映画のワンシーンの様なSEを含む意味深なイントロから 劇的なスローチューンへ。全体に凄まじくダーク且つ重厚な雰囲気で、 激動と静寂の対比が顕著なのがこの曲の特徴。 中盤の地を這う様な低音のピアノをキーボードソロのアンサンブルが素晴らしい。 エフェクトがかったコーラスやデスボイスも曲の雰囲気を盛り上げるいいアクセントになっている。 とてもCENTER OF THE UNIVERSEを作ったバンドの曲とは思えない。
KISSでは確か初めて購入したアルバム。当時はめちゃはまった。 捨て曲?これだけもれなく各曲に強烈なフックを潜ませてて、 安定した演奏と男臭いハモリたっぷりのロックンロール満載の このアルバムで具体的にどれが捨て曲と言ってるのかよくわからんが それまでのKISSの免疫も無かったし、当時10曲以内のアルバムが主流の中、 盛り沢山な曲数で全てが名曲だったこのアルバムは、学生でお金が無かった 当時の私にはとても素晴らしい物だった。 ポールとジーンの交互に歌う曲構成も解りやすい。 FOREVERは結婚式にも使った最高の愛のバラード。 HOT IN THE SHADE以前のKISSはきっかけが無くて聴いておらず、 それ以降のアルバムも殆どが退屈なものに思えた私にとっては これがKISS史上最高傑作である。
THE ANCIENT FOREST OF ELVESは若干吟遊詩人的要素+クラシカル路線だったが、 この曲はタイトルもDRAGONとか付いてるしファンタジー路線爆走。 RHAPSODYでやってもおかしくない。というかまんまだ。 とは言えTHE ANCIENT~よりはこちらの方がカッコイイ! ソロでやる意義は不明だが。 リフも緊迫感満点でメタルソングという定義では上だろう。 哀愁の旋律、大袈裟で豪華絢爛、壮大さは流石LUCA TURILLI大先生だ。 女性ソプラノによる流麗なパート、男性クワイアによる鉄壁の分厚い大合唱、 他じゃ余り聴けないバイオリンのバトル、実に聴き所満載だ。
QUEENはBOHEMIAN RHAPSODYとI WAS BORN TO LOVE YOUばかり フューチャーされてるが、この曲はその次辺りの認知度か。 CMに最近使用されてるが以前も使われてた。 爽やかさ抜群で適度な疾走感、軽快なピアノ、これを嫌いな曲と言う人はいないと思う。 天気のいい日にドライブしながら聴きたい。