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はっちゃんさんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 601-700

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はっちゃんさんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 601-700

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GUN(60'S) ★★ (2009-06-04 01:01:00)

評価はさておき、とにかく聴いてほしいバンド GUNです。
80年代末期に出てきたGUNとは同名異バンドです。
このバンド、何が凄いかというとイカレっぷりが半端じゃない。
確かに後のハードロックという音楽形態に近い感触もあるんだけど
なにしろ1968年という時代、ハードロックなんか存在しないし
お手本なんかありゃしないんだから。強いて挙げるなら同時代イギリスで
センセーションを巻き起こしていたジミ・ヘンドリックスとか
クリームってことになるんだろうけど、どっこいこのバンドは両者とは
まったく異なる音楽性なのです。わずかな共通点と言えば、どことなく
ドラッギーでサイケデリックな雰囲気が薫るぐらい。
1stアルバムから漂うキチ●イっぽさは、時代の空気を反映していると
いえなくも無いんだけど。
現代のニートにまとまったHM/HRに慣れた耳には、それを期待して聴くと
確実に肩透かしを喰います。だってハードロックですらないんだもの。
ジャンル無用の奇天烈でへヴィなロック。
これを聴くと当時のイギリスのドロドロとした、ハードロックの
胎動みたいなものを感じてしまいます。
興味が湧いたら是非とも聴いてみてください。


筋肉少女帯 - 猫のテブクロ - Go!Go!Go!Hiking Bus〜THE LONGEST DAY〜 ★★ (2009-06-03 08:22:35)

これよく聴くとバカラックじゃないですか!!


筋肉少女帯 - 月光蟲 - サボテンとバントライン(リミックス) ★★ (2009-06-03 08:15:21)

CMで使われてなかったっけ?
何かのインタビューでTHIN LIZZYを意識したって言ってたけど
なるほど、そんな風にも聴こえるかも。


筋肉少女帯 - 断罪!断罪!また断罪!! - 踊るダメ人間 ★★★ (2009-06-03 08:08:07)

ラストの大サビに震えます。
♪3・2・1・0!!♪の掛け声をかけてる女優さん、教育TVに
よく出てました。


MOUNTAIN - Nantucket Sleighride ★★ (2009-06-03 06:19:00)

繊細なクラシカル・テイストと、豪快なR&Rの絶妙なバランス。
前作と同一の方向性を持った好盤。
自分の浮気性の為にカミさんに撃ち殺されるという、なんともやりきれない
最期を遂げたフェリックス・パパラルディだがアルバムでのベース・プレイは
クラシックの素養のある彼らしく、まるでチェロで裏メロを弾いているよう。
ジャック・ブルースとの類似性は本作でも変わることはない。
後に何度もライヴ盤に収録されることとなるタイトル・チューンの出来は
やはり出色。イントロでのレスリー・ウェストのチョーキングのトーンは
自分が出したい理想のトーンでもある。
マイケル・シェンカーに多大な影響を与えた「Travellin' in the Dark (To E.M.P.) 」
では歌心に溢れたギターを聴かせてくれる。
ちなみに彼らのアルバムカヴァーは、夫を殺した妻であるゲイル・コリンズが
手がけている。


SLADE - The Amazing Kamikaze Syndrome - Run Runaway ★★ (2009-06-03 05:52:11)

自分のバンドでカヴァーしてしまったほど好き。


NAZARETH - Expect No Mercy - Expect No Mercy ★★★ (2009-06-03 04:35:36)

疾走しながらも、マニー・チャールトンのギターは
ファンキーな一面を覗かせるカッティング。
なかなかの切れ味です。


FRANK MARINO & MAHOGANY RUSH - "live" ★★ (2009-06-03 04:25:00)

ジミヘン・フォロワーで有名な彼ですが、しっかりオリジナリティも
持ち合わせてます。
ギブソンSGの板バネ・アームであそこまで音を揺るがすのはマリノならでは。
過剰にエフェクティヴなのもいい感じ。
「WORLD ANTHEM」のスケールのデカさも良いのですが、アルバム後半の
カヴァーが一番ご本人ノリノリです。
やはり、ドーピングのおかげでしょう。


GUN(60'S) - Gun - The Sad Saga of the Boy and the Bee ★★★ (2009-06-03 04:00:08)

誰かカヴァーしてくれないかなぁ。
ドタバタしたリズムとは裏腹に大変に美しいストリングスが
印象的ですが、歌詞・演奏・アレンジと何故こんなことに
なったのか、発想が常人のものではありません。


GUN(60'S) - Gun - Race With the Devil ★★★ (2009-06-03 03:51:01)

狂ってます。
常軌を逸したアレンジは、やはりお薬の処方が
あったのでしょうか。
イカれ具合がとんでもなくかっこいいのです。


GUN(60'S) - Gun ★★ (2009-06-03 03:39:00)

鳥肌がたつほど恐ろしいアルバムです。68年というプレ・ハードロック期に
これほどの音を出していたとは驚くより他ありません。
ハッキリ言うと、まとまりが無かったりするのですが、色んな事をやってみたいという
衝動と異常なまでのプリミティヴなパワーが渾然一体となって、とてつもない混沌を
生み出しています。当時のイギリスには世に出ていないこんな感じのバンドが沢山
いたんじゃないかなぁ。
「RACE WITH THE DEVIL」はGIRL SCHOOLもカヴァーしたへヴィなアップチューン。
中間部の悪魔の笑い声は狂気が垣間見えます。
「THE SAD SAGA OF THE BOY AND THE BEE」はストリングスが物語を盛り上げる
ドラマティックなナンバー。
(70年代にヒットした平田隆夫とセルスターズの「ハチのムサシは死んだのさ」は
この曲にインスパイアされたんじゃないだろうか)
ギターのエイドリアン・ガーヴィッツ(クレジットは何故かカーティス)は
誰の影響下にあるのか解析不可なオリジナリティ。恐ろしく歪んだ音で
弾きまくります。
このアルバムに充満している"ドロリとした"情熱は、現代のHM/HRには
表現し得ないものです。


BLACK SABBATH - Black Sabbath ★★ (2009-06-03 00:45:00)

はたして、ブラックやデスを愛聴している者に
この1stはどう響いているのだろう。
媒体依存型学習サバス・フリークは2ndあるいはディオの歌ってるヤツを
挙げるかもしれない。
本作は間違いなく音楽史に残る事件だったはずだ。
過去、悪魔を音楽で取り上げることはブルースでは実例があったものの
バンドのコンセプト事態がそっち方面というのは立派な発明である。
CDをトレイにセットしたら、イカヅチが轟くのを震えて待て。


BLACK SABBATH - Sabbath Bloody Sabbath ★★ (2009-06-03 00:20:00)

HEAVEN AND HELLなんかより断然良い。
アイオミのリフも「SABBRA CADABBRA」に代表されるように
初期の重さとは違った突き抜け感がある。
加えてオジーの歌唱は常軌を逸した狂おしさ。かつてここまで狂気の入った
ハイトーンは出していなかった。
新機軸のシンセ導入も彼らの世界観を増幅させてるように響く。
サバスの多様な面が聴ける佳作。


EMERSON, LAKE & PALMER - Tarkus ★★ (2009-05-31 04:03:00)

うなりをあげるハモンド!斬りつけてくるムーグ!!寄せては返すメロトロン!!
ギターが無くたってこんなに凄いロックができるんだ。
A面の、長さを感じさせない構成とメリハリの効いたドラマは圧巻の一言に尽きる。
B面は、緊張と緩和のバランスが素晴らしい小曲群。
キースはキーボードの申し子と呼んでいい。
彼らの作品中でもっとも好きなアルバム。


PAUL MCCARTNEY(WINGS) - Run Devil Run ★★ (2009-05-31 00:33:00)

