと不穏さ交じりのバラード。これを聴くとブルータル一辺倒でないことがわかる。


NEVERMORE - The Obsidian Conspiracy ★★ (2013-08-16 20:03:52)

会心作「This Godless Endeavor」から5年のインターバルを経ての7th。プロデューサーに元SOILWORKのピーター・ウィッチャーズを迎えての本作は、ややマイルドなサウンドプロダクションや全体的にバンドサウンドが後退してVoラインを中心に聴かせる場面が多く、これまでよりもモダンでメロウな雰囲気が支配的。その分スラッシーに尖った極悪ブルータリティはかなり控えめなので若干の物足りなさを感じるところもあるが、独特の浮遊感というか愁いを湛えた幽玄空間はOPETHにも通ずるものがあり、今までとはちょっと違った魅力が展開されているのは興味深いところだ。

しかしジェフ・ルーミス、ヴァン・ウィリアムスの2人が相次いで脱退し本作を最後にバンドは活動休止状態に・・・。ウォーレル曰く今は再結成SANCTUARYでの活動がメインということだそうだが、こちらもいつか復活してほしい。


NEVERMORE - The Obsidian Conspiracy - Emptiness Unobstructed ★★ (2013-08-16 20:07:45)

ここまで歌メロがメランコリックでキャッチーなのはNEVERMORE史上初?最初聴いた時はぬるいと感じてしまっていまいちな印象だったが、何度も聴くうちにこれはこれでいいかも、と思えるようになった。


NEVERMORE - The Obsidian Conspiracy - The Obsidian Conspiracy ★★★ (2013-03-03 21:42:27)

メロウな味わいの曲が続いたところでアルバムの〆にガツンと決めにかかる、ハイテンションの凄まじい気迫で攻めまくる爆走スラッシュ・チューン。容赦ないリフの応酬にノックアウト。


NEVERMORE - The Obsidian Conspiracy - The Termination Proclamation ★★ (2013-03-03 21:36:03)

ヘヴィにウネるグルーヴがEnemies~の頃を思わせるOPチューン。前作のBornのようなキツいインパクトはないので地味かもしれないが、ダークで妖艶なコーラスのメロディが印象的でいい。


NEVERMORE - The Year of the Voyager ★★★ (2013-06-13 21:53:00)

2008年リリースの2枚組みDVDのライヴ作品。DVDのDisc1はドイツのボーフムで行われたThis Godless Endeavorに伴うツアーの公演をシューティングしたもの。この本編のライヴは演奏・音質共にかなり良好で当時の編成に加えツアーメンバーとしてクリス・ブロデリックが参戦しており、スタジオ版以上にハイテンションかつアグレッシヴな勢いで高度な演奏を披露。This Godless~からの曲を中心に満遍なく選曲されているのでテンションが良い感じに上がる。演奏陣の技巧派ぶりは言うまでもなくフロントマンのウォーレル・デインのMCでの煽りも上手く、とにかく強力なライヴアクトらしい佇まいを感じさせる。Disc2はGIGANTOURを始めとした欧米での様々なフェスの映像、ウォーレルのインタビューやDVDのトレイラー、さらにはPVを全曲網羅しており、ファンなら必見の大ボリュームだ。

これらに加え2枚のCD音源(DVDのDisc1と同じ内容のもの)のついた4枚組みの限定盤もあり。ちなみにPVについてだが、Enemies~とI,Voyagerの2曲に関しては音源がリミックス版のものに差し替えられている。


NEVERMORE - This Godless Endeavor ★★★ (2013-01-30 21:50:10)

6th。新たにGの片割れとしてDRAGONLORDやFORBIDDENなどで知られるスティーヴ・スマイスが加入したことでGパートの聴かせ所がさらに増量。スティーヴもジェフに負けず劣らずのバカテクぶりを発揮しており、この2人による華麗なツインGワークや熾烈極まる鬩ぎあいの如きGバトルは聴く者を圧倒するほどの存在感を放つ。TESTAMENTにMEGADETHのひねくれた知性を加えてブルータルなサウンドでブレンドしたようなカオティックなうねりと凶悪なヘヴィネスが織り成す独特の音楽性は今作でも不変で、1のようなブルータルな爆走チューンから前作譲りのヘヴィなうねりの利いた9、テクニカル&変幻自在の展開で構築する大作11などと前作以上にヴァラエティ豊かになったのが特徴。

よりストレートにスラッシュ度が増したことで前作のような蠢くような異様極まるカオス感は若干後退したが、それでもダークでヘヴィ、そして妖しい雰囲気漂う彼ら流儀のサウンドに些かのブレなど見られない。前作と肩を並べるほどの傑作。


NEVERMORE - This Godless Endeavor - A Future Uncertain ★★ (2013-02-19 00:27:02)

抒情的なバラード風の導入から切り込んでくるGリフが特にカッコいい!Gソロだけでなく緊迫感に満ちた雰囲気を構築する鋭いリフワークは見事の一言。


NEVERMORE - This Godless Endeavor - Born ★★★ (2012-11-02 19:09:27)

いきなりデスラッシュばりの無慈悲な2ビートの疾走感にびっくりさせられる強烈なOPトラック。しかし攻撃性一辺倒にならない絶妙なメロディが独特のフックを利かせる。


NEVERMORE - This Godless Endeavor - Final Product ★★★ (2012-11-13 01:23:37)

これぞNEVERMOREならではの何ともフワフワ漂うような妖しく気味悪い(褒め言葉です)雰囲気。分厚く澱んだGサウンドも相まってすべてを飲み込んでしまうような迫力がある。


NEVERMORE - This Godless Endeavor - My Acid Words ★★★ (2013-02-19 00:17:19)

変幻自在にリズムを変え、哀しみの滲む味わい深いVoも聴かせどころをみせる。3分半に差し掛かったあたりからヘヴィなGリフで溜めに溜めて、その後スラッシーな疾走感に乗せるように官能の激泣きフレーズをかますソロ展開がヤヴァすぎで死ぬw。