7曲35分。中身を簡単に説明すると、速い。ひたすらに。スピードだけで言えばスラッシュの名盤と言われるSLAYERのREIGN IN BLOODを軽く越えています。例えるならほとんどの曲がSLAYERのNECROPHOBIC並みの速さです。では、最初から最後までひたすら突っ走るかと言えば、そうではありません。途中で緩急を織り交ぜたりして、疾走感を最大限に引き出しています。でも、そんなにすごいとヴォーカルもすんごいデス声じゃないの?と思う人もいるかもしれませんが、実は意外と普通で、丁度聞きやすいという感じです。どんなにスピードがすごくても、あくまでスラッシュなところがいいです。
名作SLAUGHTER IN THE VATICANに続く2nd。92年。 前作のようなスピード感は減り、ヘヴィさに重点を置いた音になってます。 とは言っても十分速い曲もあるし、より普遍的なスラッシュに近づいた感じ。 スピードが落ちた代わりにザクザクと切れ味のいいリフが出てきました。 ヴォーカルがちょっとフィル・アンセルモっぽい声、歌い方になってるかも。 こちらも前作ほどではないにしても、最後まで気持ちよく聴ける良作には間違いないと思います。 出てきた時代が時代だったのかもしれませんが、この2作だけで終わってしまったのが非常に残念。
二枚組みのベストアルバム。1枚目と2枚目の途中までがカイのヴォーカルで再録したアレンジヴァージョンで残りの曲がリマスターされている。アレンジヴァージョンはカイが歌っているのでラルフとは違った印象を受ける。僕はカイの声が結構好きなのでなかなかいいできだった。でもLAND OF THE FREEのアレンジはアレンジ前もカイが歌っていたのであまり変化はない。あと、リマスターとか書いているけどリマスター前と聞き比べてもどこが変わったのか全くわからないのでこれはいただけなかった。でも、初心者でこれからガンマレイを聞こうと思っている人にはいいかも。
ガンマは今のところ1st,4th,5th,6thを聞いたけどこれが一番好き。全ての曲がいい。特にアルマゲドンが最高。カイの声そんなにだめかな?個人的にはラルフよりも好きなんだけど・・・。 カイはアルバムが出るたびにちょっとずつうまくなっていると思うんだけどな。今までよりも音質はいい。というか90年代の後半になってまで音質うんぬんのことを言うとは自分でも思わなかった。ガンマレイって金そんなにないのかな?日本盤のボーナストラックのLONG LIVE ROCK'N'ROLLもかなりいい。ガンマレイのオフィシャルサイトでオリジナルバージョンとカヴァーバージョンが聞き比べられるのでいってみるといいかも。www.gamma-ray.com