タイトル曲の「RUN DEVIL RUN」が死ぬほどシビレる。
ギターはギルモアと、忘れちゃいけないパイレーツのミック・グリーン。
この人が居なければ、この曲の疾走感は半減していたでしょう。
ペイスのドラムも水を得た魚のよう。
いいなぁ、こういうアルバム。


DAVID BOWIE - The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders From Mars - Ziggy Stardust ★★★ (2009-05-31 00:24:18)

俺は根性で耳コピしたよ。
ロンソンのギター、今聴いてもカッコいい。


DAVID BOWIE - Hunky Dory ★★ (2009-05-31 00:15:00)

おおお、メタル者はやはりボウイを聴かんのか…
怒号さんのおっしゃるとおり完全にスルーされているなぁ。
「ZIGGY STARDUST」のところでも書いたけど、この時期のボウイは天才です。
珠玉のメロディの宝庫です。
ポップだけどしっかりブリティッシュの薫りがプンプンですよ。
なんと「LIFE ON MARS」のピアノはリック・ウェイクマン!!
美しく劇的な曲です。邦題は「火星の生活」(まんまやんけ 笑)。
Dr.Strangelove さんのおっしゃるとおりこの曲のためだけに
購入しても損はしません。


THIN LIZZY - Bad Reputation ★★★ (2009-05-30 22:42:00)

いい曲入ってますよ。このアルバム。
でも何故だか評価の低いアルバムです。メンバー間のゴタゴタが影響してるのかなぁ。
「Live And Dangerous」「Black Rose A Rock Legend」でもプロデュースを担当した
トニー・ヴィスコンティが仕上げたサウンドは少々エッジ不足。
しかし「Dancing in the Moonlight (It's Caught Me in Its Spotlight)」や
「Opium Trail」タイトル曲「Bad Reputation」などは
カヴァーで取り上げられるほどの名曲。
ロボの脱退でアルバム大半のギターを一人で弾いたスコット。彼の実力は
決して過小評価されるべきではないと思います。


DAVID LEE ROTH - Eat 'Em and Smile ★★ (2009-05-30 22:18:00)

ヴァイが人の会話を採譜していたってホントだったんだ~!
って「YANKEE ROSE」を聴いて度肝を抜かれる。
デイヴにとっての短いバブル期の始まりはこのナンバーで幕を開けた。
面子が凄すぎて、主役であるはずのデイヴが霞んでしまったのは大誤算。
自作は思いっきり自分本位なアルバムになっちゃうんだけれども…
俺の独断ではデイヴはヴァンヘイレン時代の方がかっこいいんだな。


Y & T - Black Tiger ★★ (2009-05-30 21:52:00)

とてもアメリカンとは思えない湿度の高いHRバンド。
後年アメリカン丸出しになるのですが、この時期のアルバムは憂いを持った
シャッフルチューン「FOREVER」に代表されるように、泣きメロ満載です。
G/Voのデイヴ・メニケッティの熱いプレイも聴き所。
若者には少々物足りないサウンドかもしれませんが、聴いてみてください。


METALLICA - Garage Inc. ★★ (2009-05-30 21:21:00)

面白い。どんな曲を演ろうが彼らのカラーになってしまうという好サンプル。
ハードコアやニューウェイヴにまで食指を動かしていたとは。
なかなかに懐の深いバンドである。
信念が垣間見える選曲ではあるが、もっとメタルとかけ離れたカヴァーも
聴いてみたいものだ。


The Jimi Hendrix Experience - Electric Ladyland ★★ (2009-05-30 20:14:00)

ジミがその本性を現した、驚異のアルバム。ロックを聴いて恐ろしいと思ったのは
このアルバムが初めて。
とんでもない情念のようなものを感じる。
しかもスタジオ・テクノロジーを極めつくさんとばかりに実験的でもある。
まぁ、お薬の処方のせいなのか、それに後押しされているのか?いないのか?
急逝したのは曲げようの無い事実だが、彼が生きていたらどんな音楽を
やっているのか。興味は尽きない。
おそらく万人が聴いて気に入る作品ではないと思うが、聴く者の嗜好を凌駕する
ほどのエネルギーがアルバムに詰まっている。


The Jimi Hendrix Experience - Are You Experienced ★★ (2009-05-30 19:54:00)

あらゆる意味で真のクリエイターでありイノベイターであるジミ。
何故あんな曲が作れたのか?何故あんなプレイができたのか?
聴いた後は、分析的になる前に、ただただ茫然自失の体に陥るのみ。
クラプトンやベックが嫉妬に狂ったという話も頷ける。
当時に於いて、彼がどれほど先鋭的だったか、革新的だったかは同時代の
音楽を聴いてみれば一聴瞭然。
メタル者には関心が薄いかもしれないが、ロックを愛する者なら「体験」すべし。


ALCATRAZZ - No Parole From Rock'n'Roll ★★ (2009-05-30 19:30:00)

リリース直後にソッコーGET。にもかかわらず、チャリのカゴに入れたまま
5分ほど買い物をしている隙に、不届きものが俺の大事なレコードをパクりやがった!
田舎だからと世の中を甘く見た当時の俺を叱ってやりたい。
それから10年後、CDで買いなおして聴いたときにはビックリ。
丁寧にプレイしてるなぁ。と。
この盤でのイングヴェイは間違いなく凄かった。衝撃だった。
しかし、上記の理由でリアルタイムで聴くことのできなかった俺は
それで良かったと思ってる。
当時ギターを始めて2年足らずの小僧が、イングヴェイを聴いていたら
十中八九ギターを弾くことに疑問を抱いたであろう。良くも悪くも。
以上のような訳で、この作品は思い出深い作品なのです。
あ、レビューになってないや。


VANDENBERG - Heading for a Storm ★★ (2009-05-30 18:54:00)

その筋で云うところの"鉄砲玉"的な役割を担う1曲目の「FRIDAY NIGHT」から
飛ばしてます。Sus4を使った美味いリフ作りは王道です。
サウンド的にも、クライ・ベイビーの使用を止め、よりダイレクトになってます。
個人的には、上の方々が一人として触れていない「WELLCOME TO THE CLUB」が凄い!
イントロのリフ、発想が普通じゃない。並みのギタリストには思いもつかないよ。
聴いた感じ、耳馴染みがいいもんだからサラッと聴けちゃうんだけど
この人、随所でとんでもない事やってますよ。
ようやく方向性が定まったというのに次作ではまた迷走しちゃうんだなぁ。


VANDENBERG - Vandenberg ★★ (2009-05-30 18:31:00)

大巨人エイドリアン・ヴァンデンバーグが局地的にブレイクした1st。
音楽的な方向性は、バッド・カンパニーに代表されるような渋めのHR。
この頃のエイドリアンのトーンはマイケル・シェンカー同様、クライ・ベイビーを
カマして中域をブーストした鼻詰まりサウンド。
そのトーンは、お兄ちゃんのルドルフも弟の音と聴き間違えたというほど。
で、プレイは次作につながる流麗なソロが楽しめる「Too Late」が何故か浮いている。
いい曲なんだけど、アルバムの中ではあきらかに異色のナンバー。
邪推なんだけど、この「Too Late」が若干話題になった為に、次作での
スタイルが確立したんじゃないかなぁ。
方向性に迷いが見えるけど、1stならではのパワーを感じます。


PINK CLOUD - Index - Drive Me Nuts ★★★ (2009-05-28 20:00:20)

跳ねるリズムに、うねるギター!
このリフはシンプルだけどエラク恰好イイ。開放弦を絡ませた
リフって弾いてて気持ちいいんだよね。
ワールドクラスのロックだな。ストラトのトーンが絶品です。


BLUE OYSTER CULT - Spectres - Fireworks ★★ (2009-05-28 19:33:42)

それにしてもこの人たち、聴き手を不安にさせるような
フレーズ作りが上手いなぁ。
バースは泣きの入った怪しいアルペジオなんだけど
サビは一転してポップになる。面白い曲だ。


BLUE OYSTER CULT - Agents of Fortune - Tattoo Vampire ★★ (2009-05-28 19:26:56)

