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ハルディンさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 301-400

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ハルディンさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 301-400
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DIO - The Last in Line - Breathless (2012-11-17 21:52:07)

特に目立った要素はないやや地味な曲だが、ねちっこいリフやロニーの力強いVoの歌い回しがクセになる。


DIO - The Last in Line - Evil Eyes ★★★ (2012-11-17 21:58:02)

疾走とまではいかないが程よいアップテンポのノリで軽やかに進むところが好き。タイトル連呼のコーラスがちょっとクドめだがそれがいい。


DIO - The Last in Line - We Rock ★★★ (2012-11-17 22:06:07)

シンプルではあるがパワー漲るDIO屈指のハードロック・アンセム。We Rock!


DOMINICI - O₃ : A Trilogy, Part Two ★★ (2013-04-14 22:44:36)

元DREAM THEATERのチャーリー・ドミニシによるソロバンドの2作目。1作目こそはいかにもボーカリストのソロ作らしい(?)アコースティック作だったが、イタリアのSOLID VISIONのメンバーをバックに従えたバンド体制を強めた本作はかなり力の入ったプログレッシヴ・パワーメタルの好盤に仕上がっている。ドミニシのVoはDTの時と良くも悪くも変わらぬ印象で何とも言えないがw、それ以上に耳を惹くのはメタリックに研ぎ澄まされた鋭くタイトなリフワーク、卓越したテクニカルさで派手に聴かせるインストパートだろう。ときおりDTっぽいフレージングも聴かれるが、DT人脈のバンドということでそこはご愛嬌か。


DOMINICI - O₃ : A Trilogy, Part Two - The Calling ★★ (2013-04-14 22:52:37)

這いずるような重々しくダークなリフがかっこいい、時にブルータルとさえも感じるほどにスピーディで勢いのある曲。それにしてもこのリフ、DTのアノ曲そっくり!


DOMINICI - O₃ : A Trilogy, Part Two - The Monster ★★★ (2013-04-14 22:49:11)

OPを飾る8分台のインストチューン。ボーカリストのソロ作なのに一発目が長尺インストとはこれ如何にというツッコミはさて置きw、徐々に立ち上がっていく前半からドラマティックに展開する後半まで飽きさせずに聴かせてくれる。


DRAGONFORCE - Inhuman Rampage ★★★ (2013-04-26 00:54:23)

3rd。ピロピロシュレッド搭載のメチャ速メロスピチューンズ+バラードという構成はそのままに音作りが格段に向上したことが一番のプラスポイントで、今までに幾らか感じられた線の細さを上手くカバーしている。爽快感満点の速さだけでなく間奏パートがやたら凝っているのもさりげない聴き所。どうしても楽曲の性質上似通った印象を与えてしまうのは無理のないことだが、それだけ統一感というか潔くはっきりと方向性を打ち出しているという見方もある。今までリリースしたドラフォの作品の中で一番好き。


DRAGONFORCE - Inhuman Rampage - Storming the Burning Fields ★★ (2009-08-11 22:51:36)

テンポを落としてヘヴィになるところはカッコいい。
ドラフォの曲にしてはわりと短くまとまっており、聴きやすい。


DRAGONFORCE - Inhuman Rampage - Through the Fire and Flames ★★★ (2009-08-11 22:48:17)

ひたすらハイテンションに突っ走りながらもフックのある哀愁メロディを聴かせるサビや、スリリング極まりないGソロがとにかくたまらない。
ドラフォの中でも一番好きな曲です。


DREADFUL SHADOWS - Beyond the Maze - Fall ★★ (2018-04-24 00:30:17)

音が軽めなのが気になるが、翳りを帯びたメロディの滑らかさと躍動感溢れるノリで聴かせるアップテンポ曲。所々ヴァイオリンが絡んでくるのもいいスパイス。


DREADFUL SHADOWS - Beyond the Maze - The Drowning Sun ★★★ (2017-02-28 01:16:46)

ヴァイオリンの儚げなメロディがゆらゆらとたゆたうアップテンポ目の曲。悲しみを背負うような男の哀愁ヴォイスで聴かせるコーラスメロも美しい。


DREADFUL SHADOWS - Beyond the Maze - The Soil ★★★ (2017-02-28 01:12:15)

物凄い勢いで生気を持っていかれそうな、MY DYING BRIDEに匹敵せんばかりの葬式ムードな鬱曲。こういうのは勿論好きだ。


DREADFUL SHADOWS - Buried Again ★★ (2017-02-28 01:03:14)

ドイツはベルリン産ゴシック・メタルバンドの2nd。荒々しくノイジーなGサウンドをかき鳴らしつつオーケストレーション系のシンセやクリーントーンのアルペジオのメロウなフレーズを散りばめ、スローテンポ中心ながらも2や6、7といった比較的躍動感のある曲調を配したゴシックサウンドを展開。比較対象はPARADISE LOSTやTIAMATあたりかと思われるが、ドゥームというよりはむしろダークウェーヴ系に通ずる感触の冷たくダウナーなメロディ使い、デヴィッド・ボウイやアンドリュー・エルドリッチを思わせるアンニュイな雰囲気の低音ヴォイスを操るスヴェン・フリードリヒのVoスタイルと、音の質感はしっかりメタルでありながらも古きよき80'sニューウェーヴ/ゴスロックに強く根ざしたスタイルなのが特徴的。パラロス等のメタル勢がいわばゴス寄りのメタルならこちらはメタル寄りのゴスといった感じで、むしろ似たようなルーツを持つLACRIMOSAに近いかも(音楽性自体は勿論異なるが)。

もう少し音に厚みがあればゴシックのキモである湿り気や翳りの表現に深みが出てくると思うが、それでも徹頭徹尾嘆かわしくメランコリックな色彩に染まったムードで落ち込ませてくれる点はよい。


DREADFUL SHADOWS - Buried Again - Everlasting Words ★★★ (2018-04-24 00:27:01)

荒涼としたバッキングに乗せる妖しげにうねるエキゾチックなリフ使いが印象的なミドルナンバー。淡々としつつも時には荒々しく吼え、悲壮感たっぷりに歌い上げるスヴェンのエモーショナルなVoがダイナミックに盛り上げてくれる点がGOOD!


