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はっちゃんさんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 201-300

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はっちゃんさんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 201-300

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JEFF BECK - Blow by Blow ★★★ (2012-06-29 21:32:34)

う~ん(失笑
そんな↑君には、この言葉を贈ろう。

「ジェフの、ギターが持つ可能性を追求する姿勢は60年代から注目していたし見習うところが
大きい。もはやジャンルやテクニックうんぬんのレベルじゃないんだ。彼は偉大だよ」
by ジョン・マクラフリン

確かにマハヴィシュヌ・オーケストラは凄まじかったけども。
「速く弾けるから凄い!」ってのは「喧嘩が強いから凄い!」や「金持ちだから凄い!」と一緒。
どこかのページにも書いたんだけど、技巧にばかりとらわれて音楽を聴いていると、その本質を
見失いますよ~。木を見て森を見ず っていうじゃないですか。

それはともかく。
ポピュラー音楽それもロックのフィールドで、歌モノバンドで名を上げた人間がイキナリ楽器演奏
のみの作品を発表するなんて、当時の音楽界では慣例を打ち破る暴挙だった事でしょう。
前人未到の領域に果敢に挑んでゆく姿勢こそがジェフ・ベックの評価を高いものにしているのです。

ジェフという人は対外的なポピュラリティなどはあまり考えない人なのに、結果、この作品の
ネーム・バリューたるやグローバル規模。
まだ学生だった頃、ギタリスト必聴アルバムということで購入したんですが、夏休みの一ヶ月間
毎日何十回と繰り返し聴いてましたよ。聴く人によってカラフルに受け止められるというのも
この作品の特徴。
僕の書き込みに何度か登場するT社長が経営する会社のスタッフたちも「はっちゃんにしては
爽やかな音楽だね」とか「はっちゃんにしては大人の音楽だね」とか、様々な反応があったので
凄く印象に残ってます。(僕に対するイメージは少々心外だったが)
実はこれこそが、この作品が持つ凄みなのかもしれません。 


JEFF BECK ★★★ (2012-06-29 20:08:57)

ZEPのジョンジーの発言だったかな。

「全てのギタリストは2つの種類に分けられる。ジェフ・ベックとジェフ・ベック以外にだ。」


SCORPIONS - Love at First Sting - Coming Home ★★★ (2012-06-29 19:47:36)

いわゆる「ジャーマン」ではない疾走チューン。
でもジャーマンという面白さ。
蠍団のスピード・ナンバーは大好きです。


SCORPIONS - Love at First Sting - Big City Nights ★★★ (2012-06-29 19:42:45)

ルドルフ!ルドルフ!ルドルフ!

ルドルフのギターソロ!!

魂のリズムギターだけじゃないんです。


SCORPIONS - Love at First Sting - Rock You Like a Hurricane ★★★ (2012-06-29 19:36:47)

サビ部分のリフに、よくこのメロディを乗っけたなぁ。
相乗効果でキャッチーこの上ない。
マティアスのソロパートもかつて無いスリルです。
そしてなんといってもクラウスの
「カモン カモン ベイベェェ~」がサイコーです。


THUNDERHEAD - Killing With Style ★★★ (2012-06-29 17:49:12)

これは激盤です!!

皆様のおっしゃるとおり、モーターヘッド直系のサウンドですね。しかし、バンドメンバーに
メルセデスの国の人がいるおかげで、整合感のあるモーターヘッドといった趣かな。
ラフなプレイが魅力のモーターヘッドに対してこちらはメンバー各々がタイトなプレイです。
Vo/gのテッド・ブレットとgのヘンリック・ウォルター。タイプは違うけど互角に渡り合う
インタープレイはかなりスリリング。どことなくJPのグレンとK.Kを思わせるバトルはすごい!
楽曲は、ほのかにキャッチーな面が見え隠れしながらも剛球一直線。疾走?イヤこれは爆走。
刀剣で例えると、ナイフとかじゃなくナタですよ。

そして絶対に語らなくてはならないテッドのヴォーカル。
Y&Tのデイヴ・メニケッティを彷彿させる野太いシャウトは大迫力です。これぞロック・シンガー!
パワー・バラード「MOVIN' ON」ではエモーション全開放で圧倒されます。
こんなすごい人が、今は音楽業界からリタイアしてるなんて…


  


THUNDERHEAD ★★★ (2012-06-29 16:27:44)


男汁がほとばしる無頼派ロック。

ホント、この人たち何故ブレイクしなかったのか不思議です。
ロックを聴き始めた当初から自分のリアルタイムのバンドより、ひたすら温故知新に走っていた
僕にとっては珍しくリアルタイムで期待していたバンドだったので、解散は悲しかったなぁ。

今、この手のサウンドを聴かせてくれるバンドは皆無に等しいし…
傑作「KILLING WITH STYLE」は今でも頻繁に聴いてます。


STEVEN ANDERSON ★★★ (2012-06-10 12:55:01)

↑全くもって KILLERQUEENさんのおっしゃるとおり。

スゴイ才能を持っているのに時代に翻弄されていなくなってしまった。
それではあまりに悲しいじゃないか。あまりに無情じゃないか。

STEVEN ANDERSON  僕は君が浮上してくるのを待っている。


STEVEN ANDERSON - Gipsy Power ★★★ (2012-06-10 12:44:48)

これ、なにげにスゴイ事になってますよ。

速弾きオリンピックも下火になった頃に発表されたインストの名作。
確かにテクニカルで手数は多い。しかし、表現したいサウンドのイメージを音符で追っていったら
こうなった…という印象を受けました。決して技術をひけらかしたいが為にやってる事じゃない。
高速パッセージもネオクラの連中とは違った切り口でアプローチしていて、非常に新鮮です。

極めつけに、曲がこの世のものとは思えないほど繊細で美しい。時折出てくるジプシー・スケール
が、この人のオリジナリティを形成している要素のひとつ。
シュラプネルの人たちとは明らかに違う方向を見据えていますよ、この人。

こういう作品は「隠れた名盤」になってはいけない。堂々と「名盤」として存在すべきだ。


TRIBE OF GYPSIES - Standing on the Shoulders of Giants - Angel ★★★ (2012-06-10 11:07:39)

イントロのハーモナイズ・ギターを聴いただけで
飛雄馬ばりの涙が頬をつたう。

この曲もそうだけど、「STANDING ON THE SHOULDERS OF GIANTS」アルバムは
ピンポイントで涙腺にくる楽曲が多い。一生涯お付き合いしたい作品だ。


TRIBE OF GYPSIES - Standing on the Shoulders of Giants - Parisienne Walkways ★★★ (2012-06-10 10:37:49)

言わずと知れた例のあの曲のカヴァー。

オリジナルはモチロン最高に素晴らしいけど、
このカヴァーも同様に素晴らしい。
後半の怒涛のようにラテンな展開へなだれ込むアレンジは圧巻!

これを聴いたフィル・ライノットのお母さんは涙を流して喜んだという。
けっこういろんな人がこの曲をカヴァーしてるけど、コレは究極!


TRIBE OF GYPSIES - Standing on the Shoulders of Giants - Rays of the Sun ★★★ (2012-06-10 10:25:55)

たまらん!!

胸をかきむしられるようだ。何かわからんけど色んなモンが込み上げてくる。
なにコレ?たまらん!!!

何故か泣きながら走りたくなる。たまらん!!
コレってなに?エモーション??

わあぁ だめだあぁー


TRIBE OF GYPSIES - Standing on the Shoulders of Giants - What Cha Want ★★★ (2012-06-10 10:16:04)

ギターのハモりがたまりません。

この人はゲイリー・ムーアなんかにも影響を受けているので
自然と起承転結がしっかりしたソロを弾きます。
決して行き当たりばったりのプレイをやらない人です。
無意識の構築感、素敵です。


TRIBE OF GYPSIES - Standing on the Shoulders of Giants - The Flower ★★★ (2012-06-10 10:07:44)

なんとなくサンタナの「BLACK MAGIC WOMAN」を思わせる。
ギターソロはそのオリジナルの作者、ピーター・グリーンを彷彿させる。
ロイ・Zのルーツというかインスパイアの元が解かる曲


TRIBE OF GYPSIES - Standing on the Shoulders of Giants - Admit It ★★★ (2012-06-10 09:59:57)

哀愁のラテン・ナンバー。

極論だけど、あのランバダに相通ずるものがある。
ベースラインに色気あり。


TRIBE OF GYPSIES - Tribe of Gypsies - We All Bleed Red ★★★ (2012-06-10 09:44:24)

俺たちの血は赤く燃えてるんだ!!

