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GODさんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 1-100

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GODさんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 1-100

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GORGUTS - The Erosion of Sanity ★★★ (2021-09-28 00:52:38)

3rd以降はあまりにもアヴァンギャルドなテクニカルデスになってしまいましたが、今作まではそのアヴァンギャルドな要素がありつつも、オールドスクールデスの邪悪さやスラッシーな疾走感が強いです。
このUS産のオールドスクールデスとはまた違った雰囲気がカッコいいです。

Obscuraがダメな人でもこの作品はいけるかもしれません。
個人的にはどちらも名盤だと思っています。


DEATHCHAIN - Deathrash Assault ★★★ (2021-07-23 00:05:54)

2005年の2ndアルバム。
1stからだいぶ遅れて聴きましたが、こちらの方が曲にフックがありカッコいいと思いました。
速さも1stに比べてそんなに遅いとは感じないし、テンポを落とした展開もこちらの方がより魅力的です。

どうやらこの後ボーカルが抜けて路線が大幅に変わってしまったらしいのが残念ですが、このアルバムは速い曲好きな方にはマストですね。


ANTAEUS - Condemnation ★★★ (2017-07-25 19:14:01)

10年ぶりにリリースされた4thアルバム。
まず音質ですが3rdほど刺々しくノイジーな感じではなく、だいぶ聴きやすい音質になったと思います。どちらかというと2ndみたいな音質ですが、あそこまでこもってはおらず、よりクリアーになっています。
まあクリアーになったといってもいい意味でアングラさの残る音質なのでいい感じです。
ノイジーさの減退は人によってはマイナスになるかもしれませんが。。。
MkMのヴォーカルは相変わらず憎悪のこもった中音域のがなり声です。この人の声はやはりすさまじいものを感じます。
ドラマーはEnthronedやNightbringerなどで叩いてる人のようですが、この人のドラミングヤバイです。前任者たちも剛腕ドラマーでしたが、スピード、切れ味ともに負けていません。あんだけブラストしっぱなしなのにもたりません。おかずもダイナミックです。

今までの彼らの音楽が好きな方はもちろん、邪悪度の高いファストブラック好きはマストです。


TYRANN - Shadows of Leng ★★★ (2017-07-25 19:03:25)

TsjuderのDraugluinとAntichristian、1349のSeidemannによるバンドの2009年発売の1stアルバム。
Tsjuderのメンバーが二人もいるだけあってあのバンドのような爆走ナンバーが多いですが、こちらのバンドの方がよりスラッシーな感じが強いです。
音質は硬質な感じでカッコいいです。
ボーカルはギターのDraugluinが兼任してますが、TsjuderのNagと比べると低めのがなり声です。声量ではNagの方が上でしょうが、邪悪さでは負けていません。怨念を吐き出すようで怖いです。
ギターも毒々しいトレモロリフやスラッシーな刻みリフを使い分けておりやはりカッコいいです。曲によってはタッピングを使用したテクニカルなギターソロもあります。
Seidemannのベースは結構主張しておりやはりテクニカルなフレーズが多いです。
Antichristianは緩急をつけながらも爆走ブラストを炸裂させています。

同郷のSvarttjern、Tsjuder、Urgehalあたりが好きな方はおそらく気に入ると思います。
私は買って大正解だと思いました。


IMPETUOUS RITUAL - Blight Upon Martyred Sentience ★★★ (2017-07-01 11:08:03)

2017年発表の3rdアルバム。
路線的には前作と同じですが、より音圧が上がりまさに轟音といえるサウンドになりました。
音質はいい意味でこもっていますが、ヴォーカルやドラムの音がより前に出ているので前作よりクリアーかもしれません。
しかしクリアーになったとはいえヤバさが低下したかというとそうではなく、むしろ前作以上におぞましいサウンドになっています。
前作以上になんか聴いてはいけないものを聴いている感覚に襲われます。
凄い買い物しちゃったな、なんて思いました。


MAYHEM - De Mysteriis Dom Sathanas Alive ★★★ (2017-03-24 21:51:03)

ライブアルバムです。2015年にスウェーデンのノーショーピングという場所で録音されています。
タイトル通り1stアルバムの再現ライブです。
音質は良好です。しいて言うならAttilaの声がちょっと引っ込んで聴こえるくらいですかね。
スタジオ版よりも音がクリアーなのでよりアルバムの曲が映える作りとなっています。特にヘルハマーのドラムは凄いですね。
Mayhemは1stアルバムが一番という方はもちろんマストだと思いますし、Mayhemを初めて聴く方は1stと一緒に購入してもいいと思います。
ちなみに同内容のライブDVDが同梱されていますが、画質はまあまあです。儀式っぽい感じは出ていると思います。


CRYSTALIUM - De Aeternitate Commando ★★★ (2017-03-15 18:55:17)

Dark Funeralタイプと言われますが、メロウながらあまり北欧っぽい寒々しさは感じませんね。フランスっぽい優雅なメロディーが全編にわたり聞けます。
ヴォーカルは終始フランス語でテンション高く喚いてますね。中低音っぽい喚き声ですが、テンションはもの凄くやかましいです。(誉め言葉)
歌詞の内容はサタニズムな事は書いていないようで、戦争や哲学がテーマなようです。フランス語は全然わからないので、内容はさっぱりですが。。。
ドラムはスネアにトリガーかけてないのかポコポコしてますが、音自体は比較的しっかり出ておりブラストビートがすさまじく気持ちいいです。

最初音質に癖があるので、あまり好きではありませんでしたが、聴きなれてみると良質なメロディーと凄まじい絶叫とブラストビートの組み合わせにいつしか心を奪われてしまいました。
ファストブラック好きはマストです!

ちなみに日本国内で買うのはかなり困難みたいですが、新品にこだわらなければDiscogsなどで比較的良心的な価格で出品されているのでそちらなどで探されるとよいかもしれません。


URGEHAL - Through Thick Fog Till Death ★★★ (2017-02-27 12:42:23)

2003年の4thアルバム。
前作までは渋いオールドスクールブラックをやっていましたが、この作品からはファストなパートが増加し、Tsjuderなどの荒々しいファストブラック路線になりました。
また前作まではコンパクトな曲が多かったですが、今作から大作も増えました。
音圧もかなり上がり迫力満点です。
緩急をつけながらも爆走していく様はカッコいいと言わざるを得ないですね。ただアルバム通して56分以上あるのでもうちょいコンパクトでも良かったかもしれません。
個人的には彼らの作品で最も激しいと思います。彼らの作品を初めて買う方にはこれが一番いいかと思います。
1349、Tsjuderあたりが好きな方におススメです。


PROCLAMATION - Nether Tombs of Abaddon ★★★ (2017-01-31 21:23:50)

2012年の4thアルバムにして最終作。
2ndと3rdは未聴ですが、1stと比べると音質、音圧が向上していると思います。
このジャンルで音質の向上はマイナスに感じる方もいると思いますが、個人的にはこちらの方が好きです。
ヴォーカルはNSK氏が1stアルバムの後脱退しているのでギターの人が兼任していますが、これまたヤバいグロウル調の声です。
路線はいい意味で変わってないですが、より凶暴なサウンドになったと思います。
Blasphemyファンはやはり必聴ではないでしょうか。
ブラックメタルよりもグラインドコア好きに受けるかもしれません。
この凶悪なサウンドを繰り出すバンドが解散してしまったのは本当に惜しいです。
現在はレアみたいですが、どうにかして手に入れていただきたい一品。


PROCLAMATION - Advent of the Black Omen ★★★ (2017-01-31 21:18:04)

2006年の1stです。
この頃のヴォーカルは同郷のTeitanbloodにいるNSK氏です。
路線はBlasphemyの1stみたいな感じですが、あちらよりもさらに邪悪で攻撃的だと思います。
シンバルならしまくりのやかましい(?)シンバルも聴きどころです。
BlasphemyやRevenge、初期Beherit、Archgoatあたりが好きな方はマストです。


BEKHIRA - Demo 1996 ★★★ (2017-01-13 14:47:57)

たまたま中古屋でみつけたので買ってみました。
実はそんなに期待しないで買ったのですが、これが予想以上に素晴らしい!
音質はメジャーなメタルに比べると悪いですが、ブラックメタル的には標準ってところでしょうか。個人的には気にならないです。音量が大きめなのもいいですね。
リフが悶絶級に素晴らしくたまに入るシンセのサウンドもこれまた悶絶級。
ツタツタと疾走するビートにこのリフが乗っかるとたまらないものがあります。
ヴォーカルは比較的オーソドックスながなり声ですが邪悪で曲にもピッタリあっています。
これは名盤ではないでしょうか。メロディックなプリミティブブラック好きにはMUSTだと思います。

これは同じく名盤と名高い1stも気になりますね。


REVENGE - Victory.Intolerance.Mastery ★★★ (2016-12-12 23:20:27)

先に3rdを聴きましたが、この2ndは同路線ながらもより音が悪くゴアっぽくて暴走してます。
音が悪いといっても音量は大きめなのでものすごく五月蠅いです。w
たまに入るPete HelmkampのAngel Corpseみたいなわめき声もいいアクセントになっています。
まだ2枚しか持ってませんが、どれから買おうか迷っている方はこれを最初にしてみてはいかがでしょうか。


PROCLAMATION ★★★ (2016-12-12 19:11:35)

スペイン産ウォーブラックメタルバンド。
カナダのBlasphemyに後継者と認められたその極悪サウンドは必聴です。(ただしマニアに限る。)


Carnal Disfigurement - Inhuman Devoured Content from Cranial Cavity ★★★ (2016-11-11 13:51:01)

チェコ産スラミングデスメタルの2011年発売の1stアルバム。

私はそんなに多くのスラミングデスを聴いたわけではありませんが、このアルバムは自分が聴いてきたデスメタルのアルバムの中で最もヘヴィーで重苦しいアルバムかもしれません。
スタイル的には1stの頃のDevourmentに近いでしょうか。
ヴォーカルは凄まじいガテラルで、ギターもベースもとにかく重い。
ドラムは打ち込みでスローパート中心ですが、速いパートではブラストや高速ツーバスがかちこんできます。
8曲で23分強とフルアルバムにしては収録時間が短いですが、曲がとにかくブルータルなので聴き応えはあります。