DREADFUL SHADOWS - The Cycle - Futility (2017-02-28 01:26:07)

硬質なDsの跳ねるグルーブとヘヴィなGリフによるリズミックな曲調が特徴のスローテンポ曲。アルバムのOP&シングルカットにしてはちょっと地味かも。


DREADFUL SHADOWS - The Cycle - New Day ★★ (2017-02-28 01:29:12)

元気のいい軽快でアップテンポなノリにぐいぐい引っ張られるが、それでも明快な盛り上がりのないメロディの暗さのおかげで浮いた雰囲気になっていない。こっちの方がOP向きかと思う。


DREADFUL SHADOWS - The Cycle - The Vortex ★★ (2017-01-21 23:46:29)

サイケデリックなシンセとDsループ、そしてGリフの執拗なリフレインが酩酊を誘う曲。だらだらしたダウナー感覚を一層引き立てるようなスヴェンの倦怠ヴォイスに色気があっていい。


DREADFUL SHADOWS - The Cycle - Twist in My Sobriety ★★★ (2017-01-22 00:03:28)

本作のボーナストラックとして収録されているタニタ・ティカラムのカヴァー曲。元々が暗くアンニュイな曲調なのもあってか相性は抜群で、原曲を留めながらバンド特有の退廃的かつ耽美なゴス色が見事なまでに映える仕上がり。


DREAM EVIL - DragonSlayer ★★★ (2012-09-22 20:30:07)

名プロデューサー、フレドリック・ノルドストロム率いる正統派メロディックメタルバンドのデビュー作。同郷のHAMMERFALLやNOCTURNAL RITESのような王道を行くスタイルで、あえて違いを挙げるとしたらこちらはメロパワというよりは古きよき80年代への接近が色濃いところでしょうか。ガスGの叙情的なGワークはツボを得ていていいし、Voも力強くしなやかなハイトーンで歌い上げるタイプで文句のつけようが無い。音作りもフレドリックならではの高品質さが光り、デビューとは思えない完成度の高さに圧倒されます。


DREAM EVIL - DragonSlayer - Chasing the Dragon ★★★ (2012-09-22 21:00:03)

1曲目から堂々たるミドルチューンで勝負。爽やかさと熱さが同時に伝わってくるような勢いがいいね。


DREAM EVIL - DragonSlayer - Dragonheart ★★ (2016-01-04 03:26:07)

元IN FLAMESのイェスパーによる提供曲で、イングヴェイ系列のクラシカルなメロディアスさが日本人の好みにどストライクすること間違いなし。ボーナストラック扱いだが本編に入っていても違和感なしかと。


DREAM EVIL - DragonSlayer - H.M.J. ★★ (2012-09-22 20:35:44)

かなりアメリカンな色が強く現れているノリノリR&Rチューン。こういう遊び心溢れる曲も楽しいので好きだな。


DREAM EVIL - DragonSlayer - Heavy Metal in the Night ★★ (2012-09-22 20:32:48)

どっしりとしたリズムと重厚なリフで迫るミドルチューン。コーラスも迫力満点。


DREAM EVIL - DragonSlayer - Kingdom of the Damned ★★ (2016-01-04 03:32:50)

同時期のNOCTURNAL RITESを思わせる硬派なサウンドがかっこいいアップテンポ曲で、さらりと決めるフラッシーなGソロがいい。誰も発言していないので捨て曲みたいな扱いになっているが、決してそんなことはない。


DREAM THEATER - Live at the Marquee ★★★ (2014-04-17 23:20:10)

来日記念盤という形でリリースされたミニライヴ盤。なんと言ってもこのライヴの最大の聴き所はラブリエのVoで、今じゃなかなか拝めないであろう超絶ハイトーンを決めまくる神パフォーマンス(やや無茶している感ありだがw)が演奏陣を差し置いてぶっ飛んでおり、特に5における全身全霊を込めた絶唱にマジ鳥肌。できればフルのライヴ盤として聴きたかったものの、これでもボリュームは十分にあるし初期の名曲をライヴで聴けるのは純粋に嬉しいところなので満足度はなかなかのもの。


DREAM THEATER - Live at the Marquee - Another Hand / The Killing Hand ★★★ (2015-12-15 19:12:10)

この曲におけるラブリエの迫真のVoパフォーマンスは神。個人的にはこの頃のガナり気味な声より今の繊細な声の方が好きだが、これにはマジに鳥肌&感動。


DREAMSCAPE - Very ★★ (2017-02-28 19:40:39)

VANDEN PLASと並ぶ活動暦の長いドイツのプログレッシヴ・メタルのベテランの2ndで、かつては日本盤もリリースされた。Awake期のDREAM THEATERからドライなグランジ色をいくらか差し引いた、ひねくれたメロディラインや少々モダンなエッジのサウンド。Gサウンドはゴリゴリと野太く結構ダーク目な雰囲気がメインだが、VANDEN PLASと同様に欧州産ならではの叙情メロディが映える湿り気を帯びた暗さになっている点がよい。VoはDTのラブリエよりはRUSHのゲディ・リーに似たタイプで、甘口ながらも幾らかクセのあるハイトーンヴォイスを操る。

Dsの手数の多さ故に微妙に落ち着きのないサウンドが耳に障るなど難点もあるが、ベテランならではの安定感とサウンドの品質はなかなか良好。キャッチーさがもう少し加わればなおランクが上がりそう。


DREAMTALE - Beyond Reality ★★ (2013-03-23 23:04:20)