リフがカッコいい。中間部で相変わらずの不気味フレーズが
雰囲気を盛り上げます。
アルバム中、唯一の疾走曲です。


BABY ANIMALS - Baby Animals - Rush You ★★ (2009-05-28 19:21:45)

う~む、知名度低いんだなぁ。
タイトルどおり突き進むようなサビが文句なしにカッコいい。
もちろん姉御のシャウトっぷりも見事です。
リズムの仕掛けが印象的なナンバー。


BABY ANIMALS - Baby Animals ★★ (2009-05-28 19:14:00)

美麗なルックスとは反比例の野太いシャウトに1ビビリ。
少々ホコリっぽいストロング・スタイルのロックに2ビビリ。
LPスペシャルやファイヤーバードなど、イナタイギターを抱える佇まいに3ビビリ。
好きなタイプのロックです。曲の質にはバラツキがあるのはご愛嬌。
ROCK姉御スージーの見目麗しい姿で判断を誤らないでほしいところです。


BECK, BOGERT & APPICE - Beck, Bogert & Appice ★★ (2009-05-28 16:58:00)

ベック目当てに購入したはいいけど、耳に入ってくるのはリズム隊の二人の音ばかり。
壮絶なプレイだなぁ こりゃ。ハッキリ言ってギター、喰われてます。
第2期ベックグループを引きずってるのか、ここでも黒いエッセンスが充満してます。
カーティス・メイフィールドが好きな僕は、まさかインプレッションズのカヴァーを
ここで聴けるとは思わず狂喜。
この頃ベックはレスポールを愛器としているにも関わらず、現在の愛器である
ストラトキャスターにも通じる、およそギブソンらしくないトーンを出してました。


GEORDIE - Hope You Like It - All Because of You ★★ (2009-05-28 14:47:38)

現AC/DCのブライアン・ジョンソンの鼓膜をつんざく絶叫が
楽しめるR&Rナンバーです。時代的にグラム・ロックを意識したようなポップな曲ですが、THE BEATLESのような♪あ~~♪っていう
コーラスとかT-REXっぽい♪へいへいへい♪っていう合いの手が
笑いをさそいます。リピートして何度も聴きたくなるような
魔力のあるナンバーです。


NIGHT RANGER - Dawn Patrol ★★ (2009-05-28 14:21:00)

ノスタルジーで語らせていただきます。
産業ロックと仰る諸兄もおられるようですが、本作がリリースされた当時は
どのメディアも彼らの事を産業ロックとは認識していませんでした。
むしろ、活きのいいHRバンドとして捉えられていたと思います。
"産業ロック"という呼称はメタル・マニアにしてみたら蔑称のようなもので、
「売れ線に走りやがって!」的なニュアンスを多分に含んだ物と理解します。
彼らがそのように形容されるのは、たまたまヒット曲がありそれがバラードだった事が
連続してしまったが故。レコード会社は商売であるから、売れそうな曲を
シングルカットするのは当然だし、また、楽曲のポテンシャルが高かったから売れた
とも考えることができます。
後に彼らは、バラードを強要するレコード会社との軋轢と彼らを見る世間のイメージの
ギャップに耐えられず破綻してしまいますが、この1stは、後々こんな評価に泣かされる
とは思いもしなかったであろう清々しくも痛快なHRアルバムです。
二人のギターのハードな面をもっともっとプッシュしていれば、高性能のHRバンド
として評価されていたかも知れません。
ナイト・レンジャーに過剰な思い入れはありませんが、オン・タイムで聴いていたのとブラッド、ジェフ共に好きなギタリストなので長々と書かせて頂きました。


CLIMB - Take a Chance ★★ (2009-05-27 22:30:00)

そうそう!巨人の外国人助っ人クロマティのバンドだよね。
確かベースはRUSHのゲディ・リー。こんなバンドまで登録されていたとは!!
クロマティのドラムの腕前は期待以上に上手くてビックリしたなぁ。
Kamikoさんのおっしゃるとおり、恥ずかしくなるようなキャッチーなサウンドが
欲しくなったらコレだ。


JEFF BECK - Flash ★★ (2009-05-27 20:22:00)

う~む。書き込みの数を見るとみんなこのアルバム好きじゃないんですね。
楽曲、サウンド、音楽性うんぬんは置いといて、プレイ自体はベックらしさが
満ち満ちたアルバムです。本作から本格的に指弾きにシフトしたと記憶してますが
特徴あるシグネイチャー・サウンドは唯一無二。
本作に起用されたプロデューサーのナイル・ロジャースはヒット狙いで担ぎ出された
飛び道具。しかしその力量は「?」。個人的にはシックでの正確無比なカッティングが
大好きなギタリストだったんだけどなぁ。
久々の本人のヴォーカルも聴けるし(上手くはないけど)かつての盟友でもある
ロッド・スチュアートも参加してるから、そういった意味では買いです。
この作風が気に入った人は同時期にリリースされたロッドのアルバム「Camouflage」も
聴いてみてください。こっちの方がベックが暴れてますよ。


JEFF BECK - Jeff Beck Group ★★ (2009-05-27 19:49:00)

個人的には歌モノのバックをやっているベックが好きなので。
それにしても黒い。前作を凌ぐほどに。スティーヴ・クロッパー効果なのか?
「Definitely Maybe」は表現力の極北に到達した感がある。
この人のバッキングは独特で、あまりコード進行をコード弾きで追ったりはしないのが
特徴。オブリガードともリフともとれない奇妙なフレーズで構成されてたりする。
このバックで歌うのはさぞかしやりづらい事だろう。レコーディングとはいえ
ほとんどライヴでのインプロヴィゼーションと変わらないんじゃなかろうか。
ちょっとしたフレーズも常人には思いつかない音使いで、パッと聴きは"妙"。
故にクラプトン・フォロワー、ペイジ・フォロワーが無数に存在するのに対し
ベック・フォロワーは皆無という現実もこれに起因しているのだろう。
ベックがベックたる所以は"徹底して人と違うことをする"事に尽きる。


GARY MOORE - Best Spanish Guitar ★★ (2009-05-27 18:41:00)

ずーっと聴きたかったシングル曲「SPANISH GUITAR」の為だけに購入。
アナログ時代は入手困難だったのでCD化で再発はうれしかったなぁ。
「BACK ON THE STREETS」もCOLOSSEUMⅡのアルバムもすでに持っていたけど
異なるテイクで3バージョンも収録されていると聞き、迷わずGET。
「パリの散歩道」を彷彿とさせる佳曲で、お得意のマイナーバラードです。
フィルのヴォーカル・ヴァージョン、ゲイリー本人ののヴォーカル・ヴァージョン、
インスト・ヴァージョンと3つを聴き比べていたら、面白いことが判明。
フィルのヴォーカル・ヴァージョンとインスト・ヴァージョンは
演奏トラックは同一のものを使っているのに対し、本人のヴォーカル・ヴァージョンは
明らかに別テイクです。エンディングのソロが違うし、何よりピッチが違う。
理由を知りたいなぁ(完全にマニアだね)。


VOW WOW - Mountain Top - Tell Me ★★★ (2009-05-26 03:50:23)

そうそう。夜のヒットスタジオに出てましたね!!
演奏が終わった後、ブラザー・トムが一言
「声たけぇ~!」
人見元基のハイトーンに驚嘆してました。
個人的にはグラハム・ボネットに近いものを感じますが。
ドラマティックな名曲です。


MONTROSE - Montrose ★★ (2009-05-26 01:02:00)

