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はっちゃんさんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 301-400

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はっちゃんさんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 301-400

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BLUE OYSTER CULT - The Revölution by Night ★★★ (2010-12-23 23:21:26)

起死回生ならず!不遇の幕開け…

一般的な評価では”駄作””失敗作”という事になってはいるけど、確かにセールス面で見ると
前作には遠く及ばないし楽曲に決定力が無いのも頷けます。

しかしポップな要素というのは元来BOCが持っていた資質で、自らの意思でハードポップに路線を
シフトしたとは思いません。ただこの作品ではコンポーズ面の一角を担っていたアルバートの離脱が
かなり影響しているという事は事実でしょう。故に、ソフトでクリアなプロダクションが
浮き彫りになり、結果ハードポップという認識に至るのではないでしょうか。

彼ら本来の魅力である歪んだ美しさ、緊張感を煽る怪しさ等はもはや絶滅寸前ですが、歌詞を含めて
らしさを内包した「TAKE ME AWAY」「FEEL THE THUNDER」や、どうしようもない哀感が胸を裂く
「EYES ON FIRE」など聴きどころはあります。決して無視されるような駄作ではありません。


PANTERA - Cowboys From Hell ★★★ (2010-12-23 11:07:34)

化けた!!見事な大化けだ!!

80年代の彼らしか知らなかったから、このアルバムでのサウンドがどうしても結びつかなかった。
時流に乗ったLAメタルのようなサウンドからは光年の隔たりのあるこのスタイル、如何なる理由で
こうなったのかは知らないが、HMの進むべき方向のひとつを示したことに間違いは無いだろう。

本作では、まだまだ真っ当な、正統派と呼んでも差し支えないHMの名残が聴く事が出来る。
次作からはそういった要素は薄まっていくのだが、個人的にはこのアルバムでのバランスが
丁度よいように思う。

ギター・サウンド、ドラム・サウンドともに、そのセットアップは模倣の対象となったが、
異常なまでの歯切れよさは、プレイによる部分も多分にあるが故に、ただの模倣に終わるバンドも
多く現れた。猿真似が跋扈するという事はそれだけ魅力的な音作りと言える。
確かにディストーション成分の粒子は粗く、聴いていて心地よい。ドラムに至っては、かなり微細な
ところまで作り込まないと恐らくあの音にはならない。これらのサウンド・メイクは画期的だった。

HM史には、どうしても語らなくてはいけない重要な作品がある。本作もその中のひとつだと思う。


CHER - Cher - Bang-bang ★★ (2010-12-23 01:27:25)

リメイクされてたんだ?知らなかった。
僕はオリジナルの方が好きです。


BIG COUNTRY - In a Big Country - In a Big Country ★★★ (2010-12-23 01:25:17)

SLADEあたりがやってても違和感は無いでしょう。
グルーヴにも注目。


BELINDA CARLISLE - Heaven on Earth - Heaven Is a Place on Earth ★★★ (2010-12-23 01:22:49)

力強いサビはハードポップに近いですね。
バックの演奏陣の詳細が知りたい。


AIR SUPPLY - Lost in Love - Lost in Love ★★★ (2010-12-23 01:19:31)

ぺリエのような曲ですね。
決してサイダーやラムネじゃない。


ABBA - Voulez-Vous - Gimme! Gimme! Gimme! ★★ (2010-12-23 01:17:18)

当時有線とかラジオとかで、とにかくよく流れてた。
覚える気が無くとも覚えてしまうってほどキャッチーな曲。


A-HA - Hunting High and Low - Take on Me ★★ (2010-12-23 01:13:51)

↑同感。印象的なPVでしたね。結構カヴァーの多い曲でもあります。


10CC - The Original Soundtrack - I'm Not in Love ★★★ (2010-12-23 01:11:36)

スタンダードの称号を与えてもいいんじゃないでしょうか。
録音技術にも注目。


頭脳警察 - 頭脳警察3 - ふざけるんじゃねえよ ★★★ (2010-12-22 05:24:29)

尾崎豊には全くシンパシーを抱けなかったが
パンタにはシンクロできた。


UFO - In Session and Live in Concert ★★★ (2010-12-21 09:07:52)

こんなお宝が20年以上もの長い間埋もれていたとは…

マイケルの天敵、ポール・チャップマン在籍時のライヴ。個人的には「STRENGERS IN THE HIGHT」
より、こちらの方が好きです。おそらく、まだドーピングに手を染める前のマイケルのプレイが
聴ける74年の音源は、スタジオ・ライヴとコンサート録音、両方収録されているんだけど、
両者共にホントに素晴らしい。ポールとの火花を散らすせめぎ合いは相当スリリングです。
マイケルがゴネたおかげでこのラインナップが長く続かなかったのは少々残念。

75年の音源は、これまた貴重な「NO HEAVY PETTING」時のラインナップによるライヴです。
そう、マイケルの天敵Part2 ダニー・ペイロネルが在籍していた時の布陣です。
アルバム発売に伴うプロモーションの一環だったんでしょうね。バンドのプレイはなかなか
熱いものを感じます。ダニーがなんとなく浮いてるような気もしますが。

77年の音源の方はスタジオ・ライヴ。余裕が感じられる堂々としたパフォーマンスで、
「STRENGERS IN THE HIGHT」に近い感じかな。安心して楽しめますね。
個人的には「TOO HOT TO HANDLE」がいい出来だと思います。この曲はUFO、MSGと様々な
バージョンがありますが、このテイクが一番好きですね。

しかし、よく発掘できたなぁ。BBCって結構テープ節約のために、しょーもない音源は潰して上から
重ね録りするって話だからなぁ。


HEART - Red Velvet Car ★★★ (2010-12-20 05:32:45)

見事なまでに炸裂するZEP愛!!

こういうのを待ってました!80年代後半から90年代初頭にかけての豪華ハードポップ路線も
悪くはないんですが、彼女たちの本来の姿はこの作品にあるようなスタイルでしょう。
へヴィなリフでグイグイ楽曲を引っ張る…まさにZEP!
アコースティックで訥々と物語を紡ぎだす…まさにZEP!

誤解されそうだから書いておきますが、パクリじゃありません。あたかもZEPの内包していた
フィーリング、テクスチャーを自分たちのオリジナリティへと昇華させた快作です。

ギタリストとしてのナンシーはちょっと過小評価されすぎだと思いますね。確かにエレクトリック
ではハワード・リースらにリードを譲っていたけれど、ことアコギとなると確かな技術に裏打ち
された繊細かつ奔放なプレイはジミー・ペイジ直系と言っていいでしょうね。

で、忘れちゃいけないアン”お姉ちゃん”ウィルソン。なんなの、このパワーは?
もう結構なオバちゃんだっていうのに若い頃より凄まじくなってる。恐ろしいほどにパワフル。
表現力に至ってはジェンダーを抜きにしても、もはや敵う者はいないでしょう。


HEART - Rock the House Live! ★★★ (2010-12-20 02:22:32)

ゴージャスなハードポップやバラードがウリではないんです。彼女らは。

根底にあるロック魂。それがこのライヴで炸裂しております。もともとZEPをリスペクトしている
ことからも解かるように(カナダのバンドには非常に多いです)厳ついリフナンバーと魔性を持った
アコースティックナンバーを自分たちのパーソナリティとしており、本作ではその両者が
セットリストに絶妙なバランスで配置されていますね。見事です。

それにしても、お姉ちゃんのシンガーとしての実力は凄まじいものがありますね。
この人、結構ブラックミュージックに影響されてるんじゃないかなぁ。メリスマとメロ・フェイクに
黒いフィーリングを感じます。ロバート・プラント+ポール・ロジャース=アン・ウィルソン
みたいな感じでしょうか。スタジオ作品よりライヴの方が凄いヴォーカリストなんて
ロニー・J・ディオが鬼籍の人となった今、彼女ぐらいしかいないんでしょうかね。


RUSH - Presto ★★★ (2010-12-20 01:30:08)

シンプルです。

「SIGNALS」辺りから始まった、テクノロジーを駆使しシンセサイザーをサウンドの中軸に据えた
一連のシリーズの中にあるものの、その印象は比較的地味。
ライヴ盤をはさんで前作、次作と比べると聴き劣りするとは言わないけど、何かが足りないような
気がします。楽曲各々は間違いなくRUSH節なんですが、ちょっとおとなしいかなぁ。

