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ハルディンさんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 601-700

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ハルディンさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順
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ハルディンさんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 601-700

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BESEECH - Souls Highway - Between the Lines ★★★ (2014-10-02 21:25:01)

近未来的なシンセサイザーの入れ方にセンスが光る、なかなかの病みつきリピートを誘うキャッチーかつ耽美な曲。ナルシストっぽい歌い方をするエリクのVoは好き嫌いが分かれそうだが、甘い吐息まじりのディープヴォイスがセクシーすぎる!


ANUBIS GATE - Horizons - Never Like This (a Dream) ★★★ (2014-10-02 20:22:33)

グルーヴを伴う強靭なバッキングとともに流麗なメロディが炸裂するコーラスが強力な曲。テクニカルなインストもなく全体的にかなりコンパクトな纏まりながらもその分即効性は高め。


ANUBIS GATE - Horizons ★★★ (2014-10-02 19:11:07)

約3年ぶりの6th。前作のリリース後にDsとG両者が離脱したが新たに人員を補強しての本作は前作の路線を踏襲、しかし太くモダンな質感のへヴィネスとキレを数段階増したことでメタル度合いを一層強め、演奏とメロディのバランスの取れた強力作に仕上がっている。6分台前後あたりの尺度でミドル~アップテンポ、パワーメタリックな疾走曲、そして14分ものドラマティックな長編大作曲と並べ、あくまでメロディ主体を貫き無駄や冗長さをそぎ落としながらも聴き応え抜群の濃密な仕上がり。

ヘンリクのVoもより冴え渡り、前任者に勝るとも劣らないパワフルなハイトーンで盛り上げどころを熱く歌い上げてくれるので印象付けられる。これまでと同様に硬質なサウンドプロダクションも申し分なし、Voチェンジ後の前作すら余裕で上回る傑作だ。


FUNERIS NOCTURNUM - Pure Satanic Blasphemy - Kuolontoive ★★★ (2014-09-29 22:53:24)

この曲だけ意図的に篭った音作りになっているが、そのぶん原始ブラックを思わせる寒々しさが満点。そして至近距離で放たれるマシンガンの如きバスドラ超連打はマジで人間を辞めたのかと思うほどのトンデモスピード。


ENSLAVED - Vertebrae - New Dawn ★★★ (2014-09-22 21:19:09)

ノイジーなGリフと野蛮な咆哮を響かせながら激しく雪崩れ込む、比較的前作に近いタイプのアップテンポ曲。ピンポイントで挿入されるメロトロンの幽玄な響きが寒々しくも美しい。


ENSLAVED - Vertebrae - Clouds ★★ (2014-09-22 21:10:57)

まるで空間の歪みの中をゆっくり泳いでいるような、ロニー・ル・テクロ(TNT)によるフュージョンチックなGソロが印象的。ロニーのゲスト参加というのも本作における実験性の表れかも。


KING CRIMSON - In the Court of the Crimson King - I Talk to the Wind ★★ (2014-09-22 20:58:15)

フルートが侘しく鳴り響くメロウな曲。静かな中に半ば諦観気味に淡々とした空気が貫かれており、聴いていると精神的に結構じわじわくる。


ENSLAVED - Vertebrae ★★★ (2014-09-13 00:56:04)

10th。相変わらず己の道を行くプログレ・ブラックを展開しているが、米国の大物プロデューサーのジョー・バレシ(ALICE IN CHAINS,TOOL等)がミックスに携わった影響なのか前作までのアンダーグラウンド臭漂う刺々しいサウンドが整然と纏まり、良くも悪くもメジャー寄りに洗練された印象。

攻撃性や荒くれた疾走感などはかなり抑え目だが、その代わり前作で片鱗を覗かせていたサイケデリックな浮遊感を伴う空間作りなどといったプログレ方面のアレンジが大幅に増強。例えば暗黒版PINK FLOYDのような3、4におけるRUSHばりのシンプルなロック・アンサンブル、大胆にもオルタナ/ヘヴィロックへの接近を図るカオティックな陰鬱グルーヴ渦巻く7等とブラックの枠を飛び越えんばかりのアプローチが光る。

所々でオルガン/メロトロンといった音色でOPETHばりに古きよきHR調の彩を添える長身痩躯の美人鍵盤奏者、エルブラン・ラーセンの活躍ぶりも前作以上。クリーン歌唱も以前は無表情で淡々としていた印象だったが、仄かに温かみのある甘い歌声でしっとりと聴かせるようになったのもいい。


OPETH - Pale Communion ★★ (2014-09-13 00:37:17)

3年ぶりとなる待望の新作11th。前作はちょっと寄り道みたいな位置づけの作品ということで今回は従来どおりの路線へと回帰するだろう・・・と思いきやその予想とは全く異なり前作の路線を順当に受け継ぐ70'sプログレなサウンドを展開。

今作の特徴を挙げると湿った暗がりと美しい静粛な空間作りに力が入っているところで、メロトロンやアナログならではの温かな音とともに果てしなく広がるしめやかな世界に引き込まれる(数年前にスティーヴン・ウィルソンとコラボしたSTORM CORROSIONをちょっとだけ彷彿させるところも)。もちろん静けさ一辺倒というわけでなく所々ジャジーなアンサンブルの演奏陣が躍動する場面もあり、以前のような極端なコントラストは拝めないもののある程度はメリハリを利かせている。ちなみに今回もミカエルはデスVoの咆哮を封印してクリーン歌唱一本で通している。

単純に前作と比較してみると暗さが強まって僅かながらも昔のOPETHに近い雰囲気が戻ってきており、何となく散漫だった前作よりも統一感が出て向上している。しかしこの作風に加えGのディストーション音がさらに抑えられた結果前作以上にメタルから遠ざかっているのも事実なので複雑なところ。


URIAH HEEP - Look at Yourself - July Morning ★★★ (2014-09-12 23:04:06)