邦題は、つのだ☆ひろもビックリの「ハード★ショック!」。
文句なしに痛快なアメリカンHRアルバム。
明るいというよりはドライなリフでガンガン攻めてくるようなサウンドです。
「Bad Motor Scooter」ではバイクの音を「Space Station No. 5」では宇宙の音を
それぞれボトル・ネックで表現しています(宇宙の音って何だ? 笑)。
全編、情緒を排除したドライヴ・チューンといういさぎよさが満ち満ちています。
若き日のサミー・ヘイガーも豪快です。後にホワイトスネイク入りするドラムの
デニー・カーマッシも全開です。でも主役はやはりリーダーである
ロニー・モントローズでしょう。弾きすぎないで弾きまくる、押し引き、メリハリの
あるギターがうなりをあげてます。
結構、著名なミュージシャンも影響を受けたと語ることの多い名作です。ご一聴を。


TEMPEST - Living in Fear ★★ (2009-05-26 00:34:00)

オリー・ハルソール。いいギタリストだと思うんだけど、如何せん
アラン・ホールズワースの影に隠れちゃって正当な評価がなされない人です。
少々ジャズロック臭さは後退してハードロック風味が強くなったのも
オリーの参加が大きいのかも。
異色のカヴァー「PAPERBACK WRITER」が浮いている気がしないでもないけど。
ジョン・ハイズマンのドラムはいつ聴いても気持ちいいですね。
COLOSSEUMが好きな人にもお薦めです。


PHANTOM BLUE - Built to Perform ★★ (2009-05-26 00:05:00)

前作よりさらに硬派になった彼女達の2nd。やはりここでもVoのギギのヤクザ・ボイス
が凄まじいです。楽曲も贅肉を削ぎ落としたソリッドな作りになっていて
若干、時代のエッセンスを振りかけた感じです。
ギターはジョン・ノーラムのカミさんのミシェル・メルドラム。
彼女、昨年脳内出血で亡くなったってのを最近知ってショックを受けました。
GIRL SCHOOLのケリー・ジョンソンといい、カッコいい女性ロッカーがこの世に
いなくなるのは本当に寂しいことです。
故人のご冥福を祈ります。


LOVE/HATE - Wasted in America ★★ (2009-05-25 23:40:00)

単なるアメリカン・ハードロックではない何かを感じます。
言ってみればXTCなんかに近いひねくれ感を感じるのは俺だけかなぁ。
歌詞のテーマも社会的な事を言ってたり、能天気なLAメタルとは一線を画するものが
あります。誰か一人のメンバーが突出してすごいわけじゃなく、
バンド・グルーヴで聴かせるバンドです。


QUIET RIOT - The Randy Rhoads Years ★★ (2009-05-25 23:26:00)

ランディ在籍時の数曲をエアチェックして持っていたので、懐かしくなって購入。
なんと、ケヴィンのヴォーカルパートが大幅に差し替えられているじゃありませんか。
オリジナルはもっと線の細い、まだまだ駆け出しの青二才って感じだったのに。
うーむ、世紀のエゴイスト、ケヴィン・ダブロウここにありって事ですな。
未発表のライヴ音源は目からウロコのオジー・ナンバーのプロトタイプ。
特に、後の「YOU LOOKIN AT ME LOOKIN AT YOU」となる曲には、思わず膝をポンと
たたいてしまいました。
かわちさんのおっしゃるとおり、ランディを愛してやまない人が買うアルバムね。
もちろん僕もその一人です。


FOCUS - Moving Waves - Hocus Pocus ★★★ (2009-05-25 23:00:35)

やはりヨーデル・パートでしょうね。
オランダの名産品、木靴のようなSEもナイス。
でもこの曲、USシングル・バージョンの方がスピードアップ
していてカッコいいです。
なんでこんなアレンジなのか、その発想がヤバイです。


FOCUS - Live at the Rainbow ★★ (2009-05-25 22:52:00)

ネザーランドが生んだ超技巧派集団。この人たちマジでヤバイです。
この時代にこの音とこのプレイ。で、「何故?」の発想。
ジャズのモードとバロックのマナーを多様なアプローチで表現できるのは
ヤン・アッカーマンとタイス・ファン・レアのタッグのみ。
特にギターのヤンは当時に於いては先鋭的すぎた。テクニックは言わずもがなだけど
ちょっと狂気に近いものを感じます。
このバンドの唯一の弱点はリズム隊。ウワモノ二人に比べるとランクは落ちます。
でも当然か。突然モーダルなインプロに突入されても、それについていける
ロックミュージシャンなんか滅多にいないもんね。
アルバム後半の「Hocus Pocus」~「Sylvia」は常軌を逸した凄まじさ。
怖いもの見たさで聴いてみてください。


OZZY OSBOURNE - Tribute ★★★ (2009-05-25 20:38:00)

Spleenさん、ランディが足が不自由だったというのはガセネタ説もあるのです。
彼のお母さんのインタビューでは「足は不自由だったか?」という質問に対して
キッパリと否定してらっしゃいました。
しかし出所は不明ながら小児麻痺の後遺症という具体的な話もあり、ランディが
この世にいない今、真実は闇の中…
このアルバム、出るぞ出るぞと言われてかなりの年月が経ってからのリリース。
ランディのプレイはスタジオ盤とは違う、荒々しさが気持ちいい。
エディ・ヴァンへイレン同様、この人も独特のタイム感を持つギタリスト。
インプロを織り交ぜたソロはやはりスタジオ盤とは違って新鮮に響きますね。
サバスタイムに突入してからのプレイは圧巻です。
昨年発売されたマーシャル社のランディ・ローズ・シグネイチャーアンプ
これをGETすればランディのトーンが出せるのだろうか? と、
無理な事は承知の上で考えてみたりする。


SPIRITUAL BEGGARS - Mantra III ★★ (2009-05-25 18:27:00)

現代のメタル解釈で`70sHRをやったら見事にこうなります。
当時のHRには無かった、腰の入った重さが気持ちいいアルバムですね。
ハモンドがまた`70sっぽさを演出してますが、ギターサウンドは
間違いなく現代的なサウンド。
熱くなれるアルバムです。


NIGHT HAWKS - NIGHT HAWKS ★★ (2009-05-25 18:05:00)

日本人離れした体躯と歌唱力の持ち主、青木修一率いるHRバンドの1st。
実は、ギターの岩下千絵さん目当てに購入(笑)。彼女、ホントにかわいい。
いやいや、アルバム評だ。
パープル、レインボー、ホワイトスネイクが好きな人なら間違いなくハマる。
ハード・ドライヴィンなナンバー、せつないバラード、そしてメンバー全員が上手い。
中でもマルチプレイヤーでもあるリーダー青木の存在感はすごい。
例えるなら"カヴァーデイルの歌い方をするボネットがヘイガーばりにシャウトする"
って感じ(あくまで私見です)。
HRシーンに於いて、なんでこの人が浮上してこないのか不思議です。


GARY MOORE - Victims of the Future ★★ (2009-05-25 17:31:00)

当時「Hold on to love」は実際に全英チャートにもランクインしてましたよ。
皆様があまり好まない「Teenage Idol」が個人的には好き(笑)。
しかしアナログとCDでは、ランニング・オーダーが異なるため、まったく違った印象を
受けるなぁ。
「Law Of The Jungle」は当初オジーが参加する予定だったはずがキャンセル。
ゲイリー本人の歌唱はどことなくオジーっぽく聞こえるのが可笑しい。
(後にLed Clonesで共演が実現)
個人的には前作のストラトの太いトーンがお気に入りだったんだけど、
この楽曲群ではやっぱりハムバッキングが合ってますね。


GARY MOORE - Dirty Fingers ★★ (2009-05-25 17:14:00)

81年に録音されていたにもかかわらず、レーベルであるJETとの契約問題で
闇に葬られた不遇のアルバム。
しかし、「Corridors of Power」「Victims of the Future」の日本での好セールスに
引っ張られて84年に日本だけのリリースとなりました。すかさず手に入れましたよ。
内容は鋼鉄ゲイリーです。彼のアルバム中、もっともメタリックな作品。
特にギターは暴れまくりで、ブリブリにマシンガン・ピッキングを決めております。
とはいえ、しっかりとしたメロディもあるし、一時期、彼の代名詞となった
反戦ナンバーも収録されていて、ゲイリーのアグレッシヴ・サイドが好きな人には
迷わずおすすめします。


