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鉄鉢さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 101-200

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鉄鉢さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 101-200
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FIFTH ANGEL - Time Will Tell ★★ (2006-05-12 00:08:00)

↑ みなさんがおっしゃるとおり、メロディは何処か愁いを帯びた哀愁の雰囲気漂う叙情感を醸し出しながらも・・・
如何にもアメリカンHR然とした(特にギター・サウンド。カッコイイ ! )フィールをも併せ持つ、絶妙なバランス感覚の「聴かせる」メロディアス・ハード。
このジャンルが好きな人は惹き込まれること請けあいの、抜群に素晴らしい内容だと思います。
知名度の低さとクオリティの高さの差が著しい、文字通りの「隠れた」名作。


FIREHOUSE - Firehouse ★★ (2005-07-17 10:57:00)

「分かり易い」ポップなテイストは、既にこのアルバムから顕在。
甘い歌メロの中にもハードなエッジ(特にギター)が効いた、正にアメリカンHRの王道的サウンドです。(コレがこのアルバムの売りですね)
この人達もボン・ジョヴィのサポートでデビュー。でもこのバンド、模倣ではないしっかりした個性が十二分に感じられます。
実際、この1stは売れました。「Love Of A Lifetime」「All She Wrote」「Don't Treat Me Bad」等、佳曲も目白押し。
CJスネアのハイトーン & スウィートなヴォーカルが、耳に心地よく冴え渡ります。高揚感抜群 !


FIREHOUSE - Firehouse 3 ★★ (2006-10-29 12:53:00)

彼ら「らしさ」と断言出来る甘い美旋律はそのままに、1st・2ndに比べてややレイドバックというかイイ意味で肩の力が少~し抜けた感じの、ゆとりある作風の3rd。
それでも充分ハードだし、情感たっぷりにうっとり聴かせるアルバムの出来映えは本作も秀逸。流石はFIREHOUSEです。
サウンドは何気に「生」々しい仕上がりで、醸し出す雰囲気にバンドの進歩が窺える充実の内容だと思います。(大人しく・・・ というか、「大人らしい」音になった ?)
バラード「I Live My Life For You」がお気に入り。発表当時は、猿のように毎日聴いてました。


FIREHOUSE - Good Acoustics ★★ (2006-11-01 22:52:00)

全否定というワケでもないですが、元来僕はHRバンドのアコースティック・アルバムにはあまり興味の無いタチです。
・・・でも、コレだけは『 別格 』 !!
ファンには正に感涙モノの超絶感動作品です。
新曲もイイのですが、やはり1st~3rdからの(ベスト選出的)リメイク曲が素晴らし過ぎ。
「Love Of A Life Time」「All She Wrote」「When I Look Into Your Eyes」「Don't Treat Me Bad」「Here For You」」「I Live My Life For You」 ・・・全部◎
彼らのメロディメーカーとしてのズバ抜けて卓越した才能と、魅力溢れる楽曲の遍く普遍性の高さを、改めて痛感させられる内容です。
本作の出来が良過ぎたせいか、このイメージを引き摺り過ぎて次作以後同じ手法を踏襲。マンネリ & バンドの低迷を招いた感も正直否めませんが・・・
FIREHOUSEを語る上で絶対外すコトの出来ない傑作です。


FIREHOUSE - Hold Your Fire ★★ (2005-05-18 20:35:00)

スウィート & ハートフル。
みんながこのバンドに望んでるのはヤッパリこの路線じゃないでしょうか。
FIREHOUSEと言えばコレ!! 大好きです。(「GOOD ACOUSTICS」も捨てがたいですが)
しかし、つくづく運が悪いというか本国では過小評価に過ぎるバンドです。
せめてあと3年デビューが早ければ・・・アメリカン・ロックの歴史に名を残すスーパー・バンドになってただろうに。
「When I Look Into Your Eyes」は僕にとって、バラードのベスト10に入る涙腺刺激チューンです。


FIREHOUSE - Hold Your Fire - When I Look Into Your Eyes ★★★ (2006-08-26 21:57:06)

個人的にはHM/HRで10本の指に入る、大好きな名バラード。
ついつい何回もリピートして聴き入ってしまいます。


GAMMA RAY - Heading for Tomorrow ★★ (2005-05-21 23:04:00)

カイ・ハンセンがHELLOWEENを脱けて、一から「音楽」を再勉強。
腕に縒りをかけて練りこんだ楽曲を引っさげて、満を持して発表したGAMMA RAYの記念すべき1st。ジャーマン・メタルの傑作(の1枚)です。
初めて聴いた時の衝撃は凄かったです。1曲目からKO。カイのミュージック・センスに改めて感服した次第。
全てを通してメロディ、スピード文句無し。ツボを押さえた曲展開は正に痛快。相変わらずの日本人好みのメタル・サウンド(カイは意識してないでしょうが)は感涙モノ。
お馴染みの適度なユーモアテイストも有り。(そういう曲にもラルフ・シーパーズの声はスゴく合ってると思います)
・・・僕には「守護神伝PART2」と同じくらいのインパクトがありましたよ。


GAMMA RAY - Land of the Free ★★ (2006-04-04 23:25:00)

GAMMA RAYの代表作にして、(メロスピ系)ジャーマン・メタルの傑作。
カイ・ハンセンは、この4thで自分自身の確固たるスタイル(GAMMA RAY節)を「完全」に確立したと言えるでしょう。(2ndなんか如何にも迷ってたし)
このバンドのメロディが素晴らしいのは言うまでも無いコトですが、特に本作の出来はズバ抜けて秀逸です。
コンセプト・アルバム仕立てのドラマティックな大作志向が、更に完成度を高めている印象。
長短いろいろなタイプの楽曲がありながらも、全編を通して散漫な雰囲気に陥るコトはなく、テーマの焦点とツボを得た抜群の整合性を発揮していると思います。
(マイケル・キスクのゲスト参加も、絶妙なスパイスとして一味プラスに働いて作品に貢献をしています)
これで更に「もしも」カイじゃなくて、別のヴォーカリストが歌っていたとしたら ~
『 ・・・ウフフッ。 それは言わない約束でしょっ。 』 (声 : 増山江威子)


GARY MOORE - Wild Frontier ★★ (2005-05-19 09:09:00)

・・・いつかまた、HR畑に帰ってきてくれると信じたい。そして、またこんな素晴らしいアルバムに出会わせてくれると期待したい。
もうコレはジャンルなんて超越してますね。老若男女問わず、聴いたら何らかの感動を覚えてしまうのではないかってくらい・・・
日本人の心の琴線にも触れ得る・胸を激しく打つメロディ。究極にして至高のアイリッシュ・ハード。
最近デジタルリマスター盤に買い直しをして、また悶絶してます。 正に「人生の友」。
ゲイリーのギターが熱い!! そして、・・・泣ける。
魂を揺さ振る名盤。


GARY MOORE - Wild Frontier - Over the Hills and Far Away ★★★ (2005-09-24 23:34:56)

カッコいい。けれど、どこか物悲しい。
哀愁という言葉が相応しい、アイリッシュ・ハードの秀曲。
ゲイリーの真骨頂ですね。


GIANT - Last of the Runaways ★★ (2005-07-07 22:32:00)

ダン・ハフって、いろんな仕事してますね。
最近はアルバム・プロデュースとかしてませんでしたっけ・・・? (メガデスとか)
昔は、こんなに素晴らしいエモーショナル & テクニカルなギターをプレイしてました。
確かな実力に裏打ちされた、メロディアスで適度にアダルト、且つアメリカンなハード・サウンド。
・・・でも、↑ 上でみなさんが書かれているとおり物凄くクオリティは高いのに、知名度の方は全く低かった。
「知る人ぞ知る」という言葉で片付けるには勿体無さ過ぎる、珠玉のハイ・クオリティHRアルバム。もっと日の目を見ても良いはずなのに。
「I'll See You In My Dreams」は、感動の名曲です。
そういえば、WS「1987VERSION」の“Here I Go Again"のギターもダン・ハフ。
コレもイイ~仕事してるなぁ。


GIUFFRIA - Giuffria ★★ (2005-05-25 08:44:00)

グレッグ・ジェフリアのキーボードが前面に押し出された(っていうか主役の)、産業ロック系サウンド。
如何にも80年代初期っぽい感じの音です(JOURNEYみたいな)。
ギターもかなり「聴かせる」巧さ。DIOにも参加したクレイグ・ゴールディです。(彼が、サウンドの「ハード」な部分の要を担ってますね)
マニアックかな? ・・・でも、間違いなくハイ・クオリティなHRアルバム。


GRAND PRIX - Samurai ★★ (2006-08-18 21:26:00)

外国人が使う(使いたがる)『サムライ』という言葉 & イメージ。
これほどに危うくて陳腐で、日本人を腰砕けにさせるNGなワードもなかなかないのですが・・・(実像と彼らの想像・思い込みとの落差やら勘違いやらで)
でも、このアルバムに関しては(違う意味で)まったく別。
中身は文句無しに極上品質のメロディアス・ハードなのです。
ブリティッシュなフィール漂うウェットな耳障りと産業ロックばりに洗練されたポップ感。
後にマイケル・シェンカーと組んだロビン・マッコーリーが在籍したことでチョット有名なバンドですが、もうそんなコト関係無しにGOODな内容です。
・・・なんでこんなに日本贔屓なのか不思議な歌詞も○