ヒープを代表する名曲の1つで、ハモンドオルガンが大活躍の抒情大作。ゆったりとした波の満ち引きのように繰り広げられる英国特有の翳りのあるメロディは独特の気品を感じさせる。


INSOMNIUM - Shadows of the Dying Sun - Out to the Sea ★★★ (2014-09-08 00:06:32)

限定盤のボーナストラックだが、本編に入っても違和感なしどころか何故外されているのがわからないぐらいの高水準メロデス曲。何といっても長めに聴かせる慟哭Gソロがすばらしく、美しくも悲痛な感情ダダ漏れのフレージングに涙腺崩壊。


ENSLAVED - Axioma Ethica Odini - Ethica Odini ★★★ (2014-09-02 23:37:09)

OPからいきなりキラーチューンの3連符アップテンポナンバー。ヘドバンを誘うGリフのドライヴ感もかなりのものだし、幽玄美をまとったクリーンVoが絡むパートの激しく入り乱れるようなスリルが極上。


HIM - Dark Light - Vampire Heart ★★★ (2014-09-02 23:28:53)

アルバム一発目としては十分のキャッチーさ。基本的にノリノリなアップテンポながらも、スローダウンして一際妖艶さを醸すコーラスという流れでノックアウト。


ENSLAVED - Vertebrae - The Watcher ★★★ (2014-09-02 23:21:24)

物憂げでエピックなコーラスパートが印象的。これまたプログレなセンス爆発のサイケデリックな静寂空間の使い方も絶妙で、4分という短さがもったいなく感じるほど。


ENSLAVED - Vertebrae - Ground ★★★ (2014-09-02 23:13:29)

もはやブラックの要素はハーシュVoに残すのみで、全体としてはロックなヴァイブを感じさせるミドル曲。ほんのり夢見心地に浸るような甘いクリーンVoパートからソウルフル極まるGソロ(絶品!)の流れはまるでPINK FLOYDのようだ。


ENSLAVED - Axioma Ethica Odini - Night Sight ★★★ (2014-08-24 23:26:36)

ヴィンテージ風の音作りを取り入れ、静と動のコントラストを極端に描くプログレ寄りの曲。OPETHのミカエルのそれをもう少し繊細で、ややアンニュイな雰囲気を強めにしたようなエルブランのクリーン歌唱も独特の魅力があって耳を捉える。

最初と最後で入るブレイクのフレーズはYESの「燃える朝焼け」を思い出す。


ENSLAVED - Axioma Ethica Odini ★★★ (2014-08-24 23:11:42)

2010年リリースの11th。前作におけるPINK FLOYD影響下のサイケデリック・プログレ路線で抑えられていた勢いや攻撃性が大幅に復活。AMON AMARTHやOPETHなどで知られるイェンス・ボグレンがミックスに携わったことでサウンド自体のスケール感も以前までとは比較にならないぐらいに増し、演奏におけるキレや躍動感が目立つようになったと同時に底知れぬ深遠さや禍々しさを孕んだ空間作りも一層強化。

時折勢いよく疾走しながらも、サイケな歪みを利かせたリフをかき鳴らして原初的な混沌を描くミドル~スローテンポで淀みなく複雑な場面展開を交えながら繰り広げ、さらにレトロなオルガンや繊細なクリーン歌唱による古典プログレ的な色彩を添えることでOPETHばりの暗黒幽玄世界を構築していく様はまさに圧巻の一言。次回作と併せておすすめ。


MY DYING BRIDE - The Angel and the Dark River - The Cry of Mankind ★★★ (2014-08-20 22:19:02)

ゆったりと、しかし執拗なまでに同じフレーズを繰り返す冒頭のアルペジオだけで精神が病みそうになるOP曲。確かに冗長でだらだらした展開なのだが、だんだん慣れてくると鬱気と共に何とも心地いい感じに思えてくるのだから恐ろしい。


URIAH HEEP - Look at Yourself ★★★ (2014-08-19 19:29:50)

「対自核」という邦題で知られる名盤の3rd。何と言っても聴き所はギターも顔負けなくらいパワフルに唸るケン・ヘンズレーの操るハモンドオルガンで、全編に渡ってそのかっこよさを押し出した楽曲が満載。ハード・ドライヴィングなタイトル曲の1や英国らしい叙情性に彩られる大曲の3など良曲多し。何故かポイントが少なめだがサバスやパープルなどの有名ブリティッシュ・ハード勢と並び称されてもいいはず。


KATATONIA - Night Is the New Day - Inheritance ★★★ (2014-08-13 22:05:44)

アルバムの中で最もストリングスのアプローチを押し出した、情緒溢れるアンビエントな寂寥感に涙を誘う鬱メロナンバー。2分過ぎからのチェロの奏でる旋律に鳥肌総立ち。


CATAMENIA - Location:COLD - Tribe of Eternity ★★★ (2014-08-13 21:50:55)

超高速刻みのリフと怒涛のブラストの嵐で攻め、シンガロング誘発のやたら男臭いコーラスというメロブラとヴァイキングがドッキングしたような仕上がりがなかなか美味。さりげなくGフレーズもクサくてたまらない。


IRON MAIDEN - Fear of the Dark - Fear of the Dark ★★★ (2014-08-13 21:23:20)

今やすっかりライヴの定番曲になった、英国ならではの薄暗い叙情性を湛えた静/動の対比が絶妙な大作ナンバー。合唱パートでは思わず歌いたくなる。


IRON MAIDEN - Fear of the Dark - Be Quick or Be Dead ★★ (2014-08-13 21:17:59)

叙情性はかなり控えめで、アグレッシヴさ一本で勝負といった疾走曲。歌うというよりはヒステリックなシャウトを決めるブルースのVoスタイルも相まって異質だが純粋にカッコいい。


IRON MAIDEN - Brave New World - Out of the Silent Planet ★★★ (2014-08-13 21:12:40)

2ndコーラスからの怒涛のギャロップビートによる突進力に圧倒される、後期MAIDEN屈指の疾走ナンバー。最近の作品にこういうシンプルで即効性のある曲があまりないのが寂しい。


