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鉄鉢さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 1-100

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鉄鉢さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 1-100
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220VOLT - Eye to Eye ★★ (2006-11-25 23:38:00)

マックス・ノーマンのプロデュースによる垢抜けたサウンド・メイクと、持ち前の北欧的流麗メロディ・センス & 美麗コーラスとが相俟って何ともゴージャスな音楽性に「化けた」印象の、220VOLT渾身の勝負作(4th)。
正に「高品質」の一言で、一つの作品として改善の余地の見当たらない「会心」の出来映えと言える内容だと思います。
ダイナミズム且つキャッチーさ溢れるアップテンポ・ナンバーも在れば、シットリした哀愁と透明感に満ちたポップ若しくはバラード・ナンバーも在ったりと、楽曲のバラエティも多彩。
特に「Love Is All You Need」の促す高揚感は特筆モノで、個人的にも涙がチョチョ切れるほどにウットリ聴き惚れてしまう珠玉の名曲です。
80年代北欧メタルの名作の一枚。


AC/DC - Back in Black ★★ (2006-10-12 22:27:00)

強烈にメリハリの効いたタテノリHRを聴かせる、オーストラリアを代表する老舗バンド。
このアルバムは彼らの代表作にして、尚且つ最大の『モンスター級』ヒット作品です。
シンプル & ソリッドな切り口のサウンドと、当時新加入したブライアン・ジョンソンのシャープな金切り声との相乗効果によって発揮される「緊張感」は強力無比。
初代ヴォーカリスト、ボン・スコットの突然の死による悲壮な雰囲気は微塵も無いように感じられます。(勿論ショックや影響は有ったに決まっていますが)
むしろそれを乗り越えたメンバーの強靭な精神が、よりハードなベクトルと抜群に高い完成度を生み出した歴史的名盤です。
「Hells Bells」「Shoot To Thrill」「Back In Black」「You Shook Me All Night Long」等の名曲を収録。
・・・ これからAC/DCを初めて聴く人へ。
多分、正直あまりピンとこないというか~ 「地味にしか聴こえない」・「クラシックな印象しか感じられない」という方もいるかと思います。
でも間違いなくロックの『マスターピース』と言えるバンド、そして価値ある名盤の中の1枚ですよ。


ACCEPT - Balls to the Wall ★★ (2010-05-29 09:25:00)

次作「METAL HEART」で一皮剥けたACCEPT。大袈裟に言うと煌びやかな印象。
それに比して本作はそこに至る道程の集大成的位置付けで、重くて渋い何とも屈強な音像がセールスポイントです。
疾走曲は無いけど、男性フェロモンに塗れたカッコ良さがプンプン。
僕は、メロディアスな⑥Love Childが大のお気に入り。


ACCEPT - Metal Heart ★★ (2006-01-13 23:35:00)

雄々しく勇ましいジャーマンHMバンド、ACCEPT。
渾身の傑作6th。
一曲目のタイトル・チューンがこのアルバム・・・いや、このバンドのある意味全て(全盛期の姿)を体現していると言っても過言ではないでしょう。
(勿論、他の曲も言うまでもなく粒揃い。「Bound To Fail」なんかもぉ~感動モノ)
超個性的な濁声 & 金切り声(失礼)のヴォーカル。メタラーの魂のツボを押さえた流麗なギターワーク。勇壮でブ厚いコーラス。
ホントに溜め息が出る程のカッコ良さ。
当時、このサウンドがヨーロッパと日本のHMファンの “ ハート " を鷲摑みにしていたのです。
・・・HELLOWEENに代表される「メロスピ」系ジャーマン・メタルがHM/HR界を席捲する “ 前 " のお話。
去年、デジタル・リマスター再発盤に買い直しをしたのですが・・・
やっぱり「素晴らしい」の一言です。


AEROSMITH - Draw the Line ★★ (2005-05-20 23:10:00)

ドラッグ & アルコールのイメージがぷんぷん。
音の荒々しさ(粗々しさ ?)ではエアロ作品中ナンバー1ではないでしょうか ? ・・・名盤。
タイトル曲からして、この作品の全てを物語っている感じ。正に「ワイルド」の一言です。
当時のバンドの内情・危うさが滲み出たような音像。勿論、カッコいいのは言うまでもなし。
・・・逆にジャケ絵はかなりの癒し系。中身とのギャップが◎


AEROSMITH - Get a Grip ★★ (2005-05-19 19:34:00)

復活後のエアロで一番聴き易いのはコレだと僕は思います。好きですね。
エアロの場合、実際ほとんどが名盤。これだけ息の長いバンドですからファンの嗜好は本当に十人十色でしょう。
「悪く」言えば売るのを意識した音作り。 ・・・でも、それは逆に言えば曲が粒ぞろいというコトです。
ロックチューンからバラードまでバラエティも豊か。(まぁ、そのせいかアルバムとしては~ 若干、全体の統一感というか整合性に欠けているのかも)
「Eat The Rich」「Cryin'」「Amazing」「Crazy」・・・ 「聴かせる」曲は多いです。
(P.V.も良かったですね。・・・初々しいリブ・タイラーとか)


AEROSMITH - Get a Grip - Eat the Rich ★★★ (2005-09-24 23:10:31)

2枚組ベスト「ULTIMATE~」に入ってないのがまったく不思議なエアロ屈指のノリの良い曲。
HM/HR聴く人でこの曲嫌いな人いるのかなぁ。


AEROSMITH - O, Yeah! Ultimate Aerosmith Hits ★★ (2005-05-19 18:56:00)

ウ~ン、コレは反則。
レーベルを超えた2枚組ベスト盤なんて、エアロという「ビッグネーム」だからこそ可能な嬉しい暴挙。
これだけの長いキャリアですから選曲漏れがあるのはもう、仕方がないコトです。
(皆さんの仰るとおり「Eat The Rich」とかは、オリジナルアルバムを聴くための楽しみにとっておくというコトで・・・)
これからエアロに出会う人はホントにラッキーですね。初心者にはお手軽 & 無難 & オススメな最初の“2枚"。


AEROSMITH - Permanent Vacation ★★ (2005-07-09 23:27:00)

復帰(or 再結成?)第1作「DONE WITH MIRRORS」が振るわなかった。
そんな彼らが、もう開き直って有名外部ライターを導入、「ポップ」で「キャッチー」に作ったアルバム。
「売れ線に走った」と揶揄されようとも、結果的にココからがエアロの「真の」復活伝説の始まりとなりました。
このアルバム最大の功績は、古くからの支持者のみならず若い世代のハートをも鷲摑みにし、新規のファン層を獲得したコト。
それは勿論魅力的な楽曲がもたらした当然の結果に他ならないのですが、ホントにコレが無ければ現在のエアロの大活躍は無かったでしょう。
バンドの歴史的にも意義深い作品。・・・イヤ、そんなコトもう関係無しに素晴らしい内容です。「Angel」は必ず聴いておきたい名曲。
・・・ぶっちゃけコレ以後のアルバムに「ハズレ」はありませんが。


AEROSMITH - Pump ★★ (2005-10-17 22:22:00)

前作「PERMANENT ~ 」がヒット、その勢いに乗って同じ方向性(外部ソングライター導入等)で作られたアルバム。だから当然楽曲がイイ。
結果は勿論コレもヒット。現在まで続く復活後エアロの隆盛を決定付けた作品とも言えるでしょう。
僕的には前作の様な派手さは少し控え目?な印象(それでも70年代の作品と比較すれば充分華やか)。曲順等全体のバランス・整合感が旨~く練られている感じ。
前作同様、アメリカンHR好きなら「基本」として押さえておきたい超名作です。


AEROSMITH - Rocks ★★ (2005-05-23 08:42:00)

HRに詳しいマニアな人が「エアロの代表作」と言って、まず最初に挙げるであろう一枚。
シンプルで荒々しいハードロック。「不良」テイスト溢れる音楽。初期のエアロを体現しているアルバム。
ただ、復活後の「ド派手」になったエアロの音をイメージしている人には、インパクトに欠けるというか~
恐らく少し物足りなく聴こえるのではないでしょうか ? (コレはしょうがない。音像も古いですし)。
う~~ん、今では入門盤とは・・・言えないのかも。
でも間違いなくロックの歴史に残る名盤。(リアルタイムで聴いた人の衝撃はモノ凄かったんでしょうね)


ALCATRAZZ - Disturbing the Peace ★★ (2005-05-19 19:14:00)

1stとの共通点はグラハムの声とバンド名だけ・・・ってくらいに別物の内容。
当時の扱いはおそらく問題作 ? の2nd。
でも、正直僕はコッチも好きなんです。この人の声にはヴァイのギターの方がマッチしてると思います。
(勿論インギーの1stを全否定する気はまったく毛頭ありません。アレは間違いなく名盤)
音楽性に関しても、グラハムがやりたかったのは元々コッチの方向性だったんじゃないでしょうか?
っていうか、まるでホントにヴァイのカラーに染まりきったようなサウンド。
「God Bressed Video」から、もぉ~ノリノリ。
ケバケバしい程に良質の「明るい」HRアルバム。


ALCATRAZZ - No Parole From Rock'n'Roll ★★ (2006-08-17 23:46:00)

(まぁグラハム・ボネットのバンドなんですが ~ )
HR界に「ある意味」新機軸のギター表現方法をいきなり提示・確立した(リッチー等先達者からの影響も多分にありますが)、イングウェイ・マルムスティーン衝撃のメジャー・デビュー作。
彼の早弾きプレイが、当時のHRファン(そしてミュージシャン)に与えたインパクトは計り知れないモノがあったでしょう。
今でこそ「ネオ・クラシカル」の始祖・第1人者と崇められるインギーですが、この作品はなかなかバラエティに富むというかポップなチューンもあったりして、(音像は古いけれど)かなり聴かせる濃ゆ~い内容。(勿論、曲は全て彼がつくっています)
当たり前かもしれませんが、ギターに関しては「全部」聴き所です。耳が離せません。
20年以上前の作品だけど、今も燦然と輝き続ける名盤中の名盤。
正に “ ギター・ヒーロー " !!