GREAT WHITE - Once Bitten ★★ (2006-01-29 22:47:00)

以前のLAメタル・サウンドから → ブルージーな風味を塗して、大人な雰囲気を醸し出したHR路線へ・・・
敢えてこの頃の「主流」から少し外れた方向性を提示して、オリジナリティを確立していた彼らの傑作3rd。
「ブルージー」と一口に言ってもこのバンドの場合、「渋さ」・「土臭さ」がサウンドの全てを支配している・・・という印象ではなく、むしろギターなどは結構攻撃的・・・そしてまた時に抜群の哀愁感・高揚感をも発揮しています。
何ていうかバランス感覚が絶妙というか、とにかく小憎らしいほどに「聴かせる」音作り。勿論、ジャック・ラッセルのヴォーカルも絶品です。
メタラーの心をガッチリ捉える魅力充分。
う~ん、やっぱりこの時代(80年代)に「名を残した」HM/HRバンドって・・・今聴いてもカッコイイです。


GRIM REAPER - Rock You to Hell ★★ (2010-05-07 11:25:00)

スティーヴ・グリメット(Vo.)の伸びやかな歌唱が好き! というだけで個人的に無条件にお気に入りのバンド。
そんなGRIM REAPERのラストを締め括った87年発表の名作3rd。(1stも有名。ビルボード入りしました)
仮にスティーヴ贔屓の色眼鏡を外したとしても見えてくる粗は、①強烈にイカしてない、惨いジャケ絵 ②同じく強烈に怖い、スティーヴの面構え ③流石に今聴くと、やや古臭い?サウンド(しょうがない) ・・・ぐらいなモンでしょうか。
正統派メタルサウンドをバックに繰り出される、「これがプロの仕事」と言わんばかりに完全無欠な歌声。
この後ONSLAUGHTにスティーヴが移らなければ(← コレで解散)どうなってたのかなぁ、このバンド。
80年代の隠れ名盤と言える1枚です。


GUNS N' ROSES - Appetite for Destruction ★★ (2005-05-21 23:42:00)

デビューする前から既に「伝説」になっていた究極のロックバンド。
そんな彼らの1stアルバムだから凄くないわけがない。(・・・逆に言えばコレを超えるモノをバンドはこれ以後作れなかった)
退廃的美学と淫靡な雰囲気・妖しさと荒々しさに満ち溢れたアティテュード、そしてメロディ。変幻自在のヴォーカル。味わい深いギター・サウンド。
僕が一番好きな曲は「Sweet Child O'Mine」。 ・・・でも、ぶっちゃけほとんどが名曲(当たり前ですね)。
・・・それにしてもバンドが後にあんな空中分解するなんて。アクセルは本当に罪つくりです。
HM/HRとか、ジャンルの垣根は関係無し。全てのロックファン必聴 !
永遠の名盤。


GUNS N' ROSES - Appetite for Destruction - Sweet Child o' Mine ★★★ (2006-08-26 21:41:36)

イントロが始まった途端、吸い込まれるように惹かれてしまいます。彼らの曲で一番好き。


GUNS N' ROSES - Chinese Democracy ★★ (2009-01-11 22:31:00)

『GUNS N' ROSES』名義でのリリースは、諸々の「大人の事情」ってコトで。
オリジナル・メンバー復帰が叶わないことも、10年以上前から確定済み。
まんまアクセルの「ソロ・アルバム」的な内容であっても、こればかりは致し方ありません。
↑ この「現実」に折り合いの出来るファン(もしくはGUNS未体験者)なら充分に楽しめる、クオリティの高いHR作品です。
歌唱力に関しては全く衰え知らず。相変らずカラフルに変化する声色・歌いまわしに聴き惚れるばかり。
バラードタイプの曲が多めだけど、コレこそ正にアクセルの「真骨頂」。彼の魅力・実力が十二分に発揮されています。
イジー、スラッシュ、ダフらとの化学反応で輝いていた「あの頃」の音に執着が強い人は・・・ 聴かないほうが・・・。


HALFORD - Resurrection ★★ (2006-02-20 22:55:00)

JUDAS PRIESTの傑作「PAINKILLER」を彷彿とさせるサウンド(・・・そのまんまというワケでもないですが)。
「それだけ ?」と問われたら、僕は「はい」としか答えられません。
・・・スミマセン、でもホントにそんな印象です。
強いて言えば「PAINKILLER」で提示した「正統メタルとモダン・ヘヴィネスの融合」を、更に推し進めたような感じ。
とりあえず「あの音」が好きな人には、安心してオススメ出来る一枚。
メタラーの心の琴線に触れる・ストレートに訴えかける(イイ意味での)単純明快なカッコよさ。
どこを切っても「みんなのイメージどおり」のロブです。


HARDLINE - Double Eclipse ★★ (2006-05-28 23:10:00)

痛快・極上のメロディアス・サウンド。個人的に捨て曲無しです。全部好き。
JOURNEYよりもBAD ENGLISHよりも荒々しくハードに弾き捲くる、凄味の効いたニール・ショーンのギターをたっぷり堪能出来ます。
初夏の「これから暑くなる」時期とかに、カラッと晴れた空の下でクルマを運転してると ~
こんなアメリカンHRを僕は無性に聴きたくなります。
・・・サイド・プロジェクトでもいいから、ニールにはまたこんな「熱い」アルバムを創ってほしいと思います。


HAREM SCAREM - Believe (Karma Cleansing) ★★ (2005-12-04 12:52:00)

彼らのアルバムの中でも特にバランスの良い作品。
ホントにイイ曲(メロディ)創れる人達だなぁ・・・と心の底から思います。
キャッチーだし、情感豊かだし、ダイナミズムも充分。
この手のメロディアス・ハードが大好物な人なら、一曲目の「Bilieve」からもぉヴォルテージはMAX。
2ndと同様、長く付き合える一枚になり得ると思います。


HAREM SCAREM - Harem Scarem ★★ (2005-12-04 13:34:00)

2ndのような、素晴らしくも何ていうか一種のチョットした難解さ(← 自分で言っててこの「ニュアンス」を表現しきれないのが何ともモドカシイ)は無く、まさしく直球勝負の爽快な極上ハード・ポップ。
1stにしてハイクオリティなテクニック & ソングライティング、そしてこれだけの圧倒的な存在感を醸し出していた彼らは・・・やはり只者ではありません。
このジャンルが好きな人の心に訴えかける、メロディの美しさ・説得力は尋常じゃないです。
「至高」の一枚。


HAREM SCAREM - Mood Swings ★★ (2005-05-13 08:32:00)

聴き易さや全体のバランスで言えば、1stや「BILIEVE」 とかポップな 「BIG BANG THEORY」 も良いと思うのですが・・・
初めて聴いた時の衝撃度を考えると、本作がやっぱり一番ですね。
凄いバンドが現れた ! ・・・と思ってよくよくチェックするとコレが2ndってことで、速攻で1stを探しに行ってしまったのを今でも覚えてます。
(たしか日本盤は1stが後から出ていたような ? )
叙情性豊かなメロディと、コーラスの織り成す絶妙のハーモニー。
このバンドの本質を最も色濃く体現している素晴らしいアルバムだと思います。


HELLOWEEN - Keeper of the Seven Keys, Part II ★★ (2005-07-12 16:14:00)

言うまでもなく大傑作にしてHMの歴史的名盤。
後続のメロスピ系メタル(フォロワー、亜流)に与えた影響は超絶大。計り知れません。
このアルバムには日本人メタラーを狂喜・夢中にさせる強力な「魔力」が秘められています。
ある程度HM/HR好きを自認する日本人でコレを一度も聴いてないって人・・・いないでしょ?
15年以上前の作品だけど、今聴いても当時と変わるコトなくテンション上がりまくりにさせられる抜群の高揚感。
色褪せるコトのない魅力。不朽の名作。


HELLOWEEN - Master of the Rings ★★ (2005-05-30 15:13:00)

当時のアンディ・デリスの加入には僕もビックリした一人です。
PINK CREAM 69も好きだったし、脱退したのが非常に残念だったのですが・・・ まさかこのバンドの一員になるなんて予想も出来ませんでした。
このアルバム出す前のHELLOWEENって音楽性が少しオカシクなってた(ファンの期待する音とズレがあった)から、「どうなるんだろう?」と正直かなり不安でした。
まぁ、そんな心配は杞憂だった・・・というかイイ意味でとても驚きました。「なんてスゴいアルバム作ったんだ」って思いましたね。
「Sole Survivor」を初めて聴いた時はホントに嬉しかった。
このアルバムでバンドは「KEEPER~」の頃の持ち味(メンツは別物ですが)を取り戻しただけでなく、アンディの加入でコレ以後楽曲に一層魅力を与える結果になったと思います(歌唱力、ソングライティング云々)。
そういった意義も含めて・・・オススメの一枚。
コレは「ジャーマン・メタル」のみならずHMの名盤でしょう。


HELLOWEEN - Master of the Rings - Sole Survivor ★★★ (2005-09-24 23:43:01)

Vo.がアンディに交代。
当時この曲で改めてHELLOWEENの素晴らしさを再確認しました。大好きな曲。


HELLOWEEN - The Time of the Oath ★★ (2006-03-13 22:12:00)