IRON MAIDEN - Brave New World - The Thin Line Between Love and Hate ★★★ (2014-08-13 21:07:50)

何故か他と比べて注目されない不遇の曲だが、美しく飛翔するVoラインの高揚感、Gの抒情メロディに涙を誘う後半パートと聴き所は全く劣らない。もっと評価されてもいい。


IRON MAIDEN - Brave New World ★★ (2014-08-13 21:02:30)

ブルースとエイドリアンの両者が電撃復帰したことが話題になった12th。全体的な印象としては前々作からの路線の延長上で、音質やミスマッチな人選が招いたVoの問題を改善したような感じ。大作志向が強く7~9分台の曲が半数以上だしどの曲も展開が割と似通った感じなので若干単調なのが難点だが、脱退以前の荒れ気味なコンディションから大きく回復したブルースの伸びやかなVoを活かしたメロディの質は上等で、一際叙情的でドラマティックな6や10などは高揚感と感動を誘うすばらしさがある。言うまでもないがブレイズ期の2作よりいい。

またDREAM THEATERやJOURNEYなどで知られるケヴィン・シャーリーによる切れのいい硬質なサウンドプロダクションが気持ちいい。これ以降の作品もケヴィンが手がけているが、このアルバムが一番いい音に仕上がっていると思う。


APOCALYPTICA - Apocalyptica ★★★ (2014-08-11 20:17:07)

超本格派チェロ・メタルを聴かせる5th。RAMMSTEIN等を手がけたステファン・グローマンがミックスに携わったためか前作よりも全体的にヘヴィで重厚なサウンドになり、より一層スケールを増した。時にGも顔負けなヘヴィネスで激しく掻き鳴らされ、嗚咽を漏らすような響きでゆらゆらと舞うチェロの二面性もそれに伴って際立ち、室内楽的な趣を持ち合わせた独特のメタルサウンドにぐいぐい引き込まれていく。

今回は前作と違いVoトラック入り。ゲストVoはTHE RASMUSのラウリ・ヨーネンとHIMのヴィレ・ヴァロの両者で、もの悲しげな作風にぴったりの人選です。


MASTODON - Crack the Skye - Ghost of Karelia ★★★ (2014-08-10 01:02:54)

当てもなく漂流するような幽玄空間が醸すサイケデリック・メランコリーにくらくら。混沌ヘヴィネスが顔を出す中盤からKING CRIMSON的な側面が覗き、プログレ好きにも唸らせるものがありそう。


HEAVENLY - Sign of the Winner - The Angel ★★ (2014-08-10 00:35:34)

バラードちっくな雰囲気から突如疾走曲へと変化。四時エンジェル(一応元は"You're the angel"だが何度聴いてもそう聴こえるw)の連呼ばかりがやたらと印象付けられる。


APOCALYPTICA - Reflections - Prologue (Apprehension) ★★★ (2014-08-10 00:24:55)

スラッシーな疾走感で突っ走るOPナンバー。ハイテンポなスピード感の中でも淀みのないチェロの滑らかなメロディに釘付け。


APOCALYPTICA - Reflections - Drive ★★ (2014-08-10 00:20:16)

日本のTVCMにも起用された(というらしいが何のCMなのかはわかりません・・・)、優雅なチェロが舞うハード・ドライヴィングな曲。


APOCALYPTICA - Reflections ★★★ (2014-08-10 00:16:17)

メタル大国フィンランド出身、3ピース編成のチェリスト達(+ゲストドラマー)による日本盤もリリースされた4th。疾走曲から格調高い雰囲気のバラード、プログレッシヴな捻りを加えたテクニカル曲、暗くモダンなヘヴィロックなどなかなかバリエーションにも富んでいて13曲(後に出た再発ものだとボートラが数曲追加)という多さながらも飽きさせない工夫が仕込まれている。

チェロによる見せ所も満載で、リードメロやソロにおける独特の艶を帯びたメロディの悲しくもエレガントな響きは惚れ惚れするような美しさ。それと対比をなすようなザリザリと鋭くディストーションの利かしたリフはGかと聞き間違うほどの攻撃性とメタリックな感触で、切れ味抜群。


IRON MAIDEN - The Number of the Beast - 22 Acacia Avenue ★★ (2014-08-09 23:54:03)

3連符パートにおける躍動感溢れるリフとキャッチーなメロディの縦ノリ感が何と言っても秀逸。特にこのリフはヤバい。


IRON MAIDEN - No Prayer for the Dying - Bring Your Daughter... to the Slaughter ★★★ (2014-08-09 23:39:17)

アルバムでも屈指の怪しげなノリとキャッチーさで、ちょっと異質な雰囲気ながらもかなり病みつきになる良曲。結構後からジワジワ来ますw。


IRON MAIDEN - No Prayer for the Dying - Public Enema Number One (2014-08-09 23:17:12)

割と淡々とした雰囲気ながらもツインGやソロが光る。良曲まであと一歩といったところ。


IRON MAIDEN - No Prayer for the Dying - Holy Smoke ★★ (2014-08-09 23:14:10)

何と言ってもやたらとフリーダム過ぎるPVの賑やかさが異常w。リフも含めアメリカンHRみたいな明るさ満載でMAIDENらしさは薄いかもしれないが、これはこれで結構好き。


IRON MAIDEN - No Prayer for the Dying - Tailgunner ★★★ (2014-08-09 23:09:35)

名曲ACES HIGHの続編でもあるアルバム一発目の疾走ナンバー。トレードマークのツインリードのハモリは抑え目で、MAIDENにしては珍しい硬質Gリフ&リズム主導の展開がなかなか緊迫感があってカッコよく、そこが個人的にかなり好きなところ。


IRON MAIDEN - No Prayer for the Dying ★★ (2014-08-09 23:03:45)

