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ハルディンさんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 701-800

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ハルディンさんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 701-800

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ENTWINE - Gone ★★ (2014-04-17 23:55:01)

Voが現メンバーのミカ・タウリアイネンにチェンジした2nd。煌びやかなKeyや程よいドライブ感とともにメランコリックで儚げな空気が充満するノリノリ系ゴシック・メタルを展開。ミカのVoがちょっと弱く感じるところもあるし雰囲気はいいが強力な一撃に欠ける楽曲のつめの甘さも気になるが、それでも2などはなかなか良い曲で悪くない。これ以降はモダンなオルタナ/ヘヴィロック寄りのアレンジを強めていくので、Keyのキラキラ感などに見られるいかにもな北欧らしさはこのアルバムが一番かも。


DREAM THEATER - Live at the Marquee ★★★ (2014-04-17 23:20:10)

来日記念盤という形でリリースされたミニライヴ盤。なんと言ってもこのライヴの最大の聴き所はラブリエのVoで、今じゃなかなか拝めないであろう超絶ハイトーンを決めまくる神パフォーマンス(やや無茶している感ありだがw)が演奏陣を差し置いてぶっ飛んでおり、特に5における全身全霊を込めた絶唱にマジ鳥肌。できればフルのライヴ盤として聴きたかったものの、これでもボリュームは十分にあるし初期の名曲をライヴで聴けるのは純粋に嬉しいところなので満足度はなかなかのもの。


PARADISE LOST - One Second ★★★ (2014-04-16 22:27:18)

名盤「Draconian Times」に続く6th。脱力的な気だるさを伴うクリーンVoがますます歌心を増し、無機的な冷たさを放つピアノ/エレクトロニクスが時にGすら押しのけて主軸となる場面もありメタルというよりはニューウェーヴ・ゴスロックのような音になり、前作までとはだいぶ印象が変わった。攻撃性やGはだいぶ鳴りを潜めているが、ピアノの奏でるメロウな旋律、浮遊感や虚しさを彩るようなエレクトロニカとゴシックならではの退廃・翳りの美学を前作とは違った形で打ち出していて、個人的にはそこが好きなところ。


GAMMA RAY - Sigh No More - As Time Goes By ★★ (2014-04-10 18:47:38)

どこまでも突き抜けていくようなラルフの超絶ハイトーンに圧倒される硬質なスピードナンバー。3分過ぎからのユニゾンフレーズはどう考えてもあの曲ww。


GAMMA RAY - Sigh No More (2014-04-10 18:42:24)

低予算なジャケのショボさに泣ける2ndで、Dsには元HOLY MOSESのウリ・カッシュ、Gの片割れに古くからの友人であるディルク・シュレヒターが加入。持ち味のジャーマンパワーメタル曲をあえて抑え、スローでヘヴィな1などに代表されるようによりモダンなR&R志向を強めるも、無理にらしかぬアメリカンHMをやろうとしているような姿勢に違和感あり。そんな中でも2や3、6と秀逸な曲の存在が光り、似た傾向にあるHELLOWEENのchameleonほど冗長なマッタリ感がないのが救いか。


GARY MOORE - After the War - Led Clones (2014-04-08 20:47:57)

オジーがゲストVoとして参戦する、ブルーズ的なグルーヴを感じさせる曲。この露骨なタイトルどおりLED ZEPPELINを真似た某バンドを糾弾することを歌っていて、あまりにもストレート過ぎる表現がアレ。曲自体は悪くないのだが。


GAMMA RAY - Insanity and Genius - Your Tørn Is Over ★★ (2014-04-08 20:16:37)

珍しくディルクがリードVoをとる粗暴なR&Rナンバーで、荒々しくもノリノリなコーラスがクセになる。やや変化球ながらも楽しめる。


GAMMA RAY - Insanity and Genius - No Return ★★★ (2014-04-08 20:09:10)

微妙にコミカルさも滲むブリッジからポップなコーラスの流れがキャッチーでツボにストライク。ライブ盤「Skeletons~」(カイVoバージョン)のこれもオリジナルに劣らない。


GAMMA RAY - Insanity and Genius ★★ (2014-04-08 20:05:48)

スラッシュ畑のリズム隊を迎えて軌道修正を図る3rd。前作は意図的にパワーメタル路線から離れたような作風がいまいちだったが今回は従来の路線に回帰したような印象で、サウンドの質感に若干スラッシーなエッジが立っている。序盤は特にアップテンポな曲でテンポよく進んでいくので前作のような不完全燃焼感は感じない。後半は幾分勢いが落ちるのが難点だが、7や9、10は結構好き。


GAMMA RAY - Heading for Tomorrow - Money ★★ (2014-04-08 19:54:14)

スラッシーにひねったリフのかっこよさも聴き所だが、あのマニマニマニ(以下略)が何といってもインパクト大w。


GAMMA RAY - Heading for Tomorrow - Look at Yourself ★★★ (2014-04-08 19:45:58)

URIAH HEEPの名曲(邦題は対自核だったっけ)のカバー。元々ハードだった原曲をよりメタリックに仕上げたところが好印象。


GAMMA RAY - Heading for Tomorrow ★★★ (2014-04-08 19:43:28)

記念すべき1stで、Voは元TYRAN' PACEのラルフ・シーパース。個人的にはカイがVoを執るようになった4th以降のほうが好みだが完成度はこの時点でかなりのもので、HELLOWEEN時代の流れにあるパワーメタルナンバーから感動のバラード、さらにはコミカルな遊び心のあるものまでバラエティに富んでいてなかなか充実した一品。捨て曲もなくラルフ時代では一番の出来だと思う。