フィンランドのメロスピバンドによる1st。Voは特に可もなく不可もなしな印象だが、女性シンガーを絡めた華麗なVoラインで上手くカバーする場面もあり。勢いのある疾走曲からしっとりメロハー曲でテンポ良く進むもののアルバムの最後らへんでやや落ち着いた流れになるのがちょっと残念だが、ミッコ・カーミラ&ミカ・ユッシラによるカッチリとした音作りは良好だし、なかなかつぼを得た楽曲もデビュー作としては充分だ。まあVoがダメだとか無個性だといわれてしまったらそれまでだが、これはこれでいい。


DREAMTALE - Beyond Reality - Memories of Time ★★★ (2013-03-23 23:13:39)

なかなか勇ましいメロディに胸が熱くなる。確かにVoは弱いものの、声質自体は意外にも哀愁メロにマッチしているし何よりも無茶して声を張り上げたりせずに歌っているので好印象。


DREAMTALE - Beyond Reality - The Dawn ★★ (2013-03-23 23:06:08)

まさに北欧な音色のKeyが奏でる美しいメロディに心を奪われるインスト。


Dark - Dark ★★ (2015-10-24 23:39:26)

スウェーデンはボロース出身トリオ編成のゴシック・ロックバンドの1stで、イタリアはフィレンツェを拠点とする新興レーベル『Wormhole Death』からのリリース(2015年)。元BESEECHのエリク・モラリン(Vo,G)とヨナス・ストロムベルグ(G)、元SKINEATERのヨルゲン・ストレム(B)らが中心となって2012年に結成され、彼らが在籍しているTHE MARY MAJOR(女性Voのヘヴィ・ロックバンドで、BESEECHから派生した分家バンド)が活動休止になった昨年あたりから本格的に始動し、満を持してのデビューとなる。

浅い歪みを利かせた簡素なカッティングやゆったり目のアルペジオを駆使するG、アトモスフェリックな暗がりをもたらすシンセを敷き詰めたミドル~スローテンポ主体のダークウェーヴ・ゴシックを展開。JOY DIVISIONやTHE SISTERS OF MERCY等のUKポストパンク勢からの影響が濃厚なサウンドが特徴でメタルならではのヘヴィな激しさは皆無に等しいが、北欧ならではの薄ら寒い寂寥感をまとった暗鬱ムードとメランコリックな倦怠感が一体化した心地よさはなかなかのもの。良くも悪くも曲調は似通っているためふり幅は広いとはいえないものの、躍動感のあるロックンロール調の5や微量にトラッド要素が覗く9、PINK FLOYD的なサイケ色を塗した大曲の4や11などある程度の工夫を凝らしている。

鬱なメロディを感傷的に歌い上げるエリクのVoはBESEECH時代から変わることなく健在で、微妙にキモい超低音ヴォイス(あの力んだような不自然さは和らいでいるので大分マシだが・・・w)はさて置き甘くマイルドな感触がいい感じに落ち込ませてくれる。ドラマーの不在ということでリズムトラックは打ち込みによるものだろうが、それゆえにリズム周りが若干味気なく感じるのが難点か。

バンドのFacebookや帯のレーベルによる紹介文にもある様にあくまでもゴシック・ロックであり、今時持て囃されるようなメタルの音ではないのだが今の時代では珍しいくらいにストレートなニューウェーヴ系ゴスの退廃的なサウンドがジワジワ染み入る良作。


Dark - Dark - Incomplete and Medicated ★★ (2015-10-26 15:55:33)

暗いメロディを軽快なビートに乗せて突き進むノリノリ系ゴシックロック。ソロもなく割とあっというまに終わってしまうので物足りなさもある。


Dark - Dark - Sarol's Song ★★★ (2015-10-26 16:05:42)

アルバムのラストを締める、11分にも渡りじっくりと深淵へと誘う陰鬱ダウナー・ゴシック曲。PINK FLOYDのHigh Hopesを想起させる壮大さと重苦しさが混じるスケール感が印象的で、心地よく聞き入ってしまう。


EDGE OF SANITY - The Spectral Sorrows - Blood of My Enemies ★★ (2013-02-07 21:13:45)

MANOWARのカヴァー。デスヴォイスというよりは濁声といった感じで勇ましく咆哮するダンのVoもなかなかのハマリぶりで面白いですね。


EDGE OF SANITY - The Spectral Sorrows - Sacrificed ★★ (2013-02-07 21:11:39)

ニューウェーヴ色強めなR&Rチューンという変化球ながらも楽しめる曲。ダークで耽美的なメロディが何ともクール。


EDGUY - Hellfire Club ★★★ (2013-05-03 17:26:06)

これまでの水準を上回る極上の完成度を誇る楽曲、サウンド共に会心作といえる7th。トビーのVoもタフで頼もしくなっているのが嬉しいところ。アンセミックな疾走曲、ヘヴィなミドル、感動的なバラードとキャラ立ちもバラエティも豊かな曲満載で最後まで楽しませる流れが実にいい。ややシリアスめな雰囲気だが、ちょいちょいとユーモラスなおフザケ要素あり。


EDGUY - Hellfire Club - Down to the Devil ★★★ (2013-05-03 17:36:02)

極上のキャッチーさが自ずと合唱を誘う、ヴァースから徐々に盛り上げていくコーラスの流れも完璧なアップテンポナンバー。


EDGUY - Hellfire Club - King of Fools ★★★ (2013-05-03 17:29:40)

一際歪んだノイジーなGリフ、纏わりつくようなシンセに退廃的な雰囲気が漂う、いかにも欧州ウケしそうなミドルチューン。それでもコーラスのキャッチーさで決めるところがいい。


EDGUY - Hellfire Club - Lavatory Love Machine ★★ (2013-05-03 17:53:06)

PVのおフザケ振りも最高なキャッチー・ロックンロールナンバー。


EDGUY - Hellfire Club - Lucifer in Love (2013-05-03 17:42:58)