前作までの微プログレ・メロディアス路線から原点を意識したかのようにシンプルでラフなR&R的な志向を強めた8th。ブルースのVoも野性味溢れるシャウトを多用しておりサウンドそのものも極力加工を抑えて生々しさを残す趣で、前作までとは結構イメージが異なる。しかし大作系の曲がないためかMAIDENにしては初期作のようにトータルタイムが短めで、やや食い足りない印象が否めないところ。

とはいっても楽曲に関してはこれぞという超名曲は見当たらないものの、1や2、9などは良曲だしそれ以外の曲にしても案外印象に残るメロもアリ。次回作よりはクオリティのばらつきは少なめかと思われ。


Infinita Symphonia - A Mind's Chronicle - Lost in My Own Brain ★★ (2014-08-07 23:16:11)

アルバムOPを飾る、ヒネリを利かせながらヘヴィに突き進むミドルテンポ曲。ストレートな勢いはないがコーラスのエピック風味が高揚を誘う。ブルース・ディッキンソン激似(やや荒めのシャウトが特にクリソツ)の伸びやかな歌声もナイス。


CATAMENIA - Location:COLD - Expect No Mercy ★★★ (2014-08-07 23:08:55)

寒々しいブリザードが吹き付けるかのごとき壮絶なメロブラ疾走ナンバー。リフもカッコよくこれが一番のお気に入り。


DARKSEED - Poison Awaits - King in the Sun ★★★ (2014-08-07 22:41:46)

エレポップ的な装いで軽快にドライヴする哀愁ノリノリ・ナンバー。淡々とクール目に歌うVoが渋くカッコいい。


DARKSEED - Poison Awaits - All Is Vanity ★★ (2014-08-07 22:37:29)

感情を押し殺した鬱屈な呟きと渦巻くヘヴィネスによるヴァース/ブリッジの溜め~軽い倦怠を誘うメロウなアップテンポのコーラスに移行する流れがなぜか癖になる曲。


DARKSEED - Give Me Light (2014-08-07 22:33:48)

ジャケが素敵な4th。アグレッションやGメロ共に抑え目で以前よりもメロデス度が薄まってPARADISE LOST型ゴシック・メタルへと接近した印象の強いアルバム。エレクトロを導入した2や沈鬱ムード全開の4などといった良曲ありだが、所々ゴシックに振り切れていない所もあってやや不完全燃焼気味。悪くはないのだがダークなゴシックとしてならばこれ以降のアルバムの方が完成度は高いかと。


KALMAH - The Black Waltz - Time Takes Us All ★★★ (2014-08-06 23:36:13)

ペッカ兄貴がブチかます「イ"ヤ"ァ"ァーーー!!」の叫びでテンションダダ上がりとしか言いようのない必殺曲。シンガロング誘発のキャッチーさも最高。


IN FLAMES - Soundtrack to Your Escape - F(r)iend ★★ (2014-08-05 21:12:41)

やや無機質気味なのが気になるものの醜悪な感情剥き出しのブルータルなモダン・メロデスナンバー。従来のIFのイメージを抱いていると違和感ありだが、たまにはこういう無慈悲な感じの曲があっても悪くは無い。

ちなみにライヴ版(Used and Abused...)のこれは圧巻で、いつもの軽めなスクリームから想像のつかぬアンダースの地を這うグロウルは思わず仰け反ってしまうような迫力ありでカッコいい。このライヴ音源における彼のベストパフォーマンスだと思う。


IN FLAMES - Soundtrack to Your Escape - My Sweet Shadow ★★★ (2014-08-05 21:03:24)

儚げに漂うリフ、沈み込む鬱気と悲痛な攻撃性のコントラストがすばらしい名曲。ライヴ版だとリズムGに埋もれがちだったメインリフがはっきり聴こえていてよりグッド!


KING CRIMSON - In the Court of the Crimson King - 21st Century Schizoid Man (including Mirrors) ★★★ (2014-08-05 20:53:34)

もう45年も前の曲なのだが、現代でも通用するほどのアヴァンギャルドな混沌まみれの狂気。ノイジーなVo、圧倒的な重量リフ、サックスの入り乱れるインストパートと何度聴いても飽きない神曲。


INSOMNIUM - One for Sorrow - Through the Shadows ★★ (2014-08-05 20:39:25)

前作のような悲哀メロは控えめで、インソムにしてはやや現代メロデスよりの色合い強めなOPナンバー。ヴィレ・フリマン(G)が歌うクリーンVoパートがメロディアスで印象的。


SENTENCED - The Funeral Album - Despair-Ridden Hearts ★★ (2014-08-01 22:31:11)

珍しくハーモニカをフィーチャーしたブルージーな曲。これまでとは少し趣が異なれども、こういう枯れた哀愁を歌い上げるヴィレのVoも泣かせ要素高し。


SENTENCED - Frozen - The Suicider ★★★ (2014-08-01 22:27:03)

メランコリック&キャッチーなリフが病み付きになるノリノリ・ゴシック曲。自殺を歌う苦悩まみれの世界観もSENTENCEDならでは。


INSOMNIUM - Shadows of the Dying Sun - Ephemeral ★★★ (2014-08-01 00:46:01)

アルバムリリース前に先行EPとしてリリースされた、熱気と艶のあるメロウさが絡み合いながら迫るアップテンポナンバー。即効性も高めでカッコいい。


INSOMNIUM - Shadows of the Dying Sun - The River ★★★ (2014-08-01 00:42:33)

トレモロリフとともに幕開け、語り調のVoで深みへと誘うOMNIUM GATHERUM的なアプローチ強めな曲。近年のダートラと同様にサウンドのスケール感を活かした雰囲気作りのセンスがますます冴えている。


INSOMNIUM - Across the Dark - Lay of the Autumn ★★★ (2014-08-01 00:26:10)

アトモスフェリックに揺らめく哀愁リフがたまらない、9分台に渡って繰り広げられる長編哀歌。殆どゆったりとしたミッドテンポ調だが、6:00近くに差し掛かってきたあたりから覗かせる寂寥パートは吸い込まれる様な美しさ。