OBITUARY - Cause of Death ★★★ (2016-11-09 18:57:30)

私の場合は完全に後追いですが、このアルバムは本当に素晴らしいですね。
ジョンの生々しい絶叫、トレヴァーの刻む邪悪でカッコいいリフ、フランクのしっかりボトムを支えるベース、ドナルドの硬質でタイトかつパワフルなドラミング、ジェームスの煌びやかななソロ…全部が魅力的です。
音質もよく曲もカッコいいです。
ちなみに私が持ってるのはデモバージョンが入ったリマスター盤です。


HACAVITZ - Katun ★★★ (2016-10-31 13:17:13)

アルバム名が某男性アイドルユニットを連想させてしまうのは私だけではないはず。

さておき、音楽性はRavagerやDemonizedをプリミティブブラック風にした感じでしょうか。
といってもプリブラほど音質は劣悪ではありませんが。
速い曲はRavager並みに凄まじく速いですが、#2のようなスロー重視で邪悪さを強調した曲もあります。
それにしてもAntimoのヴォーカルは表現力が凄まじいですね。Disgorgeの時の病みまくったガテラル、Demonizedの時の喚き声、Ravagerの時は歯切れのよいグロウルを使い、このバンドでは苦しそうなうめき声や囁くような不気味なデス声など見事に使い分けています。
彼は私が思った以上に表現力の多彩なヴォーカリストでした。

RavagerやDemonizedが好きな方はもちろん、その他のブルータルなブラックメタルが好きな方にも聴いてほしい作品です。


INFERNAL - SUMMON FORTH THE BEAST - Infernal Holocaust ★★★ (2016-10-21 14:33:33)

2曲目。スラッシュビート→ブラスト→スラッシュビート…の繰り返しが気持ち良いです。
ブルデス勢に引けをとらない勢いです。
Angelcorpseに似た殺気を感じました。


INFERNAL - SUMMON FORTH THE BEAST - DEVIL PIG ★★★ (2016-10-21 14:04:06)

同じVonのカバーでもDark Funeralの1stに収録されていたSatanic Bloodは音質をわざとこもらせてやっていましたが、こちらはクリアーな音質でやっています。
邪悪さよりもカッコよさが引き立つカバーになっています。
BlackmoonはVonをリスペクトしているのか、この曲でもボーカルをとっているようです。


INFERNAL - SUMMON FORTH THE BEAST - Of Doom ★★★ (2016-10-21 14:01:10)

Bathoryの3rdアルバムからのカバー。
原曲よりも音質が圧倒的に良く、演奏もカッチリしているので最初は違和感もありましたが、素直にカッコいいです。


INFERNAL - SUMMON FORTH THE BEAST - Bleed for the Devil ★★★ (2016-10-21 13:59:21)

Morbid Angelの1stアルバムからのカヴァー。
原曲がスラッシュっぽいので良く合っています。
クレイジーなギターソロも聴きどころ。


INFERNAL - SUMMON FORTH THE BEAST - Branded by Hellfire ★★★ (2016-10-21 13:57:03)

一発目から凄い勢いで突進します。素直にカッコいいをいわざるを得ない。


INFERNAL - SUMMON FORTH THE BEAST ★★★ (2016-10-21 13:55:48)

前作からメンバーチェンジがあっていますが、全員元Dark Funeralなのがおもしろいです。
音質は前作よりも硬質になりました。
ドラマーはDark Funeralの2ndで叩いていたAlzazmonですが、DFの時よりも速いスラッシュビート、ブラストビートで爆走しています。前作で叩いていたMatteにもひけをとりません。
ヴォーカルも元Dark FuneralのTyphosで、前作のThemgrothと似た感じのカッコいいがなり声です。
全体的に前作よりもデスメタリックな感じが強くなっています。

オリジナル曲もカバー曲もカッコいいのですが、やはり15分は短い!
2013年に中心人物のBlackmoonが自殺してしまい、バンドは解散状態になってしまいましたが、このラインナップでフルアルバムを残して欲しかったです。


UNMERCIFUL - Ravenous Impulse ★★★ (2016-10-12 22:30:03)

2016年の2nd。
元Originのメンバー達が在籍する事から強力なブルータルデスメタルを期待していましたが、その期待に答えてくれる素晴らしいアルバムでした。
前作では元OriginのJames Kingが叩いていたようですが、今回は現Originのジョンが叩きまくっています。
Originと違いグラビティーブラストはありませんが、それでも凄まじい速さのツーバスとブラストの嵐を披露しています。また速いパートだけでなく、細かいおかずやテンポを落としたパートのフレーズもカッコいいです。
ヴォーカルは爽快な感じの中音グロウルでほえまくっています。ガテラルのようなシックさではありませんがこれまたカッコいいヴォーカルです。
ギターとベースもかなりテクニカルです。ベースがベキベキいってるのもいい感じ。
Originとは似て非なるバンドですが、Originファン、テクニカルなブルデスファンにはオススメ。


UNMERCIFUL (2016-10-11 22:04:40)

US産テクニカルブルータルデスメタルバンド。
元OriginのJeremy Turnerや、Clint Appelhanzが在籍しており、かつてはJames Kingがドラマーでした。
現在のドラマーはこれまたOriginでおなじみのJohon Longstrethです。


MESHUGGAH - Alive ★★★ (2016-09-12 20:40:49)

私もCD盤+DVD盤(輸入盤)を購入。

まずCDの方ですが、音質が非常にクリアーで低音も聴いていて迫力もあります。
強いて言うならドラムの音がやや小さいですかね。
スタジオでの彼らもすごいですが、ライブだとさらにパワーアップしますね。
このクオリティーを再現できるのがありえません。
ヴォーカルはライブでもとにかくパワフル。演奏陣もすべて人間離れしてます。
やっぱりトーマスのドラミングはヤバイです。

DVDの方は音質はもちろん、画質も良好。
彼らの壮絶テクを目で見れます!
曲順はCD盤とは異なっていますね。個人的にはCD盤の曲順の方が好きです。
おまけ映像が色々入ってるのもおいしいですね。

メシュガーファンはもちろん、テクニカルなメタル好きの方には是非オススメしたいアルバムです。


ENCENATHRAKH ★★★ (2016-09-09 23:51:29)

Kralliceのメンバーが在籍するテクニカルブルータルデスメタルバンド。
Brain Drillあたりのバンドタメをはれるくらいメチャクチャやってるバンドです。


ANAAL NATHRAKH ★★★ (2016-09-04 12:10:37)

最近来日したそうですが、ライブに行けた方羨ましいです。


BEHEXEN - The Poisonous Path ★★★ (2016-08-29 13:57:24)

2016年発表の5thアルバム。
Sargeistとかなりメンバーがかぶっており(向こうは最近ギタリスト以外脱退したそうですが)ほぼ別プロジェクトといっても過言ではなかったですが、あのバンドと比べると叙情さやメロディーを控えその分暴虐性や邪悪さを増加させたようなサウンドです。
3rdと4thは未聴なんですが、ヴォーカルのスタイルが高音絶叫から中低音の唸るようながなり声に変化しています。
昔のようなブチキレ度や初期衝動は下がっていますが、そのぶん黒いオーラみたいなのが増加しており、メッチャ貫禄あります。
この変化は音質にもあらわれており、昔のようなシャリシャリキンキンしたサウンドから結構クリアーなサウンドに変化しています。
リフは邪悪ながら、フィンランド産ブラック特有のメロウな部分も結構あり、耳を惹きます。
ドラミングはブラスト中心で心地いい疾走感、爆走感を生み出しています。
収録時間は55分以上と長いですが、曲展開が絶妙なのでそんなに長さは感じませんでした。
レベルの高いブラックメタルなのでブラックメタルが好きな方全般に聴いて欲しい作品です。


NARGAROTH - Geliebte des Regens ★★★ (2016-08-14 20:14:19)

6曲で73分とかなり長いアルバム。
正直展開に乏しく、長い曲ばかりでしかもファストなパートは#3の最初の方だけ…こう書くと退屈なアルバムに聴こえるかもしれませんが、リフがとてもメロウでしかもセンスがあるので聴き入ってしまいます。
リフのざらつき加減もいい具合です。
ヴォーカルはパートが少ないですが、かなり凄まじいがなり声です。
鬱ブラック系の甲高い絶叫ではなく、ドスの効いた中低音のがなり声です。個人的に曲に凄くあっていると思います。

個人的に一番好きなのは#5ですね。#2もいいですが#5の方がより切ないです。
悲しい曲調が好きなら是非聴いてみて欲しい作品です。


THE BLACK - Black Blood ★★★ (2016-07-25 21:59:49)

92年のデモ音源。私が持ってるものは2008年にジャケット違いでリマスターされたものです。
7曲で約15分と短いですが、デモ音源と侮れない作品です。
音質は1stと同じくかなり音量がでかくてやかましいです。
ヴォーカルはRietasことJonがやっていますが、殺気立った凄まじいがなり声です。1stでも壮絶でしたが、このデモ音源ではそれ以上にヤバイです。エコーとかかけているかもしれませんが、それを差し引いてもこの殺気は底知れぬものがあります。Jonが遺した作品の中で一番壮絶なヴォーカルに違いありません。
曲調は1stと同じ路線、というか曲が全て被っているものの、全て別テイクです。デモだけあって荒々しいですがカッコいいです。
また1st同様シンセもあるのですが、超音波のようなクレイジーな音色のものが結構あり独特です。苦手な人にとっては雑音にしか聴こえないかもしれませんが、アルバムの狂気みたいなのを増幅させています。
やはりDissectionのJonを期待すると火傷する可能性大な作品ですが、プリブラ好きはマストだと思います。
個人的には1stより好きかもしれません。


THE BLACK - The Priest of Satan ★★★ (2016-07-18 11:31:31)

1994年の1stアルバム。私が持っているのは2008年にMiriquidi Productionsから発売されたリマスター盤です。
音質ですが、リマスター効果によるものなのか音がでかいです。音の分離も悪くないですが、ギターがとてもノイジーです。

