Dark Funeralタイプと言われますが、メロウながらあまり北欧っぽい寒々しさは感じませんね。フランスっぽい優雅なメロディーが全編にわたり聞けます。 ヴォーカルは終始フランス語でテンション高く喚いてますね。中低音っぽい喚き声ですが、テンションはもの凄くやかましいです。(誉め言葉) 歌詞の内容はサタニズムな事は書いていないようで、戦争や哲学がテーマなようです。フランス語は全然わからないので、内容はさっぱりですが。。。 ドラムはスネアにトリガーかけてないのかポコポコしてますが、音自体は比較的しっかり出ておりブラストビートがすさまじく気持ちいいです。
ここではあまり評価が高くないようですが、私は凄く良いアルバムだと思います。 確かに音質はBlack to the BlindやLitanyなどを聴いてると軽く感じるでしょうが、切れ味の鋭さは抜群です。 Peterのヴォーカルはデス声にしては弱いとよく言われていますが、音によくあってるいいヴォーカルだと思います。 曲は後のアルバムに比べると緩急が結構あり、意外とスローミドルテンポの部分も多いですが、ツーバスを連打してるパートが多く音質の関係もあり体感速度は速いです。 Silent Empireなんかは凄くカッコいい曲だと思いますし、他にもカッコいい曲が色々あるので、スラッシーなデスメタルが好きな方は是非聴いてみてほしいです。