が、何度もじっくり聴いていると初期の頃にあったオーガニックな質感が随所に発見できて
なかなか味わい深い作品であることに気づきました。
彼らの現在までのディスコグラフィを振り返ると、ニュートラルな位置にある作品なんですね。
ニュートラルだからこそ感じる微妙な違和感。これが地味と言われる事の正体じゃないでしょうか。


HOLLYWOOD ROSE - The Roots of Guns N' Roses ★★★ (2010-12-18 03:05:24)

そう。この作品の価値はドキュメンタリーDVDの方にこそあるのです。

当時GN'Rに関わった人間たちの生々しい証言で構成されたドキュメントは、ファンじゃなくても
一見の価値ありです。
アメリカのミュージックシーンのトップに立つというのはホントに大変な事なんだなぁ、と思いつつ
下積み時代の過酷な生活は絶対に耐えられないだろうなぁ とも思ったり。

事実が歪曲された雑誌のインタヴューなんかより本人たちが証言しているんだもの、その説得力は
見た人を頷かせること間違いなしです。


SKUNK ANANSIE - Post Orgasmic Chill ★★★ (2010-12-18 02:22:32)

それにしてもスキン(Vo)の歌唱力は半端じゃない。

千変万化の表現力はとても人間業とは思えない。時にメタル・シンガーより熱く激しく、
R&Bシンガーよりソウルフルに!伝えようとする熱量が凡百のシンガーとは比べものにならない。
アグレッシヴなだけの女性シンガーはメタルの世界ではゴロゴロ存在するが、オペラ界の重鎮
パヴァロッティとデュエットしている事実からもわかるように彼女は懐の深い音楽性を持った人だ。

この作品でも圧倒的な歌唱力は如何なく発揮されている。「ON MY HOTEL T.V.」での牙を剥く様な
激唱と「YOU'LL FOLLOW ME DOWN」の気持ちを鷲摑みするようなファルセットは、とても同じ人が
歌っているとは思えない。

デジロック的な質感、古き良き時代のソウル的な味わい、へヴィ・ロック的な攻撃性、ほのかな哀愁
ミクスチャーというにはあまりに多岐に渡る異種交配に、捉えどころが無いように感じるが、
個人的には、結局ブリティッシュ・ロックのDNAを継承しているんだと思う。

日本ではびっくりするほど知名度は無いが、聴いてみてほしいバンドではある。
短かい活動期間で解散してしまったのは本当に惜しまれる。


SONATA ARCTICA - The Days of Grays ★★★ (2010-12-17 21:59:09)

バンドの変化に伴い、それまで熱心だったファンの応援メーターの針が急激に左へ傾く…

それはこのバンドに限ったことではなく、どんなバンドにも当てはまりますよね。
曰く「バンドのメンバーが代わった」「音楽性が変わった」などが主な理由になるわけですが
彼らの今回の作品に対する皆様の評価は、後者ですね。圧倒的に。

「ファンならば盲目的にサポートする」というのも解からないではないですが、上記の皆様のような
反応は至極まっとうな意見だと思います。キャリアを重ねると様々な理由で音楽性が変化してゆく。
これはごく自然な流れだと個人的には理解します。
バンドの思惑は置いといて、ファン層が新陳代謝してゆくのは悪いことではない。
現に↑こうかいさんのように好意的な評価もあるわけで、サイレントマジョリティが声をあげれば
この作品のランクはかなり上昇するでしょう。

僕は彼らに過剰な思い入れは無いので、この作品は楽しめました。
「疾走」という要素はややもすると平坦に聴こえてしまうのでバランス的にはこれぐらいが
いいのではないでしょうか。
もちろん「FLAG IN THE GROUND」がベスト・チューンに間違いは無いんですけどね。


OZZY OSBOURNE - The Ultimate Sin ★★★ (2010-12-12 11:22:45)

オジーの作品群の中でも鬼っ子的な扱いを受けている本作。

↑上のほうでもポップだという意見が多数散見出来ますが、オジーはTHE BEATLESに影響を
受けている人だもの当然といえば当然なのです。それはサバス時代から発揮されているのです。
バックがヘヴィなので気がつきにくいんだけども。

で、このアルバムなんだけどプロデュースはMSGファンにはA級戦犯として忌み嫌われている
ロン・ネヴィソンの仕事。ゴージャスでラジオ・フレンドリーなプロダクションが得意な人で、
この時期は様々なアーティストから引っ張りだこ状態の人気者。
メディアの寵児MTVの恩恵に肖ろうと皆必死でビジネスに走った時代でした。
(これがLAメタルの犯した最大の功罪)

一連の楽曲群はジェイクのパーソナリティが色濃く反映された華麗でモダンな印象です。
前作と比較するとバッキングが格段に派手になってますね。トリックをトリックに終わらせないのが
ジェイクのすごいところ。この人のセンスはズバ抜けてますね。

決して駄作とか失敗作の類ではないとは思うのですが、オジー作品の中でもプライオリティが
低くなってしまうのもなんとなく分かります。が、意外と上位にランクされていて驚きました。


OVERKILL - Taking Over ★★★ (2010-12-12 03:07:33)

過渡期なんでしょうかね。

ゴリゴリのスラッシュではなく、正統派の匂いがするパワーメタルって感じかな。
本作以降、だんだんとスラッシュになっていくんだけど、個人的にはこの路線が好きです。
若干パンクの名残があるのがまたいいんですよね。
大手メジャーレーベルからのリリースってことで、サウンドの質感、整合感は圧倒的に1stより上。

それにしてもブリッツのキレっぷりはスゴい。この時期はまだまだメロディを歌っていたんだけど
随所で聴かせるシャウトは尋常じゃないです。

今の彼らしか知らない人にも是非聴いてほしいですね。


TOTO - Toto IV - Rosanna ★★★ (2010-12-12 02:29:50)

ダブル・バスの連打より、16の三連でこのグルーヴを出す方が
よっぽど難しいのです。


TOTO - Toto IV ★★★ (2010-12-12 02:19:10)

メタル者はおそらく完全スルーでしょう。

グラミー賞8部門制覇した後、全国民的に本作を聴かなくてはいけない雰囲気はありましたね。
80年代初頭のTOTOのアーティスト・パワーはすさまじいものがありました。
本作の完成度は、以降の彼らでさえ越えられない高いハードルにもなってしまったんだけど。

楽曲は「AFRAID OF LOVE」のようなロック色の強いナンバーと「I WON'T HOLD YOU BACK」の
ようなメロウなバラードが文句なしに素晴らしい。そしてその中間に位置するような粒ぞろいの
佳曲が、この人たちの実力とともに耳を捕らえて離しません。

当時は「TOTOが出した音が、その年に流行る音だ」とさえ言われてました。スゴイなぁ。


UFO - No Heavy Petting ★★★ (2010-12-12 01:50:35)

UFOのR&R志向はこの作品を作ったことで定まったのではないでしょうか。
以降、アルバムには必ずメジャーコード進行を使った彼ら流のR&Rが必ず収録されていますね。
リフもシンプルでこれ以上手を加える余地が無いほどに効果的。「NUTURAL THING」の力強いリフは
何度聴いても素晴らしい。

僕は個人的に、ベースのピート・ウェイが大好きでして。派手なパフォーマンスとは裏腹にプレイ
自体はシンプルで堅実なんですが、アンディ・パーカーとのコンビネーションで楽曲をタイトに
引き締めているのはさすが。
彼、THIN LIZZYのスコット・ゴーハムと同様ズブズブのジャンキーで大酒呑み。でも面倒見が
よくて何かとマイケルの相談にも乗ってあげていたという「いいひと」。
このギャップがたまりません(笑)
スティーヴ・ハリスやニッキー・シックスなど多くのべース弾きに影響を与えた凄い人なのにね。


GIRLSCHOOL ★★★ (2010-12-11 05:32:26)

仮にこの姐御たちが日本語を喋れたとしよう。セリフは概ねこんな感じになるはずだ。

『アタイのギターに触るんじゃないよッ(怒)』『今度のギグはハンパじゃ済まないよッ!(怒)』
『アンタそれでもキン○マ付いてんのかいッ(怒)』『アタイらに付いといでッ!(怒)』

う~む 好戦的なルックスから偏見で妄想してみたけど、書き込んでて恐ろしくなってきた。


BLUE OYSTER CULT - Agents of Fortune ★★★ (2010-12-11 04:06:16)