Dissectionの故JonがRietas名義で参加していますが、彼のヴォーカルは凄まじく邪悪です。Dissectionでも素晴らしいがなり声を披露していましたが、このバンドではひたすら邪悪さ、凶暴さを極めたようなヴォーカルを務めています。最強のがなり声です。
個人的にこのヴォーカルだけで買う価値がありました。
ギターはひたすらノイズを奏でていますが、ところどころ特に後半の曲では結構耳に残るフレーズも弾いていて良い感じです。
ベースはあまり目立っていませんがしっかり重低音でこのアルバムをささえています。
ドラムはシンプルなブラストでの疾走メインです。特別凄い事はしていませんが爽快感はあります。
時折入るシンセサイザーは初期のBathoryやEmperorに通ずる不気味さを増す感じです。不気味です。シンフォブラックのような美しさではないですが、このアルバムにはピッタリです。

12曲で約38分と曲自体は短めでストレートなものが多いです。Jonが参加しているとはいえ、中身はかなり邪悪なプリミティブブラックなので、Dissectionを期待してる方は火傷する可能性は高いです。
しかしプリミティブブラックが好きなら大推薦できます。


DARKTHRONE - Hate Them ★★★ (2016-07-02 23:33:26)

2003年の9thアルバム。
26時間で録音を済ませたそうですが、意外に音質は良いです。
中期のDarkthroneだけでなく、バンドの作品の中でもトップクラスにパワフルかつラフなアルバムではないでしょうか。
リフは5th以降のけだるい感じのリフが多いですが、音作りの影響かやたらパワフルに聴こえます。Nocturno Cultoの声はこのアルバムでも超すさまじいです。やはり最高のがなり声です。
Fenrizのドラムもキレがよく躍動感みたいなのが感じられます。ドカドカいってカッコいいです。中期Darkthroneの中では疾走パートはやや多いと思います。
初期の邪悪さとはまた一味違う凶暴さや破壊力が感じられる一枚です。
ある意味Celtic Frostが究極に凶暴になったサウンドでしょうか。
個人的に三部作の次にオススメしたいのはこれかもしれません。2ndが気に入った人はいきなりこっちを買ってもいいのかも。
ただ、凶暴といってもブラストまみれのブルータル・ファストブラックみたいなのサウンドではないのでそういうのを求めると合わないのでご注意を。


DARKTHRONE - Ravishing Grimness ★★★ (2016-06-30 20:44:51)

1999年の7thアルバム。
中期Darkthroneは正直良い評判をほとんど聞かなかったので、食わず嫌いな部分がありましたが、このアルバムは好きです。
音質は若干ドラムがペシャッとした感じですが、音の分離はそんなに悪くないです。
アルバム全体を通してミドルテンポ、速くてもアップテンポくらいの曲がほとんどで派手さにはかけますが個人的にはリフが地味ながらもカッコいいと思います。
これにNocturno Cultoの壮絶ながなり声のっかるので、個人的には大満足です。
名盤3部作に比べるとインパクトの弱さはありますが、渋い感じのブラックが好きな人は意外とあうかもしれません。


INFERNAL WAR - REDESEKRATION ★★★ (2016-06-05 20:41:25)

2007年の2ndアルバム。
このバンドはファストブラックバンドといわれていますが、スウェーデンのDark Funeralのような寒々しく爆走するタイプではなく、どちらかというとAngelcorpseのようなブラッケンドデスをやっていますね。ブラックメタルとしての邪悪さは正直そこまでないのですが、そのぶんストレートな殺傷力が強いですね。
またはMardukのPanzer Divisionからブラックっぽさをひいてそこにデスラッシュのような爽快感と破壊力をプラスしたような音楽性でもあります。
ヴォーカルは中音絶叫といった感じでしょうか。ストレートな声質ですがヤケクソ感が強いです。
ドラムは凄まじい速さのブラストビートを中心に爆走しまくってます。色々ブラックメタルバンドを聴きましたが、ブラストの速度は最速クラスではないでしょうか。ツーバスも踏みまくってますし、耳に刺さるような音質とあわさって凄まじい破壊力です。

全体的に短いイントロとアウトロを除いた全曲が猛烈ブラスト行進曲で、とにかく凄まじいとしかいいようがありません。
買った当初はブラックメタルっぽい邪悪さや荘厳さがそこまでなかったのでそこまで気に入ってなかったのですが、改めて聴くとそれをものともしない突進力に圧倒されました。
ファストブラックというよりデスラッシュ的な感じで聴いたほうが楽しめるかと思います。


DARK FUNERAL - Where Shadows Forever Reign ★★★ (2016-06-03 09:36:41)

前作から7年ぶりの6thアルバムです。
音質は前作と比べると少し丸っこい感じがしますが、良好。
ヴォーカルはHeljarmadrという人が担当し、ベースはLord Ahrimanが兼任しています。
今回聴いて思うのはよりメロディックになったということ。おそらく彼らのアルバム中最もメロディックだと思います。
また初期にあった寒々しさみたいなのが強くなったとも思います。
新しいヴォーカルは前任のCaligulaに近い高音絶叫タイプのスタイル。個人的には4th~5thアルバムあたりで絶叫がきつそうだったCaligulaよりも安定していると思います。
ドラマーのDominatorは相変わらず凄いです。#2や#8でとんでもない速さのブラストビートをブチかましているし、スローテンポ主体の曲でもツーバス踏みまくってます。スネアにトリガーかけていないにもかかわらずしっかりと音がなっていて、ブラスト時に音が潰れないのも凄いです。おかずもダイナミックでパワフルです。

全体的に緩急が結構ついてますが、突っ走るところは突っ走るアルバムです。
昔に比べるとスロー、ミドルテンポの曲やパートは増えたかもしれませんが、そのぶん曲の良さみたいなのはアップしていると思います。
個人的に4thや5thよりも好きです。


BLOOD RED THRONE - Come Death ★★★ (2016-05-14 23:46:00)

2007年発売の4thアルバム。
1st~3rdまではオールドスクールデスメタルでしたが、今回は今までの路線を引き継ぎながらもテクニカルな面を多く引き出した作品となっています。
音質は良好。クリアーながら低音もしっかりと効いています。
ヴォーカルは前作の人から交代しました。威厳のあるグロウルに加えヒステリックな絶叫もあげる迫力あるヴォーカルです。今回の人もかなりいい感じです。
ギターはオールドスクールなものやスラッシーなリフに、加え曲によっては若干メロディアスなものもあります。メロデスほどの扇情度ではないですが、結構印象的なリフも多いです。
ベースはここぞとばかりにテクニカルなフレーズを弾きまくり、音も目立っています。次回作のSouls of Damnationを先に聴いていたのですが、この作品でもかなり頑張っています。
個人的にこのベーシストは最も好きなベーシストの一人ですね。
ドラマーは安定したドラミングで、爆走一辺倒ではないですが、ブラストは速いです。
音質の関係上音がしっかりしており、ツーバスの連打も心地いいです。

このバンドはどうもあまり有名ではないみたいですが、テクニカルで曲もカッコいいものが多いのでデスメタル好きにはお勧めです。
ちなみにこのアルバムの8曲目はカナダの変態テクニカルデスバンド、Gorgutsのカバーです。


RAGNAROK - Psychopathology ★★★ (2016-05-02 09:52:53)

2016年の8thアルバム。
前作からまたもやメンバーチェンジがあり、ヴォーカルのHansFyrsteとベースのDezeptiCuntが脱退。結成当時からドラマーだったJonthoがなんとヴォーカルに転向し、新しいドラマーのMalignantが加入しました。なおDezeptiCuntはセッションとしてこのアルバムに参加しています。
メンバーは安定しませんが、音楽性はいい意味で変わっておらず安心です。
まず音質ですが、音の分離もよく低音も聴いており言う事なしです。
さて気になるJonthoのヴォーカルですが、いい仕事しています。声量では前任者達には敵わないかもしれませんが、生々しい感じでドスがきいており邪悪な声を披露しています。声質の関係上、Hoestがいたあたりの曲を歌うのは大変そうですが、このアルバムに関しては問題ありません。
新ドラマーのMalignantはJonthoのドラミングを意識しているように感じられました。Jonthoほど独特のリズムみたいなのは感じませんが、ファストでタイトなドラミングを披露しています。ブラストが多めな曲が多いにも関わらずきっちりと叩きこなしています。良質なドラマーです。
ギターは前作同様、メロディックでキャッチーな中にもブラックメタルらしいドス黒さみたいなのが強く感じられ言う事なしです。全体的に似た曲調が多いにも関わらずメロディーが上質なので飽きは感じませんでした。

全体的に緩急をつけながらも爆走しまくりで、なおかつメロディーのセンスも抜群なのでこれまでの彼らが好きな方はもちろん、あらゆるブラックメタラーにオススメできる作品ではないでしょうか。
スウェーデンのDark Funeralあたりが日本盤でてるのだし、このバンドもデビューしてもおかしくないと思います。


TSJUDER - Demonic Possession ★★★ (2016-04-24 22:44:36)

2002年の2ndアルバム。初期のデジパック版は1000枚限定で廃盤。現在はジャケ違いのものが再発されています。
このアルバムのみAntichristianがドラムを叩いておらず、RagnarokのJonthoが参加しています。
音質は前作ほどドラムの音が硬質ではありませんが、ギターの音は相変わらずシャリシャリしていて殺傷力抜群です。まさにチェーンソーブラックといったところでしょうか。
ジャケットの雪原を思わせるような寒々しいリフや、スラッシーでカッコいいリフをうまくブレンドしていますね。
ベースボーカルはNag氏がやっていますが、このアルバムだけなぜかボーカルスタイルが異なります。このアルバムはハスキーかつかすれたような絶叫といった感じでしょうか。もちろん邪悪な事には変わりません。
JonthoのドラミングはAntichristianのスタイルとは結構異なり、軽やかかつ手数が多いです。細かい小技が利いてるといいますか、リズミカルといいますかかなり独特です。
ツーバスやブラストはもちろん速いです。

ヴォーカルやドラミングの関係上、彼らの作品の中では若干異色に感じます。
ですがギターリフの邪悪さやカッコよさ、曲の突進力はピカイチなので彼らの作品が気に入った方はもちろん、荒々しいブラックメタル、ファストブラック好きは買う価値大だと思います!