INSOMNIUM - Shadows of the Dying Sun - The Promethean Song ★★★ (2014-08-01 00:03:06)

フィンランド産ならではのメランコリーが香る雄大なスロー・バラード風ナンバー。クリーンVoで歌われる仄かに哀感を湛えた素朴なメロディに思わず涙。


INSOMNIUM - One for Sorrow - Weather the Storm ★★ (2014-07-31 23:59:55)

元々はデジタルシングルとしての配信オンリーだった曲で、日本盤ではボーナストラックとして収録。ダートラのミカエルとの競演がアツいミドルナンバーで、本編に入っても違和感ないと思うほどの良曲。

インソムもダートラも両者共に音楽性が近いもの同士なのかいい感じのハマりぶり。


SENTENCED - Frozen ★★ (2014-07-31 22:26:45)

前作とは対照的な銀色ジャケの5th。一層ゴシック方面へと求心しており、サウンドの荒さが減衰したことも相まって前作でわずかながら残っていたメロデス色はほぼ抑えられた。その分強まった薄ら寒気が走るようなメランコリックなメロディは魅力的で、それが特に顕著に現れた6などは後に台頭するノリノリ・ゴシックの手本のような仕上がりでグッド。ヴィレのVoも依然荒さが残るものの、前作よりもヘタウマ感が減って幾らか向上したのもいい。


SENTENCED - Frozen - For the Love I Bear ★★ (2014-07-31 22:16:48)

ブリッジでの妖しげなリフメロディが個人的に好き。しかし何と豪快なゲップなこと・・・w。


GAMMA RAY - Majestic - My Temple ★★ (2014-07-31 20:32:46)

どどっと雪崩れ込む重厚なヘヴィネスとひねった展開で攻めるOPナンバー。中間部のアレがまんまSabbath Bloody Sabbathなのには吹いたがw。


IRON SAVIOR - Condition Red - Warrior ★★ (2014-07-27 20:50:49)

コーラスでの「ウォォ~リア~!」がメッチャ気合入れまくりでアツすぎるw。ちょっと地味目なミドルながらもそこが個人的にツボなポイントだったりする。


IRON SAVIOR - Condition Red - Titans of Our Time ★★★ (2014-07-27 20:48:07)

凄まじい熱気と矢継ぎ早に畳み掛けるような勢いでテンションがレッドゾーンに振り切れる悶絶スピードチューン。OPとしては文句の付けようがない完璧な逸品。


IRON SAVIOR - Condition Red - Thunderbird ★★★ (2014-07-27 20:44:40)

シンフォニックで壮大なイントロダクションから始まり、その期待を裏切らないドラマ性溢れるエピック・アップテンポナンバー。怒涛のメロディで高揚感を煽るコーラスは撃沈必至!


IRON SAVIOR - Condition Red ★★★ (2014-07-27 20:38:48)

ツインGの片翼を担っていたカイが離脱するも、GAMMA RAYやEDGUY等のツアーでGテクニシャンとして同行していた経験の持つヨアキム・クストナーがその穴埋めすることで新たに再出発を図る4th。認知度・人気共に上のGAMMA RAYやHELLOWEENの影に隠れがちながらも愚直なまでに己の道を行くケレン味のないピュア・パワーメタルは不変だが、カイの脱退というネガティヴなイメージなどどこへやらここに来て爆発力が一気に増して痛快な傑作に仕上がっている。

ジャケのごとくドカンと炸裂するフルスロットルの爆走ナンバー1から一気にテンションが上がりその後もGRAVE DIGGERばりの漢コーラスに燃えるアンセミックなミドル~アップテンポナンバーの畳み掛けでガッツリ攻める。何と言っても以前とは比べ物にならないほどのキャラ立ちとフックが明快で、今までは多少なりともダレが生じていた流れに程よい起伏も出来て中弛みがおきにくくなった(ただどれもがハイテンションの熱血ナンバーなので逆に慣れていないと聴き疲れが生じるかもしれないがw)。

同期のPRIMAL FEARと並ぶ質実剛健の言葉を地で行く、決してブレない王道の独逸メタルシーンの裏番長たる存在感を見せ付ける好盤。


DARKSEED - Poison Awaits - Poison Awaits ★★★ (2014-07-24 23:55:03)

淡々としながらも低音Voの醸す艶気に魅了される、アルバム随一の体感的な勢いのよさが光るキラーナンバー。


ENTWINE - Fatal Design ★★★ (2014-07-24 23:30:17)

先行ミニアルバム「Sliver」を挟んで2年ぶりとなる5th。前作「DiEversity」でオルタナ要素を高めたことで急激に化けた彼らだが、この本作でも路線を引き継ぎながらモダンなヘヴィネスを前作にも増して投下し、EVANESCENCEばりのメジャー度合いと共にさらなるスケールアップを施した強力作。

Keyがさらに一歩引いて分厚いGリフが前に出た音作りに変化したことを始め1やシングル曲の4のように前作よりも軽快でキャッチーなノリを持つ曲の増加などと初期のゴシック度合いはさらに後退した印象だが、その分ピンポイント狙いに飛び出す哀愁メロディにメランコリックな艶が健在。後半の流れは前作同様にメロウな空気が強まり、なかなかいい感じに締めくくられるのがいい。


DARKSEED - Poison Awaits - Roads ★★★ (2014-07-22 21:03:00)

DEPECHE MODE的なイントロダクションから分厚いGリフと共に繰り出すパワフルでリズミックな躍動感が耳を惹くOPトラック。メロディもなかなかキャッチーさがあってつかみはいい感じ。


DARKSEED - Poison Awaits ★★ (2014-07-22 20:57:18)

2010年リリース。中心人物のステファン・ヘルトリッヒが脱退したのをきっかけに一時期解散していたが、ほどなくして再結成し5年ぶりとなる復活作。新Voは以前の作品でドラムやバッキングVoをしていた人物だが、荒く歪んだダミ声の頻度の少なさ以外はステファンと似たタイプの歌唱なのでさほど違和感はなし。