「(DON'T FEAR) THE REAPER」は名曲です。
ギターでコピーしたぐらいだから相当好きですね。「TATOO VAMPIRE」も同様に好き。
「SINFUL LOVE」の演歌っぽい感じも好き。「MORNING FINAL」の儚い感じも好き。
概ね安心して彼らの新たなる世界を聴ける作品です。

が、僕は「THIS AIN'T THE SUMMER OF LOVE」との相性が悪くコイツがあるためにBOCの作品の
中で一番リスニング頻度の低い作品になってしまいました。
へヴィ路線からハード・ポップ路線へとシフトした快作 ということは重々わかってはいるんですが
どうも、こう及び腰になっちゃうんですよねぇ。


JUDAS PRIEST - Turbo ★★★ (2010-12-11 03:20:11)

悪くないですよ、この作品。

ZZTOPがシーケンサーをバリバリ駆使したハード・ブギーで大ヒットをカマしていたので、彼らも
デジタルを導入してみたくなったんでしょうね。ただしこちらはギター・シンセだけども。

同時期にメイデンもギター・シンセ導入なんてこともあって、シーンのトップ・ランナー2組が
こんな事になって大丈夫なのか?ってファンは結構心配してましたね。
しかし、楽曲の構造自体はプリースト印がしっかり刻まれてます。ただ、当時はLAメタルがまだまだ
勢いのあった時期なので、どこかそれに倣った感は否めません。

「Turbo lover」なんかは従来の彼らの持ち味とチャレンジがブレンドされた素晴らしい曲だと
思いますよ。だけど作品トータルで見るとやはり名盤と言い切るには躊躇しちゃうんだけども。

個人的には衣装がスタイリッシュ(ププッ)になった事の方がショックでしたけど。


PAUL GILBERT - King of Clubs ★★★ (2010-12-11 02:07:50)

彼がトッド・ラングレン好きだとは以外でした。
しかもトッドの「Nearly Human」ってアルバムにコーラスとしてその他大勢的に関わっているって
さっそく手持ちのアルバムのクレジットを見てみたけど表記は見当たらず。

このアルバム、トッドというよりはビートルズもしくはチープ・トリックなんかのテイストが強い
ように感じますね。彼がプロデュースしたズーターズも近いモノがあります。
サウンドはともかくメロディだけを聴くとメロコアみたいなバブルガム・テイストですが、そこは
やはりメタル畑のポール。凡百のメロコアとは違いプレイは正確無比。溢れんばかりのギター愛。

この時期、局地的にパワー・ポップが盛り上がったんだけど、やはり勢いのあるメロコア群に
飲み込まれてしまったようです。


MICHAEL SCHENKER - Adventures of the Imagination ★★ (2010-12-11 01:22:04)

UFO時代から素晴らしいインストを聴かせてくれていたマイケル。
ファン待望のフル・インスト作品です。しかもMSGではなく本人名義のソロ作品第1弾。

僕はUFO時代の「LIPSTICK TRACES」MSGの「INTO THE ARENA」「CAPTAIN NEMO」なんかが
モノ凄く好きなので、それと同質の音楽を期待していたのですが う~む…期待がデカ過ぎた。
確かにインストではある。しかしそこには「McAuley-Schenker Group」末期から現在の彼に
通じる「淡白」な楽曲のオンパレード。スリリングな展開は多少あるけれどドラマが無いというか
盛り上がらないんです。あまりにもかつてのマイケルをイメージしてたんでしょうね。

またしてもネガティヴ発言を炸裂させてしまいましたが、ファンは我が儘なもんなんで…


THIN LIZZY - Bbc Radio One Live in Concert ★★★ (2010-12-07 09:51:59)

まるで別のバンドのようだ。

ジョン・サイクスの存在が、良くも悪くもそう感じさせます。彼のやる気マンマンなプレイとは
反比例するようにフィルの出来は悪いです。張りを失った彼の歌声を聴くと辛くなってきますよ。
絶頂期の「LIVE AND DENGEROUS」とは較ぶべくもない。まだFMで放送されたライブの方が
なんとか聴けたんですけどね。
僕はこの作品を聴くにつけ、入院患者の横で跳びはねる子供の画が見えてしょうがないのです。

サイクスの事はギタリストとして大好きですがコレはトゥーマッチ。
結局彼の加入は言わばニンニク注射だったんだなあ。

LIZZYのファンだから証として所有はしてますが、色んな意味で聴くのが辛い作品です。
ネガティブ発言炸裂で不快になったらごめんなさい。


MAD3 - Rock 'N' Roll Kingdom ★★★ (2010-12-07 08:10:13)

圧倒的なロック度の高さにしびれます。

このバンド、ガレージ・インストとでも言ったらいいのかな。元々がインスト・バンドなんだけど
この作品ではEDDYが唄ってます。
↑上でも語られてるようにMOTORHEADの「ACE OF SPAEDS」が異常なテンションで素晴らしい。
パンク、ハード・ロック、ブルースなどなど色んなロックを吸収してきた人間じゃないと
こんな作品は作れないと思うし、実際にそれを作ってしまったことは賞賛に値しますね。


BARBEE BOYS - FREEBEE - ダメージ ★★★ (2010-12-07 07:49:14)

男女関係を男目線で表現した哀しい曲。
身に積まされることばかりだよ。
男って切ないなぁ。


GILBERT O'SULLIVAN - I'm a Writer, Not a Fighter - Get Down ★★ (2010-12-07 07:18:43)

なんと意外なことにアニメ「キン肉マン」のOPテーマのBメロは
この曲からパク… いやインスパイアされているのです。
いい曲です。


CHEAP TRICK - Dream Police - Voices ★★★ (2010-12-07 06:26:48)

リックのブリティッシュ・ロック好きは有名だからね。
俺はジョンじゃなくてポールの影響を感じるけどなぁ。ポールの方がジョンよりメロディアスな
曲が多いんだよね。確かにジョン本人のご指名でセッションした過去はあるけど、この「VOICES」に
関して言えば間違いなくポール風だよ。

でもそれがどうした!?曲が素晴らしければそんな事はどうでもいいじゃん。
この曲は泣けるよ。一緒に歌えるよ。これって凄いコトだよ。


CHEAP TRICK ★★★ (2010-12-07 06:08:54)

明るくポップでキャッチーなロックは、メタルマニアにはウケないという事が如実に分かりますね。
この書き込みの少なさをみれば。

しかし、聴かず嫌いは音楽を聴く楽しみを半減させていると思うし、確かに好みの問題はどんな
人にでもある。それでも伝えたい。CHEEP TRICKは素晴らしいという事を!
THE BEATLESの遺伝子を受け継ぐCHOSEN ONEだという事を!


TODD RUNDGREN - Something / Anything ★★★ (2010-12-07 01:39:21)

トッドが好きならば必ず聴かなければならない1枚。

2枚組26曲のうち数曲を除いた全ての曲を一人で演奏し、一人でミックスしたマルチ・レコーディング
作品。ブックレットの写真の中に、この作品を全て録り終えた時のスナップがあるんだけど
機材やら何やらで雑然としたスタジオのテーブルの上で両手を拡げてWピースをかまして朝日を浴びる
トッド。かっこ良すぎ。(ちなみにこれも一人でセルフタイマーで撮影)

内容はこれぞトッド・ラングレンというポップなものからハードなものまで、湧き出るアイディアを
どんどんカタチにしていったらこうなっちゃいました。といった感じです。
もはやロック/ポップスのスタンダードといってもおかしくない「I saw the Light」は桑田圭祐を
筆頭に国内外問わず様々なアーティストにカヴァーされています。


LITTLE RICHARD (2010-12-06 21:20:48)

言わずと知れたR&Rのオリジネイターの一人に数えられるLITTLE RICHARD。

↑こうじさんが仰っている「ロカビリーミュージシャン」とは大きく異なります。
LITTLE RICHARDは「ロックンロールミュージシャン」です。
ロカビリーの”ビリー”というのは白人音楽のHILLBILLY(より土着的カントリー・ミュージック)
に由来するもので、黒人である彼がロカビリーに属していることは断じて無いのです。
失礼ながら指摘させていただきました。

ということで、ヒルビリーではなくゴスペル出身の彼、ロックのみならずソウル、R&B、ブルース等
各種ブラック・ミュージックはもとより、このサイトでも馴染みの深いミュージシャンたちにも
どエライ影響を与えているのです。やはりゴスペル出身だけあって、同時代のロックンローラーの中
でもシンガーとしての歌の巧さはずば抜けてますね。そして彼の最大の武器と言えば泣く子も黙る
必殺のシャウト! HM/HRの世界ではシャウトなんか珍しくもないのですが、ロックにシャウトを
導入したのは、このリチャードが初ではないかと思われます。以降は彼に影響を受けたと思しき
シャウター達がぞくぞく登場してくる訳ですが。

この人のアルバムは様々なスタイルの編集盤、ベスト盤が異常に多く、しかもそれらのどの盤を
買っても間違いはない、というクォリティ。彼の存在、彼の音楽を知らない人でも絶対に1度は
耳にしたことがあると思います。いまだにTVなんかでも頻繁に使われてるもの。
時代を超えたそのR&Rの魅力にやられちゃってください。

しかし、これ別項目に移動した方がいいんじゃないかな?


