ESTRANGED:(心情的に)遠ざかった、疎遠になった、の意味。 USE YOUR ILLUSIONではピアノを導入しているが、それがこのような名曲を生み出した。 呟くように歌うアクセルとピアノによって静かに始まる。そして静寂を突き破るようにはいるスラッシュのギター。これはもう、苦痛と悲壮感に満ちている。 けれども、この曲は悲壮なだけで終わるのではない。まるでプログレな展開で、優しいメロディーに癒され、ラストではドラマティックな中で魂が浄化され……そんな曲。とにかく深い!
さて、コイツは衝撃的問題作だ。 何が問題って、ラスト曲の「MY WORLD」がねぇ……。 USE YOUR ILLUSION Iでの「NOVEMBER RAIN」IIの「BREAKDOWN」「ESTRANGED」という佳曲・名曲を生み出しながら、一方でコレっすか……という衝撃的問題作。 しかし買って後悔していないのは、「ESTRANGED」のおかげ。 他にターミネーター2の「YOU COULD BE MINE」や個人的名曲「PRETTY TIED UP」収録。 USE~Iと一緒に買うよ~に。
曲を詰め込めるだけ詰め込んだだけあって、収録曲は16曲、トータル76分。 捨て曲はもちろんある。それでもこのアルバムは聴かなきゃならない価値を持っている。 なぜなら、とにかく格好良すぎるのだ。それしか言えん自分がもどかしいっ。 名バラード「NOVEMBER RAIN」などを収録。 USE YOUR ILLUSIONはI、II共にイジーのソングラティングの才能が発揮されているが、疾走するハードロックを聴きたいならコチラ……なんていうとコチラしか聴かない人が出現しそうだなぁ。両方買わなきゃダメだすヨ。
clapton chronicles the best of eric clapton 自身のレーベル「ダックレコード」でリリースしたアルバムから選曲したベストアルバム。なので83年のマネー・アンド・シガレッツ(しかしこの作品からは選ばれていないので、リリース2作目で85年のビハインド・ザ・サンから)~98年のピルグリムに新曲を加えた中からセレクトしている。かなりツボを押さえた曲目なので、これからクラプトンを聴き始めるにはもってこいの一枚。 個人的には、アンプラグドのLAYLAよりもDEREK AND THE DOMINOSでのギターをギュインギュイン鳴らしている方が好きかな……。こっちの方も好きだけど、作曲のエピソードを考えると、燃え上がるように激しい原曲の方が◎なので、アンプラグドの次には是非とも原曲の方を聴いてみてください。
WHITESNAKEのバラードといったら、IS THIS LOVEよりも断然コチラ。Metropolisサンに同意。 確かにIS THIS LOVEも良い曲だ。しかし、この曲の魅力は 「静かに降り続ける雨の中、傘もささずにトボトボ歩く男が、路地裏のバーに入り、ウィスキーに浮かぶ氷をジッと眺める……」 という、歌詞と関係ない光景が何故だか思い浮かんでしまうほどの哀愁度にあるのだ。この曲を聴いた後ではIS THIS LOVEが「恋に恋する乙女」となってしまう。 孤独にジッと耐えるカヴァーデイルの背中に惚れます。
超名曲「Stairway To Heaven」が収録されているというだけで買いなのだが、そしたらベスト盤買って満足しちゃう人がいるかもしれない。 しかし、それは勿体ない。 ベストに収録されていない曲というのは、決して「平凡な曲」にカテゴライズされるものではない。むしろ収録されなかった曲こそ聴いてほしい。捨て曲なしの歴史的名盤であることが実感できる筈だから。
50番目の書き込み♪ ジャーマンメタルのアルバムをたくさん所有していた弟が引っ越すまでは『Master Of The Rings』『Time Of The Oath』あたりを借りてよく聞いていたから、個人的にはヴァイキーの曲の方が好きだが、このアルバムの場合、良い曲は全部カイ・ハンセン作曲。 I'm Alive然りFuture World然りHalloween然り… Keeper~は1、2共にカイ・ハンセンとヴァイキーの優れたソング・ライティングのセンスが感じられて、飽きを全く感じないのがいい。
150番目の書き込み♪ 自分が所有する唯一のジャーマンメタルのアルバム(汗)弟がジャーマンメタルのアルバムを多数所有していたために、『Keeper Of The Seven Keys Part 1&2』以外は買わなかったのよねん…。 久しぶりに聞き返してみたよ、早速。「Eagle Fly Free」を聴きたくなって。 しかしなんだかんだで全曲を聴き通してしまった…いや~、まんまとはめられたわ。 「Eagle Fly Free」や「Keeper Of The Seven Keys」「I Want Out」あたりは以前から名曲と思っていたが、 今回は「Dr.Stein」「We Got The Right」といった曲の素晴らしさに気付かされた。 いやはや、キスクのヴォーカルは凄いやね、ホント。