GARY MOORE - Corridors of Power ★★ (2009-05-25 16:43:00)

個人的に、彼のアルバムの中でも上位にランクされる好盤です。
「End Of The World」でのジャック・ブルースの参加も話題になりましたね。
アルバム前編にわたって聴ける、ノーマルのストラトの音が素晴らしい。
MCA、JET時代のガナリヴォーカルと違って余裕みたいなものを感じます。
バラードではせつなく渋く歌い上げてますね。中でも「Falling In Love With You」は
涙腺刺激モノです。
私見ですが、この人のフィンガー・ヴィブラートはB.Bキングから影響されたのでは?
親指でネックを握り込まず人差し指の付け根を支点にして掛ける、波形の短い
ヴィブラートはB.Bにそっくり。僕のヴィブラートもB.Bから頂きました(笑)。


G-FORCE - G-Force ★★ (2009-05-25 16:14:00)

その昔、死ぬほど聴いてみたかったけどレーベルとの契約問題うんぬんで
長いこと市場に流通されてなかった作品です。CDで再発されたときは
迷わず購入しましたよ。
内容はポップでキャッチー。「YOU」のサビが耳に残ります。
「HOT GOSSIP」のマリンバは妙に可愛らしいし「YOU KISSED ME SWEETLY」は
アップテンポだけど切ない曲。
アルバムのサウンド的な特徴としてギターの"ライン録り"が挙げられます。
アンプを通さずに直接コンソールに信号を送る録り方で、メリットは信号の劣化が
少ないこと。デメリットはプリアンプ臭さがでてしまう、迫力のない音になってしまう
などなど。このアルバムと「DIRTY FINGERS」アルバムはこのライン録りを
使っているため、妙にキラキラとしたサウンドになってます。
ゲイリー本来の太いトーンも好きですが、ここで聴かれるトーンもなかなか面白い。
ポップなゲイリーを聴きたいならコレをおすすめします。


MCAULEY SCHENKER GROUP - Save Yourself ★★ (2009-05-25 15:30:00)

以前とは別のバンドとして聴けば、なかなかの佳作だと思います。
楽曲群もソツのない出来ですが、時代はGUNSに代表されるハードR&Rが
メインストリームを席巻していた頃なので「BAD BOYS」のようなナンバーが
収録されています。ロビンのVoもCULTのイアン・アストベリーを模倣してます。
マイケルのギターはここにきてソウルを失ってしまいました。
無駄に手数の多いプレイは当時のギターシーンに感化されたものでしょう。
必要以上に『上手く』なっているのです。
心情を吐き出すようなフレーズ、感情がもろに表れるプレイが
彼の真骨頂だと僕は思っているので、この変化にはいささかがっかりしました。
曲も悪くない、ロビンも頑張っている。ここに足りないのはマイケル本人なのです。


BLUE OYSTER CULT - Secret Treaties ★★★ (2009-05-23 09:19:00)

このバンドって、覚めているようで内側には蒼い炎がメラメラしてる感じ。
HEAVY METALの元祖的な紹介のされ方が多いんだけども、現代のメタルの感覚で聴くと
そうとうな肩透かしを喰らうので、未体験の方はご注意を。
「FLAMING TELEPATHS」「ASTRONOMY」のメドレーは圧巻のドラマ。
「DOMINANCE AND SUBMISSION」はラスト付近の段々壊れていくVoが狂気。
「ME 262」はジャケットに描かれているドイツ空軍の大戦中の戦闘機。
ねじれた美しさはこのバンドならではのもの。歌詞のテーマも興味深いです。
HMというよりも僕はDOORSやThe STOOGESに近いものを感じます。


ASIA - Alpha - Don't Cry ★★★ (2009-05-23 08:42:26)

当時、SONYのテレビかビデオか忘れたけどコマーシャルで
流れていて、ソッコー買いに行きました。
キャッチーでコンパクト、ポップソングのお手本のような曲。
ハウのギターは少し後退したかも。(頭髪も後退した 笑)


RUSH - Hold Your Fire ★★ (2009-05-23 05:59:00)

大作志向の初期も好きだけど、POPでコンパクトなこの頃も大好き。
当時、貸しレコード屋でレンタルしたんだけど(懐かしい)一発で気に入りましたよ。
「Time Stand Still」はコピーしたほど好きですが、他にもいい曲が目白押しです。
アレックス・ライフソンのギターはかなりトレブリーで、トリオというバンド形態を
考えてか、アルペジオの頻度が高いです。
難解なイメージを持たれる事の多い彼らですが、このアルバムはシンプル。
RUSH体験がまだの人は、このアルバムから入ることをおすすめします。


CHEAP TRICK - In Color - I Want You to Want Me ★★★ (2009-05-23 05:27:07)

最近「生茶」のCMで流れてて倒れそうになりました。
僕はスタジオVerもライヴVerも両方好きです。
この曲のイメージは「泣き笑い」って感じかな。


CHEAP TRICK - In Color ★★★ (2009-05-23 05:20:00)

曲が素晴らしいのは皆様の意見と同様です。
このアルバムはジャケットがサイコーなのです。
表はイケメンのロビンとトムがハーレーに跨ってガッツリと決めポーズ。
裏は三枚目のリックとバーニーがミニバイクに跨っておとぼけ顔。
キャラを持ってるって武器ですよねぇ。


CHEAP TRICK - Live at 武道館 - Big Eyes ★★ (2009-05-23 05:13:04)

ブリティッシュ・ロック・マニアのリックらしい曲ですね。
アルバム曲としても、ライヴ・バージョンとしても好きです。
ロビンの歌唱がすばらしい!いつもはバタバタしてるバーニーの
ドラムもここではドッシリした感じで曲を盛り上げます。


CHEAP TRICK - Heaven Tonight ★★★ (2009-05-23 05:01:00)

何故に全盛期の頃のアルバムのランクが低いのか?
甘党の方々だけじゃなくメロディックな音楽が好きなら買って損はありません!
「SURRENDER」は思わずサビのコーラスを入れたくなるし
タイトル・チューンは哀メロたっぷりのへヴィ・バラードで彼らの新機軸。
リック・ニールセンの作曲センスは冴えまくってますね。
それにしても、ミーハー受けが良すぎるせいか、ロビン・ザンダーのシンガーとしての
評価が低いのは納得しかねます。評価以前にロビンの力量を論じたメディアって
無いんじゃないか?
時に激しくシャウトしたり、さらっとノーブルに流したり、絶望的に歌い上げたり
エキセントリックなトーキング・ボーカルだったりと、表現力はかなりのレベルです。
2nd、ライヴ盤と並んでマストです。


URIAH HEEP - Salisbury - Bird of Prey ★★★ (2009-05-23 04:16:26)

大好きな「ハァー」「アァー」のコーラス部分はハッキリと
左右両チャンネルに振ってほしかったなぁ。
彼らに接した初めての曲です。輸入盤で入手したのですが
レコードの真ん中の穴がズレていて聴くことができず、
悔しい思いをしたのを思い出しました。(後に国内盤を入手)


E・Z・O - E・z・o ★★ (2009-05-23 03:58:00)

わが北海道が生んだインターナショナルバンド。
後にLOUDNESS入りするVoのMASAKIは僕の母校の先輩なので、FLATBACKER時代から
観てました。
この人たち、上手いんですよね。曲もちょっと変わってて面白い。
でもジーンのプロデュースじゃなかったら、もっとハードコア寄りになってたのかも。
歌舞伎メイクに商魂たくましいジーンの思惑を見ました。
FLATBACKER時代の曲調とは違い、ミッドテンポが多いのですが
UKニュー・ウェイヴにも通じるクールさが新鮮です。


DOKKEN - Tooth and Nail ★★ (2009-05-23 02:51:00)