ENSLAVED - Isa - Neogenesis ★★★ (2014-03-31 23:12:27)

朗々とした語りから始まる12分もの長編大作ナンバー。寒々しい空気をまとう突進力もさることながら、中盤そしてラストの二段構えで泣かしに掛かる哀愁全開のGソロはサンタナやデヴィッド・ギルモアの域に迫るほどの名演技。


STEEL PANTHER - Feel the Steel - Eatin' Ain't Cheatin' ★★ (2014-03-18 22:53:18)

相当VAN HALENしているリフで思わずにやにやしてしまう、まさに王道アメリカンHRナンバー。歌詞はあまりにバカバカしすぎてあきれるがw。


TERROR 2000 - TERROR FOR SALE - BLOODY BLUES BLASTER ★★ (2014-03-18 22:46:37)

一応インストと表記されてはいるものの、わめき散らすような怒号やら叫びやらが喧しく飛び交うw。途中でジャジーなリズム+迷子のアナウンスという謎の展開だったり、完全にふざけてるとしか思えない変な奇声まで入り混じる様は超カオスww。


TERROR 2000 - TERROR FOR SALE ★★ (2014-03-18 22:39:31)

DARKANEやSOILWORKなどスウェディッシュ・デスの重鎮バンドのメンバーらによる激烈デスラッシュバンドによる3rd。以前もちょこちょこ見られたがここで何を思ったのかファニーなおバカ方面に全振りし、無駄に高いテンションかつおフザケなノリ全開で爆走、爆走、ひたすら爆走をブチかます痛快さが刺激的。かなりのネタ満載な歌詞も思わず噴き出すこと必至のアホっぷりなので日本盤(廃盤だけどw)を推奨。


SENTENCED - The Cold White Light - Excuse Me While I Kill Myself ★★ (2014-03-18 22:25:06)

ノリノリに突っ走るテンションの高さが印象的だが、それでいて歌っていることは自殺というギャップ。ある種の開き直りすら覚える豪快さに拍手。


SENTENCED - The Cold White Light - Cross My Heart and Hope to Die ★★★ (2014-03-18 22:18:59)

ヴィレの慟哭絶唱が心にぐさりと突き刺さる、OPにして超強力な必殺ナンバー。儚く散り行くような悲壮感を漂わせるエンドソロは号泣必至。


APOCALYPTICA - Apocalyptica - Life Burns! ★★ (2014-03-15 23:55:21)

何も知らないで聴いたら普通にGサウンドと錯覚してしまうほどに歪んだチェロのリフがワイルドに唸る。VoはTHE RASMUSのラウリ・ヨーネンで、いつもより甘さ控えめな熱唱を聴かせてくれる。


BLOTTED SCIENCE - The Machinations of Dementia ★★★ (2014-03-15 23:46:13)

SPASTIC INCなどで知られるロン・ジャーゾンベク(G)によるインスト・バンドの2007年発表の1st。なぜかその4年後の2011年頃に日本盤が地味にリリースされていたりする。古くはWATCHTOWER時代から受け継ぐエクストリームに尖りまくったRUSHのような音楽性はそのままにより現代的なモダンでブルータルな質感が増量し、この上ない刺激の塊となって脳ミソを容赦なく貫く。

全編徹底したバカテク万歳、変拍子の入り乱れるスリル溢れるインタープレイの数々が拝めるインストのオンパレードは圧巻の一言で、それでいて常に予測出来ない流れはとんでもなくハイテンションだが緻密に組み上げられる高度なジャム・セッションのようであり、好奇心をくすぐられる。かなり極端なサウンド傾向なので聴き手を選ぶかもしれないが、テクニックの極地を堪能したいという向きにはオススメ。


NEVERMORE - Dead Heart in a Dead World - The River Dragon Has Come ★★★ (2014-03-12 21:46:40)

流麗なクリーントーンのイントロから一転獰猛なリフが現れどこまでも蹂躙していく様はまるでダムの決壊を思わせる威圧的な恐ろしさ。アルバムの中でも屈指のスリリングな展開で迫る強力ナンバー。


NEVERMORE - Dead Heart in a Dead World - Inside Four Walls ★★ (2014-03-12 21:35:11)

7弦から繰り出される極悪ヘヴィネスとグルーヴが一体化したリフが巨大な壁のように迫ってくるミドルナンバー。破壊力満点。


ENSLAVED - Isa ★★ (2014-03-12 21:01:05)

Dsがカト・ベッケヴォルド(元RED HARVEST)に交代、さらに新たにクリーンVoもこなせる専属キーボーディストとしてエルブラン・ラーセン(元AUDREY HORNE)が加入し現在まで続くラインナップとしての第一弾となる8th。ヴァイキングの血を引くまがまがしい土着性が息づく荒涼とした空気を纏いながら、奇怪なリフ/リズムの組み立てやふわふわと漂うクリーン歌唱などがプログレスするENSLAVEDならではのブラック・メタルを展開。

アレンジが若干荒削り気味だが現時点の最新作「Riitiir」のスタイルのおおまかな基礎を固めていることは確か。ラストを飾る大作ナンバーは淡々とした雰囲気を貫きつつも壮絶さに圧倒される一品。


ENSLAVED - Isa - Isa ★★★ (2014-03-12 20:17:31)

ざらついたサウンドが荒涼の地を思わせるタイトルトラック。凄まじい叫びと淡々としたクリーンVoが行き交うコーラスがまさに混沌そのもの。


DARK LUNACY - Devoid ★★★ (2014-03-12 19:49:19)

イタリアはパルマ出身の叙情派メロデスバンドの1st。アレンジ面での完成度としては2ndにはやや及ばずともベーシックなメロデスに生の弦楽四重奏を大胆にフィーチャーという独特のサウンドはこの時点で健在で、若干軽さがあるものの録音状況も概ね良好。核を担うメロデス面もぬかり無しで安定感抜群なのだが、何といってもこの鬱ゴシックなムードや弦楽隊が鳴らすどこまでも暗く悲しすぎる慟哭メロが格別に素晴らしい。本場である北欧のそれとはまた異なる翳りを感じさせていてたまらない。


DARK LUNACY - Devoid - Forlorn ★★★ (2014-03-12 19:32:29)

ミドルテンポ主体の曲だが随所に有名なロシア民謡「ポーリシュカ・ポーレ」を引用しており、それがとことん暗く陰鬱なムードを加速させる。


MASTODON - Crack the Skye - Oblivion ★★★ (2014-03-12 18:53:18)

神秘的でありながら鬱な空気に包まれたイントロに導かれ、のし歩く巨獣のような迫力のサウンドを打ち鳴らすOPナンバー。オジー・オズボーン似のVoが歌うメロディにプログレ特有のサイケデリックなもやもや感があり、何度も聴くと結構くせになる。


MASTODON - Leviathan - Blood and Thunder ★★★ (2014-03-12 18:47:11)

巨大なうねりのように暴れるGワークに圧倒される。5/8⇔6/8と拍子が交互に変化する中間パートのリフのカッコよさが鳥肌モノ。


GARY MOORE - Victims of the Future - Hold on to Love ★★ (2014-03-12 18:35:14)

とてもポップなイメージだが、そこに切り込むゲイリーのGが泣きまくり!他の曲に隠れがちだがこれも名曲。


PARADISE LOST - One Second - Say Just Words ★★★ (2014-03-09 00:47:20)

終始灰色がかったメランコリーに満ちているが、そこに熱気を伴ったハードなドライヴ感が加わるアップテンポナンバー。後に登場するフィンランド産ノリノリ・ゴシック系にも通ずるような感蝕。


PARADISE LOST - One Second - One Second ★★★ (2014-03-09 00:36:45)

冷たく響くピアノ、憂鬱気味に気だるく歌うニックのVoなど前作までのイメージをがらりと変化させる要素多しながらも、そこから滲む退廃的なムードが素晴らしい名曲。


MASTERPLAN - Novum Initium - Black Night of Magic ★★ (2014-03-09 00:26:00)

1stの頃を思い起こさせるような明快かつメロディックなアップテンポナンバー。劇的な盛り上がりを見せるブリッジに対してやや落ち着くコーラスの流れがちょっと惜しいか。


TEN - Heresy And Creed - The Lights Go Down ★★★ (2014-03-08 23:39:09)

こういうまさに王道メロディアス・ハードこそ本領発揮かと思われ。シンプルだがほんのり哀愁を帯びた英国らしい空気も忘れていないところが好印象。


TEN - Heresy And Creed - Arabian Knights ★★ (2014-03-08 23:36:28)

シリアスで重厚な空気を湛えミステリアスな中近東メロが妖しくうねるOP曲。TENにしてはこの雰囲気は確かに異色だが、なかなかのカッコよさ。派手に弾き倒すようなGソロは、やや弾きすぎ感ありだが悪くはない。


CHARON - Songs for the Sinners - Colder ★★★ (2014-03-08 22:33:33)

女性コーラスがふんだんに使用される冒頭が印象的なOPナンバー。重厚なサウンドと共に繰り出す耽美的でありながらも芳醇な気品に満ちた叙情メロディと、明らかに格段の成長が見て取れる。


CHARON - Songs for the Sinners - Bullet ★★★ (2014-03-08 22:23:31)

チェロのしわがれた響きが優雅で格調高い雰囲気をより引き立てるミドルナンバー。この上なく渋い味わいがリピートを誘う。


TÝR - The Lay of Thrym ★★★ (2014-03-06 23:41:56)

ノルウェーとアイスランドの間にあるデンマーク領の島国、フェロー諸島出身のヴァイキング・パワーメタルバンドの6thで、ついに日本デビューも果たす。初期FALCONERとBLIND GUARDIANを4:6ぐらいの比率で掛け合わせたような北欧の土着性を帯びつつこってりとアツい漢っ気溢れるサウンドで、ハンズィ似のVoが歌い上げるクサく劇的なメロディがいちいちツボ。後半はトラッド・フォーク曲のカヴァーが多いので若干勢いが落ちるがその土着性にも旨みは十分あるし、何よりもヴァイキンガーな勇ましさ溢れる疾走ナンバーで畳み掛ける前半部だけでも元がとれる水準の高さは魅力的。BLACK SABBATHとRAINBOWのカバー2曲もなかなかいい感じ。


TEN - Heresy And Creed ★★ (2014-03-06 22:50:41)

前作「Stormwarning」で奇跡の復活を果たした新生TENの第2弾。今回は大作曲は控えめで4~5分台のコンパクト目な纏まりのある曲中心で勝負といったところ。若干モダンな雰囲気もあったりと初期とはやや感蝕は変化しているものの、英国ならではの湿度高めの哀メロに引き寄せられる。13曲(日本盤は+1)と多いので通して聴くとちょいダレるのが難点だが、ある程度バリエーションに富んでいるのが救い。新米ギタリスト君のピロピロ弾きまくりなプレイも悪くはないのだが、時々それが煩わしく感じる部分が・・・(汗)。


KATATONIA - Viva Emptiness - A Premonition ★★ (2014-03-05 18:42:47)

もはや絶望しきって何かを悟ったかのような雰囲気、そして堪えきれずにすすり泣くようなヨナスのVo・・・最高に鬱な気分にさせてくれる。


KATATONIA - Night Is the New Day - Nephilim ★★★ (2014-02-26 22:57:56)

この上ない侘しさが染み入るスローナンバー。聴いているうちにふと広大な海のような暗闇に飛び込んで虚しく浮かんでいたいと思ってしまう。


KATATONIA - Night Is the New Day - Day and Then the Shade ★★★ (2014-02-26 22:31:31)

微妙にグロいPVがアレだが、Viva Emptinessの頃を思わせるような美しく滑らかなメロディ運びとハードなバッキングの対比が良バランス。


KATATONIA - Viva Emptiness - Ghost of the Sun ★★★ (2014-02-26 22:04:28)

分厚くヘヴィな音を聴けば前作よりもパワーが増したことがうかがい知れるOPトラック。モノトーンの寂しさから絶叫を交えて激しい怒りを剥き出すコーラスパートの流れがなかなか強力。


THE RASMUS - Dead Letters - In the Shadows (radio edit) ★★★ (2014-02-24 23:56:15)

大ヒットを記録した人気シングル曲で、病み付きになる甘酸っぱいメロディとダンサブルなノリのコラボを聴けばそれも納得。


THE RASMUS - Dead Letters - F-F-F-Falling (US scream remix) ★★★ (2014-02-24 23:52:40)

元気いっぱいに弾けるPVが微笑ましい、明るくキャッチーなPOPナンバー。2番目のコーラス後のほんのり哀愁をのぞかせるメロディにキュンとなる。


POISONBLACK - Escapexstacy - Love Infernal ★★★ (2014-02-20 01:06:38)

アルバムの中で一番好きな曲。どこか虚ろで恍惚感に耽るようなJ.Pの歌い方が何とも官能的で、彼のファンにはたまらないかと。


POISONBLACK - Escapexstacy - The Glow of the Flames ★★ (2014-02-20 01:00:38)

ノリノリ・ゴシック勢のソレとはまた趣の異なる倦怠の空気をまとったミドル・ゴシックナンバー。敢えて抑揚をおさえたVoラインが何とも虚しく脱力感を誘う。


POISONBLACK - Escapexstacy - Exciter ★★ (2014-02-20 00:57:38)

エモーショナルに迫るヘヴィネス。それを覆うKeyが絶妙に悲壮感を彩っていていい隠し味になっている。


POISONBLACK - Escapexstacy ★★ (2014-02-20 00:52:07)

まだ解散する前だった時のSENTENCEDの傍らで誕生したヴィレ・レイヒアラ主導のサイドプロジェクト(後にヴィレのメインバンドへと発展)の1st。VoにはCHARONのJ.P.レパルオトを迎え、ジャケやインナーのイメージを思わせる如何わしく匂い立つ淫靡な妖気に満ちたゴシック・メタルを展開。本作ではヴィレはGのみ担当で、派手さはないがなかなか渋いフレージングを決めていてカッコいい。ムード重視のヘヴィなミドルチューンがほとんどなので地味と言えば地味な感じだし面子の割には意外性は少ないが、手堅くまとまった出来だと思う。


CHARON - Songs for the Sinners ★★★ (2014-02-20 00:34:08)

5th。初の日本盤も出た本作だが、前作の荒さとその前の耽美なロマンティシズムに加えてチェロやハモンドの導入による渋くコクのある叙情性をブレンドし、まさにバンドの集大成ともいえる最高傑作に仕上がった(だが同時に最終作となってしまったのが悔やまれる・・・)。今回はミドル~スローメインでスピード曲控えめという感じだが、とにかくメロディの充実振りがモノを言わせており全く退屈することがない。

男のセクシーさに惚れ惚れするJ.PのVo、派手に弾きまくるパシのGワークはいうまでもなく重厚な音作りによる楽曲はもはや大物の風格すら感じさせるほど。日本盤はさらにボートラ3曲入り(いずれもシングルからの未収録ナンバー)でお得。


CHARON - The Dying Daylights ★★ (2014-02-20 00:19:41)

4th。SENTENCED直系のメランコリック・ゴシックメタルを展開するのは以前と同様だがよりサウンドが荒くヘヴィになり、1や5などは前作には足りなかったアグレッシヴな勢いを感じさせていてグッド。その分ロマンティックな倦怠・叙情性が後退しているのでやや痛し痒しなところではあるが、印象的なGソロの増加やJ.PのVoのさらなる成長と聴かせどころは以前よりも多い。


MANOWAR - Kings of Metal - Pleasure Slave (2014-02-20 00:06:29)

普通に聴けば地味なスローナンバーだが、女性たちの生々しいあえぎ声満載なアレに笑うしかないw。


MANOWAR - Kings of Metal - Wheels of Fire ★★★ (2014-02-19 23:59:30)

荒々しく駆けるスラッシーな爆走感で興奮度が早くもヤバイOPトラック。ドライブでコレをかけるとある意味キケンだw。


MANOWAR - Kings of Metal ★★ (2014-02-19 23:54:10)

筋肉まみれの汗臭い漢のメタル美学を貫く彼らの代表作である6th。とはいえそのガチムチなイメージとは裏腹に(?)やや音圧が薄めではあるが、聴き手によっては失笑を買いかねないほどに大げさなエピック風味を塗し(だがそれがいいのだ)、とにかくバラードやアンセミックなミドル、爆走チューンなど全てが相当濃ゆい純度100%のヘヴィ・メタルをぶちかます。必殺曲の1や8を聴けばアドレナリン全開、気合が入りますw。


MERCENARY - Architect of Lies ★★ (2014-02-17 02:57:53)

SOILWORKタイプのモダン・スタイリッシュなメロデスながらもどこかメランコリーを覗かせるパワーメタル・テイストでなかなか個性的なサウンドを鳴らす彼らの5thで、前作では不在だったベーシスト枠にハーシュVoも担当するレネ・ペダーセンが加入。やや長尺な曲が多かった前作と比較して全体的にコンパクトになり、より直線的でモダンなキレのある硬質なアグレッションが強まりつつもミケルのパワフルなハイトーンVoを存分にいかした楽曲は相変わらずの魅力が光る。

マーティンのクラシカルに弾き倒すようなGソロワークが以前にも増して活躍しているのもポイント高しで、曲ごとのキャラ立ちがやや弱い難点をうまく補う。前作ほどではないものの良作。


CHARON - Downhearted - Little Angel ★★★ (2014-02-17 02:26:46)

冒頭のセクシーな囁きに思わずどきっとさせられる、メランコリックでキャッチーなドライヴ感が何とも心地よいキラー曲。


CHARON - Downhearted - Craving ★★ (2014-02-17 02:15:37)

どこか虚しく漂う悲しみを感傷的に綴るコーラスがグッド。女性Voのハモりもかなり効果的。


CHARON - Downhearted - Bitter Joy ★★★ (2014-02-17 02:11:19)

いきなり落ち着いたスローナンバーの幕開けだが、薄暗く包まれる気だるさとしっとりと濡らすJ.Pのムーディな色気ヴォイスに心をガッチリつかまれる。


CHARON - The Dying Daylights - Religious/Delicious ★★ (2014-02-17 02:02:27)

退廃メロが程よいテンポでドライヴする、十八番のノリノリ・メランコリックナンバー。マルコ・ヒエタラがゲスト参加しており、出番はほんの一部分ながらも強烈にアピールする彼の存在感はさすが。


CHARON - The Dying Daylights - Failed ★★★ (2014-02-17 01:56:19)

ガツンと強力な疾走感とシンプルながらも勢いのあるリフが秀逸で、OPとしてのツカミは文句なしのレベル。


CHARON - Songs for the Sinners - Rain ★★★ (2014-02-17 01:49:34)

このアルバムでは数少ないアップテンポ曲の一つ。コーラスにおけるJ.Pの情熱的な歌いまわしから滲む男前ぶりも惚れ惚れするほどのカッコよさで、人気のある7曲目に劣らない。


OPETH - Deliverance - A Fair Judgement ★★★ (2014-02-17 01:33:04)

攻撃的な曲の多い本作における穏やかな変化球ナンバー。安堵感をもたらす美しい静寂と儚げなGメロがたゆたう躍動が交互に繰り広げる流れは圧巻で、10分という長さがいつの間にか過ぎてしまう。


OPETH - Deliverance - Wreath ★★★ (2014-02-17 01:19:49)

ますます凶暴かつヘヴィに進化したOPETHの姿を見せるOPトラック。神経を逆撫でする不条理なリフワークとのコンビネーションによる深遠へと導いていく神通力にも磨きが掛かる。


OPETH - Damnation - Windowpane ★★★ (2014-02-17 01:08:15)

メロトロンやGの暖かい音色を聴いているとふわっと漂うような気分に浸れる。癒しと同時に不安な気持ちを駆り立てるような薄暗さに包まれる感覚は、一度ハマれば病み付きになること請け合い。


OPETH - Watershed - Porcelain Heart ★★ (2014-02-17 00:49:05)

アダルトな落ち着きムードを主軸にしつつ、暗い影を落とすような暗黒面を覗かせる動パートが絶妙なメリハリをつける。5:00~で聴かせるトロけるような甘い美声が悩殺モノ。


BARREN EARTH - Curse of the Red River - Deserted Morrows ★★★ (2014-02-16 23:18:51)

むせび泣くようなGがちょっとベタながらも全体を覆う寂寥感が荒れ果てた大地を連想させる、ややドゥーミーな沈鬱ナンバー。後半からぐっとエピック度合いUPな盛り上げも後味スッキリのシメになっていていい。


BARREN EARTH - Curse of the Red River - Our Twilight ★★★ (2014-02-16 23:08:23)

澱みなく流れる雄大な大河を思わせるメランコリックなメロディが耳を惹く重厚なミドルナンバー。流麗に決めるサミのGソロもシビれる。


BARREN EARTH - Curse of the Red River - Curse of the Red River ★★★ (2014-02-16 23:03:46)

AMORPHISをうんとプログレ方面に舵を切ったかのような、薄暗い叙情性と邪悪さが交差する暗黒世界への誘い。フルートやアコギが登場して牧歌的な側面を剥き出すラストまで濃密に堪能できる。


BARREN EARTH - Curse of the Red River - Forlorn Waves ★★ (2014-02-16 22:52:53)

ほのかに愁いを帯びながら揺らめくようなミッコのクリーン歌唱がいい。本業のSWALLOW THE SUNの時とは違った表情を覗かせている。


ETERNAL TEARS OF SORROW - Saivon Lapsi - Angelheart, Ravenheart (Act Ⅲ: Saivon Lapsi) ★★★ (2014-02-13 03:12:19)

Angelheartシリーズ第3弾となるタイトルトラックで、歌詞はクリーンVoパートを除き全編フィンランド語。黄泉の国を思わせる神秘性を湛えた陰鬱な雰囲気が支配的で、胸を抉るようなKeyメロを伴って慟哭のクライマックスを迎えるコーラスへの流れといい素晴らしい締めくくり。


ETERNAL TEARS OF SORROW - Before the Bleeding Sun - Lost Rune of Thunder ★★★ (2014-02-13 03:01:23)

ヘヴィでアグレッシヴな熱気を放ちつつ、そこに肌寒い冷気を忍ばせるKeyの絶妙なコンビネーションがたまらない。


ETERNAL TEARS OF SORROW - Before the Bleeding Sun - Sweet Lilith of My Dreams ★★ (2014-02-13 02:56:22)

シンセがうんと強まった同郷のKALMAHのような、OPを飾る軽快で勢いのあるキラキラメロデスナンバー。ソリッドな感蝕がETOSにしてはややあっさり目に感じるが、悪くはない。


AMORPHIS - The Beginning of Times ★★★ (2014-02-13 02:06:30)

10th。AMORPHISならではの悲哀を帯びたメランコリック・メタルは相変わらず健在で、若干音がヘヴィになったほか北欧フォークロアな雰囲気や妖気を放つ中東メロの強化、そして前作で不足気味だったブルータルさのダイナミクスが盛り込まれたことで聴き応えが増し、キラー候補の1を初めとしたドラマティックさがたまらなくツボをヒット。良くも悪くも路線が同一なので新鮮さを求めると肩透かしかもしれないが、今作も含め外れなしの秀作続きで期待を裏切らない安定感は評価すべきところ。余談だがデジパック盤はブックレットの収納スペースがない不便な仕様。


AMORPHIS - Skyforger ★★ (2014-02-13 01:50:19)

9th。ややダークで耽美な作風だった前作から一転、音作りも含めその前のEclipseに近い雰囲気が戻ってきた。より力強くエモーショナルに歌いあげるトミのVoやアップテンポ調の曲が挟まることでメリハリがつき、前作の難点を克服してAMORPHIS流のメランコリックな悲壮感に満ちたサウンドを打ち出す。ただメロディに磨きをかけた一方でデス度合いは控えめになり、その点でやや物足りなさが残る。5のような迫真の獰猛さがもう少し他の曲でも明確に盛り込まれたほうが劇的な起伏がついてよくなると思う。


BARREN EARTH - The Devil's Resolve ★★ (2014-02-13 00:33:39)

MASTODONなどを手がけたポール・ロマノ氏による不気味なアートワークが印象的な2nd。硬質さが強めだった前作よりもレトロにくすんだ音作りになって微妙にプログレ度が増した感じがするものの基本的には前作とほぼ同路線。混沌渦巻くアンダーグラウンドな世界観はOPETHを大いに彷彿させつつも、キャスパーのKeyを筆頭としたメランコリックなメロディのアレンジが強めでAMORPHISベースであることを主張しているところがいい。前作が気に入ればマストバイだが、良くも悪くも変化が少ないので衝撃度は前作に譲るか。

日本盤はアルバム未収録の2曲とEP「Our Twilight」からの2曲を加えた計4曲ものボーナストラック入りでかなりお買い得なのでおすすめ。


BARREN EARTH - Curse of the Red River ★★★ (2014-02-12 23:16:39)

AMORPHISやMOONSORROWなどフィンランド・メタル界のツワモノが集う豪華プロジェクトの1stデビュー作。時折民俗調のメランコリーを交えた70年代ルーツの混沌プログレッシヴ・デスを展開し、多く指摘されるようにおおまかなサウンドとしてはOPETHとAMORPHISの中庸を行く感じ。叙情的なGワークを見せるサミ・ウリ・シルニオ(KREATOR,WALTARI)の活躍だけでなくキャスパー・マーティンソン(元AMORPHIS)によるヴィンテージ感溢れるKeyも重苦しさの中に彩を添えており、聴き所の一つになっている。日本盤が出てもおかしくないほどの完成度の高さだ。


OPETH - Watershed - The Lotus Eater ★★★ (2014-02-09 21:05:43)

長閑でマッタリしたイントロから一転ブラスト炸裂(それに美麗なクリーンVoを乗っけるセンスに脱帽!)、極悪パートへ叩き落す極端な落差に撃沈。メロウなセクションを挟んだ中盤からはジャジーなインストという意外な展開を見せ、アレンジの多彩さが垣間見える。


OPETH - Watershed ★★ (2014-02-07 01:24:24)

GとDs奏者が交代し新たな布陣で挑む9th。ヴィンテージ的なプログレ・デスという基本的なサウンドはそのままに、Keyのフィーチャー度合いが増したことや女性Voの導入などこれまでとは違う側面もちらほら。以前のような複雑さは控えめにブルータルな凶暴さとメロウな美麗さのコントラストもハッキリとしていて前作以上に聴きやすさが増した一方、不条理な暗黒性が後退しているのでそこで賛否が分かれるところかも。以前の作品ほどの衝撃はないものの、この混沌と幽玄美が交差するサウンドは相変わらず引き寄せられる。


OPETH - Damnation ★★★ (2014-02-07 01:11:15)

前作「Deliverance」とは対の関係をなす7th。メロトロンの本格的な導入に加えアナログ的な丸みと暖かい聴き心地をもたらす音作り、そしてデスVoやメタルサウンドの撤廃によってまるでCAMELやPORCUPINE TREEを思わせるブリティッシュな香り漂う上質な抒情プログレに仕上がったのが最大の特徴で、OPETHとしては異色の変化球作品。3や7など曲によっては今まではサブウェポン的な扱いの多かったアコGがメインとなる場面も。

前作では凄惨極まるグロウルを轟かせていたミカエルも今作では一切咆哮せず一貫して甘く慈愛に満ちた美麗クリーンVoで歌っている。ほんのりと大人の色気を覗かせる美声は思わず溜息を漏らしてしまうほどに素晴らしく、通して聴いているとメロウなサウンドと相まって耳がトロけそうになる。基本的に穏やかさが中心になっているが1のミドルセクションのように時折覗かせる不協和音が瞬間的に空気を歪める場面もあり、このバンドならではの暗黒面が垣間見える点はさすがの一言。

前作までとは大分異なる大胆なアプローチだが、こういうある種のイレギュラー的なアルバムもアリだと思えるところや、おまけにそれが極上の出来だというのがまた恐るべしなところ。個人的には黒水公園に次いでお気に入りのアルバム。


OPETH - Blackwater Park ★★★ (2014-02-07 00:27:03)

亡霊がおぼろげに佇む薄暗い霧の立ち込める朽ち果てた死の森と、その足元に広がる毒々しく黒ずんだ澱み。トラヴィス・スミスによる薄気味悪くも壮麗なアートワークの世界観を見事に描写した、"黒水公園"という愛称でも親しまれる(?)傑作の5th。

じりじりと神経を捻るフレージングの繰り返しでどこまでも執念深く追い込まれるような感覚に陥るリフワークを筆頭に渦巻く混沌の暗黒プログレの躍動感、ふと訪れるひと時の安らぎのようなアコGの静寂を巧みに組み込む音楽性は前作と同様だが、静動の落差をより強調したダイナミクスと淀みなく進むテンポの良さ、技巧的なアンサンブルが引き立つ端整な音作りと美点が軒並み向上。PORCUPINE TREEのスティーヴン・ウィルソン氏によるプロデュース効果で一層洗練された薄暗く霧深いヴェールに包まれた幽玄美に心をつかまれること間違いなし。頭からラストまで7~10分超の大曲がずらりと並ぶが聴き所は盛りだくさんで、さらに埋め合わせのような曲もないスキの無さが強力。

ほとんどの作曲を手がけ、凶暴な咆哮と慈悲深き美声の両極端なVoを自在に操るだけでなく叙情的な泣きのリードGもこなすバンマスのミカエル・オーカーフェルトの神がかった天才ぶりに頭が下がるばかり。


OPETH - Ghost Reveries ★★★ (2014-02-06 23:59:02)

「Roadrunner」レーベルへの移籍後の第一弾となる8th。Key奏者が正式に加入したことでメロトロンやハモンドも多く聴かれ、⑥などに顕著なようにヴィンテージ・プログレ方面へのアプローチが強くなったが禍々しくも美しい暗黒世界はしっかりと健在。美と醜の二重人格的な極端さが素敵なミカエルのVoに関しては今までどおり文句なしで、魅惑的なクリーンVoパートが若干多く聴かれるところは個人的にはうれしいポイント。メロディも比較的掴み易くなっていて以前よりも聴きやすくなった気がする。


ENSLAVED - Ruun - Ruun ★★★ (2014-02-06 23:05:37)

やや無表情気味に語るようなクリーンVoが随所で顔を出す、禍々しくもどこかスピリチュアルな空気を湛えたスロー曲。かなりプログレッシヴな雰囲気が強め。


ENSLAVED - Ruun - Path to Vanir ★★ (2014-02-06 23:00:41)

グラトル氏の粗暴な咆哮が響き渡る荒涼としたミドルナンバー。うっすらと冷気を帯びた静寂パートでの無常感が印象的。


ENSLAVED - Ruun ★★ (2014-02-06 17:18:44)

最新作が気に入ったので遡って聴いてみた。現編成になっての第二弾となる9thで全体的に4分台、長くても6分強とややコンパクト目な纏まり。近年の作品ほどプログレ度合いは強く押し出されていないためペイガニズム溢れる邪気やアグレッションが支配的だが、時折覗かせる浮遊感を湛えた静けさ、Keyやおぼろげなクリーン歌唱が醸す独特のアトモスフェリックな空気にハッとさせられる。


ENSLAVED - RIITIIR - Forsaken ★★★ (2014-01-18 23:51:50)

冷たく霧がかった空気に包まれたイントロに導かれ、勢いのあるテンポで突き進みながら最後はまさかのアンビエントなポスト・メタル的な幕引きで意表をつくアヴァンギャルドな長編大作。深い余韻を残して静かに引いていくエンディングの美しさに溜息が漏れる。


ENSLAVED - RIITIIR - Storm of Memories ★★ (2014-01-18 23:42:44)

グリグリ捻られて感覚が麻痺しそうなリフレインが3分ほど続き、それから本編に突入する長尺ナンバー。割と淡々としたミドル曲だがトレモロやブラストが炸裂する粗暴さと幻惑的なメロウさが支配する酩酊空間が交互に現れては表情豊かに彩る。


ENSLAVED - RIITIIR - Materal ★★ (2014-01-18 23:28:30)

不気味な儀式を思わせるトライバル調のリズムで進行する7分台の曲で、転調こそは控えめだが色々と表情を変えてくるのでダレない。中盤以降の情緒溢れるGソロとゆったりと歌いあげるようなエルブランの美声が映える独唱パートが特に印象づけられる。


ORPHANED LAND - All Is One - All Is One ★★★ (2014-01-18 22:43:02)

この上ない神々しさに包まれた7拍子のOPトラック。平和を願うポジティブな光に浄化されるような雰囲気。


FREAK KITCHEN - Move ★★ (2014-01-18 22:34:18)

天才(奇才?)ギタリストマティアス”IA”エクルンド率いる3ピースバンドの4th。マティアス自身が歌う(これが上手い!)キャッチーなメロディ満載のヘヴィ・ロックだが、遠慮なくブッ込む変拍子やら常人には理解不能のギミック炸裂のGと相当ヘンテコな個性を発揮。特にこの色々な意味でぶっ飛んだGソロは必聴モノ。個性はさすがだがアルバム全体を通して丸々ヘヴィネス一色でややダレを感じるところが唯一の難点で、毛色の異なる雰囲気がもうちょっとあればメリハリがついてよくなると思う。


ENSLAVED - RIITIIR - Roots of the Mountain ★★★ (2014-01-18 22:14:26)

最もアグレッシヴでブルータルな勢いを感じさせつつ解き放たれるように広がる美しく高揚感のあるコーラスパートのスケール感に圧倒される、変化球に富んだ長尺ナンバー。中盤に差し掛かってきたあたりで切り込むアイス・デイルのGソロが悶絶級に素晴らしい!


ENSLAVED - RIITIIR - Death in the Eyes of Dawn ★★★ (2014-01-18 21:56:54)

北欧トラッド・フォークな趣の土着性がサイケ空間にゆらゆらと漂う、何とも形容のし難い雰囲気を放つ曲。歌心をこめた叙情的なクリーンVoパートの求心力はかなりのもの。メロウなGソロから突如カオティックな急降下を繰り出す展開もなかなかスリルがあってカッコいい!


ENSLAVED - RIITIIR - Thoughts Like Hammers ★★★ (2014-01-18 21:49:41)

重苦しくドゥーミーな空気をまといながら邪悪な咆哮と荘厳なクリーンVoパートの対比などが静と動のダイナミックな展開とともに複雑に繰り出される、OPにして圧巻の大作ナンバー。アナログ的ながらも古臭さを感じさせないメロトロン風の音色を奏でる鍵盤も存在感抜群で、楽曲の持つスケールをより一層高める効果を果たしている。


LULLACRY - Vol. 4 - Perfect Tonight ★★★ (2014-01-18 21:41:12)

まさにライヴを思わせるような臨場感あふれるサウンドとノリが魅力的。聴いているだけで自ずとヘドバンを誘われる感覚だ。


LULLACRY - Vol. 4 - Stranger in You ★★★ (2014-01-18 21:37:04)

何とも悩ましく甘ったるい歌いまわしが好き者にはたまらないであろう、極上のキャッチーメロがダイナミックに炸裂するコーラスにKOされる必殺曲。


LULLACRY - Vol. 4 ★★★ (2014-01-18 21:33:27)

タイトルどおりの4th。前作と同路線ながらもさらに完成度の高い一品に仕上がっている。ターニャ嬢のVoは特にハジけており、ワルっぽさの滲む歌いまわしに小悪魔的な魅力をのぞかせる。元気のいいR&Rナンバーを中心にサクサク聴けるテンポのよさは前作同様で、パワフルでラウドな音圧で迫る生々しいサウンドも相まって変なタルさを感じさせない気持ちよさがナイス。


LULLACRY - Crucify My Heart - Alright Tonight ★★★ (2014-01-18 21:20:54)

アルバム一発目として十分なキャッチーさとインパクトを持つ、ひたすら元気一杯にドライブするノリノリOPチューン。


LULLACRY - Crucify My Heart ★★ (2014-01-18 21:16:39)

3rd。Voがターニャ・ライニオ嬢にチェンジしたが基本的な路線に変化なし、CHARONの女性Voバージョンといった感じのほどほどにメランコリック&キャッチーなサウンドを炸裂。ターニャのVoも前任者とそんなに変わらない印象で、どことなく相川七瀬に似た感じのキュートで溌剌とした歌声で魅了。ゴスというほどシケた雰囲気ではなく普通に女性Voハードロックといった親しみやすい音なので聴きやすい。タフなヘヴィネスでしっかりとメタリックな主張を忘れないGもいい仕事している。


REDEMPTION - This Mortal Coil - Path of the Whirlwind ★★ (2014-01-13 00:09:54)

SLAYERを彷彿させるような不穏な粘質リフになだれ込むようなDsと、メロディアスさを抑え目にかなりダークなメタル度合いの強めなOPトラック。折角のカッコよさなのだから歌メロにも主張が欲しかったところ。


MY DYING BRIDE - Turn Loose the Swans ★★★ (2014-01-12 23:53:59)

これぞ究極の絶望・鬱の世界といえる2nd。いきなり葬式かと錯覚してしまいそうなOPトラックの1から沈み具合はすさまじく全編ドゥーミーで重厚な大作スローナンバーという統一感のある流れで、じっくりとこの上ない悲哀と虚しさに満ちた深い淵へと引きずり込んでいく。失意に嘆くような普通声とあらゆる負の感情を吐き出す醜悪グロウルの二刀流をこなすVoの存在も深い絶望へ誘っているかのようで、これらと相まってますます希望の欠片など見えない閉塞的な圧迫感に打ちのめされる。死にたくなるような鬱気分に浸るには最高の一枚。


MY DYING BRIDE - The Angel and the Dark River ★★ (2014-01-12 23:29:26)

3rd。前作の徹底した陰鬱ムードを引き継ぎつつ、デスヴォイスを封印して嘆くような普通声(ただしかなりクセが強め)が主体になったこと、そしてヴァイオリンのフィーチャー度が上がった結果ストレートな絶望感は若干和らぎ、その代わりどこか虚しい妖しさが漂うような感触になった。ひたすら出口のない迷路をさまよい続ける感覚に陥るような濃ゆい虚無感に浸りつつ、そのムードを台無しにすることなくそれでいて絶妙な起伏のつけ方も単なる雰囲気モノに留めない工夫となっていて効果的。


YNGWIE MALMSTEEN - The Seventh Sign - Hairtrigger ★★ (2014-01-04 23:24:00)

ワイルドに唸るリフがカッコいい。マイク・テラーナの硬質なドラムワークもナイス。