これこそ隠れた名盤とも言うべきだろうか。 VALENTINE といえば、オランダの某バンドというイメージがあるので、 なかなか本作にたどり着けるマニアは少ないのではないかと思う。 私の一押しは、 no way、too much is never enough、where are you now、someday そしてロッカーバラードの名作と言っていい、you'll always have me。 私の趣味としては、FIREHOUSEはダメだった。味がない。 JOURNEYは楽曲の出来不出来のバラツキが激しい。 その点、このVALENTINEは、全曲素晴らしい出来だ。 何回聴いても飽きない味がある。 ボーカリスト云々の前に、とにかくギターがすごい。 リフの組み立てや、ソロにヴァンヘイレンのポップな ナンバーを凝縮したイメージあり。
VAN HALENのデイブ時代は全て押さえておきたいが、その中で どのアルバムをベストで選ぶかとなると非常に難しい。 正直な感想を言わせていただくと、VAN HALENの楽曲は、出来不出来 というより、好き嫌いがかなり出てくる。 たとえば、アルバム単位で、全曲完璧に気に入ったという作品は 一つもない。 あえて、統一性というか、全体としての完成度の高さを感じさせて くれるアルバムは、サードアルバムだろうか。 ただ、そのサードの中で何度聴いても飽きない、気に入った曲は、 In a Simple Rhymeだけしかない。 アルバムとしての愛着度という観点でみると、どうしてもこの2NDが 自分にとってのベストになる。 『この曲を聴け!』でも取り上げたが、SOMEBODY GET ME A DOCTOR WOMAN IN LOVE...、そしてSPANISH FLY 、DANCE THE NIGHT AWAYと ハードロック史上にその名を残す超名曲が目白押し、ということで 私としては、本作をVAN HALENの名盤として第一番にお勧めしたい。 評価の低いトップナンバーのYou're No Goodもかなり気に入っている。
Vandenberg/Friday Night Y&T/Summertime Girls Triumph/Follow Your Heart Keel/Just Another Girl とあげればキリがないほど、後続に影響を与えた。 VAN HALENのデイブ時代のアルバムを全て聴けば、ハードロックの 90%以上は理解したことになる。