音楽性の回帰と(新Vo.加入による)新生HELLOWEENの可能性をアピールした前作。
そして、ファンの大きな期待へのアンサーとなったのがこのアルバム。
求められるモノを見据えた曲作りが「功を奏した」という印象の優れた内容(アンディの加入は、やはり凄まじい効果。貢献度大)。
ただ、「MASTER OF THE RINGS」を凌駕しているかというと、僕的にはチョット微妙な印象。(個人的に、前作のインパクトが物凄かったので)
勿論、HMとしてのクオリティの高さは文句無し。 ・・・音があまり良くないのが「玉にキズ」。
「Power」は、メロ・スピの名曲と呼ぶに相応しい出来です。


HIBRIA - Defying the Rules ★★ (2010-05-07 10:41:00)

聴けばアラフォーのオッサンの○○も反り繰り返るくらいに元気になりそうな、勢い溢れ捲くるブラジリアン・HMバンドHIBRIA衝撃のデビュー作。
「時代錯誤」・・・というと度を越した言い方になりますが、これ程までにコッテコテの正統派メタル魂を標榜する新人が2000年代に出現した事には、熱い滾りと喜びの身震いを禁じえませんでした。
確かな実力に裏打ちされた、時にメロスピチックに・ネオクラシカルに・プログレッシブにと多彩な表情で魅せる目まぐるしいサウンドは圧巻。(ヴォーカルも激ウマ。素晴らしい)
力強い。


HURRICANE - Over the Edge ★★ (2005-05-19 09:42:00)

僕、リアルタイムではこのバンド知らなかったんです。
10年以上前、行き着けだったCDショップのお兄さんに、コレの中古CDを半ば「強引」に薦められたのを覚えています。(もうこの時既に日本盤は廃盤だったような)
正直「マニアックそう」というのが僕の第一印象だったのですが・・・今では勿論、宝モノのCDです。
当時定番のド派手なギタープレイとかはないけれど、日本人好みの「ちょっとセンチな」フィーリングが売り & 胆。
何処と無く懐かしさが込み上げてくるような、叙情性豊かな(80年代の)アメリカンHRサウンドです。


IMPELLITTERI - Screaming Symphony ★★ (2005-07-12 17:05:00)

デビュー時のインパクトやグラハム・ボネットとのキャリア(勿論STAND IN LINEも大好きです)を鑑みても、コレがクリスの最高傑作アルバムでしょう。
内容は疾走系メタル(ギター)チューン連発の定番パターン(様式サウンドからは、脱却気味)。
なのに聴いてて飽きないのは、やっぱり曲が充実していて魅力的だから(ヴォーカルのロブ・ロックの貢献度も大きい)。
正にファンがクリスに求めてる音楽性。余すコトなく自分の持ち味をフルに発揮して、直球勝負で答えてるトコが好感度大です。


IMPELLITTERI - Stand in Line ★★ (2005-07-14 10:00:00)

「イングウェイ(のスタイル)の模倣」と言ってしまえば身も蓋もありませんが。
最速ギタリスト、クリス・インペリテリ。
・・・でもこの人のデビューEP、何やら物凄い野心みたいなモノが確かに感じられました。
そして初のフルレンス・アルバムがコレ。グラハムをヴォーカルに持ってくるあたり「流石」と言うか「やっぱり」と言うか。
この確信犯的開き直りは呆れるより、むしろ微笑ましいです。
実際このアルバムの出来は、グラハム抜擢による効果が著しいと言えるでしょう。
若気の至りというか、随所にギターの「弾き過ぎ」感(まぁコレが売りなんですが)があるのですが(例えば「Since You've Been Gone」)、それでも歌の旨さが曲を「ちゃんと」聴かせるレベルに保ってる。
弦と声、2つの強烈な個性のコラボレーション。狙ってやったなら、やっぱりスゴイし効果絶大。
それに「Stand In Line」とか「Secret Lover」とか、しっかり佳曲もあります。
何気に様式美系 or ALCATRAZZチックなのがまたニクイ。
この頃のスタイルも魅力的。 ・・・コレもクリスの代表作。


IN FLAMES - Colony ★★ (2006-08-19 23:30:00)

う~ん、彼らの持ち味というか・・・
『インフレイムス節』というモノがあるとしたら、それが確立・完成されたのは前作「WHORACLE」とこの4thの頃なのかなぁ~と。
当時の彼らには新作を発表する度に変化というか「進化」の度合いが如実に窺い知れる感がありました。
(勿論現在も変わり続けていますが。今ではヘヴィ・ロック路線へと「変貌」していますね)
バンドは今やアメリカでも広く認知されて、飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍をしていますが・・・
やっぱりこのアルバムの頃の音楽性が僕は好きです。
メロ・デス → 普遍的な(それでいてモダンな)HMに移行していく過渡期の、この何とも絶妙なサウンドが。
1曲目「Embody The Invisible」からヤバ過ぎですね。名曲。


IN FLAMES - Colony - Embody the Invisible ★★★ (2006-09-18 22:29:18)

「メロデスとは何ぞや ?」
・・・という問いへの答えとなり得る1曲(勿論、コレだけじゃないですが)。
カッコイイの一言ですね。


IRON MAIDEN - Powerslave ★★ (2005-06-19 01:15:00)

MAIDEN・・・というかHM全体の代表作。その中の一枚(言い過ぎですか?)。
「Aces High」と「2 Minutes To Midnight」はメタル界では必聴モノの有名チューンです。
イイ意味で、前作からまた一歩「垢抜けた」サウンドのこのアルバム。
その最大の成果は、MAIDENのHMバンドとしての「ワールドワイドな」認知・君臨を決定づけたコト。歴史的にも意義深い。
ホントに外せない超名盤。ジャケ絵も秀逸ですね !
初心者の人にも、このバンドはまずコレを迷わずオススメします。


IRON MAIDEN - The Number of the Beast ★★ (2005-05-24 07:22:00)

メタルを代表するバンド。
当時、新ヴォーカリストの加入で表現力とブレイクの可能性が更に飛躍した3rd。
前任者を上回る実力(声質も歌唱力も)のブルースのおかげで、楽曲のバラエティの幅が広がっていると思う。
(1st・2ndも有名だけど、個人的にはコレほどインパクト感じられなかったです)
タイトル・チューン「The Number Of The Beast」等の名曲あり。
多少音像は古いですが、必聴の一枚。
っていうか・・・ HMの定番アルバムでしょう。


IT BITES - Once Around the World ★★ (2006-01-13 22:15:00)

80年代ブリティッシュ・ロック中、最先鋭のプログレHRバンドの傑作2nd。
余りにも音楽性が時代の先を走り過ぎて、ブレイクに至らなかった不遇の存在。(特にフランシス・ダナリー。このヒトは正に逸材)
もう少し後にこのアルバムが発表されていたら・・・ホントにHRの歴史が変わっていたのかも。
「プログレ」・ハードといっても・・・内容は難解なモノではなく、むしろ非常にポップ。
(逆に、敢えて言ってしまえば全然「ヘヴィ」ではありません。念の為。)
親しみやすく耳障りの良いソフトなフィーリング。何とも心地良く情感豊かなメロディ & ギター。
↑ 上で皆さんがGENESIS、YESを引き合いに出しておられますが、正にその通りだと思います。
何処か、創造性・芸術性溢れる “ 70年代ロック " の香りすら漂う豊潤なサウンド。
・・・そしてコレも皆さんが仰っているとおり、僕の記憶でも確か日本盤はここ10年以上廃盤のまま。何故 !?


JERUSALEM SLIM - Jerusalem Slim ★★ (2005-05-30 17:09:00)

やっぱりこのアルバム書き込み少ないですね・・・。
でもソレは単純に知名度が低すぎるから( ? )でしょう。短命なバンドの行く末・・・と言いますか。
中身は極上のロックンロールやってるのに。
↑ 上のお二人も書かれていますが、このバンドはすぐに「雲散霧消」となってしまいました。
HM/HRにチョットでも詳しい人なら、マイケル・モンローとスティーヴ・スティーヴンスという二人のビッグネームの存在だけでもこのプロジェクトの凄さが解ると思います。
解散の原因は、ぶっちゃけスティーヴがヴィンス・ニールのソロ・アルバム参加の為にコッチを辞めてしまったからです。
今となってはマイケルには思い出したくもない過去話でしょう。
だから当時このアルバム、「よく発売出来たなぁ~」と思いました。
勿論速攻で買いに行きました。やっぱり想像どおりのカッコ良さでしたね。


JOHN NORUM - Face the Truth ★★ (2006-08-20 01:05:00)

情熱的に掻き鳴らすジョン・ノーラムの激しいギターに乗っかる、巧みで艶のあるグレン・ヒューズの熱いヴォーカル。
・・・辛抱堪らんです。燃え滾るようなカッコ良さ。
恐らくジョンのソロ・キャリア中、最高傑作と言えるでしょう。(2作目)
必殺チューンのタイトル曲「Face The Truth」他、「We Will Be Strong」「Time Will Find The Answer」「Distant Voices」など緩急とバラエティに富んだ佳曲が並ぶ充実の内容。
聴き応え抜群の隠れた名作的HRアルバムです。(ギタリストのソロ・アルバムとしては、もぉ出来過ぎ)
お盆に帰省した実家で、久しぶりに引っ張り出して聞いたのですが・・・
こんなに暑いのに鳥肌出ちゃいました。


JOSHUA - The Hand Is Quicker Than the Eye ★★ (2006-03-07 21:44:00)

「速弾き」ギターで有名なんだけど(確かにカッコいい)、非常に情感豊かな曲を聴かせてくれます。爽快なメロディアス・ハード・ポップ。
↑ 上でみなさんが仰られているように、アメリカンな中にも欧州的風味が漂う音楽性。
バラード「November Is Going Away」はやはり超名曲だと思います。
「A Song For Lisa」のギター・ソロ、カッコいいっス !