さりげなく4曲目のメロディも登場する、あえぎ声が妙にアレな30秒間の短い曲(・・・といっていいのか?)。


EDGUY - Hellfire Club - Mysteria ★★★ (2013-05-03 17:32:37)

エドガイ史上最もヘヴィでアグレッシヴな1曲。燃え上がるようなテンションでひたすら畳み掛ける展開で圧倒される。つかみとしては文句なし。


EDGUY - Hellfire Club - The Piper Never Dies ★★ (2015-09-04 19:34:36)

どっしりと重厚なミドル調の展開やねちっこい節回しに到るまでDIOリスペクトが感じ取れる大作曲。序盤からではなく中盤あたりに配していたらより流れにメリハリがあっていいかな、と個人的には思う。


EDGUY - Hellfire Club - We Don't Need a Hero ★★★ (2015-09-04 19:40:03)

HELLOWEENの系譜に連なるキャッチーで親しみの持てるメロディが炸裂。これぞジャーマンメタルの王道とも言うべき必殺疾走曲。突き抜けるようなハイトーンVoが気持ちいいこと!


EDGUY - Space Police - Defenders of the Crown ★★ (2014-07-21 00:03:10)

前作から3年ぶりの10thで、どう考えても21世紀のそれとはにわかに信じがたいジャケのダサさが異常w。ここ最近の何作かの良くも悪くも落ち着いた雰囲気と比較してかなりメタル度が戻ってきており、エネルギッシュに弾けていて好印象。捻じ伏せるほどのキラー曲は見当たらないものの、パワーメタル・アンセムな1や3、アメリカンなメロハーテイストが美味な4、カヴァー曲の6などバリエーション豊富で耳に残る良曲多し。

帯にもアグレッシヴでヘヴィ、原点回帰等と謳われていたが、印象としてはHellfire ClubとRocket Rideの中間といった感じなのでまんま初期そのもの期待すると肩透かしの可能性があるので注意。


EDGUY - Space Police - Defenders of the Crown - Defenders of the Crown ★★ (2015-05-06 00:31:52)

1曲目と同様にパワーメタリックな色合い濃いめな3連符のアップテンポ曲で、リードGの扇情的なメロディも高揚を誘う。ワウワウ唸るリフも印象的。

余談だが日本盤の対訳(具体的に言えば後半のソロセクション後のアレ)がエラいことになっているw。そこは無理に訳さなくてもよかったのではと思うw。


EDGUY - Space Police - Defenders of the Crown - Rock Me Amadeus (Falco Cover) ★★ (2014-07-20 23:39:35)

ファルコの大ヒット曲のカヴァー。怪しげに飛び交うラップ歌唱とやたら濃いクワイアとかなりの異色変化球だが、なかなか面白い仕上がりだしアルバム中間点という位置もちょうどいい端休めになる。


EDGUY - Space Police - Defenders of the Crown - Sabre & Torch ★★★ (2015-05-06 00:26:42)

合唱を誘うアンセミックなコーラスで盛り上がり、ゴリゴリのヘヴィリフと共に畳み掛ける熱血メタルチューン。ここ最近の作品はちょっとヤワかなぁ・・・と敬遠していたファンを唸らせるには十分かと。


EDGUY - Tinnitus Sanctus (2015-05-06 00:23:40)

8th。肩の力が抜けたメロハー路線だった前作からヘヴィネスが増し、音作りだけなら若干メタル方面へと揺り戻した印象。しかしながらクラシカルさを強めた6やシンプルなロックンロールのヴァイブを感じさせる2、10などメタルに限らないアレンジの拡散志向が前作以上に増しており、ここを引き出しが多彩でバラエティ豊かな作風なのか、逆にとっちらかっていて何をやりたいのかわからないと取るかによって賛否が割れそうな予感。

個人的には疾走パワーメタル度合いが薄いことよりも必要以上にラフさが強調されていることによる味気ない淡白さが気になった。1とかはいい曲なのだが。


EDGUY - Tinnitus Sanctus - Dragonfly ★★ (2015-05-09 22:15:49)

これまでの作品でも見られたDIOっぽい趣のヘヴィなミドル曲。コーラスパートでは一転して重厚なクワイアでクラシカルな色合いを見せてくるのが特徴。


EDGUY - Tinnitus Sanctus - Ministry of Saints ★★ (2015-05-09 22:08:59)

ずっしりと響く重低音と荒々しい歪みの利かせたGリフで押し捲るミドル曲。若干メロディ面が地味で惜しい部分もあるが、OPとしてはなかなかのカッコよさ。


EDGUY - Tinnitus Sanctus - The Pride of Creation ★★ (2015-05-09 22:12:57)

本作で唯一のパワーメタリックな疾走曲。色々とヒネりを加えたいのは分かるが、かえって回りくどくなっているような印象も。


EMBRACED - Amorous Anathema ★★★ (2013-03-05 22:08:17)

現SOILWORKのスヴェン・カールソンがかつて在籍していたというバンドの1st。ここで聴かれるのは荘厳で美しいゴシックの香りを湛えたメロディック・デスで、やや長尺な楽曲が多めなこともあってプログレのような趣さえも感じさせる上質なもの。甲高い絶叫や喚き散らすようなVoはさながらブラックメタルのような狂気じみたスタイルでやや浮いているような気がするものの、凍てつくような哀しみがつき刺さるピアノ、分厚いオーケストレーションといった役割分担を果たすツインKey(スヴェンは主にピアノを担当しているよう)の効果的な装飾やGによる悲哀と慟哭に満ちたメロディが紡ぐ展開は濃厚でドラマ性もたっぷり。EVERGREYの3rdでも思ったが、スヴェンのKeyセンスは凄い!