トライバル問題に逃げずに考えそして向き合おうとする戦うラテン人、ロイZ。
ある種、社会性とは無関係と思われるラテン・ミュージックだけど、ヒスパニックや
プエルトリカンはいつもこの問題にさらされている。

メッセージをグルーヴに溶かして主張するのはスマートなやり方だ。


TRIBE OF GYPSIES - Tribe of Gypsies - En Mi Barrio ★★★ (2012-06-10 09:24:30)

ウネりまくるラテン・グルーヴ!!
コンガ、ボンゴ、ティンバレス、グィロなんかのプリミティヴなパーカスが
どうしようもなく身体を揺らす。理屈じゃなく本能だよ、これ間違いなく。
シンプルこのうえないギターリフもグルーヴを生み出すのに貢献してます。
そして哀愁を孕む熱いギターソロ!!

ラテン民族だけじゃない。人種を超えて踊れ踊れー。


TRIBE OF GYPSIES - Tribe of Gypsies - Thinking of You ★★★ (2012-06-10 08:32:18)

エモーショナルとはこの曲のことを言うのです。
ロイ・Zが血涙を搾り出すかのように放つロング・トーンは
もはや感情そのもの。

皆さんがおっしゃるとおり泣ける。いや、泣いた。


TRIBE OF GYPSIES - Tribe of Gypsies - Mero Mero Mambo ★★★ (2012-06-10 08:25:43)

これまた濃厚なラテン・フレーヴァー。
途中でウリ・ジョン・ロートまんまのフレーズが出てきますが
それも含めて熱いです。
パーカスが横ノリを強制してくるので、迷わずノリましょう。


LED ZEPPELIN - Coda - Wearing and Tearing ★★★ (2012-06-10 01:54:51)

ボンゾの暴れ太鼓が炸裂するスピードチューン。
ガコンガコンとギアチェンジを繰り返して突っ走る。
尋常じゃないカタルシス。

ボンゾの足技は神の領域。


LED ZEPPELIN - Coda - Darlene ★★★ (2012-06-10 01:48:20)

歌の直前に入るジョーンジーのピアノがクール。
それにしてもペイジ先生のリフはカッコ良すぎでしょう。
後半突然ブギーになるアレンジも素晴らしい


LED ZEPPELIN - Coda - We're Gonna Groove ★★★ (2012-06-10 01:43:34)

ジミヘンご愛用のEのヴードゥー・コードが
最高にハマッてます。こりゃ強力だ。


LED ZEPPELIN - Coda - Poor Tom ★★★ (2012-06-10 01:38:25)

イントロがボンゾのへヴィなドラムだから
当然へヴィなリフが登場するかと思いきや
先生お得意のアコギのアルペジオが終始
鳴り止まない不思議なナンバー。


LED ZEPPELIN - Coda - Walter's Walk ★★★ (2012-06-10 01:34:11)

ハイエナジーR&R。
ペイジ先生のリフも破壊力抜群。
それにしても超人的なリズム隊だなぁ。


LED ZEPPELIN - Coda - Ozone Baby ★★★ (2012-06-10 01:29:17)

この曲に対する書き込みがこんなに少ないって事は
みんな「CODA」聴いてないんだな。

「In through ~」のアウトテイクだというのに
この曲は1stもしくは2ndに収録されていても
おかしくないと思われるんだが。


BERNIE MARSDEN'S ALASKA - Heart of the Storm ★★★ (2012-06-10 00:29:07)

何故バンド名がアラスカなのか?

ホワイト・スネイクではプレイのみならずコンポーズ面でもバンドに貢献していたバーニー。
新バンドALASKAではかつて手を出したことの無い音楽性にチャレンジしてみたかったようです。

アルバム全編を覆うシンセサイザーのサウンドは、あえて言うならジャーニーとかエイジアの
路線を狙ったような気がします。コレを前提として聴くとナルホド納得のサウンド。
楽曲の出来もバーニーのポップサイドが充分発揮されていて非常にとっつきやすい。

タイトル曲の「HEART OF THE STORM」は濃厚なブリティッシュ臭が漂う佳曲でバーニーの
ギターもブルージーに唸ってますが、彼のトーンとシンセの相性はけっして良くはないです。
しかしブリティッシュ・ブルースと係わりの深い彼がよくこの方向で行こうと決断したなぁ。
レコード会社が猛烈にプッシュしていれば売れてたよこのバンド。
これは言っちゃいけないけど、MTV向きのルックスじゃないことが災いしたのかもね。

あ、僕は好きですよ、このバンド。


BERNIE MARSDEN'S ALASKA ★★ (2012-06-09 23:52:51)

ホワイトスネイク脱退後、いくつかのプロジェクトを経てバーニー・マースデンが
立ち上げたリーダー・バンド。

割とキーボードが前面に出たハードポップもどきのような音楽性で、彼のギターが好きだった僕は
アルバムでのギター度の低さがちょっと残念でした。
時代はLAメタルの台頭と、第二次ブリティッシュ・インヴェイジョンの波が押し寄せていた時期。
バーニーはこの二者択一に答えを出さず、両者の美味しい部分を頂こうと思ったかどうかは
知らないが、まさにロックとポップの中庸を行くハンパなサウンドを完成させてしまいました。

とは言うものの、僕はこの音楽性わりとイケるクチなのです。


SILVER SUN - ‘b' is for Silver Sun ★★★ (2012-06-09 18:43:06)

トテモ オモシロイデス コレ。

と何故か片言の日本語になってしまうのには訳があるのです。
シングルのカップリングナンバー(いわゆるB面)を寄せ集めたのが本作なんですが、
勢いよく始まるの1曲目のタイトルは「TOKYO・E・I・KI・TA・I」。
過去を掘り返すと「SAMURAI」「NINJA」「OHAYO TOKYO」「TOKYO ROAD」などなどの
失笑タイトルチューンが存在しますが、「TOKYO・E・I・KI・TA・I」ほど欲望、願望を綴った
楽曲は無いのでは。
♪オゲンキデシタカ♪とか
♪ユメガジツゲンシマスカ♪やら
挙句の果てに
♪モイチド ヤリナオセナイ♪ と
全編日本語で歌われた日にゃぁ、苦笑するしかあるまい。

が、歌詞はさておき楽曲自体は弾けるパワーポップ。しかも英国産だから少々ねじれてる。
ギターサウンドは60年代末期を思わせるキタナイ感じで素敵です。

この1曲を除いて全て母国語である英語で歌ってるんでチョットアンシンシマシタ。


AMERICA - Your Move - Border ★★★ (2012-06-09 16:47:42)

日本の歌謡曲的というかニューミュージック的というか。
とにかく分かりやすくて哀愁もある。
典型的なラス・バラード作品。


JOHN MAYALL - Blues Breakers With Eric Clapton ★★★ (2012-06-09 16:29:59)

ここで聴けるクラプトンのトーンは絶品です。

今ではストラトキャスターを愛器とするクラプトンですが、この頃はレス・ポールとマーシャル
という王道のセット。
そうです。今や、わざわざ語られることも無いロックの基本中の基本サウンドであるこの
マッチングは、クラプトンが発見し世間に知らしめたのです。
60年代はアンプの歪みは恥とされていて、そこにきてこのサウンドですからね。
暴挙といえば暴挙ですが、若きクラプトンに心から惜しみない拍手を送りたいです。

彼が3大キングの1人であるフレディ・キングを師と仰いでいるのは有名な話ですが、
そのフレディの使用ギターがレス・ポールであった事からクラプトンもレス・ポールを入手した
ようです。その選択が偶然にもロックを形成する重要なファクターになろうとは
当の本人も考えてなかったでしょうね。

とりわけ御大フレディのカヴァー「HIDEAWAY」がクラクラするほどイカシてます。
そしてゲイリー・ムーアもカヴァーしたオーティス・ラッシュの「ALL YOUR LOVE」。
本作のハイライトはこの曲です。
しかしなんという挑発的なトーン!コレ、ノン・エフェクトのアンプ直結ですよ!!
多くのギタリストが歪みの理想系だと語るこの音、ジャキッとエッジが立っていながらも
ふくよかで粘りもキレもある。俺もレス・ポールとマーシャル使ってるけどこんな音出せねーよ!