JOURNEY - Escape ★★ (2005-05-23 19:14:00)

やっぱり“ 産業ロック "なのかな ?
でも中身聴いたらそんなコト関係なし & 文句なし。逆にHM/HRに括るのももったいない。
ジャンルなんて超越した全ての「ロック」史に名を残すバンドです。
単純に聴いてとても気持ちがイイ。歌もギターも全てが伸びやかに冴え渡る。
カヴァーされたり、CMや映画のテーマソングに使われたり、20年以上経過しても今なお愛され続ける至高の音楽です。
実際古臭さなんて全然感じません。「永遠不朽」って言葉がピッタリ。
JOURNYの代表作。 ・・・そしてロックの名盤。


JOURNEY - Escape - Don't Stop Believin' ★★★ (2006-09-18 22:45:30)

時代を超越する、文句無しの超名曲。
聴く度に衝き抜けるような高揚感が溢れてきます。


JOURNEY - Frontiers ★★ (2005-09-19 23:07:00)

名盤「ESCAPE」と比較すると、幾分ハード・・・かなぁ? という印象。
やっぱり一曲目の「Separate Ways」はカッコ良過ぎ。何回聴いてもイントロのキーボードで僕は鳥肌が・・・。
全編に亘ってニール・ショーンの華麗で激しいギターが冴え渡る。
勿論言うまでも無くスティーブ・ペリーのヴォーカルも非の打ち所の無い素晴らしさ。
これも彼らの代表作。80年代のメロディアスHR好きならも~ぉ「ESCAPE」とコレは2枚セットで大人買い。
20年以上前の作品だけど、古さを微塵にも感じさせない洗練されたサウンド。抜群の完成度。


JUDAS PRIEST - Angel of Retribution ★★ (2005-08-14 23:52:00)

祝・ロブ復帰 & メタル・ゴッド復活。
21世紀の今、ある意味このアルバムはその存在意義だけでも非常に「価値ある」一枚と言えるのかも。
概ね期待通りの出来。ファストチューン「Deal With The Devil」・・・僕はコレで完璧に打ちのめされてしまいました。
(正直この曲みたいな単純明快キラーチューンがもう少し欲しかったのですが。・・・贅沢かな ? )
飽きず・ダレずに最後まで聴き通せました。いや、それだけの説得力ある内容だと思います。
・・・でもまぁ、このアルバムが今後全てのHMフリークのマスト・アイテムとなり得るか ? 、と言うとやっぱり正直「微妙」かなぁ。
現段階での評価はまだチョット難しい。
このメンツでもう一枚アルバム創ったら(はたして何年後か ? )、その時やっとコレの真価が解るのかも。
とりあえず・・・「超」力作。間違いない。


JUDAS PRIEST - Defenders of the Faith ★★ (2006-03-10 23:09:00)

勇壮・重厚・荘厳・哀愁・官能・・・・・無敵 ! そして必聴 !!
名盤と謳われる前作「SCREAMING FOR VENGEANCE」の正統メタル・サウンドを踏襲しつつ、更にパワフルに・ダイナミックに・アグレッシブに・キャッチーに研ぎ澄まし、音による「洗脳」「蹂躙」の度合をもっと高めた印象。
高潔に培われたHMの精神と渾身の力を込めて創られた、猛々しく激しいアルバム。
1曲目「Freewheel Burning」から「Jawbreaker」~「Rock Hard Ride Free」~「The Sentinel」へと続く、烈火の如き怒濤の連続攻撃。
・・・熱いです。この流れは正にHM的耽美の極致です。
コレを「傑作」と言わずに、何と言う・・・と僕は思います。
鋼鉄の化身“ メタル・ゴッド "の「神髄」。


JUDAS PRIEST - Painkiller ★★ (2005-05-21 13:45:00)

「メタル・ゴッド」 プラス 「モダン・ヘヴィネス」 イコール 「大傑作」 !!
前々作から試行錯誤 (問題作 ? ) の連発で物議を醸し出していたJPの “会心の一撃" 的キラーアルバム。
JPの歴史を振り返れば、「異端」とすら言えるのかもしれない・・・しかしながら物凄く高いレベルでのモダン・テイストとの「融合」。
HMそのものを「先駆者」として牽引し続けてきたバンド。この「進化」は古くからのフォロワーには少なからず戸惑いも与えたコトでしょう。
(「若い世代への迎合 !? 」みたいな・・・)
まぁ~解釈はどうであれ、コレは間違いなく超名盤。
のっけのタイトル曲から最後まで、怒濤の如きインパクト。
・・・必聴 !!


JUDAS PRIEST - Painkiller - Painkiller ★★★ (2005-09-25 00:01:09)

JPと言えば・・・やっぱりまずこの曲。
ゴッドとモダンヘヴィネスの融合で完成した高純度のメタル・チューン。カッコ良過ぎ。


JUDAS PRIEST - Screaming for Vengeance ★★ (2006-03-10 22:33:00)

↑ 何人もの方が書かれていますが、それでも「また」あえて言わせてください・・・
「The Hellion」~「Electric Eye」の流れは、何度聴いても鳥肌モノ。
超有名にして、正に「必勝」パターンのアルバム導入部。
HM作品における、プロローグの「必殺」方程式です、コレは。
楽曲・内容云々や歴史的意義・価値は、もう語りつくされています。正統派HM・名盤中の超名盤。
1982年、もう20年以上前の作品。でも多少サウンドが古臭かろうと、メタラーならば避けては通れないモノでしょう。
鋼鉄の神が創造した、不朽のマスターピース。


KING DIAMOND - Abigail ★★ (2006-03-09 20:26:00)

B級ホラー映画みたいなオープニング。
でも、その後に奏でられるツイン・ギターのカッコ良さと言ったら・・・。
一歩間違えるとイロモノの如きヴォーカル・スタイル(僕は大好きですが)は、とりあえず措いといて。
「様式美」もしくは「北欧的」美旋律の片鱗さえも窺える、非常にメロディアスなサウンド。
MERCYFUL FATEとはまた違った、確かな魅力が感じられます。
中身は間違いなくハイ・クオリティの芸術的HMエンターテイメント。キングの声 & ルックスに惑わされてはいけません(笑)。
永遠の“ 大いなる "マイナー・バンド・・・ そんな存在。


KING KOBRA - Ready to Strike ★★ (2006-03-07 22:05:00)

バンマスがカーマイン・アピス、そしてマーク・フリーが在籍したことで有名な“ キン・コブ "の名作1st。
メタリック & ポップなフィーリングが絶妙に絡み合った、ゴージャスなHR。
初っ端「Ready To Strike」から、非常にカッコいい。
「Breakin' Out」のギター・ソロなんかも、圧巻です。
“ 80年代 "の正統派サウンド。


KINGDOM COME - Kingdom Come ★★ (2006-05-29 23:37:00)

ここまでコピってしまうと、逆に清々しく感じてしまいます。
コレは只の「猿マネ」どころか(失礼)、間違いなく80年代後期HRの最高基準に「進化した」ZEP(のような)サウンドです。
レニー・ウルフの艶のあるヴォーカル(ハッキリ言って巧い)といい、楽曲そのものの良さ(抜群のブリティッシュ・フィーリング)といい、「内容」に関しては文句無しの素晴らしさ。
実際当時はこのクローン・サウンドへの批判が凄かったケド、それでも結構売れたみたいです。
『 どんな手をつかおうが・・・
最終的に・・・
勝てばよかろうなのだァァァァッ !! 』
っと、バンドが思っていたかどうかは分かりませんが ~
とにかくホントに渋くてカッコイイHRアルバムです。


KIX - Blow My Fuse ★★ (2006-09-19 21:32:00)

骨の通った豪快なタテノリ系HR。
ひたすら元気なんだけど、浮ついた軽さは微塵にも感じさせないストレートなサウンドがKIXの売りです。
元々キャリアのあるバンドでしたが、この4thでヒット。
(このアルバムはトム・ワーマンのプロデュース効果なのか、やや煌びやかな音ではありますが)
全体的にエネルギッシュな雰囲気が支配していながらも・・・
(彼らとしては異色の)名バラード「Don't Close Your Eyes」(グッとくるイ~イ曲です)でしっとり聴かせる部分もあったりして、適度にアクセントの効いた内容です。
もっとブレイクするかな~、っと思っていたら・・・ 知らぬ間に一線を退いてしまいました。
こういう音楽性のバンドは貴重なのに、非常に残念です。


KREATOR - Coma of Souls ★★ (2006-11-25 00:33:00)

既に20年以上の長いキャリアを持つベテラン・バンドですね。
ジャーマン・「スラッシュ」・・・というカテゴライズでいいのかな? と思うくらいにスタイルの変遷が激しい彼らの、(発表順だと)中期の作品。
(実際には1stから5年後・90年発表なのでやっぱりコレも初期なのかな。)
「落ち着いた」という評には同感です。勿論イイ意味で。
(衝動的スピード感に溢れる1st~3rdと比べると)曲展開・リフのアレンジに鍛え抜かれた緻密さと整合感が生まれ、聴き手を唸らせるほどに錬られた内容に仕上がっています。
KREATORの作品中では特にキャッチー & メロディアス(?)とも言える、名作だと思います。


LAMB OF GOD - Wrath ★★ (2010-05-07 09:56:00)

確固たる “メジャー"な地位を既に獲得した、メタルコア・バンドLAMB OF GODの怒涛の5thアルバム。
グルーヴィーな肌触りと縦ノリ的なセンスを併せ持ち、更にメタル特有の重さとイイ意味での極悪さをも兼ね備えた強烈なサウンドに仕上がっています。
特に②In Your Words ~ ④Contractorあたりの疾走感には目を瞠るモノが。
アコースティックギターで幕を開けるオープニングの①The Passingには、往年のメタルファンも思わずニヤリ・・・?


