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ハルディンさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 1701-1800

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ハルディンさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 1701-1800
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TIAMAT - Skeleton Skeletron ★★ (2014-12-30 22:36:41)

ジャケにおけるメイクを施したメンバーの佇まいが何とも怪しげな6thで、Gの片割れが抜けたことでトリオ編成となっての作品となる。他の追随を許さぬ孤高の前衛ゴシック美学を打ち出した前作の実験的な側面をある程度受け継ぐ作風だが、前作と比較するとエレクトリックなシンセサイザーをぐっと抑えてよりGやDsのバンドサウンドを中心に据えたシンプルかつダイレクトなアプローチが目立つ。

アレンジがいくぶん簡素化されたことで憂いというよりも諦観や虚しさを感じさせる雰囲気が顕在化しており、浮遊感を醸すシンセと相まって一層侘しさや倦怠を誘う。全体としては淡々として派手さに欠けるものの、どの曲でもバンド特有のダークな退廃ムードが貫かれておりじわじわと来る。またROLLING STONESのカバーである7はなかなか意外な選曲だが、見事にTIAMAT一色に染まった仕上がりですばらしい。

意図的に抑揚を抑えたことでサイケデリックな酩酊をもたらしていた前作よりもVoラインに若干ながら哀感が増してはいるものの、メロディの求心力という点ではもう一歩といったところでそこが惜しい。


TIAMAT - Skeleton Skeletron - Best Friend Money Can Buy ★★ (2014-12-30 22:44:03)

何となく黄昏時を想起させるような哀愁ムードが印象的。ゆったりと漂う柔らかなメロディは不思議な心地よさを覚える。


TIAMAT - Skeleton Skeletron - Brighter Than the Sun ★★★ (2014-12-17 23:15:11)

退廃的な空気を湛えながら軽快なビートでノリよく進むアップテンポ曲。前作に比べ音は至極シンプルながらもキャッチーさは十分で、女性コーラスの入れ方がなかなか絶妙。

PVは前作のCold Seed以上にイミフww。トラック相手に立ち向かう聖職者ルックのヨハンが妙にかっこいいw。


TIAMAT - Skeleton Skeletron - Children of the Underworld ★★ (2015-12-20 19:58:16)

元々はシングル盤「Brighter Than The Sun」収録のBサイド曲で、日本盤ではボートラとして追加収録。跳ねるようなノリとエレクトロニックな空間で淡々と進行し、時折ヨハンがデスヴォイスで吼える場面もあり。音がちょっと軽めなのと煮詰め切れていないアレンジが惜しいが、なかなかいい。


TIAMAT - Skeleton Skeletron - Church of Tiamat ★★ (2014-12-30 22:56:18)

アルバムOPを飾るメランコリックなスローテンポ曲。近未来的なシンセの使い方から前作の面影を少し覗かせるが、音数は明らかに少なくよりシンプルなゴシック・ロックへの傾向が現れている。

ちなみにこの曲名は後にバンドのオフィシャルサイト名や2005年のライヴDVDのタイトルに使われた。


TIAMAT - Skeleton Skeletron - Lucy ★★ (2015-01-02 22:47:34)

派手なシンセサイザーを中心にじっくりと展開していくラス曲。特に目立った起伏があるわけでもなく地味と言えば地味なのだが、スケールの大きいアトモスフェリックなバッキングが印象付けられる。


TIAMAT - Skeleton Skeletron - Sympathy for the Devil ★★ (2014-12-30 22:50:33)

ROLLING STONESの「悪魔を憐れむ歌」のカバー。よりムーディなスローテンポになり、ニヒリスティックな雰囲気を増幅させてさらにはシタールをフィーチャーとかなり大胆にアレンジされて見事なまでにTIAMATの曲に仕上がっている。


TIAMAT - The Scarred People ★★ (2015-06-04 22:30:29)

「Napalm Records」に移籍しての10thで、前作からまたも長めの合間を置いてリリース。初期譲りのアグレッションやヘヴィさ、そしてまさかのデス声までも復活させて原点回帰を覗かせたダーク・ゴシックの良作だった前作からまたも方向転換。Gサウンドは一歩引いて重厚さが薄れエレクトリックなシンセサイザーを多くフィーチャーしてメタル度が減衰、サイケデリックな空気を湛えたゴシック・ロック路線を展開。バンド特有の暗鬱さもあることにはあるが、前作と比べると大分減退して仄かな薄暗さに包まれている感じになっている。