ギタリストなら必ず聴かなければならないアルバムだと本気で思います。
ブルースに興味がなくてもサウンドを聴くだけで衝撃を受けること間違いなし。


THE IRON MAIDENS - Route 666 ★★★ (2012-06-09 12:16:01)

意外と言ったら失礼に当たるが、演奏は上手い。
それもそのはず。ドラムはあのテクニカル女子メタルバンドPHANNTOM BLUEのメンバーなのだ。
安定したパフォーマンスは相当ライヴをこなしてきたであろう事を窺わせる。

トリビュートバンドの宿命である本家との比較。
賛否はあると思うが、この類のバンドは音源よりライヴを楽しむのが正しいのではないだろうか。

という訳でライヴDVDがセットになってるこの作品、CD本体より楽しめてしまう。
しかもDVDの方が曲数が多いというヴァリュー感。「The Trooper」ではブルースよろしく
ユニオンジャックを翻す姿にオーディエンスも盛り上がる。
これだ!トリビュートバンドの正しい楽しみ方は。

ケチをつけようと思えばいくらでもつけられる。が、それは無粋というものだ。


THE IRON MAIDENS ★★★ (2012-06-09 11:21:27)

本家IRON MAIDEN公認のトリビュートバンド。

メンバー全員が女性であるこのバンド、メイデンの曲をトリビュートするのが至上の命題らしい。
ライヴパフォーマンスに至っては情熱をもって真摯に取り組んでいる様子。
しかしロゴ・マークやアートワーク、マーチャンダイズなどは愛ゆえのパロディが微笑ましい。
なんたって本家のエディに対するエドワイナという邪悪な女子キャラが笑える。

本家メイデン同様、メンバーチェンジも激しいようだが、末永く活動してもらいたいものだ。


JUDAS PRIEST - Killing Machine (Hell Bent for Leather) - Running Wild ★★★ (2012-06-09 10:37:40)

彼らの楽曲に頻繁に登場するシンプルなリフ。
この曲もホントに効果的に使われていますね。誰かがやってそうでやってない。
単純なリフの方が複雑なものよりツボに入るのです。


JUDAS PRIEST - Killing Machine (Hell Bent for Leather) - Before the Dawn ★★★ (2012-06-09 10:30:12)

朝日が昇る前、世界のどこかで様々なドラマが生まれ、終わる…

そんな想いを抱かせるおセンチなナンバー。


JUDAS PRIEST - Defenders of the Faith - Rock Hard Ride Free ★★★ (2012-06-09 10:06:06)

大英帝国の翳り、誇り、美学、ドラマ、諸々すべてが詰まった濃厚なナンバー。
ギターチームの天晴れな仕事っぷりに頭の下がる思いです。
疾走するよりも、このテンポだからこそ逆に凄みを感じるね。


JUDAS PRIEST - Defenders of the Faith - Jawbreaker ★★★ (2012-06-09 09:50:28)

このテンポでダウン・ピッキングをキープし続けるのは相当ツラいはずだ。
オルタネイトで弾く事も可能だが、そうするとニュアンスが変わってしまい
猛進する感じは演出しにくい。ビシビシと気合いを感じます。


JUDAS PRIEST - Defenders of the Faith - The Sentinel ★★★ (2012-06-09 07:37:31)


憂いを湛えるコード進行、劇的な展開に俺のコスモが燃え上がりそうだ。


JUDAS PRIEST - Screaming for Vengeance - Devil's Child ★★★ (2012-06-09 07:23:53)

どこかAC/DCを彷彿させますね。

ミドル・テンポでシンプルなリフがグルーヴを牽引する。
こういうのにアメリカ人は滅法弱いのです。


JUDAS PRIEST - Screaming for Vengeance - Pain and Pleasure ★★★ (2012-06-09 07:18:32)

あれれ、低評価だ。

個人的にはギターサウンドがスゴイと思うんだけどなあ。
激烈なディストーションって割と作りやすいんだけど、この曲で聴ける深いトーンは
デリケートに作らないと出せない類のものだよ。


JUDAS PRIEST - Screaming for Vengeance - Screaming for Vengeance ★★★ (2012-06-09 07:09:43)

声帯も裂けよ!と言わんばかりの圧巻のスクリーム!まさに「SCREAMING FOR VENGEANCE」。
ギターチームの美しすぎるハーモニー・リードも絶品。


JUDAS PRIEST - Screaming for Vengeance - Electric Eye ★★★ (2012-06-09 07:02:56)

このトリハダがブワーッて感じ。
変なアドレナリンが出る感じ。

これらが「PAINKILLER」に足りないんだよね。


SCORPIONS - Eye II Eye ★★ (2012-06-09 04:31:04)

【僕が蠍団に求めるもの】

①ルディの豪快で切れ味鋭いリフ
②ルディ作曲のキャッチーなHMナンバー
③マティアスの楽曲の魅力を増幅させるオブリガード
④クラウスのハイテンション・ヴォーカル

【僕が蠍団に不要だと思うもの】

①クラウスおよび外部ライター作曲のナンバー
②一作品につき複数のバラード
③シブ過ぎるバッキングギター
④過剰なテクノロジー導入


思いっきりの主観で恐縮だが、上に挙げた項目は「CRAZY WORLD」発表以降、常々自分の中で
自問自答し、何度も何度も自分に確認し続けてきた。
僕が蠍団に不要だと思っている全ての要素が、この作品には詰まっている。
リリース直後、即購入したはいいが数回聴いたのちこのアルバムがトレイに乗る事は無かった。
正直、蠍団は終わったとさえ思った。そして心の中で邦題を命名した。「失敗の蠍団」と。

先日、ふと本作を聴き直してみた所、否定すべき失敗作などではなく当時の彼らに相応な作品だと
思い至った。
老練の味わいとでも言うのか、これもやはりスコーピオンズなのだ。そう感じた要素のひとつに
メロディの質がある。演奏を取っ払いコード進行とメロディに特化した耳で聴くと
紛れも無い彼らのカラーが浮き彫りになる。僕が蠍団に求める要素は著しく減じたが、彼らの
本質は実は変わってはいなかったのだ。

バンドは変化してゆく。それは悪い事ではない。それを認めることが出来なかった僕は、
まだまだベイビーなのだろう。そして心の中で邦題を訂正した。「達観の蠍団」と。


筋肉少女帯 - 新人 - ヘドバン発電所 ★★★ (2012-06-08 22:01:06)

スゴイ発想力 狂気の妄想力
オーケンの真骨頂が炸裂するスピードチューン。

振れよ 振れよ 頭を

ヘッド・バンギングのエナジーで

灯せ 灯せ 明かりを

役に立つんだ


ちょっと思いつかないストーリーの歌詞ですね。ヘドバン発電で送られた電気の灯りで
少女は本を読むことが出来る。しかし少女の読んでるその本は独裁政治、歴史改ざん主義、
悪魔崇拝主義を啓蒙する禁断の書物。かくして支配者誕生となる物語。
コミカルだけど実は恐ろしいお話。


筋肉少女帯 - エリーゼのために - ソウルコックリさん ★★★ (2012-06-08 21:36:46)

コックリさんにきかねぇと俺は何にもわかんねぇんだああぁっっ!!

