名作SLAUGHTER IN THE VATICANに続く2nd。92年。 前作のようなスピード感は減り、ヘヴィさに重点を置いた音になってます。 とは言っても十分速い曲もあるし、より普遍的なスラッシュに近づいた感じ。 スピードが落ちた代わりにザクザクと切れ味のいいリフが出てきました。 ヴォーカルがちょっとフィル・アンセルモっぽい声、歌い方になってるかも。 こちらも前作ほどではないにしても、最後まで気持ちよく聴ける良作には間違いないと思います。 出てきた時代が時代だったのかもしれませんが、この2作だけで終わってしまったのが非常に残念。
ドラムソロはカットされてますが、それでも十分にカッコいい。 ロブが高音が出なかったからなのか吐き捨てっぽく歌ってますが、逆にブルータルでこっちのほうがいいかも。 Fall to your knees ~♪の後の観客のワァァァー、キャァァァーという歓声が臨場感たっぷりでなんとも微笑ましいです。 ライブバージョンを忠実にカヴァーしたGAMMA RAYはいいセンスしてます。
93年に出たシングル。 でも、たかがシングルと侮る事勿れ。4曲しかないですが、全部すごい出来。 ①はドイツでは知らない人はいないらしい有名な曲(かなりポップ)のカヴァーで、これがなかなかカッコいい。 ②はGET WHAT YOU DESERVEにも収録されてる曲のバージョン違い。こっちのほうがより荒々しい感じがします。 ③はこのシングルでしか聞けない曲で、少しハードコアっぽいです。 ④はTAPPING THE VEINに収録されている曲のバージョン違いで、ドラムが変わったことによりもともと激しい曲だったのがさらに激しさを増してます。これはハンパじゃない! 日本盤は廃盤なので輸入盤か中古でこまめに探すしかないですが、見つけたらぜひ買っておきましょう。