LILLIAN AXE - Poetic Justice ★★ (2006-11-28 01:30:00)

“ 極上の "B級HRバンド、LILLIAN AXEの傑作3rdアルバム。
心揺さ振られるほどに壮快且つキャッチーな楽曲が売り。彼らは決して「成功した」とは言えませんが、アメリカン・メロディアス・ハードの『真の』醍醐味を堪能させてくれる素晴らしいバンドです。
特に・・・ 微妙な愁いの情感と弾けたリズム・テンポの調和が絶妙な③「True Believer」と、狂おしく強烈な哀メロ・バラード⑤「See You Someday」・⑩「The Promised Land」は掛け値無しの名曲で、いつ聴いても僕を感動の渦に引きずり込んでくれます。
↑ みなさんが仰られているとおりジャケ・デザインは確かに「惨い」ものですが(まぁユーモアは感じられるのですが)、中身はホントに「美しい」とさえ形容したくなるくらい抜群のクオリティです。
(HM/HR界の)影に埋もれた名作。


LION - Dangerous Attraction ★★ (2006-11-25 22:28:00)

87年に発表されたWHITESNAKEの「WHITESNAKE(SERPENS ALBUS)」と、このLIONのデビュー・アルバム。
同じブリティッシュHRスタイルを基調とする音楽性なのに、結果的に前者が大ブレイクして後者が「泣かず飛ばず」に終わってしまったのは、未だに何だか不思議な気がします。
(まぁ知名度が天と地ほど違いますし、比較するコト自体酷だとは思うのですが)
カル・スワン(Vo)、ダグ・アルドリッジ(G)、マーク・エドワーズ(Dr)という(今考えると)錚々たる面子の集まりだったのに、(彼らの実力はともかく)内容のイマイチ「華やかさ」に欠ける雰囲気が災いしたのでしょうか。
でもカルの熱唱(それこそデイヴィッド・カヴァーディルに匹敵し得る迫力)もダグの情感溢れるプレイも、非の打ち所が無いほどに輝いています。
楽曲も決して地味じゃ~ありません。非常に高品質且つ粒揃い。特に「Never Surrender」のカッコ良さには心底痺れます。(それと個人的に「In The Name Of Love」のギター・ソロは鳥肌モノ)
忘れたくない隠れた名バンドです。


LIONHEART - Hot Tonight ★★ (2005-12-11 20:53:00)

「“元"MAIDEN」の・・・と言うより、「PRAYING MANTIS」のデニス・ストラットンのバンド、と言ったほうが的を射た感じですね。
メロディアスな上質のハード・ポップです。
内容はマンティスをもう少しアダルト志向にした音楽性(?)。
でも、決して「軽い」音というコトではなくギターもハードでエッジが効いていて、筋金入りのHRファンも唸るくらいのカッコ良さは充分にあると思います。(84年の作品なんでチョット古臭いかな?)
個人的に「こんなのも、どうでしょう?」って感じにオススメしたくなってしまうアルバムです。


LIONSHEART - Lionsheart ★★ (2005-05-12 19:10:00)

ある意味究極の一発屋。(実際には2nd以降アルバムは存在しますが・・)
この1stのメンバー・ラインナップでバンドが存続していたなら ~
今のメタルの歴史変わってたんじゃないのかな ? と想像してしまう程に珠玉の名作です。
誤解を恐れずに言えば、内容はまさに90年代の「サーペンス・アルバス」的な作品だと思います。(勿論、セールスの方は全く敵わないでしょうが・・・)
様式美とヘヴィネスを兼ね備えたギター ! 声量と迫力豊かなボーカル !! 「コテコテ」のブリティッシュHRサウンド !!!
アルバム発表時はグランジ全盛でしたが・・・
当時このアルバムを初めて聴いた時、HM/HRを聴いてきて本当に良かったと心の底から思うコトが出来ました。


LOVERBOY - Get Lucky ★★ (2005-07-11 10:21:00)

このバンド、非HM/HRのカテゴリーに入ってますね。
・・・軟弱ですか ?
古き良き時代の“ ハード・ポップ "と僕は認識してます。
やってるコトは典型的なアメリカン・ロック・サウンド(カナダのバンドですが)。
充分クオリティは高いし、個人的に過分に「ミーハー」なイメージでは無いです。プロデュースはあのブルース・フェアバーン。
名曲「Working For The Weekend」収録(この曲のイメージが軽いのかな ? 邦題が「それいけウィークエンド」だし)。


MACHINE HEAD - Burn My Eyes ★★ (2005-05-24 14:01:00)

アプローチはそれぞれ違えどもPANTERAとかFEAR FACTORYに並ぶ、(90年代)モダンHMの代表格バンドだと思います。
↑ 上で皆さんが言われるとおり、パワーメタルとスラッシュを足した感じの音楽性。
2バスがドコドコ ! ギターがザクザク ! 速いんだけどウネってる。抜群の攻撃性、そして蹂躙力。
1stでこの出来、素晴らしいです。


MADISON - Diamond Mistress ★★ (2006-04-06 21:40:00)

オープニングを飾る「Lay Down Your Arms」は、北欧メタルの歴史に残る名曲と言えるでしょう。
↑ 上でみなさんも仰られていますが、今のメロスピ系にも通じる抜群の疾走感とインパクトを発揮しています。
(6曲目のタイトル曲「Diamond Mistress」、10曲目「Turn Me Loose」なんかもカッコイイ)
ツイン・ギターが紡ぎ出す流れるように美しく激しいメロディと、ヨラン・エドマンの透き通るハスキー・ヴォイスがバンドの持ち味。
北欧的美旋律と正統HMが融合した、流麗且つ力溢れるサウンド。バラード曲も素晴らしいです。
2ndも悪くはないのですが・・・
音楽性のアピール度がやや弱いというか、このアルバムにあった「ダイナミズム」のようなモノが減退してる印象。
やっぱり、コッチの1stをまずはオススメ。


MAGNUM - On a Storyteller's Night ★★ (2009-01-10 22:26:00)

本格派「ブリティッシュ・ハード」特有の湿っぽさと、ある意味産業ロックのように洗練されたポップ感&煌びやかさ。
それらが絶妙に攪拌された感の、「80年代」MAGNUM(全盛期)の傑作(5th)。
特にボブ・カトレイの「激情」型ヴォーカルの迫力は素晴らしく、メロディアスでキャッチーな②Just Like An Arrowや劇的に盛り上がるバラード⑩The Last Dance等、どんな曲を歌っても天下一品です。
「 」内のキーワードに、強くそそられるモノを感じる方にオススメ。


MANOWAR - Sign of the Hammer ★★ (2006-03-09 20:59:00)

真の漢( おとこ )集団・メタル界の兄貴的存在と評( 揶揄 ? )される、筋肉質 & 骨太且つ豪快・剛直な音楽性を身上とするHMバンド・MANOWAR。
その初期の傑作。
この人達の醸し出すズバ抜けたオリジナリティー 、まるで『 退かぬ、媚びぬ、顧みぬ ! 』と言わんばかりの潔さ・愚直さ・そして不器用さをも具現したかのような徹底した「男クサさ」は、楽曲に他の追随を許さない迫力・説得力を発揮させています。
特にこのアルバムは全体の整合性、サウンドのシンプルさやメロディ・アレンジの中にもその度合が抜きん出ているように思います。
↑ 上で皆さんも仰るとおり、捨て曲らしい捨て曲は無いのではないかと。( 個人的には勇壮な「Thor (The Powerhead)」が大好きです )
確かにチョット古いし、音が「ペラ」い感じも若干あるかな、という気もしますが( リマスター再発熱望 ) ・・・それでも ~
『 あえて言おう、 「 名盤 」 であると !! 』 ( 声 : 銀河 万丈 )


MARILLION - Misplaced Childhood ★★ (2006-02-18 21:43:00)

メロディアス・プログレ・バンドMARILLIONの、ヘッセの小説を元に作られたコンセプト・アルバム。
3rdにして、彼らの初期(フィッシュ在籍時)の“ヒット"作。
如何にも「ブリティッシュ」なウェット感の漂う、清く優しく美しい癒しの音楽。
楽曲を幻想的に演出するキーボード・サウンド。それに乗っかる伸びやかに冴え渡るギター。
20年以上前の作品だけど、音像は結構緻密な印象。
「プログレ」と言っても難解なモノではありません。ごく自然に耳から頭の中に溶け込んでいく、心地の良い極上の美旋律。
勿論、純然たるHRとは方向性を異にする「畑違い」なモノかもしれませんが・・・
もしも興味のある方は是非。日本盤もデジタル・リマスター(& 紙ジャケ)で復刻しております。