以前はもっと鬱気剥き出しのダークメタルだったが今回は一転してマイルドな艶気と共に軽快なノリのメランコリック・ゴシックメタルのようなメロウさが強まり、さらにエレクトロニクスのアレンジが冴え渡っているのも相まって妖艶な退廃感が増強。陰鬱さや攻撃性がいくぶん後退していて解散前とは印象が違っているものの、One Secondの頃のPARADISE LOSTとかあるいはSENTENCEDやHIMなどのフィンランド産ゴシック好きならば結構イケるかも。


EDGUY - Space Police - Defenders of the Crown ★★ (2014-07-21 00:03:10)

前作から3年ぶりの10thで、どう考えても21世紀のそれとはにわかに信じがたいジャケのダサさが異常w。ここ最近の何作かの良くも悪くも落ち着いた雰囲気と比較してかなりメタル度が戻ってきており、エネルギッシュに弾けていて好印象。捻じ伏せるほどのキラー曲は見当たらないものの、パワーメタル・アンセムな1や3、アメリカンなメロハーテイストが美味な4、カヴァー曲の6などバリエーション豊富で耳に残る良曲多し。

帯にもアグレッシヴでヘヴィ、原点回帰等と謳われていたが、印象としてはHellfire ClubとRocket Rideの中間といった感じなのでまんま初期そのもの期待すると肩透かしの可能性があるので注意。


EDGUY - Space Police - Defenders of the Crown - Rock Me Amadeus (Falco Cover) ★★ (2014-07-20 23:39:35)

ファルコの大ヒット曲のカヴァー。怪しげに飛び交うラップ歌唱とやたら濃いクワイアとかなりの異色変化球だが、なかなか面白い仕上がりだしアルバム中間点という位置もちょうどいい端休めになる。


INSOMNIUM - Shadows of the Dying Sun ★★★ (2014-07-20 23:34:13)

3年ぶりとなる待望の6th。外科医としてのキャリアを優先して脱退したヴィレ・ヴァンニの後任として現OMNIUM GATHERUMのマルクス・ヴァンハラが加入しての本作も前作の流れを受け継いだ慟哭のメランコリー全開のメロデスを展開しているが、メロディや音質などにおいて深化を進めた力作。特に音質に関しては滑らかになっており、前作はやや荒っぽく若干ミスマッチと感じていたためこの改善点は大きい。

前半こそは比較的アグレッシヴな曲が見られるものの、アルバム全体としてはマルクスの在籍するOMNIUM~にも通ずるポスト・メタル寄りのサウンド志向が強まり、フィンランド産ならではの憂いを湛えたメロウさとリンクして深みを一層増した。特に後半の7~10に掛けての流れは強力で、緩やかながらも翳りに満ちた陰鬱世界へと沈ませる吸引力を一際感じさせる。

アトモスフェリックな作風ゆえに即効性は決して強いものではないものの、以前の作品よりも何度も聴きたいと思わせる力は大きい。


INSOMNIUM - Across the Dark ★★ (2014-07-20 23:18:28)

4th。この作品からミッドテンポ主体でじっくり広がりを見せるメランコリック度合いが強化されており、DARK TRANQUILLITYとSENTENCEDを足して割ったような趣のややゴシック寄りのメロデスを展開。アコGやストリングスを駆使しながら物憂げに揺らめくGの叙情メロディが湿っぽく濡らす様子はモノトーン調のジャケのイメージそのもので、間奏部における静寂パートを聴くとその侘しい情景が思い浮かんでくるよう。

一方で3や5などストレートで正統派的なメロデス曲もあり、過去と現在への橋渡しを担う過渡期ならではの作風が楽しめる。


TURISAS - Battle Metal - As Torches Rise ★★★ (2014-06-17 18:42:10)

ド派手にファンファーレを鳴らすイントロの時点でテンションが上がりまくるOPトラック。フックも抜群、とことん男臭くアツいサウンドで文句なし。


HAMMERFALL - Crimson Thunder - Hearts on Fire ★★ (2014-06-14 22:37:21)

シンプルなキャッチーさが耳に残る、アルバムで一番好きな曲。カーリング選手とのコラボ版のPVがほほえましいw。


THE RASMUS - Dead Letters ★★★ (2014-06-07 22:45:39)

フィンランドはヘルシンキ出身の哀愁ロックバンドの本邦デビューとなる5th。ちょっぴりハスキーで甘~い声質がステキなラウリ・ヨーネンが歌い上げる薄暗くゴスなメロディをふんだんに盛り込んだ胸キュン(死語?)メロディック・ロックを展開し、オルタナならではの荒く重心のあるサウンドと共に哀メロ満載の良曲連発にすっかり骨抜きにされる。一度聴いたらなかなか離れられないキャッチーさが中毒を誘う好盤。日本盤はボーナス多めでお得なのでこちらを推奨。


KAMELOT - Silverthorn ★★ (2014-06-07 22:14:40)

燃え尽き症候群の末に脱退したロイ・カーンの後任にSEVENTH WONDERのトミー・カレヴィックを迎え入れることで新たに立て直す10th。印象としてはここ最近のモダンなゴシック/パワーメタル路線の延長上で、トミーのVoにしても若干爽やかさを残しつつ本職のSWの時とは異なりロイをかなり意識したような歌い方をしているため依然ダークで妖艶なゴス度合いは大いに感じさせるものの、躍動的なスピード感や哀愁を帯びたメロディアスさがぐっと復活しているのが大きい。前作でメロディを殺すような過剰さが鼻についた重苦しさがいくらか抑えられ、The Black Haloの頃を思わせる程よいさじ加減になっているのも好ポイント。

現時点ではここからどういう方向に向かうのかまだ不明瞭なところもあるのだが、心機一転の復活作としては上々。


GAMMA RAY - Empire Of The Undead - Hellbent ★★ (2014-06-07 21:45:18)

