2000年にビクターからリマスターされた時に一緒にリリースされたベスト盤。 親切設計&選曲で2枚組32曲。 DISC1 01.Black Sabbath 02.The Wizard 03.N.I.B. 04.Evil Woman (Don't Play Your Games With Me) 05.Wicked World 06.War Pigs 07.Paranoid 08.Planet Caravan 09.Iron Man 10.Electric Funeral 11.Faries Wear Boots 12.Sweet Leaf 13.Embryo 14.Children Of The Grave 15.Lord Of The World 16.into The Void DISC2 01.Tomorrows Dream 02.Supernaut 03.Snowblind 04.Sabbath Bloody Sabbath 05.Killing Yourself To Live 06.Spiral Architect 07.Hole In The Sky 08.Don't Start (Too Late) 09.Symptom Of The Universe 10.Am I Going Insane (Radio) 11.Dirty Woman 12.Never say Die 13.Hard Road 14.Heaven And Hell 15.Turn Up The Night 16.The Dark/Zero The Hero オジー期から29曲、ロニー期から2曲、イアン・ギラン期から1曲という感じで、BLACK SABBATHの全時代を網羅するものではなく、オジー期を中心にした選曲です。 ブックレットにはバンドの歴史を解説する文章がかなりの量で書かれていますが、これも収録曲を中心とするように、オジー期~イアン・ギラン脱退あたりまではかなり細かく書かれていますが、その後はオジーを迎えての再結成まではかなり端折っているのでご注意。 しかしながら、これはBLACK SABBATH入門用アイテムとしてかなり重宝されると思います。初心者にとって必要な「代表曲」「バンドに関する情報」があるので好印象。 ☆個人的なこと☆ ……かく言う自分もこれで再入門したわけですが(弟が所有していた『SABBATH BLOODY SABBATH』を最初に聴いて「オジーの声が好きじゃない」と言って『HEAVEN AND HELL』の方にハマったというオチ)、見事にオジーの声に対する免疫ができてしまいました。オススメ。
2回目の書き込み。 だいたい多くの人が80年代HM/HRシーンを代表し総括するような『Whitesnake(Serpen Albus)』から入ったと思う(自分もそうだし)。 でも敢えて「このアルバムこそWHITESNAKEの最高傑作!」と言ってみたい。 なるほど確かに、脱皮したサーペンスは曲の充実度も半端でないし、ジョン・サイクスの作曲能力&ギターが冴えまくる。カヴァーデイルの歌声も手術を経てなおもパワーを増し、シャウトが凄い。サイクスとカヴァーデイルの才能が窺える奇跡的名盤で、自分も好きなアルバムだ。 でも敢えて、言ってみる。 ここで聴けるのはサーペンスによって変化した(あるいは、せざるを得なかった)メタル的な要素は皆無で(そりゃそうだ。サーペンスより7年前だもん)、ブルーズを基調とした正統派ブリティッシュ・ハードロック。ソウルフル、エモーショナルなカヴァーデイルのヴォーカルが堪能でき、なおかつこのアルバムから参加したイアン・ペイスをはじめとして、ジョン・ロード、実力のあるミッキー・ムーディ、バーニー・マースデン、ニール・マーレイによって優れた楽曲が演奏される。 WHITESNAKEを代表する超名曲「Fool For Your Loving」をはじめとして、リズム隊がが良い仕事をしているノリノリな「Sweet Talker」カヴァーデイルの声がセクシーな「Ready An' Willing」DP解散後のソロ収録曲をリメイクした最高のバラード「Blindman」アメリカン・ブルーズっぽい「Ain't Gonna Cry No More」らは非常に良く作られた曲だし、他にローディーがハンドクラップ&歓声などで盛り上げるR&R「Black And Blue」ジョン・ロードのプレイが冴え渡る軽快な「She's A Woman」あたりも欠かせないと思う。 確かに地味に感じる曲はある。けれども、エモーショナル、ソウルフル、ディープな声で歌い上げるカヴァーデイルの熱唱はどの曲でも変わらない。深みがわかってくると、地味に感じていた曲もスルメのように味が沁み出してくる。 聴けば聴くほどに深みが増してくるアルバム。これを名盤と言わずして何を名盤と言えようか…… ……と書いてみたものの、自分はこんなカッコいい決め台詞が似合わないんで、オチをどうしようかと悩みながらもそのまま書き込み……。
HMヴォーカリスト、ブルース・ディッキンソンの復活作。良質の正統派ブリティッシュメタルの名盤。文句なし。 ゲストにエイドリアン・スミスを迎え、Smith/Dickinsonのクレジットで書かれた曲も収録。その「Road To Hell」がアルバムのハイライトの1つとして聴けるが、これは実に優れたHMナンバー。 他の収録曲も文句なく佳曲・名曲が居並ぶ。4曲目「Taking The Queen」5曲目「Darkside Of Aquarius」6曲目「Road To Hell」7曲目「Man Of Sorrows」と、まさに「IRON MAIDENのブルース・ディッキンソン」を堪能できる曲が並ぶのもまた、彼のファンなら聴き逃せないと思う。11曲目に収録されているボーナストラック「The Ghost Of Cain」も、これぞ本当のボーナストラックと言わんばかりの、他の収録曲と何ら見劣りすることのない、むしろとても雰囲気のいい、アルバムのカラーにしっかりハマっている曲。 ブルース・ディッキンソンが並々ならないヴォーカリストであることの証明は、このアルバムが成し遂げたと言って良いと思う。 ……と書いてみたものの、自分は理屈や難しいことは苦手なんで、またこのアルバムを聴いて感動してきますね。
このアルバムのアートワーク、一番好きだなぁ。地球から虹がのびている絵(土星の輪のようにも見える!?) イギリスのあたりから出てきて、向かう先はアメリカ大陸。 自分はこのアートワークを「アメリカマーケットを意識した戦略のあらわれ」だと勝手に解釈w 歌詞・曲名も如実に路線変更。名曲のタイトルは「Lost In Hollywood」ズバリ、ハリウッドに夢中。 他にはポップな「Since You Been Gone」やキャッチーな「All Night Long」などが好き。 リッチー・ブラックモア(Gu) グラハム・ボネット(Vo) コージー・パウエル(Dr) ロジャー・グローヴァー(Ba兼プロデューサー) ドン・エイリー(Key) この最強ラインナップでのアルバムがこれ1枚なのが残念。