JOAN JETT (& THE BLACKHEARTS) - Good Music ★★★ (2010-12-06 18:01:27)

タイトルに偽りなし。

まさにGOOD MUSICが詰め込まれた好盤です。彼女のオリジナルナンバー以外にもBEACH BOYSの
「FUN, FUN, FUN」やJIMI HENDRIXの「YOU GOT ME FLOATIN'」といったカヴァーも違和感無く
溶け込んでますね。
サウンド・ディテイルは、後の彼女の作品群に比べると生々しさが不足していますが、これは80年代
のお約束なので仕方ないでしょうね。当時はMTVでもガンガンオンエアされていたし。

それにしても、彼女のR&Rに対する想いと姿勢は作品を追うごとに強く伝わってきてホントに
清々しい。アーティストなんかじゃない。この人はロックンローラーだ!!


ROBERT PLANT - Now and Zen - Tall Cool One ★★ (2010-12-06 09:29:20)

なぜか輸入盤のCDシングル(そう!今は亡きちっちゃいヤツ)で入手。
「TRAIN KEPT A ROLLIN’」みたいなリフがペイジ先生のソロを誘ってます。


JANIS JOPLIN - Cheap Thrills - Summertime ★★★ (2010-12-03 02:01:56)

この曲のレコーディング風景の映像を見たことがあるんだけど、歌録りの別テイクでは
まったく違う歌メロだった。スタンダードナンバーのそれに近いような。
レコーディングの時点でもジャニスはアドリヴだったんだって事が解かってトリハダが立ったよ。


THE POLICE - Reggatta de Blanc ★★★ (2010-12-03 01:41:26)

「MESSAGE IN A BOTTLE」に代表されるようにひとクセあるコードの展開が素晴らしいです。
さすがプログレ経験者!楽曲は軒並み一筋縄ではいかない発想とテクニック。
1stとは明らかに置かれた力点が違います。

変な例えですが、前作は土佐の一本釣りで本作はルアー・フィッシング。漠然としたイメージは
そんな感じです。(伝わりにくいか!?)
こうなってくると、もうパンクという冠は不自然で、技巧派の熟練したミュージシャンという
パブリック・イメージが定着します。僕は1stもこのアルバムもどちらも甲乙つけ難いほど
好きなんですが、賛否が分かれるところなんでしょうね。


THE POLICE - Outlandos d'Amour ★★★ (2010-12-03 01:21:10)

パンクの台頭の中でちゃんとしたミュージシャン経験のある人間が集まって出来たバンド。
パンク云々を取っ払ってもロックとしてエライ格好良さです。

確かにパンク的な勢いのある曲「NEXT TO YOU」なんかもあるんだけど、レゲエ・ビートを取上げた
「SO LONELY」とかアルバムの目玉的ナンバー「ROXANNE」「CAN'T STAND LOSING YOU」等は
今や普遍性を獲得したといってもいいんじゃないでしょうか。

本作でのアンディ・サマーズはまだまだストレートなサウンドで、お得意のディレイを駆使した
プレイは次作で炸裂します。


MICK RONSON - Play Don't Worry ★★★ (2010-12-03 01:02:54)

これを聴いて解かった事がひとつ。
スパイダーズの音楽的ディレクターはロンソンだったんだ!!ギタリストでありながら巧みな
アレンジの能力、曲を真俯瞰から客観的に見ることのできる能力は、ボウイの作品でも大いに
発揮されたんだろうな。

この作品は彼にとっての2作目なんだけど、ギタリストのソロ作品といった風情はまったく無い。
美しいメロディとヨーロッパ人のロマンティシズムが詰まったいいアルバムです。
前作よりギター度はかなり低いけど、個人的にはボウイの作品と並ぶほどすばらしいと思ってます。


THE CLASH - The Clash ★★★ (2010-12-03 00:38:14)

イギリスにはクラス(階級)が存在する。
両親が労働者階級なら生まれた子供も労働者階級だ。そしてどんどん経済的に斜陽してゆく英国。
ロンドン・パンクが勃興するのは時間の問題だったのかもしれない。

PISTOLSが起爆剤になったのは事実だが、一連のパンクバンドの中で最後まで己のイデオロギーに
忠実だったのは彼らTHE CLASH(ジョー・ストラマー)だけだった。
このアルバムは無垢な攻撃性と、容赦のないアジテーション、ストレートな主張でできている。

「ロンドンは退屈の炎で燃えている」
今の日本でこんな風に叫ぶことのできる人間はいるのだろうか?


PAUL MAURIAT - 薔薇色のメヌエット - 恋はみずいろ ★★★ (2010-12-02 23:41:24)

これも大変に有名な曲ですね。
ポール・モーリアが取り上げる曲の特徴は、胸が締め付けられるような切ないメロディを持った
ドラマティックなものが多いのですが、この曲もそのひとつ。


PAUL MAURIAT - 薔薇色のメヌエット - エーゲ海の真珠 ★★★ (2010-12-02 23:36:30)

これもまた誰もが一度は耳にした事があるであろう非常に有名な曲。
電波媒体では非常に使いやすい曲でもあります。

曲の主題となるメロディはホントに切ないし、サビで再び主題が登場するんだけど、
オーケストラとリズム・セクション、女声スキャットがコレでもかッてほど盛り上げて大団円。
聴き終えた後のカタルシスたるやメタルと同質のものがありますね。

時期によってアレンジ違いのヴァージョンが存在するので聴き比べてみるのも面白いかも。


PAUL MAURIAT - 薔薇色のメヌエット - オリーブの首飾り ★★★ (2010-12-02 23:26:18)

プリンセス・テンコーの師匠、引田天功がマジックを披露している特のBGMとして有名。
いまや手品のBGMといえばコレの事を指すといっても過言ではないでしょう。

作者はモーリア本人ではないのですが、凝ったオーケストラのアレンジは流石です。


GIRLSCHOOL - Demolition ★★★ (2010-12-02 01:07:57)

若干のスケバン風味がメチャメチャカッコいい!!
乱暴なハードR&RをMOTOR HEAD譲りのスピードでブチかます彼女たちのなんと潔いことよ!!
「EMERGENCY」はマジで破壊力抜群。NWOBHMの一連のバンド群は一部を除いて、この「破壊力」と
「剥き出しの感情」が尋常ではないですね。
そしてジェンダーの問題もこのムーヴメントでは一切関係なし。

次作ではさらにパワーアップするGIRL SCHOOL。合わせてライヴ盤も聴いてほしいですね。


ULI JON ROTH - Beyond the Astral Skies ★★★ (2010-12-02 00:33:56)

仙人的に言うなら「アルバム自体がひとつの小宇宙」という事になるのでしょうか。

前作に比べるとスケールアップし過ぎな感も無きにしも非ず。故に現在のスタンスへの布石とも
感じられる本作ではあります。

皆様の意見と同様、とにかくギターが常軌を逸した美しさです。蠍団時代、E・S時代に培った
音楽性の集大成という気がします。(本作をリリースした時点では後にさらなる集大成が待ち受けて
いようとは思いもしなかったけど)

テクニカルでメロディアスなギターが好きという人なら購入して間違いはありません。ただ、
あまりのメロディの美しさに運指を追って解析するような聴き方はできないでしょう。
クラシカル・フレイバーとオリエンタル風味が見事に融け合った、まさに「小宇宙」です。


DARYL HALL & JOHN OATES - Voices - Kiss on My List ★★★ (2010-12-01 10:09:28)