モダンな音作りでも正統派のスタイルを貫き通す、ハイテンションなスピード曲。ソロ後のスローダウンするパートがまんまMetal Meltdown(JUDAS PRIEST)なのはご愛嬌w。


IRON MAIDEN - Seventh Son of a Seventh Son - Moonchild ★★★ (2014-06-07 20:40:16)

ストーリーテリング調のイントロから幻想的なシンセサイザーが流れ、さっそくアルバムの世界観に引き込まれるOPトラック。コーラスのバックで奏でられるGの悲しげな響きがたまらない。


OPETH - Watershed - Burden ★★★ (2014-06-05 19:54:47)

大人の色気を滲ませるミカエルのクリーン歌唱がすばらしい、古めかしく風情溢れるバラード曲。これでもかと言わんばかりに長めに引っ張るエンドソロも○。


OPETH - Blackwater Park - The Funeral Portrait ★★★ (2014-06-05 19:37:15)

幽玄美を湛えたアコGに導かれ、体が揺れる躍動感とのたうつウネりを伴うGリフでぐいぐいリードしていくところが強く印象づけられる長編プログレ絵巻。かなりのカッコよさ。


OPETH - Blackwater Park - Dirge for November ★★ (2014-06-05 19:31:17)

そこはかとなく古きよきプログレを匂わせる風情溢れる美と絨毯爆撃のごとく襲い掛かる鬱度MAXの醜のコントラストが極端に描かれるため、比較的わかりやすい曲。うっすらと霧の中へ消えていくかのようなラストの余韻にほっとする。


OPETH - Blackwater Park - The Drapery Falls ★★★ (2014-06-05 19:22:05)

どんよりと陰鬱な空気が圧し掛かるイントロだけでも何か吸い寄せられる力を感じる。エコーがかったGが悲しげに響き渡り物憂げなミカエルのクリーンVoを聴かせる場面に聴き入っているといつの間にか醜悪なリフ&グロウルのパートに叩き落され、その後も激しく入り乱れる静・動の流れに翻弄される。


OPETH - Blackwater Park - Bleak ★★★ (2014-06-05 19:11:31)

序盤での泣き叫ぶようなGトーンが突き刺さる、不条理な混沌リフが次々投下されながらじっくり展開するミドルナンバー。アコG中心に奏でられる中間部の静寂感はつかの間の安堵のよう。


HIM - Dark Light - Rip Out the Wings of a Butterfly ★★★ (2014-06-03 22:18:06)

超キャッチーで耳から離れられないメランコリックなリフが病みつきになる曲。Voのせいかロマンチック・ゴスに傾倒したTENみたいな趣を感じる。


SENTENCED - Down - Bleed ★★★ (2014-05-29 18:59:42)

荒々しく駆け抜けるようなアップテンポなノリノリ・ナンバー。デスVoによる凄惨な叫びも入ってくるのでゴシックとメロデスの中間を行くような印象も。


ENTWINE - Fatal Design - Break Me ★★★ (2014-05-27 23:49:37)

先行ミニアルバム「Sliver」にも収録されていた、気だるいメロウさがドライブするモダン・ゴシックナンバー。本編に入っていても違和感なくはまっている。


KALMAH - The Black Waltz ★★★ (2014-05-26 23:17:44)

ジャケの沼爺さんがやたら渋すぎる4th。鍵盤奏者が現POISONBLACKのマルコ・スネックに交代してシンフォ・キラデスらしいゴージャスな装いが高まり、一部を除きほぼ全編クラシカルに弾きまくりなG炸裂の疾走アップテンポ・ナンバーで矢継ぎ早に畳み掛ける流れが痛快だ。

さらにペッカ兄貴のVoが沼地を這う野性味溢れるグロウル型に変化し、その凶暴な咆哮の迫力に後押しされるように楽曲の持つアグレッションも増加。もはやCOBフォロワーなどと呼ばせないだけのクオリティの高さを提示する強力作。


ETERNAL TEARS OF SORROW - Chaotic Beauty - Tar of Chaos ★★★ (2014-05-25 22:21:23)

のっけからストリングス&チェンバロ乱舞。壮絶なメロデスと気品溢れる格調高いクラシカルさが融合すればかなりの殺傷力に。


OPETH - Heritage - Slither ★★ (2014-05-25 22:15:11)

故ロニー・ジェイムズ・ディオに捧ぐ、OPETHフォーマットから逸脱した完全なる純クラシカルHRナンバー。ハモンドオルガンを従えながら至ってシンプルに疾走と、特に目新しいことをやっているわけでもないのに何故か新鮮に映ってくるのが不思議。


GAMMA RAY - Empire Of The Undead - Empire Of The Undead ★★ (2014-05-23 22:40:57)

HELLOWEEN極初期の頃を大いに彷彿させるスピーディなジャーマン・スラッシュナンバー。キャッチーさを犠牲にしてまで激しく攻め立てるキレのいいリフやスリリングなGソロは聴き所。地味にアーライ入り。


GAMMA RAY - Empire Of The Undead - Someday (Japanese Bonus Track) (2014-05-23 22:34:31)

RAMMSTEINかと錯覚してしまうようなエレクトロニカ&ダンサブルなグルーヴという異色のボーナストラック。悪くはないがあまりの予想外な変化球にひるんだw。


GAMMA RAY - Empire Of The Undead ★★ (2014-05-23 22:25:42)

およそ3年ぶりの11作目。スタジオが火事で全焼するなど色々トラブルに見舞われながらも、そんなイメージを跳ね除けるかのようにエネルギッシュに駆け回る硬質でメタリックな作風を展開。前作の路線を保ちつつ、ヘヴィネス増強の音作りによってモダンな質感がアップ。