ちなみに2003年の再発版には2曲のボーナストラックが収録。しかし2曲とも2ndの日本盤ボートラそのものなので購入の際には注意。


EMBRACED - Amorous Anathema - A Dying Flame ★★★ (2013-06-23 21:43:58)

早速キラーチューン炸裂!荘厳なワルツを基調にしつつ中盤はよりシアトリカルなムードを醸し、プログレチックに展開するところがまた悶絶モノ。


EMBRACED - Amorous Anathema - Memento of Emotions ★★★ (2013-06-23 22:02:10)

透明感のあるピアノと共にアップテンポな曲調で心地よくドライブしていく感覚がたまらない。これだけでなくプログレな味付けもあるのだから贅沢なまでに旨みを味わえる。


EMBRACED - Amorous Anathema - The Beautiful Flow of an Autumn Passion ★★ (2013-06-23 21:56:46)

アルバムの中ではやや趣の異なる、荘厳なシンセをバックに語り調の低音クリーンVoで歌われるゴシック・メタルチューン。3分と短く纏まっているが、インストパートをもうちょっと長めにしてもよかった。


EMBRACED - Amorous Anathema - The End... And Here We All Die ★★★ (2013-06-23 21:53:29)

楽曲の主導権を握るかのようにスヴェンのピアノが華麗に乱舞する、哀しみのゴシック・メロデス絵巻。次々に繰り出される美メロディやドラマティックな起伏も盛りだくさんで8分という長さを感じさせない。


END OF YOU - Mimesis ★★ (2015-10-19 22:15:26)

2nd。前作と同様にフィンランドならではのメランコリー溢れるメロディを搭載した都会派ゴシック・ヘヴィロックを展開しているが、沈み込むようなダークさがいくらか後退して2に顕著なダンサブルなグルーヴやエレクトロニクス、冷やかなピアノ等の装飾がぐっと増強されており、同じ路線ながらもさらに垢抜けた仕上がり。

落ち着いたミドル~スローテンポが主体で熱が上がるような雰囲気はあまりないが、気だるく色っぽいヴォイスで歌われるクールな倦怠メロディと小洒落たムードは前作以上に磨かれており、さながらニューウェーヴやオルタナに傾倒したHIMあるいは北欧ゴス化したNICKELBACKのような雰囲気でなかなか心地よく聴かせてくれる。


END OF YOU - Mimesis - GoldenEye ★★ (2017-02-28 21:36:14)

ティナ・ターナーのカヴァー曲で、原曲は映画007シリーズの「ゴールデンアイ」の主題歌としても有名。エレクトロニックな味付けをふんだんに塗して原曲とは一味違うクールなムードに。選曲&アレンジのセンスが渋い点がGOOD。


END OF YOU - Mimesis - You Deserve More ★★★ (2016-01-17 21:18:28)

ゴシックというよりは今時のダンスミュージックを思わせる、洒落っ気のあるグルーヴがいい。メロディのフックも冴えていてリードトラックに相応しい仕上がりになっている。


END OF YOU - Unreal ★★ (2014-11-16 00:53:57)

フィンランドの名門レーベル「Spinefarm」が送る(現在は離れ、THE RASMUSと同じレーベルに所属している模様)、哀愁ゴシック・ロックの若手による2006年リリースのデビュー作。ちなみにこの当時はKALMAHのティモ・レフティネン(B)が在籍していた。

男の色気を感じさせる声質ながらも微妙にナヨい(ルックスはそこそこイイ感じなんだが・・・w)Voが歌い上げるほんのりとアンニュイな色を帯びたメランコリック旋律を搭載し、スペーシーなシンセの音色に顕著な冷たく都会的な雰囲気を持つサウンドはCHARONとENTWINEの中間を行くような仕上がりで、あくまでゴシックを軸に置きながらもオルタナティヴ寄りに洗練されたセンスが光る。HIMやSENTENCED等でお馴染みのヒーリ・ヒーレスマーによる音作りも一級品。

肝心の一発目がいきなり幕引きかと突っ込みたくなる地味な雰囲気だったりとアルバム流れに難ありだが、デビュー作としてはなかなか上質かと。


END OF YOU - Unreal - Upside Down ★★★ (2014-11-19 22:43:50)

太くヘヴィなリフとダンサブルなリズムで思わずノリノリになる良質ゴシック・ロック。気だるくセクシーなVoが醸すクールな倦怠感がいい感じ。


END OF YOU - Unreal - Walking With No One ★★ (2014-12-17 23:28:12)

落ち着いた曲調なのでやや地味だが、北欧の寒々しさとアーバンな雰囲気が一体化した哀愁メロディが美味しい。


ENSLAVED - Axioma Ethica Odini ★★★ (2014-08-24 23:11:42)

2010年リリースの11th。前作におけるPINK FLOYD影響下のサイケデリック・プログレ路線で抑えられていた勢いや攻撃性が大幅に復活。AMON AMARTHやOPETHなどで知られるイェンス・ボグレンがミックスに携わったことでサウンド自体のスケール感も以前までとは比較にならないぐらいに増し、演奏におけるキレや躍動感が目立つようになったと同時に底知れぬ深遠さや禍々しさを孕んだ空間作りも一層強化。

時折勢いよく疾走しながらも、サイケな歪みを利かせたリフをかき鳴らして原初的な混沌を描くミドル~スローテンポで淀みなく複雑な場面展開を交えながら繰り広げ、さらにレトロなオルガンや繊細なクリーン歌唱による古典プログレ的な色彩を添えることでOPETHばりの暗黒幽玄世界を構築していく様はまさに圧巻の一言。次回作と併せておすすめ。


ENSLAVED - Axioma Ethica Odini - Ethica Odini ★★★ (2014-09-02 23:37:09)

OPからいきなりキラーチューンの3連符アップテンポナンバー。ヘドバンを誘うGリフのドライヴ感もかなりのものだし、幽玄美をまとったクリーンVoが絡むパートの激しく入り乱れるようなスリルが極上。