MCAULEY SCHENKER GROUP - Save Yourself ★★ (2006-10-15 13:48:00)

ロビンが加入してからのM.S.G.(マッコーリー・シェンカー・グループ期)は、ポップ・歌モノに成り下がったとか、マイケルの神性が薄れたとか、「往年の」ファンからは何かとネガティブな反応も少なくなかったのですが。
個人的には、「垢抜けた(乾いた)M.S.G.もそんなに悪くない」、そんな印象です。
ロビン参加のアルバムではコレが一番好きです。
マイケルらしくない奏法云々・・・ と不評を買いがちですが、1曲目のタイトル・チューン「Save Yourself」を筆頭に結構ハードな内容の作品です。素直に「カッコいい」と思います。
そして「Anytime」は、彼のヴォーカルがあってこその名バラードと言えるでしょう。
デジタル・リマスター盤に買い直して愛聴してます。


MEAT LOAF - Bat Out of Hell II: Back Into Hell ★★ (2005-06-25 18:52:00)

日本での人気・・・というか認知度は、DEF LEPPARD以上に不当な扱いの不遇なアーティスト。
「BAT OUT OF HELL」も掛け値無しの世界的名盤ですが、クオリティが一緒で音像はコッチのが新しいので、初めて聴くなら僕はまず「2」をオススメします。
個人的には「ロック・オペラ」っていうカテゴライズにあまり意味は無いと思っています。
メロディアスなHM/HR好きな人なら、誰でも一発で気に入るんじゃないかな ?
大仰にドラマティックな楽曲。パワフルな熱唱。でも感動しちゃうんです。
本当に素晴らしい音楽作品。聴いて損無しと思いますよ。


MEGADETH - Countdown to Extinction ★★ (2005-06-18 23:29:00)

初期からのスラッシュ・サウンドを脱却。路線変更の第一弾アルバム。
でも、コレも紛れも無くMEGADETHの代表作の一枚。
メチャクチャ売れたんだけど、それは単純に「前作の余韻」という理由のみならず楽曲の品質もすこぶる高いから。
メロディがいい。(そして歌も巧くなった)
「時代に迎合した ? 」 ・・・いえいえ、例えスラッシュじゃなくってもコレは純粋にカッコいいHMです。
多くのファンの心を摑んだからこそ、当時200万枚も売れたんでしょう。
初心者の人にも安心してオススメできるアルバムです。
まずは「Symphony Of Destruction」!


MEGADETH - Cryptic Writings ★★ (2005-06-19 00:00:00)

確かに初期のスラッシュ・サウンドをこよなく愛するMEGADETHファンには、この作風は辛いかも。
・・・僕はこのアルバム嫌いじゃないです。「She-Wolf」収録。
↑ 上で結構「つまらない」って意見も書かれてますが、楽曲も演奏もクオリティ高いですよ。
トータルで聴くと地味なイメージになっちゃうのかな ? (関係ないですが、ジャケ絵も超地味)
まぁ、万人受けするHM作品なんてなかなか無いモンですけど、このアルバムに関しては・・・
個人的には「もうチョット評価良くても・・・」という位置づけの存在。
歌メロで勝負。
ダン・ハフのプロデュースだから ? ・・・何気に音質もイイと思います。


MEGADETH - Endgame ★★ (2009-09-23 19:17:00)

攻撃性(そしてスピード)とメロディの抜群さが、随所から溢れ出してる感満載のとても「判りやすい」作品。
「判りやすい」・・・それは曲がキャッチー、というコトだけでなく何と云うか ~
一聴して全体の完成度の高さが感触として容易に窺い知れる、単純明快にして圧倒的なインパクト。本作にはソレがぶっちぎりに具わっています。
理屈抜きに・聴くほどに、ただシンプルに「カッコイイ」の一言。
80年代の黎明期から活躍する、“ スラッシュメタル "勢のそれこそ「最古参」の部類に位置づけられるMEGADETH。
そういったバンドの代表作・名盤と讃えられるアルバムは、たいていがその(活動の)初期に集中するもんですが・・・
今作は再結成以降のデイヴの、愚直に地道なアイデンティティーの研鑽によって成し得た、“ 00年代 "における傑作だと思います。


MEGADETH - Killing Is My Business... and Business Is Good! ★★ (2005-10-18 21:56:00)

MEGADETHの1st~4th、「スラッシュ」を追求していた初期の4枚というのは、メンバーの入れ替え等多少の理由に因る差異はあるにしろ・・・
HMとしての「クオリティ」は言うまでも無くどれも押し並べてレベルが高い。
・・・そう、スラッシュ・メタルの黎明期に世に出たこの1st。バンドのデビュー作にして既に「1級品」と呼ぶに相応しい内容を誇っているのです。
デイヴ・ムステイン、そしてMEGADETHというバンドのアイデンティティーは、この時点で確立・完成されているコトはもぅ音を聴けば一目(耳 ? )瞭然。
複雑緻密でテクニカルなリズムワーク。憤怒の激情・衝動をエネルギー源にひたすら疾駆する狂気の旋律。
(初心者向けではないかもしれないケド、)とにかく聴き応え抜群 !! の価値ある・意義深い一枚です。リマスター盤オススメ。


MEGADETH - Rust in Peace ★★ (2005-10-16 17:37:00)

魅力的な楽曲が目白押し。自然に頭が上下に動いちゃうような。
「メガデスってどんなの?」と質問されたら・・・まず最初にコレ聴いてもらうのがイイんじゃないかなぁ、と僕は思います。
メガデス特有の独創的・複雑な曲展開も顕在ながら、それでいてイイ意味で「キャッチー」であり尚且つ一番「無難」なアルバムと言えるでしょう。(←全く悪意はアリマセン)
抜群な完成度のハイレベルなHM。メガデスの真骨頂的作品です。
(このアルバムから加入したマーティのギターの貢献度も高いですね)


MERCYFUL FATE - Don't Break the Oath ★★ (2005-12-17 09:59:00)

デス声を抵抗無く聴けるメタルファンはたくさんいる。
・・・それならファルセット(裏声)の歌声を聴ける人も、もっといてもイイんじゃないかなぁ~と。
(キング・ダイアモンドの冗談のような奇声とルックスで)色物扱いをされがちなバンドだけど・・・
「何処か芝居じみた、それでいて趣のあるヴォーカル」「何気に美しい魅惑のギター・サウンド」「フック効き捲くりの緻密でドラマティックな曲構成」・・・独特にして強烈な個性・存在感は孤高にして唯一無二。
“マニア向け"の範疇を軽く超越する、クオリティーと迫力です。純度100%の正統派HM。
彼らの代表作 !!


METAL CHURCH - The Human Factor ★★ (2007-10-08 21:09:00)

バンド初期の「顔」的存在だったデイヴィッド・ウェイン(Vo)脱退後の、METAL CHURCHの名作(4th)。
スラッシーなフレーバーは影を潜め、正統派パワーメタル・サウンド全開の内容に。キャッチーさに関してはMETAL CHURCH全作品中でも群を抜いています。
後任Voマイク・ハウ(3rdから参加)の歌唱が非常にエネルギッシュで、勢いのある楽曲を更にパワフルにアグレッシブに盛り上げています。
このバンドはアルバム毎にカラーが変わるのですが、個人的にはコレが一番お気に入りです。良質のHM作品。


METALLICA - Death Magnetic ★★ (2008-09-14 20:58:00)

個人的に一度聴いた段階で最初に感じたのは、『気持ち「METALLICA」(ブラック・アルバム)に近いかな~』という印象。
10曲中7曲が7分以上。でも冗長・饒舌とは微塵にも感じさせないトコロは正に貫禄のなせる業。
やや複雑難解な曲展開には、確かに正直とっつき難い印象も・・・
言い換えればサラッとしたBGM的要素は一切皆無で、聴き手に一定の根気を要求するタフな内容です。
前作「St.Anger」の音を “乾" と喩えるとすると、本作の音は “潤" でしょうか。非常に艶めかしいです。
(まぁ、それだけ「St.~」サウンドが異質とゆーか・・・ 平たく云えば、元に戻った?)
往年の「スラッシュ節」を随所で炸裂させつつも、それのみに偏らずモダンに巧く纏める手際は流石。
名作を予感させる完成度。彼らの『集大成』という言葉が相応しい、良質のメタル・アルバムだと思います。
今後聴けば聴く程に味が滲み出そうな、今年のスルメ盤No.1候補。


METALLICA - Master of Puppets ★★ (2005-05-20 21:43:00)

「HMが好きだ ! 」と言っていて、コレを聴いたコトがないって人・・・いないですよね ?
“スラッシュ・メタルの理想の形"って、昔アンスラックスがこのアルバム収録の超名曲「Battery」について言ってたような。
実際大ブレイクをしたこのアルバムの功績・牽引力によって、「スラッシュ・メタル」はアンダーグラウンド的存在から脱皮をし、一大ムーブメントに変貌を遂げるキッカケを摑むコトが出来たのだと思います。
・・・でも今となっては「スラッシュ」ってジャンルの型に嵌めるコトも、もう無意味ですよね。それくらいに至高にして超越した究極的存在。
メタラー必携のバイブルです。「Battery」は全てのメタル信奉者のアンセム。