本人は否定してますが、同郷フィラデルフィアのトッド・ラングレンの歌い方にソックリ。
多分二人とも同じラジオ・ステーションを聴いてたんじゃないかな。
過去、トッドにアルバムをプロデュースしてもらっていた事実もあるしなぁ。
ブラック・フィーリングたっぷりのポップ・ソングです。


BILLY JOEL - Glass Houses - All for Leyna ★★★ (2010-12-01 09:47:16)

サザンの桑田も思わずパクッてしまったという名曲。
エレピが印象的なナンバーです。


BILLY JOEL - Glass Houses - Sleeping With the Television On ★★★ (2010-12-01 09:43:33)

とにかくいいメロディ。
旋律を口ずさめるというのは実はスゴイことなのだ。


MANIC STREET PREACHERS - Send Away the Tigers ★★★ (2010-12-01 09:23:53)

マニックスの本質  それはグッド・メロディだ。本人たちがどう思っていようと。
いくら自身のイデオロギーに忠実な主張を叫ぼうが、そこはやはりビートルズのお国許、無意識の
うちにキャッチーなメロディを創ってしまう。

本作は、それを認めたうえでの開き直り的に素晴らしいメロディが満載だ。過去にもアリーナ感を
感じさせる楽曲を多々生み出してきたマニックス。ようやく自覚したか。

パンクなスタンスでキャッチーなナンバーを放つ。こう書くとUSメロコアみたいに誤解されるかも
しれないが、奴らのようなセサミ・ストリート感はマニックスには無い。もっとロックなのだ。

久々にキャッチーでロックなマニックスが帰ってきた。嬉しいことだ。


MOTT THE HOOPLE - The Hoople - Roll Away the Stone ★★★ (2010-12-01 08:19:32)

邦題「土曜日の誘惑」
ドラマチックなイントロ、せつないAメロ。完璧です。
しかし、相変わらずの曲作りの上手い人たちだ。


MOTT THE HOOPLE - The Hoople ★★★ (2010-12-01 08:14:47)

前作とはタイトルが繋がっているけど、メンバーチェンジがあったりしてサウンドはビミョーに
変ってます。しかしラルフスのギターが無いと結構な違和感を感じるのは僕だけでしょうか?
が、ハンターがいれば大丈夫。楽曲自体は彼ららしいロックンロールのテンコ盛り。
典型的なグラム風味もあれば、せつなく泣けるナンバーも勿論やってます。

う~む、なぜこんなにかっこいいバンドが日本では評価されてないんでしょうね?
モーガン・フィッシャーは日本在住だというのに、その事実さえ知られていない…
悲しくなってきますよ。


SCORPIONS - Sting in the Tail ★★★ (2010-12-01 07:31:07)

原点回帰を標榜しながらも明らかに進化、そして深化してます。
いろんなシガラミを吹っ切れた感がアルバムに満ち満ちていますね。
個人的には90年代に入ってからの彼らには煮え切らなさを感じていたので、この仕上がりには文句が
ありません。(細かい部分では色々と言いたいことはありますが…)
楽曲が好きなのは大前提ですが、僕はこのバンドの姿勢が大好きだったので、活動停止という事実も
当初は受け入れ難かったのですが今では納得しています。
素晴らしいとどめの一撃をありがとう蠍団!!(号泣)


人間椅子 - 踊る一寸法師 - 暗い日曜日 ★★★ (2010-09-20 00:38:08)

むか~しのシャンソンに同名異曲があったけど、それを聴いた人達が100人以上自殺した…って聞いたことがある。
それはさておき、不安定な心の焦燥感を見事に表現した和嶋氏あっぱれです。特に母親からの手紙のくだりは胸をえぐります。


QUEEN - The Works ★★ (2010-07-31 11:01:00)

ブライアンの「無敵艦隊スターフリート」と一緒に購入。
この頃になると禁じ手であったはずのシンセをガンガン使ってQUEENワールドを構築。
その分、ブライアンのギター・オーケストレーションは激減。
かといって、彼ららしさは無くなった訳ではなくシッカリ4人の個性が主張してます。
が、かつての良い意味でのアクが抜けた分サラッと聞き流してしまう可能性も…
やっぱりHot Spaceがターニング・ポイントだったんだなあ、今思うと。
あと、サウンド・プロデューサーはやっぱり初期の数々の名作を手掛けていた名人
ロイ・トーマス・ベイカーがいい。80年代は生々しい音が足りないような気がする。


HANOI ROCKS - Twelve Shots on the Rocks ★★★ (2010-07-31 10:14:00)

バンドの発起人が天に召されたというのに、賛否両論、喧々囂々の中
THIN LIZZYはゴリ押しで活動を始めた。
状況は違うけどHANOIも再生というキーワードのもとに活動を再開。全盛期の
メンバーではないけれども…
僕はリアルタイマーなので、かなりの不安とともにアルバムを購入。あまり期待せずに
トレイに乗せてみました。
素晴らしい!!かつてのヘタウマ感がなくなりタイトなプレイにまずビックリ!
(アレはアレですごくカッコよかったけど)
そしてアンディのメロディ・センスは微塵も衰えていない事に本当に嬉しくなりましたね。
「A Day Late, A Dollar Short」なんかは全盛期のアルバムに入ってても違和感は
ないでしょう。今回はマイケルの楽曲が多いんですが、若干一本調子かな。
欲を言えばきりがないけど、やっぱりナスティとサムには参加してほしかったな。


MARTY FRIEDMAN - True Obsessions ★★ (2010-07-31 09:42:00)

炸裂!演歌ギター!!
ぐりぐりパーマのアメリカ人が哀愁メロディを弾き倒すとは、古賀先生もあの世で
ひっくり返っているだろう。
前作、前々作もなかなか楽しめたけど、本作はざっくりと表現するならば、歌モノが
収録されていることからも解るとおりロック、ポップスのフォーマットに沿って
制作された感じ。より解りやすくなってます。
この人はラモーンズ・フリークなだけあって、けっしてギターテクニックだけを追求
するような事はいたしません。クリエイター気質のギタリストですね。


QUIET RIOT - Condition Critical ★★ (2010-07-31 09:04:00)

ポップで解りやすいってのがこのバンドのキャラクター。
そして暴君の存在が、日本人に敬遠されがちなバンド。
ケヴィンのルディに対する露骨で執拗なイジメには吐き気がする。
ま、提供してくれる楽曲が素晴らしければバンド内部の問題はどうでもいいんだけど
本作はその楽曲も「?」な感じ。前作の驚異的なセールスから続くアーティスト
パワーでそこそこ売れたけど、ものすごくビジネス臭を感じる。
が、もはや鬼籍の人となったケヴィン。はたして天国でのランディとのセッションは
実現できたのか?


子供ばんど - Hungry Boy ★★ (2010-04-10 02:39:00)

ギターのタニヘイの脱退でトリオになってリ・スタート。
前作ではメタルとギター・キッズを意識した作風だったんだけど、今作では彼らの
本来の持ち味であるハード・ロックンロール方向へと着地。ちょっとコミカルな部分や
はじけるようなパワーは相変わらずなんですが、スリー・ピースになった事で
よりソリッドになりましたね。
「Come Back Baby」「Fallin' Rain」といった泣きの入ったナンバーとZEPを彷彿させる
「I'm A Hungry Boy」なんかが今回の新機軸。それから、マイケル・シェンカーの「Captain nemo」ばりのインスト「Let's Go Animal(To The Zoo)」がかっこいい。
トリオで製作されたアルバムはこの作品のみなので、うじき氏のギターを堪能したいなら
本作をお勧めします。


人間椅子 - 修羅囃子 - 王様の耳はロバの耳 ★★ (2010-03-06 09:19:30)

好きです。こういう曲。
俗に言う4ツ打ちを意識したんでしょうが、なんとも人間椅子
らしいグルーヴになってしまったようです。
お~さまの耳はロバの耳♪


人間椅子 - 怪人二十面相 - 蛭田博士の発明 ★★★ (2010-03-06 09:13:57)

蛭田博士はマッド・サイエンティストってヤツでしょうな。
♪人語解する狼も 腐肉喰らってしたり顔♪
こんなフレーズよく思いつくなぁ。
後半のテンポ・チェンジにしびれます。


人間椅子 - 二十世紀葬送曲 - ザバス・スラッシュ・ザバス ★★ (2010-03-06 09:07:50)