出だしからスゴイ事になってますがJBばりのファンクチューンです。
多分、橘高はこういう曲にソロを乗せるのが苦手なんじゃないかな。


筋肉少女帯 - レティクル座妄想 - 蜘蛛の糸 ★★★ (2012-06-08 21:27:38)

「負」のオーラ全開。
間違ったカタチの選民意識が聴いていて切ない。

♪気のせいさ 眠れよ♪

眠れねぇっつーの。


筋肉少女帯 - サンフランシスコ - タチムカウ-狂い咲く人間の証明- ★★★ (2012-06-08 21:21:33)

秋元康とかには絶対に書けない歌詞です。
「ロック歌詞アワード」とかがあったなら間違いなく大賞受賞ですね。


筋肉少女帯 - シーズン2 - 世界中のラブソングが君を ★★★ (2012-06-08 21:07:32)

不惑をとうに過ぎているのに泣いてしまった(実話)
優しくて切なくて誠実な言葉に涙が止まりませんがな。
オーケンのネガティヴ・オーラは微塵もありません。

素敵なラヴソングです。


GIRLSCHOOL - Hit and Run - Kick It Down ★★★ (2012-06-08 17:49:18)

リズムギターのキムのヴォーカル・ナンバー。
彼女の声、ケリーとエニッドより若干ドスが利いてるんだよね。
ケリーのエモーション全開ソロが素晴らしい。


GIRLSCHOOL - Hit and Run - (I'm Your) Victim ★★★ (2012-06-08 17:39:37)

ワン、ツー、スリー、フォーのカウントで始まる爆走ナンバー。
豪快なリフはかなりの気持ちよさ。
ギターソロ前の「allright!!」が乱暴で素敵です。


GIRLSCHOOL - Hit and Run - Yeah Right ★★★ (2012-06-08 17:31:19)

いつもガミガミうるさい親に対して逆ギレナンバー。
「ハイハイ、わかったから。わかってるってば!!」のフレーズ、10代の頃共感してたなぁ。
ちょっぴり哀愁も漂ういい曲です。


GIRLSCHOOL - Hit and Run - C'mon Let's Go ★★★ (2012-06-08 17:13:47)

デニスのドコドコ2バスが大爆走!!
女性ながら、この人のリズムキープ力は男も顔負けです。
荒々しいハードR&Rは文句なしにカッコいい。


IRON MAIDEN ★★★ (2012-06-08 16:18:55)

突然思い出した。

今から25年以上前の高校生だった頃の話、僕はメイデンのカンペンケースを毎日学校で使っていた。
黒地に「PIECE OF MIND」のアートワークが施された魅力的なアイテムだ。
シンコー・ミュージックのグループ会社BLACKの通販でゲットしたのだ。
隣の席に座るポニーテール女子のユウちゃんは、誇らしく描かれたエディを一瞥して言った。

「気持ちわるーい」

僕はユウちゃんの左肩に思いっきりグーパンを喰らわせてやった。


JUDAS PRIEST - Killing Machine (Hell Bent for Leather) - Delivering the Goods ★★★ (2012-06-08 15:58:50)

クールでハードボイルド。
今の彼らにこんな曲があってもいいのに。
まったく古さを感じない。


JUDAS PRIEST - Stained Class - Exciter ★★★ (2012-06-08 15:52:13)

ヤバいヤバい!
極めつけのギターのハモりソロで昇天しそうです。


JUDAS PRIEST - Screaming for Vengeance - (Take These) Chains ★★★ (2012-06-08 15:46:15)

ギターがザッザッザッザッって8分を刻んでるのってロックの魅力に満ち満ちてますね。
キャッチーなサビも印象的。バーミンガム訛りもまたイイ感じ。


JUDAS PRIEST - Screaming for Vengeance - You've Got Another Thing Comin' ★★★ (2012-06-08 15:39:19)

僕も小林克也のベストヒットUSAで紹介されるのをオン・タイムで見てました。
無条件で身体が動き出すグルーヴは病みつきになりますね。
USフェスティヴァルでのパフォーマンスはトリハダもんのカッコよさでしたよ。


JUDAS PRIEST - Screaming for Vengeance - Riding on the Wind ★★★ (2012-06-08 15:33:48)

なんといってもK.Kとグレンのソロ・バトルが素晴らしい!
そしてイントロのドラム。デイヴのベスト・バウト決定。
ストロングなリフはメタル汁が溢れ返っているようですよ。
ハンパないカタルシス。


JUDAS PRIEST - Rocka Rolla ★★★ (2012-06-08 15:04:14)

ある意味、「踏み絵」のような性格を持った作品。

上のいくつかの意見に散見できるように、音質面、曲の構造など若いメタラーにとっては、とても
楽しみ難い作品なのでしょう。無理やり褒めるべき部分を見つけ出すより正直な意見だと思います。
僕がこの作品を購入したのは「DEFENDERS OF THE FAITH」リリース前。この時でさえ
入り込むには時間がかかったように記憶してます。なので「PAINKILLER」以降からのファンは
これを聴くのはぶっちゃけツライでしょう。

たとえば、同じく74年発表のUFOの作品「PHENOMENON」やTHIN LIZZYの「NIGHT LIFE」といった
再デビュー組の作品と一緒に聴くと観点が変わり、すごく楽しめます。
楽曲うんぬんよりサウンド・テクスチャーが駄目という人には何も言いませんが。

ただ、本作はバンドが何を見据えて何処に向かおうとしているのか暗中模索、五里霧中の状態。
そういった「迷い」を汲み取るのも味わい深い楽しみ方ではありますね。
個人的にベスト・チューンと言われると中々厳しいものがありますが、あえて挙げるなら
タイトルトラック「ROCKA ROLLA」かな。耳に残るGソロのフレーズとキャッチ-なサビメロが
印象的なので。

一言でこのアルバムを表すのならば「どんより」。

…いや、かなり好きな作品なんですけどね。


JUDAS PRIEST ★★★ (2012-06-08 14:02:13)

ギターの話を。

「SCREAMING FOR VENGEANCE」~「DEFENDERS OF THE FAITH」の時期にK.Kが使っていた
HAMERというメーカーのフライングVタイプ、あれはカッコ良かったなあ。
伝統的なギブソンのフライングVのように見えて細部はK.Kのこだわりが満載の戦闘仕様。
その名も「VECTOR K.K」!
「TURBO」以降は、あの初心者マークみたいなVタイプの使用頻度が高くなっていくんだけど
個人的に、フォルム的には「VECTOR K.K」が好きだなあ。

思うにフライングVって弾く人を選ぶギターだと思います。(プレイじゃなく抱えた時の佇まいね)
シェンカー兄弟は言うに及ばず、ランディ・ローズ、ウルフ&ヨルグetc
勿論K.KもフライングVに選ばれた栄誉あるギタリストでしたね。

赤いストラトも似合っていたけど、やっぱりK.KといえばフライングVなんだよね。


IRON MAIDEN - Powerslave ★★★ (2012-05-27 22:23:54)

あの…皆様が不愉快になるかもしれない発言を。

僕にとって「ACES HIGH」も「2 MINUTES TO MIDNIGHT」もどうでもよくて、本作の聴き所は
タイトルチューンである「POWERSLAVE」なのです。中近東のスケールを使ったメイン・リフは
怪しさ抜群でドえらい破壊力。メイデンの楽曲の中でもこういう構造のリフは特異なタイプだし、
ズンズク刻むバッキングと歌メロとの絡みがなんとも70年代をかんじさせます。
大作のイメージがありますが、僕はあっという間に聴き終えてしまいますね。

そして本物の大作「RIME OF THE ANCIENT MARINER」は圧倒的な構成力で僕の耳を捉えて
離してくれません。中間部の緊張感みなぎるパートから怒涛のシャッフル・パートに移行する
瞬間は何度聴いてもトリハダもの。プログレ・マニアのスティーヴ渾身のナンバーです。

前述の暴言も、あの2曲が素晴らしい曲だということを踏まえたうえでの発言なので、
笑って流してくださいな。


EUROPE - The Final Countdown ★★★ (2012-05-27 17:08:51)

思うに、ギターサウンドを前面に押し出していれば相当にいい作品になっていた気がします。

ポップだとかソフトだとか言われる理由は、専任キーボード奏者として加入したミック・ミカエリの
シンセサウンドにあると思います。これをミックスで大フィーチャー。
かつてMEGADEATHのデイヴ・ムスティンの名言に「キーボードの存在はサウンドを多様化させて
ロックらしさを失ってしまう」という確信を突いたものがあったのですが、本作はまさにこの発言に
当てはまってしまいました。

楽曲の構造的には意図的にポップにしようという計算は無いように思います。
HR然とした曲と気高い雰囲気は減少したものの、いつものテンペスト節。ジョン・ノーラムも
トラック・ダウンがあがってきた時には愕然としたって言ってたから、おそらく録りの段階では
こんな事になるとは思ってなかったでしょうね。
げに恐ろしきはミキシング・ワーク。