ALDO NOVA - Aldo Nova ★★ (2006-02-18 23:07:00)

HR or ギター・ポップ ?
カテゴライズが難しいのか、もしくは両方の絶妙な融合なのか。
・・・とにかく言えることは、メロディの良さが抜群のアルバム。
楽曲は概ね一貫してソフトな耳障り(ヴォーカルも男クサさがあまり無い)ながら、ギターはすこぶるカッコいい。
透明感 & 浮遊感を兼ね備えた音・・・まぁ~非常に聴きやすい、80年代初期のメジャー・サウンドです。
「Foolin' Yourself」なんか、ホントにイイ。
何気に良質な隠れた好盤。 この人、ボン・ジョヴィとも関係が有るらしいです。


ALICE COOPER - Trash ★★ (2005-05-18 15:51:00)

個人的にアリスの作品の中でも熱烈にプッシュ。
オススメです。(初期のアリス・クーパーが好きな人ゴメンなさい)
ホントに贅沢な内容。今これだけのメンツをゲストに集めてアルバム作れる人は・・・まずいないでしょう。
ソングライターの導入によるポップ & キャッチーな楽曲。
古き良き時代を絵に描いた様な80'sを象徴するHRアルバムの一枚。
もし初めてアリスを試すのなら、まずはこのアルバム・・・ってのもイイんじゃないでしょうか?


ANDREW W.K. - I Get Wet ★★ (2005-05-18 16:17:00)

HM/HR界の新たな逸材。
これが発売された時、今時こんな能天気なロックをやってるアーティストがまだ存在するコトに感動しました。
凄い才能ですよ、この人。「あんな ( 凄まじい? 酷い? ) 声」で歌ってるのに全然曲との違和感が無い。キャッチーでアグレッシブでメロディアスでラウドな奇跡のサウンドだと思います。
ホントにイイ意味で「おバカ」なアルバムです。聴いてる時だけは全ての悩みを忘れられそうです。
聴いた後には最高の爽快感とほんの少し疲労感を感じますよ。
インパクト大の鼻血ジャケ。これまたスゴイ。


ANGRA - Angels Cry ★★ (2005-08-12 09:46:00)

メロスピ系メタルの傑作、お手本的存在。このジャンル好きなら正に「必携」の一枚。
「Carry On」・・・ ↑上でみなさんに語り尽くされてますね。今更言うコト無しの素晴らしさ。
ところで“ ブラジル出身 "ってコトにやっぱり偏見ってあるんでしょうか? その程度のコトでこのバンドを色眼鏡で見てる未体験メタラーは確実に損してますよ。
アンドレ・マトスのヴォーカルに好き嫌いが分かれてるのも僕には意外でした。
・・・全然気にしてなかったです。


ANGRA - Angels Cry - Carry On ★★★ (2005-09-24 23:15:29)

メロスピ系では5本の指に必ず入る名曲じゃないでしょうか?


ANTHRAX - Among the Living ★★ (2010-05-07 00:37:00)

跳ねるような躍動感に満ち溢れた、極上スラッシュ作品。
前半部の縦ノリな「勢い」は特筆モノ(②Caught In A Moshはスバらしい名曲)で、中盤の勇壮でカッコいい⑥Indiansや⑦One Worldにも痺れさせられる。
正にANTHRAXの「何たる」かを体現したアルバム。楽しくて聴き心地の良い親しみやすさがあります。


ANTHRAX - Sound of White Noise ★★ (2006-08-21 22:58:00)

91年のMETALLICA「METALLICA(ブラック・アルバム)」・92年のMEGADETH「COUNTDOWN TO EXTINCTION」に続いて、スラッシュ四天王の一翼を担ってきたANTHRAXが脱スラッシュ・メタルを図った(謀った?)6thアルバム。
↑ 上のみなさんの書き込みの中には、かなり否定的な御意見も見受けられますが・・・
確かにコアなスラッシュ信者の人には、持ち味を自らスポイルしてしまった「問題作・駄作」と捉えられても仕方がないのかもしれない変貌ぶり。
当時台頭しつつあったモダン・ヘヴィネスへの接近というか、脈打つようにグルーヴィで躍動感のあるサウンドに仕上がっています。
彼らの個性の要であったスラッシュ特有のスピード感が抑えられた代わりに、重いうねりが作品を支配している印象。
「彼らがあえてこの音楽性を追求する必要があったのか ?」と疑問に思う・批判をしたくなるファンの気持ちも、解る気はします。
・・・かと言って時流に迎合した・日和っただけの惨い内容かというと、決してそんなシロモノではないと僕は思います。
このアルバムから新加入した確かな実力の持ち主であるヴォーカリスト、ジョン・ブッシュの歌唱がANTHRAXの新たな魅力を演出。
侮れない完成度・聴きやすさとともに抜群の説得力が楽曲から滲み出しているかのよう。(初っ端の「Potter's Field」から ~ 「Only」 ~ 「Room For One More」の流れは完璧)
個人的には・・・ バンドの“ 新境地 "という評価に値すると思える「名作」です。


ANTHRAX - Spreading the Disease ★★ (2005-07-31 18:33:00)

当時から意外性、・・・というか強力なオリジナリティを発揮していたスラッシュ・メタル・バンド。
彼らの大躍進の起爆剤となった渾身の2nd。
スラッシュなのに、とても歌の巧いジョーイのヴォーカル。そして何気に楽曲から薫り立つ仄かなユーモア感。
ハード・コアばりの激しいスピード感と聴かせるメロディが同居している奇跡のサウンドです。
(そしてまた、スラッシュ“ 一辺倒 "な雰囲気のみならず、正統HMのテイストをも色濃く残しているように思います)
邦題「狂気のスラッシュ感染」。・・・まったくその通りです。当時みんなコレを聴いて感染したのでしょう。
この頃の“ 四天王 "のアルバムってホント傑作だらけですね。


ANTHRAX - The Greater of Two Evils ★★ (2007-10-05 23:12:00)

個人的には、非常にお気に入りのアルバムです。(ファン投票による、ある意味「パーフェクト」選曲のベスト&セルフ・カヴァー作品。)
現代風アレンジで甦る怒涛の如きスラッシュの名曲の数々。
まぁ確かに原曲に概ね忠実なものもあれば、正直「もうちょっとココは・・・」なんてのも在ったりもするんですが。
熱烈ファンにとってはジョン・ブッシュのヴォーカルも・・・マイナス要因になってしまうのでしょうか?
でもANTHRAXというバンドの「本質」というか理屈を超越したカッコ良さは、十二分に作品全体から溢れ出ています。(1st~3rdの曲なんかでも全然古臭く感じないからスゴイ。むしろクオリティ・アップしてます。)
初心者のお試しには格好の一枚です。コレを聴いてハマったなら、過去のオリジナル・アルバムも是非。


ARCH ENEMY - Black Earth ★★ (2005-05-18 16:52:00)

CARCASSで完全には実現出来なかったコト、ホントにやりたい「自分」のメロデスをマイケルがブチ撒けた最初のアルバム。
確かに、2nd以後のアルバムの整合感と比べるとどーしても「荒い」イメージは拭えませんね。
聴いてて「 ? ? ? 」という感じの、変わった曲展開もありますし。
・・・まぁ、それぐらい「アグレッシブ」なんだと解釈しています。
マイケルのギターは言うまでもなくメロディアス ! 泣いてます。
今時のバンドにしては、ホントに日本人好みの音だと思います。
ヴォーカルはあんまり僕は気にしてないです。そんなに悪い(下手 ?)とは感じません。
もしも初めて聴くなら、ARCH ENEMYは1stから順番に聴くのがイイんじゃないかなぁ・・・
個人的な意見です。ホントにハズレは無いです、このバンド。


ARCH ENEMY - Burning Bridges ★★ (2005-07-06 23:33:00)

メロ・デスの傑作。この一言ですね。
「ブルータル」なサウンドに散りばめられた“ 泣き "の「美旋律」。「激しさ」と「哀愁」という相反する要素。マイケルだからこそ出来る、それらの高水準での融合。
全部通して、捨て曲は見当たらないんじゃないかと思います。このジャンルの“ 開祖 "と呼ぶに相応しい見事な仕事。
少々デス声(もしくはデスその物)が苦手な人でも、このアルバムなら大丈夫。聴けば何らかの感銘を受けることでしょう。
「デス好き」は勿論、「メロ重視派」「ギターフリーク」いろんな人がホントに楽しめる“ HM "の名盤です。


ARCH ENEMY - Wages of Sin ★★ (2010-06-05 19:32:00)

驚異の超絶デス・ヴォイス女性シンガー、アンジェラ姐さん加入で話題となった新編成ARCH ENEMYの4th。
名作3rd「BURNING BRIDGES」との曲の優劣等の比較はまぁ措きまして、とても“ ヘヴィメタル然 "とした内容の充実作であることに一片の疑いの余地も無いと思います。
元々デスメタルにメロディアスな要素を取り込み、その認知度の向上に多大なる貢献を果たした彼らでありますが・・・
本作では更にそれが突き詰められて、「良い意味」での普遍性というか取っ付き易さが存分に発揮されているような。
その魅力で、新たなファン層の獲得(特に女性とか)に成功したことは想像に難くありません。
今となっては、この後の「DOOMSDAY MACHINE」・「RISE OF THE TYRANT」 ( 「ANTHEMS OF REBELLION」は、う~ん・・・まぁ、措いといて ) へと至る過渡的な位置付け扱いの作品になるのかもですが、コレも間違いなく彼らの代表作。


ASIA - Alpha ★★ (2005-07-07 21:29:00)