HM/HRばかりを聴いていた耳には、最初は渋く大人しすぎて、有名なLAYLAやWHY DOES LOVE GOT TO BE SO SAD以外はパッとしなかった、というのが最初の感想。 それから約3年後、久しぶりに聴いてみるかな、と棚から取り出し、I LOOKED AWAYが流れてくると… もうそれからはこのアルバムの虜となってしまった、というわけで。いや~、あの頃は若かった!ケツが青かった!今もまだ20代前半だけどさ…(苦笑) 陽気で楽しいロックンロールのKEEP ON GROWING、優しく切ないBELL BOTTOM BLUES、渋い味をみせてくれる数々のブルーズ。 生の感情を表現するようなギターソロは、テクがどうこうスピードがどうこうというのとは別の質をみせてくれる。
タイトル曲「TARKUS」の凄まじさで、後半の小品群が佳作なのに霞んで埋もれがちに見られるのが残念。絶対良い曲だらけだと思うんだけれどなぁ。もっと評価されて良いアルバム。 まずはタイトル曲で組曲形式の「TARKUS」のスリリングな展開に呑み込まれながら呆然とすべし。そして後半はノリノリのロックンロールあり、クラシカルな曲あり、JAZZらしいインストゥルメンタルありでヴァラエティに富んでいる小曲群を楽しもう。彼らの音楽的幅の広さとセンスの良さはこういった曲から感じられる。JAZZらしい「INFINITE SPACE (CONCLUSION)」はHM/HRリスナーにはアピールが低いようだけれど、個人的には後半の楽曲群の中では一番のお気に入り。 タイトル曲「TARKUS」を聴いていたところで母が言った言葉:「何、楽しそうなの聴いているねえ」この名曲に「楽しそうなの」という評価とはなかなか侮れぬ(笑)しかし「楽しい」というのは「ARE YOU READY EDDY?」のハチャメチャロックンロールのことを言うのよ~(汗)
7分超えが当たり前のDREAM THEATER。しかしこの曲はたったの2分30秒。 けれども小品という印象はない。コンパクトにまとめあげられた大作バラード、というのが率直な感想。それはやっぱり次のLEARNING TO LIVEに再登場するからか?次に続くラスト曲LEARNING TO LIVEと一緒に評価という人も多いのも当然。2曲合わせて14分、やっぱり7分超えていたね(笑) ともあれ、IMAGES&WORDSは曲単品としてのクオリティもさることながら、全体の構成も優れている、ということだね。 ピアノの美しい旋律に酔うべし。
ライヴのテンションがダイレクトに伝わってくるような、ライヴアルバムの名盤。 楽曲のテンションや臨場感は、この後にスタジオ盤を聴いたら「え、こんなにおとなしい曲だっけ?」と別曲に聞こえるほど。スタジオ盤で予習して、こっちを聴くのがいいと思う。 曲をお行儀よく演奏するんじゃ、こうはいかない。 DEEP PURPLEというバンドの凄さを知るにはコレが一番。
カヴァデールはIS THIS LOVEよりもドラマティックでエモーショナルなヴォーカルを聴かせてくれる。こっちの方が名曲だと思う。 ジョン・サイクスのギターワークも哀愁感を漂わせ、曲中でのソロではエモーショナルなソロを、クライマックスでは思いっきり疾走する彼らしいソロを聴かせてくれる。 …しかし、なんで日本版サーペンスに普通に入れてくれなかったのかな~。
BON JOVIの名を世界に知らしめた3rdアルバム。 曲としてはライヴでおなじみの「LIVIN' ON A PRAYER」「YOU GIVE LOVE A BAD NAME」「WANTED DEAD OR ALIVE」があるし、「WITHOUT LOVE」「I'D DIE FOR YOU」「RAISE YOUR HANDS」といった佳曲もありの捨て曲なし。 BON JOVIを初体験するならコレから。超名盤。
このアルバムを初めて聴いた時には「なんじゃ、こりゃ!?」とも思ったりしたものですが… しかし聴きこんでくると、気付かなかった良さに気がついてくる。 「お、こいつぅ、こんな隠し球を持っていたなんて」て気分。 OPERATION:MINDCRIMEやEMPIRE以上に複雑に絡み合って深みを増した楽曲は、明らかにそれらとは別格の存在。OPERATION;MINDCRIMEやEMPIREでの一回聴いただけで「これは凄いよ!」と言えるような曲(EYES OF STRANGERやBEST I CAN)とは違うけれども、「こんなに味のある曲があったなんて!」みたいな喜びを味わえること間違いなし。 自分としては、DAMAGED、BRIDGE、SOMEONE ELSE?、OUT OF MIND、LADY JANEの順でベスト5かな。