北欧メタルのサウンド・イメージ。それはやはりジョン・ノーラムのフレージング、音の選び方
から来てるんだと、あらためて確認できました。ギター・サウンドは絶滅寸前ながらも
このアルバムでもギリギリ北欧らしさを放っていたのは唯一ジョンただ一人。
次作からは国籍がまったく分からないサウンドになってしまったことが、それを証明しているのでは
ないでしょうか。

個人的にですが、この作品 彼らの代表作ではあっても最高傑作ではありません。


CHEAP TRICK - Cheap Trick ★★★ (2012-05-27 15:51:59)

この時点ではまだまだポップさよりも荒々しいロックっぽさの方が前面に出ているような感じです。

皆さんの意見同様に「Hot Love」のパンキッシュなサウンドは無条件でカッコイイ。
事実あまり情報の多くなかった1st発表時にはパンクバンドとして紹介するメディアもあったとか。
後の「DREAM POLICE」では彼ら流のポップを極めるのですが、本作で聴くことのできる楽曲は
普遍的なロックの魅力に満ち溢れています。
各パートのプレイもライヴ叩き上げらしくラフでありながらも非常にタイト。
とりわけトム・ピーターソンの8弦ベースは強力ですよ。

戦略なのか天然なのかちょっと判断のつきかねるメンバーのキャラ。ここまで個性的なのは
なかなか無いでしょう。王子様ロビン、ワイルド・ガイのトム、アメリカンおやじバーニーそして
バンドの頭脳、奇天烈リック。ここまでロックバンドとして正しくないルックスは刷り込み効果を
狙ったものなのでしょうか?リックに聞いてみたい気がします。


ALCATRAZZ - Dangerous Games ★★★ (2012-05-27 15:14:11)

これはこれで悪くはないかも。

「ギターヒーローなんかと組むもんか!」とばかりにイキナリ地味なギタリストを加入させた
ボネットさん。しかしこれが結構いいんです。
ダニー・ジョンソンという男、技巧を炸裂させた派手なギター・ワークではなく堅実なバッキング
そしてコンポーズ能力を買われての大抜擢と思われます。
事実、タイトルチューン「DANGEROUS GAMES」はハードポップとして優れた逸品。
1st、2ndとは違い作品自体もHM的な要素は皆無。まぁ1st、2ndも音楽性は全く別物だったけどね。

あ、あと大発見がひとつ。
それはコーラスワーク。みなさん、過去のアルバムではイングヴェイ、ヴァイそしてグラハム本人の
パートしか聴いてないでしょ?多分8割以上のリスナーがそうだと思います。僕も含めて。
そりゃあそうですよね、こんだけ濃いパーソナリティを持った人達だもの、当然でしょう。
グラハムの過去の作品を聴いてみても、コーラスというよりは主旋律の3度上に自らハモりをかぶせた
ものばかりで、コーラスと呼ぶにはちょっと違う。
しかし、本作ではバンドメンバーによる3声の王道コーラスがフィーチャーされているのです。
これが意外なほどハマっているのです。嬉しい驚きでした。

でも、やはりと言うかこの路線はHMファンはおろか一般のロック・ポップス枠でもマジョリティを
得ることは叶いませんでした。
スーパー・ギタリストととの対決という図式のもとでは圧倒的な力を発揮するグラハム。
テクニシャンを排除した本作を世に問うた事こそがまさに「DANGEROUS GAMES」だったんですね。
「デ・デ・デ・デンジャラス♪」(涙)


BLUE OYSTER CULT - Blue Öyster Cult ★★★ (2012-05-27 14:12:02)

HEAVY METALの冠が付いてはいるけど、サバスとは違う切り口で恐怖感を提示してみせたBOC。

現代のHMの感覚で聴くと違和感があるだろうけど、サウンド・テクスチャー、ディテイル各々の
雰囲気を聴いていると今どきのへヴィなバンドより重たく感じる事があります。
コレ、同じくBOCの出身地ニューヨークから現れたN.Yパンクの一連のバンドを聴いていても
同様の重さを感じる事がありますね。
サウンド・プロダクション的な事ではなく、どの音符を選ぶか そのセンスはかなり重要ではないかと
思います。

この1stでもそのセンスは遺憾なく発揮されています。一聴しただけで冷たい質感と同時に鉛を
飲み込んだかのような重さが感じられます。不安感を煽る音のチョイスは見事。
叙情メロディが素晴らしい「THEN CAME THE LAST DAYS OF MAY」はアメリカン・ニュー・シネマ
のような歌詞世界と鬱なアンサンブルが絶妙です。
かと思えば、「STAIRWAY TO THE STARS」のようにキャッチーな曲もあったりしてデビューの
時点でいわゆるBOCをBOC足らしめる主要項目は出揃ってますね。
しかも本作を含む初期の作品は攻撃的なリフの頻度も高く、この時代しか認めないというファンも
多数存在します。彼らの魅力はそれだけじゃないんだけどなぁ。


PHANTOM - Cyberchrist ★★★ (2012-05-27 12:45:18)

予備知識ゼロ。しばらく治まっていたジャケ買い欲を発動。

ある日、中古盤屋で偶然このアルバムを発見。
時代が時代だとしても、このジャケットはナイだろ~。ロボコップみたいな邪悪っぽいケダモノが
コブシを固めてポージング。おまけにそのコブシにはPHANTOMの頭文字「P」が刻印されている!
ゴリライモのTシャツに「ゴ」って書いてあるのと同じ発想にたまらず吹き出す。
しかもタイトルが「CYBERCHRIST」だ。サイバーなキリストだ。
あからさまにC級メタル臭がプンプンだ。こりゃ買うしかねぇッ!そしておおいに笑ってやろう。

帰宅後、さっそくディスクをトレイにセット。さあ、聴かせてくれ その珍なるメタルを!

1曲目から、どうも予想していた音とは違いなかなかカッコイイ。2曲目3曲目と聴き進めるうちに
「あ、え?ちょ、なにコレ?すンげーカッコよくね?」ヤバい。トリハダ止まらん。

↑上の皆様のおっしゃるとおり。パワーメタルを主軸に据えた本格的な正統派HMバンドです。
ニューヨークのバンドなので、欧州のメロスピのような過剰な情緒感やパターン化された展開、
先が見えてしまうメロディといった要素は皆無。しかしクールなメロディラインは硬派の魅力満載。
しかも、楽曲のリズムも疾走に頼らず3連やドッシリと腰を据えたミドルテンポなど多彩。
おおむね疾走というよりは「爆走」といったナンバーがなんといっても素晴らしい。

ギタープレイもネオクラ系、メロスピ系に顕著なスウィープ・ピッキングなんて負け犬プレイは
せずにオルタネイト・ピッキングでかなりの高速ラインをブリブリと弾き倒す潔さ。漢です。
ヴォーカルも迫力あるミドル・レンジ、突き刺さるようなハイトーンで聴かせてくれます。
しかも先細りしないしっかりとした芯を持ち合わせているよう。

ホントに予想を裏切られた。こんなカッコイイやつらだったとは…
僕はジャケ買いという究極のギャンブルに勝った。勝ったのですッ!!


FISHBONE - Give a Monkey a Brain and He'll Swear He's the Center of the Universe ★★★ (2012-05-04 23:41:08)

初期に比べると陽気さが減ってます。

「Black Flowers」1曲だけ聴くと、スカパンクをやるバンドだとは思わないでしょうね。
この曲だけがアルバム中で異彩を放っております。へヴィなスロー・チューンなんだけど
ドゥーム方向ではなく強いて言うならバラードに近い感じ。これがやたらと響くんですよ。
時代を感じさせるメロトロンのイントロが印象的ですがHR的なギターも随所で活躍。

「End The Reign」ではモダンなへヴィ・ロックをやっております。METALLICA崩れみたいな。
でも、思いっきり前に出たギターサウンドは相当気持ちイイ。
まあ、メタル耳で聴いてしまうとヴォーカルがどうしても気になってはくるんだけども。

他はファンク、レゲエ、スカといったこのサイトでは皆様の興味の対象外の音楽性なので…
僕は、この人たち結構好きなんですけどねぇ。


FISHBONE ★★★ (2012-05-04 23:03:32)

BAD BRAINSが登録されているというのに、このFISHBONEはこの度、初登録(!)