METALLICA - Master of Puppets - Battery ★★★ (2005-09-25 08:19:24)

METALLICAと言えば・・・まず迷わずコレが思い浮かびます。
メタル界の宝ですよ、この曲は。


METALLICA - Metallica ★★ (2005-05-20 22:18:00)

あの「MASTER OF PUPPETS」とかをイメージして聴いてしまうと「ウ~~ン ?? 」って。正直初めて聴いた時の僕の印象がそうでした。
当時の「グランジ」の影響を受けているからでしょう。(この頃にメンバーが、NIRVANAをお気に入りに挙げていたような・・・)
確かに暗いと言えばクラい。(攻撃的な曲もちゃんとありますが)
でも、このアルバムは聴けば聴くほど「味が出てくる」んです。表現力の幅が更に広がりました。
「暗い」ムードも逆に言えば「辛辣」さがより現れてるというか。
ジェームズの歌が、これまたメチャメチャ巧いですね。説得力が更に増しました(失礼)。
大好きなアルバムです。
『 ん ~~~~~~~~ っ、 ネバァッッ !! 』


METALLICA - Ride the Lightning ★★ (2005-07-30 23:46:00)

2ndにして既に王者の風格を醸し出している強力なアルバム。
3rdは紛れも無くHM界の超名盤だけど、「激しさ」「速さ」(そして「解りやすさ」?)はコッチのが上。絵に描いた様なスラッシュ。
1stの「青さ」は影を潜め、曲のバラエティや展開・リフ等に非凡なセンスが溢れまくっています。もう1曲目から名曲です。
METALLICAファンの大多数は、この頃の音楽性がおそらく一番好きだしバンドの本来の姿だと思ってるでしょう。
入門用としても最適な一枚。
METALLICAのアルバム中、ジャケ絵もコレが一番好き。・・・椅子が浮いてるだけなんだけど。


METALLICA - St. Anger ★★ (2005-05-23 09:48:00)

ギターソロが無い。ドラムの音がカン高い。
昔気質のメタルファンがイメージする本来の「METALLICA」とは、“ また "異なるサウンド。
ブラック・アルバムあたりから、音に関しては毎回「違和感」の連続なんだけど・・・
(実際、アメリカのファンサイトは現プロデューサーをかなり叩いてるそうですね)
個人的には、今更ソレに目くじらを立ててもしょうがないと思います。(でもまぁ昔の音に戻るなら、それはソレで嬉しいに決まってますが)
今作に関しては以外に~ ・・・イヤイヤ、かなり良いアルバムですよ。
例えるなら気味が悪いほど葉の一枚にも傷や虫食いの全く無い「製品」としての野菜ではなく、無農薬で栽培されて汚れ・穴だらけ・・・それでいて素朴で芳醇で生々しい味がする自然の、そして「本物」の野菜のような~ 逞しく激しいロック・サウンド。
魅力的な歌メロも復活してると思います(ジェームズの歌がまた巧い)。曲がどれもキャッチーで覚えやすいですね。
METALLICAの更なる進化( ? )の形態。


MICHAEL SCHENKER GROUP - MSG ★★ (2006-08-26 20:52:00)

このアルバムをマイケル・シェンカーの代表作に挙げる人も多いですね。
M.S.G.入魂の傑作2ndアルバム。
この作品最大のセールス・ポイントは、やはり・・・ 「ロック界の渡り鳥」コージー・パウエルの参加。コレに尽きるでしょう。
彷徨う名ギタリストと流離う名ドラマーの鬼気迫るコラボレーション。
サウンドからも如実に感じられる2人の「オーラ」が、他メンバーのモチベーション・充実した演奏・アルバムの完成度等、色々な面に相乗効果としてプラスに働いているように思います。
(コレ1枚でコージーが脱退してしまったのは、マイケルにとっても残念だったことでしょう)
掴みの「Are You Ready To Rock」~「Attack Of The Mad Axeman」はなかなかの佳曲だし、哀愁漂う「On And On」や「Looking For Love」、バラードの「Never Trust A Stranger」なんかホントに“ 泣き "が素晴らしい。
1stに負けず劣らない抜群の内容です。
・・・太鼓の音、やっぱり目立ってるなぁ~。


MICHAEL SCHENKER GROUP - The Michael Schenker Group ★★ (2006-08-24 22:29:00)

『 A Great (Missing) Guitarist 』、マイケル・シェンカーの記念すべき1stソロ。
豪快・流麗な楽曲をテクニカル(且つクラシカル)なギター・サウンドが彩り、そして激しさの中にも少し暗い雰囲気が漂う傑作HRアルバムです。
(流石に、古めなサウンドであることは否めませんが)
印象的に刻まれるギター・リフが魅力の「Armed And Ready」、渋さと泣きの情感が溢れる「Cry For The Nations」、ひたすら美しいインスト「Bijou Pleasurette」、必殺の「Into The Arena」等、名曲は多いです。
アルバム収録曲のギター・ソロ部分は、「全て」聴き所と言えるでしょう。名演奏とは正にこのこと。
メロディアスに、エモーショナルに、メランコリックに。そして時としてデリケートに、スレンダーに、ヒステリックに。
・・・圧巻です、彼のプレイは。(既にギタリストとしての名声を不動のモノにしていたUFO時代と比較しても、更に一皮剥けているのではないでしょうか)
毎度お約束の言葉ではありますが。 ・・・『名盤中の名盤』です。HM/HR史に永久に。


MORTAL SIN - Face of Despair ★★ (2006-04-02 00:20:00)

METALLICA(当時)のフォロワー的スラッシュ・サウンドを身上としたオーストラリア産メタル・バンド。
この2ndアルバムはスピードは若干押さえ気味ながらも、楽曲の中身がよく練られていて「なかなか聴かせる」といった印象。
80年代スラッシュ・ムーブメントの「オイシイ所」というかツボを押さえていて、チョットした貫禄すら感じさせる良質の一品です。リフもギター・ソロも本当にカッコイイ。
ちょっとマイナー & 古いかもしれないけど、この手の音が大好物な人には是非オススメ。


MOTLEY CRUE - Dr. Feelgood ★★ (2005-05-24 09:34:00)

ドラッグだの暴力だの脱退だの、問題続きの名( 迷 )バンド。そんなアティテュードが反映してるというか、怪しげで危なげでセクシーなHR。
↑は僕のイメージですが、そんなMOTLEYの最高傑作だと思うアルバム。
前々作くらいまでのLAメタル特有のグラマラスさから一変して、ヘヴィにロックしてる印象。男臭さも出てるというか、太い音になった感じ。
特に「Dr. Feelgood」「Kickstart My Heart」はこのアルバムを代表する名チューン。ブッ千切りのカッコ良さです。
バラードの「Without You」も○。
アメリカンHRの代表格。コレは聴いて損無しです。


MOTLEY CRUE - Dr. Feelgood - Kickstart My Heart ★★★ (2005-09-25 08:28:15)

抜群の疾走感です。心地よいぐらいに。
PVもカッコよかった・・・。


MOTORHEAD - Bastards ★★ (2005-05-26 21:28:00)

MOTORHEADの作品中、最も疾走していて尚且つ「分かり易い」アルバム。
初期の名盤(「ACE OF SPADES」とか)との比較はしづらいですけど、間違いなくコレも代表作と言えるでしょう。
特に1~4曲目は文句なしに凄い。爽快感すら感じさせられるファスト・チューンの連発。
5曲目以後も、スピードは落ちるけどイイ曲揃っています。
↑ 上で「MOTORHEADはこのアルバムで初めて聴いた」って書かれた人いますけど、僕は正解だと思います。オススメ。


MR. BIG - Bump Ahead ★★ (2005-05-26 22:30:00)

確かに前作と比べちゃうと、このアルバムは「多少」おとなしいかも。
でも、やっぱりコレも名曲づくしです。僕は「Colorado Bulldog」「Wild World」「Nothing But Love」がお気に入りです。
(特に「Nothing ~」はライブで聴いてホントに感動しました)
メンバーの演奏も相変わらずハイレベル。
4th以後は更に地味なイメージ(ハードさが散漫)になってしまいますね(名曲はあるんですが)。 ・・・ポールも抜けちゃうし。
そういう意味では、この3rdまではファンの求める「MR.BIG」らしさが充分残っていると思います。
いいバンドだったなぁ~・・・。


MR. BIG - Lean Into It ★★ (2005-05-24 08:10:00)

元々、物凄い経歴の4人が集まったバンドなわけだから、テクニカル & 攻撃的なHRを期待していた(僕も買うまでそういうバンドだと思ってた)人は当時少なからずいたコトでしょう。
1stは少し地味な印象(ハードではあるが)だった。
で、2nd。初めて一曲目聴いた時はブッ飛びました。期待どおりのメンバーによる楽器バトル ! ・・・でも、ソレ以外の曲もバラエティに富んでいた。ポップ・チューン、バラードetc.
どれも聴けば聴くほどに良くなっていく。新たな発見がある。
耳に残るキャッチーなメロ。テクニックに走り過ぎない堅実な演奏。多彩な曲を巧みに歌いこなすヴォーカル。
当時、ライブも観に行きましたがホントに素晴らしかった(女性客の比率多かったなぁ~)。
今でも色褪せないクオリティの高いHR。ず~っと愛聴出来る一枚です。