シンセを主軸にした作風の全体像は中期のSkeleton Skeletronにおそらく最も近いと思われるが、生々しいサウンドの質感や少々エスニックで浮遊感のあるメランコリックさはWildhoneyあたりを、散漫になり過ぎない程度の拡散志向はJudas Christの頃をといった具合に主にゴシック期つまりは4th以降のアルバムから抽出して総まとめしているような印象(ある意味前作とは逆のベクトルかも?)。良くも悪くも地味目に抑えられていたVoメロディに憂いやウェットさがいくらか戻ってきていて好印象。

このアルバムならではという特に抜きん出た点はなく地味ではあるが、なかなか手堅い仕上がり。何よりも時代が変わっても周囲に感化されずにTIAMAT流のゴシック美学を頑なに貫く姿勢に感銘を受ける。


TIAMAT - The Scarred People - 384 ★★ (2015-07-11 21:30:23)

重苦しいダークさがいかにもTIAMATらしいヘヴィなスローナンバーで、何となくWildhoney時代を思い起こさせる感じがいい。劇的な盛り上がりはなく平坦な印象だが、中盤からは耳障りなノイズと女性の悲鳴が交差する異様な雰囲気になり、暗さと気味悪さを増幅させる。


TIAMAT - The Scarred People - Love Terrorists ★★ (2015-07-11 21:47:50)

荒々しく乾いたアグレッションを纏ったヴァースと対比を成す哀愁のコーラス、そして劇的なほどにエモーショナルなGソロにグッと来る。


TIAMAT - The Scarred People - Messinian Letter (2016-01-17 22:50:11)

前作のMeliaeに似た、ブルージーなテイストの強めな曲。レイドバックした感触に加えポジティヴで明るいメロディとバンドのイメージとは異なる趣だが、ひとつの変化球として聴けば楽しめる。


TIAMAT - The Scarred People - The Scarred People ★★★ (2015-07-11 21:41:00)

分厚く荘厳なストリングスを纏いながらドライヴする、メランコリック・ゴシックロックナンバー。Keyの派手さに反してVoメロは淡々として地味だが、その妙なアンバランスさが何故かくせになる。


TIAMAT - The Scarred People - Thunder & Lightning ★★ (2015-07-03 22:00:22)

THIN LIZZYの某曲みたいなタイトルだが、煌びやかなシンセをふんだんに塗してノリノリに突っ走るアップテンポ曲で、ヨハンがかつてサイドプロジェクトとして活動していたLUCYFIREを思わせるほどのポップさにびっくり。流麗でフラッシーなGソロまで登場するほどの異色さだが意外といいかも。


TIAMAT - The Scarred People - Winter Dawn ★★ (2015-07-14 23:37:32)

オルタナ系ロックのようなラフで気だるげなムードを醸すリフ回しだが、仄かに憂いを帯びたメロディがジワジワ利いてくるミドル曲。バックを敷き詰めるシンセサイザーには中期を思わせるアンビエントな浮遊感があり、ほんのりと酩酊を誘う。


TIAMAT - Wildhoney ★★★ (2014-10-13 20:06:51)

クリスティアン・ヴォーリン氏による鮮やかなジャケデザインが目を惹く、鬼才ヨハン・エドランド率いるゴシック・メタルバンドの4th。前作譲りのドゥーミーな陰鬱さを残しつつ独自のメロウな倦怠を帯びた耽美ゴシックのエッセンスを増加させた本作は初期の集大成ともいうべき傑作。

随所で短いインストを挟むことで合間をいれずに進んでいくコンセプチュアルな組曲を思わせる流れ、女性コーラスを配した重厚かつ厳粛なバンドサウンドを覆うシンセやクリーントーンのGによるふわふわと漂うような独特の沈鬱ムードといった細部までこだわりを感じさせる空間作りや往年のプログレッシヴ・ロックのような手法を活かしたアルバム構成が特筆すべきところ。前半1~5はヘヴィで耽美なドゥーム寄り、後半6~10ではメロウなアコースティック調といった2部構成で各々が短すぎず長すぎない尺度で纏まっているのも好印象。

また本作においてヨハンのVoは濁声一辺倒ではなく時折気だるい普通声を使う場面もあり、あまり上手くはないが脱力を誘うような浮遊感を高めていてなかなか効果的。


TIAMAT - Wildhoney - A Pocket Size Sun ★★★ (2014-10-13 20:10:09)

PINK FLOYDばりのメロウな空間、半ば悟りの境地に入ったかのようなVoとソフトタッチながらもかなりの陰鬱さが圧し掛かってくる。アルバムの〆にふさわしい雰囲気。


TIAMAT - Wildhoney - Do You Dream of Me? ★★ (2014-10-18 23:43:26)

暗く諦観的なムードを引き継ぎつつも、前半のドゥーム的な色合いから一転柔らかく包み込むような優しいメロディが印象的。ライヴ版ではキーを下げてフューネラル度アップなアレンジになっていてそれもまた良い。