MAYHEM - Esoteric Warfare ★★★ (2016-04-23 19:10:53)

Mayhemはブラックメタルの代表的存在でありながら、異色作もあったりしたバンドですが、この作品はいい意味でストレートなブラックメタルやってる作品だと思います。
作曲はTelochがやっているみたいですが、EuronymousやBlasphemerといった歴代ギタリストに勝るとも劣らないと思います。
Attilaのヴォーカルは前作よりさらに感情表現が豊かになったと思います。ブラックメタルのヴォーカリストとしてはかなり変わった声の持ち主だと思いますが、唯一無二だと思います。
Hellhammerのドラミングは今回もヤバイですね。特にツーバスの連打速度は異常です。それ以外のテクニックも抜群で、フレージングのセンスも凄まじいものがあります。今回のアルバムは音質がいいだけにその凄さがさらに伝わるのではないでしょうか。彼が参加している作品の中で最もドラミングが強烈だと思います。

個人的に1stを超えるとまではいきませんが、それに肉薄するだけの作品だと思います。
場合によってはこのアルバムを最優先してもいいかもしれません。


DEIVOS ★★★ (2016-03-30 20:19:54)

ポーランド出身のブルデスバンド。
VADER等を上回るブルタリティーを持ちながらも、カウベルを多用するユニークなドラミングを持つバンドです。


MUTIILATION - Majestas Leprosus ★★★ (2016-02-27 11:17:33)

私が持っているのはDark Adversaryからリリースされた再発版で、ジャケットが異なります。
ちなみにオリジナルのジャケットと同じ絵はブックレットの中にあります。

音質は3rdと比べると音量が微妙に下がりましたが、ベースやボーカルがより聴こえるのはいいポイントだと思います。
特にヴォーカルの苦しげながなり声が凄まじいです。
スタイルはやや異なりますが、Ariochあたりとタメをはる邪悪さだと思います。
日本ではメロディックな3rdに比べるとメロディーが減退したとの声もあるみたいですが、個人的にはいい意味で充分メロディックだと思います。
特に#2,#4,#7あたりはかなりいいメロディーが聴けます。
#3や#5のような徹底的に邪悪に徹した曲も非常にレベルが高いです。

個人的にかなりレベルの高いプリブラだと思うので、プリブラ好きは必聴だと思います。
1stよりもこちらの方がわかりやすいと思います。


MUTIILATION - Black Millenium (Grimly Reborn) ★★★ (2016-02-23 23:26:10)

3rdアルバムです。
私が持ってるのはオリジナルジャケットの再発版(2012年)。
1stや2ndとは結構異なる音楽性だと思います。
1stほど病的で投げやりな感じはしませんが、曲のレベルがグッとあがりました。
ヴォーカルは低いがなりが強くなりました。相変わらず邪悪です。
ドラムは打ち込みですが、音楽性にあってるのでマイナスには感じませんでした。
音質はお世辞にもいいとはいえませんが、とにかくリフの質が高いです。
ノイジーな音質にもかかわらず、メロディーがいいので最後まで聴いてもダレません。
1stや2ndでカルトすぎると敬遠された方も、これならいけるかもしれません。
特にメロディックなプリブラ好きは是非ともこの暗黒美に酔いしれて欲しいです。


OBSCURA - Akroasis ★★★ (2016-02-11 18:30:26)

2016年発表の4thアルバム。
前作Omniviumから約5年ぶりのリリースで、中心人物のSteffen以外のメンバーが変わっています。
メンバーは一新されたものの、音楽性に大きな変化はないですね。しかしながらあらゆる面でパワーアップしてると思います。
まずギターのTom氏(現在は脱退)のギターワークが凄まじいです。テクニック、フレーズともに恐ろしい事になっています。
フレットレスベースの腕前も前任者に勝るとも劣らないですし、ドラマーのSebastianも緩急交えたドラミングをカッチリ叩きこなしています。

以前よりブラストで突進するパートが減ったり、音質がちょっと軽めですが以前よりさらに進化したなと思います。
デスメタル特有のゴリゴリしたブルタリティーは正直薄いのですが、ここまで凄いプレイをされるとグウの音も出ません。
テクニカルデス、プログレデス好きは是非!
普段デス系を聴かなくてプログレメタルなどが好きな方にもこの凄さを味わって欲しいです。


BRODEQUIN - Instruments of Torture ★★★ (2016-01-24 13:59:45)

2ndと比べると色々な意味でアングラな感じですね。
音質は若干チープですが、バスドラムの音作りは好きです。特にツーバス連打してるパートは気持ち良いです。
ヴォーカルはこの頃から凄まじいガテラルでした。Devourmentの1stのヴォーカルあたりとタメをはれるのではないでしょうか。
ギターはやたらジリジリしてますが、リフはカッコいいです。
ドラムは時折ややもたついたりしますが、かなり味のある叩き方をしています。もちろんブラストは速いです。フレージングのセンスは後のアルバムよりいいかもしれません。

ストレートな曲調の2nd、3rdに比べると曲調がやや複雑で緩急もありますが、速いパートは本当に速いです。
ちなみに私が買ったものにはボーナストラックが2曲入っておりました。
ブルデスファンはマストかと。


MOTORHEAD (2015-12-29 11:07:48)

レミー、残念ながらお亡くなりになりました。。。
ロックな人生でした。
http://consequenceofsound.net/2015/12/r-i-p-lemmy-kilmister-motorhead-frontman-dead-at-70/


CINERARY - Rituals of Desecration ★★★ (2015-12-27 22:02:55)

2001年発表のEP。今のところ彼ら唯一の作品です。
長らく廃盤だったのですが、2015年にリマスター&ジャケ違いで再発されました。
ちなみにジャケットは2004年版のものともまた違います。

音質ですが、クリアーかつ重低音もかなり効いており、さらにリマスター効果か音圧も凄まじく最高としか言いようの無い音質。デスメタルとして理想の音質のひとつではないでしょうか。
ヴォーカルはあのMattiですが、とにかく凄まじい!感情表現が今まで以上に豊かです。ありとあらゆるガテラルを駆使していますが彼が参加したあらゆる作品のヴォーカルの中でもトップクラスです。
Disgorge USのCranial Impalementの時にも匹敵する凄まじさです。(ヴォーカルスタイルはやや異なります。)
ギターはゴリゴリしてたり邪悪なリフをかなでたり、またはハーモニクスをきかせてキュイキュイとヒステリックな音を奏でたり、はたまたスラミングデス調のズンズンしたものもあり、多彩です。
ドラムはDisgorge USの中心人物ともいえるRicky Myersが叩いています。
Disgorgeでは癖のある音質が多かったですが、このEPでは音質のおかげか元々凄かったのが更にパワーアップして聴こえます。
ブラスト、ツーバスともに音がでかく激速でテンポチェンジもさらりとこなし、もたり知らず。
カッチリしているだけでなくリズミカルさも充分にあるいう事なしのドラムです。彼がドラムで参加した作品の中で最高のドラミングだと思います。

無音部分や隠しトラックをいれても19分と短いですがUSスタイルのブルデスファンはマストです!
隠しトラックはかなりおふざけ要素が強いですが、それを差し引いてもこの作品は凄いと思います。

今年活動を再開したみたいなので、是非フルアルバムも欲しいですね。
残念ながらRickyは今はメンバーではないようですが。


DEEDS OF FLESH - Live in Montreal ★★★ (2015-12-21 20:35:37)

2005年にリリースされたライブDVDです。
Reduced to Ashesの時のツアーの映像が納められています。
他にはCrown of Soulsのミュージックビデオも収録されています。

オフィシャルのDVDの割にはカメラアングルがブートっぽかったり、映像もメチャクチャ綺麗でなかったりしますが演奏力の高さには脱帽しました。
音質は若干荒いものの、音の分離自体は悪くなく、迫力もあるのが良い感じです。
選曲は1st~5thの中からまんべんなく選ばれています。個人的には2ndの曲がもう1曲くらい欲しかったですが。
先ほども書いたようにとにかく演奏力が凄まじいので彼らのファンにはおススメです。
ただカメラアングルにこだわる方には厳しいかもしれません。


DEEDS OF FLESH - Path of the Weakening ★★★ (2015-12-18 13:21:12)

3rdアルバムです。
ジャケットがブラックメタルみたいですが、中身はコテコテのブルデスです。
1stと2ndはCannibal Corpseみたいな猟奇的な要素が歌詞や曲に多く含まれていましたが、このアルバムからは荘厳な感じのリフになりました。
腐乱死体の死臭のような雰囲気は薄まりましたが、曲自体は相変わらず暗いです。
音圧もあり、かなり圧迫感を感じます。
ドラムは1stで叩いてたJoeyが戻ってきました。
ひたすらツーバスの連打をかましています。ブラストもしまくってますが、軽快さや疾走感よりもやはり圧迫感みたいなものが強いです。
ヴォーカルは少し埋もれている気がしますが、相変わらず超ディープな声を披露しています。
個人的に彼らの作品の中でもブルータルな感じが強いと思います。


DEEDS OF FLESH - Mark of the Legion ★★★ (2015-12-18 13:14:12)

2001年の4thアルバムです。
ドラマーが交代し、曲がより複雑かつテクニカルになりました。
音質はちょっとこもってて、スネアの音が若干埋もれてますが、デスメタルとしては平均的な感じでしょうか。
リフは初期に比べたら荘厳な雰囲気が強まりましたが、相変わらず暗いです。わかりやすいメロディーもあるんですが暗さは健在です。
ヴォーカルは相変わらず超低音のゲロデス声を聴かせてくれます。ErikとJacoby二人でやってるパートもあるみたいですが、どちらの声かわかりません。^^;
ときおり高音の絶叫も混ぜてきます。
彼らの作品が好きなら是非!