レッチリがブレイク寸前の時にミクスチャーが持て囃された時期がありました。
当時はミクスチャーって呼称は無くて、クロスオーバーって呼ばれてたんだよなぁ。

黒人バンドだからか、陽気なノリだからなのか分からないけど、どうやらメタルヘッドには
響かないようですね。


V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS - Bat Head Soup (2012-05-04 04:36:21)

イングヴェイ この男にだけは「MR.CROWLEY」を弾いてほしくなかった。
予想通りランディへの敬意も愛も感じられない無意味な音の垂れ流し。
我ここにあり!とばかりに弾きまくる彼には「だから、このアルバムの趣旨!」と言ってやりたい。
怒りを通り越してものすごく悲しくなった。

本作はオジーへのトリビュート作品ではあるが取り上げられた楽曲に漏れなくカネのにおいがする。
とても誠実さがあるとは思えない。(一連のトリビュート・アルバムすべてに共通するが)
そもそもトリビュートの本来の目的として製作されたのは本人オジーの「TRIBUTE」のみだろう。

この作品を聴くのであれば、ウルフ・ホフマンが音頭をとって製作されたランディへの
トリビュート作品の方が人選も含め真摯に受け止められる。

この本末転倒な喜劇を天国のランディはどう思っているやら。


ATOMIC ROOSTER - Death Walks Behind You ★★★ (2012-05-04 03:28:13)

これは重たいぞ。

ギターがアンサンブルに加わったというのがポイント。緊張感が大幅増量です。
コレまさに今現代にリリースされたとしても全く遜色がないんじゃないかなあ。ウケると思う。
TOOLなんかの後に聴いても全然違和感無しです。僕的に。

ダークで不穏なオーラの中に、時折ハッとするような美旋律が飛び出してきたり
ちょっとだけファンキーだったりするんだけど、アルバム自体を貫くのは圧倒的な重さ。
作品全曲聴き終わった後にはなかなかの疲労感が。

温故知新 こういうバンドを聴くのも面白いと思いますよ。


BLACK WIDOW - Sacrifice ★★★ (2012-05-04 02:49:37)

なにこれ…怖い

サバスの1stは確かに怖かったけど、アレは言ってみればよく練りあげられた恐怖。
SEやアイオミ先生の音の選び方が恐怖を演出していたと思います。

しかしこのBLACK WIDOW、なんか天然のような気がする。
パフォーマンスでブラック・マジックを展開していたと言うけれど、フツーに至って真面目に
取り組んでいたに違いない なんて錯覚させるほどの逸材です。
サウンド的には1、2度聴いただけではよく分からないのですが、元祖ミクスチャーというか
プログレというか、でもあまりロックっぽくないというか…まあ、ぶっちゃけ奇天烈です。

冒頭に書いた「怖い」の理由は、ドラッグじゃなく毒電波を受信しているかのような
アルバム全体の雰囲気なのです。


IRON BUTTERFLY - In-A-Gadda-Da-Vida ★★ (2012-05-04 02:14:14)

ZEPのデビュー・イヤーに同じくデビューした彼ら。

モチロンお薬の処方があったことでしょう。タイトル曲なんかは、
おおっぴらにドーピングしてますよ。
このマッドというかルナティックというか要はキチ●イっぽい感じ、嫌いじゃないです。

なんかヴァニラファッジやドアーズとは発想の違うオルガンのアプローチが怖いなあ。
決してドゥーミーではないんだけど雰囲気が重苦しい感じ。ちょっと米国産バンドにしては
珍しいサウンドですね。

因みに彼らのバンド名、LED ZEPPELINと同じ発想。どちらが先なのかは知らないけど。


CREAM - Fresh Cream ★★★ (2012-05-04 01:46:42)

忘れもしない19歳の夏、お付き合いしていた娘の実家に遊びに行った時のこと。

彼女から聞いたのだろう。僕がギターを弾くってことを。
随分と若い感じの彼女の父上が「コレを聴け」と言うなり唐突にターンテーブルを操作し始めた。
スピーカーから放たれたのは、まさにこのアルバム。
父上は「クリームだ」とぶっきらぼうにおっしゃったが、当時の僕はギター・オリンピックに参戦
したいと本気で願う大ウツケだったので「はぁ、いいですね」などと適当な相槌を打っておいた。
これがいけなかった。
延々2時間、父上のクリーム論が展開されることと相成ったのだ。
この事がキッカケで、僕は社会人デビューするまでクリームを拒絶していた。

今となっては父上が正しかったことを認めざるを得ない。
同時代の一連のバンド群と比較すると圧倒的にクリエイテイヴな仕事だ。
ブルージーではあるが、それ以上に「時代を変えてやるぜ」的なエネルギーに満ち満ちている。
まさしくイヌスケさんのおっしゃるようなキマッちゃってる感もテンコ盛りだ。
それとは正反対のポップス的な面もある。

本作を一言で表すならば「静かなる混沌」 だと僕は思う。


THE JAM - The Gift ★★★ (2012-05-02 06:31:12)

ラスト・アルバム。

アップ・テンポでビートの効いた典型的なJAMサウンドはココには無い。
後のThe Style Councilへの布石ともいえるブラック・ミュージックからの影響が本作の正体。
しかも、それはコテコテのソウルやR&Bではなく、白人に擦り寄った音楽性がレーベル・カラーの
『タムラ/モータウン』の影響だったりする。

まあ、彼らがネオ・モッズの旗頭でもある事を踏まえると別に驚くような事ではないのだが、
最後の最後に最高の手札を切ってきた事にまず拍手。

前述したモータウンってのは、ダイアナ・ロスやジャクソン5、スティーヴィー・ワンダー等、
ブラコン・チャートのみならず白人チャートでも受け入れられた大物を輩出したレーベルだからして
当然英国人にも受けるワケです。

ロンドン・パンクの中でもTHE CLASHやTHE POLICEがレゲエやワールドミュージックに接近して
みたり、このTHE JAMも然りなんだけど
今時のUSメロディック・パンクがパンクというワードに縛られて窮屈そうなロックをやっているのに
対し、上に挙げたバンドの自由度の高さは瞠目に価する。

何かと縛りやルールが多く自由度の低いHM/HRも彼らのスタンスに倣ってみてはどうだろう。


SASS JORDAN ★★★ (2012-05-02 05:18:48)

おお!アルバム発表してたんだ!?知らなかった。

ジェフ・ベックのアルバム「FLASH」に1曲だけ参加してたからセッション・シンガーだと
思ってました。彼女の声、ディストーションの効いたロック・ヴォイスで結構好きなのです。


人間椅子 - 桜の森の満開の下 ★★★ (2012-05-01 23:56:11)

むぅ…評価が低いぞ

僕はかなりこの作品が好きなのですが。’70sHRの美味しい部分を昇華させた聴き応えのある
作品ですよ。
彼ららしい馬鹿ばかしさ炸裂の「相撲の歌」のラストで過去の横綱「輪嶋」にかけた「和嶋」で
大爆笑です。(若いメタラーには分かんなかったか)
椅子のファンならばこういう『おとぼけソング』は彼らの様式美のひとつだという事は
理解していると思うんだけども。

ほかにもストレートなHR「遺言状放送」は文句なしにカッコいいし、
これぞ人間椅子な「夜叉ヶ池」は和テイストをベースにしたプログレッシヴなHR。
しかし、僕の好きなのは「心の火事」「憂鬱時代」のような椅子の楽曲中では
比較的シブいナンバー。

このアルバム、決して駄作ではないしファンなら避けては通れないと思われ。


GIRLSCHOOL - Screaming Blue Murder ★★★ (2012-05-01 20:01:18)

メンバーチェンジ発生。

Ba/Voのエニッド・ウィリアムスが脱退。多くの楽曲でリード・ヴォーカルを務めてきた彼女の
脱退は結構なダメージだったと思います。リード・ヴォーカルが3人というのがこのバンドの
強みだったのに…。