キャッチーさは控えめでこれといったキラー曲は見当たらないものの、そろそろ50台突入かと思われる年から想像つかぬアグレッシヴな勢いがなかなか痛快で、さらにR&R風の2やHELLOWEEN初期を思わせるスラッシュ・ナンバーの6などの変化球である程度バリエーションを凝らしているのもいい。何かと不評の多い日本盤のボートラについては、まあボーナスだしこういう遊びっぽいのもたまにはいいかなと思っているw。


SYMPHONY X - Paradise Lost - Set the World on Fire ★★★ (2014-05-16 00:07:54)

肉厚でブルータルなGリフが容赦なく攻めるアップテンポナンバー。ラッセルのVoも雰囲気に合わせて荒々しくガナリたてるのでメロディアスさに欠ける印象もあるが、混沌を抜け出すかのように飛翔するコーラスの叙情性がその分強く叩き込まれる。


SYMPHONY X - Paradise Lost ★★★ (2014-05-16 00:03:03)

前作から実に4年のインターバルを挟んでリリースされた7th。ミルトンの「失楽園」にインスパイアされた世界観をモチーフにグルーヴ重視のヘヴィネス系、The Accoradeシリーズを思わせるリリシズム溢れる叙情曲、ロメオのネオクラGが激しく火花を散らすスピードチューンなどバリエーションを凝らしながらガッツリ畳み掛ける作風は現代版「The Divine Wings of Tragedy」のような趣を感じさせ、さらに名手イェンス・ボグレンの手腕による分厚く強靭なサウンド・プロダクションによって一層逞しさを増した。

これで初期のキャッチーさが加わればまさに鬼に金棒なのだが、それでもVoメロディは甘すぎない程度にではあるけど十分に叙情的だし、Gもかなりクラシカル度高めなスリリングなプレイ満載でお釣りが有り余るほどに帰ってくる驚異的な完成度に仕上がっているので現状でも特に問題なし。強力作!


SYMPHONY X - The Damnation Game ★★ (2014-05-15 23:43:28)

Voがラッセル・アレンにチェンジしての2nd。ややチープなサウンドが現代耳には厳しいが楽曲はよりグレードアップしており、ラッセルのパワフルなVoが映える格調高いクラシカル&ミステリアスな雰囲気が増強。若干印象の薄い曲もあるので全編スゴいとまではいかないのがやや惜しいが、特にぎらりと光るタイトル曲の1はネオクラ・ファンならば悶絶必至の華麗なGワークが乱舞する名曲。


INSOMNIUM - One for Sorrow ★★★ (2014-05-15 23:21:43)

メンバー全員が高学歴インテリ揃いという、フィンランド東部ヨエンスー出身のメロデスバンドの5th。若干アグレッシヴさを戻しつつに前作のゴシック/フォーク寄りの路線を継続。低めな咆哮(ただし結構奥まった位置なので時々バッキングと同化したりすることも・・・)で粗暴さを中心にしながら2や9など曲によってはおぼろげなクリーンVoを取り入れ、ゆらゆらと漂いながら哀感を引き立てる。

蒸せるような熱気に満ちた猛々しいアグレッションと悲しみの彩りを添えるメランコリーと共に広がりを見せるアトモスフェリックなムードの両者が織り成すINSOMNIUM流儀のサウンドはフィンランドの素朴な自然環境に浸る内に情緒と哀感を増幅させた古き良きイェーテボリ・スタイルのような趣で、即効性はけして強くないが美しく香るメランコリーが心の琴線に触れる。

その完成度の高さに反して惜しいと思うのはやや荒めなサウンドプロダクションで、角を削ってもう少し滑らかになれば楽曲の持つ魅力を最大限に活かせると思う。日本盤ボーナストラックは2曲とも本編に負けず劣らずの良曲なので日本盤を推奨。


KANSAS - Leftoverture - Carry On Wayward Son ★★★ (2014-04-30 23:48:24)

「Carry on my wayward son~♪」のアカペラコーラスが強く印象づけられるプログレ・ハードの名曲。緩やかに描く叙情メロディと起伏に富む流れ、キャッチーなGリフと聴き所は盛りだくさん。


RUSH - Hold Your Fire - Time Stand Still ★★★ (2014-04-21 02:33:02)

まるで山奥の清流のような美しさと透明感にみちたメロディが心地よい。女性Voの導入もこの流麗さを引き立てていて効果的。


ENSLAVED - Ruun - Api-Vat ★★ (2014-04-18 00:30:55)

シンプルな流れゆえにやや淡々とした雰囲気だが、フィニッシュ直前で決めてくる悶々としたエンドソロで撃沈。哀愁泣きソロ職人アイス・デイル氏はもっと評価されてもいいと思う。


ENTWINE - diEversity - Bitter Sweet ★★★ (2014-04-18 00:21:26)

ゴスな要素は控えめだが、パワフルなグルーヴとともに極上の哀愁メロが強烈にストライクするキラーナンバー。これまでのアルバムからの急成長を感じ取れる。


ENTWINE - diEversity ★★★ (2014-04-18 00:15:05)

4th。前作で台頭してきたモダン・ヘヴィロック的なアレンジが大幅に増量し、厚みのある音像と共にメジャー感のあるサウンドに変化。ミカのVoも今までとは比べ物にならないくらいに逞しく成長していて、バックのサウンドに負けなくなった力強さが好印象。パッと聴きだといかにもなゴシック・メタルというイメージは少なく感じるが、よく聴けばそこかしこに冷ややかな空気とともに甘くメランコリックなエッセンスが塗されており、外観こそは大胆にイメチェンしつつも本質そのものは何ら変化していないのがわかる。2や4を始めとした良曲満載の傑作。


ENTWINE - Time of Despair ★★ (2014-04-18 00:02:49)

3rd。微妙にイモな雰囲気からぐっと垢抜けたメンバーショットの変化に現れるように、トランス風のイントロが意表を突く2などモダンなアプローチが強まったのが特徴。とはいってもこの次の傑作「DiEversity」ほどではなく、前作譲りのマイルドな音作りや儚げな雰囲気は相変わらずなのでちょっと中途半端な印象も。