TIAMAT - Wildhoney - Gaia ★★★ (2014-10-13 20:28:37)

光のように包み込むシンセサイザーの神秘的なサウンドに釘付け。重厚な曲調ながらも癒しすら感じさせるほどのメロディがすばらしい。


TIAMAT - Wildhoney - The Ar ★★ (2014-10-13 20:15:12)

前曲から間髪入れずに始まるミドルテンポの陰鬱ゴシック曲。中盤に差し掛かってきたあたりからの退廃アンビエント空間は破滅的ながらも美しい。


TIAMAT - Wildhoney - Visionaire ★★ (2014-10-13 20:32:40)

メランコリックなムードが心に突き刺さるワルツ調のミドルナンバー。個人的な意見だが、Gソロは次回作のような音数の少ないメロウな感じのほうが合うと思う。


TIAMAT - Wildhoney - Whatever That Hurts ★★★ (2014-10-13 20:20:34)

重苦しくドゥーミーに沈んでいくスローな曲調、何かの儀式を思わせるエスニックかつ厳粛な雰囲気と早速世界観に吸い寄せられる。ハイライトとなるGソロのクラシカルな速弾きを交えた妖しげなフレージングもいい。


TIAMAT - Wildhoney - Wildhoney (2014-10-13 20:22:24)

小鳥のさえずりが響く長閑でまったりとした雰囲気モノのイントロダクション。次の曲への落差がかなり大きい。


TIME REQUIEM - Time Requiem ★★ (2013-10-06 22:44:10)

今は亡きMAJESTICで活躍していた鍵盤魔人、リチャード・アンダーソン率いるバンドの1st。メンバーの大部分は後期MAJESTIC時代からほぼ据え置きで実質その連続体ともいえるこのTIME REQUIEMだが、ネオクラエッセンスを保ちつつも時に緊迫感のあるインタープレイが炸裂するテクニカル・プログレメタル方面への歩み寄りが特徴。やはりリチャードが主役ということでKeyがほぼ大半で主導権を握り、インスト曲の5に至ってはGの存在感が希薄になるような弾きまくりぶりだ。どこかで聴いたことのあるフレーズも少々というか相当あるがw、そんなに悪い印象には感じなかった。聴き応えアリの密度濃い目の本編とはやや毛色の異なる肩の力の抜いたメロハーテイストが美味しい日本盤ボートラの10もいい。


TIME REQUIEM - Time Requiem - Brutal Mentor ★★ (2013-08-29 21:57:09)

のっけからド派手に弾き倒すリチャードのKeyのインパクトでポカーンとさせられる疾走インストチューン。ギターの出る幕もないくらいにKeyが埋め尽くすさまはもはや笑うしかないw。


TIME REQUIEM - Time Requiem - Time Requiem ★★ (2013-10-06 22:56:14)

セルフタイトルを冠した一発目は9分台のなかなか気合の入った大作で、いきなりG&Bが激しくユニゾンをぶちかますところから相当アツい。全体を通して繰り返しが多いインタープレイにもうちょっと違うパターンがあったら最高だった。


TIME REQUIEM - Time Requiem - Visions of New Dawn ★★ (2013-10-06 22:59:20)

RUSHやDREAM THEATER直系のプログレッシヴな味付けが強めな曲。どこかダークでシリアスな雰囲気とは対照的に明快さの目立つコーラスがいい。


TNT - Intuition ★★★ (2012-07-28 20:42:04)

言うまでもなくTNT史上最高傑作である北欧ハードポップの名盤。3や5を筆頭にいい曲が満載です。トニー・ハーネルの超ハイトーンが歌い上げるポップなメロディ、ロニー・ル・テクロのヘンテコなセンス爆発のテクニカルソロが最後まで印象的。


TNT - Intuition - Caught Between the Tigers ★★ (2012-09-21 20:06:20)

ひねくれたリフを始めアメリカンなノリが支配的だが、北欧らしさを隠しきれない爽快なコーラスがグッド。ロニーのヘンなGソロも最高。


TNT - Intuition - End of the Line ★★★ (2012-09-21 20:16:36)

綺麗だけど切なさ満点のバラード。グリーグの「ソルヴェイグの歌」を引用したGソロが感動的なハイライトを設けていていい。


TNT - Intuition - Intuition ★★★ (2012-08-18 19:29:14)

明るく爽快なポップさがたまらない、翳りのない透明感に満ちた名曲。


TNT - Intuition - Tonight I'm Falling ★★★ (2012-09-21 20:11:47)

どこまでも澄み切ったような透明感と切ない哀愁メロディがドライヴする極上のポップチューン。とことんメロディアスなGソロも見逃せない。


TRIVIUM - The Crusade - Detonation ★★ (2009-09-02 17:44:27)