♪俺は極悪死刑囚 今日は死刑の執行日
ああそんな時に ああ叫ぶ言葉は「ブラック・サバス」♪
すげえ歌詞だ。


人間椅子 - 二十世紀葬送曲 - 幽霊列車 ★★★ (2010-03-06 09:02:56)

電車ではなく蒸気機関車。いわゆる汽車のイメージですね。
映像が脳裏に浮かぶような歌詞世界が素晴らしい。


BLUE OYSTER CULT - Heaven Forbid ★★★ (2010-03-04 23:03:00)

それにしてもジャケットはなんとかしてほしかった…。

カッコいいです。素直にそう思いました。
ジューダスの例を取ってみても、やはり10年という時の流れは、あらゆる意味で変化を
もたらしますね。ジューダスほど極端ではないものの過去の彼らのサウンドと比べると
格段にへヴィになってます。これがまたドえらいカッコよさ。
ロック史上、初めて"へヴィ・メタル"の冠がついた元祖HM Blue Öyster Cult。
本作ほどその形容がハマる作品は彼らの歴史上はじめてではないでしょうか。
怪しさと憂いを湛えたメロディという基本的な部分はかわらず、よりアグレッシヴに
よりへヴィにと変貌をとげた彼らの方向性、僕は断固支持します。
これで初期の狂った感じがプラスされれば言うことなし。
「Harvest Moon」は歌詞の世界観とそのサウンドが見事にリンクした快作です。


GREAT WHITE - Once Bitten ★★ (2010-02-17 23:24:00)

「ROCK ME」をFMで聴き、良かったのでアルバムを購入しました。
プラント的な歌い回しもきっかけのひとつですが、適度にブルージーなHRというのが
個人的な嗜好にピッタリ。ブルース・ロックではなくブルージーなHRです。
次作から、今作以上に黒っぽくなっていくのですがこのアルバムでは、まだまだ。
この作品を音楽的に言うとブルースの要素は小さじ2分の1杯ほどなのに、バンドそしてアルバムの雰囲気がブルージーという珍しい人たちですね。
↑kotoraさんのおっしゃるとおり、無責任レビューが皆無なのはバンドの性格なのかも
しれませんね。
「ROCK ME」「SAVE YOUR LOVE」なんかは30歳以上の米国人女性に圧倒的に支持されて
いるらしいです。うーん、大人の味わいってヤツ?


THE MISSION UK ★★★ (2010-02-05 00:29:00)

日本のヴィジュアル系にも影響を与えた彼ら。
vo/gのウェイン・ハッセイがシスターズ・オブ・マーシーのギタリストだった
からかゴシック・パンクとかポジティヴ・パンクなんかに分類されているけど
THE MISSION UKに限っては、もっと雑多な要素を含んだロックって感じが
するなぁ。
曲調がマイナーだからゴスとして片付けられるのは仕方ないのかも。
個人的にかなり好きなバンドなんですが、解散/復活後の作品は未だ聴いて
ないという情けないファンなのです。


THE MISSION UK - Children ★★ (2010-02-05 00:09:00)

このバンドが登録されていなかったとは!!
前2作品が広がりのあるニュー・ウェーヴ的なサウンドだったのに対し、今作は
あのジョン・ポール・ジョーンズをプロデューサーに迎えて勝負に出ました。
彼らの個性である鬱なゴシック風味や妖しいポジパン風味を活かしながらも、若干の
HR/HMテイストを輸血したサウンドはトリハダもののカッコよさ。
冒頭の「Beyond The Pale」は深く沈んでゆくような美しさを持ったナンバー。
随所に入るアルペジオがゾクゾクします。
「Kingdom Come」の静から動へと続く構成はドラマチック。ウェインのヴォーカルも
抑えた調子から徐々に盛り上げてゆく様は圧巻です。
「Black Mountain Mist」は美しいガット・ギターがメインの曲ですが、映像が
頭に浮かぶキレイな曲。
彼らは過去、様々なカヴァーを作品に収録してきたのですが今回のカヴァーは
なんとエアロの「Dream On」をカヴァーしちゃってます。
これが見事にハマッてます。ゴス風味を加えたこのカヴァー、メタル系の発想では
こうはならないでしょうね。
個人的には生涯付き合っていきたい作品です。


WHITESNAKE - Whitesnake ★★ (2010-01-15 21:33:00)

ズバリ曲作りのおかげです。
サイクスの高い作曲能力を満天下に轟かせた80年代屈指の名盤でしょう。
万人が良いと思った曲が収録されているから売れた…簡単な図式です。
しかしMTVの恩恵があったことを忘れてはいけません。ラジオのオン・エアだけでは
ここまで売れなかったかもしれませんね。HMに追い風が吹いていた時代というのも
勿論あったのですが。
ブリティッシュ・ロックにブラック・ミュージックのフレーバーをまぶした音楽性が
後のブルー・マーダーの雛型になったのは間違いなさそうです。
売れっ子プロデューサー、キース・オルセンとマイク・ストーンの起用も当たった
とは思いますが、ちょっとリバーブ過多。気持ちナマっぽくてもよかった気が。
この作品に関しては賛辞するしかないでしょうね。あえて文句をつけるならば
このメンツをキープできなかったデヴィッド・カヴァーデイルにでしょう。


RIOT V - Inishmore ★★ (2010-01-15 20:54:00)

この作品のサウンド・プロダクションについて、賛否あるようですが
確かにお世辞にも良い音とは言えないと個人的には思います。が、曲によっては
空間系の処理を施していないデッドな音像の方がマッチするようにも思います。
序盤の「Liberty」「Angel Eyes」「Kings Are Falling」は問題無いんですが、
「Inishmore」はどうにかしてほしかったなぁ。
あくまで個人的にですが、ランニング・オーダーにメリハリが足りないと思います。
曲のテンポについても熟考したほうがいい。じゃないとトータルで見たときに
平坦になってしまうから。
しかし、自己プロデュース能力が低いところや、ファンの思いとは逆の作品を
作ってしまうところなんかも彼らの魅力のひとつなんでしょうね。
作曲能力は高いので今後の作品は頼みますよ リアリ先生!!


TODD RUNDGREN - The Ever Popular Tortured Artist Effect ★★ (2010-01-14 17:03:00)

この作品もかなり聴きやすいです。
確か、全編リズム・トラックは打ち込みだと記憶してますが、後で確認してみよう。
冒頭の「HIDEAWAY」ポップで聴きやすいんだけど複雑なコード・チェンジが随所に
あってマニアには嬉しいでしょうね。
オペラ歌唱のパロディ「EMPEROR OF THE HIGHWAY」はトッドのお茶目な部分がわかる
曲です。「THERE GOES YOUR BAYBAY」は追っかけコーラスがカッコいい。
この人、テクノロジーにも精通してるから、早くからマシーン・ビートに目を
つけていたらしく、後の高野寛の作品では当時としてはかなりハイ・クォリティな
ドラム・サウンドが聴けます。


TODD RUNDGREN - Hermit of Mink Hollow ★★ (2010-01-14 14:48:00)

かなりポップです。
ビギナーはこの作品から入るのがいいかもしれません。相当聴きやすいです。
すべての楽器、コーラス、ミキシング、プロデュースは本人一人でやってます。
♪僕らは友達のままいられるかい♪と唄う「CAN WE STILL BE FRIENDS」は泣けますよ。
途中のギターソロがブライアン・メイみたいな「LUCKY GUY」も同様です。
しかしこのアルバムの目玉は「ALL THE CHILDREN SING」でしょう。この曲、とにかく
コーラス・ワークが素晴らしい。
実は僕自身が初めて買ったトッドの作品がコレで、ライノからリイシューされてから
毎月1枚づつゲットしていきました。


TODD RUNDGREN - Faithful - Love of the Common Man ★★★ (2010-01-14 14:29:06)

邦題「一般人の恋愛」。少しヒネらんか。
ムスタングの線の細いサウンドが印象的なポップソング。
アーミングでウニョウニョしたギターソロが聴き所です。
ギタリストのトッドが楽しめる曲です。


TODD RUNDGREN ★★ (2010-01-14 14:21:00)