個人的にLAメタルはあんまり好みじゃないんだけど、このバンドは別。
US産らしからぬマイナー・キーが満載です。ちゃらちゃらしてない硬派な感じもGOOD。
確かプロデュースはマイケル・ワグナーだったはず。このてのバンドをやらせたら
ピカイチですね。音像は時代を感じさせるけども。
みなさんおっしゃるとおり、タイトル・チューンと「Just Got Lucky」、
「Into The Fire」がエラくかっこいい!
ジョージもここぞとばかりに弾きまくってます。「Tooth and Nail」のソロは
息をするのも忘れるほどのハイテンション。
適度なキャッチーさとメタリックさを兼ね備えた好盤です。


DAVID BOWIE - The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders From Mars ★★ (2009-05-23 02:29:00)

スピードやへヴィさより、メロディを好む人は絶対に聴くべし。
珠玉のメロディ満載です。そして曲の構成がすごい。この時代のボウイは
間違いなく天才だった。メロディ・メーカーだった。
MrBIGもカヴァーした「SUFFRAGETTE CITY」やコントラバンドが同じくカヴァーした
「HANG ON TO YOURSELF」。布袋寅泰だって「STARMAN」を演ってるし
バウ・ハウスの「ZIGGY STARDUST」はPVが素敵だった。
そう、みんなボウイにやられちゃってるんだ。スパイダーズ時代の作品は
30年経っても輝いてる。


ROLLINS BAND - Get Some Go Again ★★ (2009-05-23 02:06:00)

このアルバムはメタラーには是非とも聴いてもらいたいなぁ。
ヘンリー・ロリンズはUSハードコアのBLACK FLAG出身。だからといって
及び腰にならずに聴いてほしいです。とにかく凄いテンションです。
`70sロックのおいしい部分と疾走感が無条件で頭を振りたくなります。
強引に例えるとモーターヘッド+ブラックサバスって感じかな。
バンド自体もハードコアに分類されることが多いんだけど、所謂ハードコアとは
一線を画す音楽性で、かなりサバス的な曲も多々あります。
このアルバムではシン・リジィの「Are You Ready? 」もカヴァーしてます。
"血沸き肉踊る"とはこのアルバムの為の形容詞でしょう。
本気でおすすめです。


BILLY JOEL - Glass Houses ★★ (2009-05-23 01:27:00)

えっ、二人目?
ビリーと言えば「HONESTY」等のバラードが有名ですが
このアルバムはロックしてます。
「SOMETIMES A FANTASY」「ALL FOR LEYNA」「SLEEPING WITH THE TELEVISION ON」が
疾走しててかっこいいです。
リック・スプリングフィールドやフォリナー、エイジアなんかが好きな人も
楽しめるアルバムだと思います。


BILLY IDOL - Greatest Hits - Rebel Yell ★★★ (2009-05-23 00:58:31)

GENERATION-X時代からは想像できないようなナンバーです。
スティーヴが注目され始めたのも、この曲がMTVでガンガン
オンエアされたから。
シャープなカッティングと個性的なギターソロ。でもサイドマン
としての分をわきまえてる。光線銃は聴き所のひとつです。
文句無しにかっこいい。


人間椅子 - 二十世紀葬送曲 - 暁の断頭台 ★★★ (2009-05-21 08:11:33)

この曲を初めて聴いたとき、MAIDENの
「HALLOWED BE THY NAME」を思い出した。
テーマは似てるけど、こっちの方がよりダーク。
「血よりも赤い朝日が昇る」って凄すぎ。


人間椅子 - 二十世紀葬送曲 - 蟲 ★★★ (2009-05-21 08:02:20)

想像するだに恐ろしい内容の曲です。
虫が苦手な俺は怖いもの見たさで聴いてしまいます。
「もしも自分の耳に!」「いつか自分の尻に!」とか思うと
失禁してしまいそうになります。


人間椅子 - 怪人二十面相 - あしながぐも ★★ (2009-05-21 07:54:36)

「あしながぐもだろぉ~」「あしたがあるだろぉ~」と
韻を踏んでるのも文学的。


人間椅子 - 怪人二十面相 ★★★ (2009-05-21 07:48:00)

小学生の頃、乱歩の少年探偵団シリーズに夢中になってたのを思い出す。
タイトル曲の怪しいリフは文句無しにかっこいい。
とにかくこのバンド、歌詞がいいんだよな。
サバス直系のドゥーミーな感じとか`70sロックへのオマージュを感じさせる
サウンドは「和」のテイストと相まって、独自の世界観を体現してますね。
「芋虫」が出色です。


VAN HALEN - Van Halen ★★ (2009-05-21 02:29:00)

テクニカルなギタリストはあまり好みじゃないので及び腰だったんだけど、
聴いてみたらぶっ飛んだ。
かっこよすぎる。バンドによる一発録りの圧倒的なテンション、
兄弟にしか出せないグルーヴ、こんなバンドが現れるのがアメリカの恐ろしさ(笑)。
テッド・テンプルマンってのがちょっとアレだけど。
エディのギターサウンドは強烈極まりない。プレイよりもサウンド自体が
ものすごいインパクトを放ってる。もちろんエディの超絶プレイもすごいが
彼のすごさはソロよりむしろバッキングにあると思う。
三連チューン「I'm The One」を弾いてみれば解かる。この人のタイム感は独特だ。
アルバムの持つ破壊力はリリースから30年以上経った今でも変わることはない。
5150以降、音楽家になってしまったエディもここでは常軌を逸したロッカーだ。
同時代に盛り上がりを見せたパンクよりアナーキーなアルバム。


HANOI ROCKS - Two Steps From the Move ★★ (2009-05-21 01:29:00)

全米メジャー・デビュー・アルバムにしてラストアルバム。
今までに比べると完成度は高い。が…
プロデューサーはKISS、PINK FLOID、ALICE COOPER等でおなじみのボブ・エズリン。
レーベルのCBSの思惑が透けて見える。
それまで泣かず飛ばずだったKISSを、緻密なプロデュース作品で一躍トップバンドに
躍進させた実績を、HANOIの成功する青写真として描いたのだろう。
HANOIの本質は変わらない。だが確実に何かを失った。


HANOI ROCKS - Bangkok Shocks, Saigon Shakes, Hanoi Rocks ★★★ (2009-05-21 01:09:00)

"若さ大爆発"的な1st。唯一無二のHANOI流R&Rはここですでに炸裂してます。
破天荒で猥雑、そして彼らの大きな武器となる哀愁。凡百のロックバンドとは違う
サムシングがアルバムに詰まってます。
リズムが走ったり、マイケルの声がひっくり返ったりと心もとない部分も多々あるけど
そんなことどうでもいい程にカッコいい。演奏の拙さは解散までそのままだけど
ルーズだけどタイトという見事に矛盾したアンサンブルそれがHANOIの魅力でもある。
アルバムのトータルとしての完成度はお世辞にも高くはない。
しかし、HANOIROCKSというバンドの魅力はそんなところで判断してほしくない。
もっと多くの人に聴いて貰いたいアルバム。
おすすめは、やはり「TRAGEDY」。


HANOI ROCKS - Self Destruction Blues ★★★ (2009-05-21 00:43:00)

とにかく素晴らしい。編集盤であろうが、寄せ集めであろうが
HANOIのアルバムに駄作はありません。
のっけから緊張感が漲る、HANOIでは異色のへヴィ・チューンがたまりません。
中でも一番のおすすめは「Cafe avenue」。アンディの作曲のセンスは
見事というほかありません(日本人の感性に近いかも)。
この曲は自分のバンドでもコピーしたほど大好きです。


HANOI ROCKS - Oriental Beat ★★★ (2009-05-21 00:30:00)

「MOTORVATIN'」のベースが目茶目茶しびれる。
俺は運転するとき必ずコイツを爆音で鳴らします。
例によって演奏はお世辞にも上手いとは言えないんだけど、それがかえって
彼らの魅力になってますね。
メタラーの皆様にも是非聴いてほしいバンドです。