前半はヘヴィですが、後半部になるとメロディック・メタル風になるのがいいですね。


TRIVIUM - The Crusade - Entrance of the Conflagration ★★★ (2009-09-02 17:37:36)

個人的には1曲目よりこの曲の方が好きですね。
ヘヴィな疾走感にガツンとやられます。


TRIVIUM - The Crusade - Ignition ★★ (2009-09-02 17:34:56)

モダンなアグレッションで攻め立てる一曲目。
ちょっと儚げなサビとの対比がいい。
一曲目としてつかみはOKでしょう。


TRIVIUM - The Crusade - The Crusade ★★ (2009-09-02 17:41:46)

インストながらも構成がしっかりとしており、8分という長さを感じさせない。
締めが今ひとつなところが惜しいところですが、とてもよく出来た曲だと思います。


TURISAS - Battle Metal - As Torches Rise ★★★ (2014-06-17 18:42:10)

ド派手にファンファーレを鳴らすイントロの時点でテンションが上がりまくるOPトラック。フックも抜群、とことん男臭くアツいサウンドで文句なし。


TURISAS - Battle Metal - Battle Metal ★★★ (2013-04-10 00:05:12)

これぞ戦へと赴く男達の魂を鼓舞するアンセム。「Battle!battle metal!」の掛け声も熱い。


TYPE O NEGATIVE - Bloody Kisses ★★ (2015-06-15 23:02:22)

NY出身のゴシック・ヘヴィロックのカリズマ的存在の3rdで、この作品から日本盤がリリース。ジャケのイメージそのもののような本能の赴くままに恍惚感に溺れるエロスとダークサイドの境地のごとき背徳感が織り成す、決して覗いてはならぬ禁断の官能世界が眼下に広がる。一般的なゴシックメタルのイメージとは趣の異なる独特のムードだがうっすらと覆うKeyが独特の美しさを彩っており、聴き所の1つ。名曲の2や3のような重厚で妖艶なドゥーム・ゴス曲だけでなくハードコアな疾走曲や短いSEのみのインタールード等が入り乱れる様子は異様そのもの。

良くも悪くもカオスなごった煮感満点の猥雑な作風でとっつきやすいとは言いがたいので、初めて聴くならば次回作のほうをオススメする。もちろん本作も名作ではあるが。


TYPE O NEGATIVE - Bloody Kisses - Black No. 1 (Little Miss Scare-All) ★★★ (2015-04-30 22:27:17)

曲が始まった途端に辺りが闇夜に包まれていくような、雰囲気の徹底振りがすごい。妖艶かつキャッチーなVoメロディも病み付きになる。


TYPE O NEGATIVE - Bloody Kisses - Can't Lose You ★★ (2015-08-10 23:43:08)

シタールが妖しく鳴り響くスローテンポのゆったり感、エロいVoメロディの執拗なリフレインがサイケデリック模様を醸す。脳内がグラグラする感覚が何だか心地よくもある。


TYPE O NEGATIVE - Bloody Kisses - Christian Woman ★★★ (2015-08-31 22:43:42)

健全性なんぞ微塵も感じさせない、どこまでもどす黒く染まりきった背徳感と毒々しく妖艶なムードが織り成す官能ドゥーム・ゴシック。底なし沼の如くドップリと浸れます。


TYPE O NEGATIVE - Bloody Kisses - Kill All the White People ★★ (2015-08-10 23:36:22)

濃厚な官能ゴスから一転してヘイト剥き出しの爆走ハードコア曲。かなりアブなげで殺気だったアグレッションが炸裂。


TYPE O NEGATIVE - Bloody Kisses - Machine Screw (2015-12-15 23:20:24)

機械の回転音と共に女性のあえぎ声が生々しく響く官能的なイントロ。Screwは性行為を意味するスラングでもあるので、それと引っ掛けたものと思われる。


TYPE O NEGATIVE - October Rust ★★★ (2015-06-15 23:26:24)

4th。前作における衝動的なハードコア度合いが抑えられ、ある程度の拡散傾向はあれどもよりゴシックへのアプローチが強まったのでバンドはもとよりゴシックメタルの代表作として挙げられることも多い。Play girl誌で晒した伝説のヌード姿が未だに忘れられない亡きセックス・シンボル、ピーター・スティールの艶かしいVoを中心にじっくりと虚しくも淫猥なエクスタシーに満ちた官能絵巻を展開。環境音的なSEや壮麗なシンセサイザーを絶妙に盛り込み、耽美さを引き立てる。

いきなり耳障りなノイズや楽屋での会話みたいな1、2で面を食らうが、名曲の3からは真骨頂といえるめくるめく耽美世界を全編に渡ってガッツリ堪能できる。前作ほど暗くディープすぎず、時にはうんとコンパクトでキャッチーさに長けた7のように聴きやすさが増したことでより移入しやすくなった。聴けば聴くほどどっぷりハマって抜け出せなくなる名盤。