HM/HRファンにはプロデューサーとしての認知度はあるかもしれませんね。
しかしその実態は、マルチ・インストゥルメンタリスト、シンガー・
ソング・ライター、レコーディング・エンジニア、プロデューサー、
コンピュータ・プログラマー、DJなどなど、ホントにマルチな才能を持った
稀有なクリエイターと言った方がいいかもしれません。
近年はハワイで隠遁生活を送っているらしいのですが、多作でも知られる
アーティストでもあります。
作品はアヴァンギャルドでエキセントリックなものもあればブラック・
ミュージック的なものもあったり、かと思えばポップでメロディアスな
作品をつくってみたりと、かなり気まぐれな芸術家肌のキャラです。
ソロ名義の作品と自身のバンドであるユートピアの作品、僕はどっちも
大好きなんですが、はたしてこのサイトにカキコミをされてるメタラーの
中に同じ嗜好を持った人はどれくらいいるのでしょうか。


TODD RUNDGREN - Faithful ★★ (2010-01-14 13:57:00)

有名アーティストの曲を完コピしようというコンセプト作品。カヴァー集ではなく
サウンド・ディテイルや細かいノリまでも忠実に再現しようという完全コピー集です。
あくまでも。中でもビーチボーイズの「GOOD VIBRATIONS」は白眉の出来。しかし
本家のテープ・コラージュの質感はさすがに再現できなかったようです。
ビートルズの「STRAWBERRY FIELDS FOREVER」もメロトロンがいい具合に再現できて
ますね。
コピーをしているのはアナログレコードでいうA面だけで、B面からはトッドの
オリジナル曲が収録されてます。
とりわけ「LOVE OF THE COMMON MAN」はトッドのポップセンス炸裂ナンバー。
この人の作る楽曲は、使用コードとコード進行が変だったりするんだけど
トータルで見ると緻密でよく出来てるんですよね。


U2 - War ★★ (2010-01-14 13:10:00)

この時期の彼らのイメージは、血を吐きながらメッセージを叫ぶような感じ。
かつてシン・リジィは母国アイルランドの伝記や英雄のことを、ポーグスはイギリスや
アメリカに渡った移民のことをノスタルジックに唄っていたけど、U2はアイルランドの
暗部ともいえる宗教問題や今なお続く紛争を取り上げていました。自分達の信じる
イデオロギーを貫きとおして主張するという、いわばパンク(決して音楽ジャンルや
サウンドの事ではない)なバンドなんでしょうね。
それにしたって尋常じゃない切迫感は、聴く人の胸をえぐります。
このアルバムのサウンド・テクスチャーはスティーブ・リリーホワイトお得意の
ドラムのゲート・リヴァーブが印象的ですね。この時期のスティーブ・リリーホワイト
が手がけた作品は、総じてスネアのゲート・リヴァーブが多用されています。
そういえばスティーブ・リリーホワイトの奥さんのクリスティ・マッコールは
アイルランド人だったような気が。
「ヨーロッパの黒人」と揶揄されたアイリッシュ。だからB・Bキングやブルースに
接近したのか…と後に合点がいった次第。


ROD STEWART - Camouflage ★★ (2010-01-13 13:54:00)

かつての上司、ジェフ・ベック参加。
サウンド的には当時のテクノロジーを前面に押し出した作風なんだけど、ちょっと
ピコピコしすぎ。トッド・ラングレンのカヴァー「CAN WE STILL BE FRIENDS」が
意外といい出来です。他にもFREEの「ALL RIGHT NOW」も取り上げているのですが
ロッドと似たようなルーツを持つポール・ロジャースの歌いまわしとは違う仕上がりに
なってます。アレンジ自体もダンサブルでやはりピコピコしてます。
しかし、ジェフのプレイは凄まじいものがありますね。同時期にリリースされた
彼の「FLASH」より本作でのプレイの方が鬼気迫るものがあります。
この頃にはすでにフィンガー・ピッキングに移行してたと思うのですが、結構な
早弾きなんかも披露してますね。
この作品、かつてのようにアーシーでもR&Rでもないんですが、コンパクトで
バランスの取れた作品です。僕は結構好きですね。


IMPERIAL DRAG - Imperial Drag ★★ (2010-01-13 12:02:00)

アメリカのバンドなんだけど、ロンドンぽいというかグラムっぽいというか。
ジェリー・フィッシュよりロック寄りですね。
うにぶさんの仰るとおり、メロディや仕掛けの多さではジェリー・フィッシュの方に
軍配が上がりますが、猥雑で若干退廃的なムードはこのバンドの個性なのでしょう。
ミディアム・テンポの曲が大半なので、もう少しメリハリが欲しかったですね。
とはいえ、そこは元ジェリー・フィッシュ。グッド・メロディが聴くことができます。
この時点でスラッシュと一緒にやるとは思ってもみなかったけど。
もう1枚ぐらいアルバムを作ってほしかったな。うーむ残念。


THE ALAN PARSONS PROJECT - Ammonia Avenue - Don't Answer Me ★★★ (2010-01-13 11:40:43)

ピンクフロイドとの関わりで語られることの多い彼らですが
この曲は往年のウォール・オブ・サウンドでノスタルジックな
仕上がりになってます。
なんか胸を締め付けられるようなせつないけど爽やかな佳曲。


OZZY OSBOURNE - Diary of a Madman - Diary of a Madman ★★★ (2010-01-13 11:20:38)

オジーの歴代ギタリストの中でも、ランディは楽曲の構成力、
アレンジ能力そして発想が抜きん出てますね。
この曲もそんな彼のポテンシャルが見事に集約された名曲です。
イントロのクリシェを多用したアルペジオに始まり、カウントの
難しい変拍子セクションを経て3拍子のサビ。そしてストリングスとクワイアが気も狂わんばかりに盛り上げる大団円。
歌詞の内容もルナティックで、映像が浮かんできます。
問答無用の名曲ですね。


OZZY OSBOURNE - Blizzard of Ozz - Revelation (Mother Earth) ★★★ (2010-01-13 10:43:44)

もう 参りました。この曲のドラマの前にはひれ伏すしか
ありません。
すべてのセクションにおいてこれ以上手の入れようが無いし、
ギター・ソロもランディのベストバウトでしょう。


OZZY OSBOURNE - Diary of a Madman - Over the Mountain ★★★ (2010-01-13 10:31:55)

ドラムはトミー・アルドリッジではなく1stでも叩いていた
リー・カースレイクです。このバタバタした感じは他の
ドラマーじゃ出せません。思うにオジーには彼のプレイがマッチ
してると思うのですが。
まるでノコギリで切られているようなリフがドエライ格好良さ。
ランディ本人も気に入っているというソロも聴きどころです。


OZZY OSBOURNE - Bark at the Moon - Bark at the Moon ★★★ (2010-01-13 10:21:23)

このリフ、メタルではあんまり使わないコードで構成されているんだけど、ランディの遺産を引き継ぎながらもジェイクらしさに
溢れていて素晴らしいですね。そしてオジーの歌メロ!!
かっこ良すぎです。
でも12inchシングルのライヴテイクの方が、スタジオ盤より
アグレッシヴで好きかな。


OZZY OSBOURNE - Blizzard of Ozz - Dee ★★★ (2010-01-12 11:26:55)

親父が演歌を弾くために家にあったクラシック・ギターで
コピーしました。凡百のメタル・ギタリストとは一線を画す
発想と豊かなコードの知識… コピーして理解しました。
やはりランディは別格です。


OZZY OSBOURNE - Diary of a Madman - S.A.T.O. ★★★ (2010-01-12 11:16:54)

リフに絡めたオブリがひとクセふたクセあってシビレます。
しかも単純なパワー・コードだけじゃないところが流石。
ソロパートは転調するのですがメジャーペンタ、マイナーペンタ
巧みに使い分け、スケールアウトしていくような不安定さを
盛り込むのもランディの得意技ですね。
三連のリズムもオジーにしては珍しい。カッコいいです。


OZZY OSBOURNE - Diary of a Madman - Flying High Again ★★★ (2010-01-12 11:06:09)

ジョージ・リンチ曰く…「俺のリックをランディにパクられた」
延々と続くタッピングのパートの事ですが、確かにドッケンの
「TOOTH AND NAIL」を聴くと納得させられますね。
当時のLAのクラブ・シーンではこんな事は日常茶飯事だったの
でしょう。
バッキングはどことなくストーンズみたいに空間を活かした
味わいのある感じ。こういうの、好きです。


THE YELLOW MONKEY - 8 - SO YOUNG ★★★ (2010-01-12 10:53:53)

確かに泣ける。
最後のSo youngって叫ぶところが特に。
せつないです。


THE YELLOW MONKEY - smile ★★ (2010-01-12 10:49:00)