ENSLAVED - Axioma Ethica Odini - Lightening ★★★ (2016-01-20 00:05:00)

重々しいスラッジーなGリフとソフトなクリーンVo歌唱を交えたミドル調だが、途中からギアを切り替えて疾走パートに突入。エピックなムードを湛えて荒々しく突き進む様子はまさにヴァイキングの勇猛さをイメージするかのようだ。


ENSLAVED - Axioma Ethica Odini - Night Sight ★★★ (2014-08-24 23:26:36)

ヴィンテージ風の音作りを取り入れ、静と動のコントラストを極端に描くプログレ寄りの曲。OPETHのミカエルのそれをもう少し繊細で、ややアンニュイな雰囲気を強めにしたようなエルブランのクリーン歌唱も独特の魅力があって耳を捉える。

最初と最後で入るブレイクのフレーズはYESの「燃える朝焼け」を思い出す。


ENSLAVED - Axioma Ethica Odini - Raidho ★★ (2015-03-25 23:58:43)

宇宙的なスケールを感じさせる鍵盤の使い方がナイスすぎる。ミドル寄りのテンポながらも躍動感のあるリズムワークが自ずとタテノリを誘う。


ENSLAVED - Axioma Ethica Odini - Singular ★★★ (2014-12-19 00:19:52)

アルバムの中で最も目まぐるしく変化に富んだ曲。転調に併せて次々に投下されるGリフのかっこよさは言うまでも無く、勢いよく疾走するパートの神秘的なVoメロディが高揚を誘う。


ENSLAVED - Frost ★★ (2015-11-11 16:34:27)

ノルウェーはベルゲンを拠点とするヴァイキング・ブラックメタラーによる初期の代表作として名高い2ndで、今と違いこの頃はトリオ編成。バンドロゴやアルバムタイトルもなく霧深いフィヨルドのみが映し出されたジャケが印象的。禍々しい邪念を帯びたグラトル・キェルソン(Vo&B)のハーシュVoを始め寒々しい冷気を漂わせながら耳を蹂躙するGのジャリジャリした高速痙攣シュレッド、後にEMPERORで名を馳せるタリム(Ds)による熾烈なブラストビートが合わさった激音塊が容赦なく雪崩れ込む原初的なブラックメタルを展開。音作り自体は比較的クリア目なので意外と聴きやすさもあり。

畳み掛けるようなファストナンバーを中心としているがある意味ダンサブルとも言えそうな独特のビートが突如として登場する3、古の民族の儀式を思わせる雰囲気が際立つシャーマニックな5のように後のアルバムでより顕著になるヴァイキングの精神性を映し出すスピリチュアルなムードや、大作志向&一筋縄ではいかない独自のアレンジセンスはこの時点で既に健在。ちなみに歌詞はすべてノルウェー語だがブックレットには英訳も記載されている。

いかにもなヴァイキング・コスチュームに身を包んだ佇まいが拝めるブックレット内&ジャケ裏のメンバーショットも今となっては微笑ましい。ただ一人だけ覆面にレザーファッション&鞭という謎のコスプレ姿のアイヴァー・ビョルンソン(G)だけ明らかにおかしいw。


ENSLAVED - Frost - Fenris ★★★ (2015-12-07 22:01:29)

渋めの語りから始まり、やたらノリのいいDsのビートが切り込む荒くれミドルテンポ曲。後半で突如飛び出す何かチャラい(?)音色のシンセが絡む疾走パートが印象に残る。


ENSLAVED - Frost - Frost (2015-12-07 22:13:24)

永久凍土とそれを覆い尽くす濃霧のような、寒々しいイントロダクション。まさにノルウェーならではのイメージ。


ENSLAVED - Frost - Loke ★★ (2015-11-11 16:36:46)

ズガガガと凄まじいブラストが耳に雪崩れ込んでいく激速暴虐ナンバー。最後の狂気じみた高笑いは北欧神話のロキの狡猾さをイメージするかのよう。


ENSLAVED - Frost - Yggdrasil ★★ (2015-12-07 22:08:39)

北欧神話の宇宙樹ユグドラシルの名をタイトルに冠した曲。神秘的でありながら禍々しいシャーマニックな雰囲気から、古の土着性が滲みだす。


ENSLAVED - In Times ★★★ (2015-04-03 20:34:22)

13作目。大傑作だった前作から3年ほどのインターヴァルを経ての待望の新作だが、長く待った甲斐のある濃密作に仕上がっている。前作と同じ制作陣ということもあり今回もプログレ路線の延長上で、全6曲だが殆どが8~10分台というボリューミーな大作主義ぶりなので食い足りない印象は一切ナシ。

誤解を恐れずに言えばLED ZEPPELINやRUSH等のクラシック・ロック的なヴァイブが漲るアンサンブル、70'sプログ・ロック由来の意識の深くまで入り込んでいくスピリチュアルなサウンドスケープといった前作・前々作の要素に加え、1や3に顕著なトラッド要素や北欧ブラックのどす黒く渦巻くブルータリティや疾走感が復活することで一層アルバム流れにメリハリがついた。アルバム前半は禍々しさに満ちたアグレッシヴな曲、後半はヴァイキングならではの勇壮さと哀愁に満ちたエピック曲と明確に色合いを変えてくるのも特徴。

そして作品を重ねるごとに進化していくエルブラン・ラーセン(Vo,Key)の活躍ぶりが過去最高レベル。登場頻度を増した鍵盤ワークは必然的に情景作りにおける重要性を高め、さらに彼のクリーン歌唱に繊細な表現力とかつてないほどの力強さが増している。古の風情溢れるメロトロン捌きに加え、神秘的な詠唱を思わせるコーラスワークの数々や甘くしなやかな美声で高らかに歌い上げるその存在感は強力で、現在のENSLAVEDの魅力の一角を担っている。