TYPE O NEGATIVE - October Rust - Bad Ground (2015-12-16 00:03:09)

再生するや否や聞くに堪えないノイズが垂れ流される様子に面を喰らう、ジョークっぽいイントロ曲。終わると今度はメンバーの肉声メッセージが流れたりと色々戸惑うがそれが狙いなのかも。


TYPE O NEGATIVE - October Rust - Be My Druidess ★★★ (2015-06-15 22:41:09)

体が揺れるグルーヴィーなうねりがクセになるミドル曲。好色さ丸出しの官能的な歌詞も相まってピートのVoもネチっこく、特に最後あたりの「I'll do anything~」の下りは最高にエロすぎる。


TYPE O NEGATIVE - October Rust - Haunted ★★ (2015-12-15 23:50:47)

10分台に渡って牛歩のごとき超スローなテンポと倦怠感で深淵へと沈んでいく、アルバムの〆となる大曲。不気味さと耽美さが織り成す退廃ムードに感覚が麻痺して無気力状態になる。


TYPE O NEGATIVE - October Rust - Love You to Death ★★★ (2015-06-15 22:36:19)

ダークな耽美世界が広がっていく様子に否応なしに心を掴まれる、TONを代表する名曲。鍵盤サウンドの美しさは一級品。


TYPE O NEGATIVE - October Rust - My Girlfriend's Girlfriend ★★★ (2015-04-30 22:21:17)

長尺&陰鬱な曲が多い中でこれだけ一際キャッチーでコマーシャルな印象。相変わらずドンヨリした雰囲気が渦巻くも、何故かとても耳に残るメロディ。


TYPE O NEGATIVE - October Rust - Red Water (Christmas Mourning) ★★ (2015-12-15 23:30:45)

果てしない悲しみに打ちひしがれる雰囲気にダウナー感覚を誘う曲。降り注ぐようなシンセも虚無感を煽り立てるようであり、もうじき迎える華やかなクリスマスを絶望一色に染め上げてしまいそうだ。


TYPE O NEGATIVE - October Rust - Wolf Moon (Including Zoanthropic Paranoia) ★★★ (2015-12-07 22:55:34)

幻惑的な月夜を思わせる妖しげなムードに陶酔を誘う、ダークでエロチックな狼男ソング。ヨーロピアンな闇を感じさせるところが好きなところ。


TYPE O NEGATIVE - World Coming Down ★★ (2015-08-06 23:43:36)

煌びやかな都会風景と瓦礫の対比ジャケが印象的な5th。より大衆的になり大ヒットを記録した前作の成功による反動なのか初期を思わせるグルーミィーなヘヴィネスが増強されているが、前作におけるメロディアスさも持ち合わせているのでダウナーな沈鬱ムードと開放感が入り混じった独特の空気(前作、前々作の中間ぐらい?)が本作の特徴。ピーターの親族の死といった不幸が関係しているのかメロディには艶かしさというよりも虚しい喪失感といった雰囲気が強く感じ取れ、途中に挟み込まれる短いインタールード曲も薬物の吸引音やら何やら不穏極まる趣なのもそうした印象に拍車をかける。

前2作で顕著だったバンドのイメージを写しだす官能的な妖しさは全体的に控えめなので耽美ゴスとして聴くにはちと空気が重苦しすぎるが、酒を片手にひどく落ち込みたい時にはうってつけのトリップ・ドゥーム作に仕上がっている。


TYPE O NEGATIVE - World Coming Down - All Hallows Eve ★★★ (2016-01-17 23:56:11)

おそらく前作のスタイルに最も近いであろう曲。ゴスな耽美さと妖艶な毒気を大いに感じさせつつも、暗さとメロディアスさの対比手法を上手く組み込んでとてもダイナミックかつ印象的な曲に仕上げている。


TYPE O NEGATIVE - World Coming Down - Skip It (2015-12-07 22:40:27)

耳障りな音飛びノイズが不快感を催すジョーク的なイントロ。相変わらずの黒いユーモアセンス。


TYPE O NEGATIVE - World Coming Down - Who Will Save the Sane? ★★ (2015-12-07 22:35:40)

暗くて地味だけど、独特のふわふわしたキャッチーさが印象的でジワジワくる。


TÝR - The Lay of Thrym ★★★ (2014-03-06 23:41:56)