プログレ界のテクニシャン達が集結したモンスター・バンド、ASIAの2nd。
やってるコトは「完全無欠」の、ハード&ポップな産業ロック(← この言葉に全く悪意はありません)。
この凄いメンツだからこそ成し得た抜群のクオリティ。曲も演奏も全てが完璧。
神々しいって言うか眩いって言うか。正に「癒し」の音楽。
最近JOURNEY(映画の主題歌とかCMソングとかで)みたいなの聴いて気に入った人なら1st・2nd両方をオススメします、このバンド。
・・・21世紀の今、このジャンルって全く流行りじゃないですね。
こんな素晴らしいメロディを創っても、おそらくホトンド売れない「現在」のロック・シーン。
嗚呼~~~。


ASIA - Anthologia ★★ (2006-01-21 23:16:00)

ヤバイ・・・。こんなスゴイ2枚組CDが出てたなんて全然知らなかったっス。(3年以上前に発売してたんですね)
CDショップで偶然見つけて曲目を見た瞬間、マジでたまげてしまいました。・・・そのままレジへダッシュ。
このバンドの全盛期(1st~3rd)が全て収められた、超画期的企画盤。
80年代の「産業ロック」・・・そしてASIAに興味がある人、これから聴いてみようという初心者の方には、正にうってつけのアルバム。
この内容でしかもリマスター、尚且つ約3500円(日本盤)という値段はお買い得・・・っていうかホントに安過ぎです。


AVENGED SEVENFOLD - City of Evil ★★ (2006-06-14 14:49:00)

(先月・今月の)「BURRN!」誌でも一押しのバンド。
この3rdからメタル寄りなサウンドに変わったそうですが、確かにHM信奉者へのアピール度が高い(と言える)音楽性です。
誌上での「メロディック(パワー)・メタル」というカテゴライズに違和感はありませんが・・・
メタルコアの余韻とか如何にもアメリカン・ロック然とした雰囲気をも内包した感じの、「ハイブリッド」(雑種)的な音に聴こえます。
(只の「いいトコ取り」のような浅薄なニュアンスじゃないです)
確かなポテンシャルとストレートなカッコ良さが感じられる、魅力的なアルバム。
こういうバンドがアメリカでどんどんブレイクしていけば、HM/HRの未来は明るいかも。


BACKYARD BABIES - Total 13 ★★ (2005-05-24 13:32:00)

(ここ最近の)北欧のロックンロール系バンドの代表格。音楽性がイイ。
パンキッシュさを基調に暴走するだけの「ワンパターン」ではなく、そこに“哀愁"や“ウェット"なテイストを散りばめたサウンド(この辺がやっぱり土地柄なのか)。
イギリスとかでも売れてるみたいですが、聴いたら「なるほど」って思いますよ、コレは。
日本のHM/HRマニアにもこの手の「音」はもっと広く受け入れられてもイイんじゃないかなぁ。
例えば、あのHANOI ROCKSみたいに。


BAD ENGLISH - Bad English ★★ (2006-03-09 19:47:00)

ハード・ポップ ?
A.O.R. ?
産業ロック ?
いや、そんな「意味の無い」カテゴライズなんてどうでもいいですね・・・
野球で言うトコロの“ 勝ちに行くオーダー "的( ? )物凄いメンツが集結した「スーパー・バンド」。
そんな彼らが奏でる、究極に美しい爽快メロディの宝庫のようなアルバム。
派手さを抑えつつも、ツボを押さえたニール・ショーンのギター・プレイは正に圧巻。
ジョン・ウェイトの歌声は勿論、楽曲を効果的に彩るジョナサン・ケインのキーボードも最高。
アメリカン・ロックの「良心」的サウンド。「When I See You Smile」なんか、今聴いても猛烈に感動。


BLACK 'N BLUE - Black 'n Blue ★★ (2005-07-06 15:58:00)

ノリの良さと激しさが身上。典型的な「80's」HM/HR。聴いてて心地良いです。
こんなバンドが昔は普通に沢山いたのに。ホントに「古き良き時代」という言葉がピッタリなイメージ。曲の良さ(解りやすさ)で勝負の正統派。
今となっては知名度は低いケド、この手のアメリカンHR好きな人には堪らないアルバム。「マニア向け」を超えるクオリティだと思います。
プロデュースは、さり気にディーター・ダークス(ACCEPTで有名)。・・・それ故かサウンドは華やかさ一辺倒ではなく、何気にメタリックで硬派な雰囲気をも醸し出しています。
↑ みなさんも書かれていますがカバーソングの「Action」、LEPSのに負けずとも劣らないカッコ良さです。


BLACK SABBATH - Headless Cross ★★ (2006-12-18 19:31:00)

トニー・マーティン参加期の『様式美BLACK SABBATH』の名作。
次作「TYR」と比肩する程の完成度を誇る(と僕は思っています)素晴らしいHM作品です。
(例えば「TYR」の2曲目「The Law Maker」のような)疾走系チューンは無いけれど、アルバム全体を覆うミドルテンポの厳かな雰囲気が何とも絶品です。
本作から参加のコージー・パウエルのドラミングは正に「出色」モノで、そのタフなタッチがサウンドを更に重々しくパワフルに引き締めている感じがします。
③「Devil & Daughter」~④「When Death Calls」はアルバム最大の山場にして、抜群の名曲。
このサイトでの「TYR」の発言数(評価)はサバス作品中2位なのに、本作はその半分程度・・・。
何だかちょっと不思議です。


BLACK SABBATH - Heaven and Hell ★★ (2006-01-14 19:50:00)

(RAINBOWもそうだけど) “ ビッグ・ネーム " のバンドでも、ヴォーカルの交代でガラッと雰囲気・・・というか音楽性が一変するという好例。
そして、本作は紛れも無くその中の “ 大成功例 " 。
ドゥーミー(っていうか元祖 ? )なオジー、ハイトーン(スクリーム)なギラン、無難にマルチ・パーパスなトニー、そして「様式美」を象徴するヴォーカリスト、ロニー・・・
ホントに目まぐるしくカラーの変わるバンドです。(っていうか、ぶっちゃけアイオミがいれば何でもSABBATHか)
各々の声に魅力・持ち味があるし、それぞれ名作があります。
その中でも特に本作は(も)、SABBATHのみならずHMを代表する超名盤です。
ロニーがバンドに「様式美」の息吹を吹き込み・・・そして、メンバー3人との化学反応によって生み出された奇跡のサウンド。必聴です。
同時期のNWOBHMとはまた一線を画した、別格にして孤高の存在。


BLACK SABBATH - Master of Reality ★★ (2005-07-01 10:33:00)

「スロー」「ダーク」「グルーヴィ」・・・ 色々形容できますね。
音像はさすがに古臭いですが、HM/HRのみならず70年代のアーティスティックなロックを代表する超傑作。
魔物の如き扇動力と中毒性です。
ドラッグの文化は日本人の僕たちにはイマイチ理解出来ませんが、クスリで飛んだ酩酊状態でこんなの聴いたら最高の夢見心地だったに違いないでしょう。
「躁」にも「鬱」にも感じられる、魅力と魔力を秘めた音楽性。「病み付き」って言葉が(文字的にもイメージ的にも)ピッタリな一枚です。
ドゥーム、そして全ての「ヘヴィ」な音楽の元祖的存在。
この時代の他のアーティストの名作と同じく、正に不滅不朽のロックのマスターピース。


BLACK SABBATH - Tyr ★★ (2005-05-18 17:38:00)

乱暴な言い方をすると、過去のサバス作品 (3rdとか4th) を鑑みれば「邪道」とも言えるアルバム 。(← 誤解しないでください)
しかしコレほど「様式美」に満ち溢れたHMアルバムもなかなかありません。
当時CDショップで初めてコレを聞いた時、速攻で店員さんに「このバンド、誰ですか ? 」と聴いてしまったくらいです。
(その時はまだ「THE ETERNAL IDOL」と「HEADLESS CROSS」は持っていませんでした)
てっきり北欧メタルかと・・・。まさかサバスとは思わなかったのでホントにビックリしたのを覚えています。
正にメロディアスHMの王道。
トニー・マーティン参加のサバスでは一番だと思います。
・・・もう一度デジタル・リマスターで日本盤再発してほしいなぁ。


BLIND GUARDIAN - Tales From the Twilight World ★★ (2007-10-06 22:32:00)

「これがBLIND GUARDIAN!!」といった感じに、バンド・イメージが完全に確立した名作3rd。
内容は、前2作と比べて表現力等で飛躍的進歩を遂げた完成度の非常に高いGMP(ジャーマン・メロディアス・パワーメタル)炸裂で、発表後15年以上経った今聴いてもその迫力は色褪せることがありません。
(最近発売されたリマスター盤では更にパワーアップ!)
冷静に聴けばド派手に厚化粧なコテコテ・クサクサ感MAXのオーヴァー・プロデュース・サウンドなんですが、起伏の激しい巧みな展開とバリエーシヨンの幅広い楽曲から発揮される抜群の説得力で鼻に衝くことがないトコロが流石。
当時彼らはHELLOWEENの亜流のような存在でしたが、“本作の時点では"攻撃性・ドラマティック性に於いてそのHELLOWEENを凌駕していたと思います。
勢いに関しては“ブラガー"作品中、次作の4thと一・二を争う傑作アルバムです。


BLUE MURDER - Blue Murder ★★ (2005-10-09 17:46:00)

ジョン・サイクスぃ~のギター & ソング・ライティングの才能は素晴らしい!! ・・・というのを改めて再認識させられてしまう( 勿論トニー & カーマインも凄いです )彼のバンド、BLUE MURDERの1st。
このアルバムを聴くとホント、WHITESNAKEの最強アルバム「サーペンス・アルバス」を実質的に創ったのはサイクスに間違いない・・・と信じて疑わなくなってしまう、それ程に凄味の効いた抜群のパフォーマンスとクオリティに驚かされてしまいます。 ・・・歌もウマいし。
あんまり売れなかったけど、とにかく「傑作 ! 」・・・と言えるHRアルバムです。
バラード「Out Of Love」は、あの「Is This Love」に勝るとも劣らない出来だと思います。