IMMOLATION - Kingdom of Conspiracy ★★★ (2015-12-18 10:47:36)

9thアルバムです。今回から日本盤も発売されました。
路線自体は前作のMajesty and Decayに近いですが、よりパワフルかつヘヴィになった気がします。
音質は硬質でクリアー、そして重低音もしっかり効いており、いう事なしの音質。
ヴォーカルのRoss Dolanはさらに威厳のあるグロウルを披露しています。あまりの迫力に圧倒されそうです。
リフはオールドスクールなものをベースにしつつ不協和音っぽいものを交えたりしながら、暗黒デスらしさを強調しています。
曲によってはブラックメタルっぽいフレーズもあったり、多彩ながらも芯のしっかりしたリフを聴かせてくれます。
ベースは結構クリアに聴こえます。特別テクニカルなフレーズがあるわけではないですが、しっかりと芯を支えてくれています。
ドラムは音質のおかげでやたら硬質かつ力強いです。安定感もあり、しっかりしたドラムです。

個人的には最も彼らの中で力強いアルバム。小細工なしで力任せに相手を叩き潰してしまうようなパワー、ヘヴィネスがあります。
初期ほどアングラな感じはしませんが、ベテランの貫禄がありますね。


Abominable Putridity - The Anomalies of Artificial Origin ★★★ (2015-12-07 18:18:15)

2ndアルバムです。今年リミックス&リマスターされたものがUnique Leaderから再発されました。

音質は前作よりもクリアーで分離がよくなりました。これはリマスター効果もあるかもしれません。
前作に比べるとアングラ度は下がりましたが音圧もかなりありすばらしい音質です。
ヴォーカルは元Disgorge、Pathologyなどで有名なMatti Wayです。
前作の人はゴボゴボしたグロいガテラルでしたが、Mattiのガテラルはなんというか綺麗なんですよね。
もちろん人間離れした凶暴な声であることは間違いないのですが、他のガテラルのヴォーカリストにはない美しさすら感じます。
曲調は基本はスラムデスなんですが、流暢なリフやピロピロしたフレーズも結構登場したり、ブラストビートが増えたり、前作から若干の変化があります。
ブラストやツーバスのパートは疾走感よりもいい意味での圧迫感を感じますし、スラミングのパートはやはり重さ抜群です。
私は前は1stの方が好きだったのですが、最近ではこちらの方が好きになってきました。
ブルデスが好きな方には是非おススメです。


DEEDS OF FLESH - Inbreeding the Anthropophagi - Infecting Them With Falsehood ★★★ (2015-12-03 00:15:20)

後にリメイクされる曲ですが、
私はこちらのバージョンの方が気味が悪く猟奇的なので好きです。
グロさとテクニックが融合した名曲。


LUNAR AURORA - Elixir of Sorrow ★★★ (2015-11-28 14:13:03)

2001年に録音されたみたいですが、リリースは2004年と遅かったみたいですね。
私が買ったのは2014年のデジパックのリマスター再発版。ボーナスディスクが付いています。
Sorrow(悲しみ)という単語があるからか、彼らのアルバムの中でも特にメランコリックでもの悲しい雰囲気が強い作品になっていると思います。
10曲入りですが、アンビエント系のインストが多かったり、ボーカル入りの曲は大作が多かったりします。(#3、#7は10分超え)
こう聞くと取っ付きにくい作品に感じるかもしれませんが、曲自体のレベルは非常に高いです。
私の場合このアルバムに入っている10分を超えた曲でも「もっと聴いていたい」とすら思ってしまうほど。
同じドイツのNargarothっぽい雰囲気も感じましたが、こちらの方がブラストで疾走するパートが多いです。
彼らの作品の中ではあまり目立ってないみたいですが、個人的にはかなり気に入りました。
まだ持ってない方は今回の再発を機会にいかがでしょうか。


HATE ETERNAL ★★★ (2015-11-27 16:09:29)

ドラマーがなかなか安定しませんが、エリック・ルータンの作る荘厳邪悪リフは最高ですね。
どんどん進化している気がします。


HATE ETERNAL - Infernus ★★★ (2015-11-27 16:02:44)

2015年発表の6thアルバム。
前作までドラマーを叩いていたJadeが脱退、Burning The MassesのChasnという人がこのアルバムで叩いています。(現在は彼も脱退しているようです)
音質は良好。クリアーで低音も利いています。
ヴォーカルはちょっとスタイルを変えたみたいです。基本的にはグロウルですがちょっと高めになった感じもします。
ギターのリフは今まで以上に邪悪で荘厳になりました。邪悪さでは過去最高ではないでしょうか。
ベースはベキベキしていてカッコいいです。かなり存在感があります。
ドラムは歴代のドラマーに勝るとも劣らないです。激速ブラスト+ツーバスの嵐です。

#5とインストの#9以外は全て爆走曲です。スローテンポ中心の#5もかなり邪気を放っていて凄まじいです。

ヴォーカルのスタイルとドラマーの変化で違和感を感じる方もいるかもしれませんが、個人的には前作よりもこちらの方が好きです。


SARKE - Aruagint ★★★ (2015-11-06 09:50:30)

2013年発表の3rd。
オールドスクールブラックメタルです。
KholdのメンバーであるSarke氏のソロプロジェクトですが、私はNocturno Cultoのヴォーカルを目当てに買いました。
さて、Nocturo Culto氏のヴォーカルですが、これがまた素晴らしい!
恐ろしいまでの低音がなり声ですが、邪悪さだけでなく、ちょっとドランクで厭世的な感じもします。

MayhemのDead、Maniac、Attila、1349のRavn、SatricoのSatyr、MardukのMortuus、Legion、UrgehalのTrondr Nefas、Celtic Frost / TryptiocnのTom、VenomのCronosなどなどブラックメタルやスラッシュ界には凄まじいヴォーカリストがたくさんいますが、その中でも頂点にたつと言っても過言ではない凄まじきヴォーカルです。
最初は暗い所で聴いていたら怖くなってしまったほどです。^^;

曲調ですが、古き良きオールドスクールブラックがベースながら、寒々しくメランコリックなキーボードやフレーズを交えノルウェーのバンドらしい寒々しさを醸し出しています。
ドラムはスロー、ミドルが主体でほぼ疾走パートはなしですが、曲にマッチしたフレーズなので問題なしです。
音質も、クリアーかつ音圧も十分で申し分ありません。

あまりにヴォーカルが壮絶すぎるので、その辺で好みが別れるかもしれませんが、最近のDarkthroneのファン、オールドスクールブラックのファンは是非買ってほしいです。


HOUR OF PENANCE - The Vile Conception ★★★ (2015-10-31 22:03:27)

Fleshgod Apocalypseの現ドラマー、Francescoがヴォーカルとして参加していたり、同じくFleshgodの1stおよびEyeconoclastのドラマーのMauroがドラムを叩いているアルバムです。
Fleshgod Apocalypseの1stからシンフォニック成分やクラシカルなフレーズを抜き取り、Nile、Behemoth、Hate Eternalの要素を足した感じでしょうか。
とにかくドラムが凄まじく、ブラスト、ツーバス共に激速でしかもメッチャ音が揃いまくっています。
またヴォーカルが早口でまくし立てるような感じでよくこんなに口が動くなと感心してしまいます。マシンガングロウルです。
私はSeditionというアルバムを先に聴いていましたが、ヴォーカル、ドラマー共にこちらの方が好みです。
ブルデス、テクニカルデス好きの方は是非!


EXODUS - Shovel Headed Kill Machine ★★★ (2015-10-27 21:11:49)

Exodusのアルバムの中で最もヘヴィで激しい作品かもしれません。
このアルバムからギターのチューニングを下げたようですが(間違ってたらすいません)、とにかくリフの破壊力が凄まじいです。
あらゆるスラッシュメタルの中でもトップクラスにヘヴィなリフじゃないでしょうか。
ベースのベキベキした音やポール・ボスタフのタイトでファストなドラミングなども破壊力抜群です。
トム・ハンティングの軽快でスタコラしたドラミングの方が味はありますが、ボスタフのドラミングもこれはこれでカッコいいと思います。
ロブデュークスのヴォーカルは純粋なスラッシュのヴォーカルというより、メロデスやデスラッシュバンドに多そうな声質ですがこのアルバムに合ってると思います。

デスやブラックなどを先に聴いてスラッシュに手を出した方はある意味Bonded by Bloodよりこちらの方がしっくりくるかもしれません。
Bonded by Bloodもまた凄すぎるアルバムなので比べると怒られるかもしれませんが。。。


LEGION OF THE DAMNED (2015-10-27 13:16:18)

このバスドラムの音がうるさいですよね。(褒め言葉)
1stを注文したので、届くのが楽しみです。


WORMED - Planisphærium ★★★ (2015-10-23 11:20:41)

スペイン出身のテクニカルブルデスバンドの2003年発表の1st。
現在はボーナストラック付きの再発版が出てますが、私のはオリジナル版です。
8曲で25分と短めですが、内容が濃いのでこれで十分です。

ヴォーカルはかなりシックなガテラルです。私が聴いたガテラルの中でも上位に入ると思います。
Disgorge(US)の歴代ヴォーカリストにも負けてません。
ギターは終始ゴリゴリしたリフを弾いています。ベースも負けずにゴリゴリしてます。
スペインのバンドですが、リフワークはUSスタイルのブルデスっぽいですね。
ドラムはブラスト、ツーバスが速いのはもちろんなんですが、いい意味でかなり独特のグルーブがあります。
ただ速いだけでなく、ただテクニカルでタイトなだけでもない、非常にオリジナリティーにあふれてます。
現在は脱退してるのが勿体ないです。

テクニカルなブルデスが好きな方は是非!