ノルウェーとアイスランドの間にあるデンマーク領の島国、フェロー諸島出身のヴァイキング・パワーメタルバンドの6thで、ついに日本デビューも果たす。初期FALCONERとBLIND GUARDIANを4:6ぐらいの比率で掛け合わせたような北欧の土着性を帯びつつこってりとアツい漢っ気溢れるサウンドで、ハンズィ似のVoが歌い上げるクサく劇的なメロディがいちいちツボ。後半はトラッド・フォーク曲のカヴァーが多いので若干勢いが落ちるがその土着性にも旨みは十分あるし、何よりもヴァイキンガーな勇ましさ溢れる疾走ナンバーで畳み掛ける前半部だけでも元がとれる水準の高さは魅力的。BLACK SABBATHとRAINBOWのカバー2曲もなかなかいい感じ。


UFO - Force It - Shoot Shoot ★★ (2012-09-16 20:33:32)

骨太なリフが唸るヘヴィなロックンロール。純粋にカッコよさが伝わってきますね!


UFO - Phenomenon - Doctor Doctor ★★★ (2012-09-16 20:37:00)

哀愁全開で迫るマイケルのGが全てを物語っています。


UFO - Phenomenon - Rock Bottom ★★★ (2012-09-16 20:49:23)

Gソロはまるで神が光臨したかのようで、異様なまでにスリル溢れる展開は脱帽モノ。こんなソロを弾くマイケルって本当に凄いんだなと思いました。それだけでなくリフも素晴らしい。


URIAH HEEP - Look at Yourself ★★★ (2014-08-19 19:29:50)

「対自核」という邦題で知られる名盤の3rd。何と言っても聴き所はギターも顔負けなくらいパワフルに唸るケン・ヘンズレーの操るハモンドオルガンで、全編に渡ってそのかっこよさを押し出した楽曲が満載。ハード・ドライヴィングなタイトル曲の1や英国らしい叙情性に彩られる大曲の3など良曲多し。何故かポイントが少なめだがサバスやパープルなどの有名ブリティッシュ・ハード勢と並び称されてもいいはず。


URIAH HEEP - Look at Yourself - July Morning ★★★ (2014-09-12 23:04:06)

ヒープを代表する名曲の1つで、ハモンドオルガンが大活躍の抒情大作。ゆったりとした波の満ち引きのように繰り広げられる英国特有の翳りのあるメロディは独特の気品を感じさせる。


URIAH HEEP - Look at Yourself - Look at Yourself ★★★ (2014-11-12 23:07:18)

Gすら霞むほどのオルガンの存在感がすべて。カッコよすぎる。


VAN HALEN - 1984 - Jump ★★★ (2012-10-12 20:48:00)

TVでもよく流れる説明不要の超有名曲。大ヒットしたのも納得の馴染みやすいポップさが心地よい。


VAN HALEN - 1984 - Panama ★★★ (2012-10-12 20:55:06)

アメリカンらしい陽気なノリが一際キャッチー。エッジの利いたトーンのリフや短いがバリバリと弾き倒すGソロはエディならでは。


VAN HALEN - 5150 - Dreams ★★ (2012-10-12 20:44:47)

爽やかなシンセサイザーとVoラインが清涼感を与えるメロディアスロック・ナンバー。晴れた日のドライブにもピッタリ。


VAN HALEN - Van Halen - Ain't Talkin' 'Bout Love ★★★ (2012-10-12 20:42:06)

何か(ド忘れw)のCMで使われていましたね。一度聴いたら忘れられない名リフ。


VAN HALEN - Van Halen - Eruption ★★★ (2012-10-12 20:37:27)

1分40秒という短い中で詰め込まれた凄まじいタッピングや速弾きは圧巻の一言。ただ速いだけでなく独特のトーン、タイム感などといった点もエディならではの個性が光っているのがすごいですね。


VANDEN PLAS - The God Thing - Crown of Thorns ★★★ (2013-03-23 21:56:36)

前作のAnytimeに匹敵する感動的なパワーバラード。後半の盛り上げも相まってとにかくドラマティック。


VANDEN PLAS - The God Thing - Fire Blossom ★★ (2013-03-23 21:47:50)

アルバム1曲目を飾るインスト曲。エネルギーを溜めていくような感じで次の曲へ繋げていく役割を果たす。


VANDEN PLAS - The God Thing - Rainmaker ★★★ (2013-03-23 21:52:47)

前の曲で溜めたものを一気に開放するような爆発力で突き進む、ツカミも充分なOPトラック。ハードな音像に絡むしなやかなVoラインが醸す独特の雰囲気は欧州ならではの叙情性がたっぷり。緊迫感に満ちたGソロもカッコいい。


VENOM - Black Metal - Black Metal ★★★ (2013-04-08 21:33:28)

VENOMといえばやっぱりこれ。MOTORHEADをさらにお下品にしたようなひたすら汚くブチかます爆走サウンドはローファイだが、それがいい。


VENOM - Black Metal - Teacher's Pet ★★ (2013-04-08 21:28:44)