HANOI ROCKS - Back to Mystery City ★★★ (2009-05-21 00:23:00)

カッコよすぎ。すみれさんのおっしゃるとおりHANOIは全てカッコいい。
牧歌的なイントロダクションから一転してハジける痛快R&R。
このアルバムのランクが低いのには釈然としないが。
猥雑と郷愁を同時に表現できるのは彼らだけ。欧州フィンランドというお国柄なのか。
キャッチーなメロディラインは一聴しただけでトリコになりますよ。


ELVIS COSTELLO - Punch the Clock ★★ (2009-05-19 04:17:00)

のっけから活きのいいホーンが大活躍。コステロにしては意外な出だしに
ちよっと驚いたけど、これが素晴らしくかっこいい!
全編、メロディ・メーカーの称号にふさわしい佳曲の数々はポール・マッカートニーも
脱帽って感じです(後に共作するんだけど)。
ship buildingが出色です。


ZZ TOP - Afterburner ★★ (2009-05-19 04:01:00)

皆様がおっしゃるとおり、車中で聴くアルバムですな。実際わたしもそうしてます。
MTV効果でヒットを量産してた頃のアルバムで、ビリー・ギボンズの野太いトーンが
たまりません。初期に比べるとブギー感は後退しましたが、シーケンサーを駆使した
デジタリックなサウンドは前作同様気持ちいい。
ディーンの毛皮ふわふわギターは一度弾いてみたかった。


KISS - Killers ★★ (2009-05-19 03:47:00)

I'M A LEGEND TONIGHT とNOWHERE TO RUNが収録されているので。
能天気なR&RばかりじゃないんですよKISSは。
とはいえベスト盤としての魅力は低い、不憫なアルバムです。
エースのファンとしては、新曲に彼が参加していないのが悲しい。


LED ZEPPELIN - Presence ★★★ (2009-05-19 03:36:00)

リズム隊を聴いていると、ニューオーリンズ・ファンクが頭をよぎる。
久々の大仕掛け無しのストレートなギターロック と思いきや、
このアルバムの醍醐味は、やはりリズム。
分からない人は「ミーターズ」をどうぞ。


NASHVILLE PUSSY - Let Them Eat Pussy ★★ (2009-05-19 02:58:00)

乳まる出しで火を吹く女ベーシスト、コーリー・パークス。
後にアルバム制作費を持ち逃げ。豊胸手術の費用にあてた…バカすぎる。
クンニ・ジャケットに惹かれアルバム購入。(俺もバカすぎる)
内容は予想を裏切らないバカロック。勢いのみの直球ナンバーが潔い。
軟弱なHMに満足できない貴方にお勧めです。


PAUL RODGERS - Electric ★★ (2009-05-19 02:12:00)

ポール・ロジャースここに在り!白人ながらここまで黒いとは!!
今時のJ・POPのインチキ「あーらんびー」の偽者ディーヴァ達に聴かせてやりたいよ。
ジェフ・ホワイトホーンのギターが少々メタリックなのが気になるけど
作品自体は素晴らしい。基本路線は変わってないけど余裕みたいなものが
感じられます。彼のソウルにブレはありません。


TRIBE OF GYPSIES - Tribe of Gypsies ★★ (2009-05-19 01:46:00)

ロイ・Zってかなり解かってる人だなぁって思う。
しかも良いギターを奏でる。
怒涛のラテン・グルーヴ、哀愁、サンタナとは似て非なるものだと思う。
アルバム冒頭から、活きのいいパーカッションが腰にくる。
一括りのジャンルには収まらない音楽性は唯一無二。
彼の使用ギター、レスポールDXは俺と同じ改造をしていて嬉しくなった。


TOTO - Isolation ★★ (2009-05-19 01:23:00)

うわぁ、なんでこのアルバムこんなに支持されてるんだろう!?
世間では結構シカトされる事の多いアルバムなのに、何故?
前作から結構なインターバルがあったので、予約してまでGETしましたよ。
内容は時代の流れか、皆様のおっしゃるとおりHR臭がプンプン!
TOTO史上もっともロックなアルバムですな。
第1弾シングルStranger In Townは、MTVでもヘヴィ・ローテーションでO.Aされて
ました。彼らの中では異色のナンバーでシンセ・ベースが印象的。
IVと並んで、個人的にはもっともよく聴く作品です。


QUEEN - A Day at the Races ★★ (2009-05-19 00:59:00)

一般的な評価は低いんだけど、個人的には最もベスト。
各曲のコーラスが今までと違って、さらに密度が濃くなっている感じ。
「GOOD OLD-FASHIONED LOVER BOY」なんかのアレンジは、
なんでこんな事思いつくんだろう?って聴くたびに思う。
必殺のハード・ブギー「TIE YOUR MOTHER DOWN」は思わず体が動き出すよ!
♪う~うぇい う~~~うぇい♪


QUEEN - A Night at the Opera ★★ (2009-05-19 00:39:00)

QUEENに於ける「SGT.PEPPER'S LONELY HEARTS CLUB BAND」のような作品。
彼らのパブリックイメージはこのアルバムを念頭に語られる事が多いですね。
個人的には「うつろな日曜日」がベスト・チューン。
何度聴いても ~good idea~♪ の所で何故か笑ってしまう。
ブライアンのギター・オーケストレーションが素敵すぎます。
恐ろしい程の完成度を誇る、音楽史上に輝き続ける作品です。


SCORPIONS - World Wide Live ★★★ (2009-05-14 14:16:00)

そう!主役はルドルフです。
彼の過去の発言にこんなのがあります。
「お茶の間で家族が楽しめるロックは何かおかしい気がする」
「ロッカーのハードでロンリーなイメージが好きだからブーツを履く」
この言霊に当時10代だった俺は、かなり影響を受けた。フライングVも買った。
しかし、こんなルドルフも某ML誌で読者の人生相談のコーナーを担当していた(笑)。
内容は概ねこんな感じ。
読者:俳優の松村雄基(スクールウォーズでおなじみの不良役が多い俳優)さんに
恋をしてしまいました。真剣です!!
ルド:現実を見たほうがいいよ。
俺はこんなルドルフが好きだ。こんな兄貴が欲しかった(俺の実兄よ、スマン)!


SCORPIONS - Crazy World ★★★ (2009-05-14 13:44:00)

弟いわく、「スコーピオンズの良さはイコール、ルドルフの魅力である」
名言だと思う。ここでの蠍団は専属プロデューサーであるディーター・ダークスとの
契約終了で、新たなステージに挑んだ。
ハッキリ言うと「らしくない」印象が強い本作ではあるけれど、
チャレンジすること、リスクを負うことを恐れないルドルフの意志がアルバムから
伝わって来る。
過去、作曲にはノータッチだったクラウスの曲を収録したことも
アメリカ人プロデューサーを迎えたことも、バンドが90年代を進んでゆく為の
布石だった。そして文字通りワールドワイドなメガヒットWIND OF CHANGEが生まれる。
これらの事を考えると「らしくない」どころか、バンドの生い立ちからすでに
チャレンジャーであった彼らの、これほどまでに「らしい」作品は無いではないか!
好きになれない曲も多い。が、ルドルフとバンドの鉄の意志に感服。


GIRLSCHOOL - Hit and Run ★★★ (2009-05-13 20:55:00)

今でも愛聴盤。
ケリー・ジョンソンの弾くLP-DXが滅茶苦茶かっこよくて20年後に入手してしまった。
彼女の訃報を聞いたときは、ものすごく悲しくなった。
このアルバム、女だと思ってなめてたら確実に金玉を蹴られます。
ヘヴィでタフ、荒々しい演奏、不敵なツラガマエ さすがモーターヘッドの妹分!
1曲目「C'MON LET'S GO」でもうギアはハイトップ!!