聴き手のイマジネーションを喚起させる幻想性と原始的な野蛮さが幾重にも重なる、果てしない深みに満ちた暗黒プログレ世界へと誘う傑作。もっと評価されるべきだと思う。


ENSLAVED - In Times - Building With Fire ★★★ (2015-03-26 00:08:51)

シンプルなロックンロールのヴァイブを感じさせるノリがちょっと新鮮。ひたすら攻めの姿勢を見せる前のめりなテンポと柔と剛の表情を使い分ける淀み無い展開が合わさることでスリル溢れるものになっており、8分があっという間に感じる。


ENSLAVED - In Times - Daylight ★★★ (2015-05-12 00:33:59)

ラストを飾るエピック大作で、勇壮でありながら終焉を思わせるムードはさながら北欧神話の神々の黄昏「ラグナロク」をも想起させる。中間部のPINK FLOYD的なアトモスフェリックな憂鬱空間におけるGソロが感動のクライマックス。


ENSLAVED - In Times - In Times ★★★ (2015-05-12 00:26:24)

酩酊を誘うイントロ部から早速引き込まれる10分台に及ぶタイトルトラック。楽曲の構成は意外とストレートでシンプルだが、黄昏時を思わせるメランコリックさとヴァイキング風の勇ましいムードが一体化した雰囲気が見事で、長さを感じさせることなく最後まで聴かせる。

エルブランのクリーンVoパートも明確な聴かせどころとなっていていい。コーラスでは芯の通った声で高揚を誘うかのごとく力強く歌い、そして哀愁度を高める場面では滑らかな美声で聴かせたりと眩しい活躍ぶり。


ENSLAVED - In Times - Nauthir Bleeding ★★ (2015-05-12 00:11:12)

暗く湿ったアルペジオから始まる後半戦第一幕で、ささくれたGの質感や荘厳なシンセサイザーからRuunを思わせる冷やかでスピリチュアルな空気が感じ取れる大曲。エピックなGソロから気が狂ったような暴走気味の疾駆パートが強烈。


ENSLAVED - In Times - One Thousand Years of Rain ★★★ (2015-03-26 00:13:51)

畳み掛けるような疾走感と獰猛な攻撃性、エレガントなメロディが絡み合って凄まじい緊迫感を生み出す、前作でいう「Roots of The Mountain」ポジションに当たるであろう本作屈指のキラー曲。アイスランド語による詠唱パートや一部リフのフレージングから染み出す土着性も特徴的。


ENSLAVED - In Times - Thurisaz Dreaming ★★★ (2015-03-24 23:03:37)

熾烈なブラストビートとグラトル氏の邪悪な叫びが轟くイントロにブラックメタルの禍々しさが垣間見えるOP曲。その後はミドルテンポに切り替えるも、サイケデリックなリフ捌きとシャーマニックな妖しさが充満するグルーヴが酩酊を誘い、ENSLAVED流のプログレ・ブラックの完成系を見せ付ける。

また中盤の呪術的なセクションにて高らかに歌い上げるクリーンヴォーカルは神懸かったような美しさで、とても印象深いものになっている。


ENSLAVED - Isa ★★ (2014-03-12 21:01:05)

Dsがカト・ベッケヴォルド(元RED HARVEST)に交代、さらに新たにクリーンVoもこなせる専属キーボーディストとしてエルブラン・ラーセン(元AUDREY HORNE)が加入し現在まで続くラインナップとしての第一弾となる8th。ヴァイキングの血を引くまがまがしい土着性が息づく荒涼とした空気を纏いながら、奇怪なリフ/リズムの組み立てやふわふわと漂うクリーン歌唱などがプログレスするENSLAVEDならではのブラック・メタルを展開。

アレンジが若干荒削り気味だが現時点の最新作「Riitiir」のスタイルのおおまかな基礎を固めていることは確か。ラストを飾る大作ナンバーは淡々とした雰囲気を貫きつつも壮絶さに圧倒される一品。


ENSLAVED - Isa - Ascension ★★ (2015-03-25 23:40:07)

怪しい空気が充満する地下世界へと沈み込むスローテンポ曲。フヨフヨと漂うミステリアスな鍵盤サウンドが何とも寒々しい。


ENSLAVED - Isa - Bounded by Allegiance ★★ (2014-11-12 22:11:49)

やや長めのイントロを経て詠唱を交えたミドルテンポで始め、そこからギアを上げて徐々に走っていったりと入り組んだ構造でなかなか聴き応えあり。ただ終わり方がいくらなんでも唐突すぎるようなw。


ENSLAVED - Isa - Isa ★★★ (2014-03-12 20:17:31)

ざらついたサウンドが荒涼の地を思わせるタイトルトラック。凄まじい叫びと淡々としたクリーンVoが行き交うコーラスがまさに混沌そのもの。


ENSLAVED - Isa - Lunar Force ★★★ (2014-10-20 19:08:10)

疾走することのないミドルテンポながらも暴虐性剥き出しの咆哮やGリフ、重量感満点のリズムでどっと雪崩れ込む様子は十分ブルータル。


ENSLAVED - Isa - Neogenesis ★★★ (2014-03-31 23:12:27)

朗々とした語りから始まる12分もの長編大作ナンバー。寒々しい空気をまとう突進力もさることながら、中盤そしてラストの二段構えで泣かしに掛かる哀愁全開のGソロはサンタナやデヴィッド・ギルモアの域に迫るほどの名演技。


ENSLAVED - Isa - Secrets of the Flesh ★★ (2015-03-25 23:44:16)

刺々しく粗暴なリフを撒き散らしながら駆け抜けるインスト曲。鼓膜に響くほどのヘヴィなヒットをたたき出すドラミングが痛快。


ENSLAVED - RIITIIR ★★★ (2013-10-24 19:18:13)

