今でこそ、デスメタルやブラックメタルで「ブルータル」という形容がフツーに使われますが IRON MAIDENの存在が全てのブルータルなHMバンドに対しヒント与えたのは間違いありません。 初期の彼らは、伝統と良識を重んじる英国民にとってはバンド名を聞いただけで眉をしかめてしまう ほど忌まわしいインパクトに満ちていたことでしょう。
80年代の未発表曲ですか!!! 僕は70年代のウリ在籍時より、マティアス在籍時の80年代の方が好きなので、これは楽しみです。 できれば「LOVE AT FIRST STING」のようなサウンドでやってくれたら尚嬉しいんですけどね。 プロデューサーもディーター・ダークスだったらもっと良かったんだけど、聴いたことのない 音源が聴けるというだけでも贅沢な話ですね。
ロック色の濃い作品となった本作でも静かなる主張は聴こえてくる。「Zombie」ほど激しい主張を 持った曲は今回は無いが、人としての力強さはひしひしと感じる。 「Promises」や「Delilah」を聴くと「Loud And Clear」や「Just My Imagination」との 振り幅の大きさに、ドロレスの一聴してソレと判るヴォーカルが無ければ同じバンドの曲とは 思えないかもしれない。