THE CULT - Electric ★★ (2009-05-13 20:26:00)

確かに「AC/DCクローン」のように聴こえるけど、「70年代のロック」が
やりたかったんだと思う。
"サザン・デス・カルト"時代からは考えもつかなかったこの音楽性。
ソリッドで無駄な装飾の無い、体脂肪率0%のロック!!
アナログLP、12inchSG、CDとすべてコンパイルしてしまった。
そしてエレクトリック全曲コピーした俺は、LAメタル全盛の中
友人たちとの距離が広がるのを感じたとさ。


LED ZEPPELIN - Led Zeppelin Ⅱ ★★★ (2009-05-13 20:06:00)

初めて聴いたのは中坊の時。その時は全然理解できませんでした。
月日が流れ高校生になった時、「Whole Lotta Love」が偶然ラジオがら流れていて
耳を奪われました。中間部のカオティックな部分で、ホントにトランス状態になって
続いてのギターソロ! 倒れそうになりました。
音楽って受け取るタイミングがあるんだなぁって、その時思いましたよ。
以降、ZEPにドップリ浸かっていくんですが 自分の中で一番の衝撃をもたらした
このアルバムに1票です。
ちなみに、ACID JAZZレーベルのGOLD BAGってバンドの「Whole Lotta Love」も
かなりヘヴィでカッコいいので皆様も是非聴いてみて。


QUEEN - Queen II ★★★ (2009-05-13 16:49:00)

予想通りの結果にニンマリ。
リアルタイムで初めて買ったのはホット・スペースだったから
順に遡ってこのアルバムを聴いてド肝を抜かれました。
BLACK SIDEはもう、狂気と甘美と美しさをグチャグチャにして
炸裂させたかのよう。
故フレディの創作力には誰も追いつけません。


RAINBOW - Bent Out of Shape ★★ (2009-05-10 02:53:00)

レインボーが好きな人達って、割と保守的な人が多いと思う。
特にブラックモア信者はその傾向が強い。某BU○RN!誌に影響されている人もそう。
別に保守的がいけないってことじゃなく、このアルバムへの皆様の評価が
個人的に興味深かったので。
確かにリリース当初は音楽誌のレビューでもファンサイドでも酷評されてました。
曰く「リフが無い」「早弾きのソロが無い」「ポップになった」
ファンがブラックモアに何を求めているのかが如実に解る出来事でしたね。
しかし数年後、某BU○RN!誌がこのアルバムを持ち上げ始めて、その評価が逆転!
一転してRISINGと並び最高傑作の栄誉に輝いてしまいました。
不当な評価に甘んじている作品を擁護したくなる気持ちはよく解ります。
そこで、ロックを聴き始めて25年。過去ブラックモア関連の音源を自分の金で
購入したのはBlackmore's Nightのみ。というアンチ・ブラックモアの僕が持論を…
ブラックモアは非常に優秀なコンポーザーだと思います。
そして、ギター至上主義者ではなく楽曲優先主義者です。レインボー後期では
その傾向がますます強まります。しかし悲しいかなアレンジの能力はそれ程でもない。
それは自身のレコーディング嫌いや、バンドメンバー全員が顔をつき合わせて
曲を練ることをしない為だと思われます。
このアルバムではキーボーディストのデイヴ・ローゼンタールがアレンジ、プレイ共に
大活躍!!「Can't Let You Go」では素晴らしいプレイを披露しています。
ギターが控えめに聴こえるのもこの為かもしれません。彼のギタープレイが
大好きな人からの評価が低いのはこの辺に原因があるのかも。
誤解を恐れずにぶっちゃけると、このアルバムでのブラックモアのプレイは
一口で言うと「ショボイ」。昔から多くても3和音以上のコードを鳴らさない人なので、
バッキングは非常に薄い。ペラペラに薄い。なので必然キーボーディストが
必要となる。
楽曲の方向性を大衆へとシフトさせた為か、リフも影をひそめてしまう。
一般的には"リフ・メイカー"だと認知されていたブラックモアだが、
ジミー・ペイジやAC/DCと違ってリフが楽曲をグイグイ引っ張る感じではない。
イントロ・リフが突出して印象的だがAメロ、Bメロになると途端にペラペラバッキングに戻る。彼は"イントロ・リフ・メイカー"である。
と、思いっきり主観で述べさせてもらいましたが、このBENT OUT OF SHAPE、
僕は別にポップだとは全然思ってなくて、ロックアルバムとして非常に高品質な
作品だと思います。楽曲の出来がそれを物語っていると思うのですが、
三頭政治時代に思い入れのあるマニアには受け入れられないんでしょうね、やはり。


IRON MAIDEN - Iron Maiden ★★★ (2009-05-10 00:52:00)

HIRO-SKYWALKERさんの意見に基本的には賛成です。
本人たちはおそらくパンクを意識はしていないような感じをうけます。
以下は僕の見解。
極論ですが、パンクとは音楽のジャンルの事ではありません。
精神性、スピリッツの事です。言葉にすると非常に陳腐ですが
激しい憤りや体制(音楽シーン含む)への反発、そして何よりも
「自分自身であれ!」という姿勢がその根幹です。
という事を踏まえれば、メイデンは立派なパンクロッカーなのです。
アナーキー&デストロイといったキーワードこそ見られませんが、
アグレッション満載のリフは、パンクだ、メタルだというカテゴリーを超越して
"ロック"としてカッコイイ。
ただ、オンタイム時系列でアルバムを聴いていたファンは、ディアノ脱退とともに
メイデンからドロップしていくのは悲しいのだけれど…


TONY MACALPINE - Edge of Insanity ★★ (2009-05-09 09:31:00)

当時、伊藤○則が「東京ベストヒット」というラジオ番組で
デビューしたばかりの彼を絶賛していました。おまけに彼の名前を
"とにー・まかるぴーに"と紹介していたのも懐かしいですね。
早速レコード屋に行ってゲット。ライナーと一緒に、ギターフレーズのタブ譜が
同封されていて度肝を抜かれたっけ。
全ての曲がお気に入りで`86年はこの盤しか聴いてなかったような気さえします。
ちなみにCDで買いなおした時、タブ譜は付いてきませんでした。


WISHBONE ASH - Argus ★★ (2009-05-03 04:08:00)

アートワークといい、曲のタイトル(邦題含む)といい、歌詞の内容といい
あらゆるイマジネーションを喚起させるアルバム。
ツインリードが美しいのは言わずもがな。大英帝国の歴史、誇り、美学が
見事に昇華された、彼らにしか創り得ない世界がここにある。


MOUNTAIN - Nantucket Sleighride - Travellin' in the Dark ★★★ (2009-05-03 03:56:07)

某ドイツ人の弟ギタリストにそっくり!
てか、こっちが本家でむこうがパクリなんだけども(笑)。
凄まじく太いギターのトーンは本人の体躯に比例してますが
使用ピックは反比例して極薄のペラペラ(本人談)。
若い人たちにも聞いて欲しいなぁ。


MOUNTAIN - Climbing! ★★ (2009-05-03 03:39:00)

うわぁ!なんという書き込みの少なさ!!
MOUNTAIN名義での1枚目ではあるが、レスリーのソロ名義からカウントすると2ndに
あたるアルバム。
数あるHRバンドの中でも、個人的にはBEST3に入るほど好きなバンドです。
哀愁のあるメロディとチェロのようなベースライン。そしてなんと言っても
巨漢レスリー・ウェストの歌心に溢れたギター!しかも強力に歪んでます。
この時代にこのサウンドを出していたのは驚きです。
かなり影響を受けた俺はレスポールならスタンダードではなく、jrを
好んで弾くようになりました。「For Yasgur's farm」は相当コピーしましたね。
アルバムの内容的には非常にバランスが取れていて、アメリカンらしい
脳天気なR&Rあり、アメリカンとは思えない哀愁チューンあり、ドライなリフで
グイグイ引っ張る曲あり と、最後まで一気に聴かせる魅力があります。