URGEHAL - Massive Terrestrial Strike ★★★ (2015-10-21 22:01:53)

1998年発表の2ndアルバム。

4th以降に比べると音圧が弱く、突進力もそこまでありませんが、オーソドックスながらもカッコいいブラックメタルしてます。

今は亡きTrondr NefasのヴォーカルはNocturno CultoやDeadを思わせるがなり声ですが、とてもカッコいい声です。
ギターは寒々しいリフやノリのいいスラッシーなリフをあわせたような感じです。
ベースは意外と良く聴こえるのでいい感じです。ブリブリいってます。
ドラムはスロー、ミドルテンポなものから小気味のいいブラスト、スラッシュビートなど色々叩いてます。
ずっと疾走してるわけではありませんが、突進した時の疾走感はなかなかです。

最近のブラックメタルが好きな方、特にシンフォ系が好きな方にはとても地味に感じるかもしれません。
ですが、私はこの邪悪さとカッコ良さがあわさったサウンドは大好きです。
36分と短めでサクッと聴けるのもいい感じです。


ABHORRENCE - Evoking the Abomination ★★★ (2015-10-13 21:36:17)

ブラジリアンデスメタルバンドの1stアルバム。
全体的にKrisiunとほぼ同じ感じですが、こちらの方がブラストが速めに感じます。
リフやいかれたソロもKrisiunとほぼ同じです。
ヴォーカルはこちらの方がやや低めです。迫力のある重低音グロウルをきかせてくれます。たまにわめきっぽい声も重ねています。
正直ブラジリアンデスの中でも個性はあまりありませんが、スピード、激烈度ではこちらの方がKrisiunより上だと思います。
ブラストの速さ、持続力はこの手のバンドの中でもトップかもしれません。
また本家と比べて曲が短いのが好印象でした。アルバムtotalで30分と気持ちよく聴けます。

初期のKrisiunが好きな方はマストです!
ブラストフェチな方も是非!


SARGEIST - Feeding the Crawling Shadows ★★★ (2015-09-29 18:53:26)

2014年の4thです。
Behexenと結構メンバーがかぶっているようですが、こちらはメロウさ重視のプリミティブブラックをやっています。
音質は前作よりもラフで籠っていますが、個人的にはこれくらいの方がアングラさがあって好きです。
音圧も若干増した気がします。

ヴォーカルは中音絶叫がメインですが、時折呪詛のようなグロウル気味の声も使います。
リフはとにかくメロディック。Behexenの時よりも邪悪度は控えめですがメロウさでは圧倒的に上です。
この寒々しく悲しげなメロディーはクセになります。たまらないです。
ベースは音圧かせぎに使っている部分もありますが、聴いていて心地良い低音を奏でています。
ドラムはツタツタと疾走するパートが多いです。特別テクニカルでもないですが、安定はしています。
音質と相まって心地いいです。

個人的には彼らの作品の中で一番好きです。
音質が多少こもってるとはいえ劣悪でもないし、プリミティブブラックを初めて聴く人などはある意味Darkthrone系よりもこっちから先に聴いた方が入りやすいかもしれません。
メロウさ重視のブラックメタラーは是非!

ちなみにレーベルを移籍した影響かAmazonなどには入荷してないようなので、海外通販などで手に入れるしかなさそうなのが痛いです。これだけ良い作品なのに。。。


VADER - De profundis ★★★ (2015-09-25 15:01:50)

ここではあまり評価が高くないようですが、私は凄く良いアルバムだと思います。
確かに音質はBlack to the BlindやLitanyなどを聴いてると軽く感じるでしょうが、切れ味の鋭さは抜群です。
Peterのヴォーカルはデス声にしては弱いとよく言われていますが、音によくあってるいいヴォーカルだと思います。
曲は後のアルバムに比べると緩急が結構あり、意外とスローミドルテンポの部分も多いですが、ツーバスを連打してるパートが多く音質の関係もあり体感速度は速いです。
Silent Empireなんかは凄くカッコいい曲だと思いますし、他にもカッコいい曲が色々あるので、スラッシーなデスメタルが好きな方は是非聴いてみてほしいです。


RHAPSODY OF FIRE - Power of the Dragonflame ★★★ (2015-09-11 21:52:18)

普段はデス、ブラックばかり聴いたりレビューしてますが、こういう音楽も好きです。

Rhapsodyのアルバムは他にもいくつか聴きましたが、これが断トツで一番好きです。
良質な音質にオペラチックなヴォーカル、スピーディーなギターとドラム、ドラマティックな展開と聴いてるだけで映画をみてるかのように吸い込まれていきます。
疾走曲ではない4と7も抜群のセンスで聴きだれることはありませんでした。
どの曲も凄まじいまでの完成度を誇っていますが、特に圧巻なのはラストの10曲目。19分もの長さながらどのパートを聴いてもワクワクします。

このアルバムは完璧としかいいようがありません。
クサいのが苦手ではないメタラー必須のアルバムです。


INTERNECINE - The Book of Lambs ★★★ (2015-09-10 14:41:13)

唯一のフルアルバムになってしまった作品。
みなさん言われてるようにHate Eternalに近い作品です。
音質はややヴォーカルとドラムが引っ込んでいる気もしますが、いい方だと思います。
低音はしっかりきいていると思います。
曲はわめき声だけの8を除いて全部爆走ナンバーです。
緩急をつけながらも突進パートでは凄まじい勢いでブラストしてます。
2と9ではデレクが、その他の曲ではトニー・ラウリーノが叩いています。
デレクのドラムの方が音がクッキリしていますが、どちらのドラマーも腕前的には申し分ないです。というか怪物レベルです。
リフはオールドスクールデス特有の荘厳で邪悪な感じで、どす黒いマグマがドロドロ煮えたぎっているような感覚を覚えます。
ギターソロはルータンが弾いているようでHate Eternalで聴けるような邪悪できらびやかなソロです。
ヴォーカルはHate Eternalのルータンや、Morbid AngelのDavidあたりに比べて若干高めのグロウルで、切れ味鋭い咆哮を聴かせてくれます。時折凄まじいまでの憎悪を感じるグロウルもかましてくれます。
Morbid Angel、Hate Eternal、Behemoth、Nileなどの荘厳爆走デスが好きな方は是非おススメです。


IMPERIAL SODOMY - Tormenting the Pacifist ★★★ (2015-09-05 14:56:08)

2001年の1stアルバム。
ブラストビート満載のブルータルデスメタルです。
ヴォーカルはかなりディープなグロウル。Deicideのグレン・ベントンのような憎しみの籠った強烈な声です。
リフはオールドスクールデス系のリフやスラッシーなリフをあわせた感じです。
リフ作りが非常に上手くカッコいいフレーズ満載です。
ドラムはとにかくブラストしまくりです。
音がポコポコしていますが、激速でしかも持続力が半端なく、アルバムのほとんどがブラストといっても過言ではありません。
しかも全然もたったりしないのがヤバイです。
スラッシュビートはありませんが、ブラストだけで疾走感は充分にあります。
時折入るテンポを落とした展開でもキッチリと叩きこなしています。

ブラストしまくりのデスメタルというとKrisiunなどのブラジリアンデスを思い浮かべるかもしれませんが、それらのバンドよりももっとオールドスクールな曲調が多いです。

現在やや入手困難みたいですが、ブラストフェチな方、ブルデス好きな方はマストです。


SODOM - The Final Sign of Evil ★★★ (2015-09-05 13:43:57)

デビューミニアルバムのIn the sign of evilの収録曲に未発表の曲を一緒に再録したアルバム。
2007年のアルバムの割に音質が粗くてボゴボゴした感じですが、音圧は高いです。
個人的に好きな音質です。

TomのヴォーカルはブラックメタルみたいなヴォーカルでまさにEvil!
かなり極悪な声です。

亡きChrisのドラミングは正直かなり不安定でお世辞にも上手いとはいえないのですが、このアルバムにはあってます。
こういうドラマーは結構好きなので死が惜しまれます。

かっちりしたSodomが好きな方は買うと火傷するかもしれませんが、邪悪なスラッシュや、ブラックメタルが好きな人にはおススメしたいです。


DEATHCHAIN - Deadmeat Disciples ★★★ (2015-09-05 13:01:52)

このアルバムが一番激しいようなので、これから買ってみました。
確かにこれは凄まじいデスラッシュですね。
音質は硬質でいい感じ。ヴォーカルの声は中低音の吐き捨て声といった感じでしょうか。
リフはカッコよくてキレの良いものが多いです。デスメタルっぽい邪悪さもあります。
ドラムはかなり速いです。さすがにDefleshedのMatteほど速くはないですが、それでもスラッシュビート、ブラストビート共に激速で、Matteよりもスネアの音がしっかり鳴ってるのが大きいです。
ツーバスも連打しまくってます。

基本的に全曲速いです。ミドルテンポを挟む部分もありますが、速いパートの方が多いと思います。
スピード重視のデスラッシュファンは是非!


DEATH - Leprosy ★★★ (2015-08-26 23:36:17)

DEATHが猟奇路線の歌詞を書いていた最後のアルバムだそうです。
私が入手したのは2014年のボーナスディスクつきの2枚組のリマスター盤。

まず音量がリマスターされているのもあるのか、88年の作品にもかかわらずかなり音がでかく音圧があります。
それでいながら初期のデスメタルアルバムとは思えないほどクリアーで音の分離も良いです。

チャックの声は初期デスっぽいちょい高めのグロウルという感じでしょうか。
かなり壮絶な声で、声量抜群です。しかもこんな声を出しながらテクニカルなギターを弾くのが凄いです。
1stより若干ドロドロ感は薄れたものの切れ味はかなりパワーアップしていて、キレがあります。
スラッシーな感じが強いですね。
それに時折はいるメロディックなフレーズがまたたまりません。
ベースは特別目立つわけではありませんが、しっかりパワフルな音を鳴らしており、しっかりボトムを支えています。
ドラムは後のショーン・レイナートやジーンホグランほどのテクニカルさやタイトさはないものの、充分上手いドラミングで、切れ味抜群のスラッシュビートで疾走し、ツーバスもしっかり連打しています。

最近のデスメタルみたいな激速ブラストビートこそないもの、ヴォーカルは凄まじい、ギターはカッコいい、ベースは超ヘヴィ、ドラムは疾走感抜群、しかも全体的にテクニカルと良いところだらけのアルバムです。
デスメタル史上に残る名盤だと思います。
ドイツのRock Hard誌で最も重要なデスメタルアルバムに選ばれるのも頷ける作品です。


THRONE OF KATARSIS - Ved graven ★★★ (2015-08-26 16:19:08)

2011年の3rdアルバム。

初期DARKTHRONEやMAYHEMなどにデプレッシブブラックの悲痛な感じをプラスしたような音楽をやっています。
かなりヤバイ雰囲気のアルバムです。
曲はこのバンドのアルバムにしてはややコンパクトな曲が多いですが、それでも長い曲は9分半以上あります。

悲痛さと邪悪さをあわせもつヴォーカル、トレモロリフに、ドタバタブラスト、2011年のものとは思えない音質などなど、プリミティブやトゥルー系のブラックが好きな人以外はお断りな音楽性。
こういう音楽が好きな人にとってはたまらない名盤になるかもしれません。