ノルウェジアン・ブラックのヴェテランによる12th。所々ペイガン・ブラック的な土着性を帯びたアグレッションでトレモロリフやブラストなどが挿入されるものの楽曲そのものの核となるのはKING CRIMSON~PINK FLOYD直系の暗黒混沌プログレのエッセンスで、感覚をヒネるようなGリフや変幻自在に繰り出す静・動の対比、幻惑的なクリーンVoなどが複雑に入り組んだ巨大迷宮の如き空間へと引き込んでいく様子はもはやブラックの枠を超越した規格外のスケール。ここまで来るとむしろOPETHに近い音楽性なのだが、70年代プログレが根っこにある点は共通していてもこちらはより現代的(雰囲気がオルタナっぽいし時にはポスト・メタルなところもあったり・・・)。

随所で聴かれるKey奏者のエルブラン・ラーセンによるクリーンVoも特徴的で、OPETHのミカエルのそれに似た感じの気だるく甘い美声で歌われるVoラインに惹きつけられる。全編が大作ナンバー満載でかなり濃密だが、どれもが聴けば聴くほど深みへと誘うような力がある。超オススメ!


ENSLAVED - RIITIIR - Death in the Eyes of Dawn ★★★ (2014-01-18 21:56:54)

北欧トラッド・フォークな趣の土着性がサイケ空間にゆらゆらと漂う、何とも形容のし難い雰囲気を放つ曲。歌心をこめた叙情的なクリーンVoパートの求心力はかなりのもの。メロウなGソロから突如カオティックな急降下を繰り出す展開もなかなかスリルがあってカッコいい!


ENSLAVED - RIITIIR - Forsaken ★★★ (2014-01-18 23:51:50)

冷たく霧がかった空気に包まれたイントロに導かれ、勢いのあるテンポで突き進みながら最後はまさかのアンビエントなポスト・メタル的な幕引きで意表をつくアヴァンギャルドな長編大作。深い余韻を残して静かに引いていくエンディングの美しさに溜息が漏れる。


ENSLAVED - RIITIIR - Materal ★★ (2014-01-18 23:28:30)

不気味な儀式を思わせるトライバル調のリズムで進行する7分台の曲で、転調こそは控えめだが色々と表情を変えてくるのでダレない。中盤以降の情緒溢れるGソロとゆったりと歌いあげるようなエルブランの美声が映える独唱パートが特に印象づけられる。


ENSLAVED - RIITIIR - Riitiir ★★★ (2014-01-04 21:27:41)

手数の多いドラムワークとともに神経を捻るようなリフがなだれ込む、アルバム中最も短い(といっても5分半ぐらいはあるが)タイトルトラック。奇怪なリフだけでなく多重録音による荘厳な響きの詠唱パート、中盤からの転調と聴き所は他の曲に劣らない。


ENSLAVED - RIITIIR - Roots of the Mountain ★★★ (2014-01-18 22:14:26)

最もアグレッシヴでブルータルな勢いを感じさせつつ解き放たれるように広がる美しく高揚感のあるコーラスパートのスケール感に圧倒される、変化球に富んだ長尺ナンバー。中盤に差し掛かってきたあたりで切り込むアイス・デイルのGソロが悶絶級に素晴らしい!


ENSLAVED - RIITIIR - Storm of Memories ★★ (2014-01-18 23:42:44)

グリグリ捻られて感覚が麻痺しそうなリフレインが3分ほど続き、それから本編に突入する長尺ナンバー。割と淡々としたミドル曲だがトレモロやブラストが炸裂する粗暴さと幻惑的なメロウさが支配する酩酊空間が交互に現れては表情豊かに彩る。


ENSLAVED - RIITIIR - Thoughts Like Hammers ★★★ (2014-01-18 21:49:41)

重苦しくドゥーミーな空気をまといながら邪悪な咆哮と荘厳なクリーンVoパートの対比などが静と動のダイナミックな展開とともに複雑に繰り出される、OPにして圧巻の大作ナンバー。アナログ的ながらも古臭さを感じさせないメロトロン風の音色を奏でる鍵盤も存在感抜群で、楽曲の持つスケールをより一層高める効果を果たしている。


ENSLAVED - RIITIIR - Veilburner ★★★ (2013-11-02 22:12:35)

奇怪でプログレッシヴな展開の多い中比較的ストレートな流れで聴かせる曲。特に荒くれた疾走感と共にエルブランの儚げな美声歌唱で甘く酔わせるブリッジからすべてを浄化する神聖さに満ちたコーラスへと導く流れはこの上なく心地よいトリップ感があり、かなりハマる。


ENSLAVED - Ruun ★★ (2014-02-06 17:18:44)

最新作が気に入ったので遡って聴いてみた。現編成になっての第二弾となる9thで全体的に4分台、長くても6分強とややコンパクト目な纏まり。近年の作品ほどプログレ度合いは強く押し出されていないためペイガニズム溢れる邪気やアグレッションが支配的だが、時折覗かせる浮遊感を湛えた静けさ、Keyやおぼろげなクリーン歌唱が醸す独特のアトモスフェリックな空気にハッとさせられる。


ENSLAVED - Ruun - Api-Vat ★★ (2014-04-18 00:30:55)

シンプルな流れゆえにやや淡々とした雰囲気だが、フィニッシュ直前で決めてくる悶々としたエンドソロで撃沈。哀愁泣きソロ職人アイス・デイル氏はもっと評価されてもいいと思う。


ENSLAVED - Ruun - Entroper ★★★ (2014-11-12 22:18:43)

爆走というほどではないが、畳み掛けるような疾走感が最高に気持ちいいOPナンバー。ブンブン唸るベースラインが迫力あってカッコいい。


ENSLAVED - Ruun - Fusion of Sense and Earth ★★★ (2014-11-12 22:23:12)

時折トレモロを交えながらスラッシーなスピード感で突っ走る曲。スローダウンするところのGリフが怪しげで不穏さ満点。バックで薄っすらと響くメロトロンの味付け、弾き倒すGソロも耳を惹くポイント。