プロデューサーが、HEARTの「HEART」やKISSの「CRAZY NIGHTS」を手掛けたロン・ネヴィソンだけあって、 Keyがサウンドの中心に据えた産業ロック的なサウンドに仕上がった、1988年発表の4th。 大ヒットした「THE FINAL COUNTDOWN」の後に出た作品だけあって、発表当時はボロクソ言われたようですが、 世間や雑誌の評価を鵜呑みにして、聴かずじまいは勿体無い(ここに書き込んでる皆さんは分かってらっしゃる)。 ワイルドな疾走感溢れるReady Or Not、 再録されより美しくなったOpen Your Heart、 ミック・ミカエリの貢献度高し!なSign Of The Timesなど、 ずば抜けた曲がない分、末永く付き合える佳作です。 前作同様、HM/HR初心者にはピッタリなアルバムだと思います。 実際、友達何人かに聴かせると気に入ってくれる人もいましたからね。 これで「うるさいだけ」という感想しか出てこなかったら、その人はHM/HRに縁がなかったってことで。
アメリカナイズド的なキャッチーさに溢れた1st。 どこかタイトなサウンドで、実験的な要素が濃い2nd。 そんな2枚のアルバムの良い部分を足して2で割ったものが、本作だと思う。 常に聴き手の期待を裏切らないメロディーの美しさには、当然ながら脱帽。 更には、再発盤にはLight In The Darkという隠れた名バラードが収録されているので、再びKO。 メロディアスハード界では「向かう所敵無し」だった頃のFWの名作。