ARCHGOAT - Whore of Bethlehem ★★★ (2015-08-19 23:24:27)

2006年の復活作にして彼らの初のフルアルバム。
音質は2nd以降に比べてノイジーでやや音圧も控えめですが、彼らのフルアルバムの中では一番ブラックメタルっぽい音質ではないでしょうか。
作風は同じくスローテンポの展開を交えつつ爆走するグラインドデスブラックをやっています。
いうまでもなくヴォーカルが極悪です。
このアルバムは現在あまり出回ってないようですが、この手が好きな人にはマストだと思います。
音楽はもちろんのこと、ジャケット、歌詞カードにも注目です。


ARCHGOAT - The Light-Devouring Darkness ★★★ (2015-08-19 14:29:07)

2009年の2nd。
3rdより後にこちらを聴いたのですが、路線はほぼ同じなもののこちらの方がより音作りや演奏がラフですね。
特にドラムの音作りがドタバタしていていい感じです。
また2ビートでドタバタやるパートがこちらの方が多い気がします。
ヴォーカルは3rdよりも生っぽい感じのグロウルです。
音楽に何を求めるかによって、評価が分かれるでしょうが、かなりの名盤だと思います。
ちなみにランニングタイムは30分弱と、彼らのフルアルバムの中では一番短いです。


ARCHGOAT - The Apocalyptic Triumphator ★★★ (2015-08-17 23:27:46)

3rdフルアルバムです。
音質は一般的に考えれば悪いんでしょうが、ブラックメタル的には悪くないと思います。
ちょっとくぐもった感じですが、音の分離が悪すぎたりノイジー過ぎて何をやっているかわからないといったことはありません。
スタイルはグラインドコアやオールドスクールデスの要素があるプリミティブブラックといった感じでしょうか。
ヴォーカルはかなりディープなグロウルです。ゲロゲロしてます。初期Beheritに匹敵する狂気をかもしだしています。
ギターはトレモロリフなどはなくゴリゴリした感じのリフが中心です。
ドラムはツタツタブラストを中心に疾走してますが、疾走一辺倒ではなく、スローテンポなども結構交えてます。
全体的に背徳的な匂いがプンプンするかなり極悪な音楽をやっておられます。
初期の音源はわかりませんが、ただガムシャラな音楽だけでないとも思います。
時折シンセやSEもはいりますが、曲の怖さをアップさせております。
全体的にブラックメタルよりもオールドスクールデスやグラインドコアなどが好きな人にウケるかもしれません。


MYSTIC FOREST (2015-08-17 22:24:22)

どうやら中心人物のStefan氏が8月9日に亡くなっていたようです・・・。
R.I.P


ARCHGOAT ★★★ (2015-08-17 22:16:43)

Beheritとともに初期フィンランドブラック界を黒く染め上げていたバンド。
カナダのBlasphemyなどに影響を受けたウォーブラックです。
一時解散していたようですが、2000年代に復活後、3つのフルアルバムをリリースしています。


ENDSTILLE - Kapitulation 2013 - Endstille (abschied) ★★★ (2015-07-27 16:19:10)

今までの彼らのアルバムにはすべてENDSTILLEという曲が入っていますが、今回も入ってます。
曲のサブタイトル、内容はアルバムごとに完全に異なります。
さて、今回ですが、曲自体はブラスト主体のファストチューンなんですが、ヴォーカルがなく代わりにずっと演説みたいなのが流れてます。
この組み合わせがすごく不気味・・・。


ENDSTILLE - Kapitulation 2013 - Blasphemer ★★★ (2015-07-27 16:16:35)

Sodomの初期の名曲のカバー。
メチャクチャカッコいいブラックスラッシュに仕上がってます!
音質、演奏共に本家より上だと思います。


ENDSTILLE - Kapitulation 2013 ★★★ (2015-07-27 16:15:11)

2013年の8thアルバム。
これまでと路線的には変わりませんが、ギターが二人になりました。
その影響か、ギターの音圧が上がったような気がします。代わりにドラムのサウンドが前より若干埋もれてしまいましたが・・・。
ヴォーカルは前作から入った人と同じですが、前よりもパワフルかつ邪悪にパワーアップになった気がします。

今までは速めの曲だけではなく、スローな曲も結構やってましたが今回は速めの曲が多いです。
#7はアップテンポで、#9はスロー中心ですが、それ以外はファストなパートが多めの曲ばかりです。
また勢いが増しただけでなく、リフがよりフックがあるものが増えた気がします。
個人的に今まで聴いた彼らのアルバムの中では一番良いと思います。
彼らのファンはもちろん、ファストブラックが好きな方、中期Mardukが好きな方は是非!

ちなみに#5はジャーマンスラッシュの大御所Sodomのカバーです。


IMMORTAL - At the Heart of Winter ★★ (2015-07-24 22:54:27)

99年発表の5thアルバム。
今までのブリザードブラック路線はどこへやら、メロデスっぽい路線になってしまいました。
しかしこれはこれで悪くありません。
音質はかなりクリアーかつ硬質になりました。
ギターも寒々しいメロディーではなく、正統派メタル的なメロディーが増えましたが、良いメロディーです。
ブリザードではないけれど北欧らしさは持っていると思います。
ヴォーカルのAbbathは相変わらずの独特のガラガラながなり声です。このヴォーカル抜きにImmortalは語れないといってもいいでしょう。
ドラムは常に突っ走っているわけではなく、スローテンポな部分も結構ありますがかなりタイトです。
ブラストやツーバスの連打のヤケクソさはなくなりましたが、抜群に上手いです。
ブラックメタラーというよりはエクストリームメタル全般で評価される作品かと思います。


IN BATTLE - In Battle ★★★ (2015-07-23 12:41:48)

1997年の1st。
後期のデスメタル色の強いスタイルとは違い、この頃は完全にブラックメタルです。
音質は若干薄いですが、録音レベルが小さすぎるということはありません。
ヴォーカルはヒステリックな中高音の絶叫スタイル。
ギャーギャーわめき散らしていて、かなり迫力があります。
ドラムはかつてSetherialにも所属していたことがある、今は亡きOtto氏が叩いています。
ブラストの時にだんだん音が小さくなったり、ちょっと不安定なところもありますが、スラッシュビート、ブラストビートの速度はかなりのものです。
かなり畳み掛けてきます。
ギターはDark FuneralやSetherialのような寒々しい邪悪荘厳スタイルというよりは、ヴァイキングっぽい哀愁漂うメロディーが多いです。
凶暴なヴォーカル、ドラムとメロディックなギターの組み合わせが良い感じです。

スウェディッシュスタイルのブラックメタルが好きな方、ファストブラック好きには是非おススメしたいです!


DARK FUNERAL - Nail Them to the Cross - Temple of Ahriman ★★★ (2015-07-11 16:51:40)

前の曲と違いこちらは終始スローテンポのナンバー。
爆走はしないものの、メロディーが非常に優れていて聴きごたえがあります。


DARK FUNERAL - Nail Them to the Cross - Nail Them to the Cross ★★★ (2015-07-11 16:49:43)

新曲です。
今までより緩急が若干増えましたが、突っ走るパートの破壊力はさらにパワーアップしています。
Dominatorのドラミングは本当にキレてます。
新しいヴォーカルもカッコいいです。
新譜も是非この路線でいってほしいです。


GORGOROTH - Twilight of the Idols: In Conspiracy With Satan ★★★ (2015-07-08 16:31:26)

初期の1st~3rdの頃のメロウさと邪悪さの合わさった作品と比べるとメロウさがかなり抑えられ、そのぶん邪悪さとか妖気みたいなのが増しています。
キャッチーな感じもだいぶ抑えられていると思います。
音質は彼らの作品の中で最も骨太な感じ。
爆走だけじゃなくてミドルテンポな展開も結構あるのでとっつきにくいかも。
ただGaahlの声の凄まじさとこの不穏さは大好きなので、決して悪い作品ではありません。
むしろ邪悪さは彼らの作品の中で一番だと思います。
ちなみにInfernusが作った曲はラストのインストのみのようです。


DEATHSPELL OMEGA - Infernal Battles - Drink the Devil's Blood ★★★ (2015-06-26 12:54:59)

名盤3rdにて再録される曲ですが、私はこちらのバージョンの方が好みです。
ヴォーカルのドスの効き方はさすがに再録版には敵いませんが、こちらの方が曲のメロウさ、ブチキレ度ともに上だと思います。


DEATHSPELL OMEGA - Infernal Battles ★★★ (2015-06-26 12:52:40)

手に入りにくいのもあって手をつけてなかったんですが、巷での評価がいいので買ってみました。
基本は2ndと同じような路線のメロウなプリミティブブラックですが、スラッシーなリフも交えてきますね。
音質ですが、前半4曲はプリミティブにしては良好です。特にヴォーカルが2ndよりも前にでている点が評価できます。
後半4曲はデモをそのまま収録してるだけに悪く録音レベルも安定してないのが欠点ですが、曲自体のレベルはかなり高いので結構聴けますね。
みなさん言われてるように曲のメロウさでは何気に一番かもしれません。


MORBID ANGEL - Illud Divinum Insanus - Blades of Baal ★★★ (2015-06-25 23:35:11)

この曲と10 More Deadは元ZYKLONのDestructhorの作った曲ですね。
こういう曲を中心にやればもっとアルバムの評価は上がったでしょう。


DISSECTION - Reinkaos ★★★ (2015-06-22 14:58:57)

今更ながら買いました。

確かに寒々しさが落ちたり、ブラストがなくなったりしてますが、メロディー自体は超良好。
ジョンの声は以前より低くなりましたが、かなり壮絶ながなり声を披露しています。
呪術的な歌詞とマッチしています。
ミドルテンポ主体ですが、スラッシュビートで走る曲もあります。
音質も最高クラス。
個人的に、アルバム全体を聴きとおして一番聴きごたえがあるのはこのアルバムだと思います。


THE LEGION - A Bliss to Suffer ★★★ (2015-06-08 00:42:29)

2009年の3rdにしてバンドの最終作となってしまったアルバム。
2ndは持ってないのですが、1stと比べると凍てつくような冷気がやや落ちてますね。そのぶんブラックメタル特有の黒さみたいなものがアップしていると思います。
前任のボーカルが高音絶叫と低音咆哮を使い分けていたのに対して、このボーカルは中音がなり声がメインです。
前任よりもねっとりとした感じもします。個人的には新しい人の方が好きです。
また1stではインスト以外は全てファストな曲だったのに対し、今回はスローミディアム中心の曲もあります。ドラマティックでいい感じです。
速い曲は前より緩急がついてますが、ブラストは相変わらず激速です。
ミディアムテンポ主体の曲でもツーバスは踏みまくっています。
1stから微妙に変わっている点があるので、完全にあの路線を期待すると最初はがっかりするかもしれませんが、曲自体の完成度は非常に高く、以前よりもレベルアップしているのでこのアルバムも好きです。
スウェディッシュブラックが好きな方は気に入ると思います。


CARCASS - Reek of Putrefaction ★★★ (2015-05-25 11:44:24)

元祖(?)ゴアグラインドと呼ばれる、ある意味伝説的なアルバム。
私が持ってるものはリマスターされてるっぽいですが、それでも音は籠りまくってます。(笑)

ヴォーカルがゲロゲロしてて、ブラストはもたるのおかまいなし!って感じで爆走してますが、これがなぜかカッコいい!
ギターはドロドロしていますが、意外とリフにフックがありこれまたカッコいい!