BLUE MURDER - Nothin' But Trouble ★★ (2005-10-17 14:39:00)

「如何にもサイクス」という雰囲気は顕在ながら・・・「ブリティッシュ」な1stとは一転、「アメリカン !」な味付けを露わにした“ ある意味 "問題作。
ぶっちゃけ、前作ではありえなかった「万人受け( ? )」路線。
でもソレが悪い・・・というコトでは全くなく、むしろ非常にクオリティは高いです。
平均水準を余裕~で上回る良質なHRアルバム。勿論僕は1st・2nd両方大好きです。
勢いの素晴らしい「We All Fall Down」を筆頭に結構イイ曲揃ってると思いますよ。


BON JOVI - Have a Nice Day ★★ (2005-09-24 22:14:00)

やっと買って聴きました。気持ちの良いアルバムですネ。
タイトル曲の①は勿論のこと、⑤・⑧・⑫もなかなかノリが良いです。素直にカッコいいと思いました。
そして、③・⑥・⑨・⑮は聴き応え充分のジックリ「浸れる」曲。
今回のがアルバムとして「9枚目」でしたっけ(彼らのキャリアを考えると僕的には “ やっと " という感じ)。
当然と言えば当然ですが、年を経るごとに作風も段々と大人びて・・・
勿論、3rd・4thの頃の「華やかさ」を今更期待なんてしてはいませんが、それにしても今回のBON JOVIはかなり頑張ってる(若返ってる ? )と思いますよ。
充分なインパクトを僕は感じました。 イイ !!


BON JOVI - Keep the Faith ★★ (2010-05-07 01:16:00)

解散の危機を乗り越えて発表された、バンド復活作にして貫禄ある5th。
前2作のような華やかさは(イイ意味で)やや後退し(でも掴みの①I Believeや④In These Armsは爽やかに聴かせる名曲)、特にバラード曲においては風格・渋さすら漂わせる重厚な作品です。(⑤Bed Of Rosesが抜群)
当時は、この音楽性の変化に戸惑うファンも少なからず。
コレを聴きながらセピア色のジャケ写を眺めていると、若かったあの頃を思い出しちゃいます。


BON JOVI - New Jersey ★★ (2005-05-20 23:31:00)

前作とあわせて、当時洋楽聴いてた人は(HRとか関係無しに)漏れなく持ってたであろう超有名盤。(っていうかホントにアイドル扱い)
日本のCM(カセットテープだったかな ? 曲は「Bad Medicine」)に出てくるくらい知名度高かった。
・・・確かにTV映えしてました。稀に見るグッド・ルッキングなんですから。
まぁ、ソレは措いといても内容は問答無用のハイクォリティ。
華やかな中にも「土臭い」アメリカン・フィーリングが醸し出されていてイイ感じ。勿論、名曲だらけ。
80's HRの常識的必聴アルバム。


BON JOVI - Slippery When Wet ★★ (2005-07-15 11:32:00)

次作「NEW JERSEY」は幾分アメリカン・ロックの「土臭い」部分のテイストを醸し出した音だけど、コッチは実に華やか。
勿論、楽曲の質は高いし扇動力・求心力抜群。
・・・「捨て曲」という言葉とは無縁の完成度、と言っても過言ではないでしょう。
(そのルックスとも相俟って)大ブレイクは正に必然だった、80年代を代表するロックの至宝的アルバム。
「いろんな」意味でコレと次の2枚のアルバムで、彼らの虜(餌食 ? )になった日本人は多かったハズ。


BON JOVI - Slippery When Wet - Livin' on a Prayer ★★★ (2006-08-26 22:07:10)

僕が高校生の頃に、日本でも大ブレイクしていました。
やっぱり彼らの曲はメロディが親しみやすい & 覚えやすいし。
(ルックス抜きで考えたって)流行るのは当然だなぁ~と思います。
ロック史に残る名バンドの、超名曲。


BON JOVI - These Days ★★ (2010-06-05 17:25:00)

彼らの『代表作』と言い切れる3rd「SLIPPERY WHEN WET」~5th「KEEP THE FAITH」辺りは、インパクトと分かり易さを兼ね備えた圧倒的存在感に満ち満ちています。
それに比してその後(95年)に世に出たこの6thは、何と言うか(それまでの作風に慣れ親しんだファンであるほどに感じてしまう)取っ掛かりの取っ付き難さというか・・・あからさまに(BON JOVI にしては)「暗く」「スローで」「地味な」イメージが全編に漂う異色の仕上がりに。
前年にそれまでの集大成的ベスト盤「CROSS ROAD」を出したばかりではありましたが、
①煌びやかな80年代型HM/HRシーンの衰退という時代背景
②「KEEP THE FAITH」発表後のアレック・ジョン・サッチ(B.)の脱退という否応も無いバンド内の変化
という致し方ない状況が、音楽性の変貌というカタチで如実に反映をしたのでしょう。
でも、そんなネガティブな感傷をも逆に旨く抽出して・・・何とも云えない「深さ」と「渋さ」を醸し出す抜群の妙味が滲み出ています。
正に当時のBON JOVIだからこそ持ち得た哀愁感極まるセンス。このタイミングでしか創れない、そんな作風。優しく包み込む様なおおらかさが溢れています。
ホントの意味で「スルメ」盤と言い切れる、長くつき合える類稀なる名作品。


BONFIRE - Fire Works ★★ (2006-10-15 19:44:00)

ドイツ出身のHRバンドなんだけど、その音楽性(特にこのアルバム)はというと・・・
現在の「ジャーマン・メタル」というキーワードからステレオ・タイプに連想される雰囲気とは、随分と懸け離れた印象の垢抜けたスタイル。
(当時)80年代後期HM/HRシーンの主戦場たるアメリカの匂いが感じられる、洗練されたメロディアス・ハードです。
「Ready 4 Reaction」「Champion」等パワフルな楽曲が並ぶ充実の内容。
BONFIREの最高傑作だと思います。


BUCKCHERRY - 15 ★★ (2005-10-09 17:00:00)

8月にこのバンドの2nd「TIME BOMB」に書き込みをして、その中で「解散が非常に惜しまれる ~ 」なんてのたまってみたら・・・
同じ8月に行われたサマソニで見事復活してたんですね。 ・・・恥ずかしいっス。
そんなワケで個人的に非常に嬉しい“ 新生復帰 "BUCKCHERRYの3rd。
一曲目から強烈なファスト・チューン「So Far」で最高にハイにさせてくれます。
曲調や雰囲気が全体的にテンション高いところに、“ 生まれ変わった "バンドに対するジョシュ & キースの意気込み・愛情みたいなモノを感じます。
パワフルで勢いあるけど何故か安心して聴ける、そんな王道的なアメリカン・ロックンロール・アルバムですよ。
たった15日でレコーディングし終えたから「15(フィフティーン)」・・・その気合いとバイタリティが凄い。


BUCKCHERRY - Time Bomb ★★ (2005-08-20 12:13:00)

解散が非常に惜しまれるバンドの一つ、BUCKCHERRY。
こういう音楽性は今の時代、(残念ながら)ホントに希少。彼らも「本物」のハード・ロックンロール・バンドでした。
1stもとてもイイのですが、この2ndは更にその上をイク完成度。
「曲がキャッチー」「フックがある」「ヴァイブを感じる」・・・
言い尽くされた陳腐な表現しか出来ないケド、本当にカッコいい若さ迸るサウンド。
手前味噌な物言いかもしれないけど、コレ聴いてその素晴らしさを理解出来て最高な気分に浸れる僕はホント幸せ者だぁ~。
エアロとかガンズとか、アメリカンHR好きな人にはもぉ~熱烈に推薦。


BULLET BOYS - Bulletboys ★★ (2005-05-25 08:17:00)

う~ん、マニアックかな。
でも、そこそこ売れたアルバムだったはず。タイミングが悪かったのかな ?
典型的なアメリカンHRサウンド。プロデュースはテッド・テンプルマン(←コレが正に王道)。
・・・勿論VAN HALENと比べちゃあ~カワイソウですが。(チョットおとなしめ)
やっぱり「B級」? ・・・でもアメリカン好きなら安心して聴ける内容です。
なかなかエモーショナル、そして心地良い高揚感。


BULLET FOR MY VALENTINE - Scream Aim Fire ★★ (2009-01-12 19:42:00)

若いバンドなのですが・・・
『安心』して聴けるところが何気に凄い。2ndにして既に。
前作の特徴でもある(やや過剰気味な)スクリームが減退したことで、より理性的で聴き易いタッチに変化しました。
「アク」が無くなったというか、歌メロが判りやすくなった感触。
でも変わったのはソレくらいで、曲は相変らず「走って」るし申し分なしのカッコ良さです。
メタル純度の高い作品。


BULLET FOR MY VALENTINE - The Poison ★★ (2005-11-20 22:46:00)

UKヘヴィメタル(or ヘヴィ・ロック ? )界、期待の新星。
遅ればせながら日本デビューEP、そして1stアルバムの2枚をやっと手に入れたのですが・・・う~~~ん、カッコいい・・・。
エモ or スクリーモともカテゴライズされていますが・・・、リフ・曲構成はメタルそのものですよ。正統の。メロディアスだし。
それでいて雰囲気は程良~くモダンな味付け。シャウト多用、でも情感もあるヴォーカルもイイ感じです。
確かに “ 度肝を抜く " 程の「斬新さ」「個性」はそれほど無いのかもしれないケド、新人バンドにしてこのクオリティは充分に驚異的。
今後の活躍に期待 & 要チェックです。


CANDLEMASS - Nightfall ★★ (2006-01-03 21:20:00)