MR. BIG - Lean Into It - Green-Tinted Sixties Mind ★★★ (2005-09-25 08:38:16)

初めはイントロのギターにばかり夢中になってましたが・・・
聴けば聴くほどにこの曲の素晴らしいポップセンスに心奪われていきました。
癒されます。


MUNICIPAL WASTE - The Art of Partying ★★ (2010-05-07 13:02:00)

こういう音はアメリカ人にしか出せない、と言えるくらいに能天気で破天荒なクロスオーヴァー・スラッシュ・サウンド。
捻りも拘りも括りも関係無し。ただひたすらに音を楽しみたい人の為の、35分間ノンストップの爽快な縦ノリ疾走型メタル・アルバムです。
頭を振り乱して跳ね捲くるのが大好きな、モッシャーにお薦めの1枚。


NELSON - After the Rain ★★ (2007-01-22 23:07:00)

美麗ハード・ポップの極み。(HM/HRの範疇に入る・入らないの問題は措いといて)正しく『名盤』と呼ぶに相応しい傑作です。
これ程までに素晴らしいメロディを創れる・聴かせる才能。ネルソン兄弟はホントに天才です。
「(Can't Live Without Your) Love And Affection」、「After The Rain」、「Only Time Will Tell」、「Too Many Dreams」等、多数の名曲を収録。
アメリカン・ロックの『良心』の塊のようなアルバムです。


NEW ENGLAND - Explorer Suite ★★ (2007-01-26 21:41:00)

“ ある意味 "あのALCATRAZZの「母体」とも言えるのかもしれないバンド。(メンバー3名が参加)
表看板がグラハム・ボネット & イングウェイとすると、このNEW ENGLANDが屋台骨のような感じでしょうか。
哀愁感を散りばめた煌びやかで何処か儚いサウンドがこのバンドの身上。
ALCATRAZZの面影はほとんど感じられませんが、そんなコト関係無しに素晴らしいと思える美旋律作品です。
タイトル・チューン「Explorer Suite」は彼らの代表的な名曲です。
産業ロック系の音が好物な人は是非。(ALCATRAZZ以前の作品なので・・・ 勿論古いっス)


NICKELBACK - All the Right Reasons ★★ (2010-05-07 12:36:00)

男臭くも、爽やかなフィール。
そんな直球勝負のロック・サウンドが魅力のNICKELBACKの傑作5th。
ある意味2000年代ハードロックのスタンダード的な存在とも云える程に、普遍性の高い持ち味を相変らず醸しながらも・・・
ヘヴィなタッチ、もしくは逆にソフトなアピール等を随所に散りばめたバラエティ豊かに練り込んだ作風。
北米圏で既にモンスター級のビッグ・ネームである、彼らならではの貫禄と風格が漂います。
この手の音が好きな人には、ドライブBGMの定番にもなり得るのでは?
ジャケ写の疾走する車を見るにつけ、コレ聴きながら運転したい気分に。


NIGHT RANGER - Midnight Madness ★★ (2005-05-25 07:53:00)

80年代のアメリカンHRで「ツイン・リード・ギター」・・・と言えばこの人達。ブラッド・ギルスとジェフ・ワトソン。
素人が聴いても解るくらい、ハンパじゃないギターテク。キャッチーで明るい音楽性。
このバンドがやってるのは、何だか健康的なロック(ドラッグとかアルコールのイメージとは無縁)です。
一曲目の「(You Can Still)Rock In America」なんかホントそんな感じ。(イントロが「ぐるナイ」で使われてますね)
バラードの「Sister Christian」は有名だけど、このバンドの本質はやっぱりソコじゃないです。
でも、3rd以後徐々にハードな部分が減ってしまったように思います。
NIGHT RANGERの名作。(1stもオススメ)


NIGHTWISH - Once ★★ (2005-12-16 22:19:00)

女性ヴォーカリストを擁する(コレがある意味、このジャンルの必須条件ともいうべきなのかな?)、“シンフォニック・ゴス"の代表格バンド。
欧州では、かなりのビッグネームだそうですね。
いやぁ~最初は正直、色眼鏡で見てたとゆーかナメてたとゆーか。爽やか~な美旋律系サウンドなのかなぁ~と。
・・・聴いてみると、想像してた以上に「メタル」しています。一曲目のイントロでノック・アウト。特にギターの音はかなりヘヴィ。
それでいて音楽的アイデンティティーの肝である、「シンフォニック」「荘厳」な雰囲気もまったく損なわれていません。(バック・オーケストラの効果・貢献度に依るトコロも大きいかな?)
とにかくドラマティック・メロディアスなHMや北欧系が好きな人なら、必聴と言ってもイイでしょう。


NUCLEAR ASSAULT - Handle With Care ★★ (2010-06-11 22:13:00)

ハードコア・パンク出自の激烈サウンドを臆面も無く曝け出し、(80年代における)「時代の急先鋒」的存在と言っても過言ではなかったクロスオーヴァーHMバンド、NUCLEAR ASSAULTの3rdフルレンスにして傑作。
スピーディ&パンキッシュでありながら、我武者羅に突っ走る「粗暴」さだけでなく如何にも正統HM的な「構築美」をも感じさせるキレのあるリフ廻し&曲展開。さり気なくも計算高い巧みな作り込みは心憎くすら思えます。
スラッシャーに超お薦め。分かりやすいカッコ良さが光ってます。


ONSLAUGHT - In Search of Sanity ★★ (2006-10-29 19:13:00)

スティーブ・グリメット参加作品・・・というだけで無条件に大好きな一枚です(前任者サイ・キーラーのヴォーカルも味がありましたが)。
スティーブの歌唱力を活かす為か(ホントに巧いんだ、コレが)、音楽性は2ndまでの「コテコテ」のスラッシュ・メタルから幾分かパワー・メタル寄りに変化しています。
疾走感を損なわずに(攻撃性・鋭さはやや減退してるかな ?)、イイ意味でキャッチーで聴きやすい内容になった印象です。
そこはかとなく耳を過る、メロディ中のさり気ないブリティッシュ風味がこれまた絶妙。
高品質なHMアルバム。コレは名作でしょう。


OZZY OSBOURNE - Blizzard of Ozz ★★ (2005-12-04 01:34:00)

OZZYのソロ第1作目。そして悲劇のギターヒーロー、ランディー・ローズを世に知らしめた記念すべきアルバム。
古いけど、コレはもぉ~文句無しの名盤。(25年前かぁ・・・。)
皆さんの仰るとおり、内容は粒揃い。如何にもメタリックなナンバーは勿論のこと、スローな曲も秀逸。ランディーのギターが心に沁みります。
今みたいな夜冷えてくる季節、一人で「Goodbye To Romance」なんかを聴いてると・・・ ホントしみじみ浸っちゃいますヨ。


OZZY OSBOURNE - Blizzard of Ozz - Goodbye to Romance ★★★ (2006-08-26 22:59:25)

ランディのギターは勿論、オジーの歌声までも「美しい・・・」と感じるバラード。
孤独感に没入しながら聞き惚れてしまいます。


OZZY OSBOURNE - No More Tears ★★ (2005-05-13 16:34:00)

カッコいい! 個人的にザックのギターは前作では控え目な印象だったのですが ~
このアルバムで一気にオジーの声とタイマン張れるくらいの自己主張をしていると思います。
まさに暴力的、男らしさプンプンの荒くれギターサウンドです。
官能的な音色のレスポールも、ザックに弾かせると・・・ 力強くて非常にアグレッシブ。
(彼は当時、稀に見る美男子でしたが。そのギャップがまたカッコ良かった)
本作を最後にOZZYが引退 !? ・・・という話もありましたね。
気合いと緊張感、そして何処か儚さすら漂う名作。


OZZY OSBOURNE - The Ultimate Sin ★★ (2005-05-24 09:57:00)

いやホント、このアルバムいいです。
コアなOZZYファンに疎まれようとも、ジェイクのギターは最高(結構日本人好みな音と思います)ですね。不当に嫌われ過ぎ。
作風はランディの頃と逆の「アメリカン」なテイスト。でもちゃんとヘヴィ。
「Secret Loser」なんか悶絶する程カッコいい。
全体的にキャッチーだしHR初心者にも是非オススメ。浮かばれない名作。


PANTERA - Reinventing the Steel ★★ (2005-05-30 14:22:00)

「FAR BEYOND DRIVEN」はキャッチーさに欠けた。「THE GREAT SOUTHERN TRENDKILL」は怒り過ぎ。
前2作の僕の印象はこんな感じです(確かにそれがこのバンドの持ち味でもある・・・とも思うのですが)。
けどコレは結構バランス良く出来てるアルバムだと思います。スゴい轟音(勿論イイ意味で)なんだけど聴きやすい、でもドコを切ってもPANTERAなメタル・サウンド。
モダン・ヘヴィネスを語るなら「VULGAR DISPLAY OF POWER」以後はどれも外せないんだろうけど、コレはその「VULGAR~」の次に僕が好きなPANTERAのアルバムです。
カッコいい。