Disgorge(Mex)やExhumedあたりにも影響を与えたと言われるだけあって凄まじいです。


CRAFT - Fuck the Universe ★★★ (2015-05-17 21:59:15)

恐らく彼らの作品の中では最も渋い作品ではないでしょうか。
音質は前作に比べて若干音圧が落ちてますが、
プリブラとしては比較的いい方かと。

私は次作を先に聴いてたんですが、あの作品に比べるとこちらの方がブラックメタル度は高い気がします。
また1st~2ndに比べると疾走パートやメロウさが若干下がってますが、その分より邪悪になっています。
スロー、ミドルテンポが中心の曲がほとんどですが、それにも関わらずダレないのはリフつくりがかなり上手いからでしょう。
初期Darkthroneが好きな方はもちろん、プリミティブブラックこそブラックメタルの真骨頂と思ってる方に是非聴いて欲しいですね。
派手さはないですが、ブラックメタルとして非常にハイレベルです。


CARPATHIAN FOREST - Strange Old Brew ★★ (2015-05-06 11:11:19)

2ndアルバムです。
後のサウンドに比べると音質がややアングラな感じですが、硬質なベースの音が気持ちいいです。
曲はスラッシーでノリの良い曲と、スローで怪しげなメロディーの曲が半々くらいですね。
前者は文句なくカッコいいし、後者もなかなか味があっていいです。
10曲目のインストも美しい曲で、ここまでなら文句なしに☆3つなんですが、問題は11曲目のSE。
他の方が書かれているように、日本産のスカトロAVから取ったと思われるSEですが、個人的にグロSEよりもキツイと思いました。
しかも日本語なのが余計生々しくて嫌です。なのでアルバム通して聴くときもこれはスキップしてます。
これさえなければ完璧なアルバムなのになあ。。。


KREATOR - Pleasure to Kill ★★★ (2015-05-02 23:27:35)

スラッシュメタル系のアルバムって実際のBPMはともかく、
体感速度ではデス、ブラック、グラインド系を凌駕するバンドって結構いると思います。
そんな中でもSlayerのReign in Bloodが一番でした…このアルバムを聴くまでは…。

あのアルバムに比べるとドラミングのタイトさでは正直だいぶ劣るんですが、このヤケクソな勢いはSlayerすら凌駕しますね。
走ってたり、もたってたり安定度は良いとは言えませんが、物凄い速さを感じます。

音質はリマスターされてるとはいえやや音圧が弱いんですが、曲の暴虐度はヤバイです。
ミレとヴェンター両者とも畳み掛けるような吐き捨て声が凄いです。
またRipping Corpseなどの曲のリフはブラックメタルにも影響を与えたと思われるような感じです。
他にもRiot Violenceのようなミドルテンポ主体の曲もカッコいいです。

スピード狂にはマストのアルバムでしょう。


LIMBONIC ART - In Abhorrence Dementia ★★★ (2015-04-27 22:54:47)

ボーナストラックが2曲追加されているものを買いました。
音質はブラックとしては比較的良好だと思います。ただギターのメロディーは結構ノイジーなので、輪郭が掴みにくいかも。
ベースも結構低音を響かせており、良いアクセントになっています。
ドラムは打ち込み丸出しのややチープな音ですが、ブラストは速いです。
このアルバムで一番凄いのはやはりキーボードでしょうか。
非常に豊かな暗黒メロディーを奏でています。
キーボードが主役と言っても過言ではないでしょう。
美しくも不安感を煽るこの独特の旋律は彼らならではといった感じ。
同じシンフォニックブラックでもEmperorとは似て非なる邪悪さをもっていると思います。
ヴォーカルは邪悪ながなり声中心で時折裏声っぽい叫びや、暗黒オペラ調の歌声も披露しています。
一曲一曲は長いですが、シンフォニックブラック好きでまだ持ってない方は是非買いましょう!

ちなみに2010年の再発版はミスプレスによる不具合があるとの事なので、それ以外のバージョンを探した方がいいでしょう。


GORGUTS - Obscura ★★★ (2015-04-08 18:43:10)

98年の3rd。
長年入手困難でしたが、ようやく今年CDで再発されました。
さて内容ですが、かなり変態入ってますね。
ジャンルはテクニカルデスのようですが、Cryptopsy、Origin、Brain Drillなどの極限なまでにスピードやブルタリティー、テクニックを極めたバンド達とは全然違います。
音質は非常に分離もよく、音圧もかなりあり迫力満点です。
ヴォーカルはグロウルはあまり使わず、生々しい絶叫スタイル。ところどころ泣き叫んでるような絶叫もあります。
泣きのヴォーカルといってもAt the Gatesのトーマスとは違い、病んでる感じが強いです。
ギター、ベースともにこれまた変態でビヨンビヨン、ドゥルンドゥルンとかなり個性的な音を出しています。
苦手な人にとっては不協和音にしか聴こえないかもしれません。
ドラムもこれまたバカテクでブラストしたかと思ったら止まったり、スローからまた爆走したりと展開が読めません。
ストレートに爆走するドラミングよりも、もっと複雑な叩き方が好きな人向けです。

全体的にかなーり、アバンギャルドでしかも収録時間も60分以上と長いので、聴きとおすには体力がいるCDです。
賛否両論あるのも頷けるサウンドですが、私は非常に気に入りました。

興味のある方はこの再発を機会にどうぞ…といいたいところですが、聴き手を選ぶサウンドでもあるので、一度試聴してみるのをおススメします。


GORGUTS ★★★ (2015-04-08 05:20:58)

>netalさん
Amazonみたら売っていたので速攻で買いましたよ!
今まで色々な変態といわれるテクデスを聴きましたが、その中でもトップクラスにぶっ飛んでるサウンドだと思います。
From Wisdom to Hateは先に聴いていたのですが、それをも上回る変態度ですね。


DARKTHRONE ★★★ (2015-04-07 22:04:43)

オールドスクールデスメタルから始まり、プリミティブブラック→ハードコア、クラスト風→パワーメタル風と色々音楽性を変えている彼らですが、個人的にはどの路線もカッコいいと思います。


DARKTHRONE - Soulside Journey - Cromlech ★★★ (2015-04-07 21:55:40)

Emperorのカバー版もキレがあってカッコいいですが、こちらはさらに不穏な印象。
暗い音楽が嫌いな方が効いたら気がめいると思います。
個人的には大好きです!


DARKTHRONE - Soulside Journey ★★★ (2015-04-07 21:53:38)

彼らがまだブラックメタルに興味を持つ前の作品です。
上のお二人が書いてありますように、初期テクニカルデスっぽい感じですね。
音質は当時にしては悪くないのではないでしょうか。
ヴォーカルは2ndの気が触れたような絶叫とは違い、低音がなり声のような感じですが、この声も凄くカッコいいです。
全体的にテクニカルデスといっても、近年のような過剰なまでのブルータルなサウンドとは違い、
もっと渋いサウンドです。
緩急をつけながらもスラッシュビートで疾走するパートは気持ちいいです。
また全体的にとてつもなく邪悪です。
アメリカのオールドスクールデスメタルバンドもかなり邪悪で重苦しい作品が多かったですが、それらをも凌駕しています。

ホント三部作や最近のサウンドとは全然違いますが、私はこの作品凄くカッコいいと思います。
全然目立たない作品ですが、2nd以降の邪悪さとはまた違った暗黒度を持つこの作品は、もっと多くの方に聴いて欲しいと思います。


Mindly Rotten - Proliferation of Disaster ★★★ (2015-03-29 17:23:41)

2011年発表の2nd。
前作は結構アングラなサウンドのブルデスだったようですが、
今回は超テクニカルかつブルータルで変態入ったサウンドになっています。

音質はクリアーです。南米のデスメタルバンドにしてはかなりいい方ではないでしょうか。録音ボリュームも大きめです。
ヴォーカルは超ディープなグロウルとガテラルの中間のような声質。かなりのゲロ度です。
ギターはピロピロ、キュルキュルしまくりの超絶技巧を披露。若干メロディアスだったりクレイジーなソロがあったりと、多彩。これがギターボーカルなのがまたすごいです。
ベースはギターやドラムに比べるとやや目立ってないですが、バカテクなのは間違いありません。
時折かなり変態入ったフレーズを弾いてます。
ドラムは南米のブルデスらしいカンカンした音のスネアが特徴。
ツーバスも通常速度のブラストも異常な速さで、そこにグラビティーブラストも交えます。
クレイジーなギターと合わさった時の体感的速度もかなりのものです。
またこの速さでカッチリしてるのもまた凄いです。

全10曲(1曲目はホラーなインスト)で27分と短めで、
曲の凄まじさもあわさってあっという間に時が過ぎます。

Brain Drill、Slaughterboxなどの変態テクニカルデスが好きなら是非!