70Sロックと歌謡曲の変態ハイブリッド。
本人たちがどう思ってようと、彼らの作品中でこのアルバムが僕の中では一等賞。
キャッチーな中にもひねりの効いた曲作りはロビンのおハコですね。
若干、退廃的なグラムっぽさは後退したけどメジャー・キーとマイナー・キーを
行き来する楽曲構成は見事というしかないでしょう。卑猥な歌詞も健在です。
この人たち、ホント70年代の音楽が好きなんですね。バンドの佇まいも含めて。
バキバキのメタラーには敬遠されがちな彼らですが、ボウイやモットなんかが
好きな人やメロディのあるロックが好きな人は聴いたほうがいいですよ。
おすすめは「熱帯夜」「嘆くなり我が夜のFANTASY」「マリーにくちづけ」
「LOVE COMMUNICATION」。すりっぷのっとさんの仰るとおりです。


D・A・D - No Fuel Left for the Pilgrims ★★ (2010-01-04 13:15:00)

おおおっ!!このサイトでジュリアーノ・ジェンマの名前が出てくるとは!!
確かにイタリア西部劇の雰囲気がプンプンですね。同時にやさぐれたチンピラ感も。
アメリカ産のバッド・ボーイズとは雰囲気を異にしたカッコいいバンドです。
僕がよく通っていた札幌のタワー・レコードの店内で1日中「SLEEPING MY DAY AWAY」が
かかっていて、アルバム購入のきっかけになりました。
今だからこういうバンドが多く現れてほしいものです。


CONTRABAND - Contraband ★★ (2009-09-12 03:23:00)

マイケル・シェンカー目当てに購入。
LA人脈だから楽曲的にはあんまり期待はしてなかったんだけど、予想に反して
なかなかイイじゃないですか。
トレイシー・ガンズとマイケルの絡みが聴けるのは嬉しいですね。
オリジナル・ナンバーもカッコいいんですが、僕はボウイもモットも大好きなので
彼らのカヴァーが1曲づつ取り上げられているのがたまりません。
割と原曲に忠実なアレンジなんだけど、勢いがあります。
しかし、マイケルのトーンは際立ってるなぁ。どのバンドのどんな曲を演ろうとも
しっかり彼だと解かるプレイとサウンドは素晴らしいの一言。


BUCKETHEAD - Giant Robot ★★ (2009-09-12 03:02:00)

アメリカのK.F.Cのチキン・バスケットと日本のチキン・バスケットのサイズは
ビミョーに違うらしく、来日公演では違和感と戦っていたらしい。
このひとVAIと同様、変態なんですが、その変態ベクトルは違う方向を向いてます。
この人のキャラはオタクと言っていいでしょう。しかも引きこもり系の。
犬神家のスケキヨみたいなマスクをしているのもそのせいかもしれません。
アルバムでは、超絶技巧を炸裂させていますが、万人に受ける曲はありません。
キャッチーなインストはありますが、これはおそらくストーリー・アルバム。
しかし、インストだから展開されるストーリーがまったくもって解からない(笑)。
本作1枚を聴いただけでは彼の本性は解からないかもしれません。
でもこういう馬鹿馬鹿しさは好きです。


FREE - Fire and Water ★★ (2009-09-12 02:43:00)

やはりトップにランクですか。納得。
この人たち、当時20代前半ですよ。なのにこの味わい。もうひれ伏すしかありません。
サイモン・カークのドラムは、どデカイ木槌で杭を打ち込んでるような一打一打が
沈み込むような感覚です。ボンゾの暴れ太鼓とは対照的なスタイルですね。
何にもまして、コゾフのギターが素晴らしい。あのエリック・クラプトンがコゾフに
どうやってヴィブラートを掛けているのか質問したというエピソードも、本作を聴けば
真実味は倍増です。とにかく色気のあるトーンに号泣。
もちろんポール・ロジャースも素晴らしい。
でも彼は、ライヴの方が攻撃的でシャウトも多いんだよな。スタジオ作では若干
おとなしく聴こえてしまうんだけど、メリスマやフェイクは流石!!


JUDAS PRIEST - British Steel ★★★ (2009-09-12 02:20:00)

サウンド・プロダクションは置いといて…
楽曲の構造は、余計な装飾音をオミットしてコンパクトに仕上げてます。
なのでソリッド感が前作比で増量してますね。
「PAINKILLER」以降からのファンと、バンドと並走してきたファンとでは
解釈に開きがあるのは当然ですが、正直ここまで賛否両論になるとはびっくり。
個人的には、彼らのカタログの中では上位にランクされるアルバムです。
「BREAKING THE LAW」を聴くと、なんか込み上げてきます。


TWISTED SISTER - Stay Hungry ★★ (2009-09-12 02:01:00)

異常なまでの分かりやすさでロックを体現してる。
メタルなのか?と言われればちょっと躊躇してしまうけど、馬鹿ばかしささえ感じる
楽曲は、有無を言わせない楽しさです。
かと思えば、タイトル・チューンのような疾走曲もあったりして作品自体の出来は
なかなかのバランスに仕上がっています。
欧州HM/HRが好きな人にはフックしにくいかもしれませんが、大ヒット曲
「We're Not Gonna Take It」はヤミツキになるようなメロディとグルーヴです。


VANDENBERG - Best of Vandenberg ★★ (2009-09-12 01:47:00)

これほどファンをナメたベスト盤はありません。
バンド解散後、エイドリアンが加入したホワイト・スネイクの人気に便乗しようとした
姑息な作品が、この「BEST OF VANDENBERG」です。
ファンは3作品を揃えたほうがいいと思うし、入門者も同様です。
それは何故か? この作品は、これぞヴァンデンバーグ!!という必殺ナンバーが
完全にオミットされているからです。
このサイトの趣旨とは正反対の意見ではありますが、個人的にお勧めはできません。


GUITAR WOLF - ラン ウルフ ラン - オールナイトでぶっとばせ!! ★★★ (2009-09-05 11:12:40)

問答無用のJETなロケンロー!!!


CAROL - ファンキー・モンキー・ベイビー - ファンキー・モンキー・ベイビー ★★★ (2009-09-05 11:05:03)

タイトルの意味は分からんが、ものすごい破壊力を持った曲。
アメリカのヴァンダリアスってパワー・ポップ・バンドが
♪愛されてりゅ~ いつもぉ~♪ って怪しい日本語でカヴァー
してたけど、本家のカッコよさには及びませんでした。


BRIAN MAY - Star Fleet - Star Fleet ★★ (2009-09-05 10:57:00)

ブライアンとエディ・ヴァンへイレンのバトルを聴きたさに
当時12inchシングルで購入。
曲は、まぁ置いといて、聴き所はやはり二人のギターでしょう。
イカシてます。


BEAT CRUSADERS - Epopmaking-popとの遭遇- ★★ (2009-09-05 10:49:00)

「ANOTHER TIME/ANOTHER STORY」がいいですね。
古くはストラングラーズなんかがキーボード奏者のメンバーを入れていたけど、
キーボードの入ったパンクバンドは結構珍しいですね。しかも、フツーに白玉だけを
弾くんじゃなくて、奇天烈な効果音っぽいことも随所でやってて面白い。
で、ギターが2本だからバッキングは相当ブ厚い。
曲作りはホント上手いと思います。が、個人的にはあんまり連続では聴けないかな。
終始ドコドコと走りっぱなしのメロコアに食傷気味の人には一聴の価値アリです。


SAMMY HAGAR - Voa ★★ (2009-09-05 04:26:00)

赤いオッサン、サミー。
古巣モントローズを彷彿とさせる「I CAN'T DRIVE 55」が文句なしにカッコイイ。
『55マイル(88キロ)なんかで走ってられるかよッ!!』という交通法規に対し反旗を
掲げるアンセムなんですが、確かに北米の真っ直ぐな道路で88キロというのは酷かも。
キーボードが目立っているけど、もっとギターを前面に出していれば疾走感は
倍増したのに。うーむ、惜しい。曲のテンポも55マイルなのか?
しかし、アルバムの出来は過去のサミーの作品中ではトップ・クラス。
タイトル・チューンの疾走感は「I CAN'T ~」を凌ぐ勢いで気持ちいいです。
このアルバムを最後にサミーはヴァンへイレンに参加してしまうんだけど、個人的には
ソロ時代の方が好きだなぁ。