重厚。
如何にもドゥームなスローさ & ダークさ ・・・と言っても陰鬱ではなく、荘厳なムードすら漂うメロディアスなメタル。
メサイア・マコーリンの超巨体から発せられる歌声は、群を抜いた迫力 & ウマさ。
更に ↑ 上で皆さんが書かれてるとおり、ギターがイイ。スローだけど巧みで聴かせるソロ & リフ。バンドが醸し出す独特な雰囲気の、正に「胆」ですね。
様式美、そして官能美すら感じるヘヴィ・サウンド。
「Marche Funebre」・・・ こんなカッコいい葬送行進曲、他に無いですよ。


CARCASS - Heartwork ★★ (2005-05-20 23:52:00)

初期CARCASSが好きな人、すみません。
このアルバムが僕の「デス」アレルギーを癒してくれました。そしてコレでマイケルを知りました。
正直やっぱり・・・ 抵抗があるというか受け付けない曲も確かにあるんです。
それでもギターの素晴らしさに平伏してしまいました。もぉ~情感溢れまくりのギター・ソロに降参。
だからコレの後に出たEP盤(日本のみ?)も愛聴してました。(「SWAN SONG」はインパクト薄かったです)
元祖メロデス。HMの新たな歴史の1ページでした。


CELTIC FROST - To Mega Therion ★★ (2007-10-01 23:35:00)

アンダーグラウンド・シーンの「魔王」&「先駆者」的存在として尊敬・畏怖の念とともに語り継がれ、また昨年の衝撃的な新作発表で奇跡の復活を果たした伝説的バンドです。
(80年代)初期ブラック・メタルのイメージというと、その「粗さ」と「荒さ」が災いして一種イロモノ的扱いをされかねない向きも無きにしも非ずでしたが・・・
彼らに関しては、その徹底したグロテスク(?)な前衛的先進性で以って、このジャンルの新たな可能性を開拓・追求した立役者的存在と言えるでしょう。
このバンドはアルバム毎に微妙に作風が変わるのですが、その中でもこの作品は彼らの代表作と断言出来る(ある意味「アート」の域に達した)一枚です。
スピードを抑えつつもスラッシーに刻まれるリフと唸り搾り出すようなヴォーカルとが織り成す、まるで中世魔導書のように如何わしくも深淵な、ケイオスティックに広がる独特の音世界。
間口が狭いというか聴き手を選ぶ(とても万人受けする代物じゃないです)濃い口な灰汁の強さはありますが、ソコいらの凡百のバンドでは太刀打ち出来ない凄味・迫力とカリスマ性に満ち溢れています。
もしもこの魅力にドップリ嵌まってしまったなら・・・ 抜け出せないです、ホント。


CHILDREN OF BODOM - Hate Crew Deathroll ★★ (2005-09-24 22:58:00)

最近初めてこのアルバムで“COB"を聴いたのですが ~ (このサイトでのこのアルバムへの発言数があまりにモノ凄いので)。
「何だコレ? う~~ん、カッコ良過ぎ」・・・最初の素直な感想です。1曲目から強烈なインパクト!!
食わず(聴かず)嫌いって本当にイカンですね・・・今まで知らなかったのが恥ずかしいくらいです。
激しく且つ狂おしく、そして美しいサウンド。僕的にこのCDを聴く限りでは、あんまり「メロデス」って感じじゃないですねぇ(まぁ音楽性は変化してるそうですが)。
・・・とにかく素晴らし過ぎるアグレッション & ヘヴィネス。
今月出た新譜と過去作品も是非チェックしたいと思います。


CHILDREN OF BODOM - Hate Crew Deathroll - Needled 24/7 ★★★ (2006-08-26 22:45:51)

CHILDREN OF BODOMのみならずメロ・デスを代表する名曲。
凶暴性の中に光る、絶品の旋律美。
洗脳度が抜群に高いですね。


CHILDREN OF BODOM - Hatebreeder ★★ (2006-03-13 20:29:00)

傑作「HATE CREW DEATHROLL」や最新作「ARE YOU DEAD YET?」の(モダン)ヘヴィネス・サウンドを、「進化」と捉えるか「鈍化」と捉えるか・・・
そんなふうに考えてしまうのは、この2ndの頃の音楽性がこれまた凄まじく魅力的な輝きを放っているから。
吐き搾り出すデス・ヴォイス & 疾風怒濤の爆走系「轟音」と、ネオクラシカルな様式美の薫りと北欧的透明感の煌きに溢れた流麗な「美旋律」が、見事に一つに融合・調和されて~ 奇跡的にカッコいいメタル・サウンドを形創っています。
HM(メロ・デス)作品として魅惑的ではあっても、不快感を掻き立てる要素はほとんど無いように思います。(音像やヴォーカルの荒さ・青さは確かにあるかもしれませんが)
リスナーの心を揺り動かす「訴求力」というか圧倒的扇動感はやはり尋常ではありません。
「4thより前のC.O.B.が良かった」というファンがいるのも何だか解る気がする、そんな素晴らしいアルバム。


CINDERELLA - Night Songs ★★ (2006-09-11 22:00:00)

BON JOVIのプッシュで世に出たアメリカンHRバンド、CINDERELLA。
ジョンが肩入れするだけあって、その実力は本物。
コレはそんな彼らの、花も実もあるデビュー・アルバムです。(ジャケ写のド派手さと、中身の熱いサウンドのギャップがGOOD)
御機嫌なチューン「Shake Me」、哀愁のバラード「Nobody's Fool」、サビが印象的な「Somebody Save Me」等佳曲の揃った充実の内容。
時としてタテノリ的躍動感をも発揮する、起伏に富んだ骨太ロックン・ロールです。
2nd以後の味わい深~いブルーズ・ロック路線もイイんですけど・・・
彼らの魅力が一番輝いているのは(ストレートに分かりやすいという意味で)、やっぱりこの作品でしょう。


CIRCUS MAXIMUS - Isolate ★★ (2009-01-06 22:39:00)

ノルウェーからの新たなる刺客が放つ、驚愕の日本デビュー盤(2nd)。
巷に溢れかえるプログレHMバンドの中で、ココ最近では断トツに抜きん出たNewcomerではないでしょうか。
DTからの影響丸出し感は否めないのですが、そんなコトなど瑣末に思えるくらいに素晴らしい内容。
楽曲から迸る情感が尋常ではなく、この手のジャンルに付き物のリズム・メロディの「捏ね繰り廻し」も全く鼻に付かない程。
ヴォーカルは特筆に値する実力の持ち主で、ジェームス・ラブリエとトニー・ハーネルを足して2で割ったような声質は、狂おしくそこはかとない愁いをも帯びて聴き手を惹きつけます。
次作も期待せずにはいられません。


COVERDALE・PAGE - Coverdale・page ★★ (2005-05-18 19:15:00)

確かに今となっては影の薄い(幸の薄い ? )アルバムですね。
まるで「無かったコト」かの様に最近は話題に挙がらない気がします。
内容は、彼らの過去のキャリアを意識した渋くて良質なブルーズ・ロック。
イイ意味で「くたびれ」感・「しわがれ」感を故意に出したような音作りだと思います。(ギターもヴォーカルも)
凄いメンツなんですけど肩の力を抜いて聴けるあたり、流石と言うべきか(やや衰えたと言うべきか ? )・・・。当時はそんな印象でした。
(でも 「 Take Me For A Little While 」なんて鳥肌モンのいい曲ですよ)
初期のブルージーなWSを試してみたいと思ってる人は、このアルバムの後に聴くとすんなり耳に入っていくんじゃないでしょうか ?
(もっとも初期のカヴァーディルは断然コレよりパワフルですが)
当時の日本公演、僕も観に行った一人です。
ZEPの曲もWSの曲も両方聴けて得したなぁ、と思ってしまいました(笑)。
・・・勿論二人とも素晴らしいパフォーマンスでしたよ。


CRIMSON GLORY - Transcendence ★★ (2006-09-07 22:41:00)

仮面の貴公子(奇行師 ? )集団、CRIMSON GLORYの2nd。
内容は、嬉しくなってしまうくらいにコテコテの正統派HMサウンドです。
PRIESTや初期のQUEENSRYCHEを彷彿とさせる、ハイトーン・ヴォーカル(しかも巧い)を主軸に激しいギターで押して押し捲る「攻め」の音楽性。
ミッドナイトの声・歌いっぷりは圧巻。パワーというか貫禄というか、一流ヴォーカリストのオーラみたいなものが感じられます。
1stもイイですが、コッチがやっぱり好きですね。
隙が見当たらない、高品質のメタル作品。
・・・全くの余談ですが、このアルバムのジャケ絵って「スペースバンパイア」っていう映画のビデオ・パッケージ等と同じイラストなんですよねぇ。
何か関係あるのかな?


DAMN YANKEES - Damn Yankees ★★ (2005-07-06 16:33:00)

絵に描いた様な「アメリカン」HRの王道を行った短命バンド、“ ダムやん "の1st(名盤)。
基本的に土臭いテイストのロックなんだけど、ソコに「歌える」3人のヴォーカル(コーラス)が乗っかるコトで醸し出される抜群の爽快感。
・・・素晴らしいの一言です。ハート・ウォーミングなサウンド。
ホントにこのメンツって、今考えても物凄い集団ですよ。これぞ正に「スーパー・バンド」です。
バラードの「High Enough」は特に有名。必聴モノですよ。


DAMN YANKEES - Damn Yankees - High Enough ★★★ (2006-08-26 22:17:36)

コーラスのハーモニーというかアンサンブルというか・・・
とにかく歌声が最高に素晴らしいバラードです。
感動的かつ力強い響き。


DANGER DANGER - Revolve ★★ (2010-05-29 21:55:00)

テッド・ポーリー(Vo.)復帰も相俟って、往年のファンにとっては感涙モノの復活作。
「進化」は無いけれど、勿論「劣化」なども無し。
1st・2ndのような『カラッ』とした底抜けの明るさはまぁ減退してるけど、逆に温もりと少し湿った情感に包まれた印象の『聴かせる』メロディアスHRに。
メンバーの経年変化(加齢)に合わせて、ややムーディ指向にシフトしている・・・という表現が適切でしょうか?
(もちろんハードにドライヴしてる曲もありますよ)
バラード⑤「Fugitive」・⑦「Rocket to Your Heart」とか、ちょっとDEF LEPPARDチック?な⑧「F.U.$」などの惹き込まれるメロディ・センスには、ただただウットリ。


DANGER DANGER - Screw It! ★★ (2005-05-12 17:54:00)

コアなメタラーには、敬遠されがち ? な典型的「能天気」パーティロック・バンドの2nd。
しかしながら、楽曲はホントにキャッチーですこぶる良質。メロディが良過ぎるんです。
アメリカンHRの醍醐味にして王道。少々甘ったるいケド、こなれたバランス感覚の聴きやすさと爽快感・高揚感が抜群。
・・・実はギターも、何気にテクニカル。
「Crazy Nites」は名曲です。


DAVID LEE ROTH - Eat 'Em and Smile ★★ (2005-05-18 19:46:00)

『 ギターが喋ってるよぉ~ 』が僕の第一印象。勿論「色物」ではありません。
もう一度このメンツでやってほしい・・・と心から願うバンドの1つです。
コレはもう究極のエンターティメントの理想形、極上の「絵に描いた能天気」系アメリカンHRの決定盤だと思います。僕がたまげた 「 Yankee Rose 」とか、 「 Shy Boy 」とかイイ曲づくめです。
個性の塊のようなキャラ3人の、奇跡としか言いようのない見事な音の融合。もう正にコレが「合体」ってヤツですよ。
当時のビデオ見たら今の若い人でも絶対ブッ飛ぶでしょう。(ヴァイとビリーが本当に合体しますよ。変な意味でなく)


DEATH ANGEL - Act III ★★ (2006-11-01 21:51:00)

これは味わい豊かな「聴かせるスラッシュ・メタル」です。
カラフルというか、表情豊かなサウンド・アレンジの妙が光るDEATH ANGELの挑戦的意欲作。
「ファンク的要素の融合」とよく言われるアルバムですが・・・味付け程度のモノで(勿論コレを実際に実践するのは生易しいコトではないと思います)、HM本来のアグレッションやダイナミズムは全く損なわれておらず、聴いて安心の優れた内容を誇っています。
フックが効いてるけど耳に心地良く響く流麗なメロディと、巧みで滑らかなヴォーカル&コーラス・ワーク。
軽妙且つ重厚な、“ベイエリア・クランチ"(厳密に言うとコレは少し「変り種」的な音ですが)の絶品アルバムです。


DEATH ANGEL - The Ultra-Violence ★★ (2006-04-02 11:51:00)

アルバム製作当時のメンバーの平均年齢が、20歳に満たなかったというだけあって・・・
その若さを武器に、荒々しく無軌道に思いの丈をブチ撒けたかのような激しいスピード & アグレッションを発揮しているDEATH ANGELのデビュー・アルバム。
スラッシュ・メタルとしての完成度は、この時点で既に間違いなく一線級のレベルに達しています。
練られた楽曲のセンス、テクニックも凄い。たどたどしさなんて微塵にも感じません。
早熟というか・・・ 10代、そして1stにして聴き手を圧倒的に捻じ伏せるこの説得力は何だ ? と思ってしまいます。
タイトル名に恥じない暴力性。 ・・・感服。


DEF LEPPARD - Adrenalize ★★ (2005-05-26 00:50:00)

確かに「HYSTERIA」ほど売れてはいないケド、クオリティはさほど変わらない・・・
いや、コレも抜群の「ハイ・スペック」。
さすがDEF LEPPARD。楽曲も負けず劣らず名曲が揃ってます。
この頃はこのバンド、ホントに不幸の連続でした(事故にあったり、メンバー亡くなったり)。でもアルバムの中身は相変わらずキャッチーでポジティブなHR。
前作と比べるまでもなく、コッチも間違いなくHM/HRの名盤でしょう。


DEF LEPPARD - Euphoria ★★ (2006-03-13 18:26:00)

前作を聴いて正直「・・・。」(表現し難いモヤっと感)だった僕にとって ~
このアルバムは諸手を挙げて大歓迎の(爽快なスッキリ感の)内容でした。
1曲目のポジティブな曲調の「Demolition Man」から、もぉ「コレコレ !! 」ってな感じで。
バラード「Goodbye」なんかもホント、しみじみと聴き惚れてしまいます。
抜群にキャッチーなメロディ。安心のクオリティ。ドコを切っても「あの」LEPS。
(「SLANG」を全否定したくはないのですが・・・ コレを聴いちゃうと、ウ~~~ン・・・)
もしかしたら、酷なコトなのかもしれないけれども・・・
たとえ、今のロック・シーンに求められてはいない音楽だとしても・・・
それでもDEF LEPPARDには、このサウンドをずっと貫き続けてほしいなぁ。


DEF LEPPARD - Hysteria ★★ (2005-05-21 21:54:00)

HR界の怪物的ビッグ・バンドが、前作を超えるために全てを懸けて作った世紀の超名作。勿論バカ売れ(世界中で)。
・・・でも、何故か日本での知名度は低すぎ。同じタイミングでBON JOVIとかあんなに売れてたのに。
不思議なバンドです。(当時の日本の「一般」洋楽ファンは絶対にオカシイと思う)
ウェットなフィールとブライトなフィールが混在するブリティッシュHR。
内容は文句無しの粒揃い。捨て曲無し。どれもシングル・カットされてる事実がその証しと言えます。
音はオーヴァー・プロデュース気味・・・ っていうか作り込み過ぎ。実際時間と労力を惜しみなく掛けてるし、コーラスとか何トラックも重ねて録ってる。緻密で華やかなサウンド。
(・・・ライブでの完全再現は、やはり不可能 ? )
やっぱりココがこのバンドの頂点なのかなぁ~。
クドいけど、HM/HR究極の名盤 & 定番アルバムです。必聴。


DEF LEPPARD - Hysteria - Love Bites ★★★ (2005-09-24 23:20:40)

この曲はもぅ、HM/HRとかジャンル関係なしに誰が聴いてもイイと思える1級品のバラードです。


DEF LEPPARD - Pyromania ★★ (2005-05-24 08:40:00)

今聴くと若干音が古い ? 気もするけど、やっぱり名曲揃い。クオリティ高過ぎです。
コレでLEPS大ブレイク。ブリティッシュ・ハードなのにポップで明るいテイスト(それでいてウエットさも感じられるから凄い)。
アメリカでバカ売れしたのも納得。歴史に残るHRの超名盤・定番アルバム。
チョット前に某有名コア系バンドが「Rock Of Ages」をサンプリングして曲に使っていましたね。
ジャンルに拘らず今時のミュージシャンも子供の頃はみんなLEPS聴いてたんでしょう。
凄い影響力だと思います。


DIAMOND HEAD - Borrowed Time ★★ (2006-10-16 15:11:00)

ミディアム・テンポのブリティッシュ・ハード・サウンドから滲み出る「渋味」。
そして繰り出される多彩なリフから感じる「妙味」と、緊張感溢れるプレイから伝わる「凄味」。
如何にもなファスト・チューンは無いのに、これだけ聴き手をゾクゾクさせるスタイルは珍しいです。シャープな迫力が絶品。
今聴くと確かに古臭いし(NWOBHM期のバンドです)、ややマニアックな「B級」っぽさは否めませんが・・・
渋好みのHM/HRファンにはDIAMOND HEAD、オススメです。
METALLICAがカヴァーした「Am I Evil?」収録。 目まぐるしい曲展開が秀逸です。


DIO - Holy Diver ★★ (2005-10-24 11:26:00)

RAINBOWという様式美HRの本家( ? )的バンドで活躍するも脱退、その後加入したBLACK SABBATHをも培ったそのセンスでもって様式美サウンドに染め上げてしまったHM/HR界でも1,2を争う稀代のヴォーカリスト、ロニー・ジェイムス・ディオ。・・・その彼の名を冠したバンドの1st。
バンド・コンセプトとロニーの歌唱・歌詞は相変わらず様式美を貫いているけど、ソコに乗っかるヴィヴィアン・キャンベルのギターは攻撃的で正しくメタリック。
・・・そう、DIOのサウンドは様式美「HR」ではなく、NWOBHMの流れも汲む様式美「HM」です。
さすがに20年以上前の作品なので音像は古いですが、間違いなくHM/HRの歴史を語る上で外せないバンドです。
個人的には・・・初めての人には1stから4thぐらいまでを “ 順番に " 聴いてほしいですね。


DIO - Sacred Heart ★★ (2006-03-11 23:25:00)

個人的な考えですが・・・
DIOの作品中、傑作と名高い1st・2ndを「様式美大作」とするなら、この3rdは「様式美娯楽作」という位置付け。
あえて「悪い」言い方をするならば、前作までの作風は(HM作品としての高い完成度・スケール感は別として)ロニーの私的世界観に基づく「ある意味」聴き手を選ぶ、やや間口の狭いコンセプトというか音作りといった面がありました。
それに対して本作は全体的にメロディがより親しみやすくキャッチーになり、「メタル」 ~ そして「ロック」作品としてのストレートなアピール度が増している感じがします。(言うまでもないコトですが「日和った」とか、そういうネガティブな捉え方では決してありません。念の為)
それは「King Of Rock And Roll」とか「Rock 'n'Roll Children」のように、曲名にも「前向き」の形となって現れているように思います。
ロニーの歌唱が相変わらず素晴らしいのは勿論のコト、魅力溢れる「聴かせる」曲が多い優れたHMアルバムではないでしょうか。


DIO - The Last in Line ★★ (2005-10-24 20:36:00)

1stの音楽性・様式美メタルを引き続き追求した2nd。
前作との違いは・・・初っ端から「We Rock」~「The Last In Line」と、彼らの代表曲と言えるキラー・チューンが存在するコトでしょう。
楽曲の充実度、全体の完成度はコッチのが少し上・・・かな?
21世紀の今、このアルバムを「初めて」聴く人が・・・どんな印象を受けるのか・どれ程のインパクトを感じるのかは解りませんが(正直古臭いという感想もあるでしょうね)、間違いなくコレは名盤の一枚でしょう。
今時のHM/HRバンドで、(この頃の)ロニーくらいの力量を持つヴォーカリストが・・・はたして何人いるでしょうか。


DOKKEN - Back for the Attack ★★ (2005-07-05 19:08:00)

あえて乱暴な言い方をしちゃうと、DOKKENの全盛期はこのアルバムまで・・・です。
前作の「少し」ポップなテイストは本作では鳴りを潜め、ハード & メタリックなサウンドに仕上がっております。 リンチの“ カミソリギター "本領発揮です。
アルバム全体を支配している緊張感は、当時のメンバーの不仲問題を象徴しているかの様。
それは結果として、音にはプラスの方向に働いたと僕も思います。
正に「硬派」なイメージ。極上のHM。
破局の運命に突っ走っていく悲劇のバンド。だからこそ、(全盛期)最期の「美しさ」がこのアルバムには感じられるのかな。
・・・名盤。


DOKKEN - Tooth and Nail ★★ (2006-03-12 00:27:00)

栄光の80年代、HM/HR黄金期(バブル期)中・屈指の「攻撃的」サウンドのメタル・バンド、DOKKENの2nd。
インスト「Without Warning」からタイトル・ナンバー「Tooth and Nail」へと繋がっていく、HM定石の「オイシイ」お約束的オープニング展開。
そのインパクトといったら・・・ 「摑みはOK、聴き手はKO」といった感じ。
バンドの2作目にして恐ろしく高い完成度を誇っていると思います。歌は巧いし、ギターも超人的に物凄いし。
今聴くと、やや軽いというか「ピロピロ」した音ではありますが(ワザとなんですかね) ~
それを全くマイナスに感じさせない魅力・凄味があります。このアルバムには。


DOKKEN - Under Lock and Key ★★ (2005-05-18 20:12:00)

この3rdは、DOKKENの作品中で一番取っ付き易いんじゃないかな ? と思う一枚です。
(勿論「TOOTH AND~」も「BACK FOR~」も必聴です。この3枚はイイ意味でドングリです)
ちょっとDOKKENにしてはポップ (?) な音作りではありますが・・・ (決して「軟弱」なサウンドという意味ではありません)
曲が粒揃いで最後まで飽きずに聴けるバランスの良さは絶妙です。ホントに聴き易い。
勿論、「要」のリンチのギターも「カッコイイ」の一言。
DOKKEN初心者の方にはオススメ。
↑ 当時のビデオ見ても本当に痺れますよね。リンチ最高です。


DRAGONFORCE - Inhuman Rampage ★★ (2006-03-25 19:46:00)

凄いですね、コレ。(DRAGONFORCE初体験)
クルマの運転中にはチョット危なくて聴けないかなぁ。 ・・・圧倒的スピード感です。
ギター・ドラム・キーボードがそれぞれサウンドに、「鬼のように」徹底した速度と高圧凝縮した音密度を与えている印象。
それでいてメロスピとしての「メロ」の部分も決して破綻するコトなく、エモーショナルで魅力的な美旋律(?)をカタチ作っています。
アルバム中、ほとんど全て「疾走(爆走)」しているという曲構成には・・・ バンドのポリシーというか、「潔さ」みたいなモノを感じてしまいます。
聴いた後には軽い疲労とともに、なんだか爽やかな「カタルシス」的高揚感も。


DREAM THEATER - Images and Words ★★ (2005-05-21 00:18:00)

QUEENSRYCHEの「OPERATION:MINDCRIME」と双璧を成す(勿論、音楽性は全く別物ですが)、プログレ・メタルの代表作。
このジャンルの認知度・人気をUPさせた立役者的存在のバンド、そして一枚。
皆さんが仰るとおり、イキナリHM/HR初心者に最初に薦められるモノではないのかもしれませんね。少し敷居が高いというか。
でも、ホントにそこらの凡百のバンドには絶対創れない・マネの出来ないクオリティ。
・・・後々に必ず聴いてほしい超名盤です。(でも、「Another Day」は誰が聴いても納得の極上バラードです)
常人離れしたテクニック。卓越したソング・ライティング。抜群のスケール感。
何もかも高尚な、彼らの最高傑作。


DREAM THEATER - Images and Words - Another Day ★★★ (2005-09-24 23:27:46)

DTの曲の中でも、メロディが単純明快にして超感動的。
万人に認められうる素晴らしさ。珠玉の名曲。


DREAMTIDE - Here Comes the Flood ★★ (2006-05-27 23:20:00)

『 こいつはくせえッー ! FW以上の匂いがプンプンするぜッーーーーッ !!
こんなメロディには出会ったことがねえほどになァーーーーッ。
スカイギターで臭(くさ)メロになっただと ?
ちがうね !! コイツは生まれついての臭メロだッ ! 』 ( ← ジョジョの某キャラのノリで )
・・・ と思わず叫んでしまいそうな、高濃度・高純度の臭メロディアス・ハード(勿論これは褒め言葉です)。
あのヘルゲ・エンゲルケのバンドなんだから、当然ですね。
スカイギター弾き捲くり。哀愁の情感溢れる美旋律満載。(4曲目「Dreamers」なんか、ホントにファンには感涙モノです)
今年FAIR WARNINGが再結成されるそうで非常に楽しみなんですが ~
その後も勿論、DREAMTIDEを僕はずっと聴き続けていくことでしょう。
・・・っていうかコッチはどうなっちゃうのかな ?


DRIVER - M.a.r.s. ★★ (2006-10-28 19:32:00)

デビュー・ソロ・(インスト)アルバムではネオ・クラシカル・サウンドを炸裂させていた速弾きギタリスト、トニー・マカパイン。
その彼が、同じ年にプロジェクト的バンドとして参加して作られたのがこのアルバムです。
ルディ・サーゾ(B)とトミー・アルドリッジ(Ds)という盤石のリズム隊とのコラボレーションで繰り広げられる正統HMサウンドは、正に「アグレッシブ」の一言。
此処でのトニーのギターはギラギラしたロック・スタイルで、彼のソロ・アルバムで聴けるものとは多少毛色の違うプレイではありますが、ハード且つエモーショナルで聴き応え抜群です。(こういうタイプの楽曲を弾かせてもホントに巧い。やはり主役はトニーと言っていいでしょう)
ヴォーカルは、IMPELLITERIでの活動で有名なロブ・ロック。当時は新人だったけど既にその力量は一線級で、素晴らしい歌唱を披露しています。
80年代HM/HRの裏名盤的作品だと思います。


D・A・D - No Fuel Left for the Pilgrims ★★ (2006-03-01 22:42:00)

D.A.D. = DISNEYLAND AFTER DARK( 日没後のディズニーランド ? )
「北欧」という言葉から、煌びやかで透き通るような美旋律・・・というイメージをステレオタイプに連想してしまう僕に
「デンマークから、何故ココまで底抜けに垢抜けたメジャー感たっぷりのバンドが !? 」
とビックリさせる程、強烈なインパクト(特に1曲目)を喰らわしたロックン・ロール・アルバム。
(冷静に考えると、フィンランドのHANOI ROCKSのように元々この手のジャンルのバンドが育つ環境も北欧にはあるのでしょうね)
ホントに「イイ意味」で売れ線というか、洗練されてるというか。
直球勝負に見えて実は緻密に計算されているかの如く、絶妙なバランス感覚のロック・サウンド。
多分発表時にはワールド・ワイドな知名度を獲得していた、彼らの最高傑作。


EDGUY - Hellfire Club ★★ (2007-10-03 23:03:00)

『レィディ~ス・エ~ンド・ジェントゥルムェ~ン!!』
メロスピから正統パワーメタルに路線をシフトして(勿論随所に名残りはありますが)一皮剥けたEDGUYが創り上げた、6作目にして最強の超絶アルバム。
「ポジティブな体育会系」とでも云いましょうか、手に汗握るほどエネルギッシュで明快さ・爽快さ溢れる躍動感漲るキャッチー・サウンドが、聴く者を一発で魅了します。
恐ろしい程の完成度と全体から滲み出る貫禄&メジャー感は、ジャーマン・メタル界の正に“突然変異"。
それにしてもトビアス・サメット (Vo)って、めちゃ歌巧いなぁ。
でも8曲目「Lavatory Love Machine」導入部のシャウトには思わず笑ってしまいます。
・・・オチャメだぁ~。


EUROPE - Out of This World ★★ (2006-05-30 22:46:00)

美旋律系北欧メタルの先駆的存在だった1st・2nd。
洗練されたロック・サウンドでワールドワイドな成功を収めた3rd。
そして、発表当時の評判はいまひとつながら・・・
抜群に爽やか & 流麗なポップ・フィーリングを醸し出す、この4th。
このバンド、枚数を重ねる毎に音楽性が変化しているのに、そのどれもクオリティが高いってことが単純に凄いです。
まるで無名だった芸術家の作品が、後世になってから評価されるのと同じように ~ (勿論EUROPEは無名じゃありませんが)
拘りや変な先入観無しで聴けば、昔の不当な扱いが信じられないくらいこのアルバムも素晴らしい内容です。
たとえジョン・ノーラムがいなくても、音楽性がソフトになっても・・・ これは最高に美しい、メロディアス・ハード・ポップの傑作と言える一枚です。


EUROPE - The Final Countdown ★★ (2005-10-18 23:00:00)

彼らの最高傑作かどうか ? は措いといて、・・・「代表作」「超有名」であるコトに何の疑いもない大ヒット・アルバム。
↑ 皆さんがおっしゃるとおり、“ ッタタタ~タ~ ♪ "のイントロで始まるタイトル曲はおそらく誰もが何処かで必ず耳にしたことがあるでしょう。
2nd以前の音と比較すると・・・「キャッチー」な雰囲気を表に出したというか、無難にまとまったというか~、つまり売れ線狙い( ? )というか。
勿論決してそれが悪いワケではなく、優れた内容のHRアルバムです。
この作品、その最大の功績は・・・スカンジナビア圏 ~ 「北欧」HM/HRの実力をアメリカを含む世界中に知らしめ、後に続く北欧系バンドの世界進出の先駆けを担った & キッカケを作ったコト。
とにかく「80年代」の(HM/HRのみならず)ロック・シーンを語る上で、間違いなく外すコトの出来ない名作です。


EUROPE - The Final Countdown - The Final Countdown ★★★ (2006-08-26 22:30:50)

超有名な曲。
印象に残るこのイントロを聴いただけで、みんなが「あ~~っ、アレ !!」って言いそうな。(30代の人なんか、ほとんど全員知ってそうな勢い)
彼らの(この曲と3rdアルバムの)「世界的」ブレイクが、後進の北欧メタル・バンドに与えた影響・恩恵は著しいモノがあったでしょう。


EUROPE - Wings of Tomorrow ★★ (2005-07-12 15:01:00)

このバンド、この次のアルバムでブレイク & ビッグ・ネームとなりましたが、元々のこの人たちの「原点」「持ち味」である北欧的サウンドが特に顕著なのはこの2ndまで。
1stには名曲「Seven Doors Hotel」が収録されてますが、コッチの2ndは更に全体的に洗練されバランス良く仕上がった出来になってます。
確かに3rdアルバムの売り上げには絶対敵わないでしょう。でもHMとしての魅力のアピール度はこのアルバムも決して負けてません。抜群の透明感、そして美麗メロディの宝庫。北欧メタルのお手本です。
3rd以後無くなった何かがコレにはある。(勿論3rd以後も大好きですが)


EVANESCENCE - Fallen ★★ (2005-05-19 07:51:00)

素直にいいアルバムですよね。
「映画に曲が使われたから」というのもあるにせよ、こういうメロディ重視なサウンドのバンドが売れるという事実に、ナンダカンダ言ってもロック・ファンの懐の深さ・健全さみたいなモノを感じさせられました。
(まぁコレが純然たるHM/HRか? というと正直微妙に思うのですが)
ギタリストが脱退してるみたいですが、2ndの音楽性は変化してしまうのでしょうか?
・・・今後も1stのこの路線で突っ走ってほしいです。
(歌メロ重視も勿論ですが、ヘヴィさもこのままでお願いしたいものです。このバランスの絶妙さがこのバンドの売りなんだと思います)


EVANESCENCE - The Open Door ★★ (2006-10-01 22:20:00)

『 コレが純然たるHM/HRか? というと正直微妙に思うのですが 』 ~
なんて発言を前作「FALLEN」で書き込みしてしまった僕。
掌を返すようでホントに申し訳ないのですが・・・ う~ん、ゴシック・メタル・バンドですね。コレは。
今回のアルバムも相変らずメロディの美しさは健在。脱退によるメンバー・チェンジはあったけれど、音楽的方向性の変化は皆無です。
ピアノを効果的に使った研ぎ澄ましたように冷ややかな哀愁感を主軸に、それとは相反するヘヴィなギターとのコントラストでもって織り成される耽美的ゴス・サウンド。
勿論エイミー嬢のヴォーカルも抜群です。
彼らの(エイミーの ? )個性・流儀は貫徹されているので、前作を気に入った人なら安心して聴ける内容と言えるでしょう。
・・・ただ、「Bring Me To Life」のような『超絶』級のキラーチューンが無いのが、少しだけ残念。


EXODUS - Fabulous Disaster ★★ (2006-03-29 22:07:00)

元祖「ベイエリア・クランチ」スラッシュ・メタル。
バンドの代表作は、やっぱり1stか2ndになるんだろうけど・・・
取っ付き易いというか「ある意味」攻撃的ながらも、洗練された印象でキャッチー & バラエティー豊かなのはこの3rd。
(裏を返せば、若干出来にバラつきがあって「ちょっとインパクトに欠ける ? 」曲もあるような。前2作と比べるとどうしても。)
ストレートにスラッシュのカッコ良さをアピールする好盤。
荒い(粗い)音色とザクザク感がホントに堪らないです。心地よい轟音に痺れる一品。


EXODUS - Shovel Headed Kill Machine ★★ (2006-03-31 23:30:00)

「殺戮機械」
・・・確かにそのタイトルどおりの、凄まじい殺傷力。
メンバーはギタリスト以外、ほとんど(80年代全盛期の頃と)入れ替わってしまったけれど(ドラムは「あの」ポール・ボスタフ !! ) ・・・
EXODUSという看板の下、信念とクランチーなスラッシュ・サウンドという「血と肉」を継承した現在のバンドは、新たなスタイル(デスメタルっぽいヴォーカルとか)とともに過去「最凶」レベルのアグレッションを手に入れました。
コレはそんな彼らが創り上げた、奇跡の傑作アルバムです。
(確かに最早全く「別の」バンドとも言えるのかもしれないケド、個人的にはやっぱり「同じ」EXODUSというトコロに拘りたいです。「生まれ変わった」とも言えましょうか)
昔から何かとトラブルだらけのバンドだけど・・・
「今後も是非バンド活動を継続して欲しい !! 」と心から願ってしまうほど、ホントに素晴らしい内容と完成度です。


EXTREME - Extreme II: Pornograffitti ★★ (2005-05-19 08:16:00)

抜群の「個性」が際立つHRバンド・EXTREMEの傑作。
ヌーノがイイ味出してます。随所で聞かせるテクニカルなギターサウンド。
聴いていて思わず「オオッ !? 」と身を乗り出してしまいそうな超絶プレイ。でも全然クドくもイヤミにも聴こえないトコロがまた凄いと思います。
勿論、楽曲も粒揃い。駄曲なんてありません。
HM/HR好きなら「一家に一枚」と僕は思うのですが大袈裟でしょうか ? (逆に言えばEXTREMEはコレ一枚でも・・・イイ ?? )
再結成して、またこんなアルバムを作ってくれないかなぁ。
(3rd出た後だったかな? 観に行きましたが、この人達はライブパフォーマンスも最高でした)


EXTREME - Extreme II: Pornograffitti - Decadence Dance ★★★ (2006-08-27 23:28:10)

弾けるように明るいノリが売り。
アルバムの1曲目から、いきなり強烈なインパクト。
ヌーノのギターも素晴らしい。
EXTREMEの名チューンです。


FAIR WARNING - Brother's Keeper ★★ (2006-08-23 19:32:00)

帰ってきた !!
彼らのアルバムがまた聴ける。(個人的には、もうそれだけでも満足)
心の底から自然に・素直に、喜びと幸福感が込み上げて来ます。
ブランクの影響だとか、マンネリ感だとか、ソングライティング能力の衰え・枯渇だとか ~
そんなネガティブな印象は、僕は微塵にも感じません。
( 逆に言えば、復帰作ゆえの過剰な気負いだとか余計な力みみたいなモノも感じません。イイ意味で解散前と同じ。
自然体というか素のままというか、そんな雰囲気がサウンドから覗えるところが流石。聴いていて安心感があります。 )
天まで衝き抜ける様な高揚感・爽快感、極限まで昇華された美麗メロディは相変わらず。
如何にもFWな①「Don't Keep Me Waiting」、彼らの真骨頂的佳曲②「Tell Me Lies」、やや新感触のバラード④「Wasted Time」、ギターがダイナミズムを更に惹き立てる⑥「Generation Jedi」、哀愁満ち溢れる⑧「All Of My Love」 ・・・
文句無しのハイ・クオリティ。これは彼らにしか創造し得ない音楽です。
正直なところ、過去の彼らの作品との比較云々とか僕にはまだチョット出来ないかなぁ・・・
当分の間、このアルバムが僕にパワーを与えてくれることでしょう。
もっともっと聴きこみますよ。


FAIR WARNING - Fair Warning ★★ (2005-07-04 22:32:00)

この1stと「GO!」は甲乙つけ難いですね。
個人的にはこの1stの方が音は若干アカ抜けているかなぁ、と。
アメリカンHR的なテイストすら感じられます。テンポがイイ楽曲揃い。
極上のメロディだけど、「クサさ」はまだそんなに鼻にツク程じゃあないと思います。バランスがイイですね。
メンバーそれぞれ元々キャリアのある人達だけど、やっぱり1stにしてこの完成度は・・・今聴いてもホントに凄いと思います。
素晴らしいアルバムです。


FAIR WARNING - Go! ★★ (2005-05-21 22:28:00)

みなさんと同じ意見です。つい1~4曲目までを繰り返し聴いてしまいます。クオリティも流れも完璧。
確かに「クサい」メロに辟易する人がいるのも、チョット解る気はしなくもないです。
まぁソコを恥ずかしがらずに聴けば・・・コレほど心洗われる音楽もなかなか無いですよ。HM/HRでは。
素直に良いと言える一枚。1stも大好きです。
メロディアス・ハードの代表格。解散がホントに悔やまれるバンドですね。


FEAR FACTORY - Demanufacture ★★ (2005-05-19 08:39:00)

この人達も過小評価というか、聴かず嫌いな人、実は結構いるんじゃないでしょうか?
モダンHMバンドの中でもFEAR FACTORYは1、2を争う実力だと(だった?と)思います。
メロディ重視の人も、スラッシユ or デス命な人も、もし未聴でしたら是非。
「インダストリアル」の言葉にアレルギーのある人も。決して「テクノ」チックではありません。
この2ndは「ある意味」純粋なメタルサウンドですよ。尚且つキャッチーです。
↑ 皆さんが書かれているとおり、後進に与えた影響は計り知れないでしょう。
勿論、古さは今聴いたって微塵にも感じられません。