妙にノーテンキなイントロのGフレーズからパンキッシュに突っ走る、赤面モノのエロ歌詞とおバカなノリが印象的な猥雑R&R!スローダウンするソロに哀愁が漂う。


VNV NATION - Automatic - Space & Time ★★ (2018-05-13 23:08:38)

Pad音の煌びやかなリードメロディに導かれ、ひたすらポジティブなムードに浄化される極上のオープニングトラック。これを聴くと元気が湧いてくる。


VNV NATION - Empires - Fragments ★★ (2018-05-13 23:24:24)

緊迫した空気に満ちたダークで硬派なEBMナンバー。メロディアスな曲がメインの本作の中では異色だが、バンドのルーツを垣間見える。


VNV NATION - Empires - Saviour ★★★ (2018-05-13 23:16:07)

本作中最長の7分ほどに及ぶトランシーなインストナンバー。中ほどに差し掛かってきた辺りからぐっと音数が増えて盛り上がってくる所がポイント。ちなみにボーカル入りバージョンもあり。


VNV NATION - Empires - Standing ★★★ (2018-05-13 23:21:31)

リードシンセのスペーシーなメロディを主軸に4つ打ちDsの踊れるグルーヴ、控えめながらも哀愁に満ちたVoライン。これぞフューチャー・ポップの王道というべき曲。


VNV NATION - Matter+Form - Chrome ★★★ (2018-05-13 23:47:40)

インダストリアルなサウンドに埋もれることなく主張するメロディの小刻みよいキャッチーさ、よりアタックを強めてグルーヴィーに揺らすDsと進歩したVNVサウンドを見せ付けるOPナンバー。問答無用にテンションがあがりまくりで最高。


WHITESNAKE - Ready an' Willing - Fool for Your Loving ★★★ (2014-11-16 23:08:38)

初期白蛇の代表曲といえばこれ。キャッチーで躍動感溢れる極上のブルーズ・ロック。


WHITESNAKE - Slide It In - Slide It In ★★ (2015-07-03 00:49:24)

卑猥なエロ歌詞をノリノリで歌う、軽快でキャッチーなロックナンバー。US盤だとアルバムのOPの位置に来るが、問題ないと思う。


WHITESNAKE - Slide It In - Slow an' Easy ★★★ (2015-07-03 00:53:11)

渋いブルーズ寄りの曲だが、コージーならではの重く力強いヒットのグルーヴが引っ張っていく様が痛快。聴いていると曲に合わせて手拍子をしてしまう。


WHITESNAKE - Whitesnake - Give Me All Your Love ★★ (2015-10-23 23:57:03)

ノリノリなシャッフルビートにゴージャスで艶気たっぷりのヴォイスが乗っかる、他の曲に隠れ気味だがなかなかの良曲。メロディもキャッチーだしもっと票が集まってもおかしくないはず。


WHITESNAKE - Whitesnake - Still of the Night ★★★ (2013-03-15 22:28:46)

サイクスのGが唸るブルージーなHRチューン。確かにZEPPELINみたいかもしれないが純粋にカッコいいグルーヴに圧倒。静寂パートで聴かせるカヴァーデイルの歌声は男の色気がむんむん漂っています。


WINTER ROSE - Winter Rose ★★ (2012-09-03 22:18:15)

元々は80年代末に制作されたデモ音源で長いこと日の目を見ることなくお蔵入りになったが97年になってようやくCD音源としてリリースに漕ぎ着けた、あのDREAM THEATERのジェイムズ・ラブリエがDT加入以前に活動していたバンド。良くも悪くも時代を感じさせるメロディアスでポップなHRチューンが満載で、DTと違ってラブリエが主役。驚異的な声量&声域で余裕たっぷりに歌いあげ、この頃から上手さをアピール。もちろんバラード曲でも繊細な表現力を見せ付けています。ラブリエファンならば要チェック!


WINTER ROSE - Winter Rose - Asylum City ★★ (2012-09-03 22:21:47)

フラッシーな速弾きから始まり前のめりな勢いで聴かせるハードなロックンロール。それにしても若ぇ声だなぁ。


WINTER ROSE - Winter Rose - Dianna ★★ (2012-09-03 22:29:18)

まさに80年代ど真ん中なスタイルのパワーバラードで、ソフトな歌声でしっとりと聴かせてくれる。ラブリエ上手いね~。


WINTER ROSE - Winter Rose - I'll Never Fall in Love Again ★★★ (2012-09-03 22:24:36)

どキャッチーなコーラスが秀逸なメロディアス・ハード。ひたすら明るく健全な雰囲気に笑みが自然とこぼれてしまう。


WINTER ROSE - Winter Rose - Rough Boys ★★ (2012-09-03 22:25:49)

いかにもアメリカンなノリのVoラインがクセになる。いいね。


WINTERBORN - Farewell to Saints ★★ (2012-11-30 02:01:48)

フィンランド出身のメロディック・メタルバンドによる2008年発表の2nd。北欧メタルに古きよきHRエッセンスをまぶしたサウンドは前作と同様だがKeyが若干引っ込んでGが分厚くなったことでよりタフな正統派メタル度がアップ。熱気を帯びたテンションで歌い上げるVoを主軸に構築するサウンドはなかなか高品質で、時にはテクニカルプログレHR方面へのアプローチも垣間見える。全体的に甘さ控えめの硬派な佇まいだが、適度に塗したKeyがしっかりと北欧らしさを主張しているのがいい。


WINTERBORN - Farewell to Saints - Black Rain ★★ (2012-11-30 01:46:51)

アルバムOPを飾る3連符のアップテンポチューン。GとKeyによるユニゾンや掛け合いもみせるソロパートがなかなか熱い。


WINTERBORN - Farewell to Saints - Seven Deadly Sins ★★★ (2012-11-30 02:04:18)

アルバム中最も北欧メタルのイメージが強めな曲。アグレッシヴな勢いで迫りつつメロディックなコーラスで爽やかに決めるところがたまらない。


WITHIN TEMPTATION - The Silent Force - Jillian (I'd Give My Heart) ★★★ (2012-11-30 01:28:33)

悲劇を思わせるようなダークなトーンで彩られるメロディとそれを引き立たせるようなクワイアが壮大。それでいてメタルらしいヘヴィさを失ってないのもいい。


WITHIN TEMPTATION - The Silent Force - See Who I Am ★★★ (2012-11-30 01:20:12)

分厚くヘヴィな音でダイナミックに迫る演奏と優雅で美しいボーカルメロディが織り成す力強くも幻想的なサウンドが圧巻。


WORK OF ART - ARTWORK ★★★ (2012-08-22 21:35:01)

メンバーも豪語しているTOTOの影響を受けた良質AOR/メロディアス・ハードを聴かせてくれる1st。いかにも北欧らしい瑞々しく透明感に満ちた清涼感の溢れるメロディが1曲目から最後までテンコ盛りで、どの曲でも印象的な歌メロで決めてくれるので外されることはありません。クセのないVoの声質も相まって一時の癒しを提供してくれます。1、4、11といったややハード目な曲だけでなく、Voハーモニーが美しい9やJAZZYで洒落たアレンジも聴かれる10のような曲も素晴らしく、普段HRを聴かない人にも受け入れられそうないい意味での「軽さ」があってグッド。


WORK OF ART - ARTWORK - CAMELIA ★★ (2012-08-22 21:43:54)

TOTOへの敬愛心が大いに感じ取れるメロディアスなAOR。澱みのない綺麗なメロディが輝いている。


WORK OF ART - ARTWORK - COVER ME ★★★ (2012-08-22 21:50:08)

アルバムも終わりに差し掛かってきたところでガツンと決めてくれる、メロハーファンには堪らない必殺の哀愁メロが炸裂するキラーチューン。ヘヴィなGが結構ハードな印象。


WORK OF ART - ARTWORK - LIKE NO OTHER ★★★ (2012-08-22 21:37:57)

どこかJAZZYでお洒落なアレンジが耳を惹く曲。HRと呼ぶには落ち着いた雰囲気ですが、こういった軽めな曲も個人的には好きですね。


WORK OF ART - ARTWORK - LOST WITHOUT YOUR LOVE ★★★ (2012-08-22 21:46:28)

美しく分厚いVoハーモニーが耳を捉えて離さない。清涼感を湛えたメロディは心地よさ満点。


WORK OF ART - ARTWORK - WHY DO I? ★★★ (2012-08-22 21:40:36)

初っ端からいきなり強力なメロディアス・ハードチューンでノックアウト。バックで鳴るさりげないKeyの装飾も効果的に爽快感を演出しているのがいいですね。


YES - Close to the Edge - Siberian Khatru ★★★ (2015-12-16 00:27:09)

ファンキーなリフと軽やかな足取りのリズムでキャッチーに聴かせる、アルバム中最も短い(といっても9分あるけど)曲。ライトな雰囲気の中でそこかしこに詰め込まれた様々な音色がカラフルに彩っており、発見のたびに何度も聴きたくなる。


YES - Yesterdays - America ★★★ (2013-02-11 00:36:57)

サイモン&ガーファンクルの曲をここまで濃厚なプログレに調理してしまうのが凄いところ。ブルージーなハウのGが良い味だしまくり。