サウンド的には1st、2ndより格段にメジャー感のある引き締まった音になってますが、本来の
彼女達の魅力である乱暴な荒荒しさはちょっとだけ減退。しかし硬派感は充分残ってます。
タイトルナンバー「SCREAMING BLUE MURDER」がバンドの著しい成長を証明してますが、
個人的にはもっと爆走チューンを収録してくれていたら完璧だったんだけどなあ。
それと新機軸として過去の楽曲には無かった叙情/哀愁が導入されているのが新鮮です。

前作、前々作と同様素晴しい作品だと思います。


BLUE OYSTER CULT - Fire of Unknown Origin ★★★ (2012-05-01 15:54:08)

確かに広義に考えるとポップと言えます。

しかし、歌詞を読んでみてください。こんなポップ・ソング世界中探してもありませんよ。
これがポップだというならジャーマンやメロスピの殆どがポップだといえます。
メロディ、コード進行ともに初期のBOCが持っていたものと何も変わっていません。

ポップの正体は過剰に前面に押し出された安っぽいシンセ・サウンド。
ハモンド系のオルガンなら印象はかなり違って聴こえるはず。
そして、とても名人とは言い難いベテラン、マーティン・バーチのプロデュース・ワーク。
アメリカ人だと思ってなめとんのか?この人は。

僕はポップではなくキャッチーと解釈しています。
もともとBOCは分かりやすいメロディを書くバンドです。初期に顕著なアグレッシヴな演奏の
上に乗っかるのは極めて分かりやすいメロディだったりします。
これをソフトなサウンドに置き換えるとアラ不思議。本作のような仕上がりになるのでは?
リフがあるのとないのとではHRとしては聴感上かなり差異がありますが。

(すみません。ネガティヴ部屋のドアを開いてしまいました。)

とは言うものの、このアルバム印象的な佳曲が揃っていて実に聴きやすいので初心者におすすめ。
ここから遡ってBOCの本質に辿りつくような聴き方も楽しそうですね。


BLUE OYSTER CULT - Imaginos ★★★ (2012-05-01 14:38:06)


レコード会社の思惑により、ほぼ解散状態だったBOCがシレッと再集結。

とんでもなくハイクォリティ!常軌を逸した美しさ!! なんという完成度!!!
前作「CULB NINJA」とは真逆のベクトルで製作されたBOC史上最高のドラマを盛り込んだ名作です。
クトゥルー神話はMETALLICAをはじめ、多くのHM/HRバンドが取り組んできたテーマですが
BOCは年季が違います。

中でも「THE SIEGE AND INVESTITURE OF BARON VON FRANKENSTEIN'S CASTLE」の
劇的な構成に圧倒されますね。マジで涙が止まりません。このバンドのファンでよかった。
リリース直後、ソッコーで入手して以来、毎日幾度となく聴いてきましたが未だに飽きることなく
感動できるってスゴイことだよなあ。

でもこの作品、彼らの作品中では異形のアルバムであることは確か。
製作の背景、サウンド、コンセプト 70年代後半から前作までのBOCを考えると
「おいおい、どうしちゃったの?」という嬉しい困惑と「やっと己の資質を純粋培養できたか!」
という納得の思いが僕の中にあり、対外的にも一連の彼らの作品群とは異なる立ち位置に
存在する作品だと思います。

これって今現在、廃盤なの!?
オイっ!レコード会社さんよ、目先の儲けばかり追わずに後世に残るような素晴しい作品を
リイシューしてくれよ!頼むから!!


BLUE OYSTER CULT ★★★ (2012-05-01 13:02:59)

確かに、ここ近年BLUE OYSTER CULT の情報はベースにルディ・サーゾの参加があった事のほか
コレといったものはありませんね。寂しいかぎりです。

誰か知っている方がいたら教えてほしいのですが、90年代前半に「(DON'T FEAR)THE REAPER」を
カヴァーしたバンドがいるのです。僕は輸入盤12インチシングル(アナログ盤)で入手したのですが
数回聴いた後、誰かに借りパクされてしまったのです。誰に貸したのかまったく覚えてません。

そのバンドの詳細はおろか、名前すら全然わからないというお粗末な状況です。
しかしサウンドの方はハッキリ覚えていて、ホーンが入っていて軽快なアレンジ。
およそHRらしくないサウンドでした。インディーズっぽいチープなミックスで、B面は
別バージョンといった感じです。ジャケットにバンド・ショットが無いのでヴィジュアルから
どんなバンドなのかアタリをつける事も出来ません。

20年近くず~っとモヤモヤしております。何方かご存知の方がいらっしゃいましたら
どうか助けてください。


LED ZEPPELIN - Houses of the Holy ★★★ (2011-07-13 00:12:50)

ZEPにハードロックを求める人にはなかなか厳しい作品でしょうね。
「IV」以降の彼らの作品を聴けないファンが多数存在するのもなんとなく分かります。

自分たちがやりたいように自由に作ったら、結果こうなった的な感じ。
しかし、ここには彼らにしか造り得ない荘厳な音世界が繰り広げられているのです。
本当の意味でのプログレッシヴとはこのような作品のことを言うのではないでしょうか。
過去の4作品でもチョコチョコと小出しにしていたファクターが一気に表出したような
印象を受けました。

HR/HMファンではないロックのリスナーは「ZEP」というと本作に収録された楽曲の
イメージの方が強いんじゃないかな? なのでクラブ系の音楽が好きな人たちの間で
評価が高かったりします。

ちなみに「D'YER MAK'ER」の国内盤の表記では『ディジャ・メイク・ハー』に
なってますが本当は『ジャメイカー』つまりレゲエのお国許ジャマイカの事らしいです。
エリック・クラプトンがカヴァーしたボブ・マーリィの「I Shot The Sheriff」を
発表した74年以降、一躍レゲエ・ミュージックは認知されていくんですが、本作が
リリースされたのは1年早い73年!!ペイジ先生の先見の明にはびっくりですね。


子供ばんど - Rock&roll Will Never Die!! ★★★ (2011-07-12 10:43:13)

これまでの作品よりJICKのギターがテクニカルになってます。

これは当時盛り上がっていたHMの影響があるんではないでしょうか。
冒頭の「HEART BREAK KIDS」では今までに無いスピーディーで整然としたフレーズを
キメています。そして彼らの真骨頂ハードR&Rの「TAKE ME TO YOUR PARTY」。
疾走感とサビの切ないコード進行が何度でも聴きたくなるアッパーな佳曲です。
アリス・クーパーのカヴァー「SCHOOL'S OUT」は日本語の歌詞がナイス。

確かこのアルバム、メジャーから離脱して自主制作としてツアー先で販売されていた
いたんじゃなかったかな。(後にポニーキャニオンから発売)
当時からレコードの流通システムに疑問を持っていたJICKらしいやり方に、
ますますファンになったのは言うまでもありません。


子供ばんど ★★ (2011-07-12 10:14:42)

祝!再始動!!

23年ぶりに活動を再開しました。そもそも解散のインフォメーションも無かったけど
今回のリ・スタートはファンも心待ちにしていたでしょう。
復活第1弾はナントあの奥田民生のプロデュース!民生あたりの世代にガッツリ影響を
与えてるんだから当然といえば当然でしょうね。

彼らのハードなR&Rを、子供ばんどを知らなかったリスナーに是非聴いてほしいなあ。


SHERYL CROW - The Globe Sessions - Sweet Child O' Mine ★★★ (2011-07-11 22:53:55)

これは素晴らしいカヴァーですね。勿論オリジナルがもともと素晴らしいんですが
原曲の良さを壊すことのない絶妙なアレンジには感心しますね。
姐さんの唄もエラくかっこいい。この人、カヴァー曲の選曲センスはピカイチです。


THIN LIZZY - Chinatown - We Will Be Strong ★★★ (2011-02-09 02:56:16)

LIZZYの重要なファクター、ツイン・リード。
美しいハーモニーリードのイントロで始まるこの曲は後期の彼らの楽曲の中でも
格段にハイクォリティです。そして、むせ返るほどの哀愁度。
2コーラスの歌の後ろで流れるようなハーモニーリードには落涙を禁じ得ません。
素晴らしいロングソロを弾ききったスノーウィーもあっぱれ!!


THIN LIZZY - Bad Reputation - Opium Trail ★★★ (2011-02-09 02:39:40)

そう!ピュアメタラーさんのおっしゃるとおり、LIZZYにはどこか
チャンドラーとかダシール・ハメットとかのようなハードボイルドの世界がありますね。
裏社会のヤバイ感じ。現代社会のヤバイ感じとは全く異なった、常にゴルゴのような
スナイパーに狙われているような、組織に追われているような(笑)

この曲もそんなハードボイルドなドライヴナンバーです。


THIN LIZZY - Live and Dangerous - Cowboy Song ★★★ (2011-02-09 02:28:12)

みなさん感じていらっしゃるとおり、単純に「明るいロックンロール」ではありません。
LIZZYの根底にあるアイルランドの歴史のことを考えると、とても能天気なナンバーには
ならないんでしょうね。明るく聴こえてもどこかに哀愁が潜んでいる。そこが彼らの
魅力だと思います。


THIN LIZZY - Jailbreak - Emerald ★★★ (2011-02-09 02:18:08)

後半の三連にテンポチェンジしてからの怒涛の展開に圧倒されます。
静と動の巧みなアレンジメントに、どうしようもなく高ぶりますね。

アイリッシュ・バンドとしてのアイデンティティみたいなものを感じます。


THIN LIZZY - Bad Reputation - Dancing in the Moonlight (It's Caught Me in Its Spotlight) ★★★ (2011-02-09 02:10:10)

彼らお得意のシャッフルナンバー。
フィルのベースラインが呆れるぐらいメロディアス。

若き日のフィルのダブリンでの思い出を歌った郷愁を誘う名曲です。


THIN LIZZY - Live and Dangerous - Still in Love With You ★★★ (2011-02-09 02:01:14)

昔、付き合っていた娘は「大人の歌だね。せつないねぇ。」と言って涙ポロリ。

こんなにも感情が溢れ出している曲は滅多にありません。
フィルの歌唱はおろか演奏陣のプレイも見事に世界観を表現しきっています。


KISS - Killers - Nowhere to Run ★★★ (2011-02-08 23:42:27)

これも隠れた名曲のひとつ。

彼らにしては珍しく、じっくり聴かせるマイナー・キーのミディアムナンバー。
確かにベスト盤じゃなくオリジナルアルバムに収録されていたなら人気と評価は
違っていたでしょうね。


KISS - Killers - I’m a Legend Tonight ★★★ (2011-02-08 23:34:58)

この曲をきく為に、数あるKISSのベスト盤の中から本作をチョイスするリスナーは
相当なKISS ARMYかビギナーかのどちらかでしょうね。
メロディもさることながら、2本のギターの絡みが恐ろしいほどカッコいい。
特にギターソロに絡めたリフの応酬はトリハダです。

せーらさんのおっしゃるとおり、隠れた名曲です。


GARY MOORE ★★★ (2011-02-07 21:43:26)

うそでしょ!!??

鬼籍に赴くにはまだまだ早すぎるしやりたい事も山ほどあっただろうに…
彼の「泣きのギター」が聴けないという事実に泣けてくるよ。

懸命にコピーした、泣きの代表ナンバー
「THE LONER」「PARISIENNE WALKWAYS」「SPANISH GUITAR」「SUNSET」
今夜は一人で弾きまくりたい。


BLUE OYSTER CULT - Curse of the Hidden Mirror ★★★ (2010-12-28 01:13:13)

支流が本流に合流しましたね。

80年代はポップでライト。90年代はヘヴィでアグレッシヴ。
そして2000年代の現在、上記の音楽性を経て本来のBOC、つまり70年代の彼等に戻りつつあります。
サウンドこそ遥かに現代的だけど、アルバム全体の雰囲気は間違いなく70年代。

その要因のひとつとしてリフ・ワークが挙げられるんですが、2本ないし3本のギターがこれまでに
なく有機的な絡みを聴かせてくれています。生きているかのようなバッキングは聴き応えアリ。
そしてもうひとつ。これはものすごく大事な要素。アラン・レ二アのキーボード。あからさまな
シンセサイザーではなく、ハモンドおよびソレ系のアナログなオルガンサウンドは確実に70年代の
自分たちを振り返った結果だと思われます。

よく聴き込むと原点回帰と同時に、過去の彼等には見られなかった新機軸も盛り沢山。
これはボブ・ロンディネリ効果と言ってもいいと思われるリズムの多様化。オリジナルメンバーの
アルバート・ブーチャードでは多分こうはならなかったでしょうね。ハネたファンク・ビートや
曲の中間部に仕掛けられたリズム・トラップ、テンポ・チェンジなどよいフックになってます。

彼等のパーソナリティであるヒンヤリとした哀感、ねじれた美しさ、不安を煽る怪しさは
ここに至って、より顕著になりましたね。かつてのような知的かつ狂った感じは薄いのですが。

メデイアの評価なんかどうでもいい。言葉にすると陳腐になるけど、僕の評価は最高傑作です。


ZZ TOP - Eliminator ★★★ (2010-12-26 07:04:52)

ヒゲおやじ、何故にここまでカッコいい!?

高校生の頃、何気にラジオを聴いていたら偶然流れてきたのが「LEGS」で、デジタリックなのに
むせ返るようなロック濃度、ブッといギターサウンドにやられて迷わず本作を購入。
まず、アルバム全体のテンポがイイ。勿論楽曲それぞれのテンポがいいからトータルで聴き終えると
ものすごく爽快感があります。これって凄く大事なことだよなぁ。アメリカのトラックドライバーに
人気があるっていうのも解かるってもんです。何度リピートしても気持ちいい。

シーケンサーの使用も今聴くと少し古臭い感じも受けるけど当時は画期的な試みだったと思います。
実際、雨後の筍のように真似する人たちが出てきたもの。

ビリーのギターはピッキング・ハーモニクスを絡めた極太トーンで、ザック・ワイルドにも通じる
ものがあるけど、こちらはダウンチューニングなんかしなくても「天然」のロー。脱帽です。
なにしろ生前のジミ・ヘンドリックスがビリーに注目してたっていうんだから!
決してテクニシャンではないけど、効果的なリフ、味のあるソロ、耳を奪われますね。
彼は日本製のエフェクターマニア。なんか応援したくなるんだよなぁ、おっさん。


THE CULT - Electric - Bad Fun ★★★ (2010-12-24 02:09:24)

AC/DCを3倍速にしたらこんな感じになる。
2バスドコドコの疾走曲。エンディングにロックの醍醐味が凝縮されてる。


THE CULT - Electric - Peace Dog ★★★ (2010-12-24 02:06:10)

終盤のダブルトラックのイアンのヴォーカルが異常にかっこいい。
これもリフが素晴らしい。


THE CULT - Electric - Wild Flower ★★★ (2010-12-24 02:01:56)

リフ!リフ!!リフ!!!
誰かやりそうで、誰もやらないシンプルでストロングなリフ。
埃っぽいサウンドで相乗効果。


THE CULT - Electric - Love Removal Machine ★★★ (2010-12-24 01:58:56)

AC/DCがROLLING STONESの曲を演ってるみたい ってどこかで読んだけど、言い得て妙。
イアンの独自の発音がいい。「YEAH!」が「やいや!」だもの。


STEVE VAI - Alien Love Secrets - The Boy From Seattle ★★★ (2010-12-24 01:39:32)

シアトル出身のジミヘンに捧げたオマージュ。
この曲だけはVAIもフェンダーのストラトを弾いていると思う。
生きているかのようなコードワークに脱帽。


AC/DC - AC/DC Live ★★★ (2010-12-24 00:09:48)

なぜ1ステージぶっ通しではないんだろう。AC/DCの真骨頂はスタジオじゃなくてライヴなのに。

それにしても凄いライヴ感です。爆音で聴くとよくわかりますが臨場感が半端じゃない。
エンジニアチームはグッジョブです。惜しむらくはセットリストの曲間を無視したバラバラな編集。
これがいちいち聴く側のテンションを半減させてしまうのには納得できませんね。
納得はできないけれど、それをも凌駕してしまうほどの圧倒的なパフォーマンスは素晴らしい。
すこぶる痛快な小細工ナシの剛球オンリー。ヤング・ブラザースの疾走は止まりません。

ついついアンガス・コールに参加